JPH07172129A - 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 - Google Patents
減衰力可変ショックアブソーバ制御装置Info
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- JPH07172129A JPH07172129A JP32017393A JP32017393A JPH07172129A JP H07172129 A JPH07172129 A JP H07172129A JP 32017393 A JP32017393 A JP 32017393A JP 32017393 A JP32017393 A JP 32017393A JP H07172129 A JPH07172129 A JP H07172129A
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- shock absorber
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Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡素な構成で、低周波振動に対してのみ敏感
に制振制御を行い、高周波振動に対しては極力作用させ
ず低減衰力とし、複合路において乗り心地を向上できる
減衰力可変ショックアブソーバ制御装置を提供するこ
と。 【構成】 しきい値Vrefを指令値切替からの経過時間
に応じて小さくなる様に補正する。よって、バネ上速度
DXが低周波である路面Aでは、しきい値Vrefが小さ
くなった時点でDXA>Vrefとなるので、指令値はD
Xに応じて3モードに切替り、スカイフック制御による
効果的なバネ上制振を行うことができる。一方、路面B
では、バネ上速度DXは高周波であるため、バネ上速度
DXの絶対値DXAがしきい値Vrefを横切る前にバネ
上速度DXが1サイクル変動する。その為、しきい値V
refが持ち上がり、指令値は最初の信号1回分だけ切替
り、以降はS−Sモードに維持され、ゴツゴツ感が効果
的に低減される。
に制振制御を行い、高周波振動に対しては極力作用させ
ず低減衰力とし、複合路において乗り心地を向上できる
減衰力可変ショックアブソーバ制御装置を提供するこ
と。 【構成】 しきい値Vrefを指令値切替からの経過時間
に応じて小さくなる様に補正する。よって、バネ上速度
DXが低周波である路面Aでは、しきい値Vrefが小さ
くなった時点でDXA>Vrefとなるので、指令値はD
Xに応じて3モードに切替り、スカイフック制御による
効果的なバネ上制振を行うことができる。一方、路面B
では、バネ上速度DXは高周波であるため、バネ上速度
DXの絶対値DXAがしきい値Vrefを横切る前にバネ
上速度DXが1サイクル変動する。その為、しきい値V
refが持ち上がり、指令値は最初の信号1回分だけ切替
り、以降はS−Sモードに維持され、ゴツゴツ感が効果
的に低減される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に用いる減衰力設
定の切り替えが可能なショックアブソーバに関するもの
である。
定の切り替えが可能なショックアブソーバに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の乗り心地と操縦安定性
を向上させるため、バネ上の絶対速度に比例した減衰力
を発生させるスカイフックダンパが開発されている。こ
のスカイフックダンパとは、空間の固定点からダンパを
吊し、このダンパによって車体の振動を抑えることによ
り、道路の不整を車体に伝達しない様にする理想のダン
パである。
を向上させるため、バネ上の絶対速度に比例した減衰力
を発生させるスカイフックダンパが開発されている。こ
のスカイフックダンパとは、空間の固定点からダンパを
吊し、このダンパによって車体の振動を抑えることによ
り、道路の不整を車体に伝達しない様にする理想のダン
パである。
【0003】ところで、スカイフックダンパに近い特性
を、セミアクディブサスペンションにより実現しようと
する制御方法が、Karnoppより提案されている。このKar
noppの方法では、図19及び図20に示す様に、バネ上
の絶対速度dX2とバネ上バネ下間の相対速度dX2−
dX1(但しdX1はバネ下絶対速度)の正負が等しい
時、即ち車体と車輪とが反対方向に移動する時、及び車
体と車輪とが同一方向に移動しかつ車体の移動速度が車
輪の移動速度よりも速い時(減衰力が車体に対し制振作
用をする時)は、ショックアブソーバの減衰力を大きく
する制御を行う。また、前記2つの速度の正負が異なる
時、即ち車体と車輪とが同一方向に移動しかつ車輪の移
動速度が車体の移動速度よりも速い時(減衰力が車体に
対し励振作用をする時)には、減衰力を小さくする制御
を行う。
を、セミアクディブサスペンションにより実現しようと
する制御方法が、Karnoppより提案されている。このKar
noppの方法では、図19及び図20に示す様に、バネ上
の絶対速度dX2とバネ上バネ下間の相対速度dX2−
dX1(但しdX1はバネ下絶対速度)の正負が等しい
時、即ち車体と車輪とが反対方向に移動する時、及び車
体と車輪とが同一方向に移動しかつ車体の移動速度が車
輪の移動速度よりも速い時(減衰力が車体に対し制振作
用をする時)は、ショックアブソーバの減衰力を大きく
する制御を行う。また、前記2つの速度の正負が異なる
時、即ち車体と車輪とが同一方向に移動しかつ車輪の移
動速度が車体の移動速度よりも速い時(減衰力が車体に
対し励振作用をする時)には、減衰力を小さくする制御
を行う。
【0004】しかし、前記Karnoppの制御だけでは、荒
れた路面を走行した場合のゴツゴツとした乗り心地の悪
さ(以後、ゴツゴツ感と称す)を改善することはでき
ず、これを改善する手段として、特開平5−24426
号公報に示される方法が提案されている。この方法は、
加速度センサ信号から演算したバネ上速度からバネ上振
動の基本周波数を演算し、該バネ上振動基本周波数が所
定の不動周波数よりも高い場合は、中程度の減衰力にな
るよう制御して、ゴツゴツ感を改善しようとするもので
ある。
れた路面を走行した場合のゴツゴツとした乗り心地の悪
さ(以後、ゴツゴツ感と称す)を改善することはでき
ず、これを改善する手段として、特開平5−24426
号公報に示される方法が提案されている。この方法は、
加速度センサ信号から演算したバネ上速度からバネ上振
動の基本周波数を演算し、該バネ上振動基本周波数が所
定の不動周波数よりも高い場合は、中程度の減衰力にな
るよう制御して、ゴツゴツ感を改善しようとするもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、下記,の問題があり、必ずしも好ましくな
い。つまり、この従来の方法では、振動周波数が大き
いゴツゴツした路面では、一律に減衰係数の上限を抑え
るため、複合路(低周波振動と高周波振動が重畳した路
面)では制振性が低下するという問題がある。また、
振動周波数演算のための特別な構成要素を必要とし、複
合路で精度よく高周波成分と低周波成分を演算しようと
すると処理(回路)が複雑になるという問題がある。よ
って、より簡素な構成で、複合路においても乗り心地が
向上(ゴツゴツ感の低減)する手段が望まれていた。
法では、下記,の問題があり、必ずしも好ましくな
い。つまり、この従来の方法では、振動周波数が大き
いゴツゴツした路面では、一律に減衰係数の上限を抑え
るため、複合路(低周波振動と高周波振動が重畳した路
面)では制振性が低下するという問題がある。また、
振動周波数演算のための特別な構成要素を必要とし、複
合路で精度よく高周波成分と低周波成分を演算しようと
すると処理(回路)が複雑になるという問題がある。よ
って、より簡素な構成で、複合路においても乗り心地が
向上(ゴツゴツ感の低減)する手段が望まれていた。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あって、より簡素な構成とするために、振動周波数を検
出するのではなく、結果として低周波振動に対してのみ
敏感に制振制御を行ない、高周波振動に対しては極力作
用させず低減衰力とし、複合路においても乗り心地を向
上できる好適なスカイフックダンパである減衰力可変シ
ョックアブソーバ制御装置を提供することを目的とす
る。
あって、より簡素な構成とするために、振動周波数を検
出するのではなく、結果として低周波振動に対してのみ
敏感に制振制御を行ない、高周波振動に対しては極力作
用させず低減衰力とし、複合路においても乗り心地を向
上できる好適なスカイフックダンパである減衰力可変シ
ョックアブソーバ制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は、図1に例示する様に、作動流体の流路を
調節することによって減衰力を変更するショックアブソ
ーバと、車両のバネ上の上下方向加速度を検出する加速
度検出手段と、該加速度検出手段からの信号に基づい
て、バネ上の上下方向速度を演算するバネ上速度演算手
段と、該バネ上速度演算手段によって演算されたバネ上
速度に基づいて、前記ショックアブソーバの状態を、伸
び側及び縮み側減衰力をともに小さくする第1のモード
と、縮み側減衰力を小さく伸び側減衰力を大きく設定す
る第2のモードと、伸び側減衰力を小さく縮み側減衰力
を大きく設定する第3のモードとの、少なくと3モード
の何れかの状態に切り替える減衰力制御手段と、バネ上
の状態がバネ上共振周波数から外れ高周波振動になる
程、前記ショックアブソーバが前記第1のモードから切
り替わりにくくする振動周波数補償手段と、を備えるこ
とを特徴とする減衰力可変ショックアブソーバ制御装置
を要旨とする。
項1の発明は、図1に例示する様に、作動流体の流路を
調節することによって減衰力を変更するショックアブソ
ーバと、車両のバネ上の上下方向加速度を検出する加速
度検出手段と、該加速度検出手段からの信号に基づい
て、バネ上の上下方向速度を演算するバネ上速度演算手
段と、該バネ上速度演算手段によって演算されたバネ上
速度に基づいて、前記ショックアブソーバの状態を、伸
び側及び縮み側減衰力をともに小さくする第1のモード
と、縮み側減衰力を小さく伸び側減衰力を大きく設定す
る第2のモードと、伸び側減衰力を小さく縮み側減衰力
