JPH07209296A - 抗原及び酵素標識抗体並びにこれらを用いる酵素免疫測定法及び測定用キット - Google Patents
抗原及び酵素標識抗体並びにこれらを用いる酵素免疫測定法及び測定用キットInfo
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- JPH07209296A JPH07209296A JP1207594A JP1207594A JPH07209296A JP H07209296 A JPH07209296 A JP H07209296A JP 1207594 A JP1207594 A JP 1207594A JP 1207594 A JP1207594 A JP 1207594A JP H07209296 A JPH07209296 A JP H07209296A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アルツハイマー症の治療効果を有する9−ア
ミノ−2、3、5、6、7、8−ヘキサヒドロ−1H−シクロ
ペンタ(b)キノリン(I)の酵素免疫測定法及び測定
用キット並びにそれに用いる抗原及び酵素標識抗体を提
供する。 【構成】 (A)式(II) 【化1】 (式中、nは0−5の整数を表す。)で表される化合物
と免疫原性担体とを該化合物のカルボキシル基を介して
共有結合せしめて得られる抗原、(B)該抗原を動物に
投与することにより得られる抗体に酵素を標識してなる
酵素標識抗体、(C)固相支持体に固定化された抗原と
(B)の酵素標識抗体とを用いる(I)の酵素免疫測定
法、及び(D) (A)の抗原及び(B)の酵素標識抗
体をキットの必須の構成試薬とする(I)の酵素免疫測
定用キット。
ミノ−2、3、5、6、7、8−ヘキサヒドロ−1H−シクロ
ペンタ(b)キノリン(I)の酵素免疫測定法及び測定
用キット並びにそれに用いる抗原及び酵素標識抗体を提
供する。 【構成】 (A)式(II) 【化1】 (式中、nは0−5の整数を表す。)で表される化合物
と免疫原性担体とを該化合物のカルボキシル基を介して
共有結合せしめて得られる抗原、(B)該抗原を動物に
投与することにより得られる抗体に酵素を標識してなる
酵素標識抗体、(C)固相支持体に固定化された抗原と
(B)の酵素標識抗体とを用いる(I)の酵素免疫測定
法、及び(D) (A)の抗原及び(B)の酵素標識抗
体をキットの必須の構成試薬とする(I)の酵素免疫測
定用キット。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルツハイマー症の治
療効果を有する後記式(I)で表される化合物[以下、
化合物(I)又は単に(I)ということもある]の酵素
免疫測定法(エンザイムイムノアッセイ Enzyme immun
oassay 以下、EIAともいう)及び測定用キット並び
にそれに用いる抗原及び酵素標識抗体に関する。
療効果を有する後記式(I)で表される化合物[以下、
化合物(I)又は単に(I)ということもある]の酵素
免疫測定法(エンザイムイムノアッセイ Enzyme immun
oassay 以下、EIAともいう)及び測定用キット並び
にそれに用いる抗原及び酵素標識抗体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より薬物等の生物体液中濃度の測定
法としては液体クロマトグラフィー(HPLC)、ガスクロ
マトグラフィーマススペクトロメトリー(GC-MS)を用い
る方法が一般的に行われている。
法としては液体クロマトグラフィー(HPLC)、ガスクロ
マトグラフィーマススペクトロメトリー(GC-MS)を用い
る方法が一般的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法で化合物(I)を測定した場合、HPLCでは感度
(10ng/ml)の点で、また、GC-MSでは迅速性の点で必ずし
も満足できるものではない。このため、高感度でかつ迅
速に多くの試料を測定できる方法の開発が望まれてい
た。
の方法で化合物(I)を測定した場合、HPLCでは感度
(10ng/ml)の点で、また、GC-MSでは迅速性の点で必ずし
も満足できるものではない。このため、高感度でかつ迅
速に多くの試料を測定できる方法の開発が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、化合物(I)
を測定する方法として、免疫学的測定法に着目し、この
方法につき鋭意研究した結果完成されたものである。一
般に、本発明における化合物(I)のような低分子化合
物はハプテンと呼ばれ抗原性は有するが免疫原性を持た
ない。このため、これらのハプテンにつきその抗体を産
生させるために、ハプテン中のアミノ基、カルボキシル
基等とタンパク質等の免疫原性担体とを共有結合させた
うえで動物に免疫する方法が一般に行われている。しか
しながら、化合物(I)については、そのアミノ基に直
接タンパク質を共有結合させようとしても、化合物
(I)のアミノ基は反応性に乏しくタンパク質との共有
結合体が得られにくい上、得られた共有結合体を用いて
動物に免疫を行っても好ましい抗体が得られない。
を測定する方法として、免疫学的測定法に着目し、この
方法につき鋭意研究した結果完成されたものである。一
般に、本発明における化合物(I)のような低分子化合
物はハプテンと呼ばれ抗原性は有するが免疫原性を持た
ない。このため、これらのハプテンにつきその抗体を産
生させるために、ハプテン中のアミノ基、カルボキシル
基等とタンパク質等の免疫原性担体とを共有結合させた
うえで動物に免疫する方法が一般に行われている。しか
しながら、化合物(I)については、そのアミノ基に直
接タンパク質を共有結合させようとしても、化合物
(I)のアミノ基は反応性に乏しくタンパク質との共有
結合体が得られにくい上、得られた共有結合体を用いて
動物に免疫を行っても好ましい抗体が得られない。
【0005】本発明者等は、化合物(I)の免疫学的測
定法につき種々研究を行った結果、化合物(I)の5位
にカルボキシプロピル基等を結合した化合物に、常法に
よりタンパク質を共有結合させることにより得られる複
合体が、EIAにおける抗体を産生させるための好まし
い抗原(免疫原)となることを見いだした。本発明は、
かかる知見に基づき更に研究を重ねることにより完成さ
れたものである。
定法につき種々研究を行った結果、化合物(I)の5位
にカルボキシプロピル基等を結合した化合物に、常法に
よりタンパク質を共有結合させることにより得られる複
合体が、EIAにおける抗体を産生させるための好まし
い抗原(免疫原)となることを見いだした。本発明は、
かかる知見に基づき更に研究を重ねることにより完成さ
れたものである。
【0006】すなわち、本発明は、(A)下記式(II)
【0007】
【化3】
【0008】(式中、nは0−5の整数を表す。)で表
される化合物と免疫原性担体とを該化合物のカルボキシ
ル基を介して共有結合せしめて得られる抗原[化合物
(II)−免疫原性担体複合体]、及び(B)上記抗原を
動物に非経口的な手段で投与することにより得られる抗
体に酵素を標識してなる酵素標識抗体、及び(C)
(B)記載の酵素標識抗体に対し、固相支持体に固定化
された抗原(測定用抗原)、好ましくは(A)記載の抗
原と測定試料中の式(I)
される化合物と免疫原性担体とを該化合物のカルボキシ
ル基を介して共有結合せしめて得られる抗原[化合物
(II)−免疫原性担体複合体]、及び(B)上記抗原を
動物に非経口的な手段で投与することにより得られる抗
体に酵素を標識してなる酵素標識抗体、及び(C)
(B)記載の酵素標識抗体に対し、固相支持体に固定化
された抗原(測定用抗原)、好ましくは(A)記載の抗
原と測定試料中の式(I)
【0009】
【化4】
【0010】で表される化合物[9−アミノ−2、3、5、
6、7、8−ヘキサヒドロ−1H−シクロペンタ(b)キノ
リン]とを競合的に反応させることを特徴とする式
(I)で表される化合物の酵素免疫測定法、及び(D)
少なくとも、固相支持体に固定化された(A)記載の抗
原及び(B)記載の酵素標識抗体をキットの必須の構成
試薬とすることを特徴とする式(I)で表される化合物
の酵素免疫測定用キット、に関するものである。
6、7、8−ヘキサヒドロ−1H−シクロペンタ(b)キノ
リン]とを競合的に反応させることを特徴とする式
(I)で表される化合物の酵素免疫測定法、及び(D)
少なくとも、固相支持体に固定化された(A)記載の抗
原及び(B)記載の酵素標識抗体をキットの必須の構成
試薬とすることを特徴とする式(I)で表される化合物
の酵素免疫測定用キット、に関するものである。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。式(II)
で表される化合物(以下、化合物(II)又は単に(II)
という)は、新規物質であり、以下の反応式[化5]で
示すとおり式(III)のシクロヘキサノン誘導体と式(I
V)の2−アミノ−1−シクロペンテン−1−カルボニ
トリルをポリリン酸エチルの存在下で反応させ、得られ
た式(V)の化合物を加水分解することにより製造でき
る。(特開昭63−297367) 尚、式(III)のシクロヘキサノン誘導体が新規物質で
ある場合は、該物質は、式(III-1)の1−ピロリジノ
−1−シクロヘキセンと式(III-2)の化合物とを有機
溶媒中で反応させて式(III-3)の化合物を製造し、更
に、このものに水を加えて反応させることにより製造で
きる。反応式中、nは0−5の整数を表し、Rはアルキ
ル基を表す。本発明では、化合物(II)のうち、nが1
−4の整数である化合物が好ましい。
で表される化合物(以下、化合物(II)又は単に(II)
