JPH07189052A - 紡機用リング - Google Patents

紡機用リング

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JPH07189052A
JPH07189052A JP33486393A JP33486393A JPH07189052A JP H07189052 A JPH07189052 A JP H07189052A JP 33486393 A JP33486393 A JP 33486393A JP 33486393 A JP33486393 A JP 33486393A JP H07189052 A JPH07189052 A JP H07189052A
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JP
Japan
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resin
film
ring
thickness
coating
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Application number
JP33486393A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Morimoto
直之 森本
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Kanai Juyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kanai Juyo Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フランジ表面に、あらかじめ酸洗処理を施し
た後、リン酸鉄皮膜を形成し、さらにクロム酸処理をす
ることによりクロメート皮膜を形成し、上記クロメート
皮膜の表面に、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アミノ
樹脂のいずれか一種類又は混合物をバインダーとし、P
TFEを固体潤滑剤として混合分散した樹脂皮膜を形成
した紡機用リングである。 【効果】 トラベラとの馴染み性が良好で糸切れが少な
く、リング寿命も大巾に延長する。また、耐蝕性も著し
く向上し、製造工程中での公害問題も発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精紡機、撚糸機に用い
られ、特に高速機における耐摩耗性、馴染み性、耐蝕性
を向上させた紡機用リングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紡機用リングはフランジ部の表面
硬化方法として、一般には低炭素鋼材を用い、旋削して
リングを形成した後に浸炭を行ない、表面炭素量を0.8
〜1.0%とした後に、焼入れ焼戻しが施されて形成され
ている。今日の紡績工場における高速紡出条件下では、
上記リングを用いてもトラベラの早期焼付きや飛散、更
にはリング寿命の大巾な短縮をきたしていたので、たと
えば、フランジ表面にリン酸鉄皮膜を形成し、上記リン
酸鉄皮膜の表面に固体潤滑剤を含有した樹脂層を被覆し
たリング(特開平5−5230号公報)が考案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今日の紡績工場では、
省力化と高生産の維持に努めている。従って紡出条件は
ますます高速化されてきており、リング、トラベラにお
いては摩擦条件の苛酷化が進んでいる。安定した連続操
業を行なうためには、低回転から使用を開始し、頻繁に
トラベラ交換を繰り返しながら徐々に回転を上げてい
く、いわゆるリングとトラベラの馴染み運転が必要であ
る。馴染み運転は上記のような高速紡出条件になるほ
