JPH0717452A - 自転車用ディレーラ - Google Patents
自転車用ディレーラInfo
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- JPH0717452A JPH0717452A JP16055193A JP16055193A JPH0717452A JP H0717452 A JPH0717452 A JP H0717452A JP 16055193 A JP16055193 A JP 16055193A JP 16055193 A JP16055193 A JP 16055193A JP H0717452 A JPH0717452 A JP H0717452A
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- link mechanism
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 105
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 19
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000005483 Hooke's law Effects 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
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- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シフトリンク機構の変形初期と変形終期での
復帰弾力の差を小さくして変速操作性を向上させるとと
もに、ディレーラおよび変速操作レバーの小型化、軽量
化を図ることができ、さらに、セーバ機構を容易に構成
することができる。 【構成】 ディレーラのパンタグラフリンク機構7は、
これを構成する選択した二つの部材間に設けたリターン
バネ15によって、一定方向に変位するように弾力付勢
されているとともに、上記リターンバネは、中間部分を
上記パンタグラフリンク機構の各部材から離間させた状
態で、弾力を作用させる係着部16a,16bが上記選
択した二つの部材4,5にそれぞれ係着されている。
復帰弾力の差を小さくして変速操作性を向上させるとと
もに、ディレーラおよび変速操作レバーの小型化、軽量
化を図ることができ、さらに、セーバ機構を容易に構成
することができる。 【構成】 ディレーラのパンタグラフリンク機構7は、
これを構成する選択した二つの部材間に設けたリターン
バネ15によって、一定方向に変位するように弾力付勢
されているとともに、上記リターンバネは、中間部分を
上記パンタグラフリンク機構の各部材から離間させた状
態で、弾力を作用させる係着部16a,16bが上記選
択した二つの部材4,5にそれぞれ係着されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自転車用ディレーラ
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自転車用リヤディレーラは、
ガイドプーリおよびテンションプーリを回転可能に支持
するチエンガイドを備える。このチエンガイドは、いわ
ゆる平行四辺形パンタグラフリンク機構等のシフトリン
ク機構の可動部材に支持されており、チエンにテンショ
ンを与える方向に弾力付勢されながら、自転車フレーム
に対して揺動可能に支持されている。上記シフトリンク
機構に操作ケーブルを介して連結された変速操作レバー
を操作することにより、上記シフトリンク機構が変形さ
せられて、上記チエンガイドがハブ軸方向に平行移動さ
せられ、チエンが多段フリーホイールの所望のスプロケ
ットに掛け変えられる。
ガイドプーリおよびテンションプーリを回転可能に支持
するチエンガイドを備える。このチエンガイドは、いわ
ゆる平行四辺形パンタグラフリンク機構等のシフトリン
ク機構の可動部材に支持されており、チエンにテンショ
ンを与える方向に弾力付勢されながら、自転車フレーム
に対して揺動可能に支持されている。上記シフトリンク
機構に操作ケーブルを介して連結された変速操作レバー
を操作することにより、上記シフトリンク機構が変形さ
せられて、上記チエンガイドがハブ軸方向に平行移動さ
せられ、チエンが多段フリーホイールの所望のスプロケ
ットに掛け変えられる。
【0003】上記操作ケーブルは、通常牽引力のみを伝
達できるいわゆるプルタイプのものが使用される。この
ため、上記シフトリンク機構は、ディレーラに組み込ま
れたリターンバネによって常時復帰方向に弾力付勢され
ている。
達できるいわゆるプルタイプのものが使用される。この
ため、上記シフトリンク機構は、ディレーラに組み込ま
れたリターンバネによって常時復帰方向に弾力付勢され
ている。
【0004】したがって、変速操作レバーを、上記操作
ケーブルの牽引方向に回動操作すると、上記シフトリン
ク機構が、上記リターンバネの弾力を蓄勢する方向に強
制変形させられる。一方、変速操作レバーを上記と逆方
向に回動操作して操作ケーブルを繰り出すと、蓄勢され
た上記復帰バネの弾性復帰力により、シフトリンク機構
が戻り変形させられる。
ケーブルの牽引方向に回動操作すると、上記シフトリン
ク機構が、上記リターンバネの弾力を蓄勢する方向に強
制変形させられる。一方、変速操作レバーを上記と逆方
向に回動操作して操作ケーブルを繰り出すと、蓄勢され
た上記復帰バネの弾性復帰力により、シフトリンク機構
が戻り変形させられる。
【0005】この結果、上記可動部材が、変速操作レバ
ーの操作に連動して往復移動させられることになる。こ
れにより、上記チエンガイドが自転車の車幅方向に揺動
させられて変速操作が行われる。
ーの操作に連動して往復移動させられることになる。こ
れにより、上記チエンガイドが自転車の車幅方向に揺動
させられて変速操作が行われる。
【0006】上記リターンバネは、通常中間部に巻回部
が設けられたねじりバネが採用されており、シフトリン
ク機構の相対枢動する二部材を連結するピンに上記巻回
部を套挿するとともに、バネ両端を上記二部材のそれぞ
れに弾性当接させるようにして装着される。
が設けられたねじりバネが採用されており、シフトリン
ク機構の相対枢動する二部材を連結するピンに上記巻回
部を套挿するとともに、バネ両端を上記二部材のそれぞ
れに弾性当接させるようにして装着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記リター
ンバネは、バネの両端部が当接させられる二部材の相対
枢動量に対応して絞られる。
ンバネは、バネの両端部が当接させられる二部材の相対
枢動量に対応して絞られる。
【0008】たとえば、これら二部材が相対的に45°
