JPH07210828A - 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド - Google Patents
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドInfo
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- JPH07210828A JPH07210828A JP6003937A JP393794A JPH07210828A JP H07210828 A JPH07210828 A JP H07210828A JP 6003937 A JP6003937 A JP 6003937A JP 393794 A JP393794 A JP 393794A JP H07210828 A JPH07210828 A JP H07210828A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 縦バイアス層である硬磁性膜の保磁力を高
め、永続してバイアス磁界を供給できるので磁区制御を
安定して行うことができ、バルクハウゼンノイズの低減
を達成できる高性能で信頼性の高いMR効果型薄膜磁気
ヘッドの提供を目的とする。 【構成】 下部シールド層3と上部シールド層11との
間に横バイアス層5,磁気抵抗効果層7,硬磁性層8,
リード層9等を有する再生感知部を備えた磁気抵抗効果
型薄膜磁気ヘッドであって、硬磁性層8が強磁性膜と非
磁性膜が交互に積層された3層以上の多層構造を有する
硬磁性層8である構成を有している。
め、永続してバイアス磁界を供給できるので磁区制御を
安定して行うことができ、バルクハウゼンノイズの低減
を達成できる高性能で信頼性の高いMR効果型薄膜磁気
ヘッドの提供を目的とする。 【構成】 下部シールド層3と上部シールド層11との
間に横バイアス層5,磁気抵抗効果層7,硬磁性層8,
リード層9等を有する再生感知部を備えた磁気抵抗効果
型薄膜磁気ヘッドであって、硬磁性層8が強磁性膜と非
磁性膜が交互に積層された3層以上の多層構造を有する
硬磁性層8である構成を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置等の磁
気記録装置に用いられる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
(以下、MR効果型薄膜磁気ヘッドと略す)に関するも
のである。
気記録装置に用いられる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
(以下、MR効果型薄膜磁気ヘッドと略す)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置等の小型化・大
容量化に伴い、超高密度化を図るために、磁気抵抗(M
R)効果を使ったMR効果型薄膜磁気ヘッドが用いられ
るようになった。
容量化に伴い、超高密度化を図るために、磁気抵抗(M
R)効果を使ったMR効果型薄膜磁気ヘッドが用いられ
るようになった。
【0003】以下に従来のMR効果型薄膜磁気ヘッドに
ついて説明する。一般的にMR効果層を再生ヘッドとし
て安定して機能させるには横方向バイアスと縦方向バイ
アスの2種類のバイアス磁界をMR効果層に印加する必
要がある。横方向バイアス磁界はR−H特性曲線の最も
直線的な範囲に再生ヘッドの動作点をシフトさせるため
に必要なバイアス磁界であり、再生出力の線形性を保つ
ことを目的とする。この横方向バイアス磁界は、磁気記
録媒体面に垂直であり、MR効果層の表面に対しては平
行な方向に印加されるもので、シャントバイアスやSA
Lバイアス等の種々の方法がある。
ついて説明する。一般的にMR効果層を再生ヘッドとし
て安定して機能させるには横方向バイアスと縦方向バイ
アスの2種類のバイアス磁界をMR効果層に印加する必
要がある。横方向バイアス磁界はR−H特性曲線の最も
直線的な範囲に再生ヘッドの動作点をシフトさせるため
に必要なバイアス磁界であり、再生出力の線形性を保つ
ことを目的とする。この横方向バイアス磁界は、磁気記
録媒体面に垂直であり、MR効果層の表面に対しては平
行な方向に印加されるもので、シャントバイアスやSA
Lバイアス等の種々の方法がある。
【0004】一方、縦方向バイアス磁界は、磁気記録媒
体面に平行かつMR効果層の長手方向に平行な方向に印
加され、MR効果層を単磁区化することで、多磁区作用
から生じるバルクハウゼンノイズを抑える機能を有して
いる。従来より、この縦方向バイアス磁界は、大きく分
けて2つの方法により実現されている。一つは、例え
ば、特開昭62−40610号公報に開示されているよ
うに、FeMn等の反強磁性膜を用いてMR効果層との
間で交換結合をさせる方法であり、他方はCoCrPt
等の保磁力の高い硬磁性層と、軟磁性膜であるMR効果
層とを強磁性結合あるいは静磁結合をさせる方法であ
り、特開昭60−59518号公報,特開平2−220
213号公報に各々開示されている。
体面に平行かつMR効果層の長手方向に平行な方向に印
加され、MR効果層を単磁区化することで、多磁区作用
から生じるバルクハウゼンノイズを抑える機能を有して
いる。従来より、この縦方向バイアス磁界は、大きく分
けて2つの方法により実現されている。一つは、例え
