JPH07175331A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07175331A
JPH07175331A JP31977593A JP31977593A JPH07175331A JP H07175331 A JPH07175331 A JP H07175331A JP 31977593 A JP31977593 A JP 31977593A JP 31977593 A JP31977593 A JP 31977593A JP H07175331 A JPH07175331 A JP H07175331A
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belt
shaped
squeeze
roller
developer
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JP31977593A
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Akira Shirokura
明 白倉
Hiroshi Tokunaga
洋 徳永
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像後の画像を乱すことなく安価な画像形成
を可能とし、しかも常に安定な高精細且つ高品位の作像
を可能とする。 【構成】 余剰現像剤除去機構部として、現像ローラ5
3と後述の転写ローラ11との間に、ベルト状感光体1
と微小圧力をもって当接されるスクイズ部材であるスク
イズローラ6を設け、このスクイズローラ6の表面上
に、濡れ性の低いいわゆるPTFE系やPFA系のフッ
素系樹脂に導電剤であるカーボン等を含有させたもので
被覆処理を施して形成し構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の画像形
成装置に関するものであり、特にベルト状感光体を用い
た画像形成装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種プリンタや複写機等におい
て、画像形成のための方式として、電子写真プロセス
(いわゆるカールソンプロセス)が広く採用されてい
る。この電子写真プロセスは、帯電、露光、現像(乾式
現像または湿式現像)、転写、定着等の作像プロセスを
経て記録紙上に画像を形成するもので、例えば湿式現像
法によれば、銀塩写真に匹敵する解像度、階調を得るこ
とが可能である。
【0003】ところで、上述の電子写真プロセスにより
画像形成を行う画像形成装置においては、一連の作像プ
ロセスを連続的に行うために、感光体をドラム状とする
ドラム方式と、ベルト状とするベルト方式のものが知ら
れている。
【0004】前者は、感光体として、Se系感光材料
(例えばSe−Te)を表面に蒸着したアルミニウムド
ラムや有機光導電体をコーティングしたアルミニウムド
ラム等を用いるもので、回転駆動される感光体ドラムに
対して帯電、露光、現像、転写等の工程を行うものであ
る。一方、後者は、有機光導電体(オーガニック・フォ
ト・コンダクタ)等のベルトを用いるもので、ローラに
よって走行される感光体ベルトに対して同様の工程を行
うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のベル
ト方式により画像形成を行う場合では、上記ドラム方式
の場合と比較して、大画像化に容易に対応でき、しかも
画像形成装置の製造コストを安価に抑えることが可能で
ある。そこで、このベルト方式により画像形成を行う場
合では、その現像方法として、常温において液体状の現
像剤や、常温においては固体であり、加熱することで溶
融し、更に冷却することで固体に戻る性質を有する固形
化現像剤を用いた湿式現像法が行われている。従って、
この湿式現像法を用いる場合では、常温において粉末状
の固体である現像剤を用いた乾式現像法により現像して
画像形成を行う場合と比較して、現像剤中のトナー分子
が小さいために画像がきめ細かく、画像品質が優れてい
るという利点を有する。実際、この湿式現像法によれ
ば、銀塩写真に匹敵する解像度及び階調を得ることが可
能であり、現像剤の保存安定性や取り扱い性等の点でも
非常に優れたものである。
【0006】ところで、上述のように、高画像品質を得
るために湿式現像法を用いてベルト方式により画像形成
を行う場合、現像工程が終了して上記ベルト状感光体が
現像部から離れる際に、このベルト状感光体の表面状態
や、該ベルト状感光体と当接して現像剤を供給する上記
現像部構成要素の現像ローラの表面状態、現像剤の粘性
及び表面張力等の要因によって、余剰現像剤(主に現像
剤中の溶媒であるキャリア液)が上記ベルト状感光体の
表面上に滞留して地汚れやムラが発生し、後続の転写工
程にも悪影響を与えることとなる。
【0007】また、画像明部においても、現像に寄与し
なかったトナー粒子が僅かでも上記余剰現像剤中に残存
していると、これがいわゆるカブリとなって転写現像に
も現れてしまうこととなる。
【0008】上述の問題に対処するためには、上記余剰
現像剤を除去する手段が必要である。そこで、従来で
は、上記ベルト状感光体の表面上にドクターブレード等
の板状部材の端部を当接させて上記余剰現像剤をかき取
る方法や、上記ベルト状感光体の表面上にローラ部材を
