JPH07172039A - インクジェット記録シート - Google Patents
インクジェット記録シートInfo
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- JPH07172039A JPH07172039A JP6163496A JP16349694A JPH07172039A JP H07172039 A JPH07172039 A JP H07172039A JP 6163496 A JP6163496 A JP 6163496A JP 16349694 A JP16349694 A JP 16349694A JP H07172039 A JPH07172039 A JP H07172039A
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Abstract
高く、真円に近い記録ドットの得られる微塗工タイプの
インクジェット記録シートを提供する。 【構成】 支持体上にインク受理層を設けたインクジェ
ット記録シートにおいて、該支持体が、好ましくは、填
料として炭酸カルシウム、内添サイズ剤としてアニオン
性中性ロジンサイズ剤を含有してなる中性紙であり、該
インク受理層組成物中に、100nm以下の一次粒子径
である超微粒子無機顔料、より好ましくは、非球状のカ
チオン性コロイダルシリカと炭素数10以上の疎水基を
持つ表面サイズ剤とを含有することを特徴とするインク
ジェット記録シート。更に好ましくは、インク受理層の
塗工量及び表面サイズ剤の使用量をそれぞれ特定するも
のである。
Description
ートに関するものであり、更に詳しくは、インク吸収性
に優れ、且つインクの滲みムラが小さく、重色記録され
た画像濃度や色彩性も高く、取り扱いはより上質紙に近
い微塗工タイプのインクジェット記録シートに関するも
のである。
原理によりインクの微小液滴を飛翔させてインクジェッ
ト記録シートに画像、文字等の記録を行なうものである
が、高速、低騒音、多色化が容易、現像定着が不要であ
ることから急速に普及している。更に、多色インクジェ
ット方式により得られる画像は、製版方式による多色印
刷やカラー写真方式による印画と比較しても、遜色のな
い記録を得られることからフルカラー画像記録分野にま
で広く応用されつつある。
記録シートとしては、通常の印刷や筆記に使われる上質
紙やコーテッド紙を使うべく、装置やインク組成の面か
ら努力がなされてきた。しかし、装置の高速化・高精細
化或はフルカラー化等インクジェット記録装置の性能の
向上や用途の拡大に伴い、記録シートに対してもより高
度な特性が要求されるようになった。
トの濃度が高く、色調が明るく鮮やかであること、イン
クの吸収が早くて印字ドットが重なった場合においても
インクが流れ出したり滲んだりしないこと、印字ドット
の横方向への拡散が必要以上に大きくなく、且つ周辺が
滑らかでぼやけないこと等が要求される。
は、所謂、上質紙・ボンド紙等に代表される普通紙タイ
プと上質紙等の紙、合成紙、合成樹脂フィルム等の支持
体面上にインク受理層を設けた塗工タイプに大別され
る。
工タイプ、10〜20g/m2程度の中塗工タイプ、20g/
m2以上の高塗工タイプの各インクジェット記録シートが
ある。
下限の塗工量0.5〜5g/m2の微塗工タイプが普通紙に
近いものとなり、外観的にも、取扱いとしても好まし
く、この微塗工タイプが望まれてきている。しかし、カ
ラー記録の場合は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの単色記録だけでなく、これらの色を重ねて重色記
録され、インク付着量が極めて多くなるため、微塗工タ
イプの場合は、塗工層でインクが吸収しきれなくなるこ
とから、比較的低サイズ度の原紙を使用して、支持体の
原紙自体で付着インクの一部を吸収させる必要がでてき
ている。
6665号公報には、坪量60g/m2基準のステキヒトサ
イズ度が4秒以下の基紙上に、微粒シリカと水溶性高分
子バインダーとを含む塗工層を設けたインクジェット記
録シートの例が開示され、特開昭59−38087公報
には、サイズ度が0〜10秒である基材上に、インク吸
収層を設けたインクジェット記録材の例が開示され、特
開昭59−9516号公報には、ステキヒトサイズ度0
〜5秒の原紙にポリビニルピロリドン等を含浸したイン
クジェット記録用紙の例が開示されている。
用いられている。これは、インクジェット記録シートに
インクが与えられた時、塗工層、即ちインク受理層で吸
収したインクの余剰分を原紙に吸収させようとするもの
であり、原紙を低サイズ度とすることで解決しようとし
ている。
インクを吸収させようとする場合、サイズ剤の違いによ
り微小領域でのサイズ性の均一性が異なるため、原紙の
幅方向への滲みムラを生じ、鮮明性ある記録画像を得る
