JPH07176509A - 洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

洗浄装置及び洗浄方法

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JPH07176509A
JPH07176509A JP6182982A JP18298294A JPH07176509A JP H07176509 A JPH07176509 A JP H07176509A JP 6182982 A JP6182982 A JP 6182982A JP 18298294 A JP18298294 A JP 18298294A JP H07176509 A JPH07176509 A JP H07176509A
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tank
processing
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Kenji Yokomizo
賢治 横溝
Yuji Tanaka
裕司 田中
Shigenori Kitahara
重徳 北原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ある程度外部に対して閉鎖された空間内に、
被処理体の洗浄処理槽と搬送装置とを有するウエット型
の洗浄装置において、装置内の給排気量を少なくしつつ
薬液ミストやパーティクルの拡散を効果的に防止する。 【構成】 薬液洗浄処理槽25の後端に仕切板31を設
けると共に、前端にミストセパレータ32を設けて、装
置内を搬送装置12側エリアと薬液洗浄処理槽25側エ
リアとに雰囲気分離させ、分離された各々のエリアに対
してファン・フィルタ・ユニットF5から給気させる。
搬送装置12側エリアの排気は排気板63を通じて行
う。排気領域が減少し、薬液ミストの発生する洗浄処理
槽側エリアと、パーティクルの発生しやすい搬送装置側
エリアとにおける気流制御が独立して行え、洗浄装置全
体としての給気、排気のバランスを最適な状態にして装
置を稼働させることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄装置及び洗浄方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばLSI等の半導体デバイスの製造
工程における洗浄処理を例にとって説明すると、従来か
ら半導体ウエハ(以下、「ウエハ」という)表面のパー
ティクル、有機汚染物、金属不純物等のコンタミネーシ
ョンを除去するために洗浄処理装置が使用されており、
その中でもとりわけウエットタイプの洗浄装置は、前記
コンタミネーションを効果的に除去できしかもスループ
ットが良好であることから、その需要が多い。
【0003】従来この種のウエットタイプの洗浄装置に
おいては、個々の槽内においてウエハに対してアンモニ
アやフッ酸などの薬液によって薬液洗浄処理を行った
り、純水によって水洗洗浄処理を行ったりする処理槽が
複数配列されている。そして被処理体であるウエハは、
これら処理槽の前面側に配置された搬送装置によって順
次搬送されて、例えば薬液洗浄と水洗洗浄とに交互に付
されていく。
【0004】ところでこのような洗浄装置は、薬液のミ
ストが装置外部に飛散しないように、一般に四側に側板
を有し、かつ上部には天板が設けられて、装置外部との
雰囲気の遮断がある程度図られている。そして装置内部
においても、パーティクルや薬液槽からの薬液ミストが
装置内全体に拡散してウエハや他の装置部材を汚染する
ことのないように、前記天板にはさらに例えばFFU
(Fan Filter Unit)などの吹出し装置を設けて下方の
処理槽に気流を吹き出させるようにし、また同時に処理
槽周囲の下部から排気するようにして、常にダウンフロ
ー雰囲気を創出するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の洗浄装置においては、処理槽上部と処理槽前面に位置
する搬送装置の移動スペースとを格別仕切るための遮蔽
物等がないため、装置内部全体が単一の雰囲気となって
おり、そのため前記したパーティクル、薬液ミストの拡
散防止を図るためには、前記FFUからの給気量及びそ
れに応じた排気量を多くしなければならなかった。
【0006】また搬送装置の移動スペースと同一雰囲気
内に処理槽が位置しているので、搬送装置の移動にとも
なって気流が乱れ、前記したダウンフローの効果が減殺
されてしまい、搬送装置の移動スペース内で発生したパ
ーティクルが、処理槽側へと巻き込まれることもあっ
た。
【0007】さらに、処理槽から処理槽にウエハを搬送
する際にウエハに付着した薬液ミストが拡散するという
問題もあった。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、必要な給気量、排気量を少なくさせつつ、かつ薬
液ミストやパーティクルの拡散を効果的に抑えることが
でき、また他方、搬送装置の移動スペースと処理槽側と
の各雰囲気をある程度分離させるようにするなどして、
処理槽側へのパーティクル流入等を防止できる洗浄装置
並びに洗浄方法を提供して、前述の問題の解決を図るこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、まず請求項1によれば、側板によって形成された領
域内に被処理体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前記処
理槽の前面側に位置して前記被処理体を前記配列方向に
沿って搬送する搬送装置を前記領域内に有し、さらに少
なくとも前記処理槽に向けて上方から気流を吹き出す如
く構成された吹出し装置を有する洗浄装置において、前
記処理槽の前端上部に、切欠凹部を上端から有する遮蔽
