JPH07194572A - 磁気共鳴イメージング装置の磁界発生装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置の磁界発生装置

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JPH07194572A
JPH07194572A JP5349028A JP34902893A JPH07194572A JP H07194572 A JPH07194572 A JP H07194572A JP 5349028 A JP5349028 A JP 5349028A JP 34902893 A JP34902893 A JP 34902893A JP H07194572 A JPH07194572 A JP H07194572A
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JP
Japan
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permanent magnet
magnetic field
measurement space
permanent magnets
energy product
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JP5349028A
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English (en)
Inventor
Chikako Nakamura
村 千賀子 中
Hirotaka Takeshima
島 弘 隆 竹
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気共鳴イメージング装置の磁界発生装置に
おいて、被検体を挿入する空隙内の中心部の計測空間の
磁界均一度を向上すると共に、永久磁石材料の使用量を
低減する。 【構成】 中心部に被検体が入り得る空隙4を形成して
該被検体の周りに永久磁石12a,12bを配置し、上
記空隙内の中心部の計測空間7に均一な静磁界を発生さ
せる磁気共鳴イメージング装置の磁界発生装置におい
て、上記永久磁石12a,12bは、上記計測空間7か
ら一定距離だけ離れて配置され相対的に最大エネルギ積
の低い第一の永久磁石13a,13bと、この第一の永
久磁石の上記計測空間7に面した側の周辺部にて該計測
空間7側に突出して固着され相対的に最大エネルギ積の
高い第二の永久磁石14a,14bとを組み合わせて構
成したものである。これにより、上記計測空間7の周辺
部7′における磁界均一度を向上して、全体として計測
空間7の磁界均一度を向上することができると共に、永
久磁石材料の使用量を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核磁気共鳴(NMR)
現象を利用して被検体の検査部位の断層像を得る磁気共
鳴イメージング装置(以下「MRI装置」という)に用
いられる永久磁石を使用した静磁界の発生装置に関し、
特に被検体を挿入する空隙内の中心部の計測空間の磁界
均一度を向上できると共に永久磁石材料の使用量を低減
することができるMRI装置の磁界発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、NMR現象を利用して被
検体の所望の検査部位について計測した信号を演算処理
することで、上記検査部位の核スピンの密度分布及び緩
和時間分布等を断層像として画像表示するものである。
そして、上記のNMR現象を発生させるためには、空間
的及び時間的に一様な強度と方向を持った静磁界が必要
である。例えば、人体などの空間的に広い範囲を計測対
象とする場合には、直径30〜50cmの球空間からなる計測
空間内において0.05〜2T(テスラ;1テスラは10,000
ガウス)程度の静磁場を数10ppm以下の均一度で発生さ
せる磁界発生装置が必要である。このような磁界発生装
置としては、従来から常電導磁石、超電導磁石、永久磁
石の三方式が用いられている。
【0003】そして、永久磁石を用いた従来のMRI装
