JPH0716784B2 - 鋳込み用取鍋およびタンディッシュ - Google Patents
鋳込み用取鍋およびタンディッシュInfo
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- JPH0716784B2 JPH0716784B2 JP3223669A JP22366991A JPH0716784B2 JP H0716784 B2 JPH0716784 B2 JP H0716784B2 JP 3223669 A JP3223669 A JP 3223669A JP 22366991 A JP22366991 A JP 22366991A JP H0716784 B2 JPH0716784 B2 JP H0716784B2
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高耐用性、易交換性に
寄与する流出口れんがまたはガス吹込みレンガを設置し
た鋳込み用取鍋およびタンディッシュに関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】例えば取鍋は、転炉、電気炉等で溶解精
練された溶鋼を、普通造塊または連続鋳造に至るまでの
運搬および一時貯鋼を目的とするもので、鋼板製容器の
内側を耐火物でライニングしている。内張り耐火物は鋼
種の造塊方式で異なるが、その使用条件は1550〜1
650℃の高温のもとに、20〜60分間の溶鋼に接す
ることになる。 【0003】鋳込み用取鍋(以下、取鍋という)は溶融
金属流出口として、取鍋内に位置した流出口れんが(受
けれんが、上部ノズルれんが等)と取鍋外に位置したス
ライディングノズル等が設置され、取鍋内の溶鋼はそれ
らを通って鋳型(モールド)へ注入される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】流出口れんがは溶鋼流
による摩耗、高温長時間滞湯による侵食等で、流出口が
溶損拡大し、それに起因して、溶鋼流の乱れ、注入時間
の変化等、鋼品位の低下、製鋼工程のアンバランス等が
生じ、流出口れんがの交換補修が必要になってくる。こ
の交換作業は取鍋内張の耐火物の耐用面(耐スポール性
等)からは高温下で行うことが望ましく、したがって、
作業環境は劣悪である。 【0005】一方、粘土質、ロー石質、高けい酸質、ジ
ルコン質、高アルミナ質等で容器を構成する鋳込み用取
鍋の流出口れんがの中でも、受けれんが等は、隣接する
れんがが異種耐火物の場合は相互反応による溶着等で容
易に離脱できず、その上、交換作業は高温下で重筋労働
であり、従来から該れんがの高耐用と迅速交換が切望さ
れていた。さらに、材質によっては異種耐火物との相互
反応により急速に溶損する場合もある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解消するためになされたもので、溶融金属の流出口れ
んがにおいて、受けれんがを不焼成マグネシア−カーボ
ン質耐火物とし、該受けれんがへ内挿される上部ノズル
またはノズルが異種耐火物である鋳込み用取鍋およびタ
ンディッシュである。 【0007】受けれんがの外周辺耐火物の例としては、
ロー石質、ジルコン質、粘土質等の酸性耐火物であり、
内挿耐火物の例としては、溶融金属流出用ノズルであ
り、高アルミナ質等の中性耐火物、ロー石質、ジルコン
質等の酸性耐火物からなる。 【0008】 【実施例】図1は、従来の取鍋に対して本発明が実施さ
れる個所についての全体の概要を示すもので、(1)は
鉄皮、(2)は粘土質の永久張りれんが、(3)はロー
石質およびジルコン質の内張りれんが、(4)(4’)
はジルコン質の受けれんが、(5)は高アルミナ質上部
ノズルれんが、(6)はスライディングノズルの例であ
る。 【0009】以上のように、取鍋は温度低下による鋳込
み作業の不都合を生じさせないように基本的に熱伝導率
が低い材質であって、カーボン等の熱伝導率の高いもの
を含まない低熱伝導率のれんが(粘土質、ロー石質、高
けい酸質、ジルコン質、高アルミナ質等のれんが)で容
器を構成している。これは流出口内での溶鋼の凝固を防
ぐため、上部ノズルにも要求される。 【0010】図2は、図1の要部拡大図で、(4)
(4’)はそれぞれ上部受けれんが、下部受けれんがを
示し、本発明が実施される個所である。図示例では上下
2分割となっているが、一体物(1個)であってもよ
