JPH07173798A - 塗被紙用組成物 - Google Patents
塗被紙用組成物Info
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- JPH07173798A JPH07173798A JP31780593A JP31780593A JPH07173798A JP H07173798 A JPH07173798 A JP H07173798A JP 31780593 A JP31780593 A JP 31780593A JP 31780593 A JP31780593 A JP 31780593A JP H07173798 A JPH07173798 A JP H07173798A
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Abstract
和酸単量体およびその他共重合可能な単量体を乳化重合
して得られる共重合体ラテックスを含有する塗被紙用組
成物において、該共重合体ラテックスのゲル分率(X
%)、テトラヒドロフラン可溶分の重量平均分子量
(Y)および粒子径(Znm)が XY/Z>150X+10000 の関係に共重合体ラテックスを含有することを特徴とす
る塗被紙用組成物。 【効果】 本発明の塗被紙用組成物により、接着強度と
耐ブリスター性のバランスに優れた特性を持ち、オフセ
ット輪転印刷用に好適な塗被紙が得られる。
Description
タ−性に優れる塗被紙用組成物に関するものである。
に伴い、オフセット輪転印刷機の普及が著しい。この印
刷方式は、枚葉オフセット印刷と比較し、印刷直後に高
温高速乾燥を行うために、乾燥時の紙中の水分蒸発に伴
う火膨れ(ブリスター)防止が必要とされ、オフセット
輪転印刷用塗被紙(以下塗工紙とも言う)では、耐ブリ
スター性は極めて重要な要求特性の一つである。しか
し、耐ブリスター性と他の重要な要求品質特性である接
着強度は、負の相関にあり、これらのバランスの良い特
性を得るのは極めて困難である。
案がなされている。例えば、特公昭57ー10237号
公報では、バインダーであるラテックスにおいて、連鎖
移動剤の量によりゲル分率を調整する手段がとられてい
る。しかし、塗工紙の接着強度はそのゲル分率が高いも
のほど良好となるのに対して、耐ブリスター性はゲル分
率が少ないほど良好となることが認められており、接着
強度と耐ブリスター性の両方を同時に高い水準に向上さ
せる手段として、前記技術は、十分に満足しうるもので
はない。
背景をもとに、接着強度と耐ブリスター性のバランスに
優れた特性を持つ塗被紙用組成物を提供するものであ
る。
問題を解決するために鋭意研究の結果、脂肪族共役ジエ
ン系単量体、エチレン系不飽和酸単量体およびその他共
重合可能な単量体を乳化重合することにより得られる共
重合体ラテックスのゲル分率、テトラヒドロフラン(以
下THFと略す)可溶分重量平均分子量および粒子径を
一定の範囲に調節することにより、接着強度と耐ブリス
ター性のバランスに優れたラテックスが得られることを
見いだし、本発明を完成させるにいたった。即ち、本発
明は、(A)脂肪族共役ジエン系単量体 20−60重
量部、(B)エチレン系不飽和酸単量体 0.5−10
重量部、(C)その他共重合可能な単量体 30−7
9.5重量部を乳化共重合して得られる共重合体ラテッ
クスであって、該ラテックスのゲル分率(X重量%),
テトラヒドロフラン可溶分の重量平均分子量(Y)およ
び粒子径(Znm)が下記の条件 XY/Z > 150X+10000 を満たす共重合体ラテックスを含有することを特徴とす
る塗被紙用組成物である。
共重合体ラテックスの製造に使用する単量体について説
明する。 (A)脂肪族共役ジエン系単量体の例としては、1,3
−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2−
クロル−1,3−ブタジエン等をあげることができ、特
に1,3−ブタジエンが好適に使用される。単量体
(A)の使用量は全単量体に対し、20−60重量部で
ある。この使用量が前記範囲よりも少ない場合は十分な
接着強度が得られず、また多すぎると耐水性および接着
強度が低下して好ましくない。 (B)エチレン系不飽和酸単量体の例としては、アクリ
ル酸、メタアクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸
類、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン
酸類およびその無水物、ハーフエステル類、スチレンス
ルホン酸、2−スルホエチルアクリレート、アクリルア
ミドプロパンスルホン酸等のスルホン酸基含有不飽和単
量体およびその塩等が挙げられる。単量体(B)の使用
量は全単量体に対し、0.5−10重量部である。この
使用量が前記範囲外では、共重合体ラテックスの安定
