JPH0720792U - 車載用スピーカの取付け装置 - Google Patents

車載用スピーカの取付け装置

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JPH0720792U JP5710693U JP5710693U JPH0720792U JP H0720792 U JPH0720792 U JP H0720792U JP 5710693 U JP5710693 U JP 5710693U JP 5710693 U JP5710693 U JP 5710693U JP H0720792 U JPH0720792 U JP H0720792U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型の車載用スピーカを、クッション性を有
する被取付け部に確実に固定できるようにする。 【構成】 取付部材30の外径寸法dはスピーカ本体2
0の筒状ケース21の後端の内径寸法D1よりも大きく
なり、筒状ケース21の後端面21aが取付部材30の
縁部表面に当たるようになる。よって取付部材30をク
ッション性の被取付け部15にねじ固定したときに、被
取付け部の膨らみが筒状ケース21の後端面21aに抵
抗を与えず、スピーカ本体20に設けられた回転嵌合溝
22aと取付部材30の嵌合片30eとを確実に回転嵌
合させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ツイータなどの車載用スピーカを車内の内張りなどに取付けるのに 適した取付け装置に係り、特に小型のスピーカを容易に取付けることができるよ うにした車載用スピーカの取付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の車載用スピーカ(ツイータ)が、車内のドアパネルなどの内張 りに取付けられた状態を示す断面図である。 スピーカ本体1は、筒状ケース2の表面にドーム形状の網状カバー3が設置さ れている。筒状ケース2内の底部には樹脂によるベース4が、その上には磁性体 ヨーク5aと5b、マグネット6、ドーム形状のダイアフラム7、このダイアフ ラム7に取付けられたボイスコイル8などの各部品が収納されている。そして筒 状ケース2の後端の内側面には、2ヶ所の回転嵌合溝2a,2aが形成されてい る。
【0003】 スピーカ本体1は、取付部材10により被取付け部15に固定される。図6に 示すように、取付部材10は通常は板金製であり、その外縁部には、外側に折曲 げられて突出する嵌合片10a,10aが一体に設けられている。取付部材10 には2ヶ所のねじ挿入穴10b,10bが穿設され、また中央穴10cに連続す る配線窓10dが切欠き形成されている。 取付け作業では、まず取付部材10が被取付け部15に設置され、2ヶ所のね じ挿入穴10b,10bに挿入される取付けねじにより固定される。次にスピー カ本体1を取付部材10に被せてY方向へ押して嵌合片10a,10aを筒状ケ ース2の内側に挿入し、スピーカ本体1を回転させて、前記回転嵌合溝2a,2 a内に嵌合片10a,10aを係合させる。このときスピーカ本体1の裏側から 延びるコードは配線窓10dを通過させて被取付け部15内に導く。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の車載用スピーカの取付け装置には以下に列記する課題がある。 (1)従来の取付部材10は、その外径寸法dが、筒状ケース2の内径寸法Dよ りも小さく、取付部材10が筒状ケース2の後部開口内に入る構造となっている 。そして、取付部材10の嵌合片10a,10aが外径寸法dから外側へ突出す る構造となっている。したがって被取付け部15が、クッション性を有するドア パネルなどの内張りである場合には、スピーカ本体1と取付部材10とを嵌合さ せる作業が困難になる問題がある。