置の磁界発生装置は、例えば特開昭60-88407号公報や特
開平2-83903号公報などに記載されているように、大き
く分けて、被検体の計測空間を間に挟んで対向配置され
た永久磁石が該計測空間に静磁界を発生する対向型磁界
発生装置と、被検体の計測空間の周囲に環状に配置され
た複数個の永久磁石ブロックが該計測空間に静磁界を発
生する環状型磁界発生装置とがある。これらを図8及び
図9を参照して説明する。
【0004】まず、図8は特開昭60-88407号公報に記載
された従来の対向型磁界発生装置を示す一部断面した正
面図である。図8において、一対の平板状の継鉄1a,
1bは、後述の永久磁石2a,2b及びカラム3,3,
…と共に磁気回路を構成するもので、軟磁性材料で形成
されている。この継鉄1a,1bは、その四隅部を4本
のカラム3,3,…で支持され、所定の距離をおいて対
向して保持されている。そして、上記継鉄1a,1bの
内壁面にて上下に相対する面には、一対の永久磁石2
a,2bが該両者間に被検体の入り得る空隙4を形成し
て対向配置されている。これらの永久磁石2a,2b
は、上記内壁面に対して図示のように垂直方向の主磁束
を発生させるもので、例えば円盤状に形成されており、
互いに向かい合う面の極性を異ならせている。また、上
記永久磁石2a,2bの対向する面には、上記空隙4内
の磁界均一度を向上するための磁極片5a,5bが取り
付けられている。さらに、上記対向する磁極片5a,5
bの周縁部には、上下とも同一形状の環状突起部6a,
6bが形成されており、周辺外方への磁束の漏れを抑
え、上記空隙4内の中心部の計測空間7に均一な静磁界
を発生するように構成されている。
【0005】次に、図9は特開平2-83903号公報に記載
された従来の環状型磁界発生装置を示す斜視図である。
図9において、中央部に配置された環状の永久磁石群8
と、その両側部に配置された同じく環状の永久磁石群
9,10とを備え、全体として多角形断面の筒状体をな
しており、これらの永久磁石群8,9,10の外周部を
覆う継鉄は存在しない。そして、上記両側部に配置され
た永久磁石群9,10の厚さを中央部の永久磁石群8の
厚さよりも大きくすることにより、筒状体の中心部に被
検体が入り得るように形成された空隙4内の計測空間の
磁界均一度を向上させようとしたものである。この例に
おいて、それぞれの永久磁石群8,9,10を構成する
各々のブロック磁石は同じ材質で形成されており、その
磁化方向は図9において矢印を付して示すように、筒状
体の中心軸11に対して各々垂直な方向を向いている。
【0006】上記いずれの従来例の場合も、被検体を挿
入する空隙4内の計測空間に均一な静磁界を発生させる
ために、上記空隙4の周囲に多くの永久磁石を配置して
いる。このように多くの永久磁石を使用すると、MRI
装置の全体が大形かつ大重量となると共に、永久磁石材
は非常に高価であることからコスト高となるので、でき
るだけその使用量を減らす必要がある。そして、この磁
石使用量を減らすためには、磁界発生装置としての磁界
生成効率を向上させればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示す従
来の対向型磁界発生装置においては、上下の永久磁石2
a,2bを継鉄1a,1bと4本のカラム3,3,…と
で磁気的に接続して磁気回路を構成しているが、対向す
る磁極片5a,5bの間から外部に磁束が漏れ出すこと
があり、図10で一点鎖線のカーブC1で示すように、
計測空間7の周辺部における磁界均一度が低下するもの
であった。この磁束の漏れを補い、上記計測空間7の磁
界均一度を向上させるためには、上記永久磁石2a,2
bの寸法を大きくする必要があり、磁界生成効率が低下
すると共に、多くの永久磁石材を使用して大形かつ大重
量、さらにコスト高となるものであった。
【0008】また、図9に示す従来の環状型磁界発生装
置においては、筒状体の両端開口部から磁束が漏れ出す
ことがあり、同じく図10で一点鎖線のカーブC1で示
すように、空隙4内部の計測空間の周辺部における磁界
均一度が低下するものであった。この磁束の漏れを補
い、上記計測空間の磁界均一度を向上させるためには、
両端部の永久磁石群9,10の厚さを中央部の永久磁石
