JPH071944B2 - 2線式遠隔制御装置 - Google Patents

2線式遠隔制御装置

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JPH071944B2
JPH071944B2 JP5023790A JP5023790A JPH071944B2 JP H071944 B2 JPH071944 B2 JP H071944B2 JP 5023790 A JP5023790 A JP 5023790A JP 5023790 A JP5023790 A JP 5023790A JP H071944 B2 JPH071944 B2 JP H071944B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、給湯器、風呂釜、空調器などの本体と、これ
らを遠隔制御するための制御器との間を2芯ケーブルに
より接続する2線式遠隔制御装置に関する。
<従来技術とその課題> 給湯器等の制御対象である本体に付設された本体制御器
と1つ又は複数の遠隔操作器の間を2芯ケーブルにより
接続した従来のディジタル信号伝送方式の2線式遠隔制
御装置の第1の課題は、例えば実公平1−19504号公報
に示されているように、マイコンを使用したディジタル
信号伝送方式を採用しているため、装置全体として、大
掛かりな複雑なもの、従って、高価なものになっている
ということである。第2の課題は、上記とは異なり、簡
易な2線式遠隔制御装置の場合であるが、幾つかの事例
に見られるように、入力が可変抵抗器1個スイッチ2
個、出力がランプ2個、制御器が1個程度のものであ
り、そのため複数ケ所に給湯できるシステムであって
も、台所または浴室等の1ケ所でしか運転スイッチや温
調設定の操作ができず不便であったということである。
更に第3の課題は、アナログ駆動信号により遠隔操作器
の複数のランプ・ブザーを駆動するような場合、このア
ナログ駆動信号に対する(遠隔制御器内における)判別
が、ランプ・ブザーの複数比のための出力段数の増加に
伴う回路部品の特性のバラツキにより、困難となり、こ
の判別を正しくするには、これらのバラツキを何らかの
方法により補正しなければならなかったということであ
る。
そこで本発明は、上記のディジタル信号伝送方式による
第1の課題事項即ち装置の複雑性、高価性を排除できる
ような完全なアナログ信号伝送方式使用の2線式遠隔制
御装置であると共に、第2の課題事項を解決できるよう
な装置、即ち、簡便な方式であるにも拘わらず複数ケ所
で運転スイッチや温調設定の操作が簡単な定電流回路と
可変抵抗回路を利用することにより実施できる2線式遠
隔制御装置であると共に、更に第3の課題事項即ち回路
部品の特性のバラツキにより生じる問題点を排除できる
よう、主制御回路が出力レベルを自己補正できるような
2線式遠隔制御装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するため、本発明の2線式遠隔制御装
置は、制御対象である本体に付設された本体制御器と、
上記本体制御器とは異なった場所に設置された遠隔操作
器と、上記本体制御器と上記遠隔操作器を接続する単一
の2芯ケーブルとから成る2線式遠隔制御装置であっ
て、 (a).上記本体制御器が、直流電源と、定電圧回路
と、主制御回路と、電圧設定回路と、パワー・オペアン
プと、作動増幅回路とから構成され、 (b).上記遠隔操作器がアナログ操作信号生成回路
と、ブリッジ形整流回路と、アナログ駆動信号判別回路
と、ランプ・ブザー回路とから構成され、 (c).上記本体制御器が上記遠隔操作器からアナログ
操作信号を入力する入力モードの場合に、 (イ)上記電圧設定回路が、上記主制御回路の指令の下
に、遠隔操作器に対しアナログ操作信号を発信すること
を要求する入力用電圧を生成し、この電圧を、前記パワ
ー・オペアンプのプラス入力端子に伝送し、 (ロ)前記パワー・オペアンプが、その出力先の遠隔操
作器からの負帰還信号受信することにより定電流回路と
して機能すると共に、上記のように電圧設定回路から伝
送されてきた入力用電圧を、上記アナログ操作信号生成
回路に向けて、定電流方式にて供給し、 (ハ)上記アナログ操作信号生成回路が、上記入力用電