圧接させて上記余剰現像剤を絞り取る方法、上記ベルト
感光体の表面上にコロナ放電を与えて上記トナー粒子の
微粒子帯電を中和させた後に拭き取る方法、上記ベルト
感光体の表面上に空気ジェットを吹きかけて上記余剰現
像剤を除去する方法等が案出されている。
【0009】しかしながら、上述の方法では、いずれも
上記余剰現像剤の除去効果が不十分であり、しかも上記
余剰現像剤の除去行為により現像された画像が乱れてし
まうことが多い。更に、板状部材やローラ部材を用いる
方法では、現像後のトナー画像を乱さずに十分な上記余
剰現像剤の除去効果を得るためには、上記ベルト感光体
との間の圧接状態(圧力等)を極めて高精度で制御する
必要があるという問題がある。従って、現在では、満足
な上記余剰現像剤の除去効果を得ることは非常に困難で
ある。
【0010】本発明は、上述の様々な課題に鑑みて提案
されたものであり、現像後の画像を乱すことなく安価な
画像形成を可能とし、しかも常に安定な高精細且つ高品
位の作像を可能とする画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベルト状感光
体と、少なくとも帯電部,露光部及び現像部を有する作
像プロセス部を有してなる画像形成装置において、前記
ベルト状感光体の表面上に、このベルト状感光体の弾発
力により圧接され当接されるスクイズ部材を備え、現像
工程終了後、転写工程開始前に、上記ベルト状感光体の
表面上に存在する余剰現像剤を前記スクイズ部材により
除去するように構成する。
【0012】この場合、上記スクイズ部材を、濡れ性の
低い樹脂に導電剤が含有された材料により表面処理を施
して形成し構成する。
【0013】また、この場合、スクイズ部材に、感光体
ドラムを基準電位とする直流または交流のバイアス電圧
を印加するように構成してもよい。
【0014】更にまた、この場合、上記スクイズ部材
を、バネ状の支持体を有し、軸部を中心として回転可能
に設けられてなるスクイズローラより構成してもよい。
【0015】さらに、スクイズローラに、このスクイズ
ローラにより感光体ドラムの表面上から除去された余剰
現像剤をこのスクイズローラの表面上から回収する回収
部材を設けて構成してもよい。
【0016】また、この場合、上記スクイズ部材を、バ
ネ状の支持体を有する板状部材より構成してもよい。
【0017】
【作用】本発明に係る画像形成装置においては、スクイ
ズ部材がベルト状感光体の表面上にこのベルト状感光体
の弾発力により圧接され当接されて、現像工程終了後、
転写工程開始前に、上記ベルト状感光体の表面上に存在
する余剰現像剤が前記スクイズ部材により除去されるの
で、このスクイズ部材と上記ベルト状感光体との当接状
態(圧接力等)を微妙に調節して、現像済みのトナー画
像を乱すことなく上記ベルト状感光体の表面上の余剰現
像剤をほぼ完全に除去することが容易に可能となる。即
ち、本発明においては、現像工程後の際に上記ベルト状
感光体の表面上の余剰現像剤が容易且つ確実に除去さ
れ、しかも上記ベルト状感光体に発生しがちな地汚れや
ムラがほぼ完全に防止されて後続の転写工程に対する悪
影響がほぼ皆無となる。
【0018】また、本発明においては、上記スクイズ部
材には濡れ性の低いフッ素系等の樹脂により表面処理が
施されているので、このスクイズ部材の表面では、上記
ベルト状感光体の表面上と比較して、表面上に付着する
余剰現像剤の接触面積が小さくなる。従って、上記ベル
ト状感光体と上記スクイズ部材との当接部分の余剰現像
剤の上記スクイズ部材側のメニスカスが大きくならずに
この余剰現像剤が回収されることとなり、更にこのスク
イズ部材と上記ベルト状感光体またはこのベルト状感光
体表面上の現像剤との摩擦力が減少して画像が乱され難
くなる。
【0019】さらに、上記スクイズ部材に施す表面処理
に用いる材料中には導電剤であるカーボン等が含有され
ているため、このスクイズ部材の表面は良導電性とされ
ている。従って、フッ素系等の樹脂の高絶縁性により電
気的に現像済み画像が乱されることが防止されることと
なる。
【0020】さらに、この場合、このスクイズ部材の表
面は良導電性とされているために上記スクイズ部材にベ
ルト状感光体を基準電位とする直流または交流のバイア
ス電圧を印加することが可能となり、このバイアス電圧
を調節することで、現像過程においてベルト状感光体上
の現像剤中の帯電トナー粒子の付着力を増大させて現像
を確実なものとしたり、現像後に上記ベルト状感光体上
の余剰現像剤中の帯電トナー粒子と取り除いたりするこ
とが可能となる。
【0021】また、スクイズ部材を、バネ状の支持体を
有して軸部を中心として回転可能に設けられてなるロー
ラ部材とし、このバネ状の支持体の弾発力を調節して上
記ベルト状感光体とこのローラ部材との当接状態を適宜
に変化させることで、上記ベルト状感光体上の余剰現像
剤が確実に除去されることとなる。
【0022】更にまた、上記スクイズ部材をバネ状の支
持体を有する板状部材とし、このバネ状の支持体の弾発
力を調節して上記ベルト状感光体とこの板状部材との当
接状態を適宜に変化させることで、上記ベルト状感光体
上の余剰現像剤が確実に除去されることとなる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を適用したいくつかの具体的な
実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】先ず、第1実施例に係る画像形成装置につ