枢動させられると、バネがほぼ45°絞られることにな
る。上記リターンバネは、フックの法則によりねじり変
形量に比例した弾力を蓄勢するため、絞り量が大きい
と、シフトリンク機構の変形初期と変形終期での上記リ
ターンバネによる復帰弾力の差が大きくなる。
枢動させられると、バネがほぼ45°絞られることにな
る。上記リターンバネは、フックの法則によりねじり変
形量に比例した弾力を蓄勢するため、絞り量が大きい
と、シフトリンク機構の変形初期と変形終期での上記リ
ターンバネによる復帰弾力の差が大きくなる。
【0009】ところが、変速操作レバーには、ディレー
ラ側のリターンバネの弾力に抗して所望の回動位置で保
持されるに充分な摩擦抵抗(クリック抵抗の場合もあ
る)を付与する必要がある。この抵抗は、上記リターン
バネの弾力が最も大きい場合を基準として定める必要が
ある。このため、リターンバネの弾力が大きくなると、
これに応じて上記摩擦抵抗を大きくしなければならず、
変速操作レバーの回動抵抗が大きくなる。したがって、
このリターンバネの復帰弾力の差によって変速操作性に
悪影響を与える。
ラ側のリターンバネの弾力に抗して所望の回動位置で保
持されるに充分な摩擦抵抗(クリック抵抗の場合もあ
る)を付与する必要がある。この抵抗は、上記リターン
バネの弾力が最も大きい場合を基準として定める必要が
ある。このため、リターンバネの弾力が大きくなると、
これに応じて上記摩擦抵抗を大きくしなければならず、
変速操作レバーの回動抵抗が大きくなる。したがって、
このリターンバネの復帰弾力の差によって変速操作性に
悪影響を与える。
【0010】また、上記摩擦抵抗を与えるための機構も
大きくなり、変速操作レバー装置自体の大型化を招いて
しまう。しかも、バネの巻回部分がパンタグラフリンク
機構の部材を連結する連結ピンに套挿されるため、リタ
ーンバネとピンとの間の摩擦によって、バネの弾力を効
率よく作用させることが出来ない。
大きくなり、変速操作レバー装置自体の大型化を招いて
しまう。しかも、バネの巻回部分がパンタグラフリンク
機構の部材を連結する連結ピンに套挿されるため、リタ
ーンバネとピンとの間の摩擦によって、バネの弾力を効
率よく作用させることが出来ない。
【0011】上記問題を緩和するため、上記ねじりバネ
のコイル部の巻き数を増やして素線の全長を延ばすこと
によって復帰バネの絞り量の差による弾力の差を小さく
することも考えられる。しかしながら、そうするとコイ
ルバネ自体が非常に嵩高いものとなり、組立作業性が悪
化するとともに、この復帰バネが装着されるディレーラ
自体が大型化し、重量も増大してしまう。
のコイル部の巻き数を増やして素線の全長を延ばすこと
によって復帰バネの絞り量の差による弾力の差を小さく
することも考えられる。しかしながら、そうするとコイ
ルバネ自体が非常に嵩高いものとなり、組立作業性が悪
化するとともに、この復帰バネが装着されるディレーラ
自体が大型化し、重量も増大してしまう。
【0012】さらに、ディレーラの変速性能を向上させ
るため、いわゆるセーバ機構を設けることがある。
るため、いわゆるセーバ機構を設けることがある。
【0013】上記セーバ機構は、チエンが走行していな
い場合等、可動部材ないしチエンガイドの車幅方向の移
動が阻止されている状態においても、操作ケーブルを牽
引してバネの弾力を蓄勢し、チエンが走行を始めると同
時に、上記弾力によって、所望の変速段位にチエンを掛
け変えるものである。
い場合等、可動部材ないしチエンガイドの車幅方向の移
動が阻止されている状態においても、操作ケーブルを牽
引してバネの弾力を蓄勢し、チエンが走行を始めると同
時に、上記弾力によって、所望の変速段位にチエンを掛
け変えるものである。
【0014】従来、上記セーバ機構は、シフトリンク機
構を構成する一つの部材に、アーム部材を回動可能に枢
着するとともに、このアーム部材を、リターンバネの弾
力より強い弾力をもつ別途のバネによって上記アーム部
材が枢着される部材に対して弾接させることにより大略
構成される。上記セーバ機構を設けると、可動部材の移
動が阻止された状態で、変速操作ケーブルを牽引したと
き、上記アーム部材が、パンタグラフリンク機構と独立
して回動させられ、上記ばねの弾力が蓄勢される。
構を構成する一つの部材に、アーム部材を回動可能に枢
着するとともに、このアーム部材を、リターンバネの弾
力より強い弾力をもつ別途のバネによって上記アーム部
材が枢着される部材に対して弾接させることにより大略
構成される。上記セーバ機構を設けると、可動部材の移
動が阻止された状態で、変速操作ケーブルを牽引したと
き、上記アーム部材が、パンタグラフリンク機構と独立
して回動させられ、上記ばねの弾力が蓄勢される。
【0015】従来のセーバ機構においては、上記アーム
部材を弾力付勢するために、上記リターンバネとは別途
にバネを製作し、このバネを上記アーム部材とこれが枢
着される部材との間に介装して、上記アーム部材を弾力
付勢するように構成していた。
部材を弾力付勢するために、上記リターンバネとは別途
にバネを製作し、このバネを上記アーム部材とこれが枢
着される部材との間に介装して、上記アーム部材を弾力
付勢するように構成していた。
【0016】したがって、セーバ機構を構成すると、部
品点数が増加するとともに、組み付け作業が複雑にな
り、製造コストを押し上げる要因となっていた。
品点数が増加するとともに、組み付け作業が複雑にな
り、製造コストを押し上げる要因となっていた。
【0017】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、上記従来の問題を解決し、シフトリ
ンク機構の変形初期と変形終期での復帰弾力の差を小さ
くして変速操作性を向上させるとともに、ディレーラお
よび変速操作レバーの小型化、軽量化を図ることがで
き、さらに、セーバ機構を容易に構成することができる
自転車用ディレーラを提供することをその課題とする。
れたものであって、上記従来の問題を解決し、シフトリ
ンク機構の変形初期と変形終期での復帰弾力の差を小さ
くして変速操作性を向上させるとともに、ディレーラお
よび変速操作レバーの小型化、軽量化を図ることがで
き、さらに、セーバ機構を容易に構成することができる
自転車用ディレーラを提供することをその課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0019】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、自転車フレーム適部に固定されるベース部材と、こ
のベース部材に対して基端部がそれぞれ回動可能にピン
連結された一対の平行状リンク部材と、これらリンク部
材の先端部に揺動可能にピン連結された可動部材とによ
って平行四辺形パンタグラフリンク機構を構成し、この
パンタグラフリンク機構を揺動変位させることにより、
