JPH07173171A - 触媒活性の増加したアルミノキサン - Google Patents

触媒活性の増加したアルミノキサン

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JPH07173171A
JPH07173171A JP6244930A JP24493094A JPH07173171A JP H07173171 A JPH07173171 A JP H07173171A JP 6244930 A JP6244930 A JP 6244930A JP 24493094 A JP24493094 A JP 24493094A JP H07173171 A JPH07173171 A JP H07173171A
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lix
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JP6244930A
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Samuel A Sangokoya
サミユエル・アヨデル・サンゴコヤ
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Albemarle Corp
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    • C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00—Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C07—ORGANIC CHEMISTRY
    • C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00—Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/06—Aluminium compounds
    • C07F5/061—Aluminium compounds with C-aluminium linkage
    • C07F5/066—Aluminium compounds with C-aluminium linkage compounds with Al linked to an element other than Al, C, H or halogen (this includes Al-cyanide linkage)
    • C07F5/068—Aluminium compounds with C-aluminium linkage compounds with Al linked to an element other than Al, C, H or halogen (this includes Al-cyanide linkage) preparation of alum(in)oxanes

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 そのXが塩素、フッ素および臭素よりなるグ
ループから選択したものであり、そのLiXをメチルア
ルミノキサン中のアルミニウム1モルあたり約0.01
ないし0.2モルのLiXの比率で使用する、無水Li
Xでアルキルアルミノキサンの有機溶媒溶液を処理する
段階を含む方法により、たとえばα−オレフィンの重合
用のメタロセンとの組合わせで使用した場合に改良され
た触媒活性を示すアルキルアルミノキサンを製造する。 【効果】 本件方法により製造したアルキルアルミノキ
サンは溶解度が大きいために濃厚な溶液を作ることがで
きるので貯蔵に関して極めて有利であり、かつ、改良さ
れた触媒活性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は一般にはアルキルアルミノキサン
に、より特定的にはアルキルアルミノキサンを無水ハロ
ゲン化リチウム塩で処理して製造した、増加した有機溶
媒中での溶解度とが増加した触媒活性との双方を有する
アルキルアルミノキサンに関するものである。
【0002】本件発明者の米国特許5,157,137
は、アルキルアルミノキサンの溶液をアルカリ金属また
はアルカリ土類金属の無水塩および/または水酸化物で
