JPH07195935A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH07195935A
JPH07195935A JP99994A JP99994A JPH07195935A JP H07195935 A JPH07195935 A JP H07195935A JP 99994 A JP99994 A JP 99994A JP 99994 A JP99994 A JP 99994A JP H07195935 A JPH07195935 A JP H07195935A
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JP
Japan
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heat exchanger
outdoor heat
defrosting
pressure
temperature
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JP99994A
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Akira Isaji
晃 伊佐治
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室外熱交換器に付着した霜が除去されたこと
を、室外熱交換器の温度を検出する室外熱交温度センサ
を無くしても、適切に検出する。 【構成】 電気自動車用空気調和装置は、暖房運転時に
冷凍サイクル31の高圧圧力に応じて吹出温度をコント
ロールするために、冷媒圧縮機34の冷媒吐出側に高圧
圧力を検出する圧力センサ62を備える。除霜運転時
は、室外熱交換器33がコンデンサとして作動するた
め、内部は飽和圧力となり、圧力センサ62で検出され
る飽和圧力と、使用される冷媒の飽和温度との関係か
ら、室外熱交換器33の温度が検出できる。そして、除
湿運転が開始されると、制御装置50に設けられた除霜
運転終了手段は、圧力センサ62の検出する圧力が4.
2kg/cm2 G以上に達すると、室外熱交換器33の
温度が15℃以上に達したと判断して、除霜運転を終了
する。このように、室外熱交温度センサを廃止しても、
除霜を適切に終了できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルによって
車室内の冷暖房を行う車両用空気調和装置に関するもの
で、特に室外熱交換器の除霜運転に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクルのヒートポンプによって、
車室内の暖房を行う場合、室外熱交換器に着霜する場合
がある。室外熱交換器が着霜すると、室外熱交換器の効
率が著しく低下するため、除霜を行う必要がある。除霜
運転の手段として、室外熱交換器をコンデンサとして作
動させて、室外熱交換器に付着した霜を溶かす技術が一
般的に用いられる。そして、従来の技術では、除霜が終
了したことを検出するために、室外熱交換器、あるいは
室外熱交換器を通過した冷媒の温度を検出する室外熱交
温度センサを設け、この室外熱交温度センサの検出する
温度が所定温度に上昇した際に除霜を終了している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、室外熱交温
度センサを無くし、室外熱交温度センサのコスト、およ
び室外熱交温度センサを装着する取付コスト等を低減さ
せる要求がある。また、室外熱交温度センサを用いた場
合では、室外熱交温度センサの温度検出部が、取り付け
不良や、車両の振動等によって、室外熱交換器や室外熱
交換器を通過した配管の表面に十分に接触していない場
合がある。すると、霜が除去されたことが検出されず、
冷媒温度の上昇および冷媒圧力の異常上昇が起こり、冷
媒圧縮機保護のために冷凍サイクルの運転が停止してし
まう不具合も発生する。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、室外熱交換器に付着した霜が除去
されたことを、室外熱交温度センサを無くしても、適切
に検出することのできる車両用空気調和装置の提供にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空気調和
装置は、上記の目的を達成するために次の技術的手段を
