JPH07199260A - 防振カメラ - Google Patents

防振カメラ

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JPH07199260A
JPH07199260A JP5350364A JP35036493A JPH07199260A JP H07199260 A JPH07199260 A JP H07199260A JP 5350364 A JP5350364 A JP 5350364A JP 35036493 A JP35036493 A JP 35036493A JP H07199260 A JPH07199260 A JP H07199260A
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JP
Japan
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vibration
image stabilization
correction optical
camera
signal
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JP5350364A
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English (en)
Inventor
Koichi Washisu
晃一 鷲巣
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防振停止までの時間を短くすると共に省電化
を達成し、且つ、防振停止時に撮影者に画面の揺れを感
じさせることを防止する。 【構成】 防振システムによる防振作動を停止する信号
入力後も防振を継続させ、撮影レンズの焦点距離により
可変な一定駆動範囲、或は、一定時間内に補正光学手段
16の補正レンズが入った時に防振を停止させる防振制
御手段118,121,122,129を設け、防振停
止信号入力後も防振を継続していき、防振中、補正光学
手段が一定駆動範囲、或は、一定時間内に入ると、防振
を停止させ、防振停止後、補正光学手段のみ駆動する期
間を無くすようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラに加わる振動を
検出し、この振動よる像劣化を補正光学手段にて補正す
る防振システムを備えた防振カメラの改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本発明の対象となる従来技術を以下に説
明する。
【0003】現代のカメラでは、露出決定やピント合せ
等の撮影にとって重要な作業はすべて自動化されている
ため、カメラ操作に未熟な人でも撮影の失敗を起す可能
性は非常に少なくなっているが、カメラ振れによる撮影
の失敗だけは自動的に防ぐことが困難とされていた。
【0004】そこで、近年このカメラ振れに起因する撮
影失敗をも防止することを可能とするカメラが意欲的に
研究されており、特に、撮影者の手振れによる撮影失敗
を防止することのできるカメラについての開発、研究が
進められている。
【0005】撮影時のカメラの手振れは、周波数として
通常1Hz乃至12Hzの振動であるが、シャッタのレ
リーズ時点においてこのような手振れを起していても像
振れのない写真を撮影可能とするための基本的な考えと
して、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検
出値に応じて補正レンズを変位させてやらなければなら
ない。従って、カメラの振れが生じても像振れを生じな
い写真を撮影可能とするためには、第1にカメラの振動
を正確に検出し、第2に手振れによる光軸変化を補正す
ることが必要となる。
【0006】この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的
にいえば、角加速度、角速度、角変位等を検出する振動
センサと該センサの出力信号を電気的或は機械的に積分
して角変位を出力するカメラ振れ検出手段をカメラに搭
載することによって行うことができる。そして、この検
出情報に基づき撮影光軸を偏心させる補正光学手段を駆
動させて像振れ抑制が行われる。
【0007】ここで、角変位検出手段を用いた防振シス
テムについて、図19を用いてその概要を説明する。
【0008】図19の例は、図示矢印41方向のカメラ
縦振れ41p及びカメラ横振れ41yに由来する像振れ
を抑制するシステムの図である。
【0009】同図中、42はレンズ鏡筒、43p,43
yは各々カメラ縦振れ角変位、カメラ横振れ角変位を検
出する角変位検出手段(振動検出手段)で、それぞれの
角変位検出方向を44p,44yで示してある。45は
補正光学手段(46p,46yは各々補正光学手段45
に推力を与えるコイル、47p,47yは補正光学手段
45の位置を検出する位置検出素子)であり、該補正光
学手段45には後述する位置制御ループを設けており、
角変位検出手段43p,43yの出力を目標値として駆
動され、像面48での安定を確保する。
【0010】次に、図20は補正光学手段の構造の一例
を示す分解斜視図である。
【0011】レンズ71がカシメられた支持枠72に軸
受73yが圧入されている。そして、軸受73yには支
持軸74yが軸方向に摺動可能に支持されている。そし
て、支持軸74yの凹部74yaは支持アーム75の爪
75aに嵌込められる。又、支持アーム75にも軸受7
3pが圧入され、支持軸74pが軸方向に摺動可能に支
持されている。
【0012】なお、図20に支持アーム75の裏面図も
併記すると共に、爪75aを明示する為の一部正面図も
併記している。
【0013】支持枠72の投光器取付穴72pa,72
yaにはIRED等の投光素子76p,76yを接着
し、接続基板を兼ねた蓋77p,77y(支持枠72に
接着される)にその端子が半田付けされる。また、支持
枠72にはスリット72pb,72ybが設けられてお
り、投光素子76p,76yの投光はスリット72p
b,72ybを通し、後述するPSD78p,78yに
入射する。又、支持枠72にはコイル79p,79yも
接着され、端子は蓋77p,77yに半田付けされる。
【0014】鏡筒710には支持球711が嵌入(3か
所)され、また支持軸74pの凹部74paが嵌込めら
れる爪部710aを有している。
【0015】ヨーク712p1 ,712p2 ,712p
3 、マグネット713p1 ,713p2 は重ねて接着さ
れ、同様にヨーク712y1 ,712y2 ,712y
3 、マグネット713y1 ,713y2 も重ねて接着さ
れる。尚、マグネットの曲性は矢印713pa,713
yaの配置となる。
【0016】ヨーク712p2 ,712y2 は鏡筒71
0の凹部710pb,710ybにネジ止めされる。
【0017】センサ座714p,714y(714yは
不図示)にPSD等の位置検出素子78p,78yを接
着し、センサマスク715p,715yを被せてフレキ
シブル基板716に位置検出素子78p,78yの端子
が半田付けされる。センサ座714p,714yの凸部
714pa,714ya(714yaは不図示)を鏡筒
710の取付穴710pc,710ycに嵌入し、フレ
キシブル基板ステイ717にてフレキシブル基板716
は鏡筒710にネジ止めされる。フレキシブル基板71
6の耳部716pa,716yaは各々鏡筒710の穴
710pd,710ydを通り、ヨーク712p1 ,7
12y1 上にネジ止めされ、蓋77p,77y上のコイ
ル端子、投光素子端子は各々フレキシブル基板716の
耳部716pa,716yaのランド部716pb,7
16ybとポリウレタン銅線(3本縒り線)に接続され
る。
【0018】メカロックシャーシ718にはプランジャ
719がネジ止めされ、バネ720をチャージしたメカ
ロックアーム721にプランジャ719が嵌込まれ、軸
ビス722によりメカロックシャーシ718に回転可能
にネジ止めされる。
【0019】メカロックシャーシ718は鏡筒710に
ネジ止めされ、プランジシャ719の端子はフレキシブ
ル基板716のランド部716bに半田付けされる。
【0020】先端球状の調整ネジ723(3か所)はヨ
ーク712p1 、メカロックシャーシ718にネジ込み
貫通され、調整ネジ723と支持球711で支持枠72
の摺動面(斜線部72c)を挟んでいる。調整ネジ72
3は摺動面に僅かなクリアランスで対向する様にネジ込
み調整されている。
【0021】カバー724は鏡筒710に接着され、上
記した補正光学手段をカバーしている。
【0022】なお、721aはメカロックアーム721
に設けられた突起であり、補正光学手段を可動中心にロ
ックする際にプランジシャ719によってメカロックア
ーム721が引き付けられ、これによって突起721a
が支持枠72に設けられた穴部72dに嵌合し、係止
(ロック)状態が保持される。
【0023】図21は上記図20の補正光学手段の駆動
制御系について説明するための図である。
【0024】位置検出素子78p,78yの出力を増幅
回路727p,727yで増幅してコイル79p,79
yに入力すると、支持枠72が駆動されて位置検出素子
78p,78yの出力が変化する。ここでコイル79
p,79yの駆動方向(極性)を位置検出素子78p,
78yの出力が小さくなる方向に設定すると(負帰
還)、コイル79p,79yの駆動力により位置検出素
子78p,78yの出力がほぼ零になる位置で支持枠7
2は安定する。尚、加算回路731p,731yは位置
検出素子78p,78yからの出力と外部からの指令信
号730p,730yを加算する回路であり、補償回路
728p,728yは制御系をより安定させる回路であ
り、駆動回路729p,729yはコイル79p,79
yへの印加電流を補う回路である。
【0025】そして、図21の系に外部から指令信号7
30p,730yを加算回路731p,731yを介し
て与えると、支持枠72は指令信号730p,730y
に極めて忠実に駆動される。
【0026】図21の制御系のように位置検出出力を負
帰還してコイルを制御する手法を位置制御手法と云い、
指令信号730p,730yとして手振れの量を与える
と支持枠72は手振れ量に比例して駆動される。
【0027】図22は上記図21に示した補正光学手段
の駆動制御系の詳細を示した回路図であり、ここではピ
ッチ方向725pについてのみ説明する(ヨー方向72
5yも同様であるため)。
【0028】電流−電圧変換アンプ727a,727b
は投光素子76pにより位置検出素子78p(抵抗R
1,R2より成る)に生じる光電流727i1 ,727
2 を電圧に変換し、差動アンプ727cは各電流−電
圧変換アンプ727a,727bの差(支持枠72のピ
ッチ方向725pの位置に比例した出力)を求めるもの
である。以上、電流−電圧変換アンプ727a,727
b、差動アンプ727c及び抵抗R3〜R10にて図2
1の増幅器727pを構成している。
【0029】指令アンプ731aは外部より入力される
指令信号730pを差動アンプ727cの差信号に加算
するもので、抵抗R11〜R14とで図21の加算回路
731pを構成している。
【0030】抵抗R15,16及びコンデンサC1は公
知の位相進み回路であり、これが図21の補償回路72
8pに相当する。
【0031】前記加算回路731pの出力は補償回路7
28pを介して駆動アンプ729aへ入力し、ここでピ
ッチコイル79pの駆動信号が生成され、補正光学手段
が変位する。該駆動アンプ729a、抵抗R17及びト
ランジスタTR1,TR2にて図21の駆動回路729
pを構成している。
【0032】加算アンプ732aは電流−電圧変換アン
プ727a,727bの出力の和(位置検出素子78p
の受光量総和)を求め、この信号を受ける駆動アンプ7
32bはこれにしたがって投光素子76pを駆動する。
以上、加算アンプ732a,駆動アンプ732b、抵抗
R18〜R22及びコンデンサC2により投光素子76
pの駆動回路を構成している(図21では不図示)。
【0033】上記の投光素子76pは温度等に極めて不
安定にその投光量が変化し、それに伴い差動アンプ72
7cの位置感度が変化するが、上記の様に受光量総和一
定となる様に前述の駆動回路によって投光素子76pを
制御すれば、位置感度変化は少なくなる。
【0034】図23は上記の防振システムを具備したカ
メラの概略構成を示すブロック図である。
【0035】図23において、11は、図19の角速度
検出手段等の振れ検出センサと、その出力を積分して振
れに変換し所定の増幅を行うセンサ出力演算回路とで構
成される振動検出手段である。12はサンプルホールド
回路12aと差動回路12bより構成される防振切換手
段であり、サンプルホールド回路12aは常にサンプル
中である為、差動回路12bは2つの同じ出力の差を演
算し、その出力はゼロである。17はカメラホディに設
けられるレリーズ手段であり、レリーズボタンの半押し
(スイッチSW1のオン)で、測光,測距及びフォーカ
ス合焦の為のレンズ駆動を行う露光準備手段42が作動
し、レリーズボタンの押切り(スイッチSW2のオン)
で、ミラーアップ・ダウン,シャッタ開閉を行う露光手
段116が作動する。
【0036】ここで、レリーズ手段17にスイッチSW
1のオン信号が発生すると、これが防振切換手段12の
サンプルホールド回路12aに入力し、該サンプルホー
ルド回路12aをホールド状態にする。すると、差動回
路12bはその時点をゼロとして連続的な振れ検出出力
(以下、目標値)の出力を始める。この目標値は、後述
の防振敏感度変更手段46を介して、抵抗とコンデンサ
によって構成される公知のフィルタ回路を含む緩衝手段
13、及び、緩衝切換手段14に入力される。緩衝切換
手段14は通常はスイッチ片14aを端子14cに接続
させている。つまり、防振中は緩衝手段13を介さない
(端子14bを非接続状態にしている)。
【0037】15は図22で示した回路構成より成る駆
動手段であり、補正光学手段16の位置検出出力(位置
検出素子78p,78yの出力)を受けてコイル79
p,79yに駆動電力を与える。目標値は指令信号とし
て駆動手段15に入力され、この目標値に忠実に補正光
学手段16は駆動制御される。
【0038】46は防振敏感度変更手段であり、緩衝切
換手段14の出力の増幅変更(第1の比率設定)を行っ
ている。この増幅率は、ズーム情報出力手段111,フ
ォーカス情報出力手段110の出力を受けて変更され
る。
【0039】十分な防振を行う為には、レンズの焦点距
離に伴って補正光学手段16の駆動量を変更していかな
ければならない。つまり、手振れ量に対する補正光学手
段16の補正量を焦点距離によって変更していく必要が
ある。
【0040】これは、焦点距離により補正光学手段16
の偏心敏感度(補正光学手段16の駆動量に対する像面
での補正量)が変更する為であり、例えばズームがテレ
側のとき、十分に防振する為の手振れ量に対する補正光
学手段16の駆動量の比を「1」とすると、ズームがワ
イド時にはこの比を「1/4」位にしなければ十分な防
振が行えない。もしも、この比を「1」のままにしてお
くと、ズームがワイド時には防振補正量が過大になって
しまい、逆に加振してしまう事になる。
【0041】47は比率変更手段であり、前記防振敏感
度変更手段46からの目標値を更に増幅変更(2/3位
に増幅率を落す)するアンプ47a(第2の比率設定)
と該アンプ47aの出力と防振敏感度変更手段46の目
標値の差を求める差動回路47b,差動回路47bの出
力をスイッチSW2のオン時にホールドするサンプルホ
ールド回路47c,サンプルホールド回路47cの出力
と防振敏感度変更手段46の目標値の差を求める差動回
路47d、スイッチSW2のオン時にのみ端子47gに
スイッチ片47eを接続するスイッチ手段(通常は端子
47fと接続、比率変更禁止手段114の出力の入力時
には常に端子47gと接続)で構成され、駆動手段15
にスイッチSW2のオン迄は第2の比率の目標値を、ス
イッチSW2のオンの間は第1の比率の目標値を、それ
ぞれ切換えて与える。差動回路47b,47d及びサン
プルホールド回路47cは、スイッチSW2のオン時に
サンプルホールド回路47cの出力をホールドし、アン
プ47aの出力と目標値(防振敏感度変更手段46出
力)の差を記憶し、その差と目標値の差をアンプ47d
で求め新たな目標値にすることでスイッチSW2時のス
イッチ片47eによる切換え前後の連続性を保持する。
【0042】そして、アンプ47aの増幅率は更にズー
ム情報出力手段111,フォーカス情報出力手段110
の出力により可変になっており、例えばズームがテレ時
には第1の比率出力を「2/3」に増幅し、ズームがワ
イド時には「1/3」に増幅している。
【0043】つまり、スイッチSW2のオンまで(撮影
する迄)は目標値を真の目標値(第1の比率)の「2/
3」に落す事で、補正光学手段16の駆動量を減らして
省電力とし、又、防振精度を落とす事により細かなフレ
ーミングにも対応させている(細かなフレーミング変更
は防振しないようにしている)。そして、露光時(スイ
ッチSW2のオン時)のみ、十分な防振を行ってフィル
ム面上の振れにより像劣化を防いでいる。
【0044】ここで、ズームがテレ時にスイッチSW2
のオンまで第2の比率を第1の比率の「1/3」にする
と、防振性能を撮影者が感じられ無くなってしまう。し
かしながら、ズームがワイド時には、細かな手振れは元
々感じられ無いので、ファインダを覗いている時(スイ
ッチSW1のオンからスイッチSW2のオン迄)は大き
な振れのみを防振すれば良く、この様な時は第2の比率
を第1の比率の「1/3」まで落しても良い。
【0045】以上の構成にすることより、省電力化が期
待出来る。
【0046】比率変更禁止手段114は、撮影者の操作
で第1の比率による防振が第2の比率による防振に変更
されるのを禁止する働きを持つ。つまり、スイッチSW
1のオン時も第1の比率で十分な防振を行い、被写体を
十分観察する時に用いる。
【0047】この比率変更禁止手段114の出力は、比
率変更手段47のスイッチ手段47eに入力しており、
該スイッチ手段47eは端子47gに固定される。又、
比率変更禁止手段114の出力は比率変更禁止表示手段
112に入力しており、比率変更が禁止されている事を
表示する。タイマ2(113)はレリーズ手段17のス
イッチSW2のオン時より一定期間出力し、その立下り
で比率変更禁止手段114をリセットする。その為、撮
影毎に比率変更禁止は解除される。勿論、比率変更禁止
は撮影者の操作でも解除出来る。
【0048】次に、防振を止める際について述べる。
【0049】図23において、レリーズ手段17のスイ
ッチSW1をオフにすると、サンプルホールド回路12
aは再びサンプル状態になり、アンプ12bの出力はゼ
ロになり、防振は止まる。
【0050】ここで、図23における緩衝手段13,緩
衝切換手段14,タイマ3(117)が無い場合、つま
り、図24の構成の場合について述べる。
【0051】この構成の場合、防振切換手段12の出力
はスイッチSW1のオン時の振れ目標出力から突然ゼロ
になる。その為、補正光学手段16はゼロ目標値に向っ
て急速に駆動される。
【0052】図25において、スイッチSW1のオフの
時点がこの急速駆動状態の補正光学手段16の駆動位置
を示しており、この様な急速駆動は、急激なフレーミン
グ変更を生み、撮影者に不快である。その為、図23の
様に緩衝手段13を用いている。
【0053】図23において、スイッチSW1をオフに
すると、防振切換手段12の出力はゼロになる。このゼ
ロ出力は緩衝手段13にも入力しており、緩衝手段13
の出力はスイッチSW1のオン時の振れ目標時から徐々
にゼロになってゆく(フィルタ回路が入っている為)。
そして、スイッチSW1のオフ時からタイマ3(11
7)の一定期間のみ緩衝切換手段14のスイッチ片14
aを端子14bに接続させ、緩衝手段13からの出力を
補正光学手段16の駆動目標値としている。つまり、補
正光学手段16は図25(b)のスイッチSW1のオフ
以降に示すように、該スイッチSW1のオフ直前の駆動
位置からゆっくりとゼロに向ってゆく。
【0054】この様な構成にする事で、スイッチSW1
のオフ時の不快感を無くし、省電力にもなっている。
【0055】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図25
(b)の例において、スイッチSW1のオフの後に防振
を行わないで、補正光学手段16をゆっくりと中心に駆
動させる期間61が在り、この間も防振しないで補正光
学手段16を駆動していくのは無駄な電力でもあり、防
振が終った後にフレーミングのみが流れていくのも好印
象を与えないという問題があった。
【0056】(発明の目的)本発明の第1の目的は、防
振停止までの時間を短くすると共に省電化を達成し、し
かも防振停止時に撮影者に画面の揺れを感じさせること
のない防振カメラを提供することである。
【0057】本発明の第2の目的は、振れによる像劣化
をより小さくすることのできる防振カメラを提供するこ
とである。
【0058】
【課題を解決するための手段】本発明は、防振システム
による防振作動を停止する信号入力後も防振を継続さ
せ、撮影レンズの焦点距離により可変な一定駆動範囲、
或は、一定時間内に補正光学手段の補正レンズが入った
時に防振を停止させる防振制御手段を設け、また、防振
システムによる防振作動を停止する信号入力後も防振を
継続させ、該防振システムの防振抑圧比を所定期間で下
げていく防振制御手段と、防振システムによる防振作動
を停止する信号入力後、撮影レンズの焦点距離により可
変な一定駆動範囲、或は、一定時間内に補正光学手段が
入った時に、防振を停止する防振停止手段とを設け、ま
た、防振システムによる防振作動を停止する信号入力後
も防振を継続させ、該防振システムの防振周波数特性を
所定期間で変更していく防振制御手段と、防振システム
による防振作動を停止する信号入力後、撮影レンズの焦
点距離により可変な一定駆動範囲、或は、一定時間内に
補正光学手段に入った時に、防振を停止する防振停止手
段とを設け、防振停止信号入力後も防振を継続してい
き、防振中、補正光学手段が一定駆動範囲内に入ると、
防振を停止させたり、防振停止信号入力後から一定時間
内に徐々に防振精度を落していくようにして、防振停止
後、補正光学手段のみ駆動する期間を無くすようにして
いる。また、上記一定駆動範囲、或は、一定時間を、撮
影レンズの焦点距離により可変、つまりズームがワイド
時には前記の範囲を広げたり、或は、時間を長くするよ
うにしている。
【0059】また、本発明は、露光開始から所定時間で
露光制御手段を再制御する防振制御手段を設け、防振精
度の劣化が予測される場合に、シャッタ閉,絞りの絞り
込み,閃光発光させる等、露光制御手段を再制御するよ
うにしている。
【0060】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0061】図1は本発明の第1の実施例における防振
カメラの概略構成を示すブロック図であり、図23と同
機能のブロックは同一番号で表し説明は省く。
【0062】図1において、防振強性オフ手段1(11
8)は、レリーズ手段17からのスイッチSW1のオン
入力よりカウントを始め、時間t4 (例えば10秒)で
出力を止める(出力が立下る)。又、レリーズ手段17
からのスイッチSW2のオン入力によりカウントがリセ
ットされる。つまり、スイッチSW1のオン入力からt
4 ´(t4 ´<t4 )の間にスイッチSW2のオン入力
があった場合、「t4´+t4 」後に出力を止める(出
力が立下る)事になる。
【0063】また、防振強性オフ手段1(118)に
は、後述する目標値入力停止手段122からの信号も入
力されており、この信号入力でもリセットされる。そし
て、防振強性オフ手段1(118)の出力は、サンプル
ホールド回路12a及び防振強制オフ出力手段123に
入力している。
【0064】これにより、サンプルホールド回路12a
はホールド状態となり、防振切換手段12から目標値が
出力され始める。そして、スイッチSW1のオン入力よ
りt4 (或はt4 ´+t4 )経過後に防振強性オフ手段
1(118)の出力が無くなると、サンプルホールド回
路12aは再びサンプル状態になり、目標値出力はゼロ
になり、補正光学手段16はゼロ点に復帰される。ま
た、防振強性オフ出力手段123は、防振強性オフ手段
1(118)の出力の立下りより出力し、タイマ1(1
24),タイマ3(126)にこれが入力する。タイマ
1(124)はこの入力よりt1 (例えば0、3 秒)時間
(補正光学手段16がゼロ点に復帰するのに十分な時
間)後に出力を止める。
【0065】つまり、タイマ1(124)の出力は係止
手段125(図20のメカロックシャーシ718,プラ
ンジャ719,バネ720,メカロックアーム721,
軸ビス722で構成)に入力しており、係止手段125
はタイマ1(124)の立下り出力によりプランジャ7
19を駆動してメカロックアーム721の突起721a
を支持枠72の穴部72dに嵌合させて、支持枠72を
係止する。なお、前記係止手段125はスイッチSW1
のオンの入力によりプランジャ719を駆動し係止解除
を行っている。また、タイマ3(126)は防振強性オ
フ出力手段123の出力を受けて、t3 (例えば1秒)
時間(t3 >t1 )後に駆動コイル断続手段130への
出力を止める。
【0066】駆動コイル断続手段130はタイマ3(1
26)の出力立下りにより、補正光学手段16のコイル
と駆動手段15の接続を断つ〔スイッチ片130aと端
子130cの接続を断ち、スイッチ130aと端子13
0b(コイル他端)を接続し、コイルをショート状態に
する〕。
【0067】即ち、スイッチSW1のオンからt4 (t
4 ´+t4 )間、防振を続けている場合、省電力の為に
強性的に防振を止め、補正光学手段16を係止して、コ
イルをショートする。ここで、防振強性オフ手段1がス
イッチSW2のオンでリセットされるのは、スイッチS
W1のオンからt4 時間経過した時が露光直前であり、
露光中に防振が働かなくなるのを防ぐ為である。
【0068】防振強性オフ手段2(119)は、レリー
ズ手段17のスイッチSW2のオン入力からt8 時間
(t8 <t4 )出力する。そして、この出力は絞り込み
手段127及び閃光手段128に入力している。
【0069】上記のt8 時間は例えば1秒に設定されて
おり、露光時間が1秒より長い場合には、露光手段11
6から閃光手段128、及び、絞り込み手段127に入
力される露光中情報と、防振強性オフ手段2の立下り情
報により、絞り込み,ストロボを発光させる。
【0070】ここで、ストロボを発光させるのは、絞り
込む事による露光不足を補う為である。
【0071】防振精度を長時間(例えば1秒)高精度
(写真で振れが目立たない程度)に保つことは難しく、
これは振れ検出センサの出力安定性及びセンサ出力演算
回路の限界による為である。その為、t8 時間以上の場
合には絞りを絞り込んで手振れを写し込まなくしてい
る。
【0072】駆動コイル制御手段120は、スイッチS
W1のオン入力からt5 時間(t5≧t4 :例えば15
秒)出力しており、この立下り出力は、駆動コイル断続
手段130に入力しており、端子130bに接続してい
たスイッチ片130aを端子130cに接続させる事
で、ショートしていたコイルを駆動手段15に接続し、
補正光学手段16の駆動を始める。つまり、駆動コイル
制御手段120はスイッチSW1のオンからの補正光学
手段16の駆動の役割をもっている。
【0073】防振オフ指令手段121にはレリーズ手段
17のスイッチSW1の信号が入力しており、スイッチ
SW1のオフからt6 時間(例えば4秒)出力を続け
る。そして、この出力は目標値入力停止手段122のア
ンドゲート122aの一端に入力している。駆動範囲検
出手段129には補正光学手段16の位置検出信号が入
力しており、この信号が一定範囲(つまり、一定駆動範
囲内)のとき出力し、この信号は目標値入力停止手段1
22のアンドゲート122aの他端に入力している。
【0074】尚、駆動範囲検出手段129の上記「一定
範囲」は、入力されるズーム情報出力手段111,フォ
ーカス情報出力手段110信号により可変であり、ズー
ムがワイド時、或は、フォーカス至近の時には、この範
囲を広げる。
【0075】そして、目標値入力停止手段122は、防
振オフ指令手段121の信号及び駆動範囲検出手段12
9の両出力があった時のみ出力し、その信号を防振強性
オフ手段1(118),タイマ3(126)に入力す
る。この入力により、防振強性オフ手段1(118)は
リセットされるが、このとき既にスイッチSW1はオフ
している為、防振強性オフ手段1(118)は出力しな
い。つまり、目標値入力停止手段122の出力により防
振強性オフ手段1(118)は出力を止め、サンプルホ
ールド回路12aはサンプル状態に戻り、目標値はゼロ
になる。よって、補正光学手段16はゼロ点に復帰し、
上述した様に補正光学手段16を係止し、コイルをショ
ートさせる。
【0076】以上の様な構成において、本発明の第1の
実施例における“防振を止める時の制御動作”について
説明する。
【0077】図2は補正光学手段16の駆動位置を示し
ており、例えばズームがテレ時、スイッチSW1のオフ
後も防振を継続し、防振オフ指令手段121と駆動範囲
検出手段12aの両方が出力した時(図2の符号133
の時点)に、補正光学手段16はゼロ点に復帰され係止
される。
【0078】ズームがワイド時には、駆動範囲検出手段
129の信号の出力が早まる為(範囲がテレ131から
ワイド132に広がる)、符号134に示す様に、早期
に補正光学手段16がゼロ点に復帰される。ここで、ワ
イド時には範囲が広がる為、補正光学手段16がゼロ点
に復帰される時に急激なフレーミング変更が行われ、撮
影者に不快に感ずる様に思われるが、実際にはズームが
ワイド時の補正光学手段駆動量による光軸偏心量が小さ
い為に、不快感を感ずる事は無い。
【0079】次に、防振強性オフ手段2(119)によ
る露出制御について述べる。
【0080】図3は露光中の防振について、振れが正弦
波状に加わった例を示す。
【0081】図3の(b),(c)は実際にカメラに加
わる振れであり、正弦波振れに若干右下りの低周波振れ
が重量している。しかしながら、振動検出手段11は低
周波振れを検出出来ない為に、補正光学手段16の駆動
位置は、図3(a)に示す様に、低周波の無い正弦波駆
動を行う。よって、実際の像面上の補正残りは図3
(d),(e)に示す様になり、通常はδ1 の振れが写
り込む。
【0082】ところが、図1で説明した様に、t8 時間
後に絞り込むことで、δ1 の振れは写り込まなくなり、
8 時間迄の振れ残り量δ2 迄減少される。そして、露
光不足を補う為にストロボは発光させるが、この発光時
間は極めて短い為に、この間の振れ残り量は極めて僅か
であり、写り込むことは無い。
【0083】(第2の実施例)図4は本発明の第2の実
施例における防振カメラの概略構成を示すブロック図で
ある。
【0084】図1と異なるのは、比率変更制御手段21
が付加されている点にある。なお、図4では、図を簡潔
にする為に図1の防振強性オフ手段2(119),絞り
込み手段127,閃光手段128を省略している。
【0085】この第2実施例の目的は、スイッチSW1
のオフの後(防振オフ指令手段121の出力の後)、補
正光学手段16を早期に一定範囲内に戻し、係止を行う
事で一層の省電力化を図る事である。
【0086】比率変更制御手段21は、防振オフ指令手
段121の信号を入力し、防振敏感度変更手段46の増
幅率を徐々に小さくしていく役割をしている。
【0087】又、比率変更制御手段21は、レリーズ手
段17のスイッチSW1のオンでリセットされる。
【0088】以上の構成において、スイッチSW1をオ
フし、防振オフ指令手段121が出力すると、比率変更
制御手段21は防振敏感度変更手段46の増幅率を徐々
に小さくしていく。つまり、防振の効き具合を徐々に悪
くしていく。すると、補正光学手段16は徐々に動き量
が小さくなっていく。
【0089】図5(a)はズームがテレの場合の補正光
学手段16の駆動位置を示しており、スイッチSW1の
オフより、破線で示す比率変更制御手段21を用いない
場合の補正光学手段16の駆動量に比べて、実線の駆動
量は少なくなっていき、一定駆動範囲131内に入った
時に、図1と同様に、防振切換手段12の目標値をゼロ
にして補正光学手段16をゼロ位置に戻し係止すると共
に、コイルをショートする。
【0090】よって、破線の場合の一定駆動範囲131
内に入るタイミングに比べて、τだけ時間を短く出来
る。ズームがワイドの時には、一定駆動範囲132は広
がる為、図5(b)の様に,更に早期に防振停止が可能
になる。
【0091】(第3の実施例)図6は本発明の第3の実
施例における防振カメラの概略構成を示すブロック図で
ある。
【0092】この実施例では、第2の実施例における図
4の比率変更制御手段21に代り、センサ出力演算回路
制御手段22が設けられている。
【0093】センサ出力演算回路制御手段22は、防振
オフ指令手段121の信号を入力して振動検出手段11
のセンサ出力演算回路の周波数特性を変更していく。例
えば、防振オフ指令手段121の出力から徐々に振動検
出手段11の出力の低周波側の減衰を大きくしていく
(初めは0.1 Hz以下の周波数を減衰させていたものを
徐々に0.5 Hz,1Hz…と減衰させる周波数帯域を広
げていく)。
【0094】手振れによる振動変位は低周波側が大き
く、高周波側になるにつれて小さくなっていく為に、低
周波側の減衰を大きくする様にセンサ出力演算回路22
を変更していくと、図4と同様に、補正光学手段16の
駆動量が大きい低周波側の目標値が小さくなっていく。
この事を詳しく説明する。
【0095】図7(a)は振動検出手段11の構成を示
しており、振動検出手段11は角速度ωを出力する振れ
検出センサ(振動ジャイロ等の角速度計)11aと、こ
の出力を演算(低周波を減衰するハイパスフィルタと角
速度を積分して角度θに変換する積分器)するセンサ出
力演算回路11bで構成されている。
【0096】センサ出力演算回路11bは、例えばアナ
ログ回路の場合、図7(b)に示す様に、コンデンサ2
3,可変抵抗24,オペアンプ25でハイパスフィルタ
を構成し、コンデンサ27,抵抗26,オペアンプで積
分器を構成している。
【0097】そして、その回路の周波数特性は、図8
(a)で示す様に、 0.1Hzを境に低周波を減衰させ
(実線29)、高周波を積分(実線210)(高周波を
一定の比率で減衰させていく事は積分と等しい)する特
性になっている。
【0098】ここで、センサ出力演算回路制御手段22
は、可変抵抗24の抵抗値を変更させ、この抵抗値を小
さくしていくと(時定数を小さくしていくと)、図8
(a)の特性は破線211,212に示す様に、0.5 H
z〜1Hz以下の角速度出力を減衰させる特性に変更さ
れる。
【0099】図8(b)は、周波数特性変更前のセンサ
出力演算回路11bの出力であり、低周波大振れ213
aに高周波小振れ214が重量して振れ出力215aを
形成している。
【0100】ここで、センサ出力演算回路制御手段22
により低周波大振れを減衰させていくと、図8(c)に
示す様に、振れ出力215aはその振幅が小さくなって
いく。その為、早期に補正光学手段16が一定駆動範囲
に入り、図5(a),(b)と同様の効果が得られる。
【0101】(第4の実施例)図9は本発明の第4の実
施例における防振カメラの概略構成を示すブロック図で
ある。
【0102】この実施例では、図6におけるセンサ出力
演算回路制御手段22の代りに、現在位置ホールド手段
31,向心力入力手段32,緩衝手段33,反転手段3
4を具備している。
【0103】現在位置ホールド手段31は、防振オフ指
令手段121の信号入力により補正光学手段16の現在
位置をサンプルホールド回路31aにホールドして記憶
する。向心力入力手段32は、通常はスイッチ片32a
を端子32c(GND等)に接続させているが、防振オ
フ指令手段121の信号入力により、スイッチ片32a
を端子32bに接続し、ホールドされた補正光学手段1
6の現在位置を緩衝手段33に入力する。
【0104】緩衝手段33は公知のRC(抵抗とコンデ
ンサ)より構成されるローパスフィルタであり、現在位
置入力によりゼロから徐々に現在位置に出力を増加させ
る。この信号は反転手段34に入力され、その出力はゼ
ロから徐々にマイナスの現在位置に出力を減じていく。
この出力を駆動手段15に比率変更手段47からの目標
値に加えて入力していく。
【0105】今、図10(a)に示す様に、スイッチS
W1がオフ時の補正光学手段16の現在位置が「−d」
の時、反転手段34の出力はゼロから徐々に「d」にな
っていく為、補正光学手段16は防振を継続しながら現
在位置[−d]からゼロ位置に向っていく(破線は上述
の現在位置ホールド手段31,向心力入力手段32,緩
衝手段33,反転手段34が無い場合の補正光学手段駆
動位置)。そして、補正光学手段16が一定駆動範囲内
に入ると、該補正光学手段16をゼロに戻し、係止して
コイルをショートする。
【0106】以上のような構成にすると、破線の場合に
比べてτ´だけ早期に防振が終了される。
【0107】尚、図10(b)の様に、スイッチSW1
がオフ時の現在位置「−d´」が、図10(a)の場合
より大きい場合においても、大きな向心力で補正光学手
段16が戻される為、早期に防振終了が可能である。
【0108】(第5の実施例)以上の第1〜第4の実施
例(図1〜図10)においては、スイッチSW1のオフ
から補正光学手段16が一定駆動範囲に入った時に防振
を止め、補正光学手段16を係止していたが、スイッチ
SW1のオフから所定時間後に防振を止め、補正光学手
段16を係止しても良い。
【0109】図11は本発明の第5の実施例における防
振カメラの概略構成を示すブロック図である。
【0110】図1と異なるのは、駆動範囲検出手段12
9の代りに、タイマ4(48)を設け、目標値入力停止
手段122のアンドゲート122aがオアゲート122
bに変更されている点である。
【0111】タイマ4(48)は、ズーム情報出力手段
111,フォーカス情報出力手段110の信号を入力し
て、そのカウント時間t7 を可変にし、例えばズームが
ワイド或はフォーカス至近の時にはカウント時間を短く
する。
【0112】タイマ4は、レリーズ手段17のスイッチ
SW1のオフ信号を受けてカウントを開始し、例えばズ
ームテレでフォーカス無限の時には2秒後に出力する。
この出力は目標値入力停止手段122のオアゲートの一
端に入力し、目標値入力停止手段122を出力させ、防
振切換手段12の目標値をゼロにして補正光学手段16
をゼロ位置に復帰させ係止し、コイルをショートさせる
のは、図1と同様である。
【0113】目標値入力停止手段122がオアゲート1
22bになっているのは、スイッチSW1のオフが無く
ても、該スイッチSW1のオンから一定時間t4 (t4
´+t4 )後に防振強性オフ出力手段123により防振
を止め、補正光学手段16を係止させる為である。
【0114】図12において、スイッチSW1のオフか
らt7 後(テレ,ワイド,フォーカスで可変)に補正光
学手段16がゼロに復帰され係止されるのが解る。
【0115】撮影者はスイッチSW1のオフから暫くフ
ァインダを覗いている事は少なく、このファインダを覗
き続けている時間(例えば3秒)よりも長くタイマ4の
カウントt7 を設定すれば、撮影者にフレーミング変更
の不快感を与えない。
【0116】尚、図11と図1のもう1つ異なる点は、
閃光手段128,絞り込み手段127の代りに、防振強
性オフ手段2(119)出力で露光手段116のシャッ
タを制御している点にある。
【0117】つまり、防振精度が保たれる時間t8 より
も露光が長い場合には、振れによる像劣化を防ぐ為にシ
ャッタを閉じてしまう。
【0118】図13は、図3と同様に振れによる像劣化
を示す図であるが、図13(e)において、t8 時間以
降、振れによる像劣化が予測される時はシャッタを閉じ
て露光を止めてしまう構成にしてある。勿論、シャッタ
閉直前にストロボを発光して露光不足を補正しても良い
のは言う迄もない。
【0119】(第6の実施例)図14は本発明の第6の
実施例における防振カメラの概略構成を示すブロック図
である。
【0120】図4と異なるのは、駆動範囲検出手段12
9の代りに、タイマ4(48)を設け、目標値入力停止
手段122がオアゲート122bに変更された点であ
る。
【0121】図4で述べた様に、防振敏感度変更手段4
6の目標値出力の増幅度は、スイッチSW1のオフから
徐々に小さくなっていく。故に、補正光学手段16が一
定駆動範囲内に入る事は、スイッチSW1のオフからの
カウント時間でも代用できる。
【0122】よって、図14では、スイッチSW1のオ
フからカウントを開始し、t7 (例えば1秒)後に出力
して防振を止め、補正光学手段16を係止しても良い。
【0123】タイマ4のカウント時間t7 はズーム,フ
ォーカスの状態でも可変にしておき、ズームがワイド、
或は、フォーカス至近の時には、カウント時間t7 を短
くする。これは、焦点距離が短い時には補正光学手段1
6のゼロに復帰する量が大きくても撮影者には気になら
なく、故にカウント時間が短く、防振敏感度変更手段4
6の増幅度がさほど小さくない状態で、補正光学手段1
6をゼロに復帰させても良い為である。
【0124】図15(a),(b)は、ズームがテレ,
ワイド時の補正光学手段16の駆動位置であり、ズーム
がテレの場合、スイッチSW1のオフからt7 時間後、
補正光学手段16がゼロ近傍に来た時に防振を止める
が、ワイドの場合、スイッチSW1のオフからのt7
間を短くし、未だ補正光学手段16がゼロ近傍にない状
態で防振を止めている。この様にすることで早期に防振
を止める事が出来る。
【0125】(第7の実施例)図16は本発明の第7の
実施例における防振カメラの概略構成を示すブロック図
である。
【0126】図6と異なるのは、駆動範囲検出手段12
9の代りに、タイマ4(48)を設けている。
【0127】これは、図4を図6に変更したのと同様
に、図6を図16に変更した例であって、センサ出力演
算回路制御手段22によるセンサ出力演算回路の時定数
を「大→小」に変更する時間に対応して、タイマ4(4
8)の時間t7 を設定している。
【0128】この様な構成でも、図15(a),(b)
と同様な効果が生れる。
【0129】(第8の実施例)図17は本発明の第8の
実施例における防振カメラの概略構成を示すブロック図
である。
【0130】これは、図4を図14に変更したのと同様
に、図9を図17に変更した例であって、スイッチSW
1がオフから補正光学手段16が防振を継続したままゼ
ロ位置に徐々に復帰していく時間に対応して、タイマ4
(48)の時間t7 を設定している。
【0131】この様な構成にしても、図18(a),
(b)に示す様に、スイッチSW1がオフから一定時間
(t7 )後には補正光学手段16はゼロ位置付近に位置
している為に、防振を止めた時のフレーミング変更が少
なく、撮影者に不快感を与えない。
【0132】以上の各実施例によれば、スイッチSW1
のオフ後も防振を継続していき、防振中、補正光学手段
16が一定範囲に入った時、或は、一定期間経過後に防
振を止める構成にする事で、撮影者にスイッチSW1の
オフ後の画面の揺らぎを感じさせない感触の良い防振シ
ステムとなった。
【0133】また、上記一定範囲、或は、一定期間をレ
ンズの焦点距離によって可変にすることで、早期に防振
停止が可能になる。
【0134】また、防振精度の劣化が予測される時にス
トロボ発光,絞り込み,シャッタ閉等露光手段116を
再制御する事で、振れによる像劣化を小さくすることが
出来た。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
防振システムによる防振作動を停止する信号入力後も防
振を継続させ、撮影レンズの焦点距離により可変な一定
駆動範囲、或は、一定時間内に補正光学手段の補正レン
ズが入った時に防振を停止させる防振制御手段を設け、
また、防振システムによる防振作動を停止する信号入力
後も防振を継続させ、該防振システムの防振抑圧比を所
定期間で下げていく防振制御手段と、防振システムによ
る防振作動を停止する信号入力後、撮影レンズの焦点距
離により可変な一定駆動範囲、或は、一定時間内に補正
光学手段が入った時に、防振を停止する防振停止手段と
を設け、また、防振システムによる防振作動を停止する
信号入力後も防振を継続させ、該防振システムの防振周
波数特性を所定期間で変更していく防振制御手段と、防
振システムによる防振作動を停止する信号入力後、撮影
レンズの焦点距離により可変な一定駆動範囲、或は、一
定時間内に補正光学手段に入った時に、防振を停止する
防振停止手段とを設け、防振停止信号入力後も防振を継
続していき、防振中、補正光学手段が一定駆動範囲内に
入ると、防振を停止させたり、防振停止信号入力後から
一定時間内に徐々に防振精度を落していくようにして、
防振停止後、補正光学手段のみ駆動する期間を無くすよ
うにしている。また、上記一定駆動範囲、或は、一定時
間を、撮影レンズの焦点距離により可変、つまりズーム
がワイド時には前記の範囲を広げたり、或は、時間を長
くするようにしている。
【0136】よって、防振停止までの時間を短くすると
共に省電化を達成でき、しかも防振停止時に撮影者に画
面の揺れを感じさせることがなくなる。
【0137】また、本発明によれば、露光開始から所定
時間で露光制御手段を再制御する防振制御手段を設け、
防振精度の劣化が予測される場合に、シャッタ閉,絞り
の絞り込み,閃光発光させる等、露光制御手段を再制御
するようにしている。
【0138】よって、振れによる像劣化をより小さくす
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における防振カメラの概
略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例においてスイッチSW1
オフ後の補正光学手段の位置制御について示す図であ
る。
【図3】図1の防振強制オフ手段2による露出制御につ
いて説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施例における防振カメラの概
略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例においてスイッチSW1
オフ後の補正光学手段の位置制御について示す図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例における防振カメラの概
略構成を示すブロック図である。
【図7】図6の振動検出手段の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】図7の振動検出手段の働きによる振れ角度目標
値について説明するための図である。
【図9】本発明の第4の実施例における防振カメラの概
略構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施例においてスイッチSW
1オフ後の補正光学手段の位置制御について示す図であ
る。
【図11】本発明の第5の実施例における防振カメラの
概略構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第5の実施例においてスイッチSW
1オフ後の補正光学手段の位置制御について示す図であ
る。
【図13】図11の防振強制オフ手段2による露出制御
について説明するための図である。
【図14】本発明の第6の実施例における防振カメラの
概略構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第6の実施例においてスイッチSW
1オフ後の補正光学手段の位置制御について示す図であ
る。
【図16】本発明の第7の実施例における防振カメラの
概略構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の第8の実施例における防振カメラの
概略構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第8の実施例においてスイッチSW
1オフ後の補正光学手段の位置制御について示す図であ
る。
【図19】一般的な防振システムの構造を示す斜視図で
ある。
【図20】図19の補正光学手段の構成を示す分解斜視
図である。
【図21】図19の補正光学手段の駆動手段の示す図で
ある。
【図22】図21の駆動手段の具体的な構成を示す回路
図である。
【図23】従来の防振カメラの概略構成を示すブロック
図である。
【図24】図23の緩衝手段等が無い場合の構成を示す
ブロック図である。
【図25】図23の防振カメラのスイッチSW1オフ後
の補正光学手段の位置制御について示す図である。
【符号の説明】
11 振動検出手段 16 補正光学手段 17 レリーズ手段 21 比率変更手段 22 センサ出力演算回路制御手段 31 現在位置ホールド手段 32 向心力入力手段 48 タイマ 118 防振強制オフ手段 121 防振オフ指令手段 122 目標値入力停止手段 127 絞り込み手段 128 閃光手段 129 駆動範囲検出手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振れを検出する振動検出手段、及び、該
    振動検出手段の出力に応答して、振れによる像劣化を補
    正する補正光学手段を有する防振システムを備えた防振
    カメラにおいて、前記防振システムによる防振作動を停
    止する信号入力後も防振を継続させ、撮影レンズの焦点
    距離により可変な一定駆動範囲、或は、一定時間内に前
    記補正光学手段の補正レンズが入った時に防振を停止さ
    せる防振制御手段を設けたことを特徴とする防振カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 振れを検出する振動検出手段、及び、該
    振動検出手段の出力に応答して、振れによる像劣化を補
    正する補正光学手段を有する防振システムを備えた防振
    カメラにおいて、前記防振システムによる防振作動を停
    止する信号入力後も防振を継続させ、該防振システムの
    防振抑圧比を所定期間で下げていく防振制御手段と、防
    振システムによる防振作動を停止する信号入力後、撮影
    レンズの焦点距離により可変な一定駆動範囲、或は、一
    定時間内に前記補正光学手段が入った時に、防振を停止
    する防振停止手段とを設けたことを特徴とする防振カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 振れを検出する振動検出手段、及び、該
    振動検出手段の出力に応答して、振れによる像劣化を補
    正する補正光学手段を有する防振システムを備えた防振
    カメラにおいて、前記防振システムによる防振作動を停
    止する信号入力後も防振を継続させ、該防振システムの
    防振周波数特性を所定期間で変更していく防振制御手段
    と、防振システムによる防振作動を停止する信号入力
    後、撮影レンズの焦点距離により可変な一定駆動範囲、
    或は、一定時間内に前記補正光学手段に入った時に、防
    振を停止する防振停止手段とを設けたことを特徴とする
    防振カメラ。
  4. 【請求項4】 振れを検出する振動検出手段、及び、該
    振動検出手段の出力に応答して、振れによる像劣化を補
    正する補正光学手段を有する防振システムを備えた防振
    カメラにおいて、前記防振システムによる防振作動を停
    止する信号入力後も防振を継続させ、前記補正光学手段
    を撮影レンズの焦点距離により可変な一定駆動範囲内に
    所定時間で戻していく防振制御手段と、防振システムに
    よる防振作動を停止する信号入力後、一定駆動範囲内に
    前記補正光学手段が入った時に、防振を停止する防振停
    止手段とを設けたことを特徴とする防振カメラ。
  5. 【請求項5】 防振システムによる防振作動を停止する
    信号入力から一定時間経過後に、補正光学手段を係止す
    る係止手段を具備したことを特徴とする請求項1,2又
    は3記載の防振カメラ。
  6. 【請求項6】 撮影レンズのズーム焦点距離が短くなる
    と、一定駆動範囲が広くなる、或は、一定時間が短くな
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載の防振カメ
    ラ。
  7. 【請求項7】 撮影レンズのフォーカス焦点距離が至近
    側になると、一定駆動範囲が広くなる、或は、一定時間
    が短くなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の
    防振カメラ。
  8. 【請求項8】 前記防振制御手段は、防振システムによ
    る防振作動を停止する信号入力後に、振動検出手段の出
    力量に対する補正光学手段の駆動量の比を小さくしてい
    く手段であることを特徴とする請求項2記載の防振カメ
    ラ。
  9. 【請求項9】 前記防振制御手段は、防振システムによ
    る防振作動を停止する信号入力後に、防振システムの防
    振周波数を狭めていく手段であることを特徴とする請求
    項3記載の防振カメラ。
  10. 【請求項10】 前記防振制御手段は、防振周波数帯域
    の低周波数側より狭めていく手段であることを特徴とす
    る請求項9記載の防振カメラ。
  11. 【請求項11】 防振作動の停止信号は、撮影者の操作
    により出力される信号であることを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の防振カメラ。
  12. 【請求項12】 撮影者の操作による防振開始、或は、
    露光開始から所定時間後に防振作動の停止信号を出力す
    る停止信号出力手段を備えた防振カメラ。
  13. 【請求項13】 振れを検出する振動検出手段、及び、
    該振動検出手段の出力に応答して、振れによる像劣化を
    補正する補正光学手段を有する防振システムを備えた防
    振カメラにおいて、前記防振システムによる防振作動を
    停止する信号入力後も防振を継続させ、前記補正光学手
    段の補正レンズが一定駆動範囲内に入った時に防振を停
    止させる防振制御手段と、防振システムによる防振作動
    を停止する信号入力後、一定時間経過しても未だ補正光
    学手段が一定駆動範囲に入らない場合は、強制的に防振
    を停止する防振強制停止手段とを備えた防振カメラ。
  14. 【請求項14】 振れを検出する振動検出手段、及び、
    該振動検出手段の出力に応答して、振れによる像劣化を
    補正する補正光学手段を有する防振システムと露光を制
    御する露光制御手段とを備えた防振カメラにおいて、露
    光開始から所定時間で前記露光制御手段を再制御する防
    振制御手段を設けたことを特徴とする防振カメラ。
  15. 【請求項15】 前記防振制御手段は、露光開始から所
    定時間でシャッタを閉じさせる手段であることを特徴と
    する請求項14記載の防振カメラ。
  16. 【請求項16】 前記防振制御手段は、露光開始から所
    定時間で絞りを絞らせる手段であることを特徴とする請
    求項14記載の防振カメラ。
  17. 【請求項17】 前記防振制御手段は、露光開始から所
    定時間で閃光手段を発光させる手段であることを特徴と
    する請求項14記載の防振カメラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365685A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Canon Inc 撮影装置
JP2005223431A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Canon Inc 撮像装置
JP2008233712A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Casio Comput Co Ltd 手振れ補正装置及びプログラム
JP2014167644A (ja) * 2014-04-25 2014-09-11 Nikon Corp 交換レンズ、及びカメラシステム

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