性、接着強度が不十分であったり、また共重合体ラテッ
クスの粘度が高くなりすぎ、作業性に劣る場合がある。 (C)その他共重合可能な単量体の例としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチル
スチレン等の芳香族ビニル単量体、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸ブチル等の(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)
アクリロニトリル等のシアン化ビニル類等が挙げられ、
特に芳香族ビニル単量体としてはスチレンが、(メタ)
アクリル酸エステル類としてはメタアクリル酸メチル
が、シアン化ビニル類としてはアクリロニトリルが好適
に使用される。さらに、その他共重合可能な単量体の例
として、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド等のエチレン系不飽和カルボン酸ア
ミドおよびそのN−置換化合物、(メタ)アクリル酸−
2−ヒドロキシエチル等の水酸基含有不飽和単量体類、
メタアクリル酸グリシジル等のグリシジル基含有不飽和
単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエ
ステル類等が挙げられる。
剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過
硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、過酸化水素等の水溶性開
始剤、あるいはこれらと重亜硫酸ナトリウム、アミン類
等の還元剤とを組み合わせたレドックス系開始剤が好適
であり、水溶性のアゾ系開始剤、過酸化ベンゾイル、ア
ゾビスイソブチロニトリル等の油溶性開始剤等も使用で
きる。また、乳化共重合する際に、生成する共重合体ラ
テックスの粒子径を調節すると共に、共重合体ラテック
スに充分な安定性を付与するために使用される乳化剤の
例としては、高級アルコールの硫酸エステル、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、脂肪族スルホン酸塩、アルキル
ジフェニルエーテルスルホン酸塩等のアニオン性界面活
性剤、ポリエチレングリコールのアルキルエステル型、
アルキルフェニルエーテル型、アルキルエーテル型等の
ノニオン性界面活性剤、及びベタイン型等の両性界面活
性剤が単独または2種以上組み合わせて用いられる。
する連鎖移動剤の例としては、t−ドデシルメルカプタ
ン、n−ドデシルメルカプタン、n−オクチルメルカプ
タン、メルカプトエタノール、メルカプトプロピオン酸
およびそのエステル等の硫黄元素含有化合物、テトラエ
チルチウラムスルフィド等のスルフィド類、四塩化炭素
等のハロゲン化アルキル類、α−メチルスチレンダイマ
ー等の一般に乳化共重合反応における分子量の調節に一
般に用いられる連鎖移動剤を単独あるいは二種以上の混
合物として使用できる。特に本発明の共重合体ラテック
スを製造するに際しては、 (a)α−メチルスチレンダイマー 0.1−3重量部
および (b)硫黄元素含有化合物 0.1−3重量部 を使用することにより、本発明の条件を満たす共重合体
ラテックスが比較的容易に得られるため好適である。
は、本発明の条件を満たす限り、特に制限はなく、従来
公知の乳化重合法に従えばよいが、特に好ましい方法と
しては、前出単量体混合物を反応器で乳化重合する際、
単量体添加中の重合転化率を80%以下とし、更に、そ
の重合転化率を85%〜95重量%の範囲で反応を強制
的に停止させる方法がある。上記乳化重合の単量体フィ
ード中の重合転化率は単量体添加時間及び重合温度によ
って制御する事ができる。
ための反応停止剤としては、乳化重合の停止に一般的に
使用される化合物を使用することができる。この反応停
止剤は例えば、N−N−ジエチルヒドロキシアミン、ジ
メチルチオカルバミン酸カリウム、メチルヒドロキノン
等を挙げることができる。さらに、本発明の塗被紙用組
成物中には、顔料として、カオリン、クレー、炭酸カル
シウム、サチンホワイト、酸化チタン、水酸化アルミニ
ウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛等の無機顔料、ポリスチ
レン、SBR及びフェノール樹脂等の有機顔料が単独あ
るいは二種以上の組み合わせで使用される他、分散剤、
耐水化剤、粘度調整剤、消泡剤、保水剤、染料、蛍光染
料、滑剤、pH調節剤、界面活性剤、防腐剤、その他助
剤、添加剤類等を必要に応じて使用できる。
合体ラテックスの他に、必要に応じて、デンプン、カゼ
イン、ポリビニールアルコールなどの水溶性ポリマー、
ポリ酢酸ビニル、アクリル酸エステル共重合体などのラ
テックスを併用する事が出来る。本発明の共重合体ラテ
