JPH07201074A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JPH07201074A
JPH07201074A JP5353677A JP35367793A JPH07201074A JP H07201074 A JPH07201074 A JP H07201074A JP 5353677 A JP5353677 A JP 5353677A JP 35367793 A JP35367793 A JP 35367793A JP H07201074 A JPH07201074 A JP H07201074A
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勝 高山
Toshiki Aoi
利樹 青井
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守 宇佐美
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多くの人間がほぼ完全な黄金色と識別でき、
しかもその色調が長期にわたって保たれる外観を有する
光ディスクを、安価で提供する。 【構成】 透明基板2上に、波長450〜800nmにお
いて80%以上の反射率を示す金属反射層4を有し、こ
の上に、着色剤を含む色調制御層6を有し、色調制御層
6の波長λ(nm)における光透過率T(%)が、 700≦λ≦800のとき80≦T、 600≦λ≦700のとき30≦T≦90、 450≦λ≦500のときT≦60 である光ディスク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク等の再生専用光ディ
スクでは、透明基板にピット部を設け、この上にAlや
Au等の金属反射層を設ける。また、記録材料に有機色
素を用いた追記型の光記録ディスクでは、記録層上にA
u等の高反射率金属からなる金属反射層を設ける。ま
た、光磁気ディスクでは、通常、記録層上に誘電体膜を
介して金属反射層を設ける。そして、これらの光ディス
クの金属反射層上には、通常、樹脂製トップコート層を
設ける。
【0003】Auは高反射率を示すが、高価である。A
gは反射率が高く、Auより安価であるため、AuをA
gで代用することもできるが、AgはAuに比べ色調が
高級感に劣り、特に、黄金色をデザインの一部とする場
合にはAgでの代用は不可能である。このため、金属反
射層にAu以外の高反射率金属を用い、かつ黄金色の色
調を得る方法が求められている。
【0004】従来より、銅系の合金が黄金色に類似した
色を呈することは知られているが、銅合金は酸化物、塩
化物を作りやすく、耐食性に問題がある。例えば、銅合
金を80℃、80%RHで1000時間保存すると、黄
金色を呈しなくなってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、多くの人間
がほぼ完全な黄金色と識別でき、しかもその色調が長期
にわたって保たれる外観を有する光ディスクを、安価で
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(7)の発明によって達成される。 (1)透明基板上に金属反射層を有し、この金属反射層
が、波長450〜800nmにおいて80%以上の反射率
を示し、この金属反射層上に、着色剤を含む色調制御層
を有し、前記色調制御層の波長λ(nm)における光透過
率T(%)が、 700≦λ≦800のとき80≦T、 600≦λ≦700のとき30≦T≦90、 450≦λ≦500のときT≦60 であることを特徴とする光ディスク。 (2)前記着色剤が、アゾ顔料、アゾ染料、アニリンブ
ラック、アリザリンレーキ、アルカリブルー、アントラ
ノン系顔料、アントラノン系染料、イソインドリン顔
料、イソインドリノン顔料、カーボンブラック、キナク
リドン顔料、キノフタロン顔料、キノフタロン染料、ジ
オキサンジン顔料、ジクロルキノキサリン系染料、スチ
リル系分散染料、チオインジゴ系顔料、トリアジン系反
応染料、ニトロジフェニルアミン系分散染料、ニトロソ
顔料、ビニルスルホン系反応染料、ピリミジン系反応染
料、ピロコリン系顔料、フタロシアニン顔料、フルオル
ビン系顔料、ブロムアクリルアミド系染料、ペリノン顔
料、ペリレン顔料、ホスホン酸系反応染料、金属錯塩ア
ゾメチン顔料、染付けレーキ、二官能基反応染料および
複合型反応染料から選択される少なくとも1種を含む上
記(1)の光ディスク。 (3)前記色調制御層の厚さが1〜50μm である上記
