JPH0717871A - 血液製剤製造装置 - Google Patents
血液製剤製造装置Info
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- JPH0717871A JPH0717871A JP5161605A JP16160593A JPH0717871A JP H0717871 A JPH0717871 A JP H0717871A JP 5161605 A JP5161605 A JP 5161605A JP 16160593 A JP16160593 A JP 16160593A JP H0717871 A JPH0717871 A JP H0717871A
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明の血液製剤製造装置1は、採血された血
液を貯留する血液貯留部10と、血液貯留部10に貯留
された血液を処理し、血液貯留部10との間で閉鎖回路
21を構成し、閉鎖回路21の一部において血液貯留部
10と無菌的に接続可能である血液処理部20と、無菌
的な流体を閉鎖回路21内に導入する流体導入手段26
とからなる。 【効果】無菌的な流体を該閉鎖回路内に導入する流体導
入手段とからなるので、閉鎖系を維持しながら血液処理
か可能で、処理後回路内の血液を無駄なく回収できて、
なおかつそれらの操作が簡便で、各種の血液製剤を調製
できる。
液を貯留する血液貯留部10と、血液貯留部10に貯留
された血液を処理し、血液貯留部10との間で閉鎖回路
21を構成し、閉鎖回路21の一部において血液貯留部
10と無菌的に接続可能である血液処理部20と、無菌
的な流体を閉鎖回路21内に導入する流体導入手段26
とからなる。 【効果】無菌的な流体を該閉鎖回路内に導入する流体導
入手段とからなるので、閉鎖系を維持しながら血液処理
か可能で、処理後回路内の血液を無駄なく回収できて、
なおかつそれらの操作が簡便で、各種の血液製剤を調製
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液から各成分を分離
し、種々の血液製剤を調製するための血液製剤製造装置
に関する。
し、種々の血液製剤を調製するための血液製剤製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、献血により採取された血液から種
々の血液製剤、例えば赤血球濃厚液、洗浄赤血球液、白
血球除去赤血球液、解凍赤血球液、濃厚血小板、多血小
板血漿、などを調製する場合においては、血液バッグを
遠心分離することにより血液中の液状成分(血漿)と血
球成分を分離して行っていた。
々の血液製剤、例えば赤血球濃厚液、洗浄赤血球液、白
血球除去赤血球液、解凍赤血球液、濃厚血小板、多血小
板血漿、などを調製する場合においては、血液バッグを
遠心分離することにより血液中の液状成分(血漿)と血
球成分を分離して行っていた。
【0003】また、血液を遠心法以外の方法で液状成分
と血球成分とに分離する方法としては、膜型血漿分離器
を用いる方法がある。特開昭63−226364号公報
には、血漿の採取を目的とした落差法による装置であ
る。特開昭63−235866号公報には、採血バッグ
を加圧・減圧することにより血漿の採取を行う装置が開
示されている。特開平2−98365号公報にも同様に
採血バッグを加圧・減圧することにより血漿の採取を行
う装置が開示されている。
と血球成分とに分離する方法としては、膜型血漿分離器
を用いる方法がある。特開昭63−226364号公報
には、血漿の採取を目的とした落差法による装置であ
る。特開昭63−235866号公報には、採血バッグ
を加圧・減圧することにより血漿の採取を行う装置が開
示されている。特開平2−98365号公報にも同様に
採血バッグを加圧・減圧することにより血漿の採取を行
う装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した遠心
法で分離を行う場合は、一度に大量の血液を遠心するこ
とが可能であるという利点はあるものの、遠心後の血液
を分離する工程が煩雑になってしまうという欠点があ
る。すなわち、遠心後に分離した血球と血漿とを手作業
で分取しなければならず、操作が煩雑であり、分けられ
た血漿についても血球が混入している可能性がある。ま
た、一部の製剤では調製の工程で回路を完全な閉鎖系に
保持するのが困難であり、製剤が汚染される可能性があ
る。
法で分離を行う場合は、一度に大量の血液を遠心するこ
とが可能であるという利点はあるものの、遠心後の血液
を分離する工程が煩雑になってしまうという欠点があ
る。すなわち、遠心後に分離した血球と血漿とを手作業
で分取しなければならず、操作が煩雑であり、分けられ
た血漿についても血球が混入している可能性がある。ま
た、一部の製剤では調製の工程で回路を完全な閉鎖系に
保持するのが困難であり、製剤が汚染される可能性があ
る。
【0005】また、分離膜を用いた場合には上記のよう
な欠点は解決されるが、上記公報の装置では赤血球濃厚
液と原料血漿しか調製できず、その他の赤血球製剤を調
製することはできない。またこの装置においては、採血
針までも一体となっており、採血現場に血漿採取キット
全体を持って行くことになり、効率が悪く採血時の操作
性も悪いと考えられる。
な欠点は解決されるが、上記公報の装置では赤血球濃厚
液と原料血漿しか調製できず、その他の赤血球製剤を調
製することはできない。またこの装置においては、採血
針までも一体となっており、採血現場に血漿採取キット
全体を持って行くことになり、効率が悪く採血時の操作
性も悪いと考えられる。
【0006】本発明はかかる課題に鑑みてなされたもの
で、新規な血液製剤製造装置を提供することを目的とす
る。すなわち、本発明は閉鎖系を維持できる血液製剤製
造装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は
操作が簡便な血液製剤製造装置を提供することを目的と
