JPH07188629A - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

Info

Publication number
JPH07188629A
JPH07188629A JP34869093A JP34869093A JPH07188629A JP H07188629 A JPH07188629 A JP H07188629A JP 34869093 A JP34869093 A JP 34869093A JP 34869093 A JP34869093 A JP 34869093A JP H07188629 A JPH07188629 A JP H07188629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
meth
acrylate
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34869093A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Koketsu
明美 纐纈
Minoru Atsuji
稔 阿津地
Hiroyuki Ota
博之 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP34869093A priority Critical patent/JPH07188629A/ja
Publication of JPH07188629A publication Critical patent/JPH07188629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】非極性被着体に対する初期接着力、タックおよ
び凝集力に優れた粘着剤組成物を提供する。 【構成】炭素数が4〜12のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル単量体単位、α、β−
不飽和カルボン酸およびその他ビニル単量体単位の特定
の割合からなる共重合体100重量部当たり、炭素数1
〜10のアルキル基を有する1価のアルコールでエステ
ル化されたロジン系誘導体、重量平均分子量が200〜
500のテルペン系樹脂または重量平均分子量が200
〜1000の芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂のう
ち少なくとも1種の化合物を0.5〜30重量部含んで
なる粘着剤組成物。 【効果】本粘着剤組成物を使用した粘着テープは、非極
性被着体に対する初期接着力に良好であり、かつ段ボー
ル箱の封緘にも好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、初期接着力およびタッ
クに優れ、かつ良好な凝集力を有する粘着剤組成物に関
するものであり、特に非極性被着体に対する初期接着力
および低温から高温まで広い温度範囲における段ボール
封緘性に優れ、粘着テープ等の用途に有用な粘着剤組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粘着剤には天然ゴム系、合成ゴム系およ
びアクリル酸エステル系等があり、これら粘着剤は基材
に塗布されて粘着テ−プや粘着ラベル等の形で幅広い用
途に使用されている。上記粘着剤の中でも、アクリル酸
アルキルエステル系共重合体を主成分とするアクリル酸
エステル系粘着剤は、粘着性および耐候性に優れてお
り、近年広く普及してきている。
【0003】しかしながら、アクリル酸エステル系粘着
剤を使用した粘着テープは、ポリエチレン樹脂やポリプ
ロピレン樹脂のような極性の小さな被着体に対しては、
粘着力がゴム系粘着剤と比較して小さい。特に、軽い力
で圧着した場合、初期接着力は著しく小さくなる。この
ため、非極性被着体にテープを貼った直後は該テープが
剥がれやすいという問題点があった。
【0004】上記問題点を解決するために、エマルジョ
ン化されたアクリル酸アルキルエステル系共重合体(以
下「共重合体エマルジョン」と称する。)を可塑化した
り、該共重合体の分子量を小さくして粘着力を向上させ
る方法、あるいは軟化点の高い粘着付与剤を配合する方
法等が行われてきた。しかし、これらの方法はいずれも
粘着剤の凝集力を低下してしまい、段ボール封緘性が不
十分になる。また、軟化点の高い粘着付与剤の配合で
は、非極性被着体に対する粘着力は向上させるものの、
各種被着体に対する初期接着力およびタック等を低下さ
せてしまうという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非極性被着
体に対する初期接着力に優れ、かつ良好なタックおよび
凝集力、広い温度範囲における段ボール封緘性を有する
アクリル酸エステル系粘着剤を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記問題
点につき鋭意検討した結果、粘着剤用のアクリル酸アル
キルエステル系共重合体に特定の低分子量化合物(以下
「粘着付与剤」と称する。)を含有させて得られる粘着
剤が、初期接着力およびタックに優れ、しかも良好な凝
集力を有することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち、本発明は(a)炭素数が4〜1
2のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルお
よび/またはメタクリル酸アルキルエステル単量体単
位、(b)α、β−不飽和カルボン酸単量体単位並びに
(c)その他ビニル単量体単位からなり、かつ全単量体
単位の合計量を基準にして、前記(a)が70〜98.