ど、長期にわたって実施しなければならない。また、あ
る程度以上の高速域になると、上記従来の紡機用リング
では長期馴染み運転を行なっても、トラベラ焼けや飛散
が増加し、糸切れも多く、安定した操業ができないとい
う問題があった。
【0004】また高速紡出条件下ではトラベラ寿命、リ
ング寿命ともになお不充分であるという問題がある。ま
た、従来の紡機用リングでは防錆力が無いため、防錆油
を塗布して保管しておく必要がある。使用する前にはこ
の油を1個づつ拭き取ってから使用する。これを溶剤洗
浄等で完全に油分を取り去ってしまうと、使用初期の潤
滑が得られず、上記馴染み運転も出来ずにトラベラ焼け
が生じ、全く使用出来なくなる。従って防錆油は1個づ
つ人手で拭き取ることが必要であるが、この作業に多大
な労力と費用がかかっている。
【0005】また、合成繊維たとえばアクリル系合成繊
維には、塩化物を含むものがあり、この場合トラベラと
の接触による発熱により塩素ガスを発生しリングを腐触
するという問題がある。さらに、従来のリング製造にお
いては、表面処理の前処理として、脱脂洗浄にトリクロ
ロエタンが使用されているが、トリクロロエタンは気化
するとオゾン層を破壊し、地球環境保護上問題となって
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたものであり、第1の発明は、少な
くともトラベラと接触するフランジ表面に、あらかじめ
酸洗処理を施した後、膜厚が0.1〜2μm のリン酸鉄皮
膜を形成し、さらにクロム酸処理をすることにより膜厚
が0.1〜1μm のクロメート皮膜を形成し、上記クロメ
ート皮膜の表面に、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ア
ミノ樹脂のいずれか一種類又は混合物をバインダーと
し、PTFEを固体潤滑剤として混合分散した樹脂を、
浸漬又は塗布により被覆し、熱処理を行なうことにより
一体的に固着し、厚みが5〜25μm で摩擦係数が0.3
以下の樹脂皮膜を形成した紡機用リングである。
【0007】第2の発明は、少なくともトラベラと接触
する表面に、膜厚が1〜4μm の四三酸化鉄皮膜を形成
した後、その表面にフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ア
ミノ樹脂のいずれか一種類又は混合物をバインダーと
し、PTFEを固体潤滑剤として混合分散した樹脂を、
浸漬又は塗布により被覆し、熱処理を行なうことにより
一体的に固着し、厚みが5〜25μm で摩擦係数が0.3
以下の樹脂皮膜を形成した紡機用リングである。
【0008】第3の発明は、少なくともトラベラと接触
する表面を、凸部を有せず凹部を基調とし、またその凹
部は一定の方向性を持たずランダム性をもって形成し、
かつ表面粗さRaが0.01〜0.2μm となるような梨地に
加工した後、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹
脂のいずれか一種類又は混合物をバインダーとし、PT
FEを固体潤滑剤として混合分散した樹脂を浸漬又は塗
布により被覆し、熱処理を行なうことにより一体的に固
着し、厚みが5〜25μm で摩擦係数が0.3以下の樹脂
皮膜を形成した紡機用リングである。
【0009】なお、リン酸鉄皮膜の膜厚は0.1〜2μが
適当であり、0.1μm 未満では皮膜の形成にムラが生じ
易く、リング本体との密着性が低下し、2μm を超える
と処理時間が長く、経済的に悪くなる。また、クロメー
ト皮膜の膜厚は0.1〜1μm が適当であり、0.1μm 未
満では皮膜の形成にムラが生じ易く、1μm を超えると
処理時間が長く、経済的に悪くなる。
【0010】また、樹脂皮膜の厚みは5〜25μm が適
当であり、5μm 未満では潤滑効果が十分でなく、25
μm を超えると運転時にトラベラが樹脂皮膜に喰い込ん
