JPH07172911A - セラミック基板用組成物 - Google Patents
セラミック基板用組成物Info
- Publication number
- JPH07172911A JPH07172911A JP5318238A JP31823893A JPH07172911A JP H07172911 A JPH07172911 A JP H07172911A JP 5318238 A JP5318238 A JP 5318238A JP 31823893 A JP31823893 A JP 31823893A JP H07172911 A JPH07172911 A JP H07172911A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- fired
- ceramic substrate
- glass frit
- tcc
- Prior art date
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- Pending
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- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 導体、抵抗体等の電子回路を多層に形成する
多層配線に良好なセラミック基板用組成物の提供を目的
とする。 【構成】 ガラスフリット60〜95wt%、チタン酸
ストロンチウムとチタン酸カルシウムの固溶体5〜40
wt%、からなる構成を有している。 【効果】 750〜950℃で焼成でき、Au、Ag、
Ag−Pd、Cu等を内部電極として使用することが可
能な、しかも体積固有抵抗率、誘電率、誘電正接、絶縁
破壊強度、曲げ強度等、導体、抵抗体等の電子回路を多
層に形成する多層配線基板としての諸特性を満足し、さ
らに、TCCが±0ppm/℃〜±100ppm/℃と
調整が容易である。
多層配線に良好なセラミック基板用組成物の提供を目的
とする。 【構成】 ガラスフリット60〜95wt%、チタン酸
ストロンチウムとチタン酸カルシウムの固溶体5〜40
wt%、からなる構成を有している。 【効果】 750〜950℃で焼成でき、Au、Ag、
Ag−Pd、Cu等を内部電極として使用することが可
能な、しかも体積固有抵抗率、誘電率、誘電正接、絶縁
破壊強度、曲げ強度等、導体、抵抗体等の電子回路を多
層に形成する多層配線基板としての諸特性を満足し、さ
らに、TCCが±0ppm/℃〜±100ppm/℃と
調整が容易である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導体、抵抗体等の電子
回路を多層に形成する多層配線基板等に用いられるセラ
ミック基板用組成物に関するものである。
回路を多層に形成する多層配線基板等に用いられるセラ
ミック基板用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、多層に回路を形成する電子部品と
しては、焼成したアルミナ基板上に回路、絶縁層を交互
に印刷し、これを焼成することによって製造する第1の
方法と、未焼成のセラミック基板に回路を印刷し、互い
に回路が接触しないようにこれを積層し、プレスした
後、焼成して製造する第2の方法がある。第1の方法の
ものは、回路の影響によってその上に形成する絶縁層に
凹凸が生じ、それは上層ほど大きくなる。この凹凸が大
きくなると、この上に次の回路を印刷することは難しく
なり、通常10層前後が限度とされている。これに対
し、第2の方法のものは、回路の印刷は常に平面に近い
状態の基板に対して行うために、積層数の多いものを製
造することができ、高密度の集積回路形成が行える。こ
の第2の方法の基板に使用するセラミック基板組成物と
しては、Al2 O3 粉末と15wt%以下のガラス粉末
を無機バインダーで固定したものや、Al2 O3 −Si
O2 系にPbやBを混入させ低温で焼成したものがあ
る。
しては、焼成したアルミナ基板上に回路、絶縁層を交互
に印刷し、これを焼成することによって製造する第1の
方法と、未焼成のセラミック基板に回路を印刷し、互い
に回路が接触しないようにこれを積層し、プレスした