処理することにより、アルキルアルミノキサンの透明な
ゲル非含有溶液を形成させる方法に関するものである。
本件発明者はここに、無水塩化リチウム、臭化リチウム
またはヨウ化リチウムで処理したアルキルアルミノキサ
ンが改良された有機溶媒溶解性とオレフィン重合に使用
した場合の改良された触媒活性との双方を有することを
見いだした。
【0003】本発明に従えば、そのXが塩化物、フッ化
物および臭化物から選択したものである無水LiXでア
ルキルアルミノキサンの有機溶媒溶液を処理する段階を
含む方法により製造した、触媒活性の改良されたアルキ
ルアルミノキサンが提供される。
【0004】メタロセンとそのXが塩化物、フッ化物お
よび臭化物よりなるグループから選択したものである無
水LiXでアルキルアルミノキサンの有機溶媒溶液を処
理することにより得られるアルキルアルミノキサンとを
含むオレフィン重合触媒も提供される。
【0005】また、2ないし20個の炭素原子を有す
る、その混合物を含むオレフィン単量体を重合条件下
で、メタロセンと、そのXが塩化物、フッ化物および臭
化物よりなるグループから選択したものである無水Li
Xでアルキルアルミノキサンの有機溶媒溶液を処理する
ことにより製造したアルキルアルミノキサンとを含む触
媒と接触させる段階を含むオレフィン重合方法も提供さ
れる。
【0006】ヒドロカルビルアルミノキサンは線形重合
体または環状重合体の形状で存在することができ、最も
簡単な化合物はテトラアルキルアルミノキサン、たとえ
ばテトラメチルアルミノキサン(CH3)2AlOAl
(CH3)2またはテトラエチルアルミノキサン(C
2H5)2AlOAl(C2H5)2である。オレフィン重合
触媒における使用に好ましい化合物は、通常は約4ない
し20個の、式中のRが混合アルキルを含むC1−C8の
アルキルである繰り返し単位:
【0007】
【化1】
【0008】を含有し、式中のRがメチルである化合物
が特に好ましい。メチルアルミノキサン(MAO)は通
常は、有機溶媒中で、より高級なアルキルアルミノキサ
ンより低い溶解度を有し、メチルアルミノキサンの溶液
は粒子が分離し、凝集するために曇るかまたはゼラチン
状になる傾向を有する。この問題は、たとえばマニーク
(Manyik)らのU.S.3,300,458に記
載されているように、純粋な、または溶媒に含有されて
いる遊離の水をトリメチルアルミニウムの溶液に添加し
て製造したMAOでしばしば遭遇する。この種の方法に
従えば、水−アルキルアルミニウムの反応は不活性溶媒
中で行われる。いかなる不活性溶媒も使用することがで
きるが、好ましい溶媒は脂肪族または芳香族の炭化水素
である。芳香族炭化水素、たとえばトルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン、キュメン、メシチレン等がより好
ましい。生成物のメチルアルミノキサンは通常は、70
重量%までの、通常は約25ないし30重量%の未反応
のトリメチルアルミニウムを含有する。
【0009】本発明は、約0.5ないし30重量%のア
ルミニウム価を有する曇った、またはゼラチン状のMA
O溶液を、アルキルアルミノキサン中のアルミニウムの
1モルあたり少なくとも約0.01モルの、好ましくは
0.02ないし0.2モルのリチウム塩の比率の、その
混合物を含む無水塩化リチウム、フッ化リチウムまたは
臭化リチウムで処理することにより、より可溶性の、か
つ、より高い触媒活性を有するアルキルアルミノキサン
を提供する。より大きな比率のリチウム塩を使用するこ
ともできるが、必要ではない。
【0010】上記の処理は、上記の塩をアルキルアルミ
ノキサン溶液に添加し、環境温度(15°−30℃)で
約1ないし4時間撹拌して達成することができる。この
時間は特に厳密なものではなく、透明な溶液を得るのに
有効であれば、より長い時間もより短い時間も使用する
ことができる。より高い温度およびより低い温度も使用
することができる。
【0011】処理後に、処理用の化合物を含む固体を濾
過により溶液から便宜に除去することができるが、通常
の液−固分離技術、たとえば沈澱または遠心とそれに続
く液体の傾瀉等のいかなるものによっても除去すること
ができる。
【0012】ハロゲン化リチウム処理の結果として溶解
度が増加するために、MAOの高度に濃縮されたトルエ
ン溶液(50−60重量パーセントまで)がこの方法で
得られる。このことは一般に、貯蔵(貯槽に対する投資
