JPH07173502A - 金属またはセラミックス焼結体の製造方法 - Google Patents

金属またはセラミックス焼結体の製造方法

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JPH07173502A
JPH07173502A JP34513493A JP34513493A JPH07173502A JP H07173502 A JPH07173502 A JP H07173502A JP 34513493 A JP34513493 A JP 34513493A JP 34513493 A JP34513493 A JP 34513493A JP H07173502 A JPH07173502 A JP H07173502A
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powder
mixed
sintered body
metal
organic polymer
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JP34513493A
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Norio Kono
憲雄 幸野
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属粉末またはセラミックス粉末と有機バイ
ンダーの混合、混練をして成形用原料を得る時に均質な
分散とすることで、寸法精度の高い焼結体が得られる金
属またはセラミックス焼結体の製造方法を提供するこ
と。 【構成】 初めに、2種以上の有機高分子化合物を混
合、混練して有機バインダーを得て、次に、金属粉末ま
たはセラミックス粉末と可塑剤とを混合して原料混合粉
末を得て、さらに、前記の有機バインダーと前記の原料
混合粉末を混合、混練、粉砕して得られたペレットを射
出成形法または押し出し成形法により成形体とし、次い
で、この成形体を脱脂、焼結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属またはセラミック
ス焼結体の製造方法に関し、特に金属粉末またはセラミ
ックス粉末と有機高分子化合物を主成分とするバインダ
ーより成る射出成形体または押し出し成形体を脱脂、焼
結する金属またはセラミックス焼結体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の金属またはセラミックス焼結体の
製造方法として、一般に粉末冶金法が用いられてきた。
粉末冶金法は、調製された原料粉末を所望の形状にプレ
ス成形し、ついで焼結することにより金属またはセラミ
ックス焼結体を得る方法であり単純な形状の焼結体を安
価に、大量に製造する為に最も適切な方法として工業的
に広く用いられている。
【0003】ところが、昨今の技術開発に伴い、金属ま
たはセラミックス焼結体にもその材質的な特性のみなら
ず、構造としての複雑形状が求められつつある。これら
の要求に対し、上述したプレス成形での対応には形状と
いう点で限界があるため、従来プラスチック成形に用い
られていた射出成形法や押し出し成形法がその複雑形状
品を容易に成形できる特徴から、金属またはセラミック
スの製造工程に取り入れられるようになってきた。
【0004】すなわち、金属粉末またはセラミックス粉
末と有機高分子化合物を主成分とするバインダーとの混
合、混練物を所望の形状のキャビティを有する金型を用
いて射出成形を施したり、または所望の断面形状の開口
部を有するダイを用いて押し出し成形を施し、ついで加
熱操作や抽出操作により有機高分子化合物のみを除く脱
脂工程と金属粉末またはセラミックス粉末を焼き固める
焼結工程を経て金属またはセラミックス焼結体を得る製
造方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した射出成形法ま
たは押し出し成形法を用いた金属またはセラミックス焼
結体の製造方法は、複雑形状品を大量生産できるという
これらの成形法の特性を利用したものであるが、金属粉
末またはセラミックス粉末に対して該粉末が射出成形法
または押し出し成形法に適応しうる可塑性を有する程度
まで多量の、一例を掲げれば、プレス成形法に用いられ
るバインダーの10倍以上の、有機高分子化合物を分散
させる必要があり、この分散性が所望の金属またはセラ
ミックス焼結体の寸法精度及び形状の変形の程度に多大