板を設けると共に、前記処理槽の後端上部には仕切板を
設けたことを特徴とする、洗浄装置が提供される。
【0010】請求項2によれば、側板によって形成され
た領域内に被処理体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前
記処理槽の前面側に位置して前記被処理体を前記配列方
向に沿って搬送する搬送装置を前記領域内に有し、さら
に少なくとも前記処理槽に向けて上方から気流を吹き出
す如く構成された吹出し装置を有する洗浄装置におい
て、前記処理槽の前端上部に、切欠凹部を上端から有す
る遮蔽板を設け、さらにこの遮蔽板と前面側の側板とに
よって形成されるエリアに対しても、上方から気流が吹
き出される如く構成したことを特徴とする、洗浄装置が
提供される。
【0011】前記各洗浄装置において、請求項3に記載
したように、前記遮蔽板と前面側の側板とによって形成
されるエリアの排気を行う排気機構を別途設けてもよ
い。
【0012】さらにまた請求項4に記載したように、以
上のように構成される各洗浄装置における隣接した処理
槽上端部間に、液受部材を設けてもよい。
【0013】請求項5によれば、側板によって形成され
た領域内に被処理体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前
記処理槽の前面側に位置して前記被処理体を前記配列方
向に沿って搬送する搬送装置を前記領域内に有し、さら
に少なくとも前記処理槽に向けて上方から気流を吹き出
す如く構成された吹出し装置を有する洗浄装置におい
て、前記処理槽の後端側上部に処理槽から引き上げられ
た被処理体周辺の排気を行う排気口を設けたことを特徴
とする、洗浄装置が提供される。
【0014】請求項6によれば、側板によって形成され
た領域内に被処理体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前
記処理槽の前面側に位置して前記被処理体を前記配列方
向に沿って搬送する搬送装置を前記領域内に有し、さら
に少なくとも前記処理槽に向けて上方から気流を吹き出
す如く構成された吹出し装置を有する洗浄装置におい
て、前記処理槽の後端側上部に、処理槽上部に位置する
被処理体周辺の排気を行う排気口を設けたことを特徴と
する、洗浄装置が提供される。
【0015】請求項7によれば、側板によって形成され
た領域内に被処理体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前
記処理槽の前面側に位置して前記被処理体を前記配列方
向に沿って搬送する搬送装置を前記領域内に有し、さら
に少なくとも前記処理槽に向けて上方から気流を吹き出
す如く構成された吹出し装置を有する洗浄装置におい
て、前記処理槽の前端上部に、切欠凹部を上端から有す
る遮蔽板を設けると共に、前記処理槽の後端側上部に、
処理槽上部に位置する被処理体又は/及び処理槽から引
き上げられた被処理体周辺の排気を行う排気口を設けた
ことを特徴とする、洗浄装置が提供される。
【0016】請求項8によれば、側板によって形成され
た領域内に被処理体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前
記処理槽の前面側に位置して前記被処理体を前記配列方
向に沿って搬送する搬送装置を前記領域内に有し、さら
に少なくとも前記処理槽に向けて上方から気流を吹き出
す如く構成された吹出し装置を有する洗浄装置におい
て、前記処理槽の後端側上部に、処理槽上部に位置する
被処理体又は/及び処理槽から引き上げられた被処理体
周辺の排気を行う排気口を設けると共に、前記処理槽の
前端上部に、切欠凹部を上端から有する遮蔽板を設け、
さらにこの遮蔽板と前面側の側板とによって形成される
エリアに対しても、上方から気流が吹き出される如く構
成したことを特徴とする、洗浄装置が提供される。
【0017】また請求項9に記載したように、請求項7
又は8に記載の洗浄装置において、遮蔽板と前面側の側
板とによって形成されるエリアの排気を行う排気機構を
設けてもよい。そして請求項10に記載したように、請
求項7、8又は9に記載の洗浄装置において、隣接する
処理槽上端部間に液受部材、例えばドレンパンなどが設
けられていてもよい。
【0018】さらに請求項11によれば、被処理体を洗
浄する処理槽の配列方向に沿って被処理体を搬送すると
ともに、少なくとも前記処理槽に向けて上方から気流を
吹き出し、前記処理槽周囲の下部から排気する洗浄方法
において、前記被処理体を処理槽から引き上げたとき
に、この被処理体の後方からも排気することを特徴す
る、洗浄方法が提供される。
【0019】請求項12によれば、被処理体を洗浄する
処理槽の配列方向に沿って被処理体を搬送するととも
に、少なくとも前記処理槽に向けて上方から気流を吹き
出し、前記処理槽周囲の下部から排気する洗浄方法にお
いて、前記被処理体を処理槽から引き上げる段階から、
引き上げる前の排気量より排気量を増大させることを特
徴する、洗浄方法が提供される。
【0020】請求項13によれば、側板によって形成さ
れた領域内に被処理体を洗浄する処理槽を配列し、この
処理槽の配列方向に沿って被処理体を搬送するととも
に、少なくとも前記処理槽に向けて上方から気流を吹き
出し、前記処理槽周囲の下部から排気する洗浄方法にお
いて、前記被処理体を処理槽から引き上げたときにこの
処理槽の上部空間に前記被処理体を所定時間滞留させる
とともに、前記被処理体の後方からも排気し、その後
に、前記被処理体を前記エリア外に搬送することを特徴
する、洗浄方法が提供される。
【0021】好ましくは、請求項14に記載したよう
に、請求項13に記載の洗浄方法において、前記所定時
間の滞留を、前記被処理体に付着している洗浄液が液切
れする前に終了させることが望ましい。
【0022】
【作用】請求項1に記載の洗浄装置によれば、側板によ
って形成された領域内に配置された処理槽の前端上部に
遮蔽板が設けられ、またこの処理槽の後端上部にも仕切
