JPH07205A - 凹凸成形シート並びにその製造方法 - Google Patents
凹凸成形シート並びにその製造方法Info
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- JPH07205A JPH07205A JP5166110A JP16611093A JPH07205A JP H07205 A JPH07205 A JP H07205A JP 5166110 A JP5166110 A JP 5166110A JP 16611093 A JP16611093 A JP 16611093A JP H07205 A JPH07205 A JP H07205A
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Abstract
る防滑性の向上と意匠性の向上を図る。 【構成】 本発明の凹凸成形シートSは、素地シート1
0の一面に所定形状の凹凸パターン3を密着形成して成
っており、このうち凹凸パターン3は大きさ、形状及び
性状の全部またはその一部を異にする複数のパターン要
素4により多層状に形成されていることを特徴とする。
また本発明の凹凸成形シートの製造方法は、複数枚の孔
版5を使用し、これら孔版5の中から一枚ずつ孔版5を
取り出し、この孔版5にエラストマー液体原料Pを注入
し、これが半硬化状態となったところで順次、次の孔版
5を載置し、同様の作業を繰り返して最終的に所定形状
の凹凸パターン3を素地シート10上に密着形成するよ
うにしたことを特徴とする。
Description
滑性を目的として設けられる凹凸パターンを具えたシー
ト状部材並びにその製造方法に関するものであって、特
に更なる防滑性及び意匠性の向上を図った凹凸成形シー
ト並びにその製造方法に係るものである。
ス等の各種スポーツの用に供される運動靴には軽量化と
衝撃吸収力の向上を図るため、直接地面と接する靴底最
下層であるアウターソールを充実ゴムや高密度スポンジ
で形成し、その上層をEVA(エチレンビニルアセテー
ト)のような軽量で緩衝性に優れるスポンジを一枚ある
いは複数枚重ね合わせて構成し、靴底を多層構造とする
試みがなされている。
は比較的硬質で地面把持力や耐磨耗性の点では優れた効
果を発揮するものの、その一方において重量が嵩み、軽
量化を図る上では難点があった。
々の靴底の成形手法が案出されてきている。例えば不織
布シート上のポリウレタン樹脂皮膜と、滑り止め突起化
前の液状ポリウレタン配合物とを金型に入れ、これを熱
硬化させて一体的に結合する方法(特開平1−3106
01号公報)がその一例として挙げられる。また本出願
人にあっても不織布上に孔版を密着状態で置き、孔版に
は増粘剤を含むポリウレタンエラストマーを流し込み、
スキージ処理をした後、加熱硬化してエンボスシートを
成形する方法「エンボスシートの製造方法」(特願平4
−185922号)をはじめとして数多くの出願に及ん
でいる。
では、防滑性の向上を図ると言っても限界があり、更な
る防滑性を図るためには運動靴の靴底に形成される凹凸
パターンの高さや接地面積あるいは接地面の形状やパタ
ーンの配置等、他の要素も勘案する必要がある。しかし
これらの条件に満足するためには、どうしても凹凸パタ
ーンの形状が複雑となり、これを上述の特開平1−31
0601号公報のように金型により成形しようとすれ
ば、金型の作成コストが大幅に増大する。
5922号で開示する一枚の孔版のみにより凹凸パター
ンを形成する手法は比較的単純な形状の凹凸パターンの
形成に適するものであって、上述したような複雑な形状
の凹凸パターンの形成には不向きな面があった。
ンは、一般的に同一素材によって一体成形される場合が
多く、そのため前記防滑性向上の見地や意匠的見地に立
った場合には、部分的に凹凸パターンの性状を異ならせ
たい面もあるが、従来は上述した製造上の理由からこの
ような試みは全くなされていなかった。
考慮してされたものであって、凹凸パターンを複数枚の
孔版を用いることによって、段階的に形成することで前
記防滑性及び意匠性の要求に応える新規な凹凸成形シー
ト並びにその製造方法の開発を試みたものである。
る凹凸成形シートは、素地シートの一面に所定形状の凹
凸パターンが密着形成されて成る凹凸成形シートにおい
て、前記凹凸パターンは、大きさ、形状及び性状の全部
またはその一部を異にする複数のパターン要素を組み合
わせることにより多層状に形成されていることを特徴と
して成るものである。
シートは、前記要件に加え、前記凹凸成形シートは靴底
最下層に形成されるアウターソールであることを特徴と
して成るものである。
成形シートは、前記要件に加え、前記凹凸パターンの接
地面は全体が凹陥状に形成されるとともに、接地面の周
縁部は前記凹凸パターンの側面に対して鋭角的に形成さ
れて成ることを特徴として成るものである。
成形シートは、前記要件に加え、前記凹凸パターンを構
成する各パターン要素は、少なくとも上下に面するパタ
ーン要素間において異なる配色が施されていることを特
徴として成るものである。
成形シートは、前記要件に加え、前記凹凸パターンは各
パターン要素の大きさを変え、または大きさ及び形状の
双方を異ならせることにより多段状に形成されているこ
とを特徴として成るものである。
成形シートの製造方法は、ベース上に素地シートを載置
するとともに、この素地シート上にあらかじめ所定形状
の孔部がパターン状に形成された孔版を載置し、この孔
版に対しエラストマー液体原料を注入し、更にスキージ
処理した後、これを硬化させることにより凹凸成形シー
トを製造する方法において、前記孔版は、少なくとも基
部側孔版と接地側孔版の二枚の孔版が使用され、このう
ち基部側孔版をまず素地シート上に載置し、このものに
対し前記エラストマー液体原料を所定量注入後、スキー
