JPH071988A - トラクションコントロールシステム - Google Patents
トラクションコントロールシステムInfo
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- JPH071988A JPH071988A JP14601293A JP14601293A JPH071988A JP H071988 A JPH071988 A JP H071988A JP 14601293 A JP14601293 A JP 14601293A JP 14601293 A JP14601293 A JP 14601293A JP H071988 A JPH071988 A JP H071988A
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- trc
- abs
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
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- 230000006837 decompression Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】運転者のエンジン制御のフィーリングを良好に
かつ快適にすることのできるトラクションコントロール
システムを提供する。 【構成】ABS/TRC ECU22には、TRC報知
ブザー27が接続されており、ABS/TRC ECU
22が、駆動輪である後輪7,8の車輪速センサ9,10
からの車輪速信号に基づいて後輪7,8の空転傾向を検
知すると、TRC報知ブザー27を作動するようにして
いる。これにより、エンジン減速によるTRC制御が必
要となったことをTRC報知ブザー27を鳴らすことに
より、運転者に知らせるようにしている。その場合、パ
ルス幅変調制御により、駆動輪の空転量の大きさに応じ
てTRC報知ブザー27の出力を変化させて、運転者に
空転の大きさを知らせるようにしている。
かつ快適にすることのできるトラクションコントロール
システムを提供する。 【構成】ABS/TRC ECU22には、TRC報知
ブザー27が接続されており、ABS/TRC ECU
22が、駆動輪である後輪7,8の車輪速センサ9,10
からの車輪速信号に基づいて後輪7,8の空転傾向を検
知すると、TRC報知ブザー27を作動するようにして
いる。これにより、エンジン減速によるTRC制御が必
要となったことをTRC報知ブザー27を鳴らすことに
より、運転者に知らせるようにしている。その場合、パ
ルス幅変調制御により、駆動輪の空転量の大きさに応じ
てTRC報知ブザー27の出力を変化させて、運転者に
空転の大きさを知らせるようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両の発進
時や急加速時に駆動輪が空転するのを抑止するトラクシ
ョンコントロールシステムに関し、特に駆動輪の空転傾
向検出時にエンジンの出力を低減することを運転者に指
示することにより、駆動輪の空転を抑止できるようにし
たトラクションコントロールシステムに関するものであ
る。
時や急加速時に駆動輪が空転するのを抑止するトラクシ
ョンコントロールシステムに関し、特に駆動輪の空転傾
向検出時にエンジンの出力を低減することを運転者に指
示することにより、駆動輪の空転を抑止できるようにし
たトラクションコントロールシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年自動車においては、制動時に制動車
輪のロックを防止するためにブレーキ力を調整するアン
チスキッドブレーキ制御(以下、ABSともいう)シス
テムが装着されている場合が多くなってきているととも
に、駆動輪の空転傾向時にエンジンの動力損失をできる
だけ少なくするとともに、駆動輪の駆動力をより効果的
に路面に伝えて車両の推進を効果的に行うようにするた
めに、駆動輪の駆動力を調整するトラクションコントロ
ール(以下、TRCともいう)システムが開発されてい
る。
輪のロックを防止するためにブレーキ力を調整するアン
チスキッドブレーキ制御(以下、ABSともいう)シス
テムが装着されている場合が多くなってきているととも
に、駆動輪の空転傾向時にエンジンの動力損失をできる
だけ少なくするとともに、駆動輪の駆動力をより効果的
に路面に伝えて車両の推進を効果的に行うようにするた
めに、駆動輪の駆動力を調整するトラクションコントロ
ール(以下、TRCともいう)システムが開発されてい
る。
【0003】このようなABSシステムおよびTRCシ
ステムとして、例えば図4に示すようなABS/TRC
システムがある。このABS/TRCシステムは、非駆
動輪である左右の前輪1,2の車輪速度を検出する車輪
速センサ3,4、前輪1,2のブレーキ圧力を調整するモ
ジュレータ5、前輪1,2に制動力を発生するブレーキ
アクチュエータ6、駆動輪である左右の後輪7,8の車
輪速度を検出する車輪速センサ9,10、後輪7,8のブ
レーキ圧力をそれぞれ調整するモジュレータ11,1
2、後輪7,8にそれぞれ制動力を発生するブレーキア
クチュエータ13,14、ブレーキペダル15によって
開閉制御されるデュアルブレーキバルブ16、トラクシ
ョンコントロール時に開いてエアタンク17内の圧縮空
気を、左右の後輪7,8のモジュレータ11,12へそれ
ぞれ送給するトラクションバルブ18,19、エンジン
20の回転数の下限値を変更設定するガバナリンクを作
動するガバナアクチュエータであるモータ21、各モジ
ュレータ5,11,12、各トラクションバルブ18,1
9およびモータ21を制御するABS/TRCコントロ
ールユニット(以下、ABS/TRC ECUともい
う)22を備えている。なお、図中、23はアクセルペ
ダルである。
ステムとして、例えば図4に示すようなABS/TRC
