JPH07117459A - 電気自動車用空気調和装置 - Google Patents

電気自動車用空気調和装置

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JPH07117459A
JPH07117459A JP5267320A JP26732093A JPH07117459A JP H07117459 A JPH07117459 A JP H07117459A JP 5267320 A JP5267320 A JP 5267320A JP 26732093 A JP26732093 A JP 26732093A JP H07117459 A JPH07117459 A JP H07117459A
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defrosting
heat exchanger
vehicle
refrigerant
air
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Akira Isaji
晃 伊佐治
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗員乗車中における室外熱交換器の除霜回数
を減らし、乗員乗車中に除霜を行う場合は、極力乗員に
不快感を与えることなく除霜を行う。 【構成】 キースイッチがONの状態で着霜を検出した際
は、冷凍サイクル31を冷房サイクルに、室内送風機4
をOFF させ、車室内に冷たい空気が吹き出されない第1
除霜方法で除霜を行う。第1除霜方法は、除霜能力は低
いが、乗員に冷風を吹き出して不快感を与える不具合が
ない。暖房運転後のバッテリの充電時は、冷凍サイクル
31を冷房サイクルにして、室内送風機4をONさせる。
充電時は、乗員は乗車していないため、車室内に冷たい
空気が吹き出されても、乗員等に不快感を与えない。そ
して、車室内に冷たい空気が吹き出す第2除霜方法を採
用するため、効率良く室外熱交換器33を除霜すること
ができる。充電時に効率良く除霜が行われるため、乗員
乗車中における除霜回数が減る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルによって
車室内の冷暖房を行う電気自動車用の空気調和装置に関
するもので、特に室外熱交換器の除霜に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクルのヒートポンプによって、
車室内の暖房を行う場合、室外熱交換器に着霜する場合
がある。室外熱交換器が着霜すると、室外熱交換器の効
率が著しく低下するため、除霜を行う必要がある。冷凍
サイクルの暖房時に除霜を行う技術としては、ルームエ
アコンの除霜技術が知られている。ルームエアコンの除
霜は、暖房時に冷凍サイクルを冷房サイクルに逆転する
とともに、室内ファンを止めて、暖房を中断することに
よって行う技術が一般的である。また、冷媒圧縮機の回
転速度をインバータによって巧みに制御して弱いながら
も暖房しながら除霜する除霜方法も知られるようになっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車の車室内は、ル
ームエアコンが暖房する部屋に比較して容積が大変小さ
いため、空気調和装置の吹出風が乗員に直接当たる。こ
のため、弱い暖房に切り替えて除霜を行う場合は、暖か
さのない吹出風が直接乗員に当たるため、除霜中、乗員
に不快感を与えてしまう。また、車室内は、走行風の影
響や断熱効率が小さいため、暖房を停止すると大変冷え
やすい。このため、暖房を停止して除霜を行うと、車室
内が冷えて、乗員に不快感を与えてしまう。
【0004】この解決策としては、除霜中に電気ヒータ
によって室内に吹き出す空気を加熱するか、乗員が乗車
中はなるべく除霜を行わなくても良い方法を開発するこ
とである。しかるに、除霜時に電気ヒータを用いると、
電気ヒータの作動のためにバッテリの電力が消費して、
車両の走行距離が短くなってしまう。また、電気ヒータ
を空気調和装置に搭載するすることは、部品点数の増加
や安全性確保のためにコストが大変高くなってしまう。
このため、暖房運転時になるべく除霜を行わなくても良
い技術の開発が望まれる。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、乗員乗車中の除霜回数を減らし、