する。
で、新規な血液製剤製造装置を提供することを目的とす
る。すなわち、本発明は閉鎖系を維持できる血液製剤製
造装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は
操作が簡便な血液製剤製造装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、採血された血液を貯留する血液貯留部と、該
血液貯留部に貯留された血液を処理し、該血液貯留部と
の間で閉鎖回路を構成し、該閉鎖回路の一部において血
液貯留部と無菌的に接続可能である血液処理部と、無菌
的な流体を該閉鎖回路内に導入する流体導入手段とから
なる血液製剤製造装置により達成される。
るために、採血された血液を貯留する血液貯留部と、該
血液貯留部に貯留された血液を処理し、該血液貯留部と
の間で閉鎖回路を構成し、該閉鎖回路の一部において血
液貯留部と無菌的に接続可能である血液処理部と、無菌
的な流体を該閉鎖回路内に導入する流体導入手段とから
なる血液製剤製造装置により達成される。
【0008】前記閉鎖回路は、血液貯留部から血液処理
部を経て血液貯留部へ戻る循環・閉鎖回路であることが
好ましい。
部を経て血液貯留部へ戻る循環・閉鎖回路であることが
好ましい。
【0009】前記血液貯留部は、血液バッグとそれと連
通するチューブであることが好ましい。前記血液処理部
は、血液貯留部と無菌的に接続可能なチューブと、血液
流入部および血液流出部でそれぞれ該チューブと連通し
ている血液処理器とからなることが好ましい。
通するチューブであることが好ましい。前記血液処理部
は、血液貯留部と無菌的に接続可能なチューブと、血液
流入部および血液流出部でそれぞれ該チューブと連通し
ている血液処理器とからなることが好ましい。
【0010】前記閉鎖回路は、血液貯留部である血液バ
ッグの2つのチューブ(バッグチューブ)と、血液処理
器の血液流入部が連通するチューブ(処理流入チュー
ブ)が無菌的に接続された状態になり、血液処理器の血
液流出部が連通するチューブ(処理流出チューブ)と、
該バッグチューブが無菌的に接続された状態になり、血
液バッグから一方のバッグチューブ・処理流入チューブ
を経て血液処理器へ流入し、血液処理器から処理流出チ
ューブ・他方のバッグチューブを経て血液バッグへ流入
し、これを繰り返す循環・閉鎖回路であることが好まし
い。
ッグの2つのチューブ(バッグチューブ)と、血液処理
器の血液流入部が連通するチューブ(処理流入チュー
ブ)が無菌的に接続された状態になり、血液処理器の血
液流出部が連通するチューブ(処理流出チューブ)と、
該バッグチューブが無菌的に接続された状態になり、血
液バッグから一方のバッグチューブ・処理流入チューブ
を経て血液処理器へ流入し、血液処理器から処理流出チ
ューブ・他方のバッグチューブを経て血液バッグへ流入
し、これを繰り返す循環・閉鎖回路であることが好まし
い。
【0011】前記閉鎖回路は、血液貯留部である血液バ
ッグの2つのチューブ(バッグチューブ)と、血液処理
器の血液流入部が連通するチューブ(処理流入チュー
ブ)が無菌的に接続された状態になり、血液処理器の血
液流出部が連通するチューブ(処理流出チューブ)と、
該バッグチューブが無菌的に接続された状態になり、血
液バッグから一方のバッグチューブ・処理流入チューブ
を経て血液処理器へ流入し、血液処理器から処理流出チ
ューブ・他方のバッグチューブを経て血液バッグへ流入
し、これを繰り返す循環・閉鎖回路であることが好まし
い。
ッグの2つのチューブ(バッグチューブ)と、血液処理
器の血液流入部が連通するチューブ(処理流入チュー
ブ)が無菌的に接続された状態になり、血液処理器の血
液流出部が連通するチューブ(処理流出チューブ)と、
該バッグチューブが無菌的に接続された状態になり、血
液バッグから一方のバッグチューブ・処理流入チューブ
を経て血液処理器へ流入し、血液処理器から処理流出チ
ューブ・他方のバッグチューブを経て血液バッグへ流入
し、これを繰り返す循環・閉鎖回路であることが好まし
い。
【0012】また、前記閉鎖回路は、血液貯留部である
血液バッグのチューブ(バッグチューブ)と、血液処理
器の血液流入部が連通するチューブ(処理流入チュー
ブ)が無菌的に接続された状態になり、血液処理器の血
液流出部が連通するチューブ(処理流出チューブ)と他
の血液貯留部とが連通した閉鎖回路であってもよい。前
記血液処理部は、血液処理器と該処理器で処理された成
分を貯留する容器を備えることが好ましい。前記血液処
理器は、血液の細胞成分とその他の成分を分離する分離
器が好ましい。また、血液処理器は、該分離器とその下
流側に設けられた白血球を補足する白血球分離器であっ
てもよい。前記血液製剤製造装置は、血液貯留部の血液
の性状に関する情報をもとに血液処理の条件設定を行う
ことが好ましい。前記閉鎖回路に薬液を注入する手段を
有することが好ましい。
血液バッグのチューブ(バッグチューブ)と、血液処理
器の血液流入部が連通するチューブ(処理流入チュー
ブ)が無菌的に接続された状態になり、血液処理器の血
液流出部が連通するチューブ(処理流出チューブ)と他
の血液貯留部とが連通した閉鎖回路であってもよい。前
記血液処理部は、血液処理器と該処理器で処理された成
分を貯留する容器を備えることが好ましい。前記血液処
理器は、血液の細胞成分とその他の成分を分離する分離
器が好ましい。また、血液処理器は、該分離器とその下
流側に設けられた白血球を補足する白血球分離器であっ
てもよい。前記血液製剤製造装置は、血液貯留部の血液
の性状に関する情報をもとに血液処理の条件設定を行う
ことが好ましい。前記閉鎖回路に薬液を注入する手段を
有することが好ましい。
【0013】次に、本発明の血液製剤製造装置を具体的
に説明する。
に説明する。
【0014】前記閉鎖回路は、血液貯留部から血液処理
部を経て血液貯留部へ戻る循環・閉鎖回路であることが
好ましい。当該循環・閉鎖回路であることで、外気に触
れる事なく無菌的環境が維持でき、さらに連続的に循環