いて述べる。この画像形成装置は、図1に示すように、
外筐であるプリンタ本体内に、感光体ベルト1や、帯電
チャージャ(帯電部)2、レーザ光学系(露光部)3、
現像装置(現像部)4からなる作像プロセス部、除電ラ
ンプ5、スクイズ部材であるスクイズローラ6及び吸収
部材7よりなる余剰現像剤除去機構部、クリーニングブ
レード8からなるクリーニング機構、さらには転写機構
部を内蔵してなるものである。
【0025】上記プリンタ本体1には、単数若しくは複
数の給紙カセット、本例では用紙サイズの異なる2つの
給紙カセットが着脱自在に装填され、各給紙カセット
8、9にセットされた転写シート上に現像剤画像が形成
されることになる。
【0026】ここで、転写シートとして使用できる材料
としては、現像剤に対する付着力が大きいものが好まし
く、用途に応じて適宜選択することができる。例示すれ
ば、天然紙,合成紙等の各種紙類、木綿,麻等の植物性
繊維や絹,羊毛等の動物性繊維からなる布あるいは不織
布、ポイリアミド,ポリエステル,ポリアセタール,ポ
リウレタン等の有機合成繊維やセラミックス,カーボン
等の無機繊維からなる布あるいは不織布、金属,有機高
分子等のメッシュ、ポリウレタンフォーム等の高分子発
泡体等である。通常の文書の形で保存するには、視認性
を高める観点から被転写体として白地の紙等を使用する
ことが好ましいが、もちろんこれに限られるものではな
い。
【0027】なお、上記転写シートは、現像剤に対する
付着力を確保することを目的として、その表面に前記現
像剤の分散媒と相溶する樹脂層が形成されていてもよ
い。これにより、現像剤画像の転写をより確実なものと
することができる。
【0028】転写シートの表面に形成される樹脂層を構
成する樹脂としては、分散媒と相溶するものであれば如
何なるものであってもよく、例えば熱可塑性エラストマ
ー、低密度ポリオレフィン、アイオノマー樹脂、酢酸ビ
ニル共重合ポリオレフィン、低分子量ポリオレフィン、
ホットメルト用接着剤等が使用できる。これらは、商品
名ケミパール(Aタイプ,Mタイプ,Sタイプ,Vタイ
プ,Wタイプ)(いずれも三井石油化学社製)や商品名
アクリフト(住友化学社製)として市販されている。本
例では、酢酸ビニル共重合ポリオレフィンを塗布したシ
ート(ビカット軟化点:40℃)を用いた。
【0029】一方、上記感光体ベルト1は、例えば負帯
電のフタロシアニン系の有機感光体をベルト状に成形し
てなるものであるが、フタロシアニン系の有機感光体の
他、周知の有機光導電体をいずれも使用することができ
る。具体的には、ポリ−N−ビニルカルバゾールと2,
4,7−トリニトロフルオレン−9−オンとからなる電
子写真感光基材、ポリ−N−ビニルカルバゾールをピリ
リウム塩系色素で増感したもの、ポリ−N−ビニルカル
バゾールをシアニン系色素で増感したもの、有機顔料を
主成分とする電子写真感光基材、染料と樹脂とからなる
共晶錯体を主体とする電子写真感光基材等が挙げられ
る。
【0030】そして、この感光体ベルト1は、複数のロ
ーラ間、本例では、大径ローラ10、圧接ローラ11及
び転写ローラ12の3つのローラからなるローラ群間に
掛け渡されて閉ループを形成し、大径ローラ10を駆動
ローラとして図中Mで示す回転方向に走行される。
【0031】ここで、大径ローラ10は、他のローラ
(圧接ローラ11や転写ローラ12)よりも直径が大と
され、本例では直径100mmとされている。一方、圧
接ローラ11や剥離ローラ12は、直径30mm程度の
小径ローラによって構成されている。また、本例では、
圧接ローラ11をテンションローラとし、感光体ベルト
1に一定の張力を加えながら走行させるようにしている
が、これに限らず、テンションローラを圧接ローラ11
とは別に設けるようにしてもよい。この場合、走行安定
性等の観点から、テンションローラは、大径ローラ10
と圧接ローラ11の間に設けるのが良い。
【0032】なお、感光体シート2の走行系の任意の位
置には、本例では現像装置5と圧接ローラ11の間には
センサが設置されおり、これによって感光体ベルト2の
継ぎ目を検出して、画像形成開始位置を制御するように
している。
【0033】上述のような構成を有する走行系において
は、感光体ベルト1は、大径ローラ10の周面に沿って
走行した後、圧接ローラ11、転写ローラ12を通り、
再び大径ローラ10上を走行する。そして、前記大径ロ
ーラ10の周面に沿って走行する際には、感光体ベルト
1の背面側がこの大径ローラ10によって支持される形
になるので、感光体ベルト1に弛みが生じたり、走行が
不安定なものとなる虞れはない。
【0034】そこで、本実施例においては、前記大径ロ
ーラ10の周面に沿って先の作像プロセス部及びクリー
ニング機構を配置し、大径ローラ10の周面に沿って走
行する感光体ベルト2に対して作像プロセスを行うよう
にしている。すなわち、大径ローラ10の周囲を取り囲
むように、除電ランプ5、クリーニングブレード8、帯
電チャージャ2、レーザ光学系3、現像装置4、スクイ
ズ部材6を配し、一連の作像プロセス(除電→クリーニ
ング→帯電→露光→現像→スクイズ・・・)を連続的に
行うようになっている。したがって、作像プロセスの安
定性は、ドラム方式に匹敵するものとなる。なお、前記
除電ランプ5については、必ずしも大径ローラ10の周
囲に配置する必要はなく、転写ローラ12と大径ローラ
10の間の任意に位置に設置することも可能である。
