JPH07206425A - 六角板状ゼオライト粒子物質およびその製造法 - Google Patents

六角板状ゼオライト粒子物質およびその製造法

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JPH07206425A
JPH07206425A JP24624993A JP24624993A JPH07206425A JP H07206425 A JPH07206425 A JP H07206425A JP 24624993 A JP24624993 A JP 24624993A JP 24624993 A JP24624993 A JP 24624993A JP H07206425 A JPH07206425 A JP H07206425A
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JP
Japan
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weight
parts
particle material
sio
zeolite
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JP24624993A
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English (en)
Inventor
Kanemasa Takadou
銀優 高堂
Tatsuo Murakami
達夫 村上
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Fuji Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Fuji Chemical Industries Co Ltd
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Publication date
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  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】六角板状ゼオライト粒子物質および当該粒子物
質を効率よく、かつ、純度良く、短時間で製造する製法
を提供する。 【構成】反応出発原料中のアルカリ源、アルミナ源、シ
リカ源を各々酸化物として表示した組成が、K2O:7
〜12重量部、Al23+SiO2:5〜15重量部、
SiO2:Al23とSiO2のモル比は1:2である出
発原料を水溶液中でゲル化させながら攪拌混合し、得ら
れた懸濁液を加熱することによりアスペクト比が10〜
30と大きい、新規な六角板状ゼオライトを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂補強剤などとして
有用な六角板状ゼオライト粒子物質及び該粒子物質を純
度良く、かつ、効率良く製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、結晶性アルミノケイ酸塩からなる
天然ゼオライトや、たとえば、水熱結晶化法により得ら
れる合成ゼオライトなどが、イオン交換機能、吸着・分
子ふるい機能、触媒機能などの多機能を有する素材とし
て広く利用されている。たとえば、最近、合成ゼオライ
トの樹脂添加剤としての利用方法、たとえば、ポリ塩化
ビニル樹脂の熱安定性向上、ポリオレフィン系樹脂フィ
ルムの抗ブロッキング性向上させるための添加剤として
利用され、新しい機能性をもつ素材として注目されてい
る。ところが、上記の天然及び/または合成ゼオライト
結晶を、プラスチックなどの補強剤として使用しようと
すると、たとえば、天然品の場合には純度などの品質が
不均一であること、また合成ゼオライト粒子物質は、立
方体あるいは球状の粒子形態をもつものがほとんどであ
るなど、プラスチックなどの補強剤として用いるには、
強度、純度または粒形などの点で満足し得るものではな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
クなどの補強剤として用いることができる強度、純度ま
たは粒形などを有する六角板状ゼオライト粒子物質およ
びその新規な製造法を確立することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するために鋭意検討した結果、本発明の六角板
状ゼオライト粒子物質で、アスペクト比(投影面積径と
厚さとの比)が10〜30のものが、上記問題点を解決
し得ることを見いだし本発明を完成した。すなわち、本
発明は、アルカリ源としての水酸化カリウム、アルミナ
源およびシリカ源を含有した出発原料を十分に攪拌混合
することにより均一にゲル化させ、次いで得られた懸濁
液を加熱することを特徴とする六角板状ゼオライト粒子
物質及びその製造法である。
【0005】本発明の六角板状ゼオライト粒子物質は、