群8の厚さより厚くするか、又は全体の奥行き方向の長
さを長くする必要があり、やはり磁界生成効率が低下す
ると共に、多くの永久磁石材を使用して大形かつ大重
量、さらにコスト高となるものであった。
【0009】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、被検体を挿入する空隙内の中心部の計測空間の磁
界均一度を向上できると共に永久磁石材料の使用量を低
減することができるMRI装置の磁界発生装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるMRI装置の磁界発生装置は、中心部
に被検体が入り得る空隙を形成して該被検体の周りに永
久磁石を配置し、上記空隙内の中心部の計測空間に均一
な静磁界を発生させる磁気共鳴イメージング装置の磁界
発生装置において、上記永久磁石は、上記計測空間から
一定距離だけ離れて配置され相対的に最大エネルギ積の
低い第一の永久磁石と、この第一の永久磁石の上記計測
空間に面した側の周辺部にて外計測空間側に突出して固
着され相対的に最大エネルギ積の高い第二の永久磁石と
を組み合わせて構成したものである。
【0011】また、上記第一の永久磁石の計測空間に面
した側の周辺部にて該計測空間の中心側に寄った位置に
は、上記第二の永久磁石を計測空間側に突出して固着す
ると共に、上記第一の永久磁石の計測空間に面した側の
周辺部にて外側端部には、該第一の永久磁石と同等の磁
気特性を有する第三の永久磁石を固着してもよい。
【0012】さらに、上記第一の永久磁石及び第三の永
久磁石は、最大エネルギ積の低いフェライト磁石を用
い、第二の永久磁石は、最大エネルギ積の高いフェライ
ト磁石または希土類磁石を用いたものである。
【0013】さらにまた、上記第二の永久磁石と第三の
永久磁石との間には、保磁力の大きい第四の永久磁石を
配置すると効果的である。
【0014】そして、本発明の磁界発生装置の一つの型
式は、上記被検体の周りに配置する永久磁石を、該被検
体の計測空間を間に挟んで対向配置して構成したもので
ある。
【0015】また、本発明の磁界発生装置の他の型式
は、上記被検体の周りに配置する永久磁石を、該被検体
の計測空間の周囲に複数個の永久磁石ブロックを多角形
断面の筒状体をなすように配置して構成したものであ
る。
【0016】
【作用】このように構成されたMRI装置の磁界発生装
置は、被検体を挿入する空隙内の中心部の計測空間から
一定距離だけ離れて配置され相対的に最大エネルギ積の
低い第一の永久磁石と、この第一の永久磁石の上記計測
空間に面した側の周辺部にて該計測空間側に突出して固
着され相対的に最大エネルギ積の高い第二の永久磁石と
を組み合わせて構成した永久磁石を上記被検体の周りに
配置し、上記計測空間に均一な静磁界を発生させるよう
に動作する。これにより、その計測空間の磁界均一度を
向上できると共に、永久磁石材料の使用量を低減するこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明によるMRI装置の磁界
発生装置の実施例を示す1/2の縦断面図であり、装置の
全体形状は図8に示す従来の対向型磁界発生装置と同様
に構成されている。この磁界発生装置は、永久磁石を使
用して被検体を挿入する空隙内に均一な静磁界を発生さ
せるもので、図1に示すように、上下の継鉄1a,1b
と、上下の永久磁石12a,12bと、4本のカラム
3,3,…とを備えて成る。
【0018】上記継鉄1a,1bは、後述の永久磁石1
2a,12b及びカラム3,3,…と共に磁気回路を形
成する部材となるもので、鉄板やけい素鋼板等の軟磁性
材料で四角形平板状に形成され、上下一対に設けられて
いる。この継鉄1a,1bは、その四隅部を4本のカラ
ム3,3,…で支持され、所定の距離をおいて対向して
保持されている。そして、上記継鉄1a,1bの内壁面
にて上下に相対する面には、一対の永久磁石12a,1
2bが該両者間に被検体の入り得る空隙4を形成して対
向配置されている。これらの永久磁石12a,12b
は、上記内壁面に対して図示のように垂直方向の主磁束
を発生させるもので、例えば円盤状に形成されており、
互いに向かい合う面の極性を異ならせている。以上の構
