JPH07186158A - ゴム状成形品の取出装置及びその取出方法 - Google Patents

ゴム状成形品の取出装置及びその取出方法

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JPH07186158A
JPH07186158A JP33093893A JP33093893A JPH07186158A JP H07186158 A JPH07186158 A JP H07186158A JP 33093893 A JP33093893 A JP 33093893A JP 33093893 A JP33093893 A JP 33093893A JP H07186158 A JPH07186158 A JP H07186158A
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JP
Japan
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rubber
molded product
holding
molded article
molded
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Application number
JP33093893A
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English (en)
Inventor
Takaaki Suzuki
崇亮 鈴木
Norihisa Kubo
典久 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】滑りやすいゴム状成形品であっても、その滑り
によるずれ及び保持部の当たりによるずれを防止し、ゴ
ム状成形品を確実に取出すのを可能とする。 【構成】取出装置10は、下部がノズル部13となって
いる本体部11及び内周面が円筒状をなす保持部12を
備える。保持部12は、内周面が半円筒状をなす2つの
分割保持体12a,12bから構成され、ゴム状成形品
1の外周方向へ移動可能に配設される。取出装置10の
セッティングに際して、分割保持体12a,12bが離
間しあっているため、これらがゴム状成形品1に当たっ
てずれることはない。ノズル部13よりエアを圧入して
ゴム状成形品1を膨張させて取り外す際には、保持部1
2とゴム状成形品1との間のクリアランスが小さいた
め、ゴム状成形品1は保持部12に対し広い面積で当た
り、保持部12にて確実に保持され、ずれがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム状成形品の取出装
置及びその取出方法に係り、詳しくは、アンダーカット
部を有するとともに、中子型の外周面に被覆成形された
筒状のゴム状成形品を取出すための装置及び方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば特開
昭58−187330号公報等において、種々の提案が
なされている。この技術をはじめとして、一般に、ブー
ツブッシュダスト等のゴム状成形品31は、金型が用い
られることにより、図9に示すように、該金型の一部を
構成する中子型32の外周面に対し被覆成形される。そ
して、被覆成形されたゴム状成形品31は、取出装置3
3によって中子型32から取り外される。
【0003】取出装置33は、筒状の保持部34及びノ
ズル部35を備えている。前記保持部34はゴム状成形
品31よりも大きな内径を有し、図示しないエアジェッ
ト置に連通する落下防止用圧送通路36が形成されてい
る。該落下防止用圧送通路36は、保持部34の内周面
に開口している。また、ノズル部35には、図示しない
別途の(又は同一の)エアジェット装置に連通する圧送
通路37が形成されているとともに、その下端部内周
は、前記ゴム状成形品31の上端側の内周とほぼ同径に
形成されたシール部分38となっている。
【0004】そして、上記のように成形されたゴム状成
形品31を取出す際には、該ゴム状成形品31を、中子
型32とともに所定の箇所まで移動させる。次いで、取
出装置33をゴム状成形品31の上方から該ゴム状成形
品31を囲むようにして下降させ、前記シール部分38
をゴム状成形品31の上端部に当接させて停止させる。
【0005】次に、エアジェット装置を駆動させ、前記