という)は、新規物質であり、以下の反応式[化5]で
示すとおり式(III)のシクロヘキサノン誘導体と式(I
V)の2−アミノ−1−シクロペンテン−1−カルボニ
トリルをポリリン酸エチルの存在下で反応させ、得られ
た式(V)の化合物を加水分解することにより製造でき
る。(特開昭63−297367) 尚、式(III)のシクロヘキサノン誘導体が新規物質で
ある場合は、該物質は、式(III-1)の1−ピロリジノ
−1−シクロヘキセンと式(III-2)の化合物とを有機
溶媒中で反応させて式(III-3)の化合物を製造し、更
に、このものに水を加えて反応させることにより製造で
きる。反応式中、nは0−5の整数を表し、Rはアルキ
ル基を表す。本発明では、化合物(II)のうち、nが1
−4の整数である化合物が好ましい。
【0012】
【化5】
【0013】免疫原性担体としては、タンパク質、ポリ
ペプチド、糖タンパクなどがあげられる。具体的には、
タンパク質としては、牛血清アルブミン、ヒト血清アル
ブミン、卵白アルブミン、牛ガンマグロブリンなどが、
ポリペプチドとしては、ポリリジンなどが、糖タンパク
としては、リポポリサッカライド、キーホールリンペッ
トヘモシアニンなどがそれぞれあげられる。中でもタン
パク質が好ましい。
ペプチド、糖タンパクなどがあげられる。具体的には、
タンパク質としては、牛血清アルブミン、ヒト血清アル
ブミン、卵白アルブミン、牛ガンマグロブリンなどが、
ポリペプチドとしては、ポリリジンなどが、糖タンパク
としては、リポポリサッカライド、キーホールリンペッ
トヘモシアニンなどがそれぞれあげられる。中でもタン
パク質が好ましい。
【0014】本発明では、化合物(II)と免疫原性担体
を共有結合させた複合体が、EIAの抗原として、ま
た、抗体を産生するための免疫原として用いられる。か
かる抗原(免疫原)を製造する方法としては、従来より
使用されている方法、例えば、無水ジメチルホルムアミ
ド(DMF)等の溶媒中で、トリ−n−ブチルアミン等の
アミン類とイソブチルクロロホルメート等のアルキルク
ロロホルメートを用いて化合物(II)と免疫原性担体と
を共有結合せしめる方法(混合酸無水物法)が使用され
る。
を共有結合させた複合体が、EIAの抗原として、ま
た、抗体を産生するための免疫原として用いられる。か
かる抗原(免疫原)を製造する方法としては、従来より
使用されている方法、例えば、無水ジメチルホルムアミ
ド(DMF)等の溶媒中で、トリ−n−ブチルアミン等の
アミン類とイソブチルクロロホルメート等のアルキルク
ロロホルメートを用いて化合物(II)と免疫原性担体と
を共有結合せしめる方法(混合酸無水物法)が使用され
る。
【0015】かくして得られる抗原(免疫原)は、宿主
動物に免疫し、抗体産生に用いられる。宿主動物として
は、たとえば家兎、ラット、モルモット、マウス、ヤギ
などがあげられる。かかる動物への免疫は抗原を静脈内
投与、皮内投与もしくは皮下投与などの非経口的な手段
で投与することにより行われる。投与には、通常アジュ
バント(フロイントコンプリートアジュバント Freun
d's complete adjuvant またはフロイントインコンプ
リートアジュバント Freund's incomplete adjuvant)
と抗原とでエマルジョンを作製したものを用い、少量を
投与後、一定期間毎(通常1週間から1カ月の一定期間
毎)に同一抗原を投与する方法が行われる。投与中は、
一定期間毎に血清中の抗体価を測定し最も高い値が得ら
れた時点で全採血する。
動物に免疫し、抗体産生に用いられる。宿主動物として
は、たとえば家兎、ラット、モルモット、マウス、ヤギ
などがあげられる。かかる動物への免疫は抗原を静脈内
投与、皮内投与もしくは皮下投与などの非経口的な手段
で投与することにより行われる。投与には、通常アジュ
バント(フロイントコンプリートアジュバント Freun
d's complete adjuvant またはフロイントインコンプ
リートアジュバント Freund's incomplete adjuvant)
と抗原とでエマルジョンを作製したものを用い、少量を
投与後、一定期間毎(通常1週間から1カ月の一定期間
毎)に同一抗原を投与する方法が行われる。投与中は、
一定期間毎に血清中の抗体価を測定し最も高い値が得ら
れた時点で全採血する。
【0016】血液は血清に分離しそのまま抗血清(抗
体)として用いることができるが、化合物(I)の測定
感度を高めるために硫安分画、ゲルろ過、DEAE陰イオン
交換カラムクロマトグラフィー、プロテインAアフィニ
ティクロマトグラフィーなどによりIgGに精製したもの
を抗体として用いることが好ましい。得られた抗体は、
酵素、例えばペルオキシダーゼ、アルカリホスファター
ゼ、グルコースオキシダーゼ、β−D−ガラクトシダー
ゼなどで標識することにより酵素標識抗体になる。この
うち、本発明では、ペルオキシダーゼ、特に西洋ワサビ
ペルオキシダーゼ(HRP)を標識させたものが好まし
い。酵素標識を行う方法としては、従来より抗体に酵素
を標識させる方法、例えば、過ヨウ素酸ナトリウムを用
いる過ヨウ素酸法又は、抗体をFab'としてこれにマレイ
ミド基を導入してから酵素標識を行うマレイミド法等が
用いられる。酵素標識抗体が粉末(凍結乾燥品)の場合
にはそれを水に溶解して適当な濃度の酵素標識抗体水溶
液として用い、水溶液の場合には適当な濃度に希釈して
用いる。このときの酵素標識抗体濃度は、通常、0.05〜
10μg/ml好ましくは0.1〜3.0μg/mlのタンパク質濃度で
使用される。かくして得られた酵素標識抗体は、化合物
(I)をその代謝物あるいは構造的に類似の他の化合物
と区別して認識することができるので、化合物(I)の
EIA用の抗体として有用なものである。
体)として用いることができるが、化合物(I)の測定
感度を高めるために硫安分画、ゲルろ過、DEAE陰イオン
交換カラムクロマトグラフィー、プロテインAアフィニ
ティクロマトグラフィーなどによりIgGに精製したもの
を抗体として用いることが好ましい。得られた抗体は、
酵素、例えばペルオキシダーゼ、アルカリホスファター
ゼ、グルコースオキシダーゼ、β−D−ガラクトシダー
ゼなどで標識することにより酵素標識抗体になる。この
うち、本発明では、ペルオキシダーゼ、特に西洋ワサビ
ペルオキシダーゼ(HRP)を標識させたものが好まし
い。酵素標識を行う方法としては、従来より抗体に酵素
を標識させる方法、例えば、過ヨウ素酸ナトリウムを用
いる過ヨウ素酸法又は、抗体をFab'としてこれにマレイ
ミド基を導入してから酵素標識を行うマレイミド法等が
用いられる。酵素標識抗体が粉末(凍結乾燥品)の場合
にはそれを水に溶解して適当な濃度の酵素標識抗体水溶
液として用い、水溶液の場合には適当な濃度に希釈して
用いる。このときの酵素標識抗体濃度は、通常、0.05〜
10μg/ml好ましくは0.1〜3.0μg/mlのタンパク質濃度で
使用される。かくして得られた酵素標識抗体は、化合物
(I)をその代謝物あるいは構造的に類似の他の化合物
と区別して認識することができるので、化合物(I)の
EIA用の抗体として有用なものである。
【0017】本発明では酵素標識抗体をEIAに用いる
場合、抗原と共に用いることになる。このときの抗原
(測定用抗原)としては、化合物(I)、化合物(II)
又は化合物(II)−免疫原性担体複合体等を用いること
かできるが、本発明では化合物(II)−免疫原性担体複
合体を用いるのが好ましい。本発明の抗原は、粉末(凍
結乾燥品)の場合にはそれを水に溶解して適当な濃度の
抗原水溶液として用い、水溶液の場合には適当な濃度に
希釈して用いる。
場合、抗原と共に用いることになる。このときの抗原
(測定用抗原)としては、化合物(I)、化合物(II)
又は化合物(II)−免疫原性担体複合体等を用いること
かできるが、本発明では化合物(II)−免疫原性担体複
合体を用いるのが好ましい。本発明の抗原は、粉末(凍
結乾燥品)の場合にはそれを水に溶解して適当な濃度の
抗原水溶液として用い、水溶液の場合には適当な濃度に
希釈して用いる。
【0018】本発明の化合物(I)のEIA又はEIA
用キットには、化合物(I)に対して特異的な免疫反応
性を有する酵素標識抗体及び前述の抗原を必須とするも
のであるが、かかるEIA又はEIA用キットにはこれ
らの試薬のほかに、固相支持体、洗浄液、ブロッキング
液、化合物(I)の検量線を作成するための化合物
(I)溶液、酵素の基質、過酸化水素なども必要とす
る。
用キットには、化合物(I)に対して特異的な免疫反応
性を有する酵素標識抗体及び前述の抗原を必須とするも
のであるが、かかるEIA又はEIA用キットにはこれ
らの試薬のほかに、固相支持体、洗浄液、ブロッキング
液、化合物(I)の検量線を作成するための化合物
(I)溶液、酵素の基質、過酸化水素なども必要とす
る。
【0019】固相支持体は、抗原を固定化するための支
持体として必要なものである。そのような固相支持体の
形状としては、例えば、イムノアッセイ用のプレート、
チューブ、ビーズ、膜などをあげることができ、その材
質としては、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リプロピレン、ニトロセルロース、ガラスなどをあげる
ことができる。固相支持体に抗原を固定化する場合は、
アルカリ性の溶液に抗原を溶解し、固相支持体に接触さ
せ(物理的に)吸着させる。このときの抗原の濃度は、
測定される化合物(I)の濃度に対して充分過剰な濃度
が必要である。また、アルカリ性の溶液としては、炭酸
ナトリウム−炭酸水素ナトリウム緩衝液などが用いられ
る。
持体として必要なものである。そのような固相支持体の
形状としては、例えば、イムノアッセイ用のプレート、