(1)または(2)の光ディスク。 (4)銀を80〜100原子%含む領域が、前記金属反
射層の表面から40nm以上の深さまで存在する上記
(1)〜(3)のいずれかの光ディスク。 (5)前記色調制御層が、紫外線硬化型樹脂を含む塗膜
を硬化したものである上記(1)〜(4)のいずれかの
光ディスク。 (6)前記金属反射層と前記色調制御層との間に、ほぼ
透明な中間保護層を有する上記(1)〜(5)のいずれ
かの光ディスク。 (7)前記色調制御層上に、ほぼ透明な上部保護層を有
する上記(1)〜(6)のいずれかの光ディスク。
【0007】
【作用および効果】本発明の光ディスクでは、上記のよ
うな反射率を示す金属反射層の上に、上記のような光透
過率を有する色調制御層を有するため、金属反射層側か
ら見たときに、多数の人に金であると映るような色調を
呈する。本発明で用いる色調制御層は耐食性が良好なた
め、黄金色の色調が長期にわたって保たれる。本発明で
は、Auを用いる必要がなく、しかも、前記色調制御層
は塗布法により形成できるため、本発明の光ディスクは
低コストで製造することができる。
【0008】金属反射層にAgを用いる場合、色調制御
層中の顔料や染料の影響により金属反射層が腐食しやす
くなるが、金属反射層と色調制御層との間にほぼ透明な
中間保護層を設ければ、このような腐食を抑えることが
できる。
【0009】
【具体的構成】以下、この出願の発明の具体的構成につ
いて詳細に説明する。
【0010】本発明の光ディスクは、透明基板上に金属
反射層と色調制御層とをこの順で有する。透明基板は樹
脂やガラスから構成され、記録光や再生光は透明基板の
下側から照射される。本発明では、金属反射層の下から
基板までの構成に特に制限はなく、上記した再生専用光
ディスクや光記録ディスク等の各種光ディスクに適用す
ることができる。本発明の光ディスクの構成例を図1に
示す。図1に示す光ディスクは、透明基板2上に、有機
色素を含む記録層3、金属反射層4、ほぼ透明な中間保
護層5、色調制御層6、ほぼ透明な上部保護層7を有す
る追記型光記録ディスクである。
【0011】本発明で用いる金属反射層は、波長450
〜800nmの範囲すべてにおいて、80%以上の反射率
を示すものである。このような金属反射層を用いない場
合には、色調制御層を設けても黄金色を呈しなくなる。
【0012】金属反射層に用いる金属は特に限定されな
いが、例えば、コンパクトディスクなどに用いられてい
るAl反射層では、反射率が80%未満となる領域が波
長450〜800nmの範囲に存在するので、本発明では
用いることができない。本発明では、銀色系の金属、特
に銀を主体とする金属または合金を用いることが好まし
い。銀を主体とするとは、銀の含有率が80〜100原
子%、特に85〜100原子%であることが好ましい。
そして、このような銀を主体とする領域は、表面から少
なくとも40nm以上の深さまでの領域に存在することが
好ましい。例えば、金属反射層として銀膜を用いる場
合、銀膜の厚さは、通常、40nm〜0.5mm程度とすれ
ばよい。
【0013】色調制御層は、着色剤を含有し、波長λ
(nm)における光透過率T(%)は、 700≦λ≦800のとき80≦T、 600≦λ≦700のとき30≦T≦90、 450≦λ≦500のときT≦60 である。各波長域における反射率がこの範囲を外れる
と、上記した金属反射層の表面に色調制御層を設けたと
きに、黄金色に近似した色調を得ることができなくな
る。450nm未満、500nm超600nm未満、および8
00nm超のλにおけるTについては制限がないことが確
認されている。本発明によれば、上記した金属反射層表
面に、このような透過率色スペクトルを示す色調制御層
を設けさえすれば、多数の人は黄金色と評価する。この
ような事実は予想外のことであった。
【0014】各波長域における光透過率は、透明基板表
面に色調制御層を形成し、この色調制御層の光透過率を
測定して求める。このとき、透明基板には、波長450
〜800nmの範囲すべてにおいて80%以上の光透過率
を示すもの(例えば、ガラス板や樹脂板など)を用い、
色調制御層は、前記金属反射層表面に形成するときと同
じ条件で形成する。
【0015】また、色調制御層の波長450〜800nm
における反射率は、20%以下であることが好ましい。
【0016】色調制御層に用いる着色剤としては、アゾ
顔料、アゾ染料、アニリンブラック、アリザリンレー
キ、アルカリブルー、アントラノン系顔料、アントラノ
ン系染料、イソインドリン顔料、イソインドリノン顔
料、カーボンブラック、キナクリドン顔料、キノフタロ
