JPH07206590A - 単結晶育成方法 - Google Patents

単結晶育成方法

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JPH07206590A
JPH07206590A JP2343694A JP2343694A JPH07206590A JP H07206590 A JPH07206590 A JP H07206590A JP 2343694 A JP2343694 A JP 2343694A JP 2343694 A JP2343694 A JP 2343694A JP H07206590 A JPH07206590 A JP H07206590A
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JP
Japan
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crystal
gas
single crystal
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JP2343694A
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Shinzo Fujii
信三 藤井
Hiromitsu Umezawa
浩光 梅澤
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FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結晶欠陥のない高品質の単結晶を短時間で得
ることができ、しかも歩留まりを落とすことない単結晶
育成方法を提供すること 【構成】 高周波コイル16に通電することにより、チ
ャンバー10内のルツボ14を加熱し、充填された原料
を溶解して溶融原料15を作る。この時、N2 ガスの流
路のみ開き、気体ミキサ22を介してチャンバー内に導
入し、不活性ガス雰囲気にし、その状態を保持して自然
対流を急激に行なわせ、短時間で均一化させる。つい
て。O2 ガスの流路も開いて、O2 +N2 ガス雰囲気に
し、その状態で一定時間保持することにより、引き上げ
に良好な状態にする。その後、溶融原料に種子結晶19
を接触させるとともに、それを回転させながら引き上げ
ることにより前記種子結晶の下端に前記溶融原料を固化
させて結晶を育成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単結晶育成方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】単結晶の育成法の一つであるチョクラル
スキー法は、高周波コイル等の加熱装置によりルツボを
加熱して、そのルツボ内の原料を溶融し、その溶融原料
(融液)の表面に種子結晶を接触させ、それを回転させ
ながら引き上げることにより、種子結晶の下面(溶融原
料との接触面)に溶融原料を固化させて単結晶を育成さ
せるようにしており、引き上げ法とも称される。
【0003】ところで、均一で高品質の単結晶を育成す
るためには、育成開始前の融液の均一性を高くする必要
がある。そこで、通常は原料を溶融した後、充分な時間
(例えば12時間以上)にわたってその溶融状態を保持
することにより均一性を発揮させる。そしてその後、結
晶の引き上げを開始している。
【0004】しかし、上記した従来の育成方法では、実
際に引き上げ開始する前の溶融状態での保持時間が非常
に長いために、全体の育成時間が長くなり、生産性が悪
いばかりか、その様に溶融状態を維持する時間が長いた
め、その製造コストが高くなるなどの種々の問題を有す
る。
【0005】そこで係る問題を解決するため、例えば特
開平5−163093号に開示された発明が提案されて
いる。すなわち、この公報に開示された発明は、引き上
げ開始前の融液内に白金等の耐熱性金属で作られた撹拌
羽根を挿入し、その攪拌羽根を用いて融液を強制的に攪
拌し、比較的短時間で融液の均一性が得られるようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
公報に開示された発明では、以下に示す新たな問題を生
じている。すなわち、攪拌羽根という新たな治具が必要
