JPH07117443A - サスペンション制御装置 - Google Patents
サスペンション制御装置Info
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- JPH07117443A JPH07117443A JP27254293A JP27254293A JPH07117443A JP H07117443 A JPH07117443 A JP H07117443A JP 27254293 A JP27254293 A JP 27254293A JP 27254293 A JP27254293 A JP 27254293A JP H07117443 A JPH07117443 A JP H07117443A
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- Japan
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- control gain
- control
- sprung
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Abstract
(57)【要約】
【目的】乗員の乗車位置や積載物の載置位置等の変化に
よるバネ上共振周波数の変化に対応して良好な減衰力制
御を行う。 【構成】車両の停車時に車体を水平状態に維持して、荷
重センサの荷重検出値W FL〜WRRを読込み(ステップS
34)、これらに基づいて各輪のバネ上質量m2F L 〜m
2RR を算出し(ステップS35)、これに基づいて各輪
のバネ上共振周波数fUFL 〜fURR を算出し、これらに
応じた上下加速度の周波数と制御ゲインとの関係を表す
制御ゲイン算出用マップを選択し(ステップS37)、
走行時に選択された制御ゲイン算出用マップを参照して
制御ゲインを設定し、最適な減衰力制御を行って車体姿
勢変化を抑制する。
よるバネ上共振周波数の変化に対応して良好な減衰力制
御を行う。 【構成】車両の停車時に車体を水平状態に維持して、荷
重センサの荷重検出値W FL〜WRRを読込み(ステップS
34)、これらに基づいて各輪のバネ上質量m2F L 〜m
2RR を算出し(ステップS35)、これに基づいて各輪
のバネ上共振周波数fUFL 〜fURR を算出し、これらに
応じた上下加速度の周波数と制御ゲインとの関係を表す
制御ゲイン算出用マップを選択し(ステップS37)、
走行時に選択された制御ゲイン算出用マップを参照して
制御ゲインを設定し、最適な減衰力制御を行って車体姿
勢変化を抑制する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の変位速度及び車
体と車輪間の相対速度に基づいてサスペンションの制御
特性を制御するようにした所謂セミ・アクティブ制御を
行うサスペンション制御装置に関する。
体と車輪間の相対速度に基づいてサスペンションの制御
特性を制御するようにした所謂セミ・アクティブ制御を
行うサスペンション制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサスペンション制御装置として
は、例えば本出願人が先に提案した特開昭61−163
011号公報に記載されているものがある。この従来例
は、制御信号の入力により減衰力を少なくとも高低2段
階に切換え可能な減衰力可変ショックアブソーバと、バ
ネ上速度を計測するバネ上速度計測手段と、バネ上−バ
ネ下間の相対速度を計測する相対速度計測手段と、前記
バネ上速度計測手段により計測されたバネ上速度の符号
と、前記相対速度計測手段により計測された相対速度の
符号が一致するか否かを判定する符号判定手段と、この
符号判定手段の判定結果に基づき、前記バネ上速度及び
相対速度の符号が一致しないときには、前記減衰力可変
ショックアブソーバを低減衰力とし、バネ上速度及び相
対速度の符号が一致するときには、減衰力可変ショック
アブソーバを高減衰力に制御する制御信号を出力する制
御信号出力手段とを備えた構成を有し、減衰力可変ショ
ックアブソーバの減衰力を適切に制御して乗心地と操縦
安定性とを向上させるようにしている。
は、例えば本出願人が先に提案した特開昭61−163
011号公報に記載されているものがある。この従来例
は、制御信号の入力により減衰力を少なくとも高低2段
階に切換え可能な減衰力可変ショックアブソーバと、バ
ネ上速度を計測するバネ上速度計測手段と、バネ上−バ
ネ下間の相対速度を計測する相対速度計測手段と、前記
バネ上速度計測手段により計測されたバネ上速度の符号
と、前記相対速度計測手段により計測された相対速度の
符号が一致するか否かを判定する符号判定手段と、この
符号判定手段の判定結果に基づき、前記バネ上速度及び
相対速度の符号が一致しないときには、前記減衰力可変
ショックアブソーバを低減衰力とし、バネ上速度及び相
対速度の符号が一致するときには、減衰力可変ショック
アブソーバを高減衰力に制御する制御信号を出力する制
御信号出力手段とを備えた構成を有し、減衰力可変ショ
ックアブソーバの減衰力を適切に制御して乗心地と操縦
安定性とを向上させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のサスペンション制御装置にあっては、減衰力可変シ
ョックアブソーバの減衰力を適切に制御することによ
り、乗心地及び操縦安定性を向上させることができるも
のであるが、その制御態様としては、単にバネ上速度と
相対速度の符号に応じて減衰力を高低2段階にオン・オ
フ制御してスカイフック制御に近似したセミアクティブ
制御を行うようにしているだけで、制御ゲインを周波数
特性を考慮することなく一定値に制御するようにしてい
る。
来のサスペンション制御装置にあっては、減衰力可変シ
ョックアブソーバの減衰力を適切に制御することによ
り、乗心地及び操縦安定性を向上させることができるも
のであるが、その制御態様としては、単にバネ上速度と
相対速度の符号に応じて減衰力を高低2段階にオン・オ
フ制御してスカイフック制御に近似したセミアクティブ
制御を行うようにしているだけで、制御ゲインを周波数
特性を考慮することなく一定値に制御するようにしてい
る。
【0004】このため、図15に示すように、制御ゲイ
ンを大きく設定すると、実線図示の曲線L1 で示すよう
に、バネ上共振周波数領域(1〜2Hz程度)及びバネ下
共振周波数領域(10〜12Hz程度)ではバネ上パワー
スペクトル密度を低く抑えて制振性を向上させることが
できるが、バネ上共振周波数領域及びバネ下共振周波数
領域間の中間周波数領域(4〜8Hz)でも、バネ上パワ
ースペクトル密度が高くなってしまいこの間で乗心地が
低下し、逆に制御ゲインを小さく設定すると、破線図示
の曲線L2 で示すように、中間周波数領域でのバネ上パ
ワースペクトル密度を低減させることができるが、必要
とするバネ上共振周波数領域でバネ上パワースペクトル
密度が高くなって良好な制振効果を発揮することができ
ず、何れの場合も良好な減衰力制御を行うことができな
いという未解決の課題がある。
ンを大きく設定すると、実線図示の曲線L1 で示すよう
に、バネ上共振周波数領域(1〜2Hz程度)及びバネ下
共振周波数領域(10〜12Hz程度)ではバネ上パワー
スペクトル密度を低く抑えて制振性を向上させることが
できるが、バネ上共振周波数領域及びバネ下共振周波数
領域間の中間周波数領域(4〜8Hz)でも、バネ上パワ
ースペクトル密度が高くなってしまいこの間で乗心地が
低下し、逆に制御ゲインを小さく設定すると、破線図示
の曲線L2 で示すように、中間周波数領域でのバネ上パ
ワースペクトル密度を低減させることができるが、必要
とするバネ上共振周波数領域でバネ上パワースペクトル
密度が高くなって良好な制振効果を発揮することができ
ず、何れの場合も良好な減衰力制御を行うことができな
いという未解決の課題がある。
【0005】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、制御ゲインに周波
数特性を持たせることにより、車両のバネ上質量変化に
かかわらず最適な減衰力制御を行うことができるサスペ
ンション制御装置を提供することを目的としている。
課題に着目してなされたものであり、制御ゲインに周波
数特性を持たせることにより、車両のバネ上質量変化に
かかわらず最適な減衰力制御を行うことができるサスペ
ンション制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るサスペンション制御装置は、図1の基
本構成図に示すように、車体側部材及び車輪側部材間に
介装された入力される制御信号に応じて車体姿勢変化抑
制特性を変化させることが可能なサスペンション装置
と、車体の前記サスペンション装置位置での車体上下加
速度を検出する上下加速度検出手段と、前記車体側部材
及び車輪側部材間の相対変位を検出する相対変位検出手
段と、前記上下加速度検出手段の車体上下加速度検出値
及び相対変位検出手段の相対変位検出値と制御ゲインと
に基づいて車体の姿勢変化を抑制する前記制御信号を形
成して出力する制御手段とを備えたサスペンション制御
装置において、停車時に各車輪位置の輪荷重を検出して
バネ上質量を検出するバネ上質量検出手段と、該バネ上
質量検出手段で検出したバネ上質量に基づいて各車輪位
置でのバネ上共振周波数を算出するバネ上共振周波数算
出手段と、該バネ上周波数算出手段で算出したバネ上共
振周波数に基づいて対応する制御ゲイン算出用マップを
選択するマップ選択手段と、車両の走行中に前記車体上
下加速度検出値の周波数をもとに選択された制御ゲイン
算出用マップを参照して制御ゲインを設定する制御ゲイ
ン設定手段とを備えたことを特徴としている。
に、本発明に係るサスペンション制御装置は、図1の基
本構成図に示すように、車体側部材及び車輪側部材間に
介装された入力される制御信号に応じて車体姿勢変化抑
制特性を変化させることが可能なサスペンション装置
と、車体の前記サスペンション装置位置での車体上下加
速度を検出する上下加速度検出手段と、前記車体側部材
及び車輪側部材間の相対変位を検出する相対変位検出手
段と、前記上下加速度検出手段の車体上下加速度検出値
及び相対変位検出手段の相対変位検出値と制御ゲインと
に基づいて車体の姿勢変化を抑制する前記制御信号を形
成して出力する制御手段とを備えたサスペンション制御
装置において、停車時に各車輪位置の輪荷重を検出して
バネ上質量を検出するバネ上質量検出手段と、該バネ上
質量検出手段で検出したバネ上質量に基づいて各車輪位
置でのバネ上共振周波数を算出するバネ上共振周波数算
出手段と、該バネ上周波数算出手段で算出したバネ上共
振周波数に基づいて対応する制御ゲイン算出用マップを
選択するマップ選択手段と、車両の走行中に前記車体上
下加速度検出値の周波数をもとに選択された制御ゲイン
算出用マップを参照して制御ゲインを設定する制御ゲイ
ン設定手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明においては、車両の停車中に、バネ上質
量検出手段で、各車輪位置での輪荷重をもとにバネ上質
量を検出し、検出したバネ上質量に基づいてバネ上共振
周波数算出手段で各車輪位置でのバネ上共振周波数を算
出し、マップ選択手段で算出したバネ上共振周波数に対
応する制御ゲインと車体上下加速度の周波数との関係を
表す制御ゲイン算出用マップを選択して、この制御ゲイ
ン算出用マップを乗員及び積載物に応じたバネ上質量に
対応させ、その後車両が走行状態となったときに、各車
輪位置の車体上下加速度検出値の周波数をもとに制御ゲ
イン算出用マップを参照して制御ゲインを逐次設定する
ことにより、周波数特性に応じた最適の制御ゲインを設
定する。
量検出手段で、各車輪位置での輪荷重をもとにバネ上質