を大きく設定する第3のモードとの、少なくと3モード
の何れかの状態に切り替える減衰力制御手段と、バネ上
の状態がバネ上共振周波数から外れ高周波振動になる
程、前記ショックアブソーバが前記第1のモードから切
り替わりにくくする振動周波数補償手段と、を備えるこ
とを特徴とする減衰力可変ショックアブソーバ制御装置
を要旨とする。
【0008】請求項2の発明は、前記振動周波数補償手
段は、切替判定のしきい値を切替後経過時間に応じて補
正することにより、バネ上の状態がバネ上共振周波数か
ら外れ高周波振動になる程、前記ショックアブソーバが
第1のモードから切り替わりにくくすることを特徴とす
る請求項1記載の減衰力可変ショックアブソーバ制御装
置を要旨とする。
段は、切替判定のしきい値を切替後経過時間に応じて補
正することにより、バネ上の状態がバネ上共振周波数か
ら外れ高周波振動になる程、前記ショックアブソーバが
第1のモードから切り替わりにくくすることを特徴とす
る請求項1記載の減衰力可変ショックアブソーバ制御装
置を要旨とする。
【0009】請求項3の発明は、前記振動周波数補償手
段は、前記減衰力制御手段にモード間で異なる切替ディ
レイ時間を設けることにより、バネ上の状態がバネ上共
振周波数から外れ高周波振動になる程、前記ショックア
ブソーバが第1のモードから切り替わりにくくすること
を特徴とする請求項1記載の減衰力可変ショックアブソ
ーバ制御装置を要旨とする。
段は、前記減衰力制御手段にモード間で異なる切替ディ
レイ時間を設けることにより、バネ上の状態がバネ上共
振周波数から外れ高周波振動になる程、前記ショックア
ブソーバが第1のモードから切り替わりにくくすること
を特徴とする請求項1記載の減衰力可変ショックアブソ
ーバ制御装置を要旨とする。
【0010】請求項4の発明は、前記振動周波数補償手
段は、前記減衰力制御手段にモード間で異なる切替速度
を設けることにより、バネ上の状態がバネ上共振周波数
から外れ高周波振動になる程、前記ショックアブソーバ
が第1のモードから切り替わりにくくすることを特徴と
する請求項1記載の減衰力可変ショックアブソーバ制御
装置を要旨とする。
段は、前記減衰力制御手段にモード間で異なる切替速度
を設けることにより、バネ上の状態がバネ上共振周波数
から外れ高周波振動になる程、前記ショックアブソーバ
が第1のモードから切り替わりにくくすることを特徴と
する請求項1記載の減衰力可変ショックアブソーバ制御
装置を要旨とする。
【0011】
【作用】上記構成による本発明の減衰力可変ショックア
ブソーバ制御装置では、直接に振動周波数を検出するの
ではなく、振動周波数補償手段によって、例えば切替判
定のしきい値を切替後経過時間に応じて補正するか、又
は、減衰力制御手段のモード間で異なる切替ディレイ時
間を設定するか、又は、モード間で異なる切替速度を設
定することにより、バネ上の振動の状態がバネ上共振周
波数から外れ高周波振動になる程、ショックアブソーバ
が(伸び側及び縮み側において低減衰係数のモードであ
る)第1のモードから切り替わりにくくする。これによ
って、簡単な構成で、複合路におけるゴツゴツ感の低減
とバネ上振動の制振の好適なバランスをとることができ
る好適なスカイフックダンパを実現する。
ブソーバ制御装置では、直接に振動周波数を検出するの
ではなく、振動周波数補償手段によって、例えば切替判
定のしきい値を切替後経過時間に応じて補正するか、又
は、減衰力制御手段のモード間で異なる切替ディレイ時
間を設定するか、又は、モード間で異なる切替速度を設
定することにより、バネ上の振動の状態がバネ上共振周
波数から外れ高周波振動になる程、ショックアブソーバ
が(伸び側及び縮み側において低減衰係数のモードであ
る)第1のモードから切り替わりにくくする。これによ
って、簡単な構成で、複合路におけるゴツゴツ感の低減
とバネ上振動の制振の好適なバランスをとることができ
る好適なスカイフックダンパを実現する。
【0012】
【実施例】 以下、本発明を具体的な実施例に基づいて
詳説する。 (第1実施例)まず、図2のブロック図に基づいて、第
1実施例の減衰力可変ショックアブソーバ制御装置の全
体の構成を説明する。
詳説する。 (第1実施例)まず、図2のブロック図に基づいて、第
1実施例の減衰力可変ショックアブソーバ制御装置の全
体の構成を説明する。
【0013】図2に示す様に、本実施例の減衰力可変シ
ョックアブソーバ制御装置は、加速度センサ1からの信
号に応じて、マイクロコンピュータとして構成される電
子制御装置2からショックアブソーバ3に、減衰力を制
御する信号を出力するものであり、電子制御装置2の機
能として、バネ上速度演算部4,指令値演算部5,減衰
力切替部6,しきい値補正部7を有している。
ョックアブソーバ制御装置は、加速度センサ1からの信
号に応じて、マイクロコンピュータとして構成される電
子制御装置2からショックアブソーバ3に、減衰力を制
御する信号を出力するものであり、電子制御装置2の機
能として、バネ上速度演算部4,指令値演算部5,減衰
力切替部6,しきい値補正部7を有している。
【0014】前記加速度センサ1は、公知の歪みゲージ
式加速度センサであり、各車輪の(ショックアブソーバ
3を駆動する)図示しないアクチュエータ、又はサスペ
ンションアッパーサポート付近の車体に取り付けられて
いる。この加速度センサ1は、バネ上の上下方向加速度
を検出するものであり、その検出信号はバネ上速度演算
部4に入力される。
式加速度センサであり、各車輪の(ショックアブソーバ
3を駆動する)図示しないアクチュエータ、又はサスペ
ンションアッパーサポート付近の車体に取り付けられて
いる。この加速度センサ1は、バネ上の上下方向加速度
を検出するものであり、その検出信号はバネ上速度演算
部4に入力される。
【0015】バネ上速度演算部4は、積分処理部4a,
ハイパスフィルタ4b,ローパスフィルタ4cを備えた
ものであり、加速度センサ1からのバネ上の上下方向加
速度信号を積分することによって、バネ上の速度信号D
Xを演算する。指令値演算部5は、バネ上速度演算部4
によって演算されたバネ上速度に基づいて、ショックア
ブソーバ3内の作動流体の連通路状態を、3モードの何
れかの状態に切り替えるための切替指令値を演算する。
尚、3モードのうち、第1のモードは、伸び側及び縮み
側の減衰力がともに小さな制御状態(以下、S−Sモー
ドという)であり、第2のモードは、伸び側の減衰力が
大きく縮み側の減衰力が小さな制御状態(以下、H−S
モードという)であり、第3のモードは、伸び側の減衰
力が小さく縮み側の減衰力が大きな制御状態(以下、S
−Hモードという)である。
ハイパスフィルタ4b,ローパスフィルタ4cを備えた
ものであり、加速度センサ1からのバネ上の上下方向加
速度信号を積分することによって、バネ上の速度信号D
Xを演算する。指令値演算部5は、バネ上速度演算部4
によって演算されたバネ上速度に基づいて、ショックア
ブソーバ3内の作動流体の連通路状態を、3モードの何
れかの状態に切り替えるための切替指令値を演算する。
尚、3モードのうち、第1のモードは、伸び側及び縮み
側の減衰力がともに小さな制御状態(以下、S−Sモー
ドという)であり、第2のモードは、伸び側の減衰力が
大きく縮み側の減衰力が小さな制御状態(以下、H−S
モードという)であり、第3のモードは、伸び側の減衰
力が小さく縮み側の減衰力が大きな制御状態(以下、S
−Hモードという)である。
【0016】減衰力切替部6は、指令値演算部5によっ
て演算された指令値に基づいて、ショックアブソーバ3
の制御バルブ60(図4参照)を磁気的に回動させる前
記アクチュエータを駆動する信号を出力するものであ
り、これによって、ショックアブソーバ3を前記3モー
ドの何れかの状態に切り替える。
て演算された指令値に基づいて、ショックアブソーバ3
の制御バルブ60(図4参照)を磁気的に回動させる前
記アクチュエータを駆動する信号を出力するものであ
り、これによって、ショックアブソーバ3を前記3モー
ドの何れかの状態に切り替える。
【0017】しきい値補正部7は、切替判定のしきい値
Vrefを、切替後の経過時間に応じて減少する様に補正
することにより、バネ上の状態がバネ上共振周波数から
外れ高周波振動になる程、ショックアブソーバ3が第1
のモードから切り替わりにくくするものである。
Vrefを、切替後の経過時間に応じて減少する様に補正
することにより、バネ上の状態がバネ上共振周波数から
外れ高周波振動になる程、ショックアブソーバ3が第1
のモードから切り替わりにくくするものである。
【0018】以下、本実施例の各構成について、詳細に
説明する。まず、ショックアブソーバ3の構造を図3〜
図7を用いて説明する。図3はショックアブソーバ3を
示した縦断面図である。 図3に示す様に、ショックアブソーバ3のシリンダ
10の中空間は、メインピストン20により上下に区画
されて、各々上部液室3a,下部液室3bとなってい
る。このメインピストン20は、ナット37により、ス
ペーサ等を介してメインピストン20の中心を貫通する
ピストンロッドC36に固定され、ピストンロッドC3
6は、ピストンロッドA30下端円筒部のネジ部によっ
て、ピストンロッドB35を挟む様にピストンロッドA
30に螺着固定されている。
説明する。まず、ショックアブソーバ3の構造を図3〜
図7を用いて説明する。図3はショックアブソーバ3を
示した縦断面図である。 図3に示す様に、ショックアブソーバ3のシリンダ
10の中空間は、メインピストン20により上下に区画
されて、各々上部液室3a,下部液室3bとなってい
る。このメインピストン20は、ナット37により、ス
ペーサ等を介してメインピストン20の中心を貫通する
ピストンロッドC36に固定され、ピストンロッドC3
6は、ピストンロッドA30下端円筒部のネジ部によっ
て、ピストンロッドB35を挟む様にピストンロッドA
30に螺着固定されている。
【0019】ピストンロッドA30とピストンロッドB
35との間には、2個のOリング90を介して油密的に
形成された連通室56bがあり、更に、スプリング54
と板状逆止弁58とが配設されている。このピストンロ
ッドA30及びピストンロッドB35には、各々複数の
連通孔56a,56cが設けてあり、連通室56bとと
もに比較的流路面積の大きな縮み側専用流路56を形成
している。
35との間には、2個のOリング90を介して油密的に
形成された連通室56bがあり、更に、スプリング54
と板状逆止弁58とが配設されている。このピストンロ