には至っていない。
工量のインク受理層からなる場合、比較的低サイズ度の
原紙を使用して支持体自体で付着インクの一部を吸収さ
せているが、サイズ剤の違いにより微小領域でのサイズ
性の均一性が異なる。
は、その表面において、パルプ繊維の絡み合った凹凸に
均一に塗工されないためにパルプ繊維の露呈が甚だしい
状態にある。このため、付着インクは、インク受理層表
面で所望の形状の記録ドットを形成することなく、露呈
したパルプ繊維に沿って支持体、即ち原紙内部に浸透し
ていき、記録ドットが滲んで広がった形状を呈すること
になる。言い替えれば、記録画像の鮮明性に欠けたもの
となるのである。
ートの中でも、より普通紙に近い微塗工タイプのインク
ジェット記録シートにおいて、特に記録された画像濃度
や色彩性が高く、真円に近い記録ドットやインクの滲み
ムラのない画像が得られ、インク吸収性を併せ持つイン
クジェット記録シートを得ることを目的とするものであ
る。
み鋭意研究した結果、インクの横方向への拡散が適度で
あり、且つドットの周辺が滑らかで、多色印字をしても
インクが溢れて滲じまず、インク吸収性を持ちながら画
像濃度が高く、色調も明るく鮮やかなインクジェット記
録シートを発明するに至った。
は、支持体上にインク受理層を設けたインクジェット記
録シートにおいて、該インク受理層組成物中に、炭素数
10以上の直鎖又は分岐した飽和もしくは不飽和炭化水
素の少なくとも1種を疎水基として分子内に導入した表
面サイズ剤と100nm以下の一次粒子径を有する超微
粒子無機顔料とを含有することを特徴とするものであ
る。
は、填料として炭酸カルシウム、内添サイズ剤としてア
ニオン性中性ロジンサイズ剤を含有してなる中性紙であ
ることが好ましい。
料が、非球状カチオン性コロイダルシリカであることが
好ましい。
は、好ましくはインク受理層の塗工量が0.5〜5.0
g/m2であり、 且つ表面サイズ剤が該インク受理層組成
物の0.2〜5重量%である。
について、詳細に説明する。本発明が該当する微塗工タ
イプインクジェット記録シ−トの特性から見ると、原紙
のサイズ度は、画像濃度、インク吸収速度、解像力に大
きな影響を及ぼす。例えば、画像濃度への影響として
は、低サイズ紙に印字した場合に、インクと染料は原紙
層内部に深く浸透するために、画像濃度が低下し満足で
きる印字品質は得られない。更に、インク吸収速度に対
する影響としては、混色で色を表現するカラー印字の場
合に2色目が印字される時には、1色目のインクは吸収
されているか殆ど表面に残っていないことが解像力の点
から必要とされ、それが重要な特性の一つとなってい
る。
に選択的に留まることはなく、画像濃度とドットの真円
性の改良は極僅かであり、吸収速度へのマイナス効果の
方が大きい。
は、原紙層内部にインクを吸収させる必要のあることは
前述したとおりである。コートタイプでは、通常インク
吸収材として、特開平−133685号公報の様な吸油
量の大きい微粉体シリカを用いている。しかし、粉体シ
リカは吸収量という点では優れているものの、染料の吸
着という点では多少劣っている。
収材によりコントロールできる部分もあるが、多色印字
における画像濃度、色彩性やドットの形状のバランスを
取ることは不可能であることが判明した。
0nm以下の超微粒子無機顔料、好ましくは非球状カチ
オン性コロイダルシリカを用いることで、インク中の染
料を選択的に吸着させられることが判明したが、それだ
けではドット形状の改良、即ちインクのにじみは防止で
きないことも明らかになった。
表面でのインクのにじみを防止し、ドットの形状を改良
するためには、インク吸収力のある原紙に疎水性の高い
炭素数10以上の直鎖又は分岐した飽和もしくは不飽和
炭化水素の少なくとも1種を疎水基として分子内に導入
した表面サイズ剤を塗工することにより、真円に近いド
ット形状と吸収速度を同時に得られることが判明した。
しかし、一般的に用いられているスチレン−アクリル
酸、アクリル酸、スチレン−マレイン酸等の重合物であ
る表面サイズ剤の疎水基では十分な効果が得られないこ
とも判明した。
の超微粒子無機顔料、好ましくは非球状カチオン性コロ
イダルシリカと上記特定の表面サイズ剤を主体とするイ
ンク受理層組成物を下記に説明する支持体上に塗工する
ことにより、ドット径とインクの吸収速度をコントロー
ルした上で画像濃度及び色彩性も向上できることを発見
し、本発明を完成するに至った。
て、支持体は、好ましくは、填料として炭酸カルシウム
を含有し、且つ内添サイズ剤としてアニオン性中性ロジ
ンサイズ剤を含有した中性紙であることを特徴としてい
る。その理由としては、中性抄紙におけるアニオン性中
性ロジンサイズ剤の微小領域におけるサイズ発現性は、
比較的低サイズ度において均一性を示すことから、原紙
部分で吸収するインクのドット形状を変形させることが
少ない。一方、中性抄紙で一般的に用いられているアル
