JPH07186187A - 順次進行する複数のチャネルを有する加熱移送モールド - Google Patents

順次進行する複数のチャネルを有する加熱移送モールド

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JPH07186187A
JPH07186187A JP6308466A JP30846694A JPH07186187A JP H07186187 A JPH07186187 A JP H07186187A JP 6308466 A JP6308466 A JP 6308466A JP 30846694 A JP30846694 A JP 30846694A JP H07186187 A JPH07186187 A JP H07186187A
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JP
Japan
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mold
runner
mold cavity
molding compound
cavity
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JP6308466A
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English (en)
Inventor
Michael A Zimmerman
エー. ジンマーマン マイケル
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AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
AT&T Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10PGENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10P72/00Handling or holding of wafers, substrates or devices during manufacture or treatment thereof
    • H10P72/04Apparatus for manufacture or treatment
    • H10P72/0441Apparatus for sealing, encapsulating, glassing, decapsulating or the like
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10PGENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10P72/00Handling or holding of wafers, substrates or devices during manufacture or treatment thereof
    • H10P72/04Apparatus for manufacture or treatment
    • H10P72/0438Apparatus for making assemblies not otherwise provided for, e.g. package constructions

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数のモールド空洞122,124を有する複数空
洞移送モールドである。第1のモールド空洞122は、ゲ
ート133および粘性制御チャネル121を介してランナ120
に結合される。第2のモールド空洞124は、第2のゲー
ト135および第2の粘性制御チャネル123を介して、同じ
ランナのより下流側に結合される。下流側のモールド空
洞の粘性制御チャネルは、上流側のモールド空洞の粘性
制御チャネルよりも比較的自由にモールディング・コン
パウンドを第2のモールド空洞へ通過させる。作業時に
おいて、粘性制御チャネルは、各モールド空洞に流入す
るモールディング・コンパウンドの温度を等しくし、そ
の粘性を等しく適正化させる。 【効果】 各空洞のモールディング条件が実質的に同じ
となり、モールディング・コンパウンドがランナに沿っ
て各ゲートおよび空洞へ流入するときの抵抗が低減さ
れ、各空洞は等しい速さでしかも低い充填速度で充填さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン製(半導体)
素子などのパッケージングに用いられる加熱移送モール