ジ処理し、このエラストマー液体原料が半硬化状態とな
り、基部層が形成されたところで、接地側孔版を載置
し、同様にしてエラストマー液体原料を所定量注入後、
スキージ処理し、このエラストマー液体原料が脱版可能
状態まで硬化し、接地層が形成されたところでこれら各
孔版を順次脱版し、素地シート上に所定形状の凹凸パタ
ーンが密着形成されたものを取り出し、これを完全に硬
化させることにより凹凸成形シートを製造するようにし
たことを特徴として成るものである。
成形シートの製造方法は、前記請求項6の要件に加え、
前記孔版は基部側孔版及び接地側孔版のほか、一または
二枚以上の中間位置孔版が使用され、前記基部側孔版に
よる基部層が形成された後、中間位置孔版を載置し、こ
のものに対しエラストマー液体原料を所定量注入後、ス
キージ処理し、このエラストマー液体原料が半硬化状態
となったところで、更に他の中間位置孔版がある場合に
はこれを載置し、同様にしてエラストマー液体原料が半
硬化状態となり中間層が形成されたところで接地側孔版
を載置し、これにより接地層を形成するようにしたこと
を特徴として成るものである。
成形シートの製造方法は、ベース上にあらかじめ所定形
状の孔部がパターン状に形成された孔版を載置し、この
孔版に対しエラストマー液体原料を注入し、更にスキー
ジ処理した後、これに素地シートを被せて上方より押圧
保持し、この状態でエラストマー液体原料を硬化させる
ことにより凹凸成形シートを製造する方法において、前
記孔版は少なくとも基部側孔版と接地側孔版の二枚の孔
版が使用され、このうち接地側孔版をまず通気性シート
に載置し、このものに対し前記エラストマー液体原料を
所定量注入後、スキージ処理し、このエラストマー液体
原料が半硬化状態となり、接地層が形成されたところで
接地層に対し基部層が積層されることを特徴として成る
ものである。
成形シートの製造方法は、前記請求項8の要件に加え、
前記接地側孔版をベース上に載置するにあたっては、ベ
ース上に通気性シートをまず載置し、この通気性シート
上に接地側孔版を載置し、またはベース上に離型剤を塗
布後、接地側孔版を載置するようにしたことを特徴とし
て成るものである。
成形シートの製造方法は、前記請求項8、9の要件に加
え、前記基部層の積層にあたっては、接地層が形成され
たところで基部側孔版を載置し、同様にしてエラストマ
ー液体原料が半硬化状態となり、基部層が形成されたと
ころで素地シートを被せるようにしたことを特徴として
成るものである。
凸成形シートの製造方法は、前記請求項8、9の要件に
加え、前記基部層の積層にあたっては、接地層が形成さ
れたところで、別工程において素地シート上に基部層を
積層させた中間製品を被せるようにしたことを特徴とし
て成るものである。
凸成形シートの製造方法は、前記請求項8、9、10、
11の要件に加え、前記孔版は基部側孔版及び接地側孔
版のほか、一または二枚以上の中間位置孔版が使用さ
れ、前記接地側孔版による接地層が形成された後、中間
位置孔版を載置し、同様にしてエラストマー液体原料が
半硬化状態となり中間層が形成された後、その上部に基
部側孔版を載置し、これにより基部層を形成するように
したことを特徴として成るものである。
凸成形シートの製造方法は、前記請求項6、7、8、
9、10、11、12の要件に加え、前記各孔版はエッ
チング処理により孔部を形成して成る複数の薄板を積層
することによって構成されていることを特徴として成る
ものである。これら発明の構成を手段として前記目的を
達成しようとするものである。
は五の発明たる凹凸成形シートにあっては、凹凸パター
ンを大きさ、形状及び性状の全部またはその一部を異に
する複数のパターン要素を組み合わせることにより多層
状に形成している。これにより本出願に係る第四の発明
のように少なくとも上下に面するパターン要素間におい
て異なる配色を施せば、凹凸パターン上に帯状の色模様
が形成されるようになり、これによって意匠性向上に寄
与できるほか、本出願に係る第五の発明のように各パタ
ーン要素の大きさを変え、または大きさ及び形状の双方
を異ならせることにより凹凸パターンを多段状に形成し
た場合には、階段状に大きさ、形状を異ならせる複雑な
形状の凹凸パターンに対処できる。
十一、十二または十三の発明たる凹凸成形シートの製造
方法にあっては、複数枚の孔版を使用し、これらの孔版
の中から一枚ずつ孔版を取り出し、この孔版にエラスト
マー液体原料を注入し、これが半硬化状態となったとこ
ろで順次、次の孔版を載置し、同様の作業を繰り返し、
最終的に所定形状の凹凸パターンを素地シート上に密着
形成するという構成をとる。従って凹凸パターンは、基
部側から、あるいは接地側から順次段階的に形成される
ようになり、これにより各孔版によって成形される層ご
とに性状を変えたり、大きさ、形状を変えることで複雑
な形状の凹凸パターンの形成を可能にしている。
方法について、運動靴1の靴底2並びにその製造過程を
例にとり、図示の概念図に従って具体的に説明する。な
お説明にあたっては、まず本発明の凹凸成形シートSの
構成について説明し、次いでこの凹凸成形シートSを成
形する際、使用する孔版5の構成並びにこの孔版5の作
成方法について説明し、最後に本発明の凹凸成形シート
の製造方法について言及する。
定形状の凹凸パターン3を密着形成して成るものであ
る。具体的には運動靴1の靴底2の形状に合わせて裁断
される素地シート10に対し、運動靴1の滑り止め等の
役目をする所定形状の凹凸パターン3をパターン状にレ
イアウトし、これを素地シート10に密着接合すること
により構成される。
脂、ゴム、不織布など従来から運動靴1のアウターソー
ルのベース生地として使用されている種々の素材が適用
できる。素地シート10として不織布を適用する場合に
は、熱可塑性繊維、熱硬化性繊維のいずれによるもので