量を検出し、検出したバネ上質量に基づいてバネ上共振
周波数算出手段で各車輪位置でのバネ上共振周波数を算
出し、マップ選択手段で算出したバネ上共振周波数に対
応する制御ゲインと車体上下加速度の周波数との関係を
表す制御ゲイン算出用マップを選択して、この制御ゲイ
ン算出用マップを乗員及び積載物に応じたバネ上質量に
対応させ、その後車両が走行状態となったときに、各車
輪位置の車体上下加速度検出値の周波数をもとに制御ゲ
イン算出用マップを参照して制御ゲインを逐次設定する
ことにより、周波数特性に応じた最適の制御ゲインを設
定する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は、本発明の一実施例を示す概略構成図であ
って、各車輪1FL〜1RRと車体2との間に夫々サスペン
ション装置を構成する減衰力可変ショックアブソーバ3
FL〜3RRが配設され、これら減衰力可変ショックアブソ
ーバ3FL〜3RRの減衰力を切換えるステップモータ41
FL〜41RRが後述するコントローラ4からの制御信号に
よって制御されると共に、減衰力可変ショックアブソー
バ3FL〜3RRの回りに車高調整を行うエアサスペンショ
ン70FL〜70RRが併設され、これらエアサスペンショ
ン70FL〜70RRの空気圧がコントローラ4によって制
御される。
する。図2は、本発明の一実施例を示す概略構成図であ
って、各車輪1FL〜1RRと車体2との間に夫々サスペン
ション装置を構成する減衰力可変ショックアブソーバ3
FL〜3RRが配設され、これら減衰力可変ショックアブソ
ーバ3FL〜3RRの減衰力を切換えるステップモータ41
FL〜41RRが後述するコントローラ4からの制御信号に
よって制御されると共に、減衰力可変ショックアブソー
バ3FL〜3RRの回りに車高調整を行うエアサスペンショ
ン70FL〜70RRが併設され、これらエアサスペンショ
ン70FL〜70RRの空気圧がコントローラ4によって制
御される。
【0009】減衰力可変ショックアブソーバ3FL〜3RR
は、図3〜図7に示すように、外筒5と内筒6とで構成
されるシリンダチューブ7を有するツインチューブ式ガ
ス入りストラット型に構成され、内筒6内がこれに摺接
するピストン8によって上下圧力室9U,9Lに画成さ
れている。ピストン8は、図4〜図7で特に明らかなよ
うに、外周面に内筒6と摺接するシール部材9がモール
ドされ内周面に中心開孔10を有する円筒状の下部半体
11と、この下部半体11に内嵌された上部半体12と
で構成されている。
は、図3〜図7に示すように、外筒5と内筒6とで構成
されるシリンダチューブ7を有するツインチューブ式ガ
ス入りストラット型に構成され、内筒6内がこれに摺接
するピストン8によって上下圧力室9U,9Lに画成さ
れている。ピストン8は、図4〜図7で特に明らかなよ
うに、外周面に内筒6と摺接するシール部材9がモール
ドされ内周面に中心開孔10を有する円筒状の下部半体
11と、この下部半体11に内嵌された上部半体12と
で構成されている。
【0010】下部半体11には、上下に貫通して穿設さ
れた伸側油流路13と、上面側から下方にシール部材9
の下側まで延長して穿設された前記伸側油流路13より
大径の孔部14a及び円筒体11の外周面から孔部14
aの底部に連通して穿設された孔部14bで構成される
圧側油流路14と、中心開孔10の上下開口端に形成さ
れた円環状溝15U,15Lと、上面側に形成され円環
状溝15Uと前記伸側油流路13とに夫々連通する長溝
16と、下面側に形成され円環状溝15Lと連通する長
溝17とが形成され、伸側油流路13の下端側及び長溝
17が伸側ディスクバルブ18によって閉塞され、圧側
油流路14の上端側が圧側ディスクバルブ19によって
閉塞されている。
れた伸側油流路13と、上面側から下方にシール部材9
の下側まで延長して穿設された前記伸側油流路13より
大径の孔部14a及び円筒体11の外周面から孔部14
aの底部に連通して穿設された孔部14bで構成される
圧側油流路14と、中心開孔10の上下開口端に形成さ
れた円環状溝15U,15Lと、上面側に形成され円環
状溝15Uと前記伸側油流路13とに夫々連通する長溝
16と、下面側に形成され円環状溝15Lと連通する長
溝17とが形成され、伸側油流路13の下端側及び長溝
17が伸側ディスクバルブ18によって閉塞され、圧側
油流路14の上端側が圧側ディスクバルブ19によって
閉塞されている。
【0011】また、上部半体12は、下部半体11の中
心開孔10内に嵌挿された小径軸部21と、この軸部2
1の上端に一体に形成された内筒6の内径より小径の大
径軸部22とで構成され、これら小径軸部21及び大径
軸部22の中心位置に、小径軸部21の下端面側から大
径軸部22の中間部まで達する孔部23aと、この孔部
23aの上端側に連通してこれより小径の孔部23b
と、この孔部23bの上端側に連通するこれより大径の
孔部23cとで構成される貫通孔23が形成され、小径
軸部21の円環状溝15U及び15Lに対向する位置に
夫々半径方向に内周面側に貫通する一対の貫通孔24
a,24b及び25a,25bが穿設され、且つ大径軸
部22の孔部23aの上端側にこれと連通する弧状溝2
6が形成されていると共に、この弧状溝26と下端面と
を連通するL字状の圧側油流路27が形成され、この圧
側油流路27の下端面開口部が圧側ディスクバルブ28
によって閉塞されている。
心開孔10内に嵌挿された小径軸部21と、この軸部2
1の上端に一体に形成された内筒6の内径より小径の大
径軸部22とで構成され、これら小径軸部21及び大径
軸部22の中心位置に、小径軸部21の下端面側から大
径軸部22の中間部まで達する孔部23aと、この孔部
23aの上端側に連通してこれより小径の孔部23b
と、この孔部23bの上端側に連通するこれより大径の
孔部23cとで構成される貫通孔23が形成され、小径
軸部21の円環状溝15U及び15Lに対向する位置に
夫々半径方向に内周面側に貫通する一対の貫通孔24
a,24b及び25a,25bが穿設され、且つ大径軸
部22の孔部23aの上端側にこれと連通する弧状溝2
6が形成されていると共に、この弧状溝26と下端面と
を連通するL字状の圧側油流路27が形成され、この圧
側油流路27の下端面開口部が圧側ディスクバルブ28
によって閉塞されている。
【0012】そして、下部半体11と上部半体12と
が、下部半体11の中心開孔10内に小径軸部21を嵌
挿した状態で、小径軸部21の下部半体11より下方に
突出した下端部にナット29を螺合させてナット締めす
ることにより、一体に連結されている。さらに、上部半
体12の孔部23a内に可変絞りを構成する上端部が閉
塞された円筒状の弁体31が回動自在に配設されてい
る。この弁体31には、図4に示すように、上部半体1
2における大径軸部22の弧状溝26に対向する位置に
半径方向に内周面に達する貫通孔32が形成されている
と共に、図5〜図7に示すように上部半体12の小径軸
部21の貫通孔24a及び25a間に対応する外周面に
これらを連通する連通溝33が形成され、さらに図6に
示すように上部半体12の小径軸部21の貫通孔24b
及び25b間に対応する外周面にこれらを内周面側に連
通させる軸方向に延長する長孔34が形成されている。
そして、貫通孔32、連通溝33及び長孔34の位置関
係が、図8に示す弁体31の回転角即ち後述するステッ
プモータ41FL〜41RRのステップ角に対する減衰力特
性が得られるように選定されている。
が、下部半体11の中心開孔10内に小径軸部21を嵌
挿した状態で、小径軸部21の下部半体11より下方に
突出した下端部にナット29を螺合させてナット締めす
ることにより、一体に連結されている。さらに、上部半
体12の孔部23a内に可変絞りを構成する上端部が閉
塞された円筒状の弁体31が回動自在に配設されてい
る。この弁体31には、図4に示すように、上部半体1
2における大径軸部22の弧状溝26に対向する位置に
半径方向に内周面に達する貫通孔32が形成されている
と共に、図5〜図7に示すように上部半体12の小径軸
部21の貫通孔24a及び25a間に対応する外周面に
これらを連通する連通溝33が形成され、さらに図6に
示すように上部半体12の小径軸部21の貫通孔24b
及び25b間に対応する外周面にこれらを内周面側に連
通させる軸方向に延長する長孔34が形成されている。
そして、貫通孔32、連通溝33及び長孔34の位置関
係が、図8に示す弁体31の回転角即ち後述するステッ
プモータ41FL〜41RRのステップ角に対する減衰力特
性が得られるように選定されている。
【0013】すなわち、例えば時計方向の最大回転角位
置である図8のA位置では、図4に示すように、貫通孔
32のみが弧状溝26に連通しており、したがって、ピ
ストン8が下降する圧側移動に対しては、下圧力室9L
から圧側油流路14を通り、その開口端と圧側ディスク
バルブ19とで形成されるオリフィスを通って上圧力室
9Uに向かう破線図示の圧側流路C1と、下圧力室9L
から弁体31の内周面を通り、貫通孔32、弧状溝2
6、圧側油流路27を通り、その開口端と圧側ディスク
バルブ28とで形成されるオリフィスを通って上圧力室
9Uに向かう破線図示の圧側流路C2とが形成され、且
つピストン8が上昇する伸側移動に対しては、上圧力室
9Uから長溝16、伸側流路13を通り、その開口端と
伸側ディスクバルブ18とで形成されるオリフィスを通
って下圧力室9Lに向かう破線図示の伸側流路T1のみ
が形成され、伸側に対してはピストン速度の増加に応じ
て急増する高減衰力を発生させて、圧側に対してはピス
トン速度の増加に応じて微増する低減衰力を発生させ
る。
置である図8のA位置では、図4に示すように、貫通孔
32のみが弧状溝26に連通しており、したがって、ピ
ストン8が下降する圧側移動に対しては、下圧力室9L
から圧側油流路14を通り、その開口端と圧側ディスク
バルブ19とで形成されるオリフィスを通って上圧力室
9Uに向かう破線図示の圧側流路C1と、下圧力室9L
から弁体31の内周面を通り、貫通孔32、弧状溝2
6、圧側油流路27を通り、その開口端と圧側ディスク
バルブ28とで形成されるオリフィスを通って上圧力室
9Uに向かう破線図示の圧側流路C2とが形成され、且
つピストン8が上昇する伸側移動に対しては、上圧力室
9Uから長溝16、伸側流路13を通り、その開口端と
伸側ディスクバルブ18とで形成されるオリフィスを通
って下圧力室9Lに向かう破線図示の伸側流路T1のみ
が形成され、伸側に対してはピストン速度の増加に応じ
て急増する高減衰力を発生させて、圧側に対してはピス
トン速度の増加に応じて微増する低減衰力を発生させ
る。
【0014】このA位置から弁体31を反時計方向に回
動させることにより、図5に示すように、弁体31の連
通溝33と小径軸部21の貫通孔24a,25aとが連
通状態となり、回動角の増加に応じて連通溝33と貫通
孔24a,25aとの開口面積が徐々に増加する。この
ため、ピストン8の伸側移動に対しては、図5(a)に
示すように、流路T1と並列に長溝16、円環状溝15
U、貫通孔24a、連通溝33、貫通孔25a、円環状
溝15L、長溝17を通り、長溝17と圧側ディスクバ
ルブ18とで形成されるオリフィスを通って下圧力室9
Lに向かう流路T2が形成されことになり、減衰力の最
大値が図8に示すように、連通溝33と小径軸部21の
貫通孔24a,25aとの開口面積の増加に応じて徐々
に減少し、伸側移動に対しては、図5(b)に示すよう
に、流路C1及びC2が形成されている状態を維持する
ため、最小減衰力状態を維持する。
動させることにより、図5に示すように、弁体31の連
通溝33と小径軸部21の貫通孔24a,25aとが連
通状態となり、回動角の増加に応じて連通溝33と貫通
孔24a,25aとの開口面積が徐々に増加する。この
ため、ピストン8の伸側移動に対しては、図5(a)に
