JPH07207151A - コネクター用樹脂組成物 - Google Patents

コネクター用樹脂組成物

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JPH07207151A
JPH07207151A JP6005054A JP505494A JPH07207151A JP H07207151 A JPH07207151 A JP H07207151A JP 6005054 A JP6005054 A JP 6005054A JP 505494 A JP505494 A JP 505494A JP H07207151 A JPH07207151 A JP H07207151A
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weight
resin
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polyamide
nylon
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JP6005054A
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English (en)
Inventor
Masato Sakai
正人 坂井
Shoichi Wakatake
昌一 若竹
Masato Miki
誠人 三木
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(a)芳香族環を含むポリアミド樹脂:55〜
84重量% (b)変性ポリオレフィン樹脂35〜15重量% (c)結晶化度0〜20%、エチレン含有量70〜95
モル%の変性エチレン・α−オレフィンランダム共重合
体:10〜1重量%からなる混合物100重量部に対
し、 (d)無機質強化材0〜100重量部を配合してなるコ
ネクター用樹脂組成物。 【効果】 本発明のコネクター用樹脂組成物は耐熱性、
吸水時剛性、強靱性、寸法安定性、耐道路凍結防止剤性
に優れ、コネクターの成形材料に適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性、吸水時剛性、強
靱性、寸法安定性、耐道路凍結防止剤性等に優れたコネ
クター用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド樹脂は、優れた耐熱性、耐油
性、成形性、剛性、強靱性などの特徴を有しているた
め、とくに自動車の室内・室外部品、たとえば、クーリ
ングファン、ラジエタータンクのトップおよびベース、
ヒータコアタンク、シリンダーヘッドカバー、キャニス
ター、ギヤ、コネクター、バルブ、オイルタンク類、ブ
レーキ配管、燃料タンク、燃料配管用チューブ、排ガス
系統部品などの種々の機能部品への応用、あるいは展開
がなされている。
【0003】最近ではこれらの部品も軽量化や一層の高
機能化の要求が高まり、したがって樹脂部品の短小化や
薄肉化が積極的に検討されており自動車用コネクターも
例外ではない。しかしながらポリアミド樹脂は他の樹脂
に比べて吸水しやすく、吸水によって材料剛性が低下す
るとか、耐熱性が低下するために、樹脂部品の軽薄短小
化や薄肉化、あるいは高機能化の大きな妨げとなってい
るのが実情である。
【0004】ポリアミド樹脂の低吸水化および寸法安定
性、耐道路凍結防止剤性を向上させる方法として、ナイ
ロン6あるいはナイロン66等の低級ポリアミドにナイ
ロン11、ナイロン12等の高級ポリアミドをブレンド
する試みがなされているが(特開昭57−212252
号公報、特開昭57−80448号公報、特開昭57−
80449号公報)、ポリアミド樹脂固有の耐熱性を保
持することが不十分であった。
【0005】一方で、ポリアミド樹脂にポリアミド樹脂
以外のポリマーを混合することで低吸水化を図る試みも
なされている(特開平3−285951号公報、特開平
4−202560号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ナイロン6や