圧送通路37を介してエアを圧送する。すると、エア
は、前記シール部分38から中子型32とゴム状成形品
31との間に注入され、ゴム状成形品31は瞬間的に膨
張する。そして、ゴム状成形品31が膨張して中子型3
2から離間するのとほぼ同時に、エアジェット装置を駆
動させ落下防止用圧送通路36から空気を圧送する。こ
れにより、ゴム状成形品31は、保持部34において保
持されることとなり、その後、取出装置33を図の上方
へ移動させる。上記のような一連の動作を行うことによ
り、アンダーカット部を有するゴム状成形品31は、中
子型32から取出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、ゴム状成形品31の素材として、表面
摩擦係数の小さい、つまり、滑りやすいものが採用され
た場合には、次に示すような問題があった。すなわち、
ゴム状成形品31外周面と、保持部34の内周面との間
のクリアランスが比較的大きい場合には、ゴム状成形品
31を膨張させる際に、その滑りやすさに起因して、膨
張と同時にゴム状成形品31が下方へずれてしまうおそ
れがあった。かかる場合、シール部分38をゴム状成形
品31の上端部とのシール性が損なわれ、膨張させて取
り外すことができなくなってしまうおそれがあった。
【0007】一方、ゴム状成形品31外周面と、保持部
34の内周面との間のクリアランスを小さくすることも
考えられる。つまり、当初より、保持部34の内径を最
小限に小さくするのである。しかし、かかる場合には、
取出装置33を下降させる際に、保持部34の一部がゴ
ム状成形品31に当たってしまうおそれがあった。この
場合、取出装置33のセッティング時において、既にゴ
ム状成形品31がずれてしまい、うまくシールさせるこ
と及び膨張させることができずに、ゴム状成形品31を
取り出せないおそれがあった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、アンダーカット部を有
するとともに、中子型の外周面に被覆成形された筒状の
ゴム状成形品を取出すに際し、ゴム状成形品の素材とし
て滑りやすいものが採用された場合であっても、ゴム状
成形品の滑りによるずれ及び保持部が当たることによる
ずれを防止することができ、もって、ゴム状成形品を確
実に取出すことのできるゴム状成形品の取出装置及びそ
の取出方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明においては、アンダーカット部を有する
とともに、中子型の外周面に被覆成形された筒状のゴム
状成形品に対し、外挿可能な筒状の保持部と、前記中子
型の一部に当接可能で、かつ、前記ゴム状成形品の一端
側の内周とほぼ同一形状のシール部分を有し、前記ゴム
状成形品と前記中子型との間に気体を圧送可能なノズル
部と、前記保持部及びノズル部を支持し、該保持部及び
ノズル部を一体となって移動させる本体部とを備え、前
記ゴム状成形品を前記中子型から取出すための取出装置
であって、前記保持部を複数個の分割保持体により構成
するとともに、前記本体部には、前記分割保持体を前記
ゴム状成形品の外周方向への移動を許容する移動手段を
設けたことをその要旨としている。
【0010】また、第2の発明においては、アンダーカ
ット部を有するとともに、中子型の外周面に被覆成形さ
れた筒状のゴム状成形品の取出方法であって、複数個の
分割保持体により構成され、かつ、本体部にて支持され
た保持部を前記ゴム状成形品の外周方向へ移動させ、該
ゴム状成形品との間に所定のクリアランスを隔てた状態
で前記ゴム状成形品に外挿する工程と、前記本体部にて
支持されたノズル部のうち、前記ゴム状成形品の一端側
の内周とほぼ同一形状を有するシール部分を前記中子型
の一部に当接させる工程と、前記保持部の分割保持体を
前記ゴム状成形品の中心方向に移動させて、前記ゴム状
成形品を囲み、前記ゴム状成形品との間のクリアランス
を小さくする工程と、前記ノズル部により、前記ゴム状
成形品と前記中子型との間に気体を圧送し、前記ゴム状
成形品を膨張させ、その一部を前記保持部の内周面に当
接させる工程と、前記ゴム状成形品が前記中子型から離
型された後、前記本体部を移動させてゴム状成形品を前
記中子型から取外す工程とを備えたことをその要旨とし
ている。
【0011】
【作用】上記第1の発明によれば、取出装置の本体部
は、保持部及びノズル部を支持し、該保持部及びノズル