で、トラベラが滑走せず、糸切れの原因となる。しかも
処理時間が長くなって経済性が悪くなり、生産コストが
高くつく。
【0011】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、C:0.1%を含む低炭
素鋼を切削加工し、所定のリング形状に成形した後、浸
炭処理を行ない表面の炭素濃度を0.6〜1.1%とし、そ
の後焼入れ焼戻しを施してリング本体1を形成する。
尚、クロム軸受鋼を使用し、浸炭処理せずに焼入焼戻し
のみ施す場合もある。上記のように形成されたリング本
体1の少なくともフランジ部2を水酸化ナトリウム、炭
酸ナトリウム等のアルカリ洗浄剤を用いてアルカリ脱脂
した後、5〜25%塩酸に2〜20分間浸漬し、その後
約80℃に加熱したリン酸及び臭素酸を含む水溶液中に
約30秒〜3分間浸漬することにより図2に示すように
表面にリン酸鉄皮膜3を厚み0.1〜2μm となるように
形成した後、更にクロム酸溶液に浸漬処理することによ
りさらにその表面にクロメート皮膜4を形成する。上記
リン酸鉄およびクロメート皮膜を形成したリング本体1
を60〜230℃で10〜60分間予熱し、その後フェ
ノール樹脂5に固体潤滑剤としてPTFE6を混合分散
した樹脂7をスプレーにより塗布し、150〜230℃
の温度で20〜60分間加熱して焼付け処理し、リング
本体1の表面に厚さが10μm で摩擦係数が0.2の樹脂
皮膜7を一体的に固着した紡機用リング8を構成した。
【0012】尚、塩酸による酸洗処理は、その後のリン
酸鉄皮膜の処理バラツキをなくし、均一な皮膜形成を行
なわしめるために実施するものである。また、リン酸鉄
皮膜処理により、樹脂塗装下地として油脂分や錆のない
清浄な表面が得られ、樹脂皮膜の密着性を向上する。さ
らに、リン酸鉄皮膜は地金の極部電池作用による錆の伝
播を阻止し、樹脂皮膜の耐久性や防錆力を増す。また、
リン酸鉄皮膜形成後にクロム酸処理を施し、クロメート
皮膜をその表面に形成したが、これによってリン酸鉄皮
膜のピンホールを封じ込み、さらに耐蝕性を高め、樹脂
皮膜の防錆効果を倍増したものである。加えて、クロメ
ート皮膜は非晶質皮膜であり、樹脂の密着性が向上する
という効果もある。なお、クロメート皮膜を形成する代
りに有機酸とチタン、ジルコニウム、弗素等の金属塩の
複合皮膜を生成する方法(ノンクロメート処理)による
と有害物質を排出することなく処理ができる。バインダ
ーとして用いたフェノール樹脂は、鉄材との密着性が良
好であり耐蝕性の向上に寄与する。また、樹脂自体が比
較的硬く滑り性に優れるため、分散混合したPTFEの
固体潤滑効果をさらに向上促進するものである。
【0013】(実施例2)図1に示すリング本体1の少
なくともフランジ部2をアルカリ脱脂した後、5〜25
%塩酸に2〜20分間浸漬し、その後30〜50%のカ
セイソーダ水溶液に亜硝酸ソーダ、塩化カリ等の酸化剤
を投じた溶液を約130〜150℃に加熱した浴に浸漬
処理することにより、図3に示すように表面に四三酸化
鉄皮膜9を厚み0.5〜3μm となるように形成する。上
記四三酸化鉄皮膜9を形成したリング本体1にエポキシ
樹脂5に固体潤滑剤としてPTFE6を混合分散した樹
脂7をスプレーにより塗布し、150〜230℃の温度
で20〜90分間加熱して焼付け処理し、リング本体1
の表面に厚さが10μm で摩擦係数が0.2の樹脂皮膜7
を一体的に固着した紡機用リング8を構成した。
【0014】尚、塩酸による酸洗処理は、その後の四三
酸化鉄皮膜の処理バラツキをなくし、均一な皮膜形成を
行なわしめるために実施するものである。また、四三酸
化鉄皮膜は樹脂塗装下地として良好な防錆力を発揮す
る。また、皮膜は多孔質構造であるため、その表面に樹
脂皮膜を形成した場合、気孔内に樹脂が含浸されること
により、母材金属と樹脂皮膜との密着性を向上させる働
きをするものである。バインダーとして用いたエポキシ