もよく、その一例としてバックスキン状人工皮革である
東レ株式会社製のエクセーヌ(登録商標)などを適用す
ることができる。因みにこのエクセーヌ(登録商標)に
は、黄色、オレンジ色など種々の色があるので、後述す
る凹凸パターン3を例えば黒色系とすることで色彩的な
コントラストによる意匠を靴底2に施すことができる。
のある通常の不織布シートをはじめ、厚手のフィルムシ
ート等も適用できるし、接着性を具えるものや樹脂皮膜
コートを具えるものでもよい。通常の不織布シートとし
ては、ウレタン等の弾性長繊維を自己接着させたものが
好適である。この場合、例えば厚さ1cm程度の厚手の
不織布シートを適用すれば、緩衝性に優れた靴底2を提
供することができる。なおフィルムシートを素地シート
10として用いるときは、人工皮革や不織布に比較する
と素材の対比を意匠的に表現し難いが、色彩的なコント
ラストにより意匠性を高めることができる。
ー液体原料Pとして紫外線硬化樹脂を使用する場合には
上述したような素地シート10に対し、更に凹凸パター
ン3に対応するパターンデザインを印刷しておくことも
可能である。因みにこのようにすれば凹凸パターン3を
透明または半透明とすることにより、素地シート10に
印刷した前記パターンデザインの色彩が認識できるよう
になり、前記実施例とは趣を変えた意匠的効果を得るこ
とができる。
ート10に印刷されるパターンデザイン部分のインクの
色彩との間でも種々の色彩的コントラストが選択でき
る。例えば素地シート10を黒色とし、これに印刷され
るインクを黄色、オレンジ色などの鮮やかな色とした
り、また素地シート10を赤色とし、インクを青色とす
るなど、素地シート10の色とインクの色とが、彩度、
明度、色相のいずれか、またはこれらの組み合わせを異
ならせることにより、インクの色が相対的に目立つよう
な対比色の関係にすることも可能である。
凸パターン3は本発明の特徴的構成を成す部分であっ
て、大きさ、形状及び性状の全部またはその一部を異に
する複数のパターン要素4を組み合わせることにより多
層状に形成されて成る。なおこれら複数のパターン要素
4を区別する必要がある場合には、素地シート10に密
着接合されている部分を基部側パターン要素4b、そし
て最上部に位置する部分を接地側パターン要素4cとし
てこれを区別する。
る凹凸パターン3の層数は、少なくとも二以上であり、
因みに層数を二とした場合には、凹凸パターン3は前述
した基部側パターン要素4bと接地側パターン要素4c
とにより構成される。また層数を三とした場合には図7
に示すように前記基部側パターン要素4bと接地側パタ
ーン要素4cとの間に中間位置パターン要素4mが存在
することになる。更に層数を四以上とした場合には、こ
の中間位置パターン要素4mは複数存在することにな
る。
3、4に示す凹凸パターン3の構成について説明する。
因みに図3に示すものは、先に素地シート10を設置
し、その上に孔版5を積み重ねてゆく手法により形成さ
れる凹凸パターン3を示すものであり、この手法の場合
には、後述するようにスキージ処理面が凹凸パターン3
の接地面3a側に現れる。従って図3に示すように接地
面3aが全体的に緩やかな凹陥状となって、その周縁部
が凹凸パターン3の側面を上方に幾分延長して鋭角的に
形成され、これにより地面把持力の向上が図られ、防滑
性が高められる。また図4に示すものは孔版5を積み重
ねた後(爾後的に)素地シート10を設置する手法によ
り形成され凹凸パターン3を示すものであり、この手法
の場合には、後述するようにスキージ処理面は、パター
ン要素間の接合面あるいは素地シート10との接合面に
現れる。従って接地面3aは図4に示すように平滑とな
るが、後述するように通気性シート40を使用する場合
には、この通気性シート40の作用により、また外気と
の接触を遮断することで靴底2の質感を損なわせる不要
な光沢を排除できる。
によって生ずる二種の凹凸パターン3について、更に大
きさ、形状または性状を異ならせたパターン要素4を適
宜組み合わせることによって形成される他の実施例につ
いて説明する。まず図3(a)、図4(a)に示すもの
は各パターン要素4の大きさ、形状はそのままとして、
その配色を異ならせたものである。具体的には図3
(a)、図4(a)では基部側パターン要素4bを比較
的濃いめの色としている。
様としては、これに限らず種々とり得るものであって、
少なくとも上下に面するパターン要素4間において異な
る配色が施されていればよいから、パターン要素4を三
層以上設ける場合には色相、彩度、明度等を異ならせる
二種の色を交互に配置して縞状に構成することも可能で
あり、更にこれらに無色あるいは有色透明のものや蛍光
色のものを交ぜたり、置換することで種々の態様をとり
得る。また各パターン要素4間で異ならせる性状の他の
要素としては、硬さ、弾性、衝撃吸収力、光沢あるいは
梨地感等が挙げられる。
図中、上方に行くに従ってパターン要素4の大きさを徐
々に小さくしてゆき、凹凸パターン3を階段状に形成し
たものである。なおパターン要素4の大きさを変える態
様としては、これに限らず孔版5の脱版が可能な範囲内
であれば他の態様も選択し得る。
は、各パターン要素4の大きさに加え、その形状をも異
ならせたものである。具体的には平面長円形の基部側パ
ターン要素4bの上方に平面円形の接地側パターン要素
4cを積層した構成をとる。なお各パターン要素4の大
きさ及び形状の組み合わせは、これに限られることなく
種々選択できるものであって、更に前記図3(a)、図
4(a)に示すような性状の変化をも組み合わせること
により、更に多くの態様の凹凸パターン3を成形し得
る。また凹凸パターン3の材質についての説明はここで
は省略し、後述する凹凸成形シートの製造方法について
の項で詳述する。
造する際、必要となる孔版5の構成並びにその作成方法