チューブ、ビーズ、膜などをあげることができ、その材
質としては、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リプロピレン、ニトロセルロース、ガラスなどをあげる
ことができる。固相支持体に抗原を固定化する場合は、
アルカリ性の溶液に抗原を溶解し、固相支持体に接触さ
せ(物理的に)吸着させる。このときの抗原の濃度は、
測定される化合物(I)の濃度に対して充分過剰な濃度
が必要である。また、アルカリ性の溶液としては、炭酸
ナトリウム−炭酸水素ナトリウム緩衝液などが用いられ
る。
【0020】洗浄液は、固相支持体に一定量の抗原を固
定化した後にその固相支持体に固定化されなかったもの
を洗浄して除去したり、酵素標識抗体に対し、固相支持
体に固定化した抗原と測定試料中の化合物(I)とを競
合的に反応させた後に未反応物を洗浄して除去するため
に必要である。また、洗浄液は測定試料の希釈液ならび
にアッセイの際の緩衝液としても用いる。このような目
的に用いる洗浄液としては、例えば、水、反応時のpHに
調整した緩衝液(リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩液
(PBS)、トリス−塩酸緩衝液などの緩衝液)、前記の
緩衝液にツイーン20などの界面活性剤を0.01〜2.0容量
%含むものなどをあげることができる。中でも、前記の
界面活性剤を0.02〜0.50容量%含む反応時のpHに調整し
た緩衝液を用いるのが好ましい。
定化した後にその固相支持体に固定化されなかったもの
を洗浄して除去したり、酵素標識抗体に対し、固相支持
体に固定化した抗原と測定試料中の化合物(I)とを競
合的に反応させた後に未反応物を洗浄して除去するため
に必要である。また、洗浄液は測定試料の希釈液ならび
にアッセイの際の緩衝液としても用いる。このような目
的に用いる洗浄液としては、例えば、水、反応時のpHに
調整した緩衝液(リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩液
(PBS)、トリス−塩酸緩衝液などの緩衝液)、前記の
緩衝液にツイーン20などの界面活性剤を0.01〜2.0容量
%含むものなどをあげることができる。中でも、前記の
界面活性剤を0.02〜0.50容量%含む反応時のpHに調整し
た緩衝液を用いるのが好ましい。
【0021】ブロッキング液は、酵素標識抗体が抗原を
固定化していない固相支持体表面に非特異的に結合する
のを防ぐのに必要である。このような目的に用いるブロ
ッキング液は、BSA(牛血清アルブミン)、OVA(卵白アル
ブミン)、KLH(笠貝ヘモシアニン)、γーグロブリン、
ゼラチン、カゼインなどのタンパク質を前記の洗浄液に
溶解することによって調製することができるが、これら
のタンパク質の濃度は、0.5〜5.0重量%とすることが好
ましい。また、必要に応じてブロッキング液にはアジ化
ナトリウムなどのようなタンパク質の防腐剤を必要量添
加することもできる。
固定化していない固相支持体表面に非特異的に結合する
のを防ぐのに必要である。このような目的に用いるブロ
ッキング液は、BSA(牛血清アルブミン)、OVA(卵白アル
ブミン)、KLH(笠貝ヘモシアニン)、γーグロブリン、
ゼラチン、カゼインなどのタンパク質を前記の洗浄液に
溶解することによって調製することができるが、これら
のタンパク質の濃度は、0.5〜5.0重量%とすることが好
ましい。また、必要に応じてブロッキング液にはアジ化
ナトリウムなどのようなタンパク質の防腐剤を必要量添
加することもできる。
【0022】測定試料としては、ヒトの尿、血清、血漿
などのヒト体液の他ラット、マウス、イヌなどの動物の
体液を用いることができる。化合物(I)の測定では、
化合物(I)を測定できる範囲内に前記の洗浄液でこれ
らの測定試料を希釈したものを用いて測定する。
などのヒト体液の他ラット、マウス、イヌなどの動物の
体液を用いることができる。化合物(I)の測定では、
化合物(I)を測定できる範囲内に前記の洗浄液でこれ
らの測定試料を希釈したものを用いて測定する。
【0023】酵素の基質としては、酵素標識抗体中の酵
素の比色の基質、例えば抗体に標識した酵素が西洋ワサ
ビペルオキシダーゼ(HRP)である場合は、オルト−フ
ェニレンジアミン(OPD)または2,2’−アミノビス(3−
エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)(ABTS)等が
使用される。また、HRPの蛍光の基質であるp−ヒドロ
キシフェニルプロピオン酸(HPPA)或いは発光の基質であ
るルミノールを用いることもできる。これらのHRPを用
いた酵素反応には過酸化水素が要求される。
素の比色の基質、例えば抗体に標識した酵素が西洋ワサ
ビペルオキシダーゼ(HRP)である場合は、オルト−フ
ェニレンジアミン(OPD)または2,2’−アミノビス(3−
エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)(ABTS)等が
使用される。また、HRPの蛍光の基質であるp−ヒドロ
キシフェニルプロピオン酸(HPPA)或いは発光の基質であ
るルミノールを用いることもできる。これらのHRPを用
いた酵素反応には過酸化水素が要求される。
【0024】以上のようにして固相支持体、洗浄液、ブ
ロッキング液、化合物(I)の検量線作成のための化合
物(I)溶液、基質、過酸化水素を準備し、抗原及び酵
素標識抗体を用いて以下のような各段階を経ることによ
り測定試料中の化合物(I)を測定することができる。
ロッキング液、化合物(I)の検量線作成のための化合
物(I)溶液、基質、過酸化水素を準備し、抗原及び酵
素標識抗体を用いて以下のような各段階を経ることによ
り測定試料中の化合物(I)を測定することができる。
【0025】(1)固相支持体に一定量の抗原を固定化す
る段階 固相支持体に化合物(II)−免疫原性担体複合体等を一
定時間接触させる。接触時の温度は、抗原溶液が凍結又
は沸騰しない限り特に限定されないが、好ましくは4〜
37℃が良い。 (2)固相支持体に固定化されていない抗原を除去する段
階 固相支持体に抗原を固定化後、抗原溶液を除去し、固相
支持体に固定化されずに残留している抗原を洗浄液で数
回洗浄することによって除去する。
る段階 固相支持体に化合物(II)−免疫原性担体複合体等を一
定時間接触させる。接触時の温度は、抗原溶液が凍結又
は沸騰しない限り特に限定されないが、好ましくは4〜
37℃が良い。 (2)固相支持体に固定化されていない抗原を除去する段
階 固相支持体に抗原を固定化後、抗原溶液を除去し、固相
支持体に固定化されずに残留している抗原を洗浄液で数
回洗浄することによって除去する。
【0026】(3)酵素標識抗体[酵素標識抗(I)抗
体]が化合物(I)を固定化していない固相支持体表面
に非特異的に結合するのを防止する段階 抗原を固定化した固相支持体に一定容量のブロッキング
液を一定時間接触させる。接触時の温度は、抗原溶液が
凍結又は沸騰しない限り特に限定されないが、好ましく
は4〜37℃が良い。 (4)固相支持体に固定化した抗原と測定試料中の化合物
(I)とに対して酵素標識抗体を競合的に反応させる段
階 固相支持体に固定化された抗原と測定試料中の化合物
(I)ならびに酵素標識抗体を同時に或いはそれぞれ順
次接触させ一定時間競合反応させる。反応時の温度は、
反応混液が凍結又は沸騰しない限り特に限定されない
が、好ましくは4〜37℃が良い。
体]が化合物(I)を固定化していない固相支持体表面
に非特異的に結合するのを防止する段階 抗原を固定化した固相支持体に一定容量のブロッキング
液を一定時間接触させる。接触時の温度は、抗原溶液が
凍結又は沸騰しない限り特に限定されないが、好ましく
は4〜37℃が良い。 (4)固相支持体に固定化した抗原と測定試料中の化合物
(I)とに対して酵素標識抗体を競合的に反応させる段
階 固相支持体に固定化された抗原と測定試料中の化合物
(I)ならびに酵素標識抗体を同時に或いはそれぞれ順
次接触させ一定時間競合反応させる。反応時の温度は、
反応混液が凍結又は沸騰しない限り特に限定されない
が、好ましくは4〜37℃が良い。
【0027】(5)抗原を介して固相支持体と結合してい
ない酵素標識抗体を除去する段階 前記の反応混液を除去し、抗原を介して固相支持体に結
合せずに残留している測定試料と酵素標識抗体を洗浄液
で数回洗浄することによって除去する。 (6)抗原を介して固相支持体に結合した酵素標識抗体と
酵素の基質ならびに過酸化水素とを反応させる段階 酵素の基質ならびに過酸化水素の一定容量を前記の抗原
を介して固相支持体に結合した酵素標識抗体と一定時間
反応させる。好ましくはその後硫酸などの酸、水酸化ナ
トリウムなどのアルカリまたはアジ化ナトリウムなどの
酵素阻害剤を用いて酵素反応を停止したほうがよい。反
応温度は、そのときに用いる酵素の至適温度範囲内であ
れば特に問題ないが、好ましくは15〜37℃が良い。
ない酵素標識抗体を除去する段階 前記の反応混液を除去し、抗原を介して固相支持体に結
合せずに残留している測定試料と酵素標識抗体を洗浄液
で数回洗浄することによって除去する。 (6)抗原を介して固相支持体に結合した酵素標識抗体と
酵素の基質ならびに過酸化水素とを反応させる段階 酵素の基質ならびに過酸化水素の一定容量を前記の抗原
を介して固相支持体に結合した酵素標識抗体と一定時間
反応させる。好ましくはその後硫酸などの酸、水酸化ナ
トリウムなどのアルカリまたはアジ化ナトリウムなどの
酵素阻害剤を用いて酵素反応を停止したほうがよい。反
応温度は、そのときに用いる酵素の至適温度範囲内であ
れば特に問題ないが、好ましくは15〜37℃が良い。