採用した。車両用空気調和装置は、車室内に向けて空気
を送るためのダクトと、このダクトにおいて車室内に向
かう空気流を生じさせる送風機と、前記ダクト内に配置
され、車室内に吹き出される空気と冷媒を熱交換する室
内熱交換器をコンデンサとして作動させるとともに、室
外空気と冷媒を熱交換させる室外熱交換器をエバポレー
タとして作動させる暖房運転、および前記室外熱交換器
をコンデンサとして作動させる除霜運転が少なくとも可
能な冷凍サイクルと、この冷凍サイクル内の高圧圧力を
検出する圧力センサと、前記室外熱交換器の除霜を行う
除霜運転時に、前記圧力センサの検出する検出圧力が、
所定圧力に達した際に、除霜運転を終了する除霜運転終
了手段とを備える。
【0006】請求項1にかかる車両用空気調和装置は、
次の手段を採用しても良い。車両用空気調和装置は、室
外空気の温度を検出する外気温度センサと、この外気温
度センサの検出する検出温度が所定温度以下で、且つ前
記冷凍サイクルによる暖房運転が所定時間運転された際
に、除霜運転を開始する除霜運転開始手段とを備える。
【0007】
【発明の作用】除霜運転が開始されると、除霜運転終了
手段が、圧力センサの検出圧力を読み取る。ここで、除
霜運転時、室外熱交換器は、コンデンサとして作動し、
除霜中、内部は飽和圧力となる。このため、圧力センサ
は、飽和圧力を検出することとなる。そして、この飽和
圧力は、冷媒の飽和温度と対応関係にあるため、飽和圧
力を検出することによって、冷媒の飽和温度、つまり室
外熱交換器の温度を検出することができる。そして、圧
力センサの検出圧力が所定圧力に上昇すると、除霜運転
終了手段が除霜運転を終了させる。
【0008】
【発明の効果】本発明の車両用空気調和装置は、上記の
作用で示したように、圧力センサの検出圧力によって霜
が除去されたことを検出することができる。車両用空気
調和装置に用いられる冷凍サイクルは、通常、冷凍サイ
クルの保護のために高圧圧力を検出する圧力センサを備
える。特に、電気自動車用空気調和装置は、暖房運転時
に暖房にかかるエネルギーの無駄を無くすために、吹出
温度制御のために温度センサよりも応答性に優れた圧力
センサの検出圧力を使用することが望ましい。このた
め、本発明の車両用空気調和装置では、上記圧力センサ
を利用すれば新たに圧力センサを追加することなく、室
外熱交温度センサを廃止して、室外熱交換器に付着した
霜が除去されたことを、応答性良く適切に検出すること
ができる。
【0009】そして、室外熱交温度センサが廃止できる
ことから、室外熱交温度センサにかかるコストが不要に
なるとともに、室外熱交温度センサの取付コストも不要
になる。
【0010】また、室外熱交温度センサを用いないた
め、室外熱交温度センサの温度検出部が、取り付け不良
や、車両の振動等によって、室外熱交換器や室外熱交換
器を通過した配管の表面に十分に接触していない場合に
生じた、冷媒圧力の異常上昇によって冷凍サイクルの運
転が停止する不具合もなくなる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の車両用空気調和装置を、電気
自動車用空気調和装置に適用した実施例に基づき、図面
を参照して説明する。 〔第1実施例の構成〕図1および図6は本発明の第1実
施例を示すもので、図1は室内ユニットおよび冷凍サイ
クルの冷媒回路図を示す電気車両用空気調和装置の概略
構成図である。
【0012】室内ユニット1は、車室内に向けて空気を
送る空気通路をなすダクト2を備える。このダクト2
は、車室内に配置され、ダクト2の一端には、内外気切
替手段3を備えた送風機4が接続されている。
【0013】内外気切替手段3は、車室内と連通して車
室内の空気(内気)を導入する内気導入口5と、車室外
と連通して車室外の空気(外気)を導入する外気導入口
6とを備える。そして、内外気切替手段3は、内外気切
替ダンパ7を備え、この内外気切替ダンパ7により、ダ
クト2内に導かれる空気を内気と外気とで切り替えるこ
とができる。
【0014】送風機4は、ファンケース8、ファン9、
モータ10からなり、モータ10は通電を受けるとファ
ン9を回転し、内気または外気をダクト2を介して室内
へ送る。
【0015】ダクト2の他端には、ダクト2内を通過し
た空気を車室内の各部に向けて吹き出す吹出口が形成さ
れている。この吹出口は、室内前部の中央より、乗員の
上半身に向けて主に冷風を吹き出すセンタフェイス吹出
口13、室内前部の両脇より、乗員の上半身あるいはサ
