JPH07191756A - 微動駆動装置及びそれを用いた情報記録及び/又は再生装置 - Google Patents
微動駆動装置及びそれを用いた情報記録及び/又は再生装置Info
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- JPH07191756A JPH07191756A JP33042593A JP33042593A JPH07191756A JP H07191756 A JPH07191756 A JP H07191756A JP 33042593 A JP33042593 A JP 33042593A JP 33042593 A JP33042593 A JP 33042593A JP H07191756 A JPH07191756 A JP H07191756A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一対の圧電素子を用いた微動駆動機構におけ
る固有振動数を上げて、高速で正確な微動駆動を行なわ
せる。 【構成】 可動部の駆動方向の前後に、電極配置方向が
互いに一致している一対の圧電素子を取付け、該一対の
圧電素子に電圧を印加して駆動方向に互いに伸縮させて
可動部を駆動する微動駆動機構において、一対の圧電素
子にそれぞれ印加する駆動電圧の位相をずらすことによ
って駆動方向の張力を増大させることを特徴とする。
る固有振動数を上げて、高速で正確な微動駆動を行なわ
せる。 【構成】 可動部の駆動方向の前後に、電極配置方向が
互いに一致している一対の圧電素子を取付け、該一対の
圧電素子に電圧を印加して駆動方向に互いに伸縮させて
可動部を駆動する微動駆動機構において、一対の圧電素
子にそれぞれ印加する駆動電圧の位相をずらすことによ
って駆動方向の張力を増大させることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば走査型トンネル
顕微鏡や精密な位置制御が要求される機器に好適に適用
し得る微動駆動装置及びそれを用いた情報記録及び/又
は再生装置に関するものである。
顕微鏡や精密な位置制御が要求される機器に好適に適用
し得る微動駆動装置及びそれを用いた情報記録及び/又
は再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている微動駆動装置は、
図8に示されているように、分極処理をした1対の同特
性の圧電素子1a,1bを順方向に直列させることによ
り、可動部2を挟設してなる微動駆動機構を構成し、両
圧電素子1a,1bに同じ大きさの順方向バイアス電圧
VB を印加して同量だけ伸長させると共に、それぞれに
1つの駆動信号を出力極性が相反する2つの増幅器3
a,3bにより増幅して、得られる互いに逆相の駆動電
圧を重畳させることによって、2つの圧電素子1a,1
bの伸長量が互いに逆方向となるように増減し可動部2
を移動させている。
図8に示されているように、分極処理をした1対の同特
性の圧電素子1a,1bを順方向に直列させることによ
り、可動部2を挟設してなる微動駆動機構を構成し、両
圧電素子1a,1bに同じ大きさの順方向バイアス電圧
VB を印加して同量だけ伸長させると共に、それぞれに
1つの駆動信号を出力極性が相反する2つの増幅器3
a,3bにより増幅して、得られる互いに逆相の駆動電
圧を重畳させることによって、2つの圧電素子1a,1
bの伸長量が互いに逆方向となるように増減し可動部2
を移動させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な微動駆動装置
の駆動速度の限界は、微動駆動機構の固有振動数によっ
て制限されているが、分極処理した1対の同特性の圧電
素子を可動部に対し直列に配置し、2つの圧電素子を互
いに逆方向に伸長させて駆動する微動駆動機構では、2
つの圧電素子が可動部の駆動方向に及ぼす力(これを軸
力と称する)が、固有振動数を決定する最も大きな要因
の1つになっている。
の駆動速度の限界は、微動駆動機構の固有振動数によっ
て制限されているが、分極処理した1対の同特性の圧電
素子を可動部に対し直列に配置し、2つの圧電素子を互
いに逆方向に伸長させて駆動する微動駆動機構では、2
つの圧電素子が可動部の駆動方向に及ぼす力(これを軸
力と称する)が、固有振動数を決定する最も大きな要因
の1つになっている。
【0004】この軸力と固有振動数の関係にはほぼ比例
関係があり、軸力が高くなるほど固有振動数は上昇す
る。
関係があり、軸力が高くなるほど固有振動数は上昇す
