JPH07196073A - タンカー用船体構造 - Google Patents
タンカー用船体構造Info
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- JPH07196073A JPH07196073A JP34984293A JP34984293A JPH07196073A JP H07196073 A JPH07196073 A JP H07196073A JP 34984293 A JP34984293 A JP 34984293A JP 34984293 A JP34984293 A JP 34984293A JP H07196073 A JPH07196073 A JP H07196073A
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- tank
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作費用が安価であって、製作が容易であ
り、しかも60,000DWT超のような大型タンカ−
にも適用可能なタンク構造を有する、タンカ−用船体構
造を提供する。 【構成】 液体荷物を積載するタンカ−において、タ
ンカ−の構造が二重船殻構造であって、タンカ−のタン
ク8は船底内板および船側内板に相当する部分が樋状の
1個の半円筒殻からなっているタンカ−用船体構造。
タンク8の船底内板に相当する部分が樋状の2個の半円
筒殻1からなり、そして前記2個の半円筒殻1が船体長
手方向に平行であってかつその上端線同志で連接して固
定され、船側内板5部分が鉛直な平板体からなり、そし
て、縦隔壁6が前記半円筒殻1同志の連接線を通る鉛直
な平板体からなっているタンカ−用船体構造。前記
においてタンクは、3個の前記半円筒殻、および、2枚
の前記縦隔壁を有するタンカ−用船体構造。前記〜
において半円筒殻の曲率半径および長さに応じて、前
記タンクの長手方向に少なくとも1個の横隔壁を有する
タンカ−用船体構造。
り、しかも60,000DWT超のような大型タンカ−
にも適用可能なタンク構造を有する、タンカ−用船体構
造を提供する。 【構成】 液体荷物を積載するタンカ−において、タ
ンカ−の構造が二重船殻構造であって、タンカ−のタン
ク8は船底内板および船側内板に相当する部分が樋状の
1個の半円筒殻からなっているタンカ−用船体構造。
タンク8の船底内板に相当する部分が樋状の2個の半円
筒殻1からなり、そして前記2個の半円筒殻1が船体長
手方向に平行であってかつその上端線同志で連接して固
定され、船側内板5部分が鉛直な平板体からなり、そし
て、縦隔壁6が前記半円筒殻1同志の連接線を通る鉛直
な平板体からなっているタンカ−用船体構造。前記
においてタンクは、3個の前記半円筒殻、および、2枚
の前記縦隔壁を有するタンカ−用船体構造。前記〜
において半円筒殻の曲率半径および長さに応じて、前
記タンクの長手方向に少なくとも1個の横隔壁を有する
タンカ−用船体構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、広くは液体荷物を運
ぶタンカ−の船体構造に関し、特に、そのタンクの構造
に関するものである。
ぶタンカ−の船体構造に関し、特に、そのタンクの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、最も普通のタンカ−構造は、平板
とそれを補強する防撓材とからなるものである。この方
式は、平面骨組構造ともいわれ、一般に建造が容易であ
ることから広く用いられている。一方、円筒殻や球殻な
どの曲面板構造は、外力に対して板面内の反力(膜力)
が構造強化に有効に作用するため、防撓構造を単純にす
ることができる利点を有する。このような円筒殻や球殻
などの曲面板構造の最も単純な使用例は、ビルジ部外板
であり、この部分の板厚は、その付近の外板の板厚と同
一ではあるが、板面内の反力が有効に作用するので防撓
材の使用を省略することができる。
とそれを補強する防撓材とからなるものである。この方
式は、平面骨組構造ともいわれ、一般に建造が容易であ
ることから広く用いられている。一方、円筒殻や球殻な
どの曲面板構造は、外力に対して板面内の反力(膜力)
が構造強化に有効に作用するため、防撓構造を単純にす
ることができる利点を有する。このような円筒殻や球殻
