JPH0720300A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
- Publication number
- JPH0720300A JPH0720300A JP5160902A JP16090293A JPH0720300A JP H0720300 A JPH0720300 A JP H0720300A JP 5160902 A JP5160902 A JP 5160902A JP 16090293 A JP16090293 A JP 16090293A JP H0720300 A JPH0720300 A JP H0720300A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- probe
- light
- photoconductive film
- transparent electrode
- light receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】小型で高分解能の撮像装置を提供する。
【構成】所定の電磁波13を透過させる透明電極51と
該電極上に形成された光導電膜52とで受光部材31を
構成する。そして、走査手段34によって導電性を有す
る探針32を前記光導電膜に接触させたまま該光導電膜
上で走査させ、透明電極と探針との間に流れる電流を電
流測定手段36で測定する。強度分布検出手段37は、
受光部材上の探針の位置と、前記電流測定手段で測定さ
れた該位置における透明電極と探針との間に流れる電流
値とに基づいて受光部材に照射された電磁波の強度分布
を求め、これを電磁波の画像とする。
該電極上に形成された光導電膜52とで受光部材31を
構成する。そして、走査手段34によって導電性を有す
る探針32を前記光導電膜に接触させたまま該光導電膜
上で走査させ、透明電極と探針との間に流れる電流を電
流測定手段36で測定する。強度分布検出手段37は、
受光部材上の探針の位置と、前記電流測定手段で測定さ
れた該位置における透明電極と探針との間に流れる電流
値とに基づいて受光部材に照射された電磁波の強度分布
を求め、これを電磁波の画像とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光の集光度テストに使
用される機器やX線顕微鏡、X線縮小露光等のX線光学
機器に使用される撮像装置に関する。
用される機器やX線顕微鏡、X線縮小露光等のX線光学
機器に使用される撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像装置の一種として光電変換を利用し
た光導電形撮像管(ビジコン形撮像管)が知られてい
る。この光導電形撮像管は、透明電極とこの電極上に形
成された光電変換を行なう光導電体からなる膜(以下、
光導電膜という)とを有する。光導電膜は、光(電磁
波)が照射されていないときはほとんど導電性がない
(抵抗率が1012Ωcm以上)が、光が照射されると抵抗が
下がって導電性を示すものが用いられる。このような光
導電膜は、赤外光からX線までの光の波長に応じて種々
の異なる材料が用いられ、例えば、三硫化アンチモン、
セレン化カドミウム、珪素、無定型セレン、酸化鉛など
の材料が使用されている。
た光導電形撮像管(ビジコン形撮像管)が知られてい
る。この光導電形撮像管は、透明電極とこの電極上に形
成された光電変換を行なう光導電体からなる膜(以下、
光導電膜という)とを有する。光導電膜は、光(電磁
波)が照射されていないときはほとんど導電性がない
(抵抗率が1012Ωcm以上)が、光が照射されると抵抗が
下がって導電性を示すものが用いられる。このような光
導電膜は、赤外光からX線までの光の波長に応じて種々
の異なる材料が用いられ、例えば、三硫化アンチモン、
セレン化カドミウム、珪素、無定型セレン、酸化鉛など
の材料が使用されている。
【0003】ここで、光導電形撮像管の撮像過程を説明
する。前記透明電極をカソード(例えば電子銃のフィラ
メント)に対して正の電位(数10V程度)に設定する。
この状態で透明電極と反対側の光導電膜に電子ビームを
照射すると、光導電膜表面に負電荷が帯電していく。電
子ビームの照射面がカソードの電位(0V)まで低下す
ると電子はそれ以上光導電膜に入らなくなる。この時、
光導電膜の両面(透明電極側の面とカソード側の面)の
間には数10V程度の電位差が生じる。透明電極を通して
光導電膜に光が照射されると、入射した光の強度に応じ
て画素に相当する光導電膜の各部の抵抗が変化し、光電
変換による光電流が流れる。光導電膜の1画素について
みると、この画素はコンデンサと抵抗を有する等価回路
を構成する。そして、この等価回路についてみた場合、
画素に電子ビームが照射されるとコンデンサが充電され
ることになり、光導電膜の表面の電位がカソードの電位
に低下する。一方、電子ビームが照射されていないとき
はコンデンサが放電することになる。このとき、照射さ
れる光の光量によって抵抗が変化するため、明るい画素
は速く放電して表面電位が高くなり、暗い画素はほとん
ど放電せず電位がわずかに上昇する。電子ビームを走査
してこの画素にビームを照射すると、表面の電位は0V
に下がる。その際、電子は光導電膜に流入し電流が発生
する。この電流は光電流に比例するので、入射光の光量
に対応した出力(信号)を取り出すことができる。光が
照射されていない部分では光電変換が起きないので、電
子は光導電膜に流入できず、その手前のグリッドに吸収
されるので信号は得られない。このように、電流(信
号)の有無で光の入射の有無が分かり、電流の値を検出
すれば光の強さ(光量)が分かる。こうして電子ビーム
の照射によって入射光の光量に応じた出力を得ることが
でき、これにより光の像(画像)が検出される。
する。前記透明電極をカソード(例えば電子銃のフィラ
メント)に対して正の電位(数10V程度)に設定する。
この状態で透明電極と反対側の光導電膜に電子ビームを
照射すると、光導電膜表面に負電荷が帯電していく。電
子ビームの照射面がカソードの電位(0V)まで低下す
ると電子はそれ以上光導電膜に入らなくなる。この時、
