JPH07205167A - 表皮一体成形における表皮の固定装置 - Google Patents
表皮一体成形における表皮の固定装置Info
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- JPH07205167A JPH07205167A JP6022020A JP2202094A JPH07205167A JP H07205167 A JPH07205167 A JP H07205167A JP 6022020 A JP6022020 A JP 6022020A JP 2202094 A JP2202094 A JP 2202094A JP H07205167 A JPH07205167 A JP H07205167A
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表皮一体成形において表皮にスライドピンの
差し込み用止孔やダボ止め用窪み等を不要にするばかり
か、成形型に係る下型への表皮の一時的固定を容易にし
て且つ確実になす表皮の固定装置を提供する。 【構成】 成形型に係る上型2の周縁部にアクチュエー
タAの作動軸10を垂設し、型開時にこの作動軸10を
下型1の周縁部に対し進出させ、斯る作動軸10が、型
閉め時に降下して下型1上にセットした表皮5の周縁部
14を下型1との挟着で固定すると共に、型閉動に伴っ
て下型1から受ける圧力により退動するようにした。
差し込み用止孔やダボ止め用窪み等を不要にするばかり
か、成形型に係る下型への表皮の一時的固定を容易にし
て且つ確実になす表皮の固定装置を提供する。 【構成】 成形型に係る上型2の周縁部にアクチュエー
タAの作動軸10を垂設し、型開時にこの作動軸10を
下型1の周縁部に対し進出させ、斯る作動軸10が、型
閉め時に降下して下型1上にセットした表皮5の周縁部
14を下型1との挟着で固定すると共に、型閉動に伴っ
て下型1から受ける圧力により退動するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス成形,表皮一体
発泡成形等で基材や発泡体と表皮とを一体化成形する
際、下型への表皮の一時的固定を図る固定装置に関す
る。
発泡成形等で基材や発泡体と表皮とを一体化成形する
際、下型への表皮の一時的固定を図る固定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用内装材(ピラーガーニッシ
ュやインストルメントパネルなど)等は、所定の剛性を
有する基材表面に表皮をプレス成形で貼着したり、クッ
ション性に富む発泡樹脂体周りに表皮を一体化発泡成形
したりして造ってきた。
ュやインストルメントパネルなど)等は、所定の剛性を
有する基材表面に表皮をプレス成形で貼着したり、クッ
ション性に富む発泡樹脂体周りに表皮を一体化発泡成形
したりして造ってきた。
【0003】例えば、基材に表皮を貼着するピラーガー
ニッシュの圧着成形型は図5のごとくであった。同図に
おいて、符号1は下型、符号2は上型、符号3は上型2
の型面にセットされた基材、符号5は表皮を示す。表皮
5の固定装置として、スライドピン4が下型1の周縁部
に出没自在に設けられ、表皮5の周縁部には予め止孔2
1を開設している。表皮5の下型1上へのセットは、こ
の止孔21にスライドピン4を差し込むことでなされ
る。これで表皮5の位置が決まる。次いで、接着剤を塗
布した基材3が上型1に取着され、この上型1を下降さ
せて表皮5と基材3とを圧着し一体化させるのである。
斯る圧着時には、スライドピン4が表皮5のズレを抑え
る。圧着後、スライドピン4を後退させることによって
このピン4を止孔21から抜き、表皮5の端縁が基材3
へ巻き込まれるようにしている。かくのごとく、スライ
ドピン4は、表皮5の位置決め固定の役割を担い、圧着
時の表皮5のズレ防止に貢献する。
ニッシュの圧着成形型は図5のごとくであった。同図に
おいて、符号1は下型、符号2は上型、符号3は上型2
の型面にセットされた基材、符号5は表皮を示す。表皮
5の固定装置として、スライドピン4が下型1の周縁部