について説明する。本発明ではやや肉薄の孔版5を使用
している。これは後述するように凹凸成形シートSを製
造するにあたり、複数枚の孔版5が使用されることか
ら、凹凸パターン3の高さと、この孔版5の枚数との関
係や凹凸パターン3の大きさ、形状の相違や凹凸パター
ン3の成形手法の相違によって生ずる孔版5間の吸引力
の変化との関係でこのように設定される。例えば二枚の
孔版5を使用して基部側パターン要素4bと、接地側パ
ターン要素4cとから成る二層構造の凹凸パターン3を
成形するにあたっては、下記表1に記載するような厚み
の孔版5が一例として採用できる。また表1中「素地シ
ート先置き」と表示したのは、先に素地シート10を設
置し、その上に孔版5を積み重ねてゆく手法による場合
を表し、「素地シート後置き」と表示したのは、孔版5
を積み重ねた後に素地シート10を設置する手法による
場合を表している。なおこれら表示は後述する凹凸成形
シートの製造方法の説明でも使用する。また表1中
「上」と表示したのは、上述した二種の凹凸パターン3
の成形手法においてそれぞれ上方に位置する孔版5の厚
さを示し、表1中「下」と表示したのは、それぞれ下方
に位置する孔版5の厚さを示している。
示すように成形する凹凸パターン3の形状及びそのレイ
アウトに合わせて所定形状の孔部6がパターン状に刻設
されている。なおこの孔部6の設けられる位置は、原則
としてすべての孔版5において共通することが要求され
るわけであるが、孔部6の大きさ及び形状は、上述した
各パターン要素4に対応し、種々の態様をとり得る。因
みに本発明では複数枚の孔版5を密着させて使用するた
め、できるだけ、各孔版5間の接触面積を広く取った方
が密着効果を高める上では有利である。従って本発明で
は図7(b)に示すように比較的パターン要素4間での
面積差の大きな凹凸パターン3より、図7(a)に示す
ようにパターン要素4間での面積差の小さな凹凸パター
ン3の方が望ましい。また本発明では複数枚の孔版5が
使用されるため、これら孔版5間の位置合わせを行うガ
イド孔7を孔版5の一部に別途設けたり、孔版5間の密
着性を高める工夫が必要となる。
用して孔版5を密着させる手法について説明する。なお
このような磁力を利用して孔版5を密着させる手法とし
ては、ベース20側に磁力を持たせるか、孔版5側に磁
力を持たせるかによって二つの手法が選択できる。ここ
では実際の使用に最も適するベース20側に磁力を持た
せる場合についてまず説明する。この場合はベース20
を例えば平面研削盤の工作物保持装置として広く利用さ
れている電磁チャックにより構成し、これにより吸着さ
れる孔版5を上述したような厚み寸法の比較的肉薄の鉄
板により構成する。なおベース20としては同様の作用
が期待できる永磁チャックや、永久磁石等ももちろん使
用できる。
ては、一例としてエッチングによる手法が考えられる。
すなわちエッチングによる場合には、まず複数枚の薄板
50を用意し、これらの薄板50をエッチング処理する
ことにより、それぞれの薄板50に同一形状、同一パタ
ーンの孔部6を形成する。そしてこのようにして孔部6
が形成された薄板50を図5(b)−(i)に示すよう
に貼り合わせ、積層状態に接合することにより孔版5を
作成する。
5を作成するにあたり、0.8mm厚の薄板50を一例と
して二枚用意する。そしてこれら二枚の薄板50の上下
両面にそれぞれプロテクト膜51を被せ、両側からエッ
チング処理する。更にこのようなエッング処理により孔
部6が形成された二枚の薄板50間にエポキシ系接着剤
等、硬質の接着層が形成できる接着剤を塗布し、これら
二枚の薄板50を貼り合わせ、積層状態に接合して孔版
5を作成する。
合には、図5(b)−(ii) に示す厚肉の単板を片側か
らエッチング処理した場合に比べ、はるかに抜き勾配を
小さくできる。具体的には両側からエッチング処理する
ことにより片側のみからエッチング処理した場合に比
べ、抜き勾配が半分となり、更に薄板50としたことに
よりに抜き勾配は、その板厚の減少に伴い小さくなる。
そしてこのようにして成る抜き勾配の減少は、エラスト
マー液体原料Pを注入する際の流動性を良くし、孔版5
の脱版作業を容易にしている。
施した場合には、片側の場合に比べ、処理時間が短くて
済み、更に薄板50を使用することによりプロテクト膜
51に形成される孔部52の寸法精度がそれほど高くな
くても薄板50に形成される孔部6の形成に支障はな
い。従ってこれに伴い、プロテクト膜51の製作時間が
短くても済み、その製作コストも安価となる。
用する場合には、機械切削加工により孔部6を形成する
場合に比べて残留応力が小さくて済み、この残留応力が
起因して生ずる製品の反りが防止され、孔版5間あるい
はベース20との密着性を向上させ、エラストマー液体
原料Pの漏れを防止する。更に上述したように薄板50
を用い、これを接着剤で接着するように構成した場合に
は、その接着剛性により厚肉の単板により孔版5を作成
する場合に比べ、剛性を高めることができる。また孔版
5における孔部6の他の形成手法としては、本出願人の
出願に係る特願平4−307574号「エンボスシート
の製造方法」、特願平4−343146号「エンボスシ
ートの製造方法」等において開示したマスター型を利用
する方法、光硬化性樹脂フィルムを利用する方法、サン
ドブラストによる方法のほか、金属板、樹脂板などにワ
イヤカット、レーザー、パンチング、プレス等による方
法で孔部6を形成して孔版5を作成する方法等、種々の
方法をとり得るものである。
ごとに磁気特性の大きさを異ならせ、素地シート10側
に位置するほど磁気特性が小さくなるように設定し、最
上部の孔版5の磁気特性が最も大きくなるように設定
し、積層される孔版5間の磁気特性にバランスを持たせ
た配置態様とすることもできる。
て説明する。なおこの場合にはベース20として、一例