となり、その作成並びに取付け作業が煩雑となる。しか
も、育成時には上記撹拌羽根を融液から引き上げるとと
もに取り外す必要があるので、係る撹拌羽根を着脱自在
に支持し、攪拌処理するために回転させる駆動装置も大
掛かりなものとなり、上記問題がより顕著となる。さら
に、たとえ育成前とはいえ、融液とは異なる物質(不純
物)を融液内に完全に浸漬させると、品質に何等かの影
響を与える可能性が高くなる。
【0007】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、特別な治具等を用いることなく、結晶欠陥のない高
品質の単結晶を短時間で得ることができ、しかも歩留ま
りを落とすことない単結晶育成方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る単結晶育成方法では、容器内の原料
を加熱・溶解して形成される溶融原料内に、種子結晶を
接触させるとともに、それを回転させながら引き上げる
ことにより前記種子結晶の下端に前記溶融原料を固化さ
せて結晶を育成するようにした単結晶育成方法におい
て、不活性ガス雰囲気下で前記原料の加熱・溶解を行う
と共にその後一定時間その状態を保持する。次いで、濃
度1〜100vol%の酸素雰囲気下で前記溶融状態を
一定時間保持した後、前記結晶の育成処理を行なうよう
にした。
【0009】そして、好ましくは前記育成する単結晶
が、ニオブ酸リチウムであり、及びまたは前記不活性ガ
スが、N2 ガスまたはHeガスとすることである。さら
に好ましくは、前記不活性ガス雰囲気下での保持時間が
少なくとも1時間で、前記酸素雰囲気下での保持時間が
少なくとも2時間とすることである。
【0010】
【作用】不活性ガス雰囲気下では、溶融原料の粘度は非
常に小さくなるとともに、放射率も大きくなり、容器内
での流れが早くなると共に、温度振動も大きくなる。そ
の結果、急速な自然対流が行なわれ、攪拌効果が促進さ
れる。よって、容器内の溶融原料は、短時間で均一にな
る。その後、所定濃度のO2 ガス雰囲気で一定時間保持
することにより、均一性は若干低下するものの、引き上
げ処理をするのに良好な状態になる。そして、上記不活
性ガス雰囲気での保持時間にこの混合ガス雰囲気での保
持時間の和は、従来の保持時間に比べて短時間となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る単結晶育成方法の好適な
実施例を添付図面を参照にして詳述する。図1は本発明
に係る単結晶育成方法を実施するための装置の一例を示
している。まず、係る装置について説明すると、同図に
示すように、縦長箱状のチャンバー10内に、耐火物ル
ツボ11を挿入配置し、その耐火物ルツボ11内にバブ
ルアルミナ12を設け、そのバブルアルミナ12の上面
に形成した凹所内に白金等の貴金属からなるルツボ14
を装着している。そしてこのルツボ14内に溶融原料1
5が充填されている。
【0012】また、チャンバー10の外周所定位置に
は、高周波コイル16が配置されている。そして、その
高周波コイル16に電流を流すことにより、ルツボ14
が加熱され、充填された溶融原料15が溶解するように
なっている。そして、係る溶融原料15の温度は、耐火
物ルツボ11の底面及びそれに連続するバブルアルミナ
12に形成された透孔11a,12a内に装着した熱電
対17により、ルツボ14の温度を測定することにより
管理している。
【0013】そして、図示省略の駆動源に対し昇降並び
に回転自在に支持された回転軸18の下端に種子結晶1
9を取り付け、その種子結晶19の下端を溶融原料15
の液面に接触させる。次いで、回転軸18を回転させな
がら上昇移動することにより、図示のごとく種子結晶1
9の下面に溶融原料15が固化されて育成結晶20が形
成される。
【0014】さらに、ルツボ14の上端には、アフター
ヒーター21が接続され、上記形成された育成結晶20
の保温及び溶融原料15の界面の温度勾配を調整するよ
うにしている。
【0015】ここで本発明では、チャンバー10の内部
空間を所望のガス雰囲気に維持するため、回転軸18,
育成結晶20等を取り出すための上部開口10aに蓋体
10bを装着する等の他、種々の機構により、気密性を
高くしている。
【0016】さらに、そのチャンバー10の上部には、
ガス流入口10cを形成すると共に、そのガス流入口1