ナイロン66の低級ポリアミド樹脂に、たとえばポリオ
レフィン樹脂を混合することで確かにそれなりの低吸水
化の効果は得られるが、単にポリオレフィン樹脂を混合
するだけでは耐熱性が低下するとか、あるいは吸水時剛
性、寸法安定性を得るには不十分である。しかもオレフ
ィン樹脂を混合することでナイロンが有している強靱
性、耐衝撃性が損なわれ、とくに薄肉化、寸法安定性、
耐熱性、強靱性が要求される樹脂成形品の要求機能を満
たすことができない。
【0007】とくに最近の自動車部品はますますの軽薄
短小化や薄肉化要求が高まり、それに伴ってとりわけエ
ンジンムール内のコネクター部品はより一層の耐熱性、
吸水時剛性、強靱性および寸法安定性が必要となり、こ
れらの特性をバランスよく兼備したコネクター成形品を
得ることができる樹脂組成物を提供することが課題とな
っていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の手段をとるものである。すなわち本発
明のコネクター用樹脂組成物は、 (a)分子構成単位に芳香族環を含むポリアミド樹脂:
55〜84重量% (b)不飽和カルボン酸、その酸無水物またはその誘導
体から選ばれるグラフトモノマーで変性された変性ポリ
プロピレン樹脂、あるいは変性ポリエチレン樹脂のいず
れかから選ばれた1種の変性ポリオレフィン樹脂35〜
15重量% (c)不飽和カルボン酸、その酸無水物またはその誘導
体から選ばれるグラフトモノマーで変性され、かつX線
による結晶化度0〜20%、エチレン含有量70〜95
モル%の変性エチレン・α−オレフィンランダム共重合
体:10〜1重量%からなる混合物100重量部に対
し、 (d)無機質強化材0〜100重量部を配合してなるコ
ネクター用樹脂組成物を特徴とするものである。
【0009】本発明において、分子構成単位に芳香族環
を含むポリアミドとはテレフタル酸、イソフタル酸等の
芳香族化合物を共重合させたポリアミドであり、好まし
くはナイロン6T(Tはテレフタル酸の略)、ナイロン
66/6T、ナイロン6T/6、ナイロン6I(Iはイ
ソフタル酸の略)、ナイロン66/6I、ナイロン6I
/6等であり、より好ましいのはナイロン66/6Tで
ある。
【0010】本発明で用いられる芳香族環を含むポリア
ミドの成分組成比はとくに限定しないが、その成分組成
比によって決まるポリアミドの融点は270〜320℃
の範囲が好ましく、280〜310℃が更に好ましい。
また、ナイロン66/6Tの場合、その成分組成比によ
って決まる融点は270〜300℃の範囲が好ましく、
280〜300℃が更に好ましい。
【0011】さらに、芳香族環を含むポリアミド樹脂の
重合度はとくに制限はないが、成形性の点で、98%硫
酸で測定した相対粘度(ηr)が2.0〜3.5の範囲
にあるものが好ましい。本発明で用いられる(b)成分
としての変性ポリプロピレン樹脂、または変性ポリエチ
レン樹脂、作る前の未変性ポリオレフィン樹脂は、とく
に制限せず、市販のポリプロピレン樹脂、あるいはポリ
エチレン樹脂が使用できる。好ましくは密度が0.89
〜0.93g/cm3 、メルトフローレート(ASTM
D1238)が0.01〜50g/10min のポリプロ
ピレン樹脂である。
【0012】変性剤として使用される不飽和カルボン
酸、その酸無水物またはその誘導体から選ばれるグラフ
トモノマーの代表例を挙げると、アクリル酸、マレイン
酸、フマール酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、
ナジック酸Rなどの不飽和カルボン酸、またはその酸無
水物またはその誘導体、たとえば、マレイミド、無水マ
レイン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル
などが例示される。これらの中では不飽和ジカルボン
酸、またその酸無水物が好適であり、とくにマレイン
酸、ナジック酸Rまたはこれらの酸無水物が好適であ
る。
【0013】本発明で用いられる(c)成分としての変
性エチレン・α−オレフィンランダム共重合体は、X線
による結晶化度が0〜20%、好ましくは0〜15%、