る。
【0005】しかしながら上述の従来例では、分極処理
した1対の同特性の圧電素子を可動部に対し直列に配置
し、2つの圧電素子を互いに逆方向に同量だけ同時に伸
長させているため、可動部にかかる軸力が一定になり、
固有振動数をある程度以上に上昇させることができな
い。
した1対の同特性の圧電素子を可動部に対し直列に配置
し、2つの圧電素子を互いに逆方向に同量だけ同時に伸
長させているため、可動部にかかる軸力が一定になり、
固有振動数をある程度以上に上昇させることができな
い。
【0006】軸力を上昇させるには、圧電素子の両端に
印加される電圧を増加させれば良いが、圧電素子の耐電
圧以上を印加することはできず、従って固有振動数の上
昇にも限界がある。
印加される電圧を増加させれば良いが、圧電素子の耐電
圧以上を印加することはできず、従って固有振動数の上
昇にも限界がある。
【0007】本発明の目的は、従来の微動駆動機構の可
動部と圧電素子の位置関係を変えずに、可動部にかかる
軸力を上昇させることによって上述の従来方法の欠点を
解消し、剛性が高く、正確な微動駆動が行える微動駆動
装置及びそれを用いた情報記録及び/又は再生装置を提
供することにある。
動部と圧電素子の位置関係を変えずに、可動部にかかる
軸力を上昇させることによって上述の従来方法の欠点を
解消し、剛性が高く、正確な微動駆動が行える微動駆動
装置及びそれを用いた情報記録及び/又は再生装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、可動部の駆動方向の前後に、それぞれ
の電極配置方向を互いに一致させて1対の圧電素子を取
付け、該1対の圧電素子の伸縮を印加する駆動電圧によ
って互いに逆動作させる微動駆動機構において、前記駆
動電圧の位相をずらせて印加する手段を備えることを特
徴とする。
めに、本発明は、可動部の駆動方向の前後に、それぞれ
の電極配置方向を互いに一致させて1対の圧電素子を取
付け、該1対の圧電素子の伸縮を印加する駆動電圧によ
って互いに逆動作させる微動駆動機構において、前記駆
動電圧の位相をずらせて印加する手段を備えることを特
徴とする。
【0009】また、可動部の第1の駆動方向の前後に、
それぞれの電極配置方向を互いに一致させて取付けた第
1の1対の圧電素子と、該第1の1対の圧電素子のそれ
ぞれの外側部分を支持する支持体と、該支持体の第1の
駆動方向とは異なる第2の駆動方向の両側に、それぞれ
の電極配置方向を互いに一致させて取付けた第2の1対
の圧電素子と、前記第1,第2のそれぞれ1対の圧電素
子の伸縮を印加する駆動電圧によって互いに逆動作させ
る2軸微動駆動機構において、前記駆動電圧の位相をず
らせて印加する手段を備えることを特徴とする。
それぞれの電極配置方向を互いに一致させて取付けた第
1の1対の圧電素子と、該第1の1対の圧電素子のそれ
ぞれの外側部分を支持する支持体と、該支持体の第1の
駆動方向とは異なる第2の駆動方向の両側に、それぞれ
の電極配置方向を互いに一致させて取付けた第2の1対
の圧電素子と、前記第1,第2のそれぞれ1対の圧電素
子の伸縮を印加する駆動電圧によって互いに逆動作させ
る2軸微動駆動機構において、前記駆動電圧の位相をず
らせて印加する手段を備えることを特徴とする。
【0010】さらに、情報記録媒体を支持する支持部
と、前記情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再
生を行うためのプローブ電極と、該プローブ電極を前記
情報記録媒体に相対的に走査する微動駆動手段を具備す
る情報記録及び/又は再生装置において、前記微動駆動
手段として前記の微動駆動装置を用いることを特徴とす
る。
と、前記情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再
生を行うためのプローブ電極と、該プローブ電極を前記
情報記録媒体に相対的に走査する微動駆動手段を具備す
る情報記録及び/又は再生装置において、前記微動駆動
手段として前記の微動駆動装置を用いることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】可動部の駆動方向の前後に、取付けられる1対
の圧電素子それぞれに、駆動量の減少を招くことのない
範囲で位相差のある駆動電圧を印加することで、可動部
に作用する軸力を容易に上昇させることができ、微動駆
動機構の固有振動数を高めることができる。
の圧電素子それぞれに、駆動量の減少を招くことのない
範囲で位相差のある駆動電圧を印加することで、可動部
