JPH07184843A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH07184843A
JPH07184843A JP5348785A JP34878593A JPH07184843A JP H07184843 A JPH07184843 A JP H07184843A JP 5348785 A JP5348785 A JP 5348785A JP 34878593 A JP34878593 A JP 34878593A JP H07184843 A JPH07184843 A JP H07184843A
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JP
Japan
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tube
endoscope
tip
outer skin
bending
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Withdrawn
Application number
JP5348785A
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English (en)
Inventor
Yoshio Tashiro
芳夫 田代
Shigeto Magai
成人 真貝
Ichiro Nakamura
一郎 中村
Yasuyuki Futaki
泰行 二木
Yousuke Yoshimoto
羊介 吉本
Takashi Takigawa
岳志 滝川
Yasuhiko Kikuchi
康彦 菊地
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易的でしかも安価に外皮チューブを湾曲部に
確実に固定することのできる内視鏡を提供する。 【構成】湾曲部7の外皮を形成する外皮チューブ10の
一端に係止部材24を一体成形し、この係止部材24を
軟性部3と湾曲部7との接続部に固定したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用として使用され
る内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の内視鏡は、操作部から
延出した軟性部の先端に湾曲部を有し、操作部に設けら
れたアングル操作レバーを操作することにより上記湾曲
部が上下方向または左右方向に湾曲するようになってい
る。そして、このような内視鏡の湾曲部は、例えば複数
の短管部材を軸方向に連結してなる湾曲管の外周を網状
管で覆い、さらに網状管の外周に外皮チューブを設けて
形成されている。
【0003】このような湾曲部の外皮チューブは、一般
にゴム等の弾性材料で形成されていることから、網状管
の外周に外皮チューブを組み付ける場合には、湾曲管を
軟性部の螺旋管に接続管を介して連結した後、湾曲管の
外周に外皮チューブを先端側から組み込み、その端部を
巻き糸で接続管に締付け、さらにその締付け部分を接着
剤で固めている(特開昭58−12640号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の内視鏡では、締付け部分に塗布された接着剤が
外皮チューブの表面から突出することがあるため、ガイ
ドチューブや、他の内視鏡のチャンネル内に挿入される
親子式子スコープの場合などで、挿入性が悪くなった
り、また外部との摩擦で損傷を受け易いという問題があ
った。
【0005】そこで、このような不具合を解消するため
に、形状記憶合金、リング状のゴムバンド、熱収縮チュ
ーブ等を使用して外皮チューブを締め付け固定するよう
にした内視鏡が実開昭55−104428号公報、特開
昭59−197233号公報に開示されている。
【0006】しかし、上記のような内視鏡では、外皮チ
ューブを締め付け固定するための固定部材が別途必要と
なるという問題がある。さらに、形状記憶合金や熱収縮
チューブの場合には、加熱処理作業を含むため、作業性
が悪く、外皮チューブの材質によってはその加熱処理作
業により物性劣化が生じるという問題があった。
【0007】また、医療用の内視鏡の場合は、体腔内壁
に傷をつけないように、上記の固定部材で外皮チューブ
を固定した後、軟性部と固定部材の境界部に接着剤等を
塗布して、そこに段差等が生じないように滑らかに仕上