システムがある。このABS/TRCシステムは、非駆
動輪である左右の前輪1,2の車輪速度を検出する車輪
速センサ3,4、前輪1,2のブレーキ圧力を調整するモ
ジュレータ5、前輪1,2に制動力を発生するブレーキ
アクチュエータ6、駆動輪である左右の後輪7,8の車
輪速度を検出する車輪速センサ9,10、後輪7,8のブ
レーキ圧力をそれぞれ調整するモジュレータ11,1
2、後輪7,8にそれぞれ制動力を発生するブレーキア
クチュエータ13,14、ブレーキペダル15によって
開閉制御されるデュアルブレーキバルブ16、トラクシ
ョンコントロール時に開いてエアタンク17内の圧縮空
気を、左右の後輪7,8のモジュレータ11,12へそれ
ぞれ送給するトラクションバルブ18,19、エンジン
20の回転数の下限値を変更設定するガバナリンクを作
動するガバナアクチュエータであるモータ21、各モジ
ュレータ5,11,12、各トラクションバルブ18,1
9およびモータ21を制御するABS/TRCコントロ
ールユニット(以下、ABS/TRC ECUともい
う)22を備えている。なお、図中、23はアクセルペ
ダルである。
【0004】図4に示すこのABS/TRCシステム
は、車輪速センサ3,4,9,10が左右前後輪毎に4個
設けられていると共に、モジュレータ5が左右前輪1,
2に対し共通に1個および左右後輪7,8に各1個の計
3個設けられた4センサ、3チャンネルの制御システム
となっている。
は、車輪速センサ3,4,9,10が左右前後輪毎に4個
設けられていると共に、モジュレータ5が左右前輪1,
2に対し共通に1個および左右後輪7,8に各1個の計
3個設けられた4センサ、3チャンネルの制御システム
となっている。
【0005】このように構成されたABS/TRCシス
テムにおいては、各車輪速センサ3,4,9,10からの
車輪速信号がABS/TRC ECU22に送給され
る。ブレーキ作動中に、ABS/TRC ECU22が
これらの車輪速信号に基づいて演算し、その演算結果に
より車輪がスキッド傾向にあると判断すると、ABS/
TRC ECU22はスキッド傾向にある車輪に対応す
るモジュレータ5,11,12に制御信号を出力する。こ
れにより、モジュレータ5,11,12は、それぞれその
車輪のスキッド傾向を解消するようにブレーキアクチュ
エータ6,13,14のブレーキ圧を調整する。このよう
に、ABS/TRC ECU22は、制動における車輪
ロック傾向時にこの車輪ロック傾向が解消するようにア
ンチスキッドブレーキ制御を行う。
テムにおいては、各車輪速センサ3,4,9,10からの
車輪速信号がABS/TRC ECU22に送給され
る。ブレーキ作動中に、ABS/TRC ECU22が
これらの車輪速信号に基づいて演算し、その演算結果に
より車輪がスキッド傾向にあると判断すると、ABS/
TRC ECU22はスキッド傾向にある車輪に対応す
るモジュレータ5,11,12に制御信号を出力する。こ
れにより、モジュレータ5,11,12は、それぞれその
車輪のスキッド傾向を解消するようにブレーキアクチュ
エータ6,13,14のブレーキ圧を調整する。このよう
に、ABS/TRC ECU22は、制動における車輪
ロック傾向時にこの車輪ロック傾向が解消するようにア
ンチスキッドブレーキ制御を行う。
【0006】また、車両発進時や急加速時等の車両の推
進力増大中に、ABS/TRC ECU22が各車輪速
センサ3,4,9,10からの車輪速信号に基づいて演算
し、その演算結果により駆動輪である後輪7,8が空転
傾向にあると判断すると、ABS/TRC ECU22
は、空転傾向にある後輪7,8に対応するモジュレータ
11,12およびトラクションバルブ18,19に制御信
号を出力するとともに、ガバナリンクを作動するモータ
21に制御信号を出力する。これにより、エアタンク1
7から圧縮空気が、トラクションバルブ18,19、ダ
ブルチェックバルブ24,25およびモジュレータ11,
12を通してブレーキアクチュエータ13,14に供給
され、空転傾向にある後輪7,8が制動される。この後
輪7,8の制動により、後輪7,8の回転駆動力が抑制さ
れ、その結果空転傾向にある後輪7,8の空転傾向が解
消されるようになる。
進力増大中に、ABS/TRC ECU22が各車輪速
センサ3,4,9,10からの車輪速信号に基づいて演算
し、その演算結果により駆動輪である後輪7,8が空転
傾向にあると判断すると、ABS/TRC ECU22
は、空転傾向にある後輪7,8に対応するモジュレータ
11,12およびトラクションバルブ18,19に制御信
号を出力するとともに、ガバナリンクを作動するモータ
21に制御信号を出力する。これにより、エアタンク1
7から圧縮空気が、トラクションバルブ18,19、ダ
ブルチェックバルブ24,25およびモジュレータ11,
12を通してブレーキアクチュエータ13,14に供給
され、空転傾向にある後輪7,8が制動される。この後
輪7,8の制動により、後輪7,8の回転駆動力が抑制さ
れ、その結果空転傾向にある後輪7,8の空転傾向が解
消されるようになる。
【0007】一方、ABS/TRC ECU22からの
制御信号によりモータ21が回転してエンジン20のガ
バナリンクが調整され、エンジン20が減速される。こ
のエンジン20の減速により、後輪7,8の回転駆動力
が抑制され、その結果空転傾向にある後輪7,8の空転
傾向が解消されるようになる。また、後輪7,8の制動
によるTRC時にも、エンジン20の減速が行われて、
後輪7,8の制動によるTRC時にエンストを起こさな
いようにエンジン20の回転数の下限値を少し大きなT
RC時の下限値に変更調整する。
制御信号によりモータ21が回転してエンジン20のガ
バナリンクが調整され、エンジン20が減速される。こ
のエンジン20の減速により、後輪7,8の回転駆動力
が抑制され、その結果空転傾向にある後輪7,8の空転
傾向が解消されるようになる。また、後輪7,8の制動
によるTRC時にも、エンジン20の減速が行われて、
後輪7,8の制動によるTRC時にエンストを起こさな
いようにエンジン20の回転数の下限値を少し大きなT
RC時の下限値に変更調整する。
【0008】このようにして、ABS/TRC ECU
22は、駆動輪である後輪7,8の空転時にこの空転傾
向が解消するようにTRCを行う。また、ABS/TR
C ECU22は、TRCを行っているときはトラクシ
ョンパイロットランプ26を点灯して運転者にTRCが
行われていることを知らせるようになっている。
22は、駆動輪である後輪7,8の空転時にこの空転傾
向が解消するようにTRCを行う。また、ABS/TR
C ECU22は、TRCを行っているときはトラクシ
ョンパイロットランプ26を点灯して運転者にTRCが
行われていることを知らせるようになっている。
【0009】ところで、駆動輪のTRCにおいて、左右
の車輪における路面摩擦係数(μ:以下、単にμともい
う)が均一であるような場合の駆動輪の空転に対しては
エンジン減速によるTRCが有効であり、左右の車輪に
おけるμが不均一であるような場合の駆動輪の空転に対
しては駆動輪の制動によるTRCが有効である。そこ
で、前述のエンジン減速によるTRCは、車体速(車両
速度ともいう:一般には、非駆動輪である前記前輪1,
2の車輪速の高い方の車輪速、すなわち非駆動輪の車輪
速のセレクトハイによる車輪速、0のときは一定のオフ
セット値)に対して駆動輪である左右後輪7,8の車輪
速の平均が設定値より高くなったときに行うとともに、
後輪7、8の制動によるTRCは、左右後輪7,8の車
輪速の差が設定値より高くなったときに行うようにして
いる。その場合、左右後輪7,8の車輪速を直接比較し
ないので、車体速と低μ側の左右後輪7,8の車輪速と
を比較している。
の車輪における路面摩擦係数(μ:以下、単にμともい
う)が均一であるような場合の駆動輪の空転に対しては
エンジン減速によるTRCが有効であり、左右の車輪に
おけるμが不均一であるような場合の駆動輪の空転に対
しては駆動輪の制動によるTRCが有効である。そこ
で、前述のエンジン減速によるTRCは、車体速(車両
速度ともいう:一般には、非駆動輪である前記前輪1,
2の車輪速の高い方の車輪速、すなわち非駆動輪の車輪
速のセレクトハイによる車輪速、0のときは一定のオフ
セット値)に対して駆動輪である左右後輪7,8の車輪
速の平均が設定値より高くなったときに行うとともに、
後輪7、8の制動によるTRCは、左右後輪7,8の車
輪速の差が設定値より高くなったときに行うようにして
いる。その場合、左右後輪7,8の車輪速を直接比較し
ないので、車体速と低μ側の左右後輪7,8の車輪速と
を比較している。
【0010】このようなTRCの一例として、例えば図
5に示す駆動輪の制動によるTRCおよび図6に示すエ
ンジン減速によるTRCがある。図5に示す駆動輪の制
動によるTRCにおいて、時刻t0ではTRCは非制御
状態であり、ブレーキ圧力が発生していなく、後輪7,
8は制動されていない。時刻t1で、車両速度に対して
低μ側の後輪7,8の車輪速度が設定値より高くなり、
低μ側の後輪7,8が空転傾向になると、ABS/TR
C ECU22の制御信号により、低μ側の後輪7,8の
TRCバルブ18,19がONして、低μ側の後輪7,8
すなわち空転している車輪にブレーキをかける。こうし
て、制動によるTRCが開始される。そして、駆動輪の
空転に応じてモジュレータ11,12を制御して、制動
開始後の一定期間は、ブレーキ系のヒステリシス除去の
ため比較的長いビルドパルスを出力する。時刻t2で緩
増圧に入る。この緩増圧レートは、駆動輪の空転量すな
わち路面μの大きさにより数種類設定されている。空転
が減少傾向になると、時刻t3でブレーキ圧を保持また
は減圧して車輪の回復度合を監視する。この状態で車両
が発進する。空転量がかなり小さくなると時刻t4でブ
レーキ圧を更に減圧し、このブレーキ圧の減圧により駆
動輪の空転量が再び次第に大きくなっていくと、時刻t
5以降この空転に対して緩増圧によりブレーキ圧を調整
する。以後、駆動輪の空転傾向状態に応じて、時刻t6
で時刻t3と同じブレーキ圧の保持または減圧および時
刻t7で時刻t4と同じブレーキ圧の減圧を行う。駆動輪
の空転が解消すると、時刻t8でTRCバルブ18,19
をOFFにしてエアタンク17からのエアの供給が停止
する。その場合、モジュレータ11,12の作動を継続
して配管系の残圧を排出する。一定時間経過後の時刻t
9でモジュレータ11,12をOFFして、TRCを終了
する。
5に示す駆動輪の制動によるTRCおよび図6に示すエ
ンジン減速によるTRCがある。図5に示す駆動輪の制
動によるTRCにおいて、時刻t0ではTRCは非制御
状態であり、ブレーキ圧力が発生していなく、後輪7,
8は制動されていない。時刻t1で、車両速度に対して
低μ側の後輪7,8の車輪速度が設定値より高くなり、
低μ側の後輪7,8が空転傾向になると、ABS/TR
C ECU22の制御信号により、低μ側の後輪7,8の
TRCバルブ18,19がONして、低μ側の後輪7,8
すなわち空転している車輪にブレーキをかける。こうし
て、制動によるTRCが開始される。そして、駆動輪の
空転に応じてモジュレータ11,12を制御して、制動
開始後の一定期間は、ブレーキ系のヒステリシス除去の
ため比較的長いビルドパルスを出力する。時刻t2で緩
増圧に入る。この緩増圧レートは、駆動輪の空転量すな
わち路面μの大きさにより数種類設定されている。空転
が減少傾向になると、時刻t3でブレーキ圧を保持また
は減圧して車輪の回復度合を監視する。この状態で車両
が発進する。空転量がかなり小さくなると時刻t4でブ
レーキ圧を更に減圧し、このブレーキ圧の減圧により駆
動輪の空転量が再び次第に大きくなっていくと、時刻t
5以降この空転に対して緩増圧によりブレーキ圧を調整
する。以後、駆動輪の空転傾向状態に応じて、時刻t6
で時刻t3と同じブレーキ圧の保持または減圧および時
刻t7で時刻t4と同じブレーキ圧の減圧を行う。駆動輪
の空転が解消すると、時刻t8でTRCバルブ18,19
をOFFにしてエアタンク17からのエアの供給が停止
する。その場合、モジュレータ11,12の作動を継続
して配管系の残圧を排出する。一定時間経過後の時刻t
9でモジュレータ11,12をOFFして、TRCを終了
する。
【0011】一方、図6に示すエンジン減速によるTR
Cにおいて、時刻t0で車両の発進が開始された後、後
輪7、8が空転傾向となると、ABS/TRC ECU
22はこれを検知して、時刻t1で制御信号をモータ2
1に出力する。これにより、エンジン20の減速がゆっ
くりとした緩減速で開始する。しかし、時刻t2で左右
の後輪7、8の平均である駆動軸速度が許容レベルを超
えると、エンジン20の減速をフル減速で行う。空転が
低下してくると、時刻t3でエンジン20の減速を徐々
に解除する。すなわち、エンジン20を緩加速で加速す
る。その場合、空転量および駆動軸の減速度(左右後輪
7,8の減速度の平均)の大きさに応じて、エンジン2
0を急加速する。この状態で、後輪7,8の一方のみの
空転が再上昇すると、時刻t4でTRCバルブ18,19
の一方をONしモジュレータ11,12の一方を制御し
て空転している後輪7,8の一方に制動をかけるととも
に、エンジン減速を開始する。これにより、空転してい
る後輪7,8の一方の空転が小さくなるが、後輪7,8の
他方の空転も小さくなると、エンストをさけるため、時
刻t5でエンジン20を急加速する。このエンジン20
の急加速により後輪7,8の空転傾向が再び大きくなる
と、時刻t6でエンジン20を再び急減速する。その場
合、駆動軸の加速度(左右後輪7,8の加速度の平均)
と空転量とによっては、エンジン20を緩減速する。そ
して、後輪7,8の車輪速度が低下傾向となると、時刻
t7で緩加速する。この緩加速度合は、減速指示値の内
部積分値を基準に算出され、また内部積分値は車輪挙動
と以前の減速指示値とにより算出される。こうして、後
輪7,8の空転傾向が解消するまでTRCを行う。
Cにおいて、時刻t0で車両の発進が開始された後、後
輪7、8が空転傾向となると、ABS/TRC ECU
22はこれを検知して、時刻t1で制御信号をモータ2
1に出力する。これにより、エンジン20の減速がゆっ
くりとした緩減速で開始する。しかし、時刻t2で左右
の後輪7、8の平均である駆動軸速度が許容レベルを超
えると、エンジン20の減速をフル減速で行う。空転が
低下してくると、時刻t3でエンジン20の減速を徐々
に解除する。すなわち、エンジン20を緩加速で加速す
る。その場合、空転量および駆動軸の減速度(左右後輪
7,8の減速度の平均)の大きさに応じて、エンジン2
0を急加速する。この状態で、後輪7,8の一方のみの
空転が再上昇すると、時刻t4でTRCバルブ18,19
の一方をONしモジュレータ11,12の一方を制御し
て空転している後輪7,8の一方に制動をかけるととも
に、エンジン減速を開始する。これにより、空転してい
る後輪7,8の一方の空転が小さくなるが、後輪7,8の
他方の空転も小さくなると、エンストをさけるため、時
刻t5でエンジン20を急加速する。このエンジン20
の急加速により後輪7,8の空転傾向が再び大きくなる
と、時刻t6でエンジン20を再び急減速する。その場
合、駆動軸の加速度(左右後輪7,8の加速度の平均)
と空転量とによっては、エンジン20を緩減速する。そ
して、後輪7,8の車輪速度が低下傾向となると、時刻
t7で緩加速する。この緩加速度合は、減速指示値の内
部積分値を基準に算出され、また内部積分値は車輪挙動
と以前の減速指示値とにより算出される。こうして、後
輪7,8の空転傾向が解消するまでTRCを行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
走行状態によっては、このようなエンジン減速によるT
RCが行われていると、運転者の意志通りにエンジン2
0が加速されない場合がある。例えば長い登坂路におい
て、運転者が加速しようとしても、エンジン制御による
TRCが行われていると、運転者の意志通りにエンジン
20が加速されないとともに、減速して車両速度が低下
してしまうことがある。このため、運転技術が熟達して
る熟練ドライバにとっては、かえってエンジン制御のフ
ィーリングが悪くなり、不快なフィーリングとなる。
走行状態によっては、このようなエンジン減速によるT
RCが行われていると、運転者の意志通りにエンジン2
0が加速されない場合がある。例えば長い登坂路におい
て、運転者が加速しようとしても、エンジン制御による
TRCが行われていると、運転者の意志通りにエンジン
20が加速されないとともに、減速して車両速度が低下
してしまうことがある。このため、運転技術が熟達して
る熟練ドライバにとっては、かえってエンジン制御のフ
ィーリングが悪くなり、不快なフィーリングとなる。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、運転者のエンジン制御の
フィーリングを良好にかつ快適にすることのできるトラ
クションコントロールシステムを提供することである。
たものであって、その目的は、運転者のエンジン制御の
フィーリングを良好にかつ快適にすることのできるトラ
クションコントロールシステムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、車両の非駆動輪および駆動輪
の各車輪速をそれぞれ検出する車輪速センサと、検出さ
れた車輪速に基づいて車体速および駆動軸速度を計算す
るとともに前記駆動軸速度と前記車体速との差を計算
し、この差が設定値より大きいとき空転報知信号を出力
する電子制御装置と、この電子制御装置の空転報知信号
により作動してトラクションコントロールのためのアク
セル操作を行うように運転者に知らせる空転報知手段と
を備えていることを特徴としている。
めに、請求項1の発明は、車両の非駆動輪および駆動輪
の各車輪速をそれぞれ検出する車輪速センサと、検出さ
れた車輪速に基づいて車体速および駆動軸速度を計算す
るとともに前記駆動軸速度と前記車体速との差を計算
し、この差が設定値より大きいとき空転報知信号を出力
する電子制御装置と、この電子制御装置の空転報知信号
により作動してトラクションコントロールのためのアク
セル操作を行うように運転者に知らせる空転報知手段と
を備えていることを特徴としている。
【0015】また請求項2の発明は、更に、左右の駆動
輪の車輪速の差が第2設定値より大きいとき前記電子制
御装置が出力するブレーキ信号により、駆動輪にトラク
ションコントロールのための制動をかける制動手段を備
えていることを特徴としている。
輪の車輪速の差が第2設定値より大きいとき前記電子制
御装置が出力するブレーキ信号により、駆動輪にトラク
ションコントロールのための制動をかける制動手段を備
えていることを特徴としている。
【0016】更に請求項3の発明は、前記電子制御装置
が、前記駆動軸速度と前記車体速との差の大きさに基づ
いて前記空転報知手段の出力値を変化させる信号を出力
する電子制御装置であることを特徴としている。
が、前記駆動軸速度と前記車体速との差の大きさに基づ
いて前記空転報知手段の出力値を変化させる信号を出力
する電子制御装置であることを特徴としている。
【0017】
【作用】このように構成された本発明においては、駆動
軸速度と車体速との差が設定値より大きいとき、すなわ
ち駆動輪が空転傾向となったとき、電子制御装置が空転
報知信号を出力する。この空転信号により空転報知手段
が作動してトラクションコントロールのためのエンジン
制御を行うように運転者に知らせる。これにより、運転
者はエンジン減速によるトラクションコントロールが必
要であることを知り、アクセルペダルの踏み込み量を調
節してエンジン減速を行う。その場合、エンジン減速
は、運転者の意志にしたがったアクセルペダルの踏み込
み量調節によって行われるので、エンジン制御のフィー
リングが良好なかつ快適なものとなる。特に、請求項3
の発明においては、運転者は、空転報知手段の出力値の
大きさにより駆動輪の空転量の大きさを知ることができ
るようになる。したがって、運転者はトラクションコン
トロールのためのアクセル操作をより適切に行うことが
できる。
軸速度と車体速との差が設定値より大きいとき、すなわ
ち駆動輪が空転傾向となったとき、電子制御装置が空転
報知信号を出力する。この空転信号により空転報知手段
が作動してトラクションコントロールのためのエンジン
制御を行うように運転者に知らせる。これにより、運転
者はエンジン減速によるトラクションコントロールが必
要であることを知り、アクセルペダルの踏み込み量を調
節してエンジン減速を行う。その場合、エンジン減速
は、運転者の意志にしたがったアクセルペダルの踏み込
み量調節によって行われるので、エンジン制御のフィー
リングが良好なかつ快適なものとなる。特に、請求項3
の発明においては、運転者は、空転報知手段の出力値の
大きさにより駆動輪の空転量の大きさを知ることができ
るようになる。したがって、運転者はトラクションコン
トロールのためのアクセル操作をより適切に行うことが
できる。
【0018】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。図1は、本発明に係るトラクションコントロ
ールシステムの一実施例が組み込まれているABS/T
RCシステムを示す図である。なお、前述の従来のAB
S/TRCシステムの構成要素と同じ構成要素には同じ
符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
説明する。図1は、本発明に係るトラクションコントロ
ールシステムの一実施例が組み込まれているABS/T
RCシステムを示す図である。なお、前述の従来のAB
S/TRCシステムの構成要素と同じ構成要素には同じ
符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0019】前述の図4に示すABS/TRCシステム
ではABS/TRC ECU22がエンジンのガバナを
制御するモータ21を制御するようになっているのに対
して、本実施例のABS/TRCシステムにおいては、
図1に示すようにABS/TRC ECU22には、T
RC報知ブザー27が接続されており、モータ21は接
続されていない。そして、本実施例では、ABS/TR
C ECU22が、駆動輪である後輪7,8の車輪速セン
サ9,10からの車輪速信号に基づいて後輪7,8の空転
傾向を検知すると、TRC報知ブザー27を作動するよ
うにしている。すなわち、エンジン減速によるTRC制
御が必要となったことをTRC報知ブザー27を鳴らす
ことにより、運転者に知らせるようにしている。その場
合、パルス幅変調制御(以下、PWM制御ともいう)す
なわちデューティ制御により、駆動輪の空転量の大きさ
に応じてTRC報知ブザー27の音の強弱を変化させる
か、TRC報知ブザー27の音の音色を変化させるか、
あるいはTRC報知ブザー27の音を断続音にしかつそ
の断続の周期を変化させるかすることにより、運転者に
空転の大きさを知らせるようにしている。なお、TRC
報知ブザー27の報知音は単純な連続音でもよいことは
言うまでもない。
ではABS/TRC ECU22がエンジンのガバナを
制御するモータ21を制御するようになっているのに対
して、本実施例のABS/TRCシステムにおいては、
図1に示すようにABS/TRC ECU22には、T
RC報知ブザー27が接続されており、モータ21は接
続されていない。そして、本実施例では、ABS/TR
C ECU22が、駆動輪である後輪7,8の車輪速セン
サ9,10からの車輪速信号に基づいて後輪7,8の空転
傾向を検知すると、TRC報知ブザー27を作動するよ
うにしている。すなわち、エンジン減速によるTRC制
御が必要となったことをTRC報知ブザー27を鳴らす
ことにより、運転者に知らせるようにしている。その場
合、パルス幅変調制御(以下、PWM制御ともいう)す
なわちデューティ制御により、駆動輪の空転量の大きさ
に応じてTRC報知ブザー27の音の強弱を変化させる
か、TRC報知ブザー27の音の音色を変化させるか、
あるいはTRC報知ブザー27の音を断続音にしかつそ
の断続の周期を変化させるかすることにより、運転者に
空転の大きさを知らせるようにしている。なお、TRC
報知ブザー27の報知音は単純な連続音でもよいことは
言うまでもない。
【0020】また、本実施例におけるTRCでは、駆動
輪である後輪7,8に制動を行うことにより後輪7,8の
空転を抑止するTRCは、前述の従来のTRCとまった
く同じである。また、図1に示すABS/TRCシステ
ムにおけるABS制御も、前述の従来のABS/TRC
システムのABSとまったく同じである。
輪である後輪7,8に制動を行うことにより後輪7,8の
空転を抑止するTRCは、前述の従来のTRCとまった
く同じである。また、図1に示すABS/TRCシステ
ムにおけるABS制御も、前述の従来のABS/TRC
システムのABSとまったく同じである。
【0021】図2に示すように、本実施例のトラクショ
ンコントロールシステムにおいては、図6に示す従来の
エンジン減速によるTRCと同様に、時刻t0で車両の
発進が開始された後、後輪7、8の空転傾向となると、
時刻t1でABS/TRC ECU22がこれを検知す
る。しかし本実施例の場合は、ABS/TRC ECU
22は、これらの後輪7,8の空転傾向を検知すると、
制御信号をTRC報知ブザー27に出力する。これによ
り、TRC報知ブザー27がオンして報知音を発し、T
RCが必要な状態になったことを運転者に知らせる。運
転者はこの報知音を聞いてアクセルペダル23の踏み込
み量を調節してエンジン20の減速操作を行うことによ
り、後輪7,8の空転を抑止する。そして、このTRC
報知ブザー27のオン状態は、ABS/TRC ECU
22によって後輪7,8の空転傾向が解消したと判断さ
れるまで継続保持される。
ンコントロールシステムにおいては、図6に示す従来の
エンジン減速によるTRCと同様に、時刻t0で車両の
発進が開始された後、後輪7、8の空転傾向となると、
時刻t1でABS/TRC ECU22がこれを検知す
る。しかし本実施例の場合は、ABS/TRC ECU
22は、これらの後輪7,8の空転傾向を検知すると、
制御信号をTRC報知ブザー27に出力する。これによ
り、TRC報知ブザー27がオンして報知音を発し、T
RCが必要な状態になったことを運転者に知らせる。運
転者はこの報知音を聞いてアクセルペダル23の踏み込
み量を調節してエンジン20の減速操作を行うことによ
り、後輪7,8の空転を抑止する。そして、このTRC
報知ブザー27のオン状態は、ABS/TRC ECU
22によって後輪7,8の空転傾向が解消したと判断さ
れるまで継続保持される。
【0022】次に、後輪7,8の空転抑止制御で行われ
るエンジン減速のための報知制御の処理について、図3
に示すフローを用いて説明する。図3に示すように、ま
ずステップST1においてすべての値が初期化され、ス
テップST2において車輪速センサ3,4,9,10から
の車輪速信号に基づいて各車輪速が計算されるととも
に、ステップST3において非駆動輪である前輪1,2
のセレクトハイにより、車体速が計算される。次に、ス
テップST4においてABS開始条件となっているか否
かが判断され、ABS開始条件となっていないと判断さ
れると、ステップST5において駆動軸速度が計算され
る。この駆動軸速度は左右の後輪7,8の平均速度で表
される。次に、ステップST6において駆動軸速度が、
車体速に所定の乗数を乗じるとともに前述の所定のオフ
セット量を加えた値Aより大きいか否かが判断され、駆
動軸速度がこの値Aより大きいと判断されると、ステッ
プST7において空転率{(空転車輪速ー車体速)/車
体速で表される}が計算されるとともに、この空転率に
基づいて報知信号のデューティ比を変換設定する。
るエンジン減速のための報知制御の処理について、図3
に示すフローを用いて説明する。図3に示すように、ま
ずステップST1においてすべての値が初期化され、ス
テップST2において車輪速センサ3,4,9,10から
の車輪速信号に基づいて各車輪速が計算されるととも
に、ステップST3において非駆動輪である前輪1,2
のセレクトハイにより、車体速が計算される。次に、ス
テップST4においてABS開始条件となっているか否
かが判断され、ABS開始条件となっていないと判断さ
れると、ステップST5において駆動軸速度が計算され
る。この駆動軸速度は左右の後輪7,8の平均速度で表
される。次に、ステップST6において駆動軸速度が、
車体速に所定の乗数を乗じるとともに前述の所定のオフ
セット量を加えた値Aより大きいか否かが判断され、駆
動軸速度がこの値Aより大きいと判断されると、ステッ
プST7において空転率{(空転車輪速ー車体速)/車
体速で表される}が計算されるとともに、この空転率に
基づいて報知信号のデューティ比を変換設定する。
【0023】次いで、ステップST8においてTRC報
知ブザー27がオンして、変換設定されたデューティ比
にしたがった周期でブザー音が断続的に鳴る。これによ
り、運転者はエンジン減速によるTRCが必要であるこ
とを知り、断続音の周期に応じてアクセルペダル23の
踏み込み量を調節してエンジン減速を行う。その場合、
エンジン減速は、運転者の意志にしたがったアクセルペ
ダル23の踏み込み量調節によって行われるので、エン
ジン制御のフィーリングが良好なかつ快適なものとな
る。なお、TRC報知ブザー27のオンは、ステップS
T6で駆動軸速度が値Aより大きいと判断されたときか
ら所定時間遅れてオンするようにタイムラグをつけても
よい。
知ブザー27がオンして、変換設定されたデューティ比
にしたがった周期でブザー音が断続的に鳴る。これによ
り、運転者はエンジン減速によるTRCが必要であるこ
とを知り、断続音の周期に応じてアクセルペダル23の
踏み込み量を調節してエンジン減速を行う。その場合、
エンジン減速は、運転者の意志にしたがったアクセルペ
ダル23の踏み込み量調節によって行われるので、エン
ジン制御のフィーリングが良好なかつ快適なものとな
る。なお、TRC報知ブザー27のオンは、ステップS
T6で駆動軸速度が値Aより大きいと判断されたときか
ら所定時間遅れてオンするようにタイムラグをつけても
よい。
【0024】次に、ステップST9において左右の駆動
輪速度差(左右の後輪7,8の車輪速の差)が車体速に
よって決定される設定値Bより大きいか否かが判断され
る。駆動輪速度差が設定値Bより大きいと判断される
と、一方の後輪7,8が大きく空転していると判断さ
れ、ステップST10においてブレーキによるTRCが
作動される。このとき、ABS/TRC ECU22の
出力信号によりトラクションパイロットランプ26が点
灯され、TRC制御が行われていることを運転者に知ら
せる。この状態で再びステップST2に戻り、再び車輪
速が計算され、以後同じ処理が繰り返される。
輪速度差(左右の後輪7,8の車輪速の差)が車体速に
よって決定される設定値Bより大きいか否かが判断され
る。駆動輪速度差が設定値Bより大きいと判断される
と、一方の後輪7,8が大きく空転していると判断さ
れ、ステップST10においてブレーキによるTRCが
作動される。このとき、ABS/TRC ECU22の
出力信号によりトラクションパイロットランプ26が点
灯され、TRC制御が行われていることを運転者に知ら
せる。この状態で再びステップST2に戻り、再び車輪
速が計算され、以後同じ処理が繰り返される。
【0025】ステップST9において左右駆動輪速度差
が設定値B以下であると判断されると、ステップST1
1においてブレーキによるTRC作動が解除され、再び
ステップST2に戻る。また、ステップST6において
駆動軸速度が値A以下であると判断されると、ステップ
ST12においてTRC報知ブザーがオフとされてステ
ップST9に移行する。したがって、駆動軸速度が値A
より大きくならないとTRC報知ブザー27は作動する
ことはない。更に、ステップST4においてABS開始
条件となっていると判断されると、ステップST13に
おいてABS制御が行われ、制動時車輪のロック傾向が
解消するようにブレーキ圧が調整される。
が設定値B以下であると判断されると、ステップST1
1においてブレーキによるTRC作動が解除され、再び
ステップST2に戻る。また、ステップST6において
駆動軸速度が値A以下であると判断されると、ステップ
ST12においてTRC報知ブザーがオフとされてステ
ップST9に移行する。したがって、駆動軸速度が値A
より大きくならないとTRC報知ブザー27は作動する
ことはない。更に、ステップST4においてABS開始
条件となっていると判断されると、ステップST13に
おいてABS制御が行われ、制動時車輪のロック傾向が
解消するようにブレーキ圧が調整される。
【0026】なお、前述の実施例では、TRC報知手段
として、TRD報知ブザーの聴覚による報知手段を用い
るものとしているが、本発明は、この聴覚による報知手
段以外にランプ等の視覚による報知手段でもよく、この
場合にも空転の大きさに応じてランプの明るさを変化さ
せたり、ランプの点滅の周期を変化させたりして、運転
者に空転の大きさを知らせるようにすることができる。
として、TRD報知ブザーの聴覚による報知手段を用い
るものとしているが、本発明は、この聴覚による報知手
段以外にランプ等の視覚による報知手段でもよく、この
場合にも空転の大きさに応じてランプの明るさを変化さ
せたり、ランプの点滅の周期を変化させたりして、運転
者に空転の大きさを知らせるようにすることができる。
【0027】また、前述の実施例では、本発明をエア・
オーバ・ハイドロリックブレーキに適用した場合につい
て説明しているが、本発明は、駆動輪の制動によるTR
Cを行うものであれば、例えばフル・エアブレーキシス
テムや液圧ブレーキ制御システム等にも適用することが
できる。
オーバ・ハイドロリックブレーキに適用した場合につい
て説明しているが、本発明は、駆動輪の制動によるTR
Cを行うものであれば、例えばフル・エアブレーキシス
テムや液圧ブレーキ制御システム等にも適用することが
できる。
【0028】更に、前述の実施例では、ABSシステム
とTRCシステムが一緒に組み込まれている場合につい
て説明しているが、本発明は、TRCシステムがABS
システムと独立した形で設けられている場合あるいはT
RCのみが設けられている場合にも適用できる。
とTRCシステムが一緒に組み込まれている場合につい
て説明しているが、本発明は、TRCシステムがABS
システムと独立した形で設けられている場合あるいはT
RCのみが設けられている場合にも適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のトラクションコントロールシステムによれば、運転者
の意志に基づいてトラクションコントロールのためのエ
ンジン制御を行うことができるようになるので、良好な
かつ快適なエンジン制御フィーリングを得ることができ
る。その場合請求項3の発明によれば、運転者は、空転
報知手段の出力値の大きさにより駆動輪の空転量の大き
さを知ることができるので、運転者はトラクションコン
トロールのためのアクセル操作をより適切に行うことが
できる。
のトラクションコントロールシステムによれば、運転者
の意志に基づいてトラクションコントロールのためのエ
ンジン制御を行うことができるようになるので、良好な
かつ快適なエンジン制御フィーリングを得ることができ
る。その場合請求項3の発明によれば、運転者は、空転
報知手段の出力値の大きさにより駆動輪の空転量の大き
さを知ることができるので、運転者はトラクションコン
トロールのためのアクセル操作をより適切に行うことが
できる。
【0030】また、トラクションコントロールのための
エンジン制御部が不要となるので、部品点数が削減でき
るとともに構造が簡単になり、コストが低減できる。
エンジン制御部が不要となるので、部品点数が削減でき
るとともに構造が簡単になり、コストが低減できる。
【図1】 本発明に係るトラクションコントロールシス
テムの一実施例が組み込まれているABS/TRCシス
テムを示す図である。
テムの一実施例が組み込まれているABS/TRCシス
テムを示す図である。
【図2】 本実施例のTRSを説明する図である。
【図3】 本実施例のTRSの処理のフローを示す図で
ある。
ある。
【図4】 従来のABS/TRCシステムを示す図であ
る。
る。
【図5】 従来のブレーキによるTRCを説明する図で
ある。
ある。
【図6】 従来のエンジン減速によるTRCを説明する
図である。
図である。
1,2…左右の前輪(非駆動輪)、3,4.9,10……車
輪速センサ、5,11,12…アンチスキッド制御用のモ
ジュレータ、6,13,14…ブレーキアクチュエータ、
7,8…左右の後輪(駆動輪)、15…ブレーキペダ
ル、16…デュアルブレーキバルブ、17…エアタン
ク、18,19…トラクションコントロールバルブ(T
RCバルブ)、20…エンジン、21…モータ、22…
ABS/TRCコントロールユニット(ABS/TRC
ECU)、23…アクセルペダル、24,25…ダブル
チェックバルブ、26…トラクションパイロットラン
プ、27…TRC報知ブザー
輪速センサ、5,11,12…アンチスキッド制御用のモ
ジュレータ、6,13,14…ブレーキアクチュエータ、
7,8…左右の後輪(駆動輪)、15…ブレーキペダ
ル、16…デュアルブレーキバルブ、17…エアタン
ク、18,19…トラクションコントロールバルブ(T
RCバルブ)、20…エンジン、21…モータ、22…
ABS/TRCコントロールユニット(ABS/TRC
ECU)、23…アクセルペダル、24,25…ダブル
チェックバルブ、26…トラクションパイロットラン
プ、27…TRC報知ブザー
Claims (3)
- 【請求項1】 車両の非駆動輪および駆動輪の各車輪速
をそれぞれ検出する車輪速センサと、検出された車輪速
に基づいて車体速および駆動軸速度を計算するとともに
前記駆動軸速度と前記車体速との差を計算し、この差が
設定値より大きいとき空転報知信号を出力する電子制御
装置と、この電子制御装置の空転報知信号により作動し
てトラクションコントロールのためのアクセル操作を行
うように運転者に知らせる空転報知手段とを備えている
ことを特徴とするトラクションコントロールシステム。 - 【請求項2】 更に、左右の駆動輪の車輪速の差が第2
設定値より大きいとき前記電子制御装置が出力するブレ
ーキ信号により、駆動輪にトラクションコントロールの
ための制動をかける制動手段を備えていることを特徴と
する請求項1記載のトラクションコントロールシステ
ム。 - 【請求項3】 前記電子制御装置は、前記駆動軸速度と
前記車体速との差の大きさに基づいて前記空転報知手段
の出力値を変化させる信号を出力する電子制御装置であ
ることを特徴とする請求項1または2項のトラクション
コントロールシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14601293A JPH071988A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | トラクションコントロールシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14601293A JPH071988A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | トラクションコントロールシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071988A true JPH071988A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15398103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14601293A Pending JPH071988A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | トラクションコントロールシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH071988A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016522114A (ja) * | 2013-05-16 | 2016-07-28 | ジャガー ランド ローバー リミテッドJaguar Land Rover Limited | 車両牽引制御 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14601293A patent/JPH071988A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016522114A (ja) * | 2013-05-16 | 2016-07-28 | ジャガー ランド ローバー リミテッドJaguar Land Rover Limited | 車両牽引制御 |
| US9676390B2 (en) | 2013-05-16 | 2017-06-13 | Jaguar Land Rover Limited | Vehicle traction control |
| JP2017222357A (ja) * | 2013-05-16 | 2017-12-21 | ジャガー ランド ローバー リミテッドJaguar Land Rover Limited | 車両牽引制御 |
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