JPH0717825B2 - 延伸ブロ−成形用熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
延伸ブロ−成形用熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0717825B2 JPH0717825B2 JP23985586A JP23985586A JPH0717825B2 JP H0717825 B2 JPH0717825 B2 JP H0717825B2 JP 23985586 A JP23985586 A JP 23985586A JP 23985586 A JP23985586 A JP 23985586A JP H0717825 B2 JPH0717825 B2 JP H0717825B2
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- JP
- Japan
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- resin
- thermoplastic resin
- stretch blow
- blow molding
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレー
トであるポリエステル樹脂は主成分とする延伸ブロー成
形用熱可塑性樹脂組成物に関するものであり、各種容器
等の中空成形体を延伸ブロー成形法で得る際に使用され
る熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。
トであるポリエステル樹脂は主成分とする延伸ブロー成
形用熱可塑性樹脂組成物に関するものであり、各種容器
等の中空成形体を延伸ブロー成形法で得る際に使用され
る熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。
[従来の技術およびその欠点] ポリエチレンテレフタレート樹脂を使用した延伸ブロー
成形による中空体は、機械的特性,ガス遮断性,保香
性,衛生性等に優れた性質を具備するものであり、各種
用途の容器として広く利用されているが、より優れたガ
ス遮断性を賦与する目的でメタキシリレン基含有ポリア
ミド樹脂を混合したポリエチレンテレフタレート樹脂組
成物からなる延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物が提
案されている(特開昭58−90038号公報)。
成形による中空体は、機械的特性,ガス遮断性,保香
性,衛生性等に優れた性質を具備するものであり、各種
用途の容器として広く利用されているが、より優れたガ
ス遮断性を賦与する目的でメタキシリレン基含有ポリア
ミド樹脂を混合したポリエチレンテレフタレート樹脂組
成物からなる延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物が提
案されている(特開昭58−90038号公報)。
しかしながら、前記メタキシリレン基含有ポリアミド樹
脂を混入したポリエチレンテレフタレート樹脂組成物
は、当初の目的であるガス遮断特性に関しては十分に満
足され得る延伸ブロー成形体となるにも拘らず、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂に対して添加された前記メタ
キシリレン基含有ポリアミド樹脂がその成形性を低下さ
せる作用を有しているため、容器の形状や肉厚等に均質
な延伸ブロー成形体を量産することに対してはマイナス
要因となっており、特に高度のガス遮断性を具備させる
ためにポリエチレンテレフタレート樹脂に対する10重量
%以上の効率で前記ポリアミド樹脂を混合するような場
合には成形性の低下が顕著となる。このため、メタキシ
リレン基含有ポリアミド樹脂によるガス遮断性の向上を
十分に利用するような場合には、該組成物に対する成形
条件の選択幅が小さくなってしまい、成形条件に諸種の
規制を受けるという弊害が現出される。
脂を混入したポリエチレンテレフタレート樹脂組成物
は、当初の目的であるガス遮断特性に関しては十分に満
足され得る延伸ブロー成形体となるにも拘らず、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂に対して添加された前記メタ
キシリレン基含有ポリアミド樹脂がその成形性を低下さ
せる作用を有しているため、容器の形状や肉厚等に均質
な延伸ブロー成形体を量産することに対してはマイナス
要因となっており、特に高度のガス遮断性を具備させる
ためにポリエチレンテレフタレート樹脂に対する10重量
%以上の効率で前記ポリアミド樹脂を混合するような場
合には成形性の低下が顕著となる。このため、メタキシ
リレン基含有ポリアミド樹脂によるガス遮断性の向上を
十分に利用するような場合には、該組成物に対する成形
条件の選択幅が小さくなってしまい、成形条件に諸種の
規制を受けるという弊害が現出される。
然して、メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂の添加に
よって生ずる前記成形性の低下を改良する目的で、前述
のポリエステル樹脂組成物中に雲母粉末を添加した延伸
ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物が提案された(特開昭
61−9454号公報)が、該組成物による延伸ブロー成形性
も必ずしも満足され得るものではないのが実情である。
よって生ずる前記成形性の低下を改良する目的で、前述
のポリエステル樹脂組成物中に雲母粉末を添加した延伸
ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物が提案された(特開昭
61−9454号公報)が、該組成物による延伸ブロー成形性
も必ずしも満足され得るものではないのが実情である。
これに対して、本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹
脂組成物は、延伸ブロー成形体を成形する際の成形性が
良好で、添加剤の混入されていないポリエチレンテレフ
タレート樹脂により延伸ブロー成形体を得る際と何ら変
わらぬ生産速度で成形することができ、成形困難性に伴
なう形状不良品を産出するようなこともなく、円滑に成
形することができ、しかも高度のガス遮断性を具備する
延伸ブロー成形体たる中空体が得られるポリエステル樹
脂組成物、すなわち、延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組
成物を提供するものである。
脂組成物は、延伸ブロー成形体を成形する際の成形性が
良好で、添加剤の混入されていないポリエチレンテレフ
タレート樹脂により延伸ブロー成形体を得る際と何ら変
わらぬ生産速度で成形することができ、成形困難性に伴
なう形状不良品を産出するようなこともなく、円滑に成