チエン掛け変え部材を自転車の車幅方向に揺動させて変
速を行うように構成された自転車用ディレーラにおい
て、上記パンタグラフリンク機構は、これを構成する選
択した二つの部材間に設けたリターンバネによって、一
定方向に変位するように弾力付勢されているとともに、
上記リターンバネは、中間部分を上記パンタグラフリン
ク機構の各部材から離間させた状態で、弾力を作用させ
る係着部が上記選択した二つの部材にそれぞれ係着され
ていることを特徴とする。
は、自転車フレーム適部に固定されるベース部材と、こ
のベース部材に対して基端部がそれぞれ回動可能にピン
連結された一対の平行状リンク部材と、これらリンク部
材の先端部に揺動可能にピン連結された可動部材とによ
って平行四辺形パンタグラフリンク機構を構成し、この
パンタグラフリンク機構を揺動変位させることにより、
チエン掛け変え部材を自転車の車幅方向に揺動させて変
速を行うように構成された自転車用ディレーラにおい
て、上記パンタグラフリンク機構は、これを構成する選
択した二つの部材間に設けたリターンバネによって、一
定方向に変位するように弾力付勢されているとともに、
上記リターンバネは、中間部分を上記パンタグラフリン
ク機構の各部材から離間させた状態で、弾力を作用させ
る係着部が上記選択した二つの部材にそれぞれ係着され
ていることを特徴とする。
【0020】また、本願の請求項2に記載した発明は、
自転車フレーム適部に固定されるベース部材と、このベ
ース部材に対して基端部がそれぞれ回動可能にピン連結
された一対の平行状リンク部材と、これらリンク部材の
先端部に揺動可能にピン連結された可動部材とによって
平行四辺形パンタグラフリンク機構を構成し、このパン
タグラフリンク機構を揺動変位させることにより、チエ
ン掛け変え部材を自転車の車幅方向に揺動させて変速を
行うように構成された自転車用ディレーラにおいて、上
記パンタグラフリンク機構を構成する一の部材の適部に
回動自在に支持されるとともに、変速操作ケーブルの端
部が連結されるアーム部材と、このアーム部材と上記パ
ンタグラフリンク機構の選択した一の部材との間に設け
られ、上記パンタグラフリンク機構を一定方向に変位す
るように弾力付勢するリターンバネとを備え、上記リタ
ーンバネは、中間部分を上記アーム部材およびパンタグ
ラフリンク機構の各部材から離間させた状態で、弾力を
作用させる係着部が上記アーム部材と上記パンタグラフ
リンク機構の選択した一の部材にそれぞれ係着されてい
ることを特徴とする。
自転車フレーム適部に固定されるベース部材と、このベ
ース部材に対して基端部がそれぞれ回動可能にピン連結
された一対の平行状リンク部材と、これらリンク部材の
先端部に揺動可能にピン連結された可動部材とによって
平行四辺形パンタグラフリンク機構を構成し、このパン
タグラフリンク機構を揺動変位させることにより、チエ
ン掛け変え部材を自転車の車幅方向に揺動させて変速を
行うように構成された自転車用ディレーラにおいて、上
記パンタグラフリンク機構を構成する一の部材の適部に
回動自在に支持されるとともに、変速操作ケーブルの端
部が連結されるアーム部材と、このアーム部材と上記パ
ンタグラフリンク機構の選択した一の部材との間に設け
られ、上記パンタグラフリンク機構を一定方向に変位す
るように弾力付勢するリターンバネとを備え、上記リタ
ーンバネは、中間部分を上記アーム部材およびパンタグ
ラフリンク機構の各部材から離間させた状態で、弾力を
作用させる係着部が上記アーム部材と上記パンタグラフ
リンク機構の選択した一の部材にそれぞれ係着されてい
ることを特徴とする。
【0021】また、本願の請求項3に記載した発明は、
上記リターンバネは、一対の端部が、各部材に対してそ
れぞれ回動可能に係着されていることを特徴としてい
る。
上記リターンバネは、一対の端部が、各部材に対してそ
れぞれ回動可能に係着されていることを特徴としてい
る。
【0022】さらに、本願の請求項4に記載した発明
は、上記アーム部材は、パンタグラフリンク機構の各部
材を連結するピンの一つに回動自在に支持されているこ
とを特徴としている。
は、上記アーム部材は、パンタグラフリンク機構の各部
材を連結するピンの一つに回動自在に支持されているこ
とを特徴としている。
【0023】
【発明の作用および効果】本願の請求項1に記載した発
明においては、リターンバネが、中間部分をパンタグラ
フリンク機構の各部材から離間させた状態で、弾力を作
用させる係着部が選択した二つの部材にそれぞれ係着さ
れている。そして、パンタグラフリンク機構を一定方向
に変位するように弾力付勢している。たとえば、中間部
分に巻回部を備えるネジリバネを採用した場合、バネの
弾力を作用させる係着部のみがパンタグラフリンク機構
の選択した二つの部材に係着されるとともに、上記バネ
の巻回部が、パンタグラフリンク機構の各部材あるいは
これらを連結するピンによって拘束されることなく、各
部材から離間した状態で装着されるのである。
明においては、リターンバネが、中間部分をパンタグラ
フリンク機構の各部材から離間させた状態で、弾力を作
用させる係着部が選択した二つの部材にそれぞれ係着さ
れている。そして、パンタグラフリンク機構を一定方向
に変位するように弾力付勢している。たとえば、中間部
分に巻回部を備えるネジリバネを採用した場合、バネの
弾力を作用させる係着部のみがパンタグラフリンク機構
の選択した二つの部材に係着されるとともに、上記バネ
の巻回部が、パンタグラフリンク機構の各部材あるいは
これらを連結するピンによって拘束されることなく、各
部材から離間した状態で装着されるのである。
【0024】上記構成により、上記パンタグラフリンク
機構を、一定方向に変位するように弾力付勢することが
できるとともに、上記パンタグラフリンク機構が変形す
ると、巻回部を含むリターンバネの全体がパンタグラフ
リンク機構に対して相対変位させられる。
機構を、一定方向に変位するように弾力付勢することが
できるとともに、上記パンタグラフリンク機構が変形す
ると、巻回部を含むリターンバネの全体がパンタグラフ
リンク機構に対して相対変位させられる。
【0025】上記リターンバネの中間部が、パンタグラ
フリンク機構の変形に応じて、自由に移動することがで
きるため、リターンバネの係着部の係着位置を選択する
ことにより、パンタグラフリンク機構の各部材の相対回
動量に対して、リターンバネの係着部間の相対回動量を
きわめて少なくすることができる。
フリンク機構の変形に応じて、自由に移動することがで
きるため、リターンバネの係着部の係着位置を選択する
ことにより、パンタグラフリンク機構の各部材の相対回
動量に対して、リターンバネの係着部間の相対回動量を
きわめて少なくすることができる。
【0026】この結果、リターンバネの絞り量の差に起
因する復帰弾力の差を従来に比べて格段に小さくするこ
とが可能となり、変速操作性を大幅に向上させることが