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、毎年世界中でパッケージされるシ
リコン集積機器の大部分の封止に、樹脂モールディング
・コンパウンド(封止剤)が使われている。1個または
複数個のシリコン製素子を樹脂パッケージの中に封止す
るという考えは、機器をパッケージするコストの低減に
大いに寄与してきた。このことが、シリコン製素子をさ
らに多くの製品に使うことの要因ともなってきた。
【0003】熱膨張係数が小さく破壊に対して粘り強い
モールディング・コンパウンドの開発により、シリコン
集積機器の封止を多量に行うのに使用される移送モール
ディング(鋳造)が可能となった。移送モールディング
は、三つの工程からなると考えられる。すなわち、A)
モールディング・コンパウンドで複数空洞モールド
(型)を充填する工程、B)モールドの中にモールディ
ング・コンパウンドを押し込む(packing)工程、C)モ
ールディング・コンパウンドを治癒する(curing)工程、
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】移送モールディング・
プロセスでは、シリコン製素子上の配線帯および関連す
るリードフレームに損傷を与えないように、封止プロセ
ス中、細心の注意をしなければならない。
【0005】シリコン集積機器の封止の従来技術による
プロセスによる損傷を調べた研究によると、モールディ
ング・プロセスの充填工程と詰め込む工程とが、シリコ
ン製素子、リードフレーム、および接続配線帯に対し
て、流れによる損傷および圧力による応力を引き起こす
ことが示されている。本発明は、上述の、封止に関連す
る問題点を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであって、少なくとも2個のモールド空洞を有
する複数空洞移送モールドである。第1のモールド空洞
は、ゲートおよび粘性制御チャネルを通して一つのラン
ナに結合される。第2のモールド空洞は、第2のゲート
および第2の粘性制御チャネルを通して、同じランナの
より下流側に結合される。下流側のモールド空洞の粘性
制御チャネルは、上流側のモールド空洞の粘性制御チャ
ネルよりも比較的自由にモールディング・コンパウンド
を第2のモールド空洞へ通過させるように寸法が決めら
れている。
【0007】作業時において、粘性制御チャネルは、各
モールド空洞に流入するモールディング・コンパウンド
の温度を等しくし、それに基づいてその粘性を等しくか
つ適正化するように機能する。その結果、モールディン
グ・コンパウンドがランナに沿って各ゲートおよび空洞
へ流入するときの抵抗が低減され、各空洞は等しい速さ
でしかも低い充填速度で充填される。
【0008】
【作用】この発明により各空洞のモールディング条件が
実質的に同じとなるので、通常のモールディング・プロ
セスに帰すべき欠陥が除去される。
【0009】
【実施例】シリコン製素子は小さくて壊れやすいことか
ら、樹脂モールディング・コンパウンド(封止剤)中に
埋め込み、電気導体の列に電気的に接続することが多
い。その電気導体はモールディング・コンパウンドの中
に一部埋め込まれ、その端部は組立体の端部から突出し
ている。樹脂モールディング・コンパウンド内に埋め込
まれた電気導体の端部はシリコン製素子の近くに位置
し、内部リードと呼ばれる。それらは、細い配線で、シ
リコン製素子上の接合パッドに接続される。組立体の端
部から外側へ突出しているリードの他端は、回路基板上
にマウントするために「J」型リードまたは「かもめの
翼」型リードを形成するような形になっている。
【0010】図1は、そのような半導体機器が、セラミ
ック部材に支持され、リードフレームのリードに電気的
に結合され、樹脂内に封止された状態の断面を示すもの
である。この実施例では、シリコン製素子10は、熱伝
導性エポキシ接着剤14によってセラミック部材12に
固定されている。セラミック部材12は、シリコン製素
子からリードフレーム24のリード18への電気接続を
するための導電路を支持する。
【0011】細い配線帯16はシリコン製素子10上の
種々の接合パッドを、セラミック部材12の上の適当な
導電路へ電気的に接合する。セラミック部材12の導電
路は、リードフレーム24の種々のリード18の内側端
部にも電気的に接続されている。完成された組立体にお
いては、セラミック部材12、シリコン製素子10、配
線帯16、リード18の内側端部はすべて樹脂モールデ
ィング・コンパウンド20に埋め込まれている。この樹
脂モールディング・コンパウンド20は、支持と電気的
絶縁のためのものである。
【0012】図2は、典型的なリードフレーム24がセ
ラミック部材12に取り付けられる前の状態を示す。リ
ードフレーム24はたとえば、銅、銅合金などの金属製
平板であって、打ち抜きまたは食刻により、内側端部2