後、焼成して製造する第2の方法がある。第1の方法の
ものは、回路の影響によってその上に形成する絶縁層に
凹凸が生じ、それは上層ほど大きくなる。この凹凸が大
きくなると、この上に次の回路を印刷することは難しく
なり、通常10層前後が限度とされている。これに対
し、第2の方法のものは、回路の印刷は常に平面に近い
状態の基板に対して行うために、積層数の多いものを製
造することができ、高密度の集積回路形成が行える。こ
の第2の方法の基板に使用するセラミック基板組成物と
しては、Al2 O3 粉末と15wt%以下のガラス粉末
を無機バインダーで固定したものや、Al2 O3 −Si
O2 系にPbやBを混入させ低温で焼成したものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の第2の方法のAl2 O3 粉末と15wt%以下のガ
ラス粉末を無機バインダーで固定したものは、焼成温度
が1450〜1600℃と極めて高いので、回路を構成
する材料もこの焼成温度で劣化しないMo、W等の高価
なものを使用し、又、還元雰囲気で焼成する必要がある
ので作業性が劣った。Al2 O3 −SiO2 系にPbや
Bを10wt%程度混入させ低温で焼成したものは、温
度変化に対する静電容量の変化率(以下、TCCと記
す)が大きいという問題点があった。
来の第2の方法のAl2 O3 粉末と15wt%以下のガ
ラス粉末を無機バインダーで固定したものは、焼成温度
が1450〜1600℃と極めて高いので、回路を構成
する材料もこの焼成温度で劣化しないMo、W等の高価
なものを使用し、又、還元雰囲気で焼成する必要がある
ので作業性が劣った。Al2 O3 −SiO2 系にPbや
Bを10wt%程度混入させ低温で焼成したものは、温
度変化に対する静電容量の変化率(以下、TCCと記
す)が大きいという問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、極めて低い温度、すなわち750〜950℃で焼
成でき、Au、Ag、Ag−Pd、Cu等のペーストを
内部電極として使用することが可能な、しかも体積固有
抵抗率、誘電率、誘電正接、絶縁破壊強度、曲げ強度
等、導体、抵抗体等の電子回路を多層に形成する多層配
線基板としての諸特性を充足し、さらに、TCCが±0
ppm/℃〜100ppm/℃と調整可能なセラミック
基板用組成物を提供するものである。
ので、極めて低い温度、すなわち750〜950℃で焼
成でき、Au、Ag、Ag−Pd、Cu等のペーストを
内部電極として使用することが可能な、しかも体積固有
抵抗率、誘電率、誘電正接、絶縁破壊強度、曲げ強度
等、導体、抵抗体等の電子回路を多層に形成する多層配
線基板としての諸特性を充足し、さらに、TCCが±0
ppm/℃〜100ppm/℃と調整可能なセラミック
基板用組成物を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明のセラミック基板用組成物は、wt%表示で、
ガラスフリット60〜95、SrTiO3 とCaTiO
3 の固溶体5〜40、からなるセラミック基板用組成物
で、具体的には、固溶体は、モル%表示でSrTiO3
55〜75、CaTiO3 25〜45の組成物である。
又、ガラスフリットは、wt%で本質的に、Al2 O3
40〜50、SiO2 25〜30、ZnO 5〜15、
TiO2 5〜15、CaO 3.3〜3.8、B2 O3
2.5〜3.0、MgO 1.1〜1.5、Na2 O
1.1〜1.5、K2 O 0.8〜1.1、からなる構
成を有している。
の本発明のセラミック基板用組成物は、wt%表示で、
ガラスフリット60〜95、SrTiO3 とCaTiO
3 の固溶体5〜40、からなるセラミック基板用組成物
で、具体的には、固溶体は、モル%表示でSrTiO3
55〜75、CaTiO3 25〜45の組成物である。
又、ガラスフリットは、wt%で本質的に、Al2 O3
40〜50、SiO2 25〜30、ZnO 5〜15、
TiO2 5〜15、CaO 3.3〜3.8、B2 O3
2.5〜3.0、MgO 1.1〜1.5、Na2 O
1.1〜1.5、K2 O 0.8〜1.1、からなる構
成を有している。