ン顔料、キノフタロン染料、ジオキサンジン顔料、ジク
ロルキノキサリン系染料、スチリル系分散染料、チオイ
ンジゴ系顔料、トリアジン系反応染料、ニトロジフェニ
ルアミン系分散染料、ニトロソ顔料、ビニルスルホン系
反応染料、ピリミジン系反応染料、ピロコリン系顔料、
フタロシアニン顔料、フルオルビン系顔料、ブロムアク
リルアミド系染料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、ホス
ホン酸系反応染料、金属錯塩アゾメチン顔料、染付けレ
ーキ、二官能基反応染料および複合型反応染料から選択
される少なくとも1種が好ましい。上記顔料および染料
は様々な色調を示す。例えば、同じアゾ顔料であっても
黄色系の色調を示すものや赤色系の色調を示すものなど
がある。本発明では、上記した光透過率が得られるよう
に、これらの顔料および染料から適宜選択すればよい
が、特に、上記顔料および染料のうち、黄色系の色調を
示すものを用いるか、これに加え、赤色系の色調を示す
ものおよび/または墨色または藍色系の色調を示すもの
を加えて用いることが好ましい。
【0017】上記顔料および染料のうち、黄色系の色調
を示すものを包含するのは、アゾ顔料、アゾ染料、染付
けレーキ、ピリミジン系反応染料、ニトロジフェニルア
ミン系分散染料、アントラノン系顔料、アントラノン系
染料、ジオキサンジン顔料、フルオルビン系顔料、ピロ
コリン系顔料、ニトロソ顔料、アリザリンレーキ、金属
錯塩アゾメチン顔料であり、赤色系の色調を示すものを
包含するのは、アゾ顔料、アゾ染料、キノフタロン顔
料、キノフタロン染料、イソインドリン顔料、ペリレン
顔料、キナクリドン顔料、イソインドリノン顔料、チオ
インジゴ系顔料、ペリノン顔料、スチリル系分散染料で
あり、墨色または藍色系の色調を示すものを包含するの
は、アニリンブラック、カーボンブラック、アルカリブ
ルー、ビニルスルホン系反応染料、トリアジン系反応染
料、ジクロルキノキサリン系染料、ホスホン酸系反応染
料、ブロムアクリルアミド系染料、複合型反応染料、二
官能基反応染料、フタロシアニン顔料である。
【0018】なお、本明細書において、黄色系の色調と
は、肉眼で、青黄、中黄、赤黄と識別される色調のこと
である。そして、黄色系の色調を示す顔料や染料を単体
で含む膜は、通常、550〜600nmの波長域にピーク
を有する反射スペクトルを示す。また、赤色系の色調と
は、肉眼で、オレンジ、明るい赤、赤、紅、牡丹色と識
別される色調のことである。そして、赤色系の色調を示
す顔料や染料を単体で含む膜は、通常、600〜700
nmの波長域にピークを有する反射スペクトルを示す。ま
た、墨色または藍色系の色調とは、肉眼で、黒色、青
色、群青色、緑色と識別される色調のことである。そし
て、墨色または藍色系の色調を示す顔料や染料を単体で
含む膜は、通常、可視光波長の全域で反射がほぼゼロで
あるか、400〜550nmの波長域にピークを有する反
射スペクトルを示す。
【0019】本発明において、顔料および染料の好まし
い組み合わせとしては、ホスタバームイエローH3G
(黄色系アゾ顔料)とクロモフタルレッドBRN(赤色
系キナクリドン顔料)との組み合わせが挙げられ、この
組み合わせに、さらにカーボンブラックまたはフタロシ
アニンブルーを添加したものも好ましい。また、ジスア
ゾ系顔料とイソインドリノン系顔料との組み合わせ、こ
の組み合わせにさらにカーボンブラックを添加したも
の、ジスアゾ系顔料とアントラキノン系顔料との組み合
わせ、この組み合わせにさらにカーボンブラックを添加
したものなども好ましい。
【0020】なお、本発明で用いる顔料は、平均粒子径
が15μm 以下であることが好ましい。
【0021】色調制御層の厚さは特に限定されないが、
通常、1〜50μm とすることが好ましい。本発明で
は、色調制御層を通過し金属反射層表面で反射した光
を、再び色調制御層を通過させることにより擬似黄金色
とするので、色調制御層が薄すぎても厚すぎても、透過
光を黄金色に近似させることが難しくなる。
【0022】色調制御層は、塗布法により形成する。具
体的には、上記した着色剤を含む塗料を金属反射層表面
あるいは中間保護層表面に塗布することにより色調制御
層を形成する。色調制御層の強度を高くするためには、
塗布液にアクリル系やエポキシ系等の紫外線硬化型樹脂
を含ませ、塗布後に紫外線等により硬化することが好ま
しい。塗料調製に用いる溶剤は特に限定されないが、例
えば、酢酸エチル、MEK、キシレンなどが好ましい。
なお、塗布液には、必要に応じ、粘度調整用として光反
