JPH0718155B2 - 場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築する方法及びこれに使用する鉄筋篭 - Google Patents
場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築する方法及びこれに使用する鉄筋篭Info
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- JPH0718155B2 JPH0718155B2 JP27545792A JP27545792A JPH0718155B2 JP H0718155 B2 JPH0718155 B2 JP H0718155B2 JP 27545792 A JP27545792 A JP 27545792A JP 27545792 A JP27545792 A JP 27545792A JP H0718155 B2 JPH0718155 B2 JP H0718155B2
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アースドリル工法、リ
バース工法、ベノト工法等による場所打鉄筋コンクリー
ト拡底杭を構築する方法及びこれに使用する鉄筋篭に関
するものである。
バース工法、ベノト工法等による場所打鉄筋コンクリー
ト拡底杭を構築する方法及びこれに使用する鉄筋篭に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、場所打鉄筋コンクリート拡底杭
は、図8及び図9に示すように、杭拡幅部には鉄筋が設
けられていなかったため、杭拡幅部にかかる地盤反力に
よって生じるせん断力は杭拡幅部のコンクリートによっ
て支持されることとなり、このため杭拡底部の傾斜角θ
は12度以下に設計しなければならず、杭の地耐力を大
きく、すなわち杭拡幅部の底面積を大きくしようとする
と杭拡幅部の高さhを大きくしなければならず、コンク
リートの使用量の増大等によりコストの上昇につながっ
た。なお、場所打鉄筋コンクリート拡底杭は、所用本数
の主筋1をフープ筋2によって連結してなる鉄筋篭Bを
杭孔A内に吊り降ろした後、コンクリートを打設して構
築されるが、この場合、杭拡幅部の傾斜角θは上述のと
おり12度以下、立ち上がり部h1は30cm以上、杭
底部鉄筋量は杭断面積の0.4%以上、かつ鉄筋の使用
本数は6本以上と定められている。また、杭拡幅部の高
さhは杭拡幅部の必要底面積によって定まる。
は、図8及び図9に示すように、杭拡幅部には鉄筋が設
けられていなかったため、杭拡幅部にかかる地盤反力に
よって生じるせん断力は杭拡幅部のコンクリートによっ
て支持されることとなり、このため杭拡底部の傾斜角θ
は12度以下に設計しなければならず、杭の地耐力を大
きく、すなわち杭拡幅部の底面積を大きくしようとする
と杭拡幅部の高さhを大きくしなければならず、コンク
リートの使用量の増大等によりコストの上昇につながっ
た。なお、場所打鉄筋コンクリート拡底杭は、所用本数
の主筋1をフープ筋2によって連結してなる鉄筋篭Bを
杭孔A内に吊り降ろした後、コンクリートを打設して構
築されるが、この場合、杭拡幅部の傾斜角θは上述のと
おり12度以下、立ち上がり部h1は30cm以上、杭
底部鉄筋量は杭断面積の0.4%以上、かつ鉄筋の使用
本数は6本以上と定められている。また、杭拡幅部の高
さhは杭拡幅部の必要底面積によって定まる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対処するため、
杭拡幅部に鉄筋を設けることも試みられている(特公昭
49ー41848号公報、特開昭58ー29917号公
報)が、いずれも拡幅部鉄筋の拡開機構としてヒンジを
用いる等構造が複雑で作業性に問題があり、また、コス
トもかかった。前記従来技術の問題点を解消するため、
本出願の出願人は先に特願平4ー181906号とし