な影響を及ぼすにも関わらず、その有機高分子化合物の
均質分散が困難であるという欠点があった。
【0006】すなわち、上述した射出成形法または押し
出し成形法を用いた金属またはセラミックス焼結体の製
造方法は、焼結工程に供する脱脂体の圧粉密度の均質性
が焼結体の寸法精度及び形状の変形の程度に多大な影響
を及ぼすことが知られている。一方、射出成形法または
押し出し成形法に適応し得る成形性と、成形体の脱脂性
を両立させるべく、金属粉末またはセラミックス粉末に
対し、複数の種類の有機高分子化合物を混合、混練しな
ければならない。ところが、有機高分子化合物はそれぞ
れの種類毎に平均分子量、軟化点及び溶融粘度等の物性
が異なるために、金属粉末またはセラミックス粉末に対
するこれらの有機高分子化合物の均質分散には自ずと限
界があり、金属粉末またはセラミックス粉末に対するこ
れらの有機高分子化合物の分散性に粗密の分布を有した
まま、射出成形法または押し出し成形法により得られた
成形体を脱脂すると、当然のように脱脂体の圧粉密度に
も粗密の分布が生じ、その後の焼結工程を経て得られた
焼結体に焼結時の収縮率の差により所望の寸法、形状が
得にくいという欠点があった。
【0007】上述した欠点に対し、混合、混練の温度を
高く、時間を長くし、混合、混練時に加えるエネルギー
を大きくして分散性を高めることが試みられているが、
一定の分散率以上には分散は進まず、逆に有機高分子化
合物の熱劣化が進行してしまう。また、有機高分子化合
物のみを混練した後、粉末を加えることにより有機高分
子化合物間の分散性を高める方法も検討されているが、
有機高分子化合物と粉末間との分散性向上には大きな効
果は発現し得ない。さらに、一種のみの有機高分子化合
物での混合、混練も考えられているが成形性と脱脂性の
いずれかを犠牲にしなければならない。一方、表面処理
剤として、カップリング剤と呼ばれるシラン系、チタン
系、クロム系等の有機金属化合物を用いて、粉末表面と
高分子化合物間の濡れ性を高め、分散性を向上させる方
法も提案されているが、金属粉末やセラミックス粉末に
対しては、カップリング剤に含まれる金属成分が不純物
となるので、根本的な解決方法には至っていない。
【0008】そこで、本発明の技術的課題は、分散性に
優れた、有機高分子化合物と金属粉末またはセラミック
ス粉末から成る成形用粉末を得て、成形体の成形性と脱
脂性を両立しつつ、焼結体の変形を防止し、高い寸法精
度が得られる、金属またはセラミックス焼結体の製造方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述した従
来の金属またはセラミックス焼結体の製造方法の欠点を
解消するべく、金属粉末、セラミックス粉末及び有機高
分子化合物に関し、又、射出成形法及び押し出し成形法
に関し、鋭意検討を重ね、本発明を成すに至ったもので
ある。
【0010】本発明の金属またはセラミックス焼結体の
製造方法は、2種以上の有機高分子化合物を混合、混練
して得られた有機バインダーと、金属粉末またはセラミ
ックス粉末と可塑剤とを混合して得られた原料混合粉末
を混合、混練した後、粉砕してペレットとし、該ペレッ
トを射出成形法、または押し出し成形法により成形体と
し、ついで該成形体を脱脂、焼結することを特徴とす
る。また、本発明の金属またはセラミックス焼結体の製
造方法は、可塑剤としてフタル酸エステルを使用し、か
つ金属粉末またはセラミックス粉末に対して0.3〜
3.0wt%混合することを特徴とする。
【0011】ここで、本発明に使用できる金属またはセ
ラミックス粉末は、従来の粉末冶金法に適用できる焼結
し得る種類であれば特に限定されるものではない。ま
た、有機バインダーとしての高分子化合物も各種適用で
き、一例を掲げれば、各種ポリオレフィン、各種アクリ
ル系樹脂及びワックス類が適用可能であり、さらに可塑
剤としてのフタル酸エステルは、フタル酸ジ−2−エチ
ルヘキシル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジメチル等が
適宜使用可能であるが、これらに限定されるものではな
い。
【0012】
【作用】本発明の金属またはセラミックス焼結体の製造
方法は、上述した一連の工程に採用される有機高分子化
合物の特性を鑑みて成されたものである。
【0013】すなわち、2種以上の有機高分子化合物を
金属粉末またはセラミックス粉末と混合、混練するには
該粉末個々の間に複数の種類の有機高分子化合物が均質
に分散する必要があるが、上述したように有機高分子化