げる必要があるという問題がある。本発明は上記のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、その目的は簡易的で
しかも安価に外皮チューブを湾曲部に確実に固定するこ
とのできる内視鏡を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、操作部から延出した軟性部の先端に湾曲部
を有し、この湾曲部の外皮を弾性材料からなる外皮チュ
ーブで形成した内視鏡において、前記外皮チューブの少
なくとも一端に係止部材を一体成形し、この係止部材を
前記軟性部と前記湾曲部との接続部に固定したことを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明では外皮チューブの少なくとも一端に係
止部材を一体成形し、この係止部材を軟性部と湾曲部と
の接続部に固定することにより、簡易的でしかも安価に
外皮チューブを湾曲部に確実に固定することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1および図2は、本発明の第1実施例に係る内
視鏡を示している。図1に示すように、本発明の第1実
施例に係る内視鏡1は、操作部2から延出した細管状の
軟性部3を備えている。この軟性部3は、図2に示すよ
うに、金属製の帯状薄板を螺旋状に形成してなる螺旋管
4の外周を網状管5で覆い、さらに網状管5の外周にゴ
ム等の弾性材からなる外皮チューブ6を設けて形成され
ており、その先端には軟性部3とほぼ同径の湾曲部7が
連設されている。
【0011】前記湾曲部7は、図2に示すように、複数
の短管部材を軸方向に連結してなる湾曲管8の外周を網
状管9で覆い、さらに網状管9の外周に外皮チューブ1
0を設けて形成されており、操作部2に設けられたアン
グル操作レバー11を操作することにより上下方向また
は左右方向に湾曲するようになっている。
【0012】また、本実施例に係る内視鏡1は、湾曲部
7の先端側に内視鏡先端部12(図1参照)を備えてい
る。この内視鏡先端部12は、図2に示すように、湾曲
管8の先端に金属材料からなる円柱状の先端部材13を
嵌着して形成されており、その先端面には照明窓や観察
窓が設けられているとともに、体腔内に鉗子等の処置具
を挿入するための開口部が形成されている。
【0013】また、本実施例に係る内視鏡1は、接続管
14(図2参照)を備えている。この接続管14は軟性
部3の螺旋管4と湾曲部7の湾曲管8とを接続するため
のものであり、金属等の硬質材料で形成されている。ま
た、本実施例に係る内視鏡1は、アングル操作レバー1
1の操作力を湾曲管8の先端部に伝えるアングル操作ワ
イヤ15、対物レンズ16に入射した光学像を操作部2
の後端に設けられた接眼部17に導くイメージガイドフ
ァイバ18、吸引口金19、鉗子栓20、ユニバーサル
コード21等を備えており、ユニバーサルコード21の
先端にはコネクタ22が設けられている。
【0014】前記湾曲部7の外皮チューブ10は、ゴム
等の弾性材料で形成されており、その両端にはセラミッ
クス等の電気絶縁材料からなるリング状の係止部材2
3,24がインサート成形により一体的に設けられてい
る。これらの係止部材23,24は外皮チューブ10と
ほぼ同径の外径を有し、先端部材13および接続管14
の外周面に接着固定されている。
【0015】なお、係止部材23は先端部材13の外周
面に設けられた環状突起26と係合する段部27を有す
るとともに、先端部材13の先端面を覆うカバー部28
を有している。
【0016】このような構成において、外皮チューブ1
0を組み付ける場合は、係止部材24を内視鏡先端部1
2側から嵌挿し、湾曲部7の網状管9上をスライドさ
せ、係止部材24を軟性部3の外皮チューブ6の端面に
突き当てる。このとき、係止部材23のカバー部28
は、対物レンズ16や照明レンズ、チャンネル等の先端
面とカバー部28の開口窓を一致させるように調整す
る。また、接続管13および先端部材13の外周面には
あらかじめ接着剤を塗付しておく。
【0017】上記のように構成される本発明の第1実施
例では、湾曲部7の外皮チューブ10を軟性部3と湾曲
部7との接続部に糸巻き固定する必要がないので、糸巻
き作業のような熟練を要する作業工程が不要となる。ま
た、糸巻き固定のように外部から不要な締付力が加わら
ないため、外皮チューブ10の物性劣化を防止すること
ができる。
【0018】さらに、係止部材23,24がセラミック
