JPH0717679Y2 - 電動旋回式スラスタ用給電装置 - Google Patents
電動旋回式スラスタ用給電装置Info
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- JPH0717679Y2 JPH0717679Y2 JP1992051490U JP5149092U JPH0717679Y2 JP H0717679 Y2 JPH0717679 Y2 JP H0717679Y2 JP 1992051490 U JP1992051490 U JP 1992051490U JP 5149092 U JP5149092 U JP 5149092U JP H0717679 Y2 JPH0717679 Y2 JP H0717679Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電動旋回式スラスタの
給電装置に関し、更に詳しくは主機と連結された駆動軸
系で発電機を駆動して旋回駆動手段に供給する電気を発
電するように構成した給電装置に関するものである。
給電装置に関し、更に詳しくは主機と連結された駆動軸
系で発電機を駆動して旋回駆動手段に供給する電気を発
電するように構成した給電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている旋回式スラスタ
は、図6に示す側断面図のように、船体Hの開口部hに
設置された旋回式スラスタTの入力軸52を図示しない
主機に連結された駆動軸51に連結し、主機からの動力
を、駆動軸51,入力軸52を介して、クラッチ53,
ベベルギヤ機構54,垂直出力軸55,プロペラ軸56
へと伝達してプロペラPを駆動するように構成されてい
る。
は、図6に示す側断面図のように、船体Hの開口部hに
設置された旋回式スラスタTの入力軸52を図示しない
主機に連結された駆動軸51に連結し、主機からの動力
を、駆動軸51,入力軸52を介して、クラッチ53,
ベベルギヤ機構54,垂直出力軸55,プロペラ軸56
へと伝達してプロペラPを駆動するように構成されてい
る。
【0003】また、この旋回式スラスタTを旋回させて
操舵するための旋回機構は、入力軸52の端部に設けた
歯車機構57で油圧ポンプ58を駆動して、この油圧ポ
ンプ58からの圧油をバルブユニット59を介して油圧
モータ60に供給し、この油圧モータ60の軸に連結さ
れた旋回ピニオン61を回動させ、この旋回ピニオン6
1に噛合した旋回ギヤ62を回動させることにより、旋
回ギヤ62と一体的に形成されたストラットSとともに
プロペラPを含むダクト63が旋回し、任意の方向に推
力を発生させるようになっている。
操舵するための旋回機構は、入力軸52の端部に設けた
歯車機構57で油圧ポンプ58を駆動して、この油圧ポ
ンプ58からの圧油をバルブユニット59を介して油圧
モータ60に供給し、この油圧モータ60の軸に連結さ
れた旋回ピニオン61を回動させ、この旋回ピニオン6
1に噛合した旋回ギヤ62を回動させることにより、旋
回ギヤ62と一体的に形成されたストラットSとともに
プロペラPを含むダクト63が旋回し、任意の方向に推
力を発生させるようになっている。
【0004】なお、この種の従来技術として実開昭56
−25699号公報記載の油圧駆動による旋回式スラス
タがある。
−25699号公報記載の油圧駆動による旋回式スラス
タがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記したような従来の
旋回式スラスタは油圧駆動であるため、例えば、油圧ポ
ンプ58,油圧モータ60の効率がそれぞれ80%、管
路損失が15%とすれば、0.8×0.8×0.85=
約54%の効率となり、非常に効率の悪い旋回装置とな
ってしまう。また、油圧ポンプ58あるいは油圧モータ
60は可動部が多いのでメンテナンスが難しく、その上
油漏れ等の問題も生じてしまう。
旋回式スラスタは油圧駆動であるため、例えば、油圧ポ
ンプ58,油圧モータ60の効率がそれぞれ80%、管
路損失が15%とすれば、0.8×0.8×0.85=
約54%の効率となり、非常に効率の悪い旋回装置とな
ってしまう。また、油圧ポンプ58あるいは油圧モータ
60は可動部が多いのでメンテナンスが難しく、その上
油漏れ等の問題も生じてしまう。