などの曲面板構造の最も単純な使用例は、ビルジ部外板
であり、この部分の板厚は、その付近の外板の板厚と同
一ではあるが、板面内の反力が有効に作用するので防撓
材の使用を省略することができる。
【0003】図4は、従来のタンカ−用船体のビルジ部
およびその付近の外板、並びに防撓材としてのロンジチ
ュ−デイ ナル材の1例を示す概略横断面図である。同図
において、9はビルジ部外板、3aはビルジ部付近の船
側外板、4aはビルジ部付近の船底外板、そして7はビ
ルジ部付近の外板に設けられたロンジチュ−デイ ナル材
である。このように、タンカ−のビルジ部外板9にはロ
ンジチュ−デイ ナル材7が不要であっても、その付近の
船側外板3aおよび船底外板4a、並びに、その他の部
分の船側および船底外板(図示せず)には防撓材(ロン
ジチュ−デイ ナル材7)を設けることが必要である。
およびその付近の外板、並びに防撓材としてのロンジチ
ュ−デイ ナル材の1例を示す概略横断面図である。同図
において、9はビルジ部外板、3aはビルジ部付近の船
側外板、4aはビルジ部付近の船底外板、そして7はビ
ルジ部付近の外板に設けられたロンジチュ−デイ ナル材
である。このように、タンカ−のビルジ部外板9にはロ
ンジチュ−デイ ナル材7が不要であっても、その付近の
船側外板3aおよび船底外板4a、並びに、その他の部
分の船側および船底外板(図示せず)には防撓材(ロン
ジチュ−デイ ナル材7)を設けることが必要である。
【0004】なお、最近、IMO(International Mar
itime Organizationの略称)ル−ルにより新造タンカ−
は二重船殻構造とすることが義務付けられたので、これ
を満たすことが必要である。
itime Organizationの略称)ル−ルにより新造タンカ−
は二重船殻構造とすることが義務付けられたので、これ
を満たすことが必要である。
【0005】図5は、従来のタンカ−用船体の構造の1
例を示す概略縦断面図であり、図6は、図5のA−A線
における概略横断面図である。図5および図6におい
て、8はタンク、3は船側外板、4は船底外板、2はト
ランス材、12はトランス材2に開けられた貫通孔、1
1はタンク8の横隔壁、そして10はタンク8に収容さ
れた石油である。タンク8は全体が1つの円筒形状をし
ており、横隔壁11によって複数個(この例では4個)
のサブタンク8aに仕切られており、トランス材2によ
ってタンク8全体が支持・固定されている。この例(以
下、先行技術1という)によれば、タンク8の形状はこ
のように円筒殻であって、しかもその内面にロンジチュ
−デイ ナル材のような突起物がないので、船体構造を単
純化することができるとともに、タンク8内のクリ−ニ
ングを容易にすることができる効果がある。
例を示す概略縦断面図であり、図6は、図5のA−A線
における概略横断面図である。図5および図6におい
て、8はタンク、3は船側外板、4は船底外板、2はト
ランス材、12はトランス材2に開けられた貫通孔、1
1はタンク8の横隔壁、そして10はタンク8に収容さ
れた石油である。タンク8は全体が1つの円筒形状をし
ており、横隔壁11によって複数個(この例では4個)
のサブタンク8aに仕切られており、トランス材2によ
ってタンク8全体が支持・固定されている。この例(以
下、先行技術1という)によれば、タンク8の形状はこ
のように円筒殻であって、しかもその内面にロンジチュ
−デイ ナル材のような突起物がないので、船体構造を単
純化することができるとともに、タンク8内のクリ−ニ
ングを容易にすることができる効果がある。
【0006】更に、外国(ノルウェ−)において、チュ
−ブタンカ−と称するタンカ−が公表されている。図7
は、従来のタンカ−用船体であるチュ−ブタンカ−のタ
ンク構造の主要部を示す概略斜視図である。この例(以
下、先行技術2という)では、2本の円筒形状のタンク
8が船体長手方向に平行に積載される。そして、2本の
タンク8はトランス材2によって船体に固定されてい
る。
−ブタンカ−と称するタンカ−が公表されている。図7
は、従来のタンカ−用船体であるチュ−ブタンカ−のタ
ンク構造の主要部を示す概略斜視図である。この例(以
下、先行技術2という)では、2本の円筒形状のタンク
8が船体長手方向に平行に積載される。そして、2本の