ス等の電気絶縁材料で形成されているため、外皮チュー
ブ10の接続と同時に内視鏡挿入部の先端外装部をすべ
て絶縁材でカバーでき、高周波治療における電気安全性
を高めることができる。また、係止部材23,24は外
皮チューブ10とほぼ同径の外径を有しているので、糸
巻き固定のように接着剤が軟性部3および湾曲部7の外
表面から突出することもない。
【0019】なお、上述した本発明の第1実施例では、
係止部材23,24をセラミックス等の電気絶縁材料で
形成したが、ステンレス鋼等の金属材料で形成しても良
い。また、図3に示す第2実施例のように、外皮チュー
ブ10との接合性を高めるために、係止部材23,24
の内周面の一部にネジ溝状の凸凹面29,30を設け、
これらの凸凹面29,30を外皮チューブ10との接合
面としても良い。
【0020】さらに、係止部材24の位置決めを正確に
行うために、図3に示すように、接続管14の外周面に
段差部31を設け、この段差部31に係止部材24の端
面を突き当てるようにしても良い。
【0021】図4は、シリコンゴム等の弾性材からなる
鉗子栓20にピン41を組み込むための手順を示してい
る。鉗子栓20のスリット部20aにピン41を組み込
む場合には、図4(a)に示すように、まず複数個のピ
ン41が連続して成形された部材42をパイプ43の内
側に収納しておく。そして、図4(b)および図4
(c)に示すように、複数個のピン41が収納されたパ
イプ43を鉗子栓20のスリット部20aに挿入した
後、パイプ43のみを引き抜く。次に、図4(d)に示
すように、パイプ43から抜け出たピン41をカットす
ることで鉗子栓20のスリット部20aにピン41が組
み込まれ、γ線滅菌時のスリット部20aの固着が防止
される。
【0022】図5は、内視鏡挿入部の先端部分を示して
いる。同図に示すように、この内視鏡挿入部は、図示し
ない操作部から延出した細管状の軟性部3を有してい
る。この軟性部3は、剛性の板材を螺旋状に巻回してな
る螺旋管4の外周に網状管5を設けて形成されており、
その先端には軟性部3とほぼ同径の湾曲部7が連設され
ている。
【0023】前記湾曲部7は、複数の短管部材からなる
湾曲管8の外周に網状管9を設けて形成されており、そ
の先端には湾曲部7とほぼ同径の内視鏡先端部12が連
設されている。前記内視鏡先端部12は、湾曲管8の先
端に円柱状の先端部材13を嵌着して形成されており、
その後端には、図示しないが、対物レンズ、イメージガ
イドファイバー、照明レンズ、ライトガイドファイバー
等の内視鏡光学系やチャンネル等の挿入部内蔵物が接続
されている。
【0024】前記軟性部3および湾曲部7の外周には、
外皮チューブ32が設けられている。この外皮チューブ
32は軟性部3および湾曲部7の外皮を形成するもので
あり、ゴム等の弾性材料で形成されている。そして、こ
の外皮チューブ32はその硬度が連続的に変化してお
り、軟性部3側と湾曲部7側とでは、軟性部3側の方が
硬度が高くなっている。
【0025】なお、外皮チューブ32は軟性部3の先端
に湾曲部7を組み付けた後、成形機を使用し、溶融した
弾性材料を軟性部3および湾曲部7の外表面にコーティ
ングすることにより形成されている。
【0026】上記のように構成される内視鏡では、アン
グル操作ワイヤ15を図示しないアング操作レバー等で
牽引すると、図中Aで示す部分の外皮チューブ32が伸
縮し先端部が湾曲する。図中Aで示す部分の外皮チュー
ブ32は、図中Bで示す部分の外皮チューブ32よりも
十分に可撓性が低いため、通常の操作と同様に行なうこ
とができる。一方、図中Bで示す部分の外皮チューブ3
2は、内視鏡の挿入操作を行なう際に必要なトルク伝達
性、押引き力の伝達性を得るに十分な可撓性を有する。
【0027】図6は、図5に示した内視鏡挿入部の変形
例を示している。この内視鏡挿入部は、図示しない操作
部から延出した細管状の軟性部3を有している。この軟
性部3は、剛性の板材を螺旋状に巻回してなる螺旋管4
の外周に網状管5を設けて形成されており、その先端に
は軟性部3とほぼ同径の湾曲部7が連設されている。前
記湾曲部7は、複数の短管部材からなる湾曲管8の外周
に網状管9を設けて形成されており、その先端には湾曲
部7とほぼ同径の内視鏡先端部12が連設されている。
【0028】前記内視鏡先端部12は、湾曲管8の先端
に円柱状の先端部材13を嵌着して形成されており、そ
の後端には、図示しないが、対物レンズ、イメージガイ
ドファイバー、照明レンズ、ライトガイドファイバー等