部を一体となって移動させる。
【0012】アンダーカット部を有するとともに、中子
型の外周面に被覆成形された筒状のゴム状成形品に対
し、保持部が外挿される。このとき、保持部は複数個の
分割保持体により構成され、該分割保持体が、移動手段
によりゴム状成形品の外周方向へ移動された状態で外挿
される。従って、このときには、保持部とゴム状成形品
との間には、所定以上のクリアランスが確保されること
となり、保持部がゴム状成形品に当たることがなくな
る。
【0013】また、ノズル部のうち、ゴム状成形品の一
端側の内周とほぼ同一形状のシール部分が中子型の一部
に当接する。さらに、この状態において、分割保持体が
ゴム状成形品の中心方向へ移動され、保持部とゴム状成
形品との間のクリアランスが最小限とされる。そして、
この状態で、ノズル部からは、ゴム状成形品と中子型と
の間に気体が圧送される。すると、ゴム状成形品は膨張
し、中子型から離間する。このとき、保持部とゴム状成
形品との間のクリアランスが最小限となっているので、
ゴム状成形品がたとえ滑りやすい素材から構成されてい
ても、膨張時においてゴム状成形品は保持部に対し広い
面積で当たり、保持部に確実に保持させることが可能と
なる。従って、ゴム状成形品の取外しに際し、ゴム状成
形品のずれがなくなる。
【0014】また、第2の発明によれば、複数個の分割
保持体により構成され、かつ、本体部にて支持された保
持部が、アンダーカット部を有し、中子型の外周面に被
覆成形された筒状のゴム状成形品の外周方向へ移動す
る。このとき、保持部は、該ゴム状成形品との間に所定
のクリアランスを隔てた状態でゴム状成形品に外挿され
る。従って、外挿に際し、保持部がゴム状成形品に当た
って、ゴム状成形品がずれてしまうことがなくなる。
【0015】次に、本体部にて支持されたノズル部のう
ち、ゴム状成形品の一端側の内周とほぼ同一形状を有す
るシール部分が、中子型の一部に当接する。また、保持
部の分割保持体がゴム状成形品の中心方向に移動する。
これにより、保持部によってゴム状成形品が囲まれ、ゴ
ム状成形品との間のクリアランスが小さくなる。そし
て、ノズル部により、ゴム状成形品と中子型との間に気
体が圧送される。すると、ゴム状成形品が膨張し、その
一部が保持部の内周面に当接する。このとき、保持部と
ゴム状成形品との間のクリアランスが小さいので、ゴム
状成形品がたとえ滑りやすい素材から構成されていて
も、膨張時においてゴム状成形品は保持部に対し広い面
積で当たり、保持部に確実に保持させることが可能とな
る。従って、ゴム状成形品の取外しに際し、ゴム状成形
品のずれがなくなる。
【0016】その後、ゴム状成形品が中子型から離型さ
れた後、本体部が移動されてゴム状成形品が中子型から
取外される。このとき、保持部とゴム状成形品との間の
クリアランスが小さいので、ゴム状成形品が少しでも傾
くことにより、ゴム状成形品は保持部内周面に当接し、
保持されうる。従って、別途ゴム状成形品を落下させな
いための手段を設ける必要性をなくすことも可能とな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図2は本実施例におけるゴム状成形
品(本実施例では自動車のブレーキ部分に被覆される総
ゴム製のブーツブッシュダスト)1を示す断面図であ
る。同図に示すように、ゴム状成形品1は、アナダーカ
ット部としての蛇腹状の腹部2と、該腹部2の両端に一
体的に形成された上部リング部3及び下部リング部4と
を備えている。なお、前記下部リング部4の内周及び外
周は、山形に形成され、使用時には、被被覆手段に対し
所定のシール性を確保することができるようになってい
る。また、本実施例において、前記ゴム状成形品1は、
例えばポリイミド樹脂やシリコンゴム等のように、表面
摩擦係数の比較的小さい、つまり滑りやすい素材により
構成されている。このため、ゴム状成形品1に異物等が
当たったとしても、ゴム状成形品1は、損傷されにくい
という利点を有している。
【0018】図3は本実施例における上記ゴム状成形品
1を成形するための金型5を示す断面図である。前記ゴ
ム状成形品1は、ほぼ筒状をなし、しかもその腹部2が
蛇腹状、すなわちアンダーカット形状になっているた
め、金型5は、図の下側に位置する固定型6、図の上側
に位置する可動型7及び中子型8から構成されている。
そして、これら固定型6、可動型7及び中子型8によ
