JPH0720944U - 成型プラスチック衣類保持ハンガー及びその製造方法 - Google Patents
成型プラスチック衣類保持ハンガー及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハンガー本体と一体に成型された高摩擦衣類
保持表面を有するはじめての成型プラスチック衣類クラ
ンプハンガーを提供し、製造及び一般企業で望まれる要
件下で使用可能なハンガーを提供する。 【構成】 ハンガーがピボット状に結合された一組のジ
ョウ(14,15)を有し、当該ジョウ(14,15)
は前記互いに接近したり、離れたりすることが出来、そ
れぞれの当該ジョウ(14,15)の内方向の面には衣
類と接触するパッド(20)を有する改良された衣類保
持手段を有する成型プラスチック衣類クランプハンガー
において、当該パッド(20)は熱と圧力の下で射出成
型され、成型中に、パッド(20)とハンガー本体(1
1)のポリマー間の境界において、ハンガー本体(1
1)が耐えることが出来るその引っ張り力やせん断力の
ために裂けることのない、永久接着が形成され、衣類と
接触する高摩擦係数の表面を有すること。
保持表面を有するはじめての成型プラスチック衣類クラ
ンプハンガーを提供し、製造及び一般企業で望まれる要
件下で使用可能なハンガーを提供する。 【構成】 ハンガーがピボット状に結合された一組のジ
ョウ(14,15)を有し、当該ジョウ(14,15)
は前記互いに接近したり、離れたりすることが出来、そ
れぞれの当該ジョウ(14,15)の内方向の面には衣
類と接触するパッド(20)を有する改良された衣類保
持手段を有する成型プラスチック衣類クランプハンガー
において、当該パッド(20)は熱と圧力の下で射出成
型され、成型中に、パッド(20)とハンガー本体(1
1)のポリマー間の境界において、ハンガー本体(1
1)が耐えることが出来るその引っ張り力やせん断力の
ために裂けることのない、永久接着が形成され、衣類と
接触する高摩擦係数の表面を有すること。
Description
【0001】
特に強力な接着力がパッドとハンガー間にもたらされるような状況の下で合成 ゴムから成型される衣類保持パッドを有する衣類保持ハンガーに関する。
【0002】
衣類クランプハンガーは長年使用されてきており、そのようなハンガーの例は ジェイ.エフ.ギャリソン(J.F.Garrison)その他に、1973年 10月23日に発行された米国特許で開示されたものである。
【0003】 衣類クランプハンガーの衣類保持能力を向上するために、ジェイ.エイチ.バ ッツ(J.H.Batts)に1960年1月12日に発行され、米国特許2. 920.801に開示された、ゴムなど高摩擦材料で被覆した物品でハンガーの 噛み合い部を提供することが知られている。
【0004】
高摩擦保持パッドを使用するハンガーにはいくつかの問題がある。機能的に、 主な問題の一つはハンガーからパッドが薄片に裂けることである。これはパッド とハンガー間の接着ラインに沿って発生する。
【0005】 この問題は、ハンガーが重い衣類に使用されるとき重大となり、ハンガーが、 反復されて再使用されるか、又は移動の際の反復、急激、垂直運動の余分な引張 を支えなければならない運搬に使用される時にはさらに深刻となる。
【0006】 実質的にそれらの使用を制限するもう一つの要因はコストである。第一にハン ガー本体を組立、あるいは成型しそして衣類保持パッドを本体に接着する二つの 工程から製造されるハンガーは、ハンガー製造産業で容認できない高人件費を伴 う。
【0007】 もう1つの要因は、必要な保持力と、同時に十分な本体の耐久性及び商業的使 用状況に耐え得る強度を有するようなパッドを開発する問題であった。必要な摩 擦保持力を有する天然又は合成に関わらずゴムパッドは、製造的に反復あるいは 苛酷な使用に対して耐久性がないことが過去の経験から知られている。