【0035】上記作像プロセス部を構成する帯電チャー
ジャ2、レーザ光学系3、現像装置4は、通常の電子写
真方式のものがいずれも使用でき、その形式は問わない
が、本例では、帯電チャージャ2としてはスコロトロン
を用いた。この帯電チャージャ(スコロトロン)2は、
放電ワイヤ(図示は省略する。)と、開口面に設けられ
グリッド電極として機能するメッシュ(図示は省略す
る。)とからなるもので、ムラのない均一な帯電を行う
ことができる。
【0036】レーザ光学系3は、レーザ光源41とレー
ザビームを感光体ベルト2上を走査させるためのポリゴ
ンミラー(図示は省略する。)、透過レンズ42等によ
り構成されるもので、画像信号に応じて感光体ベルト1
を選択露光する。
【0037】現像装置4は、常温において液体である現
像剤を用いた湿式現像法によるものでもよいが、本例で
は、加熱,冷却により溶融,固化を繰り返す固形化湿式
現像剤を用いた現像装置とした。すなわち、この現像装
置4は、固形化現像剤を収容する現像剤容器51と、供
給ロール52、現像ロール53により構成され、溶融し
た固形化湿式現像剤は、供給ロール52を介して現像ロ
ール53の表面に供給され、感光体ベルト2表面の静電
潜像の現像に供される。
【0038】上記固形化湿式現像剤に用いられる分散媒
は電気絶縁性有機物であり、その融点は、通常の使用環
境や取り扱い性を考慮して30℃以上とし、より好まし
くは40℃以上とする。融点の上限は特に規定されるも
のではないが、実用的にはおよそ100℃、より好まし
くは80℃以下である。これは、融点があまり高過ぎて
も加熱に余分なエネルギーを消費すること、支持体上に
保持して使用する場合に、支持体として一般に使用され
る材料の耐熱温度を越えてはならないこと等を考慮して
のことである。本例では、現像剤の融点を46℃に設定
した。
【0039】これらの要求を満たす分散媒の材料として
は、パラフィン類、ロウ類、およびこれらの混合物が挙
げられる。まずパラフィン類としては、ノナデカンから
ヘキサコンタンに至る炭素数19〜60の各種の正パラ
フィンがある。またロウ類としては、カルナウバロウ,
綿ロウ等の植物ロウ、ミツロウ等の動物ロウ、オゾケラ
イト、およびパラフィンロウ, 微晶ロウ, ペトロラタム
等の石油ロウ等が挙げられる。これらの材料は、一般に
誘電率εが1.9〜2.3程度の誘電体材料である。な
お、分散媒の凝集力を上げるために、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体等を添加することもある。
【0040】さらには、ポリエチレン,ポリアクリルア
ミドや、ポリ−n−ステアリルアクリレート,ポリ−n
−ステアリルメタクリレート等のポリアクリレートのホ
モポリマーあるいはコポリマー(例えばコポリ−n−ス
テアリルアクリレート−エチルメタクリレート等)等の
側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子も使用可能
であるが、加熱時の粘度等を考慮すると先のパラフィン
類,ロウ類が好適である。
【0041】また、上記電気絶縁性有機物に分散される
着色剤粒子としては、従来公知の無機顔料、有機顔料、
染料およびこれらの混合物が使用できる。たとえば無機
顔料としては、クロム系顔料、カドミウム系顔料、鉄系
顔料、コバルト系顔料、群青、紺青等が挙げられる。ま
た、有機顔料や染料としては、ハンザイエロー (C.I.11
680)、ベンジジンイエローG (C.I.21090)、ベンジジン
オレンジ (C.I.21110)、ファーストレッド (C.I.3708
5)、ブリリアントカーミン3B (C.I.16015-Lake) 、フ
タロシアニンブルー (C.I.74160)、ビクトリアブルー
(C.I.42595-Lake) 、スピリットブラック(C.I.50415)
、オイルブルー (C.I.74350)、アルカリブルー (C.I.4
2770A) 、ファーストスカーレット (C.I.12315)、ロー
ダミン6B (C.I.45160)、ローダミンレーキ (C.I.4516
0-Lake) 、ファーストスカイブルー (C.I.74200-Lake)
、ニグロシン(C.I.50415) 、カーボンブラック等が挙
げられる。これらは単独でも2種以上の混合物としても
用いることができ、所望の発色を有するものを選択して
使用すればよい。
【0042】現像剤には、これら電気絶縁性有機物や着
色剤粒子のほか、分散性や着色剤の帯電能等を向上させ
る目的で樹脂を併用しても良い。かかる樹脂としては公
知の材料を適宜選択して使用することができ、例示すれ
ばブタジエンゴム,スチレン−ブタジエンゴム,環化ゴ
ム,天然ゴム等のゴム類、スチレン系樹脂,ビニルトル
エン系樹脂,アクリル系樹脂,メタクリル系樹脂,ポリ
エステル系樹脂,ポリカーボネート系樹脂,ポリ酢酸ビ
ニル系樹脂等の合成樹脂類、ロジン系樹脂,水素添加ロ
ジン系樹脂,アマニ油変成アルキド樹脂等の変性アルキ
ドを含むアルキド樹脂類、ポリテルペン類等の天然樹脂
類等が挙げられる。その他、フェノール樹脂類、フェノ
ールホルマリン樹脂等の変成フェノール樹脂類、フタル
酸ペンタエリトリット、クマロン−インデン樹脂類、エ
ステルガム樹脂類、植物油ポリアミド樹脂類等も有用で
あるし、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリプロピレン等のよ