タンク8はトランス材2によって船体に固定されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような円筒形状の円筒殻のタンクにおいては、ロンジ
チュ−デイ ナル材のような防撓材を設けていないので、
その円筒の半径が大きくなるにつれて、タンクの製作に
は板厚の厚い鋼板が必要となる。
たような円筒形状の円筒殻のタンクにおいては、ロンジ
チュ−デイ ナル材のような防撓材を設けていないので、
その円筒の半径が大きくなるにつれて、タンクの製作に
は板厚の厚い鋼板が必要となる。
【0008】先行技術1を適用して、例えば、60,0
00DWT超の大型タンカ−を建造する場合には、その
船幅は32m超となり、従って、円筒殻の半径は15m
超となり、円筒殻を製作するためには極めて厚い板厚の
鋼板が必要となり、そのような板厚の健全な鋼板を製造
することは現実的には実際上困難である。
00DWT超の大型タンカ−を建造する場合には、その
船幅は32m超となり、従って、円筒殻の半径は15m
超となり、円筒殻を製作するためには極めて厚い板厚の
鋼板が必要となり、そのような板厚の健全な鋼板を製造
することは現実的には実際上困難である。
【0009】そこで、円筒殻に使用する鋼板の板厚を、
現実的に製造可能な板厚の鋼板まで薄くした場合にその
強度を確保するためには、多数の防撓材が必要となり、
タンクを円筒殻で製作する利点が消失する。従って、大
型タンカ−に先行技術1を適用することはできない。
現実的に製造可能な板厚の鋼板まで薄くした場合にその
強度を確保するためには、多数の防撓材が必要となり、
タンクを円筒殻で製作する利点が消失する。従って、大
型タンカ−に先行技術1を適用することはできない。
【0010】先行技術2によれば、上述した先行技術1
の問題点を緩和することができる。しかしながら、先行
技術2における円筒殻構造のタンクは、その形状がほぼ
完全な円筒形状のタンクであるため、その製作は極めて
困難であり、しかもその製作費用は高価である。先行技
術1の場合も完全円筒形状のタンクであるから同じ問題
がある。
の問題点を緩和することができる。しかしながら、先行
技術2における円筒殻構造のタンクは、その形状がほぼ
完全な円筒形状のタンクであるため、その製作は極めて
困難であり、しかもその製作費用は高価である。先行技
術1の場合も完全円筒形状のタンクであるから同じ問題
がある。
【0011】従って、この発明の目的は、製作費用が安
価であって、製作が容易であり、しかも60,000D
WT超のような大型タンカ−にも適用可能なタンク構造
を有する、タンカ−用船体構造を提供することにある。
価であって、製作が容易であり、しかも60,000D
WT超のような大型タンカ−にも適用可能なタンク構造
を有する、タンカ−用船体構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の基本思想は、
二重殻船体の内殻(内板)に、円筒殻構造が有する反力
作用の効果を利用し、且つ、円筒殻の曲率半径の大きさ
を抑制するとともに、完全な円筒形状を排除して部分的
に円筒形状を有する部分円筒殻の構造のタンクを発明
し、これに従来の平板骨組構造のタンクを組み合わせ
て、新しいタンク構造のタンクを創作するものである。
なお、ここでは、半円筒状の殻を半円筒殻という。この
発明は下記の通りである。
二重殻船体の内殻(内板)に、円筒殻構造が有する反力
作用の効果を利用し、且つ、円筒殻の曲率半径の大きさ
を抑制するとともに、完全な円筒形状を排除して部分的
に円筒形状を有する部分円筒殻の構造のタンクを発明
し、これに従来の平板骨組構造のタンクを組み合わせ
て、新しいタンク構造のタンクを創作するものである。
なお、ここでは、半円筒状の殻を半円筒殻という。この
発明は下記の通りである。
【0013】第1の発明のタンカ−用船体構造は、液体
荷物を積載するタンカ−において、前記タンカ−の構造
が二重船殻構造であって、前記タンカ−のタンクは船底
内板および船側内板に相当する部分が樋状の1個の半円
筒殻からなっていることに特徴がある。
荷物を積載するタンカ−において、前記タンカ−の構造
が二重船殻構造であって、前記タンカ−のタンクは船底
内板および船側内板に相当する部分が樋状の1個の半円
筒殻からなっていることに特徴がある。
【0014】第2の発明のタンカ−用船体構造は、液体
荷物を積載するタンカ−において、前記タンカ−の構造