圧を受信することにより、アナログ操作信号を生成し、
同信号を前記差動増幅回路に向けて伝送し、 (ニ)上記差動増幅回路が、上記アナログ操作信号を、
主制御回路に適合する電圧値に変換して同主制御回路に
向けて出力する回路構成を有し、 (d).本体制御器がアナログ駆動信号を遠隔操作器に
向けて出力する出力モードの場合に、 (イ)主制御回路が、前記入力モードにおいて入力した
アナログ操作信号に基づき所要の制御プロセスを始動さ
せると共に、その制御プロセスの状態を遠隔操作器中の
ランプ・ブザーに表示させる目的を以て、電圧設定回路
に対し、アナログ駆動信号を生成しパワー・オペアンプ
に向けて伝送するよう指令し、 (ロ)電圧設定回路が、上記の主制御回路の指令の下
に、アナログ駆動信号を生成し、それを上記パワー・オ
ペアンプのプラス入力端子に伝送し、 (ハ)上記パワー・オペアンプが、その出力端子側から
の負帰還信号を受信することにより定電圧回路として機
能すると共に、上記のように電圧設定回路から伝送され
てきたアナログ駆動信号を、遠隔操作器のブリッジ形整
流回路に向けて、定電圧にて供給し、 (ニ)アナログ駆動信号判別回路及びランプ・ブザー回
路が、上記の定電圧のアナログ駆動信号をブリッジ形整
流回路を経由して受信し、信号の性質を判別し、ランプ
・ブザーを始動させる回路構成を有し、 (e).更に本体制御器が、上記の出力モードの作動開
始に先立ち、実回路において実験的に、アナログ駆動信
号の出力レベルの適正値を探索し設定し且つ記憶するこ
とができ、そしてこの記憶に基づき、上記の出力モード
の作動開始後におけるアナログ駆動信号の出力レベルを
補正することができる回路構成を有し、 (f).且つ上記アナログ操作信号を入力する入力モー
ドと上記アナログ駆動信号を出力する出力モードとが主
制御回路の指令に基づき一定周期で切り換えられるよう
構成されていることを特徴としている。
<作用> 本発明の2線式遠隔制御装置は、前記入力モードにおけ
るアナログ操作信号を、(定電流回路として機能する)
パワー・オペアンプと可変抵抗回路により生成し、また
前記出力モードにおけるアナログ駆動信号を電圧設定回
路と(定電圧回路として機能する)パワー・オペアンプ
により生成し、従って、本装置は完全なアナログ伝送方
式のものとして機能し、従来のディジタル信号伝送方式
の2線式遠隔制御装置と比較すると、回路の複雑性は排
除され、装置の製作費も格段に低廉なものとなる。また
本発明の2線式遠隔制御装置は、前記入力モード時のア
ナログ操作信号を、定電流を単に可変抵抗の中に通すこ
とにより生成するため、装置は極めてシンプルではある
が、運転スイッチや温調の操作を確実に実施することが
できる。更に、本発明の2線式遠隔制御装置は、出力モ
ード時に主制御回路から出力するアナログ駆動信号を、
予め主制御回路中に記憶している出力レベル適正値と比
較し補正する機能を有するため、アナログ駆動信号によ
り遠隔操作器の複数のランプ・ブザーを駆動するような
場合の(遠隔操作器内における)アナログ駆動信号の性
質の判別が(ランプ・ブザーの複雑化による)出力段数
増に伴う回路部品特性のバラツキにより困難になるとい
う不都合を、完全に排除することができる。
<実施例> 本発明の2線式遠隔制御装置を、その実施例を示す図面
に基づき説明する。第1図は本発明の実施例を示す回路
図、第2図は本実施例の入力モードの動作を示すフロー
チャート、第3図は本実施例の出力モードの動作を示す
フローチャート、第4図は本実施例の出力モード時の出
力レベルを補正する場合の補正手順を示すフローチャー
ト、第5図は上記の出力レベルの補正を含めた入力モー
ドと出力モードの切り換えの動作を示すフローチャー
ト、第6図はアナログ操作信号の電圧の種別を示すグラ
フ図、第7図はアナログ駆動信号の電圧の種別を示すグ
ラフ図、第8図は出力モード時の出力レベルを補正する
に先立って補正基準となるカーブ即ち入出力信号電圧の
関連性を示すカーブを求める手順を示すグラフ図であ
る。
先ず、第1の場合として本発明の2線式遠隔制御装置の
本体制御器が遠隔操作器からアナログ操作信号を入力す
る入力モードの場合から、説明を始める。第1図におい
て、制御対象である本体に付設された本体制御器150の