【0006】そこで、本出願人は、効率が良くメンテナ
ンスが容易で油漏れ等の問題も生じない電動式の旋回式
スラスタを考案して先に出願した。
ンスが容易で油漏れ等の問題も生じない電動式の旋回式
スラスタを考案して先に出願した。
【0007】この電動旋回式スラスタTの各構成を、模
式図的にあらわした図7の側面図に基づいて以下に説明
する。図示するように、プロペラPと共に旋回するスト
ラットSの上部に一体的に設けられた旋回ギヤ71が2
個の旋回ピニオン72と噛合し、この旋回ピニオン72
を回動させる電動モータ73が上部に配設されている。
そして、電動モータ73を駆動することにより、旋回ピ
ニオン72,旋回ギヤ71を介して旋回式スラスタTの
ストラットSが回動させられる。
式図的にあらわした図7の側面図に基づいて以下に説明
する。図示するように、プロペラPと共に旋回するスト
ラットSの上部に一体的に設けられた旋回ギヤ71が2
個の旋回ピニオン72と噛合し、この旋回ピニオン72
を回動させる電動モータ73が上部に配設されている。
そして、電動モータ73を駆動することにより、旋回ピ
ニオン72,旋回ギヤ71を介して旋回式スラスタTの
ストラットSが回動させられる。
【0008】また、上記電動モータ73は、駆動制御装
置たるモータ制御用コントローラ74を介して制御装置
75に接続されており、この制御装置75は操船室に設
けられた操縦装置76と接続されている。なお、電動モ
ータ73の電源は、モータ制御用コントローラ74を介
して船体H側から供給されている。
置たるモータ制御用コントローラ74を介して制御装置
75に接続されており、この制御装置75は操船室に設
けられた操縦装置76と接続されている。なお、電動モ
ータ73の電源は、モータ制御用コントローラ74を介
して船体H側から供給されている。
【0009】このように構成された電動旋回式スラスタ
Tの場合、図8に示すブロック図のように、発電機用エ
ンジン79により発電機80を駆動し、この発電機80
で発電した電気を配電盤81を介して一部をモータ制御
用コントローラ74を介して電動モータ73へ供給し、
また一部を船内機器の電源として供給している。なお、
プロペラPの駆動は、主機Eに連結された駆動軸77と
旋回式スラスタTの入力軸78を介して行われている。
Tの場合、図8に示すブロック図のように、発電機用エ
ンジン79により発電機80を駆動し、この発電機80
で発電した電気を配電盤81を介して一部をモータ制御
用コントローラ74を介して電動モータ73へ供給し、
また一部を船内機器の電源として供給している。なお、
プロペラPの駆動は、主機Eに連結された駆動軸77と
旋回式スラスタTの入力軸78を介して行われている。
【0010】しかし、この電動旋回式スラスタTの場
合、発電機用エンジン79あるいは発電機80の故障等
の何らかの理由で旋回用の電源がフェイルすると旋回機
能(舵取り機能)を失ってしまうこととなる。このよう
な場合、図示しない補助(非常用)発電機を起動するこ
とにより発電して旋回式スラスタTの旋回機能を確保す
ることとなるが、補助発電機を用いる場合には、通常、
補助発電機とともに補助発電機用エンジンを常備するこ
ととなる。従って、補助発電機とともに補助発電機用エ
ンジンを常に整備しておく必要があるので、これらの維
持・管理に多大な労力と費用が必要となる。
合、発電機用エンジン79あるいは発電機80の故障等
の何らかの理由で旋回用の電源がフェイルすると旋回機
能(舵取り機能)を失ってしまうこととなる。このよう
な場合、図示しない補助(非常用)発電機を起動するこ
とにより発電して旋回式スラスタTの旋回機能を確保す
ることとなるが、補助発電機を用いる場合には、通常、
補助発電機とともに補助発電機用エンジンを常備するこ
ととなる。従って、補助発電機とともに補助発電機用エ
ンジンを常に整備しておく必要があるので、これらの維
持・管理に多大な労力と費用が必要となる。
【0011】また、上記従来の油圧駆動旋回式スラスタ
は、プラットホームF上に油圧ポンプ58やバルブユニ
ット59等の多くの機器類を据付けていたため、発電機
を設けるスペースは船内側となってしまい、ヤードにお
ける発電機の据付け工事等や保守・点検等に多くの時間
と労力を必要としている。
は、プラットホームF上に油圧ポンプ58やバルブユニ