板が立設されているので、吹出し装置によって吹き出さ
れる気流は、前記処理槽の少なくとも前後に対してはこ
れら各仕切板によって遮られ、その分処理槽に対して無
駄なくダウンフローを形成する。またそのように前記処
理槽の前後端上部に夫々遮蔽板と仕切板が設けられてい
るから、この処理槽のミストがその前後から拡散するこ
とはない。従って従来よりも少ない給気量、排気量で薬
液雰囲気の拡散防止が図れる。
【0023】ところで前記処理槽の前面に配置されてウ
エハを搬送する搬送装置は、一般的に処理槽前の所定位
置にて、ウエハチャックなどの把持装置を処理槽内に下
降させる如く構成されているが、前記したように処理槽
の前端上部に設けられた遮蔽板は、その上端から切欠凹
部を有しているので、把持装置におけるアームなどの支
持部材は、この切欠凹部にて上下動でき、そのような下
降が妨げられることはない。
【0024】請求項2によれば、処理槽前面側の搬送装
置のあるエリアと、処理槽側領域とが、遮蔽板によって
ある程度雰囲気分離され、しかも処理槽側のみならずこ
の搬送装置のあるエリアに対しても上方から気流が吹き
出されるので、前記エリア内のパーティクル等はエリア
内の下方に抑えられる。従って処理槽側領域へのパーテ
ィクルの侵入は防止される。
【0025】また請求項3のように、前記エリアの排気
を行う排気機構を別途設けた場合には、例えば前記エリ
アで発生するパーティクルを別個に排気可能であり、処
理槽側とは別にこのエリア内での気流制御が独立して可
能となり、洗浄装置全体としての給気、排気のバランス
を最適な状態にして装置を稼働させることが可能とな
る。
【0026】さらにまた請求項4に記載したように、処
理槽上端部間に液受部材を設けた場合には、前記搬送装
置によってウエハなどの被処理体を搬送する際に、被処
理体に付着して落下する薬液等の滴を受容して、所定の
排水系に移送することが容易となる。しかもこの液受部
材は処理槽上端部間に設けられているので、これら上端
部間に隙間がある場合には、当該隙間を塞ぐことになる
ので、排気量の軽減にも寄与する。
【0027】請求項5、6によれば、処理槽の後端側上
部に排気口を設けたので、処理槽上部に位置する被処理
体(例えば他の処理槽から搬送されてきた被処理体)や
処理槽から引き上げられた被処理体周辺の排気をこの被
処理体の近傍からすることができ、被処理体の引き上げ
に伴う、主に薬液ミストの拡散を効果的に抑えることが
できる。
【0028】請求項7によれば、処理槽の前端上部に、
切欠凹部を上端から有する遮蔽板を設けると共に、前記
処理槽の後端側上部に、処理槽上部に位置する被処理体
又は/及び処理槽から引き上げられた被処理体周辺の排
気を行う排気口を設けたので、処理槽のミストがその前
後から拡散するのを防止できるとともに、処理槽から引
き上げられた被処理体の後方から、被処理体周辺の排気
をすることができる。
【0029】請求項8によれば、処理槽の後端側上部に
排気口を設けると共に、前記処理槽の前端上部に、切欠
凹部を上端から有する遮蔽板を設け、さらにこの遮蔽板
と前面側の側板とによって形成されるエリアに対して
も、上方から気流が吹き出される如く構成したので、処
理槽側領域へのパーティクルの侵入が防止されるだけで
なく、処理槽側領域内においても、処理槽の後端側上部
に設けられた排気口により、処理槽から引き上げられた
被処理体の近傍から、被処理体周辺の排気をすることが
できる。
【0030】請求項9によれば、遮蔽板と前面側の側板
とによって形成されるエリアの排気を行う排気機構を有
するので、前記エリアで発生するパーティクルを別個に
排気できるだけでなく、処理槽から引き上げられた被処
理体の近傍からも、被処理体周辺の排気をすることがで
き、引き上げ時の主として薬液ミストの拡散を効果的に
防止することができる。
【0031】請求項10によれば、処理槽上端部間に液
受部材を設けた場合には、請求項4について示した作用
と同様に、前記搬送装置によってウエハなどの被処理体
を搬送する際に、被処理体に付着して落下する薬液等の
滴を受容して、所定の排水系に移送することが容易とな
る。しかもこの液受部材は処理槽上端部間に設けられて
いるので、これら上端部間に隙間がある場合には、当該
隙間を塞ぐことになるので、排気量の軽減にも寄与す
る。
【0032】請求項11によれば、被処理体を処理槽か
ら引き上げたときに、この被処理体の後方からも排気す
るので、引き上げ時の薬液ミストやパーティクルの拡散
を効果的に防止することができる。
【0033】請求項12によれば、被処理体を処理槽か
ら引き上げる段階から、引き上げる前の排気量より排気
量を増大させるようにしたので、処理槽から処理槽にウ
エハを搬送する際にウエハに付着した薬液が拡散するの
を防止することができる。また、被処理体を処理槽から
引き上げたときには表面積の増加等により薬液ミストの
密度が増大するので、この薬液ミストの密度の増大に対
して排気量を増大することにより効率よく排気すること
ができる。
【0034】請求項13によれば、被処理体を処理槽か
ら引き上げたときに、前記処理槽を含むエリア内に前記
被処理体を所定時間滞留させ、その後に、前記被処理体
を前記エリア外に搬送するようにしたので、所定時間の
滞留中に被処理体等から拡散する薬液ミストを充分に排
気してから次の処理槽に搬送することができる。
【0035】請求項14によれば、所定時間の滞留を、
被処理体に付着している洗浄液が液切れする前に終了す
るようにしたので、液切れによりウエハの表面が大気中
に露出することがない。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明すると、本実施例は半導体ウエハ(以下、「ウエ
ハ」という)の洗浄装置に適用された例であり、まずそ
の洗浄装置全体について説明すると、この洗浄装置1
は、図1に示したように、大別して洗浄処理前のウエハ
をキャリア単位で投入するための搬入部2と、ウエハの
