JPH072030A - 自動車用緩衝内装材 - Google Patents
自動車用緩衝内装材Info
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Abstract
を提供する。 【構成】 合成樹脂の中空成形品よりなり、車室側に配
されて衝撃受け面となる上面部11と、前記上面部の両
側に形成された第1外壁面部12ならびに第2外壁面部
13と、前記上面部の内側に形成された第1内壁面部1
4ならびに第2内壁面部15と、車体取付面となる第1
底面部16ならびに第2底面部17とからなり、前記上
面部および第1外壁面部ならびに第2外壁面部が、前記
第1内壁面部ならびに第2内壁面部および第1底面部な
らびに前記第2底面部よりも、引張破断伸度およびアイ
ゾッド衝撃強度においてより大きい材質によって構成さ
れている。
Description
に関し、特にはピラーやサイドレール、天井などを覆っ
て衝撃を緩衝する自動車上部内装材の改良に関する。
に、自動車の車体Bにおいて、天井RとドアD、ドアD
とインストルメントパネルとの間の隙間を隠すため、そ
の室内側にはいわゆるピラーガーニッシュと呼ばれる内
装材50が取り付けられる。この内装材は室内上部の装
飾を主たる目的とし、かかる隙間を隠すための意匠部品
として用いられる。
は、前記車体Bの前部ドアD1と後部ドアD2との間に
形成されたセンターピラーPを覆うピラーガーニッシュ
が示される。前記内装材50はABS樹脂などの熱可塑
性樹脂によって形成され、本体部51とその裏面に設け
られた取付部52とから構成される。本体部51は、前
記センターピラーPを覆う形状に形成され、所望により
表面に植毛などが施された合成樹脂シート材やファブリ
ック材などが表皮材(図示せず)として被覆あるいは接
着され意匠効果を高めることもある。取付部52は公知
のクリップ部材で、センターピラーPの内装材取付位置
に設けられた溝部または孔部P1に押し込んで係着させ
ることにより、この内装材50を所定の位置に取り付け
る。
4が基準化され、車体の側部からの衝撃に対する安全基
準が定められた。それに伴って、前記衝撃の際に乗員の
頭部が衝突するおそれのある内装材にも衝撃エネルギー
を吸収する機能が要求されるようになった。
は、前記衝撃吸収力が充分とはいえず、かかる衝撃から
乗員を保護するためにはさらに高い衝撃吸収能力が求め
られていた。
問題点に鑑み提案されたものであって、高い衝撃吸収力
を有する自動車用緩衝内装材を提供しようとするもので
ある。
合成樹脂の中空成形品よりなり、車室側に配置されて衝
撃受け面となる上面部と、前記上面部の両側に形成され
た第1外壁面部ならびに第2外壁面部と、前記上面部の
内側に形成された第1内壁面部ならびに第2内壁面部
と、車体側に配置されて車体取付面となる、前記第1外
壁面部と第1内壁面部の下部に形成された第1底面部な
らびに前記第2外壁面部と第2内壁面部の下部に形成さ
れた第2底面部とからなり、前記上面部および第1外壁
面部ならびに第2外壁面部が、前記第1内壁面部ならび
に第2内壁面部および第1底面部ならびに前記第2底面
部よりも、引張破断伸度およびアイゾッド衝撃強度にお
いてより大きい材質によって構成されていることを特徴
とする自動車用緩衝内装材に係る。
明する。図1はこの発明の自動車用緩衝内装材の一例を
示す断面図、図2は図1に示された自動車用緩衝内装材
を車体に取り付けた状態を示す要部の斜視図、図3はこ
の発明の内装材が衝撃を吸収する状態を段階的に示した
断面図、図4はこの発明の自動車用緩衝内装材の他の例
を示した断面図である。
記したような一般的な自動車のボディ本体Bの室内側に
おいて、センターピラーやサイドレール、天井などを覆
って乗員を衝撃から保護するものである。
内装材10は、厚み約1.5〜3mm程度の公知の合成
樹脂の中空成形品よりなり、上面部11と第1外壁面部
12と第2外壁面部13と第1内壁面部14と第2内壁
面部15と第1底面部16と第2底面部17とによって
図のような断面略コの字状に構成されている。
に、車室側に配置されて衝撃に対する受け面となる。こ
の上面部11の両端には第1外壁面部12および第2外
壁面部13が形成されている。
は前記上面部11の両側から車体方向に屈曲して設けら
れ、この自動車用緩衝内装材10の側面を形成する。前
記上面部11および第1外壁面部12および第2外壁面
部13の外側は、この自動車用緩衝内装材10の意匠面