り、上記ゴム状成形品1を成形するためのキャビティ9
が形成されている。該キャビティ9内においてゴム状成
形品1が成形された後には、前記可動型7は、図の中心
部分にて型割りされ、図の左右方向へ型開きされる。ま
た、中子型8は、その外周面に対し被覆成形されたゴム
状成形品1と一体となって所定の箇所まで移動するよう
になっている。
【0019】次に、上記中子型8の外周面に対し被覆成
形されたゴム状成形品1を取り出すための取出装置10
について説明する。図4に示すように、取出装置10
は、本体部11及び内周面が円筒状をなす保持部12を
備えている。また、本実施例では、本体部11の下部
は、ノズル部13となっている(本体部11はノズル部
13を兼ねている)。ノズル部13(本体部11)に
は、図示しないエアジェット装置に連通する圧送通路1
4が形成されているとともに、その下端部内周は、前記
ゴム状成形品1の上部リング部3の内周とほぼ同径に形
成されたシール部分15となっている。
【0020】また、前記保持部12は、内周面が半円筒
状をなす2つの分割保持体12a,12bから構成され
ている。そして、これら分割保持体12a,12bは、
前記ゴム状成形品1の外周方向、すなわち、図の左右方
向へ移動可能に配設されている。より詳しくは、図4,
5に示すように、前記本体部11には、一対(又は二対
以上)のロッド16A,16Bが図の左右方向に出没可
能に設けられており、これらの先端部には平板状のハン
ド17A,17Bが取着されている。また、ハンド17
A,17Bには、前記分割保持体12a,12bが取着
されている。これらロッド16A,16B及びハンド1
7A,17Bにより、移動手段が構成されている。
【0021】そして、ロッド16A,16Bが前記本体
部11内に没入した場合には、図4に示すように、ハン
ド17A,17Bが内側へ移動し、分割保持体12a,
12bが相互に当接しあう。この当接により、内周面が
円筒状をなすとともに、その内径は、前記ゴム状成形品
1の最大外周よりもほんの少しだけ大きくなるように形
成されている。つまり、保持部12とゴム状成形品1と
の間のクリアランスは最小限に止められている。
【0022】一方、ロッド16A,16Bが前記本体部
11から突出した場合には、図5に示すように、ハンド
17A,17Bが外側へ移動し、分割保持体12a,1
2bが離間しあう。このため、分割保持体12a,12
bは前記ゴム状成形品1から遠ざかり、保持部12とゴ
ム状成形品1との間のクリアランスは充分に大きなもの
となる。
【0023】なお、本実施例では、前記保持部12に
は、従来技術で説明したような落下防止用圧送通路やエ
アジェット装置は設けられていない。次に、上記のよう
に構成されてなる取出装置10を用いた場合における、
ゴム状成形品1の取出方法並びに取出時の作用及び効果
について説明する。
【0024】まず、ゴム状成形品1が成形された後、中
子型8を、その外周面に被覆成形されたゴム状成形品1
と一緒に所定の箇所まで移動させる。次いで、図5に示
すように、ゴム状成形品1の上方からそれを囲むように
して取出装置10を下降させ、前記シール部分15をゴ
ム状成形品1の上端部に当接させて停止させる。このと
きには、上記したように、ロッド16A,16Bが前記
本体部11から突出しており、分割保持体12a,12
bが離間しあっている。このため、分割保持体12a,
12bは前記ゴム状成形品1から遠ざかっており、保持
部12とゴム状成形品1との間のクリアランスは充分に
大きなものとなっている。従って、保持部12(分割保
持体12a,12b)がゴム状成形品1に当たることが
ない。
【0025】次に、図1に示すように、ロッド16A,
16Bを前記本体部11内に没入させ、ハンド17A,
17Bを内側へ移動させる。すると、分割保持体12
a,12bが相互に当接しあい、内周面が円筒状となる
とともに、その内径は、前記ゴム状成形品1の最大外周
よりもほんの少しだけ大きくなる。つまり、保持部12
とゴム状成形品1との間のクリアランスは最小となる。
【0026】そして、この状態で、エアジェット装置を
駆動させ、前記圧送通路14を介してエアを圧送する。
すると、図6に示すように、エアは、前記シール部分1
5から中子型8とゴム状成形品1との間に注入され、ゴ
ム状成形品1は、上部リング部3及び腹部2の順で瞬間
的に膨張する。このとき、腹部2の一部が保持部12の
内周面に当接する。このとき、保持部12とゴム状成形