ッドA30及びピストンロッドB35には、各々複数の
連通孔56a,56cが設けてあり、連通室56bとと
もに比較的流路面積の大きな縮み側専用流路56を形成
している。
【0020】また、スプリング54の上端はピストンロ
ッドA30に当接し、下端は板状逆止弁58に当接し、
スプリング54は板状逆止弁58を下方に付勢してい
る。従って、縮み側専用流路56は、制御バルブ60方
向から上部室3aへの流出のみを許容する板状逆止弁5
8によって開閉される。
ッドA30に当接し、下端は板状逆止弁58に当接し、
スプリング54は板状逆止弁58を下方に付勢してい
る。従って、縮み側専用流路56は、制御バルブ60方
向から上部室3aへの流出のみを許容する板状逆止弁5
8によって開閉される。
【0021】 ピストンロッドB35とピストンロッ
ドC36との間には、3個のOリング90を介して油密
的に形成され、スプリング55と板状逆止弁59とを収
納するスプリング室57bが設けてある。このピストン
ロッドC36及びピストンロッドA30には、各々複数
の連通孔57a,57cが設けてあり、連通室57bと
ともに比較的流路面積の大きな伸び側専用流路57を形
成している。
ドC36との間には、3個のOリング90を介して油密
的に形成され、スプリング55と板状逆止弁59とを収
納するスプリング室57bが設けてある。このピストン
ロッドC36及びピストンロッドA30には、各々複数
の連通孔57a,57cが設けてあり、連通室57bと
ともに比較的流路面積の大きな伸び側専用流路57を形
成している。
【0022】また、スプリング55の上端はピストンロ
ッドB35に当接し、下端は板状逆止弁59に当接し、
スプリング55は板状逆止弁59を下方に付勢してい
る。従って、伸び側専用流路57は、上部室3aから制
御バルブ60方向への流入のみを許容する板状逆止弁5
9によって開閉される。
ッドB35に当接し、下端は板状逆止弁59に当接し、
スプリング55は板状逆止弁59を下方に付勢してい
る。従って、伸び側専用流路57は、上部室3aから制
御バルブ60方向への流入のみを許容する板状逆止弁5
9によって開閉される。
【0023】 メインピストン20には、上部室3a
と下部室3bとを連通する比較的流路面積の小さな縮み
側主流路41と伸び側主流路42とが形成されている。
この縮み側主流路41は、メインピストン20の上面に
設けた板状逆止弁48によって開閉され、伸び側主流路
42は、メインピストン20の下面に設けた板状逆止弁
49によって開閉される。
と下部室3bとを連通する比較的流路面積の小さな縮み
側主流路41と伸び側主流路42とが形成されている。
この縮み側主流路41は、メインピストン20の上面に
設けた板状逆止弁48によって開閉され、伸び側主流路
42は、メインピストン20の下面に設けた板状逆止弁
49によって開閉される。
【0024】前記ピストンロッドC36内には、上部室
3aと下部室3bとの間で作動油の流通を可能とする副
流路50が形成されている。また、前記ピストンロッド
A30の下端部は筒状に形成され、筒内に制御バルブ6
0が油密的にかつ、回動自在に嵌合されている。
3aと下部室3bとの間で作動油の流通を可能とする副
流路50が形成されている。また、前記ピストンロッド
A30の下端部は筒状に形成され、筒内に制御バルブ6
0が油密的にかつ、回動自在に嵌合されている。
【0025】そして、制御バルブ60の上部は中実細径
の棒状となっており、その上端部はアクチュエータに接
続されている。また、ブッシュ31,32はピストンロ
ッドA30に圧入固定されており、その内径部は制御バ
ルブ60の細径部と回動自在に嵌合されている。尚、ブ
ッシュ31の下に配設されるOリング90は、外部との
油密性を保つものである。
の棒状となっており、その上端部はアクチュエータに接
続されている。また、ブッシュ31,32はピストンロ
ッドA30に圧入固定されており、その内径部は制御バ
ルブ60の細径部と回動自在に嵌合されている。尚、ブ
ッシュ31の下に配設されるOリング90は、外部との
油密性を保つものである。
【0026】従って、制御バルブ60は、アクチュエー
タを駆動することにより、ピストンロッドA30の中心
軸に対し回動可能となっている。次に、この制御バルブ
60の構造及び機能について説明する。図4は制御バル
ブ60の縦断面図であり、図5(a)は図2のA−A断
面、図4(b)は図2のB−B断面であり、図6は制御
バルブ60の連通面積Sと回転角θとの関係を示すグラ
フである。
タを駆動することにより、ピストンロッドA30の中心
軸に対し回動可能となっている。次に、この制御バルブ
60の構造及び機能について説明する。図4は制御バル
ブ60の縦断面図であり、図5(a)は図2のA−A断
面、図4(b)は図2のB−B断面であり、図6は制御
バルブ60の連通面積Sと回転角θとの関係を示すグラ
フである。
【0027】図4に示す様に、制御バルブ60の下端部
は、中空構造になっており、副流路50の一部を形成し
ている。また、図5に示す様に、制御バルブ60には、
1対の縮み側専用孔66が形成されており、制御バルブ
60の回動によって、副流路50と縮み側専用流路56
とを連通或は遮断することができる。更に、この制御バ
ルブ60には、1対の伸び側専用孔67が形成されてお
り、制御バルブ60の回動によって、副流路50と伸び
側専用流路57とを連通或は遮断することができる。
は、中空構造になっており、副流路50の一部を形成し
ている。また、図5に示す様に、制御バルブ60には、
1対の縮み側専用孔66が形成されており、制御バルブ
60の回動によって、副流路50と縮み側専用流路56
とを連通或は遮断することができる。更に、この制御バ
ルブ60には、1対の伸び側専用孔67が形成されてお
り、制御バルブ60の回動によって、副流路50と伸び
側専用流路57とを連通或は遮断することができる。
【0028】そして、前記連通孔56aと縮み側専用孔
66,連通孔57aと伸び側専用孔67は、各々対向し
て形成されており、制御バルブ60の回転角θの変化に
基づいて、図6に示す様に、連通面積Sを変えることが
できる。この図6において、連通面積SNは伸び側最大
面積を表し、伸び側の最小減衰力を決定するものであ
る。また、連通面積STは縮み側最大連通面積を表し、
縮み側の最小減衰力を決定するものである。そして、連
通面積STとSNの関係は任意であり、制御バルブ60
の回転角θに対して連通面積Sが最小からSNまたはS
Tに至る道程は、図の様に直線であってもよいし、曲線
であってもよい。
66,連通孔57aと伸び側専用孔67は、各々対向し
て形成されており、制御バルブ60の回転角θの変化に
基づいて、図6に示す様に、連通面積Sを変えることが
できる。この図6において、連通面積SNは伸び側最大
面積を表し、伸び側の最小減衰力を決定するものであ
る。また、連通面積STは縮み側最大連通面積を表し、
縮み側の最小減衰力を決定するものである。そして、連
通面積STとSNの関係は任意であり、制御バルブ60
の回転角θに対して連通面積Sが最小からSNまたはS
Tに至る道程は、図の様に直線であってもよいし、曲線
であってもよい。
【0029】従って、制御バルブ60が、図5(a),
(b)に示した位置である時には、縮み側専用流路56
と副流路50及び伸び側専用流路57と副流路50は、
ともに制御バルブ60によって開放されている。従っ
て、作動油が上部室3aから下部室3bへ流れる時は、
主に流路面積の大きな伸び側専用流路57を通り、下部
室3bから上部室3aへ流れる時は、主に流路面積の大
きな縮み側専用流路56を通る。これによって伸び側縮
み側ともに小さな減衰力となる。
(b)に示した位置である時には、縮み側専用流路56
と副流路50及び伸び側専用流路57と副流路50は、
ともに制御バルブ60によって開放されている。従っ
て、作動油が上部室3aから下部室3bへ流れる時は、
主に流路面積の大きな伸び側専用流路57を通り、下部
室3bから上部室3aへ流れる時は、主に流路面積の大
きな縮み側専用流路56を通る。これによって伸び側縮
み側ともに小さな減衰力となる。
【0030】また、制御バルブ60が、図5(a),
(b)に示した位置から時計回転方向に45゜程回動し
た時には、縮み側専用流路56と副流路50とは連通状
態のままであるが、伸び側専用流路57と副流路50と
は制御バルブ60によって遮断される。従って、作動油
が、上部室3aから下部室3bへ流れる時は、流路面積
の小さな伸び側主流路42を通り、下部室3bから上部
室3aへ流れる時は、主に流路面積の大きな縮み側専用
流路56を通る。これによって伸び側は大きな減衰力と
なり、縮み側は小さな減衰力となる。
(b)に示した位置から時計回転方向に45゜程回動し
た時には、縮み側専用流路56と副流路50とは連通状
態のままであるが、伸び側専用流路57と副流路50と
は制御バルブ60によって遮断される。従って、作動油
が、上部室3aから下部室3bへ流れる時は、流路面積
の小さな伸び側主流路42を通り、下部室3bから上部
室3aへ流れる時は、主に流路面積の大きな縮み側専用
流路56を通る。これによって伸び側は大きな減衰力と
なり、縮み側は小さな減衰力となる。
【0031】更に、制御バルブ60が、図5(a),
(b)に示した位置から反時計回転方向に45゜程回動
した時には、縮み側専用流路56と副流路50とは遮断
されるが、伸び側専用流路57と副流路50とは制御バ
ルブ60によって連通状態のままである。従って、作動
油が上部室3aから下部室3bへ流れる時は、流路面積
の大きな伸び側専用流路57を通り、下部室3bから上
部室3aへ流れる時は、流路面積の小さな縮み側主流路
41を通る。これによって伸び側は小さな減衰力となり
縮み側は大きな減衰力となる。
(b)に示した位置から反時計回転方向に45゜程回動
した時には、縮み側専用流路56と副流路50とは遮断
されるが、伸び側専用流路57と副流路50とは制御バ
ルブ60によって連通状態のままである。従って、作動
油が上部室3aから下部室3bへ流れる時は、流路面積
の大きな伸び側専用流路57を通り、下部室3bから上
部室3aへ流れる時は、流路面積の小さな縮み側主流路
41を通る。これによって伸び側は小さな減衰力となり
縮み側は大きな減衰力となる。
【0032】以上説明した様に、減衰力切換部6からの
信号を受けてアクチュエータにより制御バルブ60を作
動させて、制御バルブ60内の副流路50と縮み側専用
