JPH0717895Y2 - リリーフ弁 - Google Patents
リリーフ弁Info
- Publication number
- JPH0717895Y2 JPH0717895Y2 JP1988141500U JP14150088U JPH0717895Y2 JP H0717895 Y2 JPH0717895 Y2 JP H0717895Y2 JP 1988141500 U JP1988141500 U JP 1988141500U JP 14150088 U JP14150088 U JP 14150088U JP H0717895 Y2 JPH0717895 Y2 JP H0717895Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- hole
- pressure
- spring
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Safety Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばパワーショベル等の産建機において運
転室等を旋回させるための液圧モータの液圧を制御する
のに好適なリリーフ弁に関するものである。
転室等を旋回させるための液圧モータの液圧を制御する
のに好適なリリーフ弁に関するものである。
(従来の技術) 液圧モータの液圧回路においては、加速時やブレーキ時
等の液圧の上昇を所定の値に抑えるためにリリーフ弁が
設けられる。そして加速時やブレーキ時のショックを無
くすために、リリーフ弁として緩衝用のピストンを内蔵
したタイプのものを用いるのが一般的である。このよう
なタイプのリリーフ弁は、例えば実公昭63−19668号公
報や実公昭63−21814号公報に記載されている。
等の液圧の上昇を所定の値に抑えるためにリリーフ弁が
設けられる。そして加速時やブレーキ時のショックを無
くすために、リリーフ弁として緩衝用のピストンを内蔵
したタイプのものを用いるのが一般的である。このよう
なタイプのリリーフ弁は、例えば実公昭63−19668号公
報や実公昭63−21814号公報に記載されている。
(考案が解決しようとする課題) 液圧モータの液圧回路には、液圧モータの圧液供給口と
圧液排出口との間に2個のリリーフ弁を逆並列に接続す
るいわゆるクロス回路と、液圧モータの圧液供給口と圧
液排出口とに各々リリーフ弁の流入側を接続し、これら
2個のリリーフ弁の逃し側をタンクに接続するいわゆる
絶対圧回路とがあるが、クロス回路はオーバーロードリ
リーフ弁が別途必要でコストが高価になるため、絶対圧
回路が一般に採用されている。
圧液排出口との間に2個のリリーフ弁を逆並列に接続す
るいわゆるクロス回路と、液圧モータの圧液供給口と圧
液排出口とに各々リリーフ弁の流入側を接続し、これら
2個のリリーフ弁の逃し側をタンクに接続するいわゆる
絶対圧回路とがあるが、クロス回路はオーバーロードリ
リーフ弁が別途必要でコストが高価になるため、絶対圧
回路が一般に採用されている。
ところが液圧モータの液圧回路は、加速時やブレーキ時
以外の通常時においても、ある程度の液圧を生じている
ので、絶対圧回路の場合、リリーフ弁の流入側と逃し側
との間に差圧を生じ、リリーフ作動の開始前に緩衝用の
ピストンが作動を完了してしまうことがある。このよう
な場合、実際にリリーフ作動時に緩衝効果が全く得られ
ず、大きなショックが発生するという不都合があった。
以外の通常時においても、ある程度の液圧を生じている
ので、絶対圧回路の場合、リリーフ弁の流入側と逃し側
との間に差圧を生じ、リリーフ作動の開始前に緩衝用の
ピストンが作動を完了してしまうことがある。このよう
な場合、実際にリリーフ作動時に緩衝効果が全く得られ
ず、大きなショックが発生するという不都合があった。
このような不都合を解消するため、緩衝用のピストンを
付勢するばねの初期荷重を大きくすることが考えられる
が、このようにするとリリーフ作動の開始圧力が高くな
ることから充分な緩衝効果が得られず、ショックが発生
して、結局不都合を解消することができない。
付勢するばねの初期荷重を大きくすることが考えられる
が、このようにするとリリーフ作動の開始圧力が高くな
ることから充分な緩衝効果が得られず、ショックが発生
して、結局不都合を解消することができない。
(課題を解決するための手段) 請求項1の考案は、流入側圧液の流入孔2を形成する環
状のシート3が一端に固着されかつ他端が調圧部材5を
嵌挿した蓋体4によって閉塞された筒状のケーシング1
と、一端部が大径に形成されて前記ケーシング1の一端
部内周に摺動自在に嵌合しかつ他端部が筒状のスリーブ
13の内周に摺動自在に嵌合するプランジャ9と、前記ケ
ーシング1の他端部内周と前記スリーブ13の外周との間
に摺動自在に嵌合してケーシング1及び前記蓋体4の一
端部との間に液室14を形成する筒状の段付ピストン12
と、前記スリーブ13の内周に摺動自在に嵌合しかつ下端
に先細り状の突出部17が突設されたポペット16とを設
け、前記プランジャ9に軸芯方向に沿う貫通孔10を形成
すると共にこの貫通孔10の任意の箇所を微細孔にして絞
り部11を形成し、前記調圧部材5と前記ポペット16との
間に第1のばね20を介装してポペット16の突出部17を前
記プランジャ9の貫通孔10に液密に嵌入させ、前記スリ
ーブ13の一端と前記プランジャ9の大径部との間に第2
のばね21を介装してプランジャ9の一端を前記シート3
に液密に当接させ、前記段付ピストン12の一端と前記プ
ランジャ9の大径部との間に第3のばね22を介装して段
付ピストン12の他端を前記蓋体4の一端部に当接させ
て、前記プランジャ9の貫通孔10と前記液室14とが前記
スリーブ13に形成された連通孔15を介して連通しかつそ
の連通孔15が前記ポペット16の突出部17により開閉され
る構成としたことを特徴とするリリーフ弁である。
状のシート3が一端に固着されかつ他端が調圧部材5を
嵌挿した蓋体4によって閉塞された筒状のケーシング1
と、一端部が大径に形成されて前記ケーシング1の一端
部内周に摺動自在に嵌合しかつ他端部が筒状のスリーブ
13の内周に摺動自在に嵌合するプランジャ9と、前記ケ
ーシング1の他端部内周と前記スリーブ13の外周との間
に摺動自在に嵌合してケーシング1及び前記蓋体4の一
端部との間に液室14を形成する筒状の段付ピストン12
と、前記スリーブ13の内周に摺動自在に嵌合しかつ下端
に先細り状の突出部17が突設されたポペット16とを設
け、前記プランジャ9に軸芯方向に沿う貫通孔10を形成
すると共にこの貫通孔10の任意の箇所を微細孔にして絞
り部11を形成し、前記調圧部材5と前記ポペット16との
間に第1のばね20を介装してポペット16の突出部17を前
記プランジャ9の貫通孔10に液密に嵌入させ、前記スリ
ーブ13の一端と前記プランジャ9の大径部との間に第2
のばね21を介装してプランジャ9の一端を前記シート3