品1との間のクリアランスが小さいので、ゴム状成形品
1が本実施例の如く、たとえ滑りやすい素材から構成さ
れていても、膨張時においてゴム状成形品1は保持部1
2に対し広い面積で当たる。従って、ゴム状成形品1を
保持部12にて確実に保持させることが可能となり、ゴ
ム状成形品1のずれをなくすことができる。
【0027】その後、図7に示すように、中子型8とゴ
ム状成形品1との間にさらにエアが供給されることによ
り、下部リング部4も膨張する。そして、ゴム状成形品
1全体が膨張して中子型8から離間するのとほぼ同時
に、図8に示すように、取出装置10を図の上方へ移動
させる。このとき、保持部12とゴム状成形品1との間
のクリアランスが小さいので、ゴム状成形品1が少しで
も傾くことにより、ゴム状成形品1は保持部12の内周
面に当接し、保持されうる。従って、従来技術で説明し
たような吸引機構を設けなくとも、確実にゴム状成形品
1を取り外すことができる。そして、このように、上記
一連の動作を行うことにより、アンダーカット状をなす
ゴム状成形品1は、中子型8から取出される。
【0028】以上説明したように、本実施例によれば、
取出装置10のセッティングに際して、分割保持体12
a,12bが離間しあっているため、分割保持体12
a,12bは前記ゴム状成形品1から遠い位置にあり、
保持部12(分割保持体12a,12b)がゴム状成形
品1に当たることがない。従って、保持部12がゴム状
成形品1に当たることに起因して、ゴム状成形品1がず
れて、シール性が損なわれることがなくなる。その結
果、確実にゴム状成形品1を膨張させて、中子型8から
取り外すことができる。
【0029】また、本実施例では、ゴム状成形品1を膨
張させる際には、保持部12とゴム状成形品1との間の
クリアランスが小さくなっている。このため、ゴム状成
形品1が滑りやすい素材から構成されていても、膨張時
においてゴム状成形品1は保持部12に対し広い面積で
当たり、ゴム状成形品1を保持部12にて確実に保持さ
せることができる。従って、膨張時におけるゴム状成形
品1のずれをなくすことができ、もって当該ずれに起因
してゴム状成形品1の取外し不能という不具合をなくす
ことができる。
【0030】さらに、本実施例では、保持部12とゴム
状成形品1との間のクリアランスが小さいので、従来技
術のような吸引機構を設けなくとも、確実にゴム状成形
品1を取り外すことができる(実際に、何度も繰り返し
て取出実験を行ったが、ゴム状成形品1は、1度も脱落
することはなかった)。従って、吸引機構を設けなくて
もよい分だけ、コストの低減及び取出装置の簡素化を図
ることができる。
【0031】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、ゴム状成形品1として自動車の
ブレーキ部分に被覆される総ゴム製のブーツブッシュダ
ストに具体化したが、例えば等速ジョイントブーツ等、
アンダーカット形状を有する成形品であればいかなるも
のに適用してもよい。
【0032】(2)前記実施例では、滑りやすい素材に
よりゴム状成形品1を構成する場合に具体化したが、膨
張可能なゴム状の素材であれば、EPDM、クロロプレ
ンゴム等の合成ゴムや、軟質合成樹脂等を用いてもよ
い。
【0033】(3)前記実施例では、保持部12には従
来技術で説明した吸引機構を設けない構成としたが、別
途吸引機構を設ける構成としても差し支えない。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
アンダーカット部を有するとともに、中子型の外周面に
被覆成形された筒状のゴム状成形品を取出すに際し、ゴ
ム状成形品の素材として滑りやすいものが採用された場
合であっても、ゴム状成形品の滑りによるずれ及び保持
部が当たることによるずれを防止することができ、もっ
て、ゴム状成形品を確実に取出すことができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例において、分割保
持部材を内方へ移動させた際の取出装置等を示す断面図
である。
【図2】一実施例におけるゴム状成形品を示す断面図で
ある。
【図3】一実施例におけるゴム状成形品を成形するため
の金型を示す断面図である。
【図4】一実施例において、分割保持部材を内方へ移動
させた状態における取出装置を示す断面図である。
【図5】一実施例において、分割保持部材を外方へ移動