できる。
因する復帰弾力の差を従来に比べて格段に小さくするこ
とが可能となり、変速操作性を大幅に向上させることが
できる。
【0027】また、上記リターンバネの復帰弾力の差が
小さくなることから、変速操作レバー装置の摩擦抵抗を
大きくする必要もなくなり、変速操作レバー装置の小型
化、軽量化を図ることができる。
小さくなることから、変速操作レバー装置の摩擦抵抗を
大きくする必要もなくなり、変速操作レバー装置の小型
化、軽量化を図ることができる。
【0028】しかも、本願発明にかかる自転車用ディレ
ーラにおいては、上記リターンバネを装着する際に、巻
回部をパンタグラフ機構の各部材を連結するピンに套挿
する必要がなくなる。このため、リターンバネの組み付
けがきわめて容易になり、ディレーラの組立工数を減少
させて製造コストを低減させることも可能となる。
ーラにおいては、上記リターンバネを装着する際に、巻
回部をパンタグラフ機構の各部材を連結するピンに套挿
する必要がなくなる。このため、リターンバネの組み付
けがきわめて容易になり、ディレーラの組立工数を減少
させて製造コストを低減させることも可能となる。
【0029】また、リターンバネの巻回部分をピンに套
挿することがないため、この部分の摩擦も減少し、リタ
ーンバネの弾力を効率よくパンタグラフリンク機構に伝
達することが可能となる。
挿することがないため、この部分の摩擦も減少し、リタ
ーンバネの弾力を効率よくパンタグラフリンク機構に伝
達することが可能となる。
【0030】さらにまた、リターンバネを、パンタグラ
フリンク機構を組み付けた後から取付けることができ
る。したがって、このリターンバネを容易に交換するこ
とができる。このため、シビアな変速性能を要求される
レース用のバネと楽な変速性能を要求されるシティサイ
クル用バネとをきわめて容易に交換することが可能とな
り、ディレーラ自体の特性を簡単に変更することができ
る。
フリンク機構を組み付けた後から取付けることができ
る。したがって、このリターンバネを容易に交換するこ
とができる。このため、シビアな変速性能を要求される
レース用のバネと楽な変速性能を要求されるシティサイ
クル用バネとをきわめて容易に交換することが可能とな
り、ディレーラ自体の特性を簡単に変更することができ
る。
【0031】本願の請求項2に記載した発明は、リター
ンバネの復帰弾力の差を小さくすることできるばかりで
なく、セーバ機構を容易に構成することができるもので
ある。
ンバネの復帰弾力の差を小さくすることできるばかりで
なく、セーバ機構を容易に構成することができるもので
ある。
【0032】本願発明に係るディレーラにおいては、上
記パンタグラフリンク機構を構成する一の部材の適部に
回動可能に支持されるとともに、変速操作ケーブルの端
部が連結されるアーム部材とを設け、このアーム部材と
パンタグラフリンク機構の選択した一の部材との間にリ
ターンバネを設ける。このリターンバネは、請求項1に
記載した発明と同様に、中間部分を上記アーム部材およ
びパンタグラフリンク機構の各部材から離間させた状態
で、弾力を作用させる係着部が上記アーム部材と上記パ
ンタグラフリンク機構の一の部材にそれぞれ係着されて
いる。
記パンタグラフリンク機構を構成する一の部材の適部に
回動可能に支持されるとともに、変速操作ケーブルの端
部が連結されるアーム部材とを設け、このアーム部材と
パンタグラフリンク機構の選択した一の部材との間にリ
ターンバネを設ける。このリターンバネは、請求項1に
記載した発明と同様に、中間部分を上記アーム部材およ
びパンタグラフリンク機構の各部材から離間させた状態
で、弾力を作用させる係着部が上記アーム部材と上記パ
ンタグラフリンク機構の一の部材にそれぞれ係着されて
いる。
【0033】上記パンタグラフリンク機構においては、
上記アーム部材が、これが支持される一の部材に当接さ
せられた状態で、上記リターンバネの弾力によって、保
持されている。そして、このアーム部材を介して、上記
パンタグラフリンク機構が一定方向に変位するように弾
力付勢されている。
上記アーム部材が、これが支持される一の部材に当接さ
せられた状態で、上記リターンバネの弾力によって、保
持されている。そして、このアーム部材を介して、上記
パンタグラフリンク機構が一定方向に変位するように弾
力付勢されている。
【0034】上記アーム部材には、変速操作ケーブルの
端部が連結されており、変速操作ケーブルを介して上記
アーム部材を揺動させると、上記パンタグラフリンク機
構を所望の変速段位に対応するように変形させることが
できる。
端部が連結されており、変速操作ケーブルを介して上記
アーム部材を揺動させると、上記パンタグラフリンク機
構を所望の変速段位に対応するように変形させることが
できる。
【0035】上記パンタグラフリンク機構の可動部材が
固定された状態で、上記変速操作ケーブルを牽引する
と、上記アーム部材のみが、これが支持された部材に対
して相対回動させられる。このとき、上記リターンバネ
は、上記パンタグラフリンク機構が変形しない状態で回
動させられることになるため、上記リターンバネを蓄勢
するようにして回動させられる。
固定された状態で、上記変速操作ケーブルを牽引する
と、上記アーム部材のみが、これが支持された部材に対
して相対回動させられる。このとき、上記リターンバネ
は、上記パンタグラフリンク機構が変形しない状態で回
動させられることになるため、上記リターンバネを蓄勢
するようにして回動させられる。
【0036】この結果、別途バネを設けた従来の構造と
同様に、パンタグラフリンク機構が静止した状態でリタ
ーンバネを蓄勢するようにしてアーム部材が回動させら
れ、セーバ機能が発揮させられる。
同様に、パンタグラフリンク機構が静止した状態でリタ
ーンバネを蓄勢するようにしてアーム部材が回動させら
れ、セーバ機能が発揮させられる。
【0037】上記構成のセーバ機構においては、アーム
部材とこれを支持する部材との間にバネがを設ける必要
がない。このため、部品点数を削減して、製造コストを
低減させることができる。
部材とこれを支持する部材との間にバネがを設ける必要
がない。このため、部品点数を削減して、製造コストを
低減させることができる。
【0038】また、上記アーム部材とこれが支持される
部材との間に設けられるピンにリターンバネを套挿する
必要がないため、組み付け作業がきわめて容易になり、
組立効率が向上する。
部材との間に設けられるピンにリターンバネを套挿する
必要がないため、組み付け作業がきわめて容易になり、
組立効率が向上する。
【0039】しかも、上記アーム部材を弾力付勢するバ
ネと、リターンバネとを兼用しているため、上記リター
ンバネを変更することにより、セーバ機構の特性をきわ
めて容易に変更することができる。
ネと、リターンバネとを兼用しているため、上記リター
ンバネを変更することにより、セーバ機構の特性をきわ