の内視鏡光学系やチャンネル等の挿入部内蔵物が接続さ
れている。
【0029】前記軟性部3および湾曲部7の外周には、
これら軟性部3および湾曲部7の外皮を形成する外皮チ
ューブ33が設けられている。この外皮チューブ33は
ゴム等の弾性材料で形成されており、図中Aで示す部分
の外皮チューブ33は図中Bで示す部分の外皮チューブ
33よりも厚さが薄くなっている。
【0030】上記のように構成される内視鏡挿入部で
は、図5に示した内視鏡挿入部と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0031】なお、外皮チューブ32,33の成形方法
は、溶融コーティング方式に限らず、あらかじめ成形し
た弾性チューブを被嵌、固定する方法でもよい。図7及
び図8は、生体内の組織を切除する際に使用される高周
波切除具を示している。図7に示すように、この高周波
切除具50は、内視鏡内を挿通して体腔内に挿入される
挿入部としての可撓性シース51と、この可撓性シース
51の基端側に設けられた操作部52とで構成されてい
る。
【0032】前記可撓性シース51は、電気絶縁性の材
料からなり、その基端部には送水用口金53が設けられ
ている。この送水用口金53の後端には中空の口金54
(図8参照)が設けられており、この口金54内を挿通
している操作パイプ55の基端部には固定具56が取り
付けられている。また、可撓性シース51の先端付近に
は高周波切開部57が設けられている。
【0033】上記操作部52は、図7(b)に示すよう
に、操作部本体58を有し、この操作部本体58の先端
には、口金54を嵌め込むためのチャック(図示せず)
が設けられている。このチャックは外周に装着されてい
る回転環59を回転させ、チャックを開閉させることに
よって口金54が操作部本体58に装着される。また、
操作部本体58には長手方向に沿って長孔60が形成さ
れており、この長孔60に沿って摺動可能なスライダ6
1には、操作釦62が設けられている。
【0034】前記固定具56は操作釦62を操作するこ
とによって、スライダ61内の保持具(図示せず)に装
着される。前記可撓性シース51の先端には、図8に示
すように、電気絶縁性を有するボール型の硬性チップ6
3が設けられている。一方、可撓性シース51の内部に
は導電性ワイヤ64の先端を可撓性シース51に固定す
るための固定部材65が設けられている。
【0035】上記導電性ワイヤ64の一部分は、可撓性
シース51の先端部に設けられたワイヤ挿通孔66,6
7を挿通して外部に露出しており、高周波切開部57を
形成している。また、導電性ワイヤ64の後端部は可撓
性シース51の基端側に設けられた操作パイプ55内に
挿通され、該パイプとともに固定具56に固定されてい
る。
【0036】なお、導電性ワイヤ64は、スライダ61
に設けられた保持具(図示せず)、ソケット(図示せ
ず)及びコードを介して高周波発生装置に電気的に接続
されている。このような構成において、操作部52のス
ライダ61を手元側に引くと、導電性ワイヤ64に引張
力がかかり、可撓性シース51の先端部が図9(a)の
状態となる。また、逆にスライダ61を先端側に押出す
と、導電性ワイヤ64が撓み、図9(b)の状態とな
る。
【0037】上記のように構成される高周波切除具50
により例えば十二指腸乳頭付近を切開する場合は、あら
かじめ体腔内の十二指腸乳頭近くに挿入した内視鏡を介
して可撓性シース51を体腔内に挿入する。十二指腸乳
頭を内視鏡で確認した後、可撓性シース51を前進さ
せ、高周波切開部57を十二指腸乳頭付近まで挿入す
る。そして、スライダ61を操作し、導電性ワイヤ64
を切開を行ないたい部分に接触させ、高周波電流を流
し、切開を行なう。したがって、十二指腸乳頭への挿入
性を向上させるとともに、乳頭を傷つけることを防止す
ることができる。
【0038】図10は、図7及び図8に示した高周波切
除具の第1変形例を示している。この変形例の高周波切
除具が図7に示した高周波切除具と異なる点は、硬性チ
ップ63の形状を先端がなめらかな曲面を持つテーパ形
状とした点であり、その他の構成は図7及び図8に示し
た高周波切除具と同様である。
【0039】図11は、図7及び図8に示した高周波切
除具の第2変形例を示している。この変形例の高周波切
除具が図7及び図8に示した高周波切除具と異なる点
は、硬性チップ63の形状を先端がなめらかな曲面を持
つくびれ形状とした点であり、その他の構成は図7及び
図8に示した高周波切除具と同様である。