【0005】 すなわち、図7に示すように、ドアパネルなどの内張りは、ハードボード16 の表面にクッション材17が設置され、その表面にレザービニールなどのシート 材18が設置されている。このようにクッション性のある被取付け部15の場合 には、取付部材10がねじによりハードボード16に固定されると、取付部材1 0の下となる(イ)の部分ではクッション材17が圧縮されるが、取付部材10 の外周部分の(ロ)で示す部分ではクッション材17が圧縮されず、シート材1 8が嵌合片10aの先端付近まで膨らむ状態となる。よってスピーカ本体1の筒 状ケース2をY方向へ押すときに膨らんだ状態のクッション材17が抵抗を与え て邪魔になり、確実にY方向へ押すことができず、さらにY方向へ押した後の回 転も難しくなって、嵌合片10aを回転嵌合溝2aに確実に係合させることがで きなくなる。小型のスピーカ装置では、スピーカ本体1と取付部材10が小径に なりさらに嵌合片10aの高さ寸法hが小さくなるため、嵌合片10aと回転嵌 合溝2aとの係合作業が一層困難になる。
【0006】 (2)従来は、スピーカ本体1の筒状ケース2の内周面に回転嵌合溝2aが形成 されている。しかしこの種の車載用スピーカは小型化が進んでおり、筒状ケース 2が小径になり肉厚が薄くなると、回転嵌合溝2aを形成することにより筒状ケ ース2の強度が低下する問題が生じる。
【0007】 (3)スピーカ本体1と取付部材10は回転嵌合させるものであるため、取付部 材10を被取付け部15に固定する際に、回転止めのために最低2箇所のねじ止 めが必要である。そのため、被取付け部15では、ねじ止めのための2ヶ所の穴 と、配線窓10dを通過したコードをハードボード16の内側へ導くための配線 用の穴を開ける必要がある。図6に示すようにある程度大径の取付部材10が使 用される場合には、上記3ヶ所の穴を充分に間隔を開けて形成することが可能で ある。ところが、スピーカ本体1と取付部材10が小径寸法のものになると、前 記3ヶ所の穴の間隔が狭くなり過ぎ、穴と穴との間でハードボードが欠けるなど の問題が生じる。
【0008】 本考案は上記従来の課題を解決するものであり、被取付け部がクッション性を 有するものであっても、スピーカ本体を取付部材に対して確実に取付けることが できるようにすることを第1の目的とし、またスピーカ本体と取付部材が小径に なっても確実な取付けができるようにすることを第2の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案による車載用スピーカの取付け装置は、筒状ケース内部に部品が収納さ れたスピーカ本体と、被取付け部にねじ固定される取付部材とから成り、取付部 材はその縁部表面に前記筒状ケースの後端面が当たることのできる外形寸法を有 し、この取付部材には前記縁部よりも内側に位置する嵌合片が突設され、この嵌 合片によりスピーカ本体と取付部材とが固定されることを特徴とし、
【0010】 また、筒状ケース内部に部品が収納されたスピーカ本体と、被取付け部にねじ 固定され且つ前記スピーカ本体との嵌合部を有する取付部材とから成り、前記取 付部材には、ねじ挿入穴とスピーカ本体から延びるコードを通過させる配線窓と が形成され、この配線窓の縁部から被取付け部方向へ延びる回転止め用の爪が設 けられていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
上記第1の手段では、取付部材がクッション性の被取付け部にねじ固定された ときに、スピーカ本体の筒状ケースの後端面が取付部材の縁部表面に当たり、こ の縁部よりも内側に位置する嵌合片によりスピーカ本体と取付部材とが嵌合され る。したがってスピーカ本体を取付部材に押し付ける際、取付部材の外周部での 被取付け部材の膨らみ部分がこの押付けを邪魔しない。したがってスピーカ本体 の取付け作業を確実に行うことができる。
【0012】 前記第2の手段では、取付部材に形成された配線窓の縁部に回転止め用の爪が 設けられている。この爪を被取付け部に開口した配線用の穴の縁部に係合させる ことにより取付部材の回転止めができるため、ねじ挿入穴は1ヶ所設けるだけで よくなる。よってスピーカ本体と取付部材が小型になっても被取付け部に穴どう しの間隔をある程度開けることが可能になる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により説明する。 図1は本考案による取付け装置により車載用スピーカが取付けられた状態を示 す断面図、図2(A)は取付部材の平面図、同図(B)は取付部材の側面図、図 3は取付け状態を示す分解斜視図、図4はスピーカ本体と取付部材との接合部を 示す拡大断面図である。 図3には、スピーカ本体20の外観が示され、図1にはスピーカ本体20の断 面が示されている。このスピーカ本体20は、樹脂製の筒状ケース21内に樹脂 製のベース22が収納され、このベース22によりヨーク23aと23bおよび マグネット24が保持されている。ベース22の前方にはドーム状のダイアフラ ム25が支持されており、このダイアフラム25の裾部に一体に設けられたボイ スコイル26がヨーク23aと23bとの間のギャップ内に挿入されている。そ して筒状ケース21の前方開口部にはドーム形状の網状カバー27が設置されて いる。