形することができ、しかも高度のガス遮断性を具備する
延伸ブロー成形体たる中空体が得られるポリエステル樹
脂組成物、すなわち、延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組
成物を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物は、主
たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートで構成され
ているポリエステル樹脂を利用して延伸ブロー成形を行
なう際に利用される成形用組成物で、最も一般的には射
出成形または押出成形によって得られるところの開口部
を有する有底もしくは無底円筒体からなるパリソンを延
伸温度に調温し、延伸ブロー成形用金型内で延伸ロッド
による軸方向の延伸と圧縮気体による円周方向の延伸と
を、同時または逐次に行なうことからなる延伸ブロー成
形に利用される成形用組成物であり、 本第1の発明は、延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物
における熱可塑性樹脂成分が、主たる繰り返し単位がエ
チレンテレフタレートで構成されているポリエステル樹
脂100重量部と、メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂
5〜30重量部と、ガラス転移温度が80℃以上のポリカー
ボネート樹脂、ポリアリレート樹脂及び共重合ポリアミ
ド樹脂(メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂を除く)
から選ばれる1種の熱可塑性樹脂(以下単に他の熱可塑
性樹脂という)0.5〜20重量部とからなるものであり、 本第2の発明は、延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物
における熱可塑性樹脂成分が、主たる繰り返し単位がエ
チレンテレフタレートで構成されているポリエステル樹
脂100重量部と、メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂
5〜30重量部と、ガラス転移温度が80℃以上の他の熱可
塑性樹脂0.5〜20重量部とからなるものであり、しか
も、前記ポリエステル樹脂100重量部に対して0.2〜5重
量部の雲母粉末とを含有しているものである。
たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートで構成され
ているポリエステル樹脂を利用して延伸ブロー成形を行
なう際に利用される成形用組成物で、最も一般的には射
出成形または押出成形によって得られるところの開口部
を有する有底もしくは無底円筒体からなるパリソンを延
伸温度に調温し、延伸ブロー成形用金型内で延伸ロッド
による軸方向の延伸と圧縮気体による円周方向の延伸と
を、同時または逐次に行なうことからなる延伸ブロー成
形に利用される成形用組成物であり、 本第1の発明は、延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物
における熱可塑性樹脂成分が、主たる繰り返し単位がエ
チレンテレフタレートで構成されているポリエステル樹
脂100重量部と、メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂
5〜30重量部と、ガラス転移温度が80℃以上のポリカー
ボネート樹脂、ポリアリレート樹脂及び共重合ポリアミ
ド樹脂(メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂を除く)
から選ばれる1種の熱可塑性樹脂(以下単に他の熱可塑
性樹脂という)0.5〜20重量部とからなるものであり、 本第2の発明は、延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物
における熱可塑性樹脂成分が、主たる繰り返し単位がエ
チレンテレフタレートで構成されているポリエステル樹
脂100重量部と、メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂
5〜30重量部と、ガラス転移温度が80℃以上の他の熱可
塑性樹脂0.5〜20重量部とからなるものであり、しか
も、前記ポリエステル樹脂100重量部に対して0.2〜5重
量部の雲母粉末とを含有しているものである。
本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物におけ
るポリエステル樹脂は、主たる繰り返し単位がエチレン
テレフタレートで構成されているものであり、通常、酸
成分の80モル%以上、好ましくは90モル%以上がテレフ
タル酸で、グリコール成分の80モル%以上、好ましくは
90モル%以上がエチレングリコールで、残部の他の酸成
分としては、イソフタル酸、ジフェニルエーテル−4,
4′−ジカルボン酸、ナフタレン1,4−または2,6−ジカ
ルボン酸、デカン1,10−ジカルボン酸、アジピン酸、セ
バシン酸、ヘキサヒドロフタル酸等が、また残部の他の
グリコール成分としては、プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール,ネオペンチルグリコール,ジエチレ
ングリコール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサ
ンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシジ
フェニル)プロパン等が使用されているエチレンテレフ
タレート樹脂、共重合成分としてp−オキシ安息香酸や
p−オキシエトキシ安息香酸等が共重合されているエチ
レンテレフタレート樹脂、あるいはポリエチレンテレフ
タレートと共重合ポリエステルとのブレンド樹脂でエチ
レンテレフタレートの繰り返し単位が80モル%を占める
ような樹脂等が使用される。
るポリエステル樹脂は、主たる繰り返し単位がエチレン
テレフタレートで構成されているものであり、通常、酸
成分の80モル%以上、好ましくは90モル%以上がテレフ
タル酸で、グリコール成分の80モル%以上、好ましくは
90モル%以上がエチレングリコールで、残部の他の酸成
分としては、イソフタル酸、ジフェニルエーテル−4,
4′−ジカルボン酸、ナフタレン1,4−または2,6−ジカ
ルボン酸、デカン1,10−ジカルボン酸、アジピン酸、セ
バシン酸、ヘキサヒドロフタル酸等が、また残部の他の
グリコール成分としては、プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール,ネオペンチルグリコール,ジエチレ
ングリコール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサ
ンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシジ
フェニル)プロパン等が使用されているエチレンテレフ
タレート樹脂、共重合成分としてp−オキシ安息香酸や
p−オキシエトキシ安息香酸等が共重合されているエチ
レンテレフタレート樹脂、あるいはポリエチレンテレフ
タレートと共重合ポリエステルとのブレンド樹脂でエチ
レンテレフタレートの繰り返し単位が80モル%を占める
ような樹脂等が使用される。
前記利用されるポリエステル樹脂は、30℃のフェノール
/テトラクロロエタン=60/40(重量比)混合溶媒中で
測定した固有粘度が0.55〜1.2、好ましくは0.65〜1.0程
度のものであり、前記固有粘度が0.55未満のポリエステ
ル樹脂の場合には得られる延伸ブロー成形体の強度が不
十分となるので不適当である。
/テトラクロロエタン=60/40(重量比)混合溶媒中で
測定した固有粘度が0.55〜1.2、好ましくは0.65〜1.0程
度のものであり、前記固有粘度が0.55未満のポリエステ
ル樹脂の場合には得られる延伸ブロー成形体の強度が不
十分となるので不適当である。
本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物におけ
るメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂は、メタキシリ
レンジアミン、もしくはメタキシリレンジアミンと全量
の80%以下のパラキシリレンジアミンを含む混合キシリ
レンジアミンと、炭素数が6〜10個のα,ω−脂肪族ジ
カルボン酸とから生成された構成単位を分子鎖中に少な
くとも70モル%含有した重合体である。これらの重合体
の例としてはポリメタキシリレンアジパミド、ポリメタ
キシリレンセバカミド、ポリメタキシリレンスペラミド
等の単独重合体、およびメタキシリレン/パラキシリレ
ンアジパミド共重合体、メタキシリレン/パラキシリレ
ンピペラミド共重合体、メタキシリレン/パラキシリレ
ンアゼラミド共重合体等の共重合体ならびにこれらの単
独重合体または共重合体の成分とヘキサメチレンジアミ
ンのような脂肪族ジアミン、ピペラジンのような脂環式
ジアミン、パラ−ビス−(2−アミノエチル)ベンゼン
のような芳香族ジアミン、テレフタル酸のような芳香族
ジカルボン酸、ε−カプロラクタムのようなラクタム、
γ−アミノヘプタン酸のようなω−アミノカルボン酸、
パラ−アミノメチル安息香酸のような芳香族アミノカル
ボン酸等とを共重合した共重合体等が挙げられる。前記
共重合体において、パラキシリレンジアミンは全キシリ
レンジアミンに対して80%以下であり、またキシリレン
ジアミンと脂肪族ジカルボン酸とから生成された構成単
位は分子鎖中において少なくとも70モル%以上である。
また、これらのポリマーを主体とし、これにたとえばナ
イロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナイロン
11、ナイロン12等の重合体を含有させてもよい。なお、
メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂自体は、本来、非
晶状態では脆いものであるため、相対粘度1.5以上、好
ましくは2.0以上を有するものが使用される。
るメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂は、メタキシリ
レンジアミン、もしくはメタキシリレンジアミンと全量
の80%以下のパラキシリレンジアミンを含む混合キシリ
レンジアミンと、炭素数が6〜10個のα,ω−脂肪族ジ
カルボン酸とから生成された構成単位を分子鎖中に少な
くとも70モル%含有した重合体である。これらの重合体
の例としてはポリメタキシリレンアジパミド、ポリメタ
キシリレンセバカミド、ポリメタキシリレンスペラミド
等の単独重合体、およびメタキシリレン/パラキシリレ
ンアジパミド共重合体、メタキシリレン/パラキシリレ
ンピペラミド共重合体、メタキシリレン/パラキシリレ
ンアゼラミド共重合体等の共重合体ならびにこれらの単
独重合体または共重合体の成分とヘキサメチレンジアミ
ンのような脂肪族ジアミン、ピペラジンのような脂環式
ジアミン、パラ−ビス−(2−アミノエチル)ベンゼン
のような芳香族ジアミン、テレフタル酸のような芳香族
ジカルボン酸、ε−カプロラクタムのようなラクタム、
γ−アミノヘプタン酸のようなω−アミノカルボン酸、
パラ−アミノメチル安息香酸のような芳香族アミノカル
ボン酸等とを共重合した共重合体等が挙げられる。前記
共重合体において、パラキシリレンジアミンは全キシリ
レンジアミンに対して80%以下であり、またキシリレン
ジアミンと脂肪族ジカルボン酸とから生成された構成単
位は分子鎖中において少なくとも70モル%以上である。
また、これらのポリマーを主体とし、これにたとえばナ
イロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナイロン
11、ナイロン12等の重合体を含有させてもよい。なお、
メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂自体は、本来、非
晶状態では脆いものであるため、相対粘度1.5以上、好
ましくは2.0以上を有するものが使用される。
本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物におけ
る前記メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂は、本各発
明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物によって成形
された延伸ブロー成形体たる中空体に高度のガス遮断性
を具備させるもので、ポリエステル樹脂に対して前記メ
タキシリレン基含有ポリアミド樹脂の混入率が5重量%
以上になると該樹脂の添加による効果が明確になるが、
これが30重量%を超えると該熱可塑性樹脂組成物の成形
困難性に伴なう成形不良品の産出の虞れが出てくるの
で、前記メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂のポリエ
ステル樹脂に対する混入率は5〜30重量%の範囲内で選
択されるものである。
る前記メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂は、本各発
明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物によって成形
された延伸ブロー成形体たる中空体に高度のガス遮断性
を具備させるもので、ポリエステル樹脂に対して前記メ
タキシリレン基含有ポリアミド樹脂の混入率が5重量%
以上になると該樹脂の添加による効果が明確になるが、
これが30重量%を超えると該熱可塑性樹脂組成物の成形
困難性に伴なう成形不良品の産出の虞れが出てくるの