【0040】このような構成の高周波切除具は、図7及
び図8に示した高周波切除具と同様の作用効果を奏する
とともに、硬性チップ63のくびれが乳頭にひっかか
り、該切開具が抜け落ちることを防止できる。
【0041】図12は、図7及び図8に示した高周波切
除具の第3変形例を示している。この変形例の高周波切
除具は、図12(a)に示すように、可撓性シース51
の先端部分に湾曲部68を備えている。この湾曲部68
は、図12(b)に示すように、可撓性シース51に対
して導電性ワイヤ64が理想的な切開方向(11〜12
時の方向)を向くように形成されている。
【0042】このような構成において、内視鏡用チャン
ネルを通して、体腔内に挿入部としての可撓性シース5
1を挿入すると、湾曲部68が内視鏡先端の湾曲に沿っ
て進むため、乳頭挿入時、高周波切開部57の向きは、
湾曲に対して理想の切開方向に一定となる。したがっ
て、十二指腸乳頭に高周波切開部57が常に理想的な方
向を向いた状態で挿入されるため、安全にESTが行な
われる。
【0043】図13は、図12に示した高周波切除具の
変形例を示している。この変形例の高周波切除具が図1
3に示した高周波切除具と異なる点は、可撓性シース5
1の先端に硬性チップ63を設けた点であり、その他の
構成は図12に示した高周波切除具と同様である。図1
3に示した高周波切除具では、十二指腸乳頭への挿入性
を向上させることができるとともに、乳頭を傷付けるこ
とを防止できる。また、挿入時に高周波切開部57が常
に理想的な方向を向くため安全にESTが行なえる。
【0044】図14は、内視鏡の処置具挿入口に装着さ
れる鉗子栓20を示している。同図に示すように、この
鉗子栓20は、ポリエチレン等のやや弾性を有する樹脂
材からなるハウジング71と、このハウジング71内に
設けられた3つの栓本体73、79,82を備えて構成
されている。
【0045】前記第1の栓本体73は、シリコンゴム等
の弾性材料で形成されている。また、この第1の栓本体
73は、図15(a)に示すように、向かい合う2つの
半円筒部材74a,74bからなり、ハウジング71に
形成された処置具挿入口72の下部に注射器の先端外径
よりも内径が小さくなるように形成した突起部75と、
この突起部75の内径よりも大きい内径を有する導入路
76と、この導入路76の下部に設けられた半球状の閉
鎖膜部77と、この閉鎖膜部77に設けられたスリット
78とを有している。なお、スリット78は接触面が粗
面となっている。
【0046】前記第1の栓本体73の下側に設けられた
第2の栓本体79は、第1の栓本体73と同様に、シリ
コンゴム等の弾性材料で形成されている。また、この第
2の栓本体79は、図15(b)に示すように、処置具
のシース部87の外径よりも小さい内径を有する小孔8
0と、この小孔80と中心を同じくする薄肉の円板状膜
部81とを有している。
【0047】前記第2の栓本体79の下側に設けられた
第3の栓本体82は、第1の栓本体73および第2の栓
本体79と同様に、シリコンゴム等の弾性材料で形成さ
れている。また、この第3の栓本体82は、図15
(a)に示すように、向かい合う2つの半円筒部材83
a,83bからなり、半球状の閉鎖膜84を有してい
る。この閉鎖膜84はスリット85を有し、その接触面
は第1の栓本体73のスリット78と同様に粗面となっ
ている。なお、第3の栓本体82の下端部には、内視鏡
の挿入口体の上端面と圧接し得る凸部86が設けられて
いる。
【0048】前記第1の栓本体73と第2の栓本体82
は、同一形状の2つの半円筒部材を向かい合うように接
合し、ハウジング71内に収納することで1つの円筒形
の栓体の形状をなしている。ハウジング71の処置具挿
入口72に近接する突起部75は、注射器の先端部の挿
入により先端部の壁面と圧接することによって注射器の
先端部との気密性を保つことができる。また、スリット
78は、通常、閉鎖膜部77の弾性力によって気密的に
閉鎖している。
【0049】前記第2の栓本体79は、処置具の挿入に
よって小孔80が弾性的に変形し、処置具のシース部8
7と気密性を保つことができる。また、第2の栓本体7
9の円板状膜部81は、図15(b)に示すように、シ
ース部87の挿脱に追従して弾性的に変形する。前記第
3の栓本体82のスリット85は、通常、閉鎖膜部84
の弾性力によって気密的に閉鎖している。そして、この
スリット85には、第2の栓本体79の小孔80を通じ
て処置具を挿通することができる。