イドガラスに向けて主に冷風を吹き出すサイドフェイス
吹出口14、乗員の足元に向けて主に温風を吹き出すフ
ット吹出口15、窓ガラスに向けて主に温風を吹き出す
デフロスタ吹出口16からなる。また、ダクト2内に
は、サイドフェイス吹出口14を除く他の吹出口へ通じ
る空気通路に、各吹出口への空気流を制御するセンタフ
ェイスダンパ17、フットダンパ18、およびデフロス
タダンパ19が設けられている。なお、センタフェイス
吹出口13およびサイドフェイス吹出口14には、乗員
の好みに応じて空気の吹出量を手動調節する乗員開閉ダ
ンパ20が設けられている。
【0016】ダクト2内には、ダクト2内を通過する空
気と冷媒との熱交換を行う冷凍サイクル31の室内熱交
換器32が、空気通路の全面に設けられている。
【0017】冷凍サイクル31は、室内熱交換器32に
よって車室内の冷房と暖房を行うヒートポンプ式冷凍サ
イクルで、上述の室内熱交換器32の他に、室外熱交換
器33、冷媒圧縮機34、減圧装置35、アキュムレー
タ36、および冷媒の流れ方向を切り替える四方弁37
(冷媒流路切替手段)を備え、冷媒配管38によって接
続されてなる。なお、冷媒流路切替手段の一例として四
方弁37を例に示すが、複数の電磁弁の開閉制御によっ
て、冷媒の流れ方向を切り換えても良い。
【0018】室外熱交換器33は、ダクト2の外部にお
いて車室外の空気と冷媒との熱交換を行うもので、室外
ファン41を備えるとともに、車両の走行によって生じ
る走行風の当たる位置に設けられている。
【0019】冷媒圧縮機34は、冷媒の吸入、圧縮、吐
出を行うもので、図示しない電動モータにより駆動され
る。この冷媒圧縮機34は、例えば電動モータと一体的
に密封ケース内に配置される。電動モータは、インバー
タ42の制御によって回転速度が連続的に可変するもの
で、電動モータの回転速度の変化によって、冷媒圧縮機
34の冷媒吐出容量が連続的に変化する。
【0020】減圧装置35は、冷房用キャピラリチュー
ブ43と、暖房用キャピラリチューブ44からなる。そ
して、冷房用キャピラリチューブ43には、並列に一方
向弁45が設けられ、暖房時に冷房用キャピラリチュー
ブ43をバイパスさせるとともに、冷房時は冷房用キャ
ピラリチューブ43に冷媒を流すように設けられてい
る。また、暖房用キャピラリチューブ44にも、並列に
一方向弁46が設けられ、冷房時に暖房用キャピラリチ
ューブ44をバイパスさせるとともに、暖房時は暖房用
キャピラリチューブ44に冷媒を流すように設けられて
いる。そして、冷房用キャピラリチューブ43は、室外
熱交換器33から室内熱交換器32へ流入する冷媒を減
圧膨張し、暖房用キャピラリチューブ44は室内熱交換
器32から室外熱交換器33へ流入する冷媒を減圧膨張
する。
【0021】アキュムレータ36は、冷凍サイクル31
内の余剰冷媒を蓄えるとともに、冷媒圧縮機34に気相
冷媒を送り、液冷媒が冷媒圧縮機34に吸い込まれるの
を防ぐように設けられている。
【0022】四方弁37は、冷媒の流れ方向を切り替え
て室内熱交換器32および室外熱交換器33をエバポレ
ータあるいはコンデンサに切り替えるもので、四方弁3
7は冷房運転時、暖房運転時および除霜運転時(後述す
る第1除霜手段による除霜運転時および第2除霜手段に
よる除霜運転時)に、冷媒の流れを次のように切り替え
る。
【0023】冷房運転時は、冷媒圧縮機34の吐出した
冷媒を、四方弁37→室外熱交換器33→冷房用キャピ
ラリチューブ43→室内熱交換器32→四方弁37→ア
キュムレータ36→冷媒圧縮機34の順に流す(図中矢
印C参照)。暖房運転時は、冷媒圧縮機34の吐出した
冷媒を、四方弁37→室内熱交換器32→暖房用キャピ
ラリチューブ44→室外熱交換器33→四方弁37→ア
キュムレータ36→冷媒圧縮機34の順に流す(図中矢
印H参照)。除霜運転時は、冷房運転時と同様、冷媒圧
縮機34の吐出した冷媒を、四方弁37→室外熱交換器
33→冷房用キャピラリチューブ43→室内熱交換器3
2→四方弁37→アキュムレータ36→冷媒圧縮機34
の順に流す(図中矢印F参照)。
【0024】上述の送風機4、四方弁37、インバータ
42、室外ファン41、各ダンパを駆動するアクチュエ
ータ(図示しない)等の電気部品は、図2に示す制御装
置50によって通電制御される。制御装置50は、乗員
によって操作されるコントロールパネル51の操作信号
や、各種センサ信号等に従って、各電気部品の通電制御
を行うもので、コントロールパネル51は操作性の良い
位置に設置される。