中の(マイコンから成る)主制御回路100は、アナログ
操作信号が入力されるのを待機しているものとする。こ
の時期には、主制御回路100の端子O1はOFFになってお
り、従って、スイッチング素子(トランジスタ・アレ
イ)101もOFFになっており、抵抗体111を介してつなが
るスイッチング素子112もOFFにっている。又この時期に
は主制御回路100の端子O2もOFFになっなおり、従って、
スイッチング素子(トランジスタ・アレイ)102もOFFに
なっている。また補正用端子O3もOFFになっており、従
ってスイッチング素子(トランジスタ・アレイ)124もO
FFになっている。この時に、主制御回路100の出力端子O
4から、電圧設定回路103に対し、入力用電圧を設定し出
力せよという指令が出される(第2図のフローチャー
ト、ステップ200、201参照)。その結果として、電圧設
定回路103は、入力用電圧(Vi)を設定し、パワー・オ
ペアンプ114のプラス入力端子116に印加する(この時点
には、直流電源119の端部120の電圧が、抵抗体108及び
抵抗体118を介して、パワー・オプアンプ114のマイナス
入力端子115に印加されている)。そしてパワー・オペ
アンプ114の出力端子113からの出力電圧Voは、2芯ケー
ブル130の片方のワイヤ140を経由して、遠隔操作器(以
下リモコンと略記)50に伝送され、同リモコン内のアナ
ログ操作信号生成回路60の可変抵抗回路(即ち、抵抗体
1、抵抗体2、温調用可変抵抗体3)を経て、本体制御
器150内の抵抗体108の端点121に印加されると共に抵抗
体118を経てパワー・オペアンプのマイナス入力端子115
に負帰還的に印加される(従ってオペアンプは定電流回
路として機能するようになる)。この時点にリモコン50
内のアナログ操作信号生成回路60の中の運転スイッチ4
がONにされると上記可変抵抗回路(抵抗体1、2、3)
の抵抗値が小さくなり、従って上記の抵抗体108の端点1
21の電圧は(運転スイッチ4がONにされる以前に比べ
て)上昇する。このように変化した電圧値(Vi′)を抵
抗体118を介してパワー・オペアンプ114のマイナス入力
端子115に導くと、前述の入力用電圧(Vi)につき合わ
されパワー・オペアンプ114の入力はVi−Vi′となるた
め、パワー・オペアンプ114の出力電圧Voは低下する。
次いで、リモコンのアナログ操作信号生成回路60での生
成電圧、即ち、回路110及び回路点109間の電位差Vo−V
i′が増幅度αの差動増幅回路104に印加され、V=α
(Vo−Vi′)の電圧変換を施される。さて、差動増幅回
路104の出力電圧Vは、次いで、主制御回路100のアナロ
グ操作信号入力端子I1に入力される。この場合の電圧V
は、V=v1(図6参照)になっているため、主制御回路
100は、前述のアナログ操作信号生成回路60の運転スイ
ッチ4がONになっていると判定する(第2図のフローチ
ャート、ステップ202、203参照)。
この場合、もし現実に運転中でないなら、主制御回路10
0は運転をONにし、又もし運転中なら、運転をOFFにし
て、次の入力時に温調用可変抵抗体3が設定変更により
どの位置になっていかを低抗体1、2、3の合成になる
入力信号(図6参照)のV=v2〜v3)により判定し、新
規の温度調節の制御にかかる(第2図のフローチャー
ト、ステップ204、205、206、207、208参照)。
上述のように、アナログ操作信号生成回路60から主制御
回路100に向けてアナログ操作信号を伝送する回路の中
に差動増幅回路104が使用されているため、主制御回路1
00の入力レンジは広くなり、入力精度も良好なものとな
る。
上述のように、本発明の2線式遠隔制御装置の入力モー
ドにおいては、主制御回路操作用のアナログ操作信号
が、定電流回路と抵抗回路(抵抗体1、2、3)及び運
転スイッチ4に基づいて形成されるため、アナログ操作
信号の線形性は極めて良好となり、従って、主制御回路
に対し、広レンジの操作範囲を付与することができる。
次に、第2の場合として、本発明の2線式遠隔制御装置
の本体制御器150からリモコン50に向けてアナログ駆動
信号が出力される出力モードの場合を説明する。第1図
において、主制御回路100がリモコン50の運転スイッチ
