JPH0720919B2 - 光学的に均一な化合物及びその製造方法 - Google Patents

光学的に均一な化合物及びその製造方法

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JPH0720919B2
JPH0720919B2 JP60261604A JP26160485A JPH0720919B2 JP H0720919 B2 JPH0720919 B2 JP H0720919B2 JP 60261604 A JP60261604 A JP 60261604A JP 26160485 A JP26160485 A JP 26160485A JP H0720919 B2 JPH0720919 B2 JP H0720919B2
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lower alkoxy
lower alkyl
mmol
glyceraldehyde
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クリスチヤン・ニコラス・ヒユブスクウエルラン
ジエラール・シユミツト
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F Hoffmann La Roche AG
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 式中、Z′は開裂容易は保護基を表わし、そしてR3およ
びR4は各々(C1〜13)炭化水素基を表わし、前記炭化
水素基は酸素を含有していてもよく且つ炭素原子を介し
て結合し、これによつてこれらの基は互いに結合して環
を形成することもできる、 の光学的対掌体類に関する。
本発明の目的は、上記の式IIIの光学的に均一な化合物
および対応するそれらの対掌体、ならびにこれらの化合
物の製造である。
「低級アルキル」という語は、単独であるいは「低級ア
ルコキシカルボニル」、「低級アルコキシ」などのよう
な組み合わせにおいて、最高7個、好ましくは最高4個
の炭素原子を含有する直鎖状または分枝鎖状の飽和アル
キル基を意味する。
開裂容易な保護基Z′として、たとえば、次のものが考
えられる:2,4−もしくは3,4−ジ−(低級アルコキシ)
−ベンジル、ことに2,4−もしくは3,4−ジメトキシベン
ジル、2,4−もしくは3,4−ジ−(低級アルコキシ)−フ
エニル、ことに2,4−もしくは3,4−ジメトキシフエニ
ル、ジ−〔4−(低級アルコキシ)−フエニル〕−メチ
ル、ことにジ−(4−メトキシフエニル)−メチル、ま
たは4−(低級アルコキシ)−フエニル、ことに4−メ
トキシフエニル。
好ましい基 は、R3が低級アルキル、フエニル低級アルキル、低級ア
ルコキシアルキル、ことに低級アルコキシメチルを表わ
し、そしてR4が低級アルキルまたはフエニル低級アルキ
ルを表わす基であるか、あるいは が5員または6員のO−複素環を表わし、前記環がキラ
リテイの中心に直接結合しないさらに別の環酸素原子を
含有していてもよく、かつ、必要に応じて、低級アルキ
ル、低級アルコキシ、オキソまたはスピロシクロ−低級
アルキルで置換されていることができる基である。隣接
する低級アルコキシ基は、一緒になって、たとえばイソ
プロピリデンジオキシの場合におけるように、環を形成
することができる。ことに好ましい基 は次のとおりである: 特別な態様において、本発明はZ′が2,4−ジメトキシ
ベンジルを表わし、そして 基 を表わす上記式IIIの化合物ならびにそれらの光学的対
掌体を包含する。
以下に記載する化合物は、上記式IIIに包含される化合
物のクラスの代表的なものである: イソプロピリデン−L−グリセルアルデヒド(2,4−ジ
メトキシベンジル)イミン、及び イソプロピリデン−L−グリセルアルデヒド(3,4−ジ
メトキシベンジル)イミン。
式IIIの化合物またはそれらの光学的対掌体は、本発明
に従えば、式 式中、R3およびR4は上記の意味を有する、のアルデヒド