に液密に当接させ、前記段付ピストン12の一端と前記プ
ランジャ9の大径部との間に第3のばね22を介装して段
付ピストン12の他端を前記蓋体4の一端部に当接させ
て、前記プランジャ9の貫通孔10と前記液室14とが前記
スリーブ13に形成された連通孔15を介して連通しかつそ
の連通孔15が前記ポペット16の突出部17により開閉され
る構成としたことを特徴とするリリーフ弁である。
請求項2の考案は、流入側圧液の流入孔42を形成する環
状のシート43が一端に固着されかつ他端が調圧部材45を
嵌挿した蓋体44によって閉塞された筒状のケーシング41
と、一端部が大径に形成されて前記ケーシング41の一端
部内周に摺動自在に嵌合しかつ他端部が管状のロッド56
の一端部外周に摺動自在に嵌合するプランジャ49と、前
記ロッド56の他端部外周に摺動自在に嵌合する筒状のス
リーブ53と、前記ケーシング41と他端部内周と前記スリ
ーブ53の外周との間に摺動自在に嵌合して前記蓋体44の
一端部との間に液室54を形成する筒状の段付ピストン52
とを設け、前記プランジャ49に軸芯方向に沿う貫通孔50
を形成すると共にこの貫通孔50の任意の箇所を微細孔に
して絞り部51を形成し、前記ロッド56の一端と前記プラ
ンジャ49との間に第1のばね60を介装してプランジャ49
の一端を前記シート43に液密に当接させ、前記スリーブ
53の一端と前記プランジャ49との間に第2のばね61を介
装してスリーブ53の他端を蓋体44の一端に液密に当接さ
せ、前記段付ピストン52の一端と前記プランジャ49との
間に第3のばね62を介装して段付ピストン52の他端を前
記蓋体44の一端に当接させて、前記プランジャ49の貫通
孔50と前記液室54とが前記ロッド56を介して連通しかつ
その連通路が前記スリーブ53により開閉される構成とし
たことを特徴とするリリーフ弁である。
状のシート43が一端に固着されかつ他端が調圧部材45を
嵌挿した蓋体44によって閉塞された筒状のケーシング41
と、一端部が大径に形成されて前記ケーシング41の一端
部内周に摺動自在に嵌合しかつ他端部が管状のロッド56
の一端部外周に摺動自在に嵌合するプランジャ49と、前
記ロッド56の他端部外周に摺動自在に嵌合する筒状のス
リーブ53と、前記ケーシング41と他端部内周と前記スリ
ーブ53の外周との間に摺動自在に嵌合して前記蓋体44の
一端部との間に液室54を形成する筒状の段付ピストン52
とを設け、前記プランジャ49に軸芯方向に沿う貫通孔50
を形成すると共にこの貫通孔50の任意の箇所を微細孔に
して絞り部51を形成し、前記ロッド56の一端と前記プラ
ンジャ49との間に第1のばね60を介装してプランジャ49
の一端を前記シート43に液密に当接させ、前記スリーブ
53の一端と前記プランジャ49との間に第2のばね61を介
装してスリーブ53の他端を蓋体44の一端に液密に当接さ
せ、前記段付ピストン52の一端と前記プランジャ49との
間に第3のばね62を介装して段付ピストン52の他端を前
記蓋体44の一端に当接させて、前記プランジャ49の貫通
孔50と前記液室54とが前記ロッド56を介して連通しかつ
その連通路が前記スリーブ53により開閉される構成とし
たことを特徴とするリリーフ弁である。
(作用) 流入側圧液の液圧が所定圧を越えると、ポペットが第1
のばねの付勢力に抗して他端側へ押され、ポペットの突
出部により閉塞されていた連通路が開放される。
のばねの付勢力に抗して他端側へ押され、ポペットの突
出部により閉塞されていた連通路が開放される。
別のリリーフ弁においては、流入側圧液の液圧が所定圧
を越えると、スリーブが第2のばねの付勢力に抗して一
端側へ押され、スリーブの他端部により閉塞されていた
連通路が開放される。
を越えると、スリーブが第2のばねの付勢力に抗して一
端側へ押され、スリーブの他端部により閉塞されていた
連通路が開放される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図に基づいて説
明する。
明する。
第1図は本考案の一実施例におけるリリーフ弁の断面図
で、1はほぼ円筒状のケーシングであり、このケーシン
グ1の一端部には流入側圧液の流入孔2を形成するほぼ
環状のシート3が同芯状に固着されている。ケーシング
1の他端部内周に螺設された雌ねじには一端側が開放さ
れたほぼ有底円筒状の蓋体4の一端部が螺合している。
蓋体4の内周にはほぼ円柱状の調圧部材5が摺動自在に
嵌合しており、蓋体4の他端の底壁を貫通する螺孔には
調圧ボルト6が螺合している。調圧ボルト6には蓋体4
の他端面に当接するロックナット7が螺合しており、調
圧ボルト6の頭部およびロックナット7は蓋体4に装着
されたキャップ8により覆われている。
で、1はほぼ円筒状のケーシングであり、このケーシン
グ1の一端部には流入側圧液の流入孔2を形成するほぼ
環状のシート3が同芯状に固着されている。ケーシング
1の他端部内周に螺設された雌ねじには一端側が開放さ
れたほぼ有底円筒状の蓋体4の一端部が螺合している。
蓋体4の内周にはほぼ円柱状の調圧部材5が摺動自在に
嵌合しており、蓋体4の他端の底壁を貫通する螺孔には
調圧ボルト6が螺合している。調圧ボルト6には蓋体4
の他端面に当接するロックナット7が螺合しており、調
圧ボルト6の頭部およびロックナット7は蓋体4に装着
されたキャップ8により覆われている。
ケーシング1の一端部内周には、一端部が大径に形成さ
れかつ一端面が先細り状の切頭円錐面に形成されたほぼ
円柱状のプランジャ9の一端部が軸芯方向にのみ摺動自
在に嵌合しており、このプランジャ9には中心部に軸芯
方向に沿う貫通孔10が形成されている。貫通孔10は他端
近傍が所定の長さにわたって微細孔に形成されており、
この微細孔により絞り部11が構成されている。ケーシン
グ1の他端部内周には段付ピストン12が軸芯方向にのみ
摺動自在に嵌合しており、この段付ピストン12の内周は
円筒状のスリーブ13の外周に摺動自在に当接している。
段付ピストン12の他端面には複数の溝12aが放射状に形
成されており、段付ピストン12と蓋体4との間には溝12
aを含む液室14が形成されている。スリーブ13の軸芯方
向中間部にはプランジャ9の貫通孔10と液室14とを連通
させる連通孔15が半径方向に沿って形成されており、ス
リーブ13の他端部内周には一端側が閉塞されたほぼ有底
円筒状のポペット16が摺動自在に嵌合している。ポペッ
ト16の一端面にはほぼ円錐形の先細り状の突出部17が一
体に突設されており、この突出部17の先端部は貫通孔10
の他端部に嵌入している。
れかつ一端面が先細り状の切頭円錐面に形成されたほぼ
円柱状のプランジャ9の一端部が軸芯方向にのみ摺動自
在に嵌合しており、このプランジャ9には中心部に軸芯
方向に沿う貫通孔10が形成されている。貫通孔10は他端
近傍が所定の長さにわたって微細孔に形成されており、
この微細孔により絞り部11が構成されている。ケーシン
