JPH07191428A - ポリエステルフィルム及び写真用支持体 - Google Patents

ポリエステルフィルム及び写真用支持体

Info

Publication number
JPH07191428A
JPH07191428A JP34700793A JP34700793A JPH07191428A JP H07191428 A JPH07191428 A JP H07191428A JP 34700793 A JP34700793 A JP 34700793A JP 34700793 A JP34700793 A JP 34700793A JP H07191428 A JPH07191428 A JP H07191428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
film
layer
polyester film
ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34700793A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Yajima
孝敏 矢島
Hideyuki Kobayashi
英幸 小林
Masato Takada
昌人 高田
Yoshimichi Ozawa
良道 小澤
Tetsutaro Hashimura
鉄太郎 橋村
Hiroshi Naito
寛 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Kanebo Ltd
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd, Konica Minolta Inc filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP34700793A priority Critical patent/JPH07191428A/ja
Publication of JPH07191428A publication Critical patent/JPH07191428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリエチレンテレフタレートフィルム並の透
明性、機械的特性を維持しながら、吸水性が高く、巻ぐ
せカール回復性に優れ、さらに塗布性にも優れたポリエ
ステルフィルムを提供すること。 【構成】 エステル形成性官能基を1つ有し、かつ、親
水性基を少なくとも1つ有する化合物を共重合成分とし
て有するポリエステルからなるポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステルフィルム
及び該ポリエステルフィルムを支持体として用いた写真
感光材料に関し、特に、透明性・吸水性・機械的特性に
優れ、写真感光材料の支持体等として有用なポリエステ
ルフィルム及び該ポリエステルフィルムを支持体として
用いた写真感光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】写真感光材料は、支持体上に少なくとも
1層の写真感光性層を塗布することによって製造され
る。写真感光材料に用いる支持体としては、プラスチッ
クフィルムが一般的に用いられており、使用されている
代表的なプラスチックフィルムとしては、例えば、トリ
アセチルセルロース(以下「TAC」と記す)に代表さ
れる繊維系のポリマーよりなるフィルム、ポリエチレン
テレフタレート(以下「PET」と記す)に代表される
ポリエステル系のポリマーよりなるフィルムが挙げられ
る。(「繊維と工業」 41(9),329−334) TACフィルムは、主溶媒として塩化メチレンを用いた
溶液製膜法で作られ、光学的異方性が小さく、透明性・
平面性に優れている。また、適度な吸水性を有している
ため、現像処理によるカール回復性にも優れており、ロ
ールフィルム用の支持体として用いるのに適している。
【0003】ロールフィルムにおいては、経時によりフ
ィルムに巻きぐせカールが生じるが、TACフィルムを
用いた写真感光材料においては、現像処理においてTA
Cフィルムが吸水し、この吸水によって分子鎖の運動性
が増し、巻き経時で固定化された分子鎖が再配列を起こ
す結果、巻きぐせカールが解消する。
【0004】これに対して、PETフィルムは現像処理
において吸水することがなく、PETフィルムを用いた
写真感光材料においては、現像処理によるカール回復性
は優れていない。
【0005】現像処理後に写真感光材料に巻きぐせカー
ルが残留すると、写真感光材料の搬送時、写真印画紙に
画像を形成させる焼き付け工程等において、すり傷が発
生したり、焦点ぼけを起こしたり、ジャミングが発生し
たりする等の問題が生じてしまう。従って、写真感光材
料の支持体としては、現像処理によるカール回復性が優
れているTACフィルムが広く用いられてきた。
【0006】ところが、近年、写真用感光材料の用途は
多様化しており、撮影時のフィルム巻き上げの高速化、
撮影倍率の高倍率化、撮影装置の小型化の要求が大きく
なってきており、そのために、写真感光材料に用いる支
持体材料には、さらに、機械的特性が優れている、寸法
安定性が優れている、薄膜化が可能である等の性質を有
することが要求されてきている。
【0007】二軸延伸したPETフィルムは、優れた透
明性・機械的特性・寸法安定性を有しているため、フィ
ルムの薄膜化が必要なマイクロフィルムや、寸法安定性
が厳しく要求される印刷感材では、PETフィルムがそ
の支持体として用いられてきている。
【0008】しかしながら、PETフィルムは、上に述
べたように、TACフィルムのような巻きぐせカール回
復性を有しておらず、現像処理後においてもカールが残
留し、現像処理後の工程における取扱い性が悪いため
に、上記の優れた特性がありながらその使用範囲が限定
されていた。
【0009】巻きぐせ回復性が改良されたポリエステル
フィルムとして、特開平1−244446号公報では、
金属スルホネート基を有する芳香族ジカルボン酸を共重
合したポリエステルからなるポリエステルフィルムが提
案され、また、特開平4−220329号公報では、金
属スルホネート基を有する芳香族ジカルボン酸とポリエ
チレンオキシジカルボン酸を共重合したポリエステルか
らなるポリエステルフィルムが提案されている。
【0010】ところが、これらポリエステルフィルムに
おいては、下塗層を塗設する際に塗布故障が頻発し、生
産性を著しく低下させるという問題を抱えている。
【0011】フィルムを写真感光材料用支持体として使
用する場合、疎水性であるPETフィルムやTACフィ
ルムに親水性の乳剤層(ゼラチンバインダー)等を直接
塗布しても必要な接着力は得られないので、通常は、フ
ィルムに下塗層を塗布してから乳剤層等を塗布すること
が行われている。したがって、下塗層の塗布性に劣ると
いうことは、写真用支持体としては致命的な欠点であ
る。
【0012】上記のポリエステルフィルムでなぜ塗布性
が劣るのか正確にはその理由は分からないが、下塗層の
塗設工程では通常約150℃の熱がかけられる為に、フ
ィルム中からオリゴマーが析出したり、フィルムの平面
性が劣化したりし、このことが原因で塗布時の安定性が
乱れるのではないかと考えている。
【0013】オリゴマーの析出の防止、平面性の劣化の
防止の観点だけからすると、フィルムのガラス転移温度
(Tg)を十分高くすることが有効であるが、Tgを高
くすると巻ぐせ回復性が大巾に低下してしまうという欠
点が発生する。
【0014】巻ぐせ回復性を向上させるには吸水性を大
きくすることが必要であるが、十分な吸水性を得るに
は、金属スルホネート基を有する芳香族ジカルボン酸を
多量に共重合させる必要がある。しかしながら、ポリエ
ステルにおいて金属スルホネート基を有する芳香族ジカ
ルボン酸を多量に共重合させると、ポリエステルの結晶
性が大巾に低下して、フィルムの耐熱性が損われること
になり、下塗層塗設工程において、フィルムの平面性が
劣化するので、塗布性を改良することができなくなって
しまう。
【0015】また、ポリアルキレングリコールなどのポ
リオキシアルキレン鎖含有化合物や炭素数4〜20の脂
肪族ジカルボン酸等を共重合することにより巻ぐせ回復
性が向上するが、十分な巻ぐせ回復性を得るには、やは
り多量に共重合させることが必要である。しかしなが
ら、これらの共量合成分は、大巾にTgを低下させるの
で、これらの共量合成分を多量に共重合するとTgの低
いポリエステルフィルムしか得られず問題を解決するに
は至らない。
【0016】従って透明性、吸水性、機械的特性に優
れ、さらに、下引塗設工程での塗布故障発生頻度が少な
く、塗布性に優れたポリエステルフィルムは、これまで
存在しなかった。
【0017】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、PETフィル
ム並の透明性、機械的特性を維持しながら、吸水性が高
く、巻ぐせカール回復性に優れ、さらに塗布性にも優れ
たポリエステルフィルムを提供することにある。
【0018】
【発明の構成】本発明の上記目的は、 (1)エステル形成性官能基を1つ有し、かつ、親水性
基を少なくとも1つ有する化合物を共重合成分として有
するポリエステルからなることを特徴とするポリエステ
ルフィルム。 (2)エステル形成性官能基を1つ有し、かつ、親水性
基を少なくとも1つ有する化合物が芳香族化合物である
ことを特徴とする上記(1)に記載のポリエステルフィ
ルム。 (3)エステル形成性官能基を1つ有し、かつ、親水性
基を少なくとも1つ有する化合物が、化学式1で示され
る化合物、化学式2で示される化合物またはそれらのエ
ステル形成性誘導体及び化学式3で示される化合物また
はそれらのエステル形成性誘導体から選ばれた少なくと
も1つの化合物であることを特徴とする上記(1)また
は(2)に記載のポリエステルフィルム。
【0019】
【化4】 [式中、Aはエステル形成性官能基を表し、RはH、ア
ルキル基またはハロゲン原子を表し、Xは塩を形成する