示すように、流路T1と並列に長溝16、円環状溝15
U、貫通孔24a、連通溝33、貫通孔25a、円環状
溝15L、長溝17を通り、長溝17と圧側ディスクバ
ルブ18とで形成されるオリフィスを通って下圧力室9
Lに向かう流路T2が形成されことになり、減衰力の最
大値が図8に示すように、連通溝33と小径軸部21の
貫通孔24a,25aとの開口面積の増加に応じて徐々
に減少し、伸側移動に対しては、図5(b)に示すよう
に、流路C1及びC2が形成されている状態を維持する
ため、最小減衰力状態を維持する。
【0015】さらに、弁体31を反時計方向に回動させ
て位置B近傍となると、図6に示すように、弁体31の
貫通孔24b,25b間が長孔34によって連通される
状態となる。このため、ピストン8の伸側移動に対して
は、図6(a)に示すように、流路T1及びT2と並列
に長溝16、円環状溝15U、貫通孔24a、長孔3
4、孔部23aを通って下圧力室9Lに向かう流路T3
が形成されることになり、伸側減衰力が最小減衰力状態
となると共に、ピストン8の圧側移動に対しては、流路
C1及びC2に加えて孔部23a、長孔34、貫通孔2
4b、円環状溝15Uを通って長溝16に達する流路C
3及び孔部23a、長孔34、貫通孔25b、円環状溝
15L、貫通孔25a、連通溝33、貫通孔24a、円
環状溝15Uを通って長溝16に達する流路C4が形成
されるが、図8に示すように、最小減衰力状態を維持す
る。
て位置B近傍となると、図6に示すように、弁体31の
貫通孔24b,25b間が長孔34によって連通される
状態となる。このため、ピストン8の伸側移動に対して
は、図6(a)に示すように、流路T1及びT2と並列
に長溝16、円環状溝15U、貫通孔24a、長孔3
4、孔部23aを通って下圧力室9Lに向かう流路T3
が形成されることになり、伸側減衰力が最小減衰力状態
となると共に、ピストン8の圧側移動に対しては、流路
C1及びC2に加えて孔部23a、長孔34、貫通孔2
4b、円環状溝15Uを通って長溝16に達する流路C
3及び孔部23a、長孔34、貫通孔25b、円環状溝
15L、貫通孔25a、連通溝33、貫通孔24a、円
環状溝15Uを通って長溝16に達する流路C4が形成
されるが、図8に示すように、最小減衰力状態を維持す
る。
【0016】さらに、弁体31を反時計方向に回動させ
ると、長孔34と貫通孔24b及び25bとの間の開口
面積が小さくなり、回動角θB2で長孔34と貫通孔24
b及び25bとの間が図7に示すように遮断状態となる
が、貫通孔32と弧状溝26との間の開口面積は回動角
θB2から徐々に小さくなる。このため、回動角θB2から
反時計方向の最大回動角θC 迄の間では、ピストン8の
伸側移動に対しては、流路T1及びT2が併存すること
から最小減衰力状態を維持し、逆にピストン8の圧側移
動に対しては、貫通孔32と弧状溝26との間の開口面
積が徐々に減少することにより、最大減衰力が徐々に増
加し、弁体31が位置Cに到達したときに図7に示すよ
うに、貫通孔32と弧状溝26との間が遮断状態となる
ことにより、ピストンの圧側移動に対して、下圧力室9
Lから上圧力室9Uに達する流路が流路C1のみとな
り、圧側高減衰力状態となる。
ると、長孔34と貫通孔24b及び25bとの間の開口
面積が小さくなり、回動角θB2で長孔34と貫通孔24
b及び25bとの間が図7に示すように遮断状態となる
が、貫通孔32と弧状溝26との間の開口面積は回動角
θB2から徐々に小さくなる。このため、回動角θB2から
反時計方向の最大回動角θC 迄の間では、ピストン8の
伸側移動に対しては、流路T1及びT2が併存すること
から最小減衰力状態を維持し、逆にピストン8の圧側移
動に対しては、貫通孔32と弧状溝26との間の開口面
積が徐々に減少することにより、最大減衰力が徐々に増
加し、弁体31が位置Cに到達したときに図7に示すよ
うに、貫通孔32と弧状溝26との間が遮断状態となる
ことにより、ピストンの圧側移動に対して、下圧力室9
Lから上圧力室9Uに達する流路が流路C1のみとな
り、圧側高減衰力状態となる。
【0017】一方、上部半体12の孔部23cには、円
筒状のピストンロッド35が嵌着され、このピストンロ
ッド35の上端が、図3に示すように、シリンダチュー
ブ7より上方に突出され、その上端側が車体側部材36
に取付けられたブラケット37にゴムブッシュ38U及
び38Lを介してナット39によって固定されていると
共に、ピストンロッド35の上端にブラケット40を介
してステップモータ41FL〜41RRがその回転軸41a
を下方に突出した関係で固定され、この回転軸41aと
前述した弁体31とがピストンロッド35内に緩挿され
た連結杆42によって連結されている。なお、43はバ
ンパーラバーである。また、シリンダチューブ7の下端
は車輪側部材(図示せず)に連結されている。
筒状のピストンロッド35が嵌着され、このピストンロ
ッド35の上端が、図3に示すように、シリンダチュー
ブ7より上方に突出され、その上端側が車体側部材36
に取付けられたブラケット37にゴムブッシュ38U及
び38Lを介してナット39によって固定されていると
共に、ピストンロッド35の上端にブラケット40を介
してステップモータ41FL〜41RRがその回転軸41a
を下方に突出した関係で固定され、この回転軸41aと
前述した弁体31とがピストンロッド35内に緩挿され
た連結杆42によって連結されている。なお、43はバ
ンパーラバーである。また、シリンダチューブ7の下端
は車輪側部材(図示せず)に連結されている。
【0018】また、エアサスペンション70FL〜70RR
の夫々は、図3に示すように、減衰力可変ショックアブ
ソーバ3FL〜3RRのシリンダチューブ7の外筒5の上端
側と車体側部材36に取付けられたブラケット37との
間に介装され、ピストンロッド35の回りを上下方向に
伸縮自在に包囲して内部に空気室71を形成するゴム等
からなる弾性体72FL〜72RRと、この弾性体72FL〜
72RRに空気配管73FL〜73RR及びその途中に介装さ
れた電磁給排気弁74FL〜74RRを通じて連通されたエ
アコンプレッサ75と、空気配管73FL〜73RRの電磁
給排気弁74FL〜74RR及びエアコンプレッサ75間に
接続された電磁排気弁76FL〜76RRとで構成され、後
述するコントローラ4によって電磁給排気弁74FL〜7
4RR及び電磁排気弁76FL〜76RRを共に閉状態に制御
することにより設定車高が維持され、この状態から電磁
排気弁76FL〜76RRを閉状態とした状態で電磁給排気
弁74FL〜74RRを開状態とすることによりエアコンプ
レッサ75からの高圧空気が空気室71内に供給されて
車高が上昇され、逆に電磁給排気弁74FL〜74RR及び
電磁排気弁76FL〜76RRを共に開状態とすることによ
り、空気室71の高圧空気を排気して車高が下降され
る。
の夫々は、図3に示すように、減衰力可変ショックアブ
ソーバ3FL〜3RRのシリンダチューブ7の外筒5の上端
側と車体側部材36に取付けられたブラケット37との
間に介装され、ピストンロッド35の回りを上下方向に
伸縮自在に包囲して内部に空気室71を形成するゴム等
からなる弾性体72FL〜72RRと、この弾性体72FL〜
72RRに空気配管73FL〜73RR及びその途中に介装さ
れた電磁給排気弁74FL〜74RRを通じて連通されたエ
アコンプレッサ75と、空気配管73FL〜73RRの電磁
給排気弁74FL〜74RR及びエアコンプレッサ75間に
接続された電磁排気弁76FL〜76RRとで構成され、後
述するコントローラ4によって電磁給排気弁74FL〜7
4RR及び電磁排気弁76FL〜76RRを共に閉状態に制御
することにより設定車高が維持され、この状態から電磁
排気弁76FL〜76RRを閉状態とした状態で電磁給排気
弁74FL〜74RRを開状態とすることによりエアコンプ
レッサ75からの高圧空気が空気室71内に供給されて
車高が上昇され、逆に電磁給排気弁74FL〜74RR及び
電磁排気弁76FL〜76RRを共に開状態とすることによ
り、空気室71の高圧空気を排気して車高が下降され
る。
【0019】コントローラ4には、その入力側に、図9
に示すように、各車輪位置に対応する車体側に設けられ
た上下加速度に応じて、上向きで正となり下向きで負と
なるアナログ電圧でなる上下加速度検出値X2FL ″〜X
2RR ″を出力する上下加速度検出手段としての上下加速
度センサ51FL〜51RRと、例えば各減衰力可変ショッ
クアブソーバ3FL〜3RRのカバーに内蔵されて車体側部
材と車輪側部材との相対変位に応じたインダクタンス変
化によってアナログ電圧でなる相対変位検出値X
DFL (=X2FL −X1FL )〜XDRR (=X2RR −
X1RR )を出力する相対変位検出手段としてのストロー
クセンサ52FL〜52RRと、車速を検出する車速センサ
53と、車体の前後方向の傾斜を検出し、前下がりのと
きに正となり後下がりのときに負となるアナログ電圧で
なる前後傾斜検出値θX を出力する例えばポテンショメ
ータ式の傾斜角センサ54X及び車体の左右方向の傾斜
を検出し、左下がりのときに正となり右下がりのときに
負となるアナログ電圧でなる左右傾斜検出値θY を出力
する同様にポテンショメータ式の傾斜角センサ54Y
と、各減衰力可変ショックアブソーバ3FL〜3RRのピス
トンロッド35と車体側部材36に取付けられたブラケ
ット37との間に配設された検出荷重に応じたアナログ
電圧を出力する例えばロードセルで構成される荷重セン
サ55FL〜55RRとが接続され、出力側に各減衰力可変
ショックアブソーバ3FL〜3RRの減衰力を制御するステ
ップモータ41FL〜41RRと、エアサスペンション70
FL〜70RRの空気圧を制御する電磁給排気弁74FL〜7
4RR及び電磁排気弁76FL〜76RRとが接続されてい
る。
に示すように、各車輪位置に対応する車体側に設けられ
た上下加速度に応じて、上向きで正となり下向きで負と
なるアナログ電圧でなる上下加速度検出値X2FL ″〜X
2RR ″を出力する上下加速度検出手段としての上下加速
度センサ51FL〜51RRと、例えば各減衰力可変ショッ
クアブソーバ3FL〜3RRのカバーに内蔵されて車体側部
材と車輪側部材との相対変位に応じたインダクタンス変
化によってアナログ電圧でなる相対変位検出値X
DFL (=X2FL −X1FL )〜XDRR (=X2RR −
X1RR )を出力する相対変位検出手段としてのストロー
クセンサ52FL〜52RRと、車速を検出する車速センサ
53と、車体の前後方向の傾斜を検出し、前下がりのと
きに正となり後下がりのときに負となるアナログ電圧で
なる前後傾斜検出値θX を出力する例えばポテンショメ
ータ式の傾斜角センサ54X及び車体の左右方向の傾斜
を検出し、左下がりのときに正となり右下がりのときに
負となるアナログ電圧でなる左右傾斜検出値θY を出力
する同様にポテンショメータ式の傾斜角センサ54Y
と、各減衰力可変ショックアブソーバ3FL〜3RRのピス
トンロッド35と車体側部材36に取付けられたブラケ
ット37との間に配設された検出荷重に応じたアナログ
電圧を出力する例えばロードセルで構成される荷重セン
サ55FL〜55RRとが接続され、出力側に各減衰力可変
ショックアブソーバ3FL〜3RRの減衰力を制御するステ
ップモータ41FL〜41RRと、エアサスペンション70
FL〜70RRの空気圧を制御する電磁給排気弁74FL〜7
4RR及び電磁排気弁76FL〜76RRとが接続されてい
る。
【0020】そして、コントローラ4は、入力インタフ
ェース回路56a、出力インタフェース回路56b、演
算処理装置56c及び記憶装置56dを少なくとも有す
るマイクロコンピュータ56と、上下加速度センサ51
FL〜51RRの上下加速度検出値X2FL ″〜X2RR ″をデ