【0008】 これまで、材料に耐久性がある時には、必要は摩擦特性に欠けるか、又はその 逆となった。さらなる問題は本体への効果的な接着である。これは、保持パッド とハンガー本体間の接着ラインが重い衣類によりかけられる負荷に耐え得なけれ ばならないので重要である。
【0009】 これらの用件に伴い、壊れにくく、衣類に傷を付けないパッドが必須である。 これはハンガーが家庭用、業務用のいずれに使用される場合にも必須用件である 。
【0010】 本考案を利用すれば、ハンガーとパッドは一度に成型される。単一成型動作を 利用することができることの経済性は結果として製造されるハンガーが商業的に マーケットに受け入れられるために非常に重要である。
【0011】
ハンガー本体はモールドに充填することにより射出成型される。ハンガー本体 のプラスチックが型(モールド)内にその形状を維持するように十分に固まるや いなや、カムが引き抜かれ、空洞(キャビティ)を形成し、その一方の壁がハン ガー本体のプラスチックにより形成され、そしてそのように形成された空間は異 なった熱可塑性プラスチックで充填されて、パッドを形成する。
【0012】 射出される両材料の通常成型サイクルは、材料は十分固まり、型が開かれ、そ して二重材料ハンガーは形状が不良とならないように取り出されるまで継続する 。
【0013】 この二重成型技術を実行するためには、非常に厄介な問題を解決しなければな らない。それはパッドを形成する材料が成型済みではあるが、まだ完全に固まっ ていないハンガー本体の近接部分に移動することを制御することである。この問 題はハンガー本体の壁の肉厚の実質的に差のある隣接部において特に重大である 。
【0014】
第1図において、上記の米国特許3.767.092で開示されたタイプの通 常のクランプハンガーが示されている。このハンガー10は一体的に形成された フック12により中央で支持された細長いビーム状本体11を有する。
【0015】 各端には、ハンガー10は、前部のジョウ14がその周りで旋回できるヒンジ 16を形成する薄い部分により一体的に結合されている一組のジョウ14,15 により形成された衣類クランプ13を有する。後部ジョウ15はハンガー本体1 1と一体の延長であり、ハンガー本体11に固定されている。
【0016】 前部ジョウ14はヒンジ16の周りで旋回可能である。ジョウ14,15は窪 んだ溝に滑動的に配置されたU字状のスプリングラッチ17により弾性的に衣類 クランプ13位置に押しやられる。
【0017】 スプリングクラッチ17が持ち上げられると、前部ジョウ14が解放されて旋 回され、解放位置となる。本体11、ジョウ14、15やそれらを結合するヒン ジは16単一の一体物としてポリプロピレンなどの適切なプラスチックで成型さ れる。
【0018】 説明された全ての構成は既知であり、以前に特定された米国特許3.767. 092で開示されている。
【0019】 衣類をしっかりと保持する手段を提供するために、各クランプ13のそれぞれ のジョウ14,15は衣類保持パッド20が設けられている。パッド20は各ジ ョウ14,15の自由端に近接して配置されており、各パンド20はそのジョウ 14,15の全幅まで十分に延びており、その長さは、あるいは垂直の高さの約 三分の一である。
【0020】 そのジョウ14,15の長さまで延びるその距離は、数多くの要素により決定 されるが、この中ではジョウ14,15の形状が重要なものである。パッド20 の垂直の長さは、通常のクランプ圧力で衣類をしっかりと掴み、保持する以上の ものである必要はない。パッド20表面は衣類の確実な保持を提供し、且つ衣類 に傷(マーク)などを付けるようなシワを避けるようにジョウ14,15のエッ ジ上に突起を設けなければならない。