て、場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築する方法及び
これに使用する鉄筋篭の発明を提案したが、この発明の
場合、前記従来技術の問題点は解決できるものの、拡底
部鉄筋の拡開機構の構造上、拡底部鉄筋に不均一な外
力、特にねじれ力が加わった場合に拡開に大きな力を必
要とする等の問題点を有することが明かとなった。本発
明は前記従来技術及び先願の問題点を解消した場所打鉄
筋コンクリート拡底杭を構築する方法及びこれに使用す
る鉄筋篭を提供することを目的とする。
杭拡幅部に鉄筋を設けることも試みられている(特公昭
49ー41848号公報、特開昭58ー29917号公
報)が、いずれも拡幅部鉄筋の拡開機構としてヒンジを
用いる等構造が複雑で作業性に問題があり、また、コス
トもかかった。前記従来技術の問題点を解消するため、
本出願の出願人は先に特願平4ー181906号とし
て、場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築する方法及び
これに使用する鉄筋篭の発明を提案したが、この発明の
場合、前記従来技術の問題点は解決できるものの、拡底
部鉄筋の拡開機構の構造上、拡底部鉄筋に不均一な外
力、特にねじれ力が加わった場合に拡開に大きな力を必
要とする等の問題点を有することが明かとなった。本発
明は前記従来技術及び先願の問題点を解消した場所打鉄
筋コンクリート拡底杭を構築する方法及びこれに使用す
る鉄筋篭を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、 (1)場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築する方法に
おいて、杭拡幅部に位置する円筒状鉄筋篭に支持部材を
放射状に固設するとともに同位置に拡幅部鉄筋を放射状
に配設し、前記支持部材に前記拡幅部鉄筋の中央部に固
設したスライド部材を摺動可能に遊挿してなる拡底杭用
鉄筋篭を杭孔内に吊り降ろし、杭孔内で前記拡幅部鉄筋
を拡開装置を用いて杭孔拡幅部に拡開した後、杭孔内に
コンクリートを打設すること(第1発明) (2)場所打鉄筋コンクリート拡底杭用鉄筋篭におい
て、杭拡幅部に位置する円筒状鉄筋篭に支持部材を放射
状に固設するとともに同位置に拡幅部鉄筋を放射状に配
設し、前記支持部材に前記拡幅部鉄筋の中央部に固設し
たスライド部材を摺動可能に遊挿して、杭孔内で前記拡
幅部鉄筋を杭孔拡幅部に拡開するようにしたこと(第2
発明) を要旨とする。
するためになしたもので、 (1)場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築する方法に
おいて、杭拡幅部に位置する円筒状鉄筋篭に支持部材を
放射状に固設するとともに同位置に拡幅部鉄筋を放射状
に配設し、前記支持部材に前記拡幅部鉄筋の中央部に固
設したスライド部材を摺動可能に遊挿してなる拡底杭用
鉄筋篭を杭孔内に吊り降ろし、杭孔内で前記拡幅部鉄筋
を拡開装置を用いて杭孔拡幅部に拡開した後、杭孔内に
コンクリートを打設すること(第1発明) (2)場所打鉄筋コンクリート拡底杭用鉄筋篭におい
て、杭拡幅部に位置する円筒状鉄筋篭に支持部材を放射
状に固設するとともに同位置に拡幅部鉄筋を放射状に配
設し、前記支持部材に前記拡幅部鉄筋の中央部に固設し
たスライド部材を摺動可能に遊挿して、杭孔内で前記拡
幅部鉄筋を杭孔拡幅部に拡開するようにしたこと(第2
発明) を要旨とする。
【0005】
【実施例】以下本発明を図1〜図7に示す実施例に基づ
いて説明する。拡底杭用鉄筋篭は、円筒状鉄筋篭B及び
拡幅部鉄筋Cを主要部材として構成する。円筒状鉄筋篭
Bは、主筋1とフープ筋2とを連結して形成した円筒状
のもので、この円筒状鉄筋篭Bの杭拡幅部に位置するフ
ープ筋2上に放射状にほぼ等間隔に支持部材3を固設す
る。支持部材3は、後述の拡幅部鉄筋Cの中央部に固設
したスライド部材5を摺動可能に遊挿支持するもので、