原子または原子群を表し、nは1または2の整数を表
す。]
【0020】
【化5】 [式中、R1は一種または二種以上のオキシアルキレン
基から構成されるポリオキシアルキレン基を表し、R2
は炭素数1〜16個のアルキル基を表す。B1はHまた
は−CH2COOHを表す。]
【0021】
【化6】 [式中、R3は一種または二種以上のオキシアルキレン
基から構成されるポリオキシアルキレン基を表し、
4、R5は炭素数1〜16個のアルキル基またはHを表
す。B2はHまたは−CH2COOHを表す。] (4)ポリエステルが、ポリエステルを構成する二官能
性ジカルボン酸を基準として、0.5〜5.0モル%の
上記(3)に記載の化学式1で示される化合物を共重合
成分として有することを特徴とする上記(1)〜(3)
のいずれかに記載のポリエステルフィルム。ステルフィ
ルム。 (5)ポリエステルが、3〜15重量%の上記(3)に
記載の化学式2で示される化合物またはそのエステル形
成性誘導体、または、化学式3で示される化合物または
そのエステル形成性誘導体を共重合成分として有するこ
とを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の
ポリエステルフィルム。 (6)ポリエステルが、ポリエステルを構成する二官能
性ジカルボン酸を基準として、0.5〜6.5モル%の
スルホン酸基を有する芳香族ジカルボン酸またはそのエ
ステル形成牲誘導体を共重合成分として有することを特
徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載のポリエ
ステルフィルム。 (7)ポリエステルが、ポリアルキレングリコール類を
共重合成分として3〜15重量%有することを特徴とす
る上記(1)〜(6)のいずれかに記載のポリエステル
フィルム。 (8)ポリエステルが、エチレンテレフタレート単位を
主繰り返し単位とする共重合ポリエチレンテレフタレー
トであることを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれ
かに記載のポリエステルフィルム。 (9)少くとも一層が、上記(1)〜(8)のいずれか
に記載のポリエステルからなる層を有することを特徴と
する多層構造からなるポリエステルフイルム。 (10)ポリエステルフイルムが二軸配向されているこ
とを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれかに記載の
ポリエステルフィルム。 (11)フィルムの含水率が0.5重量%以上であるこ
とを特徴とする上記(1)〜(10)のいずれかに記載
のポリエステルフィルム。 (12)フィルムのヘーズが3%以下であることを特徴
とする上記(1)〜(11)のいずれかに記載のポリエ
ステルフィルム。 (13)上記(1)〜(12)のいずれかに記載のポリ
エステルフィルムからなることを特徴とする写真用支持
体。 (14)上記(1)〜(13)のいずれかに記載のポリ
エステルフィルムの少なくとも一方の側に写真乳剤層を
設けたことを特徴とする写真感光材料。によって達成さ
れる。
【0022】以下、本発明を詳細に説明する。
【0023】本発明においてポリエステルとは、ジカル
ボン酸成分及びジオール成分を主要な構成成分とするフ
ィルム形成性を有するポリエステルであって、本発明の
ポリエステルは、上記ポリエステルにおいて、エステル
形成性官能基を1つ有し、かつ、親水性基を少なくとも
1つ有する化合物を共重成分として有している。
【0024】本発明においては、エステル形成性官能基
を1つ有し、かつ、親水性基を少なくとも1つ有する化
合物を共重合成分とすることにより、巻ぐせ回復性を維
持しながら、塗布性を向上できるという思いがけない効
果をもたらし、本発明の課題を解決するものである。
【0025】本発明のポリエステルを構成するジカルボ
ン酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルスルホンジ
カルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェ
ニルエタンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン
酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルチオエーテル
ジカルボン酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、フェニ
ルインダンジカルボン酸などを挙げることができる。ま
た、ジオール成分としては、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、テトラメチレングリコール、シクロ
ヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホン、ジエチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、バイドロキノン、シクロヘキサンジオール
などを挙げることができる。
【0026】これらの成分からなるポリエステルの中で
も、耐熱性、機械的強度、寸法安定性などの点から、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、シクロヘキサンジメチレンテレフテレートが好まし
い。
【0027】本発明のポリエステルの共重合成分である
エステル形成性官能基を1つ有し、かつ、親水性基を少
なくとも1つ有する化合物における親水性基としては、
スルホン酸、スルフィン酸、ホスホン酸あるいはその
塩、ポリオキシアルキレン基、スルファモイル基、カル
バモイル基、アシルアミノ基、スルホンアミド基、ジス
ルホンアミド基、ウレイド基、ウレタン基、アルキルス
ルホニル基、アルコキシスルホニル基などを挙げること
ができるが、この中でスルホン酸、スルフィン酸、ホス
ホン酸あるいはその塩、ポリオキシアルキレン基、ジス
ルホンアミド基が好ましい。
【0028】本発明において、エステル形成性官能基を
1つ有し、かつ、親水性基を少なくとも1つ有する化合
物として好ましい化合物の例として、下記化学式1で示
される1ないし2個のスルホン酸基を有する化合物を挙
げることができる。
【0029】
【化7】 [式中、Aはエステル形成性官能基を表し、RはH、ア
ルキル基またはハロゲン原子を表し、Xは塩を形成する
原子または原子群を表し、nは1または2の整数を表
す。] 上記化学式1において、Aで表されるエステル形成性官
能基としては、例えば、カルボキシル基及びその低級ア
ルキルエステル、水酸基を挙げることができる。
【0030】Rで表されるアルキル基としては、例え
ば、メチル基、エチル基を挙げることができる。
【0031】Rで表されるハロゲン原子としては、例え
ば、塩素原子、フッ素原子を挙げることができる。
【0032】これら化学式1で示される化合物の中で
も、ナトリウムスルホ安息香酸またはそのエステル形成
性誘導体、例えば、ナトリウムスルホ安息香酸メチル、
ナトリウムスルホ安息香酸エチル、および、これらの化
合物のナトリウムを他の金属、例えば、カリウム、リチ
ウムで置き換えた塩やアンモニウム塩、ホスホニウム塩
などとした化合物が特に好ましい。
【0033】良好な巻ぐせ回復性を保ちながら、塗布性
を改良するためには、化学式1で示される化合物は、ポ
リエステルを構成する二官能性ジカルボン酸を基準とし
て、0.5〜5.0モル%共重合させることが好まし
く、1.5〜3.5モル%共重合させることがさらに好
まい。
【0034】また、エステル形成性官能基を1つ有し、
かつ、親水性基を少なくとも1つ有する化合物として好
ましい化合物の例として、下記化学式2及び化学式3で
示されるポリオキシアルキレン基を有する化合物及びそ
のエステル形成性誘導体も挙げることができる。
【0035】
【化8】 [式中、R1は一種または二種以上のオキシアルキレン
基から構成されるポリオキシアルキレン基を表し、R2
は炭素数1〜16個のアルキル基を表す。B1はHまた
は−CH2COOHを表す。]
【0036】
【化9】 [式中、R3は一種または二種以上のオキシアルキレン
基から構成されるポリオキシアルキレン基を表し、
4、R5は炭素数1〜16個のアルキル基またはHを表
す。B2はHまたは−CH2COOHを表す。] 化学式2及び化学式3において、R1及びR3で表される
ポリオキシアルキレン基は、一種のオキシアルキレン基
から構成されたものであってもよく、また、二種以上の
オキシアルキレン基から構成されたものであってもよ
い。二種以上のオキシアルキレン基から構成されされる
場合、それぞれのオキシアルキレン基はランダムに配列
されていてもよく、また、ブロックになっていてもよ
い。
【0037】化学式2及び化学式3で示されるポリオキ
シアルキレン基を有する化合物及びそのエステル形成性
誘導体本としては、例えば、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、あるい
は、これらのポリオキシエチレン基をポリ(オキシエチ
レン、オキシプロピレン)基に置換えた化合物やポリオ
キシエチレン基の一端にあるヒドロキシ基を酸化するな
どしてカルボキシル基とした化合物なども挙げられる。
【0038】R1及びR3で表されるポリオキシアルキレ
ン基の数平均分子量は600〜20000、特に100
0〜5000の範囲であることが好ましい。
【0039】具体例としては、特に限定されないが、三
洋化成工業株式会社製のノニポールシリーズ、オクタポ
ールシリーズ、ドデカポールシリーズ、エマルミンシリ
ーズなどの化合物を使用することができる。
【0040】良好な巻ぐせ回復性を保ちながら、塗布性
を改良するためには、化学式2及び化学式3で示される
化合物は、ポリエステルに対して3〜15重量%の割合
で用いることが好ましい。
【0041】エステル形成性官能基を1つ有し、かつ、
親水性基を少なくとも1つ有する化合物は一種を単独で
用いても良いし、二種以上を併用してもよい。