【0025】コントロールパネル51は、図3に示すよ
うに、各吹出モードの設定を行う吹出モード切替スイッ
チ群52、ダクト2より車室内へ吹き出される風量を設
定する風量設定スイッチ53、内外気の設定を行う内外
気設定スイッチ54、各空調モードの設定および停止を
指示する空調モード設定スイッチ群55、空調モードと
設定位置に応じて冷媒圧縮機34の回転速度の設定を行
う温度調節レバー56、手動により除霜の開始を指示す
る除霜スイッチ57を備える。
【0026】また、空調モード設定スイッチ群55に
は、送風モードの起動を指示する送風スイッチ55a、
冷房モードの起動を指示する冷房スイッチ55b、暖房
モードの起動を指示する暖房スイッチ55c、および各
運転モードの運転の停止を指示する停止スイッチ55d
が設けられている。
【0027】また、センサ信号を制御装置50に送る各
種センサとして、冷媒圧縮機34の温度を検出する冷媒
圧縮機温度検出器61、冷凍サイクル31の高圧圧力
(冷媒圧縮機34の吐出圧力)を検出するために冷媒圧
縮機34と四方弁37との間に設けられた圧力センサ6
2、冷凍サイクル31内が異常圧力に上昇した際に作動
する高圧スイッチ63、室内熱交換器32の温度を検出
する室内熱交温度センサ64、室外空気の温度を検出す
る外気温度センサ65、車室内の温度を検出する室内温
度センサ66、電気自動車の電源である直流200Vの
バッテリ67からインバータ42に供給される電流量を
検出する電流検出器68等が設けられている。
【0028】バッテリ67は、車両を走行させる回転出
力を発生する走行用モータ(図示しない)に電力の供給
を行うものである。このバッテリ67は、走行等によっ
て消費した電力を充電するための充電装置70を備え
る。この充電装置70は、電力供給源(電気スタンドあ
るいは商業用電源)に接続されるコンセント71を備
え、このコンセント71を電力供給源に接続することに
より、バッテリ67の充電を行うものである。
【0029】制御装置50は、バッテリ67が充電され
ているか否かをモニターするように設けられている。ま
た、制御装置50は、図示しないキースイッチがONされ
ているか否かをモニターするように設けられている。そ
して、制御装置50は、キースイッチがOFF されている
際、あるいはバッテリ67が充電されている際は乗員が
乗車していないと判断し、キースイッチがONされている
際は乗員が乗車していると判断する。
【0030】本実施例の制御装置50は、コンピュータ
を用いたもので、室外熱交換器33を除霜する除霜手段
がプログラミングされている。本実施例の除霜手段は、
乗員乗車中(本実施例ではキースイッチON時)において
車室内に冷風を吹き出させないで室外熱交換器33の除
霜を行う第1除霜手段と、乗員が乗車していない状態
(キースイッチOFF 時、バッテリ充電時)において車室
内に冷風を吹き出して室外熱交換器33の除霜を行う第
2除霜手段とを採用する。
【0031】また、制御装置50は、室外熱交換器33
の除霜を開始する除霜運転開始手段がプログラミングさ
れている。本実施例の除霜運転開始手段は、除霜スイッ
チ57がONされた場合に除霜を開始する手動除霜開始手
段の他に、乗員乗車中の暖房運転中に自動的に除霜の開
始を行う第1除霜開始手段と、キースイッチOFF 時にお
いて除霜を開始する第2除霜開始手段と、バッテリ充電
時において除霜を開始する第3除霜開始手段とを採用す
る。
【0032】第1除霜開始手段は、暖房運転中に外気温
度センサ65の検出する外気温度が第1所定温度以下
(例えば3℃以下)で、且つ暖房運転が連続して第1所
定時間(例えば60分)継続している場合に、除霜運転
を開始させるものである。
【0033】第2除霜開始手段は、第1除霜開始手段よ
りも除霜開始の条件が緩和されたもので、キースイッチ
がOFF された時の外気温度センサ65の検出温度が第1
所定温度より少し高く設定された第2所定温度以下(例
えば4℃以下)で、且つキースイッチがOFF される前の
第2所定時間以内(例えば2時間以内)に、暖房運転が
連続して第3所定時間以上(例えば40分以上)継続し
ている場合に、除霜運転を開始させるものである。
【0034】第3除霜開始手段は、第2除霜開始手段よ
りも除霜開始の条件が緩和されたもので、本実施例では
充電を開始する時の外気温度センサ65の検出温度が第
2所定温度より少し高く設定された第3所定温度以下
(例えば5℃以下)で、且つ充電が開始される前の第4
所定時間以内(例えば3時間以内)に、暖房運転が連続