【0014】 この実施例では、前記ベース22の後端部周囲に一対の回転嵌合溝22a,2 2aが形成され、またベース22の後端中央部には取付けねじ32を逃げる逃げ 穴22bが形成されている。 上記スピーカ本体20を取付けるための取付部材30は、図2に示すように、 板金材料により円板状に形成されたものである。図1に示すように、取付部材3 0の外径寸法dは、スピーカ本体20の筒状ケース21の後端の内径寸法D1よ りも大きくなっている。また筒状ケース21の後端の外径寸法D2は、取付部材 30の外径寸法dよりもわずかに大きく形成されている。
【0015】 取付部材30の中心部にはねじ挿入穴30aが形成され、また図2(A)の図 示上方には、配線窓30bが開口している。この配線窓30bの縁部からは裏面 方向へ回転止め用の爪30cが折曲げ形成されている。取付部材30の図示左右 側方には、切欠き部30d,30dが形成され、その縁部から表面方向へ嵌合片 30e,30eが折曲げ形成されている。図2(B)に示すように、前記嵌合片 30e,30eは、取付部材30の縁部30fよりも内径側にて立ち上がってお り、その先部が中心方向へ向くL字形状片となっている。 被取付け部15は、車内のドアパネルなどであり、その構造はハードボード1 6の表面にクッション材17が設置され、その表面にレザービニールなどのシー ト材18が貼られている。
【0016】 このスピーカ装置の取付け作業では、まず図3に示すように、被取付け部15 に、ねじ締め付け穴15aと配線穴15bを穿設する。取付部材30を取付ける ときには、取付けねじ32を取付部材30のねじ挿入穴30aに挿入し、被取付 け部15のねじ締め付け穴15a内に螺着する。このとき、図2(A)に示すよ うに、回転止め用の爪30cを配線穴15bの縁部に係合させる。これにより1 本の取付けねじ32により取付けられた取付部材30の回転止めがなされる。す なわち、被取付け部15に形成される配線穴15bは図2(A)に示す図示下端 に爪30cが係合するように、ねじ締め付け穴15aとの間隔を決めて穿設する ことになる。爪30cが配線穴15bの図示下端に係合されるため、ねじ締め付 け穴15aと配線穴15bとの間隔を充分に開けることができ、両穴15aと1 5bの間でハードボード16が欠けることもない。
【0017】 スピーカ本体20を取付けるときには、筒状ケース21の後端面21aを取付 部材30の縁部表面30fに対しY方向へ押付け、その後にθ方向へ回転させる 。これによりスピーカ本体20内のベース22の外周に形成された回転嵌合溝2 2a,22aと取付部材30の嵌合片30e,30eとが回転嵌合させられる。 スピーカ本体20の後端から延びるコード類28は、取付部材30の配線窓30 b内を通過させ、配線穴15bからハードボード16の裏面に引出し、図示しな いスピーカに接続する。
【0018】 ここで、取付部材30の外径寸法dは、筒状ケース21の内径寸法D1よりも 大きいため、図4に示すように、筒状ケース21の後端面21aを、取付部材3 0の縁部表面30fに突き当てることができるようになっている。被取付け部1 5がクッション性を有していると、取付部材30がねじ止めされている部分では クッション材17が収縮し、(ハ)で示す取付部材30の外周部ではクッション 材17が表面方向へ弾性復元して膨らむ。ただし、この膨らみ部は取付部材30 の外側であり、且つ筒状ケース21の後端面21aが取付部材30の縁部表面3 0fに突き当てられるため、クッション材17の膨らみが筒状ケース21に対す る抵抗として作用せず、したがってスピーカ本体20を取付部材30に押付けか つθ方向へ回転させて嵌合させる作業を確実に行うことができる。 また、取付部材30は一本の取付けねじ32により固定されているが、爪30 cが配線穴15bの縁部に係合しているため、スピーカ本体20をθ方向へ回転 させるときに取付部材30が一緒に回転するのを防止できる。
