JPH07189572A - 電動縦型ブラインドのスラット角度調節装置 - Google Patents

電動縦型ブラインドのスラット角度調節装置

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JPH07189572A
JPH07189572A JP32944993A JP32944993A JPH07189572A JP H07189572 A JPH07189572 A JP H07189572A JP 32944993 A JP32944993 A JP 32944993A JP 32944993 A JP32944993 A JP 32944993A JP H07189572 A JPH07189572 A JP H07189572A
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rack
rail
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stepping motor
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Shiro Tanizawa
司郎 谷沢
Masaki Tenma
正樹 天満
Munekazu Iwatsuki
宗和 岩附
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Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Moriyama Kogyo KK
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Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Moriyama Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スラットの回動角度を検出する検出手段が故障
した場合にも、機械的破損を未然に防止し得る電動縦型
ブラインドのスラット角度調節装置を提供することを目
的とする。 【構成】チルトケース4内に取着されたモータ取付板5
2にステッピングモータ54が取着され、ステッピング
モータ54の出力軸に取着された歯車55にラック56
が噛み合わされる。ラック56の往復動作に基づいてス
ラットを回動させるスラット回動機構が設けられ、スラ
ットの回動角を検出する検出手段の検出信号に基づいて
スラットの回動角を演算してステッピングモータ54を
作動させる制御装置が設けられる。モータ取付板52に
はスラットの許容回動角に対応するラック56の最大移
動範囲を設定するストッパ59a,59bが設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスラットの移送及び角
度調節をモータの駆動力に基づいて行う電動縦型ブライ
ンドのスラット角度調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動縦型ブラインドの一種類とし
て次のようなものが提案されている。すなわち、特公昭
52−13337号公報に記載された電動縦型ブライン
ドでは、ハンガーレール内にスラット移送用の直流モー
タと、スラット角度調節用の直流モータが配設され、各
直流モータはそれぞれ減速ギヤを内蔵したギヤードモー
タで構成される。
【0003】スラット移送用の直流モータを作動させる
と、スクリューロッドが回転され、そのスクリューロッ
ドの回転に基づいて先頭ランナーがハンガーレール内で
移送される。そして、先頭ランナーの移動にともなっ
て、後続のランナーが移送される。
【0004】また、スラット移送用の直流モータの作動
にともなって送りネジが回転され、その送りネジの回転
にともなって、回転止めされたナットが同送りネジに沿
って移動される。送りネジの両端近傍にはリミットスイ
ッチがそれぞれ配設され、前記ナットが一方のリミット
スイッチに当接すると、直流モータの作動が停止され
る。このとき、先頭ランナーは各スラットを最大限まで
引き出す位置まで移送される。
【0005】また、前記ナットが他方のリミットスイッ
チに当接すると、直流モータの作動が停止される。この
とき、先頭ランナーは各スラットを畳み込む位置まで移
送される。
【0006】スラット角度調節用の直流モータを作動さ
せると、スプラインロッドが回転され、そのスプライン
ロッドの回転に基づいて各ランナーに吊下支持されたス
ラットが回動される。