洗浄処理が行われる洗浄処理部3と、洗浄処理後のウエ
ハをキャリア単位で取り出すための搬出部4の、計3つ
のゾーンによって構成されている。
【0037】前記搬入部2には、未洗浄処理のウエハが
所定枚数、例えば25枚収納されたキャリアCを搬入、
載置させる載置部5と、載置されたキャリアCを保持装
置6へ移送するための移送装置7が設けられている。ま
た前記洗浄処理部3には、その前面側(図1における手
前側)に3つの搬送装置11、12、13が配列されて
おり、これら各搬送装置11、12、13には夫々対応
するウエハチャック14、15、16が設けられてい
る。そして前記搬送装置11のウエハチャック14は、
保持装置6からキャリア2つ分のウエハ(50枚)を把
持し、その後これらウエハを後述の洗浄処理槽へ搬送し
ていくように構成されている。
【0038】さらに前記搬出部4においても、前記載置
部5とほぼ同様な構成を有す載置部8、前記保持装置6
と同一構成の保持装置(図示せず)、前記移送装置7と
同一構成の移送装置(図示せず)が夫々設けられてい
る。
【0039】そして前記洗浄処理部3の前面側には前側
板17が配置され、また洗浄装置1全体における載置部
5側の側面と載置部8側の側面には、夫々側板18、1
9が設けられ、さらにこの洗浄装置1の背面側には背面
板20が設けられている。
【0040】前記洗浄処理部3には、前記載置部5側か
ら順に、前記搬送装置11のウエハチャック14を洗
浄、乾燥するチャック洗浄・乾燥処理槽21、ウエハ表
面の有機汚染物、金属不純物、パーティクル等の不純物
質を薬液によって洗浄処理する薬液洗浄処理槽22、前
記薬液洗浄処理槽22で洗浄されたウエハを例えば純水
によって洗浄する2つの水洗洗浄処理槽23、24、前
記薬液洗浄処理槽22における薬液とは異なった薬液で
洗浄処理する薬液洗浄処理槽25、前記薬液洗浄処理槽
25で洗浄されたウエハを例えば純水によって洗浄する
2つの水洗洗浄処理槽26、27、前記搬送装置13の
ウエハチャック16を洗浄、乾燥するチャック洗浄・乾
燥処理槽28、及び前記不純物質が除去されたウエハ
を、例えばIPA(イソプロピルアルコール)等で蒸気
乾燥させるための乾燥処理槽29が夫々配設されてい
る。
【0041】そして前記薬液洗浄処理槽22、25は、
夫々の洗浄処理液がオーバーフローして循環し、この循
環時にそれぞれの洗浄処理液内に蓄積された不純物が除
去されるように構成されている。
【0042】また前記洗浄装置1の天井部には、別設の
空気調和機から供給される清浄な空気を、この洗浄装置
1における前記洗浄処理部3内下方に吹き出すファン・
フィルタ・ユニット(Fan Filter Unit)F1〜F9が設
けられている。即ちこれら各ファン・フィルタ・ユニッ
トF1〜F9は、各々前記各洗浄処理槽の上方に対応して
て設けられている。そしてこれら各ファン・フィルタ・
ユニットF1〜F9は、例えば図2に示したファン・フィ
ルタ・ユニットF5について図示したように、薬液洗浄
処理槽25と搬送装置12の上方に跨って配置されてお
り、このファン・フィルタ・ユニットF5からの吹き出
し気流は、同図に示したように、夫々薬液洗浄処理槽2
5側と搬送装置12側に向けて吹き出されるようになっ
ている。
【0043】さらに図3に示した前記薬液洗浄処理槽2
5、及びその両側に位置する水洗洗浄処理槽24、26
を例にとって各洗浄処理槽周りの構成を説明すると、前
記薬液洗浄処理槽25は、外側の外槽25aと、薬液が
供給されてウエハWがその中に浸漬される内槽25bと
によって構成される。
【0044】そしてこの外槽25aの後端部には仕切板
31が位置し、また前端部には遮蔽板(ミストセパレー
タ)32が設けられている。前記仕切板31は、図2に
示したように、天井部に位置するファン・フィルタ・ユ
ニットF5から吊設され、また前記遮蔽板32は、外槽
25aの外側にボルト等で固着されている。これら仕切
板31や遮蔽板32は対薬液性に優れた材質で構成され
ている。また前記仕切板31のさらに背面側には、前出
背面板20との間に後側板33が配設されており、この
後側板33と背面板20との間の空間は、各種配管用ス
ペースS1 となっている。
【0045】前記遮蔽板32は、全体として略U字型に
成形されており、その略中央部には切欠凹部32aを有
している。またこの切欠凹部32aは、搬送装置12の
ウエハチャック15の上下動の動きに合わせた大きさと
なっている。なおこの切欠凹部32aの角部や隅部は、
例えば図3の破線で示されたように、Rをつけて形成す
れば、搬送装置12のウエハチャック15は効率よく動
くことができる。
【0046】前記搬送装置12は、図3に示したよう
に、例えば50枚のウエハWを一括して把持する左右一
対の把持部材によって構成されるウエハチャック15
と、このウエハチャック15を支持する支持体41と、
この支持体41を上下方向(Z方向)に昇降させると共
に、前後方向(Y方向)にも移動させる駆動機構42
と、この駆動機構42を洗浄処理部3の長手方向(X方
向)に沿って移動させるための搬送ベース43(図1、
図2において図示される)とによって構成されており、
ウエハチャック15によって把持したウエハWを内槽2
5b内のボートと呼ばれる保持具に保持させて、前記ウ
エハWを内槽25b内に供給される薬液で洗浄処理する
ようになっている。この場合、遮蔽板32には前出切欠
凹部32aが形成されているので、ウエハチャック15
はこの切欠凹部32a内で下降することができる。
【0047】なおこの遮蔽板32の形態に関しては、ウ
エハチャック15の一対のアーム部分のうち各アーム部
分がそれぞれ独立して上下動できる形状の、前記切欠凹
部32aよりも幅狭の略U字型の切欠凹部を2カ所に形
成して、例えば全体として略W字型として形成してもよ
い。かかる場合には切欠凹部の面積が必要最小限とな
り、さらに雰囲気分離、ミストの拡散防止を向上させる
ことが可能である。