またはその光学的対掌体を、一般式 H2N−Z′ V 式中、Z′は上記の意味を有する、 のアミンと反応させることによつて製造できる。この反
応は、好ましくは、不活性有機溶媒中で、たとえば、ハ
ロゲン化炭化水素、例えば、塩化メチレン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタンなどまたは炭化水素、例え
ば、ベンゼン、トルエンなどの中で実施する、反応中に
生成する水は、好ましくは、連続的に、たとえば、共沸
蒸留により、あるいは反応を脱水剤の存在下で、たとえ
ば、適当な分子ふるいまたは他の普通の乾燥剤、例え
ば、炭酸カリウム、硫酸マグネシウムなどの存在下で実
施することにより、除去する。反応の間に生成する水を
共沸蒸留により除去するとき、反応は選択した溶媒の沸
点において実施する。脱水剤を使用するとき、反応は好
ましくは室温において実施する。
式IIIの化合物及びそれらの光学的対掌体は、一般式 式中、R11はアジド、フタルイミドまたは基RO−CO−CH
=C(CH3)−NH−を表わし、Rは低級アルキルを表わ
し、R3、R4及びZ′は上記の意味を有する、 の光学的に均一なβ−ラクタム類またはそれらの光学的
対掌体の製造のための価値ある中間体であり、さらに上
記β−ラクタム類またはそれらの光学的対掌体は光学的
に均一な抗微生物活性をもつβ−ラクタム類(特開昭58
−46066号公報参照)の製造のための価値ある中間体で
ある。
式Iαのβ−ラクタム類及び対応するそれらの光学的対
掌体は一般式 R11−CH2−COOH II 式中、R11は前記の意味を有する、 のカルボン酸の反応性誘導体を塩基の存在下に式IIIの
化合物またはその光学的対掌体と反応させることにより
製造することができる。
式IIのカルボン酸の反応性誘導体と式IIIの化合物また
はその光学的対掌体との反応は、当業者によく知られた
付加環化(cycloaddition)である。適当な反応性カル
ボン酸誘導体は、たとえば、反応するカルボン酸ハライ
ド、ことにカルボン酸クロライド、対応するカルボン酸
無水物および混合無水物(例、トリフルオロ酢酸、メチ
レンスルホン酸など)、対応するカルボン酸イミドゾリ
ドなどである。この反応は有利には塩基、たとえば、第
三アミン、例えばトリエチルアミンの存在下に不活性有
機溶媒中で実施する。溶媒として次のものがとくに考え
られる:エーテル、たとえば、テトラヒドロフラン、ジ
エチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、ジオキサ
ン、エチレングリコールジメチルエーテルなど、ハロゲ
ン化炭化水素、たとえば、塩化メチレン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタンなど、アセトニトリル、ジメ
チルホルムアミドなど。付加環化は約−30℃〜約50℃の
温度範囲において実施する。
式IIの化合物と式IIIの一般式に均一な化合物またはそ
の光学的対掌体との反応は、アゼチジン環の3−および
4−位置における置換基が、期待するように、互いにシ
ス位置にある、上記式Iαの化合物または対応するその
光学的対掌体を生ずる。しかしながら、驚ろくべきこと
には、式IIIの光学的に活性な化合物またはその光学的
対掌体を用いると、前記の付加環化において、2つの新
しい光学的中心を高い光学的収率で誘発する、すなわ
ち、高いジアステレオ選択性をもつて2つの可能なジア
ステレオマー生成物の一方のみを生成することが見出さ
れた。得られる生成物において、実際に得られる生成物
に対してジアステレオマーである、第2の可能なシス−
付加環化生成物は検出できなかつた。
驚ろくべきことに前述の付加環化において2種のジアス
テレオマー生成物のうちの一方のみを生ずる、式IIIの
化合物および対応するその光学的対掌体は単離する必要
はなく、前述の付加環化直接付することができる。
以下の実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、
これによつて本発明の範囲を限定することを意図するも
のではない。なお、旋光度〔α〕Dは20℃において測定
したものである。