およびエチレン含有量が70〜95モル%、好ましくは
70〜85モル%であり、該変性エチレン・α−オレフ
ィンランダム共重合体を構成するα−オレフィン成分と
しては、炭素数3〜18程度のα−オレフィンであり、
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−
1−ペンテン、1−デセンなどを例示することができる
が、とくにプロピレンが好ましい。
【0014】本発明で用いる変性エチレン・α−オレフ
ィンランダム共重合体の結晶化度が20%を越え、また
はエチレン含有量が95モル%を越えると、強靱性が低
下し、得られたコネクター成形品は実用に耐える靱性が
得られない。一方、エチレンの含有量が70モル%未満
では、耐熱性が低下し、得られたコネクター成形品の耐
熱剛性、吸水時剛性が低下する。
【0015】本発明で用いられることのできる無機質強
化材としては、ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊
維、ワラステナイト、タルク、炭酸カルシウム、アルミ
ナ、雲母、球状ガラス、チタン酸カリウイスカ、カオリ
ン、クレーなどを挙げることができる。また、これらの
強化材の各種組合わせでも構わない。本発明のコネクタ
ー用樹脂組成物は、(a)成分ポリアミド55〜84重
量%、好ましくは65〜79重量%と、(b)成分変性
ポリオレフィン樹脂35〜15重量%、好ましくは30
〜20重量%と、(c)成分変性エチレン・α−オレフ
ィン共重合体10〜1重量%、好ましくは5〜1重量%
からなる混合物100重量部に対し、(d)無機質強化
材を0〜100重量部配合してなる組成物で構成され
る。
【0016】全ポリマー中の(a)成分ポリアミド、す
なわち芳香族環を含むポリアミドが、55重量%未満で
は、耐熱性が低下するので好ましくない。一方84重量
%を越えると組成物の吸水性が増大し、吸水時剛性が低
下するので好ましくない。全ポリマー中の(b)成分変
性ポリオレフィン樹脂、すなわち変性ポリプロピレン樹
脂あるいは変性ポリエチレン樹脂が15重量%未満で
は、耐道路凍結防止剤性が低下し、かつ吸水性が増大す
るとともに吸水時剛性が低下するので好ましくない。
【0017】一方、(b)成分変性ポリオレフィン樹脂
の量が35重量%を越えると、成形性が低下し、したが
って得られたコネクター成形品の外観が低下し、かつ耐
熱性が目立って低下するので実用的でない。全ポリマー
中の(c)成分変性エチレン・α−オレフィン共重合体
は強靱性、耐衝撃性を与えるための必須成分である。変
性エチレン・α−オレフィン共重合体の量が1重量%未
満では、強靱性とくに耐衝撃性が低下し、一方、変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体の量が10重量%を越
えると、成形加工性や耐熱性、剛性が低下するので実用
に耐えない。
【0018】無機質強化材は、一層の強靱性、耐熱性、
剛性、耐衝撃性を付与する場合に混合使用する。しか
し、使用する無機質強化材の量が、全混合ポリマー10
0重量部に対し、100重量部を越えると成形加工性や
外観が低下し、かつ強靱性がむしろ低下して脆くなり、
コネクター成形品としての機能が損なわれるので好まし
くない。
【0019】ポリアミド、変性ポリオレフィン、変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体および必要に応じて加
える無機質強化材の混合方法は、とくに限定されず通常
の公知の方法を採用することができる。またポリプロピ
レン樹脂あるいはポリエチレン樹脂のポリオレフィン樹
脂、あるいはエチレン・α−オレフィン共重合体の不飽
和カルボン酸またはその誘導体から選ばれるグラフトモ
ノマーによる変性方法はとくに限定されず、あらかじめ
ポリオレフィン樹脂あるいはエチレン・α−オレフィン
共重合体と変性グラフトモノマーを同時に押出し機に供
給し、混練することにより変性した変性ポリオレフィン
樹脂あるいは変性エチレン・α−オレフィン共重合体
を、ポリアミド、および無機質強化材と混練してもよい