ィジタル値に変換して入力インタフェース回路56aに
供給するA/D変換器57FL〜57RRと、ストロークセ
ンサ52FL〜52RRの相対変位検出値XDFL 〜XDRR を
ディジタル値に変換して入力インタフェース回路56a
に供給するA/D変換器58FL〜58RRと、傾斜角セン
サ54X及び54Yの傾斜角検出値θX 及びθY をディ
ジタル値に変換して入力インタフェース回路56aに供
給するA/D変換器60X及び60Yと、荷重センサ5
5FL〜55RRの荷重検出値WFL〜WRRをディジタル値に
変換して入力インタフェース回路56aに供給するA/
D変換器60FL〜60RRと、出力インタフェース回路5
6bから出力される各ステップモータ41FL〜41RRに
対するステップ制御信号が入力され、これをステップパ
ルスに変換して各ステップモータ41FL〜41RRを駆動
するモータ駆動回路59FL〜59RRと、出力インタフェ
ース回路56bから出力される開閉制御信号によってエ
アサスペンション70FL〜70RRの電磁給排気弁74FL
〜74RR及び排気弁76FL〜76RRを駆動する駆動回路
61FL〜61RR及び62FL〜62RRとを備えている。
ェース回路56a、出力インタフェース回路56b、演
算処理装置56c及び記憶装置56dを少なくとも有す
るマイクロコンピュータ56と、上下加速度センサ51
FL〜51RRの上下加速度検出値X2FL ″〜X2RR ″をデ
ィジタル値に変換して入力インタフェース回路56aに
供給するA/D変換器57FL〜57RRと、ストロークセ
ンサ52FL〜52RRの相対変位検出値XDFL 〜XDRR を
ディジタル値に変換して入力インタフェース回路56a
に供給するA/D変換器58FL〜58RRと、傾斜角セン
サ54X及び54Yの傾斜角検出値θX 及びθY をディ
ジタル値に変換して入力インタフェース回路56aに供
給するA/D変換器60X及び60Yと、荷重センサ5
5FL〜55RRの荷重検出値WFL〜WRRをディジタル値に
変換して入力インタフェース回路56aに供給するA/
D変換器60FL〜60RRと、出力インタフェース回路5
6bから出力される各ステップモータ41FL〜41RRに
対するステップ制御信号が入力され、これをステップパ
ルスに変換して各ステップモータ41FL〜41RRを駆動
するモータ駆動回路59FL〜59RRと、出力インタフェ
ース回路56bから出力される開閉制御信号によってエ
アサスペンション70FL〜70RRの電磁給排気弁74FL
〜74RR及び排気弁76FL〜76RRを駆動する駆動回路
61FL〜61RR及び62FL〜62RRとを備えている。
【0021】ここで、マイクロコンピュータ56の演算
処理装置56cは、車両の停車中に、荷重センサ55FL
〜55RRの荷重検出値WFL〜WRRを読込み、これらに基
づいて各車輪11FL〜11RR位置におけるバネ上質量m
2FL 〜m2RR を算出し、これらに基づいて各車輪位置に
おけるバネ上共振周波数fUFL 〜fURR を算出し、予め
記憶装置56dに記憶した複数の車体上下加速度の周波
数に対する制御ゲインCS を表す制御ゲイン算出用マッ
プから算出したバネ上共振周波数fUFL 〜fUR R に対応
する制御ゲイン算出用マップを選択し、車両が走行を開
始したときに、車体上下加速度の周波数をもとに制御ゲ
イン算出用マップを参照して制御ゲインCS を算出し、
この制御ゲインCS と、上下加速度センサ51FL〜51
RRから入力される車体の上下加速度検出値X2FL ″〜X
2RR ″を積分した車体上下速度X 2FL ′〜X2RR ′と、
ストロークセンサ52FL〜52RRから入力される車輪及
び車体間の相対変位検出値XDFL (=X2FL −X1FL )
〜XDRR (=X2RR −X1R R )を微分した相対速度X
DFL ′〜XDRR ′とに基づいてスカイフック制御を行う
ための減衰力係数Cを決定し、決定された減衰係数Cに
対応するステップモータ41FL〜41RRの目標ステップ
角θT を算出し、この目標ステップ角θT と現在のステ
ップ角θP との差値を算出して、これに応じたステップ
制御量をモータ駆動回路59FL〜59RRに出力する。
処理装置56cは、車両の停車中に、荷重センサ55FL
〜55RRの荷重検出値WFL〜WRRを読込み、これらに基
づいて各車輪11FL〜11RR位置におけるバネ上質量m
2FL 〜m2RR を算出し、これらに基づいて各車輪位置に
おけるバネ上共振周波数fUFL 〜fURR を算出し、予め
記憶装置56dに記憶した複数の車体上下加速度の周波
数に対する制御ゲインCS を表す制御ゲイン算出用マッ
プから算出したバネ上共振周波数fUFL 〜fUR R に対応
する制御ゲイン算出用マップを選択し、車両が走行を開
始したときに、車体上下加速度の周波数をもとに制御ゲ
イン算出用マップを参照して制御ゲインCS を算出し、
この制御ゲインCS と、上下加速度センサ51FL〜51
RRから入力される車体の上下加速度検出値X2FL ″〜X
2RR ″を積分した車体上下速度X 2FL ′〜X2RR ′と、
ストロークセンサ52FL〜52RRから入力される車輪及
び車体間の相対変位検出値XDFL (=X2FL −X1FL )
〜XDRR (=X2RR −X1R R )を微分した相対速度X
DFL ′〜XDRR ′とに基づいてスカイフック制御を行う
ための減衰力係数Cを決定し、決定された減衰係数Cに
対応するステップモータ41FL〜41RRの目標ステップ
角θT を算出し、この目標ステップ角θT と現在のステ
ップ角θP との差値を算出して、これに応じたステップ
制御量をモータ駆動回路59FL〜59RRに出力する。
【0022】また、記憶装置56dは、演算処理装置5
6cの演算処理に必要なプログラムを予め記憶している
と共に、演算処理過程での必要な値及び演算結果を逐次
記憶し、さらに予め複数のバネ上共振周波数に対応する
複数の制御ゲイン算出用マップを格納している。ここ
で、制御ゲイン算出マップは、図13に示すように、横
軸に車体上下加速度の周波数を、縦軸に制御ゲインCS
をとり、バネ上共振周波数域(1〜2Hz程度)及びバネ
下共振周波数域(10〜12Hz程度)で制御ゲインCs
が大きくなり、これら間の中間周波数域(4〜8Hz)で
制御ゲインCS が小さくなるように特性曲線LC が設定
され、バネ上共振周波数に応じて異なる複数の制御ゲイ
ン算出用マップが格納されている。
6cの演算処理に必要なプログラムを予め記憶している
と共に、演算処理過程での必要な値及び演算結果を逐次
記憶し、さらに予め複数のバネ上共振周波数に対応する
複数の制御ゲイン算出用マップを格納している。ここ
で、制御ゲイン算出マップは、図13に示すように、横
軸に車体上下加速度の周波数を、縦軸に制御ゲインCS
をとり、バネ上共振周波数域(1〜2Hz程度)及びバネ
下共振周波数域(10〜12Hz程度)で制御ゲインCs
が大きくなり、これら間の中間周波数域(4〜8Hz)で
制御ゲインCS が小さくなるように特性曲線LC が設定
され、バネ上共振周波数に応じて異なる複数の制御ゲイ
ン算出用マップが格納されている。
【0023】次に、上記実施例の動作をマイクロコンピ
ュータ56の演算処理装置56cの処理手順の一例を示
す図10〜図12を伴って説明する。すなわち、図10
の処理は所定時間(例えば20msec)毎にタイマ割込処
理として実行され、先ずステップS1で車速センサ53
の車速検出値Vを読込み、次いでステップS2に移行し
て車速検出値Vが零即ち車両が停車中であるか否かを判
定し、車両が停車中であるときにはステップS3に移行
して制御ゲイン算出用マップ選択処理を実行してからタ
イマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰
し、車速検出値Vが零でないとき即ち車両が走行中であ
るときにはステップS4に移行して、減衰力制御処理を
実行してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプ
ログラムに復帰する。
ュータ56の演算処理装置56cの処理手順の一例を示
す図10〜図12を伴って説明する。すなわち、図10
の処理は所定時間(例えば20msec)毎にタイマ割込処
理として実行され、先ずステップS1で車速センサ53
の車速検出値Vを読込み、次いでステップS2に移行し
て車速検出値Vが零即ち車両が停車中であるか否かを判
定し、車両が停車中であるときにはステップS3に移行
して制御ゲイン算出用マップ選択処理を実行してからタ
イマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰
し、車速検出値Vが零でないとき即ち車両が走行中であ
るときにはステップS4に移行して、減衰力制御処理を
実行してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプ
ログラムに復帰する。
【0024】制御ゲイン算出用マップ選択処理は、図1
1に示すように、先ずステップS31で、傾斜角センサ
54X及び54Yの傾斜角検出値θX 及びθY を読込
み、次いでステップS32に移行して、車体が水平状態
にあるか否かを判定する。この判定は、各傾斜角検出値
θX 及びθY が零であるか否かによって行い、θX =θ
Y =0であるときには車体が水平状態にあるものと判断
して直接ステップS34に移行し、θx ≠0及び/又は
θY ≠0であるときには、ステップS33に移行する。
1に示すように、先ずステップS31で、傾斜角センサ
54X及び54Yの傾斜角検出値θX 及びθY を読込
み、次いでステップS32に移行して、車体が水平状態
にあるか否かを判定する。この判定は、各傾斜角検出値
θX 及びθY が零であるか否かによって行い、θX =θ
Y =0であるときには車体が水平状態にあるものと判断
して直接ステップS34に移行し、θx ≠0及び/又は
θY ≠0であるときには、ステップS33に移行する。
【0025】このステップS33では、傾斜検出値θX
及び傾斜検出値θY に基づいてこれらが零となるように
車高調整を行って車体を水平状態にセットしてからステ
ップS34に移行する。すなわち、先ず傾斜検出値θX
が零となるように、前後のエアサスペンション70FL,
70FR及び70RL,70RRの内例えば車高が低い側の電
磁給排弁74FL,74FR又は74RL,74RRを開状態と
する制御信号CS1FL,CS1FR 又はCS1RL,CS1RR を
出力し、次いで傾斜検出値θY が零となるように、左右
のエアサスペンション70FL,70RL及び70FR,70
RRの内例えば車高が低い側の電磁給排弁74FL,74RL
又は74FR,74RRを開状態とする制御信号CS1FL,C
S1RL 又はCS1FR,CS1RR を出力して車体を水平状態
にセットする。
及び傾斜検出値θY に基づいてこれらが零となるように
車高調整を行って車体を水平状態にセットしてからステ
ップS34に移行する。すなわち、先ず傾斜検出値θX
が零となるように、前後のエアサスペンション70FL,
70FR及び70RL,70RRの内例えば車高が低い側の電
磁給排弁74FL,74FR又は74RL,74RRを開状態と
する制御信号CS1FL,CS1FR 又はCS1RL,CS1RR を
出力し、次いで傾斜検出値θY が零となるように、左右
のエアサスペンション70FL,70RL及び70FR,70
RRの内例えば車高が低い側の電磁給排弁74FL,74RL
又は74FR,74RRを開状態とする制御信号CS1FL,C
S1RL 又はCS1FR,CS1RR を出力して車体を水平状態
にセットする。
【0026】ステップS34では、荷重センサ55FL〜
55RRの荷重検出値WFL〜WRRを読込み、次いでステッ
プS35に移行して、読込んだ荷重検出値WFL〜WRRか
