JPH0719000Y2 - 安全機構を備えた試料吸引装置 - Google Patents

安全機構を備えた試料吸引装置

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JPH0719000Y2
JPH0719000Y2 JP6593688U JP6593688U JPH0719000Y2 JP H0719000 Y2 JPH0719000 Y2 JP H0719000Y2 JP 6593688 U JP6593688 U JP 6593688U JP 6593688 U JP6593688 U JP 6593688U JP H0719000 Y2 JPH0719000 Y2 JP H0719000Y2
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強 黒崎
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東亜医用電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、密封された試料容器に試料吸引用の細管を突
き刺すことにより、容器内部の試料を吸引することがで
きる試料吸引装置、詳しくは、安全性を高めるためにカ
バーを設け、カバーを閉じなければ試料吸引装置を始動
させることができず、かつ試料吸引中はカバーが開かな
いようにし、しかも構成の簡単な、安全機構を備えた試
料吸引装置に関するものである。
〔従来の技術〕
密封された試料容器から試料を吸引する従来技術とし
て、特開昭58−76765号公報に記載されたものがある。
この装置は、切欠円板により保持した試料管を、動力源
の軸の回りに回転させることにより吸引位置へ移動させ
て、順次試料管を封止栓に二重管状の吸引針を突き刺し
試料を吸引するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来の装置は、吸引針を移動させる動力源のほか
に、試料管を吸引部へ移動させるために動力源が必要で
あり、また、構成が複雑で高価となっている。さらに、
緊急に試料の測定を行いたい場合試料吸引までに時間が
かかるので不便である。
また、試料吸引中に吸引針の先端部に触れて怪我をした
りすることがあり、安全性の高い試料吸引装置が要望さ
れている現状である。
本考案は上記の諸点に鑑みなされたもので、試料容器を
駆動源を用いて移動させる機能を削除することにより構
成を簡単にし、さらに安全性を高めるためにカバーを設
け、カバーを閉じなければ試料吸引装置を始動させるこ
とができず、さらに試料吸引中はそのカバーが開かない
ようにした安全性の高い試料吸引装置を提供することを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案の安全機構を備え
た試料吸引装置は、第1図〜第3図に示すように、栓12
により密封された試料容器10が保持され、細管28、30が
移動して栓12を突き刺すことにより試料容器内の試料を
吸引する試料吸引装置において、固定した試料容器10の
栓12を突き刺すための細管28、30の先端部が露出状態で
移動する領域を覆うことができる開閉可能なカバー40
と、このカバーの開閉状態を検知する検知手段46と、試
料吸引中は可動部64がカバー40に当接することによりカ
バーを開けることができないようにするロック機構48と
を設けて構成される。
本考案の装置において、第4図〜第6図に示すように、
試料容器10はカバー70の裏側に保持されてもよい。
また上記の検知手段46として、カバー40が閉じられたと
きにカバーにより押されるスイッチ50を用いることがで
き、さらにこのスイッチを試料吸引装置の始動スイッチ
とすることができる。
また上記のロック機構を、第4図〜第6図に示すように
駆動源20に連結された可動部94と、カバー70が閉じられ
ているときには細管28、30が前進してもこの可動部94が
当接せず、カバー70が開けられているときには細管28、
30が前進しようとしてもこの可動部94が当接する、カバ
ー70に設けられた突起92とにより構成することができ
る。
〔作用〕 カバー40、70を開けて密封された試料容器10をセット
し、カバーを閉じる。カバーが開いているときは検知手
段46、90がカバーが開いていることを検知し、試料吸引
装置の始動を禁止する。カバーが閉じているときには禁
止が解除されるので、試料吸引装置を始動させることが
できる。始動と同時にカバーのロック機構48が働き、カ
バーはロックされて開けることができなくなる。試料吸
引装置の細管28、30が前進し、保持された試料容器の栓