に出没自在に設けられ、表皮5の周縁部には予め止孔2
1を開設している。表皮5の下型1上へのセットは、こ
の止孔21にスライドピン4を差し込むことでなされ
る。これで表皮5の位置が決まる。次いで、接着剤を塗
布した基材3が上型1に取着され、この上型1を下降さ
せて表皮5と基材3とを圧着し一体化させるのである。
斯る圧着時には、スライドピン4が表皮5のズレを抑え
る。圧着後、スライドピン4を後退させることによって
このピン4を止孔21から抜き、表皮5の端縁が基材3
へ巻き込まれるようにしている。かくのごとく、スライ
ドピン4は、表皮5の位置決め固定の役割を担い、圧着
時の表皮5のズレ防止に貢献する。
【0004】また、図6は、表皮5と発泡体とを一体化
させる発泡成形型で、インストルメントパネル表皮を下
型へ載置した状態を示す。表皮5の固定装置として、下
型1の周縁部上面に適宜間隔をおいてダボ7を突設して
いる。一方、表皮5の周縁部にこのダボ7に合致する窪
み22を予め形成し、表皮5がズレないよう固定してい
る。この後、表皮5内へ液状発泡原料を注入して表皮5
と一体になる発泡成形を行ない所望の製品が造られる。
させる発泡成形型で、インストルメントパネル表皮を下
型へ載置した状態を示す。表皮5の固定装置として、下
型1の周縁部上面に適宜間隔をおいてダボ7を突設して
いる。一方、表皮5の周縁部にこのダボ7に合致する窪
み22を予め形成し、表皮5がズレないよう固定してい
る。この後、表皮5内へ液状発泡原料を注入して表皮5
と一体になる発泡成形を行ない所望の製品が造られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の表皮一体成形における表皮の固定装置には、以下の
ような問題があった。まず、スライドピン4又はダボ7
へ表皮5を嵌め込まねばならず、そのセットに手間どっ
ていた。上記ピラーガーニッシュでは約25秒、インス
トルメントパネルでは約30秒がセットする毎に費やさ
れ、生産性向上を図る際のブレーキとなっていた。ダボ
7については、脱型後、更に表皮5をダボ7から外し取
らねばならない厄介な問題もあった。また、表皮5に
は、スライドピン4を挿通する止孔21やダボ7に嵌合
する窪み22を形成しなければならなかった。加えて、
上記固定装置では、表皮5の成形収縮等が一部に発生し
ても、セットに苦労する羽目になった。スライドピン
4,ダボ7への表皮セット化が不能になることもあり、
表皮5の不良率が増える原因にもなっていた。
来の表皮一体成形における表皮の固定装置には、以下の
ような問題があった。まず、スライドピン4又はダボ7
へ表皮5を嵌め込まねばならず、そのセットに手間どっ
ていた。上記ピラーガーニッシュでは約25秒、インス
トルメントパネルでは約30秒がセットする毎に費やさ
れ、生産性向上を図る際のブレーキとなっていた。ダボ
7については、脱型後、更に表皮5をダボ7から外し取
らねばならない厄介な問題もあった。また、表皮5に
は、スライドピン4を挿通する止孔21やダボ7に嵌合
する窪み22を形成しなければならなかった。加えて、
上記固定装置では、表皮5の成形収縮等が一部に発生し
ても、セットに苦労する羽目になった。スライドピン
4,ダボ7への表皮セット化が不能になることもあり、
表皮5の不良率が増える原因にもなっていた。
【0006】本発明は上記問題点を解決するもので、表
皮一体成形において表皮にスライドピンの差し込み用止
孔やダボ止め用窪み等を不要にするばかりか、成形型に
係る下型への表皮の一時的固定を容易にして且つ確実に
なす表皮の固定装置を提供することを目的とする。
皮一体成形において表皮にスライドピンの差し込み用止
孔やダボ止め用窪み等を不要にするばかりか、成形型に
係る下型への表皮の一時的固定を容易にして且つ確実に
なす表皮の固定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第一発明の表皮一体成
形における表皮の固定装置は、成形型に係る上型の周縁
部にアクチュエータの作動軸を垂設し、型開時にこの作
動軸を下型の周縁部に対し進出させ、斯る作動軸が、型
閉め時に降下して下型上にセットした表皮の周縁部を下