ら各車輪位置のバネ上質量m2FL 〜m2RR を算出し、次
いでステップS36に移行して、算出したバネ上質量m
2i(i=FL,FR,RL,RR)に基づいて下記(1)式の演
算を行って各車輪位置のバネ上共振周波数fUiを算出す
る。
55RRの荷重検出値WFL〜WRRを読込み、次いでステッ
プS35に移行して、読込んだ荷重検出値WFL〜WRRか
ら各車輪位置のバネ上質量m2FL 〜m2RR を算出し、次
いでステップS36に移行して、算出したバネ上質量m
2i(i=FL,FR,RL,RR)に基づいて下記(1)式の演
算を行って各車輪位置のバネ上共振周波数fUiを算出す
る。
【0027】 fUi=(1/2π)(K2 /m2i)1/2 …………(1) 次いで、ステップS37に移行して、算出したバネ上共
振周波数fUFL 〜fUR R に基づいて該当するバネ上共振
周波数fUFL 〜fURR にピークを有する制御ゲイン算出
用マップを選択する。このように、各車輪位置毎に制御
ゲイン算出用マップを選択することにより、現在の乗車
人員及び積載物の重量に対応した制御ゲイン算出用マッ
プを選択することができる。
振周波数fUFL 〜fUR R に基づいて該当するバネ上共振
周波数fUFL 〜fURR にピークを有する制御ゲイン算出
用マップを選択する。このように、各車輪位置毎に制御
ゲイン算出用マップを選択することにより、現在の乗車
人員及び積載物の重量に対応した制御ゲイン算出用マッ
プを選択することができる。
【0028】この図11の処理において、ステップS3
1〜S36の処理がバネ上共振周波数検出手段に対応
し、ステップS37の処理が制御ゲイン算出用マップ選
択手段に対応している。また、減衰力制御処理は、図1
2に示すように、先ずステップS41で各上下加速度検
出値X2i″を読込み、次いでステップS42に移行し
て、読込んで上下加速度検出値X2i″の単位時間当たり
の零クロス数を求めるか、零クロス状態となってから次
の零クロス状態となるまでの時間を計測することによ
り、上下加速度の周波数fFL〜fRRを算出する。
1〜S36の処理がバネ上共振周波数検出手段に対応
し、ステップS37の処理が制御ゲイン算出用マップ選
択手段に対応している。また、減衰力制御処理は、図1
2に示すように、先ずステップS41で各上下加速度検
出値X2i″を読込み、次いでステップS42に移行し
て、読込んで上下加速度検出値X2i″の単位時間当たり
の零クロス数を求めるか、零クロス状態となってから次
の零クロス状態となるまでの時間を計測することによ
り、上下加速度の周波数fFL〜fRRを算出する。
【0029】次いで、ステップS43に移行して、各相
対変位検出値XDiを読込み、次いでステップS44に移
行して、ステップS41で読込んだ上下加速度検出値X
2i″を例えばローパスフィルタ処理することにより積分
して車体上下速度X2i′を算出し、これらを記憶装置5
6dの所定記憶領域に一時記憶し、次いでステップS4
5に移行してステップS43で読込んだ相対変位検出値
XDiを例えばハイパスフィルタ処理することにより微分
して相対速度XDi′を算出し、これらを記憶装置56d
の所定記憶領域に一時記憶してからステップS46に移
行する。
対変位検出値XDiを読込み、次いでステップS44に移
行して、ステップS41で読込んだ上下加速度検出値X
2i″を例えばローパスフィルタ処理することにより積分
して車体上下速度X2i′を算出し、これらを記憶装置5
6dの所定記憶領域に一時記憶し、次いでステップS4
5に移行してステップS43で読込んだ相対変位検出値
XDiを例えばハイパスフィルタ処理することにより微分
して相対速度XDi′を算出し、これらを記憶装置56d
の所定記憶領域に一時記憶してからステップS46に移
行する。
【0030】このステップS46では、ステップS42
で検出した上下加速度の周波数fFL〜fRRをもとに、前
述した制御ゲイン算出用マップ選択処理で選択された制
御ゲイン算出用マップを参照して、制御ゲインCS を算
出する。次いで、ステップS47に移行して、前記ステ
ップS44及びS45で算出した車体上下速度X2i′及
び相対速度XDi′と上記ステップS46で算出した制御
ゲインCS とに基づいて下記(2)式の演算を行ってス
カイフック制御を行うための減衰係数Cを算出する。
で検出した上下加速度の周波数fFL〜fRRをもとに、前
述した制御ゲイン算出用マップ選択処理で選択された制
御ゲイン算出用マップを参照して、制御ゲインCS を算
出する。次いで、ステップS47に移行して、前記ステ
ップS44及びS45で算出した車体上下速度X2i′及
び相対速度XDi′と上記ステップS46で算出した制御
ゲインCS とに基づいて下記(2)式の演算を行ってス
カイフック制御を行うための減衰係数Cを算出する。
【0031】 C=CS ・X2i′/XDi′ …………(2) 次いで、ステップS48に移行して、上記ステップS4
7で算出した減衰係数Cが予め設定された減衰力可変シ
ョックアブソーバ3iでの最小減衰力CMIN 以下である
か否かを判定し、C>CMIN であるときには、ステップ
S49に移行して車体上下速度X2i′が正であるか否か
を判定し、X2i′>0であるときには、ステップS50
に移行して、前記ステップS47で算出した減衰係数C
を伸側で設定するように、図8に対応する制御マップの
θA 〜θB1の領域を参照して目標ステップ角θT を算出
してからステップS51に移行する。
7で算出した減衰係数Cが予め設定された減衰力可変シ
ョックアブソーバ3iでの最小減衰力CMIN 以下である
か否かを判定し、C>CMIN であるときには、ステップ
S49に移行して車体上下速度X2i′が正であるか否か
を判定し、X2i′>0であるときには、ステップS50
に移行して、前記ステップS47で算出した減衰係数C
を伸側で設定するように、図8に対応する制御マップの
θA 〜θB1の領域を参照して目標ステップ角θT を算出
してからステップS51に移行する。
【0032】このステップS51では、記憶装置56d
に格納されている現在ステップ角θ P と目標ステップ角
θT との偏差を算出し、これをステップ制御量Sとして
記憶装置56dの所定記憶領域に更新記憶すると共に、
前記目標ステップ角θT を現在ステップ角θP として更
新記憶し、次いで、ステップS52に移行して、記憶装
置56dの所定記憶領域に格納されているステップ制御
量Sをモータ駆動回路59iに出力してからタイマ割込
処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
に格納されている現在ステップ角θ P と目標ステップ角
θT との偏差を算出し、これをステップ制御量Sとして
記憶装置56dの所定記憶領域に更新記憶すると共に、
前記目標ステップ角θT を現在ステップ角θP として更
新記憶し、次いで、ステップS52に移行して、記憶装
置56dの所定記憶領域に格納されているステップ制御
量Sをモータ駆動回路59iに出力してからタイマ割込
処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
【0033】また、ステップS49の判定結果がX2i′
<0であるときには、ステップS53に移行して、前記
ステップS47で算出した減衰係数Cを圧側で設定する
ように、図8に対応する制御マップのθB2〜θC の領域
を参照して目標ステップ角θ T を算出してから前記ステ
ップS51に移行する。さらに、ステップS48の判定
結果が、C≦CMIN であるときには、ステップS54に
移行して、図8に対応する制御マップのθB1〜θB2の領
域を参照して目標ステップ角θT を算出してから前記ス
テップS51に移行する。
<0であるときには、ステップS53に移行して、前記
ステップS47で算出した減衰係数Cを圧側で設定する
ように、図8に対応する制御マップのθB2〜θC の領域
を参照して目標ステップ角θ T を算出してから前記ステ
ップS51に移行する。さらに、ステップS48の判定
結果が、C≦CMIN であるときには、ステップS54に
移行して、図8に対応する制御マップのθB1〜θB2の領
域を参照して目標ステップ角θT を算出してから前記ス
テップS51に移行する。
【0034】この図12の処理において、ステップS4
1,S42及びステップS46の処理が制御ゲイン設定
手段に対応している。したがって、今、車両が駐車中で
あって、キースイッチがオフ状態であるものとすると、
この状態ではコントローラ4が非通電状態にあり、図1
0〜図12の処理は実行されないが、この状態から乗員
が乗車してキースイッチをオン状態とすると、これによ
ってコントローラ4に電源が投入されて、図10〜図1
2の処理が実行開始される。
1,S42及びステップS46の処理が制御ゲイン設定
手段に対応している。したがって、今、車両が駐車中で
あって、キースイッチがオフ状態であるものとすると、
この状態ではコントローラ4が非通電状態にあり、図1
0〜図12の処理は実行されないが、この状態から乗員
が乗車してキースイッチをオン状態とすると、これによ
ってコントローラ4に電源が投入されて、図10〜図1
2の処理が実行開始される。
【0035】この状態では、車両が停車中であるので、
車速センサ53の車速検出値Vが零であり、図10の処
理が実行されることにより、ステップS2からステップ
S3に移行して図11の制御ゲイン算出用マップ選択処
理が実行される。このとき、車両が水平な路面に停車し
ている場合には、車体が水平状態にあるため、傾斜角セ
ンサ54X及び54Yの傾斜角検出値θX 及びθY が共
に零となるので、直接ステップS34に移行して、各車
輪位置の荷重センサ55FL〜55RRの荷重検出値WFL〜
WRRを読込み、これに基づいて乗員の乗車位置や積載物
の載置位置に応じた各車輪位置のバネ上質量m2FL 〜m
2RR を算出し(ステップS35)、これに応じたバネ上
共振周波数fUFL 〜fURR を算出し(ステップS3
6)、これらバネ上共振周波数fUFL 〜fURR に対応し
た制御ゲイン算出用マップを選択する(ステップS3
7)。これによって、乗員の乗車位置や積載物の載置位
置に応じた各車輪位置でのバネ上共振周波数変化に正確
に対応した制御ゲイン算出用マップを選択することがで
きる。
車速センサ53の車速検出値Vが零であり、図10の処
理が実行されることにより、ステップS2からステップ
S3に移行して図11の制御ゲイン算出用マップ選択処
理が実行される。このとき、車両が水平な路面に停車し
ている場合には、車体が水平状態にあるため、傾斜角セ
ンサ54X及び54Yの傾斜角検出値θX 及びθY が共
に零となるので、直接ステップS34に移行して、各車
輪位置の荷重センサ55FL〜55RRの荷重検出値WFL〜
WRRを読込み、これに基づいて乗員の乗車位置や積載物
の載置位置に応じた各車輪位置のバネ上質量m2FL 〜m
2RR を算出し(ステップS35)、これに応じたバネ上
共振周波数fUFL 〜fURR を算出し(ステップS3
6)、これらバネ上共振周波数fUFL 〜fURR に対応し
た制御ゲイン算出用マップを選択する(ステップS3
7)。これによって、乗員の乗車位置や積載物の載置位
置に応じた各車輪位置でのバネ上共振周波数変化に正確
に対応した制御ゲイン算出用マップを選択することがで
きる。
【0036】また、車両が坂道や歩道に乗り上げて停車
している場合に、その車体の傾斜に応じた傾斜各センサ
54X及び54Yから傾斜角検出値θX 及びθY が出力
されることになるため、ステップS32で車体が水平状
態にないと判断されてステップS33に移行し、エアサ
スペンション70FL〜70RRが作動されてその車高調整
機能によって車体が水平状態にセットされ、その後上記
と同様にして制御ゲイン算出用マップを選択する。
している場合に、その車体の傾斜に応じた傾斜各センサ