に作用する軸力を容易に上昇させることができ、微動駆
動機構の固有振動数を高めることができる。
【0012】
【実施例】本発明の原理を図1〜図2を用いて説明す
る。
る。
【0013】図1は本発明の微動駆動装置の原理的な説
明図であり、ガイド機構11に摺動可能に取りつけられ
た可動部12の両側には圧電素子13a、13bが取り
つけられ、例えば何れも中央に負極が現れるように分極
処理されている。
明図であり、ガイド機構11に摺動可能に取りつけられ
た可動部12の両側には圧電素子13a、13bが取り
つけられ、例えば何れも中央に負極が現れるように分極
処理されている。
【0014】このように配置された微動駆動機構は、例
えば圧電素子13a、13bの負極側電極を基準電位に
接地すると共に、他方の正極側電極に増幅器15からの
駆動電圧を印加する。そしてどちらか一方の圧電素子の
正極側電極と増幅器15との間に、駆動電圧の位相を遅
らせるための遅延回路18を設ける。本説明では圧電素
子13bの正極側電極と増幅器15との間に遅延回路1
8を設けた。
えば圧電素子13a、13bの負極側電極を基準電位に
接地すると共に、他方の正極側電極に増幅器15からの
駆動電圧を印加する。そしてどちらか一方の圧電素子の
正極側電極と増幅器15との間に、駆動電圧の位相を遅
らせるための遅延回路18を設ける。本説明では圧電素
子13bの正極側電極と増幅器15との間に遅延回路1
8を設けた。
【0015】図2(a)は圧電素子13a、(b)は圧
電素子13bにそれぞれ印加される駆動電圧の時間変化
を示したもので、電圧E/2を中心にして、電圧0から
電圧Eまでの間で変化する正電圧である。
電素子13bにそれぞれ印加される駆動電圧の時間変化
を示したもので、電圧E/2を中心にして、電圧0から
電圧Eまでの間で変化する正電圧である。
【0016】圧電素子13bに印加される電圧は、遅延
回路18により圧電素子13aに印加される電圧波形と
同形であり、位相をπだけずらしてある。
回路18により圧電素子13aに印加される電圧波形と
同形であり、位相をπだけずらしてある。
【0017】駆動電圧波形として、駆動電圧波形の交流
成分のduty比(図2のT2に対するT1の値)が1
でないような波形を選択している。
成分のduty比(図2のT2に対するT1の値)が1
でないような波形を選択している。
【0018】駆動電圧波形を前述のように選択し、更に
位相を非同期にすることで、圧電素子13a、13bの
変位量は互いに同期せず、図2(c)に示されるように
duty比が1(T1=T2)の時の軸力(f0)より
も可動部に作用する軸力が最大△fだけ高くなる。その
際の軸力f1は(T1+T2)/2周期で増減する。以
下実施例により本発明を具体的に説明する。
位相を非同期にすることで、圧電素子13a、13bの
変位量は互いに同期せず、図2(c)に示されるように
duty比が1(T1=T2)の時の軸力(f0)より
も可動部に作用する軸力が最大△fだけ高くなる。その
際の軸力f1は(T1+T2)/2周期で増減する。以
下実施例により本発明を具体的に説明する。
【0019】実施例1 本実施例では駆動電圧として図2(a)に示されるE=
100V、T1=120ms、T2=80msとした駆
動電圧波形を圧電素子13aに印加した。圧電素子13
bには遅延回路18により同形でπだけ位相がずれてい
る駆動電圧波形が印加される。
100V、T1=120ms、T2=80msとした駆
動電圧波形を圧電素子13aに印加した。圧電素子13
bには遅延回路18により同形でπだけ位相がずれてい
る駆動電圧波形が印加される。
【0020】本実施例では駆動波形の交流成分のdut
y比が1である波形を、πだけ位相をずらして各々の圧
電素子に印加した場合の軸力f0が100kgfなのに
対し、本発明の手段をこうじることにより軸力は最大5
0kgf増加した。
y比が1である波形を、πだけ位相をずらして各々の圧
電素子に印加した場合の軸力f0が100kgfなのに
対し、本発明の手段をこうじることにより軸力は最大5
0kgf増加した。
【0021】従って、軸力が高くなった分、微動駆動機
構の固有振動数が上昇する。
構の固有振動数が上昇する。
【0022】本実施例では、圧電素子として積層型の圧
電素子を用いた。
電素子を用いた。
【0023】図3は、本実施例による可動部12がガイ
ド機構11に対する変位量を、非接触式の静電容量セン
サーを用いて測定した結果である。
ド機構11に対する変位量を、非接触式の静電容量セン
サーを用いて測定した結果である。