光導電膜の両面(透明電極側の面とカソード側の面)の
間には数10V程度の電位差が生じる。透明電極を通して
光導電膜に光が照射されると、入射した光の強度に応じ
て画素に相当する光導電膜の各部の抵抗が変化し、光電
変換による光電流が流れる。光導電膜の1画素について
みると、この画素はコンデンサと抵抗を有する等価回路
を構成する。そして、この等価回路についてみた場合、
画素に電子ビームが照射されるとコンデンサが充電され
ることになり、光導電膜の表面の電位がカソードの電位
に低下する。一方、電子ビームが照射されていないとき
はコンデンサが放電することになる。このとき、照射さ
れる光の光量によって抵抗が変化するため、明るい画素
は速く放電して表面電位が高くなり、暗い画素はほとん
ど放電せず電位がわずかに上昇する。電子ビームを走査
してこの画素にビームを照射すると、表面の電位は0V
に下がる。その際、電子は光導電膜に流入し電流が発生
する。この電流は光電流に比例するので、入射光の光量
に対応した出力(信号)を取り出すことができる。光が
照射されていない部分では光電変換が起きないので、電
子は光導電膜に流入できず、その手前のグリッドに吸収
されるので信号は得られない。このように、電流(信
号)の有無で光の入射の有無が分かり、電流の値を検出
すれば光の強さ(光量)が分かる。こうして電子ビーム
の照射によって入射光の光量に応じた出力を得ることが
でき、これにより光の像(画像)が検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光導電形撮像管
は電子銃から出射されるビームを光導電膜に照射してい
たが、通常の電子銃はその寸法が比較的大きいため、こ
の光導電形撮像管は長さが約 100〜200mm になってい
た。しかし、このような撮像管を顕微鏡などの観察装置
における撮像手段として用いる場合、小型化した方が装
置の構成上配置の自由度が増すので有利であり、また、
撮像手段として組み込む装置の軽量化、小型化も達成で
きる。そのため、分解能を損なうことなく小型化された
撮像手段が望まれていた。また、撮像手段としては分解
能(空間分解能)はできるだけ高い方が好ましい。光導
電形撮像管では電子ビームによって光導電膜を走査し、
ビームの照射位置とこの位置で検出された電流値に基づ
いて受光した光の像を得るので分解能は電子ビームのビ
ーム径に依存する。従来の光導電形撮像管は電子銃のビ
ーム径が数十ミクロンオーダーほどであるため、撮像管
の分解能も数十ミクロンオーダーになる。分解能を高め
るにはビーム径を小さくすればよいが、そのためにはビ
ームを絞り込む電磁レンズの性能を向上させるなど電子
銃の改良が必要になる。しかし、そのような改良を行な
うと電子銃部分の大型化が避けられず、撮像手段自体も
大型化するという問題が生じる。本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、小型で高分解能の撮像装置
を提供することを目的とする。
は電子銃から出射されるビームを光導電膜に照射してい
たが、通常の電子銃はその寸法が比較的大きいため、こ
の光導電形撮像管は長さが約 100〜200mm になってい
た。しかし、このような撮像管を顕微鏡などの観察装置
における撮像手段として用いる場合、小型化した方が装
置の構成上配置の自由度が増すので有利であり、また、
撮像手段として組み込む装置の軽量化、小型化も達成で
きる。そのため、分解能を損なうことなく小型化された
撮像手段が望まれていた。また、撮像手段としては分解
能(空間分解能)はできるだけ高い方が好ましい。光導
電形撮像管では電子ビームによって光導電膜を走査し、
ビームの照射位置とこの位置で検出された電流値に基づ
いて受光した光の像を得るので分解能は電子ビームのビ
ーム径に依存する。従来の光導電形撮像管は電子銃のビ
ーム径が数十ミクロンオーダーほどであるため、撮像管
の分解能も数十ミクロンオーダーになる。分解能を高め
るにはビーム径を小さくすればよいが、そのためにはビ
ームを絞り込む電磁レンズの性能を向上させるなど電子
銃の改良が必要になる。しかし、そのような改良を行な
うと電子銃部分の大型化が避けられず、撮像手段自体も
大型化するという問題が生じる。本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、小型で高分解能の撮像装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、本発
明では、所定の電磁波を透過させる透明電極と該電極上
に形成された光導電膜とを有する受光部材、導電性を有
する探針、該探針を、前記受光部材の光導電膜に接触さ
せた状態で該光導電膜上で走査させる走査手段、前記透
明電極と探針との間に流れる電流を測定する電流測定手
段、および前記受光部材上の前記探針の位置と前記電流
測定手段で測定された該位置における前記透明電極と探
針との間に流れる電流値とに基づいて、前記受光部材に
照射された電磁波の強度分布を求める強度分布検出手段
とで撮像装置を構成した(請求項1)。また、探針の走
査時の前記探針と光導電膜との接触圧を所定の値で維持
できるように、前記探針を導電性を有する可撓体に設置
するとともに、該可撓体に光を照射する照射手段、前記
可撓体で反射した光を受光する受光手段および前記可撓
体を前記受光部材の方向に移動させる移動手段とを設け
た(請求項2)。
明では、所定の電磁波を透過させる透明電極と該電極上
に形成された光導電膜とを有する受光部材、導電性を有
する探針、該探針を、前記受光部材の光導電膜に接触さ
せた状態で該光導電膜上で走査させる走査手段、前記透
明電極と探針との間に流れる電流を測定する電流測定手
段、および前記受光部材上の前記探針の位置と前記電流
測定手段で測定された該位置における前記透明電極と探
針との間に流れる電流値とに基づいて、前記受光部材に
照射された電磁波の強度分布を求める強度分布検出手段
とで撮像装置を構成した(請求項1)。また、探針の走
査時の前記探針と光導電膜との接触圧を所定の値で維持
できるように、前記探針を導電性を有する可撓体に設置
するとともに、該可撓体に光を照射する照射手段、前記