流路56及び伸び側専用流路57との連通面積を変える
ことにより、伸び側及び縮み側のうち何れか一方を常に
小さめの減衰力に設定したまま、他方の減衰力を大きく
変更することができる。
信号を受けてアクチュエータにより制御バルブ60を作
動させて、制御バルブ60内の副流路50と縮み側専用
流路56及び伸び側専用流路57との連通面積を変える
ことにより、伸び側及び縮み側のうち何れか一方を常に
小さめの減衰力に設定したまま、他方の減衰力を大きく
変更することができる。
【0033】次に、上述したショックアブソーバ3のモ
ード設定における動作について、図7に基づいて説明す
る。尚、ここでは、各状態量(車体およびタイヤの変
位、速度及び加速度)は上向きを正にとる。本実施例の
制御においては、ショックアブソーバ3の減衰力が車体
の運動に対し制振作用をする時には減衰力を大きく、減
衰力が車体の運動に対し励振作用をする時には減衰力を
小さくする。尚、減衰力が小さい状態とは、いわゆる低
減衰係数に設定されている状態をいい、減衰力が大きい
状態とは、高減衰係数に設定されている状態をいう。
ード設定における動作について、図7に基づいて説明す
る。尚、ここでは、各状態量(車体およびタイヤの変
位、速度及び加速度)は上向きを正にとる。本実施例の
制御においては、ショックアブソーバ3の減衰力が車体
の運動に対し制振作用をする時には減衰力を大きく、減
衰力が車体の運動に対し励振作用をする時には減衰力を
小さくする。尚、減衰力が小さい状態とは、いわゆる低
減衰係数に設定されている状態をいい、減衰力が大きい
状態とは、高減衰係数に設定されている状態をいう。
【0034】そして、この時のバネ上絶対速度dX2
(DXV)とバネ上バネ下間の相対速度dX2−dX1
と減衰力の関係は、図7に示した様に設定される。図7
中における第1のモード(S−Sモード)は、図6に示
した制御バルブ60の回転角θが0゜により実現され、
伸び側及び縮み側の減衰力がともに小さな制御状態とな
る。
(DXV)とバネ上バネ下間の相対速度dX2−dX1
と減衰力の関係は、図7に示した様に設定される。図7
中における第1のモード(S−Sモード)は、図6に示
した制御バルブ60の回転角θが0゜により実現され、
伸び側及び縮み側の減衰力がともに小さな制御状態とな
る。
【0035】また、第2のモード(H−Sモード)は、
制御バルブ60の回転角θのプラス(+)側のある回転
角θ+により実現され、伸び側の減衰力が大きく縮み側
の減衰力が小さな制御状態となる。更に、第3のモード
(S−Hモード)は、制御バルブ60の回転角θがマイ
ナス(−)側のある回転角θ−により実現され、縮み側
の減衰力が大きく伸び側の減衰力が小さな制御状態とな
る。
制御バルブ60の回転角θのプラス(+)側のある回転
角θ+により実現され、伸び側の減衰力が大きく縮み側
の減衰力が小さな制御状態となる。更に、第3のモード
(S−Hモード)は、制御バルブ60の回転角θがマイ
ナス(−)側のある回転角θ−により実現され、縮み側
の減衰力が大きく伸び側の減衰力が小さな制御状態とな
る。
【0036】次に、本実施例の制御の処理手順につい
て、図8及び図9に基づいて説明する。ここで、図8は
制御全体を示すメインのフローチャートであり、図9は
しきい値補正演算処理を示すフローチャートである。ま
ず、図8に示す様に、ステップ100において、加速度
センサ1からの信号に基づいて、バネ上上下加速度の取
り込みを行う。
て、図8及び図9に基づいて説明する。ここで、図8は
制御全体を示すメインのフローチャートであり、図9は
しきい値補正演算処理を示すフローチャートである。ま
ず、図8に示す様に、ステップ100において、加速度
センサ1からの信号に基づいて、バネ上上下加速度の取
り込みを行う。
【0037】ステップ200では、バネ上上下加速度
を、積分処理,ハイパスフィルタ処理,ローパスフィル
タ処理することにより、バネ上速度DXを演算する。ス
テップ300では、後に図9にて詳述する様に、バネ上
速度しきい値Vrefを、切り替え後経過時間に応じて補
正演算する。
を、積分処理,ハイパスフィルタ処理,ローパスフィル
タ処理することにより、バネ上速度DXを演算する。ス
テップ300では、後に図9にて詳述する様に、バネ上
速度しきい値Vrefを、切り替え後経過時間に応じて補
正演算する。
【0038】ステップ400では、指令値を演算する処
理を行なう。即ち、バネ上速度DXとしきい値Vrefと
の比較判定結果に応じて、制御バルブ60の位置が、前
記S−SモードからH−Sモード,S−Hモードの何れ
かの状態に切り替わる様に、アクチュエータを駆動する
ための指令値を演算する。また、バネ上速度DXと戻り
しきい値Vrtとの比較判定結果に応じて、H−Sモー
ド,S−Hモードの何れかの状態から前記S−Sモード
に制御バルブ60の位置が切り替わる様に、アクチュエ
ータを駆動するための指令値を演算する。
理を行なう。即ち、バネ上速度DXとしきい値Vrefと
の比較判定結果に応じて、制御バルブ60の位置が、前
記S−SモードからH−Sモード,S−Hモードの何れ
かの状態に切り替わる様に、アクチュエータを駆動する
ための指令値を演算する。また、バネ上速度DXと戻り
しきい値Vrtとの比較判定結果に応じて、H−Sモー
ド,S−Hモードの何れかの状態から前記S−Sモード
に制御バルブ60の位置が切り替わる様に、アクチュエ
ータを駆動するための指令値を演算する。
【0039】ステップ500では、前記指令値に応じて
アクチュエータを駆動するための駆動出力パターンを生
成する。そして、この駆動力出力パターンをアクチュエ
ータに出力することによって制御バルブ60を回動させ
て、ショックアブソーバ3のモードの設定を行なう。
アクチュエータを駆動するための駆動出力パターンを生
成する。そして、この駆動力出力パターンをアクチュエ
ータに出力することによって制御バルブ60を回動させ
て、ショックアブソーバ3のモードの設定を行なう。
【0040】次に、前記ステップ300のしきい値補正
演算処理の手順について、図9のフローチャートに基づ
き説明する。まず、ステップ310において、バネ上絶
対速度DXAが、しきい値Vrefを下から上へ横切った
か否かを判定する。
演算処理の手順について、図9のフローチャートに基づ
き説明する。まず、ステップ310において、バネ上絶
対速度DXAが、しきい値Vrefを下から上へ横切った
か否かを判定する。
【0041】このステップ310において、Yesであれ
ば、ステップ330にてしきい値を大きな値Vmaxに設
定し、ステップ332にて切替時刻t0を記憶し、ステ
ップ334にて後述するバネ上速度DX反転カウンタの
クリア処理を行ない、一旦本処理を終了する。
ば、ステップ330にてしきい値を大きな値Vmaxに設
定し、ステップ332にて切替時刻t0を記憶し、ステ
ップ334にて後述するバネ上速度DX反転カウンタの
クリア処理を行ない、一旦本処理を終了する。
【0042】一方、前記ステップ310において、No
であれば、ステップ520に進み、バネ上速度DXが正
負に2回反転したか否かを、反転カウンタ(バネ上速度
DXが正負に反転する毎にカウントアップする)をみて
判定する。このステップ320において、Yesであれ
ば、バネ上速度DXは1サイクルの変動があるにもかか
わらず、しきい値Vrefを横切らなかったものとして、
前記ステップ330に進み、しきい値Vrefを大きな値
Vmaxに持ち上げ、以下、前記ステップ332、334
に進み、一旦本処理を終了する。
であれば、ステップ520に進み、バネ上速度DXが正
負に2回反転したか否かを、反転カウンタ(バネ上速度
DXが正負に反転する毎にカウントアップする)をみて
判定する。このステップ320において、Yesであれ
ば、バネ上速度DXは1サイクルの変動があるにもかか
わらず、しきい値Vrefを横切らなかったものとして、
前記ステップ330に進み、しきい値Vrefを大きな値
Vmaxに持ち上げ、以下、前記ステップ332、334
に進み、一旦本処理を終了する。
【0043】一方、前記ステップ320において、No
と判定された場合、ステップ340に進み、次式によ
り、しきい値Vrefを切替からの経過時間に応じて減少
させる補正演算を行なう。 Vref=Vmax−kt・(time−t0) ここで、ktは、しきい値Vrefを経過時間に応じて減少
させる勾配係数であり、timeは、現在の時刻である。
と判定された場合、ステップ340に進み、次式によ
り、しきい値Vrefを切替からの経過時間に応じて減少
させる補正演算を行なう。 Vref=Vmax−kt・(time−t0) ここで、ktは、しきい値Vrefを経過時間に応じて減少
させる勾配係数であり、timeは、現在の時刻である。
【0044】続くS350では、しきい値Vrefが下限
のガード値Vminより大きいか否かを判定し、Noと判定
された場合は、ステップ360において下限のガード値
Vminの値にしきい値Vrefを設定する。一方、Yesの場
合は、そのまま一旦本処理を終了する。
のガード値Vminより大きいか否かを判定し、Noと判定
された場合は、ステップ360において下限のガード値
Vminの値にしきい値Vrefを設定する。一方、Yesの場
合は、そのまま一旦本処理を終了する。
【0045】以上の処理により、バネ上速度DXが高周
波のときは、しきい値Vrefが高いレベルに維持され、
指令値は低減衰係数であるS−Sモードとなり、ゴツゴ
ツ感が低減されることになる。次に、図10のタイミン
グチャートを用いて、本実施例の制御装置を搭載した車
両が、前半が低周波振動が発生する路面A、後半が高周
波振動が発生する路面Bを走行する場合の動作について
説明する。
波のときは、しきい値Vrefが高いレベルに維持され、
指令値は低減衰係数であるS−Sモードとなり、ゴツゴ
ツ感が低減されることになる。次に、図10のタイミン
グチャートを用いて、本実施例の制御装置を搭載した車
両が、前半が低周波振動が発生する路面A、後半が高周
波振動が発生する路面Bを走行する場合の動作について
説明する。
【0046】図10に示す様に、しきい値Vrefを前記
しきい値補正部7にて、指令値切替からの経過時間に応
じて小さくなる様に補正する。よって、グラフではしき
い値Vrefはノコギリ歯状で示されることになる。そし
て、バネ上速度DXが低周波である路面Aでは、しきい
値Vrefが小さくなった時点で、DXA>Vrefとなるの
で、アクチュエータを駆動するための指令値はDXに応