で、前記メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂のポリエ
ステル樹脂に対する混入率は5〜30重量%の範囲内で選
択されるものである。
本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物で使用
されるガラス転移温度(Tg)が80℃以上の他の熱可塑性
樹脂は、例えば、芳香族ポリカーボネート(Tg=145〜1
53℃)、ビスフェノールAとイソ/テレフタル酸との共
重合ポリアリレート(Tg=181〜203℃)やポリアリレー
トとポリエチレンテレフタレートとの溶融混練変性物
(Tg=≧80℃のもの)等のポリアリレート、、酸成分に
芳香環を有する共重合ポリアミド(Tg≧80℃のもの)等
であり、好ましくはTgが85℃以上、更に好ましくは前記
延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物が延伸ブロー成形
に付される際の延伸温度(90℃以上)以上のものであ
る。このガラス転移温度(Tg)が80℃以上の他の熱可塑
性樹脂は、本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組
成物の延伸ブロー成形能を高めるものであり、前記ポリ
エステル樹脂に対して0.5〜20重量%、好ましくは1〜1
0重量%配合されるものであるが、前記メタキシリレン
基含有ポリアミド樹脂に対して4重量%以上配合されて
いることが好ましい。なお、前記ガラス転移温度(Tg)
が80℃以上の他の熱可塑性樹脂の配合割合が前記ポリエ
ステル樹脂に対して0.5重量%未満の場合には、前記他
の熱可塑性樹脂の添加による延伸ブロー成形能の改良効
果が現出されず、また20重量%を超える場合には該延伸
ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物の延伸応力が高くなり
すぎて賦形が困難となるばかりでなく、成形された延伸
ブロー成形体のガス遮断効果が低下する傾向も存する。
されるガラス転移温度(Tg)が80℃以上の他の熱可塑性
樹脂は、例えば、芳香族ポリカーボネート(Tg=145〜1
53℃)、ビスフェノールAとイソ/テレフタル酸との共
重合ポリアリレート(Tg=181〜203℃)やポリアリレー
トとポリエチレンテレフタレートとの溶融混練変性物
(Tg=≧80℃のもの)等のポリアリレート、、酸成分に
芳香環を有する共重合ポリアミド(Tg≧80℃のもの)等
であり、好ましくはTgが85℃以上、更に好ましくは前記
延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物が延伸ブロー成形
に付される際の延伸温度(90℃以上)以上のものであ
る。このガラス転移温度(Tg)が80℃以上の他の熱可塑
性樹脂は、本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組
成物の延伸ブロー成形能を高めるものであり、前記ポリ
エステル樹脂に対して0.5〜20重量%、好ましくは1〜1
0重量%配合されるものであるが、前記メタキシリレン
基含有ポリアミド樹脂に対して4重量%以上配合されて
いることが好ましい。なお、前記ガラス転移温度(Tg)
が80℃以上の他の熱可塑性樹脂の配合割合が前記ポリエ
ステル樹脂に対して0.5重量%未満の場合には、前記他
の熱可塑性樹脂の添加による延伸ブロー成形能の改良効
果が現出されず、また20重量%を超える場合には該延伸
ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物の延伸応力が高くなり
すぎて賦形が困難となるばかりでなく、成形された延伸
ブロー成形体のガス遮断効果が低下する傾向も存する。
更に、本第2の発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組
成物で使用される雲母粉末は、該熱可塑性樹脂組成物の
延伸ブロー成形能を、該熱可塑性樹脂組成物中の前記ガ
ラス転移温度(Tg)が80℃以上の他の熱可塑性樹脂と共
に高めるものであり、通常2〜100μ程度の雲母粉末が
利用される。この雲母粉末を構成する成分は、一般式、 A(B,C)2〜3D4O10(OH,F,O)2 〔式中A…K,Na,Ca、B,C…FeII,FeIII,Mn,Al,Mg,V、D
…Si,Alを表わす〕 で表示されるアルカリ金属アミノケイ酸塩であり、例え
ば酸化チタン等で表面コーテイングされている変性雲母
粉末であっても、粒径2〜100μ程度のものであれば同
様の効果が得られる。なお、前記雲母粉末の配合は、前
記延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物中のポリエステ
ル樹脂の0.2重量%以上でその作用が発現されるが、雲
母粉末の必要以上の配合は経済的でないばかりか、得ら
れる延伸ブロー成形体たる中空体のガス遮断性を低下さ
せる要因ともなるので、前記ポリエステル樹脂に対して
最高5.0重量%までに抑えておくことが必要である。
成物で使用される雲母粉末は、該熱可塑性樹脂組成物の
延伸ブロー成形能を、該熱可塑性樹脂組成物中の前記ガ
ラス転移温度(Tg)が80℃以上の他の熱可塑性樹脂と共
に高めるものであり、通常2〜100μ程度の雲母粉末が
利用される。この雲母粉末を構成する成分は、一般式、 A(B,C)2〜3D4O10(OH,F,O)2 〔式中A…K,Na,Ca、B,C…FeII,FeIII,Mn,Al,Mg,V、D
…Si,Alを表わす〕 で表示されるアルカリ金属アミノケイ酸塩であり、例え
ば酸化チタン等で表面コーテイングされている変性雲母
粉末であっても、粒径2〜100μ程度のものであれば同
様の効果が得られる。なお、前記雲母粉末の配合は、前
記延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物中のポリエステ
ル樹脂の0.2重量%以上でその作用が発現されるが、雲
母粉末の必要以上の配合は経済的でないばかりか、得ら
れる延伸ブロー成形体たる中空体のガス遮断性を低下さ
せる要因ともなるので、前記ポリエステル樹脂に対して
最高5.0重量%までに抑えておくことが必要である。
[発明の作用] 本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物中にお
けるメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂は、本各発明
の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物によって成形さ
れた延伸ブロー成形体たる中空体に高度のガス遮断性を
賦与する作用を果すものである。すなわち、前記本各発
明の熱可塑性樹脂組成物を利用して得られた射出成形体
や押出成形体たる未延伸のパリソン(予備成形品)にお
いては、前記ポリエステル樹脂とメタキシリレン基含有