【0024】駆動電圧の波形を図2のようなものに選ぶ
ことにより、位相をずらす前と同量の変位量(この例で
は5μm)を得ることができる。
ことにより、位相をずらす前と同量の変位量(この例で
は5μm)を得ることができる。
【0025】このように本実施例では、圧電素子に印加
される電圧の位相をずらすことにより、可動部に働く軸
力を変更できるので、微動駆動機構の固有振動数を上昇
させることができ、高速で正確な可動部12の駆動を実
現することができる。
される電圧の位相をずらすことにより、可動部に働く軸
力を変更できるので、微動駆動機構の固有振動数を上昇
させることができ、高速で正確な可動部12の駆動を実
現することができる。
【0026】なお、上記の配線のまま圧電素子13a、
13bの可動部12に対する左右関係を逆転させても駆
動可能であり、この場合には可動部12の駆動方向が上
記の場合とは逆になる。
13bの可動部12に対する左右関係を逆転させても駆
動可能であり、この場合には可動部12の駆動方向が上
記の場合とは逆になる。
【0027】本実施例では駆動電圧波形として図2
(a)に示される波形を用いたが、これはなんら制限さ
れるものでなく、駆動波形の交流成分のduty比が1
以外であればよく、図4、5に示されるような波形でも
構わない。
(a)に示される波形を用いたが、これはなんら制限さ
れるものでなく、駆動波形の交流成分のduty比が1
以外であればよく、図4、5に示されるような波形でも
構わない。
【0028】実施例2 図6は第2の実施例の構成図である。図6において、弾
性ヒンジばね11a,11b,11c,11dからなる
ガイド機構により、図面左右方向に移動可能とされた可
動部12は、第1の枠体17の中央に配置されており、
可動部12と枠体17の左右の間隙に配置された例えば
感度0.1(μm/V)の圧電素子13a,13bは、
それぞれに例えば50(V)の電圧がかけられた際に、
5(μm)ずつ伸長するようにされている。
性ヒンジばね11a,11b,11c,11dからなる
ガイド機構により、図面左右方向に移動可能とされた可
動部12は、第1の枠体17の中央に配置されており、
可動部12と枠体17の左右の間隙に配置された例えば
感度0.1(μm/V)の圧電素子13a,13bは、
それぞれに例えば50(V)の電圧がかけられた際に、
5(μm)ずつ伸長するようにされている。
【0029】また、第1の枠体17の外側には第2の枠
体19が配置され、第1の枠体17は弾性ヒンジばね1
1e,11f,11g,11hからなるガイド機構によ
って第2の枠体19から図面の上下方向に移動可能に支
持され、上下の間隙に設けられた圧電素子13c,13
dにより枠体17、可動部12を図面の上下方向に相対
的に駆動可能とされている。なお、圧電素子13c,1
3dを駆動する制御回路は、図示した圧電素子13a,
13bを駆動する回路と全く同じ構成になっており、複
雑化を避けるために図示を省略している。
体19が配置され、第1の枠体17は弾性ヒンジばね1
1e,11f,11g,11hからなるガイド機構によ
って第2の枠体19から図面の上下方向に移動可能に支
持され、上下の間隙に設けられた圧電素子13c,13
dにより枠体17、可動部12を図面の上下方向に相対
的に駆動可能とされている。なお、圧電素子13c,1
3dを駆動する制御回路は、図示した圧電素子13a,
13bを駆動する回路と全く同じ構成になっており、複
雑化を避けるために図示を省略している。
【0030】上述の構成で、圧電素子13a,13bに
対して、図2に示されているような波形で振幅が10V
PPの駆動信号を増幅器15を通して10倍にし、圧電素
子13aにはそのまま、圧電素子13bには遅延回路1
8により位相をπだけずらして印加される。
対して、図2に示されているような波形で振幅が10V
PPの駆動信号を増幅器15を通して10倍にし、圧電素
子13aにはそのまま、圧電素子13bには遅延回路1
8により位相をπだけずらして印加される。
【0031】各々の圧電素子は駆動電圧の波形に伴って
伸縮しようとするが、可動部12の前後に圧電素子が位
置しているので、波形通りには伸縮できず、その分、軸
力として可動部12に加わることになる。この結果、微
動駆動機構の固有振動数が上昇する。
伸縮しようとするが、可動部12の前後に圧電素子が位
置しているので、波形通りには伸縮できず、その分、軸
力として可動部12に加わることになる。この結果、微
動駆動機構の固有振動数が上昇する。
【0032】なお、圧電素子13c,13dについても