【0042】本発明に用いるポリエステルに、更に、ス
ルホン酸基を有する芳香族ジカルボン酸成分を共重合す
ることにより、巻ぐせ回復性、吸水性を向上することが
できるので、本発明のポリエステルに、更に、スルホン
酸基を有する芳香族ジカルボン酸成分を共重合させるこ
とは好ましい。
【0043】なお、本明細書において用いているスルホ
ン酸基の用語は、スルホン酸基そのものばかりでなく、
スルホン酸基のスルホン酸が塩となっている基をも包含
するものとして使用している。
【0044】共重合に用いるスルホン酸基を有する芳香
族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体として
は、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、2−ナトリウ
ムスルホテレフタル酸、4−ナトリウムスルホフタル
酸、4−ナトリウムスルホ−2,6−ナフタレンジカル
ボン酸及びこれら化合物のナトリウムを他の金属、例え
ばカリウム、リチウムで置き換えた塩やアンモニウム
塩、ホスホニウム塩などとした化合物またはそのエステ
ル形成性誘導体を挙げることができる。スルホン酸基を
有する芳香族ジカルボン酸成分の共重合割合としては、
ポリエステルを構成する二官能性ジカルボン酸を基準と
して、0.5〜6.5モル%共重合させることが好まし
い。
【0045】本発明に用いるポリエステルには、吸水性
をさらに向上させる目的で、ジオール成分の一部にポリ
アルキレングリコール類を用いてもよく、また、ジカル
ボン酸成分の一部にポリアルキレングリコール類の両端
にカルボキシル基を有するポリオキシアルキレンジカル
ボン酸を用いてもよい。これらポリアルキレングリコー
ル類及びポリアルキレングリコール類の両端にカルボキ
シル基を有するポリオキシアルキレンジカルボン酸とし
ては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレング
リコールーポリプロピレングリコール共重合体、及び、
それらの両端にカルボキシル基を有するポリオキシアル
キレンジカルボン酸などが挙げられる。
【0046】これらの中でもポリエステルの重合反応性
やフィルムの透明性の点でポリエチレングリコール、ポ
リオキシエチレンジカルボン酸が好ましい。ポリアルキ
レングリコール類の数平均分子量は300〜20000
が好ましく、さらに600〜10000、特に1000
〜5000の範囲にあるものが好ましく、共重合割合と
しては、反応生成物のポリエステルに対して3〜15重
量%であることが好ましい。ポリアルキレングリコール
類の数平均分子量および共重合割合がこの範囲にあると
フィルムの透明性、機械的強度を損なうこと無く吸水性
を向上することができる。
【0047】本発明に用いるポリエステルには、本発明
の効果を阻害しない範囲であればさらに他の共重合成分
が共重合されていてもよいし、他のポリエステルがブレ
ンドされていてもかまわない。これらの例としては、上
記のポリエステルや共重合成分が挙げられる。
【0048】また、本発明のポリエステルフィルムを写
真用支持体として用いる場合には、写真乳剤層を塗設し
た写真用支持体に光がエッジから入射したときに起こる
ライトパイピング現象(ふちかぶり)を防止する目的
で、フィルム中に染料を含有させることが好ましい。こ
のような目的で配合される染料としては、その種類に特
に限定があるわけではないが、フィルムの製膜工程上、
耐熱性に優れた染料が好ましく、例えばアンスラキノン
系やペリノン系の化学染料などを挙げることができる。
また、写真用支持体の色調としては、一般の感光材料に
見られるようにグレー染色が好ましく、一種類もしくは
二種類以上の染料を混合して用いることもできる。これ
らの染料として、住友化学株式会社製のSUMIPLA
ST、三菱化成株式会社製のDiaresin、Bay
er社製のMACROLEX等の染料を単独で、あるい
は適宜に混合して用いることができる。
【0049】フイルムの分光透過率を400nm〜70
0nmの波長範囲で60%以上85%以下とし、さらに
600nm〜700nmの波長範囲で分光透過率の最大
と最小の差が10%以内とするように染料を用いること
がライトパイピング現象を防止し、かつ良好な写真プリ
ントを得る上で好ましい。
【0050】本発明に使用されるポリエステルには、酸
化防止剤を含有させることが好ましい。含有させる酸化
防止剤はその種類につき特に限定はなく、各種のものを
使用することができるが、好ましく使用することができ
る酸化防止剤の具体例としては、ヒンダードフェノール
系化合物、ホスファイト系化合物、チオエーテル系酸化
防止剤等を挙げることができる。これらの中でも透明性
の点でヒンダードフェノール系化合物が好ましい。
【0051】酸化防止剤の含有量は、通常、共重合ポリ
エステルに対して0.01〜2重量%、好ましくは0.
1〜0.5重量%である。酸化防止剤の含有量が0.0
1重量%未満であると写真性能が劣り(例えば、未露光
部分の濃度が高くなるいわゆるかぶり現象などが生ず
る。)、2重量%を越えると共重合ポリエステルの濁度
が増大し写真用支持体としては好ましくない。なお、こ
れらの酸化防止剤はその一種を単独で使用することもで
きるし、また、二種以上を組み合わせて使用することも
できる。
【0052】本発明によるポリエステルフィルムには、
用途に応じて易滑性を付与することも可能であり、易滑
性付与手段としては特に限定を加えるところではない
が、不活性無機化合物の練り込み、あるいは界面活性剤
の塗布等が一般的手法として用いられる。
【0053】かかる不活性無機粒子としては、Si
2、TiO2、BaSO4、CaCO3、タルク、カオリ
ン等が例示される。また、上記のポリエステル合成反応
系に不活性な粒子を添加する外部粒子系による易滑性付
与以外に、ポリエステルの重合反応時に添加する触媒等
を析出させる内部粒子系による易滑性付与方法も採用可
能である。
【0054】これら易滑性付与手段には特に限定を加え
るものではないが、写真感光材料用支持体としては透明
性が重要な要件となるため、ポリエステルフィルムと比
較的近い屈折率をもつSiO2を用いた外部粒子系によ
る易滑性付与、あるいは、析出する粒子径を比較的小さ
くすることが可能な内部粒子系による易滑性付与を選択
することが望ましい。特に、内部粒子系による易滑性付
与ではCa、Mn、Mgなどの金属とPの添加量を調整
することにより易滑性をコントロールすることが可能で
あり好ましい。
【0055】本発明のポリエステルフィルムの原料ポリ
エステルの合成法は、特に限定があるわけではなく、従
来公知のポリエステルの製造方法にしたがって製造でき
る。例えば、二塩基酸性成分をジオール成分と直接エス
テル化反応させる直接エステル化法、初めに二塩基酸成
分としてジアルキルエステルを用いジオール成分とでエ
ステル交換反応させ、これを減圧下に加熱して余剰のジ
オール成分を除去することにより重合させるエステル化
法を用いることができる。この際、必要に応じてエステ
ル交換反応触媒あるいは重合反応触媒を用い、あるいは
耐熱安定剤を添加することができる。また、着色防止
剤、酸化防止剤、結晶核剤、すべり剤、安定剤、ブロッ
キング防止剤、紫外線吸収剤、粘度調節剤、消泡剤、透
明化剤、帯電防止剤、pH調整剤などを添加させてもよ
い。
【0056】本発明のポリエステルフィルムは、少くと
も一層が、エステル形成性官能基を1つ有し、かつ、親
水性基を少なくとも1つ有する化合物を共重合成分とし
て有するポリエステル(以下、本発明のポリエステルと
いう。)からなる層(以下、本発明のポリエステル層と
いう。)を有する多層構造からなるポリエステルフイル
ムであってもよい。
【0057】本発明のポリエステル層に積層させるフィ
ルム層は特に限定されるものではないが、透明性、機械
的特性等が優れた層を積層することによって更にフィル
ムの透明性、機械的特性等を向上することができる。
【0058】本発明のポリエステル層に積層させるフィ
ルム層としては、例えば、芳香族ジカルボン酸を主たる
二塩基酸性分とし、エチレングリコールを主たるジオー
ル成分とするポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボ
ネートよりなるフィルム層を挙げることができる。層間
の接着性、透明性、機械的特性等を考慮すると、これら
の中でも芳香族ジカルボン酸を主たる二塩基酸性分と
し、エチレングリコール等をジオール成分とするポリエ
ステルが好ましい。
【0059】これらポリエステルを構成するジカルボン
酸性分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカ
ルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニ
ルエタンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、
ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルチオエーテルジカ
ルボン酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、フェニルイ
ンダンジカルボン酸などを挙げることができる。また、
ジオール成分としては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、シクロヘキ
サンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキ
シフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、ジエチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、バイドロキノン、シクロヘキサンジオールな
どを挙げることができる。
【0060】これらの成分からなるポリエステルの中で