【0028】(7)前記の酵素反応後の反応液の吸光度、
蛍光強度或いは発光強度を測定する段階 前記の酵素反応後の反応液の呈色の最大吸光度を示す波
長で、又は最大励起波長でその反応液の吸光度、蛍光強
度或いは発光強度を測定する。尚、本測定方法では、予
め、上記格段階の操作を用い、かつ、測定試料のかわり
に既知量の化合物(I)を用いた測定結果から検量線を
作成しておき、測定試料の測定結果と照合することによ
り、測定試料中の化合物(I)の濃度を知ることができ
る。上記(4)に示すように酵素標識抗体に対し固相支持
体に固定化された抗原と測定試料中の化合物(I)とで
競合的反応が起こることによってその試料中の化合物
(I)の量を迅速かつ高感度に測定することができる。
蛍光強度或いは発光強度を測定する段階 前記の酵素反応後の反応液の呈色の最大吸光度を示す波
長で、又は最大励起波長でその反応液の吸光度、蛍光強
度或いは発光強度を測定する。尚、本測定方法では、予
め、上記格段階の操作を用い、かつ、測定試料のかわり
に既知量の化合物(I)を用いた測定結果から検量線を
作成しておき、測定試料の測定結果と照合することによ
り、測定試料中の化合物(I)の濃度を知ることができ
る。上記(4)に示すように酵素標識抗体に対し固相支持
体に固定化された抗原と測定試料中の化合物(I)とで
競合的反応が起こることによってその試料中の化合物
(I)の量を迅速かつ高感度に測定することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の参考例及び実施例を示し、本
発明を具体的に説明する。なお、これらの実施例は本発
明を例示するためのものであって、本発明の範囲を限定
するものではない。
発明を具体的に説明する。なお、これらの実施例は本発
明を例示するためのものであって、本発明の範囲を限定
するものではない。
【参考例1】 4ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8ーヘキサヒドロー1
Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ーイル]ブチリッ
クアシッド[化合物(VI)]の合成 i) エチルー2ーシクロヘキセノンブチレートの合成 エタノール70mlに、1ーピロリジノー1ーシクロヘキセノ
ン25.0g、4ーブロモブチリックアシッドエチルエステル3
3.6gを加え、24時間還流反応し、更に水60mlを加え5時
間還流反応した。反応終了後水60mlを加え、エーテルで
2回抽出した。エーテル層は飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下で留去した。残留物は減
圧蒸留により精製した。 収率:5.1g(15%) 沸点:136ー141℃/3mmHg
Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ーイル]ブチリッ
クアシッド[化合物(VI)]の合成 i) エチルー2ーシクロヘキセノンブチレートの合成 エタノール70mlに、1ーピロリジノー1ーシクロヘキセノ
ン25.0g、4ーブロモブチリックアシッドエチルエステル3
3.6gを加え、24時間還流反応し、更に水60mlを加え5時
間還流反応した。反応終了後水60mlを加え、エーテルで
2回抽出した。エーテル層は飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下で留去した。残留物は減
圧蒸留により精製した。 収率:5.1g(15%) 沸点:136ー141℃/3mmHg
【0030】ii) 4ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8ー
ヘキサヒドロー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ー
イル]ブチリックアシッドエチルエステルの合成 ポリリン酸エチル57gを無水クロロホルム50mlに溶解
し、これにi)で得たエチルー2ーシクロヘキセノンブチ
レート5.07g(23.9mM)および2ーアミノー1ーシクロペン
テンー1ーカルボニトリル2.58g(23.9mM)を加え、55℃で
10時間反応させた。冷後、氷を加えた28%アンモニア水
中に滴下してアルカリ性とし、クロロホルムにて2回抽
出した。クロロホルム層は水洗後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧下で留去した。残留物は、酢酸エチルで
結晶化して3.28gの粗結晶を得た。また、母液からは、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより1.50gの粗
結晶を得た。これらを合わせ、酢酸エチル−エーテル混
液より4.20g(58.0%)の白色粉末状結晶を得た。 融
点:112-114℃
ヘキサヒドロー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ー
イル]ブチリックアシッドエチルエステルの合成 ポリリン酸エチル57gを無水クロロホルム50mlに溶解
し、これにi)で得たエチルー2ーシクロヘキセノンブチ
レート5.07g(23.9mM)および2ーアミノー1ーシクロペン
テンー1ーカルボニトリル2.58g(23.9mM)を加え、55℃で
10時間反応させた。冷後、氷を加えた28%アンモニア水
中に滴下してアルカリ性とし、クロロホルムにて2回抽
出した。クロロホルム層は水洗後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧下で留去した。残留物は、酢酸エチルで
結晶化して3.28gの粗結晶を得た。また、母液からは、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより1.50gの粗
結晶を得た。これらを合わせ、酢酸エチル−エーテル混
液より4.20g(58.0%)の白色粉末状結晶を得た。 融
点:112-114℃
【0031】iii) 4ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8
ーヘキサヒドロー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5
ーイル]ブチリックアシッド[化合物(VI)]の合成 ii)で得た4ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8ーヘキサ
ヒドロー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ーイル]
ブチリックアシッドエチルエステル化合物0.337g(1.10m
M)に0.1N水酸化ナトリウム13mlを加え、90℃にて2時間
加熱反応させた。冷後、0.1N 塩酸15mlで酸性とし、少
量の飽和食塩水を加え、クロロホルムで洗浄した。水層
より析出した結晶をろ取し、少量の水で洗浄した。粗結
晶を水より再結晶し、0.21g(68.6%)の白色粉末状結晶を
得た。
ーヘキサヒドロー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5
ーイル]ブチリックアシッド[化合物(VI)]の合成 ii)で得た4ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8ーヘキサ
ヒドロー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ーイル]
ブチリックアシッドエチルエステル化合物0.337g(1.10m
M)に0.1N水酸化ナトリウム13mlを加え、90℃にて2時間
加熱反応させた。冷後、0.1N 塩酸15mlで酸性とし、少
量の飽和食塩水を加え、クロロホルムで洗浄した。水層
より析出した結晶をろ取し、少量の水で洗浄した。粗結
晶を水より再結晶し、0.21g(68.6%)の白色粉末状結晶を
得た。
【0032】融点:242.0ー243.5℃(分解) IR:νKBrmaxcm-1 3400、3350(NH2) 3000〜2500(OH) 1710(C=O)1 HーNMR:CDCl3、TMS、PPM 1.51〜1.75(6H、m) 2.05〜2.12(2H、m) 2.18〜2.29(3H、m) 2.41〜2.49(3H、m) 2.68〜2.72(2H、t) 2.85(1H、br) 2.95〜2.99(2H、t) 7.43(2H、br)13 CーNMR:CDCl3、TMS、PPM 174.2(C=O) 154.3、153.0(ピリジン環) 149.0(ピリジン環) 118.8、113.6(ピリジン環) 35.1、33.5、33.2、30.7、 27.6、23.8、22.2、22.0、21.8、16.6
(CH2) MS:m/Z 246(M+)
(CH2) MS:m/Z 246(M+)
【0033】
【参考例2】 2ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8ーヘキサヒドロー1
Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ーイル]アセテッ
クアシッド[化合物(VII)]の合成 i) 2ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8ーヘキサヒドロ
ー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ーイル]アセテ
ックアシッドエチルエステルの合成 ポリリン酸エチル40gを無水クロロホルム100mlに溶解
し、これにエチルー2ーシクロヘキセノンアセテート 5.
