JPH07186368A - ノズル装置 - Google Patents

ノズル装置

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JPH07186368A
JPH07186368A JP33513693A JP33513693A JPH07186368A JP H07186368 A JPH07186368 A JP H07186368A JP 33513693 A JP33513693 A JP 33513693A JP 33513693 A JP33513693 A JP 33513693A JP H07186368 A JPH07186368 A JP H07186368A
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JP
Japan
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air
sheet
perforated plate
heat transfer
distance
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Application number
JP33513693A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Tanaka
康崇 田中
Yoshiyuki Kitamura
義之 北村
Yuji Yoshimura
裕司 吉村
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ノズル装置からのエアの吹き出しに要するエネ
ルギを増大させることなく、従来装置よりも伝熱性能の
高いノズル装置を提供する。 【構成】ノズル部1の多孔板3に設けられた複数のエア
吹出孔4から、走行するシート状物5に対してエアを吹
き付けるノズル装置であり、多孔板からシート状物まで
の距離Zは、30mmよりも小さく設定され、多孔板の
表面積Aに対するエア吹出孔の総面積Bの百分率は、
1.5〜4%であり、個々のエア吹出孔の孔径d(m
m)は、上記距離Zに対して、d=0.77・Z0.49±
0.3の式から求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フィルム、紙
等のシート状物の製造装置、印刷装置、塗工装置のよう
に、シート状物の乾燥、加熱、冷却等の目的でシート状
物表面に熱風や冷風を吹き付けるノズル装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のノズル装置としては、例えば特公
平4−72696号公報に記載された乾燥装置のノズル
装置が知られている。
【0003】このノズル装置は、走行するシート状物に
対し、所定高さの位置に設けられた箱状のエア吹出部か
ら熱風を高速で吹き付けるもので、エア吹出部には、複
数のエア吹出孔を有する多孔板が設けられおり、上記多
孔板からシート状物までの距離Zを15mmよりも小さ
くし、それぞれのエア吹出孔間の間隔を15〜45m
m、上記距離Zと孔径dとの比Z/dを1〜3とし、多
孔板のシート状物移送方向の長さLを50〜250mm
としたことを特徴とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来装置
は、多孔板からシート状物までの距離Zが一定であって
も、エア吹出孔の孔径dが採り得る範囲が1〜3倍と広
い範囲であるため、多孔板からシート状物までの距離Z
に対するエア吹出孔の孔径dが適切でないと、ノズル装
置からシート状物への伝熱性能、具体的には両者間で熱
の授受を規定する熱伝達率、温度差、伝熱面積のうち、
伝熱性能に最も大きく影響する吹出しエアとシート状物
間の熱伝達率hが低くなり、エア吹き出しのためのファ
ン動力もこの分だけ浪費するという問題がある。すなわ
ち、従来装置のように多孔板の孔径dを上記比Z/dを
満足するように選んでも、孔径dの最適値が明確でな
く、また最適値がその範囲に存在しない場合もあること
から、伝熱性能が十分に発揮されないという問題があっ
た。
【0005】発明者らは、かかる問題を解決するため種
々のテストを行った結果、吹き出しエアとシート状物間
の熱伝達率hを極力高くするには、多孔板からシート状
物までの距離Zに対して最も好ましい孔径dの値が一つ
だけ存在するという知見を得るに至った。
【0006】本発明は、かかる知見に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、ノズル装置からのエ
アの吹き出しに要するエネルギを増大させることなく、
従来装置よりも伝熱性能の高いノズル装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ノズル部の多孔板に設けられた複数のエア
吹出孔から、走行するシート状物に対してエアを吹き付
けるノズル装置であって、(イ)多孔板からシート状物
までの距離Zは、30mmよりも小さく設定されてお
り、(ロ)多孔板の表面積Aに対するエア吹出孔の総面
積Bの百分率は、1.5〜4%であり、(ハ)個々のエ
ア吹出孔の孔径d(mm)は、多孔板からシート状物ま
での距離Z(mm)に対して、下記式よりなることを特