し、あるいはポリアミドとエチレン・α−オレフィン共
重合体とグラフトモノマーとをあらかじめ押出し機で混
練したものと、変性ポリオレフィン樹脂とを混練しても
よいし、あるいは変性剤であるグラフトモノマーとポリ
アミド、ポリオレフィン樹脂、エチレン・α−オレフィ
ン共重合体および無機質強化材を同時に押出し機に供給
し、混練してもよい。
【0020】混練方法は得られた樹脂組成物の特性機能
を損なわない範囲でとくに限定されるものではない。ま
た本発明のコネクター用ポリアミド樹脂組成物には、そ
の成形性、物性を損なわない限りにおいて他の成分、た
とえば顔料、染料、耐熱剤、酸化防止剤、耐候剤、滑
剤、結晶核剤などを添加導入することができる。
【0021】また、本発明のコネクター用樹脂組成物に
は目的に応じて他のポリアミド、ポリエステル、ポリオ
レフィン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレン
スルフィドなどの樹脂を配合することができる。特に、
一種の本発明の組成物にナイロン6、ナイロン66など
の脂肪族ポリアミドを少しずつ量を変えて配合すること
により、融点の異なった数種の組成物を作ることは工業
的に有用である。
【0022】本発明におけるコネクターとは各種電線を
接続するための雄雌コネクターを意味するが、好ましく
は自動車用のコネクターであり、更に好ましくは自動車
のワイヤハーネス用コネクターである。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳しく説明す
る。なお実施例および比較例に示した試験片の物性は次
に述べる方法で測定評価した。得られた試験片を温度3
5℃、湿度95%RHの雰囲気下で100hrs.処理した
後、吸水時弾性率を測定した。また耐道路凍結防止剤性
は次に述べるコネクター成形品を用いて評価した。 (1)引張り特性 :ASTM D638 (2)曲げ特性 :ASTM D790 (3)アイゾット衝撃強度:ASTM D256 (4)熱変形温度 :ASTM D648 (5)耐道路凍結防止剤性:最大幅55mm、高さ13m
m、奥行37mm、厚み1mmの図1で示すようなコネクタ
ー成形品1を80℃で24hrs 温水処理した後、5%塩
化カルシウム水溶液を成形品表面に全面塗布し、100
℃ギヤオーブン中に1HR放置、ついで−30℃雰囲気下
に1hr放置、次いで室温下で30分放置した後、5%塩
化カルシウム水溶液を全面塗布する冷熱処理/塩カル液
塗布処理を1サイクルとして評価を行い、そのコネクタ
ー成形品1の表面に肉眼で観察できる程度のひび割れが
発生するまでのサイクル数を測定した。 実施例1 メルトフローレート(MFR)0.5g/10分のポリ
プロピレン樹脂100重量部に無水マレイン酸と過酸化
物の混合物を0.6部加え、攪拌機で均一に混合したも
のを、φ45mm口径の2軸タイプ押出し機で溶融混練し
変性ポリプロピレンを得た。
【0024】ここで得られた変性ポリプロピレンペレッ
ト25重量%に、相対粘度2.55のナイロン66/6
T(66/6T=62/38重量%比)共重合体73重
量%、および結晶化度2%、エチレン含有量75モル%
のエチレン・プロピレン共重合体2重量%の混合物10
0重量部に、無水マレイン酸と過酸化物の混合物を0.
3重量部を均一混合した後、φ45mm口径の2軸タイプ
押出し機で溶融混練しペレット化した。
【0025】ここで得られたペレットを80℃で真空乾
燥した後、射出成形機によりシリンダー温度300℃、
金型温度100℃条件でASTM試験片および図1のコ
ネクター成形品を成形した。得られた試験片の絶乾時お
よび吸水時物性測定結果は次の通りであり、強靱性、耐
熱性、剛性のバランスのとれた組成物であることが判明
した。
【0026】 引張り強度 : 60MPa アイゾット衝撃強度 : 110J/m 熱変形温度 : 185℃ 曲げ弾性率(吸水時):1400MPa コネクター成形品については、前記した耐塩化カルシウ
ム性のサイクルテストを行ったところ、50サイクルを
越えても成形品表面には全くひび割れの発生はなく、極
めてすぐれた耐道路凍結防止性を有するコネクターであ