として鉄等の磁性体金属製のプレート状部材、あるいは
更に肉厚のブロック状のものが使用されるが、孔版5と
しては以下のようなものが使用される。まず図8(a)
に示すものは孔版5自体を永久磁石により形成したもの
である。なお永久磁石としては成形が容易で量産性に優
れるプラスチック磁石が一例として使用できる。プラス
チック磁石は熱硬化性あるいは熱可塑性の樹脂中にフェ
ライト等の磁性粉末を添加して成るものであるが、更に
好ましくは薄板化したときでも磁気特性が極端に低下し
ないサマリウム・コバルト磁性粉とプラスチックスの混
合物を成形して成る希土類形のプラスチック磁石である
ことが望ましい。なおこのように孔版5として樹脂材料
を用いた場合にはエラストマー液体原料P(樹脂材料)
との親和性により、これら両者が接着することも予想さ
れるため、孔版5を肉薄にする等、脱版性に留意し、別
途使用時には離型剤を塗布する等の措置が必要となる。
て孔部6が刻設されていない適宜の個所に吸引作用部8
を設けたものである。この吸引作用部8は、永久磁石8
aの周囲を例えば真鍮等により形成される非磁性体リン
グ8bにより覆って成るものであって、この永久磁石8
aが当該孔版5に及ぼす平面方向の磁気特性を遮断し、
これを上下に積層される孔版5の密着に振り分けて使用
しようとするものである。従ってこのような構成をとれ
ば、磁気特性を高めることが可能となり、永久磁石8a
としてはフェライトを用いた通常の組成のプラスチック
磁石やアルニコ、フェライト等を使用した焼結体磁石の
使用もできるようになる。
な磁力を利用する方法のほか、孔版5間に霧状の水滴を
スプレーし、これを凍らせることにより孔版5間の密着
を図ったり、このほか孔版5間に水滴や仮接着用の接着
液を数滴滴下して、これらを重ね合わせることで密着を
図ったり孔版5間に機械的係合手段を別途設けることに
よって密着を図る等、種々の密着手段を採用し得る。な
お素地シート10と接する基部側の孔版5については例
えば永久磁石により構成されるベース20を用い、孔版
5と、このベース20とによる磁力作用により素地シー
ト10を挟持する構成をとる場合には、少なくとも孔版
5の表面に磁性体金属を担持させておく必要があること
は言うまでもない。
地シート先置き」の場合と、「素地シート後置き」の場
合とに分け、前者については図9、10に基づき、後者
については図11〜13に基づいて具体的に説明する。 A.〕素地シート先置きの場合 i)基部側孔版の設置(図2(a)、図9(a)参照) まずベース20上に素地シート10を載置し、更にその
上方に基部側パターン要素4bを成形するのに使用する
孔版5を設置する。なお孔版5について以下区別して使
用する場合には基部側パターン要素4b、接地側パター
ン要素4cに対応してそれぞれ基部側孔版5b、接地側
孔版5cとして説明する。また中間位置パターン要素4
mが存在する場合には、図6に示すようにこれに対応し
て中間位置孔版5mが別途必要となる。
ットしたら、図9(a)に示すように孔版5における孔
部6に凹凸パターン3を形成するエラストマー液体原料
Pを流し込む。なおエラストマー液体原料Pとしてポリ
ウレタンエラストマーを流し込む場合には、図9(a)
のように容器内で原料の二液を混合し脱泡して注ぐ方法
のほか、図示しないが工業的に多く使用されているスタ
ティックミキサーなどを用い、シリンダ内で二液を混合
し、ノズルから注入する方法や、図9(a′)のように
ノズル先端で原料の二液を混合しながら吹き付けるよう
にすることも可能である。
リマーとポリイソシアネートとの混合液から成り、これ
を加熱することによって硬化するものであり、特にノズ
ルから吹き付けて供給するポリウレタンエラストマーと
して好適なものに、日本合成化学工業株式会社の無溶剤
即硬ウレタン樹脂などがある。このものはノズルによる
スプレー混合前にエラストマー液体原料Pを加熱してお
くのが望ましく、ゲルタイム20秒程度で硬化する。ま
たこのものに対し粘度、硬度調整のため、別途溶剤を添
加することも可能である。その他、ポリウレタンエラス
トマーとしては、プレポリマーである日本ポリウレタン
工業株式会社のニッポラン(登録商標)に、ポリイソシ
アネートである大日本インキ株式会社のパンデックス
(登録商標)を混合したものなどを用いることが可能で
ある。また孔版5からの流出を防止する必要がある場合
も予想され、そこでこれら原料には、増粘剤を混入する
ことが好ましい。
ル株式会社製造販売のAEROSIL(登録商標)があ
る。このものは工業的に得られる最高純度のシリカ(S
iO2 99.8%)であり、7mμ〜50mμの超微粒
子から成り、高表面積、高分散性を有する無害の物質で
ある。このAEROSIL(登録商標)は、表面に有す
るシラノール基の水素架橋結合の働きにより、少量の添
加でポリエステルやエポキシ樹脂等の液状物質の加工に
必要なレオロジー特性を与えることができるため増粘剤
としての機能を有する。また前記AEROSILに限ら
ず、その他のフィラーを添加することももちろん可能で
ある。
硬化性樹脂を適用することもできる、ここでは光硬化性
樹脂のうち、紫外線の照射により短時間で硬化する紫外
線硬化樹脂を例にとって以下説明する。
線が孔部6の深くまで届くように、あるいは爾後成形さ
れる他のパターン要素4m、4c側からこの基部側パタ
ーン要素4b及び素地シート10に印刷されたパターン
の色が透けて見えるように、硬化前及び硬化後において
透明ないし半透明のものを適用する。しかも本発明では
凹凸パターン3は靴底2として用いられるから、硬化し
たものが適度な弾力を有し、引張強度、引き裂き強度、
耐磨耗性、その他の要求されるべき物性面で靴底2の凹
凸パターン3として耐えられるような紫外線硬化樹脂を
適用する。この場合、引き裂き強度を向上させるため、