めて容易に変更することができる。
【0040】上記請求項1および請求項2に記載した発
明においては、上記リターンバネが、パンタグラフリン
ク機構を構成する各部材に対して相対回動させられる。
したがって、本願の請求項3に記載した発明のように、
リターンバネの弾力を作用させる端部は、これが係着さ
れる部材に対して回動可能に支持されることが望まし
い。
明においては、上記リターンバネが、パンタグラフリン
ク機構を構成する各部材に対して相対回動させられる。
したがって、本願の請求項3に記載した発明のように、
リターンバネの弾力を作用させる端部は、これが係着さ
れる部材に対して回動可能に支持されることが望まし
い。
【0041】また、本願の請求項4に記載した発明のよ
うに、上記アーム部材を、パンタグラフリンク機構の各
部材を連結するピンの一つに回動自在に設けても、同様
の効果を発揮させることができる。
うに、上記アーム部材を、パンタグラフリンク機構の各
部材を連結するピンの一つに回動自在に設けても、同様
の効果を発揮させることができる。
【0042】
【実施例の説明】以下、本願発明に係る実施例を図に基
づいて具体的に説明する。
づいて具体的に説明する。
【0043】なお、本実施例は、本願発明を自転車用リ
ヤディレーラ、すなわち、多段フリーホイールの選択し
た一つにチエンを掛け変えるように構成したリヤディレ
ーラ1に適用したものである。
ヤディレーラ、すなわち、多段フリーホイールの選択し
た一つにチエンを掛け変えるように構成したリヤディレ
ーラ1に適用したものである。
【0044】図1および図10に示すように、本願発明
が適用されるリヤディレーラ1は、車体フレーム2に取
付けられるベース部材3と、このベース部材3に基端に
おいて連結ピン11a,11bによって揺動可能に連結
された平行状の第一リンク部材4および第二リンク部材
5と、これら第一リンク部材4および第二リンク部材5
の先端に連結ピン11c,11dによって揺動可能に連
結された可動部材6とからなる平行四辺形パンタグラフ
機構7を備える。
が適用されるリヤディレーラ1は、車体フレーム2に取
付けられるベース部材3と、このベース部材3に基端に
おいて連結ピン11a,11bによって揺動可能に連結
された平行状の第一リンク部材4および第二リンク部材
5と、これら第一リンク部材4および第二リンク部材5
の先端に連結ピン11c,11dによって揺動可能に連
結された可動部材6とからなる平行四辺形パンタグラフ
機構7を備える。
【0045】上記可動部材6には、図10に示すように
ガイドプーリ8とテンションプーリ9とを回転可能に支
持してなるチエン掛け変え部材としてのチエンガイド1
0が揺動可能に支持されている。上記平行四辺形パンタ
グラフリンク機構7の第一リンク部材に連結された操作
ケーブルTを牽引操作して平行四辺形パンタグラフリン
ク機構7を変形させると、上記可動部材6が揺動させら
れる。
ガイドプーリ8とテンションプーリ9とを回転可能に支
持してなるチエン掛け変え部材としてのチエンガイド1
0が揺動可能に支持されている。上記平行四辺形パンタ
グラフリンク機構7の第一リンク部材に連結された操作
ケーブルTを牽引操作して平行四辺形パンタグラフリン
ク機構7を変形させると、上記可動部材6が揺動させら
れる。
【0046】これにより、チエンガイド10がハブ軸方
向に平行移動させられてチエンが掛け変えられ、変速操
作が行われる。
向に平行移動させられてチエンが掛け変えられ、変速操
作が行われる。
【0047】さて、本実施例に係るリヤディレーラ1に
おいては、図1に示すように、上記第一リンク部材4と
第二リンク部材5との間に掛け渡し状にネジリバネ15
が設けられる。
おいては、図1に示すように、上記第一リンク部材4と
第二リンク部材5との間に掛け渡し状にネジリバネ15
が設けられる。
【0048】上記ねじりバネ15は、中間部分において
円弧状に巻回された巻回部15aと、この巻回部15a
の適部から接線方向に延びる足部15b,15cと、上
記第一リンク部材4および第二リンク部材5に係着され
る係着部16a,16bを備えて構成されている。
円弧状に巻回された巻回部15aと、この巻回部15a
の適部から接線方向に延びる足部15b,15cと、上
記第一リンク部材4および第二リンク部材5に係着され
る係着部16a,16bを備えて構成されている。
【0049】上記係着部16a,16bは、上記リター
ンバネ15の足部15c,15bの先端部を直角方向に
曲折して形成されている。一方、第一リンク部材および
第二リンク部材には、係着孔12a,12bが設けられ
ている。上記係着部16a,16bは、上記係着孔12
a,12bにそれぞれ係入させられ、リターンバネ15
が、パンタグラフリンク機構7に対して装着される。上
記係着部16aの端部には、上記係着部に対してさらに
直角方向に折れ曲がり、上記係着孔12a,12bから
脱落するのを防止する曲折部16cがそれぞれ設けられ
ている。
ンバネ15の足部15c,15bの先端部を直角方向に
曲折して形成されている。一方、第一リンク部材および
第二リンク部材には、係着孔12a,12bが設けられ
ている。上記係着部16a,16bは、上記係着孔12
a,12bにそれぞれ係入させられ、リターンバネ15
が、パンタグラフリンク機構7に対して装着される。上
記係着部16aの端部には、上記係着部に対してさらに
直角方向に折れ曲がり、上記係着孔12a,12bから
脱落するのを防止する曲折部16cがそれぞれ設けられ
ている。
【0050】上記リターンバネ15は、その足部15
b,15cが拡開する方向に弾力を与える状態で、上記
第一リンク部材と第二リンク部材とにそれぞれ係着され
ている。
b,15cが拡開する方向に弾力を与える状態で、上記
第一リンク部材と第二リンク部材とにそれぞれ係着され
ている。
【0051】上記第一リンク部材4とベース部材3とを
連結する連結ピン11aと、この第一リンク部材4の上
記リターンバネが係着される係着孔12aとの間の距離
は、第二リンク部材とベース部材とを連結する連結ピン
11bと、この第二部材に設けられる上記係着孔12b
との間の距離よりも長く設定されている。
連結する連結ピン11aと、この第一リンク部材4の上
記リターンバネが係着される係着孔12aとの間の距離
は、第二リンク部材とベース部材とを連結する連結ピン
11bと、この第二部材に設けられる上記係着孔12b
との間の距離よりも長く設定されている。
【0052】したがって、上記リターンバネ15の弾力
が、上記第一リンク部材および第二リンク部材を拡開す
る方向に作用すると、上記パンタグラフリンク機構は、
上記可動部材6が図1における時計回り方向(矢印Q方
向)に弾力付勢される。
が、上記第一リンク部材および第二リンク部材を拡開す
る方向に作用すると、上記パンタグラフリンク機構は、
上記可動部材6が図1における時計回り方向(矢印Q方