同様な駆動制御により、可動部12を上下方向に微動す
ることができる。
同様な駆動制御により、可動部12を上下方向に微動す
ることができる。
【0033】このように本実施例では、圧電素子に印加
される電圧の位相をずらすことにより、固有振動数を上
昇させることができ、増幅器15に入力される駆動電圧
の位相を遅延回路18で位相をπ遅らせることにより、
X方向の固有振動数が5.6kHzから6.1kHz
に、またY方向は2.6kHzから3.0kHzへと1
0%程度上昇させることができた。固有振動数は、可動
部の変位量を静電容量センサーで測定し、スペクトラム
アナライザで解析することにより算出した。
される電圧の位相をずらすことにより、固有振動数を上
昇させることができ、増幅器15に入力される駆動電圧
の位相を遅延回路18で位相をπ遅らせることにより、
X方向の固有振動数が5.6kHzから6.1kHz
に、またY方向は2.6kHzから3.0kHzへと1
0%程度上昇させることができた。固有振動数は、可動
部の変位量を静電容量センサーで測定し、スペクトラム
アナライザで解析することにより算出した。
【0034】なお、以上何れの場合においても、駆動電
圧が各々の圧電素子の耐圧を超過したり、圧電素子13
a,13bに分極方向と逆の電界が印加することがない
ように制限することが、圧電素子13の劣化を防止する
上で望ましい。
圧が各々の圧電素子の耐圧を超過したり、圧電素子13
a,13bに分極方向と逆の電界が印加することがない
ように制限することが、圧電素子13の劣化を防止する
上で望ましい。
【0035】実施例3 図7は第3の実施例である情報記録及び/又は再生装置
のブロック線図であり、同図において21はマイクロメ
カニクス技術で作成された複数のプローブ電極、22は
複数のプローブ電極をZ方向に微動させる機構であるZ
方向微動機構23にセットするためのプローブ電極アタ
ッチメント、24は複数のプローブ電極をZ方向に粗動
させるZ方向粗動機構である。25は記録媒体で、25
1はガラスを研磨して得られた基板、252は基板25
1の上にCr(下引き層)とAuを真空蒸着法により形
成した下地電極、253はグラファイト(HOPG)の
記録層である。記録層253は下地電極252の上に導
電性接着剤で接着され、記録層表面の記録再生領域はへ
き開により原子オーダで平滑になっている。26は記録
媒体25をXY方向に微動させるXY方向微動機構、2
7は記録媒体25をXY方向に粗動させるXY方向粗動
機構である。28は記録再生装置との接続を行なうイン
ターフェースであり、書込み読出し情報の入出力、ステ
ータスの出力、制御信号の入力、アドレス信号の出力を
行なう。280は記録再生装置内の各ブロック間の相互
作用の集中制御を行なう制御回路、281は書込み読出
し情報(データ)を制御回路280からの指示により書
込んだり読出したりする書込み読出し回路、282は書
込み読出し回路からの指令信号で複数のプローブ電極2
1と記録媒体25との間に書込み用のパルス状電圧を印
加してデータを書込んだり、読出し用の電圧を印加する
電圧印加回路、283は記録・再生時に複数のプローブ
電極21と記録媒体25との間に流れる電流を検出する
トンネル電流検出回路、284は制御回路280などの
指示によりトンネル電流検出回路283や位置検出回路
288の信号を基に複数のプローブ電極21や記録媒体
25の位置を決定する位置決め回路、285は位置決め
回路284からのサーボ信号を基に複数のプローブ電極
21や記録媒体25の位置をサーボするサーボ回路、2
86はサーボ回路285の信号に従い複数のプローブ電
極21のZ方向微動・粗動機構23,24を駆動するZ
方向駆動回路、287はサーボ回路285の信号に従い
記録媒体25のXY方向微動・粗動機構26,27を駆
動するXY方向駆動回路である。
のブロック線図であり、同図において21はマイクロメ
カニクス技術で作成された複数のプローブ電極、22は
複数のプローブ電極をZ方向に微動させる機構であるZ
方向微動機構23にセットするためのプローブ電極アタ
ッチメント、24は複数のプローブ電極をZ方向に粗動
させるZ方向粗動機構である。25は記録媒体で、25
1はガラスを研磨して得られた基板、252は基板25
1の上にCr(下引き層)とAuを真空蒸着法により形
成した下地電極、253はグラファイト(HOPG)の
記録層である。記録層253は下地電極252の上に導
電性接着剤で接着され、記録層表面の記録再生領域はへ
き開により原子オーダで平滑になっている。26は記録
媒体25をXY方向に微動させるXY方向微動機構、2