させることができる。前記閉鎖回路は、第1の血液貯留
部から血液処理部を経て第2の血液貯留部へ至る閉鎖回
路であってもよい。第2の血液貯留部と連通される第3
の血液貯留部を設けても良い。一旦、処理した血液を第
2の血液貯留部に貯留して、遠心分離した後、第2の血
液貯留部を押圧等外表面からの圧力をかけて上層の血液
成分(または下層の血液成分)を第3の血液貯留部に移
すことが可能となる。第2の血液貯留部の血液成分を第
3の血液貯留部へ移す手段としては第3の血液貯留部を
陰圧下に置くこと、もしくは第2の血液貯留部の押圧と
第3の血液貯留部の陰圧を同時に行っても良い。第3の
血液貯留部は、前述した血液貯留部から血液処理部を経
て血液貯留部へ戻る循環・閉鎖回路の血液貯留部に設け
てもよい。
部を経て血液貯留部へ戻る循環・閉鎖回路であることが
好ましい。当該循環・閉鎖回路であることで、外気に触
れる事なく無菌的環境が維持でき、さらに連続的に循環
させることができる。前記閉鎖回路は、第1の血液貯留
部から血液処理部を経て第2の血液貯留部へ至る閉鎖回
路であってもよい。第2の血液貯留部と連通される第3
の血液貯留部を設けても良い。一旦、処理した血液を第
2の血液貯留部に貯留して、遠心分離した後、第2の血
液貯留部を押圧等外表面からの圧力をかけて上層の血液
成分(または下層の血液成分)を第3の血液貯留部に移
すことが可能となる。第2の血液貯留部の血液成分を第
3の血液貯留部へ移す手段としては第3の血液貯留部を
陰圧下に置くこと、もしくは第2の血液貯留部の押圧と
第3の血液貯留部の陰圧を同時に行っても良い。第3の
血液貯留部は、前述した血液貯留部から血液処理部を経
て血液貯留部へ戻る循環・閉鎖回路の血液貯留部に設け
てもよい。
【0015】前述した血液貯留部から血液処理部を経て
血液貯留部へ戻る循環・閉鎖回路の具体例としては、血
液貯留部である血液バッグの2つのチューブ(バッグチ
ューブ)と、血液処理器の血液流入部が連通するチュー
ブ(処理流入チューブ)が無菌的に接続された状態にな
り、血液処理器の血液流出部が連通するチューブ(処理
流出チューブ)と、一方のバッグチューブが無菌的に接
続された状態になり、血液バッグから一方のバッグチュ
ーブ・処理流入チューブを経て血液処理器へ流入し、血
液処理器から処理流出チューブ・他方のバッグチューブ
を経て血液バッグへ流入し、これを繰り返す循環・閉鎖
回路である。
血液貯留部へ戻る循環・閉鎖回路の具体例としては、血
液貯留部である血液バッグの2つのチューブ(バッグチ
ューブ)と、血液処理器の血液流入部が連通するチュー
ブ(処理流入チューブ)が無菌的に接続された状態にな
り、血液処理器の血液流出部が連通するチューブ(処理
流出チューブ)と、一方のバッグチューブが無菌的に接
続された状態になり、血液バッグから一方のバッグチュ
ーブ・処理流入チューブを経て血液処理器へ流入し、血
液処理器から処理流出チューブ・他方のバッグチューブ
を経て血液バッグへ流入し、これを繰り返す循環・閉鎖
回路である。
【0016】前述した第1の血液貯留部から血液処理部
を経て第2の血液貯留部へ至る閉鎖回路の具体例は、血
液貯留部である血液バッグのチューブ(バッグチュー
ブ)と、血液処理器の血液流入部が連通するチューブ
(処理流入チューブ)が無菌的に接続された状態にな
り、血液処理器の血液流出部が連通するチューブ(処理
流出チューブ)と他の血液貯留部とが連通した閉鎖回路
で 前記血液貯留部は、血液バッグとそれと連通するチ
ューブで構成される。
を経て第2の血液貯留部へ至る閉鎖回路の具体例は、血
液貯留部である血液バッグのチューブ(バッグチュー
ブ)と、血液処理器の血液流入部が連通するチューブ
(処理流入チューブ)が無菌的に接続された状態にな
り、血液処理器の血液流出部が連通するチューブ(処理
流出チューブ)と他の血液貯留部とが連通した閉鎖回路
で 前記血液貯留部は、血液バッグとそれと連通するチ
ューブで構成される。
【0017】血液バッグは公知の軟質塩ビ製のソフトバ
ッグやポリオレフィン系バッグなど、血液の保存に適し
た材質であり、さらに取り扱い時の物理的強度が保持で
きる材料で構成されていれば何れの材料も使用可能であ
る。前述した第1,第2および第3の血液貯留部の血液
バッグの材質についても同様である。チューブもバッグ
と同様の理由、さらに後述する無菌的接続手段にて溶解
可能な材質が好ましく、軟質塩ビやポリオレフィンが好
適に使用される。チューブは、その先端でシールされて
おり、後述する無菌的チューブ接続装置により、血液処
理部のチューブと接続可能である。チューブの先端に、
無菌を維持できるコネクターが接続されていてもかまわ
ない。
ッグやポリオレフィン系バッグなど、血液の保存に適し
た材質であり、さらに取り扱い時の物理的強度が保持で
きる材料で構成されていれば何れの材料も使用可能であ
る。前述した第1,第2および第3の血液貯留部の血液
バッグの材質についても同様である。チューブもバッグ
と同様の理由、さらに後述する無菌的接続手段にて溶解
可能な材質が好ましく、軟質塩ビやポリオレフィンが好
適に使用される。チューブは、その先端でシールされて
おり、後述する無菌的チューブ接続装置により、血液処
理部のチューブと接続可能である。チューブの先端に、
無菌を維持できるコネクターが接続されていてもかまわ
ない。
【0018】前記血液処理部は、血液貯留部と無菌的に
接続可能なチューブと、血液流入部および血液流出部で
それぞれ該チューブと連通している血液処理器とからな
り、さらに該処理器で処理された成分を貯留する容器を
備えることが好ましい。血液処理器は、全血から血漿を
分離するような細胞成分と液状成分を分離する機能を備
えているものと、全血や貧血小板血漿から白血球を除去
するような特定の細胞成分を除去する機能を備えている
ものなどがある。構造的には、中空糸や平膜型や吸着型
など上記機能を備えるものを硬質なハウジングに収納さ
れてなる。
接続可能なチューブと、血液流入部および血液流出部で