成により、上記空隙4内の中心部の計測空間7に例えば
下から上に向かう均一な静磁界を発生させるようになっ
ている。
【0019】ここで、本発明においては、上記永久磁石
12a,12bは、図1に示すように、計測空間7から
一定距離だけ離れて配置され相対的に最大エネルギ積の
低い第一の永久磁石13a,13bと、この第一の永久
磁石13a,13bの上記計測空間7に面した側の周辺
部にて該計測空間7の中心側に寄った位置に計測空間7
側に突出して固着され相対的に最大エネルギ積の高い第
二の永久磁石14a,14bと、上記第一の永久磁石1
3a,13bの計測空間7に面した側の周辺部の外端部
にて上記第二の永久磁石14a,14bに隣接して固着
され第一の永久磁石13a,13bと同様に相対的に最
大エネルギ積の低い第三の永久磁石15a,15bとを
組み合わせて構成されている。そして、それぞれの磁石
材料としては、第一の永久磁石13a,13b及び第三
の永久磁石15a,15bは、最大エネルギ積の低いフ
ェライト磁石を用い、第二の永久磁石14a,14b
は、最大エネルギ積の高いフェライト磁石、又はネオジ
ウム磁石或いは希土類コバルト磁石などの希土類磁石を
用いる。また、上記第二の永久磁石14a,14bと第
三の永久磁石15a,15bの磁化方向は、主磁石であ
る第一の永久磁石13a,13bの磁化方向と同じ方向
とされている。
【0020】次に、上記のように第一の永久磁石13
a,13bに対して第二の永久磁石14a,14b及び
第三の永久磁石15a,15bを組み合わせた理由につ
いて説明する。図1に示す対向型磁界発生装置において
は、図8に示す従来例の説明で述べたように、構造的に
計測空間7の半径R方向の周辺部7′の磁界強度が上記
計測空間7の内方に比べて小さく、該計測空間7の磁界
均一度が悪化することがあった。このため、本発明にお
いては、上記計測空間7の周辺部7′に近い位置に、相
対的に最大エネルギ積の高い第二の永久磁石14a,1
4bを配置して、上記周辺部7′の磁界強度を予め他の
位置よりも大きくしておこうとしたものである。
【0021】そこで、上記のように相対的に最大エネル
ギ積の高い第二の永久磁石14a,14bによって、効
果的に計測空間7内の磁界均一度を向上させることがで
きる位置を調べるために、上記第二の永久磁石14a,
14bの位置を変更したときの上記計測空間7内の磁界
均一度の変化についてシミュレーションを行った結果に
ついて、図2及び図3を参照して説明する。図2はシミ
ュレーションの状態を簡単に示す永久磁石12aの1/4
縦断面図である。図において、測定点P1〜P6は、空隙
4内の磁界均一度を決めるための目安となる点で、計測
空間7の外周上に位置している。また、相対的に最大エ
ネルギ積の高い第二の永久磁石14aは、第一の永久磁
石13a及び第三の永久磁石15aと同じ磁化方向とさ
れ、上記計測空間7の中心側に近い方からA,B,C,
Dの位置に配置して、上記各測定点P1〜P6の磁界強度
の変化量を調べた。
【0022】図3は各測定点P1〜P6の位置に対する磁
界強度の変化の状態を示すグラフであり、横軸は各測定
点P1〜P6の位置を示し、縦軸は上記各測定点P1〜P6
における相対的な磁界強度の変化量を示している。そし
て、図2において第二の永久磁石14aを位置Aに配置
したときの磁界強度の変化を図3では実線16aで表
し、位置Bに配置したときの磁界強度の変化を破線16
bで表し、位置Cに配置したときの磁界強度の変化を一
点鎖線16cで表し、位置Dに配置したときの磁界強度
の変化を二点鎖線16dで表している。このグラフから
わかるように、一般的に図2に示す第二の永久磁石14
aを配置した位置A,B,C,Dに近い測定点をピーク
にして、山形の磁界強度の変化を示す。しかし、図1に
示す計測空間7の周辺部7′に相当する測定点P5とP6
の磁界強度の変化量は、他の測定点P1〜P4に比べて小
さいことがわかる。
【0023】従って、上記計測空間7のより良い磁界均
一度を得るために、この測定点P5とP6の付近のみの磁
界強度を変化させる必要があり、上記測定点P5,P6の
磁界強度に大きく影響を与える位置、すなわち図2に示
す位置Dの付近に第二の永久磁石14aを局所的に配置
する必要がある。この結果図1に示すように、第三の永