63g(30.6mM)および2ーアミノー1ーシクロペンテンー1ー
カルボニトリル 3.25g(30.1mM)を加え、40℃で20時間反
応させた。冷後、氷を加えた28%アンモニア水中に滴下
してアルカリ性とし、クロロホルムにて2回抽出した。
クロロホルム層は水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧下で留去した。残留物は、酢酸エチルで結晶化
して10.55gの粗結晶を得た。酢酸エチルで再結晶し、6.
312g(収率 76.5%)の白色粉末状結晶を得た。 融点:11
7ー120℃
Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ーイル]アセテッ
クアシッド[化合物(VII)]の合成 i) 2ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8ーヘキサヒドロ
ー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ーイル]アセテ
ックアシッドエチルエステルの合成 ポリリン酸エチル40gを無水クロロホルム100mlに溶解
し、これにエチルー2ーシクロヘキセノンアセテート 5.
63g(30.6mM)および2ーアミノー1ーシクロペンテンー1ー
カルボニトリル 3.25g(30.1mM)を加え、40℃で20時間反
応させた。冷後、氷を加えた28%アンモニア水中に滴下
してアルカリ性とし、クロロホルムにて2回抽出した。
クロロホルム層は水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧下で留去した。残留物は、酢酸エチルで結晶化
して10.55gの粗結晶を得た。酢酸エチルで再結晶し、6.
312g(収率 76.5%)の白色粉末状結晶を得た。 融点:11
7ー120℃
【0034】ii) 2ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8ー
ヘキサヒドロー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ー
イル]アセテックアシッド[化合物(VII)]の合成 i)で得た2ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8ーヘキサヒ
ドロー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ーイル]ア
セテックアシッドエチルエステル500mg(1.82mM)に1N 水
酸化ナトリウム2.3mlを加え、90℃にて4時間加熱反応
させた。冷後、1N 塩酸2.3mlで中和し、析出した結晶を
ろ取し、水及び酢酸エチルで洗浄し、407mg(収率91.1
%)の白色粉末状結晶を得た。
ヘキサヒドロー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ー
イル]アセテックアシッド[化合物(VII)]の合成 i)で得た2ー[9ーアミノー2、3、5、6、7、8ーヘキサヒ
ドロー1Hーシクロペンタ(b)キノリンー5ーイル]ア
セテックアシッドエチルエステル500mg(1.82mM)に1N 水
酸化ナトリウム2.3mlを加え、90℃にて4時間加熱反応
させた。冷後、1N 塩酸2.3mlで中和し、析出した結晶を
ろ取し、水及び酢酸エチルで洗浄し、407mg(収率91.1
%)の白色粉末状結晶を得た。
【0035】IR:νKBrmaxcm-1 3375、3200(NH) 2650(NH+) 1670、1625(C=N、C=C) 1565、
1390(COO-)1 HーNMR:DMSOーd6、PPM 1.34〜1.46(1H、m) 1.55〜1.69(1H、m) 1.85〜1.98(2H、m) 2.02〜2.12(2H、dt) 2.22〜2.35(2H、m) 2.40〜2.50(1H、m) 2.58〜2.66(1H、m) 2.69(2H、t、J=7.1Hz) 2.83(2H、t、J=7.3Hz) 2.96〜3.09(1H、m)13 CーNMR:DMSOーd6、PPM 35.8(CH) 43.4(CH2) 112.9、117.7、151.2、153.5、156.4(ピリジン環) 174.3(COOH) 20.8、22.1、23.0、27.4、30.3、32.0(CH2)
1390(COO-)1 HーNMR:DMSOーd6、PPM 1.34〜1.46(1H、m) 1.55〜1.69(1H、m) 1.85〜1.98(2H、m) 2.02〜2.12(2H、dt) 2.22〜2.35(2H、m) 2.40〜2.50(1H、m) 2.58〜2.66(1H、m) 2.69(2H、t、J=7.1Hz) 2.83(2H、t、J=7.3Hz) 2.96〜3.09(1H、m)13 CーNMR:DMSOーd6、PPM 35.8(CH) 43.4(CH2) 112.9、117.7、151.2、153.5、156.4(ピリジン環) 174.3(COOH) 20.8、22.1、23.0、27.4、30.3、32.0(CH2)
【0036】
【実施例1】 免疫原ならびに抗体価測定用抗原の調製 i) 免疫原性担体である牛血清アルブミン(BSA、シグマ社
製)(100mg)の約50倍モル量の化合物(VI)(21 mg)を乾
燥ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解し、トリーnーブチ
ルアミンを2倍モル量(60μl)加え、-5℃以下に冷却後、
イソブチルクロロホルメートの等モル量(30μl)を加
え、-5℃以下で5分間反応した。これを氷冷した上記BSA
溶液に一度に加えた。さらに、1N 水酸化ナトリウムに
より溶液のpHを9.0付近に調節しながら氷冷下6時間かく
はんした。さらに、冷暗所(4℃)に12時間放置し、流水
で12時間透析後、内液を1N塩酸でpHを4.5に調整して白
濁沈殿物を得た。これに水を加えて懸濁させた後、少量
の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて溶解させ、流
水で6時間透析した後、凍結乾燥し化合物(VI)とBSAの
共有結合体である免疫原[化合物(VI)-BSA複合体]を
得た。収量は、111.9mgであり化合物(VI)のBSA1モル
あたりの結合比は約6モルであった。
製)(100mg)の約50倍モル量の化合物(VI)(21 mg)を乾
燥ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解し、トリーnーブチ
ルアミンを2倍モル量(60μl)加え、-5℃以下に冷却後、
イソブチルクロロホルメートの等モル量(30μl)を加
え、-5℃以下で5分間反応した。これを氷冷した上記BSA
溶液に一度に加えた。さらに、1N 水酸化ナトリウムに
より溶液のpHを9.0付近に調節しながら氷冷下6時間かく
はんした。さらに、冷暗所(4℃)に12時間放置し、流水
で12時間透析後、内液を1N塩酸でpHを4.5に調整して白
濁沈殿物を得た。これに水を加えて懸濁させた後、少量
の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて溶解させ、流
水で6時間透析した後、凍結乾燥し化合物(VI)とBSAの
共有結合体である免疫原[化合物(VI)-BSA複合体]を
得た。収量は、111.9mgであり化合物(VI)のBSA1モル
あたりの結合比は約6モルであった。
【0037】ii) 参考例2で得た化合物(VII)100 mg
を乾燥DMFに溶解しi)と同様の方法にて免疫原[化合物
(VII)-BSA複合体]を調製した。化合物(VII)の場合
の収量は、62.6mgでありBSA1モルあたりの結合比は約18
モルであった。
を乾燥DMFに溶解しi)と同様の方法にて免疫原[化合物
(VII)-BSA複合体]を調製した。化合物(VII)の場合
の収量は、62.6mgでありBSA1モルあたりの結合比は約18
モルであった。
【0038】iii) 免疫原性担体としてBSAのかわりに卵
白アルブミン(OVA、シグマ社製)を用いる以外はi)と同様
に処理し抗体価測定用抗原[化合物(VI)-OVA複合体]
を調製した。化合物(VI)21mgよりの収量は62.9mgであ
りOVA1モルあたりの化合物(VI)の結合比は約2モルで
あった。
白アルブミン(OVA、シグマ社製)を用いる以外はi)と同様
に処理し抗体価測定用抗原[化合物(VI)-OVA複合体]
を調製した。化合物(VI)21mgよりの収量は62.9mgであ
りOVA1モルあたりの化合物(VI)の結合比は約2モルで