キルケテンダイマー(AKD)やアルケニル無水コハク
酸(ASA)サイズ剤は、微小領域でのサイズ性にムラ
があり、原紙部分でのインク吸収が必要な微塗工タイプ
のインクジェット記録シートでは、ドットの形状係数が
やや大きくなってしまう。
H6〜9の中性領域において使用される各種界面活性剤
もしくは水溶性高分子で、乳化してなるエマルジョン型
ロジンサイズ剤である。ここで、ロジン物質としては、
ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン、水素化ロ
ジン、不均化ロジン、重合ロジン、アルデヒド変成ロジ
ン、ロジンエステル等のロジン類、更には該ロジン類と
アクリル酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸
等のα、β−不飽和カルボン酸との加熱反応物を例示で
きるが、中性領域でのロジン物質の溶出を抑える目的で
重合、耐水化等の不溶化処理を行なうことができる。
に用いる各種界面活性剤もしくは水溶性高分子により、
アニオン性、カチオン性の選択が可能である。本発明で
は、従来から使用されている各種のアニオン性、ノニオ
ン性、カチオン性或は両性の歩留り向上剤、ポリエチレ
ンオキサイド、ポリアミド樹脂、親水性架橋ポリマー粒
子分散物等又はその誘導体或は変成物等とコロイダルシ
リカ、ベントナイト等の化合物が適宜組み合わされて使
用される歩留りシステムを検討した結果、アニオン性の
中性ロジンサイズ剤とカチオン性、或は両性の親水性架
橋ポリマー粒子分散物等又はその誘導体或は変成物を構
成要素の一つとする歩留り向上剤、或は歩留りシステム
を組み合わせることが望ましい。
させる目的で、アルミニウムの多価金属化合物(例え
ば、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、ポリアルミニ
ウムシリケートサルフェイト、アルミン酸ソーダ等)を
配合することは勿論である。
は、以下のものを例示することができる。例えば、シリ
カ(コロイダルシリカ)、アルミナ或はアルミナ水和物
(アルミナゾル、コロイダルアルミナ、カチオン性アル
ミニウム酸化物又はその水和物、疑ベーマイト等)、表
面処理カチオン性コロイダルシリカ、珪酸アルミニウ
ム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム等が挙げら
れ、好ましくは非球状のカチオン性コロイダルシリカで
ある。更に、一次粒子が多孔性であれば、なお好ましい
が、非多孔性であっても塗液調製時に凝集したり、塗工
乾燥時に更に凝集し、パルプ繊維表面に多孔性の表面被
覆面が形成されることが好ましい。特に、本発明におい
ては、原紙表面のパルプ繊維1本1本に繊維の幅の数1
00分の1以下の平均粒子径を有する超微粒子無機顔料
を用いてパルプ繊維自体を被覆することが好ましい。
れているオレフィンや不飽和オレフィンを疎水基として
導入する無水マレイン酸もしくはその誘導体との重合
物、スチレン、α−メチルスチレンやジビニルベンゼン
もしくはその誘導体を疎水基として導入するアクリル酸
もしくはメタアクリル酸やその誘導体との重合物、更に
はケテン二量体やコハク酸無水物を保護コロイド能を有
する乳化剤によりコロイド化するサイズ剤の疎水基を炭
素数10以上の直鎖又は分岐した飽和もしくは不飽和炭
化水素の少なくても1種類の疎水基に置き換えるか、も
しくは新たに疎水基として導入したようなサイズ剤のこ
とである。
成分の他に、通常用いられる水溶性高分子バインダー、
例えば、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル、酸化澱
粉、エーテル化澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、カゼ
イン、ゼラチン、大豆蛋白、シリル変性ポリビニルアル
コール等;無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン
共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体
等の共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エス
テル及びメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体、
アクリル酸及びメタクリル酸の重合体又は共重合体等の
アクリル系重合体ラテックス;エチレン酢酸ビニル共重
合体等のビニル系重合体ラテックス;或いはこれらの各
種重合体のカルボキシル基等の官能基含有単量体による
官能基変性重合体ラテックス;メラミン樹脂、尿素樹脂
等の熱硬化合成樹脂系等の水性バインダー;ポリメチル