【0048】前記外槽25aの両側端部上縁には、夫々
ドレンパン44、44が設けられている。このドレンパ
ン44は、図4に示したように、一側に向けて傾斜した
底板45の四側に側板46、47、48、49を有し、
さらにこの底板45の裏面には一対の係止部50が設け
られ、またこの底板45における傾斜下端部には、適宜
の排水孔51が適宜数穿設された構成を有している。そ
してこのドレンパン44、44を夫々その排水孔51
が、隣接した水洗洗浄処理槽24、26における排水槽
(図示せず)の上方に位置するようにして、前記係止部
50を前記外槽25aの両側端部上縁に各々係止固定さ
せてある。従って、この各ドレンパン44、44上に落
下した液体は、傾斜した底板45の傾斜下端部にある前
記排水孔51から、夫々各水洗洗浄処理槽24、26に
おける排水槽を通じて排出されるようになっている。ま
たドレンパン44は、薬液処理槽22、25の上方まで
延ばすことにより、排気効率を向上させ、薬液ミストの
飛散を防止することも可能である。
【0049】前記薬液洗浄処理槽25の内槽25bの前
後端部各外側には、夫々内槽25bから溢れ出る薬液を
受容する受容小槽52、53が設けられ、さらにこの内
槽25bの左右両外側には、オートカバー54、55が
設けられており、薬液洗浄処理中は、これら各オートカ
バー54、55によって内槽25bの上面が覆われ、薬
液ミストの外部への飛散が防止されるように構成されて
いる。なお図2に示したように、内槽25bの外側底面
に設けられているのは、内槽25b内に供給される薬液
の温度を制御するための加熱装置56である。
【0050】前記内槽25bの下方には、図2、図5に
示したように空間Pが存在し、この空間P内には、前記
した薬液の供給、回収など水系の配管が納められている
が、この空間P内は、外槽25aの下方に設けられた排
気口61、さらに背面板20の下方に設けられた排気口
62を通じて、集中排気装置(図示せず)から排気され
るように構成されている。
【0051】またこの外槽25aにおける前面側(搬送
装置12側)上方付近には、図6に示したような排気板
63が設けられている。この排気板63は、同図に示さ
れるように、複数の排気孔64を有しており、さらにこ
れら排気孔64には、摺動自在なシャッタ65が設けら
れている。従ってこのシャッタ65を適宜摺動させるこ
とにより、これら排気孔64の開度を、0〜100%の
間の任意の値で調節自在である。
【0052】一方前出各水洗洗浄処理槽24、26は、
基本的には、叙上の薬液洗浄処理槽25と同一の構成を
有しており、また各水洗洗浄処理槽24、26は相互に
同一構成である。そして水洗洗浄処理槽2424aの前
後端には、前出各遮蔽板32、仕切板31と各々同様な
構成を有する遮蔽板71、仕切板72が設けられ、また
水洗洗浄処理槽26の前後端にも遮蔽板73、仕切板7
4が設けられている。
【0053】そして前出各遮蔽板32、71、73相互
は気密に接続され、また仕切板31、72、74相互も
気密に接続されており、この洗浄装置1における既述の
他の各処理槽の前後にも、前記遮蔽板32、71、73
や仕切板31、72、74と同様にして、夫々遮蔽板と
仕切板が設けられている。従ってこの洗浄装置1の洗浄
処理部3内は、図2に示したように、遮蔽板列を境とし
て、前面側が搬送装置が移動するスペース領域の駆動エ
リアXと、背面側が各処理槽が存在する処理エリアYと
に区分され、雰囲気分離されることになる。
【0054】本実施例にかかる洗浄装置1は以上のよう
に構成されており、次にその動作について説明すると、
まず未処理のウエハWを25枚ずつ収納したキャリアC
が搬送ロボット(図示せず)によって、図1に示したよ
うに、載置部5の所定位置に載置されると、この載置部
5内に収納された移動機構(図示せず)によって前記キ
ャリアCは、後方側へと移動され、また次のキャリアC
が前記所定位置に載置されると、同様に後方側へと移動
され、2つのキャリアCが前後に配列状態となる。この
状態から、これら2つのキャリアCは、移送装置7によ
って同時に挟持され、保持装置6の保持部(図示せず)
へと移送され、ウエハW(50枚)のみが整列状態でこ
の保持具に保持される。その後各搬送装置11、12、
13によって、これらウエハWが順次各洗浄処理槽へと
搬送され、所定の洗浄処理が行われる。
【0055】このとき、例えば前出薬液洗浄処理槽25
付近での雰囲気について説明すると、まず内槽25bの
前後には、夫々遮蔽板32と仕切板31とが位置し、さ
らに上方からファン・フィルタ・ユニットF5によって
清浄な空気が下方に向けて吹き出されているので、ウエ
ハチャック15の上下動の際などに発生する薬液ミスト
は、外槽25aと内槽25bの間の空隙から、内槽25
b下方の空間Pを経て効率よく排気口62から排気され
る。従って前記薬液ミストが装置内に拡散することが防
止される。
【0056】このとき内槽25bの後方は仕切板31に
よって完全に遮られ、一方前方側も遮蔽板32によって
相当程度遮られているから、前記薬液ミストは気流共々
極めて効率よく排気される。換言すれば、これら仕切板
31や遮蔽板32がない場合と比較すれば、前記薬液ミ
ストを排気するための給気量、排気量が少なくて済むも
のである。従って例えばファン・フィルタ・ユニットF
5自体も、従来より定格の小さい小型のものを使用する
ことが可能である。
【0057】さらに各処理槽が存在する洗浄処理部3内
の雰囲気は、既述の如く、遮蔽板列によって駆動エリア
Xと処理エリアYとに分離され、しかも各エリアに対し
て夫々ファン・フィルタ・ユニットF5から給気される
一方、駆動エリアXについては排気板63から排気さ
れ、また処理エリアYについては前記したように外槽2
5aと内槽25bの間の空隙から排気されている。従っ
て各エリア毎に給排気量を制御して、個々のエリアに最
適な雰囲気を創出することが可能である。従って、洗浄
装置1内における雰囲気をコントロールして、よどみの