うなハロゲン化炭化水素重合体類、ビニルトルエン−ブ
タジエン,ブタジエン−イソプレン等の合成ゴム類、2
−エチルヘキシルメタクリレート,ラウリルメタクリレ
ート,ステアリルメタクリレート,ラウリルアクリレー
ト,オクチルアクリレート等の長鎖アルキル基を持つア
クリル系モノマーの重合体もしくはそれらと他の重合性
モノマーとの共重合体類(たとえば、スチレン−ラウリ
ルメタクリレート共重合体,アクリル酸−ラウリルメタ
クリレート共重合体等) 、ポリエチレン等のポリオレフ
ィン類、ポリテルペン類等も使用できる。
【0043】さらに、上記現像剤には通常は電荷供与剤
が添加され、ここで使用される現像剤もその例外ではな
い。使用される電荷供与剤は、たとえばナフテン酸, オ
クテン酸, オレイン酸, ステアリン酸, イソステアリン
酸あるいはラウリン酸等の脂肪酸の金属塩、スルホコハ
ク酸エステル類の金属塩、油溶性スルホン酸金属塩、リ
ン酸エステル金属塩、アビエチン酸等の金属塩、芳香族
カルボン酸金属塩、芳香族スルホン酸金属塩等である。
【0044】また、着色剤粒子(6) の帯電電荷を向上さ
せるために、SiO2 ,Al2 3,TiO2 ,Zn
O,Ga2 3 , In2 3 ,GeO2 ,SnO2 ,P
bO2,MgO等の金属酸化物微粒子やこれらの混合物
を電荷増強剤として添加しても良い。
【0045】ここで、上記現像工程終了後に、ベルト状
感光体1上に余剰現像剤(主に溶媒であるキャリア液)
が滞留して後続の転写工程に悪影響を与えることがあ
る。従ってこれを防止するために、余剰現像剤除去機構
部として、現像ローラ53と後述の転写ローラ11との
間に、ベルト状感光体1と当接されるスクイズ部材であ
るスクイズローラ6が設けられている。
【0046】ここで、ベルト状感光体1上でスクイズロ
ーラ6が設けられている箇所には裏当て部材を配設せ
ず、スクイズローラ6はベルト状感光体1の弾発力によ
ってこのベルト状感光体1と微小圧力をもって当接され
ている。この場合、微視的に見れば、ベルト感光体1の
表面とスクイズローラ6の表面との間には現像剤が介入
しているために、ベルト感光体1の表面上の現像済みト
ナーをかき落とすことなく上記余剰現像剤を除去するこ
とが可能である。
【0047】このスクイズ部材であるスクイズローラ6
は、略々円筒形状のローラ部材6aと、このローラ部材
6aに連結されこのローラ部材6aを支持するバネ形状
の支持体6bとで形成され構成されている。更に、この
ローラ部材6aの表面上には、いわゆるPTFE(ポリ
テトラフルオロエチレン)系やPFA(四フッ化エチレ
ン−パーフルオロアルコシエチレン共重合樹脂)系のフ
ッ素系樹脂に導電剤であるカーボン等を含有させたもの
で被覆処理が施されている。即ち、このスクイズローラ
6のローラ部材6aは、図2に示すように、アルミニウ
ム等を材料とした略々円筒形状の素管31の周面上にプ
ライマー処理が施されてプライマー処理層32が形成さ
れ、更にその上からカーボン等を含有させたいわゆるP
TFE系やPFA系のフッ素系樹脂の被覆処理が施さ
れ、研磨処理されて形成され構成されている。
【0048】また、このスクイズローラ6は、バネ形状
の支持体6bを微調整することで、ベルト状感光体1の
表面と微小ギャップをもって近接するように設置されて
いる。この板状部材6によって、ベルト状感光体1の表
面上に滞留している上記余剰現像剤が除去されることと
なる。
【0049】ところで、このフッ素系樹脂被膜は、いわ
ゆる濡れ性が低いという性質を有している。この濡れ性
とは、着目する部材の表面に液体が被着する度合を示す
概念であり、この濡れ性の高低としては、例えば、対象
とする液体について、この液体を吸収しない部材の表面
21上に滴22が付着した場合に、この滴22の上記表
面21に対する接触面23の接触角の大小を指針とす
る。即ち、図3Aに示すように、接触面23の周縁部2
3aから滴22に対して接線mを引き、この接線mと上
記表面21との間の角(接触角)θの大小を濡れ性の高
低の指標とする。この接触角θが大きい程、着目する部
材は濡れ性が低いものであるということになる。なお、
参考として濡れ性のかなり低い(接触角θ>90゜)一
例を図3Bに示す。
【0050】この濡れ性についての比較例として、液状
パラフィンに対する上記濡れ性について以下に示す。ス
テンレスを材料として上記表面21に被膜がされていな
いものであるときでは上記接触角θの値が19゜である
のに対して、フッ素系樹脂被膜としてポリフッ化エチレ
ン系繊維の一つであるいわゆるテフロンを上記表面21
に有するときでは上記接触角θの値が45゜と、上記表
面21がステンレスである場合と比較して上記接触角が
大きい値を有する。
【0051】すなわち、上記フッ素系樹脂被膜は、この
濡れ性が低いために、図4に示すように、スクイズロー
ラ6とベルト状感光体1との間の微小ギャップにおい
て、図5に比較例として示す濡れ性が高い場合と比較し
て、現像剤の接触面積はスクイズローラ6側の方が感光
性ドラム1側より小さい。従って、スクイズローラ6側
の現像剤のメニスカス24は小さく、現像剤が不安定に
分裂して感光性ドラム1上でマダラが生じてしまうよう
なことがなく、所定量の余剰現像剤が安定にスクイズロ
ーラ6により回収される。
【0052】ところで、上記フッ素系樹脂は、極めて電
気絶縁性が高いために、このスクイズローラ6の表面が
帯電すると、現像済みのトナー画像を電気的に乱す現象