向)に弾力付勢される。
【0053】上記構成のリヤディレーラにおいて、上記
図1に示す状態からパンタグラフリンク機構が、上記リ
ターンバネ15の弾力に抗して図2に示す状態に変形す
る場合を考える。
図1に示す状態からパンタグラフリンク機構が、上記リ
ターンバネ15の弾力に抗して図2に示す状態に変形す
る場合を考える。
【0054】上記リターンバネ15は、その係着部16
a,16bが、上記第一リンク部材4および第二リンク
部材5に係着された状態で、足部15b,15cおよび
巻回部15aが上記各リンク部材に対して相対移動させ
られる。このため、上記第一リンク部材4および第二リ
ンク部材5がベース部材3に対して回動させられる回動
角度に比べて、上記リターンバネ15の足部15b,1
5cが相対的に絞られる角度がきわめて小さくなる。
a,16bが、上記第一リンク部材4および第二リンク
部材5に係着された状態で、足部15b,15cおよび
巻回部15aが上記各リンク部材に対して相対移動させ
られる。このため、上記第一リンク部材4および第二リ
ンク部材5がベース部材3に対して回動させられる回動
角度に比べて、上記リターンバネ15の足部15b,1
5cが相対的に絞られる角度がきわめて小さくなる。
【0055】上記作用を、図3に基づいて、具体的に説
明する。
明する。
【0056】パンタグラフリンク機構7が、実線の状態
から一点鎖線の状態および破線の状態まで、反時計回り
方向(矢印P方向)変形させられるとき、上記リターン
バネ15の一対の係着部16a,16bの間の距離は、
L1,L2,L3 となり、パンタグラフリンク機構7の変形
とともにリターンバネ15が絞られる。ところが、上記
リターンバネ15の巻回部15aがパンタグラフリンク
機構7の各部材から離間させられているため、上記リタ
ーンバネ15の足部15b,15cの相対回動量は、第
一リンク部材4および第二リンク部材5のベース部材3
に対する回動量に比してきわめて小さいものとなる。こ
の結果、パンタグラフリンク機構の変形初期と変形終期
でのリターンバネ15復帰弾力の差をきわめて小さくす
ることができるのである。
から一点鎖線の状態および破線の状態まで、反時計回り
方向(矢印P方向)変形させられるとき、上記リターン
バネ15の一対の係着部16a,16bの間の距離は、
L1,L2,L3 となり、パンタグラフリンク機構7の変形
とともにリターンバネ15が絞られる。ところが、上記
リターンバネ15の巻回部15aがパンタグラフリンク
機構7の各部材から離間させられているため、上記リタ
ーンバネ15の足部15b,15cの相対回動量は、第
一リンク部材4および第二リンク部材5のベース部材3
に対する回動量に比してきわめて小さいものとなる。こ
の結果、パンタグラフリンク機構の変形初期と変形終期
でのリターンバネ15復帰弾力の差をきわめて小さくす
ることができるのである。
【0057】この結果、変速操作性を大幅に向上させる
ことができるともに、ディレーラおよび変速操作レバー
装置の小型化および軽量化を大幅に促進することができ
る。
ことができるともに、ディレーラおよび変速操作レバー
装置の小型化および軽量化を大幅に促進することができ
る。
【0058】また、図1および図4に示すように、上記
リターンバネ15は、パンタグラフリンク機構7を組付
けた後に装着することができる。このため、組み付け作
業性が非常によい。したがって、組立効率が向上し、製
造コストを低減させることも可能となる。
リターンバネ15は、パンタグラフリンク機構7を組付
けた後に装着することができる。このため、組み付け作
業性が非常によい。したがって、組立効率が向上し、製
造コストを低減させることも可能となる。
【0059】しかも、リターンバネ15を後から取付け
ることができるため、特性の異なるバネに容易に変更す
ることができる。この結果、変速機の特性を簡単に変更
することも可能となる。
ることができるため、特性の異なるバネに容易に変更す
ることができる。この結果、変速機の特性を簡単に変更
することも可能となる。
【0060】さらに、本実施例においては、上記リター
ンバネ15の巻回部15aが、従来のように、パンタグ
ラフリンク機構の連結ピンに套挿支持されていない。こ
のため、連結ピンと巻回部との間の摩擦もなくなり、リ
ターンバネの弾力を効率よくパンタグラフリンク機構に
伝達することができる。
ンバネ15の巻回部15aが、従来のように、パンタグ
ラフリンク機構の連結ピンに套挿支持されていない。こ
のため、連結ピンと巻回部との間の摩擦もなくなり、リ
ターンバネの弾力を効率よくパンタグラフリンク機構に
伝達することができる。
【0061】図5および図6に本願の請求項2に記載し
た発明の実施例を示す。
た発明の実施例を示す。
【0062】この実施例においては、上記第一リンク部
材4とベース部材3とを連結するピン11aに、アーム
部材20を回動可能に套挿支持するとともに、このアー
ム部材20の先端部に変速操作ケーブルTのインナケー
ブルt1を連結している。
材4とベース部材3とを連結するピン11aに、アーム
部材20を回動可能に套挿支持するとともに、このアー
ム部材20の先端部に変速操作ケーブルTのインナケー
ブルt1を連結している。
【0063】そして、上記アーム部材20の中間部分と
第二リンク部材5との間に、上記第一の実施例と同様
に、中間部分を上記アーム部材20ないしパンタグラフ
リンク機構の各部材から離間させた状態で、リターンバ
ネ15が設けられている。
第二リンク部材5との間に、上記第一の実施例と同様
に、中間部分を上記アーム部材20ないしパンタグラフ
リンク機構の各部材から離間させた状態で、リターンバ
ネ15が設けられている。
【0064】上記構成のパンタグラフリンク機構におい
て、上記リターンバネ15は、上記アーム部材20を上
記第一リンク部材4の内壁部に対して弾性的に当接させ
た状態で保持されている。
て、上記リターンバネ15は、上記アーム部材20を上
記第一リンク部材4の内壁部に対して弾性的に当接させ
た状態で保持されている。
【0065】したがって、上記可動部材6が自由に揺動
できる状態においては、上記変速操作ケーブルt1を牽
引操作すると、上記アーム部材20と上記第一リンク部
材4とが一体的に、ピン11aの周りに回動させられ、
変速操作が行われる。
できる状態においては、上記変速操作ケーブルt1を牽
引操作すると、上記アーム部材20と上記第一リンク部
材4とが一体的に、ピン11aの周りに回動させられ、
変速操作が行われる。
【0066】一方、チエンの走行が停止した場合、可動
部材6の揺動は阻止される。
部材6の揺動は阻止される。
【0067】この状態で、上記変速ケーブルt1を牽引
すると、図6に示すように、上記アーム部材20が、ピ
ン11aの周りに、上記第一リンク部材4に対して相対
回動させられる。このとき、上記アーム部材20は、上