【0007】また、スラット角度調節用の直流モータの
作動にともなって送りネジが回転され、その送りネジの
回転にともなって、回転止めされたナットが同送りネジ
に沿って移動される。送りネジの両端近傍及び中間部に
はリミットスイッチがそれぞれ配設される。そして、各
リミットスイッチにより、各スラットがハンガーレール
に沿う方向まで回動された状態及び各スラットがハンガ
ーレールに対し直交する方向に回動された状態がそれぞ
れ検出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電動縦型
ブラインドでは、スラットの移送位置を検出するリミッ
トスイッチが故障した場合には、ナットが送りネジ上を
移動限界まで移動された後、直流モータの出力軸の回転
が阻止される。そして、モータの出力軸の回転が阻止さ
れることによるモータの発熱をサーモスタットで検出し
て、同モータに供給する電源を遮断することにより、同
モータの破損を防止している。
【0009】ところが、モータの出力軸の回転が阻止さ
れてから、サーモスタットが作動するまでの間は、モー
タの回転トルクがスクリューロッドを介して先頭ランナ
ーに作用するため、同スクリューロッドや先頭ランナー
等が過大なトルクにより破損されることがある。
【0010】また、スラットの回動位置を検出するリミ
ットスイッチが故障した場合には、ナットが送りネジ上
を移動限界まで移動され、ナットの移動が阻止される
と、直流モータの出力軸の回転が阻止される。そして、
モータの出力軸の回転が阻止されたことによるモータの
発熱をサーモスタットで検出して、同モータに供給する
電源を遮断することにより、同モータの破損を防止して
いる。
【0011】ところが、モータの出力軸の回転が阻止さ
れてから、サーモスタットが作動するまでの間は、モー
タの回転トルクがスプラインロッドを介して各ランナー
に作用するため、各ランナーが過大なトルクにより破損
されることがある。
【0012】また、スラット移送用及びスラット回動用
の直流モータはギヤードモータであるため、振動及び騒
音が大きい。そこで、振動及び騒音を低減するために、
各直流モータはハンガーレールを構成するアルミ型材に
対し、防振ゴムを挟んで取着されている。
【0013】ところが、ハンガーレール内に収容された
各直流モータは、その放熱効率が悪いため、スラットの
移送及び角度調節を連続して行う場合には、モータが加
熱し易い。従って、モータの耐久性が低下するという問
題点がある。
【0014】そこで、このような不具合を解消するため
に、大型のモータを使用して、駆動能力及び熱容量に余
裕を持たせると、ハンガーレールが大型化する。従っ
て、ハンガーレールの取付けスペースを充分に確保する
必要があるとともに、美観上好ましくないという問題点
がある。
【0015】また、スラットの回動角度の検出は、スラ
ット回動用の直流モータで回転される送りネジと、その
送りネジ上を移動するナットと、その送りネジ近傍に配
設されるリミットスイッチで行われる。
【0016】ところが、スラットの角度調節は、送りネ
ジの回転がタイミングベルトでスプラインロッドに伝達
され、そのスプラインロッドの回転が各ランナーでスラ
ット吊下軸の回転に変換される。
【0017】このような構成では、送りネジの回転がス
ラットの回転に変換されるまでに、タイミングベルト若
しくはギア、スプラインロッド及びランナー内の変換装
置が介在されるため、これらの伝達機構間に介在するバ
ックラッシュ等の伝達誤差を、リミットスイッチによる
ナットの位置検出では検出することができない。
【0018】従って、スラットの回転角度の検出精度が
低いという問題点がある。この発明の第一の目的は、ス
ラットの回動角度を検出する検出手段が故障した場合に
も、モータの回転に基づいてスラットを回動させるスラ
ット角度調節機構の機械的破損を未然に防止し得る電動
縦型ブラインドのスラット角度調節装置を提供すること
にある。
【0019】また、第二の目的は、前記第一の目的に加
えて、モータの放熱効率を向上させることにより、ハン
ガーレールの小型化を図り得る電動縦型ブラインドのス
ラット角度調節装置を提供することにある。
【0020】また、第三の目的は、前記第一の目的に加
えて、スラットの回動角度の検出精度を向上させ得る電
動縦型ブラインドのスラット角度調節装置を提供するこ
とにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、第一の発明では、ハンガーレール内に移
動可能に支持された多数のランナーからそれぞれスラッ
トを回動可能に吊下支持し、前記ハンガーレールの一端