ば、特開昭62−40610号公報に開示されているよ
うに、FeMn等の反強磁性膜を用いてMR効果層との
間で交換結合をさせる方法であり、他方はCoCrPt
等の保磁力の高い硬磁性層と、軟磁性膜であるMR効果
層とを強磁性結合あるいは静磁結合をさせる方法であ
り、特開昭60−59518号公報,特開平2−220
213号公報に各々開示されている。
【0005】このように反強磁性膜,硬磁性層のいずれ
を縦方向バイアスとして利用しても、MR効果層の磁区
や磁壁を制御することでバルクハウゼンノイズを低減さ
せることが可能である。反強磁性膜を使用して磁区制御
を行う場合は、ブロッキング温度等の磁気特性の制約か
ら反強磁性材料としては、略FeMnに限定される。
を縦方向バイアスとして利用しても、MR効果層の磁区
や磁壁を制御することでバルクハウゼンノイズを低減さ
せることが可能である。反強磁性膜を使用して磁区制御
を行う場合は、ブロッキング温度等の磁気特性の制約か
ら反強磁性材料としては、略FeMnに限定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、縦バイアス層に硬磁性層を使用した場合、
バイアス磁界の減少をなくし、磁区制御の効果を永続的
に保持する高い保磁力が必要であり、CoCrTa膜等
の一般的な硬磁性層においては、この高い保磁力を得る
ために、Cr膜等の下地層を形成する必要があるが、こ
のCr膜厚により硬磁性層の膜厚が実質的に厚くなりプ
ロセス上不利になる問題点を有していた。また、Ptを
添加することで下地層がなくても高い保磁力が得られる
という報告もあるが、これは、磁気ディスクのような非
常に高い平面度を必要とし、レジスト処理等の様々なプ
ロセスが加わるMR効果型薄膜磁気ヘッドに適用するに
は困難であり、安定性に欠けることからMR効果型薄膜
磁気ヘッドの磁区制御に用いられる硬磁性層の保磁力は
一般的に1500Oe程度であり、保磁力に欠けるとい
う問題点を有していた。更に、前述の特開昭60−59
518号公報においては、MR効果層と硬磁性層との強
磁性結合を利用した磁区制御を行っており、この強磁性
結合は硬磁性層固有の保磁力を減少させるためにバイア
ス磁界の永続性に欠けるという問題点を有していた。ま
た、前述の特開平2−220213号公報においては、
非磁性層を介することで、MR効果素子と硬磁性層との
静磁結合を利用しているが、この方法においてもバルク
ハウゼンノイズの発生を完全に抑えることは困難である
という問題点を有していた。
の構成では、縦バイアス層に硬磁性層を使用した場合、
バイアス磁界の減少をなくし、磁区制御の効果を永続的
に保持する高い保磁力が必要であり、CoCrTa膜等
の一般的な硬磁性層においては、この高い保磁力を得る
ために、Cr膜等の下地層を形成する必要があるが、こ
のCr膜厚により硬磁性層の膜厚が実質的に厚くなりプ
ロセス上不利になる問題点を有していた。また、Ptを
添加することで下地層がなくても高い保磁力が得られる
という報告もあるが、これは、磁気ディスクのような非
常に高い平面度を必要とし、レジスト処理等の様々なプ
ロセスが加わるMR効果型薄膜磁気ヘッドに適用するに
は困難であり、安定性に欠けることからMR効果型薄膜
磁気ヘッドの磁区制御に用いられる硬磁性層の保磁力は
一般的に1500Oe程度であり、保磁力に欠けるとい
う問題点を有していた。更に、前述の特開昭60−59
518号公報においては、MR効果層と硬磁性層との強
磁性結合を利用した磁区制御を行っており、この強磁性
結合は硬磁性層固有の保磁力を減少させるためにバイア
ス磁界の永続性に欠けるという問題点を有していた。ま
た、前述の特開平2−220213号公報においては、
非磁性層を介することで、MR効果素子と硬磁性層との
静磁結合を利用しているが、この方法においてもバルク
ハウゼンノイズの発生を完全に抑えることは困難である
という問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、縦バイアス層である硬磁性層の保磁力を高め、永続
してバイアス磁界を供給できるので磁区制御を安定して
行うことができ、バルクハウゼンノイズの低減を達成で
きる高性能で信頼性の高いMR効果型薄膜磁気ヘッドを
提供することを目的とする。
で、縦バイアス層である硬磁性層の保磁力を高め、永続
してバイアス磁界を供給できるので磁区制御を安定して
行うことができ、バルクハウゼンノイズの低減を達成で
きる高性能で信頼性の高いMR効果型薄膜磁気ヘッドを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載のMR効果型薄膜磁気ヘッド
は、下部シールド層と上部シールド層との間に横バイア
ス層,磁気抵抗効果層,硬磁性層,リード層等を有する
再生感知部を備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドであ
って、前記硬磁性層が強磁性膜と非磁性膜が交互に積層
された3層以上の多層構造を有する構成からなり、請求
項2に記載のMR効果型薄膜磁気ヘッドは、請求項1に
おいて、前記硬磁性層が前記磁気抵抗効果層の前記リー
ド層側及び/又は上部シールド層のリード層側に直接接
して形成されている構成を有しており、請求項3に記載
のMR効果型薄膜磁気ヘッドは、請求項2において、前
記硬磁性層の前記磁気抵抗効果層及び/又は上部シール