ポリアミド樹脂とが、前記ポリエステル樹脂で構成され
ている海の中にメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂が
0.1〜5μ程度の略球状の無数の粒子からなる島の形状
で存在している所謂海−島構造をなしているものであ
り、かかる状態の前記未延伸のパリソン(予備成形品)
では、ポリエステル樹脂とメタキシリレン基含有ポリア
ミド樹脂との個々のガス遮断性の算術平均程度のガス遮
断性にしかならない。しかしながら、前記パリソンにお
けるメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂と主たる繰り
返し単位がエチレンテレフタレートで構成されているポ
リエステル樹脂とは両者の延伸最適温度が近似するもの
であるため、前記未延伸のパリソン(予備成形品)が二
軸延伸ブロー成形される段階では、前記パリソンにおけ
るメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂とポリエステル
樹脂との両成分ともが延伸に付されることとなり、前記
パリソンにおけるポリエステル樹脂とメタキシリレン基
含有ポリアミド樹脂の間の海−島構造が崩れ、ポリエス
テル樹脂とメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂とが幾
重にも重なり合った多重層構造が生成されている二軸延
伸ブロー成形体となるものである。したがって、前記二
軸延伸ブロー成形体においては、該成形体を透過しよう
とするガスは、前記メタキシリレン基含有ポリアミド樹
脂によるガス遮断層にさえぎられることとなり、前記二
軸延伸ブロー成形体に優れたガス遮断性が導入されるも
のであると推定される。なお、前記熱可塑性樹脂組成物
中におけるポリエステル樹脂とメタキシリレン基含有ポ
リアミド樹脂とは、本来、両者間の相溶性が悪く接着性
を有さないものであるため、該熱可塑性樹脂組成物中の
メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂の配合比率が高く
なりすぎた場合には、かかる熱可塑性樹脂組成物による
パリソンが延伸ブロー成形されて得られる成形体におい
て、前記ポリエステル樹脂層とメタキシリレン基含有ポ
リアミド樹脂層との間の層間剥離が生じ易くなってい
る。このため、耐圧性,落下衝撃強度等の機械的特性に
劣る延伸ブロー成形体となり易いばかりでなく、該熱可
塑性樹脂組成物自体の延伸ブロー成形特性が低下してい
るため、得られる延伸ブロー成形体の肉厚やサイズ等に
ばらつきが発生し易いという弊害が生ずることとなる。
けるメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂は、本各発明
の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物によって成形さ
れた延伸ブロー成形体たる中空体に高度のガス遮断性を
賦与する作用を果すものである。すなわち、前記本各発
明の熱可塑性樹脂組成物を利用して得られた射出成形体
や押出成形体たる未延伸のパリソン(予備成形品)にお
いては、前記ポリエステル樹脂とメタキシリレン基含有
ポリアミド樹脂とが、前記ポリエステル樹脂で構成され
ている海の中にメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂が
0.1〜5μ程度の略球状の無数の粒子からなる島の形状
で存在している所謂海−島構造をなしているものであ
り、かかる状態の前記未延伸のパリソン(予備成形品)
では、ポリエステル樹脂とメタキシリレン基含有ポリア
ミド樹脂との個々のガス遮断性の算術平均程度のガス遮
断性にしかならない。しかしながら、前記パリソンにお
けるメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂と主たる繰り
返し単位がエチレンテレフタレートで構成されているポ
リエステル樹脂とは両者の延伸最適温度が近似するもの
であるため、前記未延伸のパリソン(予備成形品)が二
軸延伸ブロー成形される段階では、前記パリソンにおけ
るメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂とポリエステル
樹脂との両成分ともが延伸に付されることとなり、前記
パリソンにおけるポリエステル樹脂とメタキシリレン基
含有ポリアミド樹脂の間の海−島構造が崩れ、ポリエス
テル樹脂とメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂とが幾
重にも重なり合った多重層構造が生成されている二軸延
伸ブロー成形体となるものである。したがって、前記二
軸延伸ブロー成形体においては、該成形体を透過しよう
とするガスは、前記メタキシリレン基含有ポリアミド樹
脂によるガス遮断層にさえぎられることとなり、前記二
軸延伸ブロー成形体に優れたガス遮断性が導入されるも
のであると推定される。なお、前記熱可塑性樹脂組成物
中におけるポリエステル樹脂とメタキシリレン基含有ポ
リアミド樹脂とは、本来、両者間の相溶性が悪く接着性
を有さないものであるため、該熱可塑性樹脂組成物中の
メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂の配合比率が高く
なりすぎた場合には、かかる熱可塑性樹脂組成物による
パリソンが延伸ブロー成形されて得られる成形体におい
て、前記ポリエステル樹脂層とメタキシリレン基含有ポ
リアミド樹脂層との間の層間剥離が生じ易くなってい
る。このため、耐圧性,落下衝撃強度等の機械的特性に
劣る延伸ブロー成形体となり易いばかりでなく、該熱可
塑性樹脂組成物自体の延伸ブロー成形特性が低下してい
るため、得られる延伸ブロー成形体の肉厚やサイズ等に
ばらつきが発生し易いという弊害が生ずることとなる。
本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物におけ
るガラス転移温度が80℃以上の他の熱可塑性樹脂は、前
記メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂の配合によって
悪化する本各発明の熱可塑性樹脂組成物の延伸ブロー成
形能を改良するためのものである。前記延伸ブロー成形
用熱可塑性樹脂組成物において、前記メタキシリレン基
含有ポリアミド樹脂が前記熱可塑性樹脂組成物の延伸ブ
ロー成形性を低下させる要因は次の通りであると推定さ
れる。すなわち、主たる繰り返し単位がエチレンテレフ
タレートで構成されているポリエステル樹脂のガラス転
移温度は60〜75℃であり、このポリエステル樹脂中に該
ポリエステル樹脂に対する相溶性を優さないメタキシリ
レン基含有ポリアミド樹脂を配合した熱可塑性樹脂組成
物によるパリソンを、90〜120℃の延伸温度で延伸ブロ
ー成形すると、該延伸ブロー成形時に伸び易さの異なる