じて3モード(S−S,H−S,S−H)に切替わり、
スカイフック制御による効果的なバネ上制振を行なうこ
とができる。
しきい値補正部7にて、指令値切替からの経過時間に応
じて小さくなる様に補正する。よって、グラフではしき
い値Vrefはノコギリ歯状で示されることになる。そし
て、バネ上速度DXが低周波である路面Aでは、しきい
値Vrefが小さくなった時点で、DXA>Vrefとなるの
で、アクチュエータを駆動するための指令値はDXに応
じて3モード(S−S,H−S,S−H)に切替わり、
スカイフック制御による効果的なバネ上制振を行なうこ
とができる。
【0047】一方、路面Bでは、バネ上速度DXは高周
波であるため、バネ上速度DXの絶対値DXAがしきい
値Vrefを横切る前に、バネ上速度DXが1サイクル変
動する。そのため、しきい値Vrefが持ち上がり、指令
値は、最初の信号1回分だけ切り替わり、以降はS−S
モード(低減衰係数)に維持され、ゴツゴツ感が効果的
に低減される。
波であるため、バネ上速度DXの絶対値DXAがしきい
値Vrefを横切る前に、バネ上速度DXが1サイクル変
動する。そのため、しきい値Vrefが持ち上がり、指令
値は、最初の信号1回分だけ切り替わり、以降はS−S
モード(低減衰係数)に維持され、ゴツゴツ感が効果的
に低減される。
【0048】この様に、本実施例では、しきい値Vref
を指令値切替からの経過時間に応じて小さくなる様に補
正しているので、従来の様に、複雑な回路で周波数を検
出しなくとも、バネ上の状態がバネ上共振周波数から外
れ高周波振動になる程、ショックアブソーバ3がS−S
モードから切り替わりにくくすることができる。よっ
て、低周波振動と高周波振動が重畳した複合路におい
て、制振性が低下することがなく、しかも効果的にゴツ
ゴツ感を低減できるという顕著な効果を奏する。
を指令値切替からの経過時間に応じて小さくなる様に補
正しているので、従来の様に、複雑な回路で周波数を検
出しなくとも、バネ上の状態がバネ上共振周波数から外
れ高周波振動になる程、ショックアブソーバ3がS−S
モードから切り替わりにくくすることができる。よっ
て、低周波振動と高周波振動が重畳した複合路におい
て、制振性が低下することがなく、しかも効果的にゴツ
ゴツ感を低減できるという顕著な効果を奏する。
【0049】(第2実施例)次に、第2実施例の減衰力
可変ショックアブソーバ制御装置について説明する。本
実施例におけるショックアブソーバは、第1実施例と同
様の3モードに加え、第4のモードがあり、この第4の
モードは、前記図6に示した制御バルブ60の回転角θ
が、プラス(+)側のある回転角θ+と0゜との概略中
間位置により実現される。よって、伸び側の減衰力が第
1と第2のモード概略中間値で、縮み側の減衰力が小さ
な制御状態(以下、M−Sモードという)となる。
可変ショックアブソーバ制御装置について説明する。本
実施例におけるショックアブソーバは、第1実施例と同
様の3モードに加え、第4のモードがあり、この第4の
モードは、前記図6に示した制御バルブ60の回転角θ
が、プラス(+)側のある回転角θ+と0゜との概略中
間位置により実現される。よって、伸び側の減衰力が第
1と第2のモード概略中間値で、縮み側の減衰力が小さ
な制御状態(以下、M−Sモードという)となる。
【0050】次に、本実施例の制御の処理手順について
説明するが、ここでは、第1実施例で用いた図8及び図
9を参照し、第1実施例と異なる点を詳しく説明する。
まず、本実施例では、図8のステップ100にて、バネ
上上下加速度を取り込み、ステップ200にて、バネ上
速度DXの演算を行なう。
説明するが、ここでは、第1実施例で用いた図8及び図
9を参照し、第1実施例と異なる点を詳しく説明する。
まず、本実施例では、図8のステップ100にて、バネ
上上下加速度を取り込み、ステップ200にて、バネ上
速度DXの演算を行なう。
【0051】続くステップ300では、第1実施例の図
9とほぼ同様の手順で、下記両式に基づいて、2つのし
きい値Vref1,Vref2を切替後経過時間に応じて各々
補正演算する。 Vref1=Vmax1−kt1・(time−t01) Vref2=Vmax2−kt2・(time−t02) ここで、Vref1は第1の(S−S)モードから第4の
(M−S)モードへ切り換える際のしきい値であり、V
ref2は第4の(M−S)モードから第2の(H−S)
モード、及び第1の(S−S)モードから第3の(S−
H)モードへ切り替える際のしきい値である。
9とほぼ同様の手順で、下記両式に基づいて、2つのし
きい値Vref1,Vref2を切替後経過時間に応じて各々
補正演算する。 Vref1=Vmax1−kt1・(time−t01) Vref2=Vmax2−kt2・(time−t02) ここで、Vref1は第1の(S−S)モードから第4の
(M−S)モードへ切り換える際のしきい値であり、V
ref2は第4の(M−S)モードから第2の(H−S)
モード、及び第1の(S−S)モードから第3の(S−
H)モードへ切り替える際のしきい値である。
【0052】また、Vref1<Vref2となる様に以下の
パラメータ設定をする。 上限値 : Vmax1<Vmax2 下限値 : Vmin1<Vmin2 勾配係数: kt1 >kt2 続くステップ300では、バネ上速度DXとしきい値V
ref1,Vref2及び戻りしきい値Vrtとの比較判定結果
に応じて、前記4モード(H−S,M−S,S−S,S
−H)の何れかの状態に制御バルブ60の位置が切り替
わるよう、アクチュエータを駆動するための指令値を演
算する。
パラメータ設定をする。 上限値 : Vmax1<Vmax2 下限値 : Vmin1<Vmin2 勾配係数: kt1 >kt2 続くステップ300では、バネ上速度DXとしきい値V
ref1,Vref2及び戻りしきい値Vrtとの比較判定結果
に応じて、前記4モード(H−S,M−S,S−S,S
−H)の何れかの状態に制御バルブ60の位置が切り替
わるよう、アクチュエータを駆動するための指令値を演
算する。
【0053】ステップ500では、前記指令値に応じて
アクチュエータを駆動するための駆動出力パターンを生
成し、一旦本処理を終了する。次に、図11のタイミイ
ングチャートを用い、本実施例において、前半が低周波
振動が発生する路面A、後半が高周波振動が発生する路
面Bを走行する場合について説明する。尚、後半は高周
波の振動状態が更に2つに分かれている。
アクチュエータを駆動するための駆動出力パターンを生
成し、一旦本処理を終了する。次に、図11のタイミイ
ングチャートを用い、本実施例において、前半が低周波
振動が発生する路面A、後半が高周波振動が発生する路
面Bを走行する場合について説明する。尚、後半は高周
波の振動状態が更に2つに分かれている。
【0054】図11に示す様に、しきい値Vref1、Vr
ef2を、しきい値補正部7にて、指令値切替からの経過
時間に応じて小さくなる様に、各々補正する。そして、
バネ上速度DXが低周波である路面Aでは、しきい値V
ref1、Vref2が小さくなった時点で、DXA>Vref
1,DXA>Vref2となるので、アクチュエータを駆
動するための指令値は、DXに応じて4モード(S−
S,M−S,H−S,S−H)に切り替わり、スカイフ
ック制御による効果的なバネ上制振が実現できる。
ef2を、しきい値補正部7にて、指令値切替からの経過
時間に応じて小さくなる様に、各々補正する。そして、
バネ上速度DXが低周波である路面Aでは、しきい値V
ref1、Vref2が小さくなった時点で、DXA>Vref
1,DXA>Vref2となるので、アクチュエータを駆
動するための指令値は、DXに応じて4モード(S−
S,M−S,H−S,S−H)に切り替わり、スカイフ
ック制御による効果的なバネ上制振が実現できる。
【0055】一方、バネ上速度DXの周波数が高い路面
Bの前半は、しきい値Vref2が高いレベルにあり、指
令値は、最初の信号1回分だけH−Sモードまで切り替
わり、以降は伸び側が中間減衰係数であるM−Sモード
まで切り替わるので、ゴツゴツ感が緩和される。
Bの前半は、しきい値Vref2が高いレベルにあり、指
令値は、最初の信号1回分だけH−Sモードまで切り替
わり、以降は伸び側が中間減衰係数であるM−Sモード
まで切り替わるので、ゴツゴツ感が緩和される。
【0056】また、バネ上速度DXの周波数が更に高い
路面Bの後半は、バネ上速度DXの絶対値DXAがしき
い値Vref1を横切る前に、バネ上速度DXが1サイク
ル変動するため、しきい値Vref1が持ち上がり、指令
値は、S−Sに維持され、ゴツゴツ感が効果的に低減さ
れる。
路面Bの後半は、バネ上速度DXの絶対値DXAがしき
い値Vref1を横切る前に、バネ上速度DXが1サイク
ル変動するため、しきい値Vref1が持ち上がり、指令
値は、S−Sに維持され、ゴツゴツ感が効果的に低減さ
れる。
【0057】この様に、本実施例では、レベルの異なる
2つのしきい値Vref1,Vref2を設定するとともに、
この両しきい値Vref1,Vref2を、各々指令値切替か
らの経過時間に応じて小さくなる様に補正しているの
で、バネ上速度DXの周波数が高い路面Bの2つの状態
に応じて、一層精密にショックアブソーバ3を制御して
ゴツゴツ感が低減できるという効果がある。
2つのしきい値Vref1,Vref2を設定するとともに、
この両しきい値Vref1,Vref2を、各々指令値切替か
らの経過時間に応じて小さくなる様に補正しているの
で、バネ上速度DXの周波数が高い路面Bの2つの状態
に応じて、一層精密にショックアブソーバ3を制御して
ゴツゴツ感が低減できるという効果がある。
【0058】また、第1実施例及び第2実施例を説明す
るために用いた図9のステップ330において、しきい
値Vrefを所定値Vmaxに設定したが、Vmaxを所定値で
はなく、その時のしきい値Vref(実際的にはVrefの最
新値)の大きさに応じて、Vrefが小さければVmaxを小
さく、Vrefが大きければVmaxを大きく設定してもよ
い。これにより、例えば高速道路等の良路で、必要以上
にしきい値が持ち上がることが防げ、制振性が向上する
という効果がある。
るために用いた図9のステップ330において、しきい
値Vrefを所定値Vmaxに設定したが、Vmaxを所定値で
はなく、その時のしきい値Vref(実際的にはVrefの最
新値)の大きさに応じて、Vrefが小さければVmaxを小