【0006】ガラスフリットが60wt%より少ない
と、焼成温度が高くなり、本発明の課題である低温度で
の焼成を行うことが困難である。一方、ガラスフリット
が、95wt%より多いと、焼成体の曲げ強度、及び耐
湿性が低下し好ましくない。又、TCCの調整も困難と
なる。
と、焼成温度が高くなり、本発明の課題である低温度で
の焼成を行うことが困難である。一方、ガラスフリット
が、95wt%より多いと、焼成体の曲げ強度、及び耐
湿性が低下し好ましくない。又、TCCの調整も困難と
なる。
【0007】SiO2 は、25wt%より少ないと、軟
化温度が低くなり焼成時に大きな変形を生じ、30wt
%より多いと、焼成温度が高くなり過ぎ、いずれも好ま
しくない。
化温度が低くなり焼成時に大きな変形を生じ、30wt
%より多いと、焼成温度が高くなり過ぎ、いずれも好ま
しくない。
【0008】ZnOは、ガラスの溶解性を向上させるた
めに、5wt%以上の添加が望ましい。15wt%より
多いと、ガラスの軟化温度が低くなり過ぎ、焼成時に大
きな変形を生じやすく、好ましくない。
めに、5wt%以上の添加が望ましい。15wt%より
多いと、ガラスの軟化温度が低くなり過ぎ、焼成時に大
きな変形を生じやすく、好ましくない。
【0009】TiO2 は、ガラスの溶融性や化学的安定
性を向上させるために5wt%以上の添加が望ましい。
15wt%より多いと、ガラスの軟化温度が高くなり、
焼成温度が高くなり過ぎ、好ましくない。
性を向上させるために5wt%以上の添加が望ましい。
15wt%より多いと、ガラスの軟化温度が高くなり、
焼成温度が高くなり過ぎ、好ましくない。
【0010】CaOは、ガラスフリット製造時の溶融性
の向上、及びガラスの熱膨張係数を調整する目的で添加
する。3.3wt%より少ないと、溶融性が向上せず、
フリット製造時に失透を生じやすい。3.8wt%より
多いと、熱膨張係数が大きくなり過ぎ、いずれも好まし
くない。
の向上、及びガラスの熱膨張係数を調整する目的で添加
する。3.3wt%より少ないと、溶融性が向上せず、
フリット製造時に失透を生じやすい。3.8wt%より
多いと、熱膨張係数が大きくなり過ぎ、いずれも好まし
くない。
【0011】B2 O3 は、フラックスであり、2.5w
t%より少ないと、焼成温度が高くなり過ぎ、3.0w
t%より多いと、ガラスの化学的安定性が低下し、いず
れも好ましくない。
t%より少ないと、焼成温度が高くなり過ぎ、3.0w
t%より多いと、ガラスの化学的安定性が低下し、いず
れも好ましくない。
【0012】MgOは、ガラスフリット製造時の溶融性
の向上、及びガラスの熱膨張係数を調整する目的で添加
する。1.1wt%より少ないと、溶融性が向上せず、
フリット製造時に失透を生じやすい。1.5wt%より
多いと、熱膨張係数が大きくなり過ぎ、いずれも好まし
くない。
の向上、及びガラスの熱膨張係数を調整する目的で添加
する。1.1wt%より少ないと、溶融性が向上せず、
フリット製造時に失透を生じやすい。1.5wt%より
多いと、熱膨張係数が大きくなり過ぎ、いずれも好まし
くない。
【0013】Na2 Oは、ガラスの溶解性を向上させる
ために、1.1wt%以上の添加が望ましい。1.5w
t%より多いと、ガラスの軟化温度が低くなり過ぎ、焼
成時に大きな変形を生じやすく、好ましくない。
ために、1.1wt%以上の添加が望ましい。1.5w
t%より多いと、ガラスの軟化温度が低くなり過ぎ、焼
成時に大きな変形を生じやすく、好ましくない。
【0014】K2 Oは、ガラスの溶解性を向上させるた
めに、0.8wt%以上の添加が望ましい。1.1wt
%より多いと、ガラスの軟化温度が低くなり過ぎ、焼成
時に大きな変形を生じやすく、好ましくない。
めに、0.8wt%以上の添加が望ましい。1.1wt
%より多いと、ガラスの軟化温度が低くなり過ぎ、焼成
時に大きな変形を生じやすく、好ましくない。
【0015】Al2 O3 は、セラミックの機械的強度を
向上させるために、40wt%以上の添加が望ましい。
50wt%以下の添加では、焼成温度が高くなり過ぎ、
好ましくない。
向上させるために、40wt%以上の添加が望ましい。
50wt%以下の添加では、焼成温度が高くなり過ぎ、
好ましくない。
【0016】SrTiO3 とCaTiO3 の固溶体は、