それぞれ該チューブと連通している血液処理器とからな
り、さらに該処理器で処理された成分を貯留する容器を
備えることが好ましい。血液処理器は、全血から血漿を
分離するような細胞成分と液状成分を分離する機能を備
えているものと、全血や貧血小板血漿から白血球を除去
するような特定の細胞成分を除去する機能を備えている
ものなどがある。構造的には、中空糸や平膜型や吸着型
など上記機能を備えるものを硬質なハウジングに収納さ
れてなる。
【0019】前記血液処理部は、細胞成分と液状成分を
分離する機能を備えているものと、特定の細胞成分を除
去する機能を備えているものを直列もしくは並列に連通
させても良い。たとえば、赤血球や白血球などの細胞成
分は通過しないが、血漿などの液状成分は通過する多孔
質膜を備えた第1の処理部を、該多孔質膜を通過しない
成分のうち、白血球だけを捕捉する第2の処理部を第1
の処理部の下流側に直列的に接続するものである。ま
た、該第1の処理部と該第2の処理部を並列的に接続す
るものは、血液処理のスピードとバランスを考慮して第
1と第2の処理部への流れをそれぞれON/OFFでき
るものであっても良い。
分離する機能を備えているものと、特定の細胞成分を除
去する機能を備えているものを直列もしくは並列に連通
させても良い。たとえば、赤血球や白血球などの細胞成
分は通過しないが、血漿などの液状成分は通過する多孔
質膜を備えた第1の処理部を、該多孔質膜を通過しない
成分のうち、白血球だけを捕捉する第2の処理部を第1
の処理部の下流側に直列的に接続するものである。ま
た、該第1の処理部と該第2の処理部を並列的に接続す
るものは、血液処理のスピードとバランスを考慮して第
1と第2の処理部への流れをそれぞれON/OFFでき
るものであっても良い。
【0020】前記血液製剤製造装置は、血液貯留部の血
液の性状に関する情報をもとに血液処理の条件設定を行
うことが好ましい。血液の性状に関する情報としては、
血液中の血球成分の割合を示すヘマクリット値などの直
接的な血液性状の情報や、分離した被濾過液体の量を検
知するような間接的な血液性状情報がある。ヘマクリッ
ト値を用いた血液の性状に関する情報をもとに血液処理
の条件設定は、たとえば血液貯留部に貯留された血液の
ヘマクリット値から処理条件を設定するものである。す
なわち、血液貯留部に貯留された血液のヘマクリット値
から、最終的な血球成分の濃度を一定にするために採取
する血漿の量を予め計算して求め、採取した血漿がその
設定量に達したことを条件に処理を終了するものであ
る。
液の性状に関する情報をもとに血液処理の条件設定を行
うことが好ましい。血液の性状に関する情報としては、
血液中の血球成分の割合を示すヘマクリット値などの直
接的な血液性状の情報や、分離した被濾過液体の量を検
知するような間接的な血液性状情報がある。ヘマクリッ
ト値を用いた血液の性状に関する情報をもとに血液処理
の条件設定は、たとえば血液貯留部に貯留された血液の
ヘマクリット値から処理条件を設定するものである。す
なわち、血液貯留部に貯留された血液のヘマクリット値
から、最終的な血球成分の濃度を一定にするために採取
する血漿の量を予め計算して求め、採取した血漿がその
設定量に達したことを条件に処理を終了するものであ
る。
【0021】前記閉鎖回路に薬液を注入する手段は、薬
液入り薬液バッグと閉鎖回路と薬液バッグを連通するチ
ューブと、薬液バッグ内の薬液を送液手段とから構成さ
れる。送液手段としては、例えばチューブを押圧して内
部液を移送するローラーポンプやペリスタルティックポ
ンプがあり、また薬液バッグ外表面から圧力を掛ける方
法も可能である。移送量がポンプの作動(特にローラー
ポンプの場合は回転数)量で規定できるので、チューブ
を押圧して定量的に内部液を移送できるポンプが好まし
い。閉鎖回路に注入する薬液としては、調整する血液製
剤等によって異なるが、濃厚赤血球から洗浄赤血球を得
る場合では、生理食塩水である。この他、赤血球保存
液、血小板保存液などがある。
液入り薬液バッグと閉鎖回路と薬液バッグを連通するチ
ューブと、薬液バッグ内の薬液を送液手段とから構成さ
れる。送液手段としては、例えばチューブを押圧して内
部液を移送するローラーポンプやペリスタルティックポ
ンプがあり、また薬液バッグ外表面から圧力を掛ける方
法も可能である。移送量がポンプの作動(特にローラー
ポンプの場合は回転数)量で規定できるので、チューブ
を押圧して定量的に内部液を移送できるポンプが好まし
い。閉鎖回路に注入する薬液としては、調整する血液製
剤等によって異なるが、濃厚赤血球から洗浄赤血球を得
る場合では、生理食塩水である。この他、赤血球保存
液、血小板保存液などがある。
【0022】前記無菌的な流体を該閉鎖回路内に導入す
る流体導入手段は、処理が終了した閉鎖回路内、特に血
液処理部の血液成分を血液貯留部へ回収するためのもの
である。無菌的な流体は気体または液体であるが、取り
扱いが簡便で回収しやすい点から気体が好ましい。流体
導入手段としては、気体の場合、チューブとその一端に
接続されたエアーフィルターからなる。このエアーフィ
ルターは、空気中の菌はもちろん、塵、埃およびカビ等
も捕捉できるもので、通過する気体が無菌を保証できる
ものが必要である。この他、無菌水や空気を貯留した容
器と接続しても良い。この無菌的流体を移送するための
移送手段を設けても良い。
る流体導入手段は、処理が終了した閉鎖回路内、特に血
液処理部の血液成分を血液貯留部へ回収するためのもの
である。無菌的な流体は気体または液体であるが、取り
扱いが簡便で回収しやすい点から気体が好ましい。流体
導入手段としては、気体の場合、チューブとその一端に
接続されたエアーフィルターからなる。このエアーフィ
ルターは、空気中の菌はもちろん、塵、埃およびカビ等
も捕捉できるもので、通過する気体が無菌を保証できる
ものが必要である。この他、無菌水や空気を貯留した容
器と接続しても良い。この無菌的流体を移送するための
移送手段を設けても良い。
【0023】無菌的な接続とは、チューブ同士が接続さ