して第5所定時間以上(例えば20分以上)継続してい
る場合に、除霜運転を開始させるものである。
【0035】さらに、制御装置50は、室外熱交換器3
3の除霜を終了する除霜運転終了手段がプログラミング
されている。この除霜運転開始手段は、上述の第1除霜
開始手段、あるいは第2除霜開始手段によって除霜運転
が開始された場合に作動するもので、圧力センサ62の
検出する検出圧力が、所定圧力に達した際に、除霜運転
を終了するものである。
【0036】ここで、圧力センサ62の検出する検出圧
力(冷媒圧縮機34の吐出する高圧圧力)によって、除
霜運転時にコンデンサとして作動する室外熱交換器33
の温度を測定する技術を説明する。除霜運転時に室外熱
交換器33は、コンデンサとして作動し、除霜中は室外
熱交換器33の冷媒は飽和状態となる。このため、冷媒
圧縮機34の吐出側の圧力は、飽和圧力となる。冷媒の
飽和圧力と飽和温度とは図4の実線Aに示すように、対
応関係にある(なお、この図4のグラフは、冷媒にR1
34aを用いた場合のデータである)。
【0037】そして、圧力センサ62で検出される圧力
(飽和圧力)から算出される温度(飽和温度)と、実際
の室外熱交換器33とは、図4の実線Bに示すように、
約2℃ほど差がある。この約2℃の差は、主に圧力セン
サ62の取付位置から室外熱交換器33までの冷媒の圧
力損失によるもので、一部、内部冷媒温度と表面温度と
の温度差も含まれる。このため、圧力センサ62の検出
圧力から室外熱交換器33の温度を検出するには、圧力
センサ62の検出する圧力における冷媒の飽和温度か
ら、約2℃引くことにより、検出できる。そして、本実
施例の除霜運転終了手段は、除霜運転中に、室外熱交換
器33の温度が15℃に上昇した際に、除霜を終了する
ために、圧力センサ62の検出圧力が4.2kg/cm
2 G以上に上昇した際に、除霜運転を終了するように設
けられている。
【0038】なお、暖房運転中に除霜運転を開始し、そ
の後、除霜運転が終了した場合は、冷凍サイクルを再び
暖房運転に切替え、乗員が乗車していない状態で除霜運
転を開始し、除霜運転を終了した場合は、冷凍サイクル
の運転を停止するものである。
【0039】次に、乗員乗車中の除霜運転の作動を、図
5のフローチャートと図6のタイムチャートを用いて説
明する。 〔乗員乗車中の除霜運転のフローチャートの説明〕キー
スイッチがONされた状態で、暖房運転が選択されている
場合は(スタート)、乗員によって除霜スイッチ57が
ONされたか否かの判断を行う(手動除霜開始手段の作
動、ステップS11)。この判断結果がNOの場合は、外気
温度センサ65の検出する外気温度が3℃以下で、且つ
暖房運転が60分以上継続したか否かの判断を行う(第
1除霜開始手段の作動、ステップS12)。この判断結果
がNOの場合はリターンする。
【0040】ステップS11、S12の判断結果がYES の場
合は、車室内に冷風を吹き出させない第1除霜手段によ
って室外熱交換器33の除霜を開始する(ステップS1
3)。本実施例における第1除霜手段は、冷凍サイクル
31を冷房サイクルに切り替えて室外熱交換器33をコ
ンデンサ、室内熱交換器32をエバポレータとして作動
させるとともに、送風機4の作動を停止してエバポレー
タとして機能する室内熱交換器32を通過する空気が車
室内に吹き出されないようにするものである。
【0041】次に、圧力センサ62の検出圧力が、所定
圧力(4.2kg/cm2 G)に達したか否かの判断を
行う(ステップS14)。この判断結果がNOの場合は、ス
テップS14へ戻り、判断結果がYES の場合は、第1除霜
手段による除霜運転を終了し(ステップS15)、その後
リターンしてコントロールパネル51の操作指示に従う
(つまり、暖房スイッチ55cが継続して選択されてい
る場合は冷凍サイクルを暖房サイクルに再び切り換え
る)。
【0042】〔乗員乗車中における除霜運転の作動説
明〕乗員乗車中における除霜運転の作動を図6のタイム
チャートを基に説明する。暖房運転中、冷凍サイクル3
1は、室内熱交換器がコンデンサとして作動し、図7の
モリエル線図の実線Cに示すように、室内熱交換器を流
れる冷媒の温度が45℃となり、室内に吹き出される空
気を加熱して車室内を暖房する。この暖房運転中、除霜
スイッチ57がONされた場合、あるいは第1除霜開始手
段の条件が成立した場合(外気温度センサ65の検出す
る外気温度が3℃以下で、且つ暖房運転が60分以上継
続した場合)に、第1除霜手段による除霜運転に切り替