合物が相互に均質に混合され、且つ該粉末とも同様に高
い均質性をもって混練されることを同時に成すことは極
めて難しい。
【0014】しかしながら本発明によれば、まず、2種
以上の有機高分子化合物を混合、混練してマクロには単
独種の有機高分子化合物と見なせる状態とし、次いで、
金属粉末またはセラミックス粉末と可塑剤とを混合する
ことで、該粉末と有機高分子化合物間の混合、混練に伴
う分散性を向上させるものである。
【0015】すなわち、可塑剤が、有機高分子化合物の
弾性率やガラス転移点を低下させ、柔軟性を付加すると
いう特性を有するので、該粉末と有機高分子化合物とを
混合することにより、有機高分子化合物と該粉末との界
面での流動性を増加させ分散性を高めるものである。
【0016】フタル酸エステルは、その溶解度パラメー
タ(SP値)が8〜9であり、射出成形性や押し出し成
形性及び脱脂性を考慮して選択される有機高分子化合物
の多くが溶解度パラメータが8〜10で近似しているの
で相溶性が良く、可塑剤として選択された。
【0017】更に、フタル酸エステルの金属粉末または
セラミックス粉末に対する混合割合は、0.3〜3.0
wt%が望ましい。0.3wt%より少ない場合は可塑
剤としての効果が充分出現せず、一方、3.0wt%よ
り過剰な場合は有機高分子化合物の溶融粘度が著しく低
下するので成形性が悪化し、さらに成形体表面に可塑剤
がにじみ出し工業的な取り扱いが困難となる。
【0018】
【実施例】次に、本発明について図面を用いて詳細に説
明する。 (実施例1)図1は、本発明の本実施例に係る製造方法
によって得られたフェライト焼結体を示す断面図であ
る。
【0019】図1において、フェライト焼結体1は、中
央部に円形の貫通孔1bを有し、外径43mm、内径2
1mm、厚さ4.5mmの円盤の面上に、幅1.0m
m、深さ1.4mmの5本の溝1aが2.0mm間隔で
位置する構造を有している。
【0020】以下、図1に示すフェライト焼結体の製造
方法を説明する。
【0021】有機高分子化合物としてポリプロピレン1
1.2wt%、エチレン−酢酸ビニル共重合体33.3
wt%、ポリスチレン33.3wt%、及び融点が60
℃のパラフィンワックス22.2wt%を混合し、つい
で30mmの二軸混練押出機にて140℃、50rpm
にて混練した後、回転刃型粉砕機を用いてペレット化し
直径約4mmの混和体を得た。
【0022】セラミックス粉末としてFe2349.5
mol%、NiO12.6mol%、ZnO32.2m
ol%、CuO5.7mol%に調製した出発原料粉末
をボールミルを用い水中で10hr混合粉砕し、ついで
濾過乾燥し、予焼粉砕して平均粒径1μmのNi−Cu
−Znフェライト予焼粉末を得た。
【0023】次いで、上述したNi−Cu−Znフェラ
イト予焼粉末98.8wt%に対してフタル酸ジ−n−
ブチル1.2wt%を加え、ヘンシェルミキサーにて1
20rpmで15分混合してフェライト混合粉末を得
た。
【0024】上述したフェライト混合粉末91wt%に
対して前記混和体9wt%を混合後、30mm二軸混練
押出機にて140℃、50rpmにて混練した後、回転
刃型粉砕機を用いてペレット化し直径約4mmの射出成
形用原料を得た。
【0025】上述した射出成形用原料を成形温度160
℃にて所定の形状のキャビティを有する射出成形用金型
内に導入、充填し、射出成形した後、内容積4.2リッ
トルの加熱炉を用い大気雰囲気にて10℃/hrの昇温
速度で450℃まで加熱、炉冷して脱脂し、更に大気雰
囲気にて焼結温度1200℃で2hr焼結して図1に示
すフェライト焼結体を得た。
【0026】上述した一連の工程で得られたフェライト
焼結体50個の寸法測定を行ったところ、外径及び内径
の標準偏差はそれぞれ0.010、0.005であっ
た。さらに、内径に対する外径の同心度は平均0.03
3mm、標準偏差0.003であった。
【0027】(実施例2)実施例1と同様の工程にて、
フタル酸ジ−n−ブチルのフェライト粉末に対する混合
量を0、0.1、0.2、0.3、0.5、1.0、
2.0、3.0、4.0、5.0wt%として射出成形
用原料を作製し、ついで、射出成形をしたところ、混合
量5.0wt%の射出成形用原料では、成形時の溶融粘
度が低すぎ成形できなかった。また、混合量4.0wt
%の射出成形用原料では、成形体表面に可塑剤と考えら
れる粘着性の液体がにじみ出していた。
【0028】上述したフタル酸ジ−n−ブチルのフェラ
イト粉末に対する混合量を0、0.1、0.2、0.