れる際に内部液の無菌状態が維持されることであるが、
接続前と接続後の状態が実質的に変わらない程度のもの
も含むものとする。このような接続が可能なものであれ
ばどのような態様で接続してもかまわないが、好適な例
としては、次に示す無菌的接続手段である。この無菌的
接続手段は、共に端部がシールされ閉塞された2本のチ
ューブを相対する方向で且つ並列するように置き、クラ
ンプでチューブを押圧して閉鎖した状態でチューブ材質
の溶融温度以上に加熱した加熱切断手段(刃)によっ
て、溶融切断しながら、チューブ軸方向と直交する方向
にずらして接続すべきチューブ同士を溶融接続するもの
である。該接続手段の他では、内部液が外気に触れない
状態で接続可能なコネクターが、接続すべきチューブの
両端に設けられていても良い。
れる際に内部液の無菌状態が維持されることであるが、
接続前と接続後の状態が実質的に変わらない程度のもの
も含むものとする。このような接続が可能なものであれ
ばどのような態様で接続してもかまわないが、好適な例
としては、次に示す無菌的接続手段である。この無菌的
接続手段は、共に端部がシールされ閉塞された2本のチ
ューブを相対する方向で且つ並列するように置き、クラ
ンプでチューブを押圧して閉鎖した状態でチューブ材質
の溶融温度以上に加熱した加熱切断手段(刃)によっ
て、溶融切断しながら、チューブ軸方向と直交する方向
にずらして接続すべきチューブ同士を溶融接続するもの
である。該接続手段の他では、内部液が外気に触れない
状態で接続可能なコネクターが、接続すべきチューブの
両端に設けられていても良い。
【0024】前記閉鎖回路における血液成分の送液は、
閉鎖回路に設けられた送液手段によって行うことが望ま
しく、ローラーポンプ等の定量移送手段がより好まし
い。送液手段を閉鎖回路に設け、閉鎖回路が前記閉鎖・
循環回路であることにより、移送手段の一方向の送液で
連続的に血液が処理でき、時間的に短縮される。
閉鎖回路に設けられた送液手段によって行うことが望ま
しく、ローラーポンプ等の定量移送手段がより好まし
い。送液手段を閉鎖回路に設け、閉鎖回路が前記閉鎖・
循環回路であることにより、移送手段の一方向の送液で
連続的に血液が処理でき、時間的に短縮される。
【0025】
【実施例】本発明の血液製剤製造装置の実施例を図面に
て説明する。図1は、本発明の血液製剤製造装置の実施
例を示す回路図である。
て説明する。図1は、本発明の血液製剤製造装置の実施
例を示す回路図である。
【0026】図1に示されるように、本発明の血液製剤
製造装置1は、採血された血液を貯留する血液貯留部1
0と、血液貯留部10に貯留された血液を処理し、血液
貯留部10との間で閉鎖回路21を構成し、閉鎖回路2
1の一部において血液貯留部10と無菌的に接続可能で
ある血液処理部20と、無菌的な流体を閉鎖回路21内
に導入する流体導入手段26とからなる。
製造装置1は、採血された血液を貯留する血液貯留部1
0と、血液貯留部10に貯留された血液を処理し、血液
貯留部10との間で閉鎖回路21を構成し、閉鎖回路2
1の一部において血液貯留部10と無菌的に接続可能で
ある血液処理部20と、無菌的な流体を閉鎖回路21内
に導入する流体導入手段26とからなる。
【0027】閉鎖回路21は、血液貯留部10である血
液バッグ12の2つのチューブ(バッグチューブ)1
3,14と、血液処理部20を構成する血液処理器23
の血液流入部23Aが連通するチューブ(処理流入チュ
ーブ)33、(処理流出チューブ)38がそれぞれ無菌
的接続部22において無菌的に接続された状態になる。
血液処理部20の血液処理器23には、処理された成分
を貯留する容器25を備える。容器25は血液処理器2
3の処理成分流出部23Cとチューブ35で連通してい
る。
液バッグ12の2つのチューブ(バッグチューブ)1
3,14と、血液処理部20を構成する血液処理器23
の血液流入部23Aが連通するチューブ(処理流入チュ
ーブ)33、(処理流出チューブ)38がそれぞれ無菌
的接続部22において無菌的に接続された状態になる。
血液処理部20の血液処理器23には、処理された成分
を貯留する容器25を備える。容器25は血液処理器2
3の処理成分流出部23Cとチューブ35で連通してい
る。
【0028】薬液を注入する手段27は、薬液入り薬液
バッグ27Bと、閉鎖回路20と薬液バッグ26Bを連
通するチューブ37と、薬液バッグ27B内の薬液を送
液手段37Pとから構成される。
バッグ27Bと、閉鎖回路20と薬液バッグ26Bを連
通するチューブ37と、薬液バッグ27B内の薬液を送
液手段37Pとから構成される。
【0029】流体導入手段26としては、チューブ36
とその一端に接続されたエアーフィルター26Fからな
る。チューブ36はチューブ33と連通している。チュ
ーブ33およびチューブ37にはローラーポンプ33
P,37Pがそれぞれセットされている。
とその一端に接続されたエアーフィルター26Fからな
る。チューブ36はチューブ33と連通している。チュ
ーブ33およびチューブ37にはローラーポンプ33
P,37Pがそれぞれセットされている。
【0030】使用する前は、血液バッグ12のチューブ
13,14はそれぞれその端部はシールされており、処
理流入チューブ33、流出チューブ38の端部もシール
された状態で操作者に供給される。準備段階にてチュー
ブ13と33、チューブ14と38は無菌的接続部22
において無菌的接続装置(図示せず)により無菌的に接
続された状態にする。
13,14はそれぞれその端部はシールされており、処
理流入チューブ33、流出チューブ38の端部もシール
された状態で操作者に供給される。準備段階にてチュー
ブ13と33、チューブ14と38は無菌的接続部22
において無菌的接続装置(図示せず)により無菌的に接
続された状態にする。
【0031】図2は本発明の血液製剤調製装置の別の実
施例を示す回路図であり、図1の実施例と同じ構成は同
じ番号を用いて入る。
施例を示す回路図であり、図1の実施例と同じ構成は同
じ番号を用いて入る。