応性モノマー等を添加してもよい。塗布法は特に限定さ
れず、金属反射層の形状や色調制御層の厚さなどの各種
条件に応じて、スクリーン印刷、スプレー塗布等の方法
を適宜選択すればよい。塗布液の粘度は、塗布方法など
に応じて適宜決定すればよい。
【0023】色調制御層は金属反射層表面に直接形成し
てもよいが、金属反射層の劣化を防ぐためには、図1に
示すように、金属反射層4と色調制御層6との間にほぼ
透明な中間保護層5を形成することが好ましい。中間保
護層のλ=450〜800nmでのnおよびkは、n=
1.0〜3.0、k=0.001〜2.0程度であるこ
とが好ましく、その膜厚は通常2〜5000nm程度とす
ることが好ましい。また、色調制御層6の上には、図示
するようにほぼ透明な上部保護層7を設けることが好ま
しい。中間保護層および上部保護層には、紫外線硬化型
樹脂の硬化膜などを用いればよい。
【0024】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0025】<実施例1>1.6μm ピッチの連続グル
ーブを転写したポリカーボネート基板上に、シアニン色
素を塗布して乾燥し、記録層とした。記録層の厚さは、
基板の平滑領域において200nmとした。この記録層上
に、スパッタ法により厚さ100nmのAg膜を形成し、
金属反射層とした。金属反射層上に、紫外線硬化型樹脂
を含む組成物を塗布して紫外線により硬化し、厚さ6μ
m の中間保護層を形成した。中間保護層上に、「UV
OPTシリーズ 透明黄色」(帝国インキ製造株式会社
製)100重量部とカーボンブラック1重量部とを含む
塗膜をシルクスクリーン印刷により形成した。「UV
OPTシリーズ 透明黄色」は、ジスアゾ系顔料(ジス
アゾイエローH10G)7重量%とUV OPTクリヤ
ー(ウレタンアクリレートオリゴマーとアセトフェノン
系光開始剤とを含む)93重量%とからなるものであ
る。次いで、1J/cm2 の紫外線照射により塗膜を硬化し
て、厚さ10μmの色調制御層とした。さらに、色調制
御層上に中間層と同様な樹脂膜を形成して上部保護層と
し、光ディスクサンプルNo. 1を得た。
【0026】また、中間保護層を設けなかった以外はサ
ンプルNo. 1と同様にして、サンプルNo. 2を作製し
た。
【0027】次に、CD信号を転写したポリカーボネー
ト基板上に、スパッタ法により厚さ100nmのAg膜を
形成し、金属反射層とした。この金属反射層上に中間保
護層、色調制御層および上部保護層を順次形成して、光
ディスクサンプルNo. 3とした。中間保護層および上部
保護層はサンプルNo. 1と同様とした。色調制御層は、
着色トップコート剤(大日本インキ製SDエロー11)
をスピンコートにより塗布し、紫外線により硬化して形
成した。色調制御層の厚さは6μm とした。
【0028】また、中間保護層を設けなかった以外はサ
ンプルNo. 3と同様にして、サンプルNo. 4を作製し
た。
【0029】次に、上記各サンプルの金属反射層をAu
膜とした比較サンプルを作製し、上記各サンプルと各比
較サンプルとを交互に5回、各種年齢層の男女200人
の被験者に見せたところ、94%の被験者がすべてのサ
ンプルをAu膜であると判断した。
【0030】サンプルNo. 1の色調制御層の光透過率を
図2に示す。光透過率は、波長450〜800nmにおけ
る光透過率が80%以上のポリカーボネート基板の表面
に、サンプルNo. 1と同じ厚さの色調制御層を形成し、
これについて測定した。図2に示されるように、この色
調制御層の透過率Tは、 700≦λ≦800のとき80≦T、 600≦λ≦700のとき30≦T≦90、 450≦λ≦500のときT≦60 を満足している。なお、サンプルNo. 3に用いた色調制
御層の透過率分布も、上記条件を満足していた。
【0031】この他、(a)ジスアゾ系顔料(サンドリ
ンイエローH3G)とイソインドリノン系顔料(イルガ
ジンオレンジBLT)との組み合わせ、(b)ジスアゾ
系顔料(ジスアゾイエローHR)とイソインドリノン系
顔料(イルガジンレッド2BLT)とカーボンブラック
との組み合わせ、(c)ジスアゾ系顔料(ジスアゾイエ
ロー87)とアントラキノン系顔料(クロモフタルレッ
ドA3B)との組み合わせ、(d)ジスアゾ系顔料(ジ
スアゾイエローH10G)とアントラキノン系顔料(ジ
アントラキノニルレッド)とカーボンブラックとの組み
合わせを用いた場合でも、を色調制御層に用いた場合で
も、上記実施例と同様な色調が得られ、また、色調制御
層の光透過率は、本発明範囲内のものであった。なお、