久磁石15a,15bより計測空間7の中心側に寄った
位置にて、上記第三の永久磁石15a,15bに隣接し
て第二の永久磁石14a,14bを配置することとした
のである。そして、図1において、上記最大エネルギ積
の高い第二の永久磁石14a,14bより内側に、相対
的に最大エネルギ積の低いシミング磁石(図示せず)を
配置することにより、計測空間7の周辺部7′以外の位
置の磁界強度を部分的に調整することができ、上記計測
空間7全体の磁界均一度を向上することが可能となる。
【0024】これを図10を用いて説明すると、図8に
示す従来の対向型磁界発生装置における計測空間7の磁
界均一度は、一点鎖線のカーブC1で示すように周辺部
で低下していたが、図1に示す本発明で第二の永久磁石
14a,14bを第一の永久磁石13a,13bに対し
て付加したことにより、図10において二点鎖線のカー
ブC2(図3に示す二点鎖線16dに対応する)で示す
磁界強度の変化が新たに付加されたこととなる。従っ
て、本発明の磁界発生装置においては、図10において
カーブC1とカーブC2とを加算した実線のカーブC3で
示すような磁界強度の変化となり、図1に示す計測空間
7の周辺部7′における磁界均一度を向上することがで
きる。この場合、相対的に最大エネルギ積の高い第二の
永久磁石14a,14bを第一の永久磁石13a,13
bの周辺部に配置することにより、基本的に上記計測空
間7の周辺部7′の磁界均一度を左右する第一の永久磁
石13a,13bの半径R方向の大きさを小さくするこ
とができる。このことから、永久磁石材料の使用量を低
減して、小形軽量化を図ることができる。
【0025】なお、図1においては、第一の永久磁石1
3a,13bの計測空間7に面した側の周辺部にて外側
端部に設けられた第三の永久磁石15a,15bの内側
に隣接して最大エネルギ積の高い第二の永久磁石14
a,14bを設けた例を示したが、本発明はこれに限ら
ず、上記第二の永久磁石14a,14bは、第三の永久
磁石15a,15bから離れた状態となっても計測空間
7内の磁界均一度を最も向上しうる位置に配置すればよ
い。また、第二の永久磁石14a,14bの厚さは、上
記第三の永久磁石15a,15bと同一にする必要はな
く、異なる厚さとなってもやはり上記計測空間7内の磁
界均一度を最も向上しうる厚さにすればよい。さらに、
図1においては、第一の永久磁石13a,13bの計測
空間7に面した側の周辺部に、第二の永久磁石14a,
14bと第三の永久磁石15a,15bとを組み合わせ
て固着した例を示したが、本発明はこれに限らず、上記
計測空間7内の磁界均一度を最も向上させるために必要
であれば、第二の永久磁石14a,14bだけを適宜の
大きさで設けてもよい。
【0026】図4は本発明の第二の実施例を示す1/2の
縦断面図である。この実施例は、図1に示す第二の永久
磁石14a,14bと第三の永久磁石15a,15bと
の間に、保磁力の大きい第四の永久磁石17a,17b
を配置したものである。これは、相対的に最大エネルギ
積の低い第三の永久磁石15a,15bに隣接して相対
的に最大エネルギ積の高い第二の永久磁石14a,14
bを配置すると、この第二の永久磁石14a,14bに
隣接する第三の永久磁石15a,15bの部分の磁束密
度が小さくなり、上記第三の永久磁石15a,15bが
保磁力(iHc)の小さい磁石材料である場合は、第二
の永久磁石14a,14bに隣接する部分が非可逆的な
減磁をする可能性があるので、それを防ぐためである。
すなわち、最大エネルギ積の高い第二の永久磁石14
a,14bによって生じる第三の永久磁石15a,15
b内の磁束密度の低下が非可逆減磁を発生しないだけの
保磁力(iHc)を有する第四の永久磁石17a,17
bを、上記両者間に配置したものである。これにより、
上記第三の永久磁石15a,15bが非可逆的な減磁を
するのを防止して、磁界均一度を維持することができ
る。
【0027】図5は本発明の第三の実施例を示す正面図
である。この実施例は、図9に示す従来の環状型磁界発
生装置に類似する多角形筒型磁界発生装置に本発明を適
用した例を示すものである。図5において、この実施例
は、多角形筒状に形成した継鉄18と、この継鉄18の