3、0.5、1.0、2.0、3.0、4.0wt%と
した射出成形用原料を用いた射出成形体を実施例1と同
様に脱脂、焼結し得られたフェライト焼結体の寸法測定
を行った。外径及び内径の標準偏差を図2に示す。
【0029】(比較例1)比較のため、実施例1と同様
の混合比、すなわち、Ni−Cu−Znフェライト予焼
粉末90wt%に対して、ポリプロピレン1.0wt
%、エチレン−酢酸ビニル共重合体3.0wt%、ポリ
スチレン3.0wt%、融点が60℃のパラフィンワッ
クス2.0wt%、及びフタル酸ジ−n−ブチル1.0
wt%を混合し、ついで30mm二軸混練押出機にて1
40℃、50rpmの条件にて混練した後、回転刃型粉
砕機を用いてペレット化し直径約4mmの射出成形用原
料を得た。さらに、実施例1と同様の方法にて射出成
形、脱脂、及び焼結して得られたフェライト焼結体50
個の寸法測定を行った。この結果を表1に示す。
【0030】(比較例2)実施例1と同様の混合比、す
なわち、Ni−Cu−Znフェライト予焼粉末90wt
%に対して、ポリプロピレン1.0wt%、エチレン−
酢酸ビニル共重合体3.0wt%、ポリスチレン3.0
wt%、融点が60℃のパラフィンワックス2.0wt
%、及びフタル酸ジ−n−ブチル1.0wt%を混合
し、ついで30mm二軸混練押出機にて160℃、50
rpmの条件にて混練した後、回転刃型粉砕機を用いて
ペレット化し直径約4mmの射出成形用原料を得た。さ
らに、実施例1と同様の方法にて射出成形、脱脂、及び
焼結して得られたフェライト焼結体50個の寸法測定を
行った。この結果を表1に示す。
【0031】(比較例3)実施例1と同様の混合比、す
なわち、Ni−Cu−Znフェライト予焼粉末90wt
%に対して、ポリプロピレン1.0wt%、エチレン−
酢酸ビニル共重合体3.0wt%、ポリスチレン3.0
wt%、融点が60℃のパラフィンワックス2.0wt
%、及びフタル酸ジ−n−ブチル1.0wt%を混合
し、ついで30mm二軸混練押出機にて140℃、50
rpmの条件にて2回混練した後、回転刃型粉砕機を用
いてペレット化し直径約4mmの射出成形用原料を得
た。さらに、実施例1と同様の方法にて射出成形、脱
脂、及び焼結して得られたフェライト焼結体50個の寸
法測定を行った。この結果を表1に示す。
【0032】(比較例4)さらに、比較として、実施例
1と同様の混合比として、ポリプロピレン10.0wt
%、エチレン−酢酸ビニル共重合体30.0wt%、ポ
リスチレン30.0wt%、融点が60℃のパラフィン
ワックス20.0wt%、及びフタル酸ジ−n−ブチル
10.0wt%を混合し、ついで30mm二軸混練押出
機にて140℃、50rpmにて混練した後、回転刃型
粉砕機を用いてペレット化し直径約4mmの混和体を
得、Ni−Cu−Znフェライト予焼粉末90.0wt
%に対して上記混和体10.0wt%を混合後、30m
m二軸混練押出機にて140℃、50rpmにて混練し
た後、回転刃型粉砕機を用いてペレット化し直径約4m
mの射出成形用原料を得た。さらに、実施例1と同様の
方法にて射出成形、脱脂、及び焼結して得られたフェラ
イト焼結体50個の寸法測定を行った。この結果を表1
に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示す如く本発明によるフェライト焼
結体の寸法精度は高く、本発明の有効性が確認された。
【0035】(実施例3)図3は、本発明の本実施例に
係る製造方法によって得られた鉄−コバルト焼結体を示
す斜視図である。
【0036】図3において、鉄−コバルト焼結体2は、
断面の一辺が8.0mm、他辺が3.0mmで肉厚がそ
れぞれ1.0mmであり長さ50mmの形状を有してい
る。
【0037】以下、図3に示す鉄−コバルト焼結体の製
造方法を説明する。
【0038】有機高分子化合物としてメタクリル酸ブチ
ル−アクリル酸ブチル共重合体30.2wt%、高密度
ポリエチレン36.1wt%、及びエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体33.7wt%を混合し、ついで30mm二
軸混練押出機にて130℃、50rpmで混練した後、
回転刃型粉砕機を用いてペレット化し直径約4mmの混
和体を得た。
【0039】金属粉末としてFe50wt%、Co50
wt%なる組成のインゴットを溶製し、水アトマイズ法
により平均粒径9μmの鉄−コバルト粉末を得た。
【0040】次いで、上述した鉄−コバルト粉末99.