7は記録媒体25をXY方向に粗動させるXY方向粗動
機構である。28は記録再生装置との接続を行なうイン
ターフェースであり、書込み読出し情報の入出力、ステ
ータスの出力、制御信号の入力、アドレス信号の出力を
行なう。280は記録再生装置内の各ブロック間の相互
作用の集中制御を行なう制御回路、281は書込み読出
し情報(データ)を制御回路280からの指示により書
込んだり読出したりする書込み読出し回路、282は書
込み読出し回路からの指令信号で複数のプローブ電極2
1と記録媒体25との間に書込み用のパルス状電圧を印
加してデータを書込んだり、読出し用の電圧を印加する
電圧印加回路、283は記録・再生時に複数のプローブ
電極21と記録媒体25との間に流れる電流を検出する
トンネル電流検出回路、284は制御回路280などの
指示によりトンネル電流検出回路283や位置検出回路
288の信号を基に複数のプローブ電極21や記録媒体
25の位置を決定する位置決め回路、285は位置決め
回路284からのサーボ信号を基に複数のプローブ電極
21や記録媒体25の位置をサーボするサーボ回路、2
86はサーボ回路285の信号に従い複数のプローブ電
極21のZ方向微動・粗動機構23,24を駆動するZ
方向駆動回路、287はサーボ回路285の信号に従い
記録媒体25のXY方向微動・粗動機構26,27を駆
動するXY方向駆動回路である。
【0036】本図では制御回路280、書込み読込み回
路281、電圧印加回路282、トンネル電流検出回路
283は1つしか記載されていないが、実際には複数の
プローブ電極の数だけ使用する。
路281、電圧印加回路282、トンネル電流検出回路
283は1つしか記載されていないが、実際には複数の
プローブ電極の数だけ使用する。
【0037】次に、情報記録再生装置の動作を説明す
る。複数のプローブ電極21は記録媒体25との接触を
避けるために、初期位置は稍々上方にあり、使用時には
Z方向微動・粗動機構23,24によって記録媒体25
に接近される。この時、電圧印加回路282により20
0(mV)の読取電圧をプローブ電極21と記録媒体2
5の下地電極252の間に印加しておき、トンネル電流
検出回路283で検出される電流が100(pA)にな
るまで接近させ、Z方向微動・粗動機構23,24を保
持し、その後にXY方向微動機構26を用いて記録媒体
25上を走査して記録再生を行う。記録は記録媒体25
の記録領域上を1列ずつ複数のプローブ電極21で走査
しながら制御回路280で指令された書き込み位置で電
圧印加回路282よりパルス状電圧を印加することによ
り行われる。このパルス状電圧はパルス高さ4(V)、
パルス幅1(μs)であり、電圧を印加されたグラファ
イト膜の表面が凹状に変化するための閾値である。
る。複数のプローブ電極21は記録媒体25との接触を
避けるために、初期位置は稍々上方にあり、使用時には
Z方向微動・粗動機構23,24によって記録媒体25
に接近される。この時、電圧印加回路282により20
0(mV)の読取電圧をプローブ電極21と記録媒体2
5の下地電極252の間に印加しておき、トンネル電流
検出回路283で検出される電流が100(pA)にな
るまで接近させ、Z方向微動・粗動機構23,24を保
持し、その後にXY方向微動機構26を用いて記録媒体
25上を走査して記録再生を行う。記録は記録媒体25
の記録領域上を1列ずつ複数のプローブ電極21で走査
しながら制御回路280で指令された書き込み位置で電
圧印加回路282よりパルス状電圧を印加することによ
り行われる。このパルス状電圧はパルス高さ4(V)、
パルス幅1(μs)であり、電圧を印加されたグラファ
イト膜の表面が凹状に変化するための閾値である。
【0038】再生は、電圧印加回路282より複数のプ
ローブ電極21と下地電極252の間に200(mV)
の読み取り電圧を印加しながら、XY方向微動機構26
を用いてプローブ電極21で記録領域を走査し、トンネ
ル電流検出回路283での電流の変化から読み取りを行
う。
ローブ電極21と下地電極252の間に200(mV)
の読み取り電圧を印加しながら、XY方向微動機構26
を用いてプローブ電極21で記録領域を走査し、トンネ
ル電流検出回路283での電流の変化から読み取りを行
う。
【0039】この装置は記録再生装置であったが、記録
のみ又は再生のみの装置であってもよいことは言うまで
もない。また、書き込み読み出しの条件は上記実施例に
限定されることはなく、記録媒体25側に設けたXY方
向微動機構・粗動機構26,27は、プローブ電極21