54X及び54Yから傾斜角検出値θX 及びθY が出力
されることになるため、ステップS32で車体が水平状
態にないと判断されてステップS33に移行し、エアサ
スペンション70FL〜70RRが作動されてその車高調整
機能によって車体が水平状態にセットされ、その後上記
と同様にして制御ゲイン算出用マップを選択する。
【0037】この制御ゲイン算出用マップ選択処理が車
両が発進するまで、継続されることにより、走行開始直
前の乗員の乗車位置及び積載物の積載位置に応じた制御
ゲイン算出用マップが選択される。この停止状態から車
両を緩発進させて、走行を開始させると、これによって
車速センサVの車速検出値Vが零から増加することによ
り、図10の処理が実行されたときに、ステップS2か
らステップS4に移行して図12の減衰力制御処理が実
行される。
両が発進するまで、継続されることにより、走行開始直
前の乗員の乗車位置及び積載物の積載位置に応じた制御
ゲイン算出用マップが選択される。この停止状態から車
両を緩発進させて、走行を開始させると、これによって
車速センサVの車速検出値Vが零から増加することによ
り、図10の処理が実行されたときに、ステップS2か
らステップS4に移行して図12の減衰力制御処理が実
行される。
【0038】この緩発進状態では、車体に生じる上下動
が殆どないので、各上下加速度センサ51FL〜51RRか
ら出力される上下加速度検出値X2FL ″〜X2RR ″は略
零となる。したがって、図12の処理が実行されたとき
に、ステップS42で検出される上下加速度の周波数f
FL〜fRRも略零となると共に、ステップS44で算出さ
れる車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′も略零となり、ス
テップS46で算出される制御ゲインCS は図11に示
すように“1”より僅かに小さい最小値に設定される
が、ステップS47で算出される減衰係数Cが略零とな
る。このため、ステップS48からステップS54に移
行して、伸側及び圧側最小減衰係数CnMIN及びCaMINと
なるステップ角θB1〜θB2の範囲内のステップ角を目標
ステップ角θTとして設定し、このステップモータ41F
L〜41RRのステップ角が目標ステップ角θT に一致す
るように駆動される。このため、減衰力可変ショックア
ブソーバ3FL〜3RRの弁体31が図6に示す位置Bにセ
ットされ、これによって、ピストン8の伸側及び圧側の
減衰係数Cが夫々最小減衰係数CnMIN及びCaMINに設定
される。したがって、この状態で、車輪に路面の細かな
凹凸による振動が入力されても、これが減衰力可変ショ
ックアブソーバ3FL〜3RRで吸収されて車体に伝達され
ず、良好な乗心地を確保することができる。
が殆どないので、各上下加速度センサ51FL〜51RRか
ら出力される上下加速度検出値X2FL ″〜X2RR ″は略
零となる。したがって、図12の処理が実行されたとき
に、ステップS42で検出される上下加速度の周波数f
FL〜fRRも略零となると共に、ステップS44で算出さ
れる車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′も略零となり、ス
テップS46で算出される制御ゲインCS は図11に示
すように“1”より僅かに小さい最小値に設定される
が、ステップS47で算出される減衰係数Cが略零とな
る。このため、ステップS48からステップS54に移
行して、伸側及び圧側最小減衰係数CnMIN及びCaMINと
なるステップ角θB1〜θB2の範囲内のステップ角を目標
ステップ角θTとして設定し、このステップモータ41F
L〜41RRのステップ角が目標ステップ角θT に一致す
るように駆動される。このため、減衰力可変ショックア
ブソーバ3FL〜3RRの弁体31が図6に示す位置Bにセ
ットされ、これによって、ピストン8の伸側及び圧側の
減衰係数Cが夫々最小減衰係数CnMIN及びCaMINに設定
される。したがって、この状態で、車輪に路面の細かな
凹凸による振動が入力されても、これが減衰力可変ショ
ックアブソーバ3FL〜3RRで吸収されて車体に伝達され
ず、良好な乗心地を確保することができる。
【0039】この良路走行状態で、例えば前上がりの段
差等の一過性の段部を通過するときには、この段部通過
によって車体が上下動しないときには、車体上下速度X
2FL′〜X2RR ′が零を維持するので、最小減衰係数C
aMIN及びCnMIN状態を維持するため、車輪が段部に乗り
上げたときの突き上げ力を吸収することができるが、比
較的大きな段部に乗り上げて、その突き上げ力を吸収し
きれないときには、車体も上方に変位されることにな
り、このため車体上下加速度X2FL ″〜X2RR ″が正方
向に増加し、車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′も正方向
に増加することになる。このように、車体上下速度X
2FL ′〜X2RR ′が正方向に増加すると、ステップS4
7で算出される減衰係数Cが大きな値となるので、ステ
ップS50に移行して、図8のステップ角θA 〜θB1の
領域で減衰係数Cに応じた目標ステップ角θT が算出さ
れるので、減衰力可変ショックアブソーバ3FL〜3RRの
弁体31が図5に示すように切換制御される。この結
果、段部乗り上げによって相対速度XDFL ′〜XDRR ′
が負即ち車体側の変位速度X2i′に対して車輪側の変位
速度X1i′が速くてピストン8が圧側に移動するときに
は、圧側の最小減衰係数C aMINを維持しているので、車
輪側への振動入力を吸収することができ、この状態から
段部を乗り越えることにより車輪側の上昇速度が車体側
の上昇速度より小さくなると相対速度XDFL ′〜
XDRR ′が正となってピストン8が伸側に移動すること
になる。このときには、減衰係数Cが大きな値となるの
で、車体の上昇を抑制する制振効果を発揮し、その後車
体の上昇が停止すると、車体上下速度X2FL′〜
X2RR ′が零となることにより、前述したようにステッ
プモータ41FL〜41RRが反時計方向に回動されて位置
Bに復帰され、これによって圧側及び伸側が共に最小減
衰係数CaMIN及びCnMINに制御され、次いで車体が下降
を開始すると、これに応じて車体上下速度X2FL ′〜X
2RR ′が負方向に増加することにより、ステップS8か
らステップS12に移行して、図8の制御マップを参照
してステップ角θB2〜θC の範囲で減衰係数Cに応じた
目標ステップ角θT を算出することにより、弁体31が
さらに反時計方向に回動されて、図7に示す回動位置に
回動される。このため、車体が下降し、且つ相対速度X
DFL ′〜XDRR ′が負となってピストン8が圧側に移動
する状態では、減衰力が大きくなることにより、大きな
制振効果が発揮される。
差等の一過性の段部を通過するときには、この段部通過
によって車体が上下動しないときには、車体上下速度X
2FL′〜X2RR ′が零を維持するので、最小減衰係数C
aMIN及びCnMIN状態を維持するため、車輪が段部に乗り
上げたときの突き上げ力を吸収することができるが、比
較的大きな段部に乗り上げて、その突き上げ力を吸収し
きれないときには、車体も上方に変位されることにな
り、このため車体上下加速度X2FL ″〜X2RR ″が正方
向に増加し、車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′も正方向
に増加することになる。このように、車体上下速度X
2FL ′〜X2RR ′が正方向に増加すると、ステップS4
7で算出される減衰係数Cが大きな値となるので、ステ
ップS50に移行して、図8のステップ角θA 〜θB1の
領域で減衰係数Cに応じた目標ステップ角θT が算出さ
れるので、減衰力可変ショックアブソーバ3FL〜3RRの
弁体31が図5に示すように切換制御される。この結
果、段部乗り上げによって相対速度XDFL ′〜XDRR ′
が負即ち車体側の変位速度X2i′に対して車輪側の変位
速度X1i′が速くてピストン8が圧側に移動するときに
は、圧側の最小減衰係数C aMINを維持しているので、車
輪側への振動入力を吸収することができ、この状態から
段部を乗り越えることにより車輪側の上昇速度が車体側
の上昇速度より小さくなると相対速度XDFL ′〜
XDRR ′が正となってピストン8が伸側に移動すること
になる。このときには、減衰係数Cが大きな値となるの
で、車体の上昇を抑制する制振効果を発揮し、その後車
体の上昇が停止すると、車体上下速度X2FL′〜
X2RR ′が零となることにより、前述したようにステッ
プモータ41FL〜41RRが反時計方向に回動されて位置
Bに復帰され、これによって圧側及び伸側が共に最小減
衰係数CaMIN及びCnMINに制御され、次いで車体が下降
を開始すると、これに応じて車体上下速度X2FL ′〜X
2RR ′が負方向に増加することにより、ステップS8か
らステップS12に移行して、図8の制御マップを参照
してステップ角θB2〜θC の範囲で減衰係数Cに応じた
目標ステップ角θT を算出することにより、弁体31が
さらに反時計方向に回動されて、図7に示す回動位置に
回動される。このため、車体が下降し、且つ相対速度X
DFL ′〜XDRR ′が負となってピストン8が圧側に移動
する状態では、減衰力が大きくなることにより、大きな
制振効果が発揮される。
【0040】このとき、車体の上下動によって、ステッ
プS42で算出される上下加速度の周波数fFL〜fRRが
増加して例えばバネ上共振周波数fUFL 〜fURR 近くな
るとこれに応じて、ステップS46で算出される制御ゲ
インCS が例えば“4”程度の大きな値に設定されるこ
とになり、これに応じてステップS47で算出される減
衰係数Cも大きな値となって、より大きな制振効果を発
揮することができる。
プS42で算出される上下加速度の周波数fFL〜fRRが
増加して例えばバネ上共振周波数fUFL 〜fURR 近くな
るとこれに応じて、ステップS46で算出される制御ゲ
インCS が例えば“4”程度の大きな値に設定されるこ
とになり、これに応じてステップS47で算出される減
衰係数Cも大きな値となって、より大きな制振効果を発
揮することができる。
【0041】そして、上下加速度の周波数fFL〜fRRが
バネ上共振周波数より高い4〜8Hz程度の中間周波数と
なると、これに応じて制御ゲインCS が低下し、さらに
周波数fFL〜fRRが増加して10〜12Hz程度のバネ下
共振周波数となると、再度制御ゲインCS が増加して、
大きな制振効果を発揮すると共に、図14で実線図示の
ように、バネ下パワースペクトル密度を小さくすること
ができ、バネ下のばたつきを抑制することができる。
バネ上共振周波数より高い4〜8Hz程度の中間周波数と
なると、これに応じて制御ゲインCS が低下し、さらに
周波数fFL〜fRRが増加して10〜12Hz程度のバネ下
共振周波数となると、再度制御ゲインCS が増加して、
大きな制振効果を発揮すると共に、図14で実線図示の
ように、バネ下パワースペクトル密度を小さくすること
ができ、バネ下のばたつきを抑制することができる。
【0042】この結果、バネ上共振周波数の変化に応じ
て、車体上下加速度の全ての周波数領域で最適な制御ゲ
インCS を設定することができ、良好な制振効果を発揮
して乗心地を向上させることができる。逆に車輪が前下
がりの段差を通過するときには、先ず車輪がリバウンド
することにより、相対速度XDFL ′〜XDRR ′が正方向
に増加するが、このときには車体は上下動しないので、
車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′は零であるので、減衰
力可変ショックアブソーバ3FL〜3RRの減衰係数は最小