2wt%に対して、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル
0.8wt%を加え、ヘンシェルミキサーにて120r
pmで15分混合して鉄−コバルト混合粉末を得た。
【0041】上述した鉄−コバルト混合粉末91.7w
t%に対して前記混和体8.3wt%を混合後、30m
m二軸混練押出機にて130℃、50rpmにて混練し
た後、回転刃型粉砕機を用いてペレット化し直径約4m
mの押し出し成形用原料を得た。
【0042】上述した押し出し成形用原料を成形温度1
30℃にて所定開口部を有する押し出し成形用ダイを介
して、押し出し成形した後、内容積4.2リットルの加
熱炉を用い0.5リットル/minのアルゴンを流しな
がら、室温より10℃/hrの昇温速度にて550℃ま
で加熱、昇温し5hr保持した後急冷して脱脂し、更に
400℃/hrで1200℃まで昇温し2hr保持し焼
結し、ついで長さを50mmに切断することにより図3
に示す鉄−コバルト焼結体を得た。
【0043】上述した一連の工程で得られた鉄−コバル
ト焼結体50個の寸法測定を行ったところ、8.0mm
部及び3.0mm部の標準偏差はそれぞれ0.029、
0.011であった。さらに、対向する8.0mm部の
平行度は、平均0.043mm、標準偏差0.009で
あった。
【0044】(実施例4)実施例3と同様の工程にてフ
タル酸ジ−2−エチルヘキシルの鉄−コバルト粉末に対
する混合量を0、0.1、0.2、0.3、0.5、
1.0、2.0、3.0、4.0、5.0wt%として
押し出し成形用原料を作製し、ついで、押し出し成形を
したところ、混合量4.0、5.0wt%の押し出し成
形用原料では、成形体表面に可塑剤と考えられる粘着性
の液体がにじみ出していた。
【0045】上述したフタル酸ジ−2−エチルヘキシル
の鉄−コバルト粉末に対する混合量を0、0.1、0.
2、0.3、0.5、1.0、2.0、3.0、4.
0、5.0wt%とした押し出し成形用原料を用いて得
られた押し出し成形体を、実施例3と同様に脱脂、焼結
し得られた鉄−コバルト焼結体の寸法測定を行った。
8.0mm部及び3.0mm部の標準偏差を図4に示
す。
【0046】(比較例5)比較のため、実施例3と同様
の混合比、すなわち、鉄−コバルト粉末91.0wt%
に対してメタクリル酸ブチル−アクリル酸ブチル共重合
体2.5wt%、高密度ポリエチレン3.0wt%、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体2.8wt%及びフタル酸
ジ−2−エチルヘキシル0.7wt%を混合し、ついで
30mm二軸混練押出機にて130℃、50rpmの条
件で混練した後、回転刃型粉砕機を用いてペレット化し
直径約4mmの押し出し成形用原料を得た。さらに、実
施例3と同様の方法にて押し出し成形、脱脂、及び焼結
して得られた鉄−コバルト焼結体50個の寸法測定を行
った。この結果を表2に示す。
【0047】(比較例6)実施例3と同様の混合比、す
なわち鉄−コバルト粉末91.0wt%に対してメタク
リル酸ブチル−アクリル酸ブチル共重合体2.5wt
%、高密度ポリエチレン3.0wt%、エチレン−酢酸
ビニル共重合体2.8wt%、及びフタル酸ジ−2−エ
チルヘキシル0.7wt%を混合し、ついで30mm二
軸混練押出機にて150℃、50rpmの条件で混練し
た後、回転刃型粉砕機を用いてペレット化し直径約4m
mの押し出し成形用原料を得た。さらに、実施例3と同
様の方法にて押し出し成形、脱脂、及び焼結して得られ
た鉄−コバルト焼結体50個の寸法測定を行った。この
結果を表2に示す。
【0048】(比較例7)実施例3と同様の混合比、す
なわち鉄−コバルト粉末91.0wt%に対してメタク
リル酸ブチル−アクリル酸ブチル共重合体2.5wt
%、高密度ポリエチレン3.0wt%、エチレン−酢酸
ビニル共重合体2.8wt%、及びフタル酸ジ−2−エ
チルヘキシル0.7wt%を混合し、ついで30mm二