徴とする。 d=0.77・Z0.49±0.3 (mm) ここで、上記(イ)の距離Zを30mmよりも小さく設
定する理由は、エアの広がりによる風量の損失を防いで
有効に活用するためであり、距離Zを30mm以上とす
るのは、高い伝熱性能を得るためには好ましくない。
【0008】また、上記(ロ)の百分率を1.5〜4%
の範囲にする理由は、所定のファン動力に対し効率良く
伝熱性能を高めるためであり、この値を1.5%未満と
することはノズル部での圧力損失が増大することから省
エネルギーに反し、逆にこの値が4%を越えると同じ風
量であっても風速が落ち、伝熱性能が低下してしまうか
らである。
【0009】上記(イ)〜(ハ)の三条件のうち、熱伝
達率hのアップに最も大きく寄与するのは、(ハ)の孔
径dと距離Zとの関係であり、その理由は以下の如くと
考えられる。すなわち、ノズル部から吹き出されるエア
風量が等しく、さらに多孔板の表面積に対するエア吹出
孔の総面積の百分率が等しいという条件、すなわちエア
吹出孔から吹き出されるエアの平均風速が孔径dに関係
なく等しいという条件下では、上記式によって選ばれた
孔径dよりも小さい孔径を有する多孔板を用いると、式
から選ばれた孔径dの多孔板に比べて孔と孔の距離Lが
小さくなるため、広い範囲にエアを吹付けることがで
き、熱伝達が有利となるにもかかわらず、孔径dが小さ
くなったことによって吹出しエアの風速が隣接する孔か
ら吹き出されるエアの剪断力によって減衰する。その結
果、シート状物表面に到達するエアの速度が遅くなって
熱伝達に不利になる影響の方が強くなり、同じエア風量
であるにもかかわらず熱伝達は低下する。なお、式中の
±0.3は、この発明の作用効果を奏することのできる
好ましい孔径dの範囲であり、この範囲は発明者らの実
験によって得られたものである。一方、式から選ばれた
孔径dよりも大きい孔径を有する多孔板を用いると、式
から選ばれた孔径dの多孔板と比べて孔径が大きくなる
ため、吹出しエアの風速が周囲のエアの剪断力によって
減衰しにくくなり、シート状物表面に到達するエアの速
度が高く維持される。その結果、熱伝達に有利となるに
もかかわらず、孔と孔の距離Lが大きくなったことによ
ってエアの吹付けられる範囲が狭くなって熱伝達に不利
になる影響の方が強くなり、この場合も熱伝達率は低下
する。つまり、ファン動力が一定であるという条件下で
熱伝達率を最大にし得る、上記距離Zに応じた好ましい
孔径dが存在するのであり、かかる熱伝達率を最大にし
得る因子は、シート状物表面での吹出しエアの風速であ
ると考えられる。このような具体的な風速は、遅すぎる
と自然対流熱伝達による熱伝達が支配的になって多孔板
の孔径dによる熱伝達率の効果がなくなるため、10m
/s以上の風速が必要であり、逆にエア風速が速すぎる
とノズル装置内での圧力損失が増してファン動力が増大
するため、結局20〜60m/sの範囲内にするのが好
ましい。
【0010】なお、本発明においては、エア吹出孔を千
鳥状配列にするか格子状配列にするか等の配列態様や、
エア吹出孔の孔と孔間の距離については特に限定される
ものではない。
【0011】
【作用】本発明のノズル装置によれば、走行されてきた
シート状物に対し多孔板に設けられている複数のエア吹
出孔からエアが吹き付けられると、多孔板からシート状
物までの距離Zが30mmよりも小さくされているの
で、エアの広がりによる風量の損失が少なく、また、多
孔板の表面積Aに対するエア吹出孔の総面積Bの百分率
が1.5〜4%の範囲とされているので、ファン動力に
対する効率が高く、更にこの多孔板の孔径dは、上記式
から選ぶため、シート状物表面での熱伝達率が最も高く
なる作用が生じる。結局、これら三つの作用によって本
発明のノズル装置は、走行するシート状物に対して最大
限の伝熱性能を発揮し、ファン動力が無駄なく使用され
る。
【0012】
【実施例及び比較例】以下、本発明の一実施例を図面に
よって説明する。
【0013】図1は、本発明に係るノズル装置のノズル
部1の部分側面図で、距離Zの下方に図示しない搬送手
段で矢印A方向に移送されるシート状物5を乾燥させる
ため、その表面に熱風を吹き付けている状態を示してい
る。
【0014】図において、ノズル部1は、シート状物5
の幅より若干広い幅を有する箱状のノズル箱2と、その
底部のノズル板3とからなる。ノズル板3は、複数のエ
ア吹出孔4を有し、シート状物5の移送平面と平行にノ
ズル箱2に固定されている。ノズル板3には、式で求め
た孔径を有する複数のエア吹出孔4が格子状に設けられ
ており、この孔に熱風が上方から図示しないファンによ
って供給されてシート状物表面に吹き付けられるように
なっている。なお、図示を省略したが、本実施例のノズ
ル装置は、かかる構成のノズル部1がシート状物5の移
送方向に沿って複数配列されてなるものである。
【0015】かかる構成のノズル装置に対して、多孔板
3からシート状物5までの距離Zに対する最も好ましい
孔径dを求めるため、以下に述べる試験装置を製作し
た。
【0016】すなわち、距離Zを例えば、フレキシブル
ダクトなどにより5〜30mmの範囲で伸縮できるよう
にノズルを調整すると共に、多孔板3として、エア吹出
孔4の孔径dが1.5mm、2.0mm、2.5mm、
3.0mm、3.5mmの0.5mm刻みで合計5種類