わる(図6に示すタイムチャートの開始)。
【0043】除霜運転中、冷凍サイクル31は、室外熱
交換器33がコンデンサとして作動し、図6のタイムチ
ャートに示す除霜中の室外熱交換器33の温度や、図7
のモリエル線図の実線Dに示すように、室外熱交換器3
3を流れる冷媒の温度が、霜の融解潜熱のために融解温
度の約0℃に保持される。着霜した霜が溶け終わると、
図6のタイムチャートに示すように、室外熱交換器33
の温度が急速に上がり出し、この温度上昇に伴って圧力
センサ62で検出する検出圧力も急速に上昇する。そし
て、圧力センサ62で検出する検出圧力が4.2kg/
cm2 Gに達すると(図6に示すタイムチャートの終
了)、第1除霜手段による除霜運転は終了され、再び暖
房運転に切り替わる。
【0044】次に、乗員が乗車していない状態での除霜
運転の作動を、図8のフローチャートと図9のタイムチ
ャートを用いて説明する。
【0045】〔乗員が乗車していない状態での除霜運転
のフローチャート〕キースイッチがOFF されると(スタ
ート)、外気温度センサ65の検出する外気温度が4℃
以下で、且つキースイッチがOFF される前の2時間以内
に、暖房運転が連続して40分以上継続していたか否か
の判断を行う(第2除霜開始手段の作動、ステップS2
1)。この判断結果がNOの場合は、充電が開始されたか
否かの判断を行う(ステップS22)。この判断結果がNO
の場合は、ステップS22へ戻り、判断結果がYES の場合
は、外気温度センサ65の検出温度が5℃以下で、且つ
充電が開始される前の3時間以内に、暖房運転が連続し
て20分以上継続していたか否かの判断を行う(第3除
霜開始手段の作動、ステップS23)。この判断結果がNO
の場合は終了する。
【0046】ステップS21、S23の判断結果がYES の場
合は、第1除霜手段よりも除霜能力の高い第2除霜手段
によって室外熱交換器33の除霜を開始する(ステップ
S24)。第2除霜手段が実施される際は、乗員は乗車し
ていないため、冷風が車室内に吹き出されても何ら問題
がない。そこで本実施例における第2除霜手段は、冷凍
サイクル31を冷房サイクルに切り替えて室外熱交換器
33をコンデンサ、室内熱交換器32をエバポレータと
して作動させるとともに、送風機4を作動させて、最大
効率で室外熱交換器33の除霜を行うものである。
【0047】次に、圧力センサ62の検出圧力が、所定
圧力(4.2kg/cm2 G)に達したか否かの判断を
行う(ステップS25)。この判断結果がNOの場合は、ス
テップS25へ戻り、判断結果がYES の場合は、第2除霜
手段による除霜運転を終了する(ステップS26)。
【0048】〔乗員が乗車していない状態での除霜運転
の作動説明〕充電中における除霜運転の作動を図9のタ
イムチャートを基に説明する。充電が開始され、同時に
第3除霜開始手段の条件が成立した場合(外気温度セン
サ65の検出する外気温度が5℃以下で、且つ充電が開
始される前の3時間以内に、暖房運転が連続して20分
以上継続していた場合)、第2除霜手段による除霜運転
が開始される(図9に示すタイムチャートの開始)。
【0049】除霜運転中、冷凍サイクル31は、室外熱
交換器33がコンデンサとして作動し、図9のタイムチ
ャートに示すように、除霜中は室外熱交換器33の温度
が霜の融解潜熱のために融解温度の約0℃に保持され
る。着霜した霜が溶け終わると、室外熱交換器33の温
度が急速に上がり出し、この温度上昇に伴って圧力セン
サ62で検出する検出圧力も急速に上昇する。そして、
圧力センサ62で検出する検出圧力が4.2kg/cm
2 Gに達すると(図6に示すタイムチャートの終了)、
第2除霜手段による除霜運転を終了する。
【0050】〔実施例の効果〕本実施例の車両用空気調
和装置は、圧力センサ62の検出圧力によって霜が除去
されたことを検出することができる。本実施例に示す電
気自動車用空気調和装置は、暖房運転時に暖房にかかる
エネルギーの無駄を無くすために、吹出温度制御のため
に温度センサよりも応答性に優れた圧力センサ62の検
出圧力を使用している。このため、圧力センサ62を追
加することなく、室外熱交温度センサを廃止して、室外
熱交換器33に付着した霜が除去されたことを、応答性
良く適切に検出することができる。そして、室外熱交温
度センサが廃止できることから、室外熱交温度センサに
かかるコストが不要になるとともに、室外熱交温度セン
サの取付コストも不要になり、電気自動車用空気調和装