も、耐熱性、機械的強度、寸法安定性などの点から、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、シクロヘキサンジメチレンテレフテレートが好まし
い。
【0061】上記ポリエステルには、更に、他の共重合
成分が共重合されていてもよい。これら共重合成分とし
ては、例えば、スルホン酸基を有する芳香族ジカルボン
酸、ポリアルキレングリコール類の両端にカルボキシル
基を有するポリオキシアルキレンジカルボン酸、ポリア
ルキレングリコール類等を挙げることができる。
【0062】また、上記ポリエステルは、二種以上のポ
リエステルのブレンドであってもよいし、また、他の樹
脂がブレンドされたものであってもよい。
【0063】また、上記ポリエステルは、二種以上の酸
化防止剤、易滑性付与剤、染料等一般に用いられている
ポリエステル用添加剤を添加することができる。これら
添加剤としては、先に示したものを挙げることができ
る。
【0064】本発明の多層構造からなるポリエステルフ
イルムは、如何なる層構成を有するものであってもよ
い。
【0065】本発明のポリエステル層をA層、他のフィ
ルム層をB層あるいはC層とした場合、A層及びB層の
2層よりなる構成でもよく、A層/B層/A層、B層/
A層/B層、B層/A層/C層またはA層/B層/C層
等の3層よりなる構成でもよい。さらに、4層以上の多
層構成とすることも、もちろん可能であるが、層構成が
多くなると製造設備が複雑になるので、実用上好ましい
とはいえない。
【0066】上記において、B層あるいはC層を構成す
るポリエステルとしては、前述のポリエステルが好まし
く用いられるが、中でもポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレートが特に好ましい。
【0067】本発明のポリエステルは、共重合ポリエス
テルであるためホモポリエステルに比ベ結晶性が低下
し、機械的特性、透明性、寸法安定性などが幾分か低下
するのは避けられないが、これらの層にポリエチレンテ
レフタレート層、あるいは他のホモポリエステル層、あ
るいは他の共重合ポリエステル層とを積層することによ
り、ポリエステル本来の優れた特性を維持しながら、巻
ぐせ回復性、下引塗設時の塗布性を高度に向上すること
ができる。
【0068】本発明の多層構造からなるポリエステルフ
イルムにおいて、フィルムの総厚みに対する本発明のポ
リエステル層の厚みは、30%以上あることが好まし
く、さらに40%〜70%の範囲であることが好まし
い。フィルムの総厚みは、特に限定があるわけではない
が20〜200μm、好ましくは40〜130μm、特
に60〜100μmが好ましい。この範囲より薄いと必
要な強度が得られない場合があり、厚いと従来の写真用
支持体に対しての優位性がなくなってしまう。なお、本
発明のポリエステル層以外の層一層の厚さは50μm以
下、さらに40μm以下であることが巻ぐせ回復性の点
で好ましい。
【0069】さらに、本発明のポリエステルフィルムに
易滑性、帯電防止性などを付与する場合、本発明のポリ
エステルフィルムが多層構造からなるポリエステルフィ
ルムにあっては、表面層のみにこれら添加剤を添加すれ
ばよいので添加剤の添加は少量ですみ、フィルムの透明
性を維持することができる。また、本発明のポリエステ
ル層の両側に他のポリエステルからなる層を積層するこ
とにより、フィルム表面へのオリゴマー析出を高度に防
止することができる。この時、両側に積層される他のポ
リエステルからなる層を構成するポリエステルとして
は、前述のポリエステルを用いることが好ましい。これ
らポリエステルのガラス転移温度は、本発明のポリエス
テルのガラス転移温度より高いことが好ましい。また、
これらポリエステルは、65℃以上のガラス転移温度を
有しているものが好ましく、75℃以上のガラス転移温
度を有しているものが更に好ましい。
【0070】また、両側に積層される他のポリエステル
からなる層の厚さは、フィルムの吸水性を維持するた
め、ある範囲で薄いことが必要であり、0.05〜20
μmが好ましい。
【0071】本発明のポリエステルフィルムを写真用支
持体として用いる場合、巾方向にカールを付与すること
により巻ぐせ回復性、下引塗設時の塗布性を高度に向上
することができる。好ましいカールの程度は、下記の方
法で求めた巾手のカール度で5〜30m-1の範囲であ
り、さらに5〜20m-1の範囲であることが好ましい。
【0072】〈巾手のカール度〉ポリエステルフィルム
を巾方向に35mm、長さ方向に2mmの大きさで切り
出したサンプルを、23℃、55%RHの条件下で1日
調湿した後、試料の巾手方向のカールの曲率半径をメー
トルで求め、その逆数で巾手のカール度表す。単位はm
-1である。
【0073】巻きぐせ回復性を向上させる場合、カール
の凸側を内側にして巻いた場合にその効果が発揮され
る。
【0074】フィルムの巾方向のカールは、例えば、共
重合成分や主構成成分の異なるポリエステルを積層す
る、固有粘度の異なる同種または異種のポリエステルを
積層することによって付与することができる。また、3
層以上の積層フィルムの場合では、両外層の層の厚みを
変えることでも巾方向のカールを付与することができ
る。この場合、用いるポリエステルの種類や層構成条
件、製膜時の延伸条件、熱処理条件、緩和条件等を調整
することで、所望のカール度を有するフィルムを得るこ
とができるが、固有粘度の差を利用して巾方向のカール
を付与する場合、固有粘度の差(ΔIV)が0.02〜
0.5であることが好ましく、また、両外層の厚みの差
を利用してカールを付与する場合には、両外層の厚みを
それぞれd1、d2とすると、1.1≦d1/d2≦5、さ
らには1.3≦d1/d2≦3とすることが好ましい。
【0075】また、フィルムの巾方向のカールは、フェ
ノール等の薬品でフィルムの片面を化学的に処理するこ
とにより、また、フィルム製膜時の延伸条件の制御によ
り、分子配向度や結晶化度等をフィルム厚み方向で差を
つけることにより付与することもできるが、作業環境を
悪化させたり、制御に難点があるので、これらの方法は
前述の方法より劣っている。
【0076】多層構造からなるポリエステルフイルムは
従来公知の方法で成形することができる。これら成形手
段としては、複数の押出機およびフィードブロック式ダ
イあるいはマルチマニフォールド式ダイによる共押出
法、積層体を構成する樹脂を押出機から溶融押出し、冷
却ドラム上で冷却固化して得た単層フィルム或いは積層
フィルムに、必要に応じてアンカー剤、接着剤等をコー
ティングした後に単層フィルム或いは積層フィルムをエ
クストルージョンラミネートする方法を例示することが
できる。
【0077】本発明の多層構造からなるポリエステルフ
イルムを成形する場合、各層を構成するポリエステルに
よっては、層間に十分な接着力が得られない場合がある
が、この場合、隣接する他方のポリエステルをブレンド
することにより、接着力を向上することができる。ブレ
ンドする割合は、特に制限があるわけではないが、1〜
50%、さらに10〜40%の範囲が好ましい。ブレン
ドする割合をこの範囲とすることにより、機械的強度の
良好な、接着力の向上したフィルムが得られる。また、
隣接する他方のポリエステル中の共重合成分の少くとも
1成分を共重合成分として用いることにより接着力を向
上することができる。
【0078】本発明のポリエステルフィルムは、含水率
が0.5重量%以上であることが好ましい。更に、好ま
しいポリエステルフィルムは、含水率が0.6〜5.0
重量%の範囲のものである。ポリエステルフィルムの含
水率を0.5重量%以上とすることにより、現像処理後
の巻ぐせカール回復性が向上する。逆に含水率が大き過
ぎると、吸湿による寸法安定性が悪化するので、特に寸
法安定性が必要である場合には注意が必要である。
【0079】上記含水率は、フィルム試料を23℃、2
0%RH、12時間の条件で調湿した後、38℃の蒸留
水に15分間浸漬させ、しかる後に微量水分計(例え
ば、三菱化成(株)製CA−O5型)を用い、乾燥温度
150℃で求めたものである。
【0080】また、本発明のポリエステルフィルムは、
ヘーズが3%以下であることが好ましい。さらに好まし
くは1%以下である。ヘーズ値が3%を越えるとフィル
ムを写真用支持体として用いた場合、画像がぼけてしま
い不鮮明になるという問題が発生する。
【0081】上記ヘーズは、ASTM−D1003−5
2に従って測定したものである。
【0082】本発明のポリエステルフィルムのガラス転
移温度は、60℃以上であるが好ましく、さらに好まし
くは70℃以上120℃以下である。ガラス転移温度
は、23℃、55%RHの雰囲気下に12時間以上保存
したフィルム試料を、示差走査熱量計で測定することに
よって求めることができる。ガラス転移温度が60℃よ
り低いと、現像処理機での乾燥工程で、フィルムが変形
する恐れがあり好ましくない。また、ガラス転移温度が
高いと下引層塗設時の塗布性は向上するが、120℃を
超えると、巻ぐせ回復性が著しく低下する。
【0083】本発明のポリエステルフィルムは従来公知
の方法で成形することができる。成形方法は特に限定さ
れるものではないが、例えば、原料のポリエステルをペ
レット状に成形し、熱風あるいは真空乾燥した後溶融押
出し、Tダイより押出して、静電印加法により冷却ドラ
ム上に密着させ、冷却固化させることによって成形する
ことができる。本発明のポリエステルフィルムが多層構
造からなるポリエステルフイルムである場合には、先に
述べた積層方法を採用することができる。
【0084】本発明のポリエステルフィルムは一軸配向
あるいは二軸配向されていることが好ましい。
【0085】一軸配向あるいは二軸配向は、上記のよう
にして得られた未延伸シートをガラス転移温度(Tg)
からTg+100℃の温度範囲に加熱し、一軸方向ある
いは二軸方向に延伸することにより行うことができる。
二軸方向への延伸はタテ及びヨコへの延伸を逐次にまた
は同時に延伸倍率2.5〜6.0倍の範囲で行うことが
できる。本発明のポリエステルフィルムが積層フィルム
である場合には、通常行われているように、延伸温度の