【0021】 パッド20の機能的特性は非常に重要である。衣類と接触する表面はその織物 に対して強く押しつけられる時非常に高い摩擦係数を有するものでなければなら ない。しかしながら、実際クランプ圧力は衣類に傷(マーク)を付けないように 制限されなければならない。
【0022】 さらに、これは綿やウールから非常に滑らかな表面を有する一部あるいは全て が合成繊維の織物までの広い範囲の織物に対して有効でなければならない。それ は又摩擦作用のみでなく織物に傷(マーク)付けたり、又は接着すたりせずにこ れらの表面を保持することが可能でなけれなならない。
【0023】 なぜならば、これらのハンガーは運搬用ハンガーとして使用可能で、パッドの 材料はその形状を完全に維持でき、その保持能力を継続する必要があり、かつ衣 類を保持するためのその能力を著しく低減させるような熱による合成の減少ある いは軟化することなく、それが行なわれなければならないからである。
【0024】 一度クランプ圧力が解除されると、それは又衣類に接着してはならない。漸伸 、接着、あるいは永久変形などの劣化あるいは、機能的特性の悪化など生じる ことなく華氏0度(摂氏−17.7度)から約華氏150度(摂氏65.5度) 迄の温度に耐えることができなければならない。
【0025】 もう一つの、重要で必要な特性は長時間にわたっての使用や、再使用において その衣類の保持性を維持できることである。これまで、弾性衣類の保持パッドは 容認できないほど寿命の短いものであった。スポンジゴムなどのもっと伸縮でき る材料が使用されている時には、パッド20はすぐにひずみ、裂けてしまう。さ らに、それらは重い衣類に耐え得る強度が欠落していた。
【0026】 パッド20は又ある織物の摩擦に耐え得ることが必要である。織物に傷(マー ク)を付けないパッド20が必須であるので、耐摩耗性や、強度などパッド20 に所望の特性を与えるために、ゴムに変って使用される多くの材料が知られてい る。
【0027】 さらに重要な問題は、過酷な使用条件下でもパッド20が薄い層に裂けたりハ ンガー本体11から分離したりしないようにハンガー本体11にパッド20を接 着させることである。
【0028】 これらの問題の全てを解消するために、本考案のパッド20は、引続いて取付 けられるハンガーの構成要素の代わりにハンガー10の一体の部分となるように 、ハンガー10と同時に成型される。
【0029】 本考案によるハンガー10を製造するために、第6図に部分的に示されるよう に二つの型24は、両クランプ13を含むハンガー10全体を同時に形成する( 空洞キャビテイ)25を有している。ハンガー10が一体的にフック付で設計さ れているならば、それは又型(モールド)により成型される。
【0030】 金属フックが使用されるならば、それは次の作業でハンガー本体11に組み付 けられる。前部と後部ジョウ14,15は第2図、3図、4図で示されるように 完全に解放位置で成型される。
【0031】 型が最初閉じられる時、パッド20がその中で形成される各空洞25は、カム 26(第6図)により占有される。4個のカムが、各パッド20に対して一つず つ設けられる。カム26がパッド用の空洞25を占有するカム26で、ポリプロ ピレンなどのハンガーを形成する樹脂が型内に射出され、カム26により占有さ れる空間を除く型の全体部分を満たす。
【0032】 型の空隙の充填完了後数秒以内に、樹脂はパッド形成空洞25を占有するカム 26が、第6図に示されるように、空間26a内上方に引き戻されることが出来 るほど十分に固まる。パッド20を形成する樹脂はカム26が在ることにより密 封されている開口部27を通じて空間あるいはパッドの空隙25内に射出される 。
【0033】 カム26が移動される手段28については、それを実行するための装置が従来 からのものであるので本考案に関連するものではない。例えば、タイマー制御付 きの空圧シリンダーとかソレノイドなどによって行なわれることも出来る。その 後、型は両方の射出された樹脂が、パッド20と成型ハンガーが歪の無い、ある いは形状の完全性を失うことなく離型されるほど十分に固まる迄閉じたまま維持 される。