型との挟着で固定すると共に、型閉動に伴って下型から
受ける圧力により退動するようにしたことを特徴とす
る。ここで、「アクチュエータ」とは、空圧シリンダ又
は油圧シリンダをいう。
形における表皮の固定装置は、成形型に係る上型の周縁
部にアクチュエータの作動軸を垂設し、型開時にこの作
動軸を下型の周縁部に対し進出させ、斯る作動軸が、型
閉め時に降下して下型上にセットした表皮の周縁部を下
型との挟着で固定すると共に、型閉動に伴って下型から
受ける圧力により退動するようにしたことを特徴とす
る。ここで、「アクチュエータ」とは、空圧シリンダ又
は油圧シリンダをいう。
【0008】本第二発明の表皮一体成形における表皮の
固定装置は、上記第一発明において、アクチュエータに
空圧シリンダを使用し、空圧シリンダの空気配管に設定
圧力の調節可能なリリーフ弁を設け、型閉動に伴い上記
作動軸が退動する過程で、空圧シリンダが作動軸を介し
て下型から圧力を受け、空気配管の空圧の高まりによっ
てリリーフ弁が開かれ、表皮周縁部の挟着圧力を調節し
得るようにしたことを特徴とする。
固定装置は、上記第一発明において、アクチュエータに
空圧シリンダを使用し、空圧シリンダの空気配管に設定
圧力の調節可能なリリーフ弁を設け、型閉動に伴い上記
作動軸が退動する過程で、空圧シリンダが作動軸を介し
て下型から圧力を受け、空気配管の空圧の高まりによっ
てリリーフ弁が開かれ、表皮周縁部の挟着圧力を調節し
得るようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上型に取着されたアクチュエータの作動軸が下
型の周縁部に対し進出しているので、型閉動により作動
軸が下型とで表皮の周縁部を挟着し、表皮を自然と固定
する。この挟着圧力はアクチュエータが型閉動により下
型から作動軸を介して受ける圧力によるので、表皮を適
当な挟着圧力で確実に固定し得る。更に、アクチュエー
タに空圧シリンダを使用し、空気配管にリリーフ弁を設
けて圧力設定を行なうと、型閉動の最初から最後まで変
わることなくその挟着圧力を調節できるようになる。
型の周縁部に対し進出しているので、型閉動により作動
軸が下型とで表皮の周縁部を挟着し、表皮を自然と固定
する。この挟着圧力はアクチュエータが型閉動により下
型から作動軸を介して受ける圧力によるので、表皮を適
当な挟着圧力で確実に固定し得る。更に、アクチュエー
タに空圧シリンダを使用し、空気配管にリリーフ弁を設
けて圧力設定を行なうと、型閉動の最初から最後まで変
わることなくその挟着圧力を調節できるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。 (1)表皮一体成形における表皮の固定装置の構成 図1〜図4は本発明に係る表皮一体成形における表皮の
固定装置の一実施例を示す。ピラーガーニッシュを造る
圧着成形に適用したものである。図1は表皮一体成形に
おける表皮の固定装置の縦断面図、図2は図1の空圧シ
リンダに係る空圧回路図、図3は図1に係る表皮の固定
装置の作動状態図、図4は空圧シリンダの作動軸先端と
下型周縁部の縦断面図である。
固定装置の一実施例を示す。ピラーガーニッシュを造る
圧着成形に適用したものである。図1は表皮一体成形に
おける表皮の固定装置の縦断面図、図2は図1の空圧シ
リンダに係る空圧回路図、図3は図1に係る表皮の固定
装置の作動状態図、図4は空圧シリンダの作動軸先端と
下型周縁部の縦断面図である。
【0011】符号1は下型で、符号2は上型を示す。下
型1は断面凹形状である。下型1の周縁部には、表皮5
(後述)の下型1へのセットに際し、表皮5を支える受
面23を形成する(図4)。上型2には昇降自在の可動
板8を一体化させ、上型2を下型1に相対するようにし
ている。上型2は下型1に嵌合する断面凸形状とし、上
型2が閉じることによって製品を造り出す。
型1は断面凹形状である。下型1の周縁部には、表皮5
(後述)の下型1へのセットに際し、表皮5を支える受
面23を形成する(図4)。上型2には昇降自在の可動
板8を一体化させ、上型2を下型1に相対するようにし
ている。上型2は下型1に嵌合する断面凸形状とし、上