メタクリレート、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニ
ルブチラール、アルキッド樹脂等の合成樹脂系バインダ
ーを挙げることができ、少なくとも1種以上で使用する
ことができる。又、従来公知の染料を定着する目的とし
て、カチオン性樹脂を併用することもできる。
P、NBKP等の化学パルプ、GP、PGW、RMP、
TMP、CTMP、CMP、CGP等の機械パルプ、D
IP等の古紙パルプ、等の木材パルプを使用できる。ま
た、填料は炭酸カルシウムを含有することが必要である
が、従来公知の顔料と併用することもできる。更に、紙
料中には前述のような内添サイズ剤、Alの多価金属化
合とともに、本発明の所望の効果を損なわない範囲で、
バインダー、定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、
紙力増強剤等の各種添加剤を必要に応じて使用すること
ができる。これらの原料は混合され、長網抄紙機、円網
抄紙機、ツインワイヤ抄紙機等の各種装置で製造される
が、本発明ではサイズプレス処理をしていない原紙、更
に、原紙に、澱粉、ポリビニルアルコール等でのサイズ
プレスをした原紙の双方が含まれる。表面被覆はこのよ
うな原紙にそのまましても良いし、平坦化をコントロー
ルする目的で、マシンカレンダー、TGカレンダー、ソ
フトカレンダー等のカレンダー装置を使用しても良い。
微粒子無機顔料及び本発明の表面サイズ剤以外に、通常
使用するスチレン−アクリル酸、アクリル酸、スチレン
−マレイン酸等の重合物である表面サイズ剤、染料、蛍
光増白剤、染料定着剤、表面強度剤などを必要に応じて
含有することができる。
各種ブレードコータ、ロールコータ、エアーナイフコー
タ、バーコータ、ロッドコータ、ゲートロールコータ、
カーテンコータ、ショートドウェルコータ、グラビアコ
ータ、フレキソグラビアコータ、サイズプレス等の各種
装置をオンマシン或はオフマシンで用いることができ
る。しかし、本発明においては、エアーナイフコータ又
はゲートロールコータが好ましい。又、塗工後には、マ
シンカレンダー、TGカレンダー、スーパーカレンダ
ー、ソフトカレンダー等のカレンダーを用いて仕上げて
も良い。
剤、液媒体、その他の添加剤からなる記録液体である。
着色剤としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反
応性染料或は食品用色素等の水溶性染料が挙げられる。
の各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルア
ルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコー
ル、tert −ブチルアルコール、イソブチルアルコール
等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセ
トン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアル
コール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ト
リエチレングリコール、1,2,6 −ヘキサントリオール、
チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレン
グリコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキレング
リコール類;グリセリン、エチレングリコールメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エ
ーテル、トリエチレングリコール、モノメチルエーテル
等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類等が挙げ
られる。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエ
チレングリコール等の多価アルコール、トリエチレング
リコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコール
モノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキル
エーテルが好ましい。その他の添加剤としては、例え
ば、PH調節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、
表面張力調整剤、湿潤剤、界面活性剤、及び防錆剤等が
挙げられる。
は、インクジェット記録シートとしての使用に留まら
ず、記録時に液状であるインクを使用するどのような記
録シートとして用いることもできる。例えば、熱溶融性
物質、染顔料等を主成分とする熱溶融性インクを樹脂フ