【0034】 ハンガー10の本体11がポリプロピレンで成型されるならば、パッド20を 成型するのに適した材料はシェル オイル カンパニ(Shell Oil C ompany)により製造されているクラトン(Kraton)G−2706な どの一定の熱可塑性ゴムを含む。
【0035】 熱可塑性ゴムクラトン(Kraton)G−7705は又両方の好適表面特性 を与え、且つポリプロピレンとの結合接着を達成することが分かっている。ハン ガー本体11のプラスチックとパッド20との接着はハンガーの樹脂を構成する 分子とパッド材料を構成する分子が入りまじって拡散して結合した高分子のネッ トワークによって形成されていると考えられている。
【0036】 これの正否に関わらず、接着は、たとえ共に成型されたとしても二つの全く異 なる熱可塑性樹脂間に通常形成されたものよりも実質的に良好で、そのような樹 脂を接合するための既知の接着剤により与えられるものと異なることが必須であ る。これは反復して使用したり、長距離の運搬など過酷な条件での使用のために ハンガー10からパッド20が分離するといった問題を解消するのに必要である 。
【0037】 上記の両ポリマーは優れた衣類保持特性と、同時にパッド表面に平行に加わる 負荷で反復的に使用される状況下で耐久性を有するパッド20を提供する約28 のショア(Shore)硬度を有する。
【0038】 ハンガー本体11がスチレンで成型されるならば、パッド20は、クラトン( Kraton)D−3226、あるいはD−2109などのD級クラトン(Kr aton)熱可塑性ゴムから成型される。ポリマーの変更はパッド20とハンガ ー本体11間に必要な固定を得るために必要である。
【0039】 パッド20とハンガー本体11間の固定は頑丈で、信頼できるものであること が本考案のハンガーの機能性には必須である。
【0040】 パッド20が別個に成型され、そのごハンガー本体11に接着されることより もむしろパッド20とハンガー本体11と共に成型されるのはこの理由のためで ある。しかしながら、樹脂の混合を避けるために、ハンガー本体11とパッド2 0の成型は同時に行なわれるのではなく順次に行われ、しかも単一の成型サイク ルが順次に行なわれる工程を残すことが必要である。
【0041】 両方の樹脂を単一の成型サイクルでモールドすることは深刻な問題を生ずる。 パッド用の空隙25をしっかりと射出するために必要な射出圧力は、パッド用の ゴムをハンガー本体11がすでに形成されている型の空隙部分内にパッド用空隙 25から拡散させるのに十分であることが分かった。
【0042】 これは、ハンガー本体11がモールドされてた、樹脂が収縮した結果として、 部分的に発生した。この収縮は僅かではあるが、引続いて射出された樹脂が射出 圧力によって入りこんでくる反面、以前に射出されたハンガー本体11の樹脂は もはや射出圧力にさらされていないだけでなく、ある部分においては冷却や凝固 により負圧となるのでパッド用の樹脂は入り込むには十分であった。
【0043】 さらに、クラトン(Kraton)材料のこの射出はハンガー本体11の樹脂 に必要な温度よりも高温で二種の樹脂の境界線において、ハンガー本体11が形 成されている樹脂の再溶融が起こるような温度で実行されなければならない。
【0044】 これはハンガー本体11が形成されている樹脂により専ら占有されなければな らない空隙部分内に好ましくないパッド樹脂を入り込ませることが分かった。
【0045】 ある場合には、パッド樹脂の侵入や移動がハンガー本体11と型の間で発生し た。