型2が閉じることによって製品を造り出す。
【0012】符号3は、プレス成形や射出成形等により
所定形状に形成された基材を示す。ここでは、基材3の
表面及び端縁裏面に接着剤を塗布した後、これを上型2
にセットする。尚、接着剤の種類によって接着剤塗布後
に溶剤を蒸発させ、その後、基材3を上型2にセットし
てもよい。更に基材3の形状等によっては、基材3を上
型2にセットした後に接着剤を塗布してもよい。表皮5
が接着剤の浸透し難い材料からなる場合は、表皮5に接
着剤を塗布することもできる。
所定形状に形成された基材を示す。ここでは、基材3の
表面及び端縁裏面に接着剤を塗布した後、これを上型2
にセットする。尚、接着剤の種類によって接着剤塗布後
に溶剤を蒸発させ、その後、基材3を上型2にセットし
てもよい。更に基材3の形状等によっては、基材3を上
型2にセットした後に接着剤を塗布してもよい。表皮5
が接着剤の浸透し難い材料からなる場合は、表皮5に接
着剤を塗布することもできる。
【0013】表皮5は、真空成形,縫製等により所定形
状としたものである。用途,感触性,装飾性等を鑑み、
プラスチックレザーやファブリック更には弾性シート材
を貼着したラミネート表皮等が適宜選択される。表皮5
は基材3よりも大きく(広く)、その周縁部14が下型
1の受面23上に載る。
状としたものである。用途,感触性,装飾性等を鑑み、
プラスチックレザーやファブリック更には弾性シート材
を貼着したラミネート表皮等が適宜選択される。表皮5
は基材3よりも大きく(広く)、その周縁部14が下型
1の受面23上に載る。
【0014】符号9は、アクチュエータAとしての空圧
シリンダを示す。空圧シリンダ9はシリンダチューブ2
0と進退動する作動軸10とからなる。作動軸10を下
型1の周縁部に対向させ、シリンダチューブ20を上型
2の周縁部に垂設するようにして固定する。作動軸10
は、空圧源(図示せず)から空気配管11を流通する圧
縮エアによって作動軸基端部にあるピストンを作動させ
ることで、下降動する(図2)。空気配管11には、ダ
イヤル操作により設定圧力を調節可能にするリリーフ弁
12が設けられている。符合13は、空圧シリンダ9に
かかる空気圧力を表示する圧力計を示す。
シリンダを示す。空圧シリンダ9はシリンダチューブ2
0と進退動する作動軸10とからなる。作動軸10を下
型1の周縁部に対向させ、シリンダチューブ20を上型
2の周縁部に垂設するようにして固定する。作動軸10
は、空圧源(図示せず)から空気配管11を流通する圧
縮エアによって作動軸基端部にあるピストンを作動させ
ることで、下降動する(図2)。空気配管11には、ダ
イヤル操作により設定圧力を調節可能にするリリーフ弁
12が設けられている。符合13は、空圧シリンダ9に
かかる空気圧力を表示する圧力計を示す。
【0015】空圧シリンダ9へは、空圧源から空気配管
11を通じ空気を圧送することで、作動軸10を下型1
の周縁部に対して進出させている。作動軸10の先端は
基材3の下部位置よりも更に20mm以上、下方に位置す
る。そして、その状態で可動板8を下降させて閉型する
構成をとる。従って、型閉めに先立ち、まず作動軸10
の先端が下型1とで表皮5の周縁部14を挟着し、表皮
5を空圧シリンダ9内の空気圧力により固定することに
なる。型閉め状態にあっても、作動軸10が絶えず出の
状態を保って表皮5を固定する(図3)。
11を通じ空気を圧送することで、作動軸10を下型1
の周縁部に対して進出させている。作動軸10の先端は
基材3の下部位置よりも更に20mm以上、下方に位置す
る。そして、その状態で可動板8を下降させて閉型する
構成をとる。従って、型閉めに先立ち、まず作動軸10
の先端が下型1とで表皮5の周縁部14を挟着し、表皮
5を空圧シリンダ9内の空気圧力により固定することに
なる。型閉め状態にあっても、作動軸10が絶えず出の
状態を保って表皮5を固定する(図3)。
【0016】ここで、型閉動に伴い、作動軸10は下型
から反力を受けて退動する構造である。よって、空圧シ
リンダ9中の空気が圧縮され圧力は高まる。しかし、空
気配管11中の空圧が2〜4Kg/cm2に上昇し、空圧