6および外側端部28を有する複数の正方形または長方
形の導電性のリード18を形成する。外側端部28はフ
レーム支持部材30に取り付けられている。フレーム支
持部材30は、リード18の内側端部26がセラミック
部材12および配線帯16に接続され、組立体が樹脂モ
ールディング・コンパウンド内に封止される後まで、種
々のリードの相互位置関係を保持する。
【0013】モールディング・プロセスに続いて、フレ
ーム支持部材30をリード18から取り去り、仕上げお
よび成形作業で、リード18の外側端部28を最終的な
形状に形成する。
【0014】最終的なパッケージを形成する一つの方法
は、「モールド後」処理によるものである。この処理
で、リードフレームと取り付けられたシリコン集積機器
は熱硬化性樹脂モールディング・コンパウンドで封止さ
れる。
【0015】封止材料すなわちモールディング・コンパ
ウンドは熱硬化性の高分子モールディング・コンパウン
ドであって、モールドによる樹脂パッケージングにおい
て最も重要な材料の一つである。モールディング高分子
材料は、プロセスの途中で低粘性流体から堅い樹脂に転
換される。この材料は、軟化温度すなわちガラス遷移温
度はあるものの、高分子化した後は、はんだ付け温度に
おいても流動しない。交差連結分子構造をもつからであ
る。
【0016】エポキシは、交差連結可能な樹脂であっ
て、ほとんどすべての商用モールディング・コンパウン
ドに適する。含有成分は、エポキシ樹脂、硬化剤、触
媒、充填剤、遅炎剤、柔軟剤、結合剤、型はずし剤、着
色剤の混合物からなる。モールディング・コンパウンド
の特性としては、壊れやすい組立体がモールディング途
中で受ける損傷を少なくするために粘性が低いこと、生
産性を上げるために治癒が速いこと、そして、モールデ
ィング・コンパウンドとリードフレームとシリコン製素
子との間の熱膨張係数の差によって引き起こされる熱収
縮力が小さいこと、が重要である。
【0017】今日の低応力モールディング・コンパウン
ドは、熱膨張係数が小さく、発生応力が最小であり、こ
れらの応力によって拡大される割れに対する抵抗力が大
きく、シリコン製素子とリードフレームとによく接着し
てその応力をパッケージ全体に分散させるものである。
通常、モールディング・コンパウンドの約75重量%は
無機充填剤(たとえば、熱膨張係数を下げ、熱伝導率を
上げるための粉末シリコン)である。
【0018】ほとんどすべてのモールド後樹脂パッケー
ジは、熱硬化モールディング・コンパウンドを用いた移
送モールディング・プロセスによって製造される。この
プロセスにおいて、組み立てられたリードフレームは、
手動または自動リードフレームローダによりモールド空
洞内に装荷され、それからそのモールドは炉内に置か
れ、そこで予熱される。モールディング・コンパウンド
は、2極予熱ヒータの中でガラス遷移温度以上に加熱す
ることにより、あらかじめ軟化される。
【0019】作業は、加熱されたモールディング・コン
パウンドを移送ポットから出して、これを予熱されたモ
ールド空洞の上部または下部のどちらかに入れることで
開始される。モールドが充填された後に、押し込むため
に圧力を上げ、さらに、高い圧力をかけてモールディン
グ・コンパウンドをさらに高分子化する。充填しただけ
の材料には空隙があるので押し込めること(パッキン
グ)が重要である。押し込めることにより、モールドさ
れた部材内の、巨視的空隙も微視的空隙もともに圧縮
し、パッケージの浸透性を低くし、これにより、水が集
まって腐食を促進させる可能性のある空隙をなくすこと
ができる。
【0020】樹脂モールディング・コンパウンドは、そ
れが空洞を充填するときに、壊れやすいシリコン製素子
と接続配線及びリードの上に、流れによって発生する応
力を引き起こす。この、流れによって引き起こされる応
力は、損傷及び生産損失をもたらす。
【0021】モールディング材料の流れ、及びそのモー
ルディング後の過去の特性は、プロセス・プロフィルす
なわち、圧力、温度、速度、時間、モールディング材料
の変形及び流動特性、及びモールド自体の特徴、幾何学
形状及び寸法の関数である。
【0022】移送モールディング・プロセスは、3個の
工程、すなわち、充填、押し込み、治癒からなるといえ
る。モールディング中にしばしば発生する欠陥のタイプ
には、不完全充填、空隙(不完全な排気による空気
泡)、ブリスタ(表面上に残った空気泡)、ピンホール
(表面に開放された空隙)、および種々の形態の内部機
器損傷などがある。
【0023】内部機器の損傷には2種類ある。一つは配
線スイープ(掃引)であって、粘性抵抗による流れ誘導
応力と表面張力効果によるものである。もう一つは、複
数空洞モールドの個々の空洞内のモールディング圧力ま
たは実際に働く力が大きくなりすぎたために起こる、リ
ードフレーム及び配線の損傷である。