が減少する)および海外出荷または輸送に関して重要な
利点である。
【0013】可溶性のアルキルアルミノキサン、特にM
AO生成物は主触媒との組合わせで使用して、脂肪族オ
レフィン、たとえばエチレン、プロピレン、ブテン等と
芳香族オレフィン、たとえばスチレン等との双方を含む
オレフィンの二量化、オリゴマー化および重合、または
他の官能基、たとえばエポキシドとの反応に有用な触媒
系を形成させる。適当な主触媒には、その誘導体を含む
金属アセチルアセトネート、メタロセン等が含まれる
が、これに限定されるものではない。オレフィン反応用
の好ましい主触媒はメタロセンであり、この種の使用に
は処理されたMAOが触媒活性に有意の改良を与える。
【0014】上記のメタロセン主触媒には遷移金属、た
とえばチタニウム、ジルコニウムまたはハフニウムのd
0有機金属化合物が可能である。本件出願中で使用する
“メタロセン”の語は、少なくとも1個のシクロペンタ
ジエニル部分を含有する金属誘導体を含む。触媒構造
は、付随的なアニオン性配位子またはヒドロカルビル基
を有するメタロセン(または、ビスシクロペンタジエニ
ル化合物の場合にはベントメタロセン)、たとえば式中
のR’がC1ないしC6のアルキル基、C3ないしC12の
シクロアルキル基またはC6ないしC14のアリール基を
含む炭素または炭素およびヘテロ原子(N、O、S、
P、B、Si等)である式Zt(η5−R’nHmC5)sM
X4-sのメタロセンとして記述することができる。この
種の基の非限定的な例には、メチル、エチル、トリメチ
ルシリル、t−ブチル、シクロヘキシル、フェニル、4
−メチルフェニルおよび2,4,6−トリメチルフェニ
ルが含まれる。R’置換基は、各シクロペンタジエニル
環上で型および数が異なっていてもよく、その環に結合
している融合環基を形成していてもよい。Zは2個のシ
クロペンタジエニル環の間の架橋性の基、たとえばシラ
ン、ホスフィン、アミンまたは炭素基であり、tは0ま
たは1であり、mおよびnは0ないし5の整数であっ
て、tが0の場合にはm+n=5、tが1の場合にはm
+n=4であり、sは1または2であり、Mは遷移金属
であり、Xはハロゲン、擬ハロゲン(たとえば親核置換
における脱離基、たとえばエステル、シアニド、トシレ
ート、トリフレートおよびβ−ジケトネート)、ヒドリ
ドまたはC1ないしC8のアルキルである。2個の異なる
X基を有する同様のメタロセンも、アルミノキサンの存
在下で効果的である。二金属μ−オキソ類似体、たとえ
ばO[ClHf(C5H5)2]2およびモノシクロペンタ
ジエニル金属三ハロゲン化物も効果的である。
【0015】これらの、および他のメタロセンは当該技
術で周知されており、たとえば、この種のメタロセンに
関するその示唆が本件明細書中に引用文献として取り上
げられている、公開ヨーロッパ特許出願第0129,3
68号、ならびに米国特許第5,017,714、5,
026,798および5,036,034号に記載され
ている。
【0016】本発明記載の触媒の形成に有用なメタロセ
ンの特定の非限定的な例には二塩化ビス−(シクロペン
タジエニル)−ジルコニウム、二塩化ビス−(シクロペ
ンタジエニル)−ハフニウム、二塩化ビス−(ペンタメ
チルシクロペンタジエニル)−ハフニウム、二塩化ビス
−(インデニル)−ハフニウム、二塩化ビス−(メチル
シクロペンタジエニル)−ハフニウム、ラセミおよびメ
ソジメチルシラニル架橋二塩化ビス−(メチルシクロペ
ンタジエニル)−ハフニウム、二塩化ビス−(シクロペ
ンタジエニル)−チタニウム、ビス−(エチルシクロペ
ンタジエニル)−ジルコニウムジメチル、ビス−(β−
フェニルプロピルシクロペンタジエニル)−ジルコニウ
ムジメチル、ビス−(メチルシクロペンタジエニル)−
ジルコニウムジメチル、ラセミジメチルシラニル架橋二
塩化ビス−(インデニル)−ハフニウム、ラセミエチレ
ン架橋二塩化ビス−(インデニル)−ジルコニウム、三
塩化(η5−インデニル)−ハフニウムおよび三塩化
(η5−C5Me5)−ハフニウムが含まれる。
【0017】上記の各触媒成分は、約0.0002:1
ないし0.2:1の、好ましくは0.0005:1ない
し0.02:1の遷移金属原子対アルミニウム原子モル
比を与える比率で使用する。各触媒成分は溶液中でまた
は固体担体上に沈積させて使用することができる。固体
担体には粒状固体、特に多孔性多孔性、たとえばタルク
もしくは無機酸化物、または樹脂状担体物質、たとえば
ポリオレフィンのいかなるものも可能である。好ましく