分析データ中に使用した略号は、次のとおりである: Ft=フタルイミド、 Aγ=芳香族、 Me=メチル、 φ=フエニル、 Bz=ベンジル。
実施例1 100mlの乾燥塩化メチレン(メタノール不含)中の4.9g
(37.65ミリモル)のイソプロピリデン−D−グリセル
アルデヒドの、室温においてかきまぜた、溶液に、10g
のモレキユラーシーブ4Åを加え、引き続いて20mlの乾
燥塩化メチレン中の6.29g(37.65ミリモル)の2,4−ジ
メトキシベンジルアミンの溶液を滴下する。この混合物
を室温で2時間かきまぜ、次いで5gの無水硫酸マグネシ
ウムで処理し、さらに30分間かきまぜ、次いで過し、
過ケーキを20mlの塩化メチレンで洗浄する。
得られるイソプロピリデン−D−グリセルアルデヒド
(2,4−ジメトキシベンジル)イミンの有機溶液を、−1
8℃にアルゴン雰囲気中で冷却し、かきまぜながら5.5ml
(39.5ミリモル)のトリエチルアミンで処理する。数分
後、1時間かけて100mlの乾燥塩化メチレン中の8.8g(3
9.3ミリモル)のフタロイルグリシルクロライドの溶液
を加え、この混合物を−15℃で2時間かきまぜ、次いで
室温に放温する。この混合物を一夜室温でかきまぜ、各
回100mlの水で3回洗い、100mの塩化ナトリウム溶液で
洗い、得られた溶液を硫酸ナトリウムで乾燥する。この
溶液を蒸発させ、得られた残留物をシリカゲルのカラム
(粒度:230〜400メツシユ)のクロマトグラフイーに付
し、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離する。15.8g
(90%)のN−〔(3R,4R)−シス−1−(2,4−ジメト
キシベンジル)−4−〔(S)−2,2−ジメチル−1,3−
ジオキソラン−4−イル〕−2−オキソ−3−アセチジ
ニル〕フタルイミドが泡として得られる;〔α〕D=−
37゜(c=1、クロロホルム中);MS:466(M+)。酢酸
エチルから再結晶化後、融点155℃の無色結晶が得られ
る;〔α〕D=−49.2゜(c=0.8、クロロホルム
中)。
上記イソプロピリデン−L−グリセルアルデヒド(2,4
−ジメトキシベンジル)イミンの物性値は次のとおりで
ある。
IRフイルム:1615,1590,1510cm-1 MS:279(M) NMR(CDCl3;δ):1.39及び1.44 (2×3H,2×s),3.79(6H,s),3.94(1H,dd,J=6及
び8Hz,4.18(1H,dd,J=7及び8Hz),4.55(2H,d,J=3H
z),4.63(1H,m,J=5,6及び7Hz),6.45(2H,m),7.10
(1H,m),7.70(1H,dt,J=3及び5Hz)。
実施例2 100mlの塩化メチレン中の0.9g(5.4ミリモル)の2,4−
ジメトキシベンジルアミンの、室温においてかきまぜ
た、溶液に、3gのモレキユラーシーブ4Åを加え、20分
後、0.7(5.4ミリモル)のイソプロピリデン−L−グリ
セルアルデヒドおよび5gの無水硫酸マグネシウムを加え
る。この混合物を引き続いて室温でさらに1時間かきま
ぜる。イソプロピリデン−L−グリセルアルデヒド(2,
4−ジメトキシベンジル)イミンの生ずる有機溶液をア
ルゴン雰囲気のもとに−20℃に冷却し、かきまぜなが
ら、0.88ml(5.4ミリモル)のトリエチルアミンで処理
する。次いで、20mlの乾燥塩化メチレン中の1.25g(5.6
ミリモル)の塩化フタロイルグリシルの溶液を1時間以
内に滴下し、この混合物を引き続いて室温で一夜かきま
ぜる。混合物を実施例1に記載するように処理し、クロ
マトグラフイー後、1.77g(70%)のN−〔(3S,4S)−
シス−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−
〔(R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル〕−2−オキソ−3−アゼチジニル〕フタルイミドが
泡として得られる;〔α〕D=+41゜(c=0.8、クロ
ロホルム中);MS:466(M+)。酢酸エチルから再結晶
後、結晶生成物が得られる;〔α〕D=+48゜(c=0.