ット59等の多くの機器類を据付けていたため、発電機
を設けるスペースは船内側となってしまい、ヤードにお
ける発電機の据付け工事等や保守・点検等に多くの時間
と労力を必要としている。
【0012】本考案は上記課題に鑑みて、船内電源がフ
ェイルしても主機を運転している限り制御能力があり、
しかも発電機をプラットホーム上に設置することにより
保守・点検が容易にできる電動旋回式スラスタ用給電装
置を提供することを目的とする。
ェイルしても主機を運転している限り制御能力があり、
しかも発電機をプラットホーム上に設置することにより
保守・点検が容易にできる電動旋回式スラスタ用給電装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における電動旋回式スラスタは、主機に連結
した駆動軸と、該駆動軸に連結した入力軸とを有した駆
動軸系によりプロペラを駆動し、電動旋回駆動手段によ
りスラスタを旋回させる電動旋回式スラスタにおいて、
上記主機により駆動する軸駆動発電機を設けるととも
に、この軸駆動発電機を上記電動旋回駆動手段に電気的
に接続し、該軸駆動発電機を上記旋回式スラスタのプラ
ットホーム上に設置して旋回式スラスタとともに一体的
に取外し可能に構成したことを特徴とするものである。
に、本考案における電動旋回式スラスタは、主機に連結
した駆動軸と、該駆動軸に連結した入力軸とを有した駆
動軸系によりプロペラを駆動し、電動旋回駆動手段によ
りスラスタを旋回させる電動旋回式スラスタにおいて、
上記主機により駆動する軸駆動発電機を設けるととも
に、この軸駆動発電機を上記電動旋回駆動手段に電気的
に接続し、該軸駆動発電機を上記旋回式スラスタのプラ
ットホーム上に設置して旋回式スラスタとともに一体的
に取外し可能に構成したことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記構成によって、主機により軸駆動発電機が
駆動され、この軸駆動発電機で発電された電気が軸駆動
発電機と電気的に接続された電動旋回駆動手段に供給さ
れる。
駆動され、この軸駆動発電機で発電された電気が軸駆動
発電機と電気的に接続された電動旋回駆動手段に供給さ
れる。
【0015】従って、主機により駆動軸系が駆動されて
いる限り軸駆動発電機が発電しているので、主機が運転
されている限り電動旋回駆動手段に供給する電気が確保
できる。
いる限り軸駆動発電機が発電しているので、主機が運転
されている限り電動旋回駆動手段に供給する電気が確保
できる。
【0016】また、旋回式スラスタのプラットホーム上
に軸駆動発電機を設置して一体的に取外し可能に構成し
ているため、給電装置を旋回式スラスタとともに一体的
に取外して保守・点検することができる。
に軸駆動発電機を設置して一体的に取外し可能に構成し
ているため、給電装置を旋回式スラスタとともに一体的
に取外して保守・点検することができる。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案を採用した電動旋回式スラスタTの
全体的な構成を模式図的にあらわした側面図であり、図
示するように、ストラットS上部に設けられた旋回ギヤ
1と、電動旋回駆動手段たる電動モータ3の軸に設けら
れた旋回ピニオン2とが噛合し、電動モータ3はこの電
動モータ3の駆動制御装置たるモータ制御用コントロー
ラ4を介して制御装置5に接続されており、制御装置5
は操縦ハンドル6aを有する操縦装置6と接続されてい
る。そして、操縦ハンドル6aから旋回命令が発せられ
ると制御装置5からモータ制御用コントローラ4に回動
指令が送信され、この回動指令に基づいてモータ制御用
コントローラ4で電動モータ3を駆動することにより、
旋回ピニオン2,旋回ギヤ1を介してストラットSが回
動させられるので、プロペラPが操縦ハンドル6aによ
り指示した方向に推力を発生する。なお、これらの構成
は、本出願人が先に出願した上記図7に示す電動式の旋
回式スラスタTと同一の構成である。
する。図1は本考案を採用した電動旋回式スラスタTの
全体的な構成を模式図的にあらわした側面図であり、図
示するように、ストラットS上部に設けられた旋回ギヤ
1と、電動旋回駆動手段たる電動モータ3の軸に設けら
れた旋回ピニオン2とが噛合し、電動モータ3はこの電
動モータ3の駆動制御装置たるモータ制御用コントロー