グ1の他端部内周には段付ピストン12が軸芯方向にのみ
摺動自在に嵌合しており、この段付ピストン12の内周は
円筒状のスリーブ13の外周に摺動自在に当接している。
段付ピストン12の他端面には複数の溝12aが放射状に形
成されており、段付ピストン12と蓋体4との間には溝12
aを含む液室14が形成されている。スリーブ13の軸芯方
向中間部にはプランジャ9の貫通孔10と液室14とを連通
させる連通孔15が半径方向に沿って形成されており、ス
リーブ13の他端部内周には一端側が閉塞されたほぼ有底
円筒状のポペット16が摺動自在に嵌合している。ポペッ
ト16の一端面にはほぼ円錐形の先細り状の突出部17が一
体に突設されており、この突出部17の先端部は貫通孔10
の他端部に嵌入している。
調圧部材5の一端とポペット16の一端部との間にはコイ
ルスプリングからなる第1のばね20が縮設されており、
この第1のばね20によりポペット16が一端側に付勢さ
れ、突出部17が貫通孔10に液密に嵌入している。スリー
ブ13の一端とプランジャ9の一端部との間にはコイルス
プリングからなる第2のばね21が縮設されており、この
第2のばね21によりプランジャ9が一端側に付勢され、
プランジャ9の切頭円錐状の一端面がシート3に液密に
当接している。段付ピストン12の一端とプランジャ9の
一端部との間にはコイルスプリングからなる第3のばね
22が縮設されており、この第3のばね22により段付ピス
トン12が他端側に付勢され、段付ピストン12の他端が蓋
体4の一端に当接している。
ルスプリングからなる第1のばね20が縮設されており、
この第1のばね20によりポペット16が一端側に付勢さ
れ、突出部17が貫通孔10に液密に嵌入している。スリー
ブ13の一端とプランジャ9の一端部との間にはコイルス
プリングからなる第2のばね21が縮設されており、この
第2のばね21によりプランジャ9が一端側に付勢され、
プランジャ9の切頭円錐状の一端面がシート3に液密に
当接している。段付ピストン12の一端とプランジャ9の
一端部との間にはコイルスプリングからなる第3のばね
22が縮設されており、この第3のばね22により段付ピス
トン12が他端側に付勢され、段付ピストン12の他端が蓋
体4の一端に当接している。
スリーブ13には軸芯方向に沿う孔23が形成されており、
この孔23により調圧部材5とポペット16との間の空間と
ケーシング1とプランジャ9との間の空間とが連通して
いる。ケーシング1の一端部には半径方向に沿う複数の
孔24が放射状に形成されており、これら孔24を介してケ
ーシング1とプランジャ9との間の空間と図外のタンク
とが連通している。ケーシング1の孔24よりもさらに一
端側には半径方向に沿う複数の逃し孔25が放射状に形成
されており、これら逃し孔25を介して流入孔2と図外の
タンクとが連通可能である。ケーシング1の他端部内周
と蓋体4の外周との間にはOリング26が介装されてお
り、蓋体4の内周と調圧部材5の外周との間にはOリン
グ27が介装されている。
この孔23により調圧部材5とポペット16との間の空間と
ケーシング1とプランジャ9との間の空間とが連通して
いる。ケーシング1の一端部には半径方向に沿う複数の
孔24が放射状に形成されており、これら孔24を介してケ
ーシング1とプランジャ9との間の空間と図外のタンク
とが連通している。ケーシング1の孔24よりもさらに一
端側には半径方向に沿う複数の逃し孔25が放射状に形成
されており、これら逃し孔25を介して流入孔2と図外の
タンクとが連通可能である。ケーシング1の他端部内周
と蓋体4の外周との間にはOリング26が介装されてお
り、蓋体4の内周と調圧部材5の外周との間にはOリン
グ27が介装されている。
段付ピストン12の外周の段部とケーシング1の内周の段
部とにより環状のダンピング室28が形成されており、こ
のダンピング室28は段付ピストン12に形成された図外の
孔により液室14に連通している。また第2図に詳細に示
すように、段付ピストン12がストロークしていない状態
すなわち段付ピストン12の他端が蓋体4の一端に当接し
ている状態では、ダンピング室28の圧液は比較的広いケ
ーシング1の内周と段付ピストン12の外周との間の間隙
と段付ピストン12に形成された半径方向孔31および軸芯
方向孔32とを通ってケーシング1とプランジャ9との間
の空間に流出する。そして段付ピストン12が所定距離ス
トロークした後は、第3図のように、ケーシング1の内
周と段付ピストン12の外周との間の間隙に狭い絞り通路
34が形成されるので、流路抵抗が大きくなり、強いダン
ピングがかかる。
部とにより環状のダンピング室28が形成されており、こ
のダンピング室28は段付ピストン12に形成された図外の
孔により液室14に連通している。また第2図に詳細に示
すように、段付ピストン12がストロークしていない状態
すなわち段付ピストン12の他端が蓋体4の一端に当接し
ている状態では、ダンピング室28の圧液は比較的広いケ
ーシング1の内周と段付ピストン12の外周との間の間隙
と段付ピストン12に形成された半径方向孔31および軸芯
方向孔32とを通ってケーシング1とプランジャ9との間
の空間に流出する。そして段付ピストン12が所定距離ス
トロークした後は、第3図のように、ケーシング1の内
周と段付ピストン12の外周との間の間隙に狭い絞り通路
34が形成されるので、流路抵抗が大きくなり、強いダン
ピングがかかる。
次に作用を説明する。リリーフ弁により調圧すべき圧液
は、流入孔2および貫通孔10に充満しており、液圧がポ
ペット16の突出部17に作用している。液圧が第1のばね
20により設定される所定の圧力を越えると、ポペット16
が第1のばね20の付勢力に抗して他端側に移動し、突出
部17とプランジャ9との当接面間に間隙ができるので、
圧液が流入孔2と貫通孔10と絞り部11と連通孔15とを通
って液室14に流入する。これにより液室14の内圧が上昇
し、段付ピストン12が第3のばね22の付勢力に抗して一
端側に移動を開始する。一方、液圧が第2のばね21およ
び第3のばね22により設定される所定の液圧を越える
と、プランジャ9の流入口側に作用する液圧力と反対面
に作用する液圧力との差の力によって、プランジャ9が
第2のばね21および第3のばね22の付勢力に抗して他端
側に移動し、プランジャ9の一端面とシート3との当接
面間に間隙が生じ、流入孔2に流入した圧液が逃し孔25
を通ってタンクに逃される。すなわちリリーフ作動が開
始されたわけである。このリリーフ圧は、段付ピストン
12が一端側に移動し、第3のばね22が圧縮されてばね加
重が次第に増大すること、および段付ピストン12に生じ
るダンピング力によって段付ピストン12を押圧する圧力
即ちプランジャ9のシート3側反対面の圧力が次第に増
大することの両作用によって、段付ピストン12がストロ
ーク限に達するまで次第に高くなり、所定の設定圧に到