樹脂は、金属表面酸化膜との間に水素結合をつくり、強
固に密着する。従って、上記四三酸化鉄皮膜との組合せ
において非常に強力な密着性を発揮するものである。ま
た、樹脂自体強靱で耐摩耗性に優れるため、PTFEの
固体潤滑効果と相まって、非常に摺動性に優れた皮膜が
形成される。
【0015】(実施例3)図1に示すリング本体1の少
なくともフランジ部2をアルカリ脱脂した後、5〜25
%塩酸に2〜20分間浸漬し、その後30〜50%のカ
セイソーダ水溶液に亜硝酸ソーダ、リン酸塩等の酸化剤
を投じた溶液を約130〜150℃に加熱した浴に浸漬
処理することにより、図3に示すように表面に四三酸化
鉄皮膜9を厚み0.5〜3μm となるように形成する。上
記四三酸化鉄皮膜を形成したリング本体1にアミノ樹脂
5に固体潤滑剤としてPTFE6を混合分散した樹脂7
をスプレーにより塗布し、150〜230℃の温度で2
0〜90分間加熱して焼付け処理し、リング本体1の表
面に厚さが10μm で摩擦係数が0.2の樹脂皮膜7を一
体的に固着した紡機用リング8を構成した。
【0016】尚、塩酸による酸洗処理は、その後の四三
酸化鉄皮膜の処理バラツキをなくし、均一な皮膜形成を
行なわしめるために実施するものである。また、四三酸
化鉄皮膜は樹脂塗装下地として良好な防錆力を発揮す
る。また、皮膜は多孔質構造であるため、その表面に樹
脂皮膜を形成した場合、気孔内に樹脂が含浸されること
により、母材金属と樹脂皮膜との密着性を向上させる働
きをするものである。バインダーとして用いたアミノ樹
脂にはユニア樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂等の
種類があるが、いずれも樹脂自体に粘りがあり、上記四
三酸化鉄の多孔質構造皮膜との組合せにおいて非常に強
力な密着性を発揮するものである。また、硬度も高くP
TFEの固体潤滑効果によって、非常に摩擦特性に優れ
た皮膜が形成される。
【0017】(実施例4)図1に示すリング本体1の少
なくともフランジ部2をサンドブラストおよびバレル研
磨処理により、表面粗さRaが0.11で、かつ凸部を有し
ない図4に示すような梨地の表面10を形成した。上記リ
ング本体1をアルカリ脱脂した後、エポキシ樹脂5に固
体潤滑剤としてPTFE6を混合分散した樹脂7をスプ
レーにより塗布し、150〜230℃の温度で20〜9
0分間加熱して焼付け処理し、リング本体1の表面に厚
さが10μm で摩擦係数が0.2の樹脂皮膜7を一体的に
固着した紡機用リング8を構成した。
【0018】凸部を有しない梨地表面に樹脂皮膜を形成
した場合、その表面に無数に存在せしめた凹部に樹脂が
含浸され、皮膜は母材と強力に密着する。また通常の梨
地表面と違い、凸部を有しないのでトラベラがスムーズ
に走行する。また、凹部に含浸された樹脂による潤滑効
果が、長期間維持できるものである。
【0019】(実施例5)図1に示すリング本体1の少
なくともフランジ部をサンドブラストおよびバレル研磨
処理により、表面粗さRaが0.11で、かつ凸部を有しな
い図4に示すような梨地の表面10を形成した。上記リン
グ本体1にアミノ樹脂5に固体潤滑剤としてPTFE6
を混合分散した樹脂7をスプレーにより塗布し、150
〜230℃の温度で20〜90分間加熱して焼付け処理
し、リング本体1の表面に厚さが10μm で摩擦係数が
0.2の樹脂皮膜7を一体的に固着した紡機用リング8を
構成した。
【0020】本発明の紡機用リング実施例1、3、5と
従来の紡機用リングの糸切れ数を下記紡出条件で測定し
た結果を図5に示す。
【0021】(紡出条件) リング :3.2mmF φ38 紡出糸 :綿コーマ 英式40番手 スピンドル回転数:18,500r.p.m. トラベラ :YS−2/hf 4/0
【0022】本発明の紡機用リング1、3、5は従来の
リングに比べ、糸切れ数が少ないため20,000r.p.m.