ラ4を介して制御装置5に接続されており、制御装置5
は操縦ハンドル6aを有する操縦装置6と接続されてい
る。そして、操縦ハンドル6aから旋回命令が発せられ
ると制御装置5からモータ制御用コントローラ4に回動
指令が送信され、この回動指令に基づいてモータ制御用
コントローラ4で電動モータ3を駆動することにより、
旋回ピニオン2,旋回ギヤ1を介してストラットSが回
動させられるので、プロペラPが操縦ハンドル6aによ
り指示した方向に推力を発生する。なお、これらの構成
は、本出願人が先に出願した上記図7に示す電動式の旋
回式スラスタTと同一の構成である。
【0018】一方、この図では駆動軸7と入力軸8とを
有する駆動軸系Dの入力軸8の先端に軸継手9を介して
発電機10が連結されており、この発電機10は発電機
用コントローラ11に電気的に接続されている。そし
て、この発電機用コントローラ11は、上記モータ制御
用コントローラ4と電気的に接続されている。なお、上
記発電機用コントローラ11は、固定ピッチプロペラ
(FPP)の旋回式スラスタTの場合、プロペラPの回
転数変動による周波数変動や波形のコントロールを行
う。また、それらの機器から発生するノイズが船内に伝
わらないようにするためにも作用する。
有する駆動軸系Dの入力軸8の先端に軸継手9を介して
発電機10が連結されており、この発電機10は発電機
用コントローラ11に電気的に接続されている。そし
て、この発電機用コントローラ11は、上記モータ制御
用コントローラ4と電気的に接続されている。なお、上
記発電機用コントローラ11は、固定ピッチプロペラ
(FPP)の旋回式スラスタTの場合、プロペラPの回
転数変動による周波数変動や波形のコントロールを行
う。また、それらの機器から発生するノイズが船内に伝
わらないようにするためにも作用する。
【0019】以上の構成により、主機に連結された駆動
軸7で入力軸8が駆動されている限り、必ず発電機10
が駆動されているので、モータ制御用コントローラ4の
電源、つまり電動モータ3を駆動するための電源は主機
Eが運転されている限り確保することができることとな
る。従って、主機が運転されている限り旋回式スラスタ
Tの旋回機能を失うことはない。
軸7で入力軸8が駆動されている限り、必ず発電機10
が駆動されているので、モータ制御用コントローラ4の
電源、つまり電動モータ3を駆動するための電源は主機
Eが運転されている限り確保することができることとな
る。従って、主機が運転されている限り旋回式スラスタ
Tの旋回機能を失うことはない。
【0020】以下、本考案にかかる給電装置の具体的な
実施態様を説明する。先ず、図2のブロック図に示す第
1実施例は、従来の発電機用エンジン79と発電機80
を残し、この発電機80等の故障等により電源がフェイ
ルした時に、非常用の旋回用電源を確保するために作動
させる小型の軸駆動発電機10を装備した例を以下に説
明する。
実施態様を説明する。先ず、図2のブロック図に示す第
1実施例は、従来の発電機用エンジン79と発電機80
を残し、この発電機80等の故障等により電源がフェイ
ルした時に、非常用の旋回用電源を確保するために作動
させる小型の軸駆動発電機10を装備した例を以下に説
明する。
【0021】図示するように、主機Eの駆動軸7に連結
された入力軸8には歯車機構12が設けられており、こ
の歯車機構12で軸駆動発電機10が駆動されている。
また、この軸駆動発電機10は発電機用コントローラ1
1を介してモータ制御用コントローラ4に接続されてい
る。
された入力軸8には歯車機構12が設けられており、こ
の歯車機構12で軸駆動発電機10が駆動されている。
また、この軸駆動発電機10は発電機用コントローラ1
1を介してモータ制御用コントローラ4に接続されてい
る。
【0022】一方、通常の船内へ供給するための電源
は、発電機用エンジン79により駆動される発電機80
から配電盤13を介して供給され、また、旋回式スラス
タTを旋回させる電動モータ3の通常の旋回用電源は、
上記発電機80から配電盤13を介して供給される電気
と上記軸駆動発電機10から発電機用コントローラ11
を介して供給される電気とにより確保している。また、
軸駆動発電機10を連続運転したくない場合は、歯車機
構12に船内電源がフェイルした時にONになるクラッ
チを入れると良い。