支持部材3には、スライド部材5の摺動を円滑に行うと
ともに拡幅部鉄筋C本体が水平方向に摺動されるように
ベアリングを備えた軸受装置で構成された2本の軸部材
4が回動可能に設けられている。なお、本実施例では、
支持部材3を固設するフープ筋2には、ループ状のL形
鋼を用いているが、これに限定されず、支持部材3を強
固に固設できるものであれば、どのような形状のもので
もよい。また、固設される支持部材3の数は拡幅部鉄筋
Cと同数であり、本実施例では6個設けているが、杭
径、杭拡幅部の地耐力に応じて4個又は8個等任意に設
定することができる。また、軸部材4には、上記ベアリ
ングを備えた軸受装置のほか、ボルトを支持部材3に穿
設した透孔に遊挿する等して構成することができる。
いて説明する。拡底杭用鉄筋篭は、円筒状鉄筋篭B及び
拡幅部鉄筋Cを主要部材として構成する。円筒状鉄筋篭
Bは、主筋1とフープ筋2とを連結して形成した円筒状
のもので、この円筒状鉄筋篭Bの杭拡幅部に位置するフ
ープ筋2上に放射状にほぼ等間隔に支持部材3を固設す
る。支持部材3は、後述の拡幅部鉄筋Cの中央部に固設
したスライド部材5を摺動可能に遊挿支持するもので、
支持部材3には、スライド部材5の摺動を円滑に行うと
ともに拡幅部鉄筋C本体が水平方向に摺動されるように
ベアリングを備えた軸受装置で構成された2本の軸部材
4が回動可能に設けられている。なお、本実施例では、
支持部材3を固設するフープ筋2には、ループ状のL形
鋼を用いているが、これに限定されず、支持部材3を強
固に固設できるものであれば、どのような形状のもので
もよい。また、固設される支持部材3の数は拡幅部鉄筋
Cと同数であり、本実施例では6個設けているが、杭
径、杭拡幅部の地耐力に応じて4個又は8個等任意に設
定することができる。また、軸部材4には、上記ベアリ
ングを備えた軸受装置のほか、ボルトを支持部材3に穿
設した透孔に遊挿する等して構成することができる。
【0006】拡幅部鉄筋Cは、円筒状鉄筋篭Bへの挿入
部6a、傾斜部6b、立ち上がり部6c及び拡幅用鉄筋
Cを拡開したとき円筒状鉄筋篭Bの軸心から放射する如
くなした水平部6dからなる鉄筋部材6と、鉄筋部材6
の形状を保つ間隔保持部材7により構成し、杭拡幅部に
位置する円筒状鉄筋篭Bに放射状に配設する。この際、
隣接する拡幅部鉄筋Cの鉄筋部材6の水平部6dが相互
に干渉し合わないように、隣接する拡幅部鉄筋Cの鉄筋
部材6の水平部6dのレベル(高さ)を若干異ならして
配設することが望ましい。このため、前述のとおり、配
設する拡幅部鉄筋Cの数は杭径、杭拡幅部の地耐力に応
じて任意に設定することができるが、偶数個とすること
が望ましい。間隔保持部材7の中央部に、円筒状鉄筋篭
Bに固設された支持部材3内に摺動可能に遊挿されるス
ライド部材5を固設する。なお、本実施例では、スライ
ド部材5として上下に配した2本の鉄筋を用いている
が、スライド部材5はこれに限定されず、例えば、角形
や円形断面の鋼管を用いることもできる。この場合に
は、支持部材3に鋼管の上下を挟むように軸部材を設け
ることが望ましい。さらに、間隔保持部材7には、後述
の拡開装置Dの第1フレーム14の先端15が繋合する
押し部材8を固設する。
部6a、傾斜部6b、立ち上がり部6c及び拡幅用鉄筋
Cを拡開したとき円筒状鉄筋篭Bの軸心から放射する如
くなした水平部6dからなる鉄筋部材6と、鉄筋部材6
の形状を保つ間隔保持部材7により構成し、杭拡幅部に
位置する円筒状鉄筋篭Bに放射状に配設する。この際、
隣接する拡幅部鉄筋Cの鉄筋部材6の水平部6dが相互
に干渉し合わないように、隣接する拡幅部鉄筋Cの鉄筋
部材6の水平部6dのレベル(高さ)を若干異ならして
配設することが望ましい。このため、前述のとおり、配
設する拡幅部鉄筋Cの数は杭径、杭拡幅部の地耐力に応
じて任意に設定することができるが、偶数個とすること
が望ましい。間隔保持部材7の中央部に、円筒状鉄筋篭
Bに固設された支持部材3内に摺動可能に遊挿されるス