ない気流雰囲気が実現可能であり、洗浄装置1内に薬液
ミストやパーティクルが拡散するのを効果的に防止でき
る。
【0058】かかる場合、ファン・フィルタ・ユニット
5側の給気量の調整だけでなく、例えば排気板63の
シャッタ65による開度調整によってそのような制御が
実施できる。もちろん排気口61側にも開度調整のバル
ブ等を設けておくことにより、さらに微調整が可能であ
る。
【0059】ところでウエハチャック15によってウエ
ハWを把持してこれを搬送する場合、例えば薬液洗浄処
理槽25での薬液洗浄処理が終了した後のウエハWを搬
送する場合、ウエハWの表面には薬液が付着しており、
次の水洗洗浄処理槽26への搬送途中に当該薬液の滴が
落下して、外槽25a、26aの表面に付着したり、あ
るいはそのまま飛散して装置内に拡散して、汚染を引き
起こすおそれがある。
【0060】しかしながら、前記薬液洗浄処理槽25と
の水洗洗浄処理槽26との間には、ドレンパン44が設
けてあるので、落下した滴はこのドレンパン44で受容
され、そのまま底板45の排気孔51から、水洗洗浄処
理槽26の排水槽へと排出される。したがって、前記の
ような汚染を防止することができる。
【0061】しかも前記ドレンパンは薬液洗浄処理槽2
5との水洗洗浄処理槽26における各外槽25a、26
aと内槽25b、26bとの間の隙間を、相当程度塞い
でおり、結果的にかかる領域での排気量を少なくするこ
とに寄与している。換言すれば、必要以上に前記隙間か
らの排気量を抑えている。したがって、既述した遮蔽板
32、73や仕切板31、74の作用効果と相まって、
さらに必要給排気量の減少化が図られているものであ
る。
【0062】なお前記した実施例においては、遮蔽板列
によって洗浄処理部3が駆動エリアXと処理エリアYと
に雰囲気分離されていたが、図2に示したように、遮蔽
板32の上方に、ウエハチャック15の移動スペースを
開けてさらに上部遮蔽板81をファン・フィルタ・ユニ
ットF5から吊設すれば、駆動エリアXと処理エリアY
との雰囲気分離の程度がさらに高まる。しかも当該上部
遮蔽板81は、ファン・フィルタ・ユニットF5の整流
板としても機能するので、駆動エリアXと処理エリアY
に対して吹き出される気流相互が干渉することはなく、
さらに良好な各エリアでの気流制御が可能となる。
【0063】また前記した実施例においては、駆動エリ
アX側の排気を担う排気板63が、例えば薬液洗浄処理
槽25についていうと、その外槽25aの前面側上部に
設けられていたが、もちろんこれに限らず該外槽25a
の前面側下部に設けてもよく、また例えば図5に示した
ように、前側板17の下部に設けた排気板63’として
もよい。
【0064】次にこの発明の他の実施例を図面に基づい
て説明する。なお、図7および図8に示した実施例で
は、図2に示した実施例と対応する部分には同一の符号
を付してその説明を省略する。図7に示したように、本
実施例では、外槽25aの後端部に仕切板34が設けら
れ、この仕切板34には開閉自在な開口35が設けられ
ている。そして、図8に示すように、開口35は、外槽
25aと背面版20との間の空間S2を介して排気口6
2と連通されている。この開閉自在な開口35は、後方
に開く両開き戸で構成してよく、またシャッタ、両開き
戸、引き戸または両引き戸等で構成してもよい。この開
閉自在な開口35は取り付けスペースを考慮して、パー
ティクルの発生の少ないものが適宜選択される。そして
開口35は、ウエハチャック15が下動して、このウエ
ハチャック15に保持されているウエハWが内槽25b
中の洗浄液中にあるときは、図7に示したように蓋体3
6に覆われて閉状態に制御されている。この閉状態で
は、図2の実施例と同様にして薬液ミストが装置内に拡
散することが防止される。
【0065】次に、ウエハチャック15が上動して、こ
のウエハチャック15に保持されているウエハWが内槽
25b中の洗浄液から出て上方にあるときは、図7に示
したように本実施例では両開き戸の蓋体36が開口35
の閉状態から開状態に制御されている。そして、引き上
げられたウエハW周辺の薬液ミストを開口35、空間S
2 および排気口62を通って排気することができる。こ
の開状態では、内槽25bから引き上げられたウエハW
周辺をこのウエハWの後方からも排気することができ、
ウエハWの引き上げに伴ってウエハW表面やウエハチャ
ック15に付着した薬液の蒸発による主に薬液ミストや
パーティクルの拡散を効果的に抑えることができる。な
お、本実施例では、図2に示した実施例で備えていた後
側板33を省略して仕切板34が後側板を兼用してい
る。
【0066】前記ウエハWが引き上げられたとき、例え
ば、ウエハチャック15を所定時間停止させることによ
り、このウエハWを引き上げた処理槽25の上部空間内
にウエハチャック15およびウエハWを滞留させ、ウエ
ハチャック15およびウエハWに付着した薬液の蒸発に
よる薬液ミストを充分に排気することができる。そし
て、その後にウエハWは次のエリアに搬送される。この
所定時間の停止は、ウエハに付着した薬液が液切れを起
こしてウエハWの表面が露出して大気にふれる前に終了
させるように設定されている。なお、ウエハチャック1
5およびウエハWを同一エリア内に所定時間滞留させる
ことができれば、ウエハWおよびウエハチャック15は
停止することなく緩慢に移動していてもよい。
【0067】また、ウエハWが引き上げられたとき、ウ
エハチャック15を所定時間止める代わりに、例えばフ
ァン・フィルタ・ユニットF5 の給気量をウエハWが引
き上げられる段階から増大させて排気量を増大させるこ
とにより、ウエハチャック15およびウエハWに付着し
た薬液の蒸発による薬液ミストを充分に排気することが
できる。
【0068】このような、ウエハWの所定時間の滞留や
排気量の増大は、好ましくは有害ガスを飛散させる加熱
した薬液、例えば硫酸化水の高温処理(100゜C以
上)または発煙硝酸(常温〜50゜C)の場合に適用さ