記リターンバネ15を蓄勢する方向へ回動させられるこ
とになる。
すると、図6に示すように、上記アーム部材20が、ピ
ン11aの周りに、上記第一リンク部材4に対して相対
回動させられる。このとき、上記アーム部材20は、上
記リターンバネ15を蓄勢する方向へ回動させられるこ
とになる。
【0068】この結果、チエンが再び走行を開始する
と、上記リターンバネ15に蓄勢された弾力によって、
上記アーム部材20が上記第一リンク部材4の内壁部に
当接するまでパンタグラフリンク機構7が変形させら
れ、セーバ機能を発揮することができる。
と、上記リターンバネ15に蓄勢された弾力によって、
上記アーム部材20が上記第一リンク部材4の内壁部に
当接するまでパンタグラフリンク機構7が変形させら
れ、セーバ機能を発揮することができる。
【0069】上記実施例のセーバ機構においては、上記
アーム部材20を弾力付勢するバネを別途設けることな
く構成しているため、部品点数を削減して、コストを低
減させることができる。
アーム部材20を弾力付勢するバネを別途設けることな
く構成しているため、部品点数を削減して、コストを低
減させることができる。
【0070】また、第一の実施例と同様に、上記リター
ンバネ15を、上記パンタグラフリンク機構7およびア
ーム部材20を組み付けた後に装着することができるた
め、組み付け作業がきわめて簡単となり、製造工程を削
減することも可能となる。
ンバネ15を、上記パンタグラフリンク機構7およびア
ーム部材20を組み付けた後に装着することができるた
め、組み付け作業がきわめて簡単となり、製造工程を削
減することも可能となる。
【0071】さらに、上記リターンバネ15を交換する
ことにより、上記セーバ機構の特性をも容易に変更する
ことが可能となり、変速段数あるいは、自転車の種類に
応じたセーバ機構を容易に構成することもできる。
ことにより、上記セーバ機構の特性をも容易に変更する
ことが可能となり、変速段数あるいは、自転車の種類に
応じたセーバ機構を容易に構成することもできる。
【0072】本願発明の範囲は、上述した実施例に限定
されることはない。実施例は、本願発明をリヤディレー
ラ1に適用したものであるが、フロントディレーラに適
用することもできる。
されることはない。実施例は、本願発明をリヤディレー
ラ1に適用したものであるが、フロントディレーラに適
用することもできる。
【0073】また、実施例においては、第一リンク部材
4と第二リンク部材5との間にリターンバネ15を設け
たが、たとえば、ベース部材3と第一リンク部材4との
間等、他の部材間に本願発明に係るリターンバネを設け
ることもできる。
4と第二リンク部材5との間にリターンバネ15を設け
たが、たとえば、ベース部材3と第一リンク部材4との
間等、他の部材間に本願発明に係るリターンバネを設け
ることもできる。
【0074】また、実施例においては、リターンバネ1
5の先端部分を直角方向に折り曲げることにより係着部
16a,16bを構成し、第一リンク部材4および第二
リンク部材に回動可能に係着したが、係着方法は実施例
に限定されることはない。たとえば、リンク部材に回動
自在な係着部材を設けこの係着部材にリターンバネの端
部を固定してもよい。また、リターンバネの係着部をリ
ンク部材に対して固定状に設けることもできる。
5の先端部分を直角方向に折り曲げることにより係着部
16a,16bを構成し、第一リンク部材4および第二
リンク部材に回動可能に係着したが、係着方法は実施例
に限定されることはない。たとえば、リンク部材に回動
自在な係着部材を設けこの係着部材にリターンバネの端
部を固定してもよい。また、リターンバネの係着部をリ
ンク部材に対して固定状に設けることもできる。
【0075】また、実施例においては、中間部分に巻回
部15aを備えるねじりバネを採用したが、たとえば、
図7に示すような巻回部を備えない板バネ状の略U字状
リターンバネ、あるいは、図8に示すような、板バネ状
の略V字状リターンバネを採用することもできる。さら
に、図9に示すように、中間部分に各巻線部分が離間し
た巻回部を備え、パンタグラフリンク機構の変形ととも
に、ねじりおよび曲げ変形が生じるリターンバネを採用
することもできる。
部15aを備えるねじりバネを採用したが、たとえば、
図7に示すような巻回部を備えない板バネ状の略U字状
リターンバネ、あるいは、図8に示すような、板バネ状
の略V字状リターンバネを採用することもできる。さら
に、図9に示すように、中間部分に各巻線部分が離間し
た巻回部を備え、パンタグラフリンク機構の変形ととも
に、ねじりおよび曲げ変形が生じるリターンバネを採用
することもできる。
【0076】また、リターンバネの巻回部のみならず、
足部に弾力を蓄勢するように構成することもできる。
足部に弾力を蓄勢するように構成することもできる。
【0077】さらに、リターンバネの端部を これが係
着される部材に対して相対変位するように構成すること
ができる。たとえば、リターンバネの係着部が、これが
係着される部材に対して、摺動させられるように構成す
るのである。
着される部材に対して相対変位するように構成すること
ができる。たとえば、リターンバネの係着部が、これが
係着される部材に対して、摺動させられるように構成す
るのである。
【0078】また、第二の実施例において、アーム部材
20を、ベース部材3と第一リンク部材4とを連結する
ピン11aに回動可能に支持したが、かならずしも連結
ピンにアーム部材20を支持する必要はなく、たとえ
ば、第一リンク部材4の中間部分に別途回動軸を設け
て、これにアーム部材を支持させてもよい。
20を、ベース部材3と第一リンク部材4とを連結する
ピン11aに回動可能に支持したが、かならずしも連結
ピンにアーム部材20を支持する必要はなく、たとえ
ば、第一リンク部材4の中間部分に別途回動軸を設け
て、これにアーム部材を支持させてもよい。
【0079】また、実施例においては、パンタグラフリ
ンク機構を構成する部材に、リターンバネの係着部を係
着したが、上記各部材を連結する連結ピンにリターンバ
ネの係着部を係着することもできる。
ンク機構を構成する部材に、リターンバネの係着部を係
着したが、上記各部材を連結する連結ピンにリターンバ
ネの係着部を係着することもできる。
【0080】また、実施例のリターンバネは、いずれ
も、パンタグラフリンク機構の各部材を外側に向けて弾
性的に押圧するように構成したが、各部材をパンタグラ
フリンク機構の内側へ引き寄せる方向に弾力が作用する
ように、リターンバネを構成することもできる。
も、パンタグラフリンク機構の各部材を外側に向けて弾
性的に押圧するように構成したが、各部材をパンタグラ
フリンク機構の内側へ引き寄せる方向に弾力が作用する
ように、リターンバネを構成することもできる。
【図1】本願発明に係るディレーラのパンタグラフリン
ク機構を示す断面図である。
ク機構を示す断面図である。
