JPH07203625A - 送電線の融雪特性の向上方法および融雪用線材の製造方法 - Google Patents
送電線の融雪特性の向上方法および融雪用線材の製造方法Info
- Publication number
- JPH07203625A JPH07203625A JP6012170A JP1217094A JPH07203625A JP H07203625 A JPH07203625 A JP H07203625A JP 6012170 A JP6012170 A JP 6012170A JP 1217094 A JP1217094 A JP 1217094A JP H07203625 A JPH07203625 A JP H07203625A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snow melting
- wire
- transmission line
- power transmission
- conductivity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 架空送電線の送電電流による融雪特性を向上
させる方法および、そのために用いる融雪用高発熱性磁
性線材の製造方法を提供する。 【構成】 鋼線または鉄系合金線1にアルミ被覆層2を
施して導電率を14%未満とした高発熱性磁性線材を送
電線に取り付けることを特徴とする送電線の融雪特性の
向上方法、および鋼線または鉄系合金線1上にアルミ被
覆層2を施したのち、導電率が14%未満になるまで再
加工することを特徴とする融雪用高発熱性磁性線材の製
造方法。 【効果】 送電線に取り付けた導電率を14%未満とし
た融雪用高発熱性磁性線材が、従来品に比べて、より低
電流の場合でも高温に発熱するので、送電線に積着した
雪を効率良く溶融除去できる。また、本発明の融雪用高
発熱性磁性線材の製造方法によれば、表面特性の良好な
高発熱性磁性線材が容易に製造できる。
させる方法および、そのために用いる融雪用高発熱性磁
性線材の製造方法を提供する。 【構成】 鋼線または鉄系合金線1にアルミ被覆層2を
施して導電率を14%未満とした高発熱性磁性線材を送
電線に取り付けることを特徴とする送電線の融雪特性の
向上方法、および鋼線または鉄系合金線1上にアルミ被
覆層2を施したのち、導電率が14%未満になるまで再
加工することを特徴とする融雪用高発熱性磁性線材の製
造方法。 【効果】 送電線に取り付けた導電率を14%未満とし
た融雪用高発熱性磁性線材が、従来品に比べて、より低
電流の場合でも高温に発熱するので、送電線に積着した
雪を効率良く溶融除去できる。また、本発明の融雪用高
発熱性磁性線材の製造方法によれば、表面特性の良好な
高発熱性磁性線材が容易に製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空送電線の融雪特性
の向上方法および融雪特性の向上に用いる高発熱性磁性
線材の製造方法に関するものである。
の向上方法および融雪特性の向上に用いる高発熱性磁性
線材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】降雪が架空送電線に積着した場合、積着
による送電線の断線、鉄塔の倒壊などの事故の発生を予
防するため、送電線に積着した雪を溶融除去する目的で
送電線にアルミ覆鋼線を巻き付けるなどの方法が実施さ
れている。この方法は、送電線にアルミ覆鋼線を取り付
けることにより、送電線に流れる送電電流により発生し
た磁界により、取り付けた前記アルミ覆鋼線のアルミ層
に渦電流を起こさせ、これにより発生したジュール熱に
より前記アルミ覆鋼線を発熱させて送電線に積着した雪
を溶融除去するものである。一般にアルミ覆鋼線は、架
空地線や鋼心アルミより線の鋼心に用いられており、そ
のアルミ覆鋼線は導電率が14%〜40%(JIS 3
89−1984・日本電線工業会)と規定されている。
による送電線の断線、鉄塔の倒壊などの事故の発生を予
防するため、送電線に積着した雪を溶融除去する目的で
送電線にアルミ覆鋼線を巻き付けるなどの方法が実施さ
れている。この方法は、送電線にアルミ覆鋼線を取り付
けることにより、送電線に流れる送電電流により発生し
た磁界により、取り付けた前記アルミ覆鋼線のアルミ層
に渦電流を起こさせ、これにより発生したジュール熱に
より前記アルミ覆鋼線を発熱させて送電線に積着した雪
を溶融除去するものである。一般にアルミ覆鋼線は、架
空地線や鋼心アルミより線の鋼心に用いられており、そ
のアルミ覆鋼線は導電率が14%〜40%(JIS 3