は、発電機用エンジン79により駆動される発電機80
から配電盤13を介して供給され、また、旋回式スラス
タTを旋回させる電動モータ3の通常の旋回用電源は、
上記発電機80から配電盤13を介して供給される電気
と上記軸駆動発電機10から発電機用コントローラ11
を介して供給される電気とにより確保している。また、
軸駆動発電機10を連続運転したくない場合は、歯車機
構12に船内電源がフェイルした時にONになるクラッ
チを入れると良い。
【0023】そして、発電機80あるいは発電機用エン
ジン79の故障等により電源がフェイルした場合には、
軸駆動発電機10で発生した電気によりモータ制御用コ
ントローラ4を介して電動モータ3を駆動するように
し、非常時の旋回電源を軸駆動発電機10から取るよう
に構成にしたものである。従って、この実施例の軸駆動
発電機10は非常時に旋回ができる程度の小さな容量の
ものでよい。なお、発電機用コントローラ11(例え
ば、インバータ)は高価なものであるため、軸駆動発電
機10が小さいだけコントローラ自体も小さくなるの
で、機器に要する設備費用が少なくて済む。
ジン79の故障等により電源がフェイルした場合には、
軸駆動発電機10で発生した電気によりモータ制御用コ
ントローラ4を介して電動モータ3を駆動するように
し、非常時の旋回電源を軸駆動発電機10から取るよう
に構成にしたものである。従って、この実施例の軸駆動
発電機10は非常時に旋回ができる程度の小さな容量の
ものでよい。なお、発電機用コントローラ11(例え
ば、インバータ)は高価なものであるため、軸駆動発電
機10が小さいだけコントローラ自体も小さくなるの
で、機器に要する設備費用が少なくて済む。
【0024】ところで、従来から船内に設けられた発電
機80は専用のエンジン79により駆動されているが、
この発電機用エンジン79は、イニシャルコストが高い
上にその維持・管理等のメンテナンスに多大な費用と労
力を必要とする。つまり、常時運転されている発電機用
エンジン79は定期的な検査あるいは整備等を必要とす
るため、その度に分解・組立等を必要とするので多くの
ランニングコストを必要とする。
機80は専用のエンジン79により駆動されているが、
この発電機用エンジン79は、イニシャルコストが高い
上にその維持・管理等のメンテナンスに多大な費用と労
力を必要とする。つまり、常時運転されている発電機用
エンジン79は定期的な検査あるいは整備等を必要とす
るため、その度に分解・組立等を必要とするので多くの
ランニングコストを必要とする。
【0025】そこで、図3のブロック図に示す第2実施
例のように、発電機80を駆動軸系で駆動することによ
り、維持・管理等のメンテナンスに多大な費用と労力が
必要な発電機用エンジン79を不要とし、船体全体で使
用する電気を主機Eの駆動軸系のみで発電するようにし
た例を以下に説明する。
例のように、発電機80を駆動軸系で駆動することによ
り、維持・管理等のメンテナンスに多大な費用と労力が
必要な発電機用エンジン79を不要とし、船体全体で使
用する電気を主機Eの駆動軸系のみで発電するようにし
た例を以下に説明する。
【0026】この第2実施例は、上記第1実施例の小型
軸駆動発電機10を大型に変更して、非常時の旋回用電
源だけではなく船内電源の全てを軸駆動発電機10で発
生させることにより、従来の発電機用エンジン79を不
要としたものであり、歯車機構12により駆動される発
電機10が大型となるとともに、上記第1実施例におけ
る発電機80と発電機用エンジン79がなくなってい
る。なお、上記第1実施例と同一の構成には同一の符号
を付して説明は省略する。
軸駆動発電機10を大型に変更して、非常時の旋回用電
源だけではなく船内電源の全てを軸駆動発電機10で発
生させることにより、従来の発電機用エンジン79を不
要としたものであり、歯車機構12により駆動される発
電機10が大型となるとともに、上記第1実施例におけ
る発電機80と発電機用エンジン79がなくなってい
る。なお、上記第1実施例と同一の構成には同一の符号
を付して説明は省略する。
【0027】このような構成にして発電機用のエンジン
79を削減すると、例えば、120〜150KVAクラ
スで数百万程度のコストダウンになり、また、エンジン
のメンテナンス費用は台数,シリンダ数に比例して増加