ド層と接触している層が、強磁性膜である構成を有して
おり、請求項4に記載のMR効果型薄膜磁気ヘッドは、
下部シールド層と上部シールド層との間に横バイアス
層,磁気抵抗効果層,硬磁性層,リード層等を有する再
生感知部を備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドであっ
て、前記硬磁性層が単層の硬磁性層で、かつ前記上部シ
ールド層のリード層側に非磁性膜を介して形成されてい
る構成を有している。
に本発明の請求項1に記載のMR効果型薄膜磁気ヘッド
は、下部シールド層と上部シールド層との間に横バイア
ス層,磁気抵抗効果層,硬磁性層,リード層等を有する
再生感知部を備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドであ
って、前記硬磁性層が強磁性膜と非磁性膜が交互に積層
された3層以上の多層構造を有する構成からなり、請求
項2に記載のMR効果型薄膜磁気ヘッドは、請求項1に
おいて、前記硬磁性層が前記磁気抵抗効果層の前記リー
ド層側及び/又は上部シールド層のリード層側に直接接
して形成されている構成を有しており、請求項3に記載
のMR効果型薄膜磁気ヘッドは、請求項2において、前
記硬磁性層の前記磁気抵抗効果層及び/又は上部シール
ド層と接触している層が、強磁性膜である構成を有して
おり、請求項4に記載のMR効果型薄膜磁気ヘッドは、
下部シールド層と上部シールド層との間に横バイアス
層,磁気抵抗効果層,硬磁性層,リード層等を有する再
生感知部を備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドであっ
て、前記硬磁性層が単層の硬磁性層で、かつ前記上部シ
ールド層のリード層側に非磁性膜を介して形成されてい
る構成を有している。
【0009】ここで、3層以上の多層構造を有する硬磁
性層を構成する強磁性膜としては、CoCrPt膜の他
に、CoNi膜,CoCrTa膜等であってもよい。ま
た、非磁性膜としては、Cr膜の他にTa,Ti,W等
であってもよい。強磁性層と非磁性層の層数は、強磁性
結合及び静磁結合を同時に利用する場合は、強磁性膜の
層数は2層以上必要である。また、上部シールド層のリ
ード層側のみに硬磁性層を設ける場合は硬磁性層の保磁
力を高めるために下地層を厚くし、硬磁性層は単層構造
でもよいが、上部シールド層との間に非磁性膜を介した
静磁結合とした方が効果的である。
性層を構成する強磁性膜としては、CoCrPt膜の他
に、CoNi膜,CoCrTa膜等であってもよい。ま
た、非磁性膜としては、Cr膜の他にTa,Ti,W等
であってもよい。強磁性層と非磁性層の層数は、強磁性
結合及び静磁結合を同時に利用する場合は、強磁性膜の
層数は2層以上必要である。また、上部シールド層のリ
ード層側のみに硬磁性層を設ける場合は硬磁性層の保磁
力を高めるために下地層を厚くし、硬磁性層は単層構造
でもよいが、上部シールド層との間に非磁性膜を介した
静磁結合とした方が効果的である。
【0010】
【作用】この構成によって、縦バイアス層である硬磁性
層を強磁性膜と非磁性膜とを交互に積層された3層以上
の多層構造とすることにより、保磁力を大きくすること
ができるので、永続的に安定した磁区制御を行うことが
できる。また、強磁性膜と非磁性膜を交互にすることに
より、MR効果層に強磁性膜を直接接した部分は強磁性
結合となり、非磁性層を介した強磁性膜とは静磁結合と
なり、この両方で磁区制御を行うことができる。また、
硬磁性層をMR効果層だけでなく、上部シールド層のリ
ード層側にも設けた磁区制御を行うために、バルクハウ
ゼンノイズの発生を抑えることができる。
層を強磁性膜と非磁性膜とを交互に積層された3層以上
の多層構造とすることにより、保磁力を大きくすること
ができるので、永続的に安定した磁区制御を行うことが
できる。また、強磁性膜と非磁性膜を交互にすることに
より、MR効果層に強磁性膜を直接接した部分は強磁性
結合となり、非磁性層を介した強磁性膜とは静磁結合と
なり、この両方で磁区制御を行うことができる。また、
硬磁性層をMR効果層だけでなく、上部シールド層のリ
ード層側にも設けた磁区制御を行うために、バルクハウ
ゼンノイズの発生を抑えることができる。
【0011】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
におけるMR効果型薄膜磁気ヘッドの要部断面図であ
り、図2は図1のA部分の拡大図である。1はAl2O3
−TiC等のセラミック材からなる基板、2はAl
2O3,SiO2等からなる絶縁層、3はNiFe等の軟
磁性体からなる下部シールド層、4はAl2O3,SiO
2等の絶縁層からなる下部再生ギャップ、5は後述のM
R効果膜に横バイアス磁界を与えるためのアモルファス
合金膜,NiFe系合金等で形成された横バイアス層、
6はTa,Ti,SiO2等からなり横バイアス層5と
後述のMR効果層とを磁気的に分離する非磁性層、7は
NiFe系合金膜やNiCo系合金膜からなるMR効果
層、8はMR効果層7の磁区を制御するための非磁性膜
と強磁性膜とを交互に積層した多層構造を有する硬磁性
層、9はAu,W等で形成されたリード層、10はAl
2O3,SiO2等の絶縁層からなる上部再生ギャップ、
11はNiFe等からなる上部シールド層、12はAl
2O3,SiO2等からなり再生ヘッドであるMR効果ヘ