【0032】この血液製剤調製装置100、採血された
血液を貯留する血液貯留部10と、血液貯留部10に貯
留された血液を処理し、血液貯留部10との間で閉鎖回
路21を構成し、閉鎖回路21の一部において血液貯留
部10と無菌的に接続可能である血液処理部20と、無
菌的な流体を閉鎖回路21内に導入する流体導入手段2
6とからなる。
血液を貯留する血液貯留部10と、血液貯留部10に貯
留された血液を処理し、血液貯留部10との間で閉鎖回
路21を構成し、閉鎖回路21の一部において血液貯留
部10と無菌的に接続可能である血液処理部20と、無
菌的な流体を閉鎖回路21内に導入する流体導入手段2
6とからなる。
【0033】閉鎖回路21は、血液貯留部10である血
液バッグ12の2つのチューブ(バッグチューブ)1
3,14と、血液処理部20を構成する血液処理器23
の血液流入部23Aが連通するチューブ(処理流入チュ
ーブ)33が無菌的接続部22において無菌的に接続さ
れた状態になる。さらに、血液処理器23の血液流出部
23Bが連通するチューブ(処理流出チューブ)38と
白血球除去フィルター24の流入部24Aが連通し、白
血球除去フィルター24の流出部24Bから処理流出チ
ューブ34が連通し、バッグチューブ14と処理流出チ
ューブ34が無菌的接続部32において無菌的に接続さ
れた状態になる。血液処理部20の血液処理器23に
は、処理された成分を貯留する容器25を備える。容器
25は血液処理器23の処理成分流出部23Cとチュー
ブ35で連通している。他の構成は図1と同様なので説
明を省略する。 以上の回路を用いて濃厚赤血球液を
得るための実施例を説明する。本実施例では図1の血液
製剤製造装置1を用いて上記目的のために血液処理器2
0として膜型血漿分離器とした。血液貯留部10の血液
バッグ12には健常人から採血した全血を使用した。血
液バッグの内容量は450ミリリットルで、ヘマトクリ
ット値は40%であった。最終的に得られる濃厚赤血球
のヘマトクリット値を70%に設定して、以下の手順に
従って処理を行った。
液バッグ12の2つのチューブ(バッグチューブ)1
3,14と、血液処理部20を構成する血液処理器23
の血液流入部23Aが連通するチューブ(処理流入チュ
ーブ)33が無菌的接続部22において無菌的に接続さ
れた状態になる。さらに、血液処理器23の血液流出部
23Bが連通するチューブ(処理流出チューブ)38と
白血球除去フィルター24の流入部24Aが連通し、白
血球除去フィルター24の流出部24Bから処理流出チ
ューブ34が連通し、バッグチューブ14と処理流出チ
ューブ34が無菌的接続部32において無菌的に接続さ
れた状態になる。血液処理部20の血液処理器23に
は、処理された成分を貯留する容器25を備える。容器
25は血液処理器23の処理成分流出部23Cとチュー
ブ35で連通している。他の構成は図1と同様なので説
明を省略する。 以上の回路を用いて濃厚赤血球液を
得るための実施例を説明する。本実施例では図1の血液
製剤製造装置1を用いて上記目的のために血液処理器2
0として膜型血漿分離器とした。血液貯留部10の血液
バッグ12には健常人から採血した全血を使用した。血
液バッグの内容量は450ミリリットルで、ヘマトクリ
ット値は40%であった。最終的に得られる濃厚赤血球
のヘマトクリット値を70%に設定して、以下の手順に
従って処理を行った。
【0034】全血から濃厚赤血球と血漿に分離する作業
の過程において、血漿貯留容器25内に採取された血漿
の量から終了条件を求めることにした。血液バッグ12
内のヘマトクリット値40%で450ミリリットルの血
液をヘマトクリット値70%に濃縮するためには、血液
バッグ12から血漿を約193ミリリットル除去すれば
良いことになる。今回使用した血漿分離器23の血漿側
のプライミングボリュームは約15ミリリットルであっ
た。また、血漿分離膜の膜のポアの容積も同様に約15
ミリリットルであった。そこで、血漿貯留容器25内の
容量が193−15−15=163ミリリットルに達し
た時点で、血液バッグ12内のヘマトクリット値が70
%に達すると予想される。なお、血漿貯留容器25内の
容量は容器内の重量を測定し、血漿の比重1.03で割
った値を容量とした。
の過程において、血漿貯留容器25内に採取された血漿
の量から終了条件を求めることにした。血液バッグ12
内のヘマトクリット値40%で450ミリリットルの血
液をヘマトクリット値70%に濃縮するためには、血液
バッグ12から血漿を約193ミリリットル除去すれば
良いことになる。今回使用した血漿分離器23の血漿側
のプライミングボリュームは約15ミリリットルであっ
た。また、血漿分離膜の膜のポアの容積も同様に約15
ミリリットルであった。そこで、血漿貯留容器25内の
容量が193−15−15=163ミリリットルに達し
た時点で、血液バッグ12内のヘマトクリット値が70
%に達すると予想される。なお、血漿貯留容器25内の
容量は容器内の重量を測定し、血漿の比重1.03で割
った値を容量とした。
【0035】以上の制御を自動的に行う制御手段を設け
ることが省力化の点で好ましい。すなわち、当該制御手
段は、既知の値である血漿分離器23の血漿側のプライ
ミングボリュームや血漿分離膜の膜のポアの容積、さら
に血漿の比重を予め記憶させておき、さらに処理する血
液のヘマトクリット値を入力する入力手段と、血液バッ
グ12の重量を測定する重量測定手段と、入力したヘマ
トクリット値から所定の処理終了の(予め記憶させたも
しくは処理前に入力した)ヘマトクリット値になるため
に採取する血漿の量を計算し、血漿貯留容器25の重量
を測定する手段からの値と比較して、計算値に達したこ
とを条件に処理を停止する。なお、容量は重量に、重量
は容量に比重をもって計算にて変換する。
ることが省力化の点で好ましい。すなわち、当該制御手
段は、既知の値である血漿分離器23の血漿側のプライ
ミングボリュームや血漿分離膜の膜のポアの容積、さら
に血漿の比重を予め記憶させておき、さらに処理する血