乗員乗車中にやむを得ず除霜を行う場合は乗員に極力不
快感を与えずに除霜を行う電気自動車用空気調和装置の
提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気自動車用空
気調和装置は、上記の目的を達成するために次の技術的
手段を採用した。電気自動車用空気調和装置は、車両を
走行させる出力を発生する走行用モータと、この走行用
モータに電力の供給を行うバッテリと、このバッテリの
充電を行う充電手段とを備える電気自動車に搭載される
もので、車室内に向けて空気を送るためのダクトと、こ
のダクトにおいて車室内に向かう空気流を生じさせる送
風機と、前記ダクト内に配置され、車室内に吹き出され
る空気と冷媒を熱交換する室内熱交換器、室外空気と冷
媒を熱交換させる室外熱交換器、冷媒圧力を減圧する減
圧装置、冷媒の吸入圧縮を行う冷媒圧縮機、冷媒の流れ
方向を切り替えて前記室内熱交換器および前記室外熱交
換器をエバポレータあるいはコンデンサに切り替える冷
媒流路切替手段を備えたヒートポンプ式の冷凍サイクル
と、前記送風機および前記冷凍サイクルを制御する制御
装置とを備える。そして、前記制御装置は、前記バッテ
リの充電時に前記室外熱交換器の除霜を行うとともに、
乗員乗車中に除霜を行う場合は車室内に冷風が吹き出さ
れない除霜方法で前記室外熱交換器の除霜を行う除霜手
段を備える。
【0007】
【発明の作用】電気自動車は、走行可能時間が比較的短
く、バッテリの充電と走行とが交互に行われる。そし
て、バッテリの充電が行われると、除霜手段によって室
外熱交換器の除霜を行う。このように、充電中に除霜を
行うことによって、充電完了後、室外熱交換器に着霜す
るまでの間隔を長くすることができる。つまり、乗員の
乗車中において室外熱交換器に着霜する割合が少なくな
る。また、乗員の乗車中に室外熱交換器の除霜を行う場
合は、車室内に冷風が吹き出されない除霜方法によって
室外熱交換器の除霜を行う。このため、除霜中に乗員に
冷風が当たる不具合がない。
【0008】
【発明の効果】本発明の電気自動車用空気調和装置は、
上記の作用で示したように、充電時に除霜を行うことに
よって、乗員の乗車中に着霜する割合を少なくできる。
つまり、乗員乗車中における除霜回数を減らすことがで
きるため、除霜が行われることによる不快感を減らすこ
とができる。また、乗員の乗車中の除霜は、車室内に冷
風を吹き出さずに行うため、乗員に与える不快感を極力
抑えることができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の電気自動車用空気調和装置
を、図に示す一実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1および図6は本発明の第1実
施例を示すもので、図1は室内ユニットおよび冷凍サイ
クルの冷媒回路図を示す電気車両用空気調和装置の概略
構成図である。室内ユニット1は、車室内に向けて空気
を送る空気通路をなすダクト2を備える。このダクト2
は、車室内に配置され、ダクト2の一端には、内外気切
替手段3を備えた送風機4が接続されている。内外気切
替手段3は、車室内と連通して車室内の空気(内気)を
導入する内気導入口5と、車室外と連通して車室外の空
気(外気)を導入する外気導入口6とを備える。そし
て、内外気切替手段3は、内外気切替ダンパ7を備え、
この内外気切替ダンパ7により、ダクト2内に導かれる
空気を内気と外気とで切り替えることができる。送風機
4は、ファンケース8、ファン9、モータ10からな
り、モータ10は通電を受けるとファン9を回転し、内
気または外気をダクト2を介して室内へ送る。
【0010】ダクト2の他端には、ダクト2内を通過し
た空気を車室内の各部に向けて吹き出す吹出口が形成さ
れている。この吹出口は、室内前部の中央より、乗員の
上半身に向けて主に冷風を吹き出すセンタフェイス吹出
口13、室内前部の両脇より、乗員の上半身あるいはサ
イドガラスに向けて主に冷風を吹き出すサイドフェイス
吹出口14、乗員の足元に向けて主に温風を吹き出すフ
ット吹出口15、窓ガラスに向けて主に温風を吹き出す
デフロスタ吹出口16からなる。また、ダクト2内に
は、サイドフェイス吹出口14を除く他の吹出口へ通じ
る空気通路に、各吹出口への空気流を制御するセンタフ
ェイスダンパ17、フットダンパ18、およびデフロス