ィルム、高密度紙、合成紙等の薄い支持体上に塗工した
インクシートを、その裏面より加熱し、インクを溶融さ
せて転写する熱転写記録用受像シート、熱溶融性インク
を加熱溶融して微小液滴化、飛翔記録するインクジェッ
ト記録シート、油溶性染料を溶媒に溶解したインクを用
いたインクジェット記録シート、光重合型モノマー及び
無色又は有色の染顔料を内包したマイクロカプセルを用
いた感光感圧型ドナーシートに対応する受像シート等が
挙げられる。
インクが液体状態である点である。液状インクは、硬
化、固化又は定着までに、記録シートのインク受理層の
深さ方向又は水平方向に対して浸透又は拡っていく。上
述した各種記録シートは、それぞれの方式に応じた吸収
性を必要とするもので、本発明のインクジェット記録シ
ートを上述した各種の記録シートとして利用しても何ら
制限しない。
れている電子写真記録方式のトナーを加熱定着する記録
シートとして、本発明におけるインクジェット記録シー
トを使用することもできる。
ロは元よりカラー記録において効果的な特性を発揮する
ものである。その機構については明確には分からない
が、次のような作用によって発現するものと推定され
る。
においては、インク受理層中に特定な表面サイズ剤を使
用することにより、インク受理層表面を一種の撥水機能
を持たせることができる。表面サイズ剤による作用とし
ては、インク受理層にインクが与えられた時、インク受
理層から原紙内部に浸透していくインクの浸透速度を制
御することであり、インクの浸透速度を制御することに
よってインク中の染料が速やかに超微粒子無機顔料の微
細な空隙に吸着できるようになる。
ン性中性ロジンサイズ剤を内添サイズ剤として含有した
原紙を使用する場合、該内添サイズ剤により微小領域に
おけるサイズ発現性が高く、原紙の縦方向(厚さ方向)
へインクが浸透し、原紙の幅方向への広がりを抑制する
ことができる。
ト形状を真円にすることができ、微塗工紙でありながら
画像濃度が高く、インク吸収性に優れ、コートタイプと
同等以上の印字品質を得ることが可能になったものと思
われる。
る。なお、本発明は実施例に限定されるものではない。
以下における部、%はすべて重量によるものである。
又、塗工量を示す値は断わりのないかぎり乾燥後の重量
である。
製例1及び調製例2で作製した。 [調製例1]炭素数10の直鎖飽和脂肪酸を3塩化リン
と反応させた塩を、3級アミン触媒の存在下で脱塩酸反
応を行う公知の方法により炭素数10のケテン二量体を
得た。次いで、加熱溶解したカチオン化澱粉(商品名:
ケイトF、王子ナショナル社製)18部、ポリスチレン
スルホン酸ナトリウム2部と炭素数10のケテン二量体
を80部そして固形分濃度が20%となるように調整、
75度にて融解し、高圧吐出型ホモジナイザーを用いて
200kg/m2の条件にて乳化し、炭素数10のケテン二
量体からなる表面サイズ剤の乳化物を作製した。
用いた以外は、調製例1と同一の条件で炭素数8のケテ
ン二量体からなる表面サイズ剤の乳化物を作製した。
のLBKP70部、濾水度450mlcsfのNBKP
30部からなるパルプスラリーに、填料として軽質炭酸
カルシウム(商品名:TP−121、奥多摩工業社製)
10部、両性澱粉(商品名:Cato3210、王子ナ
ショナル社製)0.8部、硫酸バンド0.6部、アルキ
ルケテンダイマー型サイズ剤(商品名:サイズパインK
903、荒川化学社製)0.10部を添加して、長網抄
紙機で抄造乾燥し、マシンカレンダー仕上げをして、坪
量80g/m2の原紙を作製した。なお、作製した原紙のス
テキヒトサイズ度は、30秒であった。
のLBKP90部、濾水度480mlcsfのNBKP
10部からなるパルプスラリーに、填料として軽質炭酸
カルシウム(商品名:TP−121、奥多摩工業社製)
10部、両性澱粉(商品名:Cato3210、王子ナ
ショナル社製)0.8部、硫酸バンド1.0部、アニオ
ン性中性ロジンサイズ剤(商品名:NT−80、荒川化
学社製)0.6部を添加して、長網抄紙機で抄造乾燥
し、マシンカレンダー仕上げをして、坪量85g/m2の原
紙を作製した。なお、作製した原紙のステキヒトサイズ
度は、27秒であった。
球状のカチオン性コロイダルシリカ(商品名:スノーテ
ックス−AK(3)、一次粒子径10〜20nm、日産
化学社製)100部、接着剤として水溶性高分子(商品
名:PVA117、クラレ社製)50部、染料定着剤と
してカチオン性樹脂(商品名:スミレーズレジン100
1、カチオン荷電量3.5meq./g、住友化学社製)30
部、疎水基の炭素数が16である表面サイズ剤(商品
名:カーボミュールSS362、日本PMC社製)1部
を均一に混合して、固形分濃度10%のインク受理層塗
液を調製した。ロールコータを用いて、調製したインク
受理層塗液を乾燥固形分2.0g/m2となるように上記原