【0046】 他の場合、特に肉厚の大きい部分において、保持された熱によって成型品内部 を柔らかくし、そして入って来る高温材料によりさらに再溶融、あるいは変形が 生じるので、パッド樹脂はモールドサイクル中にハンガー本体11を構成する材 料の中へ拡散することとなる。特に成型体の肉厚に急激な変化(モールドされた 衣類ハンガーのある部分の厚さの変化)がある場合には、温度勾配の変化のため に樹脂移動に対する内部的脆さが発生した。
【0047】 この問題はパッド20の内部のエッジ即ちクランプのヒンジラインに対向して いるエッジに沿って著しいことが実証された。
【0048】 この問題は成型サイクル(液体の樹脂がモールドの中に射出され、硬化し、モ ールドから取出される周期の時間)の長さを十分に長くして最初に成型された樹 脂をさらに冷却させることにより克服され得るであろうことが初めから分かって いた。
【0049】 しかし、これは最終的な製造コストへ大きく影響するために経済的に可能な解 決法として考慮されなかった。それは又ハンガー本体11とパッド20間に発生 していた接着の利点を完全で無いとしても、大きく排除してしまうだろう。
【0050】 これはハンガー10の利用性や耐久性に悪い影響を与えるものとなろう。故に 、総成型サイクル時間又は二段階の成型サイクルの間の中断時間のいずれも増加 させないことが必須であることが考慮された。結果として、その問題に対して全 く異なったアプローチが必要となった。
【0051】 問題に対しての注意深い分析と評価を行なった後、各ジョウ14,15の横方 向に伸びるダム40を設けることにより問題を解決しょうと試みることが決定さ れた。第5図に示されているように、ダム40は楔形をしている。これは金型間 の合いポイントを与え、樹脂の移動をはっきり遮断することを実証した。
【0052】 ダム40の設計は樹脂の移動の問題を解消するためのその能力を有することが 重要である。ダム40は断面が比較的薄いように設計されている。
【0053】 それゆえに、これは比較的早く固まり、その結果、成型サイクルの早期の段階 におけるパッド樹脂の移動に対してより大きく抵抗する。これは成型サイクルを 延長する必要性を避けるために非常に重要となる。ダム形状は、パッド20を成 型する材料が射出される部分の中にダム壁が伸びる時にその肉厚は減少するよう になっている。
【0054】 壁の厚みを減少することにより熱の伝導を容易にし、それによりパッド20を 成型する樹脂からの熱を最も受ける部分における冷却を容易にする。その断面の 最も大きい厚みを有するところでは、これは両方の型と以前に射出された樹脂と 両方のすでに冷却された部分に最も近接している。
【0055】 このようにして、その設計はパッド20を形成する樹脂の移動に抵抗する能力 を与える。さらに、パッド材料が高圧力の下でその中に移動できた成型ハンガー 本体と型(モールド)との間の以前はあり得る空間あるいは弱い部分であったと ころに熱的に安定した障壁を形成するので、それは二次的な樹脂の移動の問題を 効果的に解消した。
【0056】 それは又ハンガー本体11の近接部分の内部の樹脂の移動に対して効果的であ ることが実証された。この種の移動は、不透明樹脂がハンガー本体11に用いら れる時は美観上問題はなかったが、ハンガー本体11が透明の樹脂で成型される 場合に全く容認できないものであった。
【0057】 パッド形成樹脂用の射出ゲート(液体の樹脂をモールドの中に射出するための 通路)の一つの構成が第7図に示されている。別個のゲート(パッド用空洞46 と交差して小さい開口を与える導管44、ノズル45)が夫々のパッド20に対 して提供されている。
【0058】 クランプの外部表面を形成する型の半分30は分割ライン42に沿ったクラン プ内表面を形成するもう一つの型の半分31に対向して坐っている。クランプの 外部表面において、分割ライン42はこの外部面に従う部分42aを有する。半 分の型30は、その中でクランプが成型される空洞43を有する。パッド20を 形成する空洞は半分の型31内に凹所が設けられている。