タダンパ19が設けられている。なお、センタフェイス
吹出口13およびサイドフェイス吹出口14には、乗員
の好みに応じて空気の吹出量を手動調節する乗員開閉ダ
ンパ20が設けられている。
【0011】ダクト2内には、内部を通過する冷媒(冷
熱源あるいは温熱源)と空気との熱交換を行う冷凍サイ
クル31の室内熱交換器32が、空気通路の全面に設け
られている。冷凍サイクル31は、室内熱交換器32に
よって車室内の冷房と暖房を行うヒートポンプ式冷凍サ
イクルで、上述の室内熱交換器32の他に、室外熱交換
器33、冷媒圧縮機34、減圧装置35、アキュムレー
タ36、および冷媒の流れ方向を切り替える四方弁37
(本発明の冷媒流路切替手段)を備え、冷媒配管38に
よって接続されてなる。
【0012】室外熱交換器33は、ダクト2の外部にお
いて車室外の空気と冷媒との熱交換を行うもので、室外
ファン41を備えるとともに、車両の走行によって生じ
る走行風の当たる位置に設けられている。冷媒圧縮機3
4は、冷媒の吸入、圧縮、吐出を行うもので、図示しな
い電動モータにより駆動される。この冷媒圧縮機34
は、例えば電動モータと一体的に密封ケース内に配置さ
れる。電動モータは、インバータ42の制御によって回
転速度が連続的に可変するもので、電動モータの回転速
度の変化によって、冷媒圧縮機34の冷媒吐出容量が連
続的に変化する。
【0013】減圧装置35は、冷房用キャピラリチュー
ブ43と、暖房用キャピラリチューブ44からなる。そ
して、冷房用キャピラリチューブ43には、並列に一方
向弁45が設けられ、暖房時に冷房用キャピラリチュー
ブ43をバイパスさせるとともに、冷房時は冷房用キャ
ピラリチューブ43に冷媒を流すように設けられてい
る。また、暖房用キャピラリチューブ44にも、並列に
一方向弁46が設けられ、冷房時に暖房用キャピラリチ
ューブ44をバイパスさせるとともに、暖房時は暖房用
キャピラリチューブ44に冷媒を流すように設けられて
いる。そして、冷房用キャピラリチューブ43は、室外
熱交換器33から室内熱交換器32へ流入する冷媒を減
圧膨張し、暖房用キャピラリチューブ44は室内熱交換
器32から室外熱交換器33へ流入する冷媒を減圧膨張
する。アキュムレータ36は、冷凍サイクル31内の余
剰冷媒を蓄えるとともに、冷媒圧縮機34に気相冷媒を
送り、液冷媒が冷媒圧縮機34に吸い込まれるのを防ぐ
ように設けられている。
【0014】四方弁37は、冷媒の流れ方向を切り替え
て室内熱交換器32および室外熱交換器33をエバポレ
ータあるいはコンデンサに切り替えるもので、四方弁3
7は冷房運転時、暖房運転時および除霜運転時(後述す
る第1除霜方法による除霜運転時および第2除霜方法に
よる除霜運転時)に、冷媒の流れを次のように切り替え
る。冷房運転時は、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒を、
四方弁37→室外熱交換器33→冷房用キャピラリチュ
ーブ43→室内熱交換器32→四方弁37→アキュムレ
ータ36→冷媒圧縮機34の順に流す(図中矢印C参
照)。暖房運転時は、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒
を、四方弁37→室内熱交換器32→暖房用キャピラリ
チューブ44→室外熱交換器33→四方弁37→アキュ
ムレータ36→冷媒圧縮機34の順に流す(図中矢印H
参照)。除霜運転時は、冷房運転時と同様、冷媒圧縮機
34の吐出した冷媒を、四方弁37→室外熱交換器33
→冷房用キャピラリチューブ43→室内熱交換器32→
四方弁37→アキュムレータ36→冷媒圧縮機34の順
に流す(図中矢印F参照)。
【0015】上述の送風機4、四方弁37、インバータ
42、室外ファン41、各ダンパを駆動するアクチュエ
ータ(図示しない)等の電気部品は、図2に示す制御装
置50によって通電制御される。制御装置50は、乗員
によって操作される操作パネル51の操作信号や、各種
センサ信号等に従って、各電気部品の通電制御を行うも
ので、操作パネル51は操作性の良い位置に設置され
る。
【0016】操作パネル51は、図3に示すように、各
吹出モードの設定を行う吹出モード切替スイッチ群5
2、ダクト2より車室内へ吹き出される風量を設定する
風量設定スイッチ53、内外気の設定を行う内外気設定
スイッチ54、各空調モードの設定および停止を指示す
る空調モード設定スイッチ群55、空調モードと設定位