あった。
【0039】
【実施例2】 抗体[抗(I)抗体]の作製 i) 家兎への免疫 化合物(VI)-BSA複合体2mg又は化合物(VII)-BSA複合
体2mgをそれぞれフロイントコンプリートアジュバント
(FCA、 DIFCOラボラトリーズ社製)0.5mlおよび日本薬局
方生理食塩液(扶桑薬品工業)0.5mlに十分に懸濁させ
たものを家兎(雄性ニュージーランドホワイト種)の背
部皮内20箇所以上に投与して免疫した。両複合体とも家
兎5羽に、初回免疫後は毎月1回部分採血により抗体価
を測定しながら追加免疫を行った。
体2mgをそれぞれフロイントコンプリートアジュバント
(FCA、 DIFCOラボラトリーズ社製)0.5mlおよび日本薬局
方生理食塩液(扶桑薬品工業)0.5mlに十分に懸濁させ
たものを家兎(雄性ニュージーランドホワイト種)の背
部皮内20箇所以上に投与して免疫した。両複合体とも家
兎5羽に、初回免疫後は毎月1回部分採血により抗体価
を測定しながら追加免疫を行った。
【0040】ii) 抗体価の測定 各部分採血時に採取した抗血清の抗体価は、化合物(V
I)-OVA複合体をELISA法(Enzyme-linked immunosorbent
assay)における吸着抗原として用いて測定した。96穴
平底ELISA用プレート(Nonーstaticーcharge Microplate 9
6F-RN、バイオテック社製)の各ウエルに化合物(VI)-OV
A複合体を入れ4℃で終夜放置して固相化し、洗浄液(0.
05%ツイーン20-リン酸緩衝液)で洗浄後0.5%BSAー0.05%
ツイーン20ーリン酸緩衝液により4℃で終夜放置しブロッ
キングを行った。同洗浄液で洗浄後、2倍段階希釈した
抗血清を各ウエルに加え室温で2時間放置した。同洗浄
液で洗浄後、HRP標識抗家兎IgGヤギIgG(YEラボラトリ
ーズ社製)を加え、室温で1時間静置した。さらに同洗
浄液で洗浄後、オルト-フェニレンジアミン-0.01%過酸
化水素により室温で15分間発色させ、0.1%亜硫酸ナトリ
ウム-1N硫酸により酵素反応を停止させた。ただちに各
ウエルの492nmにおける吸光度を測定し、各抗血清の吸
光度が対照の正常無処置家兎血清の吸光度の2倍以上を
示す最高希釈倍数を当該抗血清の抗体価とした。
I)-OVA複合体をELISA法(Enzyme-linked immunosorbent
assay)における吸着抗原として用いて測定した。96穴
平底ELISA用プレート(Nonーstaticーcharge Microplate 9
6F-RN、バイオテック社製)の各ウエルに化合物(VI)-OV
A複合体を入れ4℃で終夜放置して固相化し、洗浄液(0.
05%ツイーン20-リン酸緩衝液)で洗浄後0.5%BSAー0.05%
ツイーン20ーリン酸緩衝液により4℃で終夜放置しブロッ
キングを行った。同洗浄液で洗浄後、2倍段階希釈した
抗血清を各ウエルに加え室温で2時間放置した。同洗浄
液で洗浄後、HRP標識抗家兎IgGヤギIgG(YEラボラトリ
ーズ社製)を加え、室温で1時間静置した。さらに同洗
浄液で洗浄後、オルト-フェニレンジアミン-0.01%過酸
化水素により室温で15分間発色させ、0.1%亜硫酸ナトリ
ウム-1N硫酸により酵素反応を停止させた。ただちに各
ウエルの492nmにおける吸光度を測定し、各抗血清の吸
光度が対照の正常無処置家兎血清の吸光度の2倍以上を
示す最高希釈倍数を当該抗血清の抗体価とした。
【0041】iii) 抗血清の評価 実施例2ーi)に従って免疫を行い、化合物(VI)-BSA複
合体の場合は8回、化合物(VII)-BSA複合体の場合は11
回免疫後に全採血を行った。EIAに使用する抗血清を
選ぶため、実施例2ーii)に従い家兎の個体別にIgGに精
製された抗血清を用いて、化合物(I)ならびに化合物
(I)の代謝物標品である化合物(VIII)、(IX)、
(X)(特開平3-275672)を測定し、それぞれの50%競
合阻害する濃度で抗血清の評価を行った。これらの代謝
物標品を構造式(VIII)〜(X)に示し、評価結果を表
1に示した。
合体の場合は8回、化合物(VII)-BSA複合体の場合は11
回免疫後に全採血を行った。EIAに使用する抗血清を
選ぶため、実施例2ーii)に従い家兎の個体別にIgGに精
製された抗血清を用いて、化合物(I)ならびに化合物
(I)の代謝物標品である化合物(VIII)、(IX)、
(X)(特開平3-275672)を測定し、それぞれの50%競
合阻害する濃度で抗血清の評価を行った。これらの代謝
物標品を構造式(VIII)〜(X)に示し、評価結果を表
1に示した。
【0042】
【化6】
【0043】
【表1】
【0044】化合物(I)の50%競合阻害濃度は、化合
物(VI)-BSA複合体で免疫して得られた抗体(Lot.B-1〜
B-5)を用いると0.1〜0.3ng/mlであるのに対して、化合
物(VII)-BSA複合体で免疫して得られた抗体(Lot.A-1、
2、3、5)では0.3〜0.7ng/mlであった。また、代謝物標品
との交差反応率は一水酸化体である化合物(VIII)及び
(IX)では0.2〜4.0%及び0.3〜5.7%とさまざまであ
り、二水酸化体のひとつである化合物(X)では0.2%
以下であった。これら9個体の抗体より、化合物(I)
に対する50%競合阻害濃度と、代謝物標品との交差反応
率からLot.Bー1、Bー3及びBー4を選び、これらを混合してE
IAに用いることとした。混合した抗体は、化合物
(I)の正確な定量に対する交差反応性の影響は最小の
ものであると信じられる。すなわち本抗体は化合物
(I)を密接に関係する代謝物質から区別する、化合物
(I)についての正確な定量を提供する試薬である。
物(VI)-BSA複合体で免疫して得られた抗体(Lot.B-1〜
B-5)を用いると0.1〜0.3ng/mlであるのに対して、化合
物(VII)-BSA複合体で免疫して得られた抗体(Lot.A-1、
2、3、5)では0.3〜0.7ng/mlであった。また、代謝物標品
との交差反応率は一水酸化体である化合物(VIII)及び
(IX)では0.2〜4.0%及び0.3〜5.7%とさまざまであ
り、二水酸化体のひとつである化合物(X)では0.2%
以下であった。これら9個体の抗体より、化合物(I)
に対する50%競合阻害濃度と、代謝物標品との交差反応
率からLot.Bー1、Bー3及びBー4を選び、これらを混合してE
IAに用いることとした。混合した抗体は、化合物
(I)の正確な定量に対する交差反応性の影響は最小の
ものであると信じられる。すなわち本抗体は化合物
(I)を密接に関係する代謝物質から区別する、化合物
(I)についての正確な定量を提供する試薬である。
【0045】iv)抗血清の精製 化合物(VI)ーBSA複合体で免疫して得られた抗血清のう
ち、家兎No.1、3、4の抗血清264mlについて硫安分画なら
びにDEAE陰イオン交換カラムクロマトグラフィーによる
精製を行った。抗血清264mlに50mMリン酸緩衝生理食塩
液(PBS)(pH7.0)264mlを加える。固型硫安203.3gを
攪拌しながら徐々に加え(50%飽和)20分間ゆっくり攪
拌した後、8000rpm、20分間遠心分離した。得られた沈殿
を、PBSに溶解し全量を50mlとする。攪拌しながら飽和
硫安33mlを加え(40%飽和)、20分間攪拌後遠心分離し
た。再び沈殿をPBSに溶解し全量を50mlにした後、飽和
硫安12.5mlを加え(20%飽和)、20分間攪拌する。遠心
分離により沈殿を除き上清をとり、飽和硫安20.5mlを加
えた(40%飽和)。沈殿を25mM PBS(pH8.0)に溶解し、
同じ緩衝液に透析した。透析後の試料は8000rpm、10分
間遠心分離後、その上清を25mM PBS(pH 8.0)で平衡化し
たDE-52(ワットマン社製)を充填したカラムにチャー
ジし、25mM PBSで溶出する。素通り画分を分取し、280n
mの吸光度を測定した。SDS-ポリアクリルアミドゲル電
気泳動(SDSーPAGE)により純度の高いIgGが分画された画
分を集めた。収量:IgG画分2811mg。
ち、家兎No.1、3、4の抗血清264mlについて硫安分画なら
びにDEAE陰イオン交換カラムクロマトグラフィーによる
精製を行った。抗血清264mlに50mMリン酸緩衝生理食塩
液(PBS)(pH7.0)264mlを加える。固型硫安203.3gを
攪拌しながら徐々に加え(50%飽和)20分間ゆっくり攪
拌した後、8000rpm、20分間遠心分離した。得られた沈殿
を、PBSに溶解し全量を50mlとする。攪拌しながら飽和
硫安33mlを加え(40%飽和)、20分間攪拌後遠心分離し