ックスは、顔料(固形分)にたいして、通常5〜30重
量部(固形分)の範囲で用いられる。
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中の部および%は、特に指定のない限
り、すべて重量部および重量%を表す。 1)共重合体ラテックスの製造例 製造例1〜8及び比較製造例1〜7 撹拌機付きオートクレーブに、水100重量部、過硫酸
カリウム1.5重量部、マレイン酸1重量部および必要
量のラウリル硫酸ソーダを仕込み、充分撹拌混合し、窒
素置換にて脱酸素を行った。その後、表1に示す条件に
従い、製造を行った。すなわち、オートクレーブ内温を
所定の温度に上昇させ、次いで、表1に示した残り99
部の単量体、連鎖移動剤、水40部およびラウリル硫酸
ソーダ0.2部の混合物を所定時間をかけてオートクレ
ーブ中に添加した。単量体添加終了後、さらに所定の時
間反応させた後、冷却し、N−N−ジエチルヒドロキシ
アミン0.1部を添加し、重合を終了した。単量体の添
加時より重合終了までオートクレーブの内温は所定の温
度に保った。単量体添加終了時、および、重合終了時の
重合転化率は以下に示す方法にて測定を行った。この値
を表1、2に示す。
0に調整した後、スチームストリッピングにより未反応
の単量体および揮発性の残留有機物を除去するととも
に、固形分濃度50%に濃縮し、本発明の実施に使用す
る共重合体ラテックス(製造例1〜8)及び比較に使用
する共重合体ラテックス(比較製造例1〜7)を得た。 重合転化率及び共重合体ラテックスの性状 a)重合転化率:抜き取った反応液を約1g精秤し、15
0℃にて15分乾燥した後、残分を秤量し、式(1)で
固形分を求め、次いで式(2)で重合転化率を算出す
る。 b)共重合体ラテックスのゲル分率およびテトラヒドロフ
ラン(THF)可溶分の重量平均分子量:ポリプロピレ
ン板上に共重合体ラテックスを均一にキャストし、21
℃で1週間静置乾燥後、80℃の熱風循環乾燥機中で1
時間乾燥して皮膜を形成させる。化学天秤で約1g精秤
後、100CCのTHFの入った容器中に2日浸漬した
後、THF溶液を10ml採取し、乾燥後の固形分を秤
量し、式(3)によりゲル分率を算出する。
後、0.45μmフィルターでろ過し、ゲルろ過クロマ
トグラフィー装置で重量平均分子量を測定した。測定結
果は、重量平均分子量1.9万、5万および10万のポ
リスチレン標準サンプルでの検量線により換算した。 c)共重合体ラテックスの粒子径測定 共重合体ラテックスを純水で所定濃度に希釈後、コール
ターエレクトロニクス社製サブミクロン粒子径測定機で
測定した。以上の方法により測定したゲル分率(X
%)、テトラヒドロフラン可溶分重量平均分子量(Y)
および粒子径(Znm)と共に、XY/Z−150Xの計
算値を表1、2に示す。
クスを用いて、以下に示す配合処方により、実施例1〜
8および比較例I〜7の塗被紙用組成物を調製した後、
下記の方法により塗被紙を製造し、評価試験を行った。
その結果を表2に示す。 塗被紙用組成物の配合処方 NO−1カオリンクレー 70 重量部 重質炭酸カルシウム 30 重量部 分散剤 0.3 重量部 NaOH 0.1 重量部 酸化澱粉 4 重量部 共重合体ラテックス 11 重量部 カラー濃度 62% 各塗被紙用組成物は、更に、以下に示す条件にて試験用
塗被紙を調製した。
g/m2 、および耐ブリスター性試験用として市販の片
面キャスト紙の裏面上に塗工量15g/m2 となるよう
に、アプリケーターバーを用いて塗工し、直ちに、ボッ
クス型熱風乾燥機にて、120℃/20秒乾燥を行う。
得られた塗被紙は、更に20℃相対湿度65%の条件に
て一昼夜シーズニングを行う。その後60℃線圧100
kg/cmの条件にて、スーパーキャレンダー処理を2
回行い、これにて得られた塗被紙を強度試験および耐ブ
リスター性試験に供した。
って評価を行い、その結果を表2に示す。 a)ドライピック強度試験 RI印刷適性試験機(明製作所製)を用い、タックイン
キ(東洋インキSMXタック10)の印刷にて紙むけ状
態を目視にて判定し、10点法(10点を優、1点を
劣)で評価した。 b)耐ブリスター試験 150℃〜200℃のオイルバスに塗工紙を浸漬し、発
生するブリスターの数で採点し(ブリスターなし=5
点)試験片20個の平均で評価した。
塗被紙は、接着強度、耐ブリスター性に優れ、本発明が
塗被紙用組成物として従来にない有用なものである。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)脂肪族共役ジエン系単量体 20−
60重量部、(B)エチレン系不飽和酸単量体 0.5
−10重量部、(C)その他共重合可能な単量体 30
−79.5重量部を乳化共重合して得られる共重合体ラ
テックスであって、該ラテックスのゲル分率(X重量
%),テトラヒドロフラン可溶分の重量平均分子量