が二重船殻構造であって、前記タンカ−のタンクは船底
内板に相当する部分が樋状の2個の半円筒殻からなり、
そして前記2個の半円筒殻が船体長手方向に平行であっ
てかつその上端線同志で連接し固定され、一方、船側内
板部分が鉛直な平板体からなり、そして、縦隔壁が前記
半円筒殻同志の連接線を通る鉛直な平板からなっている
ことに特徴がある。
荷物を積載するタンカ−において、前記タンカ−の構造
が二重船殻構造であって、前記タンカ−のタンクは船底
内板に相当する部分が樋状の2個の半円筒殻からなり、
そして前記2個の半円筒殻が船体長手方向に平行であっ
てかつその上端線同志で連接し固定され、一方、船側内
板部分が鉛直な平板体からなり、そして、縦隔壁が前記
半円筒殻同志の連接線を通る鉛直な平板からなっている
ことに特徴がある。
【0015】第3の発明のタンカ−用船体構造は、第2
の発明のタンクが、3個の前記半円筒殻および2枚の前
記縦隔壁を有することに特徴がある。−用船体構造。
の発明のタンクが、3個の前記半円筒殻および2枚の前
記縦隔壁を有することに特徴がある。−用船体構造。
【0016】
【作用】この発明のタンカ−用船体は、液体荷物を積載
する二重船殻構造であるから、船体の座礁や衝突等によ
って船体外板の一部が破損しても、船体内板が破損しな
い限り積載された液体荷物が船体の外に流出することは
なく、従って、海洋汚染を防止することができる。
する二重船殻構造であるから、船体の座礁や衝突等によ
って船体外板の一部が破損しても、船体内板が破損しな
い限り積載された液体荷物が船体の外に流出することは
なく、従って、海洋汚染を防止することができる。
【0017】次に、タンカ−のタンクは船底内板に相当
する部分が樋状の半円筒殻からなっているので、この船
底内板は反力作用によって曲面板の効果を最大限に発揮
することができる。従って、この半円筒殻状の船底内板
部分には防撓材であるロンジチュ−デイ ナル材を取付け
施工する必要が殆どない。また、タンクには、その長手
方向に、半円筒殻の曲率半径および直径に応じて、所定
個数の横隔壁を設けているので、この横隔壁間には防撓
材であるロンジチュ−デイ ナル材およびトランス材を殆
ど必要としない。
する部分が樋状の半円筒殻からなっているので、この船
底内板は反力作用によって曲面板の効果を最大限に発揮
することができる。従って、この半円筒殻状の船底内板
部分には防撓材であるロンジチュ−デイ ナル材を取付け
施工する必要が殆どない。また、タンクには、その長手
方向に、半円筒殻の曲率半径および直径に応じて、所定
個数の横隔壁を設けているので、この横隔壁間には防撓
材であるロンジチュ−デイ ナル材およびトランス材を殆
ど必要としない。
【0018】また、半円筒殻の個数はタンカ−の積載重
量に依存して設計され、半円筒殻が1個のときは積載重
量が大きくなるほどその半径が大きくなるので、タンク
に使用する鋼板の板厚を厚くする必要がある。健全な鋼
板を製造しうる板厚には上限があるので、その板厚の範
囲内で半円筒殻を製作すべきである。従って、ある一定
重量以上のタンカ−の場合は、半円筒殻の個数を2個ま
たは3個とする。また、その個数によって縦隔壁の枚数
は必然的にきまる。
量に依存して設計され、半円筒殻が1個のときは積載重
量が大きくなるほどその半径が大きくなるので、タンク
に使用する鋼板の板厚を厚くする必要がある。健全な鋼
板を製造しうる板厚には上限があるので、その板厚の範
囲内で半円筒殻を製作すべきである。従って、ある一定
重量以上のタンカ−の場合は、半円筒殻の個数を2個ま
たは3個とする。また、その個数によって縦隔壁の枚数
は必然的にきまる。
【0019】
【実施例】この発明を実施例に基づいて説明する。 〔実施例1〕図1は、この発明のタンカ−用船体構造の
1実施例を示す概略横断面図である。この実施例は、二
重船殻構造のタンカ−であり、従来の船底内板および船
側内板に相当する部分を一体化した構造のもので、樋状
の1個の半円筒殻からなる構造のタンクである。4は船
底外板、3は船側外板、7はロンジチュ−デイ ナル材、
そして2はトランス材である。
1実施例を示す概略横断面図である。この実施例は、二
重船殻構造のタンカ−であり、従来の船底内板および船
側内板に相当する部分を一体化した構造のもので、樋状
の1個の半円筒殻からなる構造のタンクである。4は船
底外板、3は船側外板、7はロンジチュ−デイ ナル材、