ライド部材5を固設する。なお、本実施例では、スライ
ド部材5として上下に配した2本の鉄筋を用いている
が、スライド部材5はこれに限定されず、例えば、角形
や円形断面の鋼管を用いることもできる。この場合に
は、支持部材3に鋼管の上下を挟むように軸部材を設け
ることが望ましい。さらに、間隔保持部材7には、後述
の拡開装置Dの第1フレーム14の先端15が繋合する
押し部材8を固設する。
【0007】拡幅部鉄筋Cが杭孔拡幅部A1に確実に拡
開するように、また拡開状態を保持するように、支持部
材3内でのスライド部材5の摺動長さを規制するストッ
パーを設けることができる。ストッパーは、支持部材3
内でスライド部材5が所定長さ摺動したとき支持部材3
内でスライド部材5が摺動しないようにすることによ
り、拡幅部鉄筋Cが円筒状鉄筋篭Bの軸心を対称として
杭孔拡幅部A1に確実に拡開し、また拡開状態を保持で
きるようなものならどのような形状のものであってもよ
い。本実施例においては、支持部材3内でスライド部材
5が所定長さ摺動したとき、軸部材4と当接することに
よりスライド部材5がそれ以上摺動しないようにするス
ライド部材の2本の鉄筋の端部を結合する連結部材5a
と、スライド部材5の鉄筋の上面から端面に落ち込むこ
とによりスライド部材5が逆方向に摺動しないようにす
る支持部材3の端部に設けた落とし込み部材(図示せ
ず)からストッパーを構成する。
開するように、また拡開状態を保持するように、支持部
材3内でのスライド部材5の摺動長さを規制するストッ
パーを設けることができる。ストッパーは、支持部材3
内でスライド部材5が所定長さ摺動したとき支持部材3
内でスライド部材5が摺動しないようにすることによ
り、拡幅部鉄筋Cが円筒状鉄筋篭Bの軸心を対称として
杭孔拡幅部A1に確実に拡開し、また拡開状態を保持で
きるようなものならどのような形状のものであってもよ
い。本実施例においては、支持部材3内でスライド部材
5が所定長さ摺動したとき、軸部材4と当接することに
よりスライド部材5がそれ以上摺動しないようにするス
ライド部材の2本の鉄筋の端部を結合する連結部材5a
と、スライド部材5の鉄筋の上面から端面に落ち込むこ
とによりスライド部材5が逆方向に摺動しないようにす
る支持部材3の端部に設けた落とし込み部材(図示せ
ず)からストッパーを構成する。
【0008】このように構成された拡底杭用鉄筋篭を用
いて場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築するに際して
は、円筒状鉄筋篭Bに固設した支持部材3内に拡幅部鉄
筋Cに固設したスライド部材5を遊挿した拡底杭用鉄筋
篭を、円筒状鉄筋篭Bの外周に拡幅用鉄筋Cの鉄筋部材
6の立ち上がり部6cを密着させた状態、すなわち拡底
杭用鉄筋篭の外径を最も小さくした状態で杭孔A内の所
定位置まで吊り降ろし、杭孔A内で拡幅部鉄筋Cを拡開
装置Dを用いて杭孔拡幅部A1に拡開した後、杭孔A内
にコンクリートを打設する。
いて場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築するに際して
は、円筒状鉄筋篭Bに固設した支持部材3内に拡幅部鉄
筋Cに固設したスライド部材5を遊挿した拡底杭用鉄筋
篭を、円筒状鉄筋篭Bの外周に拡幅用鉄筋Cの鉄筋部材
6の立ち上がり部6cを密着させた状態、すなわち拡底
杭用鉄筋篭の外径を最も小さくした状態で杭孔A内の所
定位置まで吊り降ろし、杭孔A内で拡幅部鉄筋Cを拡開
装置Dを用いて杭孔拡幅部A1に拡開した後、杭孔A内
にコンクリートを打設する。
【0009】拡幅部鉄筋Cの拡開に用いる拡開装置D
は、図1に示すように、軸管9の上端に上部固定環1
0、下部に第1下部固定環11を設け、上部固定環10
と第1下部固定環11間の軸管9上を摺動する摺動環1
2を第1油圧シリンダー13により摺動させることによ
り上部固定環10に連結した第1フレーム14の先端1
5を摺動環12に連結したリンク16のリンクモーショ