ることが確認できた。 比較例1 実施例1で用いた変性ポリプロピレン樹脂25重量%、
相対粘度2.55のナイロン66/6T(66/6T=
62/38重量%比)共重合体60重量%、結晶化度2
%、エチレン含有量75モル%のエチレン・プロピレン
共重合体15重量%の混合物100重量部に、無水マレ
イン酸と過酸化物の混合物を0.3重量部を均一混合し
た後、実施例1と同一方法で溶融混練しペレット化し
た。
【0027】実施例1と同様にペレットを真空乾燥した
後、ASTM試験片を成形したが、(c)成分の量が多
すぎるため成形流動性に劣り、したがって試験片の外観
光沢が低下した。得られた試験片の絶乾時および吸水時
の物性測定結果は次の通りであり、耐衝撃性はすぐれる
ものの、耐熱性、吸水時弾性率に劣り、コネクター用樹
脂組成物としては特性バランスに劣っていることが判明
した。
【0028】 引張り強度 : 45MPa アイゾット衝撃強度 : 205J/m 熱変形温度 : 95℃ 曲げ弾性率(吸水時): 850MPa この組成物でコネクターを成形すると、成形流動性に劣
るためにフローマークおよびウェルドが目立ちコネクタ
ー製品として使用できないことが判明した。 実施例2 実施例1で用いた変性ポリプロピレン樹脂23.5重量
%、相対粘度2.50のナイロン66/6T(66/6
T=55/45重量%比)共重合体75重量%、結晶化
度12%、エチレン含有量79モル%のエチレン・プロ
ピレン共重合体1.5重量%の混合物100重量部に、
無水マレイン酸と過酸化物の混合物を0.3重量部を均
一混合したものを、実施例1と同一方法で溶融混練しペ
レット化した。
【0029】ここで得られたペレットを実施例1と同様
に真空乾燥した後、同一成形条件でASTM試験片を成
形した。得られた試験片の絶乾時および吸水時の物性測
定結果は次の通りであり、強靱性、耐熱性、および剛性
のバランスのとれた組成物であることが判明した。 引張り強度 : 65MPa アイゾット衝撃強度 : 100J/m 熱変形温度 : 196℃ 曲げ弾性率(吸水時):1620MPa 成形したコネクター成形品について前記した耐塩化カル
シウム性のサイクルテストを実施したところ、50サイ
クルを越えても成形品表面には全くひび割れの発生はな
く、すぐれた耐道路凍結防止性を有するコネクター成形
品であることが判明した。 比較例2 実施例2で用いた変性ポリプロピレン樹脂35重量%、
相対粘度2.50のナイロン66/6T(66/6T=
55/45重量%比)共重合体65重量%の混合物を実
施例1と同一方法で溶融混練しペレット化した。
【0030】ここで得られたペレットを実施例1と同様
に真空乾燥した後、同一成形条件でASTM試験片を成
形したが、(c)成分が存在しないため成形流動性に劣
り、したがって試験片の外観光沢が低下した。得られた
試験片の絶乾時および吸水時の物性測定結果は次の通り
であるが、強靱性、耐熱性に劣ることが判明した。
【0031】 引張り強度 : 50MPa アイゾット衝撃強度 : 85J/m 熱変形温度 : 110℃ 曲げ弾性率(吸水時):1000MPa コネクター成形品をを成形したところ、ウェルドライン
が目立ち、したがって製品として使用できないことが判
明した。 実施例3 実施例1で用いた変性ポリプロピレン樹脂20重量%、
相対粘度2.65のナイロン66/6T(66/6T=
65/35重量%比)共重合体79重量%、結晶化度1
2%、エチレン含有量79モル%のエチレン・プロピレ
ン共重合体1重量%の混合物100重量部に、無水マレ
イン酸と過酸化物の混合物を0.3重量部を均一混合し
たものを、実施例1と同一方法で溶融混練しペレット化
した。
【0032】ここで得られたペレットを実施例1と同様
に真空乾燥した後、同一成形条件でASTM試験片を成
形した。得られた試験片の絶乾時および吸水時の物性測
定結果は次の通りであり、強靱性、耐熱性、および剛性
のバランスのとれた組成物であることが判明した。 引張り強度 : 62MPa アイゾット衝撃強度 : 94J/m 熱変形温度 : 180℃ 曲げ弾性率(吸水時):1350MPa 比較例3 実施例3で用いた変性ポリプロピレン樹脂10重量%、