これらの組み合わせでは、黄色系:赤色系:墨色または
藍色系=7:1:1(重量比)とした。
【0032】また、この他、表1に示す組み合わせでも
Au膜に極めて近い色調を呈する塗膜が得られた。
【0033】
【表1】
【0034】<実施例2>実施例1で作製したサンプル
No. 1〜2に、CD−R記録機(パイオニア社製RPD
−1000)によりサンプルNo. 3〜4と同じCD信号
を記録した。次いで、サンプルNo. 1〜4を、80℃、
80%RHの恒温恒湿槽で200時間保存し、保存前後
のブロック・エラー・レート(BLER)を比較した。
なお、各サンプルとも、上部保護層を形成していないも
のを用いた。結果を以下に示す。BLERのCD規格値
は220count/s 以下である。
【0035】 サンプル BLER(count/s) No. 初期 保存後 1 0.8 1.0 2 0.8 460 3 0.3 2.5 4 0.3 300
【0036】この結果から、金属反射層と色調制御層と
の間に中間保護層を設けることにより、信頼性が著しく
向上することがわかる。以上の結果から、本発明の効果
が明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクの構成例を示す断面図であ
る。
【図2】実施例における色調制御層の透過光スペクトル
を示すグラフである。
【符号の説明】
2 透明基板 3 記録層 4 金属反射層 5 中間保護層 6 色調制御層 7 上部保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇佐美 守 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に金属反射層を有し、この金
    属反射層が、波長450〜800nmにおいて80%以上
    の反射率を示し、この金属反射層上に、着色剤を含む色
    調制御層を有し、前記色調制御層の波長λ(nm)におけ
    る光透過率T(%)が、 700≦λ≦800のとき80≦T、 600≦λ≦700のとき30≦T≦90、 450≦λ≦500のときT≦60 であることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記着色剤が、 アゾ顔料、 アゾ染料、 アニリンブラック、 アリザリンレーキ、 アルカリブルー、 アントラノン系顔料、 アントラノン系染料、 イソインドリン顔料、 イソインドリノン顔料、 カーボンブラック、 キナクリドン顔料、 キノフタロン顔料、 キノフタロン染料、 ジオキサンジン顔料、 ジクロルキノキサリン系染料、 スチリル系分散染料、 チオインジゴ系顔料、 トリアジン系反応染料、 ニトロジフェニルアミン系分散染料、 ニトロソ顔料、 ビニルスルホン系反応染料、 ピリミジン系反応染料、 ピロコリン系顔料、 フタロシアニン顔料、 フルオルビン系顔料、 ブロムアクリルアミド系染料、 ペリノン顔料、 ペリレン顔料、 ホスホン酸系反応染料、 金属錯塩アゾメチン顔料、 染付けレーキ、 二官能基反応染料および複合型反応染料から選択される
    少なくとも1種を含む請求項1の光ディスク。
  3. 【請求項3】 前記色調制御層の厚さが1〜50μm で
    ある請求項1または2の光ディスク。
  4. 【請求項4】 銀を80〜100原子%含む領域が、前
    記金属反射層の表面から40nm以上の深さまで存在する
    請求項1〜3のいずれかの光ディスク。
  5. 【請求項5】 前記色調制御層が、紫外線硬化型樹脂を
    含む塗膜を硬化したものである請求項1〜4のいずれか
    の光ディスク。
  6. 【請求項6】 前記金属反射層と前記色調制御層との間
    に、ほぼ透明な中間保護層を有する請求項1〜5のいず
    れかの光ディスク。
  7. 【請求項7】 前記色調制御層上に、ほぼ透明な上部保
    護層を有する請求項1〜6のいずれかの光ディスク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0958130A (ja) * 1995-06-16 1997-03-04 Mitsui Toatsu Chem Inc 光記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0958130A (ja) * 1995-06-16 1997-03-04 Mitsui Toatsu Chem Inc 光記録媒体

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