ンにより拡縮せしめるように構成されている。さらに、
拡開装置Dは、第1下部固定環11の下方に移動環17
を設け、移動環17を第2油圧シリンダー18により上
下に移動させることにより第1下部固定環11の下方に
設けた第2下部固定環19に連結した第2フレーム20
の先端21を移動環17に連結した第2リンク22のリ
ンクモーションにより拡縮せしめるように構成されてい
る。なお、リンク16は、第1フレーム14が押し部材
8を介して拡幅部鉄筋Cを均等に拡開することができる
ようにネジによりその長さを微調整できるように構成さ
れている。
は、図1に示すように、軸管9の上端に上部固定環1
0、下部に第1下部固定環11を設け、上部固定環10
と第1下部固定環11間の軸管9上を摺動する摺動環1
2を第1油圧シリンダー13により摺動させることによ
り上部固定環10に連結した第1フレーム14の先端1
5を摺動環12に連結したリンク16のリンクモーショ
ンにより拡縮せしめるように構成されている。さらに、
拡開装置Dは、第1下部固定環11の下方に移動環17
を設け、移動環17を第2油圧シリンダー18により上
下に移動させることにより第1下部固定環11の下方に
設けた第2下部固定環19に連結した第2フレーム20
の先端21を移動環17に連結した第2リンク22のリ
ンクモーションにより拡縮せしめるように構成されてい
る。なお、リンク16は、第1フレーム14が押し部材
8を介して拡幅部鉄筋Cを均等に拡開することができる
ようにネジによりその長さを微調整できるように構成さ
れている。
【0010】そして、地上においてこの拡開装置Dの第
2油圧シリンダー18を作動させて第2下部固定環19
に連結した第2フレーム20の先端21を拡開して拡開
装置Dを円筒状鉄筋篭Bに繋合するとともに第1油圧シ
リンダー13を作動させて上部固定環10に連結した第
1フレーム14の先端15を拡開して拡幅部鉄筋Cの間
隔保持部材に固設した押し部材8に摺動自在に繋合させ
てから、拡底杭用鉄筋篭を上述のとおり杭孔A内の所定
位置まで吊り降ろし、第1油圧シリンダー13を作動さ
せて上部固定環10に連結した第1フレーム14の先端
15をさらに拡開して、押し部材8及び間隔保持部材7
を介して、拡幅部鉄筋Cを杭孔拡幅部A1に拡開した
後、杭孔A内にコンクリートを打設する。この場合、拡
幅部鉄筋Cを杭孔拡幅部A1に拡開してから杭孔A内に
コンクリートを打設する前に、第1油圧シリンダー13
及び第2油圧シリンダー18を作動させることによっ
て、第1フレーム14の先端15と摺動部材8の繋合及
び第2フレーム20の先端21と円筒状鉄筋篭Bの繋合
を解いて、ワイヤー23を地上より操作して拡開装置D
を回収するようにする。
2油圧シリンダー18を作動させて第2下部固定環19
に連結した第2フレーム20の先端21を拡開して拡開
装置Dを円筒状鉄筋篭Bに繋合するとともに第1油圧シ
リンダー13を作動させて上部固定環10に連結した第
1フレーム14の先端15を拡開して拡幅部鉄筋Cの間
隔保持部材に固設した押し部材8に摺動自在に繋合させ
てから、拡底杭用鉄筋篭を上述のとおり杭孔A内の所定
位置まで吊り降ろし、第1油圧シリンダー13を作動さ
せて上部固定環10に連結した第1フレーム14の先端
15をさらに拡開して、押し部材8及び間隔保持部材7
を介して、拡幅部鉄筋Cを杭孔拡幅部A1に拡開した
後、杭孔A内にコンクリートを打設する。この場合、拡
幅部鉄筋Cを杭孔拡幅部A1に拡開してから杭孔A内に
コンクリートを打設する前に、第1油圧シリンダー13
及び第2油圧シリンダー18を作動させることによっ
て、第1フレーム14の先端15と摺動部材8の繋合及
び第2フレーム20の先端21と円筒状鉄筋篭Bの繋合
を解いて、ワイヤー23を地上より操作して拡開装置D
を回収するようにする。
【0011】そして、拡幅部鉄筋Cが杭孔拡幅部A1に
拡開した状態は、水中カメラや種々のセンサーを設置す
ることにより確認することができる。また、これらの水