【0024】上述の欠陥の起こる程度は、圧力、温度、
流量、および流れ方向を含む多数の相互に関連する設計
変数及びプロセス変数に依存する。さらに欠陥の起こり
方は、材料の粘性が時間及び温度を含む変形流体学、粘
性に依存する特性及びその反作用の比率にも依存する。
【0025】明らかに、流れによって引き起こされる機
器の損傷及び圧力によって引き起こされる応力は、とも
に、接触の瞬間の運動及び材料特性に依存し、封止に関
連する欠陥の主な原因となりうる。通常は、封止材料の
速さは、これらの力が大きくなりすぎるほどに速くはな
い。しかし、モールディング・コンパウンドの粘性は、
温度が低いか、遷移温度が高いかによってかなり高くな
ることがあり、これにより半導体機器、関連配線及びリ
ードフレームに損傷を与える力を生じうると信じられて
いる。
【0026】素子の損傷をできるだけ少なくするために
は、モールディング・コンパウンドの粘性、圧力及び速
度をできるだけ小さくする必要がある。これらの基準に
匹敵するものとして、空隙などの他の欠陥を最小化し、
エポキシ樹脂の特性を最適にするプロセス範囲を与える
ために要求されるパラメータの適当な範囲が必要であ
る。そして、このすべてを、製造モールドのすべての空
洞内で同時に満足させ、等しく高い品質の部品を製造し
なければならない。
【0027】熱硬化材料のモールディングにおける第1
の工程は、複数空洞のモールド組立体と材料との両方を
加熱することである。材料は、通常は2極ヒータによ
り、軟化点まで加熱される。エポキシ樹脂の軟化温度は
約90℃である。それから、予熱されたモールディング
材料は、平板モールドのランナ板内のランナに分配され
る。それからモールド材料は、その材料がモールドのす
べての空洞に分配されるようにランナシステムを通って
移動する。モールド空洞にはいる前に、モールディング
材料は、ゲートと呼ばれる狭い開口部を通過する。空気
は、そのモールド空洞から小さな排気部を通って逃げ出
る。
【0028】熱硬化モールディングは、モールドを、流
入してくるモールディング材料の温度よりもはるかに高
い温度に予熱するのが特徴である。したがって、モール
ディング材料がランナシステム及びゲートを通って流れ
ると温度上昇する。モールディング・コンパウンドに伝
達される熱の量、したがってモールディング・コンパウ
ンドがモールド空洞に流入するときの温度は、モールデ
ィング・コンパウンドがランナに沿って、そしてモール
ドのゲートを通って移動するときの、モールディング・
コンパウンドの伝導加熱及び摩擦加熱によって支配され
る。したがって、モールディング材料がランナ内を移動
するとき、その温度が上昇し、その粘性は変化する。
【0029】時間関数として、加熱された材料の粘性
は、材料が治癒(冷却)されるにしたがって、一度低下
して最小値を通過し、それがらまた上昇し始める。時間
に対する粘性の正確な変化曲線は、おもに温度及び材料
の変形(shear)率に依存する。
【0030】図3は、従来技術の封止プロセスにおい
て、平板モールドがモールディング・コンパウンドで充
填されていく途中を示す。モールドは4個の平板部材、
すなわち、ベース板部材40、下部開口板部材42、上
部開口板部材44、ランナ板部材46からなる。これら
4個の部材は、図3に示すように、順に重ねられる。
【0031】封止されるべきシリコン製素子及びリード
フレームは、下部開口板部材42及び上部開口板部材4
4により、モールド空洞内に保持される。すなわち、リ
ードフレームの端部は、下部開口板部材42と上部開口
板部材44の間に位置する逃げ領域48内の、モールド
空洞周辺部の周りに設置される。ランナ板部材46及び
ベース板部材40はモールド空洞50の上端及び下端を
画定し、上部開口板部材44及び下部開口板部材42は
モールド空洞50の側面を画定する。
【0032】ランナ板部材46は、ランナのうちの少な
くとも一つ52を支持する。ランナは、モールディング
・コンパウンドを入口ポートからモールド空洞50へ導
くためのチャネルである。上部開口板部材44はゲート
31を支持する。モールディング・コンパウンドは、ラ
ンナ52から、ゲート31を通るチャネルを通ってモー
ルド空洞50へ流れ込む。
【0033】従来の通常のモールドは4個の平板モール
ド部材ではなくて2個の部材からできていた点でこの例
と異なる。通常のモールドでは、ランナとゲートとモー
ルド空洞の半分とが上部部材に位置している。モールド
の他の半分は下部部材に位置している。
【0034】封止プロセスにおいて、モールディング・
コンパウンドは、ランナ52からゲート31を通ってモ
ールド空洞50へ流入する。モールディング・コンパウ
ンドは、リードフレームの上または下の位置からモール
ド空洞50にはいる。モールド空洞にはいってから、モ