側に設けてもよい。
のみ又は再生のみの装置であってもよいことは言うまで
もない。また、書き込み読み出しの条件は上記実施例に
限定されることはなく、記録媒体25側に設けたXY方
向微動機構・粗動機構26,27は、プローブ電極21
側に設けてもよい。
【0040】この情報記録及び/又は再生装置のXY方
向微動機構に前述の微動駆動装置を用いたところ、高速
書き込み、読み出しが可能になった。
向微動機構に前述の微動駆動装置を用いたところ、高速
書き込み、読み出しが可能になった。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかわる微
動駆動装置及びそれを用いた情報記録及び/又は再生装
置は、可動部を挟む1対の圧電素子によって可動部に加
えられる軸力を増加させることができるので、装置の固
有振動数を上昇させることができ、高速で精密な微動駆
動を行うことができる。
動駆動装置及びそれを用いた情報記録及び/又は再生装
置は、可動部を挟む1対の圧電素子によって可動部に加
えられる軸力を増加させることができるので、装置の固
有振動数を上昇させることができ、高速で精密な微動駆
動を行うことができる。
【図1】本発明の原理的説明図。
【図2】(a)本発明を説明する圧電素子に印加される
電圧の波形図。(b)本発明を説明する圧電素子に印加
される位相をずらした電圧の波形図。(c)本発明を説
明する軸力の増加を示すグラフ。
電圧の波形図。(b)本発明を説明する圧電素子に印加
される位相をずらした電圧の波形図。(c)本発明を説
明する軸力の増加を示すグラフ。
【図3】第1の実施例の可動部の変位量を示すグラフ。
【図4】第1の実施例の圧電素子に印加される他の電圧
の波形図。
の波形図。
【図5】第1の実施例の圧電素子に印加される他の電圧
の波形図。
の波形図。
【図6】第2の実施例による微動駆動装置の構成図。
【図7】第3の実施例による記録再生装置のブロック回
路構成図。
路構成図。
【図8】従来の微動駆動装置の説明図。
11 ガイド機構 11a〜11h 弾性ヒンジばね 12 可動部 13a〜13d 圧電素子 15 増幅器 17,19 枠体 18 遅延回路 21 プローブ電極 25 記録媒体 26 XY方向微動機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 41/09 (72)発明者 川瀬 俊光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 可動部の駆動方向の前後に、それぞれの
電極配置方向を互いに一致させて1対の圧電素子を取付
け、該1対の圧電素子の伸縮を印加する駆動電圧によっ
て互いに逆動作させる微動駆動機構において、前記駆動
電圧の位相をずらせて印加する手段を備えることを特徴
とする微動駆動装置。 - 【請求項2】 可動部の第1の駆動方向の前後に、それ
ぞれの電極配置方向を互いに一致させて取付けた第1の
1対の圧電素子と、該第1の1対の圧電素子のそれぞれ
の外側部分を支持する支持体と、該支持体の第1の駆動
方向とは異なる第2の駆動方向の両側に、それぞれの電
極配置方向を互いに一致させて取付けた第2の1対の圧
電素子と、前記第1,第2のそれぞれ1対の圧電素子の
伸縮を印加する駆動電圧によって互いに逆動作させる2
軸微動駆動機構において、前記駆動電圧の位相をずらせ
て印加する手段を備えることを特徴とする2軸微動駆動
装置。 - 【請求項3】 前記駆動電圧波形の交流成分のduty
比が1以外であることを特徴とする請求項1又は2記載
の微動駆動装置。 - 【請求項4】 前記1対の圧電素子に印加される駆動電
圧の位相差が、πであることを特徴とする請求項1又は
2記載の微動駆動装置。 - 【請求項5】 情報記録媒体を支持する支持部と、前記
情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う
ためのプローブ電極と、該プローブ電極を前記情報記録
媒体に相対的に走査する微動駆動手段を具備する情報記
録及び/又は再生装置において、前記微動駆動手段とし
て請求項1又は2記載の微動駆動装置を用いることを特