4のONの状態を検知すると、その端子O1がONとなり、従
ってスイッチング素子(トランジスタ・アレイ)101もO
Nとなり、抵抗体111を介してつながるスイッチング素子
112もONとなる。更に、主制御回路100の端子O2もONとな
り、従って、スイッチング素子(トランジスタ・アレ
イ)102もONとなり、前述の第1の場合とは一転して、
抵抗体108の端点121はアース電位となる。しかし、補正
用端子O3は、第1の場合と同様、OFFになっており、従
ってスイッチング素子(トランジスタ・アレイ)124もO
FFになっている。上記のような主制御回路100の端子
O1、O2のOFF→ON切り換えの結果として、パワー・オペ
アンプ114のマイナス入力端子115には、出力Voを抵抗体
117と抵抗体118を以て分圧した線路点122の電圧が印加
され、その結果、パワー・オペアンプ114は可変定電圧
源として機能するようになる。さて、この時、主制御回
路100の出力端子O4からは、リモコン50の運転ランプ10
を点灯させるための信号を出力すべきことを示す指令
が、電圧設定回路103に向けて出される。その結果、電
圧設定回路103からは、運転ランプ10を点灯させるため
のアナログ駆動信号Vi(但し、Vi=V1(第7図参照))
が出力され、これが、パワー・オペアンプ114のプラス
入力端子116に印加される。マイナス入力端子115はアー
ス電位であるため、上述の結果として、パワー・オペア
ンプ114からはVo=V1の出力が出される(第3図のフロ
ーチャート、ステップ300、301、302参照)。本出力
は、次いで、リモコン端子132に印加され、ブリッジ形
整流回路5を経由し、更に抵抗体7、8を介して定電圧
ダイオード9に印加されるが、V1>VZD9(但し、VZD9
定電圧ダイオード9の動作電圧とする)になるようV1
設定されているため、スイッチングトランジスタ6がON
となり、従って、本アナログ駆動信号電圧V1は、抵抗1
1、12を介して運転ランプ(LED)10にかかり同運転ラン
プを点灯させる。但し、この信号電圧V1は、これらの回
路の次段につながる定電圧ダイオード16の動作電圧より
低く設定されているため、燃焼ランプ(LED)17を点灯
させることはない。さて、このようにして運転が開始さ
れるに次いで燃焼シーケンスが開始されると、先ず、主
制御回路100の出力端子O4から、リモコン50の燃焼ラン
プ17を点灯させるための信号を出力すべきことを示す指
令が、電圧設定回路103に向けて出される。その結果、
電圧設定回路103からは、燃焼ランプ17を点灯させるた
めのアナログ駆動信号Vi(但し、Vi=V2(第7図参
照))が出力される。その結果、最終的には、リモコン
50において、本アナログ駆動信号の電圧(電圧値V2)が
抵抗体13、14を介して定電圧ダイオード16に印加される
が、この電圧値V2が同ダイオード16の動作電圧を越える
よう設定されているため、スイッチングトランジスタ15
がONとなり、同信号電圧は抵抗18を介して燃焼ランプ
(LED)17を点灯させる。(第3図のフローチャート、
ステップ303、304参照) 第2の場合即ち出力モードにおいては、上記のように、
パワー・オペアンプ114を可変定電圧源として機能させ
ることができ、シンプルでバラツキの小さなアナログ駆
動信号の出力回路を形成することができる。
次に、本発明の2線式遠隔制御装置の本体制御器は、上
記の出力モードの作動開始に先立ち、実回路において実
験的に、アナログ駆動信号の出力レベルの適正値を探索
し設定し且つ記憶することができ、そしてこの記憶に基
づき、上記の出力モードにおけるアナログ駆動信号の出
力レベルを補正することができる。
即ち、まず実験的操作として、主制御回路100の端子O1
及びO2を共にOFFにし、補正用端子O3をONにし、出力端
子O4から、手始めとして最小の設定電圧を、電圧設定回
路103を介してパワー・オペアンプ114のプラス入力端子
116に向けて出力する(本出力電圧は第1図ではVi)。
するとその結果生ずるパワー・オペアンプ114の出力Vo
は、2芯ケーブル130の片方のワイヤ140を経由してリモ
コン50に伝送され、可変回路1〜4とランプ駆動回路5
〜18に印加される。それから(前述の第1の場合「入力