を構成している。この例では、第1外壁面部12および
第2外壁面部13が上面部11から両外方向へ広がる形
状に設けられており、前記自動車用緩衝内装材10の意
匠面は図のような船底形状に形成される。なお、これら
意匠面には、所望により合成樹脂シート材やファブリッ
ク材などからなる表皮材(図示せず)を被覆または接着
してもよい。
面部14ならびに第2内壁面部15が形成されている。
この第1内壁面部14ならびに第2内壁面部15は、前
記第1外壁面部12および第2外壁面部13が設けられ
た上面部11の端部より、それぞれやや内側によった位
置から車体方向に設けられる。この例において、各内壁
面部14および15は、後述する底面部16,17の方
向へ広がる傾斜状に形成されている。
15の広がり角度は、形成される自動車用緩衝内装材1
0の大きさや強度などによって異なるが、前記内壁面部
14,15と車体表面とによって規定される角度θが約
62°≦θ≦90°程度が好ましい。
の下端と第1内壁面部14の下端とを連結するように設
けられており、自動車用緩衝内装材10の車体側に配さ
れて車体取付面となる。同様に、第2底面部17は前記
第2外壁面部13の下端と第2内壁面部15の下端とを
連結するように設けられて車体取付面を形成する。この
第1底面部16は、図のように、前記上面部11,第1
外壁面部12,第1内壁面部14とによって中空部21
を、また第2底面部17は、前記上面部11,第2外壁
面部13,第2内壁面部15とによって中空部22をそ
れぞれ形成する。
記上面部11が中空部21,22を有する矩形体によっ
て支持されるため、前記上面部11に高い衝撃強度が付
与される。
0は、異なった物性を有する合成樹脂M1,M2よりな
る多層成形品によって構成されている。すなわち、自動
車用緩衝内装材10において、前記上面部11および第
1外壁面部12ならびに第2外壁面部13を構成する樹
脂M1は、第1内壁面部14および第2内壁面部15な
らびに第1底面部16および第2底面部17を構成する
材質M2より高い引張破断伸度およびアイゾッド衝撃強
度を有している。
る上面部11および第1外壁面部12ならびに第2外壁
面部13の引張破断伸度は200%以上、アイゾッド衝
撃強度は35kg/cm2 以上を有している。また、材
質M2よりなる第1内壁面部14ならびに第2内壁面部
15および第1底面部16ならびに前記第2底面部17
は、引張破断伸度が20〜80%、アイゾッド衝撃強度
が15〜30kg/cm2 程度の物性を有している。
質M1の引張破断伸度およびアイゾッド衝撃強度を、製
品取付面側を構成する材質M2より高く設定することに
より、衝撃による製品の変形量の増加に伴う製品の破壊
を、製品取付面側で先に発生させる。それによって、衝
撃のエネルギーを効率良く吸収しその反発応力を減少さ
せることができる。そして、製品意匠面側の破損を防い
で乗員の頭部損傷の発生を抑えるものである。
料は公知の熱可塑性樹脂が用いられ同一素材はもちろ
ん、異素材でもよい。その場合には互いに相溶性のある
材質が用いられ、好ましくはポリプロピレン、ABS樹
脂などである。
知の多層押出成形およびブロー成形などによって好適に
成形することができる。
0は、図2に示されるように、公知のクリップ部材より
なる取付部20,20によって車室内に取り付けられて
いる。この取付部20,20は前記第1底面部16と第
2底面部17にそれぞれ設けられていて、車室内(この
例ではセンターピラーP)の内側に設けられた溝部また
は孔部P2に係着させることにより、自動車用緩衝内装
材10を車体に固定する。取付部20,20は前記内装
材10の成形時に型内にインサートとして配され、前記
内装材10と一体に形成される。また、後工程により内
装材10の各底面部16,17に取り付けてもよい。
上面部11および製品の意匠面を構成する第1外壁面部
12,第2外壁面部13がその内側に形成される第1内
壁面部14,第2内壁面部15によって支持されてい
る。したがって、図3から理解されるように、衝撃のエ
ネルギーは各壁面の弾性変形によって吸収される。
衝撃エネルギーEは、前記各外壁面部12,13、およ
び内壁面部14,15によって支持される上面部11で
受ける。上面部11からの衝撃エネルギーEによって、
図の(B)および(C)に示されるように、材質M2よ
りなる各内壁面部14,15および各底面部16,17
がたわんで中空部21,22が変形し場合によっては破