6、クロロホルム中)。
上記イソプロピリデン−L−グリセルアルデヒド(2,4
−ジメトキシベンジル)イミンの物性値は次のとおりで
ある。
IRフイルム:1615,1590,1510cm-1 MS:279(M) NMR(CDCl3;δ):1.39及び1.44 (2×3H,2×s),3.79(6H,s),3.94(1H,dd,J=6及
び8Hz),4.18(1H,dd,J=7及び8Hz),4.55(2H,d,J=3
Hz),4.63(1H,m,J=5,6及び7Hz),6.45(2H,m),7.10
(1H,m),7.70(1H,dt,J=3及び5Hz)。
実施例3 5gのモレキユラーシーブ4Åを含有する60mlの塩化メチ
レン中に、アルゴン雰囲気中でかきまぜながら、1g(3.
87ミリモル)の(1,2:3,4)−ジ−O−イソプロピリデ
ン−α−D−ガラクト−ヘキソジアルド−1,5−ピラノ
ースを溶かす。この溶液を、10mlの塩化メチレン中の0.
68g(4ミリモル)の2,4−ジメトキシベンジルアミンの
溶液で、室温において滴々処理する。得られる式 の化合物の有機溶液を室温で30分間かきまぜ、次いで−
20℃に冷却し、0.65ml(0.47g、4.6ミリモル)のトリエ
チルアミンで処理し、数分後、20mlの塩化メチレン中の
0.8g(0.40ミリモル)の溶液で処理する。この混合物を
室温に加温し、次いで1.5時間かきまぜる。過後、得
られた有機溶液を各回150mlの水で2回、次いで10mlの
塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄し、次いで硫酸マグネ
シウミで乾燥する。溶媒を蒸発し、シリカゲルでクロマ
トグラフ精製〔230〜400メツシユ;溶離剤としてn−ヘ
キサン/酢酸エチル(1:1)〕後、1.8g(75g)のN−
〔(シス−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−2−オ
キソ−4−〔(3aαH、8bαH)−テトラヒドロ−2,2,
7,7−テトラメチル−5H−ビス〔1,3〕ジオキソロ〔4,5
−b:4′,5′−d〕ピラン−5−イル〕−3−アゼチジ
ニル〕フタルイミドが泡として得られる;〔α〕D=−
27゜(c=1%、メタノール中);MS:594(M+);IR:176
7、1722cm-1(KBr)。
実施例4 2.0g(11.76ミリモル)のシクロヘキシリデン−D−グ
リセルアルデヒドを8mlの無水塩化メチレン中に溶か
し、室温において2.06g(12.35ミリモル)の2,4−ジメ
トキシベンジルアミンで処理する。30分間かきまぜた
後、シクロヘキシリデン−D−グリセルアルデヒド(2,
4−ジメトキシベンジル)イミンを含有する混合物を0
℃に冷却し、1.96ml(14.11ミリモル)のトリエチルア
ミンで処理し、次いで4mlの塩化メチレン中の2.76g(1
2.35ミリモル)の塩化フタロイルグリシルの溶液で滴下
処理する。この混合物を室温で12時間かきまぜ、次いで
100mlの塩化メチレンで希釈し、連続的に30mlの水、3ml
の0.1N塩酸、30mlの水および30mlの塩化ナトリウム水溶
液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を蒸発に
より除去し、残留物をシリカゲルのクロマトグラフイー
〔230〜400メツシユ;溶離剤として酢酸エチル/n−ヘキ
サン(1:1)〕により処理する。4.3g(72%)のN−
〔(3R,4R)−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−
〔(S)−1,4−ジオキサスピロ〔4,5〕デク−2−イ
ル〕−2−オキソ−3−アゼチジニル〕フタルイミド;
〔α〕D=−18゜(c=0.5、メタノール中)。
C26N30N2O7についての元素分析: 計算値:C 66.39、H 5.97、N 5.53%。
実測値:C 65.94、H 5.94、N 5.57%。
IR(KBr)cm-1:3435、1768、1721、1589、1508、1208。
NMR(CDCl3)δ(ppm):1.2−1.6(10H、m、(C
H2)5)、3.35(1H、dd、6および9Hz、H−4)、3.5
−3.8(2H、m、O−CH2)、3.81および3.82(6H、2s、
2×OCH3)、4.20(1H、m、O−CH)、4.15および4.90
(2H、2d、14Hz、N−CH2−Ar)、5.25(1H、d、6Hz、
H3)、6.50(2H、m、2HAr)、7.27(1H、d、Ar)、7.