組成式 K2O :20〜30重量部 Al23 :20〜30重量部 SiO2 :Al23とSiO2 のモル比は1:2 H2O :0〜20重量部 で表される白色の六角板状の無機粉体物質である。
【0006】本発明の六角板状ゼオライト粒子物質は、
反応出発原料中のアルカリ源、アルミナ源、シリカ源を
各々酸化物として表示した組成が K2O :7〜12重量部 Al23+SiO2 :5〜15重量部 SiO2 :Al23 とSiO2 のモル比は
1:2 である出発原料を水溶液中でゲル化させながら攪拌混合
し、得られた懸濁液を加熱することを特徴とする製法に
より製造することができる。
【0007】本発明のアルカリ源としては、水酸化カリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムなどをあげるこ
とができる。上記のアルカリ源は単独または二種以上を
併用して用いることもできる。
【0008】アルミナ源としては、アルミニウムイオン
やアルミン酸イオンが得られるものであれば良く、たと
えば、水酸化アルミニウムまたは、各種無機酸とのアル
ミニウム塩またはアルミン酸塩、たとえば、塩化アルミ
ニウム、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウムなどを用
いることができる。これら塩は単独または併用して用い
ることもできる。
【0009】シリカ源としては種々のケイ酸塩を用いる
ことができるが、本発明においては水ガラスおよびシリ
カゾルなどが好ましい。
【0010】本発明の出発原料をゲル化させながら攪拌
混合する場合の反応の温度範囲は60℃を越えない温度
範囲、好ましくは室温から40℃の温度範囲で行う。反
応時間は、使用する原料の組成などにより異なるが、通
常2〜24時間、好ましくは6〜12時間である。
【0011】次工程での懸濁液の加熱は、還流冷却器と
攪拌機を組み込んだ反応容器に上記の反応で得られた懸
濁液を入れて行うことができる。上記懸濁液の加熱は、
使用する原料の組成などにより異なるが、通常は60〜
120℃の間の適宜な温度範囲で行うが、特に80〜1
10℃の温度範囲が好ましい。上記懸濁液を加熱する時
間は、温度、容量などの反応条件により異なるが、6〜
240時間、好ましくは24〜72時間である。
【0012】本発明の目的物は、上記反応生成物を、次
いで、常法に従って濾別し、水洗し、乾燥することによ
り得ることができる。上記反応生成物を濾別する際の水
洗は、洗浄液のpHが10以下になるまで行う。
【0013】濾過して得られた固体物質の平衡水分は、
10〜20重量部の範囲にあるが、乾燥条件によって、
水分を0〜20重量部にすることが可能であり、この条
件においても六角板状の形態を保持する。乾燥温度は、
乾燥物の水分により異なるが、通常50〜200℃の間
の温度範囲で行うことができ、好ましくは60〜120
℃である。乾燥時間は、乾燥温度などにより異なるが、
通常、1〜24時間である。
【0014】本発明の製造法で得られた無機粉体物質の
物理化学的性質は、常法に従って、たとえば、化学的組
成は原子吸光法により、水分は強熱減量を測定すること
により求めこの強熱減量(igloss)は試料1gを
取り500℃で恒量となったときの減量を測定すること
により、粉末X線回折スペクトルは粉末X線回折(XR
D;理学電機社製)を用いて求めた。
【0015】アスペクト比(投影面積径と厚さとの比)
は、走査型電子顕微鏡にて電子顕微鏡写真を撮影し、写
真の中の六角板状粒子像をスケ−ルを用いて測定するこ
とにより求めた。
【0016】比表面積は、B.E.T多点法により測定
し、密度は、JIS K 6220・6・8に準じて測
定した。
【0017】本発明の粒子物質は、六角板状結晶という
特異な形状と従来のゼオライト粒子物質に比較してアス
ペクト比が10〜30と大きいためプラスチックなどの
補強剤として使用した場合には極めて有利である。ま
た、該粒子物質は純度良く、かつ、効率よく製造するこ
とができるので工業的にも有利である。
【0018】また、本発明の粒子物質は、従来から知ら
れているゼオライトの特徴的な性質、すなわちイオン交
換機能、吸着・分子ふるい機能および触媒機能をもつこ
とにより、石油精製、酸素製造、水素精製、乾燥プロセ
ス、放射性廃棄物処理、洗剤ビルダ−、土壌改質材、飼
料添加物、太陽熱冷凍システムなどに、また樹脂添加剤
としてポリ塩化ビニル樹脂の熱安定性向上、ポリオレフ
ィン系樹脂フィルムの抗ブロッキング性向上剤などにも
利用することができる。
【0019】また、化粧料基剤、研磨剤、医薬、農薬、
香料、芳香剤などを担持させるための担体または各種ク
ロマトグラフィ−用担体としても利用することができる
など極めて有用である。以下の実施例において本発明を
より詳細に説明する。
【0020】
【実施例】
実施例1 蒸留水240mlに水酸化カリウム(KOH:95%)
48.84gを溶解し、水酸化アルミニウム(Al
23:65%)18.83gを加え懸濁液とする。さら
に攪拌しながらコロイダルシリカ(SiO2:20%、