ッドと記録ヘッドとを分離するための絶縁層、13はN
iFe膜等の軟磁性膜からなる記録ヘッドの下部コア、
14はAl2O3,SiO2等の絶縁層からなる記録ギャ
ップ、15はNiFe等の軟磁性膜からなる記録ヘッド
の上部コア、16はAl2O3等の保護層である。
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
におけるMR効果型薄膜磁気ヘッドの要部断面図であ
り、図2は図1のA部分の拡大図である。1はAl2O3
−TiC等のセラミック材からなる基板、2はAl
2O3,SiO2等からなる絶縁層、3はNiFe等の軟
磁性体からなる下部シールド層、4はAl2O3,SiO
2等の絶縁層からなる下部再生ギャップ、5は後述のM
R効果膜に横バイアス磁界を与えるためのアモルファス
合金膜,NiFe系合金等で形成された横バイアス層、
6はTa,Ti,SiO2等からなり横バイアス層5と
後述のMR効果層とを磁気的に分離する非磁性層、7は
NiFe系合金膜やNiCo系合金膜からなるMR効果
層、8はMR効果層7の磁区を制御するための非磁性膜
と強磁性膜とを交互に積層した多層構造を有する硬磁性
層、9はAu,W等で形成されたリード層、10はAl
2O3,SiO2等の絶縁層からなる上部再生ギャップ、
11はNiFe等からなる上部シールド層、12はAl
2O3,SiO2等からなり再生ヘッドであるMR効果ヘ
ッドと記録ヘッドとを分離するための絶縁層、13はN
iFe膜等の軟磁性膜からなる記録ヘッドの下部コア、
14はAl2O3,SiO2等の絶縁層からなる記録ギャ
ップ、15はNiFe等の軟磁性膜からなる記録ヘッド
の上部コア、16はAl2O3等の保護層である。
【0012】図2において、8aはCr膜、8bはCo
CrPt膜であり、MR効果層7上にCr膜8a,Co
CrPt膜8bの順に非磁性膜と強磁性膜をそれぞれ交
互に各3層積層した多層構造を有しており、各層の膜厚
は100Åとした。
CrPt膜であり、MR効果層7上にCr膜8a,Co
CrPt膜8bの順に非磁性膜と強磁性膜をそれぞれ交
互に各3層積層した多層構造を有しており、各層の膜厚
は100Åとした。
【0013】以上のように構成されたMR効果型薄膜磁
気ヘッドについて、以下その動作を説明する。再生動作
中は、リード層9を介してMR効果層7に一定のセンス
電流が供給されている。そして対向する磁気記録媒体に
記録された情報の磁束をMR効果層7の感知部が電気抵
抗の変化として再生出力し、これを検知することにより
再生動作を行っている。このとき、縦バイアス層である
硬磁性層8は非磁性層と強磁性層が交互に積層された保
磁力の大きい3層以上の多層構造を有しており、安定し
た磁区制御を行うことができる。
気ヘッドについて、以下その動作を説明する。再生動作
中は、リード層9を介してMR効果層7に一定のセンス
電流が供給されている。そして対向する磁気記録媒体に
記録された情報の磁束をMR効果層7の感知部が電気抵
抗の変化として再生出力し、これを検知することにより
再生動作を行っている。このとき、縦バイアス層である
硬磁性層8は非磁性層と強磁性層が交互に積層された保
磁力の大きい3層以上の多層構造を有しており、安定し
た磁区制御を行うことができる。
【0014】(実験例1)縦バイアス層である硬磁性層
を非磁性層と強磁性層を交互に積層した多層構造とする
ことで高い保磁力が得られることを確認するために非磁
性層であるCr膜及び強磁性膜であるCoCrPt膜の
層数を5層一定にして各膜厚を変化させた場合の保磁力
を測定し、その結果を図3に示す。図3はCr膜の膜厚
と保磁力の関係を示す図である。図3において、例えば
Cr膜とCoCrPt膜との膜厚の合計が1500Åの
場合Cr膜の一層の膜厚は200Å,CoCrPt膜厚
は100Åとした。
を非磁性層と強磁性層を交互に積層した多層構造とする
ことで高い保磁力が得られることを確認するために非磁
性層であるCr膜及び強磁性膜であるCoCrPt膜の
層数を5層一定にして各膜厚を変化させた場合の保磁力
を測定し、その結果を図3に示す。図3はCr膜の膜厚
と保磁力の関係を示す図である。図3において、例えば
Cr膜とCoCrPt膜との膜厚の合計が1500Åの
場合Cr膜の一層の膜厚は200Å,CoCrPt膜厚
は100Åとした。
【0015】(比較例1)比較例として硬磁性層を膜厚
500ÅのCoCrPt膜とCr膜の2層構造としてC
r膜厚を変化させた場合の保磁力を測定し、その結果を
図3に示す。
500ÅのCoCrPt膜とCr膜の2層構造としてC
r膜厚を変化させた場合の保磁力を測定し、その結果を
図3に示す。
【0016】図3から明らかなように、2層膜,5層膜
共にCr膜の膜厚が厚くなるにともない全体の保磁力は
増加するが5層膜の方がCr膜の依存性が小さく保磁力
の値も高いことがわかった。
共にCr膜の膜厚が厚くなるにともない全体の保磁力は
増加するが5層膜の方がCr膜の依存性が小さく保磁力
の値も高いことがわかった。
【0017】以上のように本実施例によれば、MR効果
層上の縦バイアス層を非磁性膜であるCr膜と強磁性膜
であるCoCrPt膜を交互に各3層ずつ積層した6層
構造の硬磁性層とすることにより保磁力を高め、MR効
果層の磁区を安定して制御することができ、従来の2層
膜の硬磁性層に比べ製品歩留りにおいても30%以上向
上させることができた。
層上の縦バイアス層を非磁性膜であるCr膜と強磁性膜