さく、Vrefが大きければVmaxを大きく設定してもよ
い。これにより、例えば高速道路等の良路で、必要以上
にしきい値が持ち上がることが防げ、制振性が向上する
という効果がある。
【0059】(第3実施例;その1)次に、第3実施例
の減衰力可変ショックアブソーバ制御装置について説明
する。本実施例は、図12に示す様に、加速度センサ6
01,バネ上速度演算部604,減衰力切替部606等
を設けたものであるが、指令値演算部605の後に周波
数補償部607及び切替頻度演算部609を設けた点が
前記第1,第2実施例と異なり、周波数補償部607に
モード間に異なる切替ディレイ時間を設けたことが特徴
である。尚、本実施例のショックアブソーバ603で
は、第2実施例と同様に4モードがある。
の減衰力可変ショックアブソーバ制御装置について説明
する。本実施例は、図12に示す様に、加速度センサ6
01,バネ上速度演算部604,減衰力切替部606等
を設けたものであるが、指令値演算部605の後に周波
数補償部607及び切替頻度演算部609を設けた点が
前記第1,第2実施例と異なり、周波数補償部607に
モード間に異なる切替ディレイ時間を設けたことが特徴
である。尚、本実施例のショックアブソーバ603で
は、第2実施例と同様に4モードがある。
【0060】次に、本実施例の制御の処理手順につい
て、図13のフローチャートに基づき説明する。まず、
図13のステップ1100において、バネ上上下加速度
の取り込みを行う。続くステップ1200では、バネ上
上下加速度を、積分処理,ハイパスフィルタ処理,ロー
パスフィルタ処理することにより、バネ上速度DXを演
算する。
て、図13のフローチャートに基づき説明する。まず、
図13のステップ1100において、バネ上上下加速度
の取り込みを行う。続くステップ1200では、バネ上
上下加速度を、積分処理,ハイパスフィルタ処理,ロー
パスフィルタ処理することにより、バネ上速度DXを演
算する。
【0061】ステップ1300では、予め設定したしき
い値Vref1,Vref2、戻りしきい値Vrtとバネ上速度
DXとの比較判定結果に応じて、制御バルブ60の位置
を、前記4モード(H−S,M−S,S−S,S−H)
の何れかの状態に切り替わるよう、アクチュエータを駆
動するための指令値を演算する。
い値Vref1,Vref2、戻りしきい値Vrtとバネ上速度
DXとの比較判定結果に応じて、制御バルブ60の位置
を、前記4モード(H−S,M−S,S−S,S−H)
の何れかの状態に切り替わるよう、アクチュエータを駆
動するための指令値を演算する。
【0062】ステップ1400では、上記指令値の切替
頻度を、図14のタイミングチャートに示す様に、指令
値の切替回数と指令値の切替時間から演算する。ステッ
プ1500では、周波数補償処理として、例えば図15
に示す様なマップを用いて、モード間の切替ディレイ時
間t1,t2、及び保持時間thを、指令値の切替頻度
に応じて補正演算する。
頻度を、図14のタイミングチャートに示す様に、指令
値の切替回数と指令値の切替時間から演算する。ステッ
プ1500では、周波数補償処理として、例えば図15
に示す様なマップを用いて、モード間の切替ディレイ時
間t1,t2、及び保持時間thを、指令値の切替頻度
に応じて補正演算する。
【0063】ここで、切替ディレイ時間t1は、S−S
モードからM−Sモードに切替指令値が出た場合、所定
のディレイ時間だけS−Sモードに保持しておき、所定
のディレイ時間経過後にM−Sモードなるよう指令値を
補正するための設定時間である。また、切替ディレイ時
間t2は、M−SモードからH−Sモードに切替指令値
が出た場合、所定のディレイ時間だけM−Sモードに保
持しておき、所定のディレイ時間経過後にH−Sモード
なるよう指令値を補正するための設定時間である。更
に、切替ディレイ時間thは、指令値をM−Sモードに
保持する時間である。
モードからM−Sモードに切替指令値が出た場合、所定
のディレイ時間だけS−Sモードに保持しておき、所定
のディレイ時間経過後にM−Sモードなるよう指令値を
補正するための設定時間である。また、切替ディレイ時
間t2は、M−SモードからH−Sモードに切替指令値
が出た場合、所定のディレイ時間だけM−Sモードに保
持しておき、所定のディレイ時間経過後にH−Sモード
なるよう指令値を補正するための設定時間である。更
に、切替ディレイ時間thは、指令値をM−Sモードに
保持する時間である。
【0064】続くステップ1600では、アクチュエー
タを駆動するため、ステップ1500で補正演算した指
令値(補償値)に応じて、アクチュエータ駆動出力パタ
ーンを生成する。尚、アクチュエータがステップモータ
の場合、駆動回路は既知の様に駆動出力パターンに対応
した駆動電圧をステップモータの各相に順次印加し、制
御バルブ60を、各減衰力モードに対応する回転角位置
に正転または反転させる。
タを駆動するため、ステップ1500で補正演算した指
令値(補償値)に応じて、アクチュエータ駆動出力パタ
ーンを生成する。尚、アクチュエータがステップモータ
の場合、駆動回路は既知の様に駆動出力パターンに対応
した駆動電圧をステップモータの各相に順次印加し、制
御バルブ60を、各減衰力モードに対応する回転角位置
に正転または反転させる。
【0065】以上の処理により、バネ上速度DXが高周
波のときは、切替ディレイ時間t1,t2、及び保持時
間thの効果により、指令値(補償値)が、低減衰係数
であるS−Sモードまたは伸び側中間減衰係数であるM
−Sモードに維持され、ゴツゴツ感が低減される。
波のときは、切替ディレイ時間t1,t2、及び保持時
間thの効果により、指令値(補償値)が、低減衰係数
であるS−Sモードまたは伸び側中間減衰係数であるM
−Sモードに維持され、ゴツゴツ感が低減される。
【0066】次に、前記図14のタイミングチャートを
用い、前半が低周波振動が発生する路面A、後半が高周
波振動が発生する路面Bを走行する場合について説明す
る。指令値(補償値)は、図14に示す様に、アクチュ
エータの切替ディレイ時間t1,t2、及び保持時間t
hが、伸び側高減衰係数(H−S)になる程大きく設定
してある。よって、バネ上速度DXが低周波である路面
Aでは、バネ上速度DXの周期が長いため、伸び側高減
衰係数(H−S)まで切り替わる。
用い、前半が低周波振動が発生する路面A、後半が高周
波振動が発生する路面Bを走行する場合について説明す
る。指令値(補償値)は、図14に示す様に、アクチュ
エータの切替ディレイ時間t1,t2、及び保持時間t
hが、伸び側高減衰係数(H−S)になる程大きく設定
してある。よって、バネ上速度DXが低周波である路面
Aでは、バネ上速度DXの周期が長いため、伸び側高減
衰係数(H−S)まで切り替わる。
【0067】それに対して、バネ上速度DXが高周波で
ある路面Bでは、バネ上速度DXの周期が短いため、伸
び側中間減衰係数であるM−Sモードまでしか切り替わ
らず、更に、路面Bでの指令値の切替頻度が高いことか
ら、前記切替ディレイ時間t1,t2、及び保持時間t
hが大きく設定され、以後、低減衰係数であるS−Sモ
ードに維持される。
ある路面Bでは、バネ上速度DXの周期が短いため、伸
び側中間減衰係数であるM−Sモードまでしか切り替わ
らず、更に、路面Bでの指令値の切替頻度が高いことか
ら、前記切替ディレイ時間t1,t2、及び保持時間t
hが大きく設定され、以後、低減衰係数であるS−Sモ
ードに維持される。
【0068】以上の様にして、バネ上速度DXが低周波
である路面Aでは、スカイフック制御による効果的なバ
ネ上制振が実現され、一方、バネ上速度DXが高周波で
ある路面Bでは、低減衰係数に維持され、ゴツゴツ感が
効果的に低減される。 (第3実施例;その2)前記第3実施例(その1)で
は、減衰力切替部606における4モード間の切替ディ
レイ時間を、周波数補償部607により補正することに
したが、その変形例である本実施例では、中間減衰係数
である第4のモードを省いた3モード間の切替ディレイ
時間を補正する様にした。
である路面Aでは、スカイフック制御による効果的なバ
ネ上制振が実現され、一方、バネ上速度DXが高周波で
ある路面Bでは、低減衰係数に維持され、ゴツゴツ感が
効果的に低減される。 (第3実施例;その2)前記第3実施例(その1)で
は、減衰力切替部606における4モード間の切替ディ
レイ時間を、周波数補償部607により補正することに
したが、その変形例である本実施例では、中間減衰係数
である第4のモードを省いた3モード間の切替ディレイ
時間を補正する様にした。
【0069】この場合の動作を、図16に示すタイミン
グチャートを用いて、前半が低周波振動が発生する路面
A、後半が高周波振動が発生する路面Bを走行する場合
について説明する。この例では、指令値(補償値)に
は、図16に示す様に、アクチュエータの切替ディレイ
時間t1(S−SモードからH−Sモードに切替指令値
が出た場合、所定のディレイ時間だけS−Sモードに保
持しておき、所定のディレイ時間経過後にH−Sモード
なるよう指令値を補正するための設定時間)が設けてあ
る。よって、バネ上速度DXが低周波である路面Aで
は、バネ上速度DXの周期が長いので、伸び側高減衰係
数(H−S)まで切り替わる。
グチャートを用いて、前半が低周波振動が発生する路面
A、後半が高周波振動が発生する路面Bを走行する場合
について説明する。この例では、指令値(補償値)に
は、図16に示す様に、アクチュエータの切替ディレイ
時間t1(S−SモードからH−Sモードに切替指令値
が出た場合、所定のディレイ時間だけS−Sモードに保
持しておき、所定のディレイ時間経過後にH−Sモード
なるよう指令値を補正するための設定時間)が設けてあ
る。よって、バネ上速度DXが低周波である路面Aで
は、バネ上速度DXの周期が長いので、伸び側高減衰係
数(H−S)まで切り替わる。
【0070】それに対して、バネ上速度DXが高周波で
ある路面Bでは、バネ上速度DXの周期が短く、指令値
の切替頻度が高いことから、数回H−Sまで切り替わっ
た後、低減衰係数であるS−Sモードに維持される。そ
の結果、前記第3実施例(その1)と同様に、路面に応
じたバネ上制振が実現でき、しかもゴツゴツ感を低減が
できることになる。
ある路面Bでは、バネ上速度DXの周期が短く、指令値
の切替頻度が高いことから、数回H−Sまで切り替わっ
た後、低減衰係数であるS−Sモードに維持される。そ
の結果、前記第3実施例(その1)と同様に、路面に応