モード」で説明したように)本体制御器150の回路点121
に向かって定電流iが流れ、この電流iは、並列抵抗体
121及び125の中を流れる(補正用端子O3がONになってお
りスイッチング素子124がONになっているため抵抗体125
にも電流が流れるのである)。その結果として、回路点
121にはVi′の電位が生じ、本電位は抵抗体118を介し
て、パワー・オペアンプ114のマイナス入力端子115に印
加される。これらの結果として、回路点110〜109の間に
かかる電位差は、増幅度αの作動増幅回路104により検
出され、V=α(Vo−Vi′)の値に増幅されて、主制御
回路100の入力端子I1に入力される。そこで主制御回路1
00は、このVの値をV=Vn-1として記憶しておく。次に
主制御回路100の出力端子O4からの出力を(上記の最小
の設定電圧の値より)一定量増加させると、上述と同様
の経過により、V=Vnの電圧が主制御回路100の入力端
子I1に入力され、そして主制御回路100に記憶される。
このような実験的操作を繰り返すことにより、第8図の
カーヌに示すようなViとVの両電圧間の関係が全て主制
御回路100に記憶され、それを以て実験的操作は終了す
る。以下第8図のカーブの意味につき若干の解析を加え
ると共に、主制御回路100が本カーブを利用し出力電圧
レベルを補正する方法につき説明する。まず第8図に示
すように、Viの増加につれて、主制御回路100の入力端
子I1に入力される電圧Vは増加するが、このカーブのあ
る点において、リモコン50の定電圧ダイオード9に(抵
抗体8を介して)かかる電圧V1が定電圧ダイオード9の
作動電圧VZD9に到達すると(前述第2の場合で説明した
ように)スイッチングトランジスタ6がONとなり、その
結果運転ランプ10が点灯する。すると第8図のΔVA=Vn
−Vn-1の傾斜が、ΔVA→VBのように変化する。爾後、燃
焼段階が始まり、カーブ上の点、ランプ10点灯状態から
更にカーブ上を右上がりに燃料ランプ17点灯の状態に向
かって進む。そしてそれにつれて、カーブの傾斜は、Δ
VBから更にΔVC等々へと変化していく。
第8図の傾斜折れ線の境界の電圧値Va、Vbは、第4図の
フローチャートのプロセスに従って捕らえられ、その後
の境界の電圧値も、Vr=(VaVb)/2+Bとして捕らえる
ことができる。第8図のカーブは、上記のように意味づ
けられ、V〜Vi間の(実験により検証された)有る意味
且つ適正な関係を示すものである。従って、主制御回路
100は、その記憶装置に保持するこれらの実験データ
(カーブ)を、入力電圧(V)に基づき出力電圧(Vi)
を補正するための適正な基準として利用することができ
る。以下、この補正の方法につき更に詳述する。
先ず主制御回路100が、リモコン50の運転スイッチ4のO
Nを検知した後、リモコン50に対し運転ランプONを指令
する場合は、補正前に第7図のV1の値であった出力信号
Viを、第8図のカーブの示す関係に基づき、適正値に補
正することができる。即ち、主制御回路100は、入力端
子I1への入力電圧(V)が実験時に記憶しておいた基準
値Vrに到達するまで出力端子O4からの出力を適宜増加さ
せ、その基準値Vrに達した時の出力端子O4からの出力指
令値(Vi)を以て補正後のV1の値とする。
次に、主制御回路100がリモコン50に対し運転ランプON
及び燃焼ランプONを指令する場合は、補正前に第7図の
V2の値であった出力信号Viを、上述と同様に(但しこの
場合は、補正されたV1に基づく予測補正の方式により)
適正値に補正する。即ち、定電圧ダイオードの作動電圧
VZD16の、定電圧デイオード9の動作電圧VZD9に対する
増加量をΔVZとし、出力信号値V1の補正後の値をV1 とす
ると、出力信号値V2の補正後の値V2 は、V2 V1 +ΔV2
なる。そしてこのように補正増量されたV2 の出力信号が
電圧設定回路109から出されるよう、主制御回路の出力
端子O4から出力指令が出される(第3図のフローチャー
ト、ステップ304参照)。
さて、本発明の2線式遠隔制御装置の入力モードおよび
出力モードの動作は、それぞれ第2図及び第3図のフロ
ーシートに示す通りであるが、更に、本体制御器150の