12を突き刺し容器内の試料を吸引する。吸引が終れば細
管は後退する。カバーのロックが解除されるので、カバ
ーを開けて試料容器を取り出す。
検知手段46が、カバーが閉じられたときにカバーにより
押されるスイッチ50であれば、このスイッチにより試料
吸引装置を始動させることができる。
ロック機構48の可動部94が駆動源20に連結されている場
合には、細管とともに可動部94が移動して突起92に当接
し、カバーがロックされる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を詳細に説
明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器の
材質、形状、その相対配置などは、とくに特定的な記載
がない限りは、本考案の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
実施例1 第1図は本考案の試料吸引装置の実施例1における斜視
図である。ガイド16が45°の傾きを持って基板14に取り
付けられている。ガイド16に沿って往復直線移動が可能
なスライダ18に連結具24が取り付けられている。連結具
24には、駆動源20の可動部22が接続されている。駆動源
としては、例えばエアーシリンダが用いられる。このと
きにはピストンロッドが可動部となる。さらに、連結具
24には、細管28、30が接合された細管保持具26が取り付
けられている。細管の軸方向とスライダ18の移動方向が
同じになるように、細管保持具26が連結具24に取り付け
られる。また内部が空洞になった洗浄槽32が基板14に取
り付けられている。細管28、30は洗浄槽32を貫通するこ
とができる。洗浄槽32を挾んで細管保持具26の反対側に
は、試料容器10を保持するための保持具36、38が基板14
に取り付けられている。試料容器10はゴムなどからなる
栓12を下方にして、細管の移動方向である斜め45°に傾
いた状態で保持される。試料容器10が保持具36、38に正
しく保持されたときに試料容器10の底部が位置する場所
に、その底部が隙間少なくはまることのできる形状をし
た凹部39aを有する逆保持防止部材39が設けられてい
る。栓12は底部と形状が異なるので凹部39aにははまら
ない。このため試料容器10を逆向きにセットしようとし
ても保持具36、38に保持されない。したがって試料容器
をセットする向きを間違うことはない。
駆動源20が動作して可動部22が斜め上方に移動すること
により、細管28、30は前進し、その鋭利な先端部が洗浄
槽32から出て試料容器10の栓12を突き刺す。細管28はシ
リンジ等の吸引装置(図示せず)に接続されており、試
料が吸引される。細管30により試料吸引時に、容器内部
に空気が供給される。このことにより、容器内部をほぼ
大気圧にすることができるので、試料の吸引がし易くな
る。吸引された試料は定量、希釈等の処理を経て分析さ
れる。
試料の吸引が終れば、駆動源20が逆方向に動作して細管
28、30が後退する。細管28、30の先端部は洗浄槽32内に
引き戻される。細管28、30に洗浄液が供給されそれぞれ
の先端部の開口から吐出されることにより、洗い流され
て細管28、30の内壁が洗浄される。また、洗浄槽32内の
上方に設けられた供給口(図示せず)から洗浄液が供給
され、細管28、30の外壁および洗浄槽32内壁が洗浄され
る。これら排液は洗浄槽32底部に設けられた排出口34か
ら排出される。
本考案の試料吸引装置においては、安全性を高めるた
め、さらに、カバー40、検知手段46、およびロック機構
48が付加されている。カバー40は開閉可能であり、細管
の鋭利な先端部が露出状態で移動する領域を覆うことが
できる。検知手段46はカバー40の開閉状態を検知するこ
とにより、試料吸引装置の始動を制御することができ
る。ロック機構48は、試料吸引装置の動作中にカバー40
を開けることができないようにしている。カバー40は、
例えば半透明の合成樹脂製であり、軸42、44により回転
可能に取り付けられている。このためカバー40は軸42、
44を中心にして回転し開閉される。カバー40が閉じられ
たとき、本実施例においては、カバー40は保持された試
料容器全体を覆っている。
第2図は、第1図において矢印Aから見た検知手段46を
示している。基板14に取り付けられた取付具54にスイッ
チ50が取り付けられている。スイッチ50の押ボタン52を
押すことができるように、取付具54に孔56が設けられ、
カバー40には突起58が設けられている。なおスイッチ50
は試料吸引装置を始動させるためのスイッチである。取
付具54の孔56は小さいので、カバー40が開いているとき
にスイッチ50の押ボタン52が誤って押されることはな