設定は、各構成層のTgで最も高いTgを基準にするこ
とが好ましい。
【0086】延伸後、必要に応じ、150〜240℃の
温度範囲で熱固定し、タテおよび/またはヨコ方向に弛
緩しつつ冷却する。
【0087】また、配向の前および/または後で帯電防
止層、易滑性層、接着性層、バリアー性層などの機能性
層を塗設してもよい。この際、コロナ放電処理、薬液処
理などの各種表面処理を必要に応じて施すことができ
る。
【0088】さらに、強度を向上させる目的で、多段タ
テ延伸や、再タテ延伸、ヨコ・タテ延伸など公知の延伸
フィルムの製造に用いられている延伸を行うこともでき
る。
【0089】本発明のポリエステルフィルムは、吸水
性、機械的特性、透明性に優れるので、各種透明フィル
ム用途に使用され、その用途は特に限定されないが、例
えば、OHP用フィルム、包装用フィルム、写真感光材
料の支持体またはカバー層などに有用できる。
【0090】また、本発明の写真用支持体は、特にロー
ル状にして用いられる写真感光材料の支持体として好適
である。
【0091】本発明の写真感光材料は、本発明のポリエ
ステルフィルムよりなる写真用支持体の少なくとも一方
の側に写真乳剤層が設けられている。写真乳剤層は、ハ
ロゲン化銀乳剤を塗設することによって形成することが
できる。
【0092】写真乳剤層は、写真用支持体の片面あるい
は両面に設けることができる。また、写真乳剤層は、そ
れぞれの面に一層あるいは二層以上設けることができ
る。
【0093】ハロゲン化銀乳剤は写真用支持体上に直接
あるいは他の層、例えば、ハロゲン化銀乳剤を含まない
親水性コロイド層を介して塗設することができる。ま
た、ハロゲン化銀乳剤層の上には、保護層としての親水
性コロイド層を塗設しても良い。また、ハロゲン化銀乳
剤層は、異なる感度、例えば高感度および低感度の各ハ
ロゲン化銀乳剤層に分けて塗設しても良い。この場合、
各ハロゲン化銀乳剤層の間に中間層を設けても良い。ま
た、必要に応じて、更に他の親水性コロイドからなる中
間層、保護層、アンチハレーション層、バッキング層な
どの非感光性親水性コロイド層を設けても良い。
【0094】写真用支持体に写真乳剤層を設けるにあた
って、表面処理を施してもよい。これら表面処理には、
コロナ放電、紫外線処理、プラズマ処理、火炎処理等の
物理的処理、及び、アルカリ処理、アミン処理、トリク
ロル酢酸処理、フェノール類処理等の化学的処理が挙げ
られる。また、下塗り層を設けることもできる。
【0095】ハロゲン化銀乳剤は、例えばリサーチ・デ
ィスクロージャー(以下、RDと略す。)No.17643、22
〜23頁(1979年12月)の“1.乳剤製造法( Emulsion pr
eparation and types )”、およびRDNo.18716、648
頁、グラフキデ著「写真の物理と化学」ポールモンテル
社刊(P.Glkides,Chimie et Physique Photographique
,Paul Montel,1967)、ダフィン著「写真乳剤化学」、
フォーカルプレス社刊(G.F.Dauffin,Photographic Emu
lsion Chemistry Focal Press 1966)、ゼリクマン等著
「写真乳剤の製造と塗布」、フォーカルプレス社刊(V.
L.Zelikman etal,Making and coating Photographic Em
ulsion,Focal Press 1964)などに記載された方法を用
いて調製することができる。
【0096】乳剤は、米国特許3,574,628号、同3,665,3
94号および英国特許1,413,748号などに記載された単分
散乳剤も好ましい。
【0097】ハロゲン化銀乳剤には、物理熟成、化学熟
成及び分光増感を行うことができる。このような工程で
使用される添加剤は、RD No.17643、RD No.18716及
びRD No.308119(それぞれ、以下、RD17643、RD18716
及びRD308119と略す。)に記載されている。表1にその
記載箇所を示す。
【0098】
【表1】 本発明の写真感光材料がカラー写真感光材料である場
合、使用することができる写真用添加剤は上記RDに記
載されている。表2にその関連のある記載箇所を示す。
【0099】
【表2】 また、本発明の写真感光材料がカラー写真感光材料であ
る場合、種々のカプラーを使用することができ、その具
体例は下記RD17643及びRD308119に記載されている。表
3にその関連ある記載箇所を示す。
【0100】
【表3】 また、これら添加剤は、RD308119 1007頁 XIV項に記
載されている分散法などにより、写真感光層に添加する
ことができる。
【0101】カラー写真感光材料には、前述のRD308119
VII−K項に記載されているフィルター層や中間層など
の補助層を設けることができる。
【0102】カラー写真感光材料を構成する場合、前述
のRD308119 VII−K項に記載されている順層、逆層、ユ
ニット構成などの様々な層構成をとることができる。
【0103】この発明のハロゲン化銀写真感光材料を現
像処理するには、例えばT.H.ジェームズ著、セオリ
イ オブ ザ フォトグラフィック プロセス第4版
(TheTheory of The Photografic Process Forth Edit
ion)第291頁〜第334頁およびジャーナル オブ ザ
アメリカン ケミカル ソサエティ(JournaI of the A
merican Chemical Society)第73巻、第3,100頁(195
1)に記載されている、それ自体公知の現像剤を使用す
ることができる。また、カラー写真感光材料は前述のRD
17643 28〜29頁、RD18716 615頁及びRD308119 XIXに
記載された通常の方法によって、現像処理することがで
きる。
【0104】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
詳述する。
【0105】以下の実施例において、ガラス転移温度、
フィルムヘーズ、含水率、固有粘度、破断強度・弾性
率、巾手のカール度、塗布故障、巻ぐせ回復性の値は下
記により求められたものである。 (1)ガラス転移温度 ポリエステルフイルムあるいはポリエステル10mgを、
示差走査型熱量計にセットし、窒素気流下で10℃/mi
nの速度で昇温していき、ベースラインが偏奇し始める
温度と、新たなベースラインに戻る温度との平均値をガ
ラス転移温度とした。この時、測定されるガラス転移温
度よりも少くとも50℃以上低い温度から測定を開始す
る。 (2)フィルムヘーズ フィルムヘーズは、ASTM−D1003−52に従っ
て測定した。 (3)含水率 ポリエステルフィルムを、23℃、20%RH、12時
間の条件で調湿した後、38℃の蒸留水に15分間浸漬
させ、しかる後に微量水分計(例えば、三菱化成(株)
製CA−05型)を用い、乾燥温度150℃で求めた。 (4)固有粘度 ポリエステルフィルムあるいはポリエステルについて、
ウベローデ型粘度計を用いて行った。溶媒としてフェノ
ールと1,1,2,2−テトラクロロエタンの混合溶媒
(混合重量比、約55:45、流下時間を42.0±
0.1秒に調整する。)のものを用い、サンプル濃度
0.2g/dl、0.6g/dl、1.0g/dlの溶
液(温度20℃)を作製した。ウベローデ型粘度計によ
って、それぞれの濃度(C)における比粘度(ηsp)を
求め、ηsp/cをcに対してプロットし、得られた直線
を濃度零に補外して
【0106】
【数1】 を求めた。単位はdl/gで示される。 (5)破断強度・弾性率 フィルムを、23℃、55%RHに温調された部屋に4
時間以上放置した後、巾10mm、長さ200mmの大きさ
に切り出したサンプルを、(株)オリエンテック製テン
シロン(RTA−100)を用い、チャック間を100
mmにし、引張速度100mm/分で引張試験をし、タテ、
ヨコ方向の破断強度・弾性率を測定し、タテ、ヨコ方向
の値を平均した破断強度・弾性率を求めた。 (6)巾手のカール度 フィルムを巾方向に35mm、長さ方向に2mmの大き
さで切り出したサンプルを、23℃、55%RHの条件
下で1日調湿した後、試料の巾手方向のカールの曲率半
径をメートルで求め、その逆数で巾手のカール度表す。
単位はm-1である。 (7)塗布故障 フィルムの一方の面に8W/(m2 ・min)のコロナ放電
処理を施し、その上に、常温、常湿下で、下記下引塗布
液A−1を50m/minの速さでロールフィットコーテ
ィングパン及びエアーナイフを使用して塗布し、乾燥温
度90℃で30秒間乾燥し、乾燥膜厚0.8μmの下引
層A−1を形成した。このフィルムの他方の面に同様の
方法で、下記下引塗布液B−1を塗布、乾燥し、乾燥膜
厚0.8μmの下引層B−1を形成した。 <下引塗布液A−1> ブチルアクリレート30重量%、t−ブチルアクリレート20重量%、 スチレン25重量%、および2−ヒドロキシエチルアクリレート 25重量%の共重合体ラテックス液(固形分30%) 270g 化合物(UL−1) 0.6g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素) 0.8g 水で仕上げる 1000ml <下引塗布液B−1> ブチルアクリレート40重量%、スチレン20重量%およびグリシジル アクリレート40重量%の共重合体ラテックス液(固形分30%) 270g 化合物(UL−1) 0.6g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素) 0.8g 水で仕上げる 1000ml さらに下引層A−1及び下引層B−1の上に8W/(m2
・min)のコロナ放電処理を施し、同様にして下引層A
−1の上に下記下引塗布液A−2を塗布、乾燥し、乾燥
膜厚0.1μmの下引層A−2を形成し、また、下引層
B−1の上には、下記下引塗布液B−2を塗布、乾燥