硬化を阻害しない程度に短繊維等のフィラーを紫外線硬
化樹脂に混入しておいてもよい。
6に流し込んだら、図9(b)に示すようにスキージ具
30を用いて、孔部6の上面からはみ出て存在する上記
エラストマー液体原料Pを除去する。このとき各孔部6
中のエラストマー液体原料Pのうち、孔部6上面直下付
近に存在するものの一部を、これらエラストマー液体原
料Pと孔版5の孔部6並びにスキージ具30の先端との
表面張力、接触角、濡れなどの関係から、スキージ具3
0先端で引きずるようにして一緒に取り去るようにす
る。
原料の流し込み、スキージ処理(図10参照) このようにして基部側孔版5bの孔部6内に注入された
エラストマー液体原料Pが半硬化状態、すなわち孔版5
の脱版が多少とも可能で、接合されるパターン要素4間
で層間剥離しない程度に硬化した状態となったところ
で、この基部側孔版5bの上面に接地側孔版5cを設置
する。以下上述したエラストマー液体原料Pの流し込み
及びスキージ処理を繰り返し、エラストマー液体原料P
を上述した層間剥離を起こさない状態まで硬化させる。
6中のエラストマー液体原料Pの上部が、全体にわたり
凹陥状に窪んで形成されるようになる。このようにエラ
ストマー液体原料Pの上部を凹陥状にするスキージ処理
は、格別なスキージ具30やスキージ手法を用いなくて
も、実施例に例示のエラストマー液体原料Pや通常のス
キージ具30を用いて、通常のスキージ作業を丁寧に行
えば達成できる。また凹陥状態の程度は、スキージの技
法よりもむしろ、エラストマー液体原料Pと孔版5の孔
部6並びにスキージ具30の先端との表面張力、接触
角、濡れなどの因子が上述したように関係し、これらの
因子の決定によりその凹陥状態の程度の殆どが定まるの
である。因みにこのようにスキージ処理を施した面は、
凹凸パターン3の接地面3aとなる。
体原料Pが上述したように脱版可能状態まで硬化したと
ころで、上方に位置する接地側孔版5cから順次、基部
側孔版5bの順で脱版し、これを完全に硬化すれば、素
地シート10に対し多層構造の凹凸パターン3が形成さ
れた図1に示すような凹凸成形シートSが完成する。
ついて説明する。なおこの通気性シート40は少なくと
も孔版5における孔部6に混入したエアをこの孔部6か
ら外部に排出できるような通気性を有する素材であれば
よく、この通気性シート40の組織を通過して外部にエ
アを排出できるもののほか、通気性シート40の表面の
凹部や組織中の空洞部に一時的にエアを残留させておく
ものを含むものである。
素材のほか、凹凸パターン3の接地面3aの表面粗度を
粗くし、光沢を排除できるよう表面に凹凸を有するポリ
エチレンフィルム等のツヤ消しフィルムや細かなエンボ
スを施したフィルム等が採用できる。因みに不織布、ス
ポンジ等の連続通気素材を使用した場合には孔部6に浸
入したエアは、この通気性シート40を経て外部に排出
されるほか、通気性シート40の組織中の空洞部に入り
込むようになり、またツヤ消しフィルムや細かなエンボ
スを施したフィルムを使用した場合には通気性シート4
0の表面に形成される凹部にエアが浸入することで孔部
6からのエアの排出が図られるのである。またこのよう
な通気性シート40を孔版5に密着させるにあたって
は、エラストマー液体原料P並びに孔版5との剥離を容
易にするために離型剤が塗布される。もちろん通気性シ
ート40の素材を離型性を有する素材とすることで対処
することも可能である。
せないで直接ベース20上に孔版5を載置することもで
きる。なおこの場合には孔版5及び孔版5の孔部6内に
注入されるエラストマー液体原料Pと、ベース20との
離型性を良くするため、ベース20上にあらかじめ離型
剤を塗布しておくようにすることが望ましい。
原料の流し込み、スキージ処理(図11参照) 次にこのような通気性シート40の上面あるいは離型剤
が塗布されたベース20の上面に接地側孔版5cを設置
する。そしてこの接地側孔版5cの孔部6内に前述した
「A.素地シート先置き」の場合と同様、エラストマー
液体原料Pを流し込む。なおエラストマー液体原料Pと
してポリウレタンエラストマーを流し込む場合には、図
11(a)のように容器内で原料の二液を混合して脱泡
して注ぐ方法のほか、図示しないが、工業的に多く使用
されているスタティクミキサーなどを用い、シリンダ内
で二液を混合し、ノズルから注入する方法や、図11
(a′)のようにノズル先端で原料の二液を混合しなが
ら吹き付けるようにすることも可能である。
孔版5の孔部6に流し込まれたら、図11(b)に示す
ようにスキージ具30を用いて孔部6の上面からはみ出
て存在するエラストマー液体原料Pを除去する。
原料の流し込み、スキージ処理(図12参照) そして接地側孔版5cの孔部6内のエラストマー液体原
料Pが前記「A.素地シート先置き」の場合と同様、半
硬化状態となったところで、この接地側孔版5cの上面
に基部側孔版5bを設置する。以下同様にしてエラスト
マー液体原料Pの流し込みとスキージ処理が行われる。
(図13参照) このようにしてエラストマー液体原料Pの流し込みとス
キージ処理が行われた後、基部側孔版5bの上面に素地
シート10を設置する。そして図13(a)に示すよう
に上方よりウエイトWをかけて押圧し、素地シート10
を基部側孔版5bに密着させて、孔部6内のエラストマ
ー液体原料Pを脱版可能状態となるまで硬化させる。そ
して上方よりウエイトWを取り外し、図13(b)に示
すように素地シート10を上方に引き上げ、これを完全
に硬化すれば図1に示すような凹凸成形シートSが完成
する。因みにこの手法による場合には基部側パターン要
素4bのはみ出しによる接地側パターン要素4cとのコ
ントラストの不明瞭さが改善される。また他の押圧手段
としてここで用いたウエイトWに代えて、例えばプレス
装置を用い、これにより素地シート10と凹凸パターン