中カメラや種々のセンサーは、拡開装置Dと同様、拡幅
部鉄筋Cの拡開確認後回収できるように設置することが
望ましい。
拡開した状態は、水中カメラや種々のセンサーを設置す
ることにより確認することができる。また、これらの水
中カメラや種々のセンサーは、拡開装置Dと同様、拡幅
部鉄筋Cの拡開確認後回収できるように設置することが
望ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、場所打鉄筋コンクリー
ト拡底杭を構築するにあたり、杭拡幅部にも鉄筋を設け
たので、杭拡幅部にかかる地盤反力によって生じるせん
断力は杭拡幅部のコンクリート及び鉄筋により支持され
ることとなり、このため杭拡底部の傾斜角θを大きく設
計できるため杭拡幅部の高さhを鉄筋を設けない場合と
比較して小さくでき、コンクリートの使用量を少なくで
きること等によりコストを低減できる。さらに、拡底杭
用鉄筋篭の拡幅部鉄筋を拡開するのに、支持部材とスラ
イド部材からなる簡単な構造の拡開機構を用いたので、
従来ヒンジを用いていた複雑な構造の拡開機構と比較し
て作業性がよく、また、コストも低減できる等の利点が
ある。特に本発明においては、杭拡幅部に位置する円筒
状鉄筋篭に支持部材を放射状に固設し、杭拡幅部に位置
する円筒状鉄筋篭に放射状に配設した拡幅部鉄筋の中央
部に固設したスライド部材を前記支持部材に摺動可能に
遊挿したので、拡底部鉄筋に不均一な外力、特にねじれ
力が加わった場合でも拡幅部鉄筋の拡開に大きな力を必
要とせず、拡開を円滑に行うことができる。また、拡幅
部鉄筋を円筒状鉄筋篭に放射状(例えば、6方向、8方
向)に配設し、拡開することができるので、杭拡幅部の
全面に亙り拡幅部鉄筋を配設することができ、杭拡幅部
の地耐力をより大きくすることができる。
ト拡底杭を構築するにあたり、杭拡幅部にも鉄筋を設け
たので、杭拡幅部にかかる地盤反力によって生じるせん
断力は杭拡幅部のコンクリート及び鉄筋により支持され
ることとなり、このため杭拡底部の傾斜角θを大きく設
計できるため杭拡幅部の高さhを鉄筋を設けない場合と
比較して小さくでき、コンクリートの使用量を少なくで
きること等によりコストを低減できる。さらに、拡底杭
用鉄筋篭の拡幅部鉄筋を拡開するのに、支持部材とスラ
イド部材からなる簡単な構造の拡開機構を用いたので、
従来ヒンジを用いていた複雑な構造の拡開機構と比較し
て作業性がよく、また、コストも低減できる等の利点が
ある。特に本発明においては、杭拡幅部に位置する円筒
状鉄筋篭に支持部材を放射状に固設し、杭拡幅部に位置
する円筒状鉄筋篭に放射状に配設した拡幅部鉄筋の中央
部に固設したスライド部材を前記支持部材に摺動可能に
遊挿したので、拡底部鉄筋に不均一な外力、特にねじれ
力が加わった場合でも拡幅部鉄筋の拡開に大きな力を必
要とせず、拡開を円滑に行うことができる。また、拡幅
部鉄筋を円筒状鉄筋篭に放射状(例えば、6方向、8方
向)に配設し、拡開することができるので、杭拡幅部の
全面に亙り拡幅部鉄筋を配設することができ、杭拡幅部
の地耐力をより大きくすることができる。
【図1】本発明の拡幅部鉄筋の拡開方法を示す縦断面図
【図2】本発明の拡幅部鉄筋の拡開方法を示す横断面図
【図3】本発明の拡幅部鉄筋の拡開状態を示す縦断面図
【図4】本発明の拡底杭用鉄筋篭の要部を示す斜視図
【図5】本発明の円筒状鉄筋篭を示す斜視図
【図6】本発明の円筒状鉄筋篭の要部を示す斜視図
【図7】本発明の拡幅部鉄筋を示す斜視図
【図8】従来の拡底杭の縦断面図
【図9】従来の拡底杭の杭拡幅部の横断面図
A 杭孔 A1 杭孔拡幅部 B 円筒状鉄筋篭 C 拡幅部鉄筋 D 拡開装置 3 支持部材 5 スライド部材
Claims (2)
- 【請求項1】 場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築す
る方法において、杭拡幅部に位置する円筒状鉄筋篭
(B)に支持部材(3)を放射状に固設するとともに同