可撓体で反射した光を受光する受光手段および前記可撓
体を前記受光部材の方向に移動させる移動手段とを設け
た(請求項2)。
【0006】
【作用】本発明では、光(電磁波)の像の読み出しに際
し、電子ビームで光導電膜上を走査する代わりに導電性
を有する鋭利な探針を光導電膜に接触させて走査する。
そして、探針と膜との間に流れる電流(または電圧)を
測定し、これら測定値と測定位置から照射された光(電
磁波)の強度分布を求め、これを光の像(画像)とす
る。本発明によれば、空間分解能は探針の先端半径に依
存する。探針の製作に際しては、原子間力顕微鏡(AFM
)の探針製作技術を用いることができ、これによって
探針の先端半径は0.01〜0.1 μmとすることが可能であ
る。そのため、本発明の撮像装置ではサブミクロンオー
ダーの空間分解能が得られ、従来よりも分解能が向上す
る。図2は、本発明の撮像原理を説明する概略構成図で
ある。以下、図2をもとに本発明の作用を説明する。
し、電子ビームで光導電膜上を走査する代わりに導電性
を有する鋭利な探針を光導電膜に接触させて走査する。
そして、探針と膜との間に流れる電流(または電圧)を
測定し、これら測定値と測定位置から照射された光(電
磁波)の強度分布を求め、これを光の像(画像)とす
る。本発明によれば、空間分解能は探針の先端半径に依
存する。探針の製作に際しては、原子間力顕微鏡(AFM
)の探針製作技術を用いることができ、これによって
探針の先端半径は0.01〜0.1 μmとすることが可能であ
る。そのため、本発明の撮像装置ではサブミクロンオー
ダーの空間分解能が得られ、従来よりも分解能が向上す
る。図2は、本発明の撮像原理を説明する概略構成図で
ある。以下、図2をもとに本発明の作用を説明する。
【0007】受光部材(以下、ターゲットという)20
1は、観測したい光に対して十分な透過率を有するフェ
ースプレート202と、このプレートの一方の面上に形
成された透明電極203と、この電極上に形成された光
導電体からなる膜(光導電膜)204とで構成される。
なお、前記ターゲットの構成は従来のビジコンと同様の
ものである。撮像前に、まず、電源206により透明電
極203に正の電圧を印可する。電圧を印加する際は、
電源206を用いて探針205が透明電極203に対し
て負の電位となるように設定し、この探針205を光導
電膜204の表面に接触させたまま走査する。これによ
り、光導電膜204の表面に電子が注入されて、導電膜
204の両面(透明電極側の面と探針側の面)間に電位
差が生じる。このとき、フェースプレート202側から
光(電磁波)207を照射すると光導電膜204におい
て内部光電効果が生じて光が吸収され、移動可能な電子
とホールとが形成される。この電子は光導電膜204中
を移動して透明電極203に入り込む。一方、前記ホー
ルは透明電極203とは反対側に移動し光導電膜204
表面の電子と結合する。その結果、光導電膜204のフ
ェースプレート202側表面の電荷が放電されたことに
なる。光207がさらに入射すると放電量が増えて電位
が上昇する。
1は、観測したい光に対して十分な透過率を有するフェ
ースプレート202と、このプレートの一方の面上に形
成された透明電極203と、この電極上に形成された光
導電体からなる膜(光導電膜)204とで構成される。
なお、前記ターゲットの構成は従来のビジコンと同様の
ものである。撮像前に、まず、電源206により透明電
極203に正の電圧を印可する。電圧を印加する際は、
電源206を用いて探針205が透明電極203に対し
て負の電位となるように設定し、この探針205を光導
電膜204の表面に接触させたまま走査する。これによ
り、光導電膜204の表面に電子が注入されて、導電膜
204の両面(透明電極側の面と探針側の面)間に電位
差が生じる。このとき、フェースプレート202側から
光(電磁波)207を照射すると光導電膜204におい
て内部光電効果が生じて光が吸収され、移動可能な電子
とホールとが形成される。この電子は光導電膜204中
を移動して透明電極203に入り込む。一方、前記ホー
ルは透明電極203とは反対側に移動し光導電膜204
表面の電子と結合する。その結果、光導電膜204のフ
ェースプレート202側表面の電荷が放電されたことに
なる。光207がさらに入射すると放電量が増えて電位
が上昇する。
【0008】この状態で、再度、電源206によって透
明電極203に対し負の電位となるように設定された探
針205を光導電膜204表面に接触させて走査する
と、放電された画素に相当する部分の光導電膜204で
は、探針205を通じてこの光導電膜204に電子が注
入される。その結果、透明電極203と探針205によ
って構成されるコンデンサに電流が流れ込む。また、こ
の電流によって、信号出力端子209で検出される電圧
が降下する。電流測定手段208で測定される電流の値
あるいは信号出力端子209で測定される電圧の降下量
は、光導電膜204の表面に注入された電荷量に比例す
る。つまり、光の照射によって放電された電荷量が多け
れば電流値または降下量は大きくなり、放電された電荷
が少なければ小さくなる。従って、電流の値または電圧
の降下量(以下、両者を「測定値」という)の少なくと
も一方を測定すれば、接触位置近傍に入射したX線の強
度が分かる。従って、光207が照射されている状態で
探針205を光導電膜204に接触させて走査するとと
もに、探針205と光導電膜204の接触点とこの接触
点で測定された前記測定値とを対応させれば、入射した
光207の強度分布を求めることができる。この強度分
布は、ターゲット201に入射した光207に含まれる
情報(画像)に相当する。
明電極203に対し負の電位となるように設定された探
針205を光導電膜204表面に接触させて走査する
と、放電された画素に相当する部分の光導電膜204で
は、探針205を通じてこの光導電膜204に電子が注
入される。その結果、透明電極203と探針205によ
って構成されるコンデンサに電流が流れ込む。また、こ
の電流によって、信号出力端子209で検出される電圧
が降下する。電流測定手段208で測定される電流の値
あるいは信号出力端子209で測定される電圧の降下量