0cに気体ミキサ22を介して図外の各種ボンベに連通
可能としている。そして本例では、O2 ガス,N2 ガス
並びにHeガスの3種類のボンベを用意し、各ボンベと
気体ミキサ22との間にそれぞれ流量計23を装着して
いる。
【0017】これにより、各ガスの流量を調整すること
により、チャンバー10内のガス雰囲気の流量・濃度を
任意のものに調整・設定できるようになっている。さら
にチャンバー10の底部には、ガス流出口10dを形成
し、そのガス流出口10dにバルブ24を開くことによ
り、チャンバー10内に充満したガスを排出できるよう
になっている。
【0018】次に上記した装置を用いて、本発明の一実
施例について説明する。まず、N2ガスまたはHeガス
の一方の流路のみを開放し、チャンバー10内をN2
ス(Heガス)雰囲気(低酸素の不活性ガス雰囲気)に
するとともに、高周波コイル16に通電してルツボ14
を加熱し、溶融原料15を溶融する。そしてこの状態
で、一定時間保持する。すると、低酸素雰囲気下では溶
融原料15の粘度が非常に小さくなるとともに、放射率
も大きくなり、ルツボ14内での流れが早くなると共
に、温度振動も大きくなる。その結果、急速な自然対流
が行なわれ、攪拌効果が促進される。よって、ルツボ1
4内の溶融原料15は、短時間で均一になる。なお、本
例では、バルブ24を開放状態にし、常時所望の不活性
ガスを所定量だけ供給し続けることによりチャンバー1
0内を所望の不活性ガス雰囲気に保持するようにしてい
る。
【0019】しかし、低酸素雰囲気下のままで引き上げ
処理をすると、結晶中に酸素欠陥が生じて、結晶が黒く
着色され、安定した結晶育成が困難となる。また、引き
上げ途中で育成結晶がねじれてしまい、育成可能な長さ
も短くなり、生産性も悪くなる。
【0020】そこで本例では、不活性ガス雰囲気中で溶
融原料15を均一にした後、O2 ガスの流路を開放して
所定量のO2 ガスを加え、N2 ガス(Heガス)とO2
ガスの混合ガスをチャンバー10内に供給する。この
時、流量計23を見ながら両ガスの流量を調整し、O2
が1vol%以上となるように調整する(装置の安全性
が保証されれば、O2 を100%にしてももちろん良
い)。そして、その状態を所定時間維持する。すると、
均一性は若干低下するものの、引き上げ処理をするのに
良好な状態になる。そして、上記不活性ガス雰囲気での
保持時間にこの混合ガス雰囲気での保持時間の和は、従
来の保持時間(約12時間)に比べ、短時間となる。
【0021】すなわち、これは図2中二点鎖線で示すよ
うに、従来であれば、N2 +O2 雰囲気で12時間程度
かかって所望のメルト状態(破線で示す)に達したが、
本例では、溶融時、並びに当初の溶融状態の保持時にチ
ャンバー10内を不活性ガス雰囲気としたため、短時間
(例えば1時間程度)で上記所望のメルト状態を越えて
さらに均一性の良好な状態になる。このように所望のメ
ルト状態を一度通り過ぎているため、その後、所望の酸
素濃度雰囲気下で溶融状態を維持しつつ一定時間保持す
ると、比較的短時間で所望の状態に達するようになるた
めと考えられる。
【0022】なお、上記の例では、不活性ガス、並びに
酸素との混合ガスは常時チャンバー10内に供給し続け
るようにしたが、不活性ガスをある程度供給し続けたな
らバルブ24を閉じて、チャンバー10内を不活性ガス
雰囲気で密閉し、次いでバルブ24を開くと共に、所望
の混合ガスを供給し続け、一定時間経過(チャンバー内
が混合ガスに置換された)後バルブ24を閉じることに
よりチャンバー10内を係る所望の混合ガス雰囲気で密
閉するようにしても良い。
【0023】*実験結果 実施例1 外径100mm,高さ100mmの白金製ルツボ14に
Li/Nb 比48.6mol%のコングルエント組成
の単結晶原料2000gを充填した。次いで、N2 ガス
を2リットル/分で流しながら、高周波コイルに電流を
流して原料を溶解させた。
【0024】溶解後、1時間N2 ガスのみで保持した
後、そのN2 ガスの供給(2リットル/分)に加えO2
ガスを0.2リットル/分で供給し、その状態で2時間
保持した後、種子原料を溶融原料に接触させ、その後回
転させながら徐々に引き上げるという、種付け・引き上
げ処理を行なった。
【0025】そして、具体的な引上げ条件は、育成方向
はZ方向で、引き上げ速度は3mm/hr、回転速度は