するので、エンジン自体を削減することは多大な費用と
労力を削減する上からも極めて有効となる。
79を削減すると、例えば、120〜150KVAクラ
スで数百万程度のコストダウンになり、また、エンジン
のメンテナンス費用は台数,シリンダ数に比例して増加
するので、エンジン自体を削減することは多大な費用と
労力を削減する上からも極めて有効となる。
【0028】次に、上記第2実施例と同様に軸駆動発電
機10で非常用の旋回電源だけではなく船内電源の全て
を発電させるとともに、プロペラPを可変ピッチプロペ
ラ(CPP)にて構成した第3実施例を図4に示すブロ
ック図に基づいて以下に説明する。
機10で非常用の旋回電源だけではなく船内電源の全て
を発電させるとともに、プロペラPを可変ピッチプロペ
ラ(CPP)にて構成した第3実施例を図4に示すブロ
ック図に基づいて以下に説明する。
【0029】この第3実施例は、プロペラをCPPにし
て主機Eの回転数を一定にすることにより高価な発電機
用コントローラ11(例えば、インバータ)を不要とし
て、コントローラに要する設備費用を大幅に削減してい
る。なお、上記第1実施例と同一の構成には同一の符号
を付して説明は省略する。
て主機Eの回転数を一定にすることにより高価な発電機
用コントローラ11(例えば、インバータ)を不要とし
て、コントローラに要する設備費用を大幅に削減してい
る。なお、上記第1実施例と同一の構成には同一の符号
を付して説明は省略する。
【0030】ところで、上述したように、図6に示す従
来の油圧駆動旋回式スラスタは、プラットホームF上に
油圧ポンプ58,バルブユニット59あるいは圧油を冷
却するためのオイルクーラー等の機器類が据付けられて
いたが、電動式の旋回スラスタとすることにより上記機
器類が不要となるので、プラットホームF上に多くのス
ペースが確保できる。
来の油圧駆動旋回式スラスタは、プラットホームF上に
油圧ポンプ58,バルブユニット59あるいは圧油を冷
却するためのオイルクーラー等の機器類が据付けられて
いたが、電動式の旋回スラスタとすることにより上記機
器類が不要となるので、プラットホームF上に多くのス
ペースが確保できる。
【0031】従って、このスペースを利用してプラット
ホームF上に発電機10を据付けることにより、従来、
船内に据付けていた発電機用のスペースを開放すること
ができるとともに、ヤードにおける発電機10の据付け
工事を不要とすることができる。
ホームF上に発電機10を据付けることにより、従来、
船内に据付けていた発電機用のスペースを開放すること
ができるとともに、ヤードにおける発電機10の据付け
工事を不要とすることができる。
【0032】この構成を図5に示す第4実施例の側断面
図に基づいて説明すると、入力軸8の端部には歯車機構
12が設けられており、この歯車機構12が駆動される
ことにより軸継手14を介して発電機10が駆動され
る。従って、主機により入力軸8が駆動されている限
り、必ず発電機10が駆動される構成は上述したいずれ
の実施例とも共通している。なお、上記以外の構成は、
上述した図1と同一であるため、同一の構成には同一の
符号を付して説明は省略する。また、入力軸8の回転数
によっては、歯車機構12を介さずに入力軸8と軸駆動
発電機10とを直結した図1のような構成にしても良
い。
図に基づいて説明すると、入力軸8の端部には歯車機構
12が設けられており、この歯車機構12が駆動される
ことにより軸継手14を介して発電機10が駆動され
る。従って、主機により入力軸8が駆動されている限
り、必ず発電機10が駆動される構成は上述したいずれ
の実施例とも共通している。なお、上記以外の構成は、
上述した図1と同一であるため、同一の構成には同一の
符号を付して説明は省略する。また、入力軸8の回転数
によっては、歯車機構12を介さずに入力軸8と軸駆動
発電機10とを直結した図1のような構成にしても良
い。
【0033】このように構成することにより、旋回式ス
ラスタT自体が自己の旋回用電気あるいは船内で必要と
する電気を発生する発電機10を有しているので、保守
・点検時等には旋回式スラスタTと給電装置とを一体的
にヤードに搬入して整備することができるので、作業効
率が大幅に向上する。
ラスタT自体が自己の旋回用電気あるいは船内で必要と
する電気を発生する発電機10を有しているので、保守