は、光導電膜204の表面に注入された電荷量に比例す
る。つまり、光の照射によって放電された電荷量が多け
れば電流値または降下量は大きくなり、放電された電荷
が少なければ小さくなる。従って、電流の値または電圧
の降下量(以下、両者を「測定値」という)の少なくと
も一方を測定すれば、接触位置近傍に入射したX線の強
度が分かる。従って、光207が照射されている状態で
探針205を光導電膜204に接触させて走査するとと
もに、探針205と光導電膜204の接触点とこの接触
点で測定された前記測定値とを対応させれば、入射した
光207の強度分布を求めることができる。この強度分
布は、ターゲット201に入射した光207に含まれる
情報(画像)に相当する。
【0009】本発明で用いるターゲットの構成および材
質は、ビジコン等の光導電形撮像管で用いられていたも
のを使用できる。用いる光(電磁波)の波長等に応じて
適宜設定することが可能である。なお、光導電膜204
に蓄積された正電荷は拡散によって広がる傾向にある
が、ビデオレート(1/30秒/画面)程度の速さで微小
電極を走査する場合は特に問題とならない。
質は、ビジコン等の光導電形撮像管で用いられていたも
のを使用できる。用いる光(電磁波)の波長等に応じて
適宜設定することが可能である。なお、光導電膜204
に蓄積された正電荷は拡散によって広がる傾向にある
が、ビデオレート(1/30秒/画面)程度の速さで微小
電極を走査する場合は特に問題とならない。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるX線顕微鏡
の構成を示す概略図である。このX線顕微鏡は、X線源
11、試料(図示せず)を保持する試料ホルダ12、X
線源11から発したX線13を前記試料に集光する照明
用ゾーンプレート14、照明用ゾーンプレート14と試
料ホルダ12との間に配置されたピンホール15、撮像
手段30、前記試料を透過したX線13を撮像手段30
に集光(結像)させる結像用ゾーンプレート16とを備
えている。また、X線13の光路を所定の真空度に維持
する真空容器と排気手段(ともに図示せず)とを備えて
いる。
の構成を示す概略図である。このX線顕微鏡は、X線源
11、試料(図示せず)を保持する試料ホルダ12、X
線源11から発したX線13を前記試料に集光する照明
用ゾーンプレート14、照明用ゾーンプレート14と試
料ホルダ12との間に配置されたピンホール15、撮像
手段30、前記試料を透過したX線13を撮像手段30
に集光(結像)させる結像用ゾーンプレート16とを備
えている。また、X線13の光路を所定の真空度に維持
する真空容器と排気手段(ともに図示せず)とを備えて
いる。
【0011】撮像手段30は、ターゲット31、探針3
2、先端に探針32が設けられた可撓性を有するカンチ
レバー33、アクチュエータ34、電圧印加手段35、
電流測定手段36、制御手段37、およびCRT38を
備えている。本実施例ではX線に含まれる像を撮像する
ことになるので、ターゲット31の構成をX線に対応さ
せてある。
2、先端に探針32が設けられた可撓性を有するカンチ
レバー33、アクチュエータ34、電圧印加手段35、
電流測定手段36、制御手段37、およびCRT38を
備えている。本実施例ではX線に含まれる像を撮像する
ことになるので、ターゲット31の構成をX線に対応さ
せてある。
【0012】ターゲット31は、厚さ 0.3mmのBe(ベリ
リウム)板51と、このBe板51上に蒸着したPbO (酸
化鉛)からなる光導電膜52により構成される。光導電
膜52の厚さは0.1 〜1μmとなるようにすればよい。
PbO の代わりに三硫化アンチモン、セレン化カドミウ
ム、珪素、無定型セレン等を用いてもよい。Be板51は
X線を透過する金属であり、ターゲット31におけるフ
ェースプレートと透明電極の2つの機能を有するもので
ある。なお、Beの他にAlなども使用することができる。
ターゲット31は、Be板51がX線13の入射側に位置
するように設置される。
リウム)板51と、このBe板51上に蒸着したPbO (酸
化鉛)からなる光導電膜52により構成される。光導電
膜52の厚さは0.1 〜1μmとなるようにすればよい。
PbO の代わりに三硫化アンチモン、セレン化カドミウ
ム、珪素、無定型セレン等を用いてもよい。Be板51は
X線を透過する金属であり、ターゲット31におけるフ
ェースプレートと透明電極の2つの機能を有するもので
ある。なお、Beの他にAlなども使用することができる。
ターゲット31は、Be板51がX線13の入射側に位置
するように設置される。
【0013】探針32とカンチレバー33は、図4に示
すように一体に形成されている。そして、これら探針3
2とレバー33は、SiN (シリコンナイトライド)から
なる芯体401と、この芯体401表面に形成された厚
さ1nmのNiCr合金からなる膜403と、NiCr合金膜40
3上に形成された厚さ 390nmのAuの膜402とで構成さ
れている。芯体401は、原子間力顕微鏡(AFM )で用
いるカンチレバーおよび探針と同様にリソグラフィー技
術を用いて作製した。芯体401にはSiN の他にSiO
2(二酸化ケイ素)を用いることもできる。NiCr合金膜
403は、芯体401とAuの膜402との接着性を上げ
るために設けたもので、芯体との接着性がよい導電性物
質を用いる場合は設けなくてもよい。これら、NiCr合金
膜403およびAuの膜402は、ともに蒸着法によって
成膜した。カンチレバー33は、長さが 300μm、バネ
定数が 0.1N/mとなるように作製した。また、探針3
2はその先端半径が0.01〜 0.1μmとなるように作製し
た。カンチレバー33は、アクチュエータ34に取り付
けてある。
すように一体に形成されている。そして、これら探針3
2とレバー33は、SiN (シリコンナイトライド)から
なる芯体401と、この芯体401表面に形成された厚
さ1nmのNiCr合金からなる膜403と、NiCr合金膜40
3上に形成された厚さ 390nmのAuの膜402とで構成さ
れている。芯体401は、原子間力顕微鏡(AFM )で用
いるカンチレバーおよび探針と同様にリソグラフィー技