が見られる。そこで本例では、上述のように、上記フッ
素系樹脂に導電性の高いカーボン等を含有させてスクイ
ズローラ6の表面に被覆処理を施し、この表面抵抗値を
10Ω以下とすることでこのような悪影響を防止する。
【0053】また、スクイズローラ6は、ベルト状感光
体1が図1中矢印Mで示す方向に回転するのに対し、こ
のM方向にも、またその逆のN方向にも回転駆動可能で
ある。N方向に回転する方が余剰現像剤の除去効果は大
きいが、ベルト状感光体1及びスクイズローラ6の回転
速度や、各々の表面材質、表面の粗さ、径、互いの圧接
力、及び現像剤の物性(特に粘性)等の諸条件により、
スクイズ力が強すぎて、現像済みのトナー画像が乱れる
可能性は増大する。従って、上記諸条件を総合的に鑑み
て、回転方向及び回転速度を適宜選択すればよい。
【0054】そして、図6に示すように、スクイズロー
ラ6によって回収された余剰現像剤は、このスクイズロ
ーラ6に当接している吸収部材7で完全に吸収される。
この吸収部材7は、スポンジ等の発泡部材を材料とし、
略々円筒形状に形成され構成されている。この吸収部材
7によって、スクイズローラ6の表面は常に同じ状態で
ベルト状感光体1と近接されることとなる。
【0055】なお、この吸収部材をドクターブレード等
の板状体で構成し、この板状体によりスクイズローラ6
表面上の余剰現像剤をかき取るようにしてもよい。
【0056】さらに上記第1実施例では、いわゆるガブ
リの除去及び現像の促進のために、スクイズローラ6の
表面が良導電性としたことを利用して、ベルト状感光体
1から余剰現像剤を除去する際に、このスクイズローラ
6の表面とベルト状感光体1の表面との間に所定のバイ
アス電圧を印加する。先ず、ベルト状感光体1上に生じ
るガブリを除去する場合では、図7に示すように、ベル
ト状感光体1側を接地し、スクイズローラ6側を負電位
に帯電させることで、余剰現像剤中のトナー(正帯電)
はスクイズローラ6側に引き寄せられる。従って、余剰
の非現像トナーの存在によってベルト状感光体1上に生
じるガブリが防止される。
【0057】また、現像を促進する場合では、図8に示
すように、すでにベルト状感光体1上の余剰現像剤が除
去されている状態で、逆にスクイズローラ6側を正電位
に帯電させることで、現像済みトナー(正帯電)を更に
ベルト状感光体1側に押しやることとなる。従って、現
像剤のベルト状感光体1への定着性を向上させ、スクイ
ズ時の画像の乱れが抑制される。
【0058】ところで、上述のような固形化湿式現像剤
を用いた現像方式では、現像プロセス及びクリーニング
プロセスにおいて、現像剤を溶融するために、感光体ベ
ルト1を加熱する必要がある。このため、本実施例にお
いては、大径ローラ10を熱伝導の良いアルミニウムに
よって形成するとともに、内部に加熱手段(例えば抵抗
体)13を設け、この熱を感光体ベルト1に伝達するよ
うにしている。
【0059】一方、転写機構は、転写ローラ11と加圧
ローラ13とからなるもので、この転写ローラ11と加
圧ローラ13とで転写紙14を挟むように構成されてい
る。この転写ローラ11が図中Nで示す方向に回転駆動
されることで、この転写ローラ11と加圧ローラ13と
の当接位置において感光体ドラム1上のトナー画像が転
写紙14上に転写されて行く。
【0060】この転写紙14の進行方向には、定着装置
や排出部が配置されており、転写紙14が円滑に排出さ
れるようになされている。なお、上記排出部の手前に設
けられる上記定着装置は、熱ロールや熱オーブン等から
なるものであり、転写後の転写紙14を所定の温度(例
えば60℃)に加熱して現像剤画像を定着し得るような
構造とされている。
【0061】その後、転写紙14は、定着装置に搬送さ
れ、この定着装置により転写紙14上の可視像が定着さ
れ、排出部へと排出される。
【0062】一方、可視像転写後の感光体ベルト1は、
除電ランプ5によって帯電電荷が消失され、さらにクリ
ーニングブレード8によって残留現像剤が除去され、繰
り返し使用される。なお、このクリーニングブレード8
による残留現像剤の除去に際しては、感光体ベルト1が
大径ローラ10によって加熱され、残留現像剤が溶融状
態とされるので、残留現像剤はクリーニングブレード8
によって速やかに除去される。
【0063】本第1実施例に係る画像形成装置において
は、スクイズ部材がベルト状感光体1の表面上にこのベ
ルト状感光体1の弾発力により圧接され当接されて、現
像工程終了後、転写工程開始前に、ベルト状感光体1の
表面上に存在する余剰現像剤が前記スクイズ部材により
除去されるので、このスクイズ部材とベルト状感光体1
との当接状態(圧接力等)を微妙に調節して、現像済み
のトナー画像を乱すことなく上記ベルト状感光体1の表
面上の余剰現像剤をほぼ完全に除去することが容易に可
能となる。即ち、本発明においては、現像工程後の際に
ベルト状感光体1の表面上の余剰現像剤が容易且つ確実
に除去され、しかもベルト状感光体1に発生しがちな地
汚れやムラがほぼ完全に防止されて後続の転写工程に対
する悪影響がほぼ皆無となる。
【0064】また、上記第1実施例においては、上記ス
クイズ部材には濡れ性の低いフッ素系等の樹脂により表
面処理が施されているので、このスクイズ部材の表面で
は、ベルト状感光体1の表面上と比較して、表面上に付
着する余剰現像剤の接触面積が小さくなる。従って、ベ
ルト状感光体1と上記スクイズ部材との当接部分の余剰