以上の高速域での運転が可能である。また、耐食性の試
験を塩水噴霧試験(JIS Z2371、皮膜にカッターで
引っかき傷をつくった)により実施した結果を表1に示
す。
【0023】
【表1】
【0024】実施例1、2、3のリングは耐食性が従来
より著しく向上しているが、実施例4、5については低
下している。
【0025】次に密着性についての碁盤目テープ剥離テ
ストを実施した結果を表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】本発明の紡機用リングは従来品に比較し密
着性が著しく向上していることがわかる。
【0028】また、紡出張力(g) の測定の比較データを
表3に示す。なお紡出条件は下記のとおりである。
【0029】(紡出条件) リング :3.2mmF φ41 紡出糸 :綿コーマ 40番手 スピンドル回転数:18,000r.p.m. トラベラ :YS−2/hf 4/0
【0030】
【表3】
【0031】本発明の紡機用リングは従来品に比べ低い
紡出張力で長期間安定している。
【0032】
【発明の効果】本発明の紡機用リングは上記のような構
成としたことにより、トラベラとの初期馴染み性が良好
で、馴染み時間が大幅に短縮できるとともに、馴染ませ
る為のトラベラ交換が不要となる。しかも、高速紡出条
件下においても紡出初期より糸切れが少なく、通常の運
転条件での紡出が可能となる。さらに、トラベラ焼けや
トラベラ飛散が大幅に減少し、トラベラ寿命が延長し、
長期間にわたり安定した操業が維持できる。加えてリン
グ寿命も大幅に延長する等の優れた効果を有するもので
ある。また、本発明の紡機用リングでは防錆効果がある
ため、防錆油を塗布する必要が無くなったことにより、
運転前に防錆油を拭き取る作業が省ける効果があり、紡
績工場における保全費用の削減に寄与する。また油が全
く無くても上記の優れた潤滑効果が発揮される。
【0033】また、合成繊維たとえばアクリル系合成繊
維には、塩化物を含むものがあり、この場合トラベラと
の接触による発熱により塩素ガスを発生し、従来のリン
グでは腐触するという問題があったが、本発明のリング
は耐蝕性が著しく向上する。さらに、従来のリング製造
においては、表面処理の前処理として、脱脂洗浄にトリ
クロロエタンが使用されているが、トリクロロエタンは
気化するとオゾン層を破壊し、地球環境保護上問題とな
っていたが、本発明の紡機用リングの製造工程にはその
ような物質を使用しておらず、公害対策上も有効な効果
を有する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紡機用リングの一実施例を示す要部断
面図である。
【図2】フランジ部の表層の一実施例の断面構造を示す
説明図である。
【図3】フランジ部の表層の他の実施例の断面構造を示
す説明図である。
【図4】フランジ部の表層の他の実施例の断面構造を示
す説明図である。
【図5】糸切れ数と運転時間との関係を示す関係図であ
る。
【符号の説明】
1 リング本体 2 フランジ部 3 リン酸鉄皮膜 4 クロメート皮膜 5 ベース樹脂 6 固体潤滑剤微粒子 7 樹脂皮膜 8 紡機用リング 9 四三酸化鉄皮膜 10 梨地面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともトラベラと接触するフランジ
    表面に、あらかじめ酸洗処理を施した後、膜厚が0.1〜
    2μm のリン酸鉄皮膜を形成し、さらにクロム酸処理を
    することにより膜厚が0.1〜1μm のクロメート皮膜を
    形成し、上記クロメート皮膜の表面に、フェノール樹
    脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂のいずれか一種類又は混
    合物をバインダーとし、PTFEを固体潤滑剤として混
    合分散した樹脂を、浸漬又は塗布により被覆し、熱処理
    を行なうことにより一体的に固着し、厚みが5〜25μ
    m で摩擦係数が0.3以下の樹脂皮膜を形成したことを特
    徴とする紡機用リング。
  2. 【請求項2】 少なくともトラベラと接触する表面に、
    膜厚が1〜4μm の四三酸化鉄皮膜を形成した後、その
    表面にフェノール樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂のい
    ずれか一種類又は混合物をバインダーとし、PTFEを
    固体潤滑剤として混合分散した樹脂を、浸漬又は塗布に
    より被覆し、熱処理を行なうことにより一体的に固着
    し、厚みが5〜25μm で摩擦係数が0.3以下の樹脂皮
    膜を形成したことを特徴とする紡機用リング。
  3. 【請求項3】 少なくともトラベラと接触する表面を、
    凸部を有せず凹部を基調とし、またその凹部は一定の方
    向性を持たずランダム性をもって形成し、かつ表面粗さ
    Raが0.01〜0.2μm となるような梨地に加工した後、
    フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂のいずれか
    一種類又は混合物をバインダーとし、PTFEを固体潤
    滑剤として混合分散した樹脂を浸漬又は塗布により被覆
    し、熱処理を行なうことにより一体的に固着し、厚みが
    5〜25μm で摩擦係数が0.3以下の樹脂皮膜を形成し
    たことを特徴とする紡機用リング。
JP33486393A 1993-12-28 1993-12-28 紡機用リング Pending JPH07189052A (ja)

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