【0059】 パッド20が形成される樹脂用の導管44はパッド用空洞46と交差するノズ ル45を有し、クランプを形成する空洞から離れたパッド20の面に近接するパ ッド形成空洞内に微小開口部27(第6図参照)を与えている。楔型せん断部材 47が分割ラインと型空洞内の開口部との間に設けられていることが認められよ う。
【0060】 この構成配置で、型を開けたとき、半分の型の30が最初に図示のように下方 に引かれ、半分の型31内に成型されたハンガーを残す。その部分は通常の設計 のエジエクターピンにより半分の型31から排出される。半分の型31からの部 品の排出はせん断部材47に開口部27におけるパッド20の樹脂を導管44内 の残留する樹脂から切り取らせる。樹脂の射出開口部27は、0.635mm( 0.025インチ)程度と、非常に小さいので、パッド樹脂用のゲートが完成ハ ンガーに美観上の悪影響を及ぼすことはない。
【0061】 本考案は下半分の型内で形成されたハンガー本体11を垂直に分離する型で実 証されているのが示されている。それぞれの半分の型は交換可能、あるいは型の 分割ラインは本考案に影響を与えることなく垂直に設けることも可能であること が認められよう。
【0062】
本考案はハンガー本体と一体に成型された高摩擦衣類保持表面を有するはじめ ての成型プラスチック衣類クランプハンガーを提供し、製造及び一般企業で望ま れる要件下で使用可能なハンガーを提供する。
【0063】 本考案の好適実施例の説明により、本考案の改造が可能であることが理解され よう。そのような改造は、もしその用語が特定的にそれらを除外しないかぎり添 付のクレーム内に包含されているものと見なされる。
【図1】本考案によるハンガーの立面図、
【図2】図1に示されたハンガーのクランプ部の一つの
内面の拡大図、
内面の拡大図、
【図3】図2の面III−III面での中心断面図、
【図4】図3図の面IV−IV面での断面図、
【図5】図2のV−V面での拡大、部分断面図、
【図6】型のキャビテイ部分を影像で示す、ハンガーを
形成するのに適切な型の部分側面図、
形成するのに適切な型の部分側面図、
【図7】ハンガー本体で成型されたパッドの一つの樹脂
射出ゲートの部分、断面図である8。
射出ゲートの部分、断面図である8。
10 従来型クランプハンガー 11 ハンガー本体 12 一体フック 13 衣類クランプ 14 前部ジョウ 15 後部ジョウ 16 ヒンジ 17 スプリングラッチ 20 パッド 24 型 25 空洞 26 カム 27 微小開口部 30、31 半分の型 40 ダム 42 分割ライン 43 空間キャビテイ 44 導管 45 ノズル 46 パッド用空洞 47 楔型せん断部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:44
Claims (16)
- 【請求項1】 ハンガーがピボット状に結合された一組
のジョウ(14,15)を有し、当該ジョウ(14,1
5)は前記互いに接近したり、離れたりすることが出
来、それぞれの当該ジョウ(14,15)の内方向の面
には衣類と接触するパッド(20)を有する改良された
衣類保持手段を有する成型プラスチック衣類クランプハ
ンガーにおいて、当該パッド(20)は熱と圧力の下で
射出成型され、成型中に、パッド(20)とハンガー本
体(11)のポリマー間の境界において、ハンガー本体
(11)が耐えることが出来るその引っ張り力やせん断
力のために裂けることのない、永久接着が形成され、衣
類と接触する高摩擦係数の表面を有することを特徴とす
る成型プラスチック衣類保持ハンガー。 - 【請求項2】 前記パッド用(20)のプラスチックが
型の空洞内に液状で射出され、ハンガー(10)のジョ
ウ(14,15)を形成する以前に射出されたプラスチ