ールディング・コンパウンドは二つの流れに分かれる。
たとえば、第1流動部32はリードフレームの上に位置
し、第2流動部233はリードフレームの開口部を通っ
て、リードフレームの下側に流れ、モールド空洞のした
側部分を満たしていく。これらの上側、下側の流れ部分
はともに、モールド空洞の遠い側へ向かって流れてい
る。
【0035】これらの上側、下側の流れ部分の先端は、
通常、それぞれの空洞の厚さとプロセス条件により、別
々の速さで進行する。二つの流れ先端部が出会う場所は
結合線またはニット(nit)線と呼ばれる。結合線は局所
的に弱い領域であり、応力集中が生じる可能性がある。
結合線の特性は、交わる流れ先端部の圧力及び温度に依
存する。
【0036】図4は、ランナ52〜62を有する従来の
移送モールド組立体250を示すものである。ランナ5
2〜62は、6グループのモールド空洞64〜74にモ
ールディング・コンパウンドを導く。モールド空洞のグ
ループ64〜74それぞれは、12個の別個のモールド
空洞からなる。作業において、モールディング材料は、
受けポート76からランナ52〜62へ通る。ランナ5
2〜62の長さは互いに異なる。図4の各ランナは、各
ゲートを経由して12個のモールド空洞へモールディン
グ・コンパウンドを導くように連結されている。
【0037】図5は、一つのランナと、本発明による熱
硬化モールド組立体の一つのランナと連結モールド空洞
とを模式的に示す。本発明にかかる移送モールド組立体
では、一つのランナ120と複数のモールド空洞それぞ
れとの間に粘性制御チャネルが配置されている。ランナ
120ではモールディング・コンパウンドの流路は一定
断面積である。粘性制御チャネルは、モールディング・
コンパウンドが共通のランナから種々のモールド空洞に
流入するときに、モールディング・コンパウンドの温度
をバランスさせる。
【0038】粘性制御チャネルは、ランナと、そのラン
ナと結合される種々のモールド空洞の各ゲートとの間に
配設される。粘性制御チャネルは、モールディング・コ
ンパウンドが各空洞に流入するときの温度を、そしてそ
れゆえに粘性を実質的に均一化する。図5で2組のモー
ルド空洞が一つの共通ランナに結合されている。上側の
組のモールド空洞については、モールド空洞122、1
24、126、128、130、132の粘性制御チャ
ネル121、123、125、127、129、131
が、共通ランナ120からのモールディング・コンパウ
ンドを受け取るように結合されている。ゲート133、
135、137、139、141、143は、それぞ
れ、粘性制御チャネルとそのモールド空洞とを接続す
る。
【0039】一つの粘性制御チャネルにより提供される
モールディング・コンパウンドの流路の断面積は、その
粘性制御チャネルの全長にわたり一定である。最初の粘
性制御チャネル121から始まって、下流方向に向かっ
て(粘性制御チャネル131に向かって)各粘性制御チ
ャネルによって与えられるモールディング・コンパウン
ドの流路断面積は、順次比例的に大きくなっている。比
例的に大きくなっている粘性制御チャネルによって、モ
ールディング・コンパウンドが種々のモールド空洞に流
れ込むときにそのモールディング・コンパウンドの温度
が均一になり、よって粘性も均一になる。このようにし
て、本発明によれば各ゲートを通ってモールド空洞に流
入するモールディング・コンパウンドの粘性は実質的に
等しくなる。
【0040】ゲートはすべて、実質的に等しい長さであ
り、等しい断面積を持っている。これにより、種々の粘
性制御チャネルにより粘性を等しくすることが、モール
ディング・コンパウンドがゲートを通過するときに、損
なわれないことが保証される。
【0041】図6は、本発明による熱硬化性移送平板モ
ールドのモールド空洞の断面図である。図6に示す平板
モールドの中で、粘性制御チャネルはランナ板部材内に
配設されている。モールド100は、4個の板部材、す
なわちベース板部材102、下部開口板部材104、上
部開口板部材106、ランナ板部材108からなる。上
部開口板部材106はゲート110を支持する。ランナ
板部材108はランナ112(長さ方向に一定断面積を
もつ)及び粘性制御チャネル114を支持する。これら
4個の板部材は順次重ねられてモールド100を形成
し、粘性制御チャネル114は、モールディング・コン
パウンドをランナ112からゲート110に通す所に位
置する。
【0042】図5に示したモールドの設計では、各ラン
ナは、2列のモールド空洞(1列につき6個のモールド
空洞)にモールディング・コンパウンドを導くものであ
り、モールド空洞122〜132に対する粘性制御チャ
ネル121、123、125、127、129、131
の大きさは、各モールド空洞に流入するモールディング
・コンパウンドの温度を等しくするように決定する。