じたバネ上制振が実現でき、しかもゴツゴツ感を低減が
できることになる。
【0071】但し、この場合は、切替ディレイ時間t1
は、第3実施例(その1)のt1,th,t2より若干
小さい所定値に設定することにより、バネ上制振とゴツ
ゴツ感低減の性能バランスを図るものとする。尚、この
第3実施例(その1,2)では、周波数補償部607
は、減衰力切替部606のモード間の切替ディレイ時間
t1,t2、及び、保持時間thを指令値の切替頻度に
応じて補正することにしたが、切替頻度を演算せず、予
め設定した所定の切替ディレイ時間、及び保持時間を用
いる様にしてもよく、これによって処理回路の簡素化を
図ることができる。
は、第3実施例(その1)のt1,th,t2より若干
小さい所定値に設定することにより、バネ上制振とゴツ
ゴツ感低減の性能バランスを図るものとする。尚、この
第3実施例(その1,2)では、周波数補償部607
は、減衰力切替部606のモード間の切替ディレイ時間
t1,t2、及び、保持時間thを指令値の切替頻度に
応じて補正することにしたが、切替頻度を演算せず、予
め設定した所定の切替ディレイ時間、及び保持時間を用
いる様にしてもよく、これによって処理回路の簡素化を
図ることができる。
【0072】(第4実施例)次に、第4実施例の減衰力
可変ショックアブソーバ制御装置について説明する。本
実施例は、前記第3実施例と同様な周波数補償部607
にて、4モード間に異なる(図5に示した制御バルブの
回転角の)切替速度を設定することにより、バネ上が高
周波振動の場合は自動的にショックアブソーバが低減衰
係数である第1のモード、または、中間減衰係数である
第4のモードから切り替わりにくくすることを特徴とす
るものである。
可変ショックアブソーバ制御装置について説明する。本
実施例は、前記第3実施例と同様な周波数補償部607
にて、4モード間に異なる(図5に示した制御バルブの
回転角の)切替速度を設定することにより、バネ上が高
周波振動の場合は自動的にショックアブソーバが低減衰
係数である第1のモード、または、中間減衰係数である
第4のモードから切り替わりにくくすることを特徴とす
るものである。
【0073】以下、第3実施例で用いた図13を参照し
て、第3実施例と異なる点を詳細に説明する。まず、図
13のステップ1400にて、予め切替頻度を演算す
る。次に、ステップ1500にて、周波数補償部607
にて、図17に示す様に、モード間に異なる切替速度を
(S−SモードからM−Sモードへの切替速度に対し、
M−SモードからH−Sモードへの切替速度を遅くなる
様に)設定する。
て、第3実施例と異なる点を詳細に説明する。まず、図
13のステップ1400にて、予め切替頻度を演算す
る。次に、ステップ1500にて、周波数補償部607
にて、図17に示す様に、モード間に異なる切替速度を
(S−SモードからM−Sモードへの切替速度に対し、
M−SモードからH−Sモードへの切替速度を遅くなる
様に)設定する。
【0074】ここで、前記ステップ1400にて、予め
演算した切替頻度が小さい場合は、舗装路等の良路と判
定し、図17の一点鎖線で示す様に切替速度を大きく設
定し、バネ上の制振を重視した切替制御を行なう。一
方、切替頻度が大きい場合は、悪路と判定し、図17の
実線で示す様に切替速度を比較的小さく設定し、ゴツゴ
ツ低減を重視した切替制御を行なう。
演算した切替頻度が小さい場合は、舗装路等の良路と判
定し、図17の一点鎖線で示す様に切替速度を大きく設
定し、バネ上の制振を重視した切替制御を行なう。一
方、切替頻度が大きい場合は、悪路と判定し、図17の
実線で示す様に切替速度を比較的小さく設定し、ゴツゴ
ツ低減を重視した切替制御を行なう。
【0075】尚、処理の簡素化のため、前記ステップ1
400を省き、前記ステップ1500で、図示しない適
度な切替速度を設定してもよい。但し、この場合も図1
7と同様に、モード間で異なる切替速度(S−Sモード
からM−Sモードへの切替速度に対し、M−Sモードか
らH−Sモードへの切替速度を遅くなるよう)に設定す
ることで、バネ上振動がバネ上共振周波数から外れ高周
波数になる程、伸び側が高減衰係数であるH−Sモード
へ切り替わりにくくする。
400を省き、前記ステップ1500で、図示しない適
度な切替速度を設定してもよい。但し、この場合も図1
7と同様に、モード間で異なる切替速度(S−Sモード
からM−Sモードへの切替速度に対し、M−Sモードか
らH−Sモードへの切替速度を遅くなるよう)に設定す
ることで、バネ上振動がバネ上共振周波数から外れ高周
波数になる程、伸び側が高減衰係数であるH−Sモード
へ切り替わりにくくする。
【0076】また、減衰係数が連続的に切替えられる減
衰力可変ショックアブソーバを持ったシステムでは、例
えば、図18に示す様に、減衰係数が(図5に示した制
御バルブの回転角が、+方向、−方向に)大きくなる
程、切替速度を小さく設定することにより、バネ上振動
がバネ上共振周波数から外れ高周波数になる程、伸び側
が高減衰係数であるH−Sモードへ切り替わりにくくす
る様にしてもよい。
衰力可変ショックアブソーバを持ったシステムでは、例
えば、図18に示す様に、減衰係数が(図5に示した制
御バルブの回転角が、+方向、−方向に)大きくなる
程、切替速度を小さく設定することにより、バネ上振動
がバネ上共振周波数から外れ高周波数になる程、伸び側
が高減衰係数であるH−Sモードへ切り替わりにくくす
る様にしてもよい。
【0077】更に、この第4実施例では、効果の大きい
方法として、H−Sモードへ切り替わりにくくする実施
例を示したが、S−Hモードへ切り替わりにくくする設
定をしてもよい。尚、本発明の減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置は上記実施例に限定されるものではな
く、その趣旨を逸脱しない限り例えば以下の如く種々変
形可能である。
方法として、H−Sモードへ切り替わりにくくする実施
例を示したが、S−Hモードへ切り替わりにくくする設
定をしてもよい。尚、本発明の減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置は上記実施例に限定されるものではな
く、その趣旨を逸脱しない限り例えば以下の如く種々変
形可能である。
【0078】(1)車両に前後方向加速度センサ或は横
方向加速度センサを取り付け、このセンサから出力され
る信号に基づいて、車両に対して制振作用をする減衰力
の大きさを切り替えても良い。 (2)車両に車輪速度センサ或は車速センサを取り付
け、このセンサから出力される信号に基づいて、車両に
対して制振作用をする減衰力の大きさを切り替えても良
い。 (3)加速度センサ1によって検出されたバネ上加速度
信号のうちバネ上共振周波数付近の成分を取り出すロー
パスフィルタを設け、このローパスフィルタからの出力
信号に応じて制御を行なっても良い。
方向加速度センサを取り付け、このセンサから出力され
る信号に基づいて、車両に対して制振作用をする減衰力
の大きさを切り替えても良い。 (2)車両に車輪速度センサ或は車速センサを取り付
け、このセンサから出力される信号に基づいて、車両に
対して制振作用をする減衰力の大きさを切り替えても良
い。 (3)加速度センサ1によって検出されたバネ上加速度
信号のうちバネ上共振周波数付近の成分を取り出すロー
パスフィルタを設け、このローパスフィルタからの出力
信号に応じて制御を行なっても良い。
【0079】(5)本発明の減衰力ショックアブソーバ
は、各車輪独立に制御を行っても良いし、車両のロー
ル、ピッチ運動の大きさに応じて、バネ上の絶対速度
と、そのしきい値との比較における信号処理に補正を加
えても良い。 (6)本発明の減衰力ショックアブソーバは、図5にお
いて第2のモードが存在しない、すなわち制御バルブの
切り替えが伸び側流路でのみ行われる構造でも良い。
は、各車輪独立に制御を行っても良いし、車両のロー
ル、ピッチ運動の大きさに応じて、バネ上の絶対速度
と、そのしきい値との比較における信号処理に補正を加
えても良い。 (6)本発明の減衰力ショックアブソーバは、図5にお
いて第2のモードが存在しない、すなわち制御バルブの
切り替えが伸び側流路でのみ行われる構造でも良い。
【0080】(7)本発明の減衰力ショックアブソーバ
は、速度しきい値が複数設定され、それに応じて車両に
対して制振作用をする減衰力を多段或は連続的に切り替
えるシステムでも良い。尚、バネ上の絶対速度とは、各
車輪のサスペンションアッパーサポート付近の車体の上
下方向絶対速度のことである。また、バネ上バネ下間相
対速度とは、ショックアブソーバ伸縮速度と考えて良
い。
は、速度しきい値が複数設定され、それに応じて車両に
対して制振作用をする減衰力を多段或は連続的に切り替
えるシステムでも良い。尚、バネ上の絶対速度とは、各
車輪のサスペンションアッパーサポート付近の車体の上
下方向絶対速度のことである。また、バネ上バネ下間相
対速度とは、ショックアブソーバ伸縮速度と考えて良
い。
【0081】また、一般的にショックアブソーバの減衰
力は、ショックアブソーバの伸縮速度に依存するが、本
明細書における「減衰力を大きく」、「減衰力を小さ
く」、「減衰力の変更」、「減衰力値を決定」等の表現
は、制御における減衰力の設定の変更を意味している。
力は、ショックアブソーバの伸縮速度に依存するが、本
明細書における「減衰力を大きく」、「減衰力を小さ
く」、「減衰力の変更」、「減衰力値を決定」等の表現
は、制御における減衰力の設定の変更を意味している。
【0082】更に、しきい値は三角波形状以外に時間軸
に対する双曲線マップにて与えてもよい。これは時間
(周期)と周波数が逆数の関係にあることに基づく設定
方法であり、バネ上速度の周期が短い(切替後経過時間
が短い)ほど、高い振動周波数で切り替わるのを防止す
るため、しきい値を高めるという考え方によるものであ
る。つまり、しきい値は単調減少する任意の関数やマッ
プから演算してよい。
に対する双曲線マップにて与えてもよい。これは時間
(周期)と周波数が逆数の関係にあることに基づく設定
方法であり、バネ上速度の周期が短い(切替後経過時間
が短い)ほど、高い振動周波数で切り替わるのを防止す
るため、しきい値を高めるという考え方によるものであ
る。つまり、しきい値は単調減少する任意の関数やマッ
プから演算してよい。
【0083】
【発明の効果】以上詳述した様に、本発明の減衰力可変
ショックアブソーバ制御装置は、直接に振動周波数を検