がリリーフ弁12の設定圧力を越えれば、リリーフ弁1
2の通気孔が開き、そのシリンダ中の空気を大気中に排
出させるようにしている。故に、作動軸10の表皮周縁
部に挟着する圧力を型閉動の最初から最後まで略一定に
保つことができ、空気シリンダ9が型閉めに対する抵抗
体になったり表皮5を傷めたりすることはない。
から反力を受けて退動する構造である。よって、空圧シ
リンダ9中の空気が圧縮され圧力は高まる。しかし、空
気配管11中の空圧が2〜4Kg/cm2に上昇し、空圧
がリリーフ弁12の設定圧力を越えれば、リリーフ弁1
2の通気孔が開き、そのシリンダ中の空気を大気中に排
出させるようにしている。故に、作動軸10の表皮周縁
部に挟着する圧力を型閉動の最初から最後まで略一定に
保つことができ、空気シリンダ9が型閉めに対する抵抗
体になったり表皮5を傷めたりすることはない。
【0017】リリーフ弁12は、圧力設定を適宜調節す
ることによって、作動軸10による表皮5の挟着圧力を
自由に調節できるものである。このため、表皮5に過大
な圧力を掛けて損傷させたり、反対に挟着力不足により
ズレを起こしたりする虞れはない。表皮5の性状に合わ
せて常に最適な圧力調節が可能になっている。
ることによって、作動軸10による表皮5の挟着圧力を
自由に調節できるものである。このため、表皮5に過大
な圧力を掛けて損傷させたり、反対に挟着力不足により
ズレを起こしたりする虞れはない。表皮5の性状に合わ
せて常に最適な圧力調節が可能になっている。
【0018】上記空圧シリンダ9は、表皮の大きさに従
い上型2の周縁部に所要本数が設けられる(図2)。と
ころで、空圧シリンダ9の作動軸10の先端は、図4に
例示するごとく、球面状に丸くした突状部19を形成す
るのが好ましい。更に、下型1のその対向面に球面状の
凹部15を設けるのが好ましい。作動軸10が表皮5に
突き当たったとき、表皮5が凹部15中に窪んで確実に
係止され、表皮5の滑りがなくなるからである。作動軸
10の先端を円錐状,楔状等の形状をした係止部に代え
ることもできる。いずれも、表皮5を挟着する際の位置
ズレを防止できるからである。下型1へ上記係止部に対
応する凹窪を設けるとより好適となる。また、図示しな
いが、作動軸10の先端に表皮5に圧着する滑り止め用
のパッドあるいはエッジ等を設けるようにしてもよい。
い上型2の周縁部に所要本数が設けられる(図2)。と
ころで、空圧シリンダ9の作動軸10の先端は、図4に
例示するごとく、球面状に丸くした突状部19を形成す
るのが好ましい。更に、下型1のその対向面に球面状の
凹部15を設けるのが好ましい。作動軸10が表皮5に
突き当たったとき、表皮5が凹部15中に窪んで確実に
係止され、表皮5の滑りがなくなるからである。作動軸
10の先端を円錐状,楔状等の形状をした係止部に代え
ることもできる。いずれも、表皮5を挟着する際の位置
ズレを防止できるからである。下型1へ上記係止部に対
応する凹窪を設けるとより好適となる。また、図示しな
いが、作動軸10の先端に表皮5に圧着する滑り止め用
のパッドあるいはエッジ等を設けるようにしてもよい。
【0019】(2)表皮一体成形における表皮の固定装
置の動作 次に、圧着成形過程のなかで、上記表皮の固定装置の動
作を説明する。まず、型開時に下型1へ表皮5を載置す
る。ここで、表皮5は、その窪み22をダボ7に嵌め込
んだりスライドピン4に止孔21を嵌挿したりする必要
はない(図5,図6参照)。その後、接着剤を塗布した
基材3を上型2にセットする。この段階では、作動軸1
0の先端を基材3の下部位置よりも下方に位置させてい
る(図1)。
置の動作 次に、圧着成形過程のなかで、上記表皮の固定装置の動
作を説明する。まず、型開時に下型1へ表皮5を載置す
る。ここで、表皮5は、その窪み22をダボ7に嵌め込
んだりスライドピン4に止孔21を嵌挿したりする必要
はない(図5,図6参照)。その後、接着剤を塗布した
基材3を上型2にセットする。この段階では、作動軸1
0の先端を基材3の下部位置よりも下方に位置させてい
る(図1)。
【0020】こうして、圧着成形の準備が整ったところ