に取着したチルトケース内にモータ取付板を取着し、前
記モータ取付板にステッピングモータを取着し、前記ス
テッピングモータの出力軸に歯車を取着し、前記ハンガ
ーレールに移動可能に支持されたラックを前記歯車に噛
み合わせて前記ステッピングモータの作動に基づいてラ
ックを往復動作可能とし、前記ハンガーレール内に前記
ラックの往復動作に基づいて前記スラットを回動させる
スラット回動機構を設け、前記チルトケース内には前記
スラットの回動角を検出する検出手段を設け、前記検出
手段の検出信号に基づいてスラットの回動位置を演算し
て前記ステッピングモータを作動させることによりスラ
ットを角度調節する制御装置を設け、前記モータ取付板
にはラックの最大移動範囲を設定するストッパを設け、
前記ラックの最大移動範囲は前記制御装置によるスラッ
トの通常のスラット回動角以上の許容回動角に対応させ
た。
【0022】また、第二の発明では、前記モータ取付板
を前記ハンガーレールに直接に当接させた。また、第三
の発明では、前記検出手段は、前記ラックに取着したド
グスイッチと、そのドグスイッチを検出するフォトイン
タラプタとで構成した。
【0023】
【作用】第一の発明では、検出手段から出力される検出
信号に基づいて制御装置でステッピングモータの作動が
制御され、スラットが角度調節される。ステッピングモ
ータの作動に基づいてスラットがその許容回動角まで回
動されると、ラックがストッパに当接してそれ以上の移
動が阻止される。この状態では、ステッピングモータの
トルクがスラット回動機構に伝達されない。
【0024】第二の発明では、ステッピングモータを支
持するモータ取付板が前記ハンガーレールに直接に当接
されるので、ハンガーレールがステッピングモータの放
熱部材として作用する。
【0025】第三の発明では、ラックに取着したドグス
イッチと、そのドグスイッチを検出するフォトインタラ
プタとでラックの移動位置を検出することにより、スラ
ットの回動角が検出される。
【0026】
【実施例】図1に示すように、窓上部の壁面等に後記ガ
イドレールを介して取着されるハンガーレール1内には
多数のランナー2が移動可能に支持され、各ランナー2
からそれぞれスラット3が吊下支持されている。
【0027】前記ハンガーレール1の一端にはチルトケ
ース4が取着され、そのチルトケース4内には各スラッ
ト3を角度調節するための後記ステッピングモータを含
む駆動装置が配設されている。
【0028】前記ハンガーレール1の後方には同ハンガ
ーレール1の全長にわたってガイドレール5が取着さ
れ、そのガイドレール5には前記各スラット3を同ハン
ガーレール1に沿って移送するための駆動源として動作
するリニアモータが配設されている。
【0029】そのガイドレール5及び同ガイドレール5
内に配設されるリニアモータの構成を図2及び図3に従
って説明する。前記ガイドレール5はハンガーフレーム
6とドライブレール13とから構成される。
【0030】前記ハンガーレール1の後側面にはハンガ
ーフレーム6が支持されている。すなわち、前記ハンガ
ーレール1の後側面の上縁には上方へ突出する突条7が
形成され、同ハンガーレール1の後側面の下縁には下方
へ突出する突条8が形成されている。
【0031】前記ハンガーフレーム6は略アングル状の
アルミ押し出し型材で構成され、その縦辺の上下両縁部
には互いに対向する凹条9,10が形成されている。前
記凹条9,10の間隔は、前記突条7,8の距離より若
干大きく設定されている。そして、前記突条7,8が前
記凹条9,10に係合するように、前記ハンガーフレー
ム6の長手方向側方から前記ハンガーレール1を挿通す
ることにより、ハンガーレール1の後方にハンガーフレ
ーム6が連結される。
【0032】前記ハンガーフレーム6の横辺の前後両縁
部には、互いに対向する一対の係止片11,12が形成
されている。前記ハンガーフレーム6の係止片11,1
2にはドライブレール13が吊下支持されている。すな
わち、ドライブレール13はアルミ押し出し型材で前記
ハンガーレール1側の一辺を開口した溝型に形成され、
その上辺の上面には前後方向に鉤型に突出する一対の吊
下片14,15が形成されている。両吊下片14,15
の間隔は前記係止片11,12の距離より若干小さく設
定されている。そして、前記吊下片14,15が前記係
止片11,12に係合するように、前記ハンガーフレー
ム6の長手方向側方からドライブレール13を挿通する
ことにより、同ドライブレール13がハンガーフレーム
6に吊下支持される。
【0033】前記ドライブレール13の上辺の下面に
は、鉤型に突出する一対の第一の保持片16,17が互
いに対向するように形成されている。その第一の保持片