徴とする情報記録及び/又は再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33042593A JPH07191756A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 微動駆動装置及びそれを用いた情報記録及び/又は再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33042593A JPH07191756A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 微動駆動装置及びそれを用いた情報記録及び/又は再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07191756A true JPH07191756A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18232473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33042593A Pending JPH07191756A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 微動駆動装置及びそれを用いた情報記録及び/又は再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07191756A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007324045A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Hitachi High-Technologies Corp | 電子顕微鏡装置およびブレーキ機構 |
| WO2008126234A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Pioneer Corporation | 駆動装置 |
| WO2008126233A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Pioneer Corporation | 駆動装置 |
| WO2008126246A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Pioneer Corporation | 駆動装置 |
| WO2008126241A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Pioneer Corporation | 駆動装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33042593A patent/JPH07191756A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007324045A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Hitachi High-Technologies Corp | 電子顕微鏡装置およびブレーキ機構 |
| WO2008126234A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Pioneer Corporation | 駆動装置 |
| WO2008126233A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Pioneer Corporation | 駆動装置 |
| WO2008126246A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Pioneer Corporation | 駆動装置 |
| WO2008126241A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Pioneer Corporation | 駆動装置 |
| US7808152B2 (en) | 2007-03-30 | 2010-10-05 | Pioneer Corporation | Drive device |
| US7843110B2 (en) | 2007-03-30 | 2010-11-30 | Pioneer Corporation | Driving apparatus |
| US7843109B2 (en) | 2007-03-30 | 2010-11-30 | Pioneer Corporation | Driving apparatus |
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