現像剤の上記スクイズ部材側のメニスカスが大きくなら
ずにこの余剰現像剤が回収されることとなり、更にこの
スクイズ部材とベルト状感光体1またはこのベルト状感
光体1表面上の現像剤との摩擦力が減少して画像が乱さ
れ難くなる。
【0065】さらに、上記スクイズ部材に施す表面処理
に用いる材料中には導電剤であるカーボン等が含有され
ているため、このスクイズ部材の表面は良導電性とされ
ている。従って、フッ素系等の樹脂の高絶縁性により電
気的に現像済み画像が乱されることが防止されることと
なる。
【0066】さらに、この場合、このスクイズ部材の表
面は良導電性とされているために上記スクイズ部材にベ
ルト状感光体1を基準電位とする直流または交流のバイ
アス電圧を印加することが可能となり、このバイアス電
圧を調節することで、現像過程においてベルト状感光体
1上の現像剤中の帯電トナー粒子の付着力を増大させて
現像を確実なものとしたり、現像後にベルト状感光体1
上の余剰現像剤中の帯電トナー粒子と取り除いたりする
ことが可能となる。
【0067】また、スクイズ部材を、バネ状の支持体6
bを有して軸部を中心として回転可能に設けられてなる
ローラ部材であるスクイズローラ6とし、このバネ状の
支持体6bの弾発力を調節してベルト状感光体1とこの
スクイズローラ6との当接状態を適宜に変化させること
で、ベルト状感光体1上の余剰現像剤が確実に除去され
ることとなる。
【0068】次に、本発明に係る画像形成装置の第2実
施例について説明する。なお、図1と対応するものにつ
いては同符号を記す。
【0069】この第2実施例に係る画像形成装置は、上
記第1実施例とほぼ同様の構成を有するが、スクイズ部
材が板状部材61で構成されている点で異なる。
【0070】すなわち、本第2実施例では、余剰現像剤
除去機構部として、図9に示すように、現像ローラ53
と後述の転写ローラ11との間に、ベルト状感光体1と
微小圧力をもって当接するスクイズ部材である板状部材
61が設けられている。この場合、微視的に見れば、ベ
ルト状感光体1の表面と板状部材61の端部61cとの
間には現像剤が介入しているために、ベルト状感光体1
の表面上の現像済みトナーをかき落とすことなく上記余
剰現像剤を除去することが可能である。
【0071】このスクイズ部材である板状部材61は、
略々矩形形状の板状体61aと、この板状体6aに連結
されこの板状体61aを支持するバネ形状の支持体61
bとで形成され構成されている。更に、この板状体61
aの表面上には、上記第1実施例と同様に、いわゆるP
TFE系やPFA系のフッ素系樹脂にカーボン等を含有
させたもので被覆処理が施されている。この板状部材6
1の端部61cにおいて、ベルト状感光体1の表面上に
滞留している上記余剰現像剤が除去されることとなる。
【0072】本第2実施例に係る画像形成装置において
は、上記第1実施例と同様に、現像工程終了後、転写工
程を行う前に、感光部材であるベルト状感光体1の表面
上に設けられているスクイズ部材によってこのベルト状
感光体1の表面上に存在する余剰現像剤が除去されるの
で、ベルト状感光体1の表面上の余剰現像剤はほぼ無視
し得る程の量となり、しかも現像工程後においてベルト
状感光体1に発生しがちな地汚れやムラがほぼ完全に防
止され、後続の転写工程に対する悪影響がほぼ皆無とな
る。
【0073】また、この場合、このスクイズ部材の表面
では、上記スクイズ部材には濡れ性の低いフッ素系等の
樹脂により表面処理が施されているので、上記ベルト状
感光体1の表面と比較して、この表面上に付着する余剰
現像剤の接触面積が小さくなる。従って、上記ベルト状
感光体1と上記スクイズ部材との当接部分の余剰現像剤
の上記スクイズ部材側のメニスカスが大きくならずにこ
の余剰現像剤が回収されることとなり、更にこのスクイ
ズ部材とベルト状感光体1またはこのベルト状感光体1
表面上の現像剤との摩擦力が減少して画像が乱され難く
なる。
【0074】さらに、上記スクイズ部材に施す表面処理
に用いる材料中には導電剤であるカーボン等が含有され
ているため、このスクイズ部材の表面は良導電性とされ
ている。従って、フッ素系等の樹脂の高絶縁性により電
気的に現像済み画像が乱されることが防止されることと
なる。
【0075】さらに、この場合、このスクイズ部材の表
面は良導電性とされているために上記スクイズ部材にベ
ルト状感光体1を基準電位とする直流または交流のバイ
アス電圧を印加することが可能となり、このバイアス電
圧を調節することで、現像過程においてベルト状感光体
1上の現像剤中の帯電トナー粒子の付着力を増大させて
現像を確実なものとしたり、現像後にベルト状感光体1
上の余剰現像剤中の帯電トナー粒子と取り除いたりする
ことが可能となる。
【0076】また、上記スクイズ部材をバネ状の支持体
61bを有する板状部材61とし、このバネ状の支持体
61bの弾発力を調節してベルト状感光体1とこの板状
部材61との当接状態を適宜に変化させることで、ベル
ト状感光体1上の余剰現像剤が確実に除去されることと
なる。
【0077】上記第2実施例においては、上記第1実施
例と同様に、きめ細かい高画質の画像を、安定且つ確実
に形成することが可能となる。
【0078】以上、本発明を適用した具体的な実施例に
ついて説明したが、本発明がこれら実施例に限定される
ものでないことは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】本発明においては、ベルト状感光体と、