16,17間にはトロリーホルダ18が挿通支持され、
そのトロリーホルダ18の下面に給電線としての3本の
トロリー19がドライブレール13の長手方向に沿って
並行に支持されている。前記トロリーホルダ18は電気
的な絶縁性を備えた合成樹脂で形成され、前記トロリー
19は銅の薄板で構成される。なお、前記トロリー19
の一端には同トロリー19に制御電流を供給する配線コ
ード(図示しない)がハンダ付けされる。
【0034】前記ドライブレール13の下辺上面には、
互いに対向する方向に突出するとともに、その先端部は
上方に向かって突出する一対の第二の保持片20,21
が形成されている。
【0035】前記第二の保持片20,21と前記ドライ
ブレール13の下辺上面との間には、長板状のヨーク2
2が挿通され、同ヨーク22の上面には多数の円板状の
マグネット23a,23bが接着固定されている。そし
て、図3に示すように前記各マグネット23a,23b
はS極のマグネット23aと、N極のマグネット23b
とが交互に偶数個配列され、各マグネット23a,23
bは前記ドライブレール13の第二の保持片20,21
間に位置している。なお、前記マグネット23a,23
bは円板状以外の他の形状でもよく、交互に奇数個配列
してもよい。
【0036】前記ヨーク22の一端は同ヨーク22の長
手方向に突出する嵌合突部22aが形成され、同ヨーク
22の他端には前記嵌合突部22aを嵌合し得る嵌合凹
部22bが形成されている。従って、ドライブレール1
3が長い場合には、複数本のヨーク22を直列に連結し
て、ドライブレール13の長さに対応させることによ
り、ドライブレール13の全長にわたってマグネット2
3a,23bを配設することが容易に可能となる。
【0037】前記ヨーク22の両端に位置するマグネッ
ト23a,23bは、同ヨーク22を直列に連結したと
き、その連結部分のマグネット23a,23bが他の部
分の隣り合うマグネット23a,23bと同一間隔とな
るように同ヨーク22上に配置されている。なお、前記
ヨーク22はその両端がドライブレール13の両端部で
固定されて、同ドライブレール13に対し位置決めされ
る。
【0038】前記ドライブレール13内にはリニアモー
タの可動子24が移動可能に配設されている。その可動
子24は直方体状に形成されるとともに、複数のコイル
Cを内蔵し、その下面4隅には車輪25が支持脚26で
ドライブレール13の長手方向に沿って回転可能に支持
されている。そして、前記ドライブレール13の第二の
保持片20の前側と、第二の保持片21の後側には前記
車輪25を案内するための案内溝27が同ドライブレー
ル13の長手方向に沿って形成され、前記車輪25はそ
の案内溝27に沿って転動するようになっている。
【0039】従って、前記可動子24はドライブレール
13内で同ドライブレール13の長手方向に移動可能に
支持されている。また、前後方向に位置する各支持脚2
6間には、前記第二の保持片20,21の先端部が各支
持脚26に近接して立設されるので、同第二の保持片2
0,21の先端部は可動子24の移動方向を案内するガ
イド片20a,21aを構成する。
【0040】前記可動子24の上面には6本のブラシ2
8が設けられ、各ブラシ28の先端は前記トロリ19に
当接するように上方へ突出されている。そして、前記ト
ロリ19と、可動子24と、マグネット23a,23b
とでリニアモータが構成される。
【0041】前記可動子24の前面にはその先端が前記
ハンガーフレーム6より下方へ突出する接続アーム29
が形成され、その接続アーム29の先端にはドライブア
ーム30の基端が取着されている。前記ドライブアーム
30の先端は先頭ランナー31に連結されている。従っ
て、可動子24の移動にともなって、先頭ランナー31
がハンガーレール1に沿って移動する。
【0042】図1及び図2に示すように、ハンガーレー
ル1内には複数のチルトガイド32が一定間隔で取着さ
れている。すなわち、図2及び図4、図5に示すように
前記チルトガイド32はほぼ直方体状に形成され、その
上面に形成された係止部33によりハンガーレール1に
形成されたリブ34に取着されている。
【0043】前記チルトガイド32には案内溝35が形
成されている。図5に示すように、その案内溝35はチ
ルトガイド32の一端、すなわち前記チルトケース4側
から他端に向かって、まずハンガーレール1の中心線に
沿って延び、次いでハンガーレール1の前側に向かって
斜めに延びている。そして、その案内溝35の下部はそ
の上部より幅狭となっている。
【0044】前記案内溝35にはチルトピン36が同案