し、乾燥膜厚0.8μmの下引層B−2を形成した。 <下引塗布液A−2> ゼラチン 10g 化合物(UL−1) 0.2g 化合物(UL−2) 0.2g 化合物(UL−3) 0.1g シリカ粒子(平均粒径:3μm) 0.1g 水で仕上げる 1000ml <下引塗布液B−2> 水溶性導電性ポリマー(UL−4) 60g 化合物(UL−5)を成分とするラテックス液(固形分20%) 80g 硫酸アンモニウム 0.5g 硬化剤(UL−6) 12g ポリエチレングリコール(重量平均分子量600) 6g 水で仕上げる 1000ml このフィルムについて、1m2当りの塗布故障の数を目視
評価し、下記の基準でランク付けした。 ランク 塗布故障の数 ◎ 0ヶ ○ 1〜3ヶ × 4ヶ以上 なお、このランク付けにおける実用性は、写真用支持体
としての許容性に基づいて決定されたものであり、ラン
ク○以上であることが好ましい。 (8)巻ぐせ回復性 上記下引層を塗設したフィルムを用いて、下引層B−2
の上に8W/(m2・min)のコロナ放電を施し、下記塗
布液MC−1を乾燥硬膜1μmになるように塗布した。 (MC−1)下記の成分を一緒にディゾルバーで混和
し、その後サンドミルで分散し、分散液とした。
【0107】 ニトロセルロース 70重量部 ラウリン酸 1重量部 オレイン酸 1重量部 ブチルステアレート 1重量部 シクロヘキサノン 75重量部 メチルエチルケトン 150重量部 トルエン 150重量部 Co被着γ−Fe23(長軸0.2μm、短軸0.2μm、Hc=650エル ステツド) 5重量部 更に、MC−1の塗布層の上に、下記塗布液OC−1を
10ml/m2になるように塗布した。 <OC−1> カルナバワックス 1g トルエン 700ml メチルエチルケトン 300ml また、下引層A−2の上に25W/(m2/min)のコロ
ナ放電を施し、下記の写真構成層を順次形成して、多層
カラー写真感光材料を作成した。
【0108】なお、以下に示した写真構成層における数
量の表示は特に記載のない限り1m2当たりの量で示した
ものである。
【0109】またハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算
して示した。 〈写真構成層〉 第1層;ハレーション防止層(HC) 黒色コロイド銀 0.15g 紫外線吸収剤(UV−1) 0.20g カラードシアンカプラー(CC−1) 0.02g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.20g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.20g ゼラチン 1.6g 第2層;中間層(IL−1) ゼラチン 1.3g 第3層;低感度赤感性乳剤層(R−L) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.3μm、平均ヨウド含有量2.0モル%) 0.4g 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.4μm、平均ヨウド含有量8.0モル%) 0.3g 増感色素(S−1) 3.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2) 3.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−3) 0.2×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−1) 0.50g シアンカプラー(C−2) 0.13g カラードシアンカプラー(CC−1) 0.07g DIR化合物(D−1) 0.006g DIR化合物(D−2) 0.01g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.55g ゼラチン 1.0g 第4層;高感度赤感性乳剤層(R−H) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.7μm、平均ヨウド含有量7.5モル%) 0.9g 増感色素(S−1) 1.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2) 1.6×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−3) 0.1×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−2) 0.23g カラードシアンカプラー(CC−1) 0.03g DIR化合物(D−2) 0.02g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.25g ゼラチン 1.0g 第5層;中間層(IL−2) ゼラチン 0.8g 第6層;低感度緑感性乳剤層(G−L) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.4μm、平均ヨウド含有量8.0モル%) 0.6g 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.3μm、平均ヨウド含有量2.0モル%) 0.2g 増感色素(S−4) 6.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−5) 0.8×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.17g マゼンタカプラー(M−2) 0.43g カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.10g DIR化合物(D−3) 0.02g 高沸点溶媒(Оil−2) 0.7g ゼラチン 1.0g 第7層;高感度緑感性乳剤層(G−H) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.7μm、平均ヨウド含有量7.5モル%) 0.9g 増感色素(S−6) 1.1×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−7) 2.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−8) 0.3×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.30g マゼンタカプラー(M−2) 0.13g カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.04g DIR化合物(D−3) 0.004g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.35g ゼラチン 1.0g 第8層;イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀 0.1g 添加剤(HS−1) 0.07g 添加剤(HS−2) 0.07g 添加剤(SC−1) 0.12g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.15g ゼラチン 1.0g 第9層;低感度青感性乳剤層(B−L) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.3μm、平均ヨウド含有量2.0モル%) 0.25g 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.4μm、平均ヨウド含有量8.0モル%) 0.25g 増感色素(S−9) 5.8×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.6g イエローカプラー(Y−2) 0.32g DIR化合物(D−1) 0.003g DIR化合物(D−2) 0.006g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.18g ゼラチン 1.3g 第10層;高感度青感性乳剤層(B−H) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.8μm、平均ヨウド含有量8.5モル%) 0.5g 増感色素(S−10) 3 ×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−11) 1.2×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.18g イエローカプラー(Y−2) 0.10g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.05g ゼラチン 1.0g 第11層;第1保護層(PRO−1) 沃臭化銀(平均粒径0.08μm) 0.3g 紫外線吸収剤(UV−1) 0.07g 紫外線吸収剤(UV−2) 0.10g 添加剤(HS−1) 0.2g 添加剤(HS−2) 0.1g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.07g 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07g ゼラチン 0.8g 第12層;第2保護層(PRO−2) 化合物A 0.04g 化合物B 0.004g ポリメチルメタクリレート(平均粒径:3μm) 0.02g ゼラチン 0.7g ―沃臭化銀乳剤の調製― 第10層に使用した沃臭化銀乳剤は以下の方法で調製し
た。
【0110】平均粒径0.33μmの単分散沃臭化銀粒子
(沃化銀含有率2モル%)を種結晶として、沃臭化銀乳
剤をダブルジェット法により調製した。
【0111】下記組成の溶液<G−1>を温度70℃、pA
g7.8、pH7.0に保ち、よく撹拌しながら0.34モル相当の
種乳剤を添加した。 (内部高沃度相−コア相−の形成)その後、下記組成の
溶液<H−1>と下記組成の溶液<S−1>とを1:1
の流量比を保ちながら、加速された流量(終了時の流量
が初期流量の3.6倍)で86分をかけて添加した。 (外部低沃度相−シェル相−の形成)続いて、pAg10.