構成要素・素子は、主制御回路100の指令に基づき上記
の入力モード及び出力モードを一定周期を以て切り換え
(第5図参照)以てアナログ操作信号及びアナログ駆動
信号が本体制御器端子131と遠隔制御器端子132間に布設
された単一の2芯ケーブル130中を周期的に交替して伝
送されるような制御即ちアナログ2芯伝送制御を行うよ
うな回路構成を有しており、このような構成を利用する
ことにより、完全なアナログ信号伝送方式を実現してい
る。従って、本発明の2線式遠隔制御装置を従来のディ
ジタル信号伝送方式の同様装置と比較すると、回路の複
雑性が排除される。
本実施例では、1個のリモコン内で1個の運転スイッチ
を使用する場合に述べたが、本実施例におけるアナログ
操作信号生成回路は抵抗回路とスイッチにより構成され
たシンプルなものであるため、リモコン内でのスイッチ
数を増加することは勿論、リモコン自体の数を増加する
ことも、容易且つ低価格にて実施することができる。ま
た、本実施例では、表示ランプとして単一の運転ランプ
及び単一の燃焼ランプだけを考慮しているが、これらの
ランプ数の増加、その他のランプ(例えば温調ランプ)
の追加、或いは各種のブザーの追加等も(主制御回路の
出力端子からの指令信号の変更及び本体制御器中の出力
段数の変更等が必要とはなるが)容易に実施することが
できる。
更に、主制御回路100の出力端子O4からの出力信号は、
本実施例で説明したようなD/A変換による出力でも、パ
ルス幅変調による出力でも、或いは(ポート出力の増加
による)ディジタル出力でも支障はない。更にまた本実
施例で説明した補正を利用すれば、第4図のフローチャ
ート、ステップ410に示すように、リモコン又は本体制
御器内部の回路の異常を検出することができる。
<効果> 請求項1に記載の本発明の2線式遠隔制御装置の第1の
効果は、アナログ操作信号の生成に関与する回路が定電
流回路と可変抵抗回路で構成されているため、主制御回
路に入力されるこのアナログ操作信号の線形性は非常に
良好になる。第2の効果は、上記アナログ操作信号が差
動増幅回路を経由して主制御回路に入力されるため、上
述の線形性の良さと相まって、同操作信号のレンジは広
くとることができ、又その精度も極めて良好なものとな
る。第3の効果は、本体制御器から遠隔操作器に向けて
出力されるアナログ駆動信号を生成するための回路が、
オペアンプと、そのマイナス入力端子に接続された簡単
な抵抗回路から構成されているため、本駆動信号生成回
路は極めてシンプル且つ特性上のバラツキの少ないもの
となる。第4の効果は、本体制御器と遠隔操作器間で交
換される信号が全てアナログ信号であるため、本発明の
2線式遠隔制御装置は、完全なアナログ信号伝送方式の
ものになっており、従来のディジタル信号伝送方式の2
線式遠隔制御装置と比較すると、回路の複雑性は排除さ
れ、装置の製作費も格段に低廉なものとなる。第5の効
果は、遠隔操作器内のアナログ操作信号生成回路が簡単
な可変抵抗回路と運転スイッチから成るため、スイッチ
数の増加は勿論、遠隔操作器自体の数の増加が、容易且
つ経済的に実施することができる。第6の効果は、本発
明の2線式遠隔制御装置が出力信号を自己補正する機能
を有するため、ランプ・ブザー回路の増加等により同回
路及び関連回路の部品が増加され部品特性のバラツキが
生じても、主制御回路から出力される信号レベルを適正
な値に維持することができ、従って、出力信号に対応す
る(遠隔制御器のアナログ駆動信号判別回路及びランプ
・ブザー回路の)正しい判別と正しいランプ表示を維持
することができる。また上記の補正機能を用いれば、遠
隔制御器または本体制御器内の回路の異常を検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す回路図、第2図は本実施
例の入力モードの動作を示すフローチャート、第3図は
本実施例の出力モードの動作を示すフローチャート、第
4図は本実施例の出力モード時の出力レベルを補正する
場合の補正手順を示すフローチャート、第5図は上記の
出力レベルの補正を含めた入力モードと出力モードの切
り換えの動作を示すフローチャート、第6図はアナログ
操作信号の電圧の種別を示すグラフ図、第7図はアナロ
グ駆動信号の電圧の種別を示すグラフ図、第8図は出力