は、担体物質は微細に分割された形状の無機酸化物であ
る。
【0018】望ましく使用される適当な無機酸化物担体
物質には、IIA族、IIIA族、IVA族またはIV
B族の金属の酸化物、たとえばシリカ、アルミナ、シリ
カ−アルミナおよびこれらの混合物が含まれる。単独
で、またはシリカ、アルミナもしくはシリカ−アルミナ
との組合わせで使用し得る他の無機酸化物は、マグネシ
ア、チタニアおよびジルコニアである。他の適当な担体
物質は、微細に分割されたポリオレフィン、たとえば微
細に分割されたポリエチレンである。
【0019】本件触媒はオレフィン重合体の、特にエチ
レン重合体およびエチレン/α−オレフィン共重合体の
製造に効果的である。本発明記載の触媒の存在下に重合
させ得るオレフィンの例には、2ないし20個の炭素原
子を有するα−オレフィン、たとえばエチレン、プロピ
レン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1
−テトラデセン、1−ヘキサデセンおよび1−オクタデ
センが含まれる。エチレンの重合またはエチレンと3な
いし10個の炭素原子を有するα−オレフィンとの共重
合が好ましい。この種の重合は気相中でも液相中で(た
とえばトルエンのような溶媒中で、またはヘプタンのよ
うな希釈剤中で)も行わせることができる。この重合は
分子量調節に関する通常の手順を用い、通常の温度(た
とえば0°ないし120℃)および圧力(たとえば環境
圧力ないし50kg/cm2)で行わせることができ
る。
【0020】以下の実施例により本発明をさらに説明す
るが、これに限定することを意図したものではない。
【0021】以下の実施例は、N2−乾燥箱と連結した
シュレンク(Schlenk)のガラス器具および真空
配管を用いて、不活性雰囲気条件下で実施した。溶媒は
標準的な方法を用いて蒸留した。濾過および真空蒸留は
N2−乾燥箱内で行い、留出物は−78℃でトラップに
集めた。ハロゲン化リチウムは真空炉中で一晩加熱して
精製した。アルミノキサンはエチル社(EthylCo
rporation)製の原料溶液から得た。
【0022】
【実施例】
実施例1 メチルアルミノキサンの10重量%(MAO,270ミ
リモルのAl)の10重量%のトルエン溶液をN2−乾
燥箱内で反応フラスコに入れた。約15分の期間中に塩
化リチウム(LiCl,13.5ミリモル)を少量ずつ
添加した。添加後、この混合物を室温で1時間撹拌し
た。ついで、この混合物を70℃(油浴)でさらに2時
間加熱した。冷却したところで、この混合物を中程度の
フリットを通して濾過した。濾過は比較的容易であっ
た。中程度のフリットを通して通常のMAOを濾過する
ことは、通常は極めて困難である。液体生成物を2個の
部分に分割した。一方をビンに詰めて貯蔵し、他方はさ
らに濃縮した。最初の生成物は初期のアルミニウム価の
約96%を含有していた。双方の液体生成物(12.6
重量%および28.1重量%のMAO)とも、12週間
後にもゲルを含有しない状態に留まった。通常は、MA
Oの10重量%のトルエン溶液は約1,2週間後にゲル
化を始める。加えて、これらの生成物は、二塩化ジルコ
ノセンとの組合わせでエチレンの重合に使用した場合に
通常のMAOより約50%活性が大きいことも見いださ
れた(表3)。
【0023】実施例2 この方法は、この方法の大規模反応における有効性を検
討するために行った。MAO(870g,1479ミリ
モルのAl)のトルエン溶液を反応フラスコに入れた。
LiCl(3.2g,74ミリモル)を少量ずつ添加し
た。この混合物を室温で2時間撹拌し、続いて70℃
(油浴)でさらに3時間加熱した。中程度のフリットを
通しての濾過は比較的容易であった。可溶性のアルミニ
ウム価は初期の値の92%を再現した。この生成物はエ
チレンの重合において極めて活性であることが見いださ
れた(表3)。
【0024】実施例3 Al/LiClのモル比が20ではなく10であること
を除いて実施例1の記述と同様にして、塩化リチウム
(1.12g,26ミリモル)をMAOのトルエン溶液
(120g,252ミリモルのAl)と反応させた。分
析結果は、初期のアルミニウム価の84%が回収された
ことを示した。MAO溶液への塩化物の混入は無視し得
る程度であった。表1および2は生成物の分析結果を示
している。 実施例4 実施例1の記述と同様にして、MAOの30重量%のト
ルエン溶液(340ミリモルのAl)をLiCl(2.