85(4H、m、Ar)。
MS:M+:506 上記のシクロヘキシリデン−D−グリセルアルデヒド
(2,4−ジメトキシベンジル)イミンの物性値は次のと
おりである。
NMR(CDCl3;δ):1.63(10H,m),3.80(6H,s)、3.9−
4.3(2H,m),4.6(2H,broads),6.5(2H,m),7.0(1H,
m),7.72(1H,d,J=5Hz) 実施例5 100mlの塩化メチレン中の0.9g(5.4ミリモル)の3,4−
ジメトキシベンジルアミンの、室温においてかきまぜ
た、溶液に、3gのモレキユラーシーブ4Åを加え、20分
後、0.7g(5.4ミリモル)のイソプロピリデン−L−グ
リセルアルデヒドおよび5gの無水硫酸マグネシウムを加
える。次いで、この混合物を室温において1時間かきま
ぜる。得られるイソプロピリデン−L−グリセルアルデ
ヒド(3,4−ジメトキシベンジル)イミンの有機溶液を
アルゴンのそのに−20℃に冷却し、かきまぜながら、0.
88ml(5.4ミリモル)のトリエチルアミンで処理する。
次いで、20mlの乾燥塩化メチレン中の1.25g(5.6ミリモ
ル)の塩化フタロイルグリシルの溶液を1時間以内に滴
下し、引き続いてこの混合物を室温で一夜かきまぜる。
この混合物を実施例1に記載するようにして処理し、ク
ロマトグラフイー後、1.56g(62%)のN−(3S,4S)−
シス−1−(3,4−ジメトキシベンジル)−4−
〔(R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル〕−2−オキソ−3−アゼチジニル〕フタルイミドが
泡として得られる;〔α〕D=+16.2゜(c=1.0、メ
タノール中);MS:4.66(M+)。
C25H26N2O7についての元素分析: 計算値:C 64.37、H 5.62、N 6.01%。
実測値:C 63.53、H 5.72、N 5.96%。
IR(KBrcm-1):3430、1766、1721、1609、1517。
上記のイソプロピリデン−L−グリセルアルデヒド(3,
4−ジメトキシベンジル)イミンの物性値は次のとおり
である。
NMR(CDCl3)δ:1.40及び1.45 (2×3H,2×s)、3.90(6H、s),3.95(1H,dd,J=6
及び8Hz),4.25(1H,dd,J=7及び8Hz),4.60(2H,d,J
=3Hz),4.65(1H,m),6.82(3H,m),7.82(1H,dt,J=
3及び6Hz). 実施例6 70mlの塩化メチレン中の670mg(4ミリモル)の、室温
においてかきまぜた、溶液に、2.5gのモレキユラーシー
ブ4Åを加え、20分後、660mg(4ミリモル)の(S)
−2−ベンジルオキシプロピオンアルデヒドおよび3.7g
の無水硫酸マグネシウムを加える。引き続いて、(S)
−2−ベンジルオキシプロピオンアルデヒド(3,4−ジ
メトキシベンジル)イミンを含有する混合物を室温にお
いて1時間かきまぜる。生ずる溶液をアルゴン雰囲気中
で−20℃に冷却し、かきまぜながら、0.65ml(4ミリモ
ル)のトリエチルアミンで処理する。次いで、930mg
(4.15ミリモル)の塩化フタロイルグリシルの溶液を1
時間滴々加え、この混合物を引き続いて12時間室温にお
いてかきまぜる。この混合物を実施例1に記載するよう
に仕上げ、クロマトグラフイー後、990mg(50%)のN
−〔(3S,4S)−4−〔(S)−1−(ベンジルオキ
シ)エチル〕−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−2
−オキソ−3−アゼチジニル〕フタルイミドが泡として
得られる;〔α〕D=+44.6゜(c=1、クロロホルム
中);MS:500(M+)。
C29H28N2O6についての元素分析: 計算値:C 69.59、H 5.64、N 5.60%。
実測値:C 69.06、H 5.80、N 5.36%。
IR(KBr)cm-1:1766、1721、1613、1589、1508。
上記の(S)−2−ベンジルオキシプロピオンアルデヒ
ド(3,4−ジメトキシベンジル)イミンの物性値は次の
とおりである。
NMR(CDCl3;δ):1.28(1H,d,J=6Hz),3.75(6H,s),
4.10(1H,m,J=6Hz),4.50(4H,broads)、6.40(2H,
m)、7.10(1H,m),7.30(5H,s),7.60(1H,dt,J=3及