であるCoCrPt膜を交互に各3層ずつ積層した6層
構造の硬磁性層とすることにより保磁力を高め、MR効
果層の磁区を安定して制御することができ、従来の2層
膜の硬磁性層に比べ製品歩留りにおいても30%以上向
上させることができた。
【0018】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は本発明の
第2の実施例におけるMR効果型薄膜磁気ヘッドの縦バ
イアス層の要部断面拡大図である。実施例1と異なるの
は、MR効果層7の磁区を制御する縦バイアス層である
硬磁性層8′の積層順序をMR効果層7に接する側から
CoCrPt膜8b,Cr膜8aの順に交互に各3層ず
つ積層した6層構造の硬磁性層とした点である。
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は本発明の
第2の実施例におけるMR効果型薄膜磁気ヘッドの縦バ
イアス層の要部断面拡大図である。実施例1と異なるの
は、MR効果層7の磁区を制御する縦バイアス層である
硬磁性層8′の積層順序をMR効果層7に接する側から
CoCrPt膜8b,Cr膜8aの順に交互に各3層ず
つ積層した6層構造の硬磁性層とした点である。
【0019】以上のように構成されたMR効果型薄膜磁
気ヘッドについて、以下その動作を説明する。再生時の
動作については実施例1と同様であるが、MR効果層側
7に強磁性膜を配置したことで第1層の強磁性膜とMR
効果層7とは強磁性結合となり、更に、第2層目の非磁
性膜を介して第3層目の強磁性膜とは静磁結合となり、
この強磁性結合と静磁結合の2つの効果により、MR効
果層7の磁区をより安定して制御することができる。こ
の強磁性結合と静磁結合の効果を確認するために以下の
実験を行った。
気ヘッドについて、以下その動作を説明する。再生時の
動作については実施例1と同様であるが、MR効果層側
7に強磁性膜を配置したことで第1層の強磁性膜とMR
効果層7とは強磁性結合となり、更に、第2層目の非磁
性膜を介して第3層目の強磁性膜とは静磁結合となり、
この強磁性結合と静磁結合の2つの効果により、MR効
果層7の磁区をより安定して制御することができる。こ
の強磁性結合と静磁結合の効果を確認するために以下の
実験を行った。
【0020】(実験例2)本実験例としてNiFe膜上
に膜厚100ÅのCoCrPt膜と膜厚100ÅのCr
膜を交互に各5層形成した多層膜を積層し、B−H特性
を測定し、その結果を図5(a)に示した。図5(a)
はCoCrPt膜とCr膜の5層膜のB−H特性を示し
た図である。
に膜厚100ÅのCoCrPt膜と膜厚100ÅのCr
膜を交互に各5層形成した多層膜を積層し、B−H特性
を測定し、その結果を図5(a)に示した。図5(a)
はCoCrPt膜とCr膜の5層膜のB−H特性を示し
た図である。
【0021】(比較例2)比較例として、膜厚500Å
のCoCrPtの単層膜,保磁力0.3Oeの膜厚50
0ÅのNiFe層上に膜厚500ÅのCoCrPt膜を
積層したNiFe−CoCrPt複合膜,保磁力0.3
Oeの膜厚500ÅのNiFe層上に膜厚100ÅのC
r膜を積層し、更に膜厚500ÅのCoCrPt膜を積
層した3層膜の各々について、B−H特性を測定し、そ
の結果を図5(b)〜(d)に示した。図5(b)はN
iFe−CoCrPt複合膜のB−H特性を示した図で
あり、図5(c)はCoCrPt複合膜にCr膜を介し
たB−H特性を示した図であり、図5(d)はCoCr
Pt膜とCr膜の多層膜のB−H特性を示した図であ
る。硬磁性層が膜厚500ÅのCoCrPt単層膜の場
合は、図5(b)に示すように、保磁力が1500Oe
であるのに対し、保磁力0.3Oeの膜厚500ÅのN
iFe膜上に膜厚500ÅのCoCrPt膜を形成した
複合膜の場合は、図5(c)に示すように、保磁力は2
00Oeと単層膜に比べ大きく減少する。また、B−H
カーブはスムーズな形を示していることからNiFe膜
とCoCrPt膜との間では強磁性結合が起きているこ
とがわかる。また、上記のNiFe膜とCoCrPt膜
の間に100ÅのCr膜を介した場合は、図5(d)に
示すように、B−H特性はNiFe膜とCoCrPt膜
のそれぞれの磁化曲線の和として表されるため、静磁結
合が起きていることがわかる。更に、NiFe膜上に膜
厚100ÅのCoCrPt膜と膜厚100ÅのCr膜と
を交互に各5層形成した多層膜にした場合、B−H特性
は図5(a)に示すように、NiFe膜と直接接したC
oCrPt膜との間で強磁性結合した磁化曲線と残りの
CoCrPt膜の磁化曲線の和として表される。つま
り、一対の硬磁性層により強磁性結合と静磁結合を両方
同時に起こすことが可能である。
のCoCrPtの単層膜,保磁力0.3Oeの膜厚50
0ÅのNiFe層上に膜厚500ÅのCoCrPt膜を
積層したNiFe−CoCrPt複合膜,保磁力0.3
Oeの膜厚500ÅのNiFe層上に膜厚100ÅのC
r膜を積層し、更に膜厚500ÅのCoCrPt膜を積
層した3層膜の各々について、B−H特性を測定し、そ
の結果を図5(b)〜(d)に示した。図5(b)はN
iFe−CoCrPt複合膜のB−H特性を示した図で
あり、図5(c)はCoCrPt複合膜にCr膜を介し
たB−H特性を示した図であり、図5(d)はCoCr
Pt膜とCr膜の多層膜のB−H特性を示した図であ