い。受けれんがは粘土質永久張りれんが(2)および/
またはロー石質、ジルコン質内張り構成れんが(3)と
隣接している(以下、これら受けれんがに隣接するれん
がを隣接れんがと呼ぶ)。(5)は受けれんがに内挿さ
れた上部ノズルれんが、(7)は固定プレート、(8)
は摺動プレート、(9)は下部ノズルである。 【0011】次に前述の問題点を解消するため、流出口
れんがの開発を計画し各種れんがと取鍋スラグとの耐食
性テストを行ない、図3に示すように適正炉材の検討を
行った。図3において、(イ)はロー石れんが(SiO
2 78.2%、R2 O0.2%)、(ロ)はジルコ
ン質れんが(ZrO2 52.1%、SiO2 32
%)、(ハ)は不焼成マグネシア・カーボン質れんが
(MgO 76.5%、FC 16.4%)、(ニ)は
ドロマイト質れんが(MgO 80%、CaO18%)
のそれぞれ溶損指数を示す。 【0012】図3によれば、ドロマイト質れんが(ニ)
が最も優れているが、耐火物の損傷原因は、耐食性、耐
スポーリング性に関する事例が多く、ドロマイト質れん
がの耐スポール性は、マグネシア・カーボン質れんがの
それに較べて劣る。また溶鋼や鋼滓との耐火物の反応
(耐食性)に対しては、マグネシア質耐火物も優れてい
るが、異種耐火物間の相互反応温度について検討すれ
ば、流出口に隣接するれんが(通常は粘土質れんが)と
マグネシアれんがは、1400℃で相互反応を起こし急
速に溶損すること、および耐スポール性に劣るなどで、
マグネシア質れんがは流出口れんがに適当でない。した
がって、通常の取鍋もしくはタンディッシュの容器を構
成するれんがに隣接する流出口れんが材質として不焼成
マグネシア・カーボン質れんがを撰出し、隣接面側に使
用すると、さらに優れた効果を発揮することを見いだし
た。すなわち、カーボンが存在すると、スラグ、溶鋼と
の濡れ難さによる耐食性向上と、隣接するあらゆる耐火
物との高温下での反応,溶着がなく、部分補修交換時離
脱がし易いことである。 【0013】不焼成マグネシア−カーボン質れんがの特
性は、(1)耐食性が良好であること、(2)耐熱、耐
構造スポーリング抵抗性が良好であること、(3)隣接
耐火物と反応,溶着しないことなどであり、その特性を
顕著に発揮する品質としては、次のとおりである。 【0014】カーボンの含有量と耐食性については、カ
ーボン量が増加すれば耐食性も増加するが、耐火物の熱
伝導率上昇に伴う溶融金属容器外鉄板の赤熱化と溶鋼の
温度低下を生じ、鋳込み作業に不都合な状態となる。カ
ーボン含有量は5〜30%、マグネシア70〜95%が
耐食性、耐スポーリング性とも良好である。 【0015】物理的性質においては、見掛気孔率(%)
で1.5〜10の範囲がカーボンの酸化も少なく良好で
ある。本発明の受けれんがの隣接面側にも、この程度の
見掛気孔率にすることにより、緻密れんがとの機能を果
たすことができる。圧縮強さ(kg/cm2 )は溶鋼流に対
する耐摩耗性から、150〜1000の範囲で高い方が
よい。 【0016】該不焼成マグネシア−カーボン質れんがの
製造法は、マグネシア骨材、鱗状黒鉛等のカーボン配合
物をフェノール樹脂等の結合剤と共に混練成形し、20
0〜300℃で加熱硬化させるものである。下記表1に
その品質例を示す。 【0017】 【表1】 嵩比重 見掛気孔率(%) 圧縮強さ(kg/cm2 ) MgO(%) FC(%) 2.76 7.4 350 76.5 16.4 【0018】該れんがを流出口れんがに使用した結果、
れんがの溶鋼通過面への地金、スラグなどの付着も皆無
の状態で、使用後、れんがの交換作業も従来のれんが約
30分に対して、不焼成マグネシア−カーボン質れんが
は含有カーボンの特性である濡れ性と反応性とにより、
隣接するれんが(実施例ではロー石質)との相互反応溶
着がなく、流出口れんがの交換時間が約15分と半分に
短縮された。 【0019】以上は本発明をスライディングノズル方式
での流出口れんがに実施した例を述べたが、第4図に示
すように、連続鋳造用タンディッシュでの受けれんが
(4)(4’)の隣接面側にも実施できる。(12)は
ノズル、(13)は浸漬ノズルを示す。 【0020】【発明の効果】以上により、受けれんがの材質として不
焼成マグネシア−カーボン質れんがは、(1)溶鋼との
接触面に地金およびスラグの付着が少なく交換補修が容
易であることが実証され、さらに受けれんがの隣接れん
がとの隣接面側の材質に不焼成マグネシア−カーボン質