(Y)および粒子径(Znm)が下記の条件 XY/Z > 150X+10000 を満たす共重合体ラテックスを含有することを特徴とす
る塗被紙用組成物。 - 【請求項2】共重合体ラテックスが乳化共重合時に連鎖
移動剤として、(a)α−メチルスチレンダイマー
0.1−3重量部および(b)硫黄元素含有化合物0.
1−3重量部を用いて製造されたものである請求項1記
載の塗被紙用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31780593A JP3150512B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 塗被紙用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31780593A JP3150512B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 塗被紙用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07173798A true JPH07173798A (ja) | 1995-07-11 |
| JP3150512B2 JP3150512B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=18092242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31780593A Expired - Lifetime JP3150512B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 塗被紙用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3150512B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999037716A1 (de) * | 1998-01-20 | 1999-07-29 | Basf Aktiengesellschaft | Polymerzusammensetzung zur verwendung als wässriger fussbodenklebstoff |
| KR100335641B1 (ko) * | 2000-02-21 | 2002-05-08 | 강석주 | 고속 인쇄용 도공지에 사용되는 고 접착력 라텍스의제조방법 |
| JP2007191710A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-08-02 | Showa Denko Kk | クロロプレン系共重合体ラテックス、製造方法及びその用途 |
| JP2012140518A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Nippon A&L Inc | 共重合体ラテックス及び紙塗工用組成物 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP31780593A patent/JP3150512B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO1999037716A1 (de) * | 1998-01-20 | 1999-07-29 | Basf Aktiengesellschaft | Polymerzusammensetzung zur verwendung als wässriger fussbodenklebstoff |
| US7112626B1 (en) * | 1998-01-20 | 2006-09-26 | Basf Aktiengesellschaft | Polymer composition for use as aqueous floor adhesive |
| KR100335641B1 (ko) * | 2000-02-21 | 2002-05-08 | 강석주 | 고속 인쇄용 도공지에 사용되는 고 접착력 라텍스의제조방법 |
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| JP2012140518A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Nippon A&L Inc | 共重合体ラテックス及び紙塗工用組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3150512B2 (ja) | 2001-03-26 |
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