位置に拡幅部鉄筋(C)を放射状に配設し、前記支持部
材(3)に前記拡幅部鉄筋(C)の中央部に固設したス
ライド部材(5)を摺動可能に遊挿してなる拡底杭用鉄
筋篭を杭孔(A)内に吊り降ろし、杭孔内で前記拡幅部
鉄筋(C)を拡開装置(D)を用いて杭孔拡幅部(A
1)に拡開した後、杭孔(A)内にコンクリートを打設
することを特徴とする場所打鉄筋コンクリート拡底杭を
構築する方法。 - 【請求項2】 場所打鉄筋コンクリート拡底杭用鉄筋篭
において、杭拡幅部に位置する円筒状鉄筋篭(B)に支
持部材(3)を放射状に固設するとともに同位置に拡幅
部鉄筋(C)を放射状に配設し、前記支持部材(3)に
前記拡幅部鉄筋(C)の中央部に固設したスライド部材
(5)を摺動可能に遊挿して、杭孔(A)内で前記拡幅
部鉄筋(C)を杭孔拡幅部(A1)に拡開するようにし
たことを特徴とする場所打鉄筋コンクリート拡底杭用鉄
筋篭。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27545792A JPH0718155B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築する方法及びこれに使用する鉄筋篭 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27545792A JPH0718155B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築する方法及びこれに使用する鉄筋篭 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06101226A JPH06101226A (ja) | 1994-04-12 |
| JPH0718155B2 true JPH0718155B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=17555798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27545792A Expired - Lifetime JPH0718155B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 場所打鉄筋コンクリート拡底杭を構築する方法及びこれに使用する鉄筋篭 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718155B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6397751B2 (ja) * | 2014-12-19 | 2018-09-26 | 渡辺 徹 | 鉄筋籠の上昇防止用組付体、鉄筋籠、及び場所打ち杭の施工法 |
| CN108677931B (zh) * | 2018-05-07 | 2020-01-24 | 安徽省公路桥梁工程有限公司 | 一种大直径超长组合灌注桩施工方法 |
| CN110616708B (zh) * | 2019-09-29 | 2025-05-16 | 国网安徽省电力有限公司建设分公司 | 一种变截面灌注桩及其施工方法 |
| CN113404039B (zh) * | 2021-05-26 | 2022-09-09 | 山东高速工程建设集团有限公司 | 一种提高灌注桩承载力的施工方法 |
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-
1992
- 1992-09-18 JP JP27545792A patent/JPH0718155B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06101226A (ja) | 1994-04-12 |
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