置に応じて冷媒圧縮機34の回転速度の設定を行う温度
調節レバー56、手動により除霜の開始を指示する除霜
スイッチ57を備える。また、空調モード設定スイッチ
群55には、送風モードの起動を指示する送風スイッチ
55a、冷房モードの起動を指示する冷房スイッチ55
b、暖房モードの起動を指示する暖房スイッチ55c、
および各運転モードの運転の停止を指示する停止スイッ
チ55dが設けられている。
【0017】また、センサ信号を制御装置50に送る各
種センサとして、冷媒圧縮機34の温度を検出する冷媒
圧縮機温度検出器61、冷媒圧縮機34の吐出圧力を検
出する圧力センサ62、冷媒圧縮機34の吐出側の冷媒
圧力が設定値以上に上昇した際にONする高圧スイッチ6
3、室内熱交換器32の温度を検出する室内熱交サーミ
スタ64、室外熱交換器33の着霜を検出する室外熱交
サーミスタ65、車室内の温度を検出する温度サーミス
タ66、電気自動車の電源である直流200Vのバッテ
リ67からインバータ42に供給される電流量を検出す
る電流検出器68等が設けられている。
【0018】バッテリ67は、車両を走行させる回転出
力を発生する走行用モータ(図示しない)に電力の供給
を行うものである。このバッテリ67は、走行等によっ
て消費した電力を充電するための充電装置70(本発明
の充電手段)を備える。この充電装置70は、電力供給
源(電気スタンドあるいは商業用電源)に接続されるコ
ンセント71を備え、このコンセント71を電力供給源
に接続することにより、バッテリ67の充電を行うもの
である。
【0019】制御装置50は、バッテリ67が充電され
ているか否かをモニターするように設けられている。ま
た、制御装置50は、図示しないキースイッチがONされ
ているか否かをモニターするように設けられている。そ
して、制御装置50は、キースイッチがOFF されている
際あるいはバッテリ67が充電されている際は乗員が乗
車していないと判断し、キースイッチがONされている際
は乗員が乗車していると判断する。
【0020】また、制御装置50は、コンピュータを用
いたもので、室外熱交換器33を除霜する除霜手段がプ
ログラミングされている。本実施例の除霜手段は、乗員
乗車中(本実施例ではキースイッチON時)において車室
内に冷風を吹き出させない第1除霜方法で室外熱交換器
33の除霜を行う第1除霜手段と、乗員が乗車していな
い状態(キースイッチOFF 時、バッテリ充電時)におい
て車室内に冷風を吹き出す第2除霜方法で室外熱交換器
33の除霜を行う第2除霜手段とを採用する。
【0021】〔第1除霜手段の作動〕乗員乗車中におい
て室外熱交換器33の除霜を行う第1除霜手段の作動
を、図4のフローチャートを用いて説明する。キースイ
ッチがONされた状態で、暖房運転が選択されている場合
は(スタート)、乗員によって除霜スイッチ57がONさ
れたか否かの判断を行う(ステップS11)。このステッ
プS11の判断結果がYES の場合は、車室内に冷風を吹き
出させない第1除霜方法で室外熱交換器33の除霜を行
う(ステップS12)。本実施例における第1除霜方法
は、冷凍サイクル31を冷房サイクルに切り替えて室外
熱交換器33をコンデンサ、室内熱交換器32をエバポ
レータとして作動させるとともに、送風機4の作動を停
止してエバポレータとして機能する室内熱交換器32を
通過する空気が車室内に吹き出されないようにするもの
である。そして、除霜が終了すると{例えば室外熱交換
器33の温度が所定温度(例えば5℃)に上昇するか、
除霜時間が所定時間(例えば5分間)経過した場合な
ど}、リターンする。ステップS11の判断結果がNOの場
合は、室外熱交換器33が着霜したか否かの判断を行う
(ステップS13)。この着霜の判断は、例えば室外熱交
換器33の温度が所定温度(例えば0℃)に低下する
か、室内熱交換器32の温度が所定温度に低下するな
ど、周知の着霜検知方法によって検出するものである。
そして、このステップS13の判断結果がYES の場合はス
テップS12へ進み、第1除霜方法(冷風が車室内に吹き
出されない除霜方法)によって室外熱交換器33の除霜
を行う。また、ステップS13の判断結果がNOの場合は、
リターンする。
【0022】〔第2除霜手段の作動〕乗員が乗車してい
ない状態において室外熱交換器33の除霜を行う第2除
霜手段の作動を、図5のフローチャートを用いて説明す
る。キースイッチがOFF された状態では(スタート)、