【0050】上記のように構成される鉗子栓20は、通
常、弾性力によって気密的に閉鎖しているスリットの接
触面を粗面にすることで、スリットの密着を防ぐことが
できる。また、ハウジング71の挿入口72に近接して
いる突起部75により注射器を斜めに傾けた状態でも気
密性を保つことで液漏れすることなく送液することがで
きる。さらに、円板状膜部81によって内視鏡からの流
体の逆流を防ぎ、患者の体液等からの感染を防止するこ
とができる。
【0051】図16は、図14及び図15に示した鉗子
栓の変形例を示している。この鉗子栓20は、図16に
示すように、ポリエチレン等のやや弾性を有する樹脂材
からなるハウジング71内にシリコンゴム等の弾性材料
からなる栓本体87を設けて構成されている。
【0052】前記栓本体87は2つの半円筒部材からな
り、その接合面は図16の切断面に等しく、栓本体87
の外径はハウジング71の内径よりも若干小さく形成さ
れている。また、栓本体87は突起部75、導入路7
6、半球状閉鎖膜77、円板状膜部81、半球状閉鎖膜
85を有し、閉鎖膜77,85には、接触面を粗面とし
たスリット78,85が設けられ、さらに円板状膜部8
1には、小孔80が設けられている。
【0053】上記のように構成される鉗子栓20は、図
14に示した鉗子栓20と同様の作用効果を奏するとと
もに、ハウジング71内に収容される栓本体の数を減ら
すことができる。図17は、図16に示した鉗子栓の第
1変形例を示している。この鉗子栓20が図16に示し
た鉗子栓と異なる点は、栓本体87の下面に円環状の薄
板88を設けた点であり、その他の構成は図16に示し
た鉗子栓と同様である。
【0054】上記のように構成される鉗子栓20は、図
16に示した鉗子栓と同様の作用効果を得ることができ
るとともに、栓本体87の下面に設けられた円環状の薄
板88によって栓本体87の接合面の気密性を高めるこ
とができる。図18及び図19は、図16に示した鉗子
栓の第2変形例を示している。この鉗子栓20が図16
に示した鉗子栓と異なる点は、栓本体87の接合面90
を3次元平面になるように設けた点であり、その他の構
成は図16に示した鉗子栓と同様である。
【0055】このような構成の鉗子栓20は、図16に
示した鉗子栓と同様の作用効果を得ることができるとと
もに、接合面90によって1対の向かい合う栓本体の接
合面の気密性を高めることができる。図20及び図21
は、図16に示した鉗子栓20の第3変形例を示してい
る。この鉗子栓20の栓本体87は、接合面90上に起
伏部91a,91bを有する。また、その起伏部91
a,91bは、向かい合う1対の栓本体87が同形にな
るように構成されている。
【0056】このような構成の鉗子栓20は、図16に
示した鉗子栓と同様の作用効果を得ることができるとと
もに、起伏部91a,91bによって1対の向かい合う
栓本体87の接合面の気密性を高めることができる。図
22は、図16に示した鉗子栓の第4変形例を示してい
る。この鉗子栓20は、ポリエチレン等のやや弾性を有
する樹脂材からなるハウジング71内に栓本体87を設
けて構成されている。
【0057】前記栓本体87はシリコンゴム等の弾性材
料からなり、処置具挿入口72の下部に注射器の先端の
外径よりも内径が小さくなるように形成した突起部75
と、この突起部75の内径よりも大きい内径を有する導
入路76と、上端が平面である膜部上面92と、下端が
下方に向かって突き出す砲弾形状の膜部下面93と、接
触面を粗面にしたスリット85を有する閉鎖膜部84
と、その下方に処置具のシース部の外径よりも小さい内
径を有する小孔80と、この孔80と中心を同じくする
薄肉の円板状膜部81とを有している。
【0058】なお、栓本体87の下端部には内視鏡の挿
入口体の口金部の上端面と圧接し得る凸部86が設けら
れている。上記のような構成の鉗子栓20は、図16に
示した鉗子栓と同様の作用効果を得ることができるとと
もに、閉鎖膜部84の上端を平面にすることで内視鏡の
管路内が負圧になったときに閉鎖膜部84が開放されて
外気を栓体を通して内視鏡内に吸気することを防ぐこと
ができる。また、下端を砲弾形状にすることで内視鏡の
管路内を通じて逆流した患者の体液が閉鎖膜部84を開
放することを防ぐことができる。そして、栓体内に閉鎖
膜部84を2つ以上設けることなく、1つの閉鎖膜部に
よって同様の効果を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、操作部か