10rpmとし、直径2インチで約500gの結晶を育
成後、育成済みの育成原料を溶融原料から切離し、20
時間かけて室温まで冷却した。
【0026】そして、育成した結晶には、クラック等の
マクロ欠陥はなく、またX線トポグラフでの検査でもグ
レイン等の欠陥はなかった。さらに、歩留まりも80%
となった。
【0027】また、N2 ガスのみを供給しているときの
温度振動を、熱電対を用いて測定したところ、図3
(A)に示すように激しく変動していることが確認され
た。また、CCDカメラを用いて溶融原料の表面の状態
を観察したところ、同図(B)に示すように、外側から
中央に向かって全面にわたって早い流れ(図中矢印で示
す)が観察された。このことから、N2 ガスのみ場合に
は、自然対流による攪拌が、顕著に行なわれていること
がわかる。
【0028】一方、酸素を追加した場合には、図4
(A)に示すように温度振動も少なく、また同図(B)
に示すように、一部に外側から中央に向かう流れが観測
されたが、全体的な対流は見られず、しかも流れは遅い
のが確認された。
【0029】また、N2 ガスのみの保持時間及びN2
2 での保持時間を適宜変更し、それ以外の条件を同じ
にして各種実験(実施例2〜6)を行なったところ、い
ずれもマクロ的欠陥及びグレイン等の欠陥は見られず、
また、温度振動及び対流の状態は上記図3,図4と同様
の傾向が認められた。そして、歩留まりは、下記表に示
すようになった。
【0030】
【表1】 一方、比較例として従来方式、すなわち、N2 ガスを2
リットル/分,O2 ガスを0.2リットル/分で供給し
ながら、原料を溶解させた後、12時間保持し、その後
種付け・引き上げ処理を行なった。その他の条件等は第
1実施例と同じにした(比較例1)。
【0031】すると、第1実施例と同様に、育成された
結晶に特に欠陥は見られず、また結晶の歩留まりも80
%と第1実施例のものと同じになった。換言すれば、本
発明では、同一の品質を得るために、従来は実際の種付
け前に12時間の待ち時間を要したのに比し、本発明で
は3時間で済み、製造時間の短縮・コスト低減等を図る
ことができる。
【0032】また、上記比較例1と基本的に同じである
が、溶融後の待ち時間を3時間にして結晶を育成させた
ところ、その育成結晶には、クラックが発生し、またグ
レイン等の欠陥も数多く見られた。また、歩留まりも3
0%程度と非常に悪化した。なお、本発明では合計1.
5時間で歩留まり30%となるが、従来のものでは3時
間かけても歩留まり30%となり、本発明の方がやはり
同品質のものを短時間で製造できるといえる。
【0033】一方、N2 ガスに替えてHeガスを用いた
以外は、上記実施例1と同一条件で結晶の育成を行なっ
たところ、クラック等のマクロ欠陥はなく、またX線ト
ポグラフでの検査でもグレイン等の欠陥はなかった。さ
らに、歩留まりも80%となった。
【0034】また、Heガスのみを供給しているときの
温度振動は、図5(A)に示すように激しく変動してい
ることが確認され、また、その時の溶融原料の表面の状
態は同図(B)に示すように、外側から中央に向かって
全面にわたって早い流れ(図中矢印で示す)が観察され
た。
【0035】一方、酸素を追加した場合には、図6
(A)に示すように温度振動も少なくまた同図(B)に
示すように、一部に外側から中央に向かう流れが観測さ
れたが、全体的な対流は見られず、しかも流れは遅いの
が確認された。
【0036】さらに、Heガスのみの保持時間及びHe
+O2 での保持時間を適宜変更し、それ以外の条件を同
じにして各種実験(実施例2〜6)を行なったところ、
いずれもマクロ的欠陥及びグレイン等の欠陥は見られ
ず、また、温度振動及び対流の状態は上記図5,図6と
同様の傾向が認められた。そして、歩留まりは、下記表
に示すようになった。
【0037】
【表2】 そして、上記各実験結果から不活性ガス雰囲気での保持
時間が少なくとも1時間で、酸素ガス添加後の保持時間
が少なくとも2時間とすると、結晶の歩留まりが80%
となり、高品質・高製造効率となる。
【0038】さらに、酸素濃度に対する影響を調べるた
め、不活性ガス雰囲気での保持時間並びに酸素添加後の
保持時間を一定とし(前者を1時間,後者を2時間)、
酸素濃度を適宜変更して育成し、その育成結晶の歩留ま
りを求めたところ、いずれも透明な結晶が得られるとと
もに、下記表に示すように酸素濃度に関係なく同一の歩