させた状態で取出装置をセッティングした状態を示す断
面図である。
【図6】一実施例において、図1の状態からエアを圧送
し、ゴム状成形品の一部を膨張させた状態を示す取出装
置等の断面図である。
【図7】一実施例において、図6の状態からさらにエア
を圧送し、ゴム状成形品をさらに膨張させた状態を示す
取出装置等の断面図である。
【図8】一実施例において、取出装置を移動させた状態
を示す断面図である。
【図9】従来技術におけるゴム状成形品の取出装置を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…ゴム状成形品、2…アンダーカット部としての腹
部、8…中子型、10…取出装置、11…本体部、12
…保持部、12a,12b…分割保持体、13…ノズル
部、15…シール部分、16A,16B…移動手段を構
成するロッド、17A,17B…移動手段を構成するハ
ンド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダーカット部(2)を有するととも
    に、中子型(8)の外周面に被覆成形された筒状のゴム
    状成形品(1)に対し、外挿可能な筒状の保持部(1
    2)と、 前記中子型(8)の一部に当接可能で、かつ、前記ゴム
    状成形品(1)の一端側の内周とほぼ同一形状のシール
    部分(15)を有し、前記ゴム状成形品(1)と前記中
    子型(8)との間に気体を圧送可能なノズル部(13)
    と、 前記保持部(12)及びノズル部(13)を支持し、該
    保持部(12)及びノズル部(13)を一体となって移
    動させる本体部(11)とを備え、前記ゴム状成形品
    (1)を前記中子型(8)から取出すための取出装置で
    あって、 前記保持部(12)を複数個の分割保持体(12a,1
    2b)により構成するとともに、前記本体部(11)に
    は、前記分割保持体(12a,12b)を前記ゴム状成
    形品(1)の外周方向への移動を許容する移動手段(1
    6A,16B,17A,17B)を設けたことを特徴と
    するゴム状成形品の取出装置。
  2. 【請求項2】 アンダーカット部(2)を有するととも
    に、中子型(8)の外周面に被覆成形された筒状のゴム
    状成形品(1)の取出方法であって、 複数個の分割保持体(12a,12b)により構成さ
    れ、かつ、本体部(11)にて支持された保持部(1
    2)を前記ゴム状成形品(1)の外周方向へ移動させ、
    該ゴム状成形品(1)との間に所定のクリアランスを隔
    てた状態で前記ゴム状成形品(1)に外挿する工程と、 前記本体部(11)にて支持されたノズル部(13)の
    うち、前記ゴム状成形品(1)の一端側の内周とほぼ同
    一形状を有するシール部分(15)を前記中子型(8)
    の一部に当接させる工程と、 前記保持部(12)の分割保持体(12a,12b)を
    前記ゴム状成形品(1)の中心方向に移動させて、前記
    ゴム状成形品(1)を囲み、前記ゴム状成形品(1)と
    の間のクリアランスを小さくする工程と、 前記ノズル部(13)により、前記ゴム状成形品(1)
    と前記中子型(8)との間に気体を圧送し、前記ゴム状
    成形品(1)を膨張させ、その一部を前記保持部(1
    2)の内周面に当接させる工程と、 前記ゴム状成形品(1)が前記中子型(8)から離型さ
    れた後、前記本体部(11)を移動させてゴム状成形品
    (1)を前記中子型(8)から取外す工程とを備えたこ
    とを特徴とするゴム状成形品の取出方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001300971A (ja) * 2000-04-25 2001-10-30 Kuraray Plast Co Ltd 筒状射出成形体および射出成形型
KR20030066830A (ko) * 2002-02-05 2003-08-14 엘지전선 주식회사 고무 제품의 탈형성 확보를 위한 공기 분사 탈형 치구
CN117681392A (zh) * 2023-12-27 2024-03-12 太仓市天丝利塑化有限公司 一种汽车外饰件注塑加工设备及注塑加工线

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