ら延出した軟性部の先端に湾曲部を有し、この湾曲部の
外皮を弾性材料からなる外皮チューブで形成した内視鏡
において、前記外皮チューブの少なくとも一端に係止部
材を一体成形し、この係止部材を前記軟性部と前記湾曲
部との接続部に固定したことを特徴とするものである。
したがって、簡易的でしかも安価に外皮チューブを湾曲
部に確実に固定することのできる内視鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内視鏡の概略構成を
示す図。
【図2】同実施例に係る内視鏡の湾曲部の構成を示す
図。
【図3】本発明の第2実施例に係る内視鏡の湾曲部の構
成を示す図。
【図4】鉗子栓にピンを組み込む手順を示す図。
【図5】内視鏡挿入部の先端部分の構成を示す図。
【図6】図5に示した内視鏡挿入部の変形例を示す図。
【図7】高周波切除具の概略構成を示す図。
【図8】図7に示した高周波切除具の挿入部の先端部の
構成を示す断面図。
【図9】図7に示した高周波切除具の作用説明図。
【図10】図7に示した高周波切除具の第1変形例を示
す図。
【図11】図7に示した高周波切除具の第2変形例を示
す図。
【図12】図7に示した高周波切除具の第3変形例を示
す図。
【図13】図13に示した高周波切除具の変形例を示す
図。
【図14】鉗子栓の縦断面図。
【図15】図14に示された栓本体の構成を示す図。
【図16】図14に示した鉗子栓の変形例を示す図。
【図17】図16に示した鉗子栓の第1変形例を示す
図。
【図18】図16に示した鉗子栓の第2変形例を示す
図。
【図19】図18に示された栓本体の構成を示す図。
【図20】図16に示した鉗子栓の第3変形例を示す
図。
【図21】図20に示された栓本体の構成を示す図。
【図22】図16に示した鉗子栓の第3変形例を示す
図。
【符号の説明】
2…操作部 3…軟性部 7…湾曲部 10…外皮チューブ 23,24…係止部材
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、操作部から延出した軟性部の先端に湾曲部
を有し、この湾曲部の外皮を弾性材料からなる外皮チュ
ーブで形成した内視鏡において、前記外皮チューブの少
なくとも一端に係止部材を一体成形したことを特徴とす
るものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】本発明では外皮チューブの少なくとも一端に係
止部材を一体成形したことにより、簡易的でしかも安価
に外皮チューブを湾曲部に確実に固定することができ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1および図2は、本発明の第1実施例に係る内
視鏡を示している。図1に示すように、本発明の第1実
施例に係る内視鏡1は、操作部2から延出した細管状の
軟性部3を備えている。この軟性部3は、図2に示すよ
うに、金属製の帯状薄板を螺旋状に形成してなる螺旋管
4の外周を網状管5で覆い、さらに網状管5の外周にポ
リウレタン等の熱可塑性樹脂からなる外皮チューブ6を
設けて形成されており、その先端には軟性部3とほぼ同
径の湾曲部7が連設されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】なお、上述した本発明の第1実施例では、
係止部材23,24をセラミックス等の電気絶縁材料で
形成したが、ステンレス鋼等の金属材料で形成しても良
い。また、図3に示す第2実施例のように、外皮チュー
ブ10との接合性を高めるために、係止部材23,24
の外周面の一部にネジ溝状の凸凹面29,30を設け、
これらの凸凹面29,30を外皮チューブ10との接合
面としても良い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】前記軟性部3および湾曲部7の外周には、
外皮チューブ32が設けられている。この外皮チューブ
32は軟性部3および湾曲部7の外皮を形成するもので
あり、一体に成形された樹脂材料で形成されている。そ
して、この外皮チューブ32はその硬度が連続的に変化
しており、図中Bで示す部分と図中Aで示す部分とで
は、図中Bで示す部分の方が硬度が高くなっている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】なお、外皮チューブ32は軟性部3の先端
に湾曲部7を組み付けた後、成形機を使用し、溶融した