モル%で、SrTiO3 55〜75、CaTiO3 25
〜45が望ましい。SrTiO3 とCaTiO3 がそれ
ぞれ、55以下、45以上である場合は、不均一な固溶
体形成により、この固溶体を用いてTCCを調整した場
合には、直線的な変化を示さず、又、TCCが−25℃
〜+20℃では正、+20℃〜+85℃では、負の値を
示すために、調整が困難である。SrTiO3 とCaT
iO3 がそれぞれ、75以上、25以下である場合も同
様である。
モル%で、SrTiO3 55〜75、CaTiO3 25
〜45が望ましい。SrTiO3 とCaTiO3 がそれ
ぞれ、55以下、45以上である場合は、不均一な固溶
体形成により、この固溶体を用いてTCCを調整した場
合には、直線的な変化を示さず、又、TCCが−25℃
〜+20℃では正、+20℃〜+85℃では、負の値を
示すために、調整が困難である。SrTiO3 とCaT
iO3 がそれぞれ、75以上、25以下である場合も同
様である。
【0017】
【作用】この構成によって、従来に比べ極めて低い温
度、すなわち750〜950℃で焼成でき、厚膜技術で
広く使用されているAu、Ag、Ag−Pd、Cu等の
ペーストを内部電極として適用を可能とし、又、その焼
成体は、曲げ強度が大きく、熱伝導率に優れ、誘電率が
比較的小さく、絶縁抵抗が大きく、耐湿性に優れてお
り、特に正のTCC特性を持つガラスフリットと負のT
CC特性を持つチタン酸塩系固溶体の焼成反応により、
TCCの調整を容易にすることができる。
度、すなわち750〜950℃で焼成でき、厚膜技術で
広く使用されているAu、Ag、Ag−Pd、Cu等の
ペーストを内部電極として適用を可能とし、又、その焼
成体は、曲げ強度が大きく、熱伝導率に優れ、誘電率が
比較的小さく、絶縁抵抗が大きく、耐湿性に優れてお
り、特に正のTCC特性を持つガラスフリットと負のT
CC特性を持つチタン酸塩系固溶体の焼成反応により、
TCCの調整を容易にすることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0019】まずガラスフリットは、wt%で、SiO
2 27、ZnO 8.0、TiO28.0、CaO
3.6、B2 O3 2.8、MgO 1.4、Na2 O
1.3、K2 O 0.9、の組成になるように、通常の
方法により各原料を調合し、1400〜1500℃の温
度にて撹拌しながら溶融し、溶融後、水砕又はフレーク
状とし、これにAl2 O3 47wt%を添加し、ガラス
フリットを製造した。次に、このガラスフリットとSr
TiO3 とCaTiO3 からなるチタン酸塩固溶体と
が、それぞれ90wt%、10wt%になるように秤量
し、ボールミルにて粉砕、混合し本発明の組成物を得
た。この粉砕混合した組成物に、バインダーを10wt
%添加し造粒、成形後、900℃にて15分焼成した。
この焼成体の相対密度を測定したところ、99.98%
であったので、直径30mm、厚み0.35mmに加工
後、Ag電極を焼き付け、TCCを測定したところ、−
25℃〜+85℃にて±0ppm/℃であった。そこ
で、この粉砕混合した組成物に種々のバインダーや可塑
剤、溶剤を添加、混練して粘度10ps〜30psのペ
ーストを作製した。このペーストを常法のドクター法に
より、厚み0.05mmのグリーンシートとした。この
グリーンシートを50枚重ね、その後、35℃にて約5
0トンの圧力にて熱圧着させ、900℃で15分焼成し
た。焼成したシートの各種特性を測定したところ、体積
固有抵抗率1014~16 Ω、誘電率9.8、誘電正接≦5
×10-4、絶縁破壊強度700〜900kV/cm、曲
げ強度2000〜2500kg/cm2 、TCC(−2
5℃〜+85℃)±0ppm/℃であった。即ち、導
体、抵抗体等の電子回路を多層に形成する多層配線基板
としての良好なセラミック基板の特性を満足する結果を
得た。
2 27、ZnO 8.0、TiO28.0、CaO
3.6、B2 O3 2.8、MgO 1.4、Na2 O
1.3、K2 O 0.9、の組成になるように、通常の
方法により各原料を調合し、1400〜1500℃の温
度にて撹拌しながら溶融し、溶融後、水砕又はフレーク
状とし、これにAl2 O3 47wt%を添加し、ガラス