達する。そして段付ピストン12の移動時間は、ダンピン
グ室28からの圧液の流出の流路抵抗によるダンピングに
よって任意に設定できるので、リリーフ圧の上昇率を任
意に設定できる。
は、流入孔2および貫通孔10に充満しており、液圧がポ
ペット16の突出部17に作用している。液圧が第1のばね
20により設定される所定の圧力を越えると、ポペット16
が第1のばね20の付勢力に抗して他端側に移動し、突出
部17とプランジャ9との当接面間に間隙ができるので、
圧液が流入孔2と貫通孔10と絞り部11と連通孔15とを通
って液室14に流入する。これにより液室14の内圧が上昇
し、段付ピストン12が第3のばね22の付勢力に抗して一
端側に移動を開始する。一方、液圧が第2のばね21およ
び第3のばね22により設定される所定の液圧を越える
と、プランジャ9の流入口側に作用する液圧力と反対面
に作用する液圧力との差の力によって、プランジャ9が
第2のばね21および第3のばね22の付勢力に抗して他端
側に移動し、プランジャ9の一端面とシート3との当接
面間に間隙が生じ、流入孔2に流入した圧液が逃し孔25
を通ってタンクに逃される。すなわちリリーフ作動が開
始されたわけである。このリリーフ圧は、段付ピストン
12が一端側に移動し、第3のばね22が圧縮されてばね加
重が次第に増大すること、および段付ピストン12に生じ
るダンピング力によって段付ピストン12を押圧する圧力
即ちプランジャ9のシート3側反対面の圧力が次第に増
大することの両作用によって、段付ピストン12がストロ
ーク限に達するまで次第に高くなり、所定の設定圧に到
達する。そして段付ピストン12の移動時間は、ダンピン
グ室28からの圧液の流出の流路抵抗によるダンピングに
よって任意に設定できるので、リリーフ圧の上昇率を任
意に設定できる。
このように、第1のばね20の付勢力によりポペット16の
突出部17をプランジャ9の貫通孔10に液密に嵌入させた
ので、液圧が第1のばね20により設定される所定の圧力
を越えるまでは液室14に圧液が供給されず、段付ピスト
ン12がストロークを開始することはないことから、絶対
圧回路に用いる場合でも第3のばね22の初期ばね荷重を
充分に小さく設定でき、したがって低圧緩衝圧力すなわ
ちリリーフ作動の開始圧力を充分に低くできて、良好な
ショック軽減効果を得ることができる。
突出部17をプランジャ9の貫通孔10に液密に嵌入させた
ので、液圧が第1のばね20により設定される所定の圧力
を越えるまでは液室14に圧液が供給されず、段付ピスト
ン12がストロークを開始することはないことから、絶対
圧回路に用いる場合でも第3のばね22の初期ばね荷重を
充分に小さく設定でき、したがって低圧緩衝圧力すなわ
ちリリーフ作動の開始圧力を充分に低くできて、良好な
ショック軽減効果を得ることができる。
ここで上記作用を数式を用いて考察する。第4図のよう
に、流入孔2の直径をd1、スリーブ13の内径d2、貫通孔
10の直径をd3、スリーブ13の外径をd4、段付ピストン12
の他端部の外径をd5、段付ピストン12の一端部の外径を
d6とし、低圧緩衝圧力をP1、段付ピストン12のストロー
ク開始圧力をP2、ポペット16の開弁圧力すなわちポペッ
ト16が他端側に移動を開始する圧力をP3、最終リリーフ
圧力をPs、第3のばね22の初期荷重をf0、第3のばね22
のストロークエンド荷重をf、第2のばね21の荷重を
F、第1のばね20の荷重をwとする。なお圧力はいずれ
も流量零のクラッキング状態の場合である。
に、流入孔2の直径をd1、スリーブ13の内径d2、貫通孔
10の直径をd3、スリーブ13の外径をd4、段付ピストン12
の他端部の外径をd5、段付ピストン12の一端部の外径を
d6とし、低圧緩衝圧力をP1、段付ピストン12のストロー
ク開始圧力をP2、ポペット16の開弁圧力すなわちポペッ
ト16が他端側に移動を開始する圧力をP3、最終リリーフ
圧力をPs、第3のばね22の初期荷重をf0、第3のばね22
のストロークエンド荷重をf、第2のばね21の荷重を
F、第1のばね20の荷重をwとする。なお圧力はいずれ
も流量零のクラッキング状態の場合である。
突出部17に作用する液圧と第1のばね20の付勢力とのバ
ランスを考えると P3×(π/4)×d32=w したがって P3=4w/(πd32) の圧力までポペット16は他端側に移動せず、したがって
段付ピストン12はストロークせず、緩衝作動できるスタ
ンバイ状態にある。流入孔2の液圧がP3を越えたとき、
圧液は液室14に流入する。このときの液室14の圧力をPB
とすると、流入孔2の液圧PAとの差圧PA−PBは、圧液が
絞り部11を通過することによって発生する。
ランスを考えると P3×(π/4)×d32=w したがって P3=4w/(πd32) の圧力までポペット16は他端側に移動せず、したがって
段付ピストン12はストロークせず、緩衝作動できるスタ
ンバイ状態にある。流入孔2の液圧がP3を越えたとき、
圧液は液室14に流入する。このときの液室14の圧力をPB
とすると、流入孔2の液圧PAとの差圧PA−PBは、圧液が
絞り部11を通過することによって発生する。
このとき PA×(π/4)×d12=(π/4)×d32×P3+(π/4)(d2
2−d32)×PB+f0+F したがって PA={4/(πd12)}{πd32P3/4+πPB(d22−d32)/4
+f0+F} また PB×(π/4)(d52−d42)=f0 ここで、PBおよびf0の値は、流入孔2の液圧が所定圧を
越えるまでポペット16が作動せずしたがって段付ピスト
ン12が作動しないことから、小さい値にすることができ
る。すなわち、リリーフ作動の開始圧である低圧緩衝圧
力P1が小さな値になるように設計できる。
2−d32)×PB+f0+F したがって PA={4/(πd12)}{πd32P3/4+πPB(d22−d32)/4
+f0+F} また PB×(π/4)(d52−d42)=f0 ここで、PBおよびf0の値は、流入孔2の液圧が所定圧を
越えるまでポペット16が作動せずしたがって段付ピスト
ン12が作動しないことから、小さい値にすることができ
る。すなわち、リリーフ作動の開始圧である低圧緩衝圧
力P1が小さな値になるように設計できる。
S1=πd12/4 S2=πd22/4 S3=πd52/4 S4=πd62/4 とする。
さらに、プランジャ9の上流部圧力(すなわちリリーフ
圧力)をPA、貫通孔10および液室14の圧力(差動室圧
力)をPB、段付ピストン12がストロークエンドに達した
ときの荷重をF2とし、第3のばね22の初期荷重をf0とす
る。
圧力)をPA、貫通孔10および液室14の圧力(差動室圧
力)をPB、段付ピストン12がストロークエンドに達した
ときの荷重をF2とし、第3のばね22の初期荷重をf0とす
る。
まず、流入孔2に供給される油圧がタンク圧から加圧さ
れる場合を考える。流入孔2は初めタンク圧であり、貫