樹脂材料を軟性部3および湾曲部7の外表面にコーティ
ングすることにより形成されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】前記軟性部3および湾曲部7の外周には、
これら軟性部3および湾曲部7の外皮を形成する外皮チ
ューブ33が設けられている。この外皮チューブ33は
一体に成形された樹脂材料で形成されており、図中Aで
示す部分の外皮チューブ33は図中Bで示す部分の外皮
チューブ33よりも厚さが薄くなっている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】前記可撓性シース51は、電気絶縁性の材
料からなり、その基端部には送水用口金53が設けられ
ている。この送水用口金53の後端には中空の口金54
(図7(b)参照)が設けられており、この口金54内
を挿通している操作パイプ55の基端部には固定具56
が取り付けられている。また、可撓性シース51の先端
付近には高周波切開部57が設けられている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】上記のように構成される高周波切除具50
により例えば十二指腸乳頭付近を切開する場合は、あら
かじめ体腔内の十二指腸乳頭近くに挿入した内視鏡を介
して可撓性シース51を体腔内に挿入する。十二指腸乳
頭を内視鏡で確認した後、可撓性シース51を前進さ
せ、高周波切開部57を十二指腸乳頭付近まで挿入す
る。そして、スライダ61を操作し、導電性ワイヤ64
を切開を行ないたい部分に接触させ、高周波電流を流
し、切開を行なう。このとき可撓性シース51の先端に
ボール型の硬性チップ63を設けることによって、十二
指腸乳頭を傷つけることなくスムーズに挿入させること
ができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】前記栓本体87は2つの半円筒部材からな
り、その接合面は図16の切断面に等しく、栓本体87
の外径はハウジング71の内径よりも若干小さく形成さ
れている。また、栓本体87は突起部75、導入路7
6、半球状閉鎖膜77、円板状膜部81、半球状閉鎖膜
84を有し、閉鎖膜84には、接触面を粗面としたスリ
ット78,85が設けられ、さらに円板状膜部81に
は、小孔80が設けられている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二木 泰行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉本 羊介 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 滝川 岳志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 菊地 康彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号オリン パス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部から延出した軟性部の先端に湾曲
    部を有し、この湾曲部の外皮を弾性材料からなる外皮チ
    ューブで形成した内視鏡において、前記外皮チューブの
    少なくとも一端に係止部材を一体成形し、この係止部材
    を前記軟性部と前記湾曲部との接続部に固定したことを
    特徴とする内視鏡。
JP5348785A 1993-12-27 1993-12-27 内視鏡 Withdrawn JPH07184843A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09201326A (ja) * 1996-01-25 1997-08-05 Olympus Optical Co Ltd カバー式内視鏡
JP2014117507A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Hoya Corp 内視鏡及び内視鏡の湾曲部保護部材
JP2015008909A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡装置
JP2017047168A (ja) * 2016-03-25 2017-03-09 パナソニック株式会社 内視鏡
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