フリットを製造した。次に、このガラスフリットとSr
TiO3 とCaTiO3 からなるチタン酸塩固溶体と
が、それぞれ90wt%、10wt%になるように秤量
し、ボールミルにて粉砕、混合し本発明の組成物を得
た。この粉砕混合した組成物に、バインダーを10wt
%添加し造粒、成形後、900℃にて15分焼成した。
この焼成体の相対密度を測定したところ、99.98%
であったので、直径30mm、厚み0.35mmに加工
後、Ag電極を焼き付け、TCCを測定したところ、−
25℃〜+85℃にて±0ppm/℃であった。そこ
で、この粉砕混合した組成物に種々のバインダーや可塑
剤、溶剤を添加、混練して粘度10ps〜30psのペ
ーストを作製した。このペーストを常法のドクター法に
より、厚み0.05mmのグリーンシートとした。この
グリーンシートを50枚重ね、その後、35℃にて約5
0トンの圧力にて熱圧着させ、900℃で15分焼成し
た。焼成したシートの各種特性を測定したところ、体積
固有抵抗率1014~16 Ω、誘電率9.8、誘電正接≦5
×10-4、絶縁破壊強度700〜900kV/cm、曲
げ強度2000〜2500kg/cm2 、TCC(−2
5℃〜+85℃)±0ppm/℃であった。即ち、導
体、抵抗体等の電子回路を多層に形成する多層配線基板
としての良好なセラミック基板の特性を満足する結果を
得た。
【0020】さらに、上記ガラスフリットと、SrTi
O3 とCaTiO3 からなるチタン酸塩固溶体とが、そ
れぞれ94wt%、6wt%になるように秤量し、ボー
ルミルにて粉砕、混合し上記方法にてグリーンシートの
焼成体を得た。この場合の焼成温度は、800℃であっ
た。焼成したシートの各種特性を測定したところ、体積
固有抵抗率、誘電率、誘電正接、絶縁破壊強度、曲げ強
度等は、上記と同等の値を得た。TCCは、+50pp
m/℃であった。ガラスフリットと、SrTiO3 とC
aTiO3 からなるチタン酸塩固溶体とが、それぞれ7
0wt%、30wt%の場合は、焼成温度870℃に
て、体積固有抵抗率、誘電率、誘電正接、絶縁破壊強
度、曲げ強度等は、上記と同等の値を得た。TCCは、
−20ppm/℃であった。ガラスフリットと、SrT
iO3 とCaTiO3 からなるチタン酸塩固溶体とが、
それぞれ60wt%、40wt%の場合は、焼成温度9
20℃にて、体積固有抵抗率、誘電率、誘電正接、絶縁
破壊強度、曲げ強度等は、上記と同等の値を得た。TC
Cは、−30ppm/℃であった。さらに、Au、A
g、Ag−Pd、Cu等の、ペーストを内部電極とし、
積層した、焼成体についても同様の結果を得た。以上の
結果を(表1)〜(表4)に示す。
O3 とCaTiO3 からなるチタン酸塩固溶体とが、そ
れぞれ94wt%、6wt%になるように秤量し、ボー
ルミルにて粉砕、混合し上記方法にてグリーンシートの
焼成体を得た。この場合の焼成温度は、800℃であっ
た。焼成したシートの各種特性を測定したところ、体積
固有抵抗率、誘電率、誘電正接、絶縁破壊強度、曲げ強
度等は、上記と同等の値を得た。TCCは、+50pp
m/℃であった。ガラスフリットと、SrTiO3 とC
aTiO3 からなるチタン酸塩固溶体とが、それぞれ7
0wt%、30wt%の場合は、焼成温度870℃に
て、体積固有抵抗率、誘電率、誘電正接、絶縁破壊強
度、曲げ強度等は、上記と同等の値を得た。TCCは、
−20ppm/℃であった。ガラスフリットと、SrT
iO3 とCaTiO3 からなるチタン酸塩固溶体とが、
それぞれ60wt%、40wt%の場合は、焼成温度9
20℃にて、体積固有抵抗率、誘電率、誘電正接、絶縁
破壊強度、曲げ強度等は、上記と同等の値を得た。TC
Cは、−30ppm/℃であった。さらに、Au、A
g、Ag−Pd、Cu等の、ペーストを内部電極とし、
積層した、焼成体についても同様の結果を得た。以上の
結果を(表1)〜(表4)に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】本発明は(表1)〜(表4)からわかるよ
うに、従来の組成物と比較して極めて低い温度で焼成が
可能であり、かつ、機械的特性や電気的特性に優れ、T
CCの調整が容易であることがわかった。
うに、従来の組成物と比較して極めて低い温度で焼成が