び6Hz). 実施例7 100mlの塩化メチレン中の0.9g(5.4ミリモル)の2,4−
ジメトキシベンジルアミンの、室温においてかきまぜ
た、溶液に3gのモレキユラーシーブ4Åを加え、20分
後、0.7g(5.4ミリモル)のイソプロピリデン−L−グ
リセルアルデヒドおよび5gの無水硫酸マグネシウムを加
える。この混合物を引き続いて室温において1時間かき
まぜる。イソプロピリデン−L−グリセルアルデヒド
(2,4−ジメトキシベンジル)イミンの生ずる有機溶液
をアルゴン中で−20℃に冷却し、かきまぜながら0.88ml
(5.4ミリモル)のトリエチルアミンで処理する。次い
で、20mlの乾燥塩化メチレン中の1.25g(5.6ミリモル)
の塩化フタロイルグリシルの溶液を1時間以内に滴下
し、次いでこの混合物を室温で一夜かきまぜる。混合物
を各回100mlの水で3回、次いで100mlの塩化ナトリウム
溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥する。この溶液
を、蒸発し、残留物をシリカゲル(230〜400メツシユ)
のクロマトグラフに付し、ヘキサン/酢酸エチル(1:
1)で溶離する。1.77g(70%)のN−〔(3S,4S)−シ
ス−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−〔(R)
−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル〕−2
−オキソ−3−アゼチジニル〕フタルイミドが泡として
得られる;〔α〕D=+41゜(c=0.8、クロロホル
ム);MS:4.66(M+)。
上記のイソプロピリデン−L−グリセルアルデヒド(2,
4−ジメトキシベンジル)イミンの物性値は実施例2に
記載したものと同じである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 319/12 C07H 5/04 9/04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 式中、 Z′は2,4−または3,4−ジ(低級アルコキシ)−ベンジ
    ルを表わし、 R3は低級アルキルを表わし、そして R4はフエニル低級アルキルを表わすか、或いは は5員または6員のO−複素環を表わし、該複素環はキ
    ラリテイの中心に直接結合していない別の環酸素原子を
    含有していてもよく、且つ低級アルキル、スピローシク
    ロ低級アルキルまたは低級アルコキシ(隣接する低級ア
    ルコキシ基は一緒になって環を形成する)により置換さ
    れている、 で示される光学的に均一な化合物及び対応するその光学
    的対掌体。
  2. 【請求項2】基 が基 のうちの1つを表わす特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。
  3. 【請求項3】イソプロピリデン−L−グリセルアルデヒ
    ド(2,4−ジメトキシベンジル)イミンである特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  4. 【請求項4】イソプロピリデン−L−グリセルアルデヒ
    ド(3,4−ジメトキシベンジル)イミンである特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】一般式 式中、 R3は低級アルキルを表わし、そして R4はフエニル低級アルキルを表わすか、或いは は5員または6員のO−複素環を表わし、該複素環はキ
    ラリテイの中心に直接結合していない別の環酸素原子を
    含有していてもよく、且つ低級アルキル、スピローシク
    ロ低級アルキルまたは低級アルコキシ(隣接する低級ア
    ルコキシ基は一緒になって環を形成する)により置換さ
    れている、 で示されるアルデヒドまたはその光学的対掌体を一般式 H2N−Z′ V 式中、 Z′は2,4−または3,4−ジ(低級アルコキシ)−ベンジ
    ルを表わす、 で示されるアミンと反応させることを特徴とする一般式 式中、Z′、R3及びR4は前記の意味を有する、 で示される光学的に均一な化合物および対応するその光
    学的対掌体の製造方法。
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