【0043】具体的には、 モールド空洞122の粘性制御チャネル121は均一深
さ0.762mm、(0.030インチ) モールド空洞124の粘性制御チャネル123は均一深
さ0.889mm、(0.035インチ) モールド空洞126の粘性制御チャネル125は均一深
さ1.016mm、(0.040インチ) モールド空洞128の粘性制御チャネル127は均一深
さ1.143mm、(0.045インチ) モールド空洞130の粘性制御チャネル129は均一深
さ1.270mm、(0.050インチ) モールド空洞132の粘性制御チャネル131は均一深
さ1.397mm、(0.055インチ) に設計する。この実施例では、すべての粘性制御チャネ
ルの幅および長さはそれぞれ同じであり、深さだけがチ
ャネルごとに相違する。
【0044】いうまでもないが、大きさを変えるのは各
粘性制御チャネルの深さだけに限定されるものではな
く、幅、長さおよび/または深さを変えてもよい。本発
明のモールドの作業においては、各モールド空洞に流入
するモールディング・コンパウンドは、より均一な流れ
プロフィルおよびより低い速度をもつ。各モールド空洞
についての粘性制御チャネルとゲートの組み合わせにお
けるモールディング・コンパウンドの圧力降下は、最初
のモールド空洞122から最後のモールド空洞132ま
での順に、60624g/cm2(842psi(ポンド
/平方インチ)),53640g/cm2(745ps
i),46944g/cm2(652psi),417
60g/cm2(580psi),37656g/cm2
(523psi),34848g/cm2(484ps
i)であった。
【0045】最初の粘性制御チャネル121から最後の
粘性制御チャネル131まで、ランナに沿ってモールデ
ィング・コンパウンドを押すのに必要な圧力降下は37
1psiであった。このように、モールディング・コン
パウンドは、モールド空洞を満たす前にランナを満たし
た。このように、各粘性制御チャネルの寸法を順次変え
ていくことにより、共通のランナに結合された各モール
ド空洞に流入するモールディング・コンパウンドの温度
を等しくすることができ、これにより、その流入すると
きの粘性を等しくすることができる。
【0046】ランナに沿ったモールディング・コンパウ
ンドの温度変化の測定値は11.6℃であった。粘性制
御チャネルの寸法を順に変えていくことにより、モール
ディング・コンパウンドが、最後のモールド空洞に近づ
くほど、すなわち下流側のモールド空洞にいくにほど温
度上昇するのを、補償する。モールド空洞に流入するモ
ールディング・コンパウンドの温度の差の最大値は1
3.7℃であった。これは、従来の複数空洞の熱硬化モ
ールドで経験される温度差(通常、20℃以上)よりも
小さい。
【0047】図7は本発明の他の実施例を示す。ここで
は、粘性制御チャネルが上部開口板部材内に位置してい
る。上部開口板部材106はゲート110および粘性制
御チャネル114を支持する。ランナ板部材108はラ
ンナ112を支持する。4個の板部材102、104、
106、108を順次重ねてモールド100を形成した
とき、粘性制御チャネル114は、モールディング・コ
ンパウンドがランナ112からゲート110に通る途中
に位置する。
【0048】複数空洞モールドの空洞に流入するモール
ディング・コンパウンドの温度そしてそれ故に粘性を均
一化するために粘性制御チャネルを用いることは、複数
空洞平板モールドに限定されるものではなく、他のタイ
プの複数空洞にも適用できる。
【0049】従来の移送平板モールドにより封止された
機器は、そのモールドがプロセスパラメータに対して極
端に敏感であるがゆえに、封止に関係する問題を経験し
た。その一つの理由は、モールディング材料は、一つの
グループのモールド空洞のそれぞれにはいる直前に異な
る温度であり、異なる変形の履歴を有するからである。
【0050】たとえば、図4において、モールド空洞8
0へはいるモールディング・コンパウンドは、受けポー
ト76からモールド空洞80のゲート35まで流れてい
く間に熱いモールドから熱を吸収するが、これはモール
ド空洞84にはいるモールディング・コンパウンドとは
違った履歴をとる。モールド空洞84にはいるモールデ
ィング・コンパウンドは、ランナ内にもっと長い時間滞
在することからより高い温度に熱せられている。さら
に、モールド空洞90にはいるモールディング・コンパ
ウンドは一番奥の空洞にまで流れていく間にさらに加熱
される。
【0051】さらに、種々の空洞のゲート寸法が同じで
あるから、モールディング・コンパウンドがランナ内を
進むにつれて抵抗が増大する。また、グループ68のモ
ールド空洞にはいるモールディング・コンパウンドの履
歴はグループ72のモールド空洞にはいるモールディン
グ・コンパウンドの履歴と異なる。ランナ58とランナ