複数の内壁面にそれぞれ固着され中心部に被検体を挿入
する空隙4を形成するように配置された永久磁石19a
〜19fとで構成されている。そして、上記永久磁石1
9a〜19fは、上記空隙4内の中心部の計測空間7に
均一な静磁界を発生するように配置されている。ここ
で、上記計測空間7の上下に位置する永久磁石19a,
19bは、図1に示す上下の永久磁石12a,12bと
同様に構成され、図6の1/4縦断面図に示すように、相
対的に最大エネルギ積の低い第一の永久磁石20aと、
相対的に最大エネルギ積の高い第二の永久磁石21a
と、相対的に最大エネルギ積の低い第三の永久磁石22
aとを組み合わせて構成されている。なお、その他の永
久磁石19a〜19fには、相対的に最大エネルギ積の
低い磁石材料を使用する。また、図6に示すように、第
二の永久磁石21aと第三の永久磁石22aの磁化方向
は、主磁石である第一の永久磁石20aの磁化方向と同
じ方向とされている。このような本実施例によれば、多
角形筒型磁界発生装置のY軸方向の磁界均一度を左右す
るY方向の長さを短くした状態で磁界均一度を向上する
ことができ、磁石使用量を低減して、小形軽量化を図る
ことができる。
【0028】図7は図6に示す実施例の変形例を示す1/
4の縦断面図であり、図4の実施例と同様に、第二の永
久磁石21aと第三の永久磁石22aとの間に、保磁力
の大きい第四の永久磁石23aを配置したものである。
これにより、上記第三の永久磁石22aが相対的に最大
エネルギ積の高い第二の永久磁石21aの影響により非
可逆的な減磁をするのを防止して、磁界均一度を維持す
ることができる。
【0029】なお、図示は省略したが、本発明は、図5
〜図7に示す多角形筒型磁界発生装置に適用した実施例
と同様に、図9に示す従来の環状型磁界発生装置にも適
用することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
被検体を挿入する空隙内の中心部の計測空間から一定距
離だけ離れて配置され相対的に最大エネルギ積の低い第
一の永久磁石と、この第一の永久磁石の上記計測空間に
面した側の周辺部にて該計測空間側に突出して固着され
相対的に最大エネルギ積の高い第二の永久磁石とを組み
合わせて構成した永久磁石を上記被検体の周りに配置す
ることにより、上記計測空間内に均一な静磁界を発生さ
せることができる。この場合、相対的に最大エネルギ積
の高い第二の永久磁石を第一の永久磁石の周辺部に配置
することにより、上記計測空間の周辺部における磁界均
一度を向上することができ、全体として計測空間の磁界
均一度を向上することができる。また、上記のことか
ら、基本的に上記計測空間の周辺部の磁界均一度を左右
する第一の永久磁石の半径方向の大きさを小さくするこ
とができ、永久磁石材料の使用量を低減して、小形軽量
化を図ることができる。さらに、コスト低下を図ること
もできる。
【0031】また、第二の永久磁石と第三の永久磁石と
の間に、保磁力の大きい第四の永久磁石を配置したもの
においては、相対的に最大エネルギ積の低い第三の永久
磁石が相対的に最大エネルギ積の高い第二の永久磁石の
影響により非可逆的な減磁をするのを防止して、磁界均
一度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるMRI装置の磁界発生装置の実施
例を示す1/2の縦断面図である。
【図2】第二の永久磁石の位置を変更したときの計測空
間内の磁界均一度の変化についてシミュレーションを行
った状態を簡単に示す永久磁石全体の1/4縦断面図であ
る。
【図3】上記シミュレーションにおける各測定点の位置
に対する磁界強度の変化の状態を示すグラフである。
【図4】本発明の第二の実施例を示す1/2の縦断面図で
ある。
【図5】本発明の第三の実施例を示す正面図である。
【図6】上記第三の実施例を説明するための永久磁石全
体の1/4縦断面図である。
【図7】図6に示す実施例の変形例を示す永久磁石全体
の1/4縦断面図である。
【図8】従来の対向型磁界発生装置を示す一部断面した
正面図である。
【図9】従来の環状型磁界発生装置を示す斜視図であ
る。
【図10】計測空間の周辺部における磁界強度の変化の
状態を従来例と本発明とを比較して示すグラフである。