89−1984・日本電線工業会)と規定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導電率
が14〜40%のアルミ覆鋼線を巻き付けなどの方法に
より取り付けた架空送電線では、前記アルミ覆鋼線のア
ルミ層に発生したジュール熱による発熱が十分でなく、
送電線に積着した雪を十分に溶融除去できなかった。上
記の事柄に着目し、鋭意検討を続けた結果、導電率を1
4%未満にしたアルミ覆鋼線を送電線に取り付けること
により、送電線に取り付けたアルミ覆鋼線の発熱特性が
一段と向上し、送電線に積着した雪を効率良く溶融除去
できることを知見し、本発明を達成し得たものである。
本発明は、架空送電線の送電電流による融雪特性を向上
させる方法および、そのために用いる融雪用高発熱性磁
性線材の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
が14〜40%のアルミ覆鋼線を巻き付けなどの方法に
より取り付けた架空送電線では、前記アルミ覆鋼線のア
ルミ層に発生したジュール熱による発熱が十分でなく、
送電線に積着した雪を十分に溶融除去できなかった。上
記の事柄に着目し、鋭意検討を続けた結果、導電率を1
4%未満にしたアルミ覆鋼線を送電線に取り付けること
により、送電線に取り付けたアルミ覆鋼線の発熱特性が
一段と向上し、送電線に積着した雪を効率良く溶融除去
できることを知見し、本発明を達成し得たものである。
本発明は、架空送電線の送電電流による融雪特性を向上
させる方法および、そのために用いる融雪用高発熱性磁
性線材の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の送電線の
融雪特性の向上方法は、鋼線または鉄系合金線にアルミ
被覆を施して導電率が14%未満とした融雪用高発熱性
磁性線材を送電線に取り付けることを特徴とするもので
ある。なお、送電線に導電率が14%未満とした融雪用
高発熱性磁性線材を取り付ける方法としては、巻き付け
る方法、縦添え状態に取り付ける方法などが適当であ
る。また、融雪用高発熱性磁性線材は、その導電率が1
4%未満であれば送電電流による高発熱性磁性線材の発
熱特性向上の効果が現れるが、導電率をあまり低くする
ことは、アルミ被覆の厚さを薄くすることになり、耐腐
食性が悪くなってしまい好ましくない。好ましい範囲は
導電率が9%〜13%のものである。
融雪特性の向上方法は、鋼線または鉄系合金線にアルミ
被覆を施して導電率が14%未満とした融雪用高発熱性
磁性線材を送電線に取り付けることを特徴とするもので
ある。なお、送電線に導電率が14%未満とした融雪用
高発熱性磁性線材を取り付ける方法としては、巻き付け
る方法、縦添え状態に取り付ける方法などが適当であ
る。また、融雪用高発熱性磁性線材は、その導電率が1
4%未満であれば送電電流による高発熱性磁性線材の発
熱特性向上の効果が現れるが、導電率をあまり低くする
ことは、アルミ被覆の厚さを薄くすることになり、耐腐
食性が悪くなってしまい好ましくない。好ましい範囲は
導電率が9%〜13%のものである。
【0005】また、本発明の融雪用高発熱性磁性線材の
製造方法は、鋼線または鉄系合金線にアルミ被覆を施し
たのち、導電率が14%未満になるまで再加工すること
を特徴とするものである。アルミ被覆を施した鋼線また
は鉄系合金線を導電率が14%未満になるまで施す再加
工方法としては、特に限定されないが、押し出し、粉体
焼結などにより鋼線または鉄系合金線上に過剰にアルミ
被覆を施したのち、皮剥ぎ加工により導電率を14%未
満にする方法が、作業性および得られる線材の表面特性
が良好となり好ましい。
製造方法は、鋼線または鉄系合金線にアルミ被覆を施し
たのち、導電率が14%未満になるまで再加工すること
を特徴とするものである。アルミ被覆を施した鋼線また
は鉄系合金線を導電率が14%未満になるまで施す再加
工方法としては、特に限定されないが、押し出し、粉体
焼結などにより鋼線または鉄系合金線上に過剰にアルミ
被覆を施したのち、皮剥ぎ加工により導電率を14%未
満にする方法が、作業性および得られる線材の表面特性
が良好となり好ましい。
【0006】
【作用】本発明の送電線の融雪特性の向上方法によれ
ば、送電電流による磁界変化に対し、送電線に取り付け
た導電率が14%未満の高発熱性磁性線材の磁化特性に
より、そのアルミ被覆層に渦電流が流れ、アルミ被覆層
の抵抗の増大によりジュール熱による高発熱性磁性線材
の発熱量が多くなる。また、本発明の融雪用高発熱性磁
性線材の製造方法は、鋼線または鉄系合金線上にアルミ
被覆を施したのち、導電率が14%未満になるまで皮剥
ぎ加工などの再加工により目的製品を製造するため、製