れんがを用いると、受けれんがに隣接するれんが(実施
例では高けい酸ロー石質れんが)との相互反応がなく、
隣接れんがに悪影響を与えず、相互反応溶着もなく交換
補修も容易であることなどが確認され、製鋼作業に大き
く寄与することが実証された。(2)また、不焼成マグ
ネシア−カーボン質れんがの材質であるが故の耐食性、
耐スポール性が非常に良好であること、(3)均一な微
少溶損で溶鋼流出が整流であることによって受けれんが
自体の寿命も長くなり、ノズルれんが等の数多い取替え
補修に耐えることができる。 【0021】
寄与する流出口れんがまたはガス吹込みレンガを設置し
た鋳込み用取鍋およびタンディッシュに関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】例えば取鍋は、転炉、電気炉等で溶解精
練された溶鋼を、普通造塊または連続鋳造に至るまでの
運搬および一時貯鋼を目的とするもので、鋼板製容器の
内側を耐火物でライニングしている。内張り耐火物は鋼
種の造塊方式で異なるが、その使用条件は1550〜1
650℃の高温のもとに、20〜60分間の溶鋼に接す
ることになる。 【0003】鋳込み用取鍋(以下、取鍋という)は溶融
金属流出口として、取鍋内に位置した流出口れんが(受
けれんが、上部ノズルれんが等)と取鍋外に位置したス
ライディングノズル等が設置され、取鍋内の溶鋼はそれ
らを通って鋳型(モールド)へ注入される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】流出口れんがは溶鋼流
による摩耗、高温長時間滞湯による侵食等で、流出口が
溶損拡大し、それに起因して、溶鋼流の乱れ、注入時間
の変化等、鋼品位の低下、製鋼工程のアンバランス等が
生じ、流出口れんがの交換補修が必要になってくる。こ
の交換作業は取鍋内張の耐火物の耐用面(耐スポール性
等)からは高温下で行うことが望ましく、したがって、
作業環境は劣悪である。 【0005】一方、粘土質、ロー石質、高けい酸質、ジ
ルコン質、高アルミナ質等で容器を構成する鋳込み用取
鍋の流出口れんがの中でも、受けれんが等は、隣接する
れんがが異種耐火物の場合は相互反応による溶着等で容
易に離脱できず、その上、交換作業は高温下で重筋労働
であり、従来から該れんがの高耐用と迅速交換が切望さ
れていた。さらに、材質によっては異種耐火物との相互
反応により急速に溶損する場合もある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解消するためになされたもので、溶融金属の流出口れ
んがにおいて、受けれんがを不焼成マグネシア−カーボ
ン質耐火物とし、該受けれんがへ内挿される上部ノズル
またはノズルが異種耐火物である鋳込み用取鍋およびタ
ンディッシュである。 【0007】受けれんがの外周辺耐火物の例としては、
ロー石質、ジルコン質、粘土質等の酸性耐火物であり、
内挿耐火物の例としては、溶融金属流出用ノズルであ
り、高アルミナ質等の中性耐火物、ロー石質、ジルコン
質等の酸性耐火物からなる。 【0008】 【実施例】図1は、従来の取鍋に対して本発明が実施さ
れる個所についての全体の概要を示すもので、(1)は
鉄皮、(2)は粘土質の永久張りれんが、(3)はロー
石質およびジルコン質の内張りれんが、(4)(4’)
はジルコン質の受けれんが、(5)は高アルミナ質上部
ノズルれんが、(6)はスライディングノズルの例であ
る。 【0009】以上のように、取鍋は温度低下による鋳込
み作業の不都合を生じさせないように基本的に熱伝導率
が低い材質であって、カーボン等の熱伝導率の高いもの
を含まない低熱伝導率のれんが(粘土質、ロー石質、高
けい酸質、ジルコン質、高アルミナ質等のれんが)で容
器を構成している。これは流出口内での溶鋼の凝固を防
ぐため、上部ノズルにも要求される。 【0010】図2は、図1の要部拡大図で、(4)
(4’)はそれぞれ上部受けれんが、下部受けれんがを
示し、本発明が実施される個所である。図示例では上下
2分割となっているが、一体物(1個)であってもよ
い。受けれんがは粘土質永久張りれんが(2)および/
またはロー石質、ジルコン質内張り構成れんが(3)と
隣接している(以下、これら受けれんがに隣接するれん
がを隣接れんがと呼ぶ)。(5)は受けれんがに内挿さ
れた上部ノズルれんが、(7)は固定プレート、(8)