た。再び沈殿をPBSに溶解し全量を50mlにした後、飽和
硫安12.5mlを加え(20%飽和)、20分間攪拌する。遠心
分離により沈殿を除き上清をとり、飽和硫安20.5mlを加
えた(40%飽和)。沈殿を25mM PBS(pH8.0)に溶解し、
同じ緩衝液に透析した。透析後の試料は8000rpm、10分
間遠心分離後、その上清を25mM PBS(pH 8.0)で平衡化し
たDE-52(ワットマン社製)を充填したカラムにチャー
ジし、25mM PBSで溶出する。素通り画分を分取し、280n
mの吸光度を測定した。SDS-ポリアクリルアミドゲル電
気泳動(SDSーPAGE)により純度の高いIgGが分画された画
分を集めた。収量:IgG画分2811mg。
【0046】
【実施例3】 酵素標識抗体[HRP標識抗(I)抗体]
の作製 実施例2−iv)で得られたIgGに以下に示す過ヨウ素酸
法を用いて西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)を標識
する。すなわち、HRP(TOYOBO株式会社)4mgを蒸留水に溶
解し、0.1M過ヨウ素酸ナトリウム溶液0.2mlを加え、室
温で20分間かくはんする。これを、1mM酢酸緩衝液(pH4.
5)に対して4℃で一晩透析する。0.2M炭酸緩衝液(pH9.5)
0.02mlを加え、透析内液をpH9.0〜9.5に調整し、ただち
に抗(I)IgG溶液(8mg/ml)1mlを加え、室温で2時間か
くはんする。氷冷下、かくはんしながら0.4%水素化ホ
ウ素ナトリウム水溶液0.1mlを徐々に加え、そのまま4℃
で2時間放置する。50mM PBSに対して透析した後、ゲル
ろ過カラムクロマトグラフィー(Sephadex Gー200)を用い
てHRP結合抗体と未結合抗体とを分離精製してHRPで標識
された酵素標識抗体[HRP標識抗(I)抗体]を得る。
の作製 実施例2−iv)で得られたIgGに以下に示す過ヨウ素酸
法を用いて西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)を標識
する。すなわち、HRP(TOYOBO株式会社)4mgを蒸留水に溶
解し、0.1M過ヨウ素酸ナトリウム溶液0.2mlを加え、室
温で20分間かくはんする。これを、1mM酢酸緩衝液(pH4.
5)に対して4℃で一晩透析する。0.2M炭酸緩衝液(pH9.5)
0.02mlを加え、透析内液をpH9.0〜9.5に調整し、ただち
に抗(I)IgG溶液(8mg/ml)1mlを加え、室温で2時間か
くはんする。氷冷下、かくはんしながら0.4%水素化ホ
ウ素ナトリウム水溶液0.1mlを徐々に加え、そのまま4℃
で2時間放置する。50mM PBSに対して透析した後、ゲル
ろ過カラムクロマトグラフィー(Sephadex Gー200)を用い
てHRP結合抗体と未結合抗体とを分離精製してHRPで標識
された酵素標識抗体[HRP標識抗(I)抗体]を得る。
【0047】
【実施例4】 測定法 i)酵素標識抗体を用いるEIAの操作手順 実施例1−iii)で得た化合物(VI)-OVA複合体を1μg/
mlとなるように20mM PBS(pH7.0)に溶解し、固相化抗原
溶液とした。この溶液約0.5mlにつきポリスチレンビー
ズ(1/4インチ、和光純薬工業)1個を浸し、シェーカ
ーにて振とうさせながら4℃で一晩反応させた。洗浄液
(0.05%ツイーン20-10mM PBS)で洗浄後、ビーズ1個に
つき約0.5mlの0.5%ゼラチン-ツイーン20-PBSを加え、
4℃にて一晩振とうしブロッキングを行った。ポリスチ
レンチューブ(栄研チューブ1号)に化合物(I)の標
準溶液又は測定試料250μl、HRP標識抗(I)抗体250μ
l及び前記の抗原固定化処理済みビーズ1個を加え、振
とうさせながら室温で2時間反応させた。チューブ内反
応溶液を吸引除去し、洗浄液3mlで5回洗浄した。ビー
ズを別のチューブに移し、酵素の基質液[オルト−フェ
ニレンジアミン(OPD)と0.0034%過酸化水素混液]500
μlを加え、軽く振とうさせながら室温で30分間反応さ
せた。次いで、1N 水酸化ナトリウムを2ml加え反応を
停止させ、試薬ブランクを対照として492nmでその吸光
度を測定した。
mlとなるように20mM PBS(pH7.0)に溶解し、固相化抗原
溶液とした。この溶液約0.5mlにつきポリスチレンビー
ズ(1/4インチ、和光純薬工業)1個を浸し、シェーカ
ーにて振とうさせながら4℃で一晩反応させた。洗浄液
(0.05%ツイーン20-10mM PBS)で洗浄後、ビーズ1個に
つき約0.5mlの0.5%ゼラチン-ツイーン20-PBSを加え、
4℃にて一晩振とうしブロッキングを行った。ポリスチ
レンチューブ(栄研チューブ1号)に化合物(I)の標
準溶液又は測定試料250μl、HRP標識抗(I)抗体250μ
l及び前記の抗原固定化処理済みビーズ1個を加え、振
とうさせながら室温で2時間反応させた。チューブ内反
応溶液を吸引除去し、洗浄液3mlで5回洗浄した。ビー
ズを別のチューブに移し、酵素の基質液[オルト−フェ
ニレンジアミン(OPD)と0.0034%過酸化水素混液]500
μlを加え、軽く振とうさせながら室温で30分間反応さ
せた。次いで、1N 水酸化ナトリウムを2ml加え反応を
停止させ、試薬ブランクを対照として492nmでその吸光
度を測定した。
【0048】ii)本発明のEIAを用いた検量線の作成 前記実施例に基づいてヒト血清中化合物(I)濃度測定
のための検量線を作成した。この検量線より本発明のE
IAの測定可能範囲は10pg/ml〜10ng/mlである。検量線
を図1に示す。
のための検量線を作成した。この検量線より本発明のE
IAの測定可能範囲は10pg/ml〜10ng/mlである。検量線
を図1に示す。
【0049】iii)他の測定法との比較 化合物(I)を経口投与した三人の健常人の尿中(I)
排泄率を、本発明法と従来法であるHPLC法とで比較し
た。結果を表2に示した。両者には高い相関が認められ
た。
排泄率を、本発明法と従来法であるHPLC法とで比較し
た。結果を表2に示した。両者には高い相関が認められ
た。
【0050】
【実施例5】 化合物(I)測定用キットの調製 下記に示した方法によって、それぞれ試薬を調製し、化
合物(I)測定用キットを作成した。 i)酵素標識抗体 実施例3で得られた酵素標識抗体液をポリプロピレンの
容器に30mlずつ分注してキット用の酵素標識抗体を調製
した。本品は使用時に希釈して用いる。 ii)固相支持体に固定化された抗原(抗原固相化担体) 化合物(VI)-OVA複合体を実施例4のEIAの操作手順
に従いポリスチレンビーズ100個に固定化し、ブロッキン
グした後1mg/mlゼラチン含有ツイーン20-PBSに浸し、使
用時まで4℃で保存する。 iii)化合物(I)標準溶液 蒸留水に化合物(I)を1mg/mlの濃度となるように溶解
したものを5mlのポリスチレンチューブに10μlずつ分注
して化合物(I)標準溶液を調製した。本品は使用時に
希釈して用いる。 iv)酵素の基質 オルト−フェニレンジアミン30mgを50mMリン酸水素二ナ
トリウム・12水(Na2HPO4・12H2O)-24mMクエン酸緩衝液(pH
5.0)60mlに溶解したものを凍結乾燥した。本品は用時60
mlの精製水に溶解し、1.7%過酸化水素120μlを加える。
合物(I)測定用キットを作成した。 i)酵素標識抗体 実施例3で得られた酵素標識抗体液をポリプロピレンの
容器に30mlずつ分注してキット用の酵素標識抗体を調製
した。本品は使用時に希釈して用いる。 ii)固相支持体に固定化された抗原(抗原固相化担体) 化合物(VI)-OVA複合体を実施例4のEIAの操作手順
に従いポリスチレンビーズ100個に固定化し、ブロッキン
グした後1mg/mlゼラチン含有ツイーン20-PBSに浸し、使
用時まで4℃で保存する。 iii)化合物(I)標準溶液 蒸留水に化合物(I)を1mg/mlの濃度となるように溶解
したものを5mlのポリスチレンチューブに10μlずつ分注
して化合物(I)標準溶液を調製した。本品は使用時に
希釈して用いる。 iv)酵素の基質 オルト−フェニレンジアミン30mgを50mMリン酸水素二ナ
トリウム・12水(Na2HPO4・12H2O)-24mMクエン酸緩衝液(pH
5.0)60mlに溶解したものを凍結乾燥した。本品は用時60
mlの精製水に溶解し、1.7%過酸化水素120μlを加える。
【0051】
【発明の効果】本発明にかかる抗原、即ち、化合物(I
I)と免疫原性担体との共有結合体(複合体)は、化合
物(I)に対して高い親和性及び高い力価を有する抗体
を効率よく生産する。また、本発明では酵素標識抗体に