相対粘度2.65のナイロン66/6T(66/6T=
65/35重量%比)共重合体90重量%の混合物10
0重量部を、実施例1と同一方法で溶融混練しペレット
化した。
【0033】ここで得られたペレットを実施例1と同様
に真空乾燥した後、同一成形条件でASTM試験片を成
形した。得られた試験片の絶乾時および吸水時の物性測
定結果は次の通りであり、耐熱性にはすぐれるものの、
(a)成分と(b)成分の割合が悪く、(c)成分も存
在しないため耐衝撃性、吸水時剛性が低下し物性バラン
スに劣ることが判明した。
【0034】 引張り強度 : 70MPa アイゾット衝撃強度 : 65J/m 熱変形温度 : 196℃ 曲げ弾性率(吸水時): 950MPa 成形して得られたコネクター成形品について前記した耐
塩化カルシウム性サイクルテストを実施したところ、2
5サイクル目で成形品表面にひび割れが発生し、コネク
ター製品として使用できないことが判明した。 実施例4 実施例1で用いた変性ポリプロピレン樹脂25重量%、
相対粘度2.55のナイロン66/6T(66/6T=
55/45重量%比)共重合体72重量%、結晶化度2
%、エチレン含有量75モル%のエチレン・プロピレン
共重合体3重量%の混合物100重量部に、無水マレイ
ン酸と過酸化物の混合物を0.25重量部および繊維径
10μのガラス繊維45重量部を均一混合したものを、
実施例1と同一方法で溶融混練しペレット化した。
【0035】ここで得られたペレットを実施例1と同様
に真空乾燥した後、同一成形条件でASTM試験片を成
形した。得られた試験片の絶乾時および吸水時の物性測
定結果は次の通りであり、強靱性、耐熱性、および剛性
のバランスのとれた組成物であることが判明した。 引張り強度 : 135MPa アイゾット衝撃強度 : 130J/m 熱変形温度 : 245℃ 曲げ弾性率(吸水時):4700MPa コネクター成形品をを成形したところ、フローマークも
認められず、かつ前記の耐塩化カルシウム性のサイクル
テストを実施したところ、50サイクル処理をすぎても
ひび割れは発生せず、バランスのとれたコネクター製品
であることが判明した。 比較例4 実施例1で用いた変性ポリプロピレン樹脂25重量%、
相対粘度2.55のナイロン66/6T(66/6T=
55/45重量%比)共重合体60重量%、結晶化度2
%、エチレン含有量75モル%のエチレン・プロピレン
共重合体15重量%の混合物100重量部に、無水マレ
イン酸と過酸化物の混合物を0.25重量部および繊維
径10μのガラス繊維45重量部を均一混合したもの
を、実施例1と同一方法で溶融混練しペレット化した。
【0036】ここで得られたペレットを実施例1と同様
に真空乾燥した後、同一成形条件でASTM試験片を成
形したが、成形流動性に劣るために試験片の表面にフロ
ーマークが発生した。得られた試験片の衝撃強度の測定
結果は次の通りであるが、エチレン・プロピレン共重合
体の添加量が増大しているにもかかわらず、むしろ耐衝
撃性が低下しており、これはエチレン・プロピレン共重
合体の増量によって溶融混練時にガラス繊維の細断化が
起こり、かつガラス繊維とエチレン・プロピレン共重合
体との界面密着性が低下しているためと推定される。
【0037】アイゾット衝撃強度 : 85J/m 実施例5 実施例1で用いた変性ポリプロピレン樹脂23重量%、
相対粘度2.55のナイロン66/6T(66/6T=
55/45重量%比)共重合体75重量%、結晶化度2
%、エチレン含有量75モル%のエチレン・プロピレン
共重合体2重量%の混合物100重量部に、無水マレイ
ン酸と過酸化物の混合物を0.25重量部および繊維径
13μのガラス繊維10重量部を均一混合したものを、
実施例1と同一方法で溶融混練しペレット化した。
【0038】ここで得られたペレットを実施例1と同様
に真空乾燥した後、同一成形条件でASTM試験片を成
形した。得られた試験片の絶乾時および吸水時の物性測
定結果は次の通りであり、強靱性、耐熱性、および剛性
のバランスのとれた組成物であることが判明した。 引張り強度 : 95MPa アイゾット衝撃強度 : 100J/m 熱変形温度 : 205℃ 曲げ弾性率(吸水時):2900MPa コネクター成形品をを成形したところ、外観も滑らか