術を用いて作製した。芯体401にはSiN の他にSiO
2(二酸化ケイ素)を用いることもできる。NiCr合金膜
403は、芯体401とAuの膜402との接着性を上げ
るために設けたもので、芯体との接着性がよい導電性物
質を用いる場合は設けなくてもよい。これら、NiCr合金
膜403およびAuの膜402は、ともに蒸着法によって
成膜した。カンチレバー33は、長さが 300μm、バネ
定数が 0.1N/mとなるように作製した。また、探針3
2はその先端半径が0.01〜 0.1μmとなるように作製し
た。カンチレバー33は、アクチュエータ34に取り付
けてある。
【0014】電圧印加手段35は、探針32とBe板51
との間に所定の電圧を印加する。探針32とBe板51と
の間に流れる電流値が大きいと探針32の損傷、発熱等
が起こり、信号の検出精度が低下する恐れがある。これ
を防ぐには、探針32とBe板51間に流れる電流の値を
小さくするとよい。本実施例では電圧印加手段35によ
って印加する電圧を調整し、流れる電流値がnA〜μA の
範囲内となるようにした。
との間に所定の電圧を印加する。探針32とBe板51と
の間に流れる電流値が大きいと探針32の損傷、発熱等
が起こり、信号の検出精度が低下する恐れがある。これ
を防ぐには、探針32とBe板51間に流れる電流の値を
小さくするとよい。本実施例では電圧印加手段35によ
って印加する電圧を調整し、流れる電流値がnA〜μA の
範囲内となるようにした。
【0015】電流測定手段36は、Be板51と探針32
との間に流れる電流を測定する。なお、電流を測定する
代わりに電圧降下量を測定してもよい。その場合は、光
(X線)の照射前に電圧印加手段35で印加した電圧の
値からの電圧降下量を測定してX線の強度を求める。ア
クチュエータ34は、カンチレバー33をXYZ方向に
移動させる。本実施例のアクチュエータ34は、チュー
ブスキャナ型と呼ばれる図3に示すような構成とした。
このアクチュエータ34は、円筒状の圧電セラミックス
300の外周面にX方向走査用の圧電素子に対する電極
301a、301bおよびY方向走査用の圧電素子に対
する電極302a、302bが、それぞれX方向同士、
Y方向同士で対向するように設けられている。圧電セラ
ミックス300の内周面には、各電極301a、301
b、302a、302bに対する共通電極303が設け
られている。X、Y方向に走査するときは、それぞれの
方向の各電極間に大きさが同じで符号の異なる電位を印
加する。また、Z方向に移動させる時は、正負どちらか
一方の電圧を設定してこの電圧をX、Y全ての外周面の
各電極と共通電極303との間にそれぞれ等しく印加す
ることで、素子をZ方向に伸縮させる。本実施例では、
アクチュエータ34によって、光導電膜52と探針32
とを接触させた状態で探針32を光導電膜52(ターゲ
ット31)に対して移動させる。このアクチュエータ3
4により、X線13がターゲット31に照射された領域
で探針32を任意の範囲で走査させることができる。探
針32を走査する移動速度および走査範囲は、制御手段
37からアクチュエータ34に送られる走査信号(3角
波)の周波数と振幅を変えることで設定できる。
との間に流れる電流を測定する。なお、電流を測定する
代わりに電圧降下量を測定してもよい。その場合は、光
(X線)の照射前に電圧印加手段35で印加した電圧の
値からの電圧降下量を測定してX線の強度を求める。ア
クチュエータ34は、カンチレバー33をXYZ方向に
移動させる。本実施例のアクチュエータ34は、チュー
ブスキャナ型と呼ばれる図3に示すような構成とした。
このアクチュエータ34は、円筒状の圧電セラミックス
300の外周面にX方向走査用の圧電素子に対する電極
301a、301bおよびY方向走査用の圧電素子に対
する電極302a、302bが、それぞれX方向同士、
Y方向同士で対向するように設けられている。圧電セラ
ミックス300の内周面には、各電極301a、301
b、302a、302bに対する共通電極303が設け
られている。X、Y方向に走査するときは、それぞれの
方向の各電極間に大きさが同じで符号の異なる電位を印
加する。また、Z方向に移動させる時は、正負どちらか
一方の電圧を設定してこの電圧をX、Y全ての外周面の
各電極と共通電極303との間にそれぞれ等しく印加す
ることで、素子をZ方向に伸縮させる。本実施例では、
アクチュエータ34によって、光導電膜52と探針32
とを接触させた状態で探針32を光導電膜52(ターゲ
ット31)に対して移動させる。このアクチュエータ3
4により、X線13がターゲット31に照射された領域
で探針32を任意の範囲で走査させることができる。探
針32を走査する移動速度および走査範囲は、制御手段
37からアクチュエータ34に送られる走査信号(3角
波)の周波数と振幅を変えることで設定できる。
【0016】制御手段37は、アクチュエータ34を所
定の方向に駆動制御するとともに、ターゲット31(光
導電膜52)上での探針32の位置と、この位置での電
流測定手段36による測定結果とを対応させて、ターゲ
ット31に照射されたX線13の強度分布を求める。C
RT38は、求めた強度分布をX線13に含まれる画像
(試料像)として画面上に表示する。
定の方向に駆動制御するとともに、ターゲット31(光
導電膜52)上での探針32の位置と、この位置での電
流測定手段36による測定結果とを対応させて、ターゲ
ット31に照射されたX線13の強度分布を求める。C
RT38は、求めた強度分布をX線13に含まれる画像
(試料像)として画面上に表示する。
【0017】本実施例の撮像手段30には、カンチレバ
ー33の曲がり具合(探針32の変位)を測定する探針
変位測定系が設けてあり、探針32を一定圧力( 0.1μ
N程度)で光導電膜52表面に接触できるようにしてあ
る。この探針と光導電膜との接触圧は、探針32の走査
によって光導電膜52が傷まないように、0.1 μN以下
とすることが好ましい。探針変位測定系は、カンチレバ
ー33における探針32の近傍に設けられた反射面33
aに、測定光61としてレーザ光を照射するレーザ光源
(図示せず)、反射面a33で反射した測定光61を検