88g,68ミリモル)で処理した。生成物の分析結果
は表1および2に示されている。この生成物は、エチレ
ンの重合において極めて活性であることが見いだされた
(表3)。使用するLiClの量を増加させても、生成
物の品質に逆効果が及ぶとは全く考えられなかった。
【0025】実施例5 この方法は、少量のLiClが透明化および安定化に影
響を与えるか否かを検討するために行った。0.02の
Al/LiClモル比を使用した。したがって、MAO
の10重量%のトルエン溶液(204ミリモルのAl)
を実施例1の記述と同様にしてLiCl(4ミリモル)
で処理した。この生成物は極めて安定であり(表2)、
かつ、エチレンの重合において極めて活性である(表
3)ことが見いだされたが、濾過は若干困難であった。
したがって、容易な濾過には大量のLiClが推奨され
る。
【0026】実施例6 上記の全ての実施例は熱を使用した。この方法は、熱の
不存在が生成物の品質に与える効果を検討した。MAO
のトルエン溶液(240ミリモルのAl)をLiCl
(12ミリモル)で処理した。この混合物を室温で14
時間撹拌し、ついで実施例1の記述と同様にして後処理
した。濾過は困難であったが透明な(“水様透明”)溶
液が得られた。この生成物はエチレンの重合において極
めて活性であることが見いだされた。したがって、熱は
容易に濾過し得る生成物を与えるが、生成物の品質には
目に見える効果を持たない。
【0027】比較例1 この比較例においては、リチウム塩処理の有効性を示す
ために塩化リチウムを使用しなかった。MAO(201
ミリモルのAl)の10重量%の溶液を中程度のフリッ
トを通して濾過した。濾過は極めて困難であった。初期
のアルミニウム価の約62%が生成物に回収されたに過
ぎなかった。表2に報告した結果は、未処理生成物の透
明性および安定性がリチウム塩で処理したものより明ら
かに劣ることを示している。さらに、エチレンの重合に
おける活性も低かった(表3)。 比較例2 この比較例においては、MAO溶液の加熱の効果を示す
ために、リチウム塩は使用しなかったが熱は適用した。
MAOの10重量%のトルエン溶液(161ミリモルの
Al)を70℃(油浴)で約4時間加熱した。ついで、
この混合物を実施例1の記述と同様にして後処理した。
濾過は極めて困難であった。回収されたアルミニウム価
の量(74%)は比較例1のものと比較して改善されて
いたが、表2は生成物の安定性がリチウム塩処理したM
AO溶液より劣ることを示している。
【0028】実施例7 MAOの10重量%の溶液(70g,153ミリモルの
Al)をトルエン(100g)で希釈した。ついで、こ
の溶液をLiF(0.2g,7.7ミリモルで処理し
た。この混合物を室温で4時間撹拌した。この混合物を
最初に粗いフリットを通して、ついで中程度のフリット
を通して(遅い困難な濾過)濾過した。濾過が困難であ
ったために、初期のアルミニウム価の71%が回収され
たのみであった。この生成物はエチレンの重合において
活性であることが見いだされた(表3)。
【0029】実施例8 MAOの30重量%のトルエン溶液(294ミリモルの
Al)をLiF(58.8ミリモル)で処理した。室温
で1時間撹拌したのちに、この混合物を80℃で2時間
加熱した。高密度の下層が形成された。これは冷却する
とアルミニウム価の大部分を含有するケーキ様の固体層
に変形した。
【0030】この手順を加熱することなく繰り返した。
濾過後、初期のアルミニウム価の約56%のみが可溶性
のアルミニウムとして回収されたが、可溶性の生成物は
エチレンの重合において極端に活性であることが見いだ
された。
【0031】実施例9 実施例1の記述と同様にして、MAOの10重量%のト
ルエン溶液(217ミリモルのAl)をLiBr(1
0.8ミリモル)で処理した。少量の濃厚な油状固体ゲ
ルが反応フラスコの底部に見られた。この混合物をまず
傾瀉し、ついで濾過した。濾過は極めて容易であった。
この液体生成物は初期のアルミニウム価の76%を含有
していた。この生成物は、未処理のMAOとの比較で優
れた活性を示した(表3)。
【0032】比較例3 MAOのトルエン溶液の透明化はLiIを用いて極めて
効果的であった。たとえば、LiI(1.1g,82ミ
リモル)をMAOの10重量%のトルエン溶液(163