対し、固相支持体に固定化された抗原(測定用抗原)と
生物体液中の化合物(I)とが競合的に反応する。この
ため、本発明によれば、試料中の化合物(I)の濃度を
極めて高感度にかつ再現性よく測定可能であり、かつ
又、その操作法も簡便であり、迅速に多数の試料を処理
することができる。更に、本発明では、抗原、酵素標識
抗体等からなる試薬を分注保存しておくことが可能であ
り、化合物(I)の測定用キットとしても有用である。
I)と免疫原性担体との共有結合体(複合体)は、化合
物(I)に対して高い親和性及び高い力価を有する抗体
を効率よく生産する。また、本発明では酵素標識抗体に
対し、固相支持体に固定化された抗原(測定用抗原)と
生物体液中の化合物(I)とが競合的に反応する。この
ため、本発明によれば、試料中の化合物(I)の濃度を
極めて高感度にかつ再現性よく測定可能であり、かつ
又、その操作法も簡便であり、迅速に多数の試料を処理
することができる。更に、本発明では、抗原、酵素標識
抗体等からなる試薬を分注保存しておくことが可能であ
り、化合物(I)の測定用キットとしても有用である。
【0052】
【図1】ヒト血清に化合物(I)を添加したときの検量
線を示す。
線を示す。
【表2】
Claims (11)
- 【請求項1】下記式(II) 【化1】 (式中、nは0−5の整数を表す。)で表される化合物
と免疫原性担体とを該化合物のカルボキシル基を介して
共有結合せしめて得られる抗原。 - 【請求項2】上記式(II)で表される化合物が、式中の
nが1−4の整数を表す化合物である請求項1記載の抗
原。 - 【請求項3】免疫原性担体がタンパク質、ポリペプチド
及び糖タンパクからなる群から選ばれた1つである請求
項1記載の抗原。 - 【請求項4】免疫原性担体がタンパク質である請求項1
記載の抗原。 - 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項
4記載の抗原を動物に非経口的な手段で投与することに
より得られる抗体に酵素を標識してなる酵素標識抗体。 - 【請求項6】酵素がペルオキシダーゼ、アルカリホスフ
ァターゼ、グルコースオキシダーゼ及びβ−D−ガラク
トシダーゼからなる群から選ばれた1つである請求項5
記載の酵素標識抗体。 - 【請求項7】酵素がペルオキシダーゼである請求項5記
載の酵素標識抗体。 - 【請求項8】請求項5、請求項6又は請求項7記載の酵
素標識抗体に対し、固相支持体に固定化された抗原(測
定用抗原)と測定試料中の式(I) 【化2】 で表される9−アミノ−2、3、5、6、7、8−ヘキサヒド
ロ−1H−シクロペンタ(b)キノリンとを競合的に反
応させることを特徴とする式(I)で表される化合物の
酵素免疫測定法。 - 【請求項9】固相支持体に固定化された抗原(測定用抗
原)が上記式(II)で表される化合物又は式(I)で表
される化合物或いは請求項1、請求項2、請求項3又は
請求項4記載の抗原である請求項8記載の酵素免疫測定
法。 - 【請求項10】固相支持体に固定化された抗原(測定用
抗原)が請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記
載の抗原である請求項8記載の酵素免疫測定法。 - 【請求項11】少なくとも、固相支持体に固定化された
請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の抗原
及び請求項5、請求項6又は請求項7記載の酵素標識抗
体をキットの必須の構成試薬とすることを特徴とする式
(I)で表される化合物の酵素免疫測定用キット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1207594A JPH07209296A (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | 抗原及び酵素標識抗体並びにこれらを用いる酵素免疫測定法及び測定用キット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1207594A JPH07209296A (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | 抗原及び酵素標識抗体並びにこれらを用いる酵素免疫測定法及び測定用キット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07209296A true JPH07209296A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11795475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1207594A Pending JPH07209296A (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | 抗原及び酵素標識抗体並びにこれらを用いる酵素免疫測定法及び測定用キット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07209296A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9822171B2 (en) | 2010-04-15 | 2017-11-21 | AbbVie Deutschland GmbH & Co. KG | Amyloid-beta binding proteins |
| US9951125B2 (en) | 2006-11-30 | 2018-04-24 | Abbvie Inc. | Aβ conformer selective anti-Aβ globulomer monoclonal antibodies |
| US10047121B2 (en) | 2010-08-14 | 2018-08-14 | AbbVie Deutschland GmbH & Co. KG | Amyloid-beta binding proteins |
| US10208109B2 (en) | 2005-11-30 | 2019-02-19 | Abbvie Inc. | Monoclonal antibodies against amyloid beta protein and uses thereof |
| US10538581B2 (en) | 2005-11-30 | 2020-01-21 | Abbvie Inc. | Anti-Aβ globulomer 4D10 antibodies |
-
1994
- 1994-01-10 JP JP1207594A patent/JPH07209296A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10208109B2 (en) | 2005-11-30 | 2019-02-19 | Abbvie Inc. | Monoclonal antibodies against amyloid beta protein and uses thereof |
| US10323084B2 (en) | 2005-11-30 | 2019-06-18 | Abbvie Inc. | Monoclonal antibodies against amyloid beta protein and uses thereof |
| US10538581B2 (en) | 2005-11-30 | 2020-01-21 | Abbvie Inc. | Anti-Aβ globulomer 4D10 antibodies |
| US9951125B2 (en) | 2006-11-30 | 2018-04-24 | Abbvie Inc. | Aβ conformer selective anti-Aβ globulomer monoclonal antibodies |
| US9822171B2 (en) | 2010-04-15 | 2017-11-21 | AbbVie Deutschland GmbH & Co. KG | Amyloid-beta binding proteins |
| US10047121B2 (en) | 2010-08-14 | 2018-08-14 | AbbVie Deutschland GmbH & Co. KG | Amyloid-beta binding proteins |
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