は摺動プレート、(9)は下部ノズルである。 【0011】次に前述の問題点を解消するため、流出口
れんがの開発を計画し各種れんがと取鍋スラグとの耐食
性テストを行ない、図3に示すように適正炉材の検討を
行った。図3において、(イ)はロー石れんが(SiO
2 78.2%、R2 O0.2%)、(ロ)はジルコ
ン質れんが(ZrO2 52.1%、SiO2 32
%)、(ハ)は不焼成マグネシア・カーボン質れんが
(MgO 76.5%、FC 16.4%)、(ニ)は
ドロマイト質れんが(MgO 80%、CaO18%)
のそれぞれ溶損指数を示す。 【0012】図3によれば、ドロマイト質れんが(ニ)
が最も優れているが、耐火物の損傷原因は、耐食性、耐
スポーリング性に関する事例が多く、ドロマイト質れん
がの耐スポール性は、マグネシア・カーボン質れんがの
それに較べて劣る。また溶鋼や鋼滓との耐火物の反応
(耐食性)に対しては、マグネシア質耐火物も優れてい
るが、異種耐火物間の相互反応温度について検討すれ
ば、流出口に隣接するれんが(通常は粘土質れんが)と
マグネシアれんがは、1400℃で相互反応を起こし急
速に溶損すること、および耐スポール性に劣るなどで、
マグネシア質れんがは流出口れんがに適当でない。した
がって、通常の取鍋もしくはタンディッシュの容器を構
成するれんがに隣接する流出口れんが材質として不焼成
マグネシア・カーボン質れんがを撰出し、隣接面側に使
用すると、さらに優れた効果を発揮することを見いだし
た。すなわち、カーボンが存在すると、スラグ、溶鋼と
の濡れ難さによる耐食性向上と、隣接するあらゆる耐火
物との高温下での反応,溶着がなく、部分補修交換時離
脱がし易いことである。 【0013】不焼成マグネシア−カーボン質れんがの特
性は、(1)耐食性が良好であること、(2)耐熱、耐
構造スポーリング抵抗性が良好であること、(3)隣接
耐火物と反応,溶着しないことなどであり、その特性を
顕著に発揮する品質としては、次のとおりである。 【0014】カーボンの含有量と耐食性については、カ
ーボン量が増加すれば耐食性も増加するが、耐火物の熱
伝導率上昇に伴う溶融金属容器外鉄板の赤熱化と溶鋼の
温度低下を生じ、鋳込み作業に不都合な状態となる。カ
ーボン含有量は5〜30%、マグネシア70〜95%が
耐食性、耐スポーリング性とも良好である。 【0015】物理的性質においては、見掛気孔率(%)
で1.5〜10の範囲がカーボンの酸化も少なく良好で
ある。本発明の受けれんがの隣接面側にも、この程度の
見掛気孔率にすることにより、緻密れんがとの機能を果
たすことができる。圧縮強さ(kg/cm2 )は溶鋼流に対
する耐摩耗性から、150〜1000の範囲で高い方が
よい。 【0016】該不焼成マグネシア−カーボン質れんがの
製造法は、マグネシア骨材、鱗状黒鉛等のカーボン配合
物をフェノール樹脂等の結合剤と共に混練成形し、20
0〜300℃で加熱硬化させるものである。下記表1に
その品質例を示す。 【0017】 【表1】 嵩比重 見掛気孔率(%) 圧縮強さ(kg/cm2 ) MgO(%) FC(%) 2.76 7.4 350 76.5 16.4 【0018】該れんがを流出口れんがに使用した結果、
れんがの溶鋼通過面への地金、スラグなどの付着も皆無
の状態で、使用後、れんがの交換作業も従来のれんが約
30分に対して、不焼成マグネシア−カーボン質れんが
は含有カーボンの特性である濡れ性と反応性とにより、
隣接するれんが(実施例ではロー石質)との相互反応溶
着がなく、流出口れんがの交換時間が約15分と半分に
短縮された。 【0019】以上は本発明をスライディングノズル方式
での流出口れんがに実施した例を述べたが、第4図に示
すように、連続鋳造用タンディッシュでの受けれんが
(4)(4’)の隣接面側にも実施できる。(12)は
ノズル、(13)は浸漬ノズルを示す。 【0020】【発明の効果】以上により、受けれんがの材質として不
焼成マグネシア−カーボン質れんがは、(1)溶鋼との
接触面に地金およびスラグの付着が少なく交換補修が容
易であることが実証され、さらに受けれんがの隣接れん
がとの隣接面側の材質に不焼成マグネシア−カーボン質
れんがを用いると、受けれんがに隣接するれんが(実施
例では高けい酸ロー石質れんが)との相互反応がなく、
隣接れんがに悪影響を与えず、相互反応溶着もなく交換
補修も容易であることなどが確認され、製鋼作業に大き
く寄与することが実証された。(2)また、不焼成マグ
