JPH07187500A - ワインダのリボン崩し方法 - Google Patents

ワインダのリボン崩し方法

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JPH07187500A
JPH07187500A JP33831893A JP33831893A JPH07187500A JP H07187500 A JPH07187500 A JP H07187500A JP 33831893 A JP33831893 A JP 33831893A JP 33831893 A JP33831893 A JP 33831893A JP H07187500 A JPH07187500 A JP H07187500A
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JP
Japan
Prior art keywords
package
traverse
rotation speed
traverse drum
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP33831893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ohashi
健二 大橋
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 綾振の折り返し点を分散させてリボンの防止
効果を高めるワインダのリボン崩し方法を提供する。 【構成】 パッケージ1の回転速度と綾振ドラム2の回
転速度とにずれが起きるように綾振ドラム2の回転速度
を変動させ、且つこの変動を不規則にして綾振の折り返
し点がパッケージ1の周方向に単調に並ばないようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リボンを生じないよう
に糸を巻き取るワインダのリボン崩し方法に係り、特
に、綾振の折り返し点を分散させてリボンの防止効果を
高めるワインダのリボン崩し方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワインダはパッケージに糸を巻き取るた
めに、ドラムを回転させ、このドラムの外周にパッケー
ジの外周が接するようにしてパッケージを回転させてい
る。このとき、ドラムの外周に螺旋状の綾振溝を軸方向
に往復するように設け、この綾振溝で糸を案内させるこ
とにより、綾振を行う。図3に示された綾振ドラム2の
綾振溝31は、2巻きで綾振ドラム2の一端から反対端
まで進むようになっている。従って、パッケージ1上で
は、ある綾振位置にあった糸32が4巻きで同じ綾振位
置に戻ることになる。この綾振の1往復に要する巻き回
数を綾振ドラムのワインド数という。ワインド数は綾振
溝31の切り方によって決まる。
【0003】綾振ドラム2の回転速度を一定にした場
合、綾振の速度もパッケージの回転速度(最外周の速
度)も一定である。しかし、パッケージ1は巻き取りに
伴い徐々に径が成長するので、パッケージ1の角速度は
徐々に小さくなる。周期に着目すると、綾振の周期は一
定で、パッケージの回転周期は徐々に長くなる。巻き始
めから巻き終りまでの間に、綾振の周期とパッケージの
回転周期とが同期することが何度か起きる。パッケージ
径に比べて糸の太さが著しく小さいので、パッケージ径
の成長は緩かであり、従って同期している期間はある程
度持続する。パッケージの回転周期と綾振の周期とが同
期すると、パッケージの端面において綾振の折り返し点
が前回のものと重なり、同じ場所に糸が重ねて巻かれる
ことになる。図3の場合、パッケージ1の径が綾振ドラ
ム2の径と一致している状態である。従って、ちょうど
綾振溝31のパターンと同じパターンで糸32が重なっ
て巻かれる。この糸の重なり状態をリボンと呼んでい
る。リボンが形成されたパッケージを解除するとき、解
除している糸がリボンに引っ掛かり具合が悪い。
【0004】そこで、巻き取り時にリボンが形成されな
いようにリボン崩し(リボンブレーカ)が用いられる。
従来のリボン崩しには、綾振ドラムの駆動モータを周期
的にオンオフさせる方式と、パッケージを綾振ドラムに
対して押し付けているクレードルを周期的に揺動させる
方式とが知られている。いずれの方式も、パッケージと
綾振ドラムとを周期的にスリップさせ、パッケージの回
転速度と綾振ドラムの回転速度とにずれを起こすもので
ある。回転速度にずれがあるために、綾振の周期とパッ
ケージの回転周期との同期が崩れ、綾振の折り返し点が
ずれることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のリボ
ン崩しを用いても、なお、解除のときに糸が引っ掛かる
ことが生じる。本出願人は、この原因が、綾振の折り返
し点が単調に並ぶことにあることを発見した。即ち、従
来の方法では、パッケージと綾振ドラムとを周期的にス
リップさせているため、回転速度のずれの起こり方が周
期的になり、綾振の折り返し点が単調に並んでしまう。
このため糸が重なりやすいのである。ずれの起こり方が
ランダムであれは解除が円滑になることが判った。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、綾振の折り返し点を分散させてリボンの防止効果を