・点検時等には旋回式スラスタTと給電装置とを一体的
にヤードに搬入して整備することができるので、作業効
率が大幅に向上する。
【0034】以上のように、本考案によれば、電動旋回
式スラスタTの旋回用に使用する電気の一部、もしくは
旋回用に使用する電気の全て、場合によっては船内に使
用する電気容量の全てを軸駆動発電機10により発電
し、主機Eが運転されている限り旋回式スラスタTを旋
回駆動することができる給電装置を提供することができ
るので、主機Eが運転されている限り旋回能力のある旋
回式スラスタTを実現することができる。
式スラスタTの旋回用に使用する電気の一部、もしくは
旋回用に使用する電気の全て、場合によっては船内に使
用する電気容量の全てを軸駆動発電機10により発電
し、主機Eが運転されている限り旋回式スラスタTを旋
回駆動することができる給電装置を提供することができ
るので、主機Eが運転されている限り旋回能力のある旋
回式スラスタTを実現することができる。
【0035】なお、上記第1〜第4実施例における発電
機用コントローラ11,モータ制御用コントローラ4あ
るいは制御装置5等は一体的に構成してもよく、上述し
た機能を具備したものであれば特に限定されるものでは
ない。
機用コントローラ11,モータ制御用コントローラ4あ
るいは制御装置5等は一体的に構成してもよく、上述し
た機能を具備したものであれば特に限定されるものでは
ない。
【0036】
【考案の効果】本考案により、船内電源がフェイルした
としても主機が運転されている限り軸駆動発電機により
スラスタ旋回用の電源を確保することができるので、主
機が運転されている限り旋回能力を失うことなく操船す
ることができる。
としても主機が運転されている限り軸駆動発電機により
スラスタ旋回用の電源を確保することができるので、主
機が運転されている限り旋回能力を失うことなく操船す
ることができる。
【0037】また、軸駆動発電機でスラスタ旋回用の電
源とともに船内電源も発電させることにより、従来の発
電機用エンジンがなくなるので、発電機用エンジンに要
する据付けスペースが不要となるとともに、メンテナン
ス等に要する費用と労力を大幅に低減させることができ
る。
源とともに船内電源も発電させることにより、従来の発
電機用エンジンがなくなるので、発電機用エンジンに要
する据付けスペースが不要となるとともに、メンテナン
ス等に要する費用と労力を大幅に低減させることができ
る。
【0038】更に、軸駆動発電機をプラットホーム上に
設置することにより、スラスタと給電装置を一体的に構
成することができるので、保守・点検等を容易に行うこ
とができるとともに船内での機器設置用スペースが減少
するという効果も奏する。
設置することにより、スラスタと給電装置を一体的に構
成することができるので、保守・点検等を容易に行うこ
とができるとともに船内での機器設置用スペースが減少
するという効果も奏する。
【図1】本考案に係る給電装置を採用した電動旋回式ス
ラスタを模式図的にあらわした側面図である。
ラスタを模式図的にあらわした側面図である。
【図2】本考案に係る給電装置の第1実施例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】本考案に係る給電装置の第2実施例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】本考案に係る給電装置の第3実施例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】本考案に係る給電装置をプラットホーム上に配
設した側断面図である。
設した側断面図である。
【図6】従来の油圧式旋回式スラスタを示す側断面図で
ある。
ある。
【図7】本出願人が先に考案した電動式の旋回スラスタ
を模式図的にあらわした側面図である。
を模式図的にあらわした側面図である。
【図8】図7に示す電動式の旋回スラスタの電気系統を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
1…旋回ギヤ 2…旋回ピニオン 3…電動モータ(電動旋回駆動手段) 4…モータ制御用コントローラ(駆動制御装置) 5…制御装置 6…操縦装置 7…駆動軸 8…入力軸 10…軸駆動発電機 11…発電機用コントローラ 12…歯車機構 T…旋回式スラスタ F…プラットホーム S…ストラット P…プロペラ H…船体 E…主機 D…駆動軸系