部分が局部的に発生するため、一定の箇所からの延伸点
の開始,伝播が不可能となり、これが延伸ブロー成形性
の低下につながっているものと推定される。これに対し
て、ガラス転移温度が前述のポリエステル樹脂のガラス
転移温度よりも高い80℃以上の他の熱可塑性樹脂が添加
されている本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組
成物においては、前記ポリエステル樹脂の延伸温度での
応力がかなり高くなっているため、該組成物によるパリ
ソンを延伸ブロー成形する際の延伸開始点が定まり易
く、一定の箇所からの延伸点の開始、伝播が可能とな
り、延伸ブロー成形性の向上が得られるものであると考
えられ、前記ガラス転移温度が80℃以上の他の熱可塑性
樹脂が添加されていない従来の熱可塑性樹脂組成物に比
較して大幅な改善が図られる。
るガラス転移温度が80℃以上の他の熱可塑性樹脂は、前
記メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂の配合によって
悪化する本各発明の熱可塑性樹脂組成物の延伸ブロー成
形能を改良するためのものである。前記延伸ブロー成形
用熱可塑性樹脂組成物において、前記メタキシリレン基
含有ポリアミド樹脂が前記熱可塑性樹脂組成物の延伸ブ
ロー成形性を低下させる要因は次の通りであると推定さ
れる。すなわち、主たる繰り返し単位がエチレンテレフ
タレートで構成されているポリエステル樹脂のガラス転
移温度は60〜75℃であり、このポリエステル樹脂中に該
ポリエステル樹脂に対する相溶性を優さないメタキシリ
レン基含有ポリアミド樹脂を配合した熱可塑性樹脂組成
物によるパリソンを、90〜120℃の延伸温度で延伸ブロ
ー成形すると、該延伸ブロー成形時に伸び易さの異なる
部分が局部的に発生するため、一定の箇所からの延伸点
の開始,伝播が不可能となり、これが延伸ブロー成形性
の低下につながっているものと推定される。これに対し
て、ガラス転移温度が前述のポリエステル樹脂のガラス
転移温度よりも高い80℃以上の他の熱可塑性樹脂が添加
されている本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組
成物においては、前記ポリエステル樹脂の延伸温度での
応力がかなり高くなっているため、該組成物によるパリ
ソンを延伸ブロー成形する際の延伸開始点が定まり易
く、一定の箇所からの延伸点の開始、伝播が可能とな
り、延伸ブロー成形性の向上が得られるものであると考
えられ、前記ガラス転移温度が80℃以上の他の熱可塑性
樹脂が添加されていない従来の熱可塑性樹脂組成物に比
較して大幅な改善が図られる。
本第2の発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物に
おける雲母粉末は、前記ガラス転移温度が80℃以上の他
の熱可塑性樹脂と同様に、前記熱可塑性樹脂組成物の延
伸応力を高める作用を果すものであり、前記メタキシリ
レン基含有ポリアミド樹脂の配合によって低下する延伸
ブロー成形性を高めるもので、本第2の発明の延伸ブロ
ー成形用熱可塑性樹脂組成物においては、該組成物の延
伸ブロー成形性が前記ガラス転移温度が80℃以上の他の
熱可塑性樹脂と雲母粉末との相剰作用によって達成され
ているものである。
おける雲母粉末は、前記ガラス転移温度が80℃以上の他
の熱可塑性樹脂と同様に、前記熱可塑性樹脂組成物の延
伸応力を高める作用を果すものであり、前記メタキシリ
レン基含有ポリアミド樹脂の配合によって低下する延伸
ブロー成形性を高めるもので、本第2の発明の延伸ブロ
ー成形用熱可塑性樹脂組成物においては、該組成物の延
伸ブロー成形性が前記ガラス転移温度が80℃以上の他の
熱可塑性樹脂と雲母粉末との相剰作用によって達成され
ているものである。
[実施例] 以下、本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物
の具体的な構成を実施例で示し、併せ該組成物を利用し
て得られた二軸延伸ブロー成形体たる中空体の物性を、
比較例のポリエステル樹脂組成物による中空体の物性と
ともに説明する。
の具体的な構成を実施例で示し、併せ該組成物を利用し
て得られた二軸延伸ブロー成形体たる中空体の物性を、
比較例のポリエステル樹脂組成物による中空体の物性と
ともに説明する。
実施例1〜6,比較例1〜4 固有粘度が0.84のポリエチレンテレフタレート樹脂100
重量部に対して、後記第1表の所定欄に表示されている
量のメタキシリレンアジパミド樹脂[東洋紡績(株)
製:東洋紡ナイロンT−600,相対粘度2.30]と、ポリカ
ーボネート樹脂[帝人化成(株)製:パンライトL1225,
Tg=150℃]とを配合した10種類の延伸ブロー成形用熱
可塑性樹脂組成物によって得られた有底円筒状のパリソ
ン(胴部直径36mm,全高136mm)を、延伸温度90〜120℃
に加熱した後に二軸延伸ブロー成形し、胴部平均厚み略
0.55mm,容量1.5の二軸延伸ブロー成形体たる壜状中空
成形体(1)〜(10)を得た。
重量部に対して、後記第1表の所定欄に表示されている
量のメタキシリレンアジパミド樹脂[東洋紡績(株)
製:東洋紡ナイロンT−600,相対粘度2.30]と、ポリカ
ーボネート樹脂[帝人化成(株)製:パンライトL1225,
Tg=150℃]とを配合した10種類の延伸ブロー成形用熱
可塑性樹脂組成物によって得られた有底円筒状のパリソ
ン(胴部直径36mm,全高136mm)を、延伸温度90〜120℃
に加熱した後に二軸延伸ブロー成形し、胴部平均厚み略
0.55mm,容量1.5の二軸延伸ブロー成形体たる壜状中空
成形体(1)〜(10)を得た。
得られた各中空成形体の肉厚のばらつき、高さのばらつ
き、およびガス遮断性は第1表に併記する通りである。
き、およびガス遮断性は第1表に併記する通りである。
実施例7〜10,比較例5〜7 固有粘度が0.84のポリエチレンテレフタレート樹脂100
重量部に対して、後記第2表の所定欄に表示されている
量のメタキシリレンアジパミド樹脂[東洋紡績(株)
製:東洋紡ナイロンT−600,相対粘度2.30]と、テレフ
タル酸を含む共重合ポリアミド樹脂[東洋紡ナイロンT
−714,ガラス転移温度110℃]とを配合した7種類の延
伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物を利用して得られた
有底円筒状のパリソン(胴部直径36mm,全高136mm)を、
延伸温度90〜120℃に加熱した後、二軸延伸ブロー成形
し、胴部平均厚み略0.55mm,容量1.5の二軸延伸ブロー
成形体たる壜状中空成形体(11)〜(17)を得た。
重量部に対して、後記第2表の所定欄に表示されている
量のメタキシリレンアジパミド樹脂[東洋紡績(株)
製:東洋紡ナイロンT−600,相対粘度2.30]と、テレフ
タル酸を含む共重合ポリアミド樹脂[東洋紡ナイロンT
−714,ガラス転移温度110℃]とを配合した7種類の延
伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物を利用して得られた
有底円筒状のパリソン(胴部直径36mm,全高136mm)を、
延伸温度90〜120℃に加熱した後、二軸延伸ブロー成形
し、胴部平均厚み略0.55mm,容量1.5の二軸延伸ブロー
成形体たる壜状中空成形体(11)〜(17)を得た。
得られた各中空成形体の肉厚のばらつき、高さのばらつ
き、およびガス遮断性は第2表に併記する通りである。
き、およびガス遮断性は第2表に併記する通りである。
実施例11,比較例8〜10 固有粘度が0.84のポリエチレンテレフタレート樹脂100
重量部に対して、メタキシリレンアジパミド樹脂[東洋
紡績(株)製:東洋紡ナイロンT−600,相対粘度2.30]
10重量部と、後記第3表の所定欄に表示されているポリ
アリレート樹脂とを配合した4種類の延伸ブロー成形用
熱可塑性樹脂組成物を利用して得られた有底円筒状のパ
リソン(胴部直径36mm,全高136mm)を、延伸温度90〜12
0℃に加熱した後、二軸延伸ブロー成形し、胴部平均厚
み略0.55mm,容量1.5の二軸延伸ブロー成形体たる壜状
中空成形体(18)〜(21)得た。
重量部に対して、メタキシリレンアジパミド樹脂[東洋
紡績(株)製:東洋紡ナイロンT−600,相対粘度2.30]
10重量部と、後記第3表の所定欄に表示されているポリ
アリレート樹脂とを配合した4種類の延伸ブロー成形用
熱可塑性樹脂組成物を利用して得られた有底円筒状のパ
リソン(胴部直径36mm,全高136mm)を、延伸温度90〜12
0℃に加熱した後、二軸延伸ブロー成形し、胴部平均厚
み略0.55mm,容量1.5の二軸延伸ブロー成形体たる壜状
中空成形体(18)〜(21)得た。
得られた各中空成形体の肉厚のばらつき、高さのばらつ
き、およびガス遮断性は第3表に併記する通りである。
き、およびガス遮断性は第3表に併記する通りである。
実施例12〜16,比較例11〜12 固有粘度が0.84のポリエチレンテレフタレート樹脂100
重量部に対して、後記第4表の所定欄に表示されている
量のメタキシリレンアジパミド樹脂[東洋紡績(株)
製:東洋紡ナイロンT−600,相対粘度2.30]と、ポリカ
ーボネート樹脂[帝人化成(株)製:パンライトL1225,
Tg=150℃]と、雲母粉末とを配合した7種類の延伸ブ
ロー成形用熱可塑性樹脂組成物を利用して得られた有底
円筒状のパリソン(胴部直径38mm,全高147mm)を、延伸
温度90〜120℃に加熱した後、二軸延伸ブロー成形し、
胴部平均厚み略0.55mm,容量2.0の二軸延伸ブロー成形
体たる壜状中空成形体(22)〜(28)を得た。
重量部に対して、後記第4表の所定欄に表示されている
量のメタキシリレンアジパミド樹脂[東洋紡績(株)
製:東洋紡ナイロンT−600,相対粘度2.30]と、ポリカ
ーボネート樹脂[帝人化成(株)製:パンライトL1225,
Tg=150℃]と、雲母粉末とを配合した7種類の延伸ブ
ロー成形用熱可塑性樹脂組成物を利用して得られた有底
円筒状のパリソン(胴部直径38mm,全高147mm)を、延伸
温度90〜120℃に加熱した後、二軸延伸ブロー成形し、
胴部平均厚み略0.55mm,容量2.0の二軸延伸ブロー成形
体たる壜状中空成形体(22)〜(28)を得た。
得られた各中空成形体の肉厚のばらつき、高さのばらつ
き、およびガス遮断性は第4表に併記する通りである。
き、およびガス遮断性は第4表に併記する通りである。
なお、前記実施例および比較例中の中空成形体の肉厚の
ばらつきは、各種類の中空成形体5本を、各1本につき
4方向の肉厚を測定し、5×4=20ポイントの値の中の
最高と最低との差であり、高さのばらつきは、各種類の
中空成形体100本の標準偏差を以って表わしてものであ
る。また、O2透過量は、モコン社製のオキストラン測定
機にて、23℃,55%相対湿度下で測定した値であり、壜
の形状は成形体の外観の状態で判断したものである。
ばらつきは、各種類の中空成形体5本を、各1本につき
4方向の肉厚を測定し、5×4=20ポイントの値の中の
最高と最低との差であり、高さのばらつきは、各種類の
中空成形体100本の標準偏差を以って表わしてものであ
る。また、O2透過量は、モコン社製のオキストラン測定
機にて、23℃,55%相対湿度下で測定した値であり、壜
の形状は成形体の外観の状態で判断したものである。
前記第1表〜第3表により明らかなように、熱可塑性樹
脂成分がポリエチレンテレフタレート樹脂とメタキシリ
レン基含有ポリアミド樹脂とで構成されている熱可塑性
樹脂組成物によって得られた延伸ブロー成形体たる中空
成形体は、ガス遮断性において優れた性質を有するもの
の、該中空成形体の肉厚のばらつきや高さのばらつきが
大きく、この傾向は前記メタキシリレン基含有ポリアミ
ド樹脂の量が多くなる程大きくなり、遂には使用に耐え
得る壜形状を有する中空成形体を成形し得なくなる。し
かしながら、同じく前記第1表〜第3表により、熱可塑
性樹脂成分がポリエチレンテレフタレート樹脂とメタキ
シリレン基含有ポリアミド樹脂とガラス転移温度が80℃
以上の他の熱可塑性樹脂とで構成されている熱可塑性樹
脂組成物によって得られた延伸ブロー成形体たる中空成
形体においては、前述の弊害が顕著に改善されているこ
とが明確にされている。
脂成分がポリエチレンテレフタレート樹脂とメタキシリ
レン基含有ポリアミド樹脂とで構成されている熱可塑性
樹脂組成物によって得られた延伸ブロー成形体たる中空
成形体は、ガス遮断性において優れた性質を有するもの
の、該中空成形体の肉厚のばらつきや高さのばらつきが
大きく、この傾向は前記メタキシリレン基含有ポリアミ
ド樹脂の量が多くなる程大きくなり、遂には使用に耐え
得る壜形状を有する中空成形体を成形し得なくなる。し
かしながら、同じく前記第1表〜第3表により、熱可塑
性樹脂成分がポリエチレンテレフタレート樹脂とメタキ
シリレン基含有ポリアミド樹脂とガラス転移温度が80℃
以上の他の熱可塑性樹脂とで構成されている熱可塑性樹
脂組成物によって得られた延伸ブロー成形体たる中空成
形体においては、前述の弊害が顕著に改善されているこ
とが明確にされている。
更に前記第3表においては、ガラス転移温度が80℃未満
のその他の熱可塑性樹脂を添加する場合においては、前
述の弊害が解消され得ないことも明らかにされている。
更にまた、前記第4表により、雲母粉末は前記ガラス転
移温度が80℃以上の他の熱可塑性樹脂との相乗作用によ
って、前記メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂の添加
によって生ずる延伸ブロー成形能の低下を補償する作用
を奏していることが明らかにされている。
のその他の熱可塑性樹脂を添加する場合においては、前
述の弊害が解消され得ないことも明らかにされている。
更にまた、前記第4表により、雲母粉末は前記ガラス転
移温度が80℃以上の他の熱可塑性樹脂との相乗作用によ