置のコストを低く抑えることができる。
【0051】また、室外熱交温度センサを用いないた
め、室外熱交温度センサの温度検出部が、取り付け不良
や、車両の振動等によって、室外熱交換器33や室外熱
交換器33を通過した配管の表面に十分に接触していな
い場合に生じた、冷媒圧力の異常上昇によって冷凍サイ
クル31の運転が保護のために停止する不具合もない。
【0052】さらに、本実施例で示したように、本実施
例の電気自動車用空気調和装置は、バッテリ67の充電
時にも、車室内に冷風を吹き出す効率の良い第2除霜手
段で室外熱交換器33の除霜を行う。電気自動車では、
数時間毎(1〜3時間毎)に充電を行うため、比較的短
いサイクルで除霜が行われる。そして、充電毎に除霜を
行うため、充電完了後の車両走行中における除霜回数を
減らすことができる。そして、車両走行中における除霜
回数を減らすことにより、走行中に除霜が行われること
による不快感を減らすことができる。なお、充電中は車
室内に乗員が乗車していないため、車室内に冷風が吹き
出されても、電気自動車の使用者に不快感を与えること
がなく、また、車室内が充電中に冷えていても、効率良
く除霜を行うことができる。
【0053】〔第2実施例〕図10および図11は第2
実施例を示す冷凍サイクル31の冷媒回路図である。本
実施例の冷凍サイクル31は、室内熱交換器を2つ用い
て除湿運転が可能なもので、ダクト2の上流に風上室内
熱交換器32aと、その下流の風下室内熱交換器32b
とを備える。また、室外熱交換器33と風上室内熱交換
器32aを結ぶ冷媒配管38には、減圧装置と冷媒通路
とを通電によって切り換える第1電動膨張弁81が設け
られ、風上室内熱交換器32aと風下室内熱交換器32
bを結ぶ冷媒配管38には、減圧装置と冷媒通路とを通
電によって切り換える第2電動膨張弁82が設けられて
いる。
【0054】そして、四方弁37、第1電動膨張弁8
1、第2電動膨張弁82などによって、冷房運転時、暖
房運転時、除湿運転時および除霜運転時に、冷媒の流れ
を次のように切り替える。
【0055】冷房運転は、図10の矢印Cに示すよう
に、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒を、四方弁37→室
外熱交換器33(室外ファン41−ON)→第1電動膨張
弁81(減圧装置として使用)→風上室内熱交換器32
a→第2電動膨張弁82(冷媒通路として使用)→風下
室内熱交換器32b→四方弁37→アキュムレータ36
→冷媒圧縮機34の順に流す。このサイクルでは、風上
室内熱交換器32aと風下室内熱交換器32bがともに
エバポレータとして作用して車室内を冷房する。
【0056】暖房運転は、図10の矢印Hに示すよう
に、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒を、四方弁37→風
下室内熱交換器32b→第2電動膨張弁82(冷媒通路
として使用)→風上室内熱交換器32a→第1電動膨張
弁81(減圧装置として使用)→室外熱交換器33(室
外ファン41−ON)→四方弁37→アキュムレータ36
→冷媒圧縮機34の順に流す。このサイクルでは、風上
室内熱交換器32aと風下室内熱交換器32bがともに
コンデンサとして作用して車室内を暖房する。
【0057】除湿運転は、図11の矢印Dに示すよう
に、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒を、四方弁37→風
下室内熱交換器32b→第2電動膨張弁82(減圧装置
として使用)→風上室内熱交換器32a→第1電動膨張
弁81(冷媒通路として使用)→室外熱交換器33(室
外ファン41−OFF またはON)→四方弁37→アキュム
レータ36→冷媒圧縮機34の順に流す。このサイクル
では、風上室内熱交換器32aがエバポレータとして作
用し、風下室内熱交換器32bがコンデンサとして作用
して車室内を除湿する。
【0058】乗員乗車時(キースイッチON時)の除霜運
転は、図11の矢印F1 に示すように、冷媒圧縮機34
の吐出した冷媒を、四方弁37→室外熱交換器33(室
外ファン41−OFF )→第1電動膨張弁81(冷媒通路
として使用)→風上室内熱交換器32a→第2電動膨張
弁82(減圧装置として使用)→風下室内熱交換器32
b→四方弁37→アキュムレータ36→冷媒圧縮機34
の順に流す。このサイクルでは、室外熱交換器33と風
上室内熱交換器32aがコンデンサとして作用し、室外
熱交換器33を除霜する。なお、この除霜運転が行われ