室外熱交換器33が着霜しているか否かの判断を行う
(ステップS21)。この着霜の判断も、周知の着霜検知
方法によって検出するものであるが、本実施例ではキー
スイッチがONされている場合よりもやや早めに着霜を検
出するように設定されている。このステップS21の判断
結果がYES の場合は、第1除霜方法よりも除霜能力の高
い第2除霜方法で室外熱交換器33の除霜を行う(ステ
ップS22)。第2除霜方法が実施される際は、乗員は乗
車していないため、冷風が車室内に吹き出されても何ら
問題がない。そこで本実施例における第2除霜方法は、
冷凍サイクル31を冷房サイクルに切り替えて室外熱交
換器33をコンデンサ、室内熱交換器32をエバポレー
タとして作動させるとともに、送風機4を作動させて、
最大効率で室外熱交換器33の除霜を行うものである。
そして、除霜が終了すると、終了する。ステップS21の
判断結果がNOの場合は、バッテリ67が充電中で、且つ
充電を開始する所定時間(例えば1時間)内まで暖房運
転が行われていたか否かの判断を行う(ステップS2
3)。そして、このステップS23の判断結果がYES の場
合はステップS22へ進み、第2除霜方法(冷風が車室内
に吹き出される効率の良い除霜方法)によって室外熱交
換器33の除霜を行う。また、ステップS23の判断結果
がNOの場合は、終了する。
【0023】〔実施例の効果〕本実施例では、乗員が乗
車している状態で、室外熱交換器33が着霜した場合、
車室内に冷風を吹き出すこと無く除霜を行う。このた
め、乗員に極力不快感を与えること無く除霜を行うこと
ができる。乗員が乗車していない状態で、室外熱交換器
33が着霜した場合、車室内に冷風を吹き出して除霜を
行うが、乗員が乗車していないために、電気自動車の使
用者に不快感を与えることがない。そして、車室内に冷
風を吹き出すことにより、効率良く除霜を行うことがで
きる。
【0024】また、バッテリ67の充電時にも、車室内
に冷風を吹き出す効率の良い第2除霜方法で室外熱交換
器33の除霜を行う。電気自動車では、数時間毎(1〜
3時間毎)に充電を行うため、比較的短いサイクルで除
霜が行われる。そして、充電毎に除霜を行うため、充電
完了後に除霜が開始されるまでの時間を長くすることが
できる。つまり、充電完了後の車両走行中における除霜
回数を減らすことができる。そして、車両走行中におけ
る除霜回数を減らすことにより、走行中に除霜が行われ
ることによる不快感を減らすことができる。なお、充電
中は車室内に乗員が乗車していないため、車室内に冷風
が吹き出されても、電気自動車の使用者に不快感を与え
ることがない。そして、車室内に冷風を吹き出す除霜方
法を採用することにより、車室内が充電中に冷えていて
も、効率良く除霜を行うことができる。
【0025】〔第2実施例〕図6は第2実施例を示す冷
凍サイクル31の冷媒回路図である。本実施例は、第1
実施例とは異なった第1除霜方法を示すもので、冷凍サ
イクル31は、室外熱交換器33と減圧装置35との間
の冷媒配管38と、冷媒圧縮機34の冷媒吐出側とを、
バイパス配管72で連結し、このバイパス配管72に電
磁開閉弁73を設けたものである。そして、第1除霜手
段の第1除霜方法は、暖房運転時に電磁開閉弁73を開
き、冷媒圧縮機34の高温高圧の冷媒を室外熱交換器3
3へ流し、除霜を行うものである。なお、この時、送風
機4を弱で作動させ、室内熱交換器32の余熱を車室内
に供給する。なお、この第1除霜手段の作動時は、電磁
開閉弁73を通過する冷媒量を冷媒圧縮機34の冷媒吐
出量の半分ほどにして、残りの冷媒を室内熱交換器32
に供給するように設けても良い。
【0026】〔第3実施例〕図7は第3実施例を示す冷
凍サイクル31の冷媒回路図である。本実施例は、上述
の第1、第2実施例とは異なった第1除霜方法を示すも
ので、冷凍サイクル31は、減圧装置35の暖房用キャ
ピラリチューブ44に並列に、電磁開閉弁74を設けた
ものである。そして、第1除霜手段の第1除霜方法は、
暖房運転時に電磁開閉弁74を開き、冷媒圧縮機34の
高温高圧の冷媒を室内熱交換器32へ流した後に、室外
熱交換器33にも流し、室外熱交換器33の除霜を行う
ものである。なお、この時、送風機4を弱で作動させ、
室内熱交換器32に供給された冷媒の熱を車室内に供給
する。
【0027】〔第4実施例〕図8は第4実施例を示す冷
凍サイクル31の冷媒回路図である。本実施例は、上述