出するための光検出手段62、およびこの光検出手段6
2の出力からカンチレバー33のたわみ量(変位量)を
検出し、このたわみ量が所定量となるように(光検出手
段62の出力がある値となるように)制御手段37を介
してアクチュエータ34をZ方向に駆動させるフィード
バックアンプを備えたZ方向制御手段63により構成さ
れている。光検出手段62としては、2分割フォトディ
テクタを用いた。この変位測定系においては、測定光6
1を探針32の反射面33aに照射し、その反射光を2
分割フォトディテクタ(光検出手段)62で受けてその
差動出力から探針32の変位を検出することができる。
ここで検出された変位量は探針32と光導電膜52間の
接触圧に対応するので、変位量が一定となるようにフィ
ードバック制御を行えば前記接触圧が一定となり、探針
32と光導電膜52との接触状態を安定させることがで
きる。変位測定系は、サブナノメートル程度の分解能を
有することが望ましい。このような測定系としては、本
実施例で用いたカンチレバー33の反射面33aに測定
光62を照射する構成の他に、反射面33aへの照射光
とその反射光とを干渉させて探針32の変位を測定する
構成や、レバー33の背面にSTM(走査型トンネル顕
微鏡)の探針を配置してこのSTMの探針とレバー33
との間に流れるトンネル電流を測定して変位を測定する
構成等を用いることができる。なお、この探針変位測定
系は、走査中、常に探針32を一定の力で光導電膜52
表面に接触させておくことができるならば設けなくても
よい。ただし、この変位測定系を設けることで、光導電
膜52と探針32とを接触させる際に両者が衝突して破
損するのを防止できる利点がある。
ー33の曲がり具合(探針32の変位)を測定する探針
変位測定系が設けてあり、探針32を一定圧力( 0.1μ
N程度)で光導電膜52表面に接触できるようにしてあ
る。この探針と光導電膜との接触圧は、探針32の走査
によって光導電膜52が傷まないように、0.1 μN以下
とすることが好ましい。探針変位測定系は、カンチレバ
ー33における探針32の近傍に設けられた反射面33
aに、測定光61としてレーザ光を照射するレーザ光源
(図示せず)、反射面a33で反射した測定光61を検
出するための光検出手段62、およびこの光検出手段6
2の出力からカンチレバー33のたわみ量(変位量)を
検出し、このたわみ量が所定量となるように(光検出手
段62の出力がある値となるように)制御手段37を介
してアクチュエータ34をZ方向に駆動させるフィード
バックアンプを備えたZ方向制御手段63により構成さ
れている。光検出手段62としては、2分割フォトディ
テクタを用いた。この変位測定系においては、測定光6
1を探針32の反射面33aに照射し、その反射光を2
分割フォトディテクタ(光検出手段)62で受けてその
差動出力から探針32の変位を検出することができる。
ここで検出された変位量は探針32と光導電膜52間の
接触圧に対応するので、変位量が一定となるようにフィ
ードバック制御を行えば前記接触圧が一定となり、探針
32と光導電膜52との接触状態を安定させることがで
きる。変位測定系は、サブナノメートル程度の分解能を
有することが望ましい。このような測定系としては、本
実施例で用いたカンチレバー33の反射面33aに測定
光62を照射する構成の他に、反射面33aへの照射光
とその反射光とを干渉させて探針32の変位を測定する
構成や、レバー33の背面にSTM(走査型トンネル顕
微鏡)の探針を配置してこのSTMの探針とレバー33
との間に流れるトンネル電流を測定して変位を測定する
構成等を用いることができる。なお、この探針変位測定
系は、走査中、常に探針32を一定の力で光導電膜52
表面に接触させておくことができるならば設けなくても
よい。ただし、この変位測定系を設けることで、光導電
膜52と探針32とを接触させる際に両者が衝突して破
損するのを防止できる利点がある。
【0018】以下、本実施例のX線顕微鏡による撮像過
程について説明する。まず、観察したい試料(図示せ
ず)を試料ホルダ12に収納する。次に、X線13の光
路が所定の真空度になるように前記排気手段を用いて真
空容器(図示せず)内を排気する。撮像手段30では、
アクチュエータ34を駆動してカンチレバー33をZ方
向に移動させ、探針32をターゲット31の光導電膜5
2表面に接触させる。その際、前記探針変位測定系を用
いて探針32が光導電膜52に接触したことを検出し、
接触した位置からさらに約5μm程探針32をターゲッ
ト31側に移動させて、探針32と光導電膜52との間
に約 0.1μNの力が働くようにした。この後、電圧印加
手段35を用いて探針32がBe板51に対して数十mV〜
数V低くなるような電圧を印加するとともに、制御手段
37によりアクチュエータ34を駆動して、探針32を
光導電膜52表面で走査する。これにより、光導電膜5
2の両面(Be板51側の面と探針32側の面)間に所定
の電位差が生じる。そして、この状態でX線源11から
X線13を出射する。
程について説明する。まず、観察したい試料(図示せ
ず)を試料ホルダ12に収納する。次に、X線13の光
路が所定の真空度になるように前記排気手段を用いて真
空容器(図示せず)内を排気する。撮像手段30では、
アクチュエータ34を駆動してカンチレバー33をZ方
向に移動させ、探針32をターゲット31の光導電膜5
2表面に接触させる。その際、前記探針変位測定系を用
いて探針32が光導電膜52に接触したことを検出し、
接触した位置からさらに約5μm程探針32をターゲッ
ト31側に移動させて、探針32と光導電膜52との間
に約 0.1μNの力が働くようにした。この後、電圧印加
手段35を用いて探針32がBe板51に対して数十mV〜
数V低くなるような電圧を印加するとともに、制御手段
37によりアクチュエータ34を駆動して、探針32を
光導電膜52表面で走査する。これにより、光導電膜5
2の両面(Be板51側の面と探針32側の面)間に所定
の電位差が生じる。そして、この状態でX線源11から
X線13を出射する。
【0019】X線源11から出射したX線13は、照明
用ゾーンプレート14で集光され、ピンホール15を通
過して単色化されて試料ホルダ12に保持された試料を