3との押圧を図るようにすることも可能である。
て行う場合 更に前記A.B.の中間的手法として次のような手法も
採用し得る。 i)基部層の形成 すなわち図14に示すようにベース20を二基用意し
て、そのうち一方のベース20上には、前記A.の手法
と同様、まず素地シート10を載置し、その上方に基部
側孔版5bを設置する。そしてこの基部側孔版5bの孔
部6にエラストマー液体原料Pを流し込み、スキージ具
30を用いて孔部6の上面からはみ出ているエラストマ
ー液体原料Pを除去して図14(a)に示すように基部
層を形成する。
通気性シート40を使用する場合には、まず通気性シー
ト40を設置し、通気性シート40を使用せず、直接ベ
ース20上に孔版5を設置する場合にはベース20の上
面に離型剤を塗布した後、その上方に接地側孔版5cを
設置する。そしてこの接地側孔版5cの孔部6にエラス
トマー液体原料Pを流し込み、スキージ具30を用いて
孔部6の上面からはみ出しているエラストマー液体原料
Pを除去して、図14(a′)に示すように接地層を形
成する。
成するエラストマー液体原料Pが半硬化状態となったと
ころで、図14(b)に示すように接地層側を基部層上
方に設置し、上方より押圧を加え、前記エラストマー液
体原料Pを脱版可能状態となるまで硬化させる。そして
接地側孔版5cと基部側孔版5bの順で脱版しこれを完
全に硬化すれば、図1に示すような凹凸成形シートSが
完成する。
層の形成と接地層の形成とを同時に行うことが可能とな
り、生産性向上に寄与し得る。また中間位置孔版5mを
用いて中間層を形成する場合には、図示は省略するが、
前記A.B.C.の各手法において基部側孔版5bと接
地側孔版5cとの間にこの中間位置孔版5mを設置し
て、この孔版5mの孔部6にエラストマー液体原料Pを
流し込み、更にスキージ処理をして中間層を形成するよ
うにする。
動靴1における靴底2に限らず、以下述べる種々のもの
に適用できる。例えばその一例を示せば、運動靴1のア
ッパー部分に設けられるデザインや補強保護用のストラ
イプ(ライン)、自転車やテニス、バトミントン用ラケ
ットのグリップ、自転車のサドルやスノーボード、サー
フボードの滑り止め、野球、サッカー、自転車等の各種
競技用グローブ、各種工具のグリップ、カメラやビデオ
カメラ等のグリップ等である。
により成るものであり、このような構成を具えることに
よって以下のような効果を発揮する。まず本出願に係る
第一、二、三、四または五の発明たる成形シートSにあ
っては、凹凸パターン3を大きさ、形状及び性状の全部
またはその一部を異にする複数のパターン要素4を組み
合わせることにより多層状に形成している。これにより
本出願に係る第二の発明のように少なくとも上下に面す
るパターン要素4間において異なる配色を施せば、凹凸
パターン3上に帯状の色模様が形成されるようになり、
これによって意匠性向上に寄与できるほか、本出願に係
る第五の発明のように各パターン要素4の大きさを変
え、または大きさ及び形状の双方を異ならせることによ
り凹凸パターン3を多段状に形成した場合には、階段状
に大きさ、形状を異ならせることが可能となり、凹凸パ
ターン3の高さを高くする場合に問題となる座屈や、基
部側での強度不足にも対処でき、延いては防滑性の更な
る向上も実現可能となる。
十一、十二または十三の発明たる凹凸成形シートの製造
方法にあっては、少なくとも二枚以上の孔版5を使用
し、これらの孔版5の中から一枚ずつ孔版5を取り出
し、この孔版5にエラストマー液体原料Pを注入し、こ
れが半硬化状態となったところで順次、次の孔版5を載
置し、同様の作業を繰り返し、最終的に所定形状の凹凸
パターン3を素地シート10上に密着形成するという構
成をとっている。従って凹凸パターン3は、順次段階的
に多層状態に形成されるようになり、これにより各孔版
5によって成形される層ごとに性状を変えたり、大き
さ、形状を変えることが可能となり、延いては防滑性の
更なる向上を図るのに不可欠な複雑な形状の凹凸パター
ン3の形成を容易にし、製造コストの低減化にも寄与し
得ることとなる。更に本発明では複数枚の孔版5を使用
して凹凸パターン3を成形する関係上、孔版5の厚みは
比較的肉薄となる。これにより孔版5の孔部6にエラス
トマー液体原料Pを注入する際、問題となるエア混入に
よって生ずる欠損不良の問題も解消される。
した実施例を一部分解して示す斜視図である。
いて、その成形途中の状態を示す縦断側面図である。
の実施例を示す縦断側面図、並びに一部を破断して示す
斜視図である。
の実施例を示す縦断側面図、並びに一部を破断して示す
斜視図である。
層構造を採る場合に使用する孔版を示す斜視図、並びに
この孔版の構成を従来の孔版と対比して示す拡大断面図
である。
斜視図である。
と、パターン要素間の面積差の大きな凹凸パターンとを
対比して示す斜視図である。
段を異ならせた二種の孔版の一部を拡大して示す斜視図
である。
地シート先置きによる手法を段階的に示す説明図であっ
て、このうち基部側パターン要素の成形過程を示す斜視
図である。
視図である。
示す説明図であって、このうち接地側パターン要素の成
形過程を示す斜視図である。
視図である。
の過程を示す斜視図である。
行う手法を段階的に示す説明図である。
成形シートの製造方法は、ベース上にあらかじめ所定形
状の孔部がパターン状に形成された孔版を載置し、この
孔版に対しエラストマー液体原料を注入し、更にスキー
ジ処理した後、これに素地シートを被せて上方より押圧
保持し、この状態でエラストマー液体原料を硬化させる
ことにより凹凸成形シートを製造する方法において、前
記孔版は少なくとも基部側孔版と接地側孔版の二枚の孔
版が使用され、このうち接地側孔版をまず載置し、この
ものに対し前記エラストマー液体原料を所定量注入後、
スキージ処理し、このエラストマー液体原料が半硬化状