で、かつウェルドラインもほとんど目立たないコネクタ
ーを得た。 比較例5 実施例1で用いた変性ポリプロピレン樹脂40重量%、
相対粘度2.55のナイロン66/6T(66/6T=
55/45重量%比)共重合体60重量%の混合物10
0重量部に、繊維径13μのガラス繊維10重量部を均
一混合したものを、実施例1と同一方法で溶融混練しペ
レット化した。
【0039】ここで得られたペレットを実施例1と同様
に真空乾燥した後、同一成形条件でASTM試験片を成
形したが、(b)成分が多く、(c)成分が存在しない
ために成形流動性に劣り、試験片の表面にフローマーク
が発生した。得られた試験片の物性測定結果は次の通り
であるが、強靱性に劣っていることが判明した。
【0040】これはポリプロピレン樹脂の増量に伴っ
て、ガラス繊維とポリプロピレン樹脂との界面密着性が
低下し、したがって強靱性が低下したものと推定する。 引張り強度 : 70MPa アイゾット衝撃強度 : 90J/m コネクター成形品をを成形したところ、成形流動性に劣
るためにウェルドラインが目立ち、かつ前記の耐塩化カ
ルシウム性のサイクルテストを実施したところ、15サ
イクル処理をすぎたところでウェルド部分よりひび割れ
が発生し、コネクター製品として使用できないことが判
明した。
【0041】
【発明の効果】本発明のコネクター用樹脂組成物は耐熱
性、吸水時剛性、強靱性、寸法安定性、耐道路凍結防止
剤性に優れ、コネクターの成形材料に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクター成形品の概略図であり、(A)は正
面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
【符号の説明】
1 コネクター成形品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)分子構成単位に芳香族環を含むポリ
    アミド樹脂:55〜84重量% (b)不飽和カルボン酸、その酸無水物またはその誘導
    体から選ばれるグラフトモノマーで変性された変性ポリ
    プロピレン樹脂、あるいは変性ポリエチレン樹脂のいず
    れかから選ばれた1種の変性ポリオレフィン樹脂35〜
    15重量% (c)不飽和カルボン酸、その酸無水物またはその誘導
    体から選ばれるグラフトモノマーで変性され、かつX線
    による結晶化度0〜20%、エチレン含有量70〜95
    モル%の変性エチレン・α−オレフィンランダム共重合
    体:10〜1重量%からなる混合物100重量部に対
    し、 (d)無機質強化材0〜100重量部を配合してなるコ
    ネクター用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 分子構成単位に芳香族環を含むポリアミ
    ド樹脂が、ナイロン6あるいはナイロン66と芳香族環
    をもつポリアミドとの共重合ポリアミドであることを特
    徴とする請求項1記載のコネクター用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 分子構成単位に芳香族環を含むポリアミ
    ド樹脂が、ナイロン66とテレフタル酸成分単位と、脂
    肪族ジアミン成分単位とからなるポリアミドとの共重合
    ポリアミドであることを特徴とする請求項1記載のコネ
    クター用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 分子構成単位に芳香族環を含むポリアミ
    ド樹脂の融点が270〜320℃の範囲である請求項1
    記載のコネクター用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 共重合ポリアミドの融点が270〜30
    0℃の範囲である請求項3記載のコネクター用樹脂組成
    物。
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