い。したがって試料吸引装置は始動することはない。
カバー40を閉じる際には、カバー40の突起58は孔56を通
ることができ、さらにカバー40を押せば、突起58が押ボ
タン52を押すことになるので、試料吸引装置が動作を開
始する。このようにカバー40を閉じる操作だけで試料吸
引装置を始動させることができるので便利である。
第3図は、第1図において矢印Bから見たロック機構48
を示している。エアーシリンダ62が取付具60により基板
14に取り付けられている。エアーシリンダ62の可動部64
に対応するカバー40の位置には、孔66が設けられてい
る。
可動部64が後退している場合(第3図において左方向の
縮んでいる場合)、可動部64は孔66にまったく挿入され
ていないか、あるいは少しだけしか挿入されていないの
で、カバー40を軸42、44を中心にして回転させても、可
動部64は孔66には当接しない。すなわち、カバー40は開
くことができる。
エアーシリンダ62に圧縮空気が供給されて可動部64が前
進すれば(第3図において右方向に飛び出せば)、可動
部64は孔66に充分挿入されることになるので、カバー40
を開けようとすると可動部64が孔66に当接する。このた
めカバー40は開けることができなくなる。
スイッチ50が押されれば、試料吸引装置が始動し、ロッ
ク機構48も動作してカバー40を開けることができないよ
うになる。このため試料吸引中に細管の先端部に触れて
怪我をする心配がないので安全である。試料の吸引が終
ればロックが解除される。したがって、カバー40を開け
て試料容器を取り出すことが可能となる。
さて、カバーのロック機構については、可動部が移動す
れば、カバー40の孔、溝、または壁等に当接するような
構造にしておけば、他にも各種容易に実施できる。
また、検知手段として、カバーの開閉状態に応じて信号
を発するセンサを使用すれば、その信号を用いて試料吸
引装置の始動スイッチを使用可能にさせたり不能にさせ
たりすることができる。
実施例2 第4図は本考案の試料吸引装置の実施例2における斜視
図である。実施例2では試料容器10はカバー70の裏側に
て保持され、カバー70とともに移動させられる。第5図
は第4図において矢印Cから見たカバーの側面図であ
る。カバー70の裏側には穴74が設けられ、その一部分に
切欠76、80が設けられている。切欠76、80にそれぞれ板
バネからなる保持具78、82が設けられ、試料容器10を挾
み持つことができるように構成されている。第6図は第
5図におけるD−D線断面図である。保持具78が穴74内
部に部分的に入り込んでいる。試料容器10を底部から穴
74に入れると、底部は通常、球状であるので、保持具78
は試料容器10の外周壁に押され徐々に広げられ、ついに
試料容器10をしっかりと挾み持つことができる。栓部か
らは試料容器10が穴74に入らないようにしておくか、栓
部が保持具78に当たるようにしておけば、試料容器10は
穴74に挿入できないので、試料容器の保持方向を間違う
ことはない。カバー70は支持具84に支持された軸86を軸
にして回転することができる。すなわち、カバー70は開
閉できる。開閉し易くするため、カバー70には取手88が
設けられている。この実施例2においては、試料容器10
を保持具78、82にセットする場合に、手を細管28、30の
移動領域に入れる必要がないので、より安全である。
試料吸引装置を正面から見てカバー70のさらに奥にはカ
バー70の開閉状態を検知する検知手段90が設けられてお
り、この検知手段90は始動スイッチを兼ねているので、
カバー70を閉じて押すことにより、試料吸引装置を始動
させることができる。
次に、ロック機構について説明する。駆動源20の可動部
22に接続された連結具24に、棒状の部材である可動部94
が取り付けられている。したがって可動部94は駆動源20
により細管と同じ動きをさせられる。カバー70には扇状
の突起92が設けられている。カバー70が閉じられている
ときには、細管28、30が前進しても可動部94は突起92に
当接することはない。しかし、カバー70が開けられてい
るときには、細管28、30が前進しようとしても可動部94
が突起92の当接面92aに当接するので、細管28、30は前
進することはできない。このためきわめて安全である。
さらに、連結具24の位置を確認するためのセンサを設け
ておけば、試料吸引装置の動作確認をすることができる
ので有益である。96、98はセンサである。
〔考案の効果〕
本考案の試料吸引装置は上記のように構成されているの
で、次のような効果を有している。
(a)請求項1においては、試料容器を移動させる機能
を削除しているので安価に、簡易に構成することができ