壊される。その際に、前記エネルギーEが吸収される。
しかるに、製品の意匠面を構成する材質M1は前記製品
取付面側を構成する材質M2より高い引張破断伸度およ
びアイゾッド衝撃強度を有しているので破壊されること
なく、図の(D)に示されるように、上面部11および
各外壁面部12,13の弾性による反発力E’で、前記
内装材10の形状が復帰する。
で、この例で示される自動車用緩衝内装材30は、内装
材外形状を有する本体部31を樹脂M2によって構成
し、その意匠面32が高衝撃強度および引張破断伸度を
有する樹脂M1によって被覆されている。その場合、樹
脂M2のみからなる部分と、M1によって被覆されてい
る部分との製品肉厚が同じになるように、製品意匠面3
2側の本体部31厚みを他の部分の約3分の1から3分
の2にすることが好ましい。この実施例において、本体
部31の上面部33内側には製品中空部41,42を連
結するように形成された上部内底面部40が設けられて
いる。前記上部内底面部40の長さaは、設けられる上
面部33の長さによって異なるが、約0mm≦a≦11
mm程度が好ましい。
による自動車用緩衝内装材を製造し、その耐衝撃性およ
び反発応力を測定した(JIS K6758準拠)。
8kgの半球体よりなる衝撃子を、製品の上面部に垂直
に衝突させ、製品の破壊状況を観察する。なお、衝突直
前の衝撃子の速度は5.6m/秒である。
kgf以下を基準として定めた。衝突時の人体の損傷を
防ぐために必要なエネルギー吸収量および発生荷重と考
えられるからである。
伸度が200%、アイゾッド衝撃強度が40kg/cm
2 以上を有するポリプロピレンを用い、車体取付面側材
質M2に引張破断伸度が20%、アイゾッド衝撃強度が
22kg/cm2 を有するABS樹脂を用いた。M1部
分の製品厚みは約0.5mm、M2部分の製品厚みは約
1.5mmとした。その結果、この発明の自動車用緩衝
内装材は、衝突子の衝撃によっても製品の意匠面は破壊
されず、車体取付面が先に破壊されて衝撃エネルギーが
確実に吸収された。反発応力は220kgfであった。
の製品厚みを1.0mmとするほかはすべて同様にして
試験した。その結果、この自動車用緩衝内装材は衝突子
の衝撃によっても製品の意匠面は破壊はなく、車体取付
面の破壊によって衝撃エネルギーが吸収された。反発応
力は420kgfであった。
の製品厚みを2.0mm、M2部分の製品厚みを3.0
mmとするほかはすべて同様にして試験した。その結
果、この自動車用緩衝内装材は、衝突子の衝突によって
も製品の意匠面は破壊されず、車体取付面の破壊によっ
て衝撃エネルギーが吸収された。反発応力は580kg
fであった。
材質M1に引張破断伸度が380%、アイゾッド衝撃強
度が35kg/cm2 を有するポリプロピレンを用い
た。その結果、この自動車用緩衝内装材は、衝突子の衝
撃によっても製品の意匠面は破壊されず、車体取付面の
破壊によって衝撃エネルギーが吸収された。反発応力は
386kgfであった。
面側材質M2にポリフェニレンオキサイド(引張破断伸
度50%、アイゾッド衝撃強度30kg/cm2 )を用
いた。製品の破壊状況は良好で、反発応力は405kg
fであった。
面側材質M2をポリプロピレン(引張破断伸度50%、
アイゾッド衝撃強度が15kg/cm2 )を用いて試験
した。反発応力は367kgf、破壊状況は良好であっ
た。
1において、車体取付面側材質M2を引張破断伸度が3
0%、アイゾッド衝撃強度が5kg/cm2 を有するポ
リプロピレンを用いるほかはすべて同様にして試験し
た。その結果、この自動車用緩衝内装材は、衝突子の衝
撃によって製品の意匠面は破壊されないが車体取付面が
早期に破壊された。それによって、発生する反発応力が
大きく、乗員を保護するために充分な衝撃エネルギーの
吸収がなかった。反発応力の値は800kgfであっ
た。
造の自動車用緩衝内装材によれば、製品の意匠面が車体
取付面に比べて高い衝撃強度および引張破断伸度を有す
る樹脂によって構成されている。したがって、製品意匠
面に高い強度が付与されるだけでなく、衝撃の際には意
匠面に先んじて車体取付面が破壊されやすく構成されて
おり、衝撃のエネルギーを効果的に吸収することがで
き、かつ製品意匠面の材料破壊による乗員の頭部損傷を
抑え安全に保護することができる。
面図である。
り付けた状態を示す要部の斜視図である。
的に示した断面図である。