ているときは、ダクト2の送風機4はOFF 状態とされ、
乗員に温度の低下した風が当たる不具合が防がれる。
【0059】乗員が乗車していない状態(キースイッチ
OFF 時やバッテリ充電時)での除霜運転は、図10の矢
印F2 に示すように、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒
を、四方弁37→室外熱交換器33(室外ファン41−
OFF )→第1電動膨張弁81(減圧装置として使用)→
風上室内熱交換器32a→第2電動膨張弁82(冷媒通
路として使用)→風下室内熱交換器32b→四方弁37
→アキュムレータ36→冷媒圧縮機34の順に流す。こ
のサイクルでは、室外熱交換器33のみがコンデンサと
して作用し、室外熱交換器33を除霜する。なお、この
除霜運転が行われているときは、ダクト2の送風機4は
ON状態とされ、車室内に冷風を吹き出して効率良く除霜
を行う。この時は、乗員は乗車していないため、使用者
に不快感を与えない。
【0060】〔変形例〕乗員の乗車中と乗車していない
時とを異なる除霜手段で除霜を行う例を示したが、同じ
手段で除霜を行っても良い。上記の実施例では、電気自
動車用空気調和装置に本発明を適用した例を示したが、
ガソリンエンジンや、ディーゼルエンジンなど内燃機関
によって走行する車両の空気調和装置に本発明を適用し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空気調和装置の概略構成図である。(第
1実施例)。
【図2】制御装置のブロック図である(第1実施例)。
【図3】コントロールパネルの平面図である(第1実施
例)。
【図4】冷媒の飽和圧力と飽和温度との関係を示すグラ
フである(第1実施例)。
【図5】乗員乗車中の除霜運転の作動を示すフローチャ
ートである(第1実施例)。
【図6】乗員乗車中の除霜運転の作動を示すタイムチャ
ートである(第1実施例)。
【図7】圧力とエンタルピとの関係を示すモリエル線図
である(第1実施例)。
【図8】乗員が乗車していない状態での除霜運転の作動
を示すフローチャートである(第1実施例)。
【図9】乗員が乗車していない状態での除霜運転の作動
を示すタイムチャートである(第1実施例)。
【図10】冷凍サイクルの冷媒回路図である。(第2実
施例)。
【図11】冷凍サイクルの冷媒回路図である。(第2実
施例)。
【符号の説明】
2 ダクト 4 送風機 31 冷凍サイクル 32 室内熱交換器 33 室外熱交換器 34 冷媒圧縮機 50 制御装置(除霜運転開始手段、除霜運転終了手
段) 62 圧力センサ 65 外気温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)車室内に向けて空気を送るためのダ
    クトと、 (b)このダクトにおいて車室内に向かう空気流を生じ
    させる送風機と、 (c)前記ダクト内に配置され、車室内に吹き出される
    空気と冷媒を熱交換する室内熱交換器をコンデンサとし
    て作動させるとともに、室外空気と冷媒を熱交換させる
    室外熱交換器をエバポレータとして作動させる暖房運
    転、および前記室外熱交換器をコンデンサとして作動さ
    せる除霜運転が少なくとも可能な冷凍サイクルと、 (d)この冷凍サイクル内の高圧圧力を検出する圧力セ
    ンサと、 (e)前記室外熱交換器の除霜を行う除霜運転時に、前
    記圧力センサの検出する検出圧力が、所定圧力に達した
    際に、除霜運転を終了する除霜運転終了手段とを備える
    車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】請求項1にかかる車両用空気調和装置は、 (f)室外空気の温度を検出する外気温度センサと、 (g)この外気温度センサの検出する検出温度が所定温
    度以下で、且つ前記冷凍サイクルによる暖房運転が所定
    時間運転された際に、除霜運転を開始する除霜運転開始
    手段とを備えることを特徴とする車両用空気調和装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100685767B1 (ko) * 2005-11-01 2007-02-22 주식회사 대우일렉트로닉스 폐열회수 환기장치의 제상운전 시스템 및 방법
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