JPH0716957B2 - サイディング材成形用の発泡硬化搬送装置 - Google Patents

サイディング材成形用の発泡硬化搬送装置

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JPH0716957B2
JPH0716957B2 JP62158484A JP15848487A JPH0716957B2 JP H0716957 B2 JPH0716957 B2 JP H0716957B2 JP 62158484 A JP62158484 A JP 62158484A JP 15848487 A JP15848487 A JP 15848487A JP H0716957 B2 JPH0716957 B2 JP H0716957B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はサイディング材成形用の発泡硬化搬送装置の
改良に関し、サイディング材の断面形状が変化しても簡
単に対応して基材上の発泡材の発泡および硬化を規制し
ながら搬送できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
建築物の外装材のひとつに金属薄板をほぼ樋状に成形し
たのち、この部分にポリウレタン等の発泡性合成樹脂を
接着一体化した複合材であるサイディング材があり、軽
量化をはかって取扱いや施工を容易にするとともに、断
熱や遮音等にも利用されている。
このようなサイディング材を用いた外装施工の方法に、
例えば第5図に示すように、各サイディング材1を平面
状に貼り付けるものと、第6図に示すように、各サイデ
ィング材2を予め異なる厚さに成形しておき、よろい状
に貼り付けるものとがある。
このようなサイディング材1,2は、施工時に上下の端部
となる部分を幅方向にして成形が行なわれ、両側部を所
定の形状に成形してほぼ樋状にしたのち、発泡材注入装
置で発泡性合成樹脂を注入し、次いで紙等の裏面材を当
て、これらを上下にコンベアを配置して構成した発泡硬
化搬送装置に送って発泡圧を支持しながら硬化させて送
り出すようにし、その後、切断して製品としている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来から使用されている発泡硬化搬送装置は、スラット
コンベアを上下に配置したものが多く、幅方向の厚さが
一定のサイディング材1を成形していた状態から、幅方
向の厚さが異なるサイディング材2を成形しようとする
場合には、上側のスラットコンベアの各スラットにアタ
ッチメントを取付けてスラットコンベア面を水平に保持
したまま成形ができるようにしている。
ところが、通常、サイディング材1,2の成形ラインのラ
イン速度が高く、しかも発泡硬化に必要な時間との関係
から発泡硬化搬送装置の長さが長く20m以上になること
もあり、各スラットへのアタッチメントの取付個数が非
常に多く、煩雑であるとともに、成形ラインの休止時間
が非常に長くなるという問題がある。
この発明はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、断面形状が異なる場合にも簡単に対応でき、運転
休止時間を短縮することができるサイディング材成形用
の発泡硬化搬送装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するためこの発明は、ほぼ樋状の基材
上に発泡性合成樹脂を注入したのち、上下に配置した無
端式搬送機構で挾んで搬送しながら発泡硬化させてサイ
ディング材とする装置において、前記基材と発泡性合成
樹脂との上側に配置される前記無端式搬送機構を無端ベ
ルトとこれを背面から支持する複数のベルトローラとで
構成するとともに、これらベルトローラを搬送入口側で
は発泡圧力に応じて小さなピッチで配列する一方、これ
ら上下の無端式搬送機構の少なくともいずれか一方をサ
イディング材の断面形状に対応して搬送直角方向に傾動
可能に支持する支持傾動機構を当該無端式搬送機構の支
持フレームと固定フレームとの間に設けたことを特徴と
するものである。
〔作用〕
ほぼ樋状の基材上に発泡材を注入して搬送しながら規制
して発泡硬化させる上側の無端式搬送機構を無端ベルト
とこれを背面から支持する複数のベルトローラとで構成
し、大きな発泡圧力を支持する必要のある搬送入口側の
ベルトローラを小さなピッチで配列するようにする一
方、上下の無端式搬送機構の上下いずれか、あるいは両