ックはパッド(20)を成型するために射出された材料
により接触され、支持されるのに先立ってその型状が変
形しない程度にまで冷却させられているときにパッド
(20)とハンガー(10)のジョウ(14,15)と
の間の接着が形成されることを特徴とする請求項1に記
栽の成型プラスチック衣類保持ハンガー。 - 【請求項3】 前記パッド(20)はソレゾレの前記ジ
ョウ(14,15)の全幅と僅かにジョウ(14,1
5)の長さの方向とに延びており、ジョウ(14,1
5)はその当該ジョウ(14,15)エッジから離れた
当該パッド(20)のエッジを限定するためにジョウ
(14,15)を横切って延びている隆起を形成するダ
ム(40)を有し、当該隆起は前記パッド(20)の厚
みの大部分をパッド(20)の自由面に向かって延びて
いることを特徴とする請求項2に記載の成型プラスチッ
ク衣類保持ハンガー。 - 【請求項4】 前記隆起は前記パッド(20)の自由面
に向かって延びるそれらの頂点を持つ楔型の断面形状を
有し、且つそれからハンガー本体(11)が成型される
プラスチックの急速凝固のための薄い断面を提供するこ
とを特徴とする請求項3に記載の成型プラスチック衣類
保持ハンガー。 - 【請求項5】 前記隆起の高さは近接パッドの厚みの約
半分であることを特徴とする請求項4に記載の成型プラ
スチック衣類保持ハンガー。 - 【請求項6】 それぞれが衣類保持パッド(20)を有
する1組の衣類クランプジョウ(14,15)を有する
ハンガーを製造する方法において、ハンガーを形成する
空洞(43)を有する(30,31)を設ける段階と、
ジョウ(14,15)を形成する各空洞(43)に近接
してパッド(20)を形成する空洞(25)を設ける段
階と、カム(26)でそれぞれのパッドを形成する空洞
(25)を占有し、パッドを形成する空洞(25)がカ
ム(26)により占有されたままハンガーを形成する空
洞(25)内に熱可塑性樹脂材料を射出し、カム(2
6)を引き上げ、パッド(20)とハンガー本体(1
1)のクランプジョウ(14,15)との間の耐せん断
性接着を成形するために十分な圧力と温度の下にパッド
の空洞(14)内にパッド形成合成ゴム樹脂を射出する
段階とからなることを特徴とするハンガーを製造する方
法。 - 【請求項7】 摂氏約182.2度(華氏約360度)
の温度でハンガー本体(11)の樹脂を、そして摂氏約
237.7度(華氏約460度)の温度でパッド形成樹
脂を射出し、ハンガー本体(11)の形成樹脂の射出完
了と少なくとも4秒間のパッド形成樹脂の射出の開始と
の間に休止時間を設け、射出と型開き迄の全期間を通じ
てハンガー本体(11)の形成樹脂上に明確な圧力を維
持する段階を含むことを特徴とする請求項6に記載のハ
ンガーを製造する方法。 - 【請求項8】 前記型のパッドを形成する空洞(25)
が充填された後はいかなる外部圧力もパッド形成樹脂に
加えられないことを特徴とする請求項7に記載のハンガ
ーを製造する方法。 - 【請求項9】 一組のジョウ(14,15)の少なくと
も一つのジョウ内面に一体の衣類保持パッド(20)を
有する一組のクランプジョウを有するハンガーを製造す
る方法において、熱可塑性材料からハンガーを射出成型
によって形成するのに適した型を準備し、当該型衣類保
持クランプジョウ(14,15)を含むハンガー本体
(11)を形成するための一次空洞を支え、当該型に一
つのクランプジョウの自由端に近接した二次空洞を支
え、当該空洞はパッド(20)を形成するための形状と
大きさを有し、当該二次空洞をカム(26)で占有し、
第一の熱可塑性材料で一次型空洞を射出により充填し、
カム(26)が引き上げられた時に当該二次空洞内に当
該第一熱可塑性材料が落ち込まない程度にまで冷却さ
せ、当該カム(26)を引き上げ、当該二次空洞内に異
なった熱可塑性材料を射出し、そして当該第一と第二の
熱可塑性材料が、互いに接触する表面で耐せん断及び引