液のヘマトクリット値を入力する入力手段と、血液バッ
グ12の重量を測定する重量測定手段と、入力したヘマ
トクリット値から所定の処理終了の(予め記憶させたも
しくは処理前に入力した)ヘマトクリット値になるため
に採取する血漿の量を計算し、血漿貯留容器25の重量
を測定する手段からの値と比較して、計算値に達したこ
とを条件に処理を停止する。なお、容量は重量に、重量
は容量に比重をもって計算にて変換する。
【0036】血液バッグ12から血漿分離器23を経由
して再び血液バッグ12に戻る循環はローラーポンプ2
5Pにより100ミリリットル/分の流速で行った。循
環開始後5分30秒で血漿貯留容器25の血漿量は16
3ミリリットルに達し、処理を終了した。次に、血漿分
離器23の上流側(23A側)より流体導入手段26を
使って無菌的に空気を送り、血漿分離器23内の血液を
血液バッグ12に回収した。すなわち、チューブ13に
設けられたクランプ(図示せず)を閉じてチューブ13
を閉塞させ、チューブ36に設けられたクランプ(図示
せず)を開いて、ローラーポンプ33Pを図1において
右回転にて運転する。外気がエアーフィルター26Fを
通して無菌的空気をしてチューブ36Aに導入され、閉
塞回路20内に無菌的空気がチューブ33を介して血漿
分離器23内の血液を血液バッグ12に回収できる。
して再び血液バッグ12に戻る循環はローラーポンプ2
5Pにより100ミリリットル/分の流速で行った。循
環開始後5分30秒で血漿貯留容器25の血漿量は16
3ミリリットルに達し、処理を終了した。次に、血漿分
離器23の上流側(23A側)より流体導入手段26を
使って無菌的に空気を送り、血漿分離器23内の血液を
血液バッグ12に回収した。すなわち、チューブ13に
設けられたクランプ(図示せず)を閉じてチューブ13
を閉塞させ、チューブ36に設けられたクランプ(図示
せず)を開いて、ローラーポンプ33Pを図1において
右回転にて運転する。外気がエアーフィルター26Fを
通して無菌的空気をしてチューブ36Aに導入され、閉
塞回路20内に無菌的空気がチューブ33を介して血漿
分離器23内の血液を血液バッグ12に回収できる。
【0037】処理後の血液バッグ12の内容量は255
ミリリットルであり、ヘマトクリット値は71%であっ
た。また、血漿分離器23の血漿側流路に残った血漿も
血漿貯留容器25内に回収した。この時の血漿貯留容器
の内容量は175ミリリットルであった。
ミリリットルであり、ヘマトクリット値は71%であっ
た。また、血漿分離器23の血漿側流路に残った血漿も
血漿貯留容器25内に回収した。この時の血漿貯留容器
の内容量は175ミリリットルであった。
【0038】次に、濃厚赤血球から洗浄赤血球を得るた
めに図1の血液製剤調製装置1を用いた別の実施例を説
明する。なお、血液処理器23としては膜型血漿分離器
を使用した。血液バッグ12には内容量130ミリリッ
トルの濃厚赤血球液を使用した。
めに図1の血液製剤調製装置1を用いた別の実施例を説
明する。なお、血液処理器23としては膜型血漿分離器
を使用した。血液バッグ12には内容量130ミリリッ
トルの濃厚赤血球液を使用した。
【0039】まず、血液バッグ12に生理食塩水を加え
て内容量を230ミリリットルとした。すなわち、薬液
注入手段27の生理食塩水入りの薬液バッグ27Bより
ポンプ37Pを用いて血液バッグ12に生理食塩水を送
った。次に血液バッグから血液分離器23を経由して、
再び血液バッグ12に戻る循環はローラーポンプ33P
により100ミリリットル/分の流速で行われた。血漿
分離器23では上清が分離廃棄された。上清の廃棄容器
25中に廃棄された上清が100ミリリットルに達した
ところで、一時循環を中断し、再び生理食塩水を薬液注
入手段27を用いて血液バッグ12に添加し、血液バッ
グ12の内容量を230ミリリットルにした。この希釈
・濃縮の操作を3回繰り返し、3回目の濃縮が終了した
時点で流体導入手段26を使って血漿分離器23の上流
側より無菌的に空気を送り、血漿分離器23内の血液を
血液バッグ12に回収した。そして、最後に薬液注入手
段27を用いて血液バッグ12内に生理食塩水を添加し
て、内容量230ミリリットルの洗浄赤血球液を得た。
て内容量を230ミリリットルとした。すなわち、薬液
注入手段27の生理食塩水入りの薬液バッグ27Bより
ポンプ37Pを用いて血液バッグ12に生理食塩水を送
った。次に血液バッグから血液分離器23を経由して、
再び血液バッグ12に戻る循環はローラーポンプ33P
により100ミリリットル/分の流速で行われた。血漿
分離器23では上清が分離廃棄された。上清の廃棄容器
25中に廃棄された上清が100ミリリットルに達した
ところで、一時循環を中断し、再び生理食塩水を薬液注
入手段27を用いて血液バッグ12に添加し、血液バッ
グ12の内容量を230ミリリットルにした。この希釈
・濃縮の操作を3回繰り返し、3回目の濃縮が終了した
時点で流体導入手段26を使って血漿分離器23の上流
側より無菌的に空気を送り、血漿分離器23内の血液を
血液バッグ12に回収した。そして、最後に薬液注入手
段27を用いて血液バッグ12内に生理食塩水を添加し
て、内容量230ミリリットルの洗浄赤血球液を得た。
【0040】循環を開始してから終了するまでの所要時
間は19分50秒であった。また、開始前後の血液バッ
グ12の血漿蛋白濃度を測定したところ、99.2%が
洗浄除去されていることが確認された。
間は19分50秒であった。また、開始前後の血液バッ
グ12の血漿蛋白濃度を測定したところ、99.2%が
洗浄除去されていることが確認された。
【0041】
【作用】あらかじめ採血された血液を貯留する血液貯留
部には、無菌的な接続部位を2カ所有する。一方血液処
理部の送血部を接続し、他方を血液処理部からの返血部
に接続する。接続によって血液貯留部から取り出された
血液が血液処理部を通った後再び血液貯留部に戻る閉塞
回路が完成する。
部には、無菌的な接続部位を2カ所有する。一方血液処
理部の送血部を接続し、他方を血液処理部からの返血部