照射する。試料を透過して発散するX線13は、結像用
ゾーンプレート16によって集光されてターゲット31
(Be板51)上に入射する。入射したX線13は、前記
試料の構造等を反映した映像情報をX線の強度分布とし
て含んでいる。X線13をターゲット31(Be板51)
に照射した状態で制御手段37によりアクチュエータ3
4を駆動する。アクチュエータ34の駆動によりカンチ
レバー33が所定の方向に移動するので、レバー33の
先端に設けられた探針32は、光導電膜52表面上を走
査する。探針32の走査領域は、あらかじめ制御手段3
7により設定しておき、アクチュエータ34はこの設定
に基づいて探針32が所定領域内を走査するようにカン
チレバー33を移動させる。なお、図1には示していな
いが、制御手段37から出力されたアクチュエータ34
の駆動信号は、D/A変換された後増幅されてアクチュ
エータ34に入力されるものとする。電流測定手段36
は、探針32による光導電膜52上での走査位置(接触
位置)において探針32とBe板51との間に流れる電流
値を測定し、この結果を制御手段37に出力する。この
電流値を示す信号は、プリアンプ(図示せず)で増幅さ
れた後、A/D変換器(図示せず)でA/Dされてから
制御手段37に入力するものとする。制御手段37は、
電流測定手段36から入力した電流値と、この値が測定
されたターゲット31(光導電膜52)における探針3
2の位置からターゲット31に照射されているX線13
の強度分布を求め、この結果をCRT38に出力する。
CRT38は、制御手段37から送られたX線13の強
度分布をX線13が含む試料の像として画面上にグレー
スケール表示する。
用ゾーンプレート14で集光され、ピンホール15を通
過して単色化されて試料ホルダ12に保持された試料を
照射する。試料を透過して発散するX線13は、結像用
ゾーンプレート16によって集光されてターゲット31
(Be板51)上に入射する。入射したX線13は、前記
試料の構造等を反映した映像情報をX線の強度分布とし
て含んでいる。X線13をターゲット31(Be板51)
に照射した状態で制御手段37によりアクチュエータ3
4を駆動する。アクチュエータ34の駆動によりカンチ
レバー33が所定の方向に移動するので、レバー33の
先端に設けられた探針32は、光導電膜52表面上を走
査する。探針32の走査領域は、あらかじめ制御手段3
7により設定しておき、アクチュエータ34はこの設定
に基づいて探針32が所定領域内を走査するようにカン
チレバー33を移動させる。なお、図1には示していな
いが、制御手段37から出力されたアクチュエータ34
の駆動信号は、D/A変換された後増幅されてアクチュ
エータ34に入力されるものとする。電流測定手段36
は、探針32による光導電膜52上での走査位置(接触
位置)において探針32とBe板51との間に流れる電流
値を測定し、この結果を制御手段37に出力する。この
電流値を示す信号は、プリアンプ(図示せず)で増幅さ
れた後、A/D変換器(図示せず)でA/Dされてから
制御手段37に入力するものとする。制御手段37は、
電流測定手段36から入力した電流値と、この値が測定
されたターゲット31(光導電膜52)における探針3
2の位置からターゲット31に照射されているX線13
の強度分布を求め、この結果をCRT38に出力する。
CRT38は、制御手段37から送られたX線13の強
度分布をX線13が含む試料の像として画面上にグレー
スケール表示する。
【0020】なお、撮像時の探針を走査する間、前記探
針変位測定系によりカンチレバー33のたわみ量が一定
となるように制御し、探針32を常に一定の接触圧で光
導電膜52に接触させるようにしてもよい。ただし、カ
ンチレバー33の反射面33aに測定光61としてレー
ザ光を照射するため、このレーザ光がターゲット31に
照射されるX線13の強度分布の測定に影響を与えない
ように注意する必要がある。
針変位測定系によりカンチレバー33のたわみ量が一定
となるように制御し、探針32を常に一定の接触圧で光
導電膜52に接触させるようにしてもよい。ただし、カ
ンチレバー33の反射面33aに測定光61としてレー
ザ光を照射するため、このレーザ光がターゲット31に
照射されるX線13の強度分布の測定に影響を与えない
ように注意する必要がある。
【0021】本実施例における撮像手段30は、それ自
身の最大長さが約25mmであり、従来のビジコンの平均的
な長さ( 100〜200 mm)よりも小さくすることができ
た。そのため、この撮像手段30を組み込んだX線顕微
鏡自体も小型化することができた。また、サブミクロン
オーダーの空間分解能が得られ、X線の波長で決まる分
解能を損なうことなく像を観察することができた。
身の最大長さが約25mmであり、従来のビジコンの平均的
な長さ( 100〜200 mm)よりも小さくすることができ
た。そのため、この撮像手段30を組み込んだX線顕微
鏡自体も小型化することができた。また、サブミクロン
オーダーの空間分解能が得られ、X線の波長で決まる分
解能を損なうことなく像を観察することができた。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の撮像装置によれ
ば、電子ビームを用いる光導電形撮像管よりも高い空間
分解能を得ることができる。また、装置を小型化するこ
とができる。そのため、従来の光導電形撮像管に比較し
て、高分解能で小型化された撮像装置を提供することが
できる。
ば、電子ビームを用いる光導電形撮像管よりも高い空間
分解能を得ることができる。また、装置を小型化するこ
とができる。そのため、従来の光導電形撮像管に比較し
て、高分解能で小型化された撮像装置を提供することが
できる。
【図1】は、本発明の一実施例を示すX線顕微鏡の概略
構成図である。
構成図である。
【図2】は、本実施例で用いた撮像手段の構成を示す概
略図である。
略図である。
【図3】は、本実施例のアクチュエータの構成を示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図4】は、カンチレバーの構成を示す概略断面図であ
る。
る。