触媒化成工業(株):商品名カタロイド)72.13g
を徐々に滴下する。得られた懸濁液を30℃で6時間、
十分に攪拌し、均一な懸濁液を得た。この反応開始時の
混合物の組成を酸化物で表示すると K2O=10.28重量部、Al23=3.22重量
部、SiO2=3.80重量部であった。次いでこの懸
濁液を還流冷却器と攪拌機を組み込んだ反応容器に移
し、100℃で24時間加熱し、結晶化させた。
【0021】反応終了後、反応液を冷却し、濾過して得
られた固体物質を洗液のpHが10になるまで洗浄し、
次いで、60℃で24時間乾燥し、白色の無機粉体物質
を得た。この時の収率は99%以上であり、出発物質の
アルミナ源、シリカ源は全て生成物として回収できた。
上記合成方法で得られた無機粉体物質の機器分析の結果
は、下記の表1に示す通りであった。
【0022】また、当該無機粉体物質の粉末X線回折ス
ペクトルの結果は、図1に示す通りであった。この粉末
X線回折スペクトルのパタ−ンから、上記生成物は高純
度のK型ゼオライトであることが確認できた。また、上
記無機粉体物質が六角板状粒子物質であることは、電子
顕微鏡写真(倍率10000倍)により確認することが
できた。
【0023】実施例2 実施例1において使用したものと同一の懸濁液を、還流
冷却器と攪拌機を組み込んだ反応容器に移し、80℃で
72時間加熱し、結晶化させた。以下、実施例1と同様
に後処理することにより白色の無機粉体物質を得た。当
該無機粉体物質は、粉末X線回折スペクトルのパタ−ン
から、高純度のK型ゼオライトであり、電子顕微鏡写真
より、六角板状結晶であることが確認できた。
【0024】実施例3 実施例1記載の製法で、出発原料の組成を、 K2O=12.0重量部、Al23=6.05重量部、
SiO2=7.15重量部となるように変更した以外は
実施例1と同様にして反応を行ない白色の無機粉体物質
を得た。該無機粉体物質は、粉末X線回折スペクトルの
パタ−ンから高純度のK型ゼオライトであり、電子顕微
鏡写真より、六角板状結晶であることが確認できた。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明により、六角板状結晶という特異
な形状と従来のゼオライト粒子物質に比較してアスペク
ト比が10〜30と大きい、新規な六角板状ゼオライト
粒子物質およびその当該粒子物質を効率よく、かつ、純
度良く、短時間で製造し得る製造法を提供することがで
きた。本発明の粒子物質は、上記の様な優れた性質を有
するためプラスチックなどの補強剤として使用した場合
には極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で得られた六角板状K型ゼオ
ライト粒子物質の粉末X線回折スペクトルである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応出発原料中のアルカリ源、アルミナ
    源、シリカ源を各々酸化物として表示した組成が K2O :7〜12重量部 Al23+SiO2 :5〜15重量部 SiO2 :Al23 とSiO2 のモル比は
    1:2 である出発原料を水溶液中でゲル化させながら攪拌混合
    し、得られた懸濁液を加熱することを特徴とする六角板
    状ゼオライト粒子物質の製造法。
  2. 【請求項2】 加熱温度が60〜120℃の範囲である
    請求項1記載の六角板状ゼオライト粒子物質の製造法。
  3. 【請求項3】 組成式 K2O :20〜30重量部 Al23 :20〜30重量部 SiO2 :Al23とSiO2 のモル比は1:2 H2O :0〜20重量部 で表される六角板状ゼオライト粒子物質。
  4. 【請求項4】 アスペクト比が10〜30の範囲である
    請求項3記載の六角板状ゼオライト粒子物質。
JP24624993A 1992-09-10 1993-09-07 六角板状ゼオライト粒子物質およびその製造法 Pending JPH07206425A (ja)

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JP26975092 1992-09-10
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999023033A1 (en) * 1997-10-31 1999-05-14 Kao Corporation Aluminosilicate
JP2015199652A (ja) * 2014-03-31 2015-11-12 日揮触媒化成株式会社 板状粒子、及び該板状粒子を含む研磨用組成物

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WO1999023033A1 (en) * 1997-10-31 1999-05-14 Kao Corporation Aluminosilicate
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