っ張り接着を形成する間前記型を閉じたまま維持し、型
を開き、型から取り出された後第一と第二の熱可塑性材
料の両方がそれらの形状の完全性を保持出来る程度に十
分に固まった後、そのように成型されたハンガーを取り
出す段階からなることを特徴とするハンガーを製造する
方法。 - 【請求項10】 前記ジョウ(14,15)の対向する
面に一体の衣類保持パッド(20)を有する一組のクラ
ンプジョウ(14,15)を有するハンガーを製造する
方法において、熱可塑性材料から射出成型によりハンガ
ー(10)を成型するのに適した型を準備し、衣類保持
クランプジョウ(14,15)を含む一体構成のハンガ
ー本体(11)を形成するための一次空洞を有する型を
提供し、二次空洞の一つが一次空洞の各ジョウ(14,
15)の形成部分と連係し、且つパッド(20)の一つ
を形成するためのそれぞれの形状と大きさを有する当該
二次空洞を有する型を提供し、カム(26)で前記二次
空洞のそれぞれを占有し、二次空洞がそのように占有さ
れたまま一次の型空洞を第一の熱可塑性材料の射出によ
り充填し、カム(26)が引き上げられる時に当該二次
空洞内に前記第一熱可塑性材料を落ち込まない程度にま
で冷却させ、当該カム(26)を引き上げ、前記二次空
洞内に異なる熱可塑性材料を射出し、そして当該第一と
第二の熱可塑性材料が、表面で互いに接着される間前記
型を閉じたまま維持し、型を開き、型から取り出される
時及び後に第一と第二の熱可塑性材料がそれらの形状の
完全性を保持出来る程度に十分に固まった後、そのよう
に成型されたハンガーを取り出す段階からなることを特
徴とするハンガーを製造する方法。 - 【請求項11】 前記第一の熱可塑性材料はポリプロピ
レンで、且つ前記第二の熱可塑性材料は接着性を提供す
るためのエチレンブチレンセンターブロックを有するタ
イプの合成ゴムであることを特徴とする請求項9に記載
のハンガーを製造する方法。 - 【請求項12】 前記第一の熱可塑性材料はスチレンで
あり、且つ第二の熱可塑性材料はブタジエンあるいはイ
ソプレンの合成ゴムであることを特徴とする請求項9に
記載のハンガーを製造する方法。 - 【請求項13】 前記ジョウ(14,15)を形成する
樹脂の接触表面部分を溶融させ、そしてジョウ(14,
15)とパッド(20)の両方の樹脂がその二種の樹脂
が接触する境界で融合状態にさせるに足りる高い温度で
パッド形成樹脂を射出する段階をさらに含むことを特徴
とする請求項6に記載のハンガーを製造する方法。 - 【請求項14】 ハンガー本体(11)とジョウ(1
4,15)が形成される樹脂の溶融点以上の摂氏約3
7.7度(華氏約100度)の温度でパッド形成樹脂が
射出されることを特徴とする請求項13に記載のハンガ
ーを製造する方法。 - 【請求項15】 射出成型プラスチックの本体を有する
成型プラスチック衣類ハンガーにおいて、その本体は間
に挟まれた衣類を弾性的に押さえ、支持するためのジョ
ウ(14,15)有し、当該ジョウ(14,15)の少
なくとも一つは約47のショア(Shore)Aを有す
る弾性熱可塑性ゴムの衣類接触パッド(20)とそれに
対する平行の運動に対して高摩擦の表面を有し、当該本
体と前記パッド(20)は同成型サイクル中に連続的に
成型されるので、その樹脂はハンガー本体(11)とパ
ッド(20)との間の境界ラインで共に融合されること
を特徴とする成型プラスチック衣類ハンガー。 - 【請求項16】 パッド(20)が形成される樹脂は前
記本体の樹脂の温度よりも十分に高い射出温度を有し、
且つ当該本体とパッド(20)の樹脂はパッド(20)
と本体との間の境界で共に成型中に混ぜ合わされ、融合
されることを特徴とする請求項15に記載の成型プラス
チック衣類ハンガー。
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