【符号の説明】
1a,1b,18…継鉄 3…カラム 4…空隙 7…計測空間 7′…計測空間の周辺部 12a,12b,19a〜19f…永久磁石 13a,13b,20a…第一の永久磁石 14a,14b,21a…第二の永久磁石 15a,15b,22a…第三の永久磁石 17a,17b,23a…第四の永久磁石

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に被検体が入り得る空隙を形成し
    て該被検体の周りに永久磁石を配置し、上記空隙内の中
    心部の計測空間に均一な静磁界を発生させる磁気共鳴イ
    メージング装置の磁界発生装置において、上記永久磁石
    は、上記計測空間から一定距離だけ離れて配置され相対
    的に最大エネルギ積の低い第一の永久磁石と、この第一
    の永久磁石の上記計測空間に面した側の周辺部にて外計
    測空間側に突出して固着され相対的に最大エネルギ積の
    高い第二の永久磁石とを組み合わせて構成したことを特
    徴とする磁気共鳴イメージング装置の磁界発生装置。
  2. 【請求項2】 上記第一の永久磁石の計測空間に面した
    側の周辺部にて該計測空間の中心側に寄った位置には、
    上記第二の永久磁石を計測空間側に突出して固着すると
    共に、上記第一の永久磁石の計測空間に面した側の周辺
    部にて外側端部には、該第一の永久磁石と同等の磁気特
    性を有する第三の永久磁石を固着したことを特徴とする
    請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置の磁界発生装
    置。
  3. 【請求項3】 上記第一の永久磁石及び第三の永久磁石
    は、最大エネルギ積の低いフェライト磁石を用い、第二
    の永久磁石は、最大エネルギ積の高いフェライト磁石ま
    たは希土類磁石を用いたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の磁気共鳴イメージング装置の磁界発生装置。
  4. 【請求項4】 上記第二の永久磁石と第三の永久磁石と
    の間には、保磁力の大きい第四の永久磁石を配置したこ
    とを特徴とする請求項2記載の磁気共鳴イメージング装
    置の磁界発生装置。
  5. 【請求項5】 上記被検体の周りに配置する永久磁石
    は、該被検体の計測空間を間に挟んで対向配置して構成
    したことを特徴とする請求項1〜4記載の磁気共鳴イメ
    ージング装置の磁界発生装置。
  6. 【請求項6】 上記被検体の周りに配置する永久磁石
    は、該被検体の計測空間の周囲に複数個の永久磁石ブロ
    ックを多角形断面の筒状体をなすように配置して構成し
    たことを特徴とする請求項1〜4記載の磁気共鳴イメー
    ジング装置の磁界発生装置。
JP5349028A 1993-12-28 1993-12-28 磁気共鳴イメージング装置の磁界発生装置 Pending JPH07194572A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007503959A (ja) * 2003-05-23 2007-03-01 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 軸線方向に調整可能なローズシムリングを有する磁気共鳴画像化用磁石装置
JP2008018246A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 温度操作方法、磁場発生装置およびmri装置

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JP2007503959A (ja) * 2003-05-23 2007-03-01 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 軸線方向に調整可能なローズシムリングを有する磁気共鳴画像化用磁石装置
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