少なくとも帯電部,露光部及び現像部を有する作像プロ
セス部を有してなる画像形成装置において、前記ベルト
状感光体の表面上に、このベルト状感光体の弾発力によ
り圧接され当接されるスクイズ部材を備え、現像工程終
了後、転写工程開始前に、上記ベルト状感光体の表面上
に存在する余剰現像剤を前記スクイズ部材により除去す
るように構成したので、現像後の画像を乱すことなく安
価な画像形成が可能となり、しかも常に安定な高精細且
つ高品位の作像が可能となる。
【0080】この場合、上記スクイズ部材を、濡れ性の
低い樹脂に導電剤が含有された材料により表面処理を施
して形成し構成したので、更に効率良く余剰現像剤を除
去することが可能となり、常に安定な高精細且つ高品位
の作像が可能となる。
【0081】また、この場合、スクイズ部材に、感光体
ドラムを基準電位とする直流または交流のバイアス電圧
を印加するように構成したので、常に安定及び確実に高
精細且つ高品位の作像が可能となる。
【0082】更にまた、この場合、上記スクイズ部材
を、バネ状の支持体を有し、軸部を中心として回転可能
に設けられてなるスクイズローラより構成したので、更
に安定な高精細且つ高品位の作像が可能となる。
【0083】さらに、スクイズローラに、このスクイズ
ローラにより感光体ドラムの表面上から除去された余剰
現像剤をこのスクイズローラの表面上から回収する回収
部材を設けて構成したので、更に安定な高精細且つ高品
位の作像が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1実施例に係る画像形成装置を示す模式図
である。
【図2】本第1実施例に係る画像形成装置の構成要素で
ある余剰現像剤除去機構部のスクイズローラ表面の構造
を模式的に示す断面図である。
【図3】濡れ性の定義について対象とする液体の滴を用
いて示す模式図である。
【図4】ベルト状感光体と濡れ性の低いスクイズローラ
との間に現像剤が介入している様子を示す模式図であ
る。
【図5】図3に示す濡れ性の低いスクイズローラとの対
比例として、ベルト状感光体と濡れ性の高いスクイズロ
ーラとの間に現像剤が介入している様子を示す模式図で
ある。
【図6】本第1実施例に係る画像形成装置の構成要素で
ある余剰現像剤除去機構部を示す模式図である。
【図7】ベルト状感光体側を基準電位として、スクイズ
部材側を負電位に帯電させた様子を示す模式図である。
【図8】ベルト状感光体側を基準電位として、スクイズ
部材側を正電位に帯電させた様子を示す模式図である。
【図9】本第2実施例に係る画像形成装置を示す模式図
である。
【符号の簡単な説明】
1・・・ベルト状感光体 2・・・帯電チャージャ 3・・・レーザ光学系 4・・・現像部 5・・・除電ランプ 6・・・スクイズローラ 7・・・吸収部材 8・・・クリーニングブレード 61・・・板状部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト状感光体と、少なくとも帯電部,
    露光部及び現像部を有する作像プロセス部を有してなる
    画像形成装置において、 前記ベルト状感光体の表面上に、このベルト状感光体の
    弾発力により圧接され当接されるスクイズ部材を備え、 現像工程終了後、転写工程開始前に、上記ベルト状感光
    体の表面上に存在する余剰現像剤が前記スクイズ部材に
    より除去されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 スクイズ部材は、濡れ性の低い樹脂に導
    電剤が含有された材料により表面処理が施されてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 スクイズ部材には、ベルト状感光体を基
    準電位とする直流または交流のバイアス電圧が印加され
    てなることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 スクイズ部材は、バネ状の支持体を有
    し、軸部を中心として回転可能に設けられてなるローラ
    部材よりなることを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 ローラ部材には、このローラ部材により
    感光体ドラムの表面上から除去された余剰現像剤をこの
    ローラ部材の表面上から回収する回収部材が設けられて
    なることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 スクイズ部材は、バネ状の支持体を有す
    る板状部材よりなることを特徴とする請求項1,2又は
    3記載の画像形成装置。
JP31977593A 1993-12-20 1993-12-20 画像形成装置 Withdrawn JPH07175331A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001004708A1 (fr) * 1999-07-07 2001-01-18 Pfu Limited Dispositif electrophotographique de developpement de liquide colorant

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