13 X線(電磁波) 30 撮像手段 31 ターゲット 32 探針 33 カンチレバー 34 アクチュエータ 35 電圧印加手段 36 電流測定手段 37 制御手段(強度分布検出手段) 38 CRT 51 ベリウム板 52 光導電膜 61 測定光 62 光検出手段 63 Z方向制御手段 201 光導電ターゲット 202 フェースプレート 203 透明電極 204 光導電膜 205 探針 206 電源 207 光(電磁波) 208 電流測定手段 209 信号出力端子
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の電磁波を透過させる透明電極と該
電極上に形成された光導電膜とを有する受光部材、導電
性を有する探針、該探針を、前記受光部材の光導電膜に
接触させた状態で該光導電膜上で走査させる走査手段、
前記透明電極と探針との間に流れる電流を測定する電流
測定手段、および前記受光部材上の前記探針の位置と前
記電流測定手段で測定された該位置における前記透明電
極と探針との間に流れる電流値とに基づいて、前記受光
部材に照射された電磁波の強度分布を求める強度分布検
出手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の撮像装置において、 前記探針が設置された導電性を有する可撓体、該可撓体
に光を照射する照射手段、前記可撓体で反射した光を受
光する受光手段および前記可撓体を前記受光部材の方向
に移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする撮像
装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5160902A JPH0720300A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 撮像装置 |
| US08/359,473 US5464977A (en) | 1993-03-10 | 1994-12-20 | Scanning optical detection apparatus and method, and photoelectric conversion medium applied thereto |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5160902A JPH0720300A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 撮像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0720300A true JPH0720300A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15724821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5160902A Pending JPH0720300A (ja) | 1993-03-10 | 1993-06-30 | 撮像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0720300A (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5160902A patent/JPH0720300A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5464977A (en) | Scanning optical detection apparatus and method, and photoelectric conversion medium applied thereto | |
| JP2516292B2 (ja) | 原子間力顕微鏡 | |
| JP4559063B2 (ja) | 表面電位分布の測定方法および表面電位分布測定装置 | |
| EP0283256A2 (en) | Scanning optical microscope | |
| US7209541B2 (en) | X-ray analysis apparatus | |
| JPH0720300A (ja) | 撮像装置 | |
| JPH03200100A (ja) | X線顕微鏡 | |
| JPH07170456A (ja) | 撮像装置 | |
| US8592741B2 (en) | Image sensor cell for night vision | |
| JPH0676771A (ja) | 走査型撮像装置及び撮像方法並びにそれに使用する 撮像板 | |
| US5278406A (en) | Apparatus for detecting information contained in electrons emitted from sample surface | |
| JPH05164968A (ja) | ニアフィールド顕微鏡装置 | |
| JPH07167808A (ja) | 撮像装置 | |
| JPH0823476A (ja) | 撮像装置 | |
| JPH06117847A (ja) | 原子間力顕微鏡 | |
| JPH0689677A (ja) | 撮像方法並びにそれに使用する撮像媒体および撮像装置 | |
| JP2003004668A (ja) | X線検査装置 | |
| JPH04152289A (ja) | イメージ型x線検出器 | |
| JPH07162596A (ja) | 撮像装置 | |
| JPH07167806A (ja) | 撮像装置 | |
| JPH07183564A (ja) | 光強度検出装置 | |
| JPH06268928A (ja) | 撮像方法およびそれに使用する撮像装置 | |
| JPH08228313A (ja) | 撮像装置 | |
| JP2748956B2 (ja) | 走査形電子顕微鏡 | |
| JPH06148400A (ja) | 表面凹凸像とx線透過像の観察装置及び観察方法 |