通孔10および液室14もタンク圧であるため、段付ピスト
ン12は第3のばね22により蓋体4に押付けられた状態に
ある。
れる場合を考える。流入孔2は初めタンク圧であり、貫
通孔10および液室14もタンク圧であるため、段付ピスト
ン12は第3のばね22により蓋体4に押付けられた状態に
ある。
いま、段付ピストン12にダンピング力が作用していない
場合、貫通孔10および液室14の圧力PB1は、第3のばね2
2の初期荷重f0に対する段付ピストン12の力学的平衡に
より、 PB1(S3−S5)=f0 PB1=f0/(S3−S5) このときのリリーフ圧力PA1は PA1S1=F+f0+PB1S2 PA1=(F+f0+PB1S2)/S1 このPA1は昇圧開始圧力である。段付ピストン12にダン
ピング力が作用していなければ、 △P=PA−PB の圧力差で絞り部11を通って貫通孔10おびび液室14に圧
油が流入し、それによって段付ピストン12は下方へ移動
させられる。段付ピストン12がストロークエンドに達す
る直前の液室14の圧力PBをPB2とすると、 PB2(S3−S5)=f PB2=f/(S3−S5) このときのリリーフ圧力は PA2=(f+F+PB2S2)/S1 ところが、段付ピストン12がストロークエンドに達した
瞬間、貫通孔10および液室14の圧力PBとリリーフ圧力PA
は同圧力になるため、リリーフ圧力PAは急激に上昇す
る。
場合、貫通孔10および液室14の圧力PB1は、第3のばね2
2の初期荷重f0に対する段付ピストン12の力学的平衡に
より、 PB1(S3−S5)=f0 PB1=f0/(S3−S5) このときのリリーフ圧力PA1は PA1S1=F+f0+PB1S2 PA1=(F+f0+PB1S2)/S1 このPA1は昇圧開始圧力である。段付ピストン12にダン
ピング力が作用していなければ、 △P=PA−PB の圧力差で絞り部11を通って貫通孔10おびび液室14に圧
油が流入し、それによって段付ピストン12は下方へ移動
させられる。段付ピストン12がストロークエンドに達す
る直前の液室14の圧力PBをPB2とすると、 PB2(S3−S5)=f PB2=f/(S3−S5) このときのリリーフ圧力は PA2=(f+F+PB2S2)/S1 ところが、段付ピストン12がストロークエンドに達した
瞬間、貫通孔10および液室14の圧力PBとリリーフ圧力PA
は同圧力になるため、リリーフ圧力PAは急激に上昇す
る。
すなわち、第5図および第6図に示す如き圧力上昇過程
をとる。
をとる。
このような状態では、到底緩やかな昇圧とはいえない。
このため、段付ピストン12とケーシング1とで段付箇所
にダンピング室28を設けることによって段付ピストン12
にダンピング室28の背圧を作用させる。
このため、段付ピストン12とケーシング1とで段付箇所
にダンピング室28を設けることによって段付ピストン12
にダンピング室28の背圧を作用させる。
すなわち、段付ピストン12がストロークするにしたがっ
て大きなダンピング力が段付ピストン12に作用するよう
に絞り通路34を構成している。
て大きなダンピング力が段付ピストン12に作用するよう
に絞り通路34を構成している。
このときのダンピング室28の背圧をPCとする。そして
PA,PB,PC各圧力の時間変化を表わす方程式は以下のよ
うになる。
PA,PB,PC各圧力の時間変化を表わす方程式は以下のよ
うになる。
PA(t)・・・リリーフ圧力の時間関数 PB(t)・・・差動室圧力の時間関数 PC(t)・・・ダンピング室28の圧力の時間関数 f(t)・・・第3のばね22の弾発力の時間関数 X・・・段付ピストン12のストローク量 プランジャ9に働く力学的平衡式 S1PA(t)=S2PB(t)+f(t)+F …… 段付ピストン12に働く力学的平衡式 (S3−S5)PB(t)=(S3−S4)PC(t)+f(t)+
F…… 絞り部11から液室14へ流入する流量の時間関数をQ
(t)とすると、 Q(t)=(S3−S5)dx/dt …… 絞り部11がオリフィスとすると、ベルヌーイの式より PA(t)−PB(t)=ρ{Q(t)}2/2C2 S2 …… ただし、Cは流量計数、ρは作動油密度、Sは絞り断面
積 また、第3のばね22の弾発力の時間関数f(t)は、ば
ね定数をkとすると、 f(t)=f0+kdx …… 以上〜式から、PA(t),PB(t),PC(t),F
(t),Q(t)の5変数が求められる。そして得られた
結果から以下のように結論できる。
F…… 絞り部11から液室14へ流入する流量の時間関数をQ
(t)とすると、 Q(t)=(S3−S5)dx/dt …… 絞り部11がオリフィスとすると、ベルヌーイの式より PA(t)−PB(t)=ρ{Q(t)}2/2C2 S2 …… ただし、Cは流量計数、ρは作動油密度、Sは絞り断面
積 また、第3のばね22の弾発力の時間関数f(t)は、ば
ね定数をkとすると、 f(t)=f0+kdx …… 以上〜式から、PA(t),PB(t),PC(t),F
(t),Q(t)の5変数が求められる。そして得られた
結果から以下のように結論できる。
PA(t)およびPB(t)が最終設定圧力まで上昇するの
に要する時間は、段付ピストン12がストロークを開始し
てからストローク端に達するまでの時間であるが、これ
は絞り部11を通って圧油が液室14へ流入する流量Q
(t)に支配される (式)。
に要する時間は、段付ピストン12がストロークを開始し
てからストローク端に達するまでの時間であるが、これ
は絞り部11を通って圧油が液室14へ流入する流量Q
(t)に支配される (式)。
一方、流量Q(t)はPA(t)とPB(t)の差圧に支配
されている(式)。
されている(式)。
式より PA(t)−PB(t)=(S2PB(t)+f(t)+f)/S
1−PB(t)=(f(t)+F)/S1−(1−S2/S1)PB
(t) 一方、PB(t)は式より明らかなように、ダンピング
が作用している時、すなわち、 PC(t)が作用している時、求められる PB(t)はダンピングがない時と比べ大きくなる。ま
た、前式では1−S2/S1>0であるので、ダンピングが
作用している時、即ち、PC(t)が作用している時はPA
(t)−PB(t)が小さくなる。
1−PB(t)=(f(t)+F)/S1−(1−S2/S1)PB
(t) 一方、PB(t)は式より明らかなように、ダンピング
が作用している時、すなわち、 PC(t)が作用している時、求められる PB(t)はダンピングがない時と比べ大きくなる。ま
た、前式では1−S2/S1>0であるので、ダンピングが
作用している時、即ち、PC(t)が作用している時はPA
(t)−PB(t)が小さくなる。
したがって、段付ピストン12にダンピングが作用してい
る時は、液室14へ流入する流量の時間関数Q(t)が小
さくなる。
る時は、液室14へ流入する流量の時間関数Q(t)が小
さくなる。
即ち、段付ピストン12がストロークを開始してからスト
ローク端に達するのに要する時間はダンピングが作用し