モード時の出力レベルを補正するに先立って補正基準と
なるカーブ即ち入出力信号電圧の関連性を示すカーブを
求める手順を示すグラフ図である。 5:ブリッジ形整流回路 50:遠隔操作器 60:アナログ操作信号生成回路 70:アナログ駆動信号判別回路 80:ランプ回路 100:主制御回路 103:電圧設定回路 104:作動増幅変換回路 114:パワー・オペアンプ 119:直流電源 123:定電圧回路 130:2芯ケーブル 150:本体制御器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象である本体に付設された本体制御
    器と、上記本体制御器とは異なった場所に設置された遠
    隔操作器と、上記本体制御器と上記遠隔操作器を接続す
    る単一の2芯ケーブルとから成る2線式遠隔制御装置で
    あって、 (a).上記本体制御器が、直流電源と、定電圧回路
    と、主制御回路と、電圧設定回路と、パワー・オペアン
    プと、差動増幅回路とから構成され、 (b).上記遠隔操作器がアナログ操作信号生成回路
    と、ブリッジ形整流回路と、アナログ駆動信号判別回路
    と、ランプ・ブザー回路とから構成され、 (c).上記本体制御器が上記遠隔操作器からアナログ
    操作信号を入力する入力モードの場合に、 (イ)上記電圧設定回路が、上記主制御回路の指令の下
    に、遠隔操作器に対しアナログ操作信号を発信すること
    を要求する入力用電圧を生成し、この電圧を、前記パワ
    ー・オペアンプのプラス入力端子に伝送し、 (ロ)前記パワー・オペアンプが、その出力先の遠隔操
    作器からの負帰還信号を受信することにより定電流回路
    として機能すると共に、上記のように電圧設定回路から
    伝送されてきた入力用電圧を、上記アナログ操作信号生
    成回路に向けて、定電流方式にて供給し、 (ハ)上記アナログ操作信号生成回路が、上記入力用電
    圧を受信することにより、アナログ操作信号を生成し、
    同信号を前記差動増幅回路に向けて伝送し、 (ニ)上記差動増幅回路が、上記アナログ操作信号を、
    主制御回路に適合する電圧値に変換して同主制御回路に
    向けて伝送する回路構成を有し、 (d).本体制御器がアナログ駆動信号を遠隔操作器に
    向けて出力する出力モードの場合に、 (イ)主制御回路が、前記入力モードにおいて入力した
    アナログ操作信号に基づき所要の制御プロセスを始動さ
    せると共に、その制御プロセスの状態を遠隔操作器中の
    ランプ・ブザーに表示させる目的を以て、電圧設定回路
    に対し、アナログ駆動信号を生成しパワー・オペアンプ
    に向けて伝送するよう指令し、 (ロ)電圧設定回路が、上記の主制御回路の指令の下
    に、アナログ駆動信号を生成し、それを上記パワー・オ
    ペアンプのプラス入力端子に伝送し、 (ハ)上記パワー・オペアンプが、その出力端子側から
    の負帰還信号を受信することにより定電圧回路として機
    能すると共に、上記のように電圧設定回路から伝送され
    てきたアナログ駆動信号を、遠隔操作器のブリッジ形整
    流回路に向けて、定電圧にて供給し、 (ニ)アナログ駆動信号判別回路及びランプ・ブザー回
    路が、上記の定電圧のアナログ駆動信号をブリッジ形整
    流回路を経由して受信し、信号の性質を判別し、ランプ
    ・ブザーを始動させる回路構成を有し、 (e).更に本体制御器が、上記の出力モードの作動開
    始に先立ち、実回路において実験的に、アナログ駆動信
    号の出力レベルの適正値を探索し設定し且つ記憶するこ
    とができ、そしてこの記憶に基づき、上記の出力モード
    の作動開始後におけるアナログ駆動信号の出力レベルを
    補正することができる回路構成を有し、 (f).且つ上記アナログ操作信号を入力する入力モー
    ドと上記アナログ駆動信号を出力する出力モードとが主
    制御回路の指令に基づき一定周期で切り換えられるよう
    構成された2線式遠隔制御装置。
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