る。硬磁性層が膜厚500ÅのCoCrPt単層膜の場
合は、図5(b)に示すように、保磁力が1500Oe
であるのに対し、保磁力0.3Oeの膜厚500ÅのN
iFe膜上に膜厚500ÅのCoCrPt膜を形成した
複合膜の場合は、図5(c)に示すように、保磁力は2
00Oeと単層膜に比べ大きく減少する。また、B−H
カーブはスムーズな形を示していることからNiFe膜
とCoCrPt膜との間では強磁性結合が起きているこ
とがわかる。また、上記のNiFe膜とCoCrPt膜
の間に100ÅのCr膜を介した場合は、図5(d)に
示すように、B−H特性はNiFe膜とCoCrPt膜
のそれぞれの磁化曲線の和として表されるため、静磁結
合が起きていることがわかる。更に、NiFe膜上に膜
厚100ÅのCoCrPt膜と膜厚100ÅのCr膜と
を交互に各5層形成した多層膜にした場合、B−H特性
は図5(a)に示すように、NiFe膜と直接接したC
oCrPt膜との間で強磁性結合した磁化曲線と残りの
CoCrPt膜の磁化曲線の和として表される。つま
り、一対の硬磁性層により強磁性結合と静磁結合を両方
同時に起こすことが可能である。
【0022】(実験例3)実施例2と同じ構成のMR効
果型磁気ヘッドを10個用意し、3.5インチの磁気デ
ィスク装置を用いて、周速8m/s,記録周波数6MH
zで記録再生特性を測定した。測定方法は6MHzの信
号を連続して10回記録再生を行い、その平均値(x)
と、ばらつき(δ)を求め、記録再生の安定度の指標と
してδ/xを求めた。10個のMR効果型薄膜磁気ヘッ
ドについてのδ/xの平均値とばらつきを(表1)に示
す。
果型磁気ヘッドを10個用意し、3.5インチの磁気デ
ィスク装置を用いて、周速8m/s,記録周波数6MH
zで記録再生特性を測定した。測定方法は6MHzの信
号を連続して10回記録再生を行い、その平均値(x)
と、ばらつき(δ)を求め、記録再生の安定度の指標と
してδ/xを求めた。10個のMR効果型薄膜磁気ヘッ
ドについてのδ/xの平均値とばらつきを(表1)に示
す。
【0023】
【表1】
【0024】(比較例3)比較例3として、縦バイアス
層の硬磁性層がCoCrPt単層膜でMR効果層と直接
接しているMR効果型薄膜磁気ヘッドを10個用意し、
実験例3と同一条件で記録再生特性試験を行った。その
結果を(表1)に示す。
層の硬磁性層がCoCrPt単層膜でMR効果層と直接
接しているMR効果型薄膜磁気ヘッドを10個用意し、
実験例3と同一条件で記録再生特性試験を行った。その
結果を(表1)に示す。
【0025】(比較例4)比較例4として、実施例2と
同じ構成で硬磁性層をMR効果層上にCr膜を積層し、
その上にCoCrPt膜を積層して2層構造としMR効
果型薄膜磁気ヘッドを10個用意し、実験例2と同一条
件で記録再生特性試験を行い、その結果を(表1)に示
す。
同じ構成で硬磁性層をMR効果層上にCr膜を積層し、
その上にCoCrPt膜を積層して2層構造としMR効
果型薄膜磁気ヘッドを10個用意し、実験例2と同一条
件で記録再生特性試験を行い、その結果を(表1)に示
す。
【0026】以上のように本実施例によれば、強磁性膜
と非磁性膜とを交互に積層して構成された多層構造を有
する硬磁性層の強磁性膜をMR効果層に直接重ねること
により、強磁性結合と静磁結合の2つの効果によりMR
効果層の磁区を制御することができる。
と非磁性膜とを交互に積層して構成された多層構造を有
する硬磁性層の強磁性膜をMR効果層に直接重ねること
により、強磁性結合と静磁結合の2つの効果によりMR
効果層の磁区を制御することができる。
【0027】尚、本実施例では、MR効果膜としてNi
Fe膜、硬磁性層としてCoCrPt膜を例示したが、
これらは材料を特に限定するものではなく、軟磁性膜に
NiCo系合金膜,アモルファス合金膜、また硬磁性層
にCoNi膜,CoCrTa膜等を用いて同様の効果を
得られることを確認している。また、非磁性膜としては
Cr膜だけでなく、Ta,Ti,W等であってもよい。
更に、層数を特に限定するものではないが、強磁性結合
及び静磁結合の両方を同時に利用するには硬磁性層の層
数は強磁性層の間に非磁性を介した3層以上必要であ
る。また、強磁性結合と静磁結合の割合は一層当たりの
硬磁性層の膜厚の変化により任意に選定できるため、個
々のMR効果型薄膜磁気ヘッドに適用でき、最適化を容
易に行うことが可能である。
Fe膜、硬磁性層としてCoCrPt膜を例示したが、
これらは材料を特に限定するものではなく、軟磁性膜に
NiCo系合金膜,アモルファス合金膜、また硬磁性層
にCoNi膜,CoCrTa膜等を用いて同様の効果を
得られることを確認している。また、非磁性膜としては
Cr膜だけでなく、Ta,Ti,W等であってもよい。
更に、層数を特に限定するものではないが、強磁性結合
及び静磁結合の両方を同時に利用するには硬磁性層の層
数は強磁性層の間に非磁性を介した3層以上必要であ
る。また、強磁性結合と静磁結合の割合は一層当たりの
硬磁性層の膜厚の変化により任意に選定できるため、個
々のMR効果型薄膜磁気ヘッドに適用でき、最適化を容
易に行うことが可能である。
【0028】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図6は本発明の
第3の実施例におけるMR効果型薄膜磁気ヘッドの要部
断面図である。実施例1と異なるのは、上部シールド層
11のリード層9側に硬磁性層8を設けMR効果層7と