内溝35に沿って移動可能に支持されている。すなわ
ち、図2及び図4に示すようにチルトピン36は円い板
状の頭部37の下方に首部38が形成され、その頭部3
7が案内溝35内に移動可能に支持され、その首部38
が案内溝35の幅狭部を貫通している。
【0045】前記首部38の下端には吊下部39が形成
され、ハンガーレール1内においてほぼハンガーレール
1の全長にわたって配設されるチルトレール40を吊下
支持している。その吊下部39はその両側部がチルトレ
ール40の上面両側に突出される突条に嵌合し得る鉤型
に形成され、中央部下面に設けられる突起39aがチル
トレール40に設けられた透孔に嵌合固定されている。
【0046】このような構成により、後記ステッピング
モータの作動にともなって前記チルトレール40がハン
ガーレール1の長手方向に往復動されると、チルトレー
ル40の複数箇所に嵌合固定された前記チルトピン36
がチルトガイド32の案内溝35に案内されて、チルト
レール40がハンガーレール1内を前後方向(図2にお
いて左右方向)に移動される。従って、前記チルトレー
ル40がハンガーレール1の長手方向に往復動される
と、同時にチルトレール40はハンガーレール1内で前
後方向に移動される。
【0047】図2に示すように、前記チルトレール40
は下方に向かって開口する溝が形成され、その溝内には
前記先頭ランナー31及び後続の各ランナー2に取着さ
れるターンアーム41の先端が回動可能に支持されてい
る。図6に示すように、前記ターンアーム41の基端は
ターンピニオン42の上端に固定されている。
【0048】前記ターンピニオン42はその軸心を垂直
方向としてランナーケース43に回転可能に支持されて
いる。前記ランナーケース43にはハンガーフック44
が同じくその軸心を垂直方向として回転可能に支持さ
れ、その上端には歯車45が設けられ、前記ターンピニ
オン42の歯車46と噛み合っている。従って、前記チ
ルトレール40がハンガーレール1内で前後方向に移動
されると、ターンアーム41を介してターンピニオン4
2が回転され、そのターンピニオン42の回転にともな
ってハンガーフック44が回転される。
【0049】また、前記ハンガーフック44に設けられ
た歯車45の歯数はターンピニオン42の歯車46の歯
数の1/2に設定され、図7に示すように前記ターンア
ーム41は前記チルトレール40の移動によりほぼ90
度の範囲で回動される。従って、ターンピニオン42が
90度回転されると、ハンガーフック44は180度回
転されるようになっている。
【0050】前記ハンガーフック44の下端には前記ス
ラット3が吊下支持され、同ハンガーフック44が回転
されると、スラット3が回動される。前記先頭ランナー
31及び後続の各ランナー2は公知のスペーサ47によ
り連結され、前記リニアモータの可動子24の移動によ
り先頭ランナー31がハンガーレール1内を図1におい
て矢印A方向へ移動されると、後続のランナー2が一定
間隔で追随することにより、各スラット3が引き出され
る。
【0051】また、先頭ランナー31がハンガーレール
1内を矢印B方向へ移動されると、後続のランナー2が
先頭ランナー31に順次押し戻されて、各スラット3が
畳み込まれるようになっている。
【0052】図1に示すように、前記チルトケース4に
は配線コード48を介して制御装置49が接続され、同
制御装置49には配線コード50を介して操作スイッチ
51が接続されている。そして、操作スイッチ51の操
作により前記リニアモータ及びステッピングモータの動
作を制御して、スラット3の引出し及び畳み込み操作
と、スラット3の角度調節操作が可能となっている。
【0053】前記チルトケース4内に配設されて、前記
スラット3を角度調節する駆動装置の構成を図8〜図1
0に従って説明する。前記チルトケース4内において、
同チルトケース4にはモータ取付板52がネジ53a,
53bで固定されている。そのモータ取付板52はハン
ガーレール1と、ガイドレール5との境界部に立設され
るように固定されている。
【0054】前記モータ取付板52のガイドレール5側
にはステッピングモータ54が固定され、その出力軸は
モータ取付板52を貫通してハンガーレール1側に突出
され、その出力軸の先端に歯車55が固定されている。
前記ステッピングモータ54は前記制御装置49から出
力されるパルス信号に基づいて動作し、同ステッピング
モータ54の動作に基づいて、歯車55が回転される。
【0055】図9に示すように、前記モータ取付板52
はその一側(図8において左側)の上部及び下部に、ハ
ンガーレール1に直接に接する当接面70が形成され、
その当接面70がハンガーレール1に当接する状態でチ