9重量%、(b)が0.1〜10重量%および(c)が
1〜29.9重量%からなる共重合体(以下、単に「共
重合体」と称する。)100重量部当たり、炭素数1〜
10のアルキル基を有する1価のアルコールでエステル
化されたロジン系誘導体、重量平均分子量が200〜5
00のテルペン系樹脂または重量平均分子量が200〜
1000の芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂のうち
少なくとも1種の化合物を0.5〜30重量部含んでな
る粘着剤組成物である。
【0008】(共重合体)以下、共重合体について詳細
に説明する。なお、以下、アクリルおよび/またはメタ
クリルを(メタ)アクリルと称する。 (a)炭素数が4〜12のアルキル基を有する(メタ)
アクリル酸アルキルエステル単量体単位
【0009】この単量体単位を共重合体に導入するため
の(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体は、炭素
数が4〜12の鎖状または環状のアルキル基を有するも
ので、特に炭素数が4〜9の鎖状または環状のアルキル
基を有する(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。炭
素数3以下のアルキル基の場合は得られる粘着剤のタッ
クが低下する恐れがあり、炭素数13以上のアルキル基
の場合は、得られる粘着剤の凝集力、粘着力およびタッ
クのバランスが悪くなる恐れがある。
【0010】具体的な(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルとしては、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メ
タ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オ
クチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)ア
クリル酸n−ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、
(メタ)アクリル酸デシルおよび(メタ)アクリル酸ラ
ウリル等が挙げられ、特に好ましい種類としては、(メ
タ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブ
チル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル
酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキ
シル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アク
リル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸n−ノニル、
(メタ)アクリル酸イソノニルが挙げられる。
【0011】共重合体における(メタ)アクリル酸エス
テル単量体単位の割合は、前記(a)、(b)および
(c)の単量体単位の合計量を基準として、70〜9
8.9重量%であり、好ましくは75〜97重量%であ
る。70重量%未満では、得られる粘着剤の粘着力、初
期接着力やタックが劣る。また98.9重量%を超える
と、得られる粘着剤の保持力や室温付近での段ボール封
緘性が劣る。
【0012】(b)α、β−不飽和カルボン酸単量体単
位 この単量体単位を共重合体に導入するための具体的な
α、β−不飽和カルボン酸としては、(メタ)アクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸お
よびケイヒ酸等が挙げられ、好ましいα、β−不飽和カ
ルボン酸は、(メタ)アクリル酸である。
【0013】共重合体におけるα、β−不飽和カルボン
酸単量体単位の割合は、前記(a)、(b)および
(c)の単量体単位の合計量を基準として、0.1〜1
0重量%であり、好ましくは0.3〜5重量%である。
0.1重量%未満では、得られる粘着剤の保持力や室温
付近での段ボール封緘性が劣る。また、10重量%を越
えると得られる粘着剤の粘着力、初期接着力やタックが
劣る。
【0014】(c)その他のビニル単量体単位 この単量体単位を共重合体に導入するためのその他のビ
ニル単量体としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピ
ル、(メタ)アクリル酸n−プロピル等の炭素数1〜3
のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン
等のビニル芳香族系単量体、イタコン酸モノエチルエス
テル、フマル酸モノブチルエステル、マレイン酸モノブ
チルエステル等の不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエ
ステル;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシ−3
−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセロ
ール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレートおよびポリエチレングリコール
−ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリート等
の水酸基含有ビニル単量体;アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メトキ
シメチルアクリルアミド、N−メトキシブチルアクリル
アミド等のエチレン系不飽和カルボン酸アミドおよびN
置換化合物;アリルアルコール等の不飽和アルコール;
(メタ)アクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリ
ル等のシアノ基含有ビニル単量体;その他に(メタ)ア
クリル酸グリシジル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン等が挙げられる。
【0015】好ましい単量体としては、(メタ)アクリ
ロニトリル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミド、スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸グ
リシジル等が挙げられる。
【0016】共重合体における前記その他ビニル単量体
単位の割合は、(a)、(b)および(c)の単量体単
位の合計量を基準として、1〜29.9重量%であり、
好ましくは2〜10重量%である。
【0017】共重合体は、公知の乳化重合法、溶液重合
法または懸濁重合法等を採用して、上記の各単量体をラ
ジカル重合することにより得られる。この内、水性乳化
重合法を用いると、得られる共重合体の凝集力が大き
く、また環境に有害な有機溶剤を使用しない等の点から
好ましい。重合に際しては必要に応じ、連鎖移動剤また
は可塑剤等を添加しても良い。更に重合後に、増粘剤、
レベリング剤、架橋剤、防腐剤、防錆剤、顔料、充填
剤、凍結防止剤、高沸点溶剤または消泡剤を適宜添加し
ても良い。
【0018】(粘着付与剤)本発明において使用するロ
ジン系誘導体は、炭素数1〜10のアルキル基を有する
1価のアルコールでエステル化されたロジン系化合物
で、好ましくはアルキル基の炭素数が1〜7である。炭
素数11以上のアルキル基の場合では、得られる粘着剤
組成物の初期接着力およびタックが劣る。その種類とし
ては、ガムロジン、トールロジン、ウッドロジン、水素
添加ロジン、不均化ロジンまたは重合ロジン等と前記ア
ルコールでエステル化された化合物が挙げられる。
【0019】本発明において使用するテルペン系樹脂
は、平均重量分子量200〜500のテルペン系化合物
で、好ましい重量平均分子量は250〜400である。
重量平均分子量が200未満では、得られる粘着剤組成
物の保持力が劣り、重量平均分子量が500を超えると
得られる粘着剤組成物の初期接着力およびタックが劣
る。その種類としては、α−ピネン系、β−ピネン系、
リモネン系等のテルペン樹脂、炭化水素変性テルペン樹
脂、水素添加テルペン樹脂およびテルペンフェノール系
樹脂等が挙げられる。
【0020】本発明において使用する芳香族炭化水素ホ
ルムアルデヒド樹脂は、重量平均分子量200〜100
0の芳香族炭化水素ホルムアルデヒド系化合物で、好ま
しい重量平均分子量は300〜900である。重量平均
分子量が300未満では、得られる粘着剤組成物の保持
力が劣り、重量平均分子量が1000を超えると得られ
る粘着剤組成物の初期接着力およびタックが劣る。その
種類としては、トルエンホルムアルデヒド樹脂およびキ
シレンホルムアルデヒド樹脂等が挙げられる。
【0021】これら本発明において使用する粘着付与剤
の中では、前記ロジン系誘導体が他のものに比べて、初
期接着力、粘着力、保持力および段ボール封緘性等、物
性が総合的に優れているため好ましい。
【0022】これら粘着付与剤は、1種または2種以上
を、そのまま共重合体に添加するか、または共重合体を
合成する際に、前記単量体と共に重合系に添加する。ま
たエマルジョン化した粘着付与剤を水性乳化重合法によ
り得られた共重合体エマルジョンに添加してもよい。
【0023】本発明で用いるロジン系誘導体の具体例と
しては、理化ハーキュレス(株)製商品名ハーコリンD
(水素添加ロジンメチルエステル樹脂 固形分:100
%)、中京油脂(株)製商品名G−971(水素添加ロ
ジンメチルエステル樹脂のエマルジョン化品)、サンノ
プコ(株)製商品名SN−OX−1125(水素添加ロ
ジンメチルエステル樹脂のエマルジョン化品 固形分:
50%)等が挙げられる。
【0024】本発明で用いるテルペン系樹脂の具体例と
しては、ヤスハラケミカル(株)製商品名YSレジンL
P505−1(芳香族変性テルペン樹脂 重量平均分子
量:250 固形分:100%)およびYP−90LL
(テルペンフェノール樹脂重量平均分子量:255 固
形分:100%)等が挙げられる。
【0025】本発明で用いる芳香族炭化水素ホルムアル
デヒド系樹脂の具体例としては、ゼネラル石油化学工業
(株)製商品名ゼネライト6010(トルエンホルムア
ルデヒド樹脂 重量平均分子量:410 固形分:10
0%)、ゼネライト6015(トルエンホルムアルデヒ
ド樹脂 重量平均分子量:540 固形分:100
%)、ゼネライト3030(キシレンホルムアルデヒド
樹脂 重量平均分子量:700 固形分:100%)お
よびゼネライト3100(キシレンホルムアルデヒド樹
脂 重量平均分子量:920 固形分:100%)、並