ている場合の方が長くなる。また、絞り通路34を適切に
選ぶことによって昇圧過程において、PB(t)および PA(t)は第7図および第8図に示すごとく最終設定圧
力Psetに至るまで滑らかに連続するようにできる。
ローク端に達するのに要する時間はダンピングが作用し
ている場合の方が長くなる。また、絞り通路34を適切に
選ぶことによって昇圧過程において、PB(t)および PA(t)は第7図および第8図に示すごとく最終設定圧
力Psetに至るまで滑らかに連続するようにできる。
このように、最終設定圧力に至るまでの昇圧時間tdはダ
ンピングがないときの昇圧時間t0と比べてtd>t0とな
り、かつ、最終設定圧力に至るまで略直線的で緩やかな
昇圧となるようにすることができる。
ンピングがないときの昇圧時間t0と比べてtd>t0とな
り、かつ、最終設定圧力に至るまで略直線的で緩やかな
昇圧となるようにすることができる。
段付ピストン12がストローク限まで移動して最終設定状
態に達すると Ps×πd12/4=F+f+πd22/4 したがって Ps=4(F+f+πd22/4)/(πd12) となる。
態に達すると Ps×πd12/4=F+f+πd22/4 したがって Ps=4(F+f+πd22/4)/(πd12) となる。
上記構成によれば P1=0.15〜0.2Ps P3≧40kgf/cm2 程度に設定できるので、絶対圧回路に使用しても緩衝作
動が可能であり、かつ低圧で緩衝作動ができることにな
る。
動が可能であり、かつ低圧で緩衝作動ができることにな
る。
なお、調圧ボルト6により調圧部材5の位置を変えて第
1のばね20の初期荷重を調整することによって、Fを変
化させて最終設定圧力Psを調整することができる。
1のばね20の初期荷重を調整することによって、Fを変
化させて最終設定圧力Psを調整することができる。
(別の実施例) 上記実施例と同様の考え方で、ポペットをボールとし、
かつボールを細いピンで押圧するようにして、ポペット
リフト時の全体受圧面積を小さくし、緩衝作動後、ポペ
ット室の圧力がある程度残る場合でもポペット即ちボー
ルポペットが速やかに元のシート状態に復帰することが
できるようにすることもできる。
かつボールを細いピンで押圧するようにして、ポペット
リフト時の全体受圧面積を小さくし、緩衝作動後、ポペ
ット室の圧力がある程度残る場合でもポペット即ちボー
ルポペットが速やかに元のシート状態に復帰することが
できるようにすることもできる。
第9図は本考案のさらに別の実施例におけるリリーフ弁
の断面図で、41はほぼ円筒状のケーシングであり、この
ケーシング41の一端部には流入側圧液の流入孔42を形成
するほぼ環状のシート43が同芯状に固着されている。ケ
ーシング41の他端部内周に螺設された雌ねじには一端側
が開放されたほぼ有底円筒状の蓋体44の一端部が螺合し
ており、蓋体44の内周にはほぼ円柱状の調圧部材45が摺
動自在に嵌合している。蓋体44の他端の底壁を貫通する
螺孔には調圧ボルト46が螺合しており、調圧ボルト46に
は蓋体44の他端面に当接するロックナット47が螺合して
いる。
の断面図で、41はほぼ円筒状のケーシングであり、この
ケーシング41の一端部には流入側圧液の流入孔42を形成
するほぼ環状のシート43が同芯状に固着されている。ケ
ーシング41の他端部内周に螺設された雌ねじには一端側
が開放されたほぼ有底円筒状の蓋体44の一端部が螺合し
ており、蓋体44の内周にはほぼ円柱状の調圧部材45が摺
動自在に嵌合している。蓋体44の他端の底壁を貫通する
螺孔には調圧ボルト46が螺合しており、調圧ボルト46に
は蓋体44の他端面に当接するロックナット47が螺合して
いる。
ケーシング41の一端部内周には、一端部が大径に形成さ
れかつ一端面が先細り状の切頭円錐面に形成されたほぼ
円柱状のプランジャ49の一端部が摺動自在に嵌合してお
り、このプランジャ49には中心部に軸芯方向に沿う貫通
孔50が形成されている。貫通孔50は長手方向中央部が所
定の長さにわたって微細孔に形成されており、この微細
孔により絞り部51が構成されている。ケーシング41の他
端部内周には段付ピストン52が軸芯方向にのみ摺動自在
に嵌合しており、この段付ピストン52の内周は円筒状の
スリーブ53の外周に摺動自在に当接している。段付ピス
トン52の他端面には複数の溝52aが放射状に形成されて
おり、段付ピストン52と蓋体44との間には溝52aを含む
液室54が形成されている。スリーブ53の他端面は先拡が
り状の環状テーパ面53aに形成されており、この環状テ
ーパ面53aが蓋体44の一端側中心部の先細り状の環状テ
ーパ面44aに当接している。プランジャ49の他端部内周
には管状のロッド56が嵌合しており、このロッド56の他
端は調圧部材45の一端に当接している。ロッド56の他端
面には半径方向に沿う複数の溝56aが放射状に形成され
ている。
れかつ一端面が先細り状の切頭円錐面に形成されたほぼ
円柱状のプランジャ49の一端部が摺動自在に嵌合してお
り、このプランジャ49には中心部に軸芯方向に沿う貫通
孔50が形成されている。貫通孔50は長手方向中央部が所
定の長さにわたって微細孔に形成されており、この微細
孔により絞り部51が構成されている。ケーシング41の他
端部内周には段付ピストン52が軸芯方向にのみ摺動自在
に嵌合しており、この段付ピストン52の内周は円筒状の
スリーブ53の外周に摺動自在に当接している。段付ピス
トン52の他端面には複数の溝52aが放射状に形成されて
おり、段付ピストン52と蓋体44との間には溝52aを含む
液室54が形成されている。スリーブ53の他端面は先拡が
り状の環状テーパ面53aに形成されており、この環状テ
ーパ面53aが蓋体44の一端側中心部の先細り状の環状テ
ーパ面44aに当接している。プランジャ49の他端部内周
には管状のロッド56が嵌合しており、このロッド56の他
端は調圧部材45の一端に当接している。ロッド56の他端
面には半径方向に沿う複数の溝56aが放射状に形成され
ている。
ロッド56の一端とプランジャ49の一端部との間にはコイ
ルスプリングからなる第1のばね60が縮設されており、
この第1のばね60によりプランジャ49が一端側に付勢さ
れ、プランジャ49の切頭円錐状の一端面がシート43に液
密に当接している。スリーブ53の一端とプランジャ49の
他端との間にはコイルスプリングからなる第2のばね61
が縮設されており、この第2のばね61によりスリーブ53
が他端側に付勢され、スリーブ53の環状テーパ面53aが
蓋体44の環状テーパ面44aに液密に当接している。段付
ピストン52の一端とプランジャ49の一端部との間にはコ
イルスプリングからなる第3のばね62が縮設されてお
り、この第3のばね62により段付ピストン52が他端側に
付勢され、段付ピストン52の他端が蓋体44の一端に当接
している。
ルスプリングからなる第1のばね60が縮設されており、