ルトケース4に固定されている。
【0056】前記歯車55にはラック56が噛み合わさ
れている。そのラック56は、図9に示すようにハンガ
ーレール1に設けられた案内溝57に移動可能に支持さ
れ、その下面に設けられた歯56aが前記歯車55に噛
み合わされている。従って、前記歯車55が回転される
と、ラック56が案内溝57に案内されながら、ハンガ
ーレール1長手方向(図8において左右方向)に移動さ
れる。
【0057】図10に示すように、前記ラック56の基
端部において、前記モータ取付板52側には係止突部5
8が形成されている。前記モータ取付板52の前記ラッ
ク56側の側面において、左右両側部には同モータ取付
板52の一部を折り曲げてストッパ59a,59bが形
成されている。
【0058】前記ストッパ59a,59bは前記係止突
部58の移動軌跡上に形成されている。従って、ラック
56の移動にともなって係止突部58がストッパ59
a,59bに当接すると、ラック56は同方向へのそれ
以上の移動が阻止されるようになっている。
【0059】前記ラック56の基端部において、前記係
止突部58の反対側には取付けアーム60が突出され、
その取付けアーム60には連結杆61の基端がリベット
で回動可能に支持されている。その連結杆61はラック
56と並行に延設され、その先端部には前記チルトレー
ル40の基端が同チルトレール40の基端に嵌合固定さ
れたジョイントピン62を介して回動可能に支持されて
いる。
【0060】従って、前記ラック56が移動されると、
連結杆61を介してチルトレール40が同方向に移動さ
れる。前記取付けアーム60の先端にはドグスイッチ6
3が取着され、同ドグスイッチ63は針状の先端部が下
方へ突出されている。従って、前記ラック56が移動さ
れると、ドグスイッチ63が同方向へ移動される。
【0061】前記モータ取付板52には取付け部材64
を介してフォトインタラプタ65が取着されている。そ
のフォトインタラプタ65はその検出溝66が前記ドグ
スイッチ63の先端部の移動軌跡上に位置するように取
着され、ドグスイッチ63が検出溝66を横切ると、光
によりそのドグスイッチ63を検出して、その検出信号
を前記制御装置49に出力する。
【0062】そして、前記フォトインタラプタ65がド
グスイッチ63を検出したとき、各スラット3がハンガ
ーレール1に対し直交する方向に位置するように、フォ
トインタラプタ65及びドグスイッチ63の位置が設定
されている。なお、フォトインタラプタ65はネジ67
で取付け部材64に固定されるが、同フォトインタラプ
タ65の基板に形成される取付け孔68は長孔状に形成
されて、ドグスイッチ63の移動方向に位置調節可能と
なっている。
【0063】前記制御装置49はフォトインタラプタ6
5の検出信号と、ステッピングモータ54を駆動するパ
ルス信号のパルス数に基づいて、スラット3の回動角度
を認識する。そして、各スラット3がハンガーレール1
にほぼ平行な状態となる全閉状態まで回動されたとき、
制御装置49は、ステッピングモータ54の作動を停止
させ、スラット3の同方向へのそれ以上の回動を停止す
るようになっている。
【0064】このとき、前記ラック56に形成された係
止突部58が、前記ストッパ59a,59bに当接する
直前で停止するように、同ストッパ59a,59bの位
置が設定されている。
【0065】図1に示すように、ガイドレール5の他端
には前記リニアモータの可動子24を検出するためのリ
ミットスイッチ69が配設されている。このリミットス
イッチ69はスラット3がその最大引出し位置まで移動
されたとき、同リミットスイッチ69に当接する可動子
24を検出して、その検出信号を前記制御装置49に出
力する。
【0066】次に、上記のように構成された電動縦型ブ
ラインドの動作を説明する。さて、操作スイッチ51の
操作によりスラット3の引出し操作を設定すると、制御
装置49によりトロリ19を介して可動子24のコイル
Cに制御電流が供給される。すると、可動子24に磁力
が発生し、マグネット23a,23bとの間に吸引力及
び反発力が発生して、同可動子24がドライブレール1
3に沿って図1矢印A方向に移動される。
【0067】そして、可動子24の移動にともなって先
頭ランナー31が移動されて、スラット3の引出しが行
われる。また、操作スイッチ51の操作によりスラット
3の畳込み操作を設定すると、同様にして可動子24が
ドライブレール13に沿って図1矢印B方向に移動され
る。
【0068】そして、可動子24の移動にともなって先
頭ランナー31が移動されて、スラット3の畳み込みが