びに三菱ガス化学(株)製商品名ニカノールH(キシレ
ンホルムアルデヒド樹脂 重量平均分子量:480 固
形分:100%)およびニカノールHH(キシレンホル
ムアルデヒド樹脂 重量平均分子量:550 固形分:
100%)等が挙げられる。
【0026】上記粘着付与剤の使用量は、共重合体10
0重量部当たり0.5〜30重量部であり、好ましく
は、1〜25重量部、更に好ましくは3〜16重量部で
ある。0.5重量部未満では、非極性被着体に対する初
期接着力およびタックが劣り、一方30重量部を超える
と保持力、段ボール封緘性が低下し、本来の粘着剤とし
ての機能が損なわれる恐れがある。
【0027】上記方法等によって得られる本発明の粘着
剤組成物は、紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル等からなる基材シートの表面に、乾燥後の厚み
が20〜50μmとなるように塗布することにより、粘
着シートに加工でき、得られた粘着シートは粘着テー
プ、粘着ラベルまたは粘着ポスター等の用途に用いるこ
とができる。
【0028】
【作用】本発明の粘着剤組成物は、特に初期接着剤、タ
ックおよび段ボール封緘性が優れている。この理由は定
かではないが、該組成物に添加した粘着付与剤は低軟化
点であるため、(メタ)アクリル酸エステルを主成分と
する共重合体の、被着体表面への濡れを良くし、接触面
積を増大させるためと推測される。
【0029】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて、本発明
を更に具体的に説明する。なお、以下の各例における部
は重量部を、また%は重量%を意味する。また、粘着
力、保持力、タック、初期接着力および段ボール封緘性
は、それぞれ次に示す方法によって測定した。
【0030】粘着力:クラフト紙に乾燥後の厚みが4
0μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、120℃で
2分乾燥し粘着シートを作る。被着体としてステンレス
板を用い、23℃で65%RHの条件において、JIS
Z−0237の180度剥離強度に準じて測定した。
【0031】保持力:粘着力試験と同様の粘着シート
を作り、ステンレス板に25×25mmで貼合わせ、40
℃にて1kg荷重をかけて剥がれ落ちる迄の時間を測定し
た。3時間保持した場合には、ずれ幅を測定した。
【0032】タック:粘着力試験と同様の粘着シート
を作り、JISZ−0237の球転法に準じて23℃で
65%RHの雰囲気下で測定した。
【0033】初期接着力:粘着力試験と同様の粘着シ
ートを作り、ポリエチレン板を被着体とし、23℃で6
5%RHの条件において、荷重200gのローラを用い
50×100mmで貼合わせ、剥離速度500mm/分にお
ける90度剥離強度を測定した。
【0034】段ボール封緘性:乾燥後の厚みが40μ
mとなるようにクラフト紙に粘着剤組成物を塗布し、幅
5cm長さ50cmのクラフトテープを作製した。25cm×
25cm×25cmでKライナー仕上げのダブル段ボール箱
の観音開き式の合せ目に、ミミの長さが5cmとなるよう
に粘着テープを貼って封緘することにより、上下左右の
4面が閉じられた段ボール箱を4個作製した。得られた
試験用段ボール箱を2個づつ、23℃で65%RHと、
0℃で30%RHの雰囲気に一週間放置し、テープが剥
がれて開口した個数(一件の試験に段ボールを2箱用い
ているので、一試験当たり観察点は合計8点となる)を
測定した。
【0035】実施例1 撹拌機、温度計、冷却器および2個の滴下ロートを装着
した3リットルフラスコに、水30部を仕込み80℃に
昇温した。アクリル酸2−エチルヘキシル(以下「H
A」と称する。)84部、アクリル酸n−ブチル(以下
「BA」と称する。)10部、アクリロニトリル(以下
「AN」と称する。)4部、アクリル酸(以下「AA」
と称する。)2部からなる単量体混合物を使用し、これ
にラウリル硫酸ナトリウム2部および水19部を加えて
乳化させた。得られた乳化液および5%の過硫酸アンモ
ニウム水溶液8部を、それぞれ上記滴下ロートより4時
間かけて、連続的にフラスコ内に滴下し重合を行なっ
た。
【0036】得られた共重合体エマルジョンに増粘剤を
添加し、粘度10,000cpsとした。これに粘着付
与剤として水素添加ロジンメチルエステル樹脂のエマル
ジョン化品であるG−971(中京油脂(株)製 商品
名 固形分:50%)を該共重合エマルジョンの固形分
100部当たり15部(粘着付与剤の固形分で7.5
部)添加して粘着剤組成物を得た。得られた組成物の粘
着物性を表1に、段ボール封緘性を表2に示す。
【0037】実施例2〜7 HA88部、メタクリロニトリル(以下「MAN」と称
する。)4部、メタクリル酸(以下「MAA」と称す
る。)3部、酢酸ビニル(以下「VAc」と称する。)
4部およびスチレン(以下「St」と称する。)1部か
らなる単量体混合物に、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル硫酸ナトリウム4部および水30部を加え
乳化し、実施例1と同様の方法で重合した。
【0038】得られた共重合体エマルジョンを実施例1
と同様に増粘した後、粘着付与剤として水素添加ロジン
メチルエステル樹脂のエマルジョン化品であるSN−O
X−1125(サンノプコ(株)製 商品名 固形分:
50%)を、該共重合エマルジョンの固形分100部当
たり以下に示す量添加して実施例2〜7の各粘着剤組成
物を得た。
【0039】 実施例2:1.4部(粘着付与剤の固形分で0.7部) 実施例3:3部(同1.5部) 実施例4:10部(同5部) 実施例5:30部(同15部) 実施例6:40部(同20部) 実施例7:54部(同27部)。 得られた組成物に関する物性を、表1および表2に示
す。
【0040】実施例8 HA90部、アクリル酸メチル4部、MAN3.5部、
AA1.5部およびメタクリル酸グリシジル1部からな
る単量体混合物に、ドデシルベンゼン硫酸ナトリウム2
部および水20部を加え乳化し、実施例1と同様の方法
で重合した。得られた共重合体エマルジョンを実施例1
と同様に増粘し、粘着付与剤として重量平均分子量25
0の芳香族変性テルペン樹脂YSレジンLP505−1
(ヤスハラケミカル(株)製 商品名 固形分:100
%)を該共重合体エマルジョンの固形分100部当たり
8部添加して粘着剤組成物を得た。この物性を表1およ
び表2に示す。
【0041】実施例9 BA88.5部、メタクリル酸メチル10部およびMA
A1.5部からなる単量体混合物に、ポリオキシエチレ
ンオクチルフェニルエーテル硫酸ナトリウム3部および
水28部を加え乳化し、実施例1と同様の方法で重合し
た。得られた共重合体エマルジョンを実施例1と同様に
増粘した後、粘着付与剤として重量平均分子量540の
トルエンホルムアルデヒド樹脂であるゼネライト601
5(ゼネラル石油化学工業(株)製 商品名 固形分:
100%)を該共重合体エマルジョンの固形分100部
当たり5部添加して粘着剤組成物を得た。この物性を表
1および表2に示す。
【0042】実施例10 HA50部、BA38.5部、St8部およびAA3.
5からなる単量体混合物に、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム5部および水32部を加え乳化し、実施例
1と同様の方法で重合した。得られた共重合体エマルジ
ョンを実施例1と同様に増粘した後、粘着付与剤として
重量平均分子量920のキシレンホルムアルデヒド樹脂
であるゼネライト3100(ゼネラル石油化学工業
(株)製 商品名 固形分:100%)を該共重合体エ
マルジョンの固形分100部当たり5部添加して粘着剤
組成物を得た。この物性を表1および表2に示す。
【0043】実施例11 HA85部、BA10部、AN3部、MAA1.5部、
N−メチロールアクリルアミド0.5部、n−ドデシル
メルカプタン0.06部、ポリオキシエチレン2−エチ
ルヘキシルエーテルスルホサクシネートジナトリウム5
部、粘着付与剤として常温で液状ロジンの水素添加メチ
ルエステルであるハーコリンD(理化ハーキュレス
(株)製 商品名 固形分:100%)1.5部および
水19部を混合し乳化し、実施例1と同様の方法で重合
した。得られた共重合体エマルジョンを実施例1と同様
に増粘して粘着剤組成物を得た。この物性を表1および
表2に示す。
【0044】実施例12 HA65部、BA6部、アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル2部、アクリル酸エチル24部およびAA3部からな
る単量体混合物に、ポリオキシエチレントリデシルエー
テル硫酸ナトリウム5部および水25部を加え乳化し、
実施例1と同様の方法で重合した。得られた共重合体エ
マルジョンを実施例1と同様に増粘し、粘着付与剤とし
て前述のG−971を該共重合体エマルジョンの固形分
100部当たり20部(粘着付与剤の固形分で10部)
添加して粘着剤組成物を得た。この物性を表1および表
2に示す。
【0045】実施例13 HA86.8部、BA6部、アクリルアミド(以下「A
MD」という)1部、VAc6部およびAA0.2部か
らなる単量体混合物に、ポリオクチルフェノキシエトキ
シエチルエーテル硫酸ナトリウム3部および水20部を
加え乳化し、実施例1と同様の方法で重合した。得られ
た共重合体エマルジョンを実施例1と同様に増粘し、粘
着付与剤として前述のG−971を該共重合体エマルジ
ョンの固形分100重量部当たり20部(粘着付与剤の
固形分で10部)添加して粘着剤組成物を得た。この物
性を表1および表2に示す。
【0046】実施例14 HA79部、BA6部、AMD1部、VAc6部および
AA8部からなる単量体混合物に、ポリオクチルフェノ
キシエトキシエチルエーテル硫酸ナトリウム3部および
水20部を加え乳化し、実施例1と同様の方法で重合し
た。得られた共重合体エマルジョンを実施例1と同様に
増粘し、粘着付与剤として前述のG−971を該共重合
体エマルジョンの固形分100重量部当たり20部(粘
着付与剤の固形分で10部)添加して粘着剤組成物を得
た。この物性を表1および表2に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】比較例1、2 実施例1で合成した共重合体エマルジョンを使用して、
以下に示す粘着付与剤を該共重合体エマルジョンの固形
分100部当たり、以下に示す量添加して比較例1およ
び2の粘着剤組成物を得た。 比較例1:スーパーエステルE−720(荒川化学
(株)製 商品名 不均化ロジングリセリンエステル樹
脂のエマルジョン化品、固形分:50%):12部(粘
着付与剤の固形分で6部) 比較例2:ゼネライト3150(ゼネラル石油化学工業