減衰係数CaMIN及びCnM INを維持し、車輪の下降を許容
し、その後、車体が下降を開始すると、車体上下速度X
2FL ′〜X2RR ′が負方向に増加すると、減衰係数Cが
大きな値となって、ステップ角θB2〜θC の範囲の目標
ステップ角θT が算出されることになり、弁体31が図
7に示す位置に回動されるため、ピストン8の圧側の移
動に対しては大きな減衰力を与えて大きな制振効果を発
揮することができ、その後車体上下速度X2FL ′〜X
2RR ′が小さくなって減衰係数Cが小さくなるに応じ
て、弁体31が時計方向に回動されて位置B側に戻り、
車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′が零となると、弁体3
1が位置Bとなって、最小減衰係数CaMIN及びCnMINと
なる。その後、車体が揺り戻しによって上昇を開始する
と、車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′が正方向に増加す
ると共に、相対速度XDFL ′〜XDRR ′が正方向となる
ことにより、減衰係数Cの増加に伴ってステップ角θA
側となる目標ステップ角θT が算出されて、弁体31が
時計方向に回動されて図5に示す位置となることによ
り、ピストン8の伸側の移動に対しては大きな減衰力を
与えて制振効果を発揮することができる。
て、車体上下加速度の全ての周波数領域で最適な制御ゲ
インCS を設定することができ、良好な制振効果を発揮
して乗心地を向上させることができる。逆に車輪が前下
がりの段差を通過するときには、先ず車輪がリバウンド
することにより、相対速度XDFL ′〜XDRR ′が正方向
に増加するが、このときには車体は上下動しないので、
車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′は零であるので、減衰
力可変ショックアブソーバ3FL〜3RRの減衰係数は最小
減衰係数CaMIN及びCnM INを維持し、車輪の下降を許容
し、その後、車体が下降を開始すると、車体上下速度X
2FL ′〜X2RR ′が負方向に増加すると、減衰係数Cが
大きな値となって、ステップ角θB2〜θC の範囲の目標
ステップ角θT が算出されることになり、弁体31が図
7に示す位置に回動されるため、ピストン8の圧側の移
動に対しては大きな減衰力を与えて大きな制振効果を発
揮することができ、その後車体上下速度X2FL ′〜X
2RR ′が小さくなって減衰係数Cが小さくなるに応じ
て、弁体31が時計方向に回動されて位置B側に戻り、
車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′が零となると、弁体3
1が位置Bとなって、最小減衰係数CaMIN及びCnMINと
なる。その後、車体が揺り戻しによって上昇を開始する
と、車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′が正方向に増加す
ると共に、相対速度XDFL ′〜XDRR ′が正方向となる
ことにより、減衰係数Cの増加に伴ってステップ角θA
側となる目標ステップ角θT が算出されて、弁体31が
時計方向に回動されて図5に示す位置となることによ
り、ピストン8の伸側の移動に対しては大きな減衰力を
与えて制振効果を発揮することができる。
【0043】このように、良路を走行している状態で一
過性の段差を通過する場合には、スカイフック制御によ
って良好な制振効果を発揮することができ、悪路を走行
する場合にも、車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′の正
(又は負)によってステップ角θA 側(又はステップ角
θC 側)の目標ステップ角θT が算出されることによ
り、車体が上昇して相対速度XDFL ′〜XDRR ′が負及
び車体が下降して相対速度XDFL ′〜XDRR ′が正とな
る加振方向であるときに減衰係数Cを最小減衰係数C
aMIN及びCnMINに制御し、逆に車体が上昇して相対速度
XDFL ′〜XDRR ′が正及び車体が下降して相対速度X
DFL ′〜XDRR ′が負となる制振方向であるときに減衰
係数Cを上下速度度X2FL ′〜X2RR ′及び相対速度X
DFL ′〜XDRR′に応じた最適な減衰係数に制御して、
良好な乗心地を確保することができる。
過性の段差を通過する場合には、スカイフック制御によ
って良好な制振効果を発揮することができ、悪路を走行
する場合にも、車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′の正
(又は負)によってステップ角θA 側(又はステップ角
θC 側)の目標ステップ角θT が算出されることによ
り、車体が上昇して相対速度XDFL ′〜XDRR ′が負及
び車体が下降して相対速度XDFL ′〜XDRR ′が正とな
る加振方向であるときに減衰係数Cを最小減衰係数C
aMIN及びCnMINに制御し、逆に車体が上昇して相対速度
XDFL ′〜XDRR ′が正及び車体が下降して相対速度X
DFL ′〜XDRR ′が負となる制振方向であるときに減衰
係数Cを上下速度度X2FL ′〜X2RR ′及び相対速度X
DFL ′〜XDRR′に応じた最適な減衰係数に制御して、
良好な乗心地を確保することができる。
【0044】なお、上記実施例においては、制御ゲイン
算出用マップとして、全ての周波数に対する制御ゲイン
CS を表す場合について説明したが、バネ上共振周波数
以外の周波数領域においては、積載重量変化の影響を受
けないので、バネ上共振周波数部分についてのみ複数の
マップを用意するようにしてもよい。また、上記実施例
においては、サスペンション装置として減衰力可変ショ
ックアブソーバを適用した場合について説明したが、こ
れに限定されるものはなく、ばね定数を変化可能な空気
ばねを適用することもできる。
算出用マップとして、全ての周波数に対する制御ゲイン
CS を表す場合について説明したが、バネ上共振周波数
以外の周波数領域においては、積載重量変化の影響を受
けないので、バネ上共振周波数部分についてのみ複数の
マップを用意するようにしてもよい。また、上記実施例
においては、サスペンション装置として減衰力可変ショ
ックアブソーバを適用した場合について説明したが、こ
れに限定されるものはなく、ばね定数を変化可能な空気
ばねを適用することもできる。
【0045】また、上記実施例においては、減衰力を制
御する弁体31をロータリ形に構成した場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、スプール形
に構成して、圧側と伸側とで異なる流路を形成するよう
にしてもよく、この場合にはステップモータ41FL〜4
1RRの回転軸41aにピニオンを連結し、このピニオン
に噛合するラックを連結杆42に取り付けるか又は電磁
ソレノイドを適用して弁体31の摺動位置を制御すれば
よい。
御する弁体31をロータリ形に構成した場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、スプール形
に構成して、圧側と伸側とで異なる流路を形成するよう
にしてもよく、この場合にはステップモータ41FL〜4
1RRの回転軸41aにピニオンを連結し、このピニオン
に噛合するラックを連結杆42に取り付けるか又は電磁
ソレノイドを適用して弁体31の摺動位置を制御すれば
よい。
【0046】さらに、上記実施例においては、路面から
の振動入力による車体の姿勢変化を抑制する場合につい
て説明したが、これに限らず車両の旋回状態、制動状態
等の走行状態を検出して、これによる車体の姿勢変化を
抑制する制御を併せて行うようにしてもよい。さらにま
た、上記実施例においては、マイクロコンピュータ56
を適用して制御する場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、関数発生器、積分器、微分器等
の電子回路を組み合わせて構成することもできる。
の振動入力による車体の姿勢変化を抑制する場合につい
て説明したが、これに限らず車両の旋回状態、制動状態
等の走行状態を検出して、これによる車体の姿勢変化を
抑制する制御を併せて行うようにしてもよい。さらにま
た、上記実施例においては、マイクロコンピュータ56
を適用して制御する場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、関数発生器、積分器、微分器等
の電子回路を組み合わせて構成することもできる。
【0047】なおさらに、上記実施例においては、傾斜
角センサとしてポテンショメータ式傾斜角センサを適用
したが、これに限らずトルクバランス式傾斜角センサそ
の他の傾斜角センサを適用することができる。また、上
記実施例においては、ストロークセンサとしてポテンシ
ョメータを適用した場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、車体と路面との相対距離を検出
する超音波距離センサ、検出コイルを使用してインピー
ダンス変化又はインダクタンス変化によって変位を検出
する変位センサ等の任意の相対変位検出手段を適用し得
る。
角センサとしてポテンショメータ式傾斜角センサを適用
したが、これに限らずトルクバランス式傾斜角センサそ
の他の傾斜角センサを適用することができる。また、上
記実施例においては、ストロークセンサとしてポテンシ
ョメータを適用した場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、車体と路面との相対距離を検出
する超音波距離センサ、検出コイルを使用してインピー
ダンス変化又はインダクタンス変化によって変位を検出
する変位センサ等の任意の相対変位検出手段を適用し得
る。
【0048】さらに、上記実施例においては、車体2の
各車輪1FL〜1RR位置に上下加速度センサ51FL〜51
RRを設けた場合について説明したが、何れか1つの上下
加速度センサを省略して、省略した位置の上下加速度を
他の上下加速度センサの値から推定するようにしてもよ
い。さらにまた、上記実施例においては、ステップモー
タ41FL〜41RRをオープンループ制御する場合につい
て説明したが、これに限らずステップモータの回転角を
エンコーダ等で検出し、これをフィードバックすること
によりクローズドループ制御するようにしてもよい。
各車輪1FL〜1RR位置に上下加速度センサ51FL〜51
RRを設けた場合について説明したが、何れか1つの上下
加速度センサを省略して、省略した位置の上下加速度を
他の上下加速度センサの値から推定するようにしてもよ
い。さらにまた、上記実施例においては、ステップモー
タ41FL〜41RRをオープンループ制御する場合につい
て説明したが、これに限らずステップモータの回転角を
エンコーダ等で検出し、これをフィードバックすること
によりクローズドループ制御するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るサス
ペンション制御装置によれば、相対変位検出手段の相対
変位検出値と上下加速度検出手段の車体上下加速度検出
値と制御ゲインに基づいて減衰力可変ショックアブソー
バ等のサスペンション装置のサスペンション特性を制御
するようにしたサスペンション制御装置において、車両
の停車時に各車輪位置の輪荷重を検出してバネ上質量を
検出し、このバネ上質量に基づいて該当する制御ゲイン
算出用マップを選択し、車両の走行時に車体上下加速度
の周波数をもとに選択した制御ゲイン算出用マップを参
照して制御ゲインを設定するようにしたので、乗員の乗
車位置や積載物の載置位置によって各車輪位置のバネ上
共振周波数が変化した場合でも、その変化に正確に対応
した制御ゲインを設定することができると共に、制御ゲ