【図2】図1に示すリンク機構が変形した場合の状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】本願発明に係るディレーラの作用を説明する図
である。
である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本願発明に係る第二の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図6】図5に示すリンク機構が変形した場合の状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】他の実施例の概要を示す図面である。
【図8】他の実施例の概要を示す図面である。
【図9】他の実施例の概要を示す図面である。
【図10】本願発明を適用するディレーラの全体構成を
示す側面図である。
示す側面図である。
1 ディレーラ 2 自転車フレーム 3 ベース部材 4,5 リンク部材 6 可動部材 7 パンタグラフリンク機構 10 チエン掛け変え部材(チエンガイド) 15 リターンバネ 16a,16b 係着部 20 アーム部材 T 変速操作ケーブル
Claims (5)
- 【請求項1】 自転車フレーム適部に固定されるベース
部材と、このベース部材に対して基端部がそれぞれ回動
可能にピン連結された一対の平行状リンク部材と、これ
らリンク部材の先端部に揺動可能にピン連結された可動
部材とによって平行四辺形パンタグラフリンク機構を構
成し、このパンタグラフリンク機構を揺動変位させるこ
とにより、チエン掛け変え部材を自転車の車幅方向に揺
動させて変速を行うように構成された自転車用ディレー
ラにおいて、 上記パンタグラフリンク機構は、これを構成する選択し
た二つの部材間に設けたリターンバネによって、一定方
向に変位するように弾力付勢されているとともに、 上記リターンバネは、中間部分を上記パンタグラフリン
ク機構の各部材から離間させた状態で、弾力を作用させ
る係着部が上記選択した二つの部材にそれぞれ係着され
ていることを特徴とする、自転車用リヤディレーラ。 - 【請求項2】 自転車フレーム適部に固定されるベース
部材と、このベース部材に対して基端部がそれぞれ回動
可能にピン連結された一対の平行状リンク部材と、これ
らリンク部材の先端部に揺動可能にピン連結された可動
部材とによって平行四辺形パンタグラフリンク機構を構
成し、このパンタグラフリンク機構を揺動変位させるこ
とにより、チエン掛け変え部材を自転車の車幅方向に揺
動させて変速を行うように構成された自転車用ディレー
ラにおいて、 上記パンタグラフリンク機構を構成する一の部材の適部
に回動自在に支持されるとともに、変速操作ケーブルの
端部が連結されるアーム部材と、 このアーム部材と上記パンタグラフリンク機構の選択し
た一の部材との間に設けられ、上記パンタグラフリンク
機構を一定方向に変位するように弾力付勢するリターン
バネとを備え、 上記リターンバネは、中間部分を上記アーム部材および
パンタグラフリンク機構の各部材から離間させた状態
で、弾力を作用させる係着部が上記アーム部材と上記パ
ンタグラフリンク機構の選択した一の部材にそれぞれ係
着されていることを特徴とする、自転車用リヤディレー
ラ。 - 【請求項3】 上記リターンバネは、弾力を作用させる
係着部が、各部材に対してそれぞれ回動可能に係着され
ていることを特徴とする、請求項1または請求項2のい
ずれかに記載の自転車用ディレーラ。 - 【請求項4】 上記アーム部材は、パンタグラフリンク
機構の各部材を連結するピンの一つに回動自在に支持さ
れていることを特徴とする、請求項2に記載の自転車用
ディレーラ。 - 【請求項5】 上記リターンバネは、中間部に巻回部を
備えるねじりバネである、請求項1に記載の自転車用デ
ィレーラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16055193A JPH0717452A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 自転車用ディレーラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16055193A JPH0717452A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 自転車用ディレーラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0717452A true JPH0717452A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15717441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16055193A Pending JPH0717452A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 自転車用ディレーラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717452A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5975817A (en) * | 1997-12-16 | 1999-11-02 | Big Alpha Co., Ltd. | Tool holder |
| EP1975598A2 (en) | 1999-03-17 | 2008-10-01 | Seiko Instruments Inc. | Optical microcantilever, manufacturing method thereof, and optical microcantilever holder |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16055193A patent/JPH0717452A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5975817A (en) * | 1997-12-16 | 1999-11-02 | Big Alpha Co., Ltd. | Tool holder |
| EP1975598A2 (en) | 1999-03-17 | 2008-10-01 | Seiko Instruments Inc. | Optical microcantilever, manufacturing method thereof, and optical microcantilever holder |
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