紙上に塗工、乾燥し、ベック平滑度が80秒になるよう
にスーパーカレンダー処理を行って、実施例1のインク
ジェト記録シートを作製した。
ロイダルシリカ(商品名:スノーテックスYL、平均一
次粒子径65nm、日産化学社製)を用いた以外は、実
施例1と同様にして実施例2のインクジェット記録シー
トを作製した。
水和物(商品名:カタロイドAS−3、一次粒子径約1
0nm、触媒化成工業社製)を用いた以外は、実施例1
と同様にして実施例3のインクジェット記録シートを作
製した。
チオン性コロイダルシリカ(商品名:ST−UP−AK
(1)、一次粒子径11〜12nm、日産化学社製)を
用いた以外は、実施例1と同様にして実施例4のインク
ジェット記録シートを作製した。
チオン性コロイダルシリカ(商品名:PT−3−AK
(1)、一次粒子径4〜6nm、日産化学社製)を用い
た以外は、実施例1と同様にして実施例5のインクジェ
ット記録シートを作製した。
代りに、調製例1で調製した炭素数10の直鎖飽和脂肪
酸である表面サイズ剤を用いた以外は、実施例1と同様
にして実施例6のインクジェット記録シートを作製し
た。
代りに、炭素数22の表面サイズ剤(商品名:KS28
5、荒川化学社製)を用いた以外は、実施例1と同様に
して実施例7のインクジェット記録シートを作製した。
m2とした以外は、実施例1と同様にして実施例8のイン
クジェット記録シートを作製した。
m2とした以外は、実施例1と同様にして実施例9のイン
クジェット記録シートを作製した。
添加量を5部とした以外は、実施例1と同様にして実施
例10のインクジェット記録シートを作製した。
添加量を7部とした以外は、実施例1と同様にして実施
例11のインクジェット記録シートを作製した。
様にして実施例12のインクジェット記録シ−トを作製
した。
様にして実施例13のインクジェット記録シ−トを作製
した。
様にして実施例14のインクジェット記録シ−トを作製
した。
ロイダルシリカ(商品名:スノーテックスPST−3、
一次粒子径300±30nm、日産化学社製)を用いた
以外は、実施例1と同様にして比較例1のインクジェッ
ト記録シートを作製した。
(商品名:ニップシルE220A、平均粒子径1.0μ
m、日本シリカ工業社製)を用いた以外は、実施例1と
同様にして比較例2のインクジェット記録シートを作製
した。
代りに、調製例2で調製した炭素数8の直鎖飽和脂肪酸
である表面サイズ剤を用いた以外は、実施例1と同様に
して比較例3のインクジェット記録シートを作製した。
代りに、疎水基がスチレンである表面サイズ剤(商品
名:KN500、播磨化成社製)を用いた以外は、実施
例1と同様にして比較例4のインクジェット記録シート
を作製した。
添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして比較
例5のインクジェット記録シートを作製した。
ジェット記録シートとした。
較例1〜6のインクジェット記録シートについて、次に
記載した評価方法によって評価し、その結果を表1に示
した。 [ドット形状係数]インクジェットプリンタ(IO−7
20:シャープ株式会社製)を用いて、ブラックインク
からなる単色ドットを印字し、インクの滲みの評価とし
て画像解析装置(ルーゼックス5000、ニレコ社製)
にて、ドットの周囲長及びドットの面積を測定し、形状
係数SF2を計算した。形状係数SF2は、真円に近い
ものほど100に近くなる指標である。
及び画像の鮮明性(解像力)は、重色ベタ印字部分の境
界、例えば、赤印字(マゼンタ+イエロー)と緑印字
(シアン+イエロー)の境界部分のインクのにじみ具合
いを、目視で判定した。赤印字部分と緑印字部分が重な
らず、分離している場合を特性良好とし、重なりが大き
くなって黒線状になる場合を特性不良とした。インク吸
収性の悪いものは、著しく画像品位を損なうため、他の
特性、例えば、画像濃度等が良くても、何等意味をなさ
ない。色彩性は、上記重色部分での色の鮮やかさを目視
評価した。なお、評価基準として、Aは特性が良好、B
は実用上問題ない範囲で良好、Cは実用上問題あり、D
は特性が不良を示す。
でベタ印字した部分を、反射濃度計(商品名:マクベス
RD918、マクベス社製)を用いて測定した。数値が
高いほど画像濃度が高く良好であるが、通常1.25以
上あれば良好である。
クジェット記録シートの結果より、100nm以下の超
微粒子無機顔料、好ましくは、カチオン性コロイダルシ
リカと疎水基の炭素数が10以上の表面サイズ剤をイン
ク受理層中に含有させることにより、画像濃度、色彩
性、ドットの形状、並びにインク吸収性が良好であっ
た。又、内添サイズ剤としてアニオン性中性ロジンサイ
ズ剤を含有した原紙を使用することにより、特性が向上
した。
ット記録シートは、粒子径の大きな顔料を用いた場合に
は、インク吸収性は良好なものの、画像濃度及び色彩性