の第1、第2、第3実施例とは異なった第1除霜方法を
示すもので、冷凍サイクル31の減圧装置35に、暖房
用の減圧手段として作動する閉状態と、冷媒とそのまま
通過させる開状態とが切り替えられる電磁減圧弁75を
設けたものである。そして、第1除霜手段の第1除霜方
法は、暖房運転時に電磁減圧弁75を開き、冷媒圧縮機
34の高温高圧の冷媒を室内熱交換器32へ流した後
に、室外熱交換器33にも流し、室外熱交換器33の除
霜を行うものである。なお、この時、送風機4を弱で作
動させ、室内熱交換器32に供給された冷媒の熱を車室
内に供給する。
【0028】〔第5実施例〕図9および図10は第5実
施例を示す冷凍サイクル31の冷媒回路図である。本実
施例の冷凍サイクル31は、室内熱交換器を2つ用いて
除湿運転が可能なもので、ダクト2の上流に風上熱交換
器32aと、その下流の風下熱交換器32bとを備え
る。また、室外熱交換器33と風上熱交換器32aを結
ぶ冷媒配管38には、減圧装置と冷媒通路とを通電によ
って切り換える第1電動膨張弁81が設けられ、風上熱
交換器32aと風下熱交換器32bを結ぶ冷媒配管38
には、減圧装置と冷媒通路とを通電によって切り換える
第2電動膨張弁82が設けられている。
【0029】そして、四方弁37、第1電動膨張弁8
1、第2電動膨張弁82などによって、冷房運転時、暖
房運転時、除湿運転時および除霜運転時(第1除霜方法
による除霜運転時および第2除霜方法による除霜運転
時)に、冷媒の流れを次のように切り替える。
【0030】冷房運転時は、図9の矢印Cに示すよう
に、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒を、四方弁37→室
外熱交換器33(室外ファン41−ON)→第1電動膨張
弁81(減圧装置として使用)→風上熱交換器32a→
第2電動膨張弁82(冷媒通路として使用)→風下熱交
換器32b→四方弁37→アキュムレータ36→冷媒圧
縮機34の順に流す。このサイクルでは、風上熱交換器
32aと風下熱交換器32bがともにエバポレータとし
て作用して車室内を冷房する。
【0031】暖房運転時は、図9の矢印Hに示すよう
に、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒を、四方弁37→風
下熱交換器32b→第2電動膨張弁82(冷媒通路とし
て使用)→風上熱交換器32a→第1電動膨張弁81
(減圧装置として使用)→室外熱交換器33(室外ファ
ン41−ON)→四方弁37→アキュムレータ36→冷媒
圧縮機34の順に流す。このサイクルでは、風上熱交換
器32aと風下熱交換器32bがともにコンデンサとし
て作用して車室内を暖房する。
【0032】除湿運転時は、図10の矢印Dに示すよう
に、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒を、四方弁37→風
下熱交換器32b→第2電動膨張弁82(減圧装置とし
て使用)→風上熱交換器32a→第1電動膨張弁81
(冷媒通路として使用)→室外熱交換器33(室外ファ
ン41−OFF またはON)→四方弁37→アキュムレータ
36→冷媒圧縮機34の順に流す。このサイクルでは、
風上熱交換器32aがエバポレータとして作用し、風下
熱交換器32bがコンデンサとして作用して車室内を除
湿する。
【0033】第1除霜方法による除霜運転時(車両運転
時などキースイッチON時)は、図10の矢印F1 に示す
ように、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒を、四方弁37
→室外熱交換器33(室外ファン41−OFF )→第1電
動膨張弁81(冷媒通路として使用)→風上熱交換器3
2a→第2電動膨張弁82(減圧装置として使用)→風
下熱交換器32b→四方弁37→アキュムレータ36→
冷媒圧縮機34の順に流す。このサイクルでは、室外熱
交換器33と風上熱交換器32aがコンデンサとして作
用し、室外熱交換器33を除霜する。なお、この第1除
霜方法による除霜運転が行われているときは、ダクト2
の送風機4はOFF 状態とされ、乗員に温度の低下した風
が当たる不具合が防がれる。
【0034】第2除霜方法による除霜運転時(キースイ
ッチOFF 時やバッテリ充電時)は、図9の矢印F2 に示
すように、冷媒圧縮機34の吐出した冷媒を、四方弁3
7→室外熱交換器33(室外ファン41−OFF )→第1