方をライン直角方向(水平方向)に全体を傾斜できるよ
うにして断面形状の異なるサイディング材の成形に対応
できるようにするとともに、コンベアベルト等の蛇行の
問題を解消し、連続運転に支障がないようにしている。
また、無端式搬送機構をサイディング材の断面形状に応
じて傾ける支持傾動機構を無端式搬送機構の支持フレー
ムと固定側の固定フレームとの間に設けるようにしてお
り、がたが生じることなく、傾けた状態を確実に保持す
ることができるようになる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
この発明のサイディング材成形用の発泡硬化搬送装置
は、第1図に横断面構造を、第2図に縦断面構造をそれ
ぞれ示すように、成形ラインを上下に挾んで2組の無端
式搬送機構I,IIが配置され、これら2組の無端式搬送機
構I,II全体がケーシングIIIで覆われ、内部を発泡性合
成樹脂を発泡・硬化させるのに必要な温度、例えば50〜
90℃程度に加熱装置IVで加熱できるようになっている。
2組の無端式搬送機構I,IIのうち、成形ラインの下側に
配置される無端式搬送機構Iは、スラットコンベアで構
成されており、その搬送面が水平となるように一定ピッ
チで配置された支持ローラ11および案内ローラ12が支持
レール13および案内レール14に沿って走行するようにな
っており、両端部の端部スプロケット15,16に無端のチ
ェーンがかけられている。そして、スラットコンベアの
各スラット17の表面には、サイディング材1,(2)の表
面に傷をつけないようにゴム等のライニングが施こして
ある。
一方、このスラットコンベアIと成形ラインを挾んで対
向する上側の無端式搬送機構IIは、サイディング材1,
(2)に注入された発泡性合成樹脂を裏面材を介して押
えながら反応、発泡、硬化を行なうため、均一に押圧規
制できるようベルトコンベアで構成されるとともに、断
面形状の異なるサイディング材1,2に対応して搬送直角
方向で水平方向に対して傾斜できるようになっている。
このため搬送方向の左右両側に搬送長さに対応した支持
フレーム21が配置され、この支持フレーム21の下側にベ
ルトローラ22が多数設けられ、搬送入口側のピッチが小
さく、出口側のピッチが大きくなるよう配列されてお
り、発泡初期の大きな発泡圧を支持できるようになって
いる。また、支持フレーム21の上側には、ベルト23の張
力調整機構24が設置され、支持フレーム21両端部の端部
ローラ25,26間に無端状に配置されたベルト23の張力を
調整できるようになっている。
このようなベルトコンベアの支持フレーム21は、発泡硬
化搬送装置の枠組されたフレーム27に配置した支持傾動
機構28で支持されている。
この支持傾動機構28は、第1図中に拡大して示すよう
に、フレーム27に垂直なねじ軸29が回転できるよう支持
され、このねじ軸29にベルトコンベアの支持フレーム21
との接触面が突き出した2つの傾斜30aを備えた傾動用
ナット30がねじ込まれ、傾動用ナット30の搬送方向前後
の支持部30bが支持フレーム21に取付けられた一対の固
定金具31の支持穴31aに挿通され、しかも固定金具31の
フレーム27との接触面にも突き出した2つの斜面31bが
形成されている。
したがって、左右両側の支持フレーム21に対応するねじ
軸29のいずれかを操作し、例えば一方の傾動用ナット30
を下降して他方はそのままとしたり、あるいは、他方の
傾動用ナット30を上昇して一方をそのままとすることで
各傾動用ナット30の支持部30bを中心に支持フレーム21
が傾斜し、固定金具31の斜面31bがフレーム27に当接し
た状態に保持される。
このようなベルトコンベアの傾斜操作は、長尺な支持フ
レーム21が剛体であることから搬送方向複数箇所を同時
に操作する必要があり、第3図に一部分を拡大して示す
ように、左右のねじ軸29の上端にウォーム機構32のウォ
ームホィールが取付けられ、ウォームが取付けられたそ
れぞれの操作軸33がフレーム27の上端部に搬送方向に沿
って配置されて一本に連結した状態とされるとともに、
左右の操作軸33が手動クラッチを介して連結軸で連結し
てあり、手動クラッチを開放し、一方の操作軸33を昇降
するようにして一箇所から同時に操作できるようになっ
ており、手動クラッチを係合し、2本の操作軸33を同時
に操作してコンベア全体を昇降できるようになってい
る。
これら上下の無端式搬送機構I,IIを構成するスラットコ