【0019】 この実施例はスピーカ本体20と取付部材30とが小径のものにおいて有効で あり、全体が小型に構成され嵌合片30eの高さ寸法hが低いものであっても、 筒状ケース21をクッション材17の抵抗を受けることなく確実に取付けること ができる。また回転嵌合溝22aはベース22の外周に形成されているため、図 5に示す従来例のように筒状ケースに回転嵌合溝を設ける必要がなく、筒状ケー ス21を薄肉にしても強度が著しく低下することがない。 なお、図の実施例では、取付部材30の外径寸法dが筒状ケース21の内径寸 法D1よりも大きく外径寸法D2よりも小さくなっているが、取付部材30の外 径寸法dを筒状ケース21の外径寸法D2よりもやや大きくしてもよい。
【0020】 また取付部材30に形成されるねじ挿入穴30aは、必ずしも中心に形成する 必要はなく、取付部材30の中心からずれて爪30cから遠ざかる位置に形成さ れていてもよい。 また前記実施例では、スピーカ本体20の回転嵌合溝22aと取付部材30の 嵌合片30eとが回転嵌合させているが、例えば嵌合片30eを弾性変形できる ものにし、この嵌合片をスピーカ本体の筒状ケース21の内周面またはベース2 2の外周面に弾性嵌着させる構造であってもよい。 さらに、取付部材30に形成される配線窓30bは丸穴であってもよいし、取 付部材30の縁部に開口する切欠きであってもよい。
【0021】
【考案の効果】
請求項1記載の考案では、被取付け部がクッション性を有するものであっても 、スピーカ本体に被取付け部の膨らみの抵抗が与えられることなく、スピーカ本 体を取付部材に確実に固定できる。
【0022】 請求項2記載の考案では、取付部材に形成された配線窓の縁部の爪により回転 止めがなされるため、取付部材を1本の取付けねじにより固定しても、取付部材 の回転を防ぐことができる。よって取付部材に形成される穴や窓などの数を最小 にでき、且つ被取付け部に形成される穴や窓の数を少なくできるため、小型のス ピーカの取付けに適するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すものであり、スピーカ本
体が取付部材により被取付け部に取付けられた状態を示
す断面図、
【図2】(A)は取付部材の平面図、(B)はその側面
図、
【図3】スピーカ本体と取付部材と被取付け部とを示す
分解斜視図、
【図4】スピーカ本体の縁部の取付け状態を示す部分拡
大断面図、
【図5】従来のスピーカの取付け装置を示す断面図、
【図6】従来の取付部材の平面図、
【図7】従来のスピーカ本体の縁部の取付け状態を示す
部分拡大断面図、
【符号の説明】
15 被取付け部 16 ハードボード 17 クッション材 18 シート材 20 スピーカ本体 21 筒状ケース 21a 筒状ケースの後端面 22 ベース 22a 回転嵌合溝 30 取付部材 30a ねじ挿入穴 30b 配線窓 30c 回転止め用の爪 30e 嵌合片 30f 縁部表面 32 取付けねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状ケース内部に部品が収納されたスピ
    ーカ本体と、被取付け部にねじ固定される取付部材とか
    ら成り、取付部材はその縁部表面に前記筒状ケースの後
    端面が当たることのできる外形寸法を有し、且つ前記縁
    部よりも内側に位置する嵌合片が突設され、この嵌合片
    によりスピーカ本体と取付部材とが固定されることを特
    徴とする車載用スピーカの取付け装置。
  2. 【請求項2】 筒状ケース内部に部品が収納されたスピ
    ーカ本体と、被取付け部にねじ固定され且つ前記スピー
    カ本体との嵌合部を有する取付部材とから成り、前記取
    付部材には、ねじ挿入穴とスピーカ本体から延びるコー
    ドを通過させる配線窓とが形成され、この配線窓の縁部
    から被取付け部方向へ延びる回転止め用の爪が設けられ
    ていることを特徴とする車載用スピーカの取付け装置。
JP1993057106U 1993-09-27 1993-09-27 車載用スピーカの取付け装置 Expired - Lifetime JP2606966Y2 (ja)

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