ミリモルのAl)に添加した。反応は実施例9の記述と
同様にして行った。透明な、無色の液体生成物は12週
間後にも安定であることが見いだされたが、この物質は
エチレンの重合においては比較的不活性であった。含有
される少量のヨウ化物が重合メカニズムを阻害すると考
えられるであろう。
【0033】 表1 ハロゲン化リチウムによるメチルアルミノキサン(MAO)の処理 (生成物の分析結果) 実施例 反応条件1 試薬 試薬/Al 濾過2 可溶性 Al Al/Cl (中程度の モル比 フリット) の回収率(%) モル比 実施例 1 A LiCl 0.05 E 96 63 実施例 2 A LiCl 0.05 E 92 114 実施例 3 A LiCl 0.10 E 84 49 実施例 4 A LiCl 0.20 E 95 47 実施例 5 A LiCl 0.02 SD 93 191 実施例 6 B LiCl 0.05 D 83 77 比較例 1 B − − − − VD 62 − − 比較例 2 A − − − − VD 74 − − 実施例 7 B LiF 0.05 D 71 − − 実施例 8 B LiF 0.20 NF 56 − − 実施例 9 A LiBr 0.05 E 76 − −比較例 3 A LiI 0.05 E 72 − − 1.反応条件:A=加熱、B=加熱なし 2.濾過:E=容易、D=困難、SD=若干困難、VD
=極めて困難、NF=濾過せずに傾瀉 表2 液体生成物の安定性 実施例 初期の液体生成物 濃縮した液体生成物 MAOの TMA の 安定性a MAOの TMA の 安定性 含有量 含有量b 重量% (モル%) (週) 重量% (モル%) (週) 実施例 1 12.6 21 >12 28.1 15.8 >12 実施例 3 11.4 22 >12 23.1 20 >12 実施例 4 22.2 22 >12 46.7 20 >12 実施例 5 9.7 18 >12 32.1 19 >12 実施例 6 9.2 19 >12 39.6 12.4 >12 比較例 1c 10.9 25 <2 31.6 15 <1比較例 2d 9.5 19 <4 30.2 16 <2 a)ゲルまたは沈澱の出現に必要な時間として定義され
る。
【0034】b)アルミニウムの全含有量に対するTM
A(ピリジン滴定)としてのアルミニウムのモル数とし
て定義される。
【0035】c)濾過と濃縮とにかけた通常のMAO生
成物。
【0036】d)加熱したがLiClは添加しなかっ
た。
【0037】実施例10 エチレンの重合 上記の各実施例および比較例で得られた生成物を二塩化
ジルコノセンとの組合わせで、以下の手順に従ってエチ
レンの重合に使用した。
【0038】N2−乾燥箱内で、オートクレーブ(60
0ml)にトルエン(250ml)を負荷した。処理し
たMAO生成物(10ミリモルのAl)と二塩化ジルコ
ノセン(6.8×10-6モル)とのトルエン(50m
l)中の混合物を添加した。ついで、このオートクレー
ブを乾燥箱から取り出し、フード内に設置した。反応器
を80℃に加熱したのちにエチレンを60psiで10
分間導入した。メタノール(300ml)を添加して反
応を停止させた。生成したポリエチレンをまず空気乾燥
し、続いて真空炉中で加熱することなく乾燥した。ポリ
エチレンの収量および触媒組成物の活性は表3に報告さ
れている。
【0039】 表3 エチレンの重合 ハロゲン化リチウム処理したメチルアルミノキサン(MAO) MAO 二塩化ジル Al/Zr 活性(× 106) 未処理 PE 組成物 コノセン g(PE)/ MAO (10 ミリモ (モル × モル Zr・ との比較 ルの Al) 10-6) モル比 気圧・時 での活性 (g) 実施例 1 6.8 1470 9.51 1.57 44 実施例 2 6.8 1470 8.87 1.46 41 実施例 4 6.8 1470 8.00 1.32 37 実施例 5 6.8 1470 9.30 1.54 43 実施例 6 6.8 1470 9.51 1.57 44 実施例 7 6.8 1470 8.65 1.43 40 実施例 8 6.8 1470 11.24 1.86 52 実施例 9 6.8 1470 9.30 1.54 43 比較例 1 6.8 1470 6.05 − − 28 比較例 2 6.8 1470 7.35 1.21 34 比較例 3 6.8 1470 1.08 0.18 5 比較例 3 6.8 1470 1.73 0.29 8 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