ンベアおよびベルトコンベアは搬送速度が同一でない
と、サイディング材1,(2)との間にすべりを生じ製品
の表面に傷ができるおそれがあるため、第4図に示すよ
うに、スラットコンベアの搬送方向出口側の端部スプロ
ケット16およびベルトコンベアの搬送方向出口側の端部
ローラ26を1台の駆動モータ(図示せず)で同期回転駆
動するようになっており、減速機34からの2本の出力軸
にユニバーサル継手を備えた中間軸35,36が連結され、
端部スプロケット16および端部ローラ26をそれぞれ逆方
向に同一搬送速度で駆動するようになっている。
このような上下2組の無端式搬送機構I,IIが設置された
ケーシングIII内に設置される加熱装置IVは、第2図に
示すように、下側のスラットコンベアのループ内に温風
吹き出しダクト41が設置され、この温風吹き出しダクト
41の上面に多数取付けられたノズル42から温風を出して
スラット17の裏面から加熱するようになっている。
この温風吹き出しダクト41には、上記加熱器43で加熱さ
れた温風を送給する送風機44が接続されており、搬送方
向前後に2つに分割されて設置(搬送方向前方のものは
図示省略してある。)してある。
さらに、上側のベルトコンベアのベルト23のループの上
方にも温風吹き出しダクト45が設置され、その下面に下
向きに開口したノズル46が多数取付けられ、サイディン
グ材1,(2)の裏面材と直接接触することになるベルト
23の表面を予熱するようになっており、スラットコンベ
アに対しては搬送方向全長にわたって温風吹き出しダク
ト41が設置されるのに対し、ベルトコンベアに対する温
風吹き出しダクト45は搬送方向基端部にのみ設置した
り、コンベアの全長にわたって設置している。
こうして上下の温風吹き出しダクト41,45によりスラッ
ト17を間接的に加熱し、ベルト23の表面を直接加熱する
と同時に、ケーシングIIIで囲まれた空間を50〜90℃程
度の発泡性合成樹脂の発泡,硬化に最適な温度に保持す
る。
かように構成したサイディング材成形用の発泡硬化搬送
装置によれば、例えば第5図に示すような平面状に貼り
付けるサイディング材1を成形する場合には、前工程に
おいて、幅方向に同一深さのほぼ樋状に成形された基材
1a上に発泡性合成樹脂1bを注入し、その上に紙等の裏面
材1cを当てて送出されたサイディング材1が予め加熱装
置IVで加熱した上下のスラットコンベアIとベルトコン
ベアIIとの間に送られる。
これらスラットコンベアIとベルトコンベアIIは、図示
しない駆動モータで同一の搬送速度となるよう運転さ
れ、搬送する間に、上側のベルトコンベアのベルト23で
発泡性合成樹脂1bの発泡圧が押えられて所定の厚さに発
泡,硬化されて次工程の切断装置等に送られる。
したがって、このような幅方向の厚さが一様なサイディ
ング材1の成形時には、上側のベルトコンベアIIのベル
ト23は水平位置となるようにしておく。
一方、この発泡硬化搬送装置により、例えば第6図に示
すようなよろい状に貼り付けるサイディング材2を成形
する場合には、前工程からは、基材2aの成形の際に幅方
向の厚さの変化に応じた深さに変化のあるほぼ樋状とさ
れ、この中に発泡性合成樹脂2bが注入され、その上に紙
等の裏面材2cが当てられ、基材2aを水平とし、裏面材2c
側が傾斜した状態で送出されてくる。
そこで、このサイディング材2の幅方向の厚さの変化に
対応できるよう予めベルトコンベアのベルト23の面を調
整する。すなわち、操作軸33を回転してウォーム機構32
を介してねじ軸29を回転し、傾動用ナット30を昇降する
ことで支持フレーム21ごと上側のベルトコンベアII全体
を傾斜する。
こうして下側の無端式搬送機構Iであるスラットコンベ
アの搬送面を水平とする一方で、上側の無端式搬送機構
IIであるベルトコンベアの搬送面(通常のベルトコンベ
アと異なり、下側のベルトの外表面が搬送面に相当す
る。)をサイディング材2の幅方向の厚さに対応した傾
斜面とし、発泡性合成樹脂2bの発泡圧を押えながら所定
の形状に発泡,硬化させて次工程の切断装置等に送る。
このように上側の無端式搬送機構IIであるベルトコンベ
アを支持フレーム21ごと全体を傾斜できるようにしたの
で、サイディング材1,2のように幅方向の厚さが異なる
ものでも操作軸33の操作だけで簡単に対応できる。
また、サイディング材1,2と接触するベルト23の下側だ
けを傾斜する場合に生ずるようなベルト23の蛇行を招く
ことがなく、傾斜した状態で安定させて運転することが
できる。