電動膨張弁81(減圧装置として使用)→風上熱交換器
32a→第2電動膨張弁82(冷媒通路として使用)→
風下熱交換器32b→四方弁37→アキュムレータ36
→冷媒圧縮機34の順に流す。このサイクルでは、室外
熱交換器33のみが加熱手段として作用し、室外熱交換
器33を除霜する。なお、この第2除霜方法による除霜
運転が行われているときは、ダクト2の送風機4はON状
態とされ、車室内に冷風を吹き出して効率良く除霜を行
う。この時、乗員は乗車していないため、使用者に不快
感を与えない。
【0035】〔変形例〕上記の実施例では、充電時以外
のキースイッチのOFF 時でも第2除霜手段を作動させた
例を示したが、充電時のみに第2除霜手段を作動させる
ように設けても良い。キースイッチON時に乗員が乗車し
ていると判断した例を示したが、キースイッチがOFF 時
でも、キーがキー穴に挿入されている状態で乗員が乗車
していると判断したり、運転席のシートベルトがONして
いる状態で乗員が乗車していると判断するなど、他の方
法で乗員の乗車を判断しても良い。
【0036】充電状態でなく、かつ乗員が乗車していな
い状態で除霜を行う場合は、車室内に冷風が吹き出す除
霜方法によって除霜を行ったが、冷風が吹き出されない
除霜方法によって除霜を行なうように設けても良い。暖
房運転した後の充電時であれば、室外熱交換器の状態に
関係なく除霜を行った例を示したが、室外熱交換器が着
霜しやすい状態か否かを判定して、着霜し易い状態の時
に除霜を行うように設けるなど、充電時における除霜開
始の条件を適宜設定しても良い。充電時はバッテリの消
費の心配がないため、電気ヒータなどの加熱手段を用い
て室外熱交換器を除霜するように設けても良い。充電時
における除霜方法と乗員乗車時における除霜方法とを異
ならせた例を示したが、充電時も乗員乗車時も同一の除
霜方法によって除霜を行っても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空気調和装置の概略構成図である。(第
1実施例)。
【図2】制御装置のブロック図である(第1実施例)。
【図3】操作パネルの平面図である(第1実施例)。
【図4】第1除霜手段の作動を示すフローチャートであ
る(第1実施例)。
【図5】第2除霜手段の作動を示すフローチャートであ
る(第1実施例)。
【図6】車両用空気調和装置の概略構成図である。(第
2実施例)。
【図7】車両用空気調和装置の概略構成図である。(第
3実施例)。
【図8】車両用空気調和装置の概略構成図である。(第
4実施例)。
【図9】冷凍サイクルの冷媒回路図である。(第5実施
例)。
【図10】冷凍サイクルの冷媒回路図である。(第5実
施例)。
【符号の説明】
2 ダクト 4 送風機 31 冷凍サイクル 32 室内熱交換器 33 室外熱交換器 34 冷媒圧縮機 35 減圧装置 37 四方弁(冷媒流路切替手段) 50 制御装置(除霜手段) 67 バッテリ 70 充電装置(充電手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両を走行させる出力を発生する走行用モ
    ータと、 この走行用モータに電力の供給を行うバッテリと、 このバッテリの充電を行う充電手段とを備える電気自動
    車に搭載されるもので、 車室内に向けて空気を送るためのダクトと、 このダクトにおいて車室内に向かう空気流を生じさせる
    送風機と、 前記ダクト内に配置され、車室内に吹き出される空気と
    冷媒を熱交換する室内熱交換器、室外空気と冷媒を熱交
    換させる室外熱交換器、冷媒圧力を減圧する減圧装置、
    冷媒の吸入圧縮を行う冷媒圧縮機、冷媒の流れ方向を切
    り替えて前記室内熱交換器および前記室外熱交換器をエ
    バポレータあるいはコンデンサに切り替える冷媒流路切
    替手段を備えたヒートポンプ式の冷凍サイクルと、 前記送風機および前記冷凍サイクルを制御する制御装置
    とを備える電気自動車用空気調和装置において、 前記制御装置は、 前記バッテリの充電時に前記室外熱交換器の除霜を行う
    とともに、乗員乗車中に除霜を行う場合は車室内に冷風
    が吹き出されない除霜方法で前記室外熱交換器の除霜を
    行う除霜手段を備えることを特徴とする電気自動車用空
    気調和装置。
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