60の長さが異なるからである。
【0052】図4の従来技術により封止された半導体機
器の多くは、推奨されたプロセスパラメータを使用した
ときに配線に重大な損傷を受ける。特に、種々のグルー
プのモールド空洞の最初のモールド空洞80、81内に
配置された機器のリードフレームに、封止に関連する欠
陥が生じた。
【0053】図8は、従来技術のモールド空洞のグルー
プ72のモールド空洞80〜91がランナ58およびそ
れぞれのゲート33〜57からモールディング・コンパ
ウンドを受け取るときの、サイクルのうちの70%充填
状態を模式的に示す。図8からわかるように、最初にモ
ールディング・コンパウンドを受け取るモールド空洞8
0、81が最初に充満され、ランナの端部にあるモール
ド空洞90、91が最後に充満される。このようにモー
ルド空洞が順次満たされていく現象は「クリスマスツリ
ー」現象として知られている。
【0054】あるモールディング・プロセスの研究によ
れば、機器が封止プロセス中に損傷を受けるのは、モー
ルディング・コンパウンドの温度が、上流側の空洞内よ
りも下流側空洞内の方が高いことによる。モールディン
グ・コンパウンドはランナに沿って流れながら温度上昇
するので、一つの空洞グループ72の最初のモールド空
洞80にはいるモールディング・コンパウンドは、同じ
空洞グループ72の最後のモールド空洞90にはいるモ
ールディング・コンパウンドよりも低温である。
【0055】さらに、一つのモールド内で、モールディ
ング・コンパウンドをランナ58の上流端から各モール
ド空洞へ押し込むのに必要な圧力降下は、モールド空洞
80、81については14688g/cm2(204p
si)、モールド空洞82、83については16776
g/cm2(233psi)、モールド空洞84、85
については24048g/cm2(334psi)、モ
ールド空洞86、87については26136g/cm2
(363psi)、モールド空洞88、89については
15624g/cm2(217psi)、モールド空洞
90、91については13464g/cm2(187p
si)であった。
【0056】このように、モールディング・コンパウン
ドを次に来る空洞にいれるために必要な圧力は同じでな
かった。しかし、モールディング・コンパウンドは通
常、最小の抵抗の流路に沿って流れる。したがって、モ
ールディング・コンパウンドが空洞80のゲート35に
到達するとモールディング材料は最初にモールド空洞8
0、81に流入してこれを満たす。これが最小抵抗の流
路だからである。モールディング・コンパウンドがさら
にランナに沿って次に来るゲートに流れるのは空洞8
0、81が部分的に満たされた後である。したがって、
ランナ58内をゲート35を通り過ぎてゲート39へ流
れるモールディング・コンパウンドは、さらに高温にな
る。
【0057】このため、モールド空洞80にはいるモー
ルディング・コンパウンドの粘性は明らかに、モールド
空洞82にはいるモールディング・コンパウンドの粘性
と異なる。クリスマスツリー効果を引き起こす圧力不均
衡を起こさせるのは、この粘性の違いによるものと考え
られる。配線スイープ損傷は、モールド空洞内の材料の
速度と粘性との積の関数である。モールド内にモールデ
ィング・コンパウンドを押し込むのに必要な圧力が高い
ということは、モールド空洞内の材料の粘性が高いとい
うことを示している。さらに、ランナ58内の材料の大
部分は、最後の空洞よりもはるかに早く、最初の3個の
空洞80、82、84に向かい、またそれらを満たす。
【0058】従来技術のモールドにおける温度の影響は
重大であることがわかった。ゲート35を通過する際の
温度上昇は最小であって16.3℃であり、その最初の
ゲート35からランナに沿って下流側の最後のモールド
空洞90のゲート55までの温度上昇は20℃である。
このように、縦一列に並んだ6個の空洞80、82、8
4、86、88、90に流入する材料の粘性には明かな
不均一がある。
【0059】この材料は熱硬化性であるので、モールデ
ィング・プロセスの完結時の材料特性は、その温度およ
び履歴により影響される。このケースでは、最初のモー
ルド空洞を満たすモールディング・コンパウンドの温度
・時間プロフィルは、最後のモールド空洞を満たすモー
ルディング・コンパウンドの温度・時間プロフィルと著
しく相違する。この粘性の相違により、最初のモールド
内でモールドされた機器の特性と最後のモールド内でモ
ールドされた機器の特性とが相違することになる。
【0060】
【発明の効果】この発明によれば、各空洞のモールディ
ング条件が実質的に同じとなるので、通常のモールディ
ング・プロセスに帰すべき欠陥が除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】リードフレームのリードと電気的に結合され、