可能であり、かつ、機械的特性や電気的特性に優れ、T
CCの調整が容易であることがわかった。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、極めて
低い温度、すなわち750〜950℃で焼成が実現でき
るようになり、Au、Ag、Ag−Pd、Cu等のペー
ストを内部電極として使用することが可能となった。さ
らに、焼成体の各種要求特性、すなわち、体積固有抵抗
率、誘電率、誘電正接、絶縁破壊強度、曲げ強度等、導
体、抵抗体等の電子回路を多層に形成する多層配線基板
としての良好なセラミック基板の特性を満足し、さら
に、TCCも±0ppm/℃〜±100ppm/℃と調
整が容易なため、大幅なコストダウンが可能なセラミッ
ク基板用組成物を実現できるものである。
低い温度、すなわち750〜950℃で焼成が実現でき
るようになり、Au、Ag、Ag−Pd、Cu等のペー
ストを内部電極として使用することが可能となった。さ
らに、焼成体の各種要求特性、すなわち、体積固有抵抗
率、誘電率、誘電正接、絶縁破壊強度、曲げ強度等、導
体、抵抗体等の電子回路を多層に形成する多層配線基板
としての良好なセラミック基板の特性を満足し、さら
に、TCCも±0ppm/℃〜±100ppm/℃と調
整が容易なため、大幅なコストダウンが可能なセラミッ
ク基板用組成物を実現できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/46 H 6921−4E (72)発明者 渡辺 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】wt%表示で、ガラスフリット60〜9
5、チタン酸ストロンチウム(以下、SrTiO3 と記
す)とチタン酸カルシウム(以下、CaTiO3と記
す)の固溶体5〜40、からなることを特徴とするセラ
ミック基板用組成物。 - 【請求項2】前記固溶体は、モル%表示でSrTiO3
55〜75、CaTiO3 25〜45からなることを特
徴とする請求項1記載のセラミック基板用組成物。 - 【請求項3】前記ガラスフリットは、wt%で本質的
に、Al2 O3 40〜50、SiO2 25〜30、Zn
O 5〜15、TiO2 5〜15、CaO 3.3〜
3.8、B2 O3 2.5〜3.0、MgO 1.1〜
1.5、Na2 O 1.1〜1.5,K2 O 0.8〜
1.1、で構成されることを特徴とする請求項1記載の
セラミック基板用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5318238A JPH07172911A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | セラミック基板用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5318238A JPH07172911A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | セラミック基板用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07172911A true JPH07172911A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18096974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5318238A Pending JPH07172911A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | セラミック基板用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07172911A (ja) |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP5318238A patent/JPH07172911A/ja active Pending
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