で、上型2を下降させる。上型2の下降に伴い、先ず、
作動軸10が下型1上に載置した表皮5の周縁部14と
当接する。表皮5は下型1と作動軸10とで挟着され、
固定状態になる。よって、型閉め段階で表皮5がズレる
のを阻止する。型閉動が進むと、作動軸10は下型1か
らの圧力を受け退動する。表皮5を挟着する圧力は、こ
の下型1から作動軸10を介して受ける圧力であるの
で、所望の挟着圧力になっている。型閉め状態が更に進
んで、空圧配管11の圧力が高くなると、リリーフ弁1
2が開放し圧力調整が行なわれる。表皮5の挟着圧力を
一定にして、表皮5を確実に挟着しながら作動軸10を
型閉めの抵抗体にならせないためである。
で、上型2を下降させる。上型2の下降に伴い、先ず、
作動軸10が下型1上に載置した表皮5の周縁部14と
当接する。表皮5は下型1と作動軸10とで挟着され、
固定状態になる。よって、型閉め段階で表皮5がズレる
のを阻止する。型閉動が進むと、作動軸10は下型1か
らの圧力を受け退動する。表皮5を挟着する圧力は、こ
の下型1から作動軸10を介して受ける圧力であるの
で、所望の挟着圧力になっている。型閉め状態が更に進
んで、空圧配管11の圧力が高くなると、リリーフ弁1
2が開放し圧力調整が行なわれる。表皮5の挟着圧力を
一定にして、表皮5を確実に挟着しながら作動軸10を
型閉めの抵抗体にならせないためである。
【0021】型閉めが完結すると、表皮5と基材3が圧
着成形で一体化する。この状態下で、作動軸10は表皮
5を下型1とで引き続き挟着できるよう、その先端が出
の状態を保っている(図3)。かくして、圧着成形で表
皮一体成形品を造り終える。その後、型開きして所望の
製品を取出すことになる。尚、型開動の過程で、作動軸
10は下型1の押圧から開放され、再び下降動し、次の
表皮一体成形のスタンバイ状態へと復帰する。こうし
て、連続生産に対応できるようになっている。
着成形で一体化する。この状態下で、作動軸10は表皮
5を下型1とで引き続き挟着できるよう、その先端が出
の状態を保っている(図3)。かくして、圧着成形で表
皮一体成形品を造り終える。その後、型開きして所望の
製品を取出すことになる。尚、型開動の過程で、作動軸
10は下型1の押圧から開放され、再び下降動し、次の
表皮一体成形のスタンバイ状態へと復帰する。こうし
て、連続生産に対応できるようになっている。
【0022】(3)実施例の効果 以上の態様からなる表皮一体成形における表皮の固定装
置によれば、作動軸10が型閉動により表皮5の周縁部
14を下型1とで挟着し、特別な操作も要せず自然と表
皮5を固定できる。そして、その挟着圧力は空圧シリン
ダ9が型閉動により下型1から作動軸10を介して受け
る圧力によるので変動がなく、表皮5に止孔等を加工し
なくても常に適当な挟着圧力で表皮5を確実に固定し得
る。尚、作動軸10の先端に突状部19を、下型1のそ
の対向面に凹部15を設けることによって、表皮5の固
定化の信頼性を一層高めることが可能となる。
置によれば、作動軸10が型閉動により表皮5の周縁部
14を下型1とで挟着し、特別な操作も要せず自然と表
皮5を固定できる。そして、その挟着圧力は空圧シリン
ダ9が型閉動により下型1から作動軸10を介して受け
る圧力によるので変動がなく、表皮5に止孔等を加工し
なくても常に適当な挟着圧力で表皮5を確実に固定し得
る。尚、作動軸10の先端に突状部19を、下型1のそ
の対向面に凹部15を設けることによって、表皮5の固
定化の信頼性を一層高めることが可能となる。
【0023】上記のごとく表皮5を固定することによっ
て、スライドピン4やダボ7への嵌め込みもなくなり、
生産性は大いに向上する。更に、表皮を基材に対してズ
レや皺を生じさせることなく一体化できると共に、加工
工数が軽減され製作が容易になるので、製品の品質向
上,低コスト化も図れるようになる。もちろん、ダボ形
状を回避したので、表皮5の下型1への密着度もよく、
安定した品質が得られるようになる。加えて、表皮5に
成形収縮等が生じても、表皮のセット化にそれ程支障が
なく、表皮5の不良率が低減する傾向にある。内部歪を
とるべく、表皮5をアニールするといった手間も省ける