この第1のばね60によりプランジャ49が一端側に付勢さ
れ、プランジャ49の切頭円錐状の一端面がシート43に液
密に当接している。スリーブ53の一端とプランジャ49の
他端との間にはコイルスプリングからなる第2のばね61
が縮設されており、この第2のばね61によりスリーブ53
が他端側に付勢され、スリーブ53の環状テーパ面53aが
蓋体44の環状テーパ面44aに液密に当接している。段付
ピストン52の一端とプランジャ49の一端部との間にはコ
イルスプリングからなる第3のばね62が縮設されてお
り、この第3のばね62により段付ピストン52が他端側に
付勢され、段付ピストン52の他端が蓋体44の一端に当接
している。
ケーシング41の一端部には半径方向に沿う複数の孔64が
放射状に形成されており、これら孔64を介してケーシン
グ41とプランジャ49との間の空間と図外のタンクとが連
通している。ケーシング41の孔64よりもさらに一端側に
は半径方向に沿う複数の逃し孔65が放射状に形成されて
おり、これら逃し孔65を介して流入孔42と図外のタンク
とが連通可能である。ケーシング41の他端部内周と蓋体
44の外周との間にはOリング66が介装されており、蓋体
44の内周と調圧部材45の外周との間にはOリング67が介
装されている。また段付ピストン52の外周の段部とケー
シング41の内周の段部とにより環状のダンピング室68が
形成されており、この実施例においても、図示していな
いが、第2図および第3図のようなダンピング機構が設
けられている。
放射状に形成されており、これら孔64を介してケーシン
グ41とプランジャ49との間の空間と図外のタンクとが連
通している。ケーシング41の孔64よりもさらに一端側に
は半径方向に沿う複数の逃し孔65が放射状に形成されて
おり、これら逃し孔65を介して流入孔42と図外のタンク
とが連通可能である。ケーシング41の他端部内周と蓋体
44の外周との間にはOリング66が介装されており、蓋体
44の内周と調圧部材45の外周との間にはOリング67が介
装されている。また段付ピストン52の外周の段部とケー
シング41の内周の段部とにより環状のダンピング室68が
形成されており、この実施例においても、図示していな
いが、第2図および第3図のようなダンピング機構が設
けられている。
この実施例においては、流入孔42の液圧が所定値を越え
れば、スリーブ53が第2のばね61の付勢力に抗して一端
側に押され、スリーブ53の環状テーパ面53aと蓋体44の
環状テーパ面44aとの当接面間に間隙ができて、その間
隙を通って液室54に圧液が流入する。その他の動作は第
1の実施例と同様であり、同様の効果を有する。
れば、スリーブ53が第2のばね61の付勢力に抗して一端
側に押され、スリーブ53の環状テーパ面53aと蓋体44の
環状テーパ面44aとの当接面間に間隙ができて、その間
隙を通って液室54に圧液が流入する。その他の動作は第
1の実施例と同様であり、同様の効果を有する。
(考案の効果) 以上説明したように本考案のリリーフ弁によれば、第1
のばね20の付勢力によりポペット16の突出部17をプラン
ジャ9の貫通孔10に液密に嵌入させて、プランジャ9の
貫通孔10と液室14とがスリーブ13に形成された連通孔15
を介して連通しかつその連通孔15がポペット16の突出部
17により開閉される構成としたので、液圧が第1のばね
20により設定される所定の圧力を越えるまでは液室14に
圧液が供給されず、段付ピストン12がストロークを開始
することはないことから、絶対圧回路に用いる場合でも
第3のばね22の初期ばね荷重を充分に小さく設定でき、
したがって低圧緩衝圧力すなわちリリーフ作動の開始圧
力を充分に低くできて、良好なショック軽減効果を得る
ことができる。
のばね20の付勢力によりポペット16の突出部17をプラン
ジャ9の貫通孔10に液密に嵌入させて、プランジャ9の
貫通孔10と液室14とがスリーブ13に形成された連通孔15
を介して連通しかつその連通孔15がポペット16の突出部
17により開閉される構成としたので、液圧が第1のばね
20により設定される所定の圧力を越えるまでは液室14に
圧液が供給されず、段付ピストン12がストロークを開始
することはないことから、絶対圧回路に用いる場合でも
第3のばね22の初期ばね荷重を充分に小さく設定でき、
したがって低圧緩衝圧力すなわちリリーフ作動の開始圧
力を充分に低くできて、良好なショック軽減効果を得る
ことができる。
また本考案の別のリリーフ弁によれば、第2のばね61の
付勢力によりスリーブ53の他端を蓋体44の一端に液密に
当接させて、プランジャ49の貫通孔50と液室54とがロッ
ド56を介して連通しかつその連通路がスリーブ53により
開閉される構成としたので、液圧が第2のばね61により
設定される所定の圧力を越えるまでは液室54に圧液が供
給されず、段付ピストン52がストロークを開始すること
はないことから、絶対圧回路に用いる場合でも第3のば
ね62の初期ばね荷重を充分に小さく設定でき、したがっ
て低圧緩衝圧力すなわちリリーフ作動の開始圧力を充分
に低くできて、良好なショック軽減効果を得ることがで
きる。
付勢力によりスリーブ53の他端を蓋体44の一端に液密に
当接させて、プランジャ49の貫通孔50と液室54とがロッ
ド56を介して連通しかつその連通路がスリーブ53により
開閉される構成としたので、液圧が第2のばね61により
設定される所定の圧力を越えるまでは液室54に圧液が供
給されず、段付ピストン52がストロークを開始すること
はないことから、絶対圧回路に用いる場合でも第3のば
ね62の初期ばね荷重を充分に小さく設定でき、したがっ
て低圧緩衝圧力すなわちリリーフ作動の開始圧力を充分
に低くできて、良好なショック軽減効果を得ることがで
きる。
第1図は本考案の一実施例におけるリリーフ弁の断面
図、第2図および第3図は各々同リリーフ弁のダンピン
グ動作の説明図、第4図は同リリーフ弁の寸法関係の説
明図、第5図はダンピング室がない場合に段付ピストン
がストロークエンドに達した瞬間に段付ピストンに作用
する液圧の変動状態の説明図、第6図は同リリーフ圧力
の変動状態の説明図、第7図はダンピング室を有する場
合にリリーフ弁始動時における段付ピストンに作用する
液圧力と時間との関係の説明図、第8図は同リリーフ圧
力と時間との関係の説明図、第9図は本考案の別の実施
例におけるリリーフ弁の断面図である。 1……ケーシング、2……流入孔、3……シート、9…
…プランジャ、10……貫通孔、11……絞り部、12……段
付ピストン、15……連通孔、16……ポペット、17……突
出部、20……第1のばね、22……第3のばね、41……ケ
ーシング、42……流入孔、43……シート、49……プラン
ジャ、50……貫通孔、51……絞り部、52……段付ピスト
ン、53……スリーブ、54……液室、60……第1のばね、
61……第2のばね、62……第3のばね