さらに、サイディング材2の成形の際、発泡性合成樹脂
2bを注入する場合に基材2aを水平に保持でき、傾斜状態
の基材2a上に発泡性合成樹脂2bを注入して低い方に多量
に偏在させることなく均一に流して発泡させることがで
きるとともに、発泡密度を一定に保持することが容易と
なる。
なお、上記実施例では、上側の無端式搬送機構をベルト
コンベアとし、下側の無端式搬送機構をスラットコンベ
アとしたが、下側もベルトコンベアで構成しても良く、
搬送と発泡圧の支持とが両立できるよう、ベルトコンベ
アを下側に配置する場合には、ローラの数を増大する等
の構造の工夫で対応する。
また、サイディング材の形状に応じて傾斜させる無端式
搬送機構を上側だけとしたが、傾斜させた基材に発泡性
合成樹脂を注入して傾斜を利用して流下させるようにす
る場合等には、下側のものを傾斜するよう構成すれば良
く、サイディング材の形状によっては上下の無端式搬送
機構の両方を傾斜できるようにすることもできる。
さらに、無端式搬送機構の支持傾動機構としては、2つ
の斜面を持つ部材をヒンジのように連結した図示例に限
らず、他の機構でも良く、搬送方向全長を傾斜させて支
持できる構造であれば良い。
〔発明の効果〕
以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの発
明のサイディング材成形用の発泡硬化搬送装置によれ
ば、ほぼ樋状の基材上に発泡材を注入し、これを搬送し
ながら発泡硬化させてサイディング材にする装置を構成
する上側の無端式搬送機構を無端ベルトとこれを背面か
ら支持する複数のベルトローラとで構成し、これら複数
のベルトローラのうち搬送入口側のベルトローラを小さ
なピッチで配列するようにしたので、連続製造にともな
う発泡圧力に応じて支持することが可能となり、発泡初
期の大きな発泡圧力を支持しながら、必要なベルトロー
ラを最少限にすることができる。さらに、上下の無端式
搬送機構の少なくともいずれか一方をサイディング材の
断面形状に対応して搬送直角方向に傾動可能に設けたの
で、断面形状が異なるサイディング材の成形の場合にも
無端式搬送機構を傾斜させるだけで簡単に対応でき、従
来のようにスラットコンベアの各スラットにアタッチメ
ントを取付ける場合に比べ、短時間に対応でき、成形ラ
インの運転休止時間を大幅に短縮できる。
また、無端式搬送機構のサイディング材の接触面側のみ
ならず、全体を傾斜するようにしたので、ベルトの蛇行
等の運転上の問題もなく長時間の連続運転も可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの発明のサイディング材成形用の発
泡硬化搬送装置の一実施例にかかり、第1図は横断面
図、第2図は縦断面図、第3図は一部分の拡大縦断面
図、第4図は駆動装置の横断面図、第5図および第6図
はそれぞれこの発明の成形対象のサイディング材の外観
斜視図である。 1,2……サイディング材、1a,2a……基材、1b,2b……発
泡性合成樹脂、1c,2c……裏面材、I,II……無端式搬送
機構、III……ケーシング、IV……加熱装置、28……支
持傾動機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ樋状の基材上に発泡性合成樹脂を注入
    したのち、上下に配置した無端式搬送機構で挾んで搬送
    しながら発泡硬化させてサイディング材とする装置にお
    いて、前記基材と発泡性合成樹脂との上側に配置される
    前記無端式搬送機構を無端ベルトとこれを背面から支持
    する複数のベルトローラとで構成するとともに、これら
    ベルトローラを搬送入口側では発泡圧力に応じて小さな
    ピッチで配列する一方、これら上下の無端式搬送機構の
    少なくともいずれか一方をサイディング材の断面形状に
    対応して搬送直角方向に傾動可能に支持する支持傾動機
    構を当該無端式搬送機構の支持フレームと固定フレーム
    との間に設けたことを特徴とするサイディング材成形用
    の発泡硬化搬送装置。
JP62158484A 1987-06-25 1987-06-25 サイディング材成形用の発泡硬化搬送装置 Expired - Fee Related JPH0716957B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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