って、前記メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂の添加
によって生ずる延伸ブロー成形能の低下を補償する作用
を奏していることが明らかにされている。
[発明の効果] 本各発明の延伸ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物は叙上
の通りの構成から成るもので、該組成物の延伸ブロー成
形性が、メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂の混入さ
れていないポリエチレンテレフタレート樹脂組成物と同
様に良好であり、しかも該組成物による延伸ブロー成形
体たる中空体は、前記メタキシリレン基含有ポリアミド
樹脂が混入されていないポリエチレンテレフタレート樹
脂組成物による中空成形体と同様に機械的強度,耐薬品
性,衛生性,軽量性等において優れた性質を有し、か
つ、ガス遮断性において極めて優れた性質を奏するとい
う効果を有するものである。
の通りの構成から成るもので、該組成物の延伸ブロー成
形性が、メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂の混入さ
れていないポリエチレンテレフタレート樹脂組成物と同
様に良好であり、しかも該組成物による延伸ブロー成形
体たる中空体は、前記メタキシリレン基含有ポリアミド
樹脂が混入されていないポリエチレンテレフタレート樹
脂組成物による中空成形体と同様に機械的強度,耐薬品
性,衛生性,軽量性等において優れた性質を有し、か
つ、ガス遮断性において極めて優れた性質を奏するとい
う効果を有するものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 69:00 67:03) B29K 67:00 B29L 22:00 (72)発明者 高橋 澄夫 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内 (72)発明者 古塩 秀一 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内
Claims (2)
- 【請求項1】主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレ
ートで構成されているポリエステル樹脂100重量部と、
メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂5〜30重量部と、
ガラス転移温度が80℃以上のポリカーボネート樹脂、ポ
リアリレート樹脂及び共重合ポリアミド樹脂(メタキシ
リレン基含有ポリアミド樹脂を除く)から選ばれる1種
の熱可塑性樹脂0.5〜20重量部とを熱可塑性樹脂成分と
して含有することを特徴とする延伸ブロー成形用熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項2】主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレ
ートで構成されているポリエステル樹脂100重量部と、
メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂5〜30重量部と、
ガラス転移温度が80℃以上のポリカーボネート樹脂、ポ
リアリレート樹脂及び共重合ポリアミド樹脂(メタキシ
リレン基含有ポリアミド樹脂を除く)から選ばれる1種
の熱可塑性樹脂0.5〜20重量部とからなる熱可塑性樹脂
成分と、前記ポリエステル樹脂100重量部に対して0.2〜
5重量部の雲母粉末とを含有することを特徴とする延伸
ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23985586A JPH0717825B2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 | 延伸ブロ−成形用熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23985586A JPH0717825B2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 | 延伸ブロ−成形用熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6392667A JPS6392667A (ja) | 1988-04-23 |
| JPH0717825B2 true JPH0717825B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=17050880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23985586A Expired - Fee Related JPH0717825B2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 | 延伸ブロ−成形用熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717825B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69231159D1 (de) * | 1991-04-01 | 2000-07-13 | Foster Miller Inc | Extrudierte thermoplasten, flüssigkristalline polymere und daraus bestehende zusammensetzungen mit planärer morphologie |
| IT1301690B1 (it) * | 1998-06-11 | 2000-07-07 | Sinco Ricerche Spa | Miscele di resine poliestere aventi elevate proprieta' di barriera aigas. |
| ATE532827T1 (de) | 2001-11-30 | 2011-11-15 | Polyplastics Co | Flammwidrige harzzusammensetzung |
| ATE352585T1 (de) | 2001-11-30 | 2007-02-15 | Polyplastics Co | Flammwidrige harzzusammensetzung |
-
1986
- 1986-10-08 JP JP23985586A patent/JPH0717825B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6392667A (ja) | 1988-04-23 |
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