高めるワインダのリボン崩し方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、パッケージの回転速度と綾振ドラムの回転
速度とにずれが起きるように綾振ドラムの回転速度を変
動させ、且つこの変動を不規則にして綾振の折り返し点
がパッケージの周方向に単調に並ばないようにしたもの
である。
【0008】綾振ドラムの駆動モータをランダムな時間
間隔でオンオフさせて綾振ドラムの回転速度の不規則変
動を生じさせてもよい。
【0009】巻き取り中にパッケージの径が所定の大き
さであるときにのみ上記不規則変動を生じさせてもよ
い。
【0010】
【作用】上記構成により、パッケージの回転速度と綾振
ドラムの回転速度とにずれが起きるように綾振ドラムの
回転速度が変動する。図4のグラフは、綾振ドラムの回
転速度(曲線41)がVを中心にして速度変動し、これ
に遅れてパッケージの回転速度(曲線42)が変動して
いる状態を示している。このように綾振ドラムの回転速
度が変動すると、パッケージはスリップのためにすぐに
は綾振ドラムの回転速度変動には追従せず、遅れて追従
するので、両者の回転はほとんど一致しない。
【0011】パッケージの端面に現れる綾振の折り返し
点を観測すると、図5(a)及び図5(b)に示される
ように、綾振ドラムが一定回転している場合、折り返し
点Pが同じ位置に重なっている。従って、糸32は何回
も重なることになる。次に、綾振ドラムの回転速度の周
期的変動がある場合、綾振の周期とパッケージの回転周
期との同期が崩れ、綾振の折り返し点Pが毎回ずれる。
この場合、例えば、図5(c)及び図5(d)に示され
るように、回転速度差に応じて綾振の折り返し点が・
・,P1,P2,P3,・・,Pi,・・の順でずれて
いく。従って、糸32は重ならない。
【0012】ところが、回転速度差が小さくなった後、
回転速度差が逆転すると、折り返し点は、・・,Pi,
Pi−1,・・,P1,・・というふうに同じ点をたど
って反対方向にずれていく。回転速度の変動が周期的で
あるため、回転速度差が周期的に逆転する。このため折
り返し点が単調に並んでしまう。即ち、Pi列で示され
る同じ点に重なりが生じる。結局、糸32が重なること
になる。
【0013】綾振ドラムの回転速度変動を不規則にする
と、最初、回転速度差に応じて綾振の折り返し点が図2
(a)のように、P1,P2,P3,・・Pi・・とい
うふうにずれた後、やがて回転速度差が小さくなり、回
転速度差が逆転し、図2(b)のように・・Pj,Pj
−1,・・というふうに戻る。そして、P1まで戻らな
いか、P1を通り過ぎてから、回転速度差が再逆転し、
図2(c)のように・・Pk−1,Pk,・・というふ
うにずれていく。回転速度の変動が不規則であるため、
回転速度差の逆転時期が不規則になり、図2(a)〜図
2(c)の各折り返し点は互いに重なることがない。
【0014】綾振ドラムの回転速度に不規則変動を生じ
させるために、綾振ドラムの駆動モータをランダムな時
間間隔tでオンオフさせる。即ち、時間t1のオン、時
間t2のオフ、時間t3のオン、時間t4のオフ・・
(t1〜t4・・ランダム)という順序で行うと、回転
速度が不規則に変動することになる。
【0015】一般に巻取を均一にするためには、巻取速
度(パッケージの最外周の速度)を一定に維持するのが
好ましい。しかし、従来はリボン崩しの必要性から、常
時、巻取速度を周期的に変動させている。本発明でも、
常時、巻取速度を不規則に変動させてよいが、巻取をで
きるだけ均一に近付けるために、リボンが形成されやす
いときのみリボン崩しを用いるのもよい。リボンが形成
されやすいのは、パッケージの径と綾振ドラムの径及び
ワインド数とが簡単な比になっているときである。綾振
ドラムの径及びワインド数は固定であるから、パッケー
ジの径のみからリボンが形成されやすいタイミングを知
ることができる。従って、このような径を予め調べてお
き、巻き取り中にパッケージの径がこれらの大きさにな
ったときにのみ上記不規則変動を生じさせることでリボ
ンが防止され、しかも、他の期間は巻取速度を一定にす
ることができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0017】図1に示されるように、綾振ドラムの駆動
系は、パッケージ1に接する綾振ドラム2と、これを直
接駆動する駆動モータ3と、そのための電源4と、これ
らを結ぶ電源ライン5に介設されるスイッチ素子6と、
スイッチ素子6をオンオフするスイッチ駆動部7と、オ
ンオフの時間順序を定めるタイムテーブル8と、オンオ
フの時間を計測する時計9とから構成される。綾振ドラ
2ムはこれまでに述べた通りのもので、径及びワインド
数は既知である。駆動モータ3及び電源4はACでもD
Cでもよい。スイッチ素子6は、接点式でも無接点式で
もよいが、オンオフされる頻度が高いので、寿命を考慮
すると無接点式が有利である。本実施例ではスイッチ素
子6にトライアックを使用している。スイッチ駆動部
7、タイムテーブル8及び時計9は、コンピュータ等で
構成してもよい。スイッチ駆動部7は、スイッチ素子6
をオン又はオフすると共に、オン又はオフの時間をタイ
ムテーブル8から読取り、時計9の示す時間がオン又は
オフの時間に達したら、スイッチ素子6のオンオフを切
り替える働きをする。
【0018】タイムテーブル8は、その都度乱数を発生