る。また、カバーを開けて試料容器を簡単にセットでき
るので、緊急測定が必要な場合にも問題なく使用でき
る。
さらに、カバーが開いている場合には、検知手段により
試料吸引装置の始動を禁止することができ、また、ロッ
ク機構により試料吸引中はカバーを開けることができな
いようになっているので、安全である。
(b)請求項2においては、試料容器はカバーの裏側に
保持されるので、カバーを開けて試料容器をセットする
ときに、手を細管の移動領域に入れる必要がない。この
ため万一、ノイズ等の影響で検知手段等が誤動作して駆
動源が動作し始めたとしても、怪我をすることがなく、
さらに安全である。
(c)請求項3においては、カバーを閉じて押すだけで
試料吸引装置を始動させることができるので、きわめて
便利である。
(d)請求項4においては、カバーを開けているとき
に、万一、ノイズ等の影響で駆動源が動作し始めようと
しても、駆動源に連結された可動部がカバーに設けられ
た突起に当接し、細管は前進できなくなるので、きわめ
て安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1を示すもので、安全機構を備
えた試料吸引装置をほぼ正面から見た斜視図、第2図は
第1図における検知手段の一実施例を示す上面図(第1
図において矢印Aから見た部分図)、第3図は第1図に
おけるロック機構の一実施例を示す側面図(第1図にお
いて矢印Bから見た部分図)、第4図は本考案の実施例
2を示すもので、安全機構を備えた試料吸引装置をほぼ
正面から見た斜視図、第5図は第4図におけるカバーま
わりの上面図(第4図において矢印Cから見た部分
図)、第6図はカバーまわりの断面図(第5図における
D−D線断面図)である。 10…試料容器、12…栓、14…基板、16…ガイド、18…ス
ライダ、20…駆動源、22…可動部、24…連結具、28、30
…細管、32…洗浄槽、34…排出口、36、38…保持具、39
…逆保持防止部材、39a…凹部、40…カバー、42、44…
軸、46…検知手段、48…ロック機構、50…スイッチ、52
…押ボタン、54…取付具、56…孔、58…突起、60…取付
具、62…エアーシリンダ、64…可動部、66…孔、70…カ
バー、74…穴、76、80…切欠、78、82…保持具、84…支
持具、86…軸、88…取手、90…検知手段、92…突起、92
a…当接面、94…可動部、96、98…センサ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】栓により密封された試料容器が保持され、
    細管が移動して栓を突き刺すことにより試料容器内の試
    料を吸引する試料吸引装置において、固定した試料容器
    の栓を突き刺すための細管の先端部が露出状態で移動す
    る領域を覆うことができる開閉可能なカバーと、このカ
    バーの開閉状態を検知する検知手段と、試料吸引中は可
    動部がカバーに当接することによりカバーを開けること
    ができないようにするロック機構とを設けたことを特徴
    とする安全機構を備えた試料吸引装置。
  2. 【請求項2】カバーの裏側に試料容器が保持される請求
    項1記載の安全機構を備えた試料吸引装置。
  3. 【請求項3】検知手段が、カバーが閉じられたときにカ
    バーにより押されるスイッチであり、このスイッチを試
    料吸引装置の始動スイッチとする請求項1または2記載
    の安全機構を備えた試料吸引装置。
  4. 【請求項4】ロック機構が、駆動源に連結された可動部
    と、カバーが閉じられているときには細管が前進しても
    この可動部が当接せず、カバーが開けられているときに
    は細管が前進しようとしてもこの可動部が当接する、カ
    バーに設けられた突起とから構成される請求項1、2ま
    たは3記載の安全機構を備えた試料吸引装置。
JP6593688U 1988-05-19 1988-05-19 安全機構を備えた試料吸引装置 Expired - Lifetime JPH0719000Y2 (ja)

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JPH01168867U JPH01168867U (ja) 1989-11-28
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JP7108475B2 (ja) * 2018-06-15 2022-07-28 Nissha株式会社 気体採取装置

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