のものを作り、これをノズル箱2の底部に着脱できるよ
うにした。この場合、多孔板3の表面積Aに対するエア
吹出孔4の総面積Bの比B/Aは、2%とし、エア吹出
孔4での風速は図示しないダンパーと風速計により30
m/sに調節した。このような試験装置を用いて上記孔
径dの異なる5種類の多孔板3毎に距離Zを代えて、シ
ート状物5表面での熱伝達率h(kcAl/m2 hr
℃)を計算して求めたのが図2である。なお、この場合
いずれの多孔板の場合でもダンパ調整により、各ノズル
部1での風量が一定となるように調節した。また、熱伝
達率hの測定は、図3に示すようにノズル部1とほぼ同
程度の平面積を有する発泡シート製の断熱材6の上に1
00℃に加熱した鉄製の金属薄板7を両部材の表面が水
平となるように埋め込み、シート状物5の表面に見立て
た薄板7の表面にノズル部1から室温(Ta=20℃)
のエアを吹き付け、金属薄板7の温度TがT1=80℃
からT2=40℃に冷却されるのに要する時間t(秒)
を測定し、ノズル部1からの熱伝達量Q1と、薄板7に
よる放熱量Q2の熱収支の関係から、熱伝達率hを逆算
して求めた。
【0017】すなわち、図2は、横軸に多孔板3から薄
板7までの距離Zを、横軸に熱伝達率hを取り、上記孔
径の異なる5種類の多孔板毎に求めた熱伝達率hをイン
プットしたものである。この図から明らかなように、ノ
ズル部1からのエア吹き出し風量が一定でも、多孔板か
らシート状物までの距離Zに対し最も熱伝達率hが高く
なる孔径dが一つ存在することが分る。このように最も
熱伝達率hが高くなる孔径dと距離Zとの関係を一つの
図に纏めてインプットしたのが図4であり、図中の領域
Aを近似式として表してみたところ、下記の式が得られ
た。 d=0.77・Z0.49±0.3 (mm) 図中、斜線部Bは、上記従来技術(特公平4−7269
6号公報)のノズル装置の孔径dと距離Zとの関係式d
/Z=1/3〜1であり、この領域の下方が平坦になっ
ているのは、孔径ピッチが15〜45mm、開孔面積率
が1.5〜3%であるので、孔径dが2.07mmより
も大きい領域に限定されるからである。図から明らかな
ように、従来技術の孔径dの領域Bは、本発明の孔径d
の領域Aとは明らかに異なるものである。
【0018】因みに、上記試験装置において、多孔板3
からシート状物5までの距離Zを10mmに固定し、多
孔板3の表面積Aに対するエア吹出孔4の総面積Bの比
B/Aを2%、エア吹出孔4より吐出されるエアの風量
が等しいこと(平均風速30m/s)を条件に、多孔板
3のエア吹出孔4の孔径dを上式から求めた2.5mm
と、上式から外れた1.5mm、3.5mmとした計3
種類の多孔板3について熱伝達率hを求めた。これを示
したのが次の表1である。
【表1】 この表1から明らかなように、エア吹出孔4の孔径dが
2.5mmの実施例1の熱伝達率は、143kcAl/
2 hr℃であるのに対し、エア吹出孔4の孔径dが上
式から外れた比較例1の1.5mmと比較例2の3.5
mmの場合は、それぞれ138kcAl/m2 hr℃、
128kcAl/m2 hr℃となり、上式から得られた
実施例1の多孔板の熱伝達率hが最も高いものであっ
た。
【0019】また、図2の横軸から明らかなように、多
孔板3からシート状物5までの距離Zが30mmを越え
ると非常に熱伝達率が低下するため、距離Zは30mm
よりも小さく設定する必要があることが分った。
【0020】
【発明の効果】本発明のノズル装置によれば、多孔板か
らシート状物までの距離Zに対し、吹出しエアとシート
状物間の熱伝達率hを最大にする多孔板の孔径dが明ら
かとなるので、多孔板の伝熱性能を最大限に発揮するこ
とができる。
【0021】従って、シート状物の走行速度の高速化や
ノズル装置からのエア吹き付け動力の省エネルギ化が達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るノズル装置の正面図で
ある。
【図2】図1の装置における孔径、距離、熱伝達率間の
関係を示した図である。
【図3】図1の装置の熱伝達率測定装置の模式図であ
る。
【図4】図1の装置における孔径と距離との関係を示し
た図である。
【符号の説明】
1…ノズル部 2…ノズル箱 3…多孔板 4…エア吹出孔 5…シート状物 6…断熱材 7…金属薄板 A…シート状物の走行方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル部の多孔板に設けられた複数のエ
    ア吹出孔から、走行するシート状物に対してエアを吹き
    付けるノズル装置であって、 (イ)多孔板からシート状物までの距離Zは、30mm
    よりも小さく設定されており、 (ロ)多孔板の表面積Aに対するエア吹出孔の総面積B
    の百分率は、1.5〜4%であり、 (ハ)個々のエア吹出孔の孔径d(mm)は、多孔板か
    らシート状物までの距離Z(mm)に対して、下記式よ
    りなることを特徴とするノズル装置。◎ d=0.77・Z0.49±0.3 (mm)
JP33513693A 1993-12-28 1993-12-28 ノズル装置 Pending JPH07186368A (ja)

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