態となり、接地層が形成されたところで接地層に対し基
部層が積層されることを特徴として成るものである。
Claims (13)
- 【請求項1】 素地シートの一面に所定形状の凹凸パタ
ーンが密着形成されて成る凹凸成形シートにおいて、前
記凹凸パターンは、大きさ、形状及び性状の全部または
その一部を異にする複数のパターン要素を組み合わせる
ことにより多層状に形成されていることを特徴とする凹
凸成形シート。 - 【請求項2】 前記凹凸成形シートは靴底最下層に形成
されるアウターソールであることを特徴とする請求項1
記載の凹凸成形シート。 - 【請求項3】 前記凹凸パターンの接地面は全体が凹陥
状に形成されるとともに、接地面の周縁部は前記凹凸パ
ターンの側面に対して鋭角的に形成されて成ることを特
徴とする請求項1または2記載の凹凸成形シート。 - 【請求項4】 前記凹凸パターンを構成する各パターン
要素は、少なくとも上下に面するパターン要素間におい
て異なる配色が施されていることを特徴とする請求項
1、2または3記載の凹凸成形シート。 - 【請求項5】 前記凹凸パターンは各パターン要素の大
きさを変え、または大きさ及び形状の双方を異ならせる
ことにより多段状に形成されていることを特徴とする請
求項1、2、3または4記載の凹凸成形シート。 - 【請求項6】 ベース上に素地シートを載置するととも
に、この素地シート上にあらかじめ所定形状の孔部がパ
ターン状に形成された孔版を載置し、この孔版に対しエ
ラストマー液体原料を注入し、更にスキージ処理した
後、これを硬化させることにより凹凸成形シートを製造
する方法において、前記孔版は、少なくとも基部側孔版
と接地側孔版の二枚の孔版が使用され、このうち基部側
孔版をまず素地シート上に載置し、このものに対し前記
エラストマー液体原料を所定量注入後、スキージ処理
し、このエラストマー液体原料が半硬化状態となり、基
部層が形成されたところで、接地側孔版を載置し、同様
にしてエラストマー液体原料を所定量注入後、スキージ
処理し、このエラストマー液体原料が脱版可能状態まで
硬化し、接地層が形成されたところでこれら各孔版を順
次脱版し、素地シート上に所定形状の凹凸パターンが密
着形成されたものを取り出し、これを完全に硬化させる
ことにより凹凸成形シートを製造するようにしたことを
特徴とする凹凸成形シートの製造方法。 - 【請求項7】 前記孔版は基部側孔版及び接地側孔版の
ほか、一または二枚以上の中間位置孔版が使用され、前
記基部側孔版による基部層が形成された後、中間位置孔
版を載置し、このものに対しエラストマー液体原料を所
定量注入後、スキージ処理し、このエラストマー液体原
料が半硬化状態となったところで、更に他の中間位置孔
版がある場合にはこれを載置し、同様にしてエラストマ
ー液体原料が半硬化状態となり中間層が形成されたとこ
ろで接地側孔版を載置し、これにより接地層を形成する
ようにしたことを特徴とする請求項6記載の凹凸成形シ
ートの製造方法。 - 【請求項8】 ベース上にあらかじめ所定形状の孔部が
パターン状に形成された孔版を載置し、この孔版に対し
エラストマー液体原料を注入し、更にスキージ処理した
後、これに素地シートを被せて上方より押圧保持し、こ
の状態でエラストマー液体原料を硬化させることにより
凹凸成形シートを製造する方法において、前記孔版は少
なくとも基部側孔版と接地側孔版の二枚の孔版が使用さ
れ、このうち接地側孔版をまず通気性シートに載置し、
このものに対し前記エラストマー液体原料を所定量注入
後、スキージ処理し、このエラストマー液体原料が半硬
化状態となり、接地層が形成されたところで接地層に対
し基部層が積層されることを特徴とする凹凸成形シート
の製造方法。 - 【請求項9】 前記接地側孔版をベース上に載置するに
あたっては、ベース上に通気性シートをまず載置し、こ
の通気性シート上に接地側孔版を載置し、またはベース
上に離型剤を塗布後、接地側孔版を載置するようにした
ことを特徴とする請求項8記載の凹凸成形シートの製造
方法。 - 【請求項10】 前記基部層の積層にあたっては、接地
層が形成されたところで基部側孔版を載置し、同様にし
てエラストマー液体原料が半硬化状態となり、基部層が
形成されたところで素地シートを被せるようにしたこと
を特徴とする請求項8または9記載の凹凸成形シートの
製造方法。 - 【請求項11】 前記基部層の積層にあたっては、接地
層が形成されたところで、別工程において素地シート上
に基部層を積層させた中間製品を被せるようにしたこと
を特徴とする請求項8または9記載の凹凸成形シートの
製造方法。 - 【請求項12】 前記孔版は基部側孔版及び接地側孔版
のほか、一または二枚以上の中間位置孔版が使用され、
前記接地側孔版による接地層が形成された後、中間位置
孔版を載置し、同様にしてエラストマー液体原料が半硬
化状態となり中間層が形成された後、その上部に基部側
孔版を載置し、これにより基部層を形成するようにした
ことを特徴とする請求項8、9、10または11記載の
凹凸成形シートの製造方法。 - 【請求項13】 前記各孔版はエッチング処理により孔
部を形成して成る複数の薄板を積層することによって構
成されていることを特徴とする請求項6、7、8、9、
10、11または12記載の凹凸成形シートの製造方
法。
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- 1993-06-11 JP JP16611093A patent/JP3243699B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| TW218351B (en) | 1994-01-01 |
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