出する複雑な回路構成を必要とせず、周波数補償手段に
よって、車体のバネ上の運動に対し制振作用をする減衰
力の大きさを、バネ上振動周波数に応じて自動的に補償
することができる。よって、簡素な構成でありながら、
従来の課題であったゴツゴツ感の低減と制振性の向上と
いう相反する乗り心地性能を、路面状態の違いに応じて
好適なバランスをとりながら向上できるという優れた効
果がある。特に、本発明は、低周波振動と高周波振動が
重畳した複合路に対して大きな効果がある。
ショックアブソーバ制御装置は、直接に振動周波数を検
出する複雑な回路構成を必要とせず、周波数補償手段に
よって、車体のバネ上の運動に対し制振作用をする減衰
力の大きさを、バネ上振動周波数に応じて自動的に補償
することができる。よって、簡素な構成でありながら、
従来の課題であったゴツゴツ感の低減と制振性の向上と
いう相反する乗り心地性能を、路面状態の違いに応じて
好適なバランスをとりながら向上できるという優れた効
果がある。特に、本発明は、低周波振動と高周波振動が
重畳した複合路に対して大きな効果がある。
【図1】 本発明の減衰力可変ショックアブソーバ制御
装置の全体構成を示す概略構成図である。
装置の全体構成を示す概略構成図である。
【図2】 第1実施例の減衰力可変ショックアブソーバ
制御装置の全体構成を示すブロック図である。
制御装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】 第1実施例のショックアブソーバの構造を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図4】 制御バルブの縦断面図である。
【図5】 ショックアブソーバの要部の横断面を示し、
(a)は図3のA−A断面図,(c)は図3のB−B断
面図である。
(a)は図3のA−A断面図,(c)は図3のB−B断
面図である。
【図6】 制御バルブの回転角と連通面積との関係を示
した特性図である。
した特性図である。
【図7】 バネ上絶対速度とバネ上バネ下間の相対速度
と減衰力の関係を示した特性図である。
と減衰力の関係を示した特性図である。
【図8】 第1実施例の制御のメインルーチンを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図9】 しきい値補正演算処理を示すフローチャート
である。
である。
【図10】 第1実施例の制御のタイミングチャートで
ある。
ある。
【図11】 第2実施例の制御のタイミングチャートで
ある。
ある。
【図12】 第3実施例の全体構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図13】 第3実施例の制御のメインルーチンを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図14】 第3実施例の制御のタイミングチャートで
ある。
ある。
【図15】 切替頻度に対する切替ディレイ時間、保持
時間の設定マップを示すグラフである。
時間の設定マップを示すグラフである。
【図16】 第3実施例の変形例を示すタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図17】 各モード間の切替速度の設定マップを示す
グラフである。
グラフである。
【図18】 制御バルブの回転角に対する切替速度の設
定マップを示すグラフである。
定マップを示すグラフである。
【図19】 Karnoppの減衰力制御方法を示した説明図
である。
である。
【図20】 Karnoppの制御におけるバネ上絶対速度と
バネ上バネ下間の相対速度と減衰力との関係を示した特
性図である。
バネ上バネ下間の相対速度と減衰力との関係を示した特
性図である。
1,601…加速度センサ 3,603…
ショックアブソーバ 4,604…バネ上速度演算部 5,605…
指令値演算部 6,606…減衰力切替部 7…しきい値
補正部 607…周波数補償部 609…切替
頻度演算部
ショックアブソーバ 4,604…バネ上速度演算部 5,605…
指令値演算部 6,606…減衰力切替部 7…しきい値
補正部 607…周波数補償部 609…切替
頻度演算部
Claims (4)
- 【請求項1】 作動流体の流路を調節することによって
減衰力を変更するショックアブソーバと、 車両のバネ上の上下方向加速度を検出する加速度検出手
段と、 該加速度検出手段からの信号に基づいて、バネ上の上下
方向速度を演算するバネ上速度演算手段と、 該バネ上速度演算手段によって演算されたバネ上速度に
基づいて、前記ショックアブソーバの状態を、伸び側及
び縮み側減衰力をともに小さくする第1のモードと、縮
み側減衰力を小さく伸び側減衰力を大きく設定する第2
のモードと、伸び側減衰力を小さく縮み側減衰力を大き
く設定する第3のモードとの、少なくと3モードの何れ
かの状態に切り替える減衰力制御手段と、 バネ上の状態がバネ上共振周波数から外れ高周波振動に
なる程、前記ショックアブソーバが前記第1のモードか
ら切り替わりにくくする振動周波数補償手段と、 を備えることを特徴とする減衰力可変ショックアブソー
バ制御装置。 - 【請求項2】 前記振動周波数補償手段は、切替判定の
しきい値を切替後経過時間に応じて補正することによ
り、バネ上の状態がバネ上共振周波数から外れ高周波振
動になる程、前記ショックアブソーバが第1のモードか
ら切り替わりにくくすることを特徴とする請求項1記載
の減衰力可変ショックアブソーバ制御装置。 - 【請求項3】 前記振動周波数補償手段は、前記減衰力
制御手段にモード間で異なる切替ディレイ時間を設ける
ことにより、バネ上の状態がバネ上共振周波数から外れ
高周波振動になる程、前記ショックアブソーバが第1の
モードから切り替わりにくくすることを特徴とする請求
項1記載の減衰力可変ショックアブソーバ制御装置。 - 【請求項4】 前記振動周波数補償手段は、前記減衰力
制御手段にモード間で異なる切替速度を設けることによ
り、バネ上の状態がバネ上共振周波数から外れ高周波振
動になる程、前記ショックアブソーバが第1のモードか
ら切り替わりにくくすることを特徴とする請求項1記載
の減衰力可変ショックアブソーバ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32017393A JPH07172129A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32017393A JPH07172129A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07172129A true JPH07172129A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18118515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32017393A Pending JPH07172129A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07172129A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006327434A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Hitachi Ltd | サスペンション制御装置 |
| KR20120112046A (ko) * | 2011-03-30 | 2012-10-11 | 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 | 서스펜션 장치 |
| JP2012250550A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Hitachi Automotive Systems Ltd | サスペンション制御装置 |
| JP2015083469A (ja) * | 2015-01-19 | 2015-04-30 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | サスペンション装置 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP32017393A patent/JPH07172129A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006327434A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Hitachi Ltd | サスペンション制御装置 |
| KR20120112046A (ko) * | 2011-03-30 | 2012-10-11 | 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 | 서스펜션 장치 |
| CN102729761A (zh) * | 2011-03-30 | 2012-10-17 | 日立汽车系统株式会社 | 悬架装置 |
| JP2012206685A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Hitachi Automotive Systems Ltd | サスペンション装置 |
| US9731575B2 (en) | 2011-03-30 | 2017-08-15 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Suspension apparatus |
| JP2012250550A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Hitachi Automotive Systems Ltd | サスペンション制御装置 |
| JP2015083469A (ja) * | 2015-01-19 | 2015-04-30 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | サスペンション装置 |
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