ようになる。そして、自動脱型化も可能になり得るなど
有益な効果がある。
て、スライドピン4やダボ7への嵌め込みもなくなり、
生産性は大いに向上する。更に、表皮を基材に対してズ
レや皺を生じさせることなく一体化できると共に、加工
工数が軽減され製作が容易になるので、製品の品質向
上,低コスト化も図れるようになる。もちろん、ダボ形
状を回避したので、表皮5の下型1への密着度もよく、
安定した品質が得られるようになる。加えて、表皮5に
成形収縮等が生じても、表皮のセット化にそれ程支障が
なく、表皮5の不良率が低減する傾向にある。内部歪を
とるべく、表皮5をアニールするといった手間も省ける
ようになる。そして、自動脱型化も可能になり得るなど
有益な効果がある。
【0024】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲内で
種々変更できる。例えば、発泡体の外表面を表皮が被覆
している表皮付き発泡樹脂成形品の製造に使用する装置
としても適用できる。
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲内で
種々変更できる。例えば、発泡体の外表面を表皮が被覆
している表皮付き発泡樹脂成形品の製造に使用する装置
としても適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係る表皮一体成
形における表皮の固定装置は、成形型に係る下型への表
皮の一時的固定を容易にして且つ確実になすので、生産
性の向上や低コスト化等に優れた効果を発揮する。
形における表皮の固定装置は、成形型に係る下型への表
皮の一時的固定を容易にして且つ確実になすので、生産
性の向上や低コスト化等に優れた効果を発揮する。
【図1】本発明の一実施例を示す表皮の固定装置の縦断
面図である。
面図である。
【図2】図1の空圧シリンダに係る空圧回路図である。
【図3】図1に係る表皮の固定装置の作動状態図であ
る。
る。
【図4】空圧シリンダの作動軸先端と下型周縁部の縦断
面図である。
面図である。
【図5】従来技術の説明断面図である。
【図6】従来技術の説明断面図である。
1 下型 2 上型 5 表皮 9 空圧シリンダ 10 作動軸 11 空気配管 12 リリーフ弁 14 周縁部 A アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 105:20 B29L 9:00
Claims (2)
- 【請求項1】 成形型に係る上型の周縁部にアクチュエ
ータの作動軸を垂設し、型開時に該作動軸を下型の周縁
部に対し進出させ、該作動軸が、型閉め時に降下して下
型上にセットした表皮の周縁部を下型との挟着で固定す
ると共に、型閉動に伴って下型から受ける圧力により退
動するように構成した表皮一体成形における表皮の固定
装置。 - 【請求項2】 アクチュエータに空圧シリンダを使用
し、該空圧シリンダの空気配管に設定圧力の調節可能な
リリーフ弁を設け、型閉動に伴い上記作動軸が退動する
過程で、空圧シリンダが作動軸を介して下型から圧力を
受け、該空気配管の空圧の高まりによって該リリーフ弁
が開かれ表皮周縁部の挟着圧力を調節し得るようにした
請求項1に記載の表皮一体成形における表皮の固定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6022020A JPH07205167A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 表皮一体成形における表皮の固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6022020A JPH07205167A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 表皮一体成形における表皮の固定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07205167A true