1、pH6.0に保ちながら、<H−2>と<S−2>とを
1:1の流量比で加速された流量(終了時の流量が初期
流量の5.2倍)で65分を要して添加した。
【0112】粒子形成中のpAgとpHとは、臭化カリウム
水溶液と56%酢酸水溶液とを用いて制御した。粒子形成
後に、常法のフロキュレーション法によって水洗処理を
施し、その後ゼラチンを加えて再分散し、40℃にてpHお
よびpAgをそれぞれ5.8および8.0に調整した。
【0113】得られた乳剤は、平均粒径0.80μm、分布
の広さが12.4%、沃化銀含有率8.5モル%の八面体沃臭
化銀粒子を含む単分散乳剤であった。 <G−1> オセインゼラチン 100.0g 下記化合物−Iの10重量%エタノール溶液 25.0ミリリットル 28%アンモニア水溶液 440.0ミリリットル 56%酢酸水溶液 660.0ミリリットル 水で仕上げる 5000.0ミリリットル (化合物−I:ポリイソプロピレンオキシ・ポリエチレンオキシ・ジ琥珀酸ナ トリウム) <H−1> オセインゼラチン 82.4g 臭化カリウム 151.6g 沃化カリウム 90.6g 水で仕上げる 1030.5ミリリットル <S−1> 硝酸銀 309.2g 28%アンモニア水溶液 当量 水で仕上げる 1030.5ミリリットル <H−2> オセインゼラチン 302.1g 臭化カリウム 770.0g 沃化カリウム 33.2g 水で仕上げる 3776.8ミリリットル <S−2> 硝酸銀 1133.0g 28%アンモニア水溶液 当量 水で仕上げる 3776.8ミリリットル 第10層以外の乳剤層に使用される沃臭化銀乳剤について
も、同様の方法で、種結晶の平均粒径、温度、pAg、p
H、流量、添加時間及びハライド組成を変化させて、平
均粒径および沃化銀含有率が異なる前記各乳剤を調製し
た。
【0114】いずれも分布の広さ20%以下のコア/シェ
ル型単分散乳剤であった。各乳剤は、チオ硫酸ナトリウ
ム、塩化金酸およびチオシアン酸アンモニウムの存在下
にて最適な化学熟成を施し、増感色素、4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン、
1−フェニルー5−メルカプトテトラゾールを加えた。
【0115】尚、上述の感光材料は、さらに、化合物S
U−1、SU−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1、H−
2、安定剤ST−1、カブリ防止剤AF−1、AF−2
(重量平均分子量10,000のもの及び1,100,000のも
の)、染料AI−1,AI−2および化合物DI−1
(9.4mg /m2)を含有する。
【0116】ハロゲン化銀写真感光材料を形成するのに
用いた各化合物の構造を以下に示す。
【0117】
【化10】
【0118】
【化11】
【0119】
【化12】
【0120】
【化13】
【0121】
【化14】
【0122】
【化15】
【0123】
【化16】
【0124】
【化17】
【0125】
【化18】
【0126】
【化19】
【0127】
【化20】 以上のようにして得られた写真感光材料について、JI
S K7519−1982に記載されている様にパーフ
ォレーション加工を施した。
【0128】サンプルサイズ12cm×35mmのフィ
ルムを写真構成層側が内巻となる様に直径10mmの巻
芯に巻き、55℃、20%RHの条件下で3日間処理
し、巻ぐせをつける。その後巻芯から解放し、38℃の
純水に15分間浸漬後、50gの荷重をかけて55℃の
熱風乾燥器で3分間乾燥する。荷重をはずし、サンプル
を垂直に吊し、サンプル両端間の距離を求め、元の距離
12cmに対しどれだけ回復したかを評価した。評価は
以下の基準によって行なった。 ◎:70%以上 ○:50%以上70%未満 ×:50%未満 なお、○レベル以上であれば実用上問題のないレベルで
ある。 (実施例1)テレフタル酸ジメチル100重量部、エチ
レングリコール64重量部、m−ナトリウムスルホ安息
香酸メチル1重量部にエステル交換触媒として酢酸カル
シウム水和物0.1重量部を添加し、常法に従ってエス
テル交換反応を行った。
【0129】得られた生成物に、5−ナトリウムスルホ
ジ(β−ヒドロキシエチル)イソフタル酸のエチレング
リコール溶液(濃度35重量%)20重量部、およびポ
リエチレングリコール(数平均分子量:3000)8重
量部、三酸化アンチモン0.05重量部、リン酸トリメ
チルエステル0.03重量部、イルガノックス1010
(チバ・ガイギー社製)0.2重量部および水酸化ナト
リウム0.02重量部を添加した。次いで、徐々に昇
温、減圧にし、280℃、0.5mmHgで重合を行
い、固有粘度0.55の共重合ポリエステルを得た。
【0130】この共重合ポリエステルを150℃で真空
乾燥した後、270℃で、Tダイを通じて層状に溶融押
出し、静電印加を与えながら、30℃の回転する冷却ド
ラム上で、急冷固化させ、未延伸シートを作製した。次
いで85℃でタテ方向に3.6倍延伸し、さらに90℃
でヨコ方向に4.0倍延伸した後、200℃で30秒間
熱固定して、厚さ100μmの二軸延伸フィルムを得
た。得られた二軸延伸フィルムの固有粘度は0.53、
ポリマーのガラス転移温度は65℃であった。 (実施例2)実施例1において、m−ナトリウムスルホ
安息香酸メチルの添加量を3重量部、5−ナトリウムス
ルホジ(β−ヒドロキシエチル)イソフタル酸のエチレ
ングリコール溶液(濃度35重量%)の添加量を15重
量部に変更した以外は同様にして、固有粘度0.55の
共重合ポリエステルを得た。
【0131】得られた共重合ポリエステルを実施例1と
同様にして、厚さ100μmの二軸延伸フィルムを得
た。得られた二軸延伸フィルムの固有粘度は0.53、
ポリマーのガラス転移温度は63℃であった。 (実施例3)実施例1において、m−ナトリウムスルホ
安息香酸メチルの添加量を6重量部、5−ナトリウムス
ルホジ(β−ヒドロキシエチル)イソフタル酸のエチレ
ングリコール溶液(濃度35重量%)を添加しなかった
以外は同様にして、固有粘度0.52の共重合ポリエス
テルを得た。
【0132】得られた共重合ポリエステルを実施例1と
同様にして、厚さ100μmの二軸延伸フィルムを得
た。得られた二軸延伸フィルムの固有粘度は0.50、
ポリマーのガラス転移温度は60℃であった。 (実施例4)テレフタル酸ジメチル100重量部、エチ
レングリコール64重量部、m−ナトリウムスルホ安息
香酸メチル3重量部にエステル交換触媒として酢酸カル
シウム水和物0.1重量部を添加し、常法に従ってエス
テル交換反応を行った。
【0133】得られた生成物に、5−ナトリウムスルホ
ジ(β−ヒドロキシエチル)イソフタル酸のエチレング
リコール溶液(濃度35重量%)15重量部、およびノ
ニポール700(三洋化成工業製)8重量部、三酸化ア
ンチモン0.05重量部、リン酸トリメチルエステル
0.03重量部、イルガノックス1010(チバ・ガイ
ギー社製)0.2重量部および酢酸ナトリウム0.04
重量部を添加した。次いで、徐々に昇温、減圧にし、2
80℃、0.5mmHgで重合を行い、固有粘度0.5
5の共重合ポリエステルを得た。
【0134】得られた共重合ポリエステルを実施例1と
同様にして、厚さ100μmの二軸延伸フィルムを得
た。得られた二軸延伸フィルムの固有粘度は0.53、
ポリマーのガラス転移温度は60℃であった。 (実施例5)実施例4において、m−ナトリウムスルホ
安息香酸メチルを添加しないで、5−ナトリウムスルホ
ジ(β−ヒドロキシエチル)イソフタル酸のエチレング
リコール溶液(濃度35重量%)の添加量を30重量部
とした以外は同様にして、固有粘度0.57の共重合ポ
リエステルを得た。
【0135】得られた共重合ポリエステルを実施例1と
同様にして、厚さ100μmの二軸延伸フィルムを得
た。得られた二軸延伸フィルムの固有粘度は0.55、
ポリマーのガラス転移温度は63℃であった。 (実施例6)テレフタル酸ジメチル100重量部、エチ
レングリコール64重量部にエステル交換触媒として酢
酸カルシウム水和物0.1重量部を添加し、常法に従っ
てエステル交換反応を行った。
【0136】得られた生成物に、5−ナトリウムスルホ
ジ(β−ヒドロキシエチル)イソフタル酸のエチレング
リコール溶液(濃度35重量%)30重量部、およびノ
ニポール700(三洋化成工業製)4重量部、ポリエチ
レングリコール(数平均分子量:3000)4重量部、
三酸化アンチモン0.05重量部、リン酸トリメチルエ
ステル0.03重量部、イルガノックス1010(チバ
・ガイギー社製)0.2重量部および酢酸ナトリウム
0.04重量部を添加した。次いで、徐々に昇温、減圧
にし、280℃、0.5mmHgで重合を行い、固有粘
度0.60の共重合ポリエステルを得た。得られた共重
合ポリエステルを実施例1と同様にして、厚さ100μ
mの二軸延伸フィルムを得た。得られた二軸延伸フィル
ムの固有粘度は0.57、ポリマーのガラス転移温度は
60℃であった。 (実施例7)実施例2で得られた共重合ポリエステル
(ポリエステルA)および市販の固有粘度0.65のポ
リエチレンテレフタレート(ポリエステルB)を、30
/70の割合になるようにタンブラー型混合磯でブレン
ドした(ポリエステルC)。
【0137】ポリエステルAとポリエステルCを用い
て、各々150℃で真空乾燥した後、3台の押出機を用
いて、280℃で溶融押出し、Tダイ内で層状に接合
し、冷却ドラム上に静電印加しながら密着させ、冷却固
化させ3層構成の積層未延伸シートを得た。
【0138】このとき、ポリエステルAが両外層、ポリ
エステルCが中央層であり、各層の厚さの比が、1:
3:5となるように、各押出機の押出量を調整した。
【0139】次いで、90℃でタテ方向に3.5倍延伸
し、更に100℃でヨコ方向に3.6倍延伸した。
【0140】次いで、210℃で30秒間熱固定した
後、ヨコ方向に5%熱弛緩処理しながら室温まで徐冷し
て、厚さ85μmの二軸延伸フィルムを得た。
【0141】得られた二軸延伸フィルムの各層を削りと
り、それぞれについて固有粘度とガラス転移温度を測定
したところ、ポリエステルA層のポリマーの固有粘度は
0.53、ガラス転移温度は63℃、ポリエステルC層
のポリマーの固有粘度は0.60、ガラス転移温度は7
2℃であった。
【0142】また、この二軸延伸フィルムは、ポリエス
テルA層の厚い側に凹のカールを示し、巾手のカール度
は、20m-1であった。
【0143】得られた二軸延伸フィルムの塗布性、巻ぐ
せ回復性の評価に際しては、凸面側が写真構成層側とな
る様にして行った。 (比較例1)テレフタル酸ジメチル100重量部、エチ
レングリコール70重量部、5−ナトリウムスルホイソ
フタル酸ジメチル10重量部、ポリエチレンオキシジカ
ルボン酸(数平均分子量:4000)10重量部にエス
テル交換触媒として酢酸カルシウム水和物0.1重量部
を添加し、常法に従ってエステル交換反応を行った。
【0144】得られた生成物に、三酸化アンチモン0.