ネシア−カーボン質れんがの材質であるが故の耐食性、
耐スポール性が非常に良好であること、(3)均一な微
少溶損で溶鋼流出が整流であることによって受けれんが
自体の寿命も長くなり、ノズルれんが等の数多い取替え
補修に耐えることができる。 【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される溶融金属容器の1例である
取鍋の縦断面図である。 【図2】図1の要部拡大縦断面図である。 【図3】各種れんがの耐食性比較試験結果を示す図表で
ある。【図4】 本発明の連続鋳造用タンディッシュ方式におけ
る要部縦断面図である。
取鍋の縦断面図である。 【図2】図1の要部拡大縦断面図である。 【図3】各種れんがの耐食性比較試験結果を示す図表で
ある。【図4】 本発明の連続鋳造用タンディッシュ方式におけ
る要部縦断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】溶融金属の流出口れんがにおいて、
受けれんがを不焼成マグネシア‐カーボン質耐火物と
し、該受けれんがへ内挿される上部ノズルまたはノズル
が異種耐火物である鋳込み用取鍋およびタンディッシ
ュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3223669A JPH0716784B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 鋳込み用取鍋およびタンディッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3223669A JPH0716784B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 鋳込み用取鍋およびタンディッシュ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7657280A Division JPS574375A (en) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | Vessel for molten metal |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058020A JPH058020A (ja) | 1993-01-19 |
| JPH0716784B2 true JPH0716784B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=16801798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3223669A Expired - Lifetime JPH0716784B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 鋳込み用取鍋およびタンディッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0716784B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101985173B (zh) * | 2010-07-20 | 2012-05-30 | 郑州振东科技有限公司 | 钢包内衬贴补方法 |
| CN104972103B (zh) * | 2015-07-15 | 2017-06-30 | 武汉钢铁(集团)公司 | 复合式钢包永久层浇注体 |
| CN107382333A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-11-24 | 常州莱尚纺织品有限公司 | 一种抗渣钢包浇注料的制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-08-09 JP JP3223669A patent/JPH0716784B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH058020A (ja) | 1993-01-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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