イン算出用マップを使用しているので、車体上下加速度
の周波数に応じてきめ細かく制御ゲインを設定すること
ができ、良好な減衰力制御を行って乗心地を向上させる
ことができるという効果が得られる。
ペンション制御装置によれば、相対変位検出手段の相対
変位検出値と上下加速度検出手段の車体上下加速度検出
値と制御ゲインに基づいて減衰力可変ショックアブソー
バ等のサスペンション装置のサスペンション特性を制御
するようにしたサスペンション制御装置において、車両
の停車時に各車輪位置の輪荷重を検出してバネ上質量を
検出し、このバネ上質量に基づいて該当する制御ゲイン
算出用マップを選択し、車両の走行時に車体上下加速度
の周波数をもとに選択した制御ゲイン算出用マップを参
照して制御ゲインを設定するようにしたので、乗員の乗
車位置や積載物の載置位置によって各車輪位置のバネ上
共振周波数が変化した場合でも、その変化に正確に対応
した制御ゲインを設定することができると共に、制御ゲ
イン算出用マップを使用しているので、車体上下加速度
の周波数に応じてきめ細かく制御ゲインを設定すること
ができ、良好な減衰力制御を行って乗心地を向上させる
ことができるという効果が得られる。
【図1】本発明の基本構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図3】減衰力可変ショックアブソーバの一例を示す一
部を断面とした正面図である。
部を断面とした正面図である。
【図4】車体上昇時の最大減衰力状態での減衰力調整機
構を示す拡大断面図である。
構を示す拡大断面図である。
【図5】車体上昇時の中間減衰力状態での減衰力調整機
構を示す拡大断面図であり、(a)は伸側、(b)は圧
側の作動油経路を夫々示している。
構を示す拡大断面図であり、(a)は伸側、(b)は圧
側の作動油経路を夫々示している。
【図6】車体無変動時の減衰力調整機構を示す拡大断面
図であり、(aは伸側、(b)は圧側の作動油経路を夫
々示している。
図であり、(aは伸側、(b)は圧側の作動油経路を夫
々示している。
【図7】車体下降時の最大減衰力状態での減衰力調整機
構を示す拡大断面図であり、(a)は伸側、(b)は圧
側の作動油経路を夫々示している。
構を示す拡大断面図であり、(a)は伸側、(b)は圧
側の作動油経路を夫々示している。
【図8】減衰力可変ショックアブソーバのステップ角に
対する減衰力特性を示す説明図である。
対する減衰力特性を示す説明図である。
【図9】コントローラの一例を示すブロック図である。
【図10】コントローラの処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図11】コントローラの制御ゲイン算出用マップ選択
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図12】コントローラの減衰力制御処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図13】上下加速度の周波数と制御ゲインとの関係を
示す制御ゲイン算出用マップの一例を示す図である。
示す制御ゲイン算出用マップの一例を示す図である。
【図14】上下加速度の周波数とバネ下パワースペクト
ル密度との関係を示す特性線図である。
ル密度との関係を示す特性線図である。
【図15】上下加速度の周波数とバネ上パワースペクト
ル密度との関係を示す特性線図である。
ル密度との関係を示す特性線図である。
1FL〜1RR 車輪 2 車体 3FL〜3RR 減衰力可変ショックアブソーバ 4 コントローラ 41FL〜41RR ステップモータ 51FL〜51RR 上下加速度センサ 52FL〜52RR ストロークセンサ 53 車速センサ 54X 前後方向傾斜角センサ 54Y 左右方向傾斜角センサ 55FL〜55RR 荷重センサ 56 マイクロコンピュータ 59FL〜59RR モータ駆動回路 70FL〜70RR エアサスペンション
Claims (1)
- 【請求項1】 車体側部材及び車輪側部材間に介装され
た入力される制御信号に応じて車体姿勢変化抑制特性を
変化させることが可能なサスペンション装置と、車体の
前記サスペンション装置位置での車体上下加速度を検出
する上下加速度検出手段と、前記車体側部材及び車輪側
部材間の相対変位を検出する相対変位検出手段と、前記
上下加速度検出手段の車体上下加速度検出値及び相対変
位検出手段の相対変位検出値と制御ゲインとに基づいて
車体の姿勢変化を抑制する前記制御信号を形成して出力
する制御手段とを備えたサスペンション制御装置におい
て、停車時に各車輪位置の輪荷重を検出してバネ上質量
を検出するバネ上質量検出手段と、該バネ上質量検出手
段で検出したバネ上質量に基づいて各車輪位置でのバネ
上共振周波数を算出するバネ上共振周波数算出手段と、
該バネ上周波数算出手段で算出したバネ上共振周波数に
基づいて対応する制御ゲイン算出用マップを選択するマ
ップ選択手段と、車両の走行中に前記車体上下加速度検
出値の周波数をもとに選択された制御ゲイン算出用マッ
プを参照して制御ゲインを設定する制御ゲイン設定手段
とを備えたことを特徴とするサスペンション制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27254293A JPH07117443A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | サスペンション制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27254293A JPH07117443A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | サスペンション制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07117443A true JPH07117443A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17515354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27254293A Pending JPH07117443A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | サスペンション制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07117443A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004120875A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Matsushita Electric Works Ltd | 動力車 |
| JP2005262939A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Kayaba Ind Co Ltd | アクティブサスペンション |
| JP2007501742A (ja) * | 2003-04-17 | 2007-02-01 | ビーエフエス デバーシファイド プロダクツ エルエルシー | 予め定めた水準に静止車両を位置制御するための方法及びシステム |
| EP2105330A1 (en) | 2008-03-26 | 2009-09-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Control device for a wheel suspension system |
| JP2009234453A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Honda Motor Co Ltd | サスペンション特性制御装置 |
| JP2010142058A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 電動車両及びそのピッチング制御装置 |
| WO2010095278A1 (ja) * | 2009-02-23 | 2010-08-26 | トヨタ自動車株式会社 | 減衰力制御装置 |
| JP2019001368A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | 本田技研工業株式会社 | 電磁サスペンション装置 |
| JP2020001491A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | サスペンション装置 |
| CN114312198A (zh) * | 2022-01-30 | 2022-04-12 | 中国第一汽车股份有限公司 | 车身高度控制方法、系统、车辆及存储介质 |
| CN116171230A (zh) * | 2020-07-21 | 2023-05-26 | 捷豹路虎有限公司 | 车辆主动悬架控制系统和方法 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27254293A patent/JPH07117443A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP5344196B2 (ja) * | 2009-02-23 | 2013-11-20 | トヨタ自動車株式会社 | 減衰力制御装置 |
| EP2399766A4 (en) * | 2009-02-23 | 2013-11-06 | Toyota Motor Co Ltd | DAMPING FORCE CONTROL |
| WO2010095278A1 (ja) * | 2009-02-23 | 2010-08-26 | トヨタ自動車株式会社 | 減衰力制御装置 |
| US8914193B2 (en) | 2009-02-23 | 2014-12-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Damping force control apparatus |
| JP2019001368A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | 本田技研工業株式会社 | 電磁サスペンション装置 |
| JP2020001491A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | サスペンション装置 |
| CN116171230A (zh) * | 2020-07-21 | 2023-05-26 | 捷豹路虎有限公司 | 车辆主动悬架控制系统和方法 |
| JP2023535045A (ja) * | 2020-07-21 | 2023-08-15 | ジャガー・ランド・ローバー・リミテッド | 車両用アクティブサスペンション制御システム及び方法 |
| US12459324B2 (en) | 2020-07-21 | 2025-11-04 | Jaguar Land Rover Limited | Vehicle active suspension control system and method |
| CN114312198A (zh) * | 2022-01-30 | 2022-04-12 | 中国第一汽车股份有限公司 | 车身高度控制方法、系统、车辆及存储介质 |
| CN114312198B (zh) * | 2022-01-30 | 2024-06-14 | 中国第一汽车股份有限公司 | 车身高度控制方法、系统、车辆及存储介质 |
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