Claims (1)
- 【請求項1】 主機に連結した駆動軸と、該駆動軸に連
結した入力軸とを有した駆動軸系によりプロペラを駆動
し、電動旋回駆動手段によりスラスタを旋回させる電動
旋回式スラスタにおいて、上記主機により駆動する軸駆
動発電機を設けるとともに、この軸駆動発電機を上記電
動旋回駆動手段に電気的に接続し、該軸駆動発電機を上
記旋回式スラスタのプラットホーム上に設置して旋回式
スラスタとともに一体的に取外し可能に構成したことを
特徴とする電動旋回式スラスタ用給電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992051490U JPH0717679Y2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電動旋回式スラスタ用給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992051490U JPH0717679Y2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電動旋回式スラスタ用給電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0612297U JPH0612297U (ja) | 1994-02-15 |
| JPH0717679Y2 true JPH0717679Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=12888415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992051490U Expired - Fee Related JPH0717679Y2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電動旋回式スラスタ用給電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717679Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101236745B1 (ko) * | 2010-09-30 | 2013-02-25 | 삼성중공업 주식회사 | 선박의 동적 위치 제어 시스템의 배전 구조 및 배전 방법 |
| CA2965551A1 (en) * | 2014-10-28 | 2016-05-06 | Single Buoy Moorings Inc. | Vessel hull for use as a hull of a floating hydrocarbon storage and/or processing plant, and method for producing such a vessel hull |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5237398A (en) * | 1975-09-17 | 1977-03-23 | Kamome Puropera Kk | Method of remotely controlling blade angle of variable pitch propeller and azimuth angle of propeller sahft by one handle |
| GB8401879D0 (en) * | 1984-01-25 | 1984-02-29 | Vickers Plc | Vessel |
| JPH0335385Y2 (ja) * | 1985-07-16 | 1991-07-26 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP1992051490U patent/JPH0717679Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0612297U (ja) | 1994-02-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |