JPH07199518A - マイクロカプセル化トナー及びかかるマイクロカプセル化トナーを用いて印刷した受像シートの再生方法 - Google Patents

マイクロカプセル化トナー及びかかるマイクロカプセル化トナーを用いて印刷した受像シートの再生方法

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JPH07199518A
JPH07199518A JP5348974A JP34897493A JPH07199518A JP H07199518 A JPH07199518 A JP H07199518A JP 5348974 A JP5348974 A JP 5348974A JP 34897493 A JP34897493 A JP 34897493A JP H07199518 A JPH07199518 A JP H07199518A
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Shinya Mayama
進也 間山
Yoshihiro Sato
祐弘 佐藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真法等による画像形成方法に使用され
た受像シートの脱墨、再生方法を提供し、又、従来の受
像シートを一度溶解する等の脱墨方法の有する問題点を
解決し、更に、如何なる受像シートをも簡便に再生する
ことが出来、しかもオフィスユースに十分利用可能な簡
易な受像シートの再生方法を提供すること。 【構成】 少なくとも、可逆的に発色及び消去可能な着
色剤を有する芯物質と、該芯物質を被覆する外郭形成用
樹脂からなる外郭物質とを有することを特徴とするマイ
クロカプセル化トナー、及びかかるマイクロカプセル化
トナーを用いて印刷した受像シートの再生方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法及び磁気記録法に用いられるマイクロカプセル化トナ
ー及びマイクロカプセル化トナーを用いて印刷された受
像シートの再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては、米国特許第
2,297,691号明細書、特公昭42−23910
号公報及び特公昭43−24748号公報に記載されて
いる様に、数多くの方法が知られているが、一般には光
導電性物質を利用して、種々の手段により感光体上に電
気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像
し、必要に応じて、紙及びフィルム等の受像シートにト
ナー画像を転写した後、加熱、加圧、加熱加圧或は溶剤
蒸発等によりトナー画像を定着させ、複写物を得るもの
である。
【0003】近年、上述した電子写真法を用いた複写機
は、単なる複写機といった事務処理用複写機ばかりでは
なく、コンピュータの出力としてのプリンター、或は個
人向けのパーソナルコピーという分野等においても広く
使用される様になってきている。この為、より小型化さ
れ、軽量化され且つ高速化された複写機やプリンターの
開発等が進み、それに伴って複写量が著しく増大する状
況にある。又、複写機等に使用される受像シートとして
は、現在のところその殆どが上質紙及びコート紙等とし
た通常の紙が使用されている。従って、今後更に情報量
が増大することを考慮すると、上質紙等の受像シートが
益々大量に使用される様になると思われるが、これは、
上質紙の原材料である木材の資源保護の観点からは好ま
しくない。
【0004】そこで、従来からプリンター用紙、或は複
写機用紙として使用されている受像シート等を簡便に再
生し、電子写真の画像形成に再提供することの出来る受
像シートの再生方法の開発が望まれている。受像シート
を再生する為の受像シート上の複写画像の脱墨方法とし
ては、例えば、特開平4−204747号公報に開示さ
れている様な複写画像上のトナーを有機溶剤等で溶解し
除去する方法、更にはトナー中の着色剤を光反応によっ
て消色する方法等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た複写画像の消去方法には、下記の様に満足出来ない点
があった。即ち、特開平4−204747号公報に開示
されている方法は、有機溶剤を必要とする為、労働環境
的に好ましくないという問題がある。トナー中の着色剤
を光反応により消去する方法では、複写画像の着色剤が
昼光下で経時的に劣化して画像濃度が低下してしまった
り、或は着色剤にシアニン染料を利用して赤外光線を照
射することによって化学的活性種を発生させる為、複写
画像の色味が青系統のものしか得られなかったり、又、
複写画像を消色した後にも、受像シート上にやや着色成
分が残ってしまったり、更には、消色機構にラジカル反
応を使用する場合には、消色過程で発生する化学種の安
全性が不明であるといった問題点がある。
【0006】又、以下に述べる様に、トナーを構成する
原材料に起因して、画像が形成された受像シートをうま
く再生することが出来ないという問題点もあった。即
ち、従来、トナーに使用される着色剤は、形成されるト
ナー画像の保存性を考慮して、耐候性及び褪色性等に優
れた染料及び顔料、具体的には、例えば、カーボンブラ
ック、アニリンブラック、アセチレンブラック、ナフト
ールイエロー、ハンザイイエロー、ローダミンレーキ、
アリザリンレーキ、ベンガラ、フタロシアニンブルー及
びインダンスレンブルー等が用いられている。
【0007】又、これらの着色剤は、トナー画像を定着
した後、画像の光学濃度を維持するのに必要且つ十分な
量で使用される。従って、この様な着色剤が含有された
従来のトナーを用いて形成されたトナー画像は、長期保
存に対する画像の耐久性においては極めて良好である
が、受像シートを再生する為に脱墨を行おうとすると、
受像シートを形成する繊維の隙間にトナー中のバインダ
ーやこれらの着色剤が強固に入り込んでしまう為、再生
する為には受像シートを一度溶解する等の処理を施して
脱墨せざるを得ない。この様な脱墨方法では極めて大規
模な工業設備を必要とし、トナー画像が形成されている
受像シートの回収から再生紙の製造に至る迄の工程は、
必ずしも省資源であるとはいえなかった。又、クリーン
ルーム等で使用される、合成紙等を紙化処理した高分子
シート等に対しては、上述した一度受像シートを溶解す
る脱墨方法を適用することは出来ないという問題点があ
った。
【0008】従って、本発明の目的は、電子写真法等に
よる画像形成方法に使用された受像シートの脱墨、再生
方法を提供することにある。本発明の目的は、従来の受
像シートを一度溶解する等の脱墨方法の有する問題点を
解決し、更に、如何なる受像シートをも簡便に再生する
ことが出来、しかもオフィスユースに十分利用可能な簡
易な受像シートの再生方法を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決する為に手段】上記の目的は、以下の本
発明によって達成される。即ち、本発明は、少なくと
も、可逆的に発色及び消去可能な着色剤を有する芯物質
と、該芯物質を被覆する外郭形成用樹脂からなる外郭物
質とを有することを特徴とするマイクロカプセル化トナ
ー、及びかかるマイクロカプセル化トナーを用いて印刷
した受像シートの再生方法である。
【0010】
【好ましい実施態様】以下に好ましい実施態様を挙げ
て、本発明を更に詳細に説明する。本発明のマイクロカ
プセル化トナーは、芯物質として、可逆的に発色及び消
去可能な着色剤を有することを特徴とし、本発明の受像
シートの再生方法は、かかるマイクロカプセル化トナー
を用い受像シートに画像を形成を行った後、マイクロカ
プセルを破壊して、露出した着色剤に消色剤を接触させ
ることにより、得られた画像を非可視化することを特徴
とする。
【0011】本発明のマイクロカプセル化トナーの芯物
質として含有される可逆的に発色及び消去可能な着色剤
としては、一般にロイコ染料といわれているものを使用
することが出来るが、その他の酸化還元染料若しくは顔
料を使用することが出来る。又、この様な着色剤を用
い、可逆的に発色及び消去可能なマイクロカプセル化ト
ナーを製造する方法としては、溶融混練法、造粒重合
法、マイクロカプセル化法を挙げることが出来る。上述
した方法のうち、特に、酸化還元性着色剤を含有させる
といった観点から、これらの着色剤は熱に弱い為、製造
時に高温が加えられる溶融混練法よりも、比較的温度条
件の温和な重合法及びマイクロカプセル化法が好ましく
用いられる。更に好ましくは、水溶性或いは油溶性のい
ずれの着色剤であっても良好に製造することが出来ると
いった点から、マイクロカプセル化法によって本発明の
マイクロカプセル化トナーを作製することが最も好適で
ある。
【0012】本発明のマイクロカプセル化トナーの芯物
質を構成する着色剤として使用されるロイコ染料として
は、具体的には、例えば、クリスタルバイオレットラク
トン、ジヒドロキナゾリンブルー、クロモノアナインド
リジンブルー、プリビンルブルー、及び下記構造式で示
されるフルオラン化合物といったものが挙げられる。
【0013】
【化1】
【0014】又、還元型の若しくはアルカリ性下の分子
構造で着色する染料として、具体的には、例えば、トリ
ス(2,2’−ビピリジン)鉄(II)イオン、フェノー
ルフタレイン、チモールフタレイン、キナルジンレッ
ド、β−ジニトロフェノール、α−ジニトロフェノー
ル、γ−ジニトロフェノール、p−ニトロフェノール、
m−ニトロフェノール、エチルビス(2,4−ジニトロ
フェニル)酢酸、p−クレゾールフタレイン、1,3,
5−トリニトロベンゼン、エリトロシンB、エオシン、
クロモトローブ酸、ジクロルフルオレッセイン、o−ク
マル酸及び2−ナフトールが挙げられる。
【0015】又、酸化型若しくは酸性下の分子構造で着
色する染料として、具体的には、例えば、ニュートラル
レッド、メチレンブルー、ジフェニルアミン、ジフェニ
ルベンジジン、ジフェニルアミン−4−スルホン酸、サ
フラニンT、インジゴモノスルホン酸、フェノサフラニ
ン、インジゴテトラスルホン酸、ナイルブルー、1−ナ
フトール−2−スルホン酸インドフェノール、2,6−
ジブロムフェノールインドフェノール、p−ニトロジフ
ェニルアミン、N−フェニルアントラニル酸、o,m’
−ジフェニルアミンジカルボン酸、o,o’−ジフェニ
ルアミンジカルボン酸、ヘキサメトキシレッド、メチル
グリーン、塩基性フクシン、酸性フクシン、クリスタル
バイオレット及びキニーネ等が挙げられる。かかる染料
及び顔料は、受像シート上で十分な画像濃度を与えるに
十分な含有量でマイクロカプセル内に添加されるが、好
ましくはマイクロカプセル化トナーの重量の0.5〜5
0重量%とする。
【0016】上述の着色剤を含有する芯物質を被覆し、
マイクロカプセル化トナーの外郭を構成する外郭形成用
樹脂としては、天然樹脂、或は合成樹脂の何れのものも
用いることが出来る。更に、樹脂は、熱可塑性樹脂、或
は熱硬化性樹脂の何れでもよい。かかる外郭形成用樹脂
として使用されるものは、具体的には、例えば、ポリ酢
酸ビニル、ポリ酢酸ビニル/セルロースアセテートブチ
レート、スチレン−マレイン酸共重合体、ベンジルセル
ロース、エチルセルロース、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、天然ゴム、ニトロセルトース、ケトン樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリアクリロニトリル−スチレン共重合体、
ポリ塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、エポ
キシ樹脂、ポリビニルホルマール、ポリビニルアルコー
ル、酢酸セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
セラック、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリサルホン、ヒドロキシプロピルセルロースフタレー
ト、フェニルシロキサンラダー高分子、スチレン−アク
リル酸エステル共重合体、スチレン−ビニルエーテル共
重合体、ポリウレタン樹脂等の合成樹脂、或いはゼラチ
ン、ガゼイン、卵アルブミン、アラビアゴム、カルボキ
シメチルセルロース、カラギーナン、デキストラン、タ
ンパク質及び多糖類等の天然樹脂を挙げることが出来
る。
【0017】又、本発明のマイクロカプセル化トナーの
製造にあたっては、従来公知の技術を使用することが出
来、具体的には、例えば、界面重合法、in−situ
法、液中硬化法、コアセルベーション法及びスプレード
ライ法等を挙げることが出来る。所定の芯物質と得られ
るマイクロカプセル化トナーの特性を最適化する様に、
これらの方法の中から適宜選択される。
【0018】更に、本発明のマイクロカプセル化トナー
には、所定の電気絶縁性及び摩擦帯電性という電気的特
性に加え、熱若しくは圧力の印加による受像シートに対
する定着性及び流動性を付与する必要がある。かかる特
性を十分に満足させる為に、本発明のマイクロカプセル
化トナーには、芯物質若しくは外郭形成用樹脂中に、例
えば、ワックス、磁性体粉末、帯電制御物質、シリカ微
粉末、タルク、酸化チタン、アルミナ粉末、二硫化モリ
ブデン、酸化マグネシウム及びステアリン酸マグネシウ
ム等を加えてもよい。
【0019】又、上記の様な構成のマイクロカプセル化
トナーは、単独で、若しくはキャリア粒子と混合される
ことによって現像剤組成物とされるが、該現像剤組成物
がキャリア粒子と混合される所謂2成分系現像剤である
場合には、キャリア粒子と上述したトナー成分との混合
比は、キャリア粒子に対してトナーが1〜50重量%の
範囲で混合されていることが好ましい。本発明に使用さ
れるキャリア粒子としては、具体的には、例えば、鉄、
ニッケル、コバルト、フェライト及びマグネタイト等
の、平均粒径10〜300μmの磁性材料を用いること
が出来るが、これらの磁性材料を外郭形成用樹脂中に分
散して使用することも出来る。
【0020】又、電子写真法に要求される電気特性、流
動性及び摩擦帯電特性等を満足させる為に、上述のキャ
リア粒子のコア表面にコート層を有するものであっても
よい。かかるコート剤としては、基本的には従来公知の
何れのものも使用することが出来るが、本発明で使用す
る現像剤組成物を好適に電子写真法に適合させ得るもの
であればよく、具体的には、例えば、スチレン−アクリ
ル共重合体、塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリエステル樹
脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹
脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂、石油樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリテト
ラフルオロエチレン樹脂、その他の溶剤可溶なパーフル
ロロ系樹脂、テトラフルオロエチレン−パーフロロアル
キルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン
−エチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレ
ン、クロロトリフルオロエチレン共重合体、ポリビニリ
デンフロライド、ポリメチルメタクリレート、セルロー
ス、メラミン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−ビニルエーテル共
重合体、ポリカーボネート樹脂、フェノール樹脂及びノ
ボラック樹脂等が挙げられる。
【0021】以下、本発明の受像シートの再生方法につ
いて説明する。本発明方法は、先ず、上記した本発明の
マイクロカプセル化トナーを含有する現像剤組成物を用
いて受像シート上に画像を形成し、次に、形成されてい
る画像上の着色剤に消色処理を行って、画像を非可視化
することにより、受像シートの再生を行う。本発明方法
に適用される受像シートとしては、電子写真法で従来使
用されている受像シート、具体的には、例えば、上質
紙、コート紙、合成紙及び上質紙と高分子フィルムとを
張り合せたもの等を使用することが出来る。
【0022】以下、本発明方法における画像形成から画
像消去に至るプロセスを細述する。本発明に使用される
電子写真法における画像形成プロセスとしては、既存の
プロセスを使用することが出来る。具体的には、例え
ば、本発明のマイクロカプセル化トナーを含有する1成
分系現像剤、或は2成分系現像剤を使用して画像を形成
した後、得られた画像を定着するプロセスである。画像
定着の際には、熱或は圧力定着を利用するプロセスの何
れであっても使用可能であるが、適用する所定のプロセ
スに応じた特性により、使用する現像剤組成物の組成及
び配合を選択し、調節することが出来る。
【0023】本発明では、上述した従来の画像形成プロ
セスの後に、画像が形成されている受像シートに消色処
理を行なって着色画像の非可視化を行なうことによりト
ナーを消色させるプロセスを加え、画像を非可視化し受
像シートの再生を図っている。消色処理は、画像上の着
色剤に消色剤を接触させることによって行なう。着色剤
と消色剤とを接触させる方法としては種々の方法がある
が、本発明で基本的には、トナー中に含有されているマ
イクロカプセルを破壊することによって、芯物質である
着色剤をカプセル外に露出させて、その後に消色剤を接
触させて、消色処理する。マイクロカプセルの破壊は、
圧力若しくは熱定着時に、圧力を利用して破壊してもよ
いし、加熱による軟化及び膨張等の物理的変化を利用し
て破壊してもよいし、加熱及び加圧を同時に利用して破
壊してもよいが、少なくとも消色剤と接触させる際に
は、破壊されているか或いは破壊されつつあることを要
す。
【0024】本発明に使用される消色剤は、基本的には
着色剤の酸化、或は還元状態を変化させることによっ
て、着色剤の色調を変化させるものである。かかる消色
剤としては、酸化性若しくは還元性の官能基を有する樹
脂として、具体的には、例えば、フェノール樹脂、ノボ
ラック樹脂、ポリパラヒドロキシスチレン、ポリアクリ
ル酸、ポリパラベンゼンスルホン酸、スチレン−アクリ
ル酸エステル−アクリル酸共重合体、スチレン−N−ア
クリロイルモルホリン共重合体等の他、N,N−ジメチ
ルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド、N,N−アクリルアミド、N
−イソプロピルアクリロアミド等のアクリル酸エステル
を共重合成分とする共重合体、ポリアミド樹脂、ポリウ
レタン樹脂、尿素樹脂及びメラミン樹脂等のプロトン受
容性の官能基を有する重合体が挙げられる。この他、カ
オリン等の酸性白土、ビスフェノールA及びフェノー
ル、酸性リン酸及びそのエステル等の酸性物質、或は適
当な塩基性物質を使用してもよい。これらの消色剤は、
マイクロカプセルの外郭形成用樹脂中に適宜混合して、
消色効果を向上させる様に使用してもよい。
【0025】又、本発明に使用される消色剤は必ずしも
固体である必要はなく、液体若しくは噴霧状で画像上に
適用されてもよい。又、例えば、図1に示す様にシート
状の支持体に上述の消色剤を接着、或はコートした消色
シートを作成し、消色にあたっては、該消色シートの消
色剤を有する面と、受像シートの印刷面とが接触する様
に互いに重ね合わせ、消色シート上を、ローラーによ
り、加熱若しくは加圧印加して消色処理することが可能
である。又、図2に示す様に、上述した消色剤をローラ
ーの表面層に含有した形態として使用することも出来
る。この場合には、画像が形成された受像シート上を、
かかるローラーで加熱、加圧若しくはその双方を印加し
て、画像を消色処理する機構を用いることも出来る。
【0026】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明方法を詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例によって限定されるも
のではない。 実施例1 撹拌機及び還流冷却管を取付けた1リットルの四口フラ
スコ中に、トルエン60g、スチレンモノマー、ジビニ
ルベンゼンモノマー及びn−ブチルアクリレートの混合
物1.0g(混合比 10:1:3)、低分子量ポリエ
チレン1.0g、過酸化ベンゾイル0.5gを加え、更
に、これにキナルジンレッド2.0g及びゼラチン2g
を添加した水−エタノール混合溶媒(混合比 8:2)
500mlを加えて乳化した。この乳化状態を保ちつ
つ、湯浴上で80℃で6時間加熱した。この結果、外郭
にポリスチレン−ジビニルベンゼン架橋体を有し、芯物
質に発色したキナルジンレッドを含有した赤色のマイク
ロカプセルを得た。得られたマイクロカプセルを、40
℃で蒸留水で十分にゼラチンを洗浄し、その水中懸濁物
をスプレードライして、本発明の赤色のマイクロカプセ
ル化トナーを得た。
【0027】実施例2 3リットルの四口フラスコに、スチレン−n−ブチルア
クリレート共重合体(共重合モル比 80:20、重量
平均分子量 30,000)を10%含有する塩化メチ
レン溶液200mlに、20重量%のエチルビス(2,
4−ジニトロフェニル)酢酸及び5重量%の酢酸ナトリ
ウムを含有する4%のポリビニルアルコールの水−エタ
ノール(混合比 80:20)混合溶液50mlを加え
て、乳化した。この乳化物に、1%ポリビニルアルコー
ル水溶液1,000mlを十分に撹拌しながら加えた。
次に、得られた乳化物を湯浴中で40℃に加熱して、塩
化メチレンを減圧、留去させて、スチレン−n−ブチル
アクリレート共重合体を10%含有し、青色に発色した
エチルビス(2,4−ジニトロフェニル)酢酸、及び5
重量%の酢酸ナトリウムを芯物質として含有する青色の
マイクロカプセルを得た。更に、得られたマイクロカプ
セルを、40℃で蒸留水で十分にポリビニルアルコール
を洗浄し、その水中懸濁物をスプレードライして、本発
明の青色のマイクロカプセル化トナーを得た。
【0028】実施例3 3リットルの四口フラスコに、スチレンーn−ブチルア
クリレート共重合体(共重合モル比 80:20、重量
平均分子量 30,000)を10%含有する塩化メチ
レン溶液200mlに5重量%のクロモトローブ酸及び
4%のゼラチンの水溶液50mlを加えて、乳化した。
更に、この乳化物に1%のゼラチン水溶液1000ml
を十分に撹拌しながら加えた。次に、得られた乳化物を
湯浴中で40℃に加熱して、塩化メチレンを減圧及び留
去させ、スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体を
10%含有し、青色に発色したクロモトローブ酸を芯物
質として含有するマイクロカプセルを得た。得られたマ
イクロカプセルを、40℃で蒸留水で十分にゼラチンを
洗浄し、その水中懸濁物をスプレードライして、本発明
の青色のマイクロカプセル化トナーを得た。
【0029】実施例4 実施例1で得られた赤色のマイクロカプセル化トナー
に、シリカ微粉末で外添を施した。この外添したトナー
5重量%に、アクリル樹脂で被覆した粒径100μmの
フェライトキャリア95重量%を混合して、現像剤組成
物を製造した。この現像剤組成物を用いて、キヤノン製
複写機NP−5000改造機で画像出し試験を行ったと
ころ、明瞭な赤色の画像が得られた。次いで、下記組成
を有する消色剤を、ワイヤーバーを用いて上質紙に塗布
した後、乾燥させて消色シートを得た。 ・プロピレングリコールモノメチルエーテル 90重量% ・フェノールノボラック樹脂 8重量% ・パラトルエンスルホン酸 2重量% 前記した工程で得られた赤色の複写画像面15と、上記
で得られた消色シート12の消色剤塗布面が接する様
に、図1に示す如く重ね合わせ、60℃に加熱されたス
テンレス製圧力定着用加圧ローラー11で加熱、加圧処
理を施した。その結果、受像シート14上で赤色に発色
していた染料が酸化されて無色となり、複写画像は非可
視化され、受像シートが再生された。
【0030】実施例5 実施例2で得られた赤色のマイクロカプセル化トナー
に、シリカ微粉末を外添した。外添を施したマイクロカ
プセル化トナー5重量%に、アクリル樹脂で被覆した粒
径100μmのフェライトキャリア95重量%を混合
し、現像剤組成物を製造した。この現像剤組成物を用い
て、キヤノン製複写機NP−5000改造機で画像出し
試験を行ったところ、明瞭な赤色の画像が得られた。次
いで、下記組成を有する消色剤を金属製の圧力定着ロー
ルに浸漬塗布し、乾燥後、消色ローラーを得た。 ・プロピレングリコールモノメチルエーテル 60重量% ・フェノールノボラック樹脂 35重量% ・パラトルエンスルホン酸 5重量% 図2に示す如く、前記した工程で得られた赤色の複写画
像面23と、消色ローラー21の消色剤塗布面22とが
接する様に、消色ローラーをステンレスロールを有する
圧力定着機に装着して、60℃に加熱して、加熱及び加
圧処理を施した。その結果、受像シート24上で赤色に
発色していた染料が酸化されて無色となり、複写画像は
非可視化されて、受像シートが再生された。
【0031】実施例6 実施例3で得られた青色のマイクロカプセル化トナー
に、シリカ微粉末を外添した。外添を施したトナー5重
量%に、アクリル樹脂で被覆した粒径100μmのフェ
ライトキャリア95重量%を混合し、現像剤組成物を製
造した。この現像剤組成物を用いて、キヤノン製複写機
NP−5000改造機で画像出し試験を行ったところ、
明瞭な青色の画像が得られた。次いで、下記組成を有す
る消色剤を、ステンレス製の圧力定着ロールに浸漬塗布
し、乾燥後、消色ローラーを得た。 ・プロピレングリコールモノメチルエーテル 60重量% ・フェノールノボラック樹脂 35重量% ・パラトルエンスルホン酸 5重量% 図2に示す如く、前記した工程で得られた青色の複写画
像面23と、消色ローラー21の消色剤塗布面が互いに
接する様に、消色ローラー21を圧力ローラーに装着
し、消色ローラーを60℃に加熱して、加熱及び加圧処
理を行った。その結果、受像シート24上で青色に発色
していた染料は酸化されて無色となり、複写画像は非可
視化され、受像シートが再生された。
【0032】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、如
何なる受像シートにおいても簡便に脱墨することが出
来、十分に再利用可能な再生受像シートが提供される。
又、本発明によれば、溶剤等を使用することなく、又、
消色機構にラジカル反応を使用しない為、安全に且つ着
色成分を残すことなく受像シートが再生される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロカプセル化トナーを消色する
方法の一例を示す概略図である。
【図2】本発明のマイクロカプセル化トナーを消色する
方法の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
11、21、25:ローラー 12:消色シート 13:消色剤 14、24:受像シート 15、23:トナー画像 20:消色剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 578

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、可逆的に発色及び消去可能
    な着色剤を有する芯物質と、該芯物質を被覆する外郭形
    成用樹脂からなる外郭物質とを有することを特徴とする
    マイクロカプセル化トナー。
  2. 【請求項2】 着色剤として、ロイコ染料及び酸化還元
    染料又は顔料を使用する請求項1に記載のマイクロカプ
    セル化トナー。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のマイクロカプセル化ト
    ナーを用いて受像シートの画像形成を行った後、マイク
    ロカプセルを破壊して、露出した着色剤と消色剤と接触
    させることにより、得られた画像を非可視化することを
    特徴とする受像シートの再生方法。
  4. 【請求項4】 消色剤として、酸化性若しくは還元性の
    官能基を有する樹脂を用いる請求項3に記載の受像シー
    トの再生方法。
  5. 【請求項5】 消色剤を接着或はコートしたシート上の
    支持体と、受像シート上に形成された画像とを重ね合わ
    せることにより画像を消色処理する請求項3に記載の受
    像シートの再生方法。
  6. 【請求項6】 消色剤を表面層に含有させたローラーを
    用いて、受像シート上に形成された画像を加熱、加圧又
    は加熱加圧印加することにより画像を消色処理する請求
    項3に記載の受像シートの再生方法。
  7. 【請求項7】 画像形成方法に電子写真法を使用した請
    求項3に記載の受像シートの再生方法。
JP5348974A 1993-12-28 1993-12-28 マイクロカプセル化トナー及びかかるマイクロカプセル化トナーを用いて印刷した受像シートの再生方法 Pending JPH07199518A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112010003927T5 (de) 2009-10-05 2012-12-27 Kao Corporation Polyesterharz für Toner

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112010003927T5 (de) 2009-10-05 2012-12-27 Kao Corporation Polyesterharz für Toner
US8921021B2 (en) 2009-10-05 2014-12-30 Kao Corporation Polyester resin for toner

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