図、第2図および第3図は各々同リリーフ弁のダンピン
グ動作の説明図、第4図は同リリーフ弁の寸法関係の説
明図、第5図はダンピング室がない場合に段付ピストン
がストロークエンドに達した瞬間に段付ピストンに作用
する液圧の変動状態の説明図、第6図は同リリーフ圧力
の変動状態の説明図、第7図はダンピング室を有する場
合にリリーフ弁始動時における段付ピストンに作用する
液圧力と時間との関係の説明図、第8図は同リリーフ圧
力と時間との関係の説明図、第9図は本考案の別の実施
例におけるリリーフ弁の断面図である。 1……ケーシング、2……流入孔、3……シート、9…
…プランジャ、10……貫通孔、11……絞り部、12……段
付ピストン、15……連通孔、16……ポペット、17……突
出部、20……第1のばね、22……第3のばね、41……ケ
ーシング、42……流入孔、43……シート、49……プラン
ジャ、50……貫通孔、51……絞り部、52……段付ピスト
ン、53……スリーブ、54……液室、60……第1のばね、
61……第2のばね、62……第3のばね
Claims (2)
- 【請求項1】流入側圧液の流入孔(2)を形成する環状
のシート(3)が一端に固着されかつ他端が調圧部材
(5)を嵌挿した蓋体(4)によって閉塞された筒状の
ケーシング(1)と、一端部が大径に形成されて前記ケ
ーシング(1)の一端部内周に摺動自在に嵌合しかつ他
端部が筒状のスリーブ(13)の内周に摺動自在に嵌合す
るプランジャ(9)と、前記ケーシング(1)の他端部
内周と前記スリーブ(13)の外周との間に摺動自在に嵌
合してケーンシグ(1)及び前記蓋体(4)の一端部と
の間に液室(14)を形成する筒状の段付ピストン(12)
と、前記スリーブ(13)の内周に摺動自在に嵌合しかつ
下端に先細り状の突出部(17)が突設されたポペット
(16)とを設け、前記プランジャ(9)に軸芯方向に沿
う貫通孔(10)を形成すると共にこの貫通孔(10)の任
意の箇所を微細孔にして絞り部(11)を形成し、前記調
圧部材(5)と前記ポペット(16)との間に第1のばね
(20)を介装してポペット(16)の突出部(17)を前記
プランジャ(9)の貫通孔(10)に液密に嵌入させ、前
記スリーブ(13)の一端と前記プランジャ(9)の大径
部との間に第2のばね(21)を介装してプランジャ
(9)の一端を前記シート(3)に液密に当接させ、前
記段付ピストン(12)の一端と前記プランジャ(9)の
大径部との間に第3のばね(22)を介装して段付ピスト
ン(12)の他端を前記蓋体(4)の一端部に当接させ
て、前記プランジャ(9)の貫通孔(10)と前記液室
(14)とが前記スリーブ(13)に形成された連通孔(1
5)を介して連通しかつその連通孔(15)が前記ポペッ
ト(16)の突出部(17)により開閉される構成としたこ
とを特徴とするリリーフ弁。 - 【請求項2】流入側圧液の流入孔(42)を形成する環状
のシート(43)が一端に固着されかつ他端が調圧部材
(45)を嵌挿した蓋体(44)によって閉塞された筒状の
ケーシング(41)と、一端部が大径に形成されて前記ケ
ーシング(41)の一端部内周に摺動自在に嵌合しかつ他
端部が管状のロッド(56)の一端部外周に摺動自在に嵌
合するプランジャ(49)と、前記ロッド(56)の他端部
外周に摺動自在に嵌合する筒状のスリーブ(53)と、前
記ケーシング(41)の他端部内周と前記スリーブ(53)
の外周との間に摺動自在に嵌合して前記蓋体(44)の一
端部との間に液室(54)を形成する筒状の段付ピストン
(52)とを設け、前記プランジャ(49)に軸芯方向に沿
う貫通孔(50)を形成すると共にこの貫通孔(50)の任
意の箇所を微細孔にして絞り部(51)を形成し、前記ロ
ッド(56)の一端と前記プランジャ(49)との間に第1
のばね(60)を介装してプランジャ(49)の一端を前記
シート(43)に液密に当接させ、前記スリーブ(53)の
一端と前記プランジャ(49)との間に第2のばね(61)
を介装してスリーブ(53)の他端を蓋体(44)の一端に
液密に当接させ、前記段付ピストン(52)の一端と前記
プランジャ(49)との間に第3のばね(62)を介装して
段付ピストン(52)の他端を前記蓋体(44)の一端に当
接させて、前記プランジャ(49)の貫通孔(50)と前記
液室(54)とが前記ロッド(56)を介して連通しかつそ
の連通路が前記スリーブ(53)により開閉される構成と
したことを特徴とするリリーフ弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988141500U JPH0717895Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | リリーフ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988141500U JPH0717895Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | リリーフ弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0262176U JPH0262176U (ja) | 1990-05-09 |
| JPH0717895Y2 true JPH0717895Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31406614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988141500U Expired - Lifetime JPH0717895Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | リリーフ弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717895Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5840664U (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-17 | 三菱重工業株式会社 | リリ−フバルブ |
| JP2571928B2 (ja) * | 1987-04-01 | 1997-01-16 | 東芝機械株式会社 | 油圧モ−タのリリ−フ弁 |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP1988141500U patent/JPH0717895Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0262176U (ja) | 1990-05-09 |
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