(株)製 商品名 重量平均分子量:1050、固形分:100%):6部
【0050】比較例3 ハーコリンDを使用しない点以外は、すべて実施例11
と同様にして重合を行い、得られた共重合体エマルジョ
ンを実施例1と同様に増粘して、粘着剤組成物を得た。
【0051】比較例4 ハーコリンDのかわりに、重量平均分子量800のテル
ペン樹脂YSレジンPX−1250(ヤスハラケミカル
(株)製 商品名 固形分:100%)を1.5部用い
た以外はすべて実施例11と同様に、重合を行い、得ら
れた共重合体エマルジョンを実施例1と同様に増粘し
て、粘着剤組成物を得た。上記比較例1〜4の粘着剤組
成物に関する物性を、表3および表4に示す。
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】
【発明の効果】本発明の粘着剤組成物は、各種被着体に
対する初期接着力、粘着力、凝集力およびタックに優れ
ており、特に非極性被着体に対する初期接着力が優れ、
更に広い温度域における段ボール封緘性にも優れてい
る。従って、本粘着剤組成物は粘着テープ用としてのみ
ならず粘着ラベル、粘着シート用としても幅広く使用で
きる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)炭素数が4〜12のアルキル基を
    有するアクリル酸アルキルエステルおよび/またはメタ
    クリル酸アルキルエステル単量体単位、(b)α、β−
    不飽和カルボン酸単量体単位並びに(c)その他ビニル
    単量体単位からなり、かつ全単量体単位の合計量を基準
    にして、前記(a)が70〜98.9重量%、(b)が
    0.1〜10重量%および(c)が1〜29.9重量%
    からなる共重合体100重量部当たり、炭素数1〜10
    のアルキル基を有する1価のアルコールでエステル化さ
    れたロジン系誘導体、重量平均分子量が200〜500
    のテルペン系樹脂または重量平均分子量が200〜10
    00の芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂のうち少な
    くとも1種の化合物を0.5〜30重量部含んでなる粘
    着剤組成物。
JP34869093A 1993-12-27 1993-12-27 粘着剤組成物 Pending JPH07188629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34869093A JPH07188629A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 粘着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34869093A JPH07188629A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 粘着剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07188629A true JPH07188629A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18398708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34869093A Pending JPH07188629A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 粘着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07188629A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002114960A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Lintec Corp 耐放射線性粘着剤及びこれを用いた粘着製品
KR100405303B1 (ko) * 1999-08-31 2003-11-12 주식회사 엘지화학 가열활성 점착제 조성물
JP2008031478A (ja) * 2006-07-25 2008-02-14 Tesa Ag 低エナルギーで粗い表面を接合するための、二つのモードのあるアクリレート感圧接着剤
JP2008239872A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Dic Corp 水分散型アクリル系粘着剤組成物及び両面粘着テープ
JP2015172921A (ja) * 2013-08-21 2015-10-01 富士フイルム株式会社 タッチパネル用粘着シート、タッチパネル用積層体、静電容量式タッチパネル
JP2015189842A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 日本合成化学工業株式会社 粘着剤組成物、およびそれを硬化してなる粘着剤、並びに粘着テープ
US20170015866A1 (en) * 2014-03-12 2017-01-19 Arakawa Chemical Industries, Ltd. Pressure-sensitive adhesive composition and acrylic pressure-sensitive adhesive composition