【0040】1.そのXが塩化物、フッ化物および臭化
物よりなるグループから選択したものであり、そのLi
Xをメチルアルミノキサン中のアルミニウムの1モルあ
たり約0.01ないし0.2モルのLiXの比率で使用
する、無水LiXでアルキルアルミノキサンの有機溶媒
溶液を処理する段階を含む方法により製造した、触媒活
性の改良されたアルミノキサン。
【0041】2.上記のアルキルアルミノキサンがメチ
ルアルミノキサンであることを特徴とする1記載の組成
物。
【0042】3.メタロセンと、そのXが塩化物、フッ
化物および臭化物よりなるグループから選択したもので
ある無水LiXでアルキルアルミノキサンの有機溶媒溶
液を処理する段階を含む方法により製造したアルキルア
ルミノキサンとを含むオレフィン重合触媒。
【0043】4.上記のアルキルアルミノキサンがメチ
ルアルミノキサンであることを特徴とする3記載の触
媒。
【0044】5.上記のLiXを、メチルアルミノキサ
ン中のアルミニウムの1モルあたり約0.01ないし
0.2モルのLiXの比率で使用することを特徴とする
3記載の触媒。
【0045】6.約2ないし20個の炭素原子を有す
る、その混合物を含むα−オレフィンを重合条件下で、
メタロセンと、そのXが塩化物、フッ化物および臭化物
よりなるグループから選択したものである無水LiXで
アルキルアルミノキサンの有機溶媒溶液を処理する段階
を含む方法により製造したアルキルアルミノキサンとを
含む触媒と接触させる段階を含むオレフィン重合方法。
【0046】7.上記のLiXを、アルキルアルミノキ
サン中のアルミニウムの1モルあたり約0.01ないし
0.2モルのLiXの比率で使用することを特徴とする
6記載の方法。
【0047】8.上記のメタロセン中の金属原子の上記
のアルキルアルミノキサン中のアルミニウム原子に対す
るモル比が約0.0002:1ないし0.2:1である
ことを特徴とする7記載の方法。
【0048】9.上記のα−オレフィンがエチレンであ
り、上記のアルキルアルミノキサンがメチルアルミノキ
サンであることを特徴とする8記載の方法。
【0049】10.上記のα−オレフィンがエチレンと
1種または2種以上の3ないし10個の炭素原子を有す
るα−オレフィンとの混合物であり、上記のアルキルア
ルミノキサンがメチルアルミノキサンであることを特徴
とする8記載の方法。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 そのXが塩化物、フッ化物および臭化物
    よりなるグループから選択したものであり、そのLiX
    をメチルアルミノキサン中のアルミニウム1モルあたり
    約0.01ないし0.2モルのLiXの比率で使用す
    る、無水LiXでアルキルアルミノキサンの有機溶媒溶
    液を処理する段階を含む方法により製造した、触媒活性
    の改良されたアルミノキサン。
  2. 【請求項2】 メタロセンと、そのXが塩化物、フッ化
    物および臭化物よりなるグループから選択したものであ
    る無水LiXでアルキルアルミノキサンの有機溶媒溶液
    を処理する段階を含む方法により製造したアルキルアル
    ミノキサンとを含むオレフィン重合触媒。
  3. 【請求項3】 約2ないし20個の炭素原子を有する、
    その混合物を含むα−オレフィンを重合条件下で、メタ
    ロセンと、そのXが塩化物、フッ化物および臭化物より
    なるグループから選択したものである無水LiXでアル
    キルアルミノキサンの有機溶媒溶液を処理する段階を含
    む方法により製造したアルキルアルミノキサンとを含む
    触媒と接触させる段階を含むオレフィン重合方法。
JP6244930A 1993-09-20 1994-09-14 触媒活性の増加したアルミノキサン Withdrawn JPH07173171A (ja)

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