するようにしてもよいが、本実施例のように時間間隔を
示すランダムな数値を予め並べて記憶しておいてもよ
い。また、ランダムな時間間隔でオンオフしても、長期
的にはパッケージ1の回転速度が一定している必要があ
るので、個々のオン時間とオフ時間とはばらばらである
が、適当な時間範囲でのオン時間の平均とオフ時間の平
均とがほぼ所定の比率を保つようにしている。さらに、
タイムテーブル8のメモリが有限であることから、数値
の個数は有限とし、これを繰り返し使用するようになっ
ている。本実施例に使用されるタイムテーブル8は表1
の通り、オンの時間とオフの時間とがそれぞれ7個定め
られている。表1に示されるように、個々のオン時間と
オフ時間とはばらばらであるが、平均的にはオフの時間
が長めになっている。
【0019】
【表1】
【0020】スイッチ駆動部7は、まず、タイムテーブ
ル8の最初のオン時間1.2秒を読取り、スイッチ素子
6をオンする。駆動モータ3に電力が加わるので綾振ド
ラム2の回転速度が高まる。パッケージ1の回転速度
は、スリップがあるために綾振ドラム2の回転速度より
遅れて高まる。時計9が1.2秒を示すと、スイッチ駆
動部7は、最初のオフ時間0.7秒を読取り、スイッチ
素子6をオフする。駆動モータ3の電力が断たれるの
で、綾振ドラム2の回転速度が低まる。パッケージ1の
回転速度は、スリップがあるために綾振ドラム2の回転
速度より遅れて低まる。以下同様に、オンオフが切り替
えられ、最後のオフ時間1.5秒が経過すると最初のオ
ン時間1.2秒に戻り、同じことが繰り返される。
【0021】この実施例では、巻き始めから巻き終りま
で、タイムテーブル8に従ってオンオフが繰り返され
る。他の実施例では、パッケージの径が所定の大きさで
あるときにのみ、オンオフを行い、他の期間は綾振ドラ
ム2の回転速度を一定に制御する。図1の綾振ドラムの
駆動系に付加されたパッケージ径センサ10は、パッケ
ージ1の径を常時監視する。スイッチ駆動部7は図示し
ないが径テーブルを有し、径テーブルにはリボンが形成
されやすい径の値が予め記憶されている。パッケージ径
センサ10の示す径の値と径テーブル内のいずれかの値
がほぼ一致したとき、スイッチ駆動部7はタイムテーブ
ル8に従ってスイッチ素子6をオンオフする。他の期間
はスイッチ素子6がオンに保持され、電源4の制御によ
り綾振ドラム2の回転速度が一定に維持される。
【0022】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0023】(1)綾振の折り返し点が分散することに
よりリボンの防止効果が高まるので、生産されたパッケ
ージは解除が円滑になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す綾振ドラムの駆動系の
ブロック図である。
【図2】本発明によるパッケージ端面の側面図である。
【図3】従来のパッケージ及び綾振ドラムの正面図であ
る。
【図4】パッケージ及び綾振ドラムの回転速度グラフで
ある。
【図5】従来のパッケージ端面の側面図及びパッケージ
の部分正面図である。
【符号の説明】
1 パッケージ 2 綾振ドラム 3 駆動モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綾振ドラムをパッケージに接して回転さ
    せ、パッケージに綾振しつつ糸を巻き取る際に、パッケ
    ージの回転速度と綾振ドラムの回転速度とにずれが起き
    るように綾振ドラムの回転速度を変動させ、且つこの変
    動を不規則にして綾振の折り返し点がパッケージの周方
    向に単調に並ばないようにしたことを特徴とするワイン
    ダのリボン崩し方法。
  2. 【請求項2】 綾振ドラムの駆動モータをランダムな時
    間間隔でオンオフさせて綾振ドラムの回転速度の不規則
    変動を生じさせることを特徴とする請求項1記載のワイ
    ンダのリボン崩し方法。
  3. 【請求項3】 巻き取り中にパッケージの径が所定の大
    きさであるときにのみ上記不規則変動を生じさせること
    を特徴とする請求項1又は2記載のワインダのリボン崩
    し方法。
JP33831893A 1993-12-28 1993-12-28 ワインダのリボン崩し方法 Pending JPH07187500A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19607905A1 (de) * 1996-03-01 1997-09-04 Schlafhorst & Co W Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Kreuzspulen in wilder Wicklung
JP2014122117A (ja) * 2012-12-19 2014-07-03 Saurer Germany Gmbh & Co Kg リボン巻を防止する方法及び綾巻きパッケージの巻取り装置
JP2016104668A (ja) * 2009-10-30 2016-06-09 インヴィスタ テクノロジーズ エスアエルエル バルキーヤーンの延長した長さおよび比較的高い密度のパッケージ類並びにそれらの製造方法

Cited By (5)

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