JPH07205167A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=12071313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6022020A Pending JPH07205167A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 表皮一体成形における表皮の固定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07205167A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003320544A (ja) * | 2002-04-30 | 2003-11-11 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡樹脂成形品の製造方法 |
| JP2009039884A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Inoac Corp | 発泡成形型および表皮付き発泡成形部材の製造方法 |
| US7695670B2 (en) * | 2005-07-27 | 2010-04-13 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | In-die cover forming method and method for manufacturing product integrated with cover |
| CN105729694A (zh) * | 2016-03-10 | 2016-07-06 | 佘峰 | 一种橡胶减震垫快速成型装置 |
| KR20210071115A (ko) * | 2019-11-27 | 2021-06-16 | 케이비아이동국실업 주식회사 | 자동차 내장재를 성형하는 성형 금형 |
| KR102305153B1 (ko) * | 2020-11-20 | 2021-09-30 | 주식회사 몰텍스 | 진동형 금형장치 |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP6022020A patent/JPH07205167A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003320544A (ja) * | 2002-04-30 | 2003-11-11 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡樹脂成形品の製造方法 |
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| JP2009039884A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Inoac Corp | 発泡成形型および表皮付き発泡成形部材の製造方法 |
| CN105729694A (zh) * | 2016-03-10 | 2016-07-06 | 佘峰 | 一种橡胶减震垫快速成型装置 |
| KR20210071115A (ko) * | 2019-11-27 | 2021-06-16 | 케이비아이동국실업 주식회사 | 자동차 내장재를 성형하는 성형 금형 |
| KR20210084410A (ko) * | 2019-11-27 | 2021-07-07 | 케이비아이동국실업 주식회사 | 자동차 내장재를 성형하는 성형 금형 |
| KR20210122760A (ko) * | 2019-11-27 | 2021-10-12 | 케이비아이동국실업 주식회사 | 자동차 내장재를 성형하는 성형 금형 |
| KR102305153B1 (ko) * | 2020-11-20 | 2021-09-30 | 주식회사 몰텍스 | 진동형 금형장치 |
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