上部シールド層11の両方の磁区制御を行うようにした
点である。
ついて、図面を参照しながら説明する。図6は本発明の
第3の実施例におけるMR効果型薄膜磁気ヘッドの要部
断面図である。実施例1と異なるのは、上部シールド層
11のリード層9側に硬磁性層8を設けMR効果層7と
上部シールド層11の両方の磁区制御を行うようにした
点である。
【0029】以上のように構成されたMR効果型薄膜磁
気ヘッドについて、記録再生特性試験を行った。
気ヘッドについて、記録再生特性試験を行った。
【0030】(実験例4)実施例3と同じ構成のMR効
果型薄膜磁気ヘッドを10個用意し、実験例3と同一の
条件で記録再生特性を測定した。その結果を(表1)に
示した。
果型薄膜磁気ヘッドを10個用意し、実験例3と同一の
条件で記録再生特性を測定した。その結果を(表1)に
示した。
【0031】この(表1)から明らかなように、シール
ド層とMR効果層の両方の磁区制御を行うことにより、
バルクハウゼンノイズをより抑えられることがわかっ
た。
ド層とMR効果層の両方の磁区制御を行うことにより、
バルクハウゼンノイズをより抑えられることがわかっ
た。
【0032】以上のように本実施例によれば、多層構造
の硬磁性層によりMR効果層及びシールド層の両方の磁
区制御を行うことで、バルクハウゼンノイズのない最適
な特性を持つMR効果型薄膜磁気ヘッドを得ることがで
きる。
の硬磁性層によりMR効果層及びシールド層の両方の磁
区制御を行うことで、バルクハウゼンノイズのない最適
な特性を持つMR効果型薄膜磁気ヘッドを得ることがで
きる。
【0033】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図7は本発明の
第4の実施例におけるMR効果型薄膜磁気ヘッドの要部
断面図である。実施例1と異なるのは、リード層9の下
側の硬磁性層を配置せずに、上部シールド層11のリー
ド層9側に硬磁性層8を設け、上部シールド層11の磁
区を制御するようにした点である。
ついて、図面を参照しながら説明する。図7は本発明の
第4の実施例におけるMR効果型薄膜磁気ヘッドの要部
断面図である。実施例1と異なるのは、リード層9の下
側の硬磁性層を配置せずに、上部シールド層11のリー
ド層9側に硬磁性層8を設け、上部シールド層11の磁
区を制御するようにした点である。
【0034】以上のように構成されたMR効果型薄膜磁
気ヘッドについて、記録再生特性試験を行った。
気ヘッドについて、記録再生特性試験を行った。
【0035】(実験例5)実施例3と同じ構成のMR効
果型薄膜磁気ヘッドを10個用意し、実験例1と同一の
条件で記録再生特性試験を行い、その結果を(表1)に
示した。
果型薄膜磁気ヘッドを10個用意し、実験例1と同一の
条件で記録再生特性試験を行い、その結果を(表1)に
示した。
【0036】この(表1)から明らかなように、上部シ
ールド層の磁区を制御することで、バルクハウゼンノイ
ズを抑えられることがわかった。
ールド層の磁区を制御することで、バルクハウゼンノイ
ズを抑えられることがわかった。
【0037】以上のように本実施例によれば、上部シー
ルド層の磁区を制御することでバルクハウゼンノイズを
低減させることができる。また、上部シールド層の下に
硬磁性層を設けることで、プロセス上硬磁性層の保磁力
を高める下地層を厚くすることができるため単層膜でも
効果がある。この場合、上部シールド層と硬磁性層との
間に、Cr層等の非磁性膜を介して強磁性結合させない
方が効果的である。
ルド層の磁区を制御することでバルクハウゼンノイズを
低減させることができる。また、上部シールド層の下に
硬磁性層を設けることで、プロセス上硬磁性層の保磁力
を高める下地層を厚くすることができるため単層膜でも
効果がある。この場合、上部シールド層と硬磁性層との
間に、Cr層等の非磁性膜を介して強磁性結合させない
方が効果的である。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明は、強磁性膜と非磁
性膜とを交互に積層された3層以上の多層構造を有する
硬磁性層により保磁力を高め、永続してバイアス磁界を
供給でき、磁区制御を安定して行うことができる。ま
た、強磁性結合と静磁結合を同時に利用できるため、M
R効果層及び/又は上部シールド層の磁区制御をより効
果的に行うことができバルクハウゼンノイズの低減を達
成でき、高性能で信頼性に優れたMR効果型薄膜磁気ヘ
ッドを実現できるものである。
性膜とを交互に積層された3層以上の多層構造を有する
硬磁性層により保磁力を高め、永続してバイアス磁界を
供給でき、磁区制御を安定して行うことができる。ま
た、強磁性結合と静磁結合を同時に利用できるため、M
R効果層及び/又は上部シールド層の磁区制御をより効
果的に行うことができバルクハウゼンノイズの低減を達
成でき、高性能で信頼性に優れたMR効果型薄膜磁気ヘ
ッドを実現できるものである。
【図1】本発明の第1の実施例におけるMR効果型薄膜
磁気ヘッドの要部断面図
磁気ヘッドの要部断面図
【図2】図1のA部分の拡大図
【図3】Cr膜の膜厚と保磁力の関係を示す図
【図4】本発明の第2の実施例におけるMR効果型薄膜
磁気ヘッドの縦バイアス層の要部断面拡大図
磁気ヘッドの縦バイアス層の要部断面拡大図
【図5】(a)CoCrPt膜とCr膜の5層膜のB−