EP3781622B1 (de) * 2018-04-20 2022-10-12 Basf Se Haftklebstoffzusammensetzung mit auf vernetzung über keto- oder aldehydgruppen beruhendem gelgehalt

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405303B1 (ko) * 1999-08-31 2003-11-12 주식회사 엘지화학 가열활성 점착제 조성물
JP2002114960A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Lintec Corp 耐放射線性粘着剤及びこれを用いた粘着製品
JP2008031478A (ja) * 2006-07-25 2008-02-14 Tesa Ag 低エナルギーで粗い表面を接合するための、二つのモードのあるアクリレート感圧接着剤
JP2008239872A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Dic Corp 水分散型アクリル系粘着剤組成物及び両面粘着テープ
JP2015172921A (ja) * 2013-08-21 2015-10-01 富士フイルム株式会社 タッチパネル用粘着シート、タッチパネル用積層体、静電容量式タッチパネル
US20170015866A1 (en) * 2014-03-12 2017-01-19 Arakawa Chemical Industries, Ltd. Pressure-sensitive adhesive composition and acrylic pressure-sensitive adhesive composition
US10253215B2 (en) * 2014-03-12 2019-04-09 Arakawa Chemical Industries, Ltd. Pressure-sensitive adhesive composition and acrylic pressure-sensitive adhesive composition
JP2015189842A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 日本合成化学工業株式会社 粘着剤組成物、およびそれを硬化してなる粘着剤、並びに粘着テープ
EP3781622B1 (de) * 2018-04-20 2022-10-12 Basf Se Haftklebstoffzusammensetzung mit auf vernetzung über keto- oder aldehydgruppen beruhendem gelgehalt

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0419020B1 (en) Pressure-sensitive adhesive comprising hollow tacky microspheres and macromonomer-containing binder copolymer
JP3103832B2 (ja) ディレードタック粘着剤組成物
JPH07506126A (ja) 再生可能な基材用剥離可能な感圧接着剤
JP5421545B2 (ja) 低温粗面用水性粘着剤組成物
JP4174974B2 (ja) 粘着剤組成物および粘着ラベル又はテープ
JP3411065B2 (ja) アクリル系感圧性接着剤組成物及び両面テープ
JPH07188629A (ja) 粘着剤組成物
JP3046067B2 (ja) 優れた低温性能を有する粘着性アクリル系エマルション型感圧接着剤
JPH10219221A (ja) 水性感圧性粘着剤組成物
JP3809314B2 (ja) 水性粘着剤組成物、その製造方法および粘着テープ又は粘着ラベル
JP4351834B2 (ja) フィルム基材用水性粘着剤組成物
JPH10251609A (ja) 粘着剤組成物、および再剥離性粘着テープまたはシート
JP2003313528A (ja) 水性感圧型粘着剤組成物
JP4225388B2 (ja) 発泡体用水性エマルジョン型粘着剤
JP2005307114A (ja) 水性エマルジョン型粘着剤
JP2001089730A (ja) 感圧性接着剤組成物およびそれを用いた感圧性接着シート
JPH03292379A (ja) 感圧性接着テープもしくはシート
JPH01242676A (ja) アクリル系感圧接着剤組成物
JP3123378B2 (ja) 水系感圧接着剤
JP2005194448A (ja) 粘着剤用アクリル系共重合体エマルション及び該エマルションの製造方法、並びに粘着シート
JP2004203920A (ja) 感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ
JPH07102229A (ja) 粘着剤組成物
JPS63317575A (ja) 水性粘着剤組成物
JP3612084B2 (ja) 感圧性接着剤組成物
JP2000144085A (ja) 水性感圧型粘着剤組成物