軸混練押出機にて130℃、50rpmの条件で2回混
練した後、回転刃型粉砕機を用いてペレット化し直径約
4mmの押し出し成形用原料を得た。さらに、実施例3
と同様の方法にて押し出し成形、脱脂、及び焼結して得
られた鉄−コバルト焼結体50個の寸法測定を行った。
この結果を表2に示す。
【0049】(比較例8)さらに、比較として、実施例
3と同様の混合比として、メタクリル酸ブチル−アクリ
ル酸ブチル共重合体27.8wt%、高密度ポリエチレ
ン33.8wt%、エチレン−酢酸ビニル共重合体3
1.1wt%、及びフタル酸ジ−2−エチルヘキシル
7.3wt%を混合し、ついで30mm二軸混練押出機
にて130℃、50rpmで混練した後、回転刃型粉砕
機を用いてペレット化し直径約4mmの混和体を得、鉄
−コバルト粉末91.0wt%に対して上記混和体9.
0wt%を混合後、30mm二軸混練押出機にて130
℃、50rpmで混練した後、回転刃型粉砕機を用いて
ペレット化し直径約4mmの押し出し成形用原料を得
た。
【0050】さらに、実施例3と同様の方法にて押し出
し成形、脱脂、及び焼結して得られた鉄−コバルト焼結
体50個の寸法測定を行った。この結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】表2に示す如く本発明による鉄−コバルト
焼結体の寸法精度は高く、本発明の有効性が確認され
た。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
金属またはセラミックス焼結体の製造方法によれば、2
種以上の有機高分子化合物を混合、混練した後、可塑剤
と混合された金属粉末またはセラミックス粉末と混合、
混練するので、有機高分子化合物間及び有機高分子化合
物並びに該粉末間の混合、混練に伴う均質な分散性を成
形用原料に具備することができ、これより成る成形体、
さらには脱脂体の圧粉密度の均質性が高まり、均一な焼
結収縮により高い寸法精度を持つ所望の形状の金属また
はセラミックス焼結体が製造できるので工業上、極めて
有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る製造方法によって得ら
れたフェライト焼結体を示す断面図。
【図2】本発明の実施例2の結果を説明するグラフ。
【図3】本発明の実施例3に係る製造方法によって得ら
れた鉄−コバルト焼結体を示す斜視図。
【図4】本発明の実施例4の結果を説明するグラフ。
【符号の説明】
1 フェライト焼結体 1a 溝 1b 貫通孔 2 鉄−コバルト焼結体 3 外径 4 内径 5 8.0mm部 6 3.0mm部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種以上の有機高分子化合物を混合、混
    練して得られた有機バインダーと、金属粉末またはセラ
    ミックス粉末と可塑剤とを混合して得られた原料混合粉
    末を混合、混練した後、粉砕してペレットとし、該ペレ
    ットを射出成形法または押し出し成形法により成形体と
    し、ついで該成形体を脱脂、焼結することを特徴とする
    金属またはセラミックス焼結体の製造方法。
  2. 【請求項2】 可塑剤としてフタル酸エステルを使用
    し、かつ金属粉末またはセラミックス粉末に対して0.
    3〜3.0wt%混合することを特徴とする請求項1記
    載の金属またはセラミックス焼結体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003521580A (ja) * 1999-07-15 2003-07-15 アライドシグナル インコーポレイテッド 水性射出成形フィードストックの連続コンパウンディング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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