留まり(80%)が得られた。このことから、酸素濃度
は1vol%以上であれば、その濃度はいずれでも良い
ことがわかる。また、図示していないが、他の保持時間
の組み合わせでも同様の結果が得られた。なお、酸素濃
度が1vol%未満の場合には、育成結晶が黒ずみ、製
造することが困難であった。
【0039】
【表3】 なお、上記した実施例では、いずれも不活性ガスがN2
ガスまたはHeガスとし、育成する単結晶としてニオブ
酸リチウムとしたが、本発明は他の不活性ガスを用いて
も良く、また、他の単結晶を製造するものにも適用でき
るのはもちろんである。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る単結晶育成
方法では、不活性ガス雰囲気下では、溶融原料の粘度は
非常に小さくなるとともに、放射率も大きくなり、容器
内での流れが早くなると共に、温度振動も大きくなる。
その結果、急速な自然対流が行なわれ、攪拌効果が促進
される。よって、容器内の溶融原料は、短時間で均一に
なる。しかも、自然対流により攪拌するため、特別な治
具等が不要で、装置が簡略化できると共に、溶融原料内
に不純物が混入するおそれが可及的に減少する。また、
その後、所定濃度のO2 ガス雰囲気で一定時間保持する
ことにより、引き上げ処理をするのに良好な状態にな
る。そして、不活性ガス雰囲気で短時間で引上げに適し
た状態を通過するため、上記不活性ガス雰囲気での保持
時間にこの混合ガス雰囲気での保持時間の和は、従来の
保持時間に比べて短時間となる。よって、結晶欠陥のな
い高品質の単結晶を短時間で得ることができ、しかも歩
留まりを落とすこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単結晶育成方法を実施するための
装置の一例を示す図である。
【図2】本発明の動作原理を説明する図である。
【図3】(A)はN2 ガス雰囲気下でのルツボ底温度振
動の測定データである。(B)はその時の表面対流の様
子を示す図である。
【図4】(A)はN2 ガス雰囲気下にO2 ガスを添加し
たときのルツボ底温度振動の測定データである。(B)
はその時の表面対流の様子を示す図である。
【図5】(A)はHeガス雰囲気下でのルツボ底温度振
動の測定データである。(B)はその時の表面対流の様
子を示す図である。
【図6】(A)はHeガス雰囲気下にO2 ガスを添加し
たときのルツボ底温度振動の測定データである。(B)
はその時の表面対流の様子を示す図である。
【符号の説明】 14 ルツボ(容器) 15 溶融原料 19 種子結晶 20 育成結晶

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内の原料を加熱・溶解して形成され
    る溶融原料内に、種子結晶を接触させるとともに、それ
    を回転させながら引き上げることにより前記種子結晶の
    下端に前記溶融原料を固化させて結晶を育成するように
    した単結晶育成方法において、 不活性ガス雰囲気下で前記原料の加熱・溶解を行うと共
    にその後一定時間その状態を保持し、 次いで、濃度1〜100vol%の酸素雰囲気下で前記
    溶融状態を一定時間保持した後、前記結晶の育成処理を
    行なうようにしたことを特徴とする単結晶育成方法。
  2. 【請求項2】 前記育成する単結晶が、ニオブ酸リチウ
    ムであることを特徴とする請求項1に記載の単結晶育成
    方法。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガスが、N2 ガスまたはHe
    ガスであることを特徴とする請求項1または2に記載の
    単結晶育成方法。
  4. 【請求項4】 前記不活性ガス雰囲気下での保持時間が
    少なくとも1時間で、前記酸素雰囲気下での保持時間が
    少なくとも2時間としたことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1に記載の単結晶育成方法。
JP2343694A 1994-01-26 1994-01-26 単結晶育成方法 Withdrawn JPH07206590A (ja)

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