造が容易であり、しかも表面特性の良好なものが製造で
きる。
ば、送電電流による磁界変化に対し、送電線に取り付け
た導電率が14%未満の高発熱性磁性線材の磁化特性に
より、そのアルミ被覆層に渦電流が流れ、アルミ被覆層
の抵抗の増大によりジュール熱による高発熱性磁性線材
の発熱量が多くなる。また、本発明の融雪用高発熱性磁
性線材の製造方法は、鋼線または鉄系合金線上にアルミ
被覆を施したのち、導電率が14%未満になるまで皮剥
ぎ加工などの再加工により目的製品を製造するため、製
造が容易であり、しかも表面特性の良好なものが製造で
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げて説明する。 実施例1 Fe−Ni系合金線1上にアルミ被覆層2を過剰に施し
たのち、皮剥ぎ機にてその表面を皮剥ぎ処理して図1に
示す如き導電率が13%のアルミ覆Fe−Ni系合金線
1を得た。得られたアルミ覆Fe−Ni系合金線1につ
いて、電線に取り付けて発熱特性を調査した。その結
果、約50アンペアで5〜10W/m程度の発熱であっ
た。 実施例2 鋼線〔JIS G 3506)1上に粉体焼結法により
アルミ被覆層2を形成したのち、皮剥ぎ機にてその表面
を皮剥ぎ処理して図1に示す如き導電率が11%のアル
ミ覆鋼線を得た。得られたアルミ覆鋼線について、電線
に取り付けて発熱特性を調査した。その結果、低電流通
電時において高発熱特性が得られた。約50アンペアで
4〜8W/m程度の発熱であった。
たのち、皮剥ぎ機にてその表面を皮剥ぎ処理して図1に
示す如き導電率が13%のアルミ覆Fe−Ni系合金線
1を得た。得られたアルミ覆Fe−Ni系合金線1につ
いて、電線に取り付けて発熱特性を調査した。その結
果、約50アンペアで5〜10W/m程度の発熱であっ
た。 実施例2 鋼線〔JIS G 3506)1上に粉体焼結法により
アルミ被覆層2を形成したのち、皮剥ぎ機にてその表面
を皮剥ぎ処理して図1に示す如き導電率が11%のアル
ミ覆鋼線を得た。得られたアルミ覆鋼線について、電線
に取り付けて発熱特性を調査した。その結果、低電流通
電時において高発熱特性が得られた。約50アンペアで
4〜8W/m程度の発熱であった。
【0008】比較例1 JIS 389−1984の規定に基づいて製造された
導電率が20%のアルミ覆鋼線について、実施例と同様
にして、電線に取り付けて発熱特性を調査した。その結
果、低電流通電時において約50アンペアで1〜2W/
m程度の発熱であった。
導電率が20%のアルミ覆鋼線について、実施例と同様
にして、電線に取り付けて発熱特性を調査した。その結
果、低電流通電時において約50アンペアで1〜2W/
m程度の発熱であった。
【0009】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて説明した如く、本
発明の送電線の融雪特性の向上方法によれば、送電線に
取り付けた融雪用高発熱性磁性線材が従来品に比べて、
より低電流の場合でも高温に発熱するので、送電線に積
着した雪を効率良く溶融除去できる。また、本発明の融
雪用高発熱性磁性線材の製造方法によれば、表面特性の
良好な高発熱性磁性線材が容易に製造できる。
発明の送電線の融雪特性の向上方法によれば、送電線に
取り付けた融雪用高発熱性磁性線材が従来品に比べて、
より低電流の場合でも高温に発熱するので、送電線に積
着した雪を効率良く溶融除去できる。また、本発明の融
雪用高発熱性磁性線材の製造方法によれば、表面特性の
良好な高発熱性磁性線材が容易に製造できる。
【図1】本発明の融雪用高発熱性磁性線材の製造方法に
より製造した高発熱性磁性線材の断面図である。
より製造した高発熱性磁性線材の断面図である。
1・・・・Fe−Ni系合金線 2・・・・アルミ被覆層
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼線または鉄系合金線にアルミ被覆を施
こして導電率を14%未満とした融雪用高発熱性磁性線
材を送電線に取り付けることを特徴とする送電線の融雪
特性の向上方法。 - 【請求項2】 鋼線または鉄系合金線にアルミ被覆を施
したのち、導電率が14%未満になるまで再加工するこ