れる。また、内槽25bの下方には、ほぼ中央部に排気
口66が形成されている隔壁67を設けることが好まし
い。その理由は、ウエハWの周囲を均等に排気できるよ
うにするためである。
【0069】なお以上の実施例はウエハの洗浄装置にお
いて適用した例であったが、本発明はこれに限らず、他
の洗浄装置、例えばLCDガラス基板を洗浄処理する洗
浄装置に対しても適用可能である。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載の洗浄装置によれば、給
気量、排気量を従来よりも軽減させつつ薬液ミストの洗
浄装置内の拡散を防止させることが可能である。従って
効率よくかつ効果的に被処理体の洗浄を実施することが
できる。
【0071】請求項2によれば、搬送装置が存在してパ
ーティクルが発生しやすいエリアを、処理槽側領域と分
離させて、前記エリア内のパーティクル等の処理槽側領
域への侵入を防止することが可能であり、被処理体の洗
浄をより清浄な雰囲気の中で実施することができる。
【0072】請求項3によれば、前記エリア内で発生し
たパーティクルを独立して排気させることができるな
ど、前記エリア内での気流制御が独立して可能となり、
しかも洗浄装置全体としての給気、排気のバランスを最
適な状態にして装置を稼働させることが可能となる。
【0073】請求項4によれば、処理液に浸漬、洗浄さ
れた後の被処理体を搬送する際に、薬液等の落下に基づ
く装置内汚染が防止されるとともに、洗浄装置全体での
給気量、排気量をさらに低減することが可能である。
【0074】請求項5によれば、被処理体の引き上げに
伴って、被処理体等から発生する薬液ミストやパーティ
クルの拡散を効果的に抑えることができ、請求項6の場
合には、例えば他の処理槽から搬送されてきた被処理体
から発生する薬液ミストやパーティクルの拡散を抑える
ことができる。
【0075】請求項7によれば、処理槽から引き上げら
れた被処理体の近傍から、被処理体周辺の排気をするこ
とができるので、引き上げ時の主として薬液ミストやパ
ーティクルの拡散を効果的に防止することができる。
【0076】請求項8によれば、請求項2の効果に加え
て、処理槽の後端側上部に設けられた排気口により、処
理槽から引き上げられた被処理体の近傍から、被処理体
周辺の排気をすることができるので、引き上げ時の主と
して薬液ミストやパーティクルの拡散を効果的に防止す
ることができる。
【0077】請求項9によれば、請求項7又は8の効果
に加えて、処理槽から引き上げられた被処理体の近傍か
らも、被処理体周辺の排気をすることができ、引き上げ
時の主として薬液ミストの拡散を効果的に防止すること
ができる。
【0078】請求項10によれば、請求項7、8又は9
の効果に加えて、処理液に浸漬、洗浄された後の被処理
体を搬送する際に、薬液等の落下に基づく装置内汚染が
防止されるとともに、洗浄装置全体での給気量、排気量
をさらに低減することが可能である。
【0079】請求項11によれば、被処理体の引き上げ
時の薬液ミストやパーティクルの拡散を被処理体の後方
からも効果的に防止することができる。
【0080】請求項12〜14によれば、処理槽から処
理槽にウエハを搬送する際にウエハ等に付着した薬液ミ
ストが拡散するのを防止することができる。特に請求項
12によれば、薬液ミストの密度の増大に応じて排気量
を増大できるので、薬液ミストの密度の小さいときに排
気量を増大する必要がなく、したがって、無駄なく効率
よく排気することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一部破断斜視図である。
【図2】本発明の実施例の断面を模式的に示した説明図
である。
【図3】本発明の実施例における薬液処理槽付近の斜視
図である。
【図4】本発明の実施例で用いたドレンパンの斜視図で
ある。
【図5】本発明の実施例における気流の様子を示す説明
図である。
【図6】本発明の実施例で用いた排気板の正面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例の断面を模式的に示した説
明図である。
【図8】本発明の他の実施例の断面を模式的に示した説
明図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 3 洗浄処理部 11、12、13 搬送装置 17 前側板 18、19 側板 20 背面板 22、25 薬液洗浄処理槽 31、72、74 仕切板 32、71、73 遮蔽板 32a 切欠凹部 35 排気口 44 ドレンパン 61、62 排気口 63 排気板 F1〜F9 ファン・フィルタ・ユニット W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北原 重徳 佐賀県鳥栖市西新町1375番地41 東京エレ クトロン九州株式会社佐賀事業所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板によって形成された領域内に被処理
    体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前記処理槽の前面側
    に位置して前記被処理体を前記配列方向に沿って搬送す
    る搬送装置を前記領域内に有し、さらに少なくとも前記
    処理槽に向けて上方から気流を吹き出す如く構成された
    吹出し装置を有する洗浄装置において、 前記処理槽の
    前端上部に、切欠凹部を上端から有する遮蔽板を設ける
    と共に、前記処理槽の後端上部には仕切板を設けたこと
    を特徴とする、洗浄装置。
  2. 【請求項2】 側板によって形成された領域内に被処理
    体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前記処理槽の前面側
    に位置して前記被処理体を前記配列方向に沿って搬送す
    る搬送装置を前記領域内に有し、さらに少なくとも前記