が劣った。又、比較例3及び比較例4のインクジェット
記録シートは、炭素数が10未満の小さな疎水基を持つ
表面サイズ剤を用いたが、インクが表面のインク受理層
を通過して原紙層内部に浸透する時間が速いために、イ
ンク受理層に染料が十分に吸着されない結果、画像濃度
及び色彩性が悪かった。比較例5のように、表面サイズ
剤を添加しない場合も同様である。比較例6は原紙に印
字した場合であるが、画像濃度、色彩性、ドットの形状
共にインクジェット記録シートとして使用に耐えるもの
ではなかった。
好ましくは、填料として炭酸カルシウム、内添サイズ剤
としてアニオン性中性ロジンサイズ剤を含有した支持体
上に、100nm以下の一次粒子径である超微粒子無機
顔料、より好ましくは、非球状のカチオン性コロイダル
シリカと炭素数10以上の疎水基を持つ表面サイズ剤と
を含有するインク受理層を塗設してなるものであり、こ
れによりインク吸収性に優れ、画像濃度及び色彩性が高
く、真円に近い記録ドット形状が得られた。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上にインク受理層を設けたインク
ジェット記録シートにおいて、該インク受理層組成物中
に、炭素数10以上の直鎖又は分岐した飽和もしくは不
飽和炭化水素の少なくとも1種を疎水基として分子内に
導入した表面サイズ剤と100nm以下の一次粒子径を
有する超微粒子無機顔料とを含有することを特徴とする
インクジェット記録シート。 - 【請求項2】 支持体が、填料として炭酸カルシウム、
内添サイズ剤としてアニオン性中性ロジンサイズ剤を含
有してなる中性紙であることを特徴とする請求項1記載
のインクジェット記録シ−ト。 - 【請求項3】 超微粒子無機顔料が、非球状カチオン性
コロイダルシリカであることを特徴とする請求項1又は
2記載のインクジェット記録シ−ト。 - 【請求項4】 インク受理層の塗工量が0.5〜5.0
g/m2であり、且つ表面サイズ剤が該インク受理層組成物
の0.2〜5重量%であることを特徴とする請求項1〜
3いずれか1項記載のインクジェット記録シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6163496A JPH07172039A (ja) | 1993-10-26 | 1994-07-15 | インクジェット記録シート |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26671793 | 1993-10-26 | ||
| JP5-277251 | 1993-11-08 | ||
| JP27725193 | 1993-11-08 | ||
| JP5-266717 | 1993-11-08 | ||
| JP6163496A JPH07172039A (ja) | 1993-10-26 | 1994-07-15 | インクジェット記録シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07172039A true JPH07172039A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=27322172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6163496A Pending JPH07172039A (ja) | 1993-10-26 | 1994-07-15 | インクジェット記録シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07172039A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003076201A1 (fr) * | 2002-03-08 | 2003-09-18 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Papier pour impression a jet d'encre |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP6163496A patent/JPH07172039A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003076201A1 (fr) * | 2002-03-08 | 2003-09-18 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Papier pour impression a jet d'encre |
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