とを特徴とする融雪用高発熱性磁性線材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6012170A JPH07203625A (ja) | 1994-01-06 | 1994-01-06 | 送電線の融雪特性の向上方法および融雪用線材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6012170A JPH07203625A (ja) | 1994-01-06 | 1994-01-06 | 送電線の融雪特性の向上方法および融雪用線材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07203625A true JPH07203625A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=11797967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6012170A Pending JPH07203625A (ja) | 1994-01-06 | 1994-01-06 | 送電線の融雪特性の向上方法および融雪用線材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07203625A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101514266B1 (ko) * | 2014-03-26 | 2015-04-22 | 한국전기연구원 | 가공송전선용 알루미늄 피복 망간 강선의 제조방법 |
| CN107332159A (zh) * | 2017-08-14 | 2017-11-07 | 国网河南鄢陵县供电公司 | 供电线路防结冰改造方法 |
-
1994
- 1994-01-06 JP JP6012170A patent/JPH07203625A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101514266B1 (ko) * | 2014-03-26 | 2015-04-22 | 한국전기연구원 | 가공송전선용 알루미늄 피복 망간 강선의 제조방법 |
| CN107332159A (zh) * | 2017-08-14 | 2017-11-07 | 国网河南鄢陵县供电公司 | 供电线路防结冰改造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4606779A (en) | Method of producing a magnetic material wire | |
| JP3724033B2 (ja) | 高強度・高耐熱アルミニウム合金およびその製造方法、導電線ならびに架空用電線 | |
| WO2011118634A1 (ja) | 高周波電線及び高周波コイル | |
| JP3307469B2 (ja) | 架空送電線の融雪装置 | |
| JPH04230905A (ja) | 銅被覆アルミニウム複合線及びその製造方法 | |
| JPH07203625A (ja) | 送電線の融雪特性の向上方法および融雪用線材の製造方法 | |
| CN102290115A (zh) | 一种金属复合材料及其制造方法 | |
| US20210249160A1 (en) | Wire having a hollow micro-tubing and method therefor | |
| CN102254634A (zh) | 一种制造金属复合材料的方法及用该方法制得的材料 | |
| CA1210054A (en) | Magnetic material wire and method of producing same | |
| JP2779317B2 (ja) | 融雪電線 | |
| JP3475075B2 (ja) | アルミ層被覆磁性線およびその製造方法 | |
| JP2996378B2 (ja) | 冷間圧延によって圧延される導電線用銅合金ロッドの製造法 | |
| JP3428843B2 (ja) | 融雪電線 | |
| JPH1141768A (ja) | 磁性発熱複合線 | |
| JP3166339B2 (ja) | 難着氷雪電線用発熱合金線 | |
| JP3833846B2 (ja) | 低弛度架空線 | |
| JPH01174213A (ja) | 送電線用スノースパイラル材 | |
| JPS58223211A (ja) | 線状磁性体 | |
| JPS60127068A (ja) | ディップフォ−ミング法 | |
| JPH0686436A (ja) | 融雪電線 | |
| JP3992270B2 (ja) | 送電線用融雪線の固定構造 | |
| JP2822104B2 (ja) | 架空送配電線の氷結防止用磁性材料 | |
| JPH0112338Y2 (ja) | ||
| JPH08203333A (ja) | 難着氷雪型架空送電線 |