H特性を示した図 (b)NiFe−CoCrPt複合膜のB−H特性を示
した図 (c)CoCrPt複合膜にCr膜を介したB−H特性
を示した図 (d)CoCrPt膜とCr膜の多層膜のB−H特性を
示した図
H特性を示した図 (b)NiFe−CoCrPt複合膜のB−H特性を示
した図 (c)CoCrPt複合膜にCr膜を介したB−H特性
を示した図 (d)CoCrPt膜とCr膜の多層膜のB−H特性を
示した図
【図6】本発明の第3の実施例におけるMR効果型薄膜
磁気ヘッドの要部断面図
磁気ヘッドの要部断面図
【図7】本発明の第4の実施例におけるMR効果型薄膜
磁気ヘッドの要部断面図
磁気ヘッドの要部断面図
1 基板 2,12 絶縁層 3 下部シールド層 4 下部再生ギャップ 5 横バイアス層 6 非磁性層 7 MR効果層 8,8′ 硬磁性層 8a Cr膜 8b CoCrPt膜 9 リード層 10 上部再生ギャップ 11 上部シールド層 13 下部コア 14 記録ギャップ 15 上部コア 16 保護層
Claims (4)
- 【請求項1】下部シールド層と上部シールド層との間に
横バイアス層,磁気抵抗効果層,硬磁性層,リード層等
を有する再生感知部を備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドであって、前記硬磁性層が強磁性膜と非磁性膜が交
互に積層された3層以上の多層構造を有することを特徴
とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項2】前記硬磁性層が前記磁気抵抗効果層の前記
リード層側及び/又は上部シールド層のリード層側に直
接接して形成されていることを特徴とする請求項1に記
載の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項3】前記硬磁性層の前記磁気抵抗効果層及び/
又は上部シールド層と接触している層が強磁性膜である
ことを特徴とする請求項2に記載の磁気抵抗効果型薄膜
磁気ヘッド。 - 【請求項4】下部シールド層と上部シールド層との間に
横バイアス層,磁気抵抗効果層,硬磁性層,リード層等
を有する再生感知部を備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドであって、前記硬磁性層が単層の硬磁性層で、かつ
前記上部シールド層のリード層側に非磁性膜を介して形
成されていることを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気
ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6003937A JPH07210828A (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6003937A JPH07210828A (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07210828A true JPH07210828A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11571053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6003937A Pending JPH07210828A (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07210828A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7268985B2 (en) | 2004-05-28 | 2007-09-11 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands, B.V. | Magnetic head having a layered hard bias layer exhibiting reduced noise |
| US12220768B2 (en) | 2019-06-13 | 2025-02-11 | Illinois Tool Works Inc. | Solder paste bead recovery system and method |
-
1994
- 1994-01-19 JP JP6003937A patent/JPH07210828A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7268985B2 (en) | 2004-05-28 | 2007-09-11 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands, B.V. | Magnetic head having a layered hard bias layer exhibiting reduced noise |
| US12220768B2 (en) | 2019-06-13 | 2025-02-11 | Illinois Tool Works Inc. | Solder paste bead recovery system and method |
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