行われる。また、操作スイッチ51の操作によりスラッ
ト3の角度調節操作を設定すると、ステッピングモータ
54が作動してチルトレール40が移動され、各スラッ
ト3が角度調節される。
【0069】すなわち、図12に示すように各スラット
3がハンガーレール1に直交する方向で吊下支持されて
いる状態では、前記チルトピン36はチルトガイド32
の案内溝35の中間部に位置し、チルトレール40の中
心線は各ランナー2のターンピニオン42の中心を結ぶ
線上に位置している。
【0070】この状態から、ステッピングモータ54が
作動して、チルトレール40が矢印C方向へ移動される
と、チルトガイド32の案内溝35によりチルトレール
40はハンガーレール1内で後方に移動され、図11に
示す状態となる。すると、チルトレール40の移動によ
り各ランナー2のターンアーム41がほぼ45度回動さ
れ、各スラット3が90度回動されてハンガーレール1
と平行な状態となって全閉状態となる。このとき、制御
装置49はフォトインタラプタ65の検出信号が入力さ
れてから、ステッピングモータ54に出力するパルス信
号のパルス数をカウントすることにより、スラット3の
回動角を演算し、各スラット3が全閉状態となったと
き、ステッピングモータ54の作動を停止させる。
【0071】また、図12に示す状態からステッピング
モータ54が作動して、チルトレール40が矢印D方向
へ移動されると、チルトガイド32の案内溝35により
チルトレール40はハンガーレール1内で前方に移動さ
れ、図13に示す状態となる。すると、チルトレール4
0の移動により各ランナー2のターンアーム41がほぼ
45度回動され、各スラット3が90度回動されてハン
ガーレール1と平行な状態となって全閉状態となる。こ
のとき、制御装置49はフォトインタラプタ65の検出
信号が入力されてから、ステッピングモータ54に出力
するパルス信号のパルス数をカウントすることにより、
スラット3の回動角を演算し、各スラット3が全閉状態
となったとき、ステッピングモータ54の作動を停止さ
せる。
【0072】上記のようなスラットの角度調節操作にお
いて、フォトインタラプタ65の故障あるいは接続コー
ドの断線等により、ドグスイッチ63を検出不能となっ
たとき、制御装置49では各スラット3がハンガーレー
ル1に対し直交する状態を検出することができず、ステ
ッピングモータ54に供給するパルス信号のカウント開
始時期を特定できない。
【0073】すると、各スラット3が全閉状態まで回動
されたときに、ステッピングモータ54の作動を停止さ
せることはできない。このときには、ラック56は同ラ
ック56に形成された係止突部58がモータ取付板52
に形成されたストッパ59a,59bのいずれかに当接
するまで、移動され、それ以上の移動は阻止される。す
なわち、スラット3が全閉状態まで回動され、さらに隣
り合うスラット3が互いに当接する許容回動角まで回動
されれば、ラック56の移動はストッパ59a,59b
のいずれかで阻止されるため、ステッピングモータ54
のトルクはチルトレール40には伝達されない。
【0074】従って、チルトレール40から各ランナー
2,31への過大なトルクの伝達が防止されるので、各
ランナー2,31のスラット回動機構の破損を未然に防
止することができる。
【0075】また、スラット角度調節用のモータとして
ステッピングモータ54を使用したので、モータの振動
及び騒音を低減することができる。この結果、モータ取
付板52をハンガーレール1に直接に当接させることが
できる。このような構成により、アルミ型材で構成され
るハンガーレール1をステッピングモータ54の放熱部
材として利用することができるので、同ステッピングモ
ータ54の放熱効率を向上させることができる。
【0076】従って、小型のステッピングモータ54を
使用しても同モータの過熱を未然に防止することができ
るとともに、小型のステッピングモータ54を使用可能
となることから、同モータ54を収容するガイドレール
5を小型化することができる。
【0077】また、スラット3の回動は、ステッピング
モータ54の回転出力をラック56で往復運動に変換
し、そのラック54の往復運動がチルトレール40及び
各ランナー2を介してスラット3の回動運動に変換され
る。スラット3の回動角の検出手段は、ラック56に取
着されたドグスイッチ63と、そのドグスイッチ63を
検出するフォトインタラプタ65とで構成される。
【0078】このような構成により、ステッピングモー
タ54の回転角度を検出するのではなく、ラック56の
往復動作をフォトインタラプタ65で検出するので、ス
ラット3の回動角を最終出力に近い位置で検出すること