に接続する。接続によって血液貯留部から取り出された
血液が血液処理部を通った後再び血液貯留部に戻る閉塞
回路が完成する。
【0042】血液処理部の血液処理器が血漿分離器の場
合、血液貯留部から取り出された血液は、血漿分離器で
血漿と濃厚赤血球に分離される。血漿は専用の血漿貯留
容器に貯留され、濃厚赤血球液は血液貯留部に返血され
る。必要な処理が終了した後、血液処理器の上流側より
無菌的な空気を流入させて、血液処理器内の血液を血液
貯留部に回収する。
合、血液貯留部から取り出された血液は、血漿分離器で
血漿と濃厚赤血球に分離される。血漿は専用の血漿貯留
容器に貯留され、濃厚赤血球液は血液貯留部に返血され
る。必要な処理が終了した後、血液処理器の上流側より
無菌的な空気を流入させて、血液処理器内の血液を血液
貯留部に回収する。
【0043】また、採取された血液製剤の性状を均質な
ものとするため、予め測定した血液貯留部の内容量とヘ
マトクリット値から、処理の終了条件を設定することも
可能である。例えば、血液貯留部内の内容量とヘマトク
リット値からどれくらいの血漿を採取すればよいかを事
前に演算し、採取血漿量が設定値に達した時点で処理を
終了する。
ものとするため、予め測定した血液貯留部の内容量とヘ
マトクリット値から、処理の終了条件を設定することも
可能である。例えば、血液貯留部内の内容量とヘマトク
リット値からどれくらいの血漿を採取すればよいかを事
前に演算し、採取血漿量が設定値に達した時点で処理を
終了する。
【0044】血液貯留部に入れる溶液が全血の場合、濃
厚赤血球が作製され、また多血小板血漿(PRP)の場
合には濃厚血小板が作製される。また、血液処理器とし
て白血球除去フィルターを併用した場合には、各々白血
球成分の除去された血液製剤を得ることができる。
厚赤血球が作製され、また多血小板血漿(PRP)の場
合には濃厚血小板が作製される。また、血液処理器とし
て白血球除去フィルターを併用した場合には、各々白血
球成分の除去された血液製剤を得ることができる。
【0045】
【効果】本発明の血液製剤製造装置は、採血された血液
を貯留する血液貯留部と、該血液貯留部に貯留された血
液を処理し、該血液貯留部との間で閉鎖回路を構成し、
該閉鎖回路の一部において血液貯留部と無菌的に接続可
能である血液処理部と、無菌的な流体を該閉鎖回路内に
導入する流体導入手段とからなるので、閉鎖系を維持し
ながら血液処理か可能で、処理後回路内の血液を無駄な
く回収できて、なおかつそれらの操作が簡便で、各種の
血液製剤を調製できる。
を貯留する血液貯留部と、該血液貯留部に貯留された血
液を処理し、該血液貯留部との間で閉鎖回路を構成し、
該閉鎖回路の一部において血液貯留部と無菌的に接続可
能である血液処理部と、無菌的な流体を該閉鎖回路内に
導入する流体導入手段とからなるので、閉鎖系を維持し
ながら血液処理か可能で、処理後回路内の血液を無駄な
く回収できて、なおかつそれらの操作が簡便で、各種の
血液製剤を調製できる。
【0046】前記閉鎖回路は、血液貯留部から血液処理
部を経て血液貯留部へ戻る循環・閉鎖回路であると、閉
鎖系で一方向に循環させながら血液が処理できるので処
理時間が短くできる。
部を経て血液貯留部へ戻る循環・閉鎖回路であると、閉
鎖系で一方向に循環させながら血液が処理できるので処
理時間が短くできる。
【0047】
【図1】図1は、本発明の血液製剤調製装置の一実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図2】図2は、本発明の血液製剤調製装置の別の実施
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
1 100 血液製剤製造装置 10 血液貯留部 12 血液バッグ 20 血液処理部 21 閉鎖回路 22 無菌的接続部 23 血液処理器 24 白血球除去フィルター 25 容器 26 流体導入手段 27 薬液注入手段
Claims (1)
- 【請求項1】採血された血液を貯留する血液貯留部と、
該血液貯留部に貯留された血液を処理し、該血液貯留部
との間で閉鎖回路を構成し、該閉鎖回路の一部において
血液貯留部と無菌的に接続可能である血液処理部と、無
菌的な流体を該閉鎖回路内に導入する流体導入手段とか
らなることを特徴とする血液製剤製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5161605A JPH0717871A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 血液製剤製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5161605A JPH0717871A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 血液製剤製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0717871A true JPH0717871A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15738341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5161605A Pending JPH0717871A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 血液製剤製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717871A (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5161605A patent/JPH0717871A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051220 |