断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂の中空成形品よりなり、 車室側に配置されて衝撃受け面となる上面部と、 前記上面部の両側に形成された第1外壁面部ならびに第
2外壁面部と、 前記上面部の内側に形成された第1内壁面部ならびに第
2内壁面部と、 車体側に配置されて車体取付面となる、前記第1外壁面
部と第1内壁面部の下部に形成された第1底面部ならび
に前記第2外壁面部と第2内壁面部の下部に形成された
第2底面部とからなり、 前記上面部および第1外壁面部ならびに第2外壁面部
が、前記第1内壁面部ならびに第2内壁面部および第1
底面部ならびに前記第2底面部よりも、引張破断伸度お
よびアイゾッド衝撃強度においてより大きい材質によっ
て構成されていることを特徴とする自動車用緩衝内装
材。 - 【請求項2】 請求項1において、上面部および第1外
壁面部ならびに第2外壁面部の引張破断伸度が200%
以上、アイゾッド衝撃強度が35kg/cm2 以上で、
第1内壁面部ならびに第2内壁面部および第1底面部な
らびに前記第2底面部の引張破断伸度が20〜80%、
アイゾッド衝撃強度が15〜30kg/cm2 である自
動車用緩衝内装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17215893A JP3241175B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 自動車のピラーガーニッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17215893A JP3241175B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 自動車のピラーガーニッシュ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH072030A true JPH072030A (ja) | 1995-01-06 |
| JP3241175B2 JP3241175B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=15936652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17215893A Expired - Fee Related JP3241175B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 自動車のピラーガーニッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3241175B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5992914A (en) * | 1995-12-27 | 1999-11-30 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Trim member for vehicle |
| JP2009179128A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Denso Corp | 歩行者衝突検知装置 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP17215893A patent/JP3241175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5992914A (en) * | 1995-12-27 | 1999-11-30 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Trim member for vehicle |
| JP2009179128A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Denso Corp | 歩行者衝突検知装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3241175B2 (ja) | 2001-12-25 |
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