03重量部、リン酸トリメチルエステル0.05重量部
を添加し、徐々に昇温、減圧にし、280℃、0.5m
mHgで重合を行い、固有粘度0.60の共重合ポリエ
ステルを得た。
【0145】得られた共重合ポリエステルを実施例1と
同様にして、厚さ100μmの二軸延伸フィルムを得
た。得られた二軸延伸フィルムの固有粘度は0.57、
ポリマーのガラス転移温度は60℃であった。 (比較例2)テレフタル酸ジメチル100重量部、エチ
レングリコール70重量部、5−ナトリウムスルホイソ
フタル酸ジメチル10重量部、アジピン酸ジメチル10
重量部にエステル交換触媒として酢酸カルシウム水和物
0.1重量部を添加し、常法に従ってエステル交換反応
を行った。
【0146】得られた生成物に、三酸化アンチモン0.
03重量部、リン酸トリメチルエステル0.05重量部
を添加し、徐々に昇温、減圧にし、280℃、0.5m
mHgで重合を行い、固有粘度0.60の共重合ポリエ
ステルを得た。
【0147】得られた共重合ポリエステルを実施例1と
同様にして、厚さ100μmの二軸延伸フィルムを得
た。得られた二軸延伸フィルムの固有粘度は0.58、
ポリマーのガラス転移温度は57℃であった。
【0148】この様にして得られた各二軸延伸フィルム
について、各特性値および評価結果を表4に示した。
【0149】表4から明らかなように、本発明の範囲に
あるものは巻ぐせ回復性、塗布性に優れた性能を有し、
かつ、透明性(ヘーズ)、吸水性(含水率)、機械的特
性(弾性率、破断強度)も良好であった。特に実施例7
では巻ぐせ回復性、塗布性、透明性(ヘーズ)、機械的
特性(弾性率、破断強度)に非常に優れた性能のフィル
ムであった。
【0150】
【表4】
【0151】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
り、透明性、機械的特性を維持しながら吸水性が高く、
巻ぐせカール回復性に優れ、更に塗布性にも優れたポリ
エステルフィルムならびにこれを用いた写真用支持体を
提供することができた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 1/91 // B29C 55/12 7639−4F B29K 67:00 C08L 67:00 (72)発明者 高田 昌人 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 小澤 良道 山口県防府市大字大崎自由が丘3−22−19 (72)発明者 橋村 鉄太郎 山口県防府市新田1751−15 (72)発明者 内藤 寛 山口県山口市大字吉敷2265−5

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エステル形成性官能基を1つ有し、か
    つ、親水性基を少なくとも1つ有する化合物を共重合成
    分として有するポリエステルからなることを特徴とする
    ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 エステル形成性官能基を1つ有し、か
    つ、親水性基を少なくとも1つ有する化合物が芳香族化
    合物であることを特徴とする請求項1に記載のポリエス
    テルフィルム。
  3. 【請求項3】 エステル形成性官能基を1つ有し、か
    つ、親水性基を少なくとも1つ有する化合物が、化学式
    1で示される化合物、化学式2で示される化合物または
    それらのエステル形成性誘導体及び化学式3で示される
    化合物またはそれらのエステル形成性誘導体から選ばれ
    た少なくとも1つの化合物であることを特徴とする請求
    項1または2に記載のポリエステルフィルム。 【化1】 [式中、Aはエステル形成性官能基を表し、RはH、ア
    ルキル基またはハロゲン原子を表し、Xは塩を形成する
    原子または原子群を表し、nは1または2の整数を表
    す。] 【化2】 [式中、R1は一種または二種以上のオキシアルキレン
    基から構成されるポリオキシアルキレン基を表し、R2
    は炭素数1〜16個のアルキル基を表す。B1はHまた
    は−CH2COOHを表す。] 【化3】 [式中、R3は一種または二種以上のオキシアルキレン
    基から構成されるポリオキシアルキレン基を表し、
    4、R5は炭素数1〜16個のアルキル基またはHを表
    す。B2はHまたは−CH2COOHを表す。]
  4. 【請求項4】 ポリエステルが、ポリエステルを構成す
    る二官能性ジカルボン酸を基準として、0.5〜5.0
    モル%の請求項3に記載の化学式1で示される化合物を
    共重合成分として有することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のポリエステルフィルム。ステルフィ
    ルム。
  5. 【請求項5】 ポリエステルが、3〜15重量%の請求
    項3に記載の化学式2で示される化合物またはそのエス
    テル形成性誘導体、または、化学式3で示される化合物
    またはそのエステル形成性誘導体を共重合成分として有
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 ポリエステルが、ポリエステルを構成す
    る二官能性ジカルボン酸を基準として、0.5〜6.5
    モル%のスルホン酸基を有する芳香族ジカルボン酸また
    はそのエステル形成牲誘導体を共重合成分として有する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のポリ
    エステルフィルム。
  7. 【請求項7】 ポリエステルが、ポリアルキレングリコ
    ール類を共重合成分として3〜15重量%有することを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のポリエステ
    ルフィルム。
  8. 【請求項8】 ポリエステルが、エチレンテレフタレー
    ト単位を主繰り返し単位とする共重合ポリエチレンテレ
    フタレートであることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載のポリエステルフィルム。
  9. 【請求項9】 少くとも一層が、請求項1〜8のいずれ
    かに記載のポリエステルからなる層を有することを特徴
    とする多層構造からなるポリエステルフイルム。
  10. 【請求項10】 ポリエステルフイルムが二軸配向され
    ていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載
    のポリエステルフィルム。
  11. 【請求項11】 フィルムの含水率が0.5重量%以上
    であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記
    載のポリエステルフィルム。
  12. 【請求項12】 フィルムのヘーズが3%以下であるこ
    とを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のポリ
    エステルフィルム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載のポ
    リエステルフィルムからなることを特徴とする写真用支
    持体。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載のポ
    リエステルフィルムの少なくとも一方の側に写真乳剤層
    を設けたことを特徴とする写真感光材料。
JP34700793A 1993-12-27 1993-12-27 ポリエステルフィルム及び写真用支持体 Pending JPH07191428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34700793A JPH07191428A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ポリエステルフィルム及び写真用支持体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34700793A JPH07191428A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ポリエステルフィルム及び写真用支持体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07191428A true JPH07191428A (ja) 1995-07-28

Family

ID=18387292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34700793A Pending JPH07191428A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ポリエステルフィルム及び写真用支持体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07191428A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100838548B1 (ko) * 2000-08-23 2008-06-17 데이진 가부시키가이샤 이축 배향 폴리에스테르 필름, 접착성 필름 및 착색하드코팅 필름

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100838548B1 (ko) * 2000-08-23 2008-06-17 데이진 가부시키가이샤 이축 배향 폴리에스테르 필름, 접착성 필름 및 착색하드코팅 필름

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3337518B2 (ja) 写真用支持体
US5580709A (en) Polyester layer support for photographic material
US5360708A (en) Silver halide color photographic light-sensitive material
JPH07191428A (ja) ポリエステルフィルム及び写真用支持体
US6132951A (en) Photographic support and photographic material
JP3496165B2 (ja) 写真用支持体
JP3451501B2 (ja) 写真用支持体
JPH06192408A (ja) ポリエステルフィルム及び写真用支持体
US5312725A (en) Silver halide color photographic light-sensitive material in roll form
EP0681211B1 (en) Process for preparing a photographic support
JP3592731B2 (ja) フィルム
JP3297724B2 (ja) 積層フィルム及び写真用支持体
JP3496166B2 (ja) 写真用支持体及びそれを用いた写真感光材料
JP3401687B2 (ja) 写真用支持体
JP3345623B2 (ja) 写真用支持体
JPH06250330A (ja) 写真フィルムの加工方法
JPH07270966A (ja) 写真用支持体および写真感光材料
JP3458197B2 (ja) 写真用支持体
JP3528061B2 (ja) 写真用支持体
JP3321594B2 (ja) 写真用支持体
JPH06115034A (ja) 積層フィルムおよび写真用支持体
JPH06202280A (ja) 写真用支持体
JPH075627A (ja) 写真用支持体
JPH07306497A (ja) 写真用支持体
JPH07114139A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料およびその中間製品

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060323

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060324

A521 Written amendment

Effective date: 20061106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A521 Written amendment

Effective date: 20061108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821