ができる。従って、スラット3の回動角を正確に検出す
ることができる。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、第一の発明は、ス
ラットの回動角度を検出する検出手段が故障した場合に
も、モータの回転に基づいてスラットを回動させるスラ
ット角度調節機構の機械的破損を未然に防止し得る電動
縦型ブラインドのスラット角度調節装置を提供すること
ができる。第二の発明は、前記第一の発明の効果に加え
て、モータの放熱効率を向上させることにより、ハンガ
ーレールの小型化を図り得る電動縦型ブラインドのスラ
ット角度調節装置を提供することができる。第三の発明
は、前記第一の発明の効果に加えて、スラットの回動角
度の検出精度を向上させ得る電動縦型ブラインドのスラ
ット角度調節装置を提供することができる優れた効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動縦型ブラインドを示す部分破断正面図であ
る。
【図2】ハンガーレール及びガイドレールの縦断面図で
ある。
【図3】リニアモータの固定子を示す分解斜視図であ
る。
【図4】チルトガイドを示す正面図である。
【図5】チルトガイドを示す平面図である。
【図6】ランナーの縦断面図である。
【図7】ランナーの平面図である。
【図8】スラットを角度調節する駆動装置の正面図であ
る。
【図9】スラットを角度調節する駆動装置の側面図であ
る。
【図10】スラットを角度調節する駆動装置の平面図で
ある。
【図11】スラットの角度調節動作を示す説明図であ
る。
【図12】スラットの角度調節動作を示す説明図であ
る。
【図13】スラットの角度調節動作を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ハンガーレール 2 ランナー 3 スラット 4 チルトケース 49 制御装置 52 モータ取付板 54 ステッピングモータ 55 歯車 56 ラック 59a,59b ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩附 宗和 静岡県周智郡森町森1450−6 森山工業株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンガーレール(1)内に移動可能に支
    持された多数のランナー(2)からそれぞれスラット
    (3)を回動可能に吊下支持し、前記ハンガーレール
    (1)の一端に取着したチルトケース(4)内にモータ
    取付板(52)を取着し、前記モータ取付板(52)に
    ステッピングモータ(54)を取着し、前記ステッピン
    グモータ(54)の出力軸に歯車(55)を取着し、前
    記ハンガーレール(1)に移動可能に支持されたラック
    (56)を前記歯車(55)に噛み合わせて前記ステッ
    ピングモータ(54)の作動に基づいてラック(56)
    を往復動作可能とし、前記ハンガーレール(1)内に前
    記ラック(56)の往復動作に基づいて前記スラット
    (3)を回動させるスラット回動機構を設け、前記チル
    トケース(4)内には前記スラット(3)の回動角を検
    出する検出手段を設け、前記検出手段の検出信号に基づ
    いてスラット(3)の回動角を演算して前記ステッピン
    グモータ(54)を作動させる制御装置(49)を設
    け、前記モータ取付板(52)にはラック(56)の最
    大移動範囲を設定するストッパ(59a,59b)を設
    け、前記ラック(56)の最大移動範囲は前記制御装置
    (49)によるスラット(3)の通常のスラット回動角
    以上の許容回動角に対応させたことを特徴とする電動縦
    型ブラインドのスラット角度調節装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ取付板(52)を前記ハンガ
    ーレール(1)に直接に当接させたことを特徴とする請
    求項1記載の電動縦型ブラインドのスラット角度調節装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記ラック(56)に
    取着したドグスイッチ(63)と、そのドグスイッチ
    (63)を検出するフォトインタラプタ(65)とで構
    成したことを特徴とする請求項1記載の電動縦型ブライ
    ンドのスラット角度調節装置。
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