    処理槽に向けて上方から気流を吹き出す如く構成された
    吹出し装置を有する洗浄装置において、 前記処理槽の
    前端上部に、切欠凹部を上端から有する遮蔽板を設け、
    さらにこの遮蔽板と前面側の側板とによって形成される
    エリアに対しても、上方から気流が吹き出される如く構
    成したことを特徴とする、洗浄装置。
  3. 【請求項3】 遮蔽板と前面側の側板とによって形成さ
    れるエリアの排気を行う排気機構を有することを特徴と
    する、請求項1又は2に記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 隣接する処理槽上端部間に液受部材が設
    けられたことを特徴とする、請求項1、2又は3に記載
    の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 側板によって形成された領域内に被処理
    体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前記処理槽の前面側
    に位置して前記被処理体を前記配列方向に沿って搬送す
    る搬送装置を前記領域内に有し、さらに少なくとも前記
    処理槽に向けて上方から気流を吹き出す如く構成された
    吹出し装置を有する洗浄装置において、 前記処理槽の
    後端側上部に、処理槽から引き上げられた被処理体周辺
    の排気を行う排気口を設けたことを特徴とする、洗浄装
    置。
  6. 【請求項6】 側板によって形成された領域内に被処理
    体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前記処理槽の前面側
    に位置して前記被処理体を前記配列方向に沿って搬送す
    る搬送装置を前記領域内に有し、さらに少なくとも前記
    処理槽に向けて上方から気流を吹き出す如く構成された
    吹出し装置を有する洗浄装置において、 前記処理槽の
    後端側上部に、処理槽上部に位置する被処理体周辺の排
    気を行う排気口を設けたことを特徴とする、洗浄装置。
  7. 【請求項7】 側板によって形成された領域内に被処理
    体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前記処理槽の前面側
    に位置して前記被処理体を前記配列方向に沿って搬送す
    る搬送装置を前記領域内に有し、さらに少なくとも前記
    処理槽に向けて上方から気流を吹き出す如く構成された
    吹出し装置を有する洗浄装置において、 前記処理槽の
    前端上部に、切欠凹部を上端から有する遮蔽板を設ける
    と共に、前記処理槽の後端側上部に、処理槽上部に位置
    する被処理体又は/及び処理槽から引き上げられた被処
    理体周辺の排気を行う排気口を設けたことを特徴とす
    る、洗浄装置。
  8. 【請求項8】 側板によって形成された領域内に被処理
    体を洗浄する処理槽を配列し、かつ前記処理槽の前面側
    に位置して前記被処理体を前記配列方向に沿って搬送す
    る搬送装置を前記領域内に有し、さらに少なくとも前記
    処理槽に向けて上方から気流を吹き出す如く構成された
    吹出し装置を有する洗浄装置において、 前記処理槽の
    後端側上部に、処理槽上部に位置する被処理体又は/及
    び処理槽から引き上げられた被処理体周辺の排気を行う
    排気口を設けると共に、前記処理槽の前端上部に、切欠
    凹部を上端から有する遮蔽板を設け、さらにこの遮蔽板
    と前面側の側板とによって形成されるエリアに対して
    も、上方から気流が吹き出される如く構成したことを特
    徴とする、洗浄装置。
  9. 【請求項9】 遮蔽板と前面側の側板とによって形成さ
    れるエリアの排気を行う排気機構を有することを特徴と
    する、請求項7又は8に記載の洗浄装置。
  10. 【請求項10】 隣接する処理槽上端部間に液受部材が
    設けられたことを特徴とする、請求項7、8又は9に記
    載の洗浄装置。
  11. 【請求項11】 被処理体を洗浄する処理槽の配列方向
    に沿って被処理体を搬送するとともに、少なくとも前記
    処理槽に向けて上方から気流を吹き出し、前記処理槽周
    囲の下部から排気する洗浄方法において、 前記被処理体を処理槽から引き上げたときに、この被処
    理体の後方からも排気することを特徴する、洗浄方法。
  12. 【請求項12】 被処理体を洗浄する処理槽の配列方向
    に沿って被処理体を搬送するとともに、少なくとも前記
    処理槽に向けて上方から気流を吹き出し、前記処理槽周
    囲の下部から排気する洗浄方法において、 前記被処理体を処理槽から引き上げる段階から、引き上
    げる前の排気量より排気量を増大させることを特徴す
    る、洗浄方法。
  13. 【請求項13】 側板によって形成された領域内に被処
    理体を洗浄する処理槽を配列し、この処理槽の配列方向
    に沿って被処理体を搬送するとともに、少なくとも前記
    処理槽に向けて上方から気流を吹き出し、前記処理槽周
    囲の下部から排気する洗浄方法において、 前記被処理体を処理槽から引き上げたときに、この処理
    槽の上部空間に前記被処理体を所定時間滞留させるとと
    もに、前記被処理体の後方からも排気し、その後に、前
    記被処理体を前記エリア外に搬送することを特徴する、
    洗浄方法。
  14. 【請求項14】 前記所定時間の滞留を、前記被処理体
    に付着している洗浄液が液切れする前に終了させること
    を特徴とする、請求項13に記載の洗浄方法。
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