そして2はトランス材である。
【0020】この半円筒殻1は、その長手方向の所定の
個所にタンクを横に仕切る横隔壁(図示せず)が設けら
れており、この横隔壁間においては半円筒殻1の防撓材
を一切使用する必要のない板厚および材質の鋼板を使用
し、無補強構造のタンクとした。一方、船底外板4およ
び船側外板3には、従来どおりの平板にロンジチュ−デ
イ ナル材7を設け、そして半円筒殻1との間に船体長手
方向の所定間隔位置にトランス材2を設けた平面骨組み
構造とした。
個所にタンクを横に仕切る横隔壁(図示せず)が設けら
れており、この横隔壁間においては半円筒殻1の防撓材
を一切使用する必要のない板厚および材質の鋼板を使用
し、無補強構造のタンクとした。一方、船底外板4およ
び船側外板3には、従来どおりの平板にロンジチュ−デ
イ ナル材7を設け、そして半円筒殻1との間に船体長手
方向の所定間隔位置にトランス材2を設けた平面骨組み
構造とした。
【0021】以上のように、半円筒殻1のロンジチュ−
デイ ナル材7および半円筒殻1の内側のトランス材を設
けない構造のタンカ−で、船体の強度は従来と同等とな
るように設計した。
デイ ナル材7および半円筒殻1の内側のトランス材を設
けない構造のタンカ−で、船体の強度は従来と同等とな
るように設計した。
【0022】〔実施例2〕図2は、この発明のタンカ−
用船体構造の第2の実施例を示す概略横断面図である。
この実施例は、二重船殻構造のタンカ−であり、従来の
船底内板に相当する部分を2個の半円筒殻1で構成し、
2個の半円筒殻1を船体長手方向に平行に配設し、かつ
半円筒殻1の上端線同志を連接して溶接固定し、一方、
船側内板部分を鉛直な平板体で構成し、そして、縦隔壁
6を半円筒殻1同志の連接線を通る鉛直な平板体6で構
成した。2個の半円筒殻1の半径は同一とした。
用船体構造の第2の実施例を示す概略横断面図である。
この実施例は、二重船殻構造のタンカ−であり、従来の
船底内板に相当する部分を2個の半円筒殻1で構成し、
2個の半円筒殻1を船体長手方向に平行に配設し、かつ
半円筒殻1の上端線同志を連接して溶接固定し、一方、
船側内板部分を鉛直な平板体で構成し、そして、縦隔壁
6を半円筒殻1同志の連接線を通る鉛直な平板体6で構
成した。2個の半円筒殻1の半径は同一とした。
【0023】この半円筒殻1は、その長手方向の所定の
個所にタンクを横に仕切る横隔壁(図示せず)を設け、
この横隔壁間においては半円筒殻1の防撓材を一切使用
する必要のない板厚および材質の鋼板を使用し、無補強
構造のタンクとした。一方、船側内板5、船底外板4お
よび船側外板3、縦隔壁6には、従来どおりの平板にロ
ンジチュ−デイ ナル材7を設け、そして、船底外板4お
よび船側外板3と半円筒殻1および船側内板5との間に
は、船体長手方向の所定間隔位置にトランス材2を設け
た平面骨組み構造とした。なお、縦隔壁6のうち、半円
筒殻より下側の部分6aの補強材の方向は、同図のロン
ジチュ−デイ ナル材6に替えて鉛直方向に配置すること
も有効である。
個所にタンクを横に仕切る横隔壁(図示せず)を設け、
この横隔壁間においては半円筒殻1の防撓材を一切使用
する必要のない板厚および材質の鋼板を使用し、無補強
構造のタンクとした。一方、船側内板5、船底外板4お
よび船側外板3、縦隔壁6には、従来どおりの平板にロ
ンジチュ−デイ ナル材7を設け、そして、船底外板4お
よび船側外板3と半円筒殻1および船側内板5との間に
は、船体長手方向の所定間隔位置にトランス材2を設け
た平面骨組み構造とした。なお、縦隔壁6のうち、半円
筒殻より下側の部分6aの補強材の方向は、同図のロン
ジチュ−デイ ナル材6に替えて鉛直方向に配置すること
も有効である。
【0024】以上のように、半円筒殻1のロンジチュ−
デイ ナル材7、並びに、タンク内殻内(半円筒殻1、船
側内板5および縦隔壁6で囲まれた空間)のトランス材
を設けない構造のタンカ−で、船体の強度は従来と同等
となるように設計した。
デイ ナル材7、並びに、タンク内殻内(半円筒殻1、船
側内板5および縦隔壁6で囲まれた空間)のトランス材
を設けない構造のタンカ−で、船体の強度は従来と同等
となるように設計した。
【0025】〔実施例3〕図3は、この発明のタンカ−
用船体構造の第3の実施例を示す概略横断面図である。
この実施例は、二重船殻構造のタンカ−であり、従来の
船底内板に相当する部分を3個の半円筒殻1で構成し、
左右の各々の半円筒殻1の曲率半径R1 が中央の半円筒
殻1 の曲率半径R2 と異なる所定の値となるように構成
した点において、前述の実施例2の場合と異なり、その
他の点においては実施例2で述べた内容に準ずるもので
ある。
用船体構造の第3の実施例を示す概略横断面図である。
この実施例は、二重船殻構造のタンカ−であり、従来の
船底内板に相当する部分を3個の半円筒殻1で構成し、
左右の各々の半円筒殻1の曲率半径R1 が中央の半円筒
殻1 の曲率半径R2 と異なる所定の値となるように構成
した点において、前述の実施例2の場合と異なり、その
他の点においては実施例2で述べた内容に準ずるもので
ある。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
二重船殻構造のタンカ−を、従来の船底内板に相当する
部分を樋状の半円筒殻で構成し、しかも半円筒殻の曲率
半径をタンカ−の積載重量および現実的に使用に耐えう
る鋼板の板厚等に応じた適切な値に抑制したので、ロン
ジチュ−デイ ナル材およびトランス材が不要となる部分
ができる。従って、タンクの製作が容易であり、かつ、
船体構造が単純化し、そしてタンカ−の建造時に船底内
板等を反転してトランス材とロンジチュ−デイ ナル材と
の交叉部の溶接施工を施す手間が極端に省略することが
でき、従来に比べて、安価で、かつ、溶接量および溶接
部材数を減少させることによって信頼性の高いタンカ−
用船体構造を提供することができる、工業上有益な効果
がもたらされる。
二重船殻構造のタンカ−を、従来の船底内板に相当する
部分を樋状の半円筒殻で構成し、しかも半円筒殻の曲率
半径をタンカ−の積載重量および現実的に使用に耐えう
る鋼板の板厚等に応じた適切な値に抑制したので、ロン
ジチュ−デイ ナル材およびトランス材が不要となる部分
ができる。従って、タンクの製作が容易であり、かつ、
船体構造が単純化し、そしてタンカ−の建造時に船底内
板等を反転してトランス材とロンジチュ−デイ ナル材と
の交叉部の溶接施工を施す手間が極端に省略することが
でき、従来に比べて、安価で、かつ、溶接量および溶接
部材数を減少させることによって信頼性の高いタンカ−
用船体構造を提供することができる、工業上有益な効果
がもたらされる。
【図1】この発明のタンカ−用船体構造の1実施例を示
す概略横断面図である。
す概略横断面図である。
【図2】この発明のタンカ−用船体構造の第2の実施例
を示す概略横断面図である。
を示す概略横断面図である。
【図3】この発明のタンカ−用船体構造の第3の実施例
を示す概略横断面図である。
を示す概略横断面図である。
【図4】従来のタンカ−用船体のビルジ部およびその付
近の外板の構造の1例を示す概略横断面図である。
近の外板の構造の1例を示す概略横断面図である。
【図5】従来のタンカ−用船体の構造の1例を示す概略
縦断面図である。
縦断面図である。
【図6】図5のA−A線における概略横断面図である。
【図7】従来のタンカ−用船体であるチュ−ブタンカ−
のタンク構造の主要部を示す概略斜視図である。
のタンク構造の主要部を示す概略斜視図である。
】 1 半円筒殻、 2 トランス材、 3 船側外板、 3a ビルジ部付近の船側外板、 4 船底外板、 4a ビルジ部付近の船底外板、 5 船側内板、 6 縦隔壁、 6a 半円筒殻より下側の縦隔壁部分、 7 ロンジチュ−デイ ナル材、 8 タンク、 9 ビルジ部外板、 10 石油、 11 横隔壁、 12 貫通孔。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 雅之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 森川 正夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 片岡 福彦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 山本 浩志 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 中村 哲也 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 液体荷物を積載するタンカ−において、 前記タンカ−の構造が二重船殻構造であって、 前記タンカ−のタンクは、船底内板および船側内板に相