樹脂封止された半導体機器の断面図。
【図2】典型的なリードフレームの外観図。
【図3】封止プロセスにおいて、従来の平板モールド空
洞をモールディング・コンパウンドが満たしていく途中
のようすを示す断面図。
【図4】72個の機器を同時に封止する場合の従来の移
送モールドのランナ構造とモールド空洞の模式図。
【図5】本発明による移送モールド組立体のランナ構造
とモールド空洞の部分的模式図。
【図6】本発明によるモールドの一実施例の断面図。
【図7】本発明によるモールドの他の実施例の断面図。
【図8】図4に示す12個のモールド空洞の一群の、7
0%充填時における輪郭図。
【符号の説明】
10 シリコン製素子 12 セラミック部材 14 熱伝導性エポキシ接着剤 16 配線帯 18 リード 20 樹脂モールディング・コンパウンド 24 リードフレーム 26 内側端部 28 外側端部 30 フレーム支持部材 31、33、35、39、41、43、45、47、49、51、55、57、110、133、135、13
7、139、141、143 ゲート32 第1流動部 233 第2流動部 40,102 ベース板部材 42、104 下部開口板部材 44、106 上部開口板部材 46、108 ランナ板部材 48 逃げ領域 250 移送モールド組立体 52、54、56、58、60、62、112、120 ランナ 64、66、68、70、72、74 モールド空洞群 76 受けポート 100 モールド 114、121、123、125、127、129、131 粘性制御チャネル 50、57、80〜91、122、124、126、128、130、132、255 モール
ド空洞

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモールド空洞(122,124・
    ・・)と、 加熱されたモールディング材料を受ける供給ポートと、 前記加熱されたモールディング材料を前記供給ポートか
    ら受け取って前記モールド空洞に送るように、ランナに
    沿って前記モールド空洞が配置され結合されたそのラン
    ナ(120)と、 前記ランナから分岐してそれぞれのモールド空洞に接続
    され、実質的に等しい大きさをもち、モールディング材
    料を受け入れる入り口をもち、それぞれのモールド空洞
    に連絡し実質的に等しい大きさと断面形状を有する出口
    をもつ、複数のゲート(133,135・・・)と、 前記ランナと前記ゲートのそれぞれの前記入り口との間
    に配設され、それぞれのモールド空洞により受け取られ
    るモールディング材料の温度を制御するための、複数の
    粘性制御チャネル(121,123・・・)と、 を具備し、 各モールド空洞に流入するモールディング材料の温度が
    実質的に等しくなるように、粘性制御チャネルの相対的
    寸法が、それぞれのゲートと供給ポートの間の距離に比
    例することを特徴とする移送モールド。
  2. 【請求項2】 前記ランナは、その長さ方向に実質的に
    均一断面積を有することを特徴とする移送モールド。
  3. 【請求項3】 前記粘性制御チャネルそれぞれの断面積
    はその長さ方向に均一であって、しかもそれら粘性制御
    チャネルの断面積は、そのモールド空洞の前記供給ポー
    トからの距離が大きくなるに従って大きくなることを特
    徴とする移送モールド。
  4. 【請求項4】 前記各粘性制御チャネルの長さを前記ラ
    ンナと各ゲートの入り口の間の距離とし、また粘性制御
    チャネルの幅を長さ方向に垂直に測るとき、それらの長
    さは実質的に相互に等しく、またそれらの幅も実質的に
    相互に等しいことを特徴とする移送モールド。
JP6308466A 1993-11-19 1994-11-18 順次進行する複数のチャネルを有する加熱移送モールド Pending JPH07186187A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15597493A 1993-11-19 1993-11-19
US155974 1993-11-19

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07186187A true JPH07186187A (ja) 1995-07-25

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JP6308466A Pending JPH07186187A (ja) 1993-11-19 1994-11-18 順次進行する複数のチャネルを有する加熱移送モールド

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