当する部分が樋状の1個の半円筒殻からなっていること
を特徴とする、タンカ−用船体構造。 - 【請求項2】 液体荷物を積載するタンカ−において、 前記タンカ−の構造が二重船殻構造であって、 前記タンカ−のタンクは、船底内板に相当する部分は樋
状の2個の半円筒殻からなり、そして前記2個の半円筒
殻が船体長手方向に平行であってかつその上端線同志で
連接し、固定され、 船側内板部分が鉛直な平板体からなり、そして、 縦隔壁が前記半円筒殻同志の連接線を通る鉛直な平板体
からなる構造のタンクを有することを特徴とする、タン
カ−用船体構造。 - 【請求項3】前記タンクは、3個の前記半円筒殻、およ
び、2枚の前記縦隔壁を有することを特徴とする、請求
項2に記載のタンカ−用船体構造。 - 【請求項4】前記タンクは、前記半円筒殻の曲率半径お
よび長さに応じて、前記タンクの長手方向に少なくとも
1個の横隔壁を有することを特徴とする、請求項1、2
または3に記載のタンカ−用船体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34984293A JPH07196073A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | タンカー用船体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34984293A JPH07196073A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | タンカー用船体構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07196073A true JPH07196073A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18406488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34984293A Pending JPH07196073A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | タンカー用船体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07196073A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105818928A (zh) * | 2015-01-06 | 2016-08-03 | 江南造船(集团)有限责任公司 | 一种独立液货舱及液化气船 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49120387A (ja) * | 1973-03-13 | 1974-11-18 | ||
| JPS5914394A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-25 | Meidensha Electric Mfg Co Ltd | インバ−タの自動切換装置 |
| JPH0330552A (ja) * | 1989-06-28 | 1991-02-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | データ伝送方法 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP34984293A patent/JPH07196073A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49120387A (ja) * | 1973-03-13 | 1974-11-18 | ||
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105818928A (zh) * | 2015-01-